JP3653942B2 - 有機発光素子及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機発光素子及びその製造方法に関し、特に電流の注入によって発光する有機材料を用いたいわゆる有機EL素子及びその製造方法に関し、更に発光部がマトリクス状に配置されたディスプレイパネルに好適に適用され得るものに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の高度情報化マルチメディア社会の発展に伴い、低消費電力・高画質の平板型表示素子の開発が活発化している。
【0003】
例えば、非発光型の液晶表示素子は、低消費電力を特長としてその位置を確立し、携帯情報端末等への応用と更なる高性能化が進められている。
【0004】
一方、自発光型の表示素子は、外光に影響されないことから、従来のCRTの代替えや、更にはCRTでは実現困難な大画面表示や超高精細表示の実現に向けて、電界発光型ディスプレイに関する開発が活発化している。
【0005】
例えば、自発光型の表示素子としては、タンらが、基板上に正孔注入用電極層、有機正孔輸送層、有機発光層、電子注入用電極層を付着形成することによりることにより、低電圧で発光する有機ELを提案し(C.W.Tang et al. Appl. Phys. Lett. Vol.51, p.913 (1987))、最近では、文字表示素子等これを用いたELDが試作されるに至っている。
【0006】
図9は、従来の有機EL素子の概要構成を示す断面図である。
図9において、ガラス基板101の上に、陽極となる酸化インジウムすず層(ITO層)102を形成し、次にその表面のほぼ全面に蒸着法で正孔輸送層104、及び有機発光層105を形成する。
【0007】
ついで、更にその表面に金属陰極となる銀マグネシウム合金層106をマスク蒸着法で形成する。
【0008】
ここで、ITO層102がガラス基板101の表面における行方向に延在する行電極に相当し、銀マグネシウム合金層106がガラス基板101の表面における列方向に延在する列電極に相当する。
【0009】
そして、その表面を、保護層107で被覆し、更にガラス容器108で封じてある。
【0010】
このような構成において、外部からの電界の印加により、ITO層102から正孔が注入され、一方銀マグネシウム合金層106から電子が注入され、発光層105の電極対向部で再結合することにより、100で示すように発光する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の素子では、列電極である陰極を蒸着形成するために、微細構造の陰極を形成することが困難であり、高精細の表示素子を実現することは困難であった。
【0012】
というのは、有機層は、耐水性、耐溶剤性、耐熱性が低く、そもそもその表面にフォトリソ等の手段を用いて微細形状を有する陰極を形成することは困難であり、ということは陰極の分離を行うためにはマスク蒸着法に頼らざるを得ず、その結果100ミクロン以下の隣接間隔や微細形状を有する陰極を形成することはできないからである。
【0013】
また、一般に有機EL素子は、電荷注入層や発光層に用いられる有機材料や、使用する陰極材料の耐湿性が低いために、素子の信頼性や寿命にも課題を有する。
【0014】
例えば、素子を空気中に放置するだけでも、時間とともに黒点と呼ばれる非発光領域が拡大していしまうという現象があり、実用上の支障となる。
【0015】
そこで、薄膜形成後も水分や酸素にさらされないように、素子の表面を樹脂等で被覆するという試みもなされているが、やはり有機層の耐溶剤性が低いがために使用できる樹脂が限定され、また耐湿性が実用上十分に確保できる樹脂も殆ど皆無であった。
【0016】
従って、従来例の如く、素子全体を密封された容器中に封入することが必要となる。
【0017】
ところが、素子全体を密封された容器に封入することは、製造コストが高くなることに加え、表示素子が厚くなるとともに重量が増加し、特に薄型大画面表示を実現するには、大きな支障とならざるを得なかった。
【0018】
以上に説明したように、従来の有機発光素子においては高精細かつ高信頼性のディスプレイを実現することが困難であり、更に信頼性を向上しようとすれば製造コストを押し上げ、低価格のディスプレイを実現することも困難で、更にはカラーディスプレイへ展開しようとした場合には、これらの諸課題の解決が一層要求される状況にある。
【0019】
本発明は、上記のような課題を解決し、高信頼性・高精細・低価格の大画素平板型表示素子やカラー表示素子を実現し得る有機発光素子を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、水または酸素に反応性を有する有機材料を含む発光部を有し、少なくともその発光部の周囲が、直接的に真空または不活性ガス雰囲気で覆われた有機発光素子及び発光部の周囲の閉空間を形成する際に真空蒸着法を用いる有機発光素子の製造方法である。
【0021】
この様な構成により、高信頼性・高精細・低価格の大画素平板型表示素子やカラー表示素子を実現し得る有機発光素子を提供する。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明は、水または酸素に反応性を有する有機材料を発光部に含み、前記発光部で電子と正孔の再結合により発光現象を呈する有機発光素子であって、少なくとも前記発光部の周囲が、直接的に真空または不活性ガス雰囲気で覆われた有機発光素子である。
【0023】
この構成により、発光部は、水分や酸素から隔離され、黒点現象が発生しない有機発光素子となる。
【0024】
より具体的には、本発明は、発光部は、透明基板、前記透明基板から上方に向かって延在する隔壁を有する側部隔壁及び前記側部隔壁の上方で側部隔壁の上部を覆う上部隔壁で実質形成される閉空間中であって、前記透明基板側に設けられた透明な第1の電極と前記第1の電極に対向した第2の電極の間に設けられ、前記閉空間中が真空または不活性ガス雰囲気で覆われ、前記第1の電極と第2の電極の間に電界が印加されて発光現象を呈する構成を有するものが好適である。
【0025】
かかる構成によれば、確実に、発光部は、水分や酸素から隔離され、黒点現象が発生しない有機発光素子となる。
【0026】
また、本発明は、第2の電極が、閉空間中に設けられていてもよく、第2の電極の劣化をも防止する。
【0027】
また、本発明は、第1の電極は、第1の方向に延在しかつ前記第1の方向と垂直な第2の方向に複数配列し、第2の電極は、前記第2の方向に延在しかつ前記第1の方向に複数配列し、発光部は、前記第1の電極と第2の電極の対向部分に存在する構成であってもよい。
【0028】
かかる構成によれば、黒点現象の発生を防止したマトリクス表示素子を提供可能な有機発光素子となる。
【0029】
また、本発明は、第2の電極は、複数の電極群から構成され、前記電極群中の電極は互いに連絡されている構成を有していてもよい。
【0030】
かかる構成により、より大画素の表示が可能な有機発光素子となる。
ここで、請求項6記載のように、上部隔壁は板状部材であってもよく、閉空間を封止する。
【0031】
そして、本発明は、側部隔壁と上部隔壁との間に、支持層を有してもよく、より上部隔壁の密着性が向上する。
【0032】
更に、本発明は、支持層は、真空蒸着層であってもよく、簡便かつ確実に密着が可能である。
【0033】
一方、本発明は、上部隔壁は、真空蒸着層であってもよい。かかる構成により、確実かつ簡便に閉空間を封止する。
【0034】
具体的には、本発明は、上部隔壁は、側部隔壁上に各々形成された真空蒸着層のうち隣接するものが連絡して形成されるものであり、より具体的には、請求項11記載のように、上部隔壁は、側部隔壁の各々の上で前記側部隔壁から上方にいくに従って基板の表面方向の断面形状が拡大する形状の真空蒸着層のうち隣接するもの同士が連絡して形成されるものが好適である。
【0035】
また、本発明は、更に、少なくとも上部隔壁を覆う保護層を有することも好適である。
【0036】
かかる構成により、より閉空間の維持を確実にし、発光部への水分等の影響を確実に排除する。
【0037】
また、本発明は、側部隔壁は、絶縁物であることが好適であり、微細な大きさ、更には間隔の側部隔壁となり得る。
【0038】
さて、本発明の有機発光素子の製造方法は、透明基板を用意する工程と、前記透明基板上に透明な第1の電極層を形成する第1の電極層形成工程と、前記第1の電極層形成工程後、前記透明基板から上方に向かって前記透明基板上の前記第1の電極層の少なくとも一部の表面を囲うように延在する隔壁を有する側部隔壁を形成する側部隔壁形成工程と、前記側部隔壁形成工程後、前記側部隔壁が囲う領域内に有機材料を含む発光部を形成する発光部形成工程と、前記発光部形成工程後、前記発光部の上に第2の電極層を形成する第2の電極層形成工程と、前記第2の電極層形成工程後、前記側部隔壁の上部を覆う上部隔壁形成する上部隔壁形成工程とを有する有機発光素子の製造方法であって、前記上部隔壁形成工程は、真空蒸着により上部隔壁形成する主構成を有する。
【0039】
この構成により、発光部は、水分や酸素から隔離され、黒点現象が発生しない有機発光素子を、確実かつ簡便に実現する。
【0040】
ここで、本発明は、上部隔壁形成工程の真空蒸着は、透明基板の上方であって垂直方向から行われるものであってもよいし、また本発明は、上部隔壁形成工程の真空蒸着は、透明基板の上方であって斜め方向から行われるものであってもよく、工程の簡便性は、前者の方向によるものが優れている。
【0041】
また、本発明は、第1の電極層形成工程は、第1の方向に延在しかつ前記第1の方向と垂直な第2の方向に第1の電極を複数配列すべく前記第1の電極層を分割する工程を含み、側部隔壁形成工程は、側部隔壁が囲う領域が第2の方向に延在しかつ第1の方向に複数配列すべく側部隔壁を形成する工程を含み、発光部形成工程は、前記側部隔壁が囲う複数の領域内の各々に発光部を形成する工程を含み、第2の電極層形成工程は、前記発光部の上に前記第2の方向に延在しかつ前記第1の方向に第2の電極を複数配列すべく前記第2の電極層を分割する工程を含むものであってもよい。
【0042】
かかる構成によれば、黒点現象の発生を防止したマトリクス表示素子を提供可能な有機発光素子を、簡便かつ確実に実現する。
【0043】
また、本発明は、更に、発光部上に各々形成された第2の電極の所定数からなる電極群に含まれる第2の電極同士を連絡する連絡端子部を形成する連絡端子部形成工程を有するものでもよく、より大画素の表示が可能な有機発光素子を実現する。
【0044】
ここで、本発明は、連絡端子部形成工程は、第1の電極形成工程と同時に行われることが、行程の簡便上有効である。
【0045】
そして、本発明は、側部隔壁形成工程は、フォトリソ法であることが、側部隔壁の微細加工上好適である。
【0046】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1の有機発光素子について、図を参照しながら説明する。
【0047】
図1は、本実施の形態の発光素子の主要な断面を示す構成図である。
図1において、1は透明性を有するガラス製の基板であり、その表面には複数の線状に分割された構成の正孔を注入するための透明電極2が、行方向(図で左右方向)に延在し列方向(図で紙面を貫く方向)に配列する行電極として形成されている。なお本実施の形態では、透明電極2にはITOを用いた。
【0048】
また、その表面には列方向に延在し行方向に配列する主隔壁と、各主隔壁を行方向端部で連絡する隔壁とを有し、絶縁物を用いた複数の側部隔壁3が、列方向に延在し行方向に分割された内部空間を形成すべく配されている。なお本実施の形態では、酸化シリコン(SiO2)を用い、いわゆるフォトリソ法により形成した。
【0049】
また、側部隔壁3で分割された内部空間には、各々行方向に線状な正孔輸送層4、有機発光層5、及び電子を注入するための金属電極層6が順次形成されている。
【0050】
なお、本実施の形態では、正孔輸送層4には、トリフェニルジアミン(TPD:N,N’−bis(3−methylphenyl)−(1,1’−biphenyl)−4,4’−diamine)、有機発光層5には、アルミキノリノール錯体(Alq:tris(8−hydroxyquino)aluminium)、及び金属電極層6には、銀マグネシウム合金を用いた。また、金属電極層6は、列方向に延在し行方向に分割された列電極として構成している。
【0051】
ここで、正孔輸送層4及び有機発光層5のうち行電極2と列電極6との間に位置し、正孔と電子の再結合を起こして発光する部分を便宜上発光部と呼ぶが、必要に応じて電子輸送層を設けた場合には、それをも含み発光部と呼び、有機発光層単独で正孔輸送、電子輸送及び発光機能を呈する場合には、その層単独で発光部と呼ぶことにする。もちろん、場合によっては、更に電子注入層等の付加的な層を有していてもよい。
【0052】
また、この各発光部の上部には、側部隔壁3の上面に形成された低融点金属を用いた内部空間の密封維持のための支持層7を介して、ガラス製の上部隔壁8が密着され、発光部列を含む各セルが形成されている。なお、支持層7は、低融点金属を用いているが必ずしもこれには限定されず、水分や酸素等の活性な気体を透過させない材料であれば、有機物、無機物のいかんを問わず使用可能である。また、上部隔壁8は、透明性は必要ないため、密着可能な例えば金属製であってもよい。
【0053】
そして、各セルのその内部は、真空に保たれた真空領域9となっている。もちろん不活性ガスを充填した不活性ガス領域としてもよい。
【0054】
このような構成において、行電極2と列電極6との間に電界を印加することにより、発光層5に電子と正孔が注入され、再結合が生じてその部分の発光層5が発光し、行電極2及びガラス基板1を透過して、光10が出射されることになる。
【0055】
以上のように、本実施の形態においては、耐湿性の低い有機材料の発光層等や金属製の列電極が、真空領域中に直接密封されているので、水分等外気の影響を全く受けることがなく、従来のような複雑な封止構造の必要性を排した、きわめて簡便な構成で信頼性の高い有機発光素子を実現することができる。
【0056】
更に、列電極が、フォトリソ法で形成され得る微小周期の側部隔壁により、電気的に分離されているので、列電極のピッチは数μm程度に形成すること可能となり、超高精細のディスプレイをも形成することが可能となる。
【0057】
なお、本実施の形態では、行及び列方向に配列形成されたいわゆるマトリクス素子素子として説明したが、単体や複数の発光部を有する一般的な発光素子であってもよい。
【0058】
また、以上述べてきた使用材料については、代表例であり、少なくとも同等機能を有する他のものももちろん使用可能である。
【0059】
(実施の形態2)
本実施の形態では、側部隔壁に基板である上部隔壁を支持層を介して密着したのに対して、支持層と上部隔壁とを蒸着層として同時に形成することが実質的に異なること以外実施の形態1と同様な構成を有する有機発光素子について説明する。
【0060】
図2は、本実施の形態の発光素子の主要な断面を示す構成図である。
図2において、21は透明性を有するガラス製の基板であり、その表面には複数の透明電極22が、行電極として形成され、更にその表面には列方向に延在し行方向に配列する絶縁物を用いた側部隔壁23が、列方向に延在し行方向に分割された内部空間を形成すべく配されている。
【0061】
また、側部隔壁23で分割された内部空間には、各々正孔輸送層24、有機発光層25、及び列電極である金属電極層26が順次形成されている。
【0062】
ここまでの構成は、実施の形態1と実質同様であるが、本実施の形態では、各発光部の上部には、側部隔壁23の上面に対して、直接に、または作製上や機能上必要な場合には別の層をも介して、図中上から下に向かって垂直方向からまたは斜め方向からSiO2が真空蒸着されて、側部隔壁23上で下から上に向かって左右方向に広がる形状であって、各側部隔壁23間をその中央部で密着すべく上部隔壁28が形成されている点が、相違する構成である。もちろん、真空蒸着される材料は、SiO2に限定されるものではなく、他の絶縁体や金属等も使用可能である。
【0063】
そして、本実施の形態では、真空蒸着が完了した時点において、既に各セルの内部に真空領域29が形成されている。
【0064】
このような構成において、本実施の形態でも、行電極22と列電極26との間に電界を印加することにより、有機発光層25に電子と正孔が注入され、再結合が生じて発光層25が発光し、行電極22及びガラス基板21を透過して、光20が出射されることになる。
【0065】
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態1における支持層と上部隔壁との機能を有する上部隔壁を、蒸着層として形成することができ、支持層を介した上部隔壁の密着作業を排した簡便な有機発光素子を実現することができる。
【0066】
更に、上部隔壁が形成・密着された時点、各セル内部が真空に保たれており、簡便な構成で信頼性の高い有機発光素子を実現することができるものでもある。
【0067】
(実施の形態3)
本実施の形態では、側部隔壁に基板である上部隔壁を支持層を介して密着したのに対して、支持層を蒸着層として形成後上部隔壁を密着した構成とすることが実質的に異なること以外実施の形態1と同様な構成を有する有機発光素子について説明する。
【0068】
図3は、本実施の形態の発光素子の主要な断面を示す構成図である。
図3において、31は透明性を有するガラス製の基板であり、その表面には複数の透明電極32が、行電極として形成され、その表面には絶縁物を用いた側部隔壁33が、列方向に延在し行方向に分割された内部空間を形成すべく配されている。
【0069】
また、側部隔壁33で分割された内部空間には、各々正孔輸送層34、有機発光層35、及び金属電極層36が順次形成されている。
【0070】
ここまでの構成は、実施の形態1と実質同様であるが、本実施の形態では、各発光部の上部には、側部隔壁33の上面に対して、直接に、または作製上や機能上必要な場合には別の層をも介して、図中上から下に向かって垂直方向からまたは斜め方向からSiO2が真空蒸着されて、側部隔壁33上で下から上に向かって左右方向に広がる形状の支持層37が形成されている点が相違する構成である。
【0071】
以下、上部隔壁38が支持層37に密着され、発光部列を含む各セルが形成され、各セルのその内部は、真空に保たれた真空領域39(不活性ガス雰囲気であることも可)となっている点は、実施の形態1と同様である。なお、支持層37と上部隔壁38の間に必要に応じて密着層が介在していてもよい。
【0072】
このような構成において、本実施の形態でも、行電極32と列電極36との間に電界を印加することにより、有機発光層35に電子と正孔が注入され、再結合が生じて発光層35が発光し、行電極32及びガラス基板31を透過して、光30が出射されることになる。
【0073】
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態1における支持層を蒸着層として形成することができ、支持層の密着作業を排した簡便な有機発光素子を実現することができる。
【0074】
(実施の形態4)
以上の各実施の形態において、上部隔壁を密着配置した後、更にその表面に、更には素子周囲を囲むように保護層を形成することができる。
【0075】
図4は、実施の形態2の構成の上部隔壁上に保護層を48aを形成した構成を示し、図5は、実施の形態2の構成の上部隔壁のみならずその周囲を囲うように保護層を58aを形成した構成を示し、他の部分は実施の形態2と実質同様である。
【0076】
図4において、40は出射する光、41はガラス基板、42は行電極、43は側部隔壁、44は正孔輸送層、45は発光層、46は列電極、48は上部隔壁、48aは保護層及び49は真空領域である。
【0077】
また、図5において、50は出射する光、51はガラス基板、52は行電極、53は側部隔壁、54は正孔輸送層、55は発光層、56は列電極、58は上部隔壁、58aは保護層及び59は真空領域である。
【0078】
これらの保護膜48a、58aには、紫外線硬化樹脂を使用し、塗布後紫外線照射により硬化させたものである。
【0079】
以上の構成により、本実施の形態では、素子の少なくとも一部を覆う保護層の存在により、更に信頼性の高い有機発光素子が実現できる。
【0080】
なお、もちろん本実施の形態の保護層を、実施の形態2以外の他の実施の形態の有機発光素子に適用することは可能であり、保護層の材料も、少なくともその機能が同等以上であれば、紫外線硬化樹脂に限定されるものではない。
【0081】
(実施の形態5)
本実施の形態では、実施の形態2の有機発光素子の構造に準じたものを代表として用いて、その製造方法について、図を用いてより詳細に説明する。
【0082】
図6は、本実施の形態の有機発光素子の製造方法の各工程を、実施の形態2と同様の断面に対応して説明する説明図である。
【0083】
まず図6(a)において、ガラス基板61を用意してその表面に、ITOの行電極62の基材層を蒸着して形成する。ついで、この基材層をフォトリソ法により微細形状に加工し、列方向に分割され行方向に延在する行電極62を形成する。そして、この状態でSiO2膜63を基板全面に対応して被覆する。
【0084】
次に、図6(b)において、SiO2膜63のその表面にフォトレジストを塗布して、フォトエッチング法にて塗布したフォトレジストの列方向に延在する部分及びそれらに列方向の両端部で連絡して行方向に延在する部分が残るように加工する。この残余部分のフォトレジストを63aで示す。もちろん63aは、断面形状のみを示しており、フォトレジスト63aは、列方向の両端部で行方向に延在する部分により互いに連絡している。
【0085】
次に、図6(c)において、フォトレジスト63aをマスクとして、SiO2膜63にドライエッチングを施し、フォトリソ法により、列方向に線状に延在し列方向の両端部で行方向に延在する部分により互いに連絡した側部隔壁63を形成する。
【0086】
次に、図6(d)において、基板61の表面に対して垂直方向から、TPD、Alq及びAlを順に蒸着し、正孔輸送層65、発光層66及び列電極67を形成する。このとき、側部隔壁63上にも、TPD、Alq及びAlが順に積層されているが、素子の機能には何等影響しない。
【0087】
そして、図6(e)において、68’で示すように、SiO2を基板61の表面に対して斜めの対称的な二方向上方から真空蒸着する。この場合、この蒸着層は、隣接する側部隔壁63に向かって接近するように上方に成長していき、互いに連絡して上下方向に所定の厚さとなったところで、真空蒸着を終了する。そして、この行程の終了時には、所定の厚さの上部隔壁68が形成されるとともに、基板61、側部隔壁63及び上部隔壁68によって形成される正孔輸送層65、発光層66及び列電極67が存する内部空間には真空領域が形成されている。
【0088】
以上のように、本実施の形態によれば、上部隔壁を、蒸着層として形成することができ、上部隔壁の密着作業を排した有機発光素子を簡便な方法により確実に実現することができる。
【0089】
(実施の形態6)
本実施の形態では、実施の形態5における上部隔壁作製時の真空蒸着の方向に相違がある以外は、実施の形態5と同様に有機発光素子を作製する製造方法について説明する。
【0090】
図7は、本実施の形態の有機発光素子の製造方法の各工程を、同様の断面に対応して説明する説明図である。
【0091】
まず図7(a)において、ガラス基板71を用意してその表面に、ITOの行電極72の基材層を蒸着して形成する。ついで、この基材層をフォトリソ法により微細形状に加工し、列方向に分割され行方向に延在する行電極72を形成する。そして、この状態でSiO2膜73を基板全面に対応して被覆する。
【0092】
次に、図7(b)において、SiO2膜73のその表面にフォトレジストを塗布して、フォトエッチング法にて塗布したフォトレジストの列方向に延在する部分及びそれらに列方向の両端部で連絡して行方向に延在する部分が残るように加工する。この残余部分のフォトレジストを73aで示す。もちろん73aは、断面形状のみを示しており、フォトレジスト73aは、列方向の両端部で行方向に延在する部分により互いに連絡している。
【0093】
次に、図7(c)において、フォトレジスト73aをマスクとして、SiO2膜73にドライエッチングを施し、フォトリソ法により列方向に線状に延在し列方向の両端部で行方向に延在する部分により互いに連絡した側部隔壁73を形成する。
【0094】
次に、図7(d)において、基板1の表面に対して垂直方向から、TPD、Alq及びAlを順に蒸着し、正孔輸送層75、発光層76及び列電極77を形成する。このとき、側部隔壁73上にも、TPD、Alq及びAlが順に積層されているが、素子の機能には何等影響しない。
【0095】
そして、図7(e)において、78’で示すように、SiO2を基板71の表面に対して垂直方向上方から真空蒸着する。この場合、この蒸着層は、隣接する側部隔壁73に向かって接近するように上方に成長していき、互いに連絡して上下方向に所定の厚さとなったところで、真空蒸着を終了する。そして、この行程の終了時には、所定の厚さの上部隔壁78が形成されるとともに、基板71、側部隔壁73及び上部隔壁78によって形成される正孔輸送層75、発光層76及び列電極77が存する内部空間には真空領域が形成されている。この行程は、垂直方向から蒸着を施しても、蒸着特有の特性により、蒸着膜が形成されるにともない凹部の表面も被覆されていく性質を利用している。なお、列電極77上にもSiO2が堆積していくが、機能上は問題がない。
【0096】
以上のように、本実施の形態によれば、上部隔壁を、蒸着層として形成することができ、上部隔壁の密着作業を排した有機発光素子を簡便な方法により確実に実現することができる。
【0097】
更に、斜め方向の異なる二方向から蒸着する必要がなく、より簡便な構成の製造方法を実現している。
【0098】
(実施の形態7)
本実施の形態では、発光部を有する各セルを行方向で連絡させ、大きな画素面積にも対応することができる有機発光素子について、各製造工程を追いながら説明する。
【0099】
図8は、本実施の形態における有機発光素子の製造工程を、基板の上方から見て説明する図である。
【0100】
まず図8(a)において、ガラス基板81を用意してその表面に、ITOの行電極82の基材層を蒸着して形成する。
【0101】
次に、図8(b)において、この基材層をフォトリソ法により微細形状に加工し、列方向に分割され行方向に延在する行電極82を形成する。同時に、図示されるように列電極端子部82’をも形成しておく。
【0102】
次に、図8(c)において、この状態でSiO2膜83を基板全面に対応して被覆する。
【0103】
次に、図8(d)において、SiO2膜83に対してフォトリソ法により微細加工を施し、列方向に延在し行方向に配列した孔部(図中SiO2膜83中の白抜き部分に対応する。)であって、一部が行電極82と列電極端子部82’を露呈するように側部隔壁(図中SiO2膜83中の白抜き部分以外に対応する。)を形成する。
【0104】
次に、図8(e)において、図中の有機層形成領域中に、TPD及びAlqを順次積層する。なお、この有機層形成領域は、列電極端子部82’を全て覆うのではなく、それがSiO2膜83中の孔部で露呈するように、列電極端子部82’側の端部位置を設定しておく。
【0105】
次に、図8(f)において、図中の陰極形成領域中に、更にAlを蒸着して積層し、図8(g)に示されるように、87’で示すAl蒸着層から各列電極87を形成する。この場合、各列電極87の一端は、列電極端子部82’に連絡している。なお、本実施の形態では、4個毎連絡させているが、必要な画素の大きさに対応して連絡する列電極の数を適宜設定することができることはもちろんである。
【0106】
そして、図8(h)に示されるように、上部隔壁88となるSiO2膜を垂直方向又は斜方向から真空蒸着し、真空実装された有機発光素子が完成する。
【0107】
以上のような行程により作製された有機発光素子は、本実施の形態では、互いに連絡した4列のセル群毎に発光動作を行うものであるため、より大画素の表示素子に適用可能となる。
【0108】
更に、各セルの連絡端子は、行電極形成時に同時に形成可能であり、簡便な製造方法により、大画素の表示素子に適用可能な有機発光素子を実現できるものである。
【0109】
【発明の効果】
以上の実施例で示した様に、本発明は従来の有機電界発光素子の欠点を克服し、従来にはない高信頼性・高精細の自発光型の大画面平板型表示素子を実現し得る有機発光素子を提供するものであり、産業上極めて大きな効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の有機発光素子の断面図
【図2】本発明の実施形態2の有機発光素子の断面図
【図3】本発明の実施形態3の有機発光素子の断面図
【図4】本発明の実施形態4の有機発光素子の断面図
【図5】同有機発光素子の断面図
【図6】本発明の実施形態5の有機発光素子の製造方法の説明図
【図7】本発明の実施形態6の有機発光素子の製造方法の説明図
【図8】本発明の実施形態7の有機発光素子の製造方法の説明図
【図9】従来の有機発光素子の構成を示す断面図
【符号の説明】
1 基板
2 行電極
3 側部隔壁
4 正孔輸送層
5 発光層
6 列電極
7 支持層
8 上部隔壁
9 真空領域
10 出射光
48a 保護層
58a 保護層
61 基板
62 ITO(行電極)
63 SiO2(側部隔壁)
65 Alq(正孔輸送層)
66 TPD(発光層)
67 Al(列電極)
68 SiO2(上部隔壁)
68’ 蒸着されるSiO2
69 真空領域
82’ 列電極端子部
87’ 蒸着層

Claims (18)

  1. 透明基板と、前記透明基板上に形成された第1の電極と、前記第1の電極上に形成された発光部と、前記発光部の上に形成された第2の電極と、前記透明基板上に形成された側部隔壁と、前記側部隔壁の上部に形成された支持層と、前記支持層の上部を覆う上部隔壁とを備えたことを特徴とする有機発光素子。
  2. 支持層は、真空蒸着層である請求項1記載の有機発光素子。
  3. 側部隔壁と支持層と上部隔壁で実質形成される閉空間中に第2の電極を設けたことを特徴とする請求項1および2記載の有機発光素子。
  4. 上部隔壁は板状部材である請求項1から3のいずれかに記載の有機発光素子。
  5. 透明基板と、前記透明基板上に形成された第1の電極と、前記第1の電極上に形成された発光部と、前記発光部の上に形成された第 2 の電極と、前記透明基板上に形成された側部隔壁と、前記側部隔壁の上部を覆う真空蒸着層である上部隔壁とを備えたことを特徴とする有機発光素子。
  6. 上部隔壁は、側部隔壁上に各々形成された真空蒸着層のうち隣接するものが連絡して形成される請求項5記載の有機発光素子。
  7. 上部隔壁は、側部隔壁の各々の上で前記側部隔壁から上方にいくに従って基板の表面方向の断面形状が拡大する形状の真空蒸着層のうち隣接するもの同士が連絡して形成される請求項5および6記載の有機発光素子。
  8. 第1の電極は、第1の方向に延在しかつ前記第1の方向と垂直な第2の方向に複数配列し、第2の電極は、前記第2の方向に延在しかつ前記第1の方向に複数配列し、発光部は、前記第1の電極と第2の電極の対向部分に存在する請求項1から7のいずれかに記載の有機発光素子。
  9. 第2の電極は、複数の電極群から構成され、前記電極群中の電極は互いに連絡されている請求項1から8のいずれかに記載の有機発光素子。
  10. 少なくとも上部隔壁を覆う保護層を有する請求項1から9のいずれかに記載の有機発光素子。
  11. 側部隔壁は、絶縁物である請求項1から10のいずれかに記載の有機発光素子。
  12. 透明基板を用意する工程と、前記透明基板上に透明な第1の電極層を形成する第1の電極層形成工程と、前記第1の電極層形成工程後、前記透明基板から上方に向かって前記透明基板上の前記第1の電極層の少なくとも一部の表面を囲うように延在する隔壁を有する側部隔壁を形成する側部隔壁形成工程と、前記側部隔壁形成工程後、前記側部隔壁が囲う領域内に有機材料を含む発光部を形成する発光部形成工程と、前記発光部形成工程後、前記発光部の上に第2の電極層を形成する第2の電極層形成工程と、前記第2の電極層形成工程後、前記側部隔壁の上部を覆う上部隔壁形成する上部隔壁形成工程とを有する有機発光素子の製造方法であって、前記上部隔壁形成工程は、真空蒸着により上部隔壁形成する有機発光素子の製造方法。
  13. 上部隔壁形成工程の真空蒸着は、透明基板の上方であって垂直方向から行われる請求項12記載の有機発光素子の製造方法。
  14. 上部隔壁形成工程の真空蒸着は、透明基板の上方であって斜め方向から行われる請求項12記載の有機発光素子の製造方法。
  15. 第1の電極層形成工程は、第1の方向に延在しかつ前記第1の方向と垂直な第2の方向に第1の電極を複数配列すべく前記第1の電極層を分割する工程を含み、側部隔壁形成工程は、側部隔壁が囲う領域が第2の方向に延在しかつ第1の方向に複数配列すべく側部隔壁を形成する工程を含み、発光部形成工程は、前記側部隔壁が囲う複数の領域内の各々に発光部を形成する工程を含み、第2の電極層形成工程は、前記発光部の上に前記第2の方向に延在しかつ前記第1の方向に第2の電極を複数配列すべく前記第2の電極層を分割する工程を含む請求項12から14のいずれかに記載の有機発光素子の製造方法。
  16. 更に、発光部上に各々形成された第2の電極の所定数からなる電極群に含まれる第2の電極同士を連絡する連絡端子部を形成する連絡端子部形成工程を有する請求項15記載の有機発光素子の製造方法。
  17. 連絡端子部形成工程は、第1の電極形成工程と同時に行われる請求項16記載の有機発光素子の製造方法。
  18. 側部隔壁形成工程は、フォトリソ法である請求項12から17のいずれかに記載の有機発光素子の製造方法。
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