JP3654748B2 - Makeup cosmetics - Google Patents

Makeup cosmetics Download PDF

Info

Publication number
JP3654748B2
JP3654748B2 JP22114797A JP22114797A JP3654748B2 JP 3654748 B2 JP3654748 B2 JP 3654748B2 JP 22114797 A JP22114797 A JP 22114797A JP 22114797 A JP22114797 A JP 22114797A JP 3654748 B2 JP3654748 B2 JP 3654748B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
powder
red
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22114797A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPH10101530A (en
Inventor
優加 鈴木
直生 中村
和博 西方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP22114797A priority Critical patent/JP3654748B2/en
Publication of JPH10101530A publication Critical patent/JPH10101530A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3654748B2 publication Critical patent/JP3654748B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自然に見えるメークアップ化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファンデーション等に代表されるメークアップ化粧料は、それで装う人のイメージを変えたり、創作したり、又、シミやソバカス、クスミ等の好ましくない皮膚の性状をかくしたりする機能を有するものであって、現代社会では不可欠と言っても良いほど女性にとって重要なアイテムになっている。この様に重要性が高まれば高まるほどメークアップ化粧料に要求されるプラスオンの要素が増えてきており、例えば、白浮きしない、写真がきれいにうつる、厚ぼったさが少ないなどの要素が加味されるようになってきている。この様な状況の中で近年取り分け要求が高まってきているにもかかわらず、大きな課題の一つに常に挙げられていることに、「自然に見える」メークアップ化粧料というものがある。これはファンデーション等によってメークアップするとどうしても通常の皮膚と異なって人工的に見えてしまうと言う欠点に起因するものである。
【0003】
この為、自然見えるメークアップ化粧料の開発のため種々の努力が為され、いくつかの、自然に見えるメークアップ化粧料を作成するのに適した素材が見つかって来たが、その原因・理由については不明のままであった。又、更なる研究により、既存の原料の組み合わせのみでも自然に見えるメークアップ化粧料が作れる場合もあることが判って来た。しかし、この様なメークアップ化粧料に出会うことはバイ・チャンスと言わざるを得ず、様々な肌色に対応してこの様なメークアップ料を開発することは不可能であった。即ち、「自然に見える」メカニズムの解明と「自然に見える」ファンデーション等のメークアップ化粧料が求められていた。
【0004】
一方、従来に於いては、メークアップ化粧料、取り分けファンデーションの調色に於いて、赤色の基源としては酸化鉄を用いることが多く、明度調整は酸化鉄の酸化度の異なるものの組み合わせで行うことが多かった。更に、赤色成分の多くを有機色素に依存するファンデーションがより自然に見えることも、分光光度曲線上の600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在する様に設計する際の調色に有用であることも全く知られていなかった。
【0005】
又、色材として、赤色部分の外層に半透明層を有する粉体を用いることにより、上記のような分光特性を有する化粧料が容易に得られることは全く知られていなかったし、この様な粉体の中で、体質粉体上に有機赤色色素を含有する赤色粉体層を有し、更にその上部に半透明粉体を含む層を有する粉体は全く知られていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこの様な状況下行われたものであり、「自然に見える」メカニズムを解明し、「自然に見える」ファンデーション等のメークアップ化粧料を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる状況に鑑みて本発明者等は、「自然に見える」メカニズムの解明の為、鋭意研究を重ねた結果、「自然に見える」ことには色の問題が深く係わっていることを見いだした。即ち、通常、色と言っている内容はその意味することが多く、例えば、「肌と同じ色のファンデーション」と言ってもある条件下での色の見え方が同じなだけであって、全く同じ色であるわけではないことを見いだした。即ち、分光光度曲線が著しく異なる二つの色であってもある条件下では色差が極めて小さくなることがあり、ファンデーション等のメークアップ化粧料と肌の色の関係は正にこの様な関係であることが判明した。即ち、この知見をもとにファンデーション等のメークアップ化粧料の色を肌の分光曲線に近似させることにより、「自然に見える」メークアップ化粧料が得られることを見いだした。更なる検討に於いて、体質粉体上に有機赤色色素を含有する赤色粉体層を有し、更にその上部に半透明粉体を含む層を有し、前記半透明粉体を含む層には実質的に有機赤色色素が含まれないことを特徴とする粉体を用いることにより、この様な化粧料が容易に得られることを見いだし発明を完成させるに至った。以下本発明について、発明の実施の形態を中心に詳細に説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】
(1)本発明のメークアップ化粧料の色の設計方法
本発明のメークアップ化粧料の色の設計方法は、測色用セルに充填して測定した分光光度曲線が、当該分光光度曲線上の600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在する様に設計することを特徴とする。これは、肌の色とファンデーション等のメークアップ化粧料の分光光度曲線を比較した場合、図1及び図2に示す様に分光光度曲線が540nm〜600nmの間が最も異なっていることが判る。即ち、肌の分光光度曲線に於いては、分光光度曲線上の600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在するのに対して、通常のメークアップ化粧料ではかかる直線と分光光度曲線が交差したり、分光光度曲線が直線の上に位置したりする状況になっている場合が多く、この場合にメークアップ化粧料が「自然に見えない」現象が如実であることが判明した。更に、肌と同様に分光光度曲線上の600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在する場合には、メークアップ化粧料は自然に見えることが判明した。即ち、肌と同様に、分光光度曲線に於いては、分光光度曲線上の600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在する様に色の設計をすることにより自然に見えるメークアップ化粧料が提供できる。ここで、本発明の色の設計方法が適用できるメークアップ化粧料としては、特段の限定はされず、例えば、リップカラー、チークカラー、ファンデーション、コントロールカラー、アイカラー、アンダーメークアップ、スポッツカバー、ハイライトなどが例示できる。これらの内取り分け好ましいものは、ファンデーション、コントロールカラー、アンダーメークアップ、スポッツカバー、ハイライトである。この様に色を設計されたメークアップ化粧料はカバー力や色味ののりが良いにも係わらず、「自然に見える」特性を有する。実際の例とし、図1に女子の素肌の分光光度曲線を示す。この図から、素顔の分光光度曲線は600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在することがわかる。又、詳細に後に示す実施例1〜5のメークアップ化粧料の分光光度曲線を図2〜図6に示す。これらも何れも分光光度曲線に於いて、600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在することがわかる。これに対し、従来の自然に見えないメークアップ化粧料は、例えば、下記に処方を示す、比較例1〜3の分光光度曲線を表す、図7〜図9に示す様に少なくとも1カ所600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点以外に交点又は上部に位置する点を有する。
【0009】
(比較例1)ケーキ状ファンデーション
セリサイト 30.09重量部
タルク 30 重量部
ナイロン粉末 5 重量部
酸化鉄焼き付け二酸化チタン 4 重量部
二酸化チタン 15 重量部
酸化鉄 5.36重量部
群青 0.35重量部
エチルパラベン 0.2 重量部
ジメチコン 5 重量部
オリーブ油 4.9 重量部
香料 0.1 重量部
【0010】
(比較例2)油性ファンデーション
セリサイト 7.40重量部
タルク 25 重量部
シリカゲル 5 重量部
群青 0.3 重量部
二酸化チタン 7 重量部
エチルパラベン 0.2 重量部
流動パラフィン 33 重量部
ジメチコン 9 重量部
ソルビタンセスキオレート 2.5 重量部
オリーブ油 6 重量部
香料 0.1 重量部
【0011】
(比較例3)乳化型ファンデーション
ステアリン酸 1 重量部
流動パラフィン 12 重量部
グリセリルモノオレート 1 重量部
セタノール 2.5 重量部
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5 重量部
タルク 4 重量部
セリサイト 4.2 重量部
酸化鉄 3.8 重量部
メチルパラベン 0.2 重量部
プロピレングリコール 5 重量部
1%水酸化ナトリウム水溶液 13.6 重量部
水 46.2 重量部
【0012】
(2)本発明のメークアップ化粧料
本発明のメークアップ化粧料は、測色用セルに充填して測定した分光光度曲線が、当該分光光度曲線上の600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在することを特徴とする。かかるメークアップ化粧料は、分光光度曲線と使用原料の関係を見ながら成分を調合していくことによって、常法通り作成することが出来る。中でも好ましい方法は、コチニール、シコニン、ベニバナ色素、カロチン、赤色226号、赤色202号、赤色106号、黄色401号、黄色4号及び/又はこれらのレーキ化物等の赤色〜黄色の有機色素を0.1〜10重量%配合し、肌色の赤色成分の多くをこれらの色素に委ねることである。又、明度を500nmに反射率のピークを持つような、酸化クロムや水酸化クロム等の色素を用いて調節することも有用な方法である。又、明度の調節は、青404号、青1号及び/又はそのレーキ化物等の青色有機色素とベニバナ色素、カロチン、黄色4号、黄色401号及び/又はそのレーキ化物等の黄色有機色素との組み合わせで調節することも好ましい方法である。特に、コチニール、シコニン、ベニバナ色素、カロチン、赤色226号、赤色202号、赤色106号、黄色401号、黄色4号及び/又はこれらのレーキ化物等の赤色〜黄色の有機色素を0.1〜10重量%配合し、肌色の赤色成分の多くの部分をこれらの色素に委ねる方法は、分光曲線の調節のためには好適な方法である。この場合、酸化鉄に対して、少なくとも60%、より好ましくは70%更に好ましくは80%以上用いるのが好ましい。又、酸化鉄は用いなくとも良い。この様な化粧料の具現化に於いて、特に効果的な方法は、赤色部分の外層に半透明層を有する粉体を用いることである。かかる粉体は上記の赤色色素に置換して用いることができる。赤色色素は総てがこの粉体に置換されてもかまわないし、一部が置換されることも可能である。好ましいものは、赤色色素の10〜100重量%をこの粉体に置換することである。この様な粉体の内、赤色色素に有機赤色色素を含んだ形のものが好ましく、有機赤色色素としては赤色226、赤色202、赤色106から選ばれる1種乃至は2種以上が好ましい。これら以外に、酸化鉄、タルク、二酸化チタン等の任意の粉体などを含むことも可能であるが、有機赤色色素の含有量を30重量%以上とするのが好ましい。更に半透明層としては、シリカ等が好ましく例示できる。これらの粉体は、赤色粉体を含む複合体の表面にシリカゲルを析出させ、低温で焼成させることにより得られる。この様な粉体として好ましいものは、赤色部分の外層に半透明層を有する粉体が、体質粉体に赤色色素をコーティングし、更に、半透明粉体をコーティングしたものであり、中でも後に記述する、マイカ、セリサイト、タルク、チタンマイカ、チタンセリサイト、二酸化チタン、酸化亜鉛等の体質粉体上に有機赤色色素を含有する赤色粉体層を有し、更にその上部に半透明粉体を含む層を有し、前記半透明粉体を含む層には実質的に有機赤色色素が含まれない粉体が特に好ましい。これら有機赤色色素、半透明粉体は前述したものに準拠すればよい。本発明のメークアップ化粧料の剤形は通常使用されているものであれば特段の限定を受けずに使用することが出来る。例えば、ルース又は加圧成形された粉体を多く含む剤形、オイルゲル剤形、乳化剤形及び/又はこれらの折衷型のタイプが例示できる。本発明のメークアップ化粧料には通常化粧料で用いられる任意成分を配合することが出来る。かかる任意成分としては、例えば、ワセリンやマイクロクリスタリンワックス等のような炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリーブ油等のトリグリセライド類、セタノール、オレイルアルコール等の高級アルコール類、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリンや1,3−ブタンジオール等の多価アルコール類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エタノール、カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、粉体類等が例示できる。
【0013】
(3)本発明の粉体
本発明の粉体は、体質粉体上に有機赤色色素を含有する赤色粉体層を有し、更にその上部に半透明粉体を含む層を有し、前記半透明粉体を含む層には実質的に有機赤色色素が含まれない事を特徴とする。ここで、体質粉体としてはマイカ、セリサイト、タルク、チタンマイカ、チタンセリサイト、二酸化チタン、酸化亜鉛、無水珪酸、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、硫酸バリウム、酸化鉄及びそれらから選ばれる2種以上の燒結体から選ばれる1種乃至は2種以上が好ましく、量としては、1〜40重量%が好ましい。有機赤色色素としては赤色226、赤色202及び赤色106及びこれらのレーキ体から選ばれる1種乃至は2種以上が好ましく、量としては1〜40%が好ましく、半透明粉体としてはシリカが好ましく、量としては20〜70重量%が好ましい。ここで、燒結体の形式としては、通常の燒結体でも、結晶格子中に異種化合物乃至は原子が入り込んだドープ体でも、それらの複合形態でも良い。体質粉体、赤色粉体層、半透明粉体を含む層はそれぞれ通常粉体で使用される任意成分等を含有することができる。この様な粉体は、体質粉体上に赤色粉体層をメカノケミカルにコーティングし、更にシリカゲルなどの半透明粉体を含む層を沈殿させてコーティングし焼成したり、メカノケミカルにコーティングさせたりすることにより製造できる。更に、かかる粉体にシリコーン処理、金属石鹸処理、フッ化炭化水素処理等の表面処理したものも本発明の粉体に属する。これらの粉体は本発明の化粧料に含有させる事により、人の肌の分光特性に近い光学特性を有する化粧料を容易に調整しうる作用を有する。しかしながら、このものを人の肌の分光特性に類似しない化粧料に含有させることも可能である。この様な化粧料は、光学効果を変化させる作用を有するので例えばコントロールカラーやメークアップ押さえの化粧料に好適であり、この様な場合の好ましい本発明の粉体の含有量は、1〜50重量%である。
【0014】
【実施例】
以下に実施例を挙げて更に詳細に本発明について説明するが、本発明がこれら実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
【0015】
<実施例1>
下記に示す処方に従って、ケーキ状ファンデーションを作成した。即ち、イの成分をヘンシェルミキサーで混合した後、パルベライザーにて粉砕し、ヘンシェルミキサーで混合しながらロをコーティングし、パルベライザーにて仕上げ粉砕した後金皿に詰め、加圧成形し、ケーキ状ファンデーションを得た。このものの分光光度曲線を図2に示す。分光光度曲線上の600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在することがわかる。
【0016】
(イ)
セリサイト 30.28重量部
タルク 30 重量部
ナイロン粉末 5 重量部
酸化鉄焼き付け二酸化チタン 20 重量部
赤色106号アルミニウムレーキ 3.97重量部
黄色401号 0.52重量部
青色404号 0.03重量部
エチルパラベン 0.2 重量部
(ロ)
ジメチコン 5 重量部
オリーブ油 4.9 重量部
香料 0.1 重量部
【0017】
<実施例2>
下記に示す処方に従って、ケーキ状ファンデーションを作成した。即ち、イの成分をヘンシェルミキサーで混合した後、パルベライザーにて粉砕し、ヘンシェルミキサーで混合しながらロをコーティングし、パルベライザーにて仕上げ粉砕した後金皿に詰め、加圧成形し、ケーキ状ファンデーションを得た。このものの分光光度曲線を図3に示す。分光光度曲線上の600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在することがわかる。
【0018】
(イ)
セリサイト 39.44重量部
タルク 10 重量部
ナイロン粉末 4 重量部
酸化鉄焼き付け二酸化チタン 22.9 重量部
二酸化チタン被覆マイカ 10 重量部
赤色106号アルミニウムレーキ 3.03重量部
黄色401号 0.4 重量部
青色404号 0.03重量部
プロピルパラベン 0.2 重量部
(ロ)
ジメチコン 5 重量部
オリーブ油 4.9 重量部
香料 0.1 重量部
【0019】
<実施例3>
下記に示す処方に従って、ケーキ状ファンデーションを作成した。即ち、イの成分をヘンシェルミキサーで混合した後、パルベライザーにて粉砕し、ヘンシェルミキサーで混合しながらロをコーティングし、パルベライザーにて仕上げ粉砕した後金皿に詰め、加圧成形し、ケーキ状ファンデーションを得た。このものの分光光度曲線を図4に示す。分光光度曲線上の600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在することがわかる。
【0020】
(イ)
セリサイト 29.88重量部
タルク 30 重量部
ナイロン粉末 5 重量部
酸化鉄焼き付け二酸化チタン 6 重量部
二酸化チタン被覆マイカ 15 重量部
赤色202号 0.22重量部
黄色401号 0.57重量部
青色404号 0.33重量部
プロピルパラベン 0.2 重量部
水酸化クロム 0.8 重量部
(ロ)
ジメチコン 6 重量部
オリーブ油 5.7 重量部
香料 0.3 重量部
【0021】
<実施例4>
下記に示す処方に従って、油性ファンデーションを作成した。即ち、イの成分をヘンシェルミキサーで混合した後、パルベライザーにて粉砕し、ダブルプラネタリーミキサーで混練りしながらロをコーティングし、パルベライザーにて仕上げ粉砕した後金皿に詰め、加圧成形し、油性ファンデーションを得た。このものの分光光度曲線を図5に示す。分光光度曲線上の600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在することがわかる。
【0022】
(イ)
セリサイト 8.64重量部
タルク 25 重量部
シリカゲル 5 重量部
酸化鉄 0.1 重量部
酸化鉄焼き付け二酸化チタン 7.92重量部
赤色202号 0.29重量部
黄色401号 0.75重量部
青色404号 0.44重量部
プロピルパラベン 0.2 重量部
水酸化クロム 1.06重量部
(ロ)
ジメチコン 9 重量部
流動パラフィン 33 重量部
オリーブ油 6 重量部
ソルビタンセスキオレート 2.5 重量部
香料 0.1 重量部
【0023】
<実施例5>
下記処方に従って乳化型ファンデーションを作成した。即ち、イ、ハをそれぞれ80℃に加熱溶解し、イにロを分散させ、ハを徐々に攪拌しながら加え乳化し、攪拌冷却し乳化型ファンデーションを得た。このものの分光光度曲線を図6に示す。分光光度曲線上の600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在することがわかる。
【0024】
(イ)
ステアリン酸 1 重量部
グリセリルモノオレート 1 重量部
セタノール 2.5 重量部
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5 重量部
流動パラフィン 12 重量部
(ロ)
タルク 8 重量部
セリサイト 3.51重量部
赤色202号 0.08重量部
赤色106号アルミニウムレーキ 0.71重量部
黄色4号アルミニウムレーキ 0.13重量部
青色404号 0.01重量部
二酸化チタン 5.56重量部
(ハ)
パラベン 0.2 重量部
プロピレングリコール 5 重量部
1%水酸化ナトリウム水溶液 13.6 重量部
水 46.2 重量部
【0025】
<実施例6>
実施例1のファンデーションと比較例1のファンデーションとを実使用テストにより比較した。使用したパネラーは20名で通常の使用方法で2週間この2つのサンプルを比較使用して貰い、その結果をアンケートで答えて貰った。結果を表1に示す。これより、実施例1のファンデーションの方が自然に見え、厚ぼったさが無く、それでいてカバー力もあり、好ましく受け入れられていることがわかる。これより、本発明の色の設計方法が、メークアップ化粧料の色設計に大変有益であることがわかる。評価基準は、大変よいを5点、良いを4点、やや良いを3点、普通を2点、やや悪いを1点、悪いを0点で評点をつけて評価して貰った。結果は平均評点を示す。
【0026】
【表1】

Figure 0003654748
【0027】
<実施例7>
実施例4のファンデーションと比較例2のファンデーションとを実使用テストにより比較した。使用したパネラーは20名で通常の使用方法で2週間この2つのサンプルを比較使用して貰い、その結果をアンケートで答えて貰った。結果を表2に示す。これより、実施例4のファンデーションの方が自然に見え、厚ぼったさが無く、それでいてカバー力もあり、好ましく受け入れられていることがわかる。これより、本発明の色の設計方法が、メークアップ化粧料の色設計に大変有益であることがわかる。評価基準は、大変よいを5点、良いを4点、やや良いを3点、普通を2点、やや悪いを1点、悪いを0点で評点をつけて評価して貰った。結果は平均評点を示す。
【0028】
【表2】
Figure 0003654748
【0029】
<実施例8>
実施例5のファンデーションと比較例3のファンデーションとを実使用テストにより比較した。使用したパネラーは20名で通常の使用方法で2週間この2つのサンプルを比較使用して貰い、その結果をアンケートで答えて貰った。結果を表3に示す。これより、実施例5のファンデーションの方が自然に見え、厚ぼったさが無く、それでいてカバー力もあり、好ましく受け入れられていることがわかる。これより、本発明の色の設計方法が、メークアップ化粧料の色設計に大変有益であることがわかる。評価基準は、大変よいを5点、良いを4点、やや良いを3点、普通を2点、やや悪いを1点、悪いを0点で評点をつけて評価して貰った。結果は平均評点を示す。
【0030】
【表3】
Figure 0003654748
【0031】
<実施例9>
実施例1〜3のファンデーションについて、専門パネラーによって、自然な感じとカバー力を中心に評価して貰った。結果は何れも、自然に見え、カバー力があるという評価であった。
【0032】
<実施例10>
下記に示す組成の粉体を乾式ボールミルで48時間処理し、原料粉体1を得た。このもの30重量部に煙霧状シリカゲル70重量部を加え、乾式ボールミルで処理して本発明の粉体1を得た。
赤色202号 20 重量部
鉄ドープ板状マイカ 80 重量部
【0033】
<実施例11>
下記に示す組成の粉体を乾式ボールミルで48時間処理し、原料粉体2を得た。このもの30重量部に球状シリカ70重量部を加え、乾式ボールミルで処理して本発明の粉体2を得た。
赤色106号アルミニウムレーキ 30 重量部
セリサイト 70 重量部
【0034】
<実施例12>
下記に示す組成の粉体を乾式ボールミルで48時間処理し、原料粉体3を得た。このもの30重量部に煙霧状シリカ60重量部と珪酸カルシウム10重量部を加え、乾式ボールミルで処理して本発明の粉体2を得た。
赤色226号 40 重量部
チタンセリサイト 60 重量部
【0035】
<実施例13>
下記に示す組成の粉体を乾式ボールミルで48時間処理し、原料粉体4を得た。このもの30重量部に、ケイソウ比2の水ガラス200重量部を比重1.2になるように水で希釈したものを攪拌しながら加え、これに過剰量の4N酢酸水溶液を一気に加えゲルを生成させた。このゲルを良く水洗した後、ソックスレー抽出器でエタノールを用いて水を抽出し、このゲルに更に充分なアルコールを加え、260℃で加熱し、原料粉体4を16重量%内層に含有する煙霧状シリカゲル(シリカゲル84重量%でコーティングされた原料粉体4)である、本発明の粉体4を得た。
赤色226号 40 重量部
チタンセリサイト 50 重量部
板状シリカ 10 重量部
【0036】
<実施例14>
下記に示す組成2の粉体を乾式ボールミルで48時間処理し、更に組成1の粉体を加え48時間乾式ボールミル処理し原料粉体5を得た。このもの60重量部に、ケイソウ比2の水ガラス200重量部を比重1.2になるように水で希釈したものを攪拌しながら加え、これに過剰量の4N酢酸水溶液を一気に加えゲルを生成させた。このゲルを良く水洗した後、ソックスレー抽出器でエタノールを用いて水を抽出し、このゲルに更に充分なアルコールを加え、260℃で加熱し、原料粉体5を39重量%内層に含有する煙霧状シリカゲル(シリカゲル61重量%でコーティングされた原料粉体5)である、本発明の粉体5を得た。
(組成1)
赤色226号 20 重量部
赤色202号 10 重量部
ベンガラ 10 重量部
(組成2)
チタンセリサイト 30 重量部
タルク 10 重量部
マイカ 10 重量部
二酸化チタン 5 重量部
【0037】
<実施例15>
90重量部の本発明の粉体1に10重量部のハイドロジェンメチルポリシロキサンをコーティングし、100℃で48時間焼き付けて本発明の粉体6を得た。
【0038】
<実施例16>
90重量部の本発明の粉体1に10重量部のステアリン酸亜鉛をコーティングし、100℃で48時間焼き付けて本発明の粉体7を得た。
【0039】
<実施例17>
下記に示す処方に従って、油性ファンデーションを作成した。即ち、イの成分をヘンシェルミキサーで混合した後、パルベライザーにて粉砕し、ダブルプラネタリーミキサーで混練りしながらロをコーティングし、パルベライザーにて仕上げ粉砕した後金皿に詰め、加圧成形し、油性ファンデーションを得た。このもののは分光光度曲線上の600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在した。尚、このものの調色は極めて安易に行えた。即ち、通常の場合は10回程度の試行錯誤を行うが、今回は4回の試行錯誤で本発明の分光特性の範囲に調色する事ができた。これは、本発明の粉体の光学特性による。
【0040】
(イ)
粉体1 10 重量部
セリサイト 25 重量部
シリカゲル 5 重量部
黄色401号 0.75重量部
黄色酸化鉄 2 重量部
二酸化チタン 5 重量部
マイカ 1.65重量部
(ロ)
ジメチコン 9 重量部
流動パラフィン 33 重量部
オリーブ油 6 重量部
ソルビタンセスキオレート 2.5 重量部
香料 0.1 重量部
【0041】
<実施例18>
下記に示す処方に従って、油性ファンデーションを作成した。即ち、イの成分をヘンシェルミキサーで混合した後、パルベライザーにて粉砕し、ダブルプラネタリーミキサーで混練りしながらロをコーティングし、パルベライザーにて仕上げ粉砕した後金皿に詰め、加圧成形し、油性ファンデーションを得た。このもののは分光光度曲線上の600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在した。尚、このものの調色は極めて安易に行えた。即ち、通常の場合は10回程度の試行錯誤を行うが、今回は6回の試行錯誤で本発明の分光特性の範囲に調色する事ができた。これは、本発明の粉体の光学特性による。
【0042】
(イ)
粉体2 5 重量部
粉体3 5 重量部
粉体4 1 重量部
セリサイト 21 重量部
シリカゲル 5 重量部
黄色401号 0.75重量部
黄色酸化鉄 2 重量部
二酸化チタン 7 重量部
ベンガラ 1 重量部
マイカ 1.65重量部
(ロ)
ジメチコン 9 重量部
流動パラフィン 33 重量部
オリーブ油 6 重量部
ソルビタンセスキオレート 2.5 重量部
香料 0.1 重量部
【0043】
<実施例18>
下記に示す処方に従って、油性ファンデーションを作成した。即ち、イの成分をヘンシェルミキサーで混合した後、パルベライザーにて粉砕し、ダブルプラネタリーミキサーで混練りしながらロをコーティングし、パルベライザーにて仕上げ粉砕した後金皿に詰め、加圧成形し、油性ファンデーションを得た。このもののは分光光度曲線上の600nmの点と540nmの点とを結ぶ直線の下に600nmの点と540nmの点を除く全ての点が存在した。尚、このものの調色は極めて安易に行えた。即ち、通常の場合は10回程度の試行錯誤を行うが、今回は5回の試行錯誤で本発明の分光特性の範囲に調色する事ができた。これは、本発明の粉体の光学特性による。
【0044】
(イ)
粉体5 5 重量部
粉体6 5 重量部
粉体7 1 重量部
セリサイト 21 重量部
シリカゲル 5 重量部
黄色401号 0.75重量部
黄色酸化鉄 2 重量部
二酸化チタン 7 重量部
ベンガラ 1 重量部
マイカ 1.65重量部
(ロ)
ジメチコン 9 重量部
流動パラフィン 33 重量部
オリーブ油 6 重量部
ソルビタンセスキオレート 2.5 重量部
香料 0.1 重量部
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、「自然に見える」ファンデーション等のメークアップ化粧料を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 人の肌の分光光度曲線を示す図である。
【図2】 実施例1の分光光度曲線を示す図である。
【図3】 実施例2の分光光度曲線を示す図である。
【図4】 実施例3の分光光度曲線を示す図である。
【図5】 実施例4の分光光度曲線を示す図である。
【図6】 実施例5の分光光度曲線を示す図である。
【図7】 比較例1の分光光度曲線を示す図である。
【図8】 比較例2の分光光度曲線を示す図である。
【図9】 比較例3の分光光度曲線を示す図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention Make-up cosmetics that look natural About.
[0002]
[Prior art]
Makeup cosmetics represented by foundations, etc. have functions to change or create the image of the person wearing it, and to remove undesirable skin properties such as spots, freckles, and kusumi. It has become an important item for women to be indispensable in modern society. As the importance increases in this way, the elements of plus-on required for makeup cosmetics are increasing. For example, factors such as no whitening, clear pictures, and less thickness are taken into account. It has come to be. In this situation, despite the increasing demands in recent years, one of the major challenges has always been makeup cosmetics that look natural. This is due to the drawback that when it is made up with a foundation or the like, it inevitably looks artificially unlike normal skin.
[0003]
For this reason, various efforts have been made to develop natural-looking makeup cosmetics, and several materials suitable for creating natural-looking makeup cosmetics have been found. About remained unclear. In addition, further research has shown that there are cases where make-up cosmetics that look natural can be made with only a combination of existing ingredients. However, encountering such makeup cosmetics has to be said to be a chance, and it has been impossible to develop such makeup cosmetics for various skin colors. That is, there has been a demand for makeup cosmetics such as elucidation of a mechanism that looks natural and a foundation that looks natural.
[0004]
On the other hand, in the conventional case, iron oxide is often used as the red base in the makeup cosmetics, especially in the toning of the foundation, and the lightness adjustment is performed by a combination of iron oxides having different degrees of oxidation. There were many things. Furthermore, the foundation that depends on the organic dye for many of the red components appears to be more natural. All except the 600 nm point and the 540 nm point below the straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point on the spectrophotometric curve. It has not been known at all that it is useful for toning when designing so that this point exists.
[0005]
Further, it has not been known at all that cosmetics having the above-mentioned spectral characteristics can be easily obtained by using a powder having a semi-transparent layer as an outer layer of a red portion as a coloring material. Among such powders, no powder has been known which has a red powder layer containing an organic red pigment on an extender powder and further has a layer containing a translucent powder on the upper part thereof.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made under such circumstances, and it is an object of the present invention to elucidate a mechanism that “looks natural” and to provide a makeup cosmetic such as a foundation that looks “natural”.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In view of this situation, the present inventors have conducted extensive studies to elucidate the “natural-looking” mechanism, and as a result, found that the “natural-looking” color problem is deeply related. In other words, what is usually called color often means that, for example, even if you say “foundation of the same color as the skin”, the appearance of the color under a certain condition is the same. I found that they were not the same color. In other words, even when two colors have significantly different spectrophotometric curves, the color difference may be extremely small under certain conditions, and the relationship between makeup cosmetics such as foundation and skin color is exactly such a relationship. It has been found. That is, based on this knowledge, it was found that a makeup cosmetic that looks natural can be obtained by approximating the color of a makeup cosmetic such as a foundation to the spectral curve of the skin. In a further study, a red powder layer containing an organic red pigment is formed on the extender powder, and a layer containing a translucent powder is further formed thereon. The layer containing the translucent powder is substantially free of organic red pigment. The inventors have found that such a cosmetic can be easily obtained by using powder, and have completed the invention. Hereinafter, the present invention will be described in detail focusing on embodiments of the invention.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(1) Color design method for makeup cosmetics of the present invention
In the method of designing the color of the makeup cosmetic of the present invention, the spectrophotometric curve measured by filling the colorimetric cell is 600 nm below the straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point on the spectrophotometric curve. It is characterized in that it is designed so that all points except the point of 540 and the point of 540 nm exist. This shows that when the skin color and the spectrophotometric curves of makeup cosmetics such as foundations are compared, the spectrophotometric curves are most different between 540 nm and 600 nm as shown in FIGS. 1 and 2. That is, in the spectrophotometric curve of the skin, all points except the 600 nm point and the 540 nm point exist under the straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point on the spectrophotometric curve. In ordinary makeup cosmetics, the straight line and the spectrophotometric curve often intersect or the spectrophotometric curve is located on the straight line. The “invisible” phenomenon proved to be real. Furthermore, if all points except the 600 nm point and the 540 nm point exist below the straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point on the spectrophotometric curve as in the case of the skin, the makeup cosmetic is natural. It turned out to look like. That is, like the skin, in the spectrophotometric curve, all points except the 600 nm point and the 540 nm point exist below the straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point on the spectrophotometric curve. By making color design, you can provide makeup cosmetics that look natural. Here, the makeup cosmetics to which the color designing method of the present invention can be applied are not particularly limited, for example, lip color, cheek color, foundation, control color, eye color, under makeup, spot cover, Highlights can be exemplified. Among these, preferred are foundation, control color, under-makeup, spot covers and highlights. The makeup cosmetics that are designed in this way have “natural-looking” characteristics despite their good covering power and color paste. As an actual example, FIG. 1 shows a spectrophotometric curve of a female skin. From this figure, it can be seen that the spectrophotometric curve of the bare face has all points except the 600 nm point and the 540 nm point below the straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point. Moreover, the spectrophotometric curves of the makeup cosmetics of Examples 1 to 5, which will be described later in detail, are shown in FIGS. It can be seen that all these points exist in the spectrophotometric curve under the straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point except for the 600 nm point and the 540 nm point. On the other hand, conventional makeup cosmetics that do not look natural, for example, represent the spectrophotometric curves of Comparative Examples 1 to 3 shown below, and have at least one 600 nm as shown in FIGS. Below the straight line connecting the point and the 540 nm point, there is a point located at the intersection or at the top other than the 600 nm point and the 540 nm point.
[0009]
(Comparative Example 1) Cake-like foundation
Sericite 30.09 parts by weight
30 parts by weight of talc
5 parts by weight of nylon powder
Iron oxide baked titanium dioxide 4 parts by weight
Titanium dioxide 15 parts by weight
5.36 parts by weight of iron oxide
Ultramarine 0.35 parts by weight
Ethylparaben 0.2 parts by weight
Dimethicone 5 parts by weight
4.9 parts by weight of olive oil
Fragrance 0.1 parts by weight
[0010]
(Comparative Example 2) Oily foundation
7.40 parts by weight of sericite
25 parts by weight of talc
5 parts by weight of silica gel
Ultramarine 0.3 parts by weight
7 parts by weight of titanium dioxide
Ethylparaben 0.2 parts by weight
Liquid paraffin 33 parts by weight
Dimethicone 9 parts by weight
Sorbitan sesquioleate 2.5 parts by weight
6 parts by weight of olive oil
Fragrance 0.1 parts by weight
[0011]
(Comparative Example 3) Emulsion type foundation
1 part by weight of stearic acid
Liquid paraffin 12 parts by weight
1 part by weight of glyceryl monooleate
Cetanol 2.5 parts by weight
Polyoxyethylene hydrogenated castor oil 0.5 parts by weight
4 parts by weight of talc
Sericite 4.2 parts by weight
Iron oxide 3.8 parts by weight
Methylparaben 0.2 parts by weight
5 parts by weight of propylene glycol
13.6 parts by weight of 1% aqueous sodium hydroxide solution
46.2 parts by weight of water
[0012]
(2) Makeup cosmetic of the present invention
In the makeup cosmetic of the present invention, the spectrophotometric curve measured by filling a colorimetric cell has a 600 nm point and a 540 nm point below a straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point on the spectrophotometric curve. All points except points exist. Such makeup cosmetics can be prepared as usual by blending the components while observing the relationship between the spectrophotometric curve and the raw materials used. Among them, preferred methods include 0 to red to yellow organic pigments such as cochineal, shikonin, safflower pigment, carotene, red 226, red 202, red 106, yellow 401, yellow 4 and / or lakes thereof. .1 to 10% by weight and entrust most of the skin-colored red component to these pigments. It is also a useful method to adjust the brightness using a pigment such as chromium oxide or chromium hydroxide that has a reflectance peak at 500 nm. In addition, the lightness is adjusted with blue organic dyes such as Blue No. 404, Blue No. 1 and / or raked products thereof, and safflower dyes, carotene, yellow No. 4, yellow No. 401 and / or yellow organic dyes such as raked products thereof, and the like. It is also a preferable method to adjust by the combination. In particular, red to yellow organic pigments such as cochineal, shikonin, safflower pigment, carotene, red No. 226, red No. 202, red No. 106, yellow No. 401, yellow No. 4, and / or raked products thereof are 0.1 to A method of blending 10% by weight and entrusting most of the flesh-colored red component to these pigments is a suitable method for adjusting the spectral curve. In this case, it is preferable to use at least 60%, more preferably 70%, still more preferably 80% or more based on iron oxide. Also, iron oxide need not be used. In realizing such a cosmetic, a particularly effective method is to use a powder having a translucent layer on the outer layer of the red portion. Such powder can be used by substituting for the above red pigment. All of the red pigments may be replaced with this powder, or a part of them may be replaced. Preference is given to replacing 10 to 100% by weight of the red pigment with this powder. Among such powders, those containing organic red pigments in red pigments are preferred, and the organic red pigment is preferably one or more selected from red 226, red 202, and red 106. In addition to these, any powder such as iron oxide, talc, and titanium dioxide can be included, but the content of the organic red pigment is preferably 30% by weight or more. Furthermore, as a translucent layer, silica etc. can be illustrated preferably. These powders are obtained by precipitating silica gel on the surface of a composite containing red powder and baking it at a low temperature. Preferred as such powder is a powder having a semi-transparent layer in the outer layer of the red portion, a red pigment coated on the extender powder, and further coated with a semi-transparent powder. A mica, sericite, talc, titanium mica, titanium sericite, titanium dioxide, zinc oxide, etc. have a red powder layer containing an organic red pigment on the powder, and further a translucent powder Have a layer containing The layer containing the translucent powder is substantially free of organic red pigment. A powder is particularly preferred. These organic red pigments and translucent powders may conform to those described above. If the dosage form of the makeup cosmetics of this invention is normally used, it can be used without receiving special limitation. For example, dosage forms containing many loose or pressure-formed powders, oil gel dosage forms, emulsifier forms, and / or a combination of these types can be exemplified. The makeup cosmetics of the present invention can be blended with optional components usually used in cosmetics. Examples of such optional components include hydrocarbons such as petrolatum and microcrystalline wax, esters such as jojoba oil and gallow, triglycerides such as beef tallow and olive oil, higher alcohols such as cetanol and oleyl alcohol, and stearic acid. Fatty acids such as oleic acid, polyhydric alcohols such as glycerin and 1,3-butanediol, nonionic surfactants, anionic surfactants, cationic surfactants, amphoteric surfactants, ethanol, carbopol, etc. Examples thereof include a sticky agent, an antiseptic, an ultraviolet absorber, an antioxidant, a pigment, and powders.
[0013]
(3) Powder of the present invention
The powder of the present invention has a red powder layer containing an organic red pigment on an extender powder, and further has a layer containing a translucent powder on the top. The layer containing the translucent powder is substantially free of organic red pigment. It is characterized by things. Here, as the extender powder, mica, sericite, talc, titanium mica, titanium sericite, titanium dioxide, zinc oxide, anhydrous silicic acid, zirconium oxide, aluminum oxide, barium sulfate, iron oxide and two or more selected from them. 1 type or 2 types or more chosen from these sintered compacts are preferable, and as an amount, 1 to 40 weight% is preferable. The organic red pigment is preferably one or more selected from red 226, red 202, red 106, and lakes thereof, the amount is preferably 1 to 40%, and the translucent powder is preferably silica. The amount is preferably 20 to 70% by weight. Here, the form of the sintered body may be a normal sintered body, a doped body in which a different compound or atom enters the crystal lattice, or a composite form thereof. Each of the layers including the extender powder, the red powder layer, and the semi-transparent powder can contain an optional component or the like usually used in the powder. For such powders, a red powder layer is coated mechanochemically on the body powder, and a layer containing a semi-transparent powder such as silica gel is precipitated, coated and baked, or mechanochemically coated. Can be manufactured. Further, those obtained by surface treatment such as silicone treatment, metal soap treatment, and fluorinated hydrocarbon treatment also belong to the powder of the present invention. By incorporating these powders into the cosmetics of the present invention, optical characteristics close to the spectral characteristics of human skin are obtained. Have It has the effect | action which can adjust cosmetics easily. However, it is also possible to include this in a cosmetic that does not resemble the spectral characteristics of human skin. Such cosmetics are suitable for cosmetics such as control colors and make-up pressers because they have the effect of changing the optical effect. In such cases, the preferred powder content of the present invention is 1-50. % By weight.
[0014]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples, but it is needless to say that the present invention is not limited to these examples.
[0015]
<Example 1>
A cake-like foundation was prepared according to the formulation shown below. That is, after mixing the ingredients of A with a Henschel mixer, pulverize with a pulverizer, coat with B while mixing with a Henschel mixer, finish pulverize with a pulverizer, pack into a metal pan, press mold, cake-like foundation Got. The spectrophotometric curve of this is shown in FIG. It can be seen that all points except the 600 nm point and the 540 nm point exist below the straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point on the spectrophotometric curve.
[0016]
(I)
30.28 parts by weight of sericite
30 parts by weight of talc
5 parts by weight of nylon powder
Iron oxide baked titanium dioxide 20 parts by weight
Red No. 106 aluminum lake 3.97 parts by weight
Yellow No. 401 0.52 parts by weight
Blue 404 No. 0.03 parts by weight
Ethylparaben 0.2 parts by weight
(B)
Dimethicone 5 parts by weight
4.9 parts by weight of olive oil
Fragrance 0.1 parts by weight
[0017]
<Example 2>
A cake-like foundation was prepared according to the formulation shown below. That is, after mixing the ingredients of A with a Henschel mixer, pulverize with a pulverizer, coat with B while mixing with a Henschel mixer, finish pulverize with a pulverizer, pack in a metal plate, press mold, cake-like foundation Got. The spectrophotometric curve of this product is shown in FIG. It can be seen that all points except the 600 nm point and the 540 nm point exist under the straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point on the spectrophotometric curve.
[0018]
(I)
39.44 parts by weight of sericite
10 parts by weight of talc
4 parts by weight of nylon powder
Iron oxide baked titanium dioxide 22.9 parts by weight
Titanium dioxide coated mica 10 parts by weight
Red No. 106 aluminum lake 3.03 parts by weight
Yellow No. 401 0.4 parts by weight
Blue 404 No. 0.03 parts by weight
Propylparaben 0.2 parts by weight
(B)
Dimethicone 5 parts by weight
4.9 parts by weight of olive oil
Fragrance 0.1 parts by weight
[0019]
<Example 3>
A cake-like foundation was prepared according to the formulation shown below. That is, after mixing the ingredients of A with a Henschel mixer, pulverize with a pulverizer, coat with B while mixing with a Henschel mixer, finish pulverize with a pulverizer, pack in a metal plate, press mold, cake-like foundation Got. The spectrophotometric curve of this product is shown in FIG. It can be seen that all points except the 600 nm point and the 540 nm point exist under the straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point on the spectrophotometric curve.
[0020]
(I)
29.88 parts by weight of sericite
30 parts by weight of talc
5 parts by weight of nylon powder
Iron oxide baked titanium dioxide 6 parts by weight
Titanium dioxide coated mica 15 parts by weight
Red 202 No. 0.22 parts by weight
Yellow No. 401 0.57 parts by weight
Blue 404 No. 0.33 parts by weight
Propylparaben 0.2 parts by weight
Chromium hydroxide 0.8 parts by weight
(B)
Dimethicone 6 parts by weight
5.7 parts by weight of olive oil
Fragrance 0.3 parts by weight
[0021]
<Example 4>
An oily foundation was prepared according to the formulation shown below. That is, after mixing the ingredients of A with a Henschel mixer, pulverizing with a pulverizer, coating with batter while kneading with a double planetary mixer, finishing and pulverizing with a pulverizer, filling in a metal pan, press molding, An oily foundation was obtained. The spectrophotometric curve of this product is shown in FIG. It can be seen that all points except the 600 nm point and the 540 nm point exist under the straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point on the spectrophotometric curve.
[0022]
(I)
8.64 parts by weight of sericite
25 parts by weight of talc
5 parts by weight of silica gel
Iron oxide 0.1 parts by weight
Iron oxide baked titanium dioxide 7.92 parts by weight
Red 202 No. 0.29 parts by weight
Yellow No. 401 0.75 parts by weight
Blue 404 No. 0.44 parts by weight
Propylparaben 0.2 parts by weight
Chromium hydroxide 1.06 parts by weight
(B)
Dimethicone 9 parts by weight
Liquid paraffin 33 parts by weight
6 parts by weight of olive oil
Sorbitan sesquioleate 2.5 parts by weight
Fragrance 0.1 parts by weight
[0023]
<Example 5>
An emulsified foundation was prepared according to the following formulation. That is, a and c were heated and dissolved at 80 ° C., respectively, and b was dispersed in i. The mixture was added and emulsified while gradually stirring, and stirred and cooled to obtain an emulsified foundation. The spectrophotometric curve of this product is shown in FIG. It can be seen that all points except the 600 nm point and the 540 nm point exist under the straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point on the spectrophotometric curve.
[0024]
(I)
1 part by weight of stearic acid
1 part by weight of glyceryl monooleate
Cetanol 2.5 parts by weight
Polyoxyethylene hydrogenated castor oil 0.5 parts by weight
Liquid paraffin 12 parts by weight
(B)
8 parts by weight of talc
Sericite 3.51 parts by weight
Red 202 No. 0.08 parts by weight
Red 106 aluminum rake 0.71 parts by weight
Yellow No. 4 aluminum lake 0.13 parts by weight
Blue 404 No. 0.01 parts by weight
5.56 parts by weight of titanium dioxide
(C)
Paraben 0.2 parts by weight
5 parts by weight of propylene glycol
13.6 parts by weight of 1% aqueous sodium hydroxide solution
46.2 parts by weight of water
[0025]
<Example 6>
The foundation of Example 1 and the foundation of Comparative Example 1 were compared by an actual use test. The panelists used were 20 people who compared and used these two samples for 2 weeks in the normal usage method, and answered the results in a questionnaire. The results are shown in Table 1. From this, it can be seen that the foundation of Example 1 looks more natural, has no thickness, yet has a covering power and is preferably accepted. This shows that the color design method of the present invention is very useful for color design of makeup cosmetics. The evaluation criteria were 5 points for very good, 4 points for good, 3 points for slightly good, 2 points for normal, 1 point for slightly bad, and 0 points for bad. Results show average scores.
[0026]
[Table 1]
Figure 0003654748
[0027]
<Example 7>
The foundation of Example 4 and the foundation of Comparative Example 2 were compared by an actual use test. The panelists used were 20 people who compared and used these two samples for 2 weeks in the normal usage method, and answered the results in a questionnaire. The results are shown in Table 2. From this, it can be seen that the foundation of Example 4 looks more natural, has no thickness, yet has a covering power and is preferably accepted. This shows that the color design method of the present invention is very useful for color design of makeup cosmetics. The evaluation criteria were 5 points for very good, 4 points for good, 3 points for slightly good, 2 points for normal, 1 point for slightly bad, and 0 points for bad. Results show average scores.
[0028]
[Table 2]
Figure 0003654748
[0029]
<Example 8>
The foundation of Example 5 and the foundation of Comparative Example 3 were compared by an actual use test. The panelists used were 20 people who compared and used these two samples for 2 weeks in the normal usage method, and answered the results in a questionnaire. The results are shown in Table 3. From this, it can be seen that the foundation of Example 5 looks more natural, has no thickness, yet has a covering power and is preferably accepted. This shows that the color design method of the present invention is very useful for color design of makeup cosmetics. The evaluation criteria were 5 points for very good, 4 points for good, 3 points for slightly good, 2 points for normal, 1 point for slightly bad, and 0 points for bad. Results show average scores.
[0030]
[Table 3]
Figure 0003654748
[0031]
<Example 9>
The foundations of Examples 1 to 3 were evaluated by a specialized panelist focusing on natural feeling and covering power. All the results were evaluations that looked natural and had covering power.
[0032]
<Example 10>
A powder having the composition shown below was treated with a dry ball mill for 48 hours to obtain a raw material powder 1. To 30 parts by weight of this product, 70 parts by weight of fumed silica gel was added and treated with a dry ball mill to obtain the powder 1 of the present invention.
Red 202 No. 20 parts by weight
80 parts by weight of iron-doped plate mica
[0033]
<Example 11>
A powder having the composition shown below was treated with a dry ball mill for 48 hours to obtain a raw material powder 2. The powder 2 of the present invention was obtained by adding 70 parts by weight of spherical silica to 30 parts by weight of this and treating with a dry ball mill.
Red No. 106 aluminum rake 30 parts by weight
70 parts by weight of sericite
[0034]
<Example 12>
A powder having the composition shown below was treated with a dry ball mill for 48 hours to obtain a raw material powder 3. To 30 parts by weight of this product, 60 parts by weight of fumed silica and 10 parts by weight of calcium silicate were added and treated with a dry ball mill to obtain the powder 2 of the present invention.
Red No. 226 40 parts by weight
60 parts by weight of titanium sericite
[0035]
<Example 13>
A powder having the composition shown below was treated with a dry ball mill for 48 hours to obtain a raw material powder 4. To 30 parts by weight of this, 200 parts by weight of water glass having a diatom ratio of 2 and diluted with water to a specific gravity of 1.2 are added with stirring, and an excess amount of 4N acetic acid aqueous solution is added to this at once to form a gel. I let you. After thoroughly washing this gel with water, water is extracted with ethanol using a Soxhlet extractor, further sufficient alcohol is added to the gel, and the mixture is heated at 260 ° C. to form a mist containing 16% by weight of the raw material powder 4 in the inner layer. A powder 4 of the present invention, which is a silica gel (raw material powder 4 coated with 84% by weight of silica gel), was obtained.
Red No. 226 40 parts by weight
Titanium sericite 50 parts by weight
Plate-like silica 10 parts by weight
[0036]
<Example 14>
The powder of composition 2 shown below was treated with a dry ball mill for 48 hours, and the powder of composition 1 was further added and dry ball milled for 48 hours to obtain raw material powder 5. To this 60 parts by weight, 200 parts by weight of water glass having a diatomium ratio of 2 diluted with water to a specific gravity of 1.2 is added with stirring, and an excessive amount of 4N acetic acid aqueous solution is added to this at once to form a gel. I let you. After thoroughly washing this gel with water, water is extracted using ethanol in a Soxhlet extractor, further sufficient alcohol is added to this gel, and the mixture is heated at 260 ° C. to form a fog containing the raw material powder 5 in an inner layer of 39% by weight. A powder 5 of the present invention was obtained which was a glass-like silica gel (raw material powder 5 coated with 61% by weight of silica gel).
(Composition 1)
Red No. 226 20 parts by weight
Red 202 No. 10 parts by weight
Bengala 10 parts by weight
(Composition 2)
Titanium sericite 30 parts by weight
10 parts by weight of talc
10 parts by weight of mica
5 parts by weight of titanium dioxide
[0037]
<Example 15>
90 parts by weight of the powder 1 of the present invention was coated with 10 parts by weight of hydrogen methylpolysiloxane and baked at 100 ° C. for 48 hours to obtain the powder 6 of the present invention.
[0038]
<Example 16>
90 parts by weight of powder 1 of the present invention was coated with 10 parts by weight of zinc stearate and baked at 100 ° C. for 48 hours to obtain powder 7 of the present invention.
[0039]
<Example 17>
An oily foundation was prepared according to the formulation shown below. That is, after mixing the ingredients of A with a Henschel mixer, pulverizing with a pulverizer, coating with batter while kneading with a double planetary mixer, finishing and pulverizing with a pulverizer, filling in a metal pan, press molding, An oily foundation was obtained. In this case, all points except the 600 nm point and the 540 nm point existed under the straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point on the spectrophotometric curve. The toning of this product was very easy. That is, in the normal case, about 10 trials and errors are performed, but this time, the color can be adjusted within the range of the spectral characteristics of the present invention by 4 trials and errors. This is due to the optical properties of the powder of the present invention.
[0040]
(I)
Powder 1 10 parts by weight
25 parts by weight of sericite
5 parts by weight of silica gel
Yellow No. 401 0.75 parts by weight
2 parts by weight of yellow iron oxide
5 parts by weight of titanium dioxide
1.65 parts by weight of mica
(B)
Dimethicone 9 parts by weight
Liquid paraffin 33 parts by weight
6 parts by weight of olive oil
Sorbitan sesquioleate 2.5 parts by weight
Fragrance 0.1 parts by weight
[0041]
<Example 18>
An oily foundation was prepared according to the formulation shown below. That is, after mixing the ingredients of A with a Henschel mixer, pulverizing with a pulverizer, coating with batter while kneading with a double planetary mixer, finishing and pulverizing with a pulverizer, filling in a metal pan, press molding, An oily foundation was obtained. In this case, all points except the 600 nm point and the 540 nm point existed under the straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point on the spectrophotometric curve. The toning of this product was very easy. That is, in the normal case, about 10 trials and errors are performed, but in this time, the color could be adjusted to the range of the spectral characteristics of the present invention by 6 trials and errors. This is due to the optical properties of the powder of the present invention.
[0042]
(I)
Powder 2 5 parts by weight
3 parts by weight of powder 3
4 parts by weight of powder 4
21 parts by weight of sericite
5 parts by weight of silica gel
Yellow No. 401 0.75 parts by weight
2 parts by weight of yellow iron oxide
7 parts by weight of titanium dioxide
Bengala 1 part by weight
1.65 parts by weight of mica
(B)
Dimethicone 9 parts by weight
Liquid paraffin 33 parts by weight
6 parts by weight of olive oil
Sorbitan sesquioleate 2.5 parts by weight
Fragrance 0.1 parts by weight
[0043]
<Example 18>
An oily foundation was prepared according to the formulation shown below. That is, after mixing the ingredients of A with a Henschel mixer, pulverizing with a pulverizer, coating with batter while kneading with a double planetary mixer, finishing and pulverizing with a pulverizer, filling in a metal pan, press molding, An oily foundation was obtained. In this case, all points except the 600 nm point and the 540 nm point existed under the straight line connecting the 600 nm point and the 540 nm point on the spectrophotometric curve. The toning of this product was very easy. In other words, in the normal case, about 10 trials and errors were performed, but this time, the color could be adjusted within the range of the spectral characteristics of the present invention by 5 trials and errors. This is due to the optical properties of the powder of the present invention.
[0044]
(I)
5 parts by weight of powder 5
6 5 parts by weight of powder
7 parts by weight of powder
21 parts by weight of sericite
5 parts by weight of silica gel
Yellow No. 401 0.75 parts by weight
2 parts by weight of yellow iron oxide
7 parts by weight of titanium dioxide
Bengala 1 part by weight
1.65 parts by weight of mica
(B)
Dimethicone 9 parts by weight
Liquid paraffin 33 parts by weight
6 parts by weight of olive oil
Sorbitan sesquioleate 2.5 parts by weight
Fragrance 0.1 parts by weight
[0045]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, makeup cosmetics, such as a foundation which looks natural, can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a spectrophotometric curve of human skin.
2 is a diagram showing a spectrophotometric curve of Example 1. FIG.
FIG. 3 is a diagram showing a spectrophotometric curve of Example 2.
4 is a diagram showing a spectrophotometric curve of Example 3. FIG.
5 is a diagram showing a spectrophotometric curve of Example 4. FIG.
6 is a diagram showing a spectrophotometric curve of Example 5. FIG.
7 is a diagram showing a spectrophotometric curve of Comparative Example 1. FIG.
8 is a diagram showing a spectrophotometric curve of Comparative Example 2. FIG.
9 is a diagram showing a spectrophotometric curve of Comparative Example 3. FIG.

Claims (8)

体質粉体上に有機赤色色素を含有する赤色粉体層を有し、更にその上部に半透明粉体を含む層を有し、前記半透明粉体を含む層には実質的に有機赤色色素が含まれないことを特徴とする粉体。Has a red powder layer containing an organic red pigment onto extender powder, further have a layer comprising a semi-transparent powder thereon, said substantially organic red pigment is a layer containing a translucent powder A powder characterized by not containing . 前記体質粉体がマイカ、セリサイト、タルク、チタンマイカ、チタンセリサイト、二酸化チタン、酸化亜鉛、無水珪酸、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、硫酸バリウム、酸化鉄及びそれらから選ばれる2種以上の燒結体から選ばれる1種乃至は2種以上である、請求項1に記載の粉体。  The body powder is mica, sericite, talc, titanium mica, titanium sericite, titanium dioxide, zinc oxide, silicic acid anhydride, zirconium oxide, aluminum oxide, barium sulfate, iron oxide and two or more kinds of sintered bodies selected from them. The powder according to claim 1, wherein the powder is selected from 1 type or 2 types or more. 前記体質粉体の含有量が1〜40重量%である、請求項1又は2に記載の粉体。  The powder according to claim 1 or 2, wherein the content of the extender powder is 1 to 40% by weight. 前記有機赤色色素が赤色226、赤色202、赤色106及びそのレーキ体から選ばれる1種乃至は2種以上である、請求項1〜3の何れか一項に記載の粉体。  The powder according to any one of claims 1 to 3, wherein the organic red pigment is one or more selected from red 226, red 202, red 106, and rake bodies thereof. 前記有機赤色色素の含有量が1〜40重量%である、請求項1〜4の何れか一項に記載の粉体。  The powder according to any one of claims 1 to 4, wherein the content of the organic red pigment is 1 to 40% by weight. 前記半透明粉体がシリカである、請求項1〜5の何れか一項に記載の粉体。  The powder according to any one of claims 1 to 5, wherein the translucent powder is silica. 前記半透明粉体の含有量が20〜70重量%である、請求項1〜6の何れか一項に記載の粉体。  The powder according to any one of claims 1 to 6, wherein the content of the translucent powder is 20 to 70% by weight. 請求項1〜7の何れか一項に記載の粉体を含有するメークアップ化粧料。  Makeup cosmetics containing the powder according to any one of claims 1 to 7.
JP22114797A 1996-08-08 1997-08-01 Makeup cosmetics Expired - Fee Related JP3654748B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22114797A JP3654748B2 (en) 1996-08-08 1997-08-01 Makeup cosmetics

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-225822 1996-08-08
JP22582296 1996-08-08
JP22114797A JP3654748B2 (en) 1996-08-08 1997-08-01 Makeup cosmetics

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004295192A Division JP2005036010A (en) 1996-08-08 2004-10-07 Method for designing color of make-up cosmetic

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10101530A JPH10101530A (en) 1998-04-21
JP3654748B2 true JP3654748B2 (en) 2005-06-02

Family

ID=26524117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22114797A Expired - Fee Related JP3654748B2 (en) 1996-08-08 1997-08-01 Makeup cosmetics

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3654748B2 (en)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10101530A (en) 1998-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003519644A (en) Shadow effect cosmetic composition
KR20200144904A (en) Cosmetic composition capable of mixed using for adjusting chroma
US20090155373A1 (en) Cosmetic compositions and method which impart a healthy appearance to skin
EP2719372B1 (en) Emulsion-type make-up base and method for producing same
WO2012120916A1 (en) Foundation cosmetic and method for producing same
JP3654748B2 (en) Makeup cosmetics
JP3905277B2 (en) Oily solid cosmetic
JP3732612B2 (en) Skin cosmetics
JP3643528B2 (en) Makeup cosmetics with a pearly feel
JP3660484B2 (en) Skin cosmetics
JP2005036010A (en) Method for designing color of make-up cosmetic
JP3696394B2 (en) Texture correction makeup cosmetics
JP2002146237A (en) Novel color iris foil gloss pigment and cosmetic comprising the same
JP2001058925A (en) Makeup cosmetic
JP3454908B2 (en) Cosmetics
JP4565715B2 (en) Powder-containing skin external preparation
JP3677610B2 (en) Iron oxide-containing titanium dioxide and composition containing the same
JPH11310517A (en) Water-and oil-repellent makeup cosmetic
JPH0543417A (en) Base cosmetic
JP4056255B2 (en) New powder for cosmetics and cosmetics containing the same
CN115551465B (en) Composition for caring for and/or making up keratin materials
JP2003012458A (en) Makeup cosmetic
JP7555564B2 (en) Agent for suppressing diurnal changes in complexion
JP2004231610A (en) Water in oil-type emulsion cosmetic
JPH02282312A (en) Solid powdery cosmetic

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees