JP3658579B2 - Root block for preservation of ecosystem and method for producing the same - Google Patents

Root block for preservation of ecosystem and method for producing the same Download PDF

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に河川等における根固工として用いられる生態系保全用根固ブロックに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、河川にあっては、洪水被害の軽減や防止等の治水上の観点から、護岸の前面部の洗堀防止等を目的として根固工を敷設することが行われている。
そして、このような根固工は、通常平板状のコンクリートブロックからなる根固ブロックによって行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような平板状のコンクリートブロックを用いた従来の根固ブロックにあっては、強度的には十分な効果が期待できるものの、川底が規則的に平板状に覆われてしまう。
【０００４】
ここで、川には、種々の魚類や底生生物が生息しており、特に、川底に生息するウナギ等のいわゆる底生生物は、川底の暗部に好んで生息する習性があり、このような底生生物にとっては、前述した従来の平板状の根固ブロックによって構築された根固工は、生息空間が少ないことから不適当である。
また、他の魚類にあっては、洪水等による増水時に、流れを回避するために、川底の凹部によって形成される淀みに待避するが、前述した従来の根固工にあっては、このような魚類の待避場所が確保できない。
【０００５】
特に、近年、河川の自然環境を保全し、河川に生息する動植物のことを考慮した生態系重視の根固工の構築が要望されており、このような要望に対して、前述したコンクリートを用いた根固ブロックでは対応できない。
【０００６】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、特に、底生生物の生息環境を容易に確保することのできる生態系保全用根固ブロックおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項１に記載の生態系保全用根固ブロックの製造方法は、前述した目的を達成するために、型枠内に配設された任意に湾曲可能な可撓性筒状部材の少なくとも一方の端部を、前記型枠の壁面に固定した後に、前記型枠内に、コンクリートを打設して前記可撓性筒状部材とともに固化させることにより、内部に、湾曲した空洞部を形成することを特徴とする。
本発明の請求項２に記載の生態系保全用根固ブロックの製造方法は、請求項１に記載の前記可撓性筒状部材の両端部を前記型枠の壁面に固定するとともに、前記可撓性筒状部材を、前記型枠との固定部間を結ぶ最短距離よりも長く形成しておき、前記型枠内にコンクリートを打設して前記可撓性筒状部材とともに固化させることにより、内部に、湾曲しかつ両端が開口された貫通した空洞部を形成することを特徴とする。
本発明の請求項３に記載の生態系保全用根固ブロックの製造方法は、請求項１または請求項２に記載の前記型枠内に、湾曲可能な芯材を取り付けておき、この芯材を所定の形状に湾曲させた後に、この芯材を覆うようにして前記可撓性筒状部材を配設して空洞部の形状を設定した後に、前記型枠内にコンクリートを打設して前記可撓性筒状部材とともに固化させることを特徴とする。
本発明の請求項４に記載の生態系保全用根固ブロックの製造方法は、請求項１ないし請求項３の何れかに記載の前記型枠の、前記可撓性筒状部材の固定部に、この可撓性筒状部材の端部が嵌合させられる固定部材を設けておき、この固定部材によって、コンクリート打設時の前記可撓性筒状部材の端部の位置決めを行うとともに、前記可撓性筒状部材の端部を閉塞して、コンクリート打設後の開口部を形成することを特徴とする。
本発明の請求項５に記載の生態系保全用根固ブロックの製造方法は、請求項１ないし請求項３の何れかに記載の前記可撓性筒状部材の少なくとも一方の端部を、前記型枠の壁面を貫通して取り付けておき、前記型枠内にコンクリートを打設して前記可撓性筒状部材とともに固化させることにより、前記可撓性筒状部材の端部を表面から突出させることを特徴とする。
本発明の請求項６に記載の生態系保全用根固ブロックは、請求項１ないし請求項５の何れかに記載の製造方法によって形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項７に記載の生態系保全用根固ブロックは、請求項６に記載の生態系保全用根固ブロックの複数を敷設した際に、隣接する生態系保全用根固ブロックに形成されている空洞部が相互に連通させられるようになされていることを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図１は、本実施形態に係わる生態系保全用根固ブロック１を用いて根固工が施工された河川の要部の縦断面図であり、複数の生態系保全用根固ブロック１を、護岸２の下部先端部に、川底に沿って敷設することによって構築されている。
【０００９】
ここで、前記生態系保全用根固ブロック１の製造方法の一実施形態について説明する。
本実施形態においては、型枠３内に配設された任意に湾曲可能な可撓性筒状部材４の少なくとも一方の端部を、前記型枠３の壁面に固定した後に、前記型枠３内に、コンクリート５を打設して可撓性筒状部材４とともに固化させることにより、図３および図４に示すように、内部に、湾曲した空洞部６を形成することを特徴としている。
【００１０】
そして、本実施形態においては、図２に示すように、前記型枠３内に、湾曲可能な芯材７を取り付けておき、この芯材７を所定の形状に湾曲させた後に、この芯材７を覆うようにして前記可撓性筒状部材４を配設して、前記空洞部６の形状を設定するようにしている。
【００１１】
前記可撓性筒状部材４は、湾曲可能なプラスチックや軟質塩化ビニル、紙等からなる可撓管が用いられ、これらによって形成される空洞部６の一端部が、形成される前記生態系保全用根固ブロック１の内部に位置させられる場合にあっては、前記可撓性筒状部材４の一端部が閉塞された形状となされ、かつ、他端部が、前記型枠３の壁面に当接固定されることによって、この壁面によって閉塞されている。
また、形成される前記空洞部６の両端部が、前記生態系保全用根固ブロック１の表面に開口させられる場合にあっては、前記可撓性筒状部材４の両端部が、前記型枠３の壁面にそれぞれ当接固定されることによって閉塞されている。
【００１２】
また、前記芯材７は、たとえば、鉄筋やピアノ線等の湾曲可能な線材が用いられ、形成すべき空洞部６の形状に大まかに沿うように湾曲させられるとともに、前記可撓性筒状部材４を湾曲した状態に保持するようになっている。
【００１３】
さらに、本実施形態においては、前記型枠３の底部に、形成される生態系保全用根固ブロック１の外形形状を、自然石の形状に近似させるべく、樹脂等からなるバックアップ材８が装着されており、前記コンクリート５の固化後に前記型枠３を取り外す際に、前記バックアップ材８が、前記型枠３とともに取り外されるようになっている。
【００１４】
このように、前記バックアップ材８が取り付けられた型枠３内に、芯材７および可撓性筒状部材４を取り付け、ついで、前記型枠３の空間部にコンクリート５を打設して固化させた後に、型枠３を取り外すことによって、図３および図４に示すような生態系保全用根固ブロック１を形成することができる。
【００１５】
このようにして、内部に、外面に開口部６ａを有する空洞部６が多数形成された生態系保全用根固ブロック１が得られる。
【００１６】
この生態系保全用根固ブロック１は、たとえば、図５に示すように、貫通状態で形成された前記空洞部６に吊り上げ用のワイヤ９を挿通して、このワイヤ９を介してクレーンによって吊り上げることにより、川底の所定位置に順次設置することにより、図１に示すような根固工が構築される。
【００１７】
このようにして構築された根固工は、各生態系保全用根固ブロック１のそれぞれに外部へ開口する開口部６ａを有する空洞部６が形成されていることにより、川底近傍に、水中に連続もしくは閉塞された空間部が多数形成される。
これによって、水の流れが遅く、また、暗所となる領域が形成され、ウナギ等の底生生物の生息に適した領域が容易に得られる。
【００１８】
そして、本実施形態においては、前記生態系保全用根固ブロック１の外形形状を自然石に近い形状としたことにより、これらを敷設して根固工を構築した状態において、生態系保全用根固ブロック１の上面形状が不規則になり、川底が凹凸形状となされる。
これによって、川底近傍の水の流れに緩急が生じて淀みが形成され、魚類の休息ないしは待避場所となる。
また、冠水を繰り返すことによって、凹部には徐々に土砂が堆積され、植生帯も形成される。
【００１９】
したがって、これらの相乗作用によって、水中動物の生息に適した河岸部の環境が容易に得られる。
【００２０】
一方、図６に示すように、前記生態系保全用根固ブロック１の複数を敷設した際に、隣接する生態系保全用根固ブロック１に形成されている空洞部６が相互に連通するようにしておくことにより、敷設後において、隣接する空洞部６に連結部材１０を挿通して、この連結部材１０の各端部を、固定部材１１によって前記生態系保全用根固ブロック１に固定して、隣接する生態系保全用根固ブロック１同士を連結することが可能となる。
これによって、構築される根固工の重量を確保して、この根固工が、流れによって流出することが防止される。
【００２１】
図７ないし図１０は、本発明の他の実施形態を示す。
本実施形態は、外面に多数の係合用の凹凸部２０を有する直方体状の生態系保全用根固ブロック２１としたものである。
【００２２】
本実施形態においては、可撓性筒状部材２２の両端部を、目的とする生態系保全用根固ブロック２１の外形形状を有する型枠２３の壁面に固定するとともに、前記可撓性筒状部材２２を、前記型枠２３との固定部間を結ぶ最短距離よりも長く形成し、前記型枠２３の、前記可撓性筒状部材２２の固定部に、この可撓性筒状部材２２の端部が嵌合させられる固定部材２４を設けておき、この固定部材２４によって、コンクリート打設時の前記可撓性筒状部材２２の端部の位置決めを行うとともに、前記可撓性筒状部材２２の端部を閉塞しておく。
【００２３】
ついで、前記型枠２３内にコンクリートを打設して可撓性筒状部材４とともに固化させることによって、図８ないし図１０に示すように、表面に凹凸部２０が形成され、内部に、湾曲しかつ両端が開口された貫通した空洞部２５有する生態系保全用根固ブロック２１が得られる。
【００２４】
このような生態系保全用根固ブロック２１とすることにより、これらを敷設する際に、隣接する生態系保全用根固ブロック２１に形成されている凹凸部２０を相互に嵌合させることによって、これらを容易に強固な連結状態とすることができる。
【００２５】
さらに、図１１は、本発明の変形例を示すもので、前記可撓性筒状部材４（２２）の少なくとも一方の端部を、前記型枠３（２３）の壁面を貫通して取り付けておくことにより、前記可撓性筒状部材４（２２）の端部を、形成される生態系保全用根固ブロック１（２１）の表面から突出させたものである。
【００２６】
このような構成とすることにより、前記生態系保全用根固ブロック１（２１）の表面に、前記空洞部６（２５）に連続した突出部が形成され、この突出部によって、ウナギ等の底生生物が、前記空洞部６（２５）へ入り込み易くなるといった効果が得られる。
【００２７】
なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
たとえば、前記各実施形態において示した生態系保全用根固ブロック１（２１）の形状や、内部に形成される空洞部６（２５）の数や形状等は任意に設定可能である。
【００２８】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、型枠内に配設された任意に湾曲可能な可撓性筒状部材の少なくとも一方の端部を、前記型枠の壁面に固定した後に、前記型枠内に、コンクリートを打設して前記可撓性筒状部材とともに固化させることにより、内部に、湾曲した空洞部を形成することを特徴とするもので、この生態系保全用根固ブロックを川底に敷設して根固工を構築した際に、川底近傍に、水中に連続した空間部を容易に形成することができ、これによって、河川の底生生物に好適な生息領域を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態によって構築された根固工を備えた河川を示す、要部の縦断面図である。
【図２】本発明の一実施形態の生態系保全用根固ブロックの製造方法を示す縦断面図である。
【図３】本発明の一実施形態によって製造された生態系保全用根固ブロックの側面図である。
【図４】本発明の一実施形態によって製造された生態系保全用根固ブロックの平面図である。
【図５】本発明の一実施形態によって製造された生態系保全用根固ブロックの敷設方法の一例を示す概略図である。
【図６】本発明の一実施形態によって製造された生態系保全用根固ブロックの連結方法の一例を示す縦断面図である。
【図７】本発明の他の実施形態の製造方法を示す平面図である。
【図８】本発明の他の実施形態によって製造された生態系保全用根固ブロックの平面図である。
【図９】本発明の他の実施形態によって製造された生態系保全用根固ブロックの側面図である。
【図１０】本発明の他の実施形態によって製造された生態系保全用根固ブロックの側面図である。
【図１１】本発明の変形例を示す生態系保全用根固ブロックの縦断面図である。
【符号の説明】
１ 生態系保全用根固ブロック
２ 護岸
３ 型枠
４ 可撓性筒状部材
５ コンクリート
６ 空洞部
６ａ 開口部
７ 芯材
８ バックアップ材
９ ワイヤ
１０ 連結部材
１１ 固定部材
２０ 凹凸部
２１ 生態系保全用根固ブロック
２２ 可撓性筒状部材
２３ 型枠
２４ 固定部材
２５ 空洞部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a root block for ecosystem conservation used particularly as a root anchor in rivers and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in rivers, for the purpose of flood control such as mitigation and prevention of flood damage, laying works have been carried out for the purpose of preventing scouring in front of the revetment.
And such a root fixation is usually performed by a root fixation block made of a flat concrete block.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional root block using such a flat concrete block, although a sufficient effect can be expected in strength, the riverbed is regularly covered in a flat plate shape.
[0004]
Here, various fishes and benthic organisms inhabit the river, and in particular, so-called benthic organisms such as eels that inhabit the riverbed have a habit of favoring in the dark part of the riverbed. For benthic organisms, the root fixing constructed by the above-mentioned conventional flat-shaped root fixing blocks is inappropriate because of its small habitat space.
In addition, other fishes are saved by the stagnation formed by the recesses in the bottom of the river in order to avoid the flow when the water increases due to floods, etc. Can't secure a shelter for fish.
[0005]
In particular, in recent years, there has been a demand for the construction of an emphasis on ecological system that protects the natural environment of rivers and considers animals and plants that live in rivers. It cannot be handled with the Nekoshi block.
[0006]
The present invention has been made in view of such conventional problems, and in particular, provides a root block for ecosystem conservation that can easily ensure the habitat of benthic organisms and a method for producing the same. With the goal.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a method for producing an ecological conservation root block, in order to achieve the above-described object, an arbitrarily bendable flexible tubular member disposed in a mold. After fixing at least one end to the wall surface of the formwork, concrete is placed in the formwork and solidified together with the flexible tubular member, thereby forming a curved cavity inside. It is characterized by forming.
According to a second aspect of the present invention, there is provided a method for producing an ecological conservation root block, wherein both ends of the flexible tubular member according to the first aspect are fixed to a wall surface of the mold, and By forming the flexible cylindrical member longer than the shortest distance connecting between the fixed portions with the mold, and placing concrete in the mold and solidifying together with the flexible cylindrical member A hollow portion that is curved and open at both ends is formed inside.
According to a third aspect of the present invention, there is provided a method for producing an ecosystem protection root block, wherein a bendable core material is attached in the mold according to the first or second aspect, and the core material is provided. After bending the material into a predetermined shape, the flexible cylindrical member is disposed so as to cover the core material and the shape of the hollow portion is set, and then concrete is placed in the mold. The flexible tubular member is solidified together .
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a method for producing an ecological conservation root block, wherein the flexible tubular member is fixed to the mold according to any one of the first to third aspects. In addition, a fixing member to which an end portion of the flexible tubular member is fitted is provided, and the end portion of the flexible tubular member is positioned by the fixing member at the time of placing the concrete. The end of the flexible cylindrical member is closed to form an opening after placing the concrete.
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a method for producing an ecological conservation root block, wherein at least one end of the flexible tubular member according to any one of the first to third aspects is used. The end of the flexible cylindrical member protrudes from the surface by attaching through the wall surface of the mold and placing concrete in the mold and solidifying it with the flexible cylindrical member. It is characterized by making it.
The root block for ecological conservation according to claim 6 of the present invention is formed by the manufacturing method according to any one of claims 1 to 5.
The ecosystem protection root block according to claim 7 of the present invention is formed into an adjacent ecosystem protection root block when a plurality of ecosystem protection root blocks according to claim 6 are laid. It is characterized in that the hollow portions that are made communicate with each other.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a vertical cross-sectional view of a main part of a river where root fixation work has been performed using the ecosystem conservation root block 1 according to the present embodiment. It is constructed by laying along the bottom of the river at the bottom end of the revetment 2.
[0009]
Here, one Embodiment of the manufacturing method of the said root block 1 for ecosystem preservation is described.
In the present embodiment, after fixing at least one end of the arbitrarily curved flexible tubular member 4 disposed in the mold 3 to the wall surface of the mold 3, the mold 3 The concrete is characterized in that a concrete cavity 5 is placed and solidified together with the flexible tubular member 4 to form a curved cavity 6 inside as shown in FIGS.
[0010]
In the present embodiment, as shown in FIG. 2, a bendable core member 7 is attached in the mold 3, and the core member 7 is bent into a predetermined shape. The flexible tubular member 4 is disposed so as to cover 7 and the shape of the cavity 6 is set.
[0011]
The flexible tubular member 4 is made of a flexible tube made of bendable plastic, soft vinyl chloride, paper, or the like, and one end of the cavity 6 formed by these is formed in the ecosystem conservation. In the case where it is positioned inside the root block 1, one end of the flexible tubular member 4 is closed, and the other end is on the wall of the mold 3. By being abutted and fixed, the wall is closed.
In addition, when both end portions of the formed hollow portion 6 are opened on the surface of the ecosystem protection root fixation block 1, both end portions of the flexible tubular member 4 are Each frame 3 is closed by being abutted and fixed to the wall surface of the frame 3.
[0012]
The core member 7 is made of, for example, a wire that can be bent such as a reinforcing bar or a piano wire, and is bent so as to roughly follow the shape of the cavity 6 to be formed, and the flexible tubular member. 4 is held in a curved state.
[0013]
Furthermore, in this embodiment, a back-up material 8 made of resin or the like is attached to the bottom of the formwork 3 in order to approximate the outer shape of the formed ecosystem protection root block 1 to the shape of a natural stone. When the mold 3 is removed after the concrete 5 is solidified, the backup material 8 is removed together with the mold 3.
[0014]
In this way, the core material 7 and the flexible tubular member 4 are attached in the mold 3 to which the backup material 8 is attached, and then the concrete 5 is placed in the space of the mold 3 and solidified. Then, by removing the mold 3, it is possible to form an ecological conservation root block 1 as shown in FIG. 3 and FIG.
[0015]
In this way, the ecosystem preservation root block 1 having a large number of cavities 6 having openings 6a on the outer surface is obtained.
[0016]
For example, as shown in FIG. 5, the ecosystem protection root anchor block 1 is inserted through a hollow wire 6 formed in a penetrating state, and is lifted by a crane through the wire 9. As a result, by installing them sequentially at a predetermined position on the riverbed, a root anchor as shown in FIG. 1 is constructed.
[0017]
The root anchor constructed in this way is formed in each of the ecosystem protection root anchor blocks 1 with a cavity 6 having an opening 6a that opens to the outside. Many continuous or closed spaces are formed.
As a result, a region where water flows slowly and becomes a dark place is formed, and a region suitable for inhabiting benthic organisms such as eels can be easily obtained.
[0018]
In the present embodiment, the outer shape of the ecosystem conservation root fixation block 1 is made to be a shape close to natural stone. The shape of the upper surface of the solid block 1 becomes irregular, and the bottom of the river is uneven.
As a result, the flow of water in the vicinity of the riverbed becomes sluggish and a stagnation is formed, which becomes a resting or retreating place for fish.
Moreover, by repeating flooding, earth and sand are gradually accumulated in the recesses, and a vegetation zone is also formed.
[0019]
Therefore, the river environment suitable for the inhabiting of aquatic animals can be easily obtained by these synergistic actions.
[0020]
On the other hand, as shown in FIG. 6, when a plurality of ecosystem protection root blocks 1 are laid, the hollow portions 6 formed in adjacent ecosystem protection root blocks 1 communicate with each other. Thus, after laying, the connecting member 10 is inserted into the adjacent cavity 6, and each end of the connecting member 10 is fixed to the root block 1 for ecological conservation by the fixing member 11. Thus, it becomes possible to connect adjacent ecosystem protection root blocks 1 to each other.
This secures the weight of the rooting work to be constructed, and prevents the rooting work from flowing out due to the flow.
[0021]
7 to 10 show another embodiment of the present invention.
In the present embodiment, a cuboid-shaped ecosystem preservation root block 21 having a large number of concave and convex portions 20 for engagement on the outer surface is used.
[0022]
In the present embodiment, both ends of the flexible cylindrical member 22 are fixed to the wall surface of the mold 23 having the outer shape of the target ecosystem protection root fixation block 21, and the flexible cylindrical member The member 22 is formed to be longer than the shortest distance connecting the fixing portions with the mold 23, and the flexible cylindrical member 22 is fixed to the fixing portion of the flexible cylindrical member 22 of the mold 23. A fixing member 24 to which the end of the flexible cylindrical member 22 is fitted is provided, and the fixing member 24 positions the end of the flexible cylindrical member 22 at the time of placing the concrete, and the flexible cylindrical shape. The end of the member 22 is closed.
[0023]
Next, by placing concrete in the mold 23 and solidifying it together with the flexible tubular member 4 , as shown in FIGS. 8 to 10, the concavo-convex portion 20 is formed on the surface and curved inside. In addition, an ecological conservation root block 21 having a hollow portion 25 that is open at both ends is obtained.
[0024]
By constructing such an ecological conservation root block 21, when laying them, the concave and convex portions 20 formed in the adjacent ecosystem conservation root block 21 are fitted together, These can be easily made into a strong connected state.
[0025]
Further, FIG. 11 shows a modification of the present invention. At least one end of the flexible tubular member 4 (22) is attached through the wall surface of the mold 3 (23). By placing, the end of the flexible tubular member 4 (22) is projected from the surface of the formed ecosystem protection root block 1 (21).
[0026]
By adopting such a configuration, a protruding portion that is continuous with the hollow portion 6 (25) is formed on the surface of the ecosystem preservation root block 1 (21), and this protruding portion forms the bottom of an eel or the like. It is possible to obtain an effect that living organisms can easily enter the hollow portion 6 (25).
[0027]
Note that the shapes, dimensions, and the like of the constituent members shown in the embodiment are examples, and can be variously changed based on design requirements and the like.
For example, the shape of the ecosystem preservation root block 1 (21) shown in each of the above embodiments and the number and shape of the hollow portions 6 (25) formed therein can be arbitrarily set.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, after fixing at least one end of an arbitrarily bendable flexible tubular member disposed in a mold to the wall surface of the mold, Inside, concrete is placed and solidified together with the flexible cylindrical member, thereby forming a curved cavity inside. When constructing root anchors by laying in, it is possible to easily form a continuous space in the water near the bottom of the river, thereby forming a suitable habitat for river benthic organisms. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an essential part showing a river with a root construction constructed according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal cross-sectional view showing a method for producing an ecosystem preservation root block according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a side view of a root block for ecosystem conservation manufactured according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a plan view of a root block for ecosystem conservation manufactured according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a schematic view showing an example of a method for laying an ecosystem protection root block manufactured according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a longitudinal cross-sectional view showing an example of a method for connecting ecosystem protection root stick blocks manufactured according to an embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a plan view showing a manufacturing method according to another embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a plan view of a root block for ecosystem conservation manufactured according to another embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a side view of a root block for ecosystem conservation manufactured according to another embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a side view of a root block for ecosystem conservation manufactured according to another embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a longitudinal sectional view of a root block for ecosystem conservation showing a modification of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Root block for ecological conservation 2 Revetment 3 Formwork 4 Flexible cylindrical member 5 Concrete 6 Cavity 6a Opening 7 Core material 8 Backup material 9 Wire 10 Connecting member 11 Fixing member 20 Concavity and convexity 21 For ecosystem conservation Root block 22 Flexible tubular member 23 Mold 24 Fixing member 25 Cavity

Claims (7)

型枠内に配設された任意に湾曲可能な可撓性筒状部材の少なくとも一方の端部を、前記型枠の壁面に固定した後に、前記型枠内に、コンクリートを打設して前記可撓性筒状部材とともに固化させることにより、内部に、湾曲した空洞部を形成することを特徴とする生態系保全用根固ブロックの製造方法。At least one end portion of the mold in the bendable to disposed the optionally flexible tubular member, after securing to the wall of the mold, to the mold inside, and Da設concrete the A method for producing a root block for ecosystem conservation, characterized in that a curved cavity is formed inside by solidifying together with a flexible cylindrical member . 前記可撓性筒状部材の両端部を前記型枠の壁面に固定するとともに、前記可撓性筒状部材を、前記型枠との固定部間を結ぶ最短距離よりも長く形成しておき、前記型枠内にコンクリートを打設して前記可撓性筒状部材とともに固化させることにより、内部に、湾曲しかつ両端が開口された貫通した空洞部を形成することを特徴とする請求項１に記載の生態系保全用根固ブロックの製造方法。While fixing both ends of the flexible cylindrical member to the wall surface of the mold, the flexible cylindrical member is formed to be longer than the shortest distance connecting the fixed portions to the mold, The concrete is placed in the mold and solidified together with the flexible cylindrical member, thereby forming a hollow portion that is curved and has both ends opened. The manufacturing method of the root block for ecosystem preservation as described in 1 .. 前記型枠内に、湾曲可能な芯材を取り付けておき、この芯材を所定の形状に湾曲させた後に、この芯材を覆うようにして前記可撓性筒状部材を配設して空洞部の形状を設定した後に、前記型枠内にコンクリートを打設して前記可撓性筒状部材とともに固化させることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の生態系保全用根固ブロックの製造方法。A bendable core material is attached in the mold, and after the core material is bent into a predetermined shape, the flexible cylindrical member is disposed so as to cover the core material, and a cavity is formed. After setting the shape of the part, concrete is placed in the formwork and solidified together with the flexible cylindrical member. Block manufacturing method. 前記型枠の、前記可撓性筒状部材の固定部に、この可撓性筒状部材の端部が嵌合させられる固定部材を設けておき、この固定部材によって、コンクリート打設時の前記可撓性筒状部材の端部の位置決めを行うとともに、前記可撓性筒状部材の端部を閉塞して、コンクリート打設後の開口部を形成することを特徴とする請求項１ないし請求項３の何れかに記載の生態系保全用根固ブロックの製造方法。  A fixing member to which an end portion of the flexible cylindrical member is fitted is provided at a fixing portion of the flexible cylindrical member of the mold, and the fixing member is used to fix the flexible cylindrical member. The end of the flexible tubular member is positioned and the end of the flexible tubular member is closed to form an opening after placing concrete. Item 4. A method for producing a root block for ecosystem conservation according to any one of Items 3 to 4. 前記可撓性筒状部材の少なくとも一方の端部を、前記型枠の壁面を貫通して取り付けておき、前記型枠内にコンクリートを打設して前記可撓性筒状部材とともに固化させることにより、前記可撓性筒状部材の端部を表面から突出させることを特徴とする請求項１ないし請求項３の何れかに記載の生態系保全用根固ブロックの製造方法。At least one end of the flexible tubular member is attached through the wall surface of the mold, and concrete is placed in the mold to be solidified together with the flexible cylindrical member. The manufacturing method of the root block for ecosystem preservation | save in any one of Claim 1 thru | or 3 which protrudes the edge part of the said flexible cylindrical member from the surface. 請求項１ないし請求項５の何れかに記載の製造方法によって形成されていることを特徴とする生態系保全用根固ブロック。  A root block for ecosystem preservation, which is formed by the production method according to any one of claims 1 to 5. 請求項６に記載の生態系保全用根固ブロックの複数を敷設した際に、隣接する生態系保全用根固ブロックに形成されている空洞部が相互に連通させられるようになされていることを特徴とする生態系保全用根固ブロック。  When laying a plurality of ecological conservation root blocks as claimed in claim 6, the cavity formed in the adjacent ecosystem protection root blocks can be communicated with each other. A special block for protecting ecosystems.
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