JP3655876B2 - 時計 - Google Patents
時計 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3655876B2 JP3655876B2 JP2002039537A JP2002039537A JP3655876B2 JP 3655876 B2 JP3655876 B2 JP 3655876B2 JP 2002039537 A JP2002039537 A JP 2002039537A JP 2002039537 A JP2002039537 A JP 2002039537A JP 3655876 B2 JP3655876 B2 JP 3655876B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dial
- support
- timepiece
- movement
- pointer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
- Toys (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、装飾性に優れた時計に関し、特に壁掛け時計として好適に利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
室内に設置する壁掛け時計は、インテリアとしての効用も重要であり、そのデザインはますます多様化される傾向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特に近年、時計のデザインについては、形状や色調の美観のみならず、構造的にも奇抜で斬新な工夫が必要とされている。本発明の目的は、かかる事情を踏まえつつ、装飾性に優れた時計を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願第1請求項に記載した発明は、指針を駆動するムーブメントと、前記ムーブメントを装着する文字板と、前記文字板を支持する支持体とを備え、前記支持体は前記文字板の左右縁部を保持する部位を有し、前記文字板は可撓性を有し、更に、前記文字板の左右縁部を両側から圧縮して該文字板を弓なりに弾性変形させた体勢において、文字板の前記左右縁部を前記支持体の前記保持する部位にて支持する構成の時計である。このような構成によると、装飾性に優れた時計が得られる。すなわち、時計の文字板は、通常はケース等に嵌め込まれた剛体であるところ、本発明においては、これを弾性変形した体勢で支持体に支持するので、当該時計の外観について、非常に面白い体裁が得られる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の具体例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0006】
図1乃至図4に示す時計1は、指針21を駆動するムーブメント20と、ムーブメント20を装着する文字板30と、文字板30を支持する支持体40とを備えた室内用の壁掛け時計である。文字板30は、支持体40に対して弾性変形した体勢で支持される(図1及び図2参照)。
【0007】
ムーブメント20は、モータと、モータの電源たる電池と、モータの回転を減速して指針パイプ22に伝達する減速機構とを偏平状の小型ケースに収納してなり、小型ケースから突出した指針パイプ22に指針21を装着する構成となっている。かかるムーブメント20は、指針パイプ22を文字板30に貫通しつつ文字板30の背面に支持され、指針21は、文字板30の正面に配置されている。また文字板30には、指針パイプ22を貫通する孔部が設けられている。
【0008】
本例の文字板30は、可撓性を有する合成樹脂製又は金属製のプレートである。指針21は文字板30の正面中央に配置され、更に文字板30の要所には時刻を指標する指標部31が設けられている。尚、図例した指標部31は、文字板30を円形に切り欠いてなる孔である。
【0009】
一方、支持体40は、壁や柱等の建物躯体50に支持された金属プレートであり、左右の縁部をそれぞれ室内側に折り返してなる一対のサイドリブ41と、各サイドリブ41の上端部をそれぞれ水平に成形してなる水平リブ42とを備えている。
【0010】
各サイドリブ41は、文字板30の左右縁部をそれぞれ保持する部位である。また、各水平リブ42は、文字板30の左右縁部に設けられた溝状の係合部32(図3参照)とそれぞれ係合する部位である。尚、これらのサイドリブ41及び水平リブ42は、別途の部材を溶接又はねじ止めして構成することも可能である。
【0011】
この支持体40は、留具である複数のピン43をそれぞれ挿通する複数の孔部を有し、孔部から各ピン43を建物躯体50に刺し込むことにより、建物躯体50に支持される。尚、支持体40は、両面テープを用いて建物躯体50に支持することも可能である。或いは、建物躯体50にねじ止め又はビス止めするように構成してもよい。
【0012】
文字板30は、支持体40を建物躯体50に支持した後、左右縁部を両側から圧縮して全体を弓なりに弾性変形しつつ支持体40に嵌め込まれる(図4参照)。文字板30は、支持体40のサイドリブ41の間に弾性変形した体勢、つまり弓なりの状態で保持される。尚、ムーブメント20の前面には、このような文字板30の弾性変形に対応するべく、所定の形状の付属品23を装着している。図例の付属品23は、文字板30との対向面が膨出状にある程度湾曲されたものである。また、支持体40に対する文字板30の高さ方向の位置決めは、水平リブ42と係合部32とを係合することによってなされる。
【0013】
かかる構成によると、文字板30は支持体40に対して簡単に着脱することができ、非常に便利である。また、文字板30を弓なりに弾性変形した体勢で支持すれば、文字板30は微妙な曲線にて立体化することができ、時計1の外観は非常に面白いものとなる。
【0014】
このように本例の時計1は、奇抜で斬新な構造的工夫を施すことにより、その装飾性を顕著に向上したものであり、室内の壁掛け時計として極めて好適に利用することができる。尚、文字板30を弾性変形した体勢で支持体40に支持する本例の構成は、壁掛け時計に限らず、各種の時計に応用可能であることは勿論である。
【0015】
次に、本発明の第2具体例を図5及び図6に基いて説明する。
【0016】
これらの図に示すように、本例の時計1は、壁が90°で交わる部屋のコーナーに設置する壁掛け時計である。支持体40としては、建物躯体50の両部に跨るW字状のプレートを採用している。尚、その他の基本構成は前述した具体例と同様である。
【0017】
このように、支持体40の形状は、時計1の設置場所に応じて適宜に設定することができる。特に本例の時計1は、部屋のコーナーに設置するので、そのレイアウトが一層斬新なものとなるうえ、室内空間の有効利用にも貢献することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明は、指針を駆動するムーブメントと、前記ムーブメントを装着する文字板と、前記文字板を支持する支持体とを備え、前記支持体は前記文字板の左右縁部を保持する部位を有し、前記文字板は可撓性を有し、更に、前記文字板の左右縁部を両側から圧縮して該文字板を弓なりに弾性変形させた体勢において、文字板の前記左右縁部を前記支持体の前記保持する部位にて支持する構成の時計であり、このような構成によると、装飾性に優れた時計を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の具体例に係り、時計を示す正面図である。
【図2】 本発明の具体例に係り、時計を示す上面図である。
【図3】 本発明の具体例に係り、ムーブメント及び文字板を示す正面図である。
【図4】 本発明の具体例に係り、時計の組み立てを示す上面図である。
【図5】 本発明の具体例に係り、時計を示す正面図である。
【図6】 本発明の具体例に係り、時計を示す上面図である。
【符号の説明】
1 時計
20 ムーブメント
21 指針
22 指針パイプ
23 付属品
30 文字板
31 指標部
32 係合部
40 支持体
41 サイドリブ
42 水平リブ
43 ピン
50 建物躯体
Claims (1)
- 指針を駆動するムーブメントと、前記ムーブメントを装着する文字板と、前記文字板を支持する支持体とを備え、前記支持体は前記文字板の左右縁部を保持する部位を有し、前記文字板は可撓性を有し、更に、前記文字板の左右縁部を両側から圧縮して該文字板を弓なりに弾性変形させた体勢において、文字板の前記左右縁部を前記支持体の前記保持する部位にて支持することを特徴とする時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002039537A JP3655876B2 (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | 時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002039537A JP3655876B2 (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | 時計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003240872A JP2003240872A (ja) | 2003-08-27 |
JP3655876B2 true JP3655876B2 (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=27780530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002039537A Expired - Fee Related JP3655876B2 (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | 時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3655876B2 (ja) |
-
2002
- 2002-02-18 JP JP2002039537A patent/JP3655876B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003240872A (ja) | 2003-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE602004025432D1 (de) | Uhr mit zwei relativ zueinander drehenden Uhrgehäusen | |
CN202452070U (zh) | 一种嵌壁式电子产品安装架 | |
JP3655876B2 (ja) | 時計 | |
JP2018021870A (ja) | モジュールおよび時計 | |
CN201107684Y (zh) | 笔记本电脑装饰壳 | |
JP3655877B2 (ja) | 時計 | |
CN216561424U (zh) | 一种led全面屏计时器 | |
JPS631260Y2 (ja) | ||
CN220020027U (zh) | 一种带手持支架的试样液晶显示屏 | |
CN210835605U (zh) | 便于安装的时间显示装置 | |
ATE355548T1 (de) | Uhr | |
JPS6136943Y2 (ja) | ||
US20210200154A1 (en) | Display mechanism for a watch | |
JPS5812149Y2 (ja) | トケイノクドウブトリツケソウチ | |
JPH0580796U (ja) | 装飾物品 | |
KR200428325Y1 (ko) | 괘종시계 | |
JPS6033418Y2 (ja) | 時計 | |
CN204650101U (zh) | 外露中框显示器一体机结构 | |
JPH0131981Y2 (ja) | ||
KR200329630Y1 (ko) | 원목을 이용한 벽시계 | |
JPS641669Y2 (ja) | ||
JPH0325192Y2 (ja) | ||
JPS6021820Y2 (ja) | 掛時計 | |
JPH0530150Y2 (ja) | ||
KR200294230Y1 (ko) | 계산기가 부착된 룸미러 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050301 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050304 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |