JP3660570B2 - Cleavage method of crystalline substrate - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体レーザの製造などに利用される結晶性基板の劈開方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体レーザ,半導体光増幅器、半導体光変調器,光導波路素子などの半導体基板を用いた光素子において、劈開面を光入出力端面として用いることが提案されている。光入出力端面となる劈開面を作製する方法として、ダイヤモンドスクライバなどで所定の半導体層が積層された基板の一部に溝を形成し、この溝に沿って劈開を行う手法がある。また、エッチングにより上記基板の一部に溝を形成し、この溝をガイド溝として劈開を行う方法も提案されている。
【0003】
この劈開方法では、図4に示すように、活性層402などの素子が形成された化合物半導体からなる基板401を用意し、まず、所望とする劈開面が形成される基板401の主表面上の線と、基板401の一方の端部とが交差する箇所に、溝403を形成する。次いで、溝403形成部の基板401裏面に、楔形の治具405の刃の部分を当て、基板401上部より治具405方向に所定の力を加えることで、基板401の劈開を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の劈開方法では、一度の劈開作業で形成される劈開面は、結晶面のそろった1つの平面しか形成されない。このため、例えば活性層402の光路方向の素子長が異なる複数の素子を形成することができないという問題があった。
【0005】
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、一度の劈開で複数の位置に劈開面が形成できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の結晶性基板の劈開方法は、結晶性を有する基板の主表面の端部から基板中央部に延在し、第1底辺が端部に重なる第1三角形を底面とする三角柱に構成された平面視三角形のガイド溝を形成し、基板の裏面のガイド溝形成部に対向する位置に応力を加えたときに、ガイド溝の第1三角形の2つの第1隣辺が交わる第1頂点より開始される第1劈開面に第2底辺が交わるように配置された第2三角形を底面とする三角柱に構成された平面視三角形のガイド孔を形成し、基板の裏面のガイド溝形成部に対向する位置に応力を加え、第1劈開面と、第2三角形の2つの第2隣辺が交わる第2頂点より開始される第2劈開面とで基板を劈開しようとしたものである。
この発明によれば、三角柱のガイド溝の基板中央側先端が、第1劈開面を形成する劈開の開始点となり、三角柱のガイド孔の先端が、第2劈開面を形成する劈開の開始点となる。なお、第2頂点が、第1劈開面の延長線上以外に配置されるようにすれば、第1劈開面と第2劈開面とが異なる位置に形成される。
【0007】
上記発明において、第2劈開面に第3底辺が交わるように配置された第3三角形を底面とする三角柱に構成された平面視三角形の追加ガイド孔を新たに形成し、第1劈開面と、第2劈開面と、第3三角形の2つの第3隣辺が交わる第3頂点より開始する第3劈開面とで基板を劈開してもよい。この発明において、第3頂点が、第2劈開面の延長線上以外に配置されるようにすれば、第2劈開面と第3劈開面とが異なる位置に形成される。また、ガイド溝とガイド孔とは、選択的なエッチングにより形成すればよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態における劈開方法を説明するための斜視図(a)と断面図(b)である。本実施の形態1では、図1(a)に示すように、例えばn形のInPからなる結晶性の基板101上に、活性領域102などの素子を形成した後、平面視三角形(三角柱)のガイド溝103とガイド孔104を形成し、ガイド溝103形成部分の基板101裏面に楔形の治具105の刃の部分を当て、基板101上部より治具105方向に所定の力を加えることで、基板101に2つの劈開面106,106aを同時に形成して基板101の劈開を行うようにしたものである。なお、図1において、基板101主表面は、100面である。
【0009】
なお、活性領域102は、図1(b)に示すように、基板101上に形成されたn-形のInPからなる下部クラッド層121と、バンドギャップ波長が1.5μmのInGaAsPからなる活性層122と、p-形のInPからなる上部クラッド層123とからなり、周囲が半絶縁性InPからなる埋め込み層124で埋め込まれている。下部クラッド層121,活性層122,上部クラッド層123は、有機金属気相成長法により基板101上に各層を構成する化合物半導体を結晶成長し、これらを炭化水素系のエッチングガスを用いたドライエッチングで選択的にエッチングすることにより形成できる。
【0010】
ここで、ガイド溝103とガイド孔104に関して説明する。
まず、ガイド溝103は、例えば、ストライプ状に形成された活性領域102に平行な基板101の辺(端部)の部分に底辺(第1底辺)がある二等辺三角形を底面とする三角柱である。なお、三角柱の底面の三角形(第1三角形)は、二等辺三角形である必要はなく、2つの隣辺の長さが異なっていてもよい。
また、ガイド溝103の底面の三角形は、例えば、三角形の底辺の中点と頂点とを結ぶ線分の頂点(第1頂点)側の延在方向が、劈開方向となっていればよい。三角柱の底面が二等辺三角形の場合、InPからなる基板101の劈開方向は、ストライプ状に形成された活性領域102に平行な基板101の辺(端部)に直交する。
【0011】
一方、ガイド孔104は、ガイド溝103の底面の三角形の底辺と略平行な底辺(第2底辺)を備えた二等辺三角形(第2三角形)を底面とする三角柱である。言い換えると、ガイド孔104は、ガイド溝103と同様の三角柱であり、この三角柱の底面は、ガイド溝103と同様の二等辺三角形(第2三角形)であり、ガイド孔104底面の三角形の底辺とガイド溝103底面の三角形の底辺とは、略平行な関係にある。また、ガイド孔104の深さは、ガイド溝103と同様である。なお以降では、ガイド溝103,ガイド孔104の底面の三角形の底辺を、単にガイド溝103もしくはガイド孔104の底辺と称し、また、底面の三角形の頂点を、単にガイド溝103もしくはガイド孔104の頂点と称する
【0012】
ガイド溝103の底辺から頂点方向に隣のガイド孔104は、ガイド溝103の頂点より開始される劈開面にガイド孔104の底辺が交わるように配置する。また、特定のガイド孔104の底辺から頂点方向に隣のガイド孔104は、特定のガイド孔104の頂点より開始される劈開面に隣のガイド孔104の底辺が交わるように配置する。ただし、本実施の形態のInPからなる基板101の場合、主表面が100面であるので、ガイド溝103の底辺の中点と頂点とを結ぶ直線とガイド溝103の頂点より開始される劈開面とが重なる。同様に、ガイド孔104底辺の中点と頂点とを結ぶ直線と、ガイド孔104の頂点より開始される劈開面とが重なる。
【0013】
治具105による劈開作業によって形成される劈開面は、ガイド溝103が形成された表面において、応力が最も強く係る部位を結びながら誘導される。三角柱のガイド溝103では、三角形の辺(溝の側面と底面の交線)に沿って応力が集中し、三角形の頂点(2つの溝側面が交わる箇所の上端部)において最も応力が強くなる。この結果、劈開は、三角柱のガイド溝103の辺(第1隣辺)に沿って誘導され、三角形の頂点(第1頂点)から劈開面106が誘起される。
【0014】
この、三角形の頂点で誘起された劈開位置(劈開面106)は、ガイド溝103の底辺の中点と頂点とを結ぶ線(第1線分)上を進行し、ガイド溝103の底辺から頂点方向に隣のガイド孔104の底辺に到達する。劈開位置が、頂点方向に隣のガイド孔104の底辺に到達することで、隣のガイド孔104においては、ガイド溝103の場合と同様に、ガイド孔104の三角形の隣辺(第2隣辺)に沿って応力が集中し、ガイド孔104の三角形の頂点において最も応力が集中する。この結果、劈開は、ガイド孔104の三角形の隣辺に沿って誘導され、ガイド孔104の頂点から新たな劈開面106aが誘起される。
【0015】
ここで、ガイド溝103の底辺の中点と頂点とを結ぶ線上、すなわち、ガイド溝103の頂点より開始される劈開面の延長線上から、頂点方向に隣のガイド孔104の頂点の位置をずらしておけば、ガイド溝103により誘起される劈開面106と隣のガイド孔104により誘起される劈開面106aとを、異なる位置に形成することができる。したがって、例えば、ガイド溝103,ガイド溝103の頂点方向に隣のガイド孔(第1ガイド孔)104,このガイド孔104の頂点方向に隣の他のガイド孔(第2ガイド孔,図示せず)を、各々同一の直線上にないように配置すれば、3つの異なる位置に劈開面を形成することができる。
【0016】
以下、複数のガイド孔により複数の劈開面を形成する劈開方法に関して説明する。
まず、図2(a)に示すように、基板101上に、活性領域102からなるダブルへテロ埋め込みレーザ構造(半導体レーザ)が、埋め込み層124で埋め込まれ、基板101の端面201から400μm間隔で複数形成されたものを用意する。
つぎに、基板101の埋め込み層124上に、厚さ0.2μm程度のシリコン酸化膜を形成し、この上に、公知のフォトリソグラフィ技術によりレジストパターンを形成する。レジストパターンには、図2(a)に示すガイド溝103,ガイド孔104a,104b,104cを形成するための、底辺の長さが約7μm,底辺から頂点までの長さが200μmの二等辺三角形の開口領域を複数備えている。
【0017】
また、ガイド溝103を形成するための開口領域は、各々の頂点位置が300μm間隔となるように配置し(図2紙面横方法)、ガイド孔104a,104b,104cを形成するための開口領域は、各々の頂点位置が600μm間隔となるように配置した。また、基板101平面上で、端面201に垂直な方向には、ガイド溝103の頂点とガイド孔104aの頂点,ガイド孔104aの頂点とガイド孔104bの頂点,ガイド孔104bの頂点とガイド孔104cの頂点とが、400μm間隔となるように各々の開口領域を配置した。
【0018】
また、ガイド孔104aは、このガイド孔104aの端面201側(図2紙面下側)にあるガイド溝103より、端面201と平行な方向(図2紙面右側)に2μmずれている。また、ガイド孔104bは、このガイド孔104bの端面201側にあるガイド孔104aより、端面201と平行な方向に2μmずれている。同様に、ガイド孔104cは、このガイド孔104cの端面201側にあるガイド孔104bより、端面201と平行な方向に2μmずれている。したがって、例えば、ガイド孔104cは、このガイド孔104cの端面201側(図2紙面下側)にあるガイド溝103より、端面201と平行な方向(図2紙面右側)に6μmずれていることになる。
【0019】
つぎに、上記レジストパターンをマスクに下層のシリコン酸化膜を、CF4をエッチングガスとした反応性イオンエッチングにより選択的にエッチングし、レジストパターンの開口領域を、シリコン酸化膜に転写してエッチングマスクを形成した。次いで、レジストパターンを除去した後、上記エッチングマスクを用い、ハロゲン系混合ガスを用いた反応性イオンエッチングにより、埋め込み層124および基板101を、約3μmの深さまでエッチングした。この後、エッチングマスクを除去し、図示していないが、活性領域102上にリフトオフ法を用いて電極を形成し、基板裏面に電極を形成した。
【0020】
以上のことにより、図2(a)に示すように、基板101(埋め込み層124)上には、ガイド溝103,ガイド孔104a,104b,104c,が各々形成される。前述したように、ガイド溝103は、各々の頂点位置が300μm間隔となるように配置(図2紙面横方向)され、ガイド孔104a,104b,104cは、各々の頂点位置が600μm間隔となるように配置される。また、基板101平面上で、端面201に垂直な方向には、ガイド溝103の頂点とガイド孔104aの頂点,ガイド孔104aの頂点とガイド孔104bの頂点,ガイド孔104bの頂点とガイド孔104cの頂点とが、400μm間隔となるように各々配置される。
【0021】
この後、ガイド溝103が形成された端面201の基板101裏面に、図1(a)に示した治具105の刃の部分を当て、基板101裏面より応力を加えることで基板101の劈開を行う。この劈開では、まず、ガイド溝103の頂点位置から劈開され、劈開面106が形成される。この劈開面106の先端は、ガイド孔104aの底辺に到達し、劈開面はガイド孔104aの側面に誘導されガイド孔104aの頂点から新たな劈開面106aを形成する。次いで、この劈開面106aの先端は、ガイド孔104bの底辺に到達し、劈開面はガイド孔104bの側面に誘導されガイド孔104bの頂点から新たな劈開面106bを形成する。次いで、この劈開面106bの先端は、ガイド孔104cの底辺に到達し、劈開面はガイド孔104cの側面に誘導されガイド孔104cの頂点から新たな劈開面106cを形成する。
【0022】
また、端面201に垂直な方向にガイド孔104a,104b,104cのないガイド溝103における劈開では、ガイド溝103の頂点より誘起された劈開面107は、他のガイド孔104a,104b,104cと交差することなく、反対側の端面に到達する。
以上のことにより、劈開により形成されたレーザアレイバー形状には、素子長が306μm,304μm,302μm,300μm,298μm,296μm,294μmの複数種類が存在することになる。
【0023】
例えば、領域211に形成されるレーザアレイバー形状では、素子長が300μmとなる。また、領域212に形成されるレーザアレイバー形状では、素子長が298μmとなる。領域213に形成されるレーザアレイバー形状では、素子長が296μmとなる。領域214に形成されるレーザアレイバー形状では、素子長が294μmとなる。
また、領域214の図2紙面右側に形成されるレーザアレイバー形状では、素子長が306μmとなる。領域213の図2紙面右側に形成されるレーザアレイバー形状では、素子長が304μmとなる。領域212の図2紙面右側に形成されるレーザアレイバー形状では、素子長が302μmとなる。領域211の図2紙面右側に形成されるレーザアレイバー形状では、素子長が30μmとなる。
【0024】
以上説明したように、本実施の形態による劈開方法によれば、各々素子長が異なった複数の素子を同時に形成することができる。また、本実施の形態の劈開方法では、形成した各素子の素子長を測定したところ、設計値に対して±1μm以内となっていた。このように、本実施の形態によれば、±1μm以内の位置精度で劈開を行うことができる。
【0025】
なお、上述では、図2,3に示すように、ガイド孔104の底辺が基板101の端面201と平行で、また、劈開の面が進行する方向を示す線分が、端面201およびガイド孔104の底辺と直交する場合を示したが、これに限るものではない。例えば、図3に示すように、結晶性基板101上に、ガイド溝103とともに底辺が端面201と平行ではない三角形を底面とする三角柱のガイド孔304a,304bを形成し、劈開を行うようにしてもよい。
【0026】
この場合、例えば、ガイド孔304aは、底辺がガイド溝103からの劈開面106による線分と交わるように配置しているが、垂直な関係とはなっていない。同様に、ガイド孔304bは、底辺がガイド孔304aからの劈開面306aによる線分と交わるように配置しているが、垂直な関係とはなっていない。このように、ガイド孔を構成する三角形の底辺は、ガイド溝103の頂点より開始される劈開面に直交している必要はない。ガイド溝103の頂点より開始される劈開面に、ガイド孔の底辺が交わるように配置されていればよい。
また、上述では、InPを基板とした半導体レーザを形成する場合を例に説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えばGaAsを基板とした半導体レーザの出射端面を形成するための劈開に適用できることはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、結晶性を有する基板の端面より形成する劈開面の位置を、基板状の途中で変更できるようにしたので、一度の劈開で複数の位置に劈開面が形成できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における劈開方法を説明するための斜視図(a)と断面図(b)である。
【図2】 本発明の実施の形態における劈開方法を説明するための工程図である。
【図3】 本発明の他の形態における劈開方法を説明するための平面図である。
【図4】 従来の劈開方法を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
101…基板、102…活性領域、103…ガイド溝、104,104a,104b,104c…ガイド孔、105…治具,106,106a,106b,106c,107…劈開面、121…下部クラッド層、122…活性層、123…上部クラッド層、124…埋め込み層、201…端面、211,212,213,214…領域。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for cleaving a crystalline substrate used for manufacturing a semiconductor laser.
[0002]
[Prior art]
In an optical device using a semiconductor substrate such as a semiconductor laser, a semiconductor optical amplifier, a semiconductor optical modulator, or an optical waveguide device, it has been proposed to use a cleavage plane as an optical input / output end surface. As a method for producing a cleavage plane serving as an optical input / output end face, there is a technique in which a groove is formed in a part of a substrate on which a predetermined semiconductor layer is laminated with a diamond scriber or the like, and cleavage is performed along this groove. There has also been proposed a method in which a groove is formed in a part of the substrate by etching, and this groove is used as a guide groove for cleavage.
[0003]
In this cleavage method, as shown in FIG. 4, a
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional cleavage method, the cleavage plane formed by a single cleavage operation is only one plane having a uniform crystal plane. For this reason, for example, there is a problem that a plurality of elements having different element lengths in the optical path direction of the
[0005]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to allow cleavage surfaces to be formed at a plurality of positions by one cleavage.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The method for cleaving a crystalline substrate according to the present invention is configured as a triangular prism having a first triangle extending from the end of the main surface of the substrate having crystallinity to the center of the substrate and having a first triangle whose bottom is overlapped with the end. When the guide groove having a triangular shape in plan view is formed and stress is applied to the position facing the guide groove forming portion on the back surface of the substrate, the first apex at which the two first adjacent sides of the first triangle of the guide groove intersect A guide hole having a triangular shape in a plan view formed by a triangular prism having a second triangle as a bottom surface, which is arranged so that the second bottom side intersects with the first cleavage plane to be started, is opposed to the guide groove forming portion on the back surface of the substrate. Stress is applied to the position to be cleaved, and the substrate is cleaved by the first cleavage plane and the second cleavage plane starting from the second vertex where the two second adjacent sides of the second triangle intersect.
According to the present invention, the tip of the triangular guide groove on the center side of the substrate serves as a cleavage starting point for forming the first cleavage surface, and the leading edge of the triangular prism guide hole serves as a cleavage start point for forming the second cleavage surface. Become. If the second apex is arranged on a line other than the extended line of the first cleavage plane, the first cleavage plane and the second cleavage plane are formed at different positions.
[0007]
In the above invention, an additional guide hole having a triangular shape in a plan view formed in a triangular prism having a third triangle as a bottom surface disposed so that the third base is intersected with the second cleavage surface, the first cleavage surface, The substrate may be cleaved by the second cleavage plane and the third cleavage plane starting from the third vertex where two third adjacent sides of the third triangle intersect. In the present invention, if the third vertex is arranged other than on the extended line of the second cleavage surface, the second cleavage surface and the third cleavage surface are formed at different positions. The guide groove and the guide hole may be formed by selective etching.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
<
FIG. 1 is a perspective view (a) and a sectional view (b) for explaining a cleavage method in an embodiment of the present invention. In the first embodiment, as shown in FIG. 1A, after an element such as the
[0009]
As shown in FIG. 1B, the
[0010]
Here, the
First, the
Further, for the triangle on the bottom surface of the
[0011]
On the other hand, the
The
[0013]
The cleaved surface formed by the cleaving operation by the
[0014]
The cleavage position (cleavage surface 106) induced by the apex of the triangle proceeds on a line (first line segment) connecting the midpoint and the apex of the bottom of the
[0015]
Here, the position of the apex of the
[0016]
Hereinafter, a cleavage method for forming a plurality of cleavage planes with a plurality of guide holes will be described.
First, as shown in FIG. 2A, a double hetero buried laser structure (semiconductor laser) composed of an
Next, a silicon oxide film having a thickness of about 0.2 μm is formed on the buried
[0017]
In addition, the opening regions for forming the
[0018]
Further, the guide hole 104a is displaced by 2 μm in a direction parallel to the end surface 201 (right side in FIG. 2) from the
[0019]
Next, the lower silicon oxide film is selectively etched by reactive ion etching using CF 4 as an etching gas using the resist pattern as a mask, and the opening area of the resist pattern is transferred to the silicon oxide film to etch the etching mask. Formed. Next, after removing the resist pattern, the buried
[0020]
As described above, as shown in FIG. 2A, the
[0021]
Thereafter, the
[0022]
In the cleavage in the
As described above, there are a plurality of types of laser array bar shapes formed by cleavage, having element lengths of 306 μm, 304 μm, 302 μm, 300 μm, 298 μm, 296 μm, and 294 μm.
[0023]
For example, in the laser array bar shape formed in the region 211, the element length is 300 μm. In the shape of the laser array bar formed in the region 212, the element length is 298 μm. In the laser array bar shape formed in the
Further, in the laser array bar shape formed on the right side of the area 214 in FIG. 2, the element length is 306 μm. In the laser array bar shape formed on the right side of the
[0024]
As described above, according to the cleavage method according to the present embodiment, a plurality of elements having different element lengths can be formed simultaneously. Further, in the cleavage method of the present embodiment, when the element length of each formed element was measured, it was within ± 1 μm with respect to the design value. Thus, according to the present embodiment, cleavage can be performed with a positional accuracy within ± 1 μm.
[0025]
In the above description, as shown in FIGS. 2 and 3, the line segment indicating the direction in which the bottom of the
[0026]
In this case, for example, the guide hole 304a is arranged so that the bottom side intersects with a line segment formed by the
In the above description, the case of forming a semiconductor laser using InP as a substrate has been described as an example. However, the present invention is not limited to this, and for example, cleavage for forming an emission end face of a semiconductor laser using GaAs as a substrate. Needless to say, it can be applied to the above.
[0027]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the position of the cleavage plane formed from the end face of the substrate having crystallinity can be changed in the middle of the substrate shape, the cleavage plane can be divided into a plurality of positions by one cleavage. An excellent effect that can be formed is obtained.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B are a perspective view and a cross-sectional view for explaining a cleavage method in an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a process diagram for explaining a cleavage method in an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a plan view for explaining a cleavage method according to another embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view for explaining a conventional cleavage method.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記基板の裏面の前記ガイド溝形成部に対向する位置に応力を加えたときに、 前記ガイド溝の前記第1三角形の2つの第1隣辺が交わる第1頂点より開始される第1劈開面に第2底辺が交わるように配置された第2三角形を底面とする三角柱に構成された平面視三角形のガイド孔を形成し、
前記基板の裏面の前記ガイド溝形成部に対向する位置に応力を加え、
前記第1劈開面と、前記第2三角形の2つの第2隣辺が交わる第2頂点より開始される第2劈開面とで前記基板を劈開する
ことを特徴とする結晶性基板の劈開方法。A guide groove having a triangular shape in a plan view is formed that extends from an end portion of the main surface of the substrate having crystallinity to the center portion of the substrate and is formed in a triangular prism whose first base is a first triangle that overlaps the end portion. And
A first cleavage plane that starts from a first vertex where two first adjacent sides of the first triangle of the guide groove intersect when stress is applied to a position of the back surface of the substrate facing the guide groove forming portion. Forming a guide hole having a triangular shape in a plan view configured as a triangular prism having a bottom surface of the second triangle arranged so that the second bases intersect,
Apply stress to the position on the back surface of the substrate facing the guide groove forming portion,
The method for cleaving a crystalline substrate, wherein the substrate is cleaved by the first cleaved surface and a second cleaved surface starting from a second vertex where two second adjacent sides of the second triangle intersect.
前記第2頂点は、前記第1劈開面の延長線上以外に配置されることを特徴とする結晶性基板の劈開方法。The method for cleaving a crystalline substrate according to claim 1,
The method for cleaving a crystalline substrate, wherein the second apex is disposed on a line other than an extension line of the first cleavage plane.
前記第2劈開面に第3底辺が交わるように配置された第3三角形を底面とする三角柱に構成された平面視三角形の追加ガイド孔を形成し、
前記第1劈開面と、前記第2劈開面と、前記第3三角形の2つの第3隣辺が交わる第3頂点より開始される第3劈開面とで前記基板を劈開する
ことを特徴とする結晶性基板の劈開方法。The method for cleaving a crystalline substrate according to claim 1 or 2,
Forming an additional guide hole having a triangular shape in a plan view configured as a triangular prism having a third triangle as a bottom surface arranged so that a third bottom side intersects the second cleavage plane;
The substrate is cleaved with the first cleaved surface, the second cleaved surface, and a third cleaved surface starting from a third vertex where two third adjacent sides of the third triangle intersect. A method for cleaving a crystalline substrate.
前記第3頂点は、前記第2劈開面の延長線上以外に配置されることを特徴とする結晶性基板の劈開方法。The method for cleaving a crystalline substrate according to claim 3,
The method for cleaving a crystalline substrate, wherein the third vertex is arranged on a line other than an extension line of the second cleavage plane.
前記ガイド溝とガイド孔とは、選択的なエッチングにより形成することを特徴とする結晶性基板の劈開方法。The method for cleaving a crystalline substrate according to any one of claims 1 to 4,
The method for cleaving a crystalline substrate, wherein the guide groove and the guide hole are formed by selective etching.
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