JP3654440B2 - プラスチック製電線ドラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明に属する技術分野】
この発明は、プラスチックからなる胴部および鍔部を持つプラスチック製電線ドラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は従来のプラスチック製電線ドラム1の斜視図、図11は図10のプラスチック製電線ドラム1の縦断面図(但し、ボルト挿通穴3b部分も断面で示している)、図12は図11のC−C断面図である。図示のように、従来のプラスチック製電線ドラム(以下単に電線ドラムという)1は、プラスチック製の円筒状の胴部2の左右両側にプラスチック製の円板状の鍔部3を配置し、鍔部3の側面から胴内部を胴長手方向に貫通させた通しボルト4により左右の鍔部3を胴部2に締め付け固定した構造である。3cは電線ドラム1の回転中心となる軸穴である。なお、図示の胴部2は、その内面に中心方向に突出する胴部長手方向に沿うリブ6を一体樹脂成形している。また、鍔部3の内側面に周溝3aが設けられ、この周溝に胴部2の端縁が収容される。
上記のように、従来のプラスチック製電線ドラム1は、胴部2が一部品の円筒体であり、この円筒体の胴部2と左右の鍔部3とを通しボルト4で締め付けて組み立てられる。
【0003】
電線ドラム1は電線を巻き付けて保管・運搬するために用いられるが、電線は胴部2に巻かれるため、電線の締め付け力が胴部2に加わるとともに、電線重量が全て胴部2に上方から加わる。したがって、胴部2の強度が小さいと、図13に示すように、胴部2に巻き付けた電線7により胴部2が変形してしまう恐れがある。これを防ぐために胴部2は強度を大にする必要があり、このため従来は上記の通り、胴部2を一部品として一体の円筒体状に樹脂成形していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように胴部2が一部品として樹脂成形された従来のプラスチック製電線ドラム1は、小型の電線ドラムの場合は特に問題とならないが、大型の電線ドラムの場合には、次のような問題がある。
▲1▼電線ドラムが大型化すると、胴部2も当然大型化し、この大型の胴部すなわち大型円筒体を樹脂成形するためには、あまり汎用的でない大型の成型機が必要となり、コスト的にも割高になる。また、胴部の構造も成型機により制約があり、設計の自由度にも制約がある。
▲2▼電線ドラム1を保管する場合、胴部2と鍔部3とに分解する。鍔部3は円板状なので保管のスペースもあまり占めないが、胴部2は一体の円筒体であるため、保管・輸送時に嵩張って広いスペースを占め、広い保管場所を要して場所の有効利用が図られず、また、輸送時の積載効率が低下するという間題が生じる。
▲3▼電線ドラム1の組み立てに際して、通しボルト4を貫通させる必要があるが、図14に示すように、一方の鍔部(図14で右側の鍔部)3のボルト挿通穴3bから挿入した通しボルト4を反対側の鍔部(左側の鍔部)3のボルト挿通穴3bに挿入する際、電線ドラム1の軸穴3cから胴内部を覗いて反対側の鍔部3のボルト挿通穴3bを探る作業が必要なので、容易でない。小型の電線ドラムの場合には左右の鍔部3の間隔も小さいので、特に問題はないが、大型の電線ドラムになると、通しボルト4を通す距離も大きくなり、反対側の鍔部3のボルト挿通穴3bに通す操作が困難になり、作業性が著しく悪くなる。
▲4▼大型の電線ドラムの場合、強度を確保するために補強リブ6を多数設ける必要が生じて構造が複雑になり、場合によっては材料としてプラスチックを採用できない場合もある。
【0005】
本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもので、大型の成型機を使用する必要がなく、また、保管・輸送に際して嵩張らず、保管場所の有効利用・輸送時の積載効率を向上させることができ、通しボルトを通す作業が容易で電線ドラムの組み立てが容易であり、上記の各事項に伴ってコストダウンを図ることが可能なプラスチック製電線ドラムを提供することを目的とする。
【0006】
上記課題を解決する本発明は、プラスチック製の円筒状の胴部の左右両側にプラスチック製の軸穴付き円板状の鍔部を配置し、鍔部側面から胴内部を胴長手方向に貫通させた通しボルトにより左右の鍔部を胴部に締め付け固定したプラスチック製電線ドラムにおいて、
前記胴部が半円筒状の2つの分割胴片に分割され、かつ、各分割胴片の両端近傍に、組み合わせた時に、鍔部の軸穴と概ね同サイズの中心穴あき円形となる半円形状の補強リブが分割胴片と一体樹脂成形され、
前記左右の鍔部のそれぞれ内側面に、胴部の端縁を収容する周溝が形成され、
前記補強リブは、鍔部の内側面に接触ないし極く近接しており、かつ、当該半円形状の補強リブの直径方向両側におけるそれぞれ周縁近傍位置に、前記通しボルトを通すボルト挿通穴を有し、
さらに、前記ボルト挿通穴に通された通しボルトを案内する板状の通しボルト案内部が、前記補強リブの内側面と胴部内周面との両方に一体連続するように、かつ、通しボルト案内部と胴部内周面とのなす角度が鋭角をなすように、かつ、その鋭角の隅部にボルト挿通穴が位置するように設けられたことを特徴とする。
【0007】
請求項2は、請求項1のプラスチック製電線ドラムにおいて、組み合わせた時に中心穴あき円形となる1対の半円形状の補強リブの一方の合わせ面に凸部を設け、他方の補強リブの合わせ面に前記凸部が嵌合する凹部を設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態のプラスチック製電線ドラム11の斜視図、図2は図1のプラスチック製電線ドラム11の縦断面図、図3は図2のA-A断面図、図4は図2のB-B断面図である。図示のように、このプラスチック製電線ドラム(以下電線ドラムという)11は、プラスチック製の円筒状の胴部12の左右両側にプラスチック製の円板状の鍔部13を配置し、鍔部側面から胴内部を胴長手方向に貫通させた通しボルト4およびナット5により左右の鍔部13を胴部12に締め付け固定した構成である。また、左右の鍔部13はそれぞれ中央に軸穴13cを有し、内側面に胴部12の端縁を嵌合させる周溝13aを形成している。
なお、胴部12や鍔部13に使用する樹脂材料は、従来と同じでよいが、例えば、ポリエチレン(硬質および軟質)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)等の熱可塑性樹脂やエラストマー等の種々のプラスチック材料を使用できる。また、樹脂成形法としては、例えば射出成形、プレス成形等を採用できる。
なお、図示した電線ドラム11の各部のサイズ比率は模式的に示したものであって、正確なものではない。例えば鍔部13の実際の厚みは、他の部分に対して相対的に図示より薄い。
【0011】
上述した範囲では従来と同じであるが、本発明では、図5の胴部分解斜視図にも示すように、胴部12が半円筒状の2つの分割胴片18に分割され、かつ、各分割胴片18の両端近傍に半円形状の補強リブ19が分割胴片18と一体樹脂成形されている。この補強リブ19は、図2、図4に示すように、胴部12の端縁を鍔部13の周溝13aに嵌合させた時に、補強リブ19が鍔部13に接触ないしごく近接するように、胴部12の端縁から若干内側に入った位置に設けている。
上下の分割胴片18を組み合わせた時、対向する1対の半円形状の補強リブ19は円形をなすが、各補強リブ19の合わせ面に凸部19dおよび凹部19eを設けており、上下の分割胴片18を組み合わせた時に、一方の補強リブ19の凸部19dが他方の補強リブ19の凹部19eに嵌合するようにしている。これにより、上下の分割胴片18は互いにずれないように一体結合する。
なお、各補強リブ19には、通しボルト4を挿通するボルト挿通穴19bをそれぞれ2箇所に設け、中央部に軸穴となる半円状切り欠き19cを設けている。また、この実施形態では、各分割胴片18の中央にも半円形状の補強リブ19’を一体樹脂成形している。この補強リブ19’もボルト挿通穴19’b、および軸穴となる半円状切り欠き19’cを持つ。
【0012】
各補強リブ19の内側面(胴部中央側の面)には、図5、図6、図7にも示すように、通しボルト4を案内するためのボルト案内板(ボルト案内部)20を、一体に設けている。このボルト挿通穴19bは胴部12の内周面近傍に位置しており、胴部12の内周面とボルト案内板20とがなす鋭角の隅部にボルト挿通穴19bが位置するので、目視しなくても、通しボルト4はボルト案内板20と胴部18の内周面との案内により、反対側の鍔部13のボルト挿通穴13bにスムーズに導かれる。
【0013】
上記の電線ドラム11を組み立てる場合、一対の分割胴片18を対向させ、一方の分割胴片18の補強リブ19の凸部19dを他方の分割胴片18の補強リブ19の凹部19eに嵌入させて結合し、円筒体状の胴部12とする。次いで、この胴部12の両側に鍔部13を配置し、鍔部13の周溝13aに胴部12の端縁を嵌合させる。次いで、通しボルト4を鍔部13のボルト挿通穴13b、補強リブ19のボルト挿通穴19b、19’bおよび胴内部を貫通させナット5で締め付けて、鍔部13を胴部12に固定すると、電線ドラム11の組み立てが完了する。
【0014】
胴部12を挟んだ左右の鍔部13を通しボルト4で締め付けた場合、鍔部13の厚みは通常それほど厚くない(図2等において厚みは誇張している)ので、プラスチックの鍔部13の場合、内側に湾曲してしまう恐れがある。しかし、胴部12の両側の各補強リブ19が左右の鍔部13にそれぞれ接触ないしごく近接しているので、この補強リブ19が鍔部13に対する横方向の補強としても作用して、鍔部13が内側に湾曲することを防止する。
【0015】
上記の電線ドラム11における各部品の樹脂成形に際しては、円板状の鍔部13は特に問題とならず胴部12が問題となるが、この胴部12は2つの半円筒状の分割胴片18に分割されているので、一つの部品として小さく済み、円筒体を1部品として樹脂成形する従来品と比べて、十分小型の汎用の成型機で成形できる。したがって、コストダウンが図られる。また、汎用の小型成型機であれば、成型機により構造が制約されることも少なく、胴部12の形状寸法の設計に関して自由度が広い。
【0016】
使用しない電線ドラム11を保管する場合、胴部12と鍔部13に分解して保管するが、その場合に問題となる胴部12は、2つの半円筒状の分割胴片18に分割して保管できるので、一体の円筒体である従来の胴部2の保管と比較して、嵩張ったり広いスペースを占めたりしない。したがって、スペースの有効利用が図られ保管場所が狭く済み、また、輸送時の積載効率が向上する。
【0017】
電線ドラム11の組み立てに際して、通しボルト4を貫通させる必要があるが、その際、通しボルト4を鍔部13の側面のボルト挿通穴13bからこれに隣接する補強リブ19のボルト挿通穴19bに通すと、ボルト案内板20により方向が概ね規定され、しかも、反対側にもボルト案内板20があるので、このボルト案内板20で案内されて補強リブ19のボルト挿通穴19bに容易に導かれ、引き続き、反対側の鍔部13のボルト挿通穴13bに容易に通すことができる。このように、ボルト案内板20の存在により、目視によらずに通しボルト4を反対側のボルト挿通穴13bに容易に導くことができ、通しボルト4を通す作業が著しく簡単になり、組み立ての作業性が大きく向上する。
特に、大型の電線ドラムの場合には、左右の鍔部13の間隔が広くなり通しボルト4を通す距離が大きくなるので、従来構造であれば、反対側の鍔部の穴に通す操作が困難になるところであるが、上記の通りこの通しボルト4を通す作業の作業性が著しく向上する。
【0018】
電線を電線ドラム11に巻き付けたとき、電線巻き付けによる締め付け力とともに、電線重量が胴部12に上から作用する。これらの荷重は胴部12と鍔部13との嵌合部に最も過酷に作用するので、従来構造であると、図13に示したように、胴部2の鍔部3との嵌合部が大きく変形し、さらには破断に至りやすい。しかし、図8に示すように、本発明の電線ドラム11では胴部12の両側のほぼ鍔部13と接触する位置に、円板を形成する1対の補強リブ19が存在するので、胴部12が変形し破壊することは防止される。図9は従来品と本発明品との比較を模式的に示したもので、図示の通り、(イ)の従来の胴部2では荷重Pに対して容易に変形するが、(ロ)の本発明の胴部12では補強リブ19が荷重Pの大部分を支えるので、ほとんど変形しない。
また、上記のように補強リブ19により胴部12の変形が防止されるので、胴部12の変形に伴って鍔部13が変形ないし破壊することも防止される。
【0019】
なお、本発明において、通しボルト4の本数は実施形態の4本に限らず、少なくとも各分割胴片18毎に1本以上あれば、特に限定されない。
【0020】
また、胴部12の中央の補強リブ19’は1つに限らず2つ以上設けてもよいし、また必ずしも設けなくてもよい。
【0021】
【発明の効果】
本発明のプラスチック製電線ドラムによれば、胴部が半円筒状の分割胴片に2分割され、かつ、各分割胴片の両端近傍に半円形状の補強リブが分割胴片と一体樹脂成形された構造を有するので、次のような効果を奏する。
▲1▼胴部が半円筒状の2つの分割胴片に分割されているので、一部品としての形状が小型化され、大型の成型機を使用する必要がなく、汎用の小型の成型機で樹脂成形でき、コストダウンが図られる。また、汎用の成型機を使用できるので、胴部の構造について設計の自由度が広くなる。
▲2▼電線ドラムを分解して保管、輸送する際に最も問題となる胴部が半円筒状の2つの分割胴片に分割されているので、この胴部が嵩張ったり広いスペースを占めたりしない。したがって、場所の有効利用が図られ保管場所が狭く済み、また、輸送時の積載効率が向上する。
▲3▼胴部に、2つの分割胴片を合わせた時に胴内部で円板状となる補強リブが設けられているので、胴部の強度を著しく増大させることができる。したがって、大きな荷重が作用する大型化の電線ドラムに容易に適用できる。
▲4▼また、半円形状の補強リブの合わせ面に凸部と凹部とを設けて、上下の補強リブを合わせた時に、凸部と凹部とが嵌合するようにすれば、分割胴片が互いにずれないように一体結合して、胴部の変形やズレを防ぐことができ、胴部の強度がさらに増大する。
▲4▼胴部と鍔部を組み合わせた後通しボルトを貫通させる必要があるが、通しボルトをボルト挿通穴に導くようなボルト案内部を補強リブの内側面に設けているので、目視によらずに通しボルトを反対側のボルト挿通穴に容易に導くことができ、通しボルトを通す作業が著しく簡単になり、組み立ての作業性が大きく向上する。
▲5▼補強リブを胴部の両端近傍に設けているので、通しボルトを締め付けた時、この補強リブが鍔部に当たって、鍔部が内側に撓み変形することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のプラスチック製電線ドラムの斜視図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】上記プラスチック製電線ドラムにおける胴部の分解斜視図である。
【図6】胴部に設ける通しボルト案内部の詳細を説明する要部斜視図である。
【図7】通しボルト案内部の作用を説明する図であり、(イ)は通しボルト案内部がない場合の通しボルトの動きを説明する図、(ロ)は通しボルト案内部を設けた場合の通しボルトの動きを説明する図である。
【図8】上記プラスチック製電線ドラムに電線を巻いた状態の断面図である。
【図9】胴部に圧縮荷重が作用した時の胴部の変形を説明する図であり、(イ)は補強リブがない場合における荷重負荷前後の状態を示す図、(ロ)は補強リブがある場合における荷重負荷前後の状態を示す図である。
【図10】従来のプラスチック製電線ドラムの斜視図である。
【図11】図10の縦断面図(但し、ボルト挿通穴部分も断面で示している)である。
【図12】図11のC−C断面図である。
【図13】図11の電線ドラムに電線を巻いた時の胴部変形状態を示す図である。
【図14】図11の電線ドラムにおいて、通しボルトを通す際の状況を説明する図である。
【符号の説明】
4 通しボルト
7 電線
11 電線ドラム(プラスチック製電線ドラム)
12 胴部
13 鍔部
13a 周溝
13b ボルト挿通穴
13c 軸穴
18 分割胴片
19、19’ 補強リブ
19b、19‘b ボルト挿通穴
19c、19’c 半円状切り欠き
19d 凸部
19e 凹部
20 ボルト案内板(ボルト案内部)

Claims (2)

  1. プラスチック製の円筒状の胴部の左右両側にプラスチック製の軸穴付き円板状の鍔部を配置し、鍔部側面から胴内部を胴長手方向に貫通させた通しボルトにより左右の鍔部を胴部に締め付け固定したプラスチック製電線ドラムにおいて、
    前記胴部が半円筒状の2つの分割胴片に分割され、かつ、各分割胴片の両端近傍に、組み合わせた時に、鍔部の軸穴と概ね同サイズの中心穴あき円形となる半円形状の補強リブが分割胴片と一体樹脂成形され、
    前記左右の鍔部のそれぞれ内側面に、胴部の端縁を収容する周溝が形成され、
    前記補強リブは、鍔部の内側面に接触ないし極く近接しており、かつ、当該半円形状の補強リブの直径方向両側におけるそれぞれ周縁近傍位置に、前記通しボルトを通すボルト挿通穴を有し、
    さらに、前記ボルト挿通穴に通された通しボルトを案内する板状の通しボルト案内部が、前記補強リブの内側面と胴部内周面との両方に一体連続するように、かつ、通しボルト案内部と胴部内周面とのなす角度が鋭角をなすように、かつ、その鋭角の隅部にボルト挿通穴が位置するように設けられたことを特徴とするプラスチック製電線ドラム。
  2. 組み合わせた時に中心穴あき円形となる1対の半円形状の補強リブの一方の合わせ面に凸部を設け、他方の補強リブの合わせ面に前記凸部が嵌合する凹部を設けたことを特徴とする請求項1記載のプラスチック製電線ドラム。
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