JP3656369B2 - Hydraulic oil tank for construction machinery - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベル等の建設機械に設置される作動油タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建設機械の一例として、図6に示した油圧ショベルがある。図中において、1はクローラ式の下部走行体であって、この下部走行体1上には旋回装置2を介して上部旋回体3が設けられる。上部旋回体3には運転室4が設置されており、また土砂の掘削その他の作業を行うフロント作業機構5が設けられる。フロント作業機構5は、上部旋回体3に俯仰動作可能に設けたブーム6と、このブーム6の先端に上下方向に回動可能に設けたアーム7及びこのアーム7の先端に回動可能に連結したフロントアタッチメントとしてのバケット8から構成される。下部走行体1における走行は走行用油圧モータで駆動され、また旋回装置2による上部旋回体3の旋回も旋回用油圧モータで駆動される。さらに、フロント作業機構5を構成するブーム6,アーム7及びバケット8は、油圧シリンダで駆動されるようになっている。
【0003】
前述した油圧モータ及び油圧シリンダからなる油圧アクチュエータを駆動するために、エンジン及び油圧ポンプが設けられるが、これらの機器は上部旋回体3に配置した建屋内に配置されており、従ってこの建屋により機械室9が形成される。ここで、機械室9を構成する建屋は、設置される機器等により複数に区画形成される。また、機械室9の部位にはタンク類が設置されている。このタンク類としては、少なくとも作動油タンクと燃料タンクとが設置される。さらに、機械室9の後部にはカウンタウエイト10が載置される。
【0004】
そこで、図7に前述した各油圧アクチュエータを駆動する油圧回路の概略構成の一例を示す。図中において、11a,11bは動力源としてのエンジンを示し、これら2基のエンジン11a,11bのうち、エンジン11aは油圧ポンプ12a1 ,12a2 を駆動するものであり、またエンジン11bは油圧ポンプ12b1 ,12b2 を駆動するものである。各油圧ポンプ12a1 ,12a2 ,12b1 ,12b2 (以下、油圧ポンプを総称する場合には符号12を用いる)の吐出側には、それぞれ方向切換弁ユニット13a1 ,13a2 ,13b1 ,13b2 (以下、方向切換弁ユニットを総称する場合には符号13を用いる)が接続されている。これら各方向切換弁ユニット13は駆動制御される油圧アクチュエータの数等に応じた複数の方向切換弁から構成される。図7には、油圧アクチュエータとして旋回モータ14と、フロント作業機構5を構成するブーム6,アーム7及びバケット8を駆動するそれぞれブームシリンダ15,アームシリンダ16及びバケットシリンダ17が示されている。なお、これら以外にも、左右の走行用油圧モータやフロント作業機構5におけるレベルシリンダその他の油圧シリンダ等からなる油圧アクチュエータが設けられるが、これらについては図示を省略する。
【0005】
旋回モータ14には、方向切換弁ユニット13a2 の一つの方向切換弁と、方向切換弁ユニット13b2 の一つの方向切換弁を介して、油圧ポンプ12a2 ,12b2 からの圧油が合流して供給されるようになっている。また、アームシリンダ16は方向切換弁ユニット13a1 の一つの方向切換弁と、方向切換弁ユニット13b1 の一つの方向切換弁を介して、油圧ポンプ12a1 ,12b1 からの圧油が合流して供給されることになる。一方、ブームシリンダ15及びバケットシリンダ17には4個の油圧ポンプ12からの圧油を合流させて供給されるようになっている。このように、ブームシリンダ15及びバケットシリンダ17に対する圧油の供給量を多くするのは、これらのシリンダに対する負荷が大きいからである。これら油圧アクチュエータのうち、ブームシリンダ15,アームシリンダ16及びバケットシリンダ17からなる油圧シリンダはそのロッドが伸長した時と、縮小した時とでは、その内部における油室の体積は、ロッドの進入体積の変化に応じた分だけ変化する。
【0006】
油圧ポンプに作動油を供給し、各油圧アクチュエータからの戻り油を還流させるために、作動油タンク18が設けられる。そして、この作動油タンク18には油圧ポンプ12への吸い込み配管と、各油圧アクチュエータからの戻り配管とが接続される。油圧ショベルが作動している間は、作動油タンク18内の作動油の貯留量が変化することになり、この作動油タンク18内の作動油量の変化は主として油圧シリンダの油室の体積変化量に依存する。
【0007】
油圧ショベルに装着される油圧シリンダの数が少なく、またシリンダ径及びロッド径も小さいものであれば、作動油タンク18内の油量の変化も小さいから、作動油タンク内の作動油量の変化は小さい。ところが、鉱山における露天掘り等のために用いられる大型の油圧ショベルにおいては、フロント作業機構に加わる負荷が極めて大きいために、それを駆動する油圧シリンダのシリンダ径及びロッド径も大きくされ、かつブームシリンダ,アームシリンダ,バケットシリンダに加えて、レベルシリンダや、ローダ式のバケットを用いる場合には、このバケット開閉用のシリンダ等も設けられる関係から、装着される油圧シリンダの数も多くなる。従って、作動油タンク18の油量変化も著しく大きくなる。しかも、油圧ショベルは平坦な地面で作業を行うだけでなく、傾斜地でも掘削等の作業が行われる。傾斜地では、上部旋回体3が傾くことから、当然作動油タンク18も傾斜することになる。
【0008】
油圧アクチュエータからの戻り油が作動油タンクに還流するが、この戻り油の作動油タンクへの還流流量と油圧ポンプへの供給流量とに差が生じることから、しかも戻り油に背圧が生じないようにする必要から、作動油タンク内にはある程度の容積の空気層が形成され、かつこの空気層はほぼ大気圧の状態になっていなければならない。一方、作動油タンクから油圧ポンプに作動油が供給されるが、この時に作動油に空気が混入していると、キャビテーションが発生して、油圧回路を構成する各機器に損傷を生じさせる等の不都合がある。従って、上部旋回体3が最大角度傾斜しても、なお油圧ポンプへの供給油に空気が混入しないようにしなければならない。
【0009】
以上のことから、作動油タンク18の容量は、上部旋回体3が最大傾斜角度で傾斜した状態で、しかも全ての油圧シリンダが伸長した状態でもなお、吸い込み配管に空気が混入しないようにする必要がある。また、作動油タンク18に最大油量が貯留された状態、即ち全ての油圧シリンダが縮小した時でも、この作動油タンク18の液面上に所定の容積の空気層が形成されている必要がある。ここで、作動油タンク18への戻り油は油圧アクチュエータ等を経たものであるから、シール部材の破損片や金属摩耗粉等といった固形の異物が含まれていることがある。このような異物は戻り油の還流時にフィルタを介することにより除去されるが、この戻り側で捕捉されない異物が作動油タンクに流入することがある。僅かな異物でも油圧ポンプに入り込むと、摺動部の摩耗が促進する等といった不都合があるために、作動油タンクから油圧ポンプへの吸い込み側にも吸い込みフィルタを設け、作動油はこの吸い込みフィルタを介して供給されることになる。従って、吸い込みフィルタが作動油液面から露出していると、油圧ポンプに供給される作動油に空気が混入してしまうことになる。
【0010】
作動油タンクの構成としては、例えば特開平5−187401号公報に示されているようにものが従来から知られている。そこで、図8に基づいて、この従来技術による作動油タンクの構成について説明する。
【0011】
作動油タンク20はタンク本体21を有し、このタンク本体21は略直方体形状のものであって、上部旋回体3を構成する旋回フレームのフレーム上面板3a上に設置されている。そして、このタンク本体21にはフィルタ装置22が装着されており、その上部側には戻り配管(図示せず)が接続されるようになっている。従って、油圧アクチュエータからの戻り油は、このフィルタ装置22を通過して、異物等を除去した上でタンク本体21内に流入することになる。
【0012】
タンク本体21の下部位置には吸い込みフィルタ23が設けられており、この吸い込みフィルタ23に吸い込み配管24が接続されている。吸い込み配管24は油圧ポンプに作動油を供給するためのものであって、タンク本体21の底面21aのほぼ中央部に設けた配管接続部21cに接続されることになる。吸い込みフィルタ23は配管接続部21cに着脱可能に装着されており、この吸い込みフィルタ23はタンク本体21の底面21aから所定の高さだけ突出している。また、タンク本体21の上部は蓋体21bで閉鎖されているが、この蓋体21bにはエアブリーザ25が設けられており、このエアブリーザ25を介して外気と連通させることによって、タンク本体21内の液面が上下しても、このタンク本体21内の空気層は実質的に大気圧に近い所定の圧力状態に保たれる。
【0013】
さらに、タンク本体21の内部には隔壁26が立設されている。隔壁26は戻り油の流入部及び油圧ポンプへの吸い込み部が設けられている部位の水平断面積を制限するためのものであって、この隔壁26により区画される2つのチャンバ間は、上下に設けた連通孔26a,26bとにより常時連通している。
【0014】
吸い込み配管24は油圧ポンプに作動油を供給するためのものであり、このためにタンク本体21への接続部から下方に延在されて、図示しない油圧ポンプにまで引き回されることになる。この吸い込み配管24は上部旋回体3の下面から下方に突出しないように保持するために、フレーム上面板3aとフレーム下面板3bとの間の比較的狭い空間内で方向転換されるようになっており、従って吸い込み配管24の方向転換部は略90°曲げたパイプで形成されて、フレーム下面板3bの上部空間に沿って引き回される。このように、上部旋回体3のフレーム上面板3aとフレーム下面板3bとの間の空間を吸い込み配管24を引き回すためのスペースとして利用することによって、吸い込み配管24をタンク本体21の底面21aに接続できるようになるから、タンク本体21の側面に吸い込み配管24を接続する場合と比較して、タンク本体21の容積を広く使えるようになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図8に示した作動油タンク20等、従来技術の作動油タンクにあっては、作動油タンクの容積や、吸い込み配管の接続及び引き回し等について、なお種々の解決すべき課題がある。
【0016】
タンク本体の底面から吸い込みフィルタが突出しているが、液面がこの吸い込みフィルタからから僅かでも下がると、吸い込み配管から吸い込まれる作動油に空気が混入する。従って、作動油タンクのタンク本体内の最低液面位置は吸い込みフィルタの上端の位置を基準として設定されなければならない。上部旋回体の傾斜により、タンク本体に対して液面が最大角度傾いた状態であり、かつ全ての油圧シリンダが最伸長状態となっても、吸い込みフィルタが液面から露出しないように保持する必要がある。また、全ての油圧シリンダが最縮小状態になった時に、エアブリーザの装着部に液面が到達しないように設定する必要がある。
【0017】
以上のことから、図9に示したように、タンク本体内の液面レベルの変化が、最大傾斜角度θにおいて、最低液面L1 を下回らず、かつ最高液面L2 を越えないように設定する必要がある。勿論、油圧回路を構成する各部の油漏れ等を考慮して、実際の最低液面は液面L1 より高く設定しなければならず、また液面の揺れ等があることから、実際の最高液面は液面L2 より低く設定する必要がある。図8の作動油タンクにあっては、隔壁26を設けているが、それでもなお最低液面は吸い込みフィルタの高さ位置に依存する点は変わらない。
【0018】
上部旋回体には種々の機器が配置され、しかもこれら各機器はメンテナンスが必要であることから、機器の配置スペースやメンテナンス空間の確保のためには、上部旋回体に設置される機器の小型化を図る必要がある。また、高さ方向においては、後方視野の関係や、輸送時の高さ制限、さらには外観上凹凸が生じるのが好ましくはない等の点から、一部の機器だけを突出させることはできない。作動油タンクも上部旋回体に設置される機器の一つとして、小型化できれば、上部旋回体にスペース的な余裕が出ることになる点で好ましいが、作動油タンクの容積には前述した制約があり、十分な小型化を図ることはできない。
【0019】
また、吸い込み配管は、タンク本体の底面において、吸い込みフィルタに連結されることから、この吸い込み配管の流量は吸い込みフィルタによる吸い込み量に依存する。このために、1本の吸い込み配管だけでは油圧ポンプへの供給流量が十分でない場合があり、複数本の吸い込み配管をタンク本体に接続して、これら各吸い込み配管からの作動油を途中で合流させなければならず、配管の引き回しが複雑になることもある。さらに、タンク本体の底面に接続した吸い込み配管は底面と平行な方向に延在させるために、この吸い込み配管を90°というように無理に曲げなければならず、このために吸い込み抵抗が大きくなってしまう。
【0020】
既に説明したように、作動油タンクの機能としては、油圧アクチュエータ等との関係で戻り油の流入量の増減を補償する機能、この作動油タンクから油圧ポンプに異物や空気を含まない作動油を供給する機能、戻り油の流入時に背圧を生じさせず、また油圧ポンプに最小限の抵抗で吸い込ませる機能等がある。略直方体形状のタンク本体で構成した作動油タンクによって、前述した各機能を最大限に発揮させ、なおかつタンク本体を小型化するのは極めて困難である。
【0021】
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、作動油タンクを戻り油が流入する部位と、油圧ポンプへの吸い込みを行う部位とを区画形成することによって、小型の作動油タンクでその機能をより向上させることにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明は、下部走行体と、この下部走行体に旋回可能に設置され、一端側にフロント作業機構を構成するブームを回動可能に連結し、他端側にはカウンタウエイトが設置される左右一対のメインフレームを備えた旋回フレームを有する上部旋回体とからなる建設機械の上部旋回体に設置され、油圧ポンプに作動油を供給する作動油タンクであって、本体タンク部と、この本体タンク部の底面から下方に延在して設けられ、前記本体タンク部の水平断面積より狭い水平断面積を有する底深の吸い込み油流入部とを有し、前記本体タンク部は前記旋回フレームに設置されて、その底面が前記両メインフレーム間を跨ぐ位置に配置され、かつ前記吸い込み油流入部は前記両メインフレーム間の部位に落とし込むように装着され、前記油圧ポンプの吸い込み配管を前記吸い込み油流入部に接続する構成としたことをその特徴とするものである。
【0023】
吸い込み油流入部は左右のメインフレーム間に位置することから、吸い込み配管をこの吸い込み油流入部の側面に接続することができる。これによって、配管を真直ぐ延在させることができる。また、吸い込みフィルタは必ずしも吸い込み配管に設ける必要がなく、本体タンク部と吸い込み油流入部との間または吸い込み油流入部内に取付板を装着して、この取付板の下部側に区画されたチャンバを設けて、この取付板に吸い込みフィルタを着脱可能に装着した1または複数の連通孔を開口させて設け、このチャンバにはこの吸い込みフィルタを介して作動油を流入させるように構成できる。これによって、吸い込み配管を吸い込みフィルタから切り離すことができて、吸い込みフィルタの大きさに吸い込み配管を合わせる必要がなくなる。
【0024】
さらに、吸い込みフィルタが装着された取付板を吸い込み油流入部の内部に設けると、この吸い込みフィルタの上端位置を低くすることができる。特に、吸い込みフィルタの上端を本体タンク部の底面から突出しないように設置すれば、本体タンク部内における最低液面状態の液面高さ位置は吸い込みフィルタとは無関係に、本体タンク部の底面を基準として設定することができ、その分だけ作動油タンクの小型化が図られる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。まず、図1及び図2には、本発明の作動油タンクの基本構成を示す。これらの図において、30は作動油タンクを示し、この作動油タンク30は上部側の本体タンク部31と、下部側の吸い込み油流入部32とから構成される。本体タンク部31は略直方体の容器からなり、吸い込み油流入部32は、この本体タンク部31の底面31aに連設して設けられている。吸い込み油流入部32は、本体タンク部31と一体に形成され、または溶接手段等により底面31aに固着して設けられるようになっており、その水平断面積は、本体タンク部31の水平断面積より小さくなっている。従って、この吸い込み油流入部32は実質的には、本体タンク部31の底面31aに対する深底部を構成するものである。ここで、本体タンク部31の底面31aにおける吸い込み油流入部32の位置は、ほぼ中央とするのが好ましいが、本体タンク部31の構成や、作動油タンク30が装着される位置等によっては、ある程度中央から離れた位置に設けても良い。
【0026】
以上のように、作動油タンク30を戻り油の流入により液面が変化する本体タンク部31に加えて、油圧シリンダの伸長・縮小等や上部旋回体の傾斜等に影響を受けないチャンバとして機能する吸い込み油流入部32が形成される。しかも、本体タンク部31内に作動油が存在する限り、吸い込み油流入部32のほぼ全容積に作動油が貯留された状態に保持される。吸い込み油流入部32の水平断面積は、本体タンク部31の水平断面積より小さいが、その比については格別の限定はなく、吸い込み流量等に基づいて本体タンク部31とは無関係に設定することができる。従って、吸い込み油流入部32の水平断面積はできるだけ狭くする方が好ましい。本体タンク部31は、従来技術におけるタンク本体21と同様、旋回フレーム40に設置される。即ち、旋回フレーム40のフレーム上面板41の高さ位置、より具体的には、後述するように、図5に示したセンタフレーム43上には枠状の台座41aが設けられており、この台座41aに本体タンク部31が固定される。また、吸い込み油流入部32は、旋回フレーム40におけるフレーム上面板41より下方に延在させるように装着する。そして、この吸い込み油流入部32の深さ方向の寸法は、旋回フレーム40のフレーム上面板41とフレーム下面板42との間隔を越えないように設定される。
【0027】
本発明による作動油タンクの基本構成としては以上の通りであるが、この基本構成に基づいて、具体的にはいくつかの態様の作動油タンクが形成される。まず、図3には、吸い込み配管を吸い込みフィルタとを切り離し、かつ吸い込み配管の引き回しを容易にした作動油タンクが示され、また図5には、図3の機能に加えて、さらに作動油タンクの小型化を図れるようにしたものが示されている。
【0028】
而して、図3に示した作動油タンク50は、本体タンク部51と、この本体タンク部51に連設した吸い込み油流入部52とからなり、吸い込み油流入部52は異物等を含まない清浄な作動油が流入するチャンバとなっている。このために、本体タンク部51の底面51aと吸い込み油流入部52を構成する落とし込み部との境界部には取付板53が装着されている。そして、この取付板53には複数の透孔53aが形成されており、この透孔53aを囲繞するように、筒状の取付リング54が形成されている。この取付リング54に吸い込みフィルタ55が着脱可能に取り付けられている。これによって、本体タンク部51からは吸い込みフィルタ55を介して異物等が除去された清浄な作動油のみが吸い込み油流入部52に流入することになる。従って、吸い込みフィルタ55は取付板53から本体タンク部51内に向けて突出している。
【0029】
そして、吸い込み油流入部52の側面に配管接続部56が設けられており、この配管接続部56に、他端が油圧ポンプに接続される吸い込み配管57が接続されている。また、配管接続部56には、開閉レバー58で開閉されるバタフライバルブ等の開閉弁(図示せず)が設けられている。さらに、本体タンク部51の内部には、この本体タンク部51内における吸い込み油流入部52が開口する部位の水平断面積を制限するために、上下の位置に連通孔59a,59bが形成された隔壁59が設けられている。なお、本体タンク部51には、流入する戻り油からシール部材の破損片や金属摩耗粉等の異物を除去するフィルタ装置が設置され、また蓋体51bにはエアブリーザが設けられるが、その図示は省略する。
【0030】
以上のように構成することによって、吸い込み配管57は、その吸い込み油流入部52の側面から、旋回フレーム40のフレーム上面板41とフレーム下面板42との間にほぼ真直ぐ延在させることができるようになり、この吸い込み配管57に無理な曲げ部を設けなくても良くなる。この結果、吸い込み配管57内を作動油が円滑に流れ、流動抵抗等を抑制できるから、作動油は吸い込み配管57を介して油圧ポンプに円滑に供給され、油圧ポンプの吸い込み抵抗が増大するのを防止できるようになる。
【0031】
また、吸い込み配管57は、作動油が取付板53に装着した吸い込みフィルタ55を通過して、異物が完全に除去された清浄な作動油が流入するチャンバである吸い込み油流入部52に開口しているから、この吸い込み配管57には吸い込みフィルタ55を接続する必要がなくなる。この結果、吸い込み配管57の流路断面積は吸い込みフィルタ55とは無関係に設定できるから、太い配管を用いることができる。従って、図7に示したように、油圧ポンプ12a1 ,12a2 と、油圧ポンプ12b1 ,12b2 とを設ける場合には、それぞれ1本の吸い込み配管で、または4個全ての油圧ポンプに1本の吸い込み配管で油圧ポンプ近傍まで導き、所定の位置で各油圧ポンプに分岐させる配管を設けることにより必要な量の作動油をそれぞれの油圧ポンプに供給することができるようになる。この結果、配管の引き回しが容易になると共に、配管を合流させたりする必要がなくなる等、全体としての油圧回路の構成を簡略化することができる。
【0032】
この作動油タンク50においては、本体タンク部51の大きさを、図8における作動油タンク20のタンク本体21と同じ大きさにすることができる。旋回フレーム40上、具体的にはフレーム上面板41の上に設置されることから、上部旋回体に設置した状態での占有空間が大きくなることはない。むしろ、吸い込み配管57とは無関係に吸い込みフィルタ55を設置できるから、図4に示したように、小型の吸い込みフィルタ55を多数取付板53に装着すれば、各吸い込みフィルタ55の高さ寸法を短縮できるようになる。従って、その分だけ本体タンク部51の容積を小さくできる。また、本体タンク部51には吸い込み油流入部52が連設されているが、この吸い込み油流入部52は本来であればデッドスペースとなっているフレーム上面板41とフレーム下面板42との間に配置されているから、この吸い込み油流入部52が作動油タンク50の上部旋回体における占有空間に影響を与えることはない。
【0033】
また、配管接続部56の開閉レバー58は、開閉弁が開いた状態(または閉じた状態)では、吸い込み配管57とほぼ平行な方向に延在されており、この開閉弁を閉じる(または開く)には、開閉レバー58を吸い込み油流入部52に近接する方向に回動させれば良く、その操作時に何等の部材も干渉することがないので、操作性が良好になる。
【0034】
さらに、図5に示した作動油タンク60においては、本体タンク部61の底面61aから下方に延在させた吸い込み油流入部62とから構成され、また吸い込み配管63は吸い込み油流入部62の側面に設けた配管接続部64に着脱可能に接続され、この配管接続部64には開閉レバー65で開閉される開閉弁が内蔵されている。以上の点については、図3に示した作動油タンク50と実質的に変わるところはない。
【0035】
そして、本体タンク部61から吸い込み油流入部62に向けて作動油が流入する際に、異物等を除去するための吸い込みフィルタ66は取付板67に装着されており、この取付板67には透孔67aが複数穿設されると共に、これら各透孔67aに吸い込みフィルタ66を着脱可能に装着するための取付リング68が突設されている。この点についても、図3の作動油タンク50と同様である。然るに、取付板67は吸い込み油流入部62の内部に取り付けられており、この取付板67の装着位置より下方が清浄な作動油が流入するチャンバとなっている。そして、吸い込み配管63は、取付板67の下方におけるこのチャンバに接続されている。しかも、この取付板67に突設状態に装着されている吸い込みフィルタ66の先端部は、吸い込み油流入部62の上部、即ち本体タンク部61の底面61aから突出しないようになっている。
【0036】
以上のように構成することによって、前述した吸い込み配管63の引き出し部分に無理な曲げを形成する必要がなく、また吸い込み配管63を吸い込みフィルタ66と切り離したことにより、吸い込み配管63の流量を吸い込みフィルタ66とは無関係に設定できるという利点があるだけでなく、作動油タンク60の上部旋回体における占有スペースを少なくできる。ここで、戻り油の量に応じて液面が上下するのは本体タンク部61の部位であり、また上部旋回体上に配置されるのは作動油タンク60のうちの本体タンク部61のみであり、吸い込み油流入部62は本来デッドスペースとなっている旋回フレーム40の内部に位置しているので、上部旋回体における占有スペースとはならない。従って、作動油タンク60の上部旋回体における占有スペースを減少させるには、本体タンク部61を小型化すれば良い。
【0037】
而して、本体タンク部61の底面61aには吸い込みフィルタ66が突出していない。従って、この作動油タンク60における最低液面を決定する要素としては、本体タンク部61の底面61aになる。この結果、本体タンク部61の容積を吸い込みフィルタ66の高さ寸法に相当する分だけ小さくできることになる。ここで、作動油タンク60の高さは、外観上の観点から、上部旋回体に設置される建屋や、他のタンクである燃料タンク等と揃える必要があり、このためには、高さ寸法を変えず幅や奥行き方向の寸法を小さくできるようになる。また、吸い込みフィルタ66が設けられ、かつ吸い込み配管63が接続されているのは、本体タンク部61より下方に落とし込んだ吸い込み油流入部62であるから、本体タンク部61内に必ずしも隔壁を設ける必要がなくなる。
【0038】
ここで、旋回フレーム40は、一端にブームが連結され、他端にカウンタウエイトが設置される左右一対のセンタフレーム43,43が設けられており、フレーム上面板41及びフレーム下面板42はこのセンタフレーム43に連結されている。そして、センタフレーム43はボックス形状のものか、またはH形のもので形成した極めて強度の高い部材である。従って、作動油タンク60は、その本体タンク部61の底面61aをセンタフレーム43,43間に跨ぐようにして設置し、また吸い込み油流入部62を両センタフレーム43,43間の位置に落とし込むように配置すれば、作動油タンク60を極めて安定的に装着できる。
【0039】
【発明の効果】
本発明は以上のように、作動油タンクを本体タンク部と、この本体タンク部より下方に落とし込んだ吸い込み油流入部とに区画形成しているので、小型の作動油タンクでその機能をより向上させることができ、かつ作動油タンクを安定的に装着できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における作動油タンクの基本構造を示す外観図である。
【図2】図1の作動油タンクを上部旋回体に設置した状態の断面図である。
【図3】本発明の実施の一形態を示す作動油タンクの縦断面図である。
【図4】図3のX−X断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す作動油タンクの縦断面図である。
【図6】建設機械の一例としての油圧ショベルの外観図である。
【図7】油圧ショベルの油圧アクチュエータの駆動用油圧回路図である。
【図8】従来技術による作動油タンクの縦断面図である。
【図9】図8の作動油タンクの最低液面と最高液面とを示す説明図である。
【符号の説明】
30,50,60 作動油タンク
31,51,61 本体タンク部
32,52,62 吸い込み油流入部
40 旋回フレーム
41 フレーム上面板
42 フレーム下面板
43 センタフレーム
53,67 取付板
55,66 吸い込みフィルタ
56,64 配管接続部
57,63 吸い込み配管
58,65 開閉レバー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hydraulic oil tank installed in a construction machine such as a hydraulic excavator.
[0002]
[Prior art]
An example of the construction machine is a hydraulic excavator shown in FIG. In the figure, reference numeral 1 denotes a crawler type lower traveling body, and an upper revolving
[0003]
An engine and a hydraulic pump are provided in order to drive the hydraulic actuator including the hydraulic motor and the hydraulic cylinder described above. These devices are arranged in a building arranged in the
[0004]
FIG. 7 shows an example of a schematic configuration of a hydraulic circuit that drives each hydraulic actuator described above. In the figure,
[0005]
The turning
[0006]
A
[0007]
If the number of hydraulic cylinders mounted on the hydraulic excavator is small, and the cylinder diameter and the rod diameter are small, the change in the amount of oil in the
[0008]
The return oil from the hydraulic actuator is returned to the hydraulic oil tank, but there is a difference between the return flow rate of the return oil to the hydraulic oil tank and the supply flow rate to the hydraulic pump, and no back pressure is generated in the return oil. Because of this, an air layer with a certain volume is formed in the hydraulic oil tank, and this air layer must be in an almost atmospheric pressure state. On the other hand, hydraulic oil is supplied from the hydraulic oil tank to the hydraulic pump. If air is mixed in the hydraulic oil at this time, cavitation occurs, causing damage to each device constituting the hydraulic circuit. There is an inconvenience. Therefore, even if the
[0009]
From the above, the capacity of the
[0010]
As a configuration of the hydraulic oil tank, for example, one as disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 5-187401 has been conventionally known. Therefore, the configuration of the hydraulic oil tank according to this conventional technique will be described with reference to FIG.
[0011]
The
[0012]
A
[0013]
Further, a
[0014]
The
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the hydraulic oil tank of the prior art such as the
[0016]
Although the suction filter protrudes from the bottom surface of the tank body, if the liquid level drops slightly from the suction filter, air is mixed into the working oil sucked from the suction pipe. Therefore, the minimum liquid level position in the tank body of the hydraulic oil tank must be set with reference to the position of the upper end of the suction filter. Even if the liquid surface is inclined at the maximum angle with respect to the tank body due to the inclination of the upper rotating body, and all the hydraulic cylinders are in their maximum extension state, it is necessary to keep the suction filter from being exposed from the liquid surface. There is. Further, it is necessary to set so that the liquid level does not reach the mounting portion of the air breather when all the hydraulic cylinders are in the most contracted state.
[0017]
From the above, as shown in FIG. 9, the change in the liquid level in the tank body is the lowest liquid level L at the maximum inclination angle θ. 1 The maximum liquid level L 2 It is necessary to set so as not to exceed. Of course, the actual minimum liquid level is the liquid level L in consideration of the oil leakage of each part constituting the hydraulic circuit. 1 The actual maximum liquid level is the liquid level L because it must be set higher and the liquid level fluctuates. 2 It needs to be set lower. In the hydraulic oil tank of FIG. 8, the
[0018]
Since various devices are arranged on the upper swing body and these devices require maintenance, the equipment installed on the upper swing body can be downsized in order to secure the equipment placement space and maintenance space. It is necessary to plan. Further, in the height direction, only a part of the devices cannot be protruded from the viewpoints of the relationship between the rear visual field, the height restriction during transportation, and the fact that it is not preferable that the appearance is uneven. If the hydraulic oil tank is one of the devices installed in the upper swing body, it is preferable that the hydraulic oil tank can be downsized. Yes, it is not possible to reduce the size sufficiently.
[0019]
Further, since the suction pipe is connected to the suction filter on the bottom surface of the tank body, the flow rate of the suction pipe depends on the suction amount by the suction filter. For this reason, the supply flow rate to the hydraulic pump may not be sufficient with only one suction pipe. Multiple suction pipes are connected to the tank body, and the hydraulic oil from each of these suction pipes is joined on the way. And the routing of the piping can be complicated. Furthermore, in order for the suction pipe connected to the bottom surface of the tank body to extend in a direction parallel to the bottom surface, the suction pipe must be bent forcibly as 90 °, which increases the suction resistance. End up.
[0020]
As already explained, the function of the hydraulic oil tank is to compensate for the increase and decrease of the return oil inflow in relation to the hydraulic actuator, etc., and the hydraulic oil from this hydraulic oil tank to the hydraulic pump is free of foreign oil and air. There is a function to supply, a function that does not generate back pressure when the return oil flows in, and a function to suck the hydraulic pump with a minimum resistance. It is extremely difficult to maximize the functions described above and to reduce the size of the tank body by using a hydraulic oil tank composed of a substantially rectangular parallelepiped tank body.
[0021]
The present invention has been made in view of the above points, and the object of the present invention is to form a section where a return oil flows in a hydraulic oil tank and a section that sucks into a hydraulic pump. The purpose is to further improve its function with a small hydraulic oil tank.
[0022]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, the present invention is installed in a lower traveling body, and can be pivoted on the lower traveling body, A construction machine comprising an upper revolving body having a revolving frame having a pair of left and right main frames on which a boom constituting a front working mechanism is pivotally connected to one end side and a counterweight is installed on the other end side. It is installed on the upper swing body and supplies hydraulic oil to the hydraulic pump. A hydraulic oil tank, A main body tank section, and a bottom deep suction oil inflow section extending downward from a bottom surface of the main body tank section and having a horizontal cross-sectional area narrower than a horizontal cross-sectional area of the main body tank section; The tank part is installed on the swivel frame, the bottom surface thereof is disposed at a position straddling the two main frames, and the suction oil inflow part is mounted so as to drop into a part between the two main frames, the hydraulic pump Connect the suction pipe to the suction oil inlet. It is characterized by having a configuration.
[0023]
The suction oil inlet Between the left and right mainframes Therefore, the suction pipe can be connected to the side surface of the suction oil inflow portion. Thereby, piping can be extended straight. In addition, the suction filter is not necessarily provided in the suction pipe. A mounting plate is attached between the main body tank portion and the suction oil inflow portion or in the suction oil inflow portion, and a chamber partitioned on the lower side of the attachment plate is provided. The mounting plate may be provided with one or a plurality of communication holes in which a suction filter is detachably mounted, and hydraulic fluid may be introduced into the chamber through the suction filter. As a result, the suction pipe can be separated from the suction filter, and there is no need to match the suction pipe to the size of the suction filter.
[0024]
Furthermore, if the mounting plate on which the suction filter is mounted is provided inside the suction oil inflow portion, the upper end position of the suction filter can be lowered. In particular, if the upper end of the suction filter is installed so that it does not protrude from the bottom of the main tank, the lowest liquid level in the main tank is the same as the bottom of the main tank regardless of the suction filter. The hydraulic oil tank can be reduced in size accordingly.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. First, FIG.1 and FIG.2 shows the basic composition of the hydraulic oil tank of this invention. In these drawings,
[0026]
As described above, the
[0027]
The basic configuration of the hydraulic oil tank according to the present invention is as described above. Specifically, based on this basic configuration, hydraulic oil tanks of several modes are formed. First, FIG. 3 shows a hydraulic oil tank in which the suction pipe is separated from the suction filter and the suction pipe is easily routed, and FIG. 5 shows a hydraulic oil tank in addition to the functions shown in FIG. It is shown that the size can be reduced.
[0028]
Thus, the
[0029]
A
[0030]
By configuring as described above, the
[0031]
The
[0032]
In this
[0033]
Further, the open /
[0034]
Further, the
[0035]
When the hydraulic oil flows from the main
[0036]
With the above configuration, it is not necessary to form an excessive bend in the drawn-out portion of the
[0037]
Thus, the
[0038]
Here, the
[0039]
【The invention's effect】
The present invention is as described above. The hydraulic oil tank is divided into the main body tank section and the suction oil inflow section dropped below this main body tank section. Since the compartment is formed, its function can be improved with a small hydraulic oil tank. In addition, the hydraulic oil tank can be installed stably There are effects such as.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view showing a basic structure of a hydraulic oil tank in an embodiment of the present invention.
2 is a cross-sectional view of a state in which the hydraulic oil tank of FIG. 1 is installed on an upper swing body.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of a hydraulic oil tank showing an embodiment of the present invention.
4 is a cross-sectional view taken along the line XX of FIG.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of a hydraulic oil tank showing another embodiment of the present invention.
FIG. 6 is an external view of a hydraulic excavator as an example of a construction machine.
FIG. 7 is a hydraulic circuit diagram for driving a hydraulic actuator of the excavator.
FIG. 8 is a longitudinal sectional view of a hydraulic oil tank according to the prior art.
FIG. 9 is an explanatory diagram showing a minimum liquid level and a maximum liquid level of the hydraulic oil tank of FIG.
[Explanation of symbols]
30, 50, 60 Hydraulic oil tank
31, 51, 61 Main tank section
32, 52, 62 Suction oil inlet
40 Swivel frame
41 Frame top plate
42 Frame bottom plate
43 Center frame
53, 67 Mounting plate
55,66 Suction filter
56, 64 Piping connection
57,63 Suction piping
58, 65 Open / close lever
Claims (5)
本体タンク部と、この本体タンク部の底面から下方に延在して設けられ、前記本体タンク部の水平断面積より狭い水平断面積を有する底深の吸い込み油流入部とを有し、
前記本体タンク部は前記旋回フレームに設置されて、その底面が前記両メインフレーム間を跨ぐ位置に配置され、かつ前記吸い込み油流入部は前記両メインフレーム間の部位に落とし込むように装着され、
前記油圧ポンプの吸い込み配管を前記吸い込み油流入部に接続する
構成としたことを特徴とする建設機械の作動油タンク。A pair of left and right main frames that are pivotally connected to the lower traveling body and pivotally connected to the lower traveling body, a boom that constitutes a front working mechanism on one end side, and a counterweight is disposed on the other end side In a hydraulic oil tank that is installed in an upper swing body of a construction machine that includes an upper swing body having a swivel frame and that supplies hydraulic oil to a hydraulic pump ,
A main body tank portion, and a bottom deep suction oil inflow portion that extends downward from the bottom surface of the main body tank portion and has a horizontal cross-sectional area that is narrower than the horizontal cross-sectional area of the main body tank portion;
The main body tank portion is installed on the revolving frame, the bottom surface thereof is disposed at a position straddling between the two main frames, and the suction oil inflow portion is mounted so as to drop into a portion between the two main frames,
A hydraulic oil tank for a construction machine, wherein a suction pipe of the hydraulic pump is connected to the suction oil inflow portion .
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