JP3660143B2 - Seal image processing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印鑑の印影を処理する印鑑イメージ処理装置に係わり、特に印影の周りにあるゴミの画像を一括して削除する印鑑イメージ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
地方自治体などでは、コンピュータで構成された印鑑イメージ処理装置を使用して、印鑑登録処理、および印鑑証明書の発行処理などを行うことが多い。
【0003】
この際、住民から申請される印鑑登録の手続きが行われる都度、申請用紙に押された印鑑の印影がイメージスキャナにより読み込まれ、このイメージスキャナから出力される印影画像データが画像処理装置により取り込まれて、表示装置上に印影画像データに対応する表示画像が表示される。
【0004】
この状態で、申請用紙が動かされ、表示装置上に表示されている印影画像が最適な位置に表示されるように前記申請用紙が移動された後、キーボードが操作されて、確定指示が入力されたとき、イメージスキャナから出力される印影画像データと、住民の住所、氏名などとが対にされて、記憶装置内の印鑑簿ファイルに登録される。
【0005】
そして、各住民の1人から印鑑証明の手続きが行われ、これに対応して、キーボードが操作されて、住民の住所、氏名などが入力されたとき、画像処理装置によって、記憶装置内の印鑑簿ファイルが検索されて、住民の印影画像データが読み出されるとともに、これがプリンタに供給されて、所定形式の用紙に印影がプリントされ、印鑑証明書が発行される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、申請用紙に押された印影の周囲にはゴミなどが付着することが多々あり、この状態で、イメージスキャナによって印影を読み込み、表示装置上に表示させると、図12に示すように、表示画像101(イメージスキャナから出力される印影画像データで示される画像)内にある印影画像102の周囲などにゴミの画像103が出てしまう。それ故、上述した従来の印鑑イメージ処理装置では、印鑑登録を行う前に、画像処理装置にインストールされているゴミ消しツールソフトを動作させ、このようなゴミの画像103を1つずつ取り除いた後に、印鑑登録を行うようにしていた。
【0007】
このように従来の印鑑イメージ処理装置では、印鑑登録を行う際のオペレータの作業負担が過大になってしまうばかりでなく、印鑑登録申請者を長い時間、待たせてしまうという不具合があった。
【0008】
本発明は上記の事情に鑑み、ゴミ消しツールなどを使用することなく、印影画像の周囲にあるゴミの画像を一括して取り除くことができ、これによってオペレータの負担を軽くすることができるとともに、印鑑登録申請者の待ち時間を短縮することができる印鑑イメージ処理装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、請求項1では、印鑑のイメージを読み取って得られた印影画像データを取り込み、この印影画像データで示される表示画像中に印影画像部分以外の不要な画像が存在する場合にはこれをゴミ画像として画像中から取り除く処理を行う印鑑イメージ処理装置であって、前記印影画像データで示される前記表示画像中にある印影画像の形状、中心位置、および大きさに対応する形状、中心位置、および大きさを持つ画像切出しエリアを作成する画像切出しエリア作成手段と、この画像切出しエリア作成手段で作成された画像切出しエリアを使用して、前記印影画像データから前記印影画像部分を切り出す印影画像切出し手段とを備え、前記画像切出しエリア作成手段は、手動操作入力に応じて、円形の画像切り出しエリアの形状が選択されると、入力された前記中心位置を中心点としてこの中心点を通る垂直走査線および水平走査線を決定し、走査線上にある各画像の黒点・白点の判別を利用して得られた画像から、前記垂直走査線上または水平走査線上にゴミの画像を形成する画素が存在するとき、この走査線とゴミの画像を形成する画素との交点のうち、前記中心点から最も近い交点を第 1 の交点として決定し、この第1の交点よりも所定距離短い距離を半径とする円を、切り出しエリアを確定するための第1のサークルとし、さらに、前記中心点を通る斜め走査線を決定し、走査線上にある各画像の黒点・白点の判別を利用して得られた画像から、前記斜め走査線上にゴミの画像を形成する画素が存在するとき、この走査線とゴミの画像を形成する画素との交点のうち、前記中心点から最も近い交点を第2の交点として決定し、この第2の交点よりも所定距離短い距離を半径とする円を、切り出しエリアを確定するための第2のサークルとし、前記第1のサークルおよび前記第2のサークルの半径を比較して短い距離よりも所定距離短い距離を半径として画像切り出しエリアの大きさを確定することを特徴としている。
【0015】
また、画像切出しエリア作成手段は、手動操作によって入力された内容に基づき、画像切出しエリアの形状、中心位置を決定するとともに、画像切出しエリアの中心位置から最も近いゴミ画像の位置を判定し、この判定結果に基づき、ゴミ画像の内側を通るように、画像切出しエリアの大きさを決定する。これにより、印影画像の中心位置、印影画像の形状を手動入力するだけで、ゴミ消しツールなどを使用することなく、印影画像の周囲にあるゴミの画像を一括して取り除き、オペレータの負担を軽くするとともに、印鑑登録申請者の待ち時間を短縮する。
【0021】
【発明の実施の形態】
《第1の実施の形態》
図1は本発明による印鑑イメージ処理装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【0022】
この図に示す印鑑イメージ処理装置1は、各種データや指令を入力するためのキーボード2と、操作に応じた移動方向データ、移動距離データ、または選択データなどを出力するマウス3と、申請用紙4に押された印鑑の印影5を読み込んで印影画像データを出力するイメージスキャナ6とを備えている。また、イメージスキャナ6から出力される印影画像データを取り込む画像取込み処理、この画像取込み処理で取り込まれた印影画像データを表示データに変換する表示データ生成処理、印影画像データの指定部分を切り出す切出し処理、この切出し処理で切り出された印影画像データを登録する登録処理、この登録処理で登録されている各印影画像データを検索する検索処理、およびこの検索処理で得られた印影画像データを印字データとして出力するプリント処理などを行う画像処理装置7を備えている。さらに、この画像処理装置7から出力される表示データを取り込んで、この表示データで示される表示画像、画像切出しエリアなどを表示する表示装置8と、画像処理装置7で処理された印影画像データの登録エリアとして使用される記憶装置9と、画像処理装置7から出力される印字データを取り込んで、予めセットされている指定された用紙に印影12をプリントして、印鑑証明書11を発行するプリンタ10とを備えて構成されている。
【0023】
この印鑑イメージ処理装置1において、住民から印鑑登録の申請があると、オペレータにより、印影5が押された申請用紙4がイメージスキャナ6にセットされる。そして、キーボード2から登録指示が入力されると、画像処理装置7では、イメージスキャナ6から出力される印影画像データが取り込まれて表示装置8上に表示される。
【0024】
この状態で、キーボード2が操作され、表示画像中の印影画像の形状に応じた形状を持つ画像切出しエリア、例えば表示装置8に表示されている印影画像が図2に示すような円形の印影画像13であれば、円形の形状を持つ画像切出しエリア14が選択される。次いで、この画像切出しエリア14を構成する十字マーク15の中心と、印影画像13の中心とが一致するように、マウス3が動かされて画像切出しエリア14が移動される。十字マーク15の中心と、印影画像13の中心とが一致するまで移動され、マウス3の選択スイッチ16が押されると、画像切出しエリア14の中心位置が確定される。
【0025】
次いで、図3に示すように、マウスカーソル18が動かされて、印影画像13の縁よりも、画像切出しエリア14を構成するサークル17が外側にくるように、画像切出しエリア14の半径が調整された後、マウス3の選択スイッチ16が押されると、画像処理装置7により、画像切出しエリア14のサークル径が確定される。
【0026】
これにより、画像処理装置7によって、印影画像13を含む表示画像から、サークル17内にある部分が切り出され、サークル17の外にあるゴミの画像などが取り除かれた印影画像データが作成されるとともに、キーボード2から入力された住民の住所、氏名と、ゴミ除去済みの印影画像データとが対にされて、記憶装置9の印鑑簿ファイルに登録される。
【0027】
この後、住民から印鑑証明書の発行申請がされると、オペレータによってキーボード2が操作され、印鑑証明書の手続きを申し込んだ住民の住所、氏名などが入力されたとき、画像処理装置7によって、記憶装置9内の印鑑簿ファイルが検索されて住民の印影画像データが読み出される。
【0028】
そして、画像処理装置7によって、検索動作で抽出された印影画像データに基づき、印字データが作成され、これがプリンタ10に供給され、所定形式の用紙に印影12がプリントされて印鑑証明書11が発行される。
【0029】
このように、この実施の形態においては、手動操作によって、登録対象となる印鑑の印影形状に応じて、画像切出しエリア14の形状を選択した後、印影画像13の縁よりも、サークル17の縁が外側になるように、画像切出しエリア14の位置、および大きさを調整するだけで、画像切出しエリア14の外側にあるゴミの画像を一括して取り除いて、印鑑簿ファイルに登録し得るようにした。このため、ゴミ消しツールなどを使用することなく、印影画像13の周囲にあるゴミの画像を一括して取り除くことができ、これによってオペレータの負担を軽くすることができるとともに、印鑑登録申請者の待ち時間を短縮することができる。
【0030】
また、この実施の形態では、手動操作によって、登録対象となる印鑑の印影形状に応じて、画像切出しエリア14の形状を選択した後、印影画像13の縁より、サークル17の縁が外側になるように、画像切出しエリア14の位置、および大きさを調整するようにした。このため、印影画像13と、周囲にあるゴミの画像とが近いときにも、印影画像13と、ゴミの画像との境界を正確に設定して、ゴミの画像を一括削除することができる。
【0031】
《第2の実施の形態》
次に、本発明による印鑑イメージ処理装置の第2の実施の形態を説明する。なお、基本的な装置構成は図1と同一のため、ブロック図の図示は省略する。
【0032】
第2の実施の形態における印鑑イメージ処理装置1が第1の実施の形態における印鑑イメージ処理装置1と異なる点は、画像切出しエリア14の中心位置、画像切出しエリア14の形状を入力するだけで、画像処理装置7によって、ゴミの画像を自動的に判別し、この判別結果に基づき、画像切出しエリア14の大きさを自動的に最適化して、印影画像13を抽出することにより、印鑑の登録処理をさらに簡素化するようにしたことである。
【0033】
すなわち、イメージスキャナ6に申請用紙4がセットされると、このイメージスキャナ6から印影画像データが読み取られ、表示装置8に印影画像データを含む画像が表示される。画像が表示されている状態で、オペレータによって、キーボード2から画像切出しエリア14aの形状が指定され、さらにマウス3から画像切出しエリア14aの中心点が指定されると、画像処理装置7によって、図4に示すように、画像切出しエリア14aの中心点を通る垂直走査線31と、水平走査線32とが引かれて、これらの垂直走査線31、水平走査線32上にある各画素が黒点を示す“1”か、白点を示す“0”かが判別される。黒点を示す“1”は、ゴミの画像、印影の縁、または印影自体のいずれかである。この判別の結果、先ず、中心点から各方向に一番遠い黒点、この例では、垂直走査線31、および水平走査線32と、ゴミの画像21a,21b,21c,21dとの4つ交点を認識し、この4点の中から、中心点から一番近い点、この例では垂直走査線31とゴミの画像21aとの交点を認識して、この点までの距離より少し短い距離を半径とする円(図中、破線で示す)を描き、サークル17aとする。サークル17aを持つエリアを仮の画像切り出しエリア14aとする。この時点では、未だ切り出しエリアは確定されていない。
【0034】
次に、図5に示すように、走査線の数を増やし、対角線上に2本の斜め走査線33,34を引き、各斜め走査線33,34上にある黒点を認識する。この場合、斜め走査線34上にあるゴミの画像21eとの交点が認識される。そして、図4で中心点から一番近いと判断された黒点の中心点からの距離(サークル17aの半径)と、図5で新たに認識された黒点の中心点からの距離とを比較して、中心点から近い方の黒点を選択する。この場合、選択された黒点の中心点からの距離よりも少し短い距離を半径とする円(図中、一点鎖線で示す)を描き、これをサークル17bとする。そして、このサークル17bを持つエリアを正規の切り出しエリア17bとして印影画像を切り出す。
【0035】
このように、この実施の形態では、画像切出しエリア14の中心点、および画像切出しエリア14の形状を入力するだけで、ゴミの画像21を自動的に判別し、この判別結果に基づき、画像切出しエリア14の大きさを自動的に調整し、印影画像13部分を抽出するようにした。このため、半自動操作で画像切出しエリア14を最適化し、ゴミ消しツールなどを使用することなく、印影画像13の周囲にあるゴミの画像を一括削除することができ、これによってオペレータの負担を軽くすることができるとともに、印鑑登録申請者の待ち時間を短縮することができる。
【0036】
《第3の実施の形態》
次に、本発明による印鑑イメージ処理装置の第3の実施の形態を説明する。なお、基本的な装置構成は図1と同一のため、ブロック図の図示は省略する。
【0037】
第3の実施の形態における印鑑イメージ処理装置1が第2の実施の形態における印鑑イメージ処理装置1と異なる点は、半自動操作で印影画像13の周りにあるゴミの画像を取り除くことができない場合に、手動入力された内容に基づき、画像処理装置7により抽出エラーを修正し得るようにしたことである。
【0038】
すなわち、イメージスキャナ6に申請用紙4がセットされると、このイメージスキャナ6から印影画像データが読み取られ、表示装置8に印影画像データを含む画像が表示される。画像が表示されている状態で、オペレータによって、キーボード2から画像切出しエリア14の形状が指定され、さらにマウス3が操作されて、画像切出しエリア14の中心点が指定されると、画像処理装置7によって、図6に示すように、画像切出しエリア14の中心点を通る垂直走査線31、水平走査線32、2本の斜め走査線33、34が作成されて、これらの垂直走査線31、水平走査線32、各斜め走査線33、34上にある各画素が黒点を示す“1”か、白点を示す“0”かが判定される。この判定結果に基づき、各黒点のうち、画像切出しエリア14の中心点に最も近い黒点が選択されて、この黒点を通るように、画像切出しエリア14を構成するサークル17の半径が自動的に決定される。
【0039】
この際、画像切出しエリア14の中心点を指定する際の指示がずれていたり、画像切出しエリア14の形状と、印影画像13の形状とが完全に一致していないなどの理由により、図6に示すように、画像切出しエリア14を構成するサークル17の一部が自動的に決定された印影画像13の縁内に入ってしまい、画像切出しエリア14を使用して、表示画像から印影画像13を正確に切り出せなくなってしまうことがある。
【0040】
この場合には、オペレータによって、キーボード2から手動操作モードが指定され、画像処理装置7によって、垂直走査線31、水平走査線32、各斜め走査線33,34上にある各黒点のうち、画像切出しエリア14の中心点に最も近い黒点が選択されて、この黒点から、予め設定されている“+α”mmだけ外側にある点を通るように、画像切出しエリア14を構成するサークルの半径が拡大される。
【0041】
この後、オペレータによって、キーボード2から次候補指示が入力される毎に、画像処理装置7によって、上述したサークル拡大処理で作成されたサークル17から、さらに“+α”mmだけ外側にある点が順次、選択されて、これらの各点を通るように、サークル17の半径が順次、拡大される。
【0042】
そして、印影画像13の縁より、サークル17が外側になり、かつサークル17より、各ゴミの画像21が外側になる画像切出しエリア14が得られる。そして、キーボード2から確定指示が入力されると、画像処理装置7によって画像切出しエリア14のサークル径が確定されて、表示画像から印影画像13が切り出される。
【0043】
この際、図7に示すように、印影画像13の近くにゴミの画像23a,23b,23c,23d,23eが均等に分布し、サークル17の拡大処理によって得られたサークル17と、ゴミの画像23a,23b,23c,23d,23eとが重なっている状態で、オペレータによって、キーボード2から再調整指示が入力されると、画像処理装置7によって、図8に示すように、最後に作成されたサークル17上にある各黒点のうち、画像切出しエリア14の中心に最も近い黒点が選択され、この黒点の内側にある白点を通るように、サークル17が再作成される。
【0044】
そして、オペレータによって、キーボード2から確定指示が入力されると、画像処理装置7によって、再作成されたサークル17が本決定に切り替えられ、表示画像からサークル17内にある部分が切り出されて、サークル17の外にあるゴミの画像23a,23b,23c,23d,23eが取り除かれた印影画像データが作成されるとともに、キーボード2から入力された住民の住所、氏名と、ゴミ除去済みの印影画像データとが対にされて記憶装置9の印鑑簿ファイルに登録される。
【0045】
このように、この実施の形態では、キーボード2やマウス3を操作して、サークル17の中心点、サークル17の形状を入力した後、ゴミの画像23a,23b,23c,23d,23eを自動的に判別してサークル17の半径を決める処理において、最適な画像切出しエリア14が得られないときには、サークル17の径を順次、拡大して、画像切出しエリア14を最適化するようにした。このため、印影画像13と、周囲にあるゴミの画像23a,23b,23c,23d,23eとが近いときにも、画像切出しエリア14の大きさを順次、調整して、印影画像13と、周囲にあるゴミの画像23a,23b,23c,23d,23eとの境界を決定することができ、これによりゴミ消しツールなどを使用することなく印影画像13の周囲にあるゴミの画像を一括削除して、オペレータの負担を軽くすることができるとともに、印鑑登録申請者の待ち時間を短縮することができる。
【0046】
また、この実施の形態では、半径を順次、拡大して得られたサークル17と、ゴミの画像21とが重なっている状態で、キーボード2から再調整指示が入力されたとき、サークル17上にあるゴミの画像23a,23b,23c,23d,23eより内側を通るように、サークル17の径を縮小して、これを最適化するようにした。このため、印影画像13と、周囲にあるゴミの画像21とが近いときにも、サークル17の径を拡大するときの“+α”をある程度、大きな値に設定して、少ない拡大処理回数で、印影画像13と、周囲にあるゴミの画像21との境界を決定し、印影画像13の周囲にあるゴミの画像を一括削除することができる。
【0047】
《第4の実施の形態》
次に、本発明による印鑑イメージ処理装置の第4の実施の形態を説明する。なお、基本的な装置構成は図1と同一のため、ブロック図の図示は省略する。
【0048】
第4の実施の形態における印鑑イメージ処理装置1が第2の実施の形態における印鑑イメージ処理装置1と異なる点は、画像処理装置7によって、印影画像13の中心位置、半径を自動的に判定し、この判定結果に基づき、画像切出しエリア14の中心点、画像切出しエリア14の半径などを決定して、印影画像13の抽出処理を自動化するようにしたことである。この実施の形態は、印影画像が表示画像のどこに位置していてもこれを自動的に見つけ出して、印影画像を抽出するのに有効な処理である。
【0049】
すなわち、イメージスキャナ6に申請用紙4がセットされると、このイメージスキャナ6から印影画像データが読み取られ、表示装置8に印影画像データを含む画像が表示される。この状態で画像処理装置7によって、図9に示すように、予め設定されている走査線間隔“a1”を持つ複数の水平走査線35,36,37が引かれる。そして、各水平走査線35,36,37上にある各画素が黒点を示す“1”か、白点を示す“0”かが判別される。黒点と認識された画素を持つ水平走査線35があれば、画像処理装置7によって、この水平走査線35の上下にある2つの水平走査線36,37が選択されて、各水平走査線36,37上にある各画素が黒点を示す“1”か、白点を示す“0”かが判別される。黒点が認識されると、この黒点に隣接する画素が選択され、これが黒点であるか否かが判別される。黒点である場合には、この黒点に隣接する点が黒点であるか、白点であるかが判定される。こうして、黒点を追跡していき、連続している黒点が選択され、各黒点が閉ループ(黒点のつながりによって閉じられたループ)になっているかどうかが判別される。
【0050】
また、黒点と認識された画素を持つ水平走査線35の上下にある2つの水平走査線36,37上に黒点が見つからなければ、画像処理装置7によって、黒点と判定された画素を持つ水平走査線35,36,37から所定間隔“a2”(但し、a2=a1/2)だけ上下に水平走査線が各々作成されて、新たに作成された水平走査線上にある各画素が黒点を示す“1”か、白点を示す“0”かが判定され、これらの判定結果に基づき、各黒点のうち、連続している黒点が選択されて、各黒点が閉ループ(黒点のつながりによって閉じられたループ)になっているかどうかが判定される。
【0051】
以下、水平走査線24の間隔が次第に狭められながら、上述した水平走査線の作成処理、黒点の検出処理が繰り返されて、各水平走査線上で検出された各黒点のうち、不連続な各黒点がゴミの画像24a,24b,24cと判別されるとともに、連続している各黒点が閉ループ(黒点のつながりによって閉じられたループ)25になっている場合にはこの閉ループが印影画像部分であると判定される。次いで、図10に示すように、閉ループの中央部分に垂直走査線41が作成されるとともに、閉ループ25を構成している各黒点によって囲まれた部分の上端部分26と、各黒点によって囲まれた部分の下端部分27との間が6分割されて、5本の水平走査線42〜46が作成される。次いで、各水平走査線42〜46上にある各画素が黒点を示す“1”か、白点を示す“0”かが判定され、この判定結果に基づき、閉ループ25の詳細な形状が算出されて、印影画像13の中心位置、この中心位置から印影画像13の縁までの半径などが算出される。
【0052】
この際、印影画像13の縁が欠けている、あるいはかすれているなどの理由により、5本の水平走査線42〜46を使用しても、閉ループ25の詳細な形状、中心位置、および半径などが得られなければ、図11に示すように、画像処理装置7によって、垂直走査線41を挟んで2本の垂直走査線48,49が追加され、また5本の水平走査線42〜46の間に、新たな水平走査線51〜56が追加され、これらの各垂直走査線48,49、水平走査線51〜56上にある各画素が黒点を示す“1”か、白点を示す“0”かが判定され、この判定結果に基づき、閉ループ25で示される印影画像13の中心位置、この中心位置から印影画像13の縁までの半径などが算出される。
【0053】
次いで、画像処理装置7によって、印影画像13の縁形状に応じた形状を持つ画像切出しエリア、例えば表示装置8に表示されている印影画像13が円形の印影画像であれば、円形の形状を持つ画像切出しエリア14が選択された後、この画像切出しエリア14の中心と、印影画像13の中心とが一致するように、画像切出しエリア14の中心位置が調整されるとともに、画像切出しエリア14の半径が印影画像13の半径より少し大きくなるように、画像切出しエリア14の半径が調整された状態で、表示画像から、画像切出しエリア14のサークル17内にある部分が切り出され、サークル17の外にあるゴミの画像などが取り除かれた印影画像データが作成されるとともに、キーボード2から入力された住民の住所、氏名と、ゴミ除去済みの印影画像データとが対にされて、記憶装置9の印鑑簿ファイルに登録される。
【0054】
この後、住民から印鑑証明書申請手続きが行われ、オペレータによってキーボード2が操作されて、印鑑証明書の手続きを申し込んだ住民の住所、氏名などが入力されたとき、画像処理装置7によって、記憶装置9内の印鑑簿ファイルが検索されて、住民の印影画像データが読み出される。
【0055】
そして、画像処理装置7によって、検索動作で抽出された印影画像データに基づき、印字データが作成されて、これがプリンタ10に供給され、所定形式の用紙に印字データで示される印影12がプリントされて、印鑑証明書11が発行される。
【0056】
このように、この実施の形態では、表示画像中から印影画像部分を抽出し、印影画像13の中心位置、半径を自動的に判定し、この判定結果に基づき、画像切出しエリア14の中心点、画像切出しエリア14の半径などを決定して、印影画像13の抽出処理を自動化するようにした。このため、表示画像中のどこに印影画像13があっても、印影画像13の中心位置、形状、および大きさを自動的に識別して、この印影画像13を切り出すのに最適な画像切出しエリア14を作成して、印影画像13部分のみを切り出すことができ、これによってゴミ消しツールなどを使用することなく、印影画像13の周囲にあるゴミの画像21を一括して取り除くことができる。
【0057】
この結果、オペレータの負担を飛躍的に軽くすることができるとともに、印鑑登録申請者の待ち時間を飛躍的に短縮することができる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、請求項1の印鑑イメージ処理装置では、印影画像の中心位置、印影画像の形状を手動入力するだけで、ゴミ消しツールなどを使用することなく、印影画像の周囲にあるゴミの画像を一括して取り除くことができ、これによってオペレータの負担を軽くすることができるとともに、印鑑登録申請者の待ち時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印鑑イメージ処理装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の印鑑イメージ処理装置における画像切出しエリアの中心位置調整動作を模式的に示す説明図である。
【図3】第1の実施の形態の印鑑イメージ処理装置における画像切出しエリアの大きさ調整動作を模式的に示す説明図である。
【図4】第2の実施の形態の印鑑イメージ処理装置における画像切出しエリアの中心位置調整動作、大きさ調整動作を模式的に示す説明図である。
【図5】第3の実施の形態の印鑑イメージ処理装置における画像切出しエリアの中心位置調整動作、大きさ調整動作を模式的に示す説明図である。
【図6】第3の実施の形態の印鑑イメージ処理装置で作成された画像切出しエリアと、印影画像とがずれた状態を模式的に示す説明図である。
【図7】第3の実施の形態の印鑑イメージ処理装置における画像切出しエリアの手動拡大動作を模式的に示す説明図である。
【図8】第3の実施の形態の印鑑イメージ処理装置における画像切出しエリアの再調整動作を模式的に示す説明図である。
【図9】第4の実施の形態の印鑑イメージ処理装置における印影画像検索動作を模式的に示す説明図である。
【図10】第4の実施の形態の印鑑イメージ処理装置における印影画像の形状検索動作、中心位置検出動作、画像切出しエリア決定動作を模式的に示す説明図である。
【図11】第4の実施の形態の印鑑イメージ処理装置における印影画像の形状検索動作、中心位置検出動作、画像切出しエリア決定動作を模式的に示す説明図である。
【図12】従来の印鑑イメージ処理装置で行われるゴミ画像除去処理を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1…印鑑イメージ処理装置
2…キーボード
3…マウス
4…申請用紙
5,12…印影
6…イメージスキャナ
7…画像処理装置(画像切出しエリア作成手段、印影画像切出し手段)
8…表示装置
9…記憶装置
10…プリンタ
11…印鑑証明書
13…印影画像
14,14a,14b…画像切出しエリア
15…十字マーク
16…選択スイッチ
17,17a,17b…サークル
18…マウスカーソル
21a,21b,21c,21d,21e,22a,22b,22c,23a,23b,23c,23d,23e,24a,24b,24c…ゴミの画像
25…閉ループ
26…上端部分
27…下端部分
31,41,48,49…垂直走査線
32,35,36,37,42,43,44,45,4651,52,53,54,55,56…水平走査線
33,34…斜め走査線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seal image processing apparatus that processes a seal image of a seal stamp, and more particularly to a seal image processing apparatus that collectively deletes dust images around a seal image.
[0002]
[Prior art]
A local government or the like often uses a seal image processing apparatus configured by a computer to perform a seal registration process and a seal certificate issuance process.
[0003]
At this time, each time the seal registration procedure requested by the residents is performed, the seal stamp of the seal stamp pressed on the application form is read by the image scanner, and the seal image data output from the image scanner is captured by the image processing apparatus. Thus, a display image corresponding to the seal image data is displayed on the display device.
[0004]
In this state, the application form is moved, and after the application form is moved so that the imprint image displayed on the display device is displayed at the optimum position, the keyboard is operated and a confirmation instruction is input. At that time, the seal image data output from the image scanner and the address, name, etc. of the residents are paired and registered in the seal book file in the storage device.
[0005]
Then, a seal certification procedure is performed by one of each resident, and when the keyboard is operated and the resident's address, name, etc. are input correspondingly, the seal stamp in the storage device is entered by the image processing device. The book file is searched, and the imprint image data of the residents is read out, supplied to the printer, the imprint is printed on a sheet of a predetermined format, and a seal certificate is issued.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, there are many cases where dust or the like adheres around the seal imprinted on the application form. In this state, when the imprint is read by the image scanner and displayed on the display device, as shown in FIG. A dust image 103 appears around the imprint image 102 in the image 101 (image indicated by the imprint image data output from the image scanner). Therefore, in the above-described conventional seal image processing apparatus, before performing seal registration, the image processing apparatusInstallThe trash erasure tool software is operated and such trash images 103 are removed one by one, and then the seal registration is performed.
[0007]
As described above, the conventional seal image processing apparatus has not only an excessive burden on the operator when registering the seal, but also a problem that the seal registration applicant is kept waiting for a long time.
[0008]
In view of the above circumstances, the present invention can collectively remove dust images around the imprint image without using a dust erasing tool or the like, thereby reducing the burden on the operator, An object of the present invention is to provide a seal image processing apparatus capable of shortening the waiting time of a seal registration applicant.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the present invention, in claim 1, imprint image data obtained by reading an image of a seal stamp is taken in, and unnecessary images other than the imprint image portion are included in a display image indicated by the imprint image data. A seal image processing apparatus that performs processing for removing an image as a dust image from an image when the image exists, the shape, center position, and size of the seal image in the display image indicated by the seal image data An image cut-out area creating means for creating an image cut-out area having a shape, a center position, and a size corresponding to the height, and an image cut-out area created by the image cut-out area creating means, from the impression image data An imprint image cutting means for cutting out the imprint image portion, and the image cut-out area creating means includes:When the shape of the circular image cutout area is selected in response to a manual operation input, a vertical scanning line and a horizontal scanning line passing through the center point are determined with the input center position as a center point, and are on the scan line. When there is a pixel that forms a dust image on the vertical scanning line or the horizontal scanning line from an image obtained by using the black / white point discrimination of each image, the scanning line and the dust image are formed. Of the intersections with pixels, the intersection closest to the center point is 1 A circle having a radius shorter than the first intersection by a predetermined distance as a radius is defined as a first circle for determining a cutout area, and an oblique scanning line passing through the center point is determined. When there is a pixel that forms a dust image on the diagonal scan line from an image obtained by using the black / white point discrimination of each image on the scan line, the scan line and dust image are formed. The intersection point closest to the center point is determined as the second intersection point, and a circle having a radius shorter than the second intersection point by a predetermined distance is defined as the cut-out area for determining the cut-out area. The radius of the first circle and the second circle is compared, and the size of the image cut-out area is determined using a distance shorter than the short distance by a predetermined distance as a radius.It is characterized by that.
[0015]
Further, the image cut-out area creating means determines the shape and center position of the image cut-out area based on the content input by manual operation, and determines the position of the dust image closest to the center position of the image cut-out area. Based on the determination result, the size of the image cut-out area is determined so as to pass inside the dust image. This makes it possible to remove the dust images around the imprint image all at once without reducing the burden on the operator by simply inputting the center position of the imprint image and the shape of the imprint image without using a dust erasing tool. In addition, the waiting time for seal registration applicants will be shortened.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
<< First Embodiment >>
FIG. 1 is a block diagram showing a first embodiment of a seal image processing apparatus according to the present invention.
[0022]
A seal image processing apparatus 1 shown in FIG. 1 includes a
[0023]
In this seal stamp image processing apparatus 1, when an application for seal stamp registration is made by a resident, the application sheet 4 on which the seal 5 is pressed is set in the image scanner 6 by the operator. When a registration instruction is input from the
[0024]
In this state, the
[0025]
Next, as shown in FIG. 3, the mouse cursor 18 is moved, and the radius of the image cutout area 14 is adjusted so that the
[0026]
As a result, the image processing apparatus 7 creates imprint image data in which a portion in the
[0027]
Thereafter, when an application for issuing a seal certificate is made by an inhabitant, when the
[0028]
Then, the image processing device 7 creates print data based on the seal image data extracted by the search operation, supplies the print data to the
[0029]
As described above, in this embodiment, after selecting the shape of the image cutout area 14 according to the seal shape of the seal to be registered by manual operation, the edge of the
[0030]
In this embodiment, after selecting the shape of the image cutout area 14 according to the seal shape of the seal to be registered by manual operation, the edge of the
[0031]
<< Second Embodiment >>
Next, a second embodiment of the seal image processing apparatus according to the present invention will be described. Since the basic apparatus configuration is the same as that in FIG. 1, the block diagram is omitted.
[0032]
The seal image processing apparatus 1 in the second embodiment is different from the seal image processing apparatus 1 in the first embodiment only by inputting the center position of the image cutout area 14 and the shape of the image cutout area 14. The image processing apparatus 7 automatically discriminates dust images, and based on the discrimination result, automatically optimizes the size of the image cut-out area 14 and extracts the
[0033]
That is, when the application form 4 is set in the image scanner 6, the imprint image data is read from the image scanner 6 and an image including the imprint image data is displayed on the
[0034]
Next, as shown in FIG. 5, the number of scanning lines is increased, two diagonal scanning lines 33 and 34 are drawn on the diagonal lines, and black spots on the diagonal scanning lines 33 and 34 are recognized. In this case, an intersection with the dust image 21e on the oblique scanning line 34 is recognized. Then, the distance from the center point of the black point determined to be closest to the center point in FIG. 4 (the radius of the circle 17a) is compared with the distance from the center point of the black point newly recognized in FIG. Select the black spot closer to the center point. In this case, a circle having a radius a little shorter than the distance from the center point of the selected black point (indicated by a one-dot chain line in the figure) is drawn, and this is defined as a circle 17b. Then, an imprint image is cut out using the area having the circle 17b as the normal cut-out area 17b.
[0035]
As described above, in this embodiment, the
[0036]
<< Third Embodiment >>
Next, a third embodiment of the seal image processing apparatus according to the present invention will be described. Since the basic apparatus configuration is the same as that in FIG. 1, the block diagram is omitted.
[0037]
The seal image processing apparatus 1 according to the third embodiment is different from the seal image processing apparatus 1 according to the second embodiment when the image of dust around the
[0038]
That is, when the application form 4 is set in the image scanner 6, the imprint image data is read from the image scanner 6 and an image including the imprint image data is displayed on the
[0039]
At this time, the instruction when specifying the center point of the image cut-out area 14 is shifted, or the shape of the image cut-out area 14 and the shape of the
[0040]
In this case, the manual operation mode is designated from the
[0041]
Thereafter, every time a next candidate instruction is input from the
[0042]
Then, an image cutout area 14 is obtained in which the
[0043]
At this time, as shown in FIG. 7, the dust images 23 a, 23 b, 23 c, 23 d, and 23 e are evenly distributed near the
[0044]
Then, when a confirmation instruction is input from the
[0045]
As described above, in this embodiment, after the
[0046]
Further, in this embodiment, when a readjustment instruction is input from the
[0047]
<< Fourth Embodiment >>
Next, a fourth embodiment of a seal image processing apparatus according to the present invention will be described. Since the basic apparatus configuration is the same as that in FIG. 1, the block diagram is omitted.
[0048]
The seal image processing apparatus 1 in the fourth embodiment is different from the seal image processing apparatus 1 in the second embodiment in that the center position and radius of the
[0049]
That is, when the application form 4 is set in the image scanner 6, the imprint image data is read from the image scanner 6 and an image including the imprint image data is displayed on the
[0050]
If a black spot is not found on the two horizontal scanning lines 36 and 37 above and below the horizontal scanning line 35 having a pixel recognized as a black spot, the image processing device 7 performs horizontal scanning having a pixel determined to be a black spot. A predetermined interval “a” from the lines 35, 36, 37.2"(However, a2= A1/ 2) horizontal scanning lines are created respectively up and down, and it is determined whether each pixel on the newly created horizontal scanning line is “1” indicating a black point or “0” indicating a white point. Based on the determination result, continuous black spots are selected from the black spots, and it is determined whether each black spot is a closed loop (a loop closed by the connection of the black spots).
[0051]
Thereafter, the horizontal scanning line creation process and the black spot detection process described above are repeated while the interval between the horizontal scanning lines 24 is gradually narrowed, and among the black spots detected on each horizontal scanning line, each discontinuous black spot is detected. Are identified as dust images 24a, 24b, and 24c, and when each continuous black dot is a closed loop (a loop closed by the connection of black dots) 25, this closed loop is an imprint image portion. Determined. Next, as shown in FIG. 10, the vertical scanning line 41 is created in the central portion of the closed loop, and the upper end portion 26 of the portion surrounded by the black dots constituting the closed loop 25 and the black dots are surrounded by the black dots. The space between the lower end portion 27 of the portion is divided into six, and five horizontal scanning lines 42 to 46 are created. Next, it is determined whether each pixel on each horizontal scanning line 42 to 46 is “1” indicating a black point or “0” indicating a white point. Based on this determination result, the detailed shape of the closed loop 25 is calculated. Thus, the center position of the
[0052]
At this time, the detailed shape, center position, radius, etc. of the closed loop 25 may be obtained even if the five horizontal scanning lines 42 to 46 are used due to the lack of the edge of the imprinted
[0053]
Next, the image processing device 7 has a circular shape if the image cut-out area having a shape corresponding to the edge shape of the
[0054]
Thereafter, the seal certificate application procedure is performed by the resident, and when the
[0055]
Then, the image processing device 7 creates print data based on the seal image data extracted by the search operation, supplies the print data to the
[0056]
As described above, in this embodiment, the imprint image portion is extracted from the display image, the center position and radius of the
[0057]
As a result, the burden on the operator can be drastically reduced, and the waiting time for the seal registration applicant can be drastically reduced.
[0058]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the seal image processing apparatus according to claim 1 can manually input the center position of the imprint image and the shape of the imprint image without using a dust erasing tool or the like. It is possible to remove all the dust images around the operator, thereby reducing the burden on the operator and shortening the waiting time of the seal registration applicant.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of a seal image processing apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram schematically showing an operation of adjusting the center position of an image cut-out area in the seal image processing apparatus according to the first embodiment.
FIG. 3 is an explanatory diagram schematically showing an operation of adjusting the size of an image cut-out area in the seal image processing apparatus according to the first embodiment.
FIGS. 4A and 4B are explanatory diagrams schematically showing an operation of adjusting the center position and size of an image cut-out area in the seal image processing apparatus according to the second embodiment.
FIGS. 5A and 5B are explanatory diagrams schematically showing an operation of adjusting the center position and size of an image cut-out area in a seal image processing apparatus according to a third embodiment.
FIG. 6 is an explanatory diagram schematically illustrating a state in which an image cut-out area created by the seal image processing apparatus according to the third embodiment is shifted from a seal image.
FIG. 7 is an explanatory diagram schematically illustrating a manual enlargement operation of an image cut-out area in a seal image processing apparatus according to a third embodiment.
FIG. 8 is an explanatory diagram schematically illustrating readjustment operation of an image cut-out area in a seal image processing apparatus according to a third embodiment.
FIG. 9 is an explanatory diagram schematically showing a seal image search operation in the seal image processing apparatus according to the fourth embodiment.
FIG. 10 is an explanatory diagram schematically illustrating a seal image processing operation, a center position detection operation, and an image cut-out area determination operation in a seal image processing apparatus according to a fourth embodiment;
FIG. 11 is an explanatory diagram schematically illustrating a seal image shape search operation, a center position detection operation, and an image cut-out area determination operation in a seal image processing apparatus according to a fourth embodiment.
FIG. 12 is an explanatory diagram schematically showing a dust image removal process performed by a conventional seal image processing apparatus.
[Explanation of symbols]
1 ... Seal image processing device
2 ... Keyboard
3 ... Mouse
4. Application form
5, 12 ... Imprint
6. Image scanner
7. Image processing device (image cutout area creating means, imprint image cutout means)
8 ... Display device
9. Storage device
10 ... Printer
11 ... Seal certificate
13 ... Imprint image
14, 14a, 14b ... Image cut-out area
15 ... cross mark
16 ... Selection switch
17, 17a, 17b ... Circle
18 ... Mouse cursor
21a, 21b, 21c, 21d, 21e, 22a, 22b, 22c, 23a, 23b, 23c, 23d, 23e, 24a, 24b, 24c...
25 ... closed loop
26 ... upper end part
27 ... Lower end
31, 41, 48, 49 ... vertical scanning lines
32, 35, 36, 37, 42, 43, 44, 45, 4651, 52, 53, 54, 55, 56 ... horizontal scanning lines
33, 34 ... oblique scanning lines
Claims (1)
前記印影画像データで示される前記表示画像中にある印影画像の形状、中心位置、および大きさに対応する形状、中心位置、および大きさを持つ画像切出しエリアを作成する画像切出しエリア作成手段と、
この画像切出しエリア作成手段で作成された画像切出しエリアを使用して、前記印影画像データから前記印影画像部分を切り出す印影画像切出し手段とを備え、
前記画像切出しエリア作成手段は、
手動操作入力に応じて、円形の画像切り出しエリアの形状が選択されると、入力された前記中心位置を中心点としてこの中心点を通る垂直走査線および水平走査線を決定し、
走査線上にある各画像の黒点・白点の判別を利用して得られた画像から、前記垂直走査線上または水平走査線上にゴミの画像を形成する画素が存在するとき、この走査線とゴミの画像を形成する画素との交点のうち、前記中心点から最も近い交点を第1の交点として決定し、
この第1の交点よりも所定距離短い距離を半径とする円を、切り出しエリアを確定するための第1のサークルとし、
さらに、前記中心点を通る斜め走査線を決定し、
走査線上にある各画像の黒点・白点の判別を利用して得られた画像から、前記斜め走査線上にゴミの画像を形成する画素が存在するとき、この走査線とゴミの画像を形成する画素との交点のうち、前記中心点から最も近い交点を第2の交点として決定し、
この第2の交点よりも所定距離短い距離を半径とする円を、切り出しエリアを確定するための第2のサークルとし、
前記第1のサークルおよび前記第2のサークルの半径を比較して短い距離よりも所定距離短い距離を半径として画像切り出しエリアの大きさを確定する
ことを特徴とする印鑑イメージ処理装置。Processing to import imprint image data obtained by reading an image of a seal stamp, and to remove from the image as a dust image if an unnecessary image other than the imprint image portion exists in the display image indicated by the imprint image data A seal image processing apparatus for performing
An image cut-out area creating means for creating an image cut-out area having a shape, a center position, and a size corresponding to the shape, center position, and size of the imprint image in the display image indicated by the seal image data;
Imprint image cutout means for cutting out the imprint image portion from the imprint image data using the image cutout area created by the image cutout area creation means,
The image cut-out area creating means is
When the shape of the circular image cutout area is selected in response to a manual operation input, a vertical scanning line and a horizontal scanning line passing through the center point are determined with the input center position as a center point,
When there is a pixel that forms a dust image on the vertical scanning line or the horizontal scanning line from an image obtained by using the black / white point discrimination of each image on the scanning line, the scanning line and the dust Of the intersections with the pixels forming the image, determine the closest intersection from the center point as the first intersection,
A circle having a radius shorter than the first intersection by a predetermined distance is defined as a first circle for determining the cutout area.
Furthermore, an oblique scanning line passing through the center point is determined,
When there is a pixel that forms a dust image on the oblique scan line from an image obtained by using the black / white point discrimination of each image on the scan line, the scan line and the dust image are formed. Of the intersections with the pixels, determine the intersection closest to the center point as the second intersection,
A circle having a radius shorter than the second intersection by a predetermined distance is defined as a second circle for determining the cutout area.
The seal image processing apparatus characterized in that the radius of the first circle and the second circle is compared, and the size of the image cut-out area is determined with a distance shorter than the short distance as a radius.
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