JP3653500B2 - Anti-coolant liquid and chip splash prevention device around spindle head of machine tool - Google Patents

Anti-coolant liquid and chip splash prevention device around spindle head of machine tool Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は工作機械の主軸頭周辺のクーラント液及び切粉飛散防止装置、詳しくはスピンドルスルー用工具や外部クーラント機構を有する切削装置など各種工作機械において、加工作業中に発生するクーラント液及び切粉の飛散を効率的に防止できる様にした工作機械の主軸頭周辺のクーラント液及び切粉飛散防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ドリル等の回転切削工具を主軸頭の先端に軸支し、スピンドルモーターによって駆動するスピンドルスルー用工具をはじめ、各種工作機械は金属材料の切削加工の為、広く用いられている。又、切削作業の際に切削工具やワークを冷却する外部クーラント機構を付設することも多く行われている。これら工作機械による切削加工の際には、切削によって発生した切粉やクーラント液が加工部周辺に飛散することは避けられない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この為、図1に示す様に、主軸頭1の周辺に切削工具2を覆う様にビニールノレン24を吊下せしめることも行われているが、ビニールノレン24は剛性がなく耐久性に乏しく、又ワーク15の凸部やワーククランプ部品に干渉すると容易に変形してしまう為、間に合わせの域を出ず、十分な飛散防止効果を期待することは到底出来なかった。
【0004】
一方、鋼板など剛性を有する堅牢な素材からなる外周カバーを用いて、主軸頭及び切削工具の周辺を覆ってしまえば、加工作業の際に発生する切粉やクーラント液の飛散を効果的に阻止することが可能であるが、主軸頭は加工の進展に伴いワークの方向へ順次下降する為、その際に外周カバー下縁とワークの凸部やワーククランプ部品などが干渉して隙間が出来たり、外周カバーが変形あるいは損傷してしまうこともあった。これらと干渉しない様に、外周カバー下縁を工具刃先より上方へ離してしまうと、外周カバー下縁とワークとの間に大きな隙間が出来てしまい、切粉やクーラント液の飛散防止という機能は大幅に低下してしまうことになる。
【0005】
更に、大型の穴明け機などにおいては、主軸頭周辺に十分な効果を持つ外周カバーを装着することがむずかしく、コスト的な面からも外周カバーの装着をあきらめ、切粉やクーラント液の飛散対策を全く取らない場合もあった。
【0006】
本発明は、スピンドルスルー用工具など各種工作機械による切削加工作業の際に発生する切粉やクーラント液の飛散防止に関する上記従来の問題点を解決することを目的とするものであり、ビニールノレンなどの様に間に合わせ的なものではなく、剛性のある堅牢な金属製のカバーを用いながら、ワークの凸部やワーククランプ部品などと干渉することなく、主軸頭周辺をしっかりと覆い、加工作業の際に発生する切粉やクーラント液の飛散を効果的に阻止することができる実用的価値の高い工作機械の主軸頭周辺のクーラント液及び切粉飛散防止装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、工作機械の主軸頭1及び主軸頭1の下部に設けられた切削工具2を囲う様に剛性を有する可動カバー12を位置せしめ、前記可動カバー12を上下昇降機構を介して前記主軸頭1の外側に、前記上下昇降機構の押圧力より弱い押圧力のスプリング11によって下方に向って付勢した状態で上下スライド可能に支持せしめることにより、加工作業の際に発生する主軸頭周辺のクーラント液及び切粉の飛散防止を実施せんとするものである。又、その場合、上下昇降機構としては油圧シリンダー7を用いたり、サーボモーター19と可動カバー12に取付けられたボールネジ21との組合せを用いている。
【0008】
【実施の形態】
図2はこの発明に係る工作機械の主軸頭周辺のクーラント液及び切粉飛散防止装置の第一の実施形態の側面図、図3はその平面図である。
【0009】
図中1は、スピンドルスルー用工具の主軸頭であり、架台(図示省略)の支持腕13によって上下スライド可能に支持されている。そして、この主軸頭1の下端にはドリル等の切削工具2が固定されており、主軸頭1の上方に設置されているスピンドルモーター(図示省略)によって回転する様になっている。そして、主軸頭1の側面にはその軸芯に沿ってリニアガイド22の案内凸条4が形成されており、この案内凸条4にはリニアガイド22の滑動子5が取付けられている。
【0010】
そして、この滑動子5の外側には肉厚板状をなしたベースブロック6が固定されており、該ベースブロック6には油圧シリンダ7の基部8が取付けられており、該油圧シリンダ7はそのピストンロッド9が主軸頭1の軸芯と平行になる様に位置せしめられている。
【0011】
又、案内凸条4の下方の主軸頭1の側面には腕材10が設けられており、該腕材10とベースブロック6との間にはスプリング11が張架せしめられ、ベースブロック6を下方即ちワーク15方向へ付勢せしめている。なお、スプリング11の弾発力は油圧シリンダー7のピストンロッド9の伸長力より弱く設定されている。
【0012】
一方、図中12は可動カバーであり、鋼板などの剛性を持った堅牢な金属素材からなり、図3に示す様に支持腕13側を除いた三方から主軸頭1を囲う様に成形されており、その内側に設けられた腕材14には前記ピストンロッド9先端が接続されて上下駆動機構を構成しており、ピストンロッド9の伸縮によって上下にスライドする様になっている。なお、図中23は可動カバー12の内側に設けられた隔壁であり、クーラント液や切粉が油圧シリンダー7方向へ飛散するのを阻止している。又、25は固定カバーであり、可動カバー12の上方に位置せしめられている。
【0013】
油圧シリンダー7を支持しているベースブロック6はスプリング11によって下方に付勢され、案内凸条4下端のストッパー16に当接してその位置を保持しており、このスプリング11の弾発力より強い上向きの力このベースブロック6が受けると、スプリング11に抗して滑動子5は案内凸条4に沿って上方に移動する様になっている。
【0014】
可動カバー12の縦方向の寸法は、図2に示す様に切削工具2の先端がワーク15に喰い付いた状態で、その下端17とワーク15上面との間に極くわずかしか空隙18が出来ない長さとなっている。
【0015】
この実施の形態は上記の通りの構成を有するものであり、図2に示した状態で切削工具2を回転させてワーク15の加工を開始し、切削工具2がワーク15に喰い付き切削が進行して可動カバー12の下縁17がワーク15上面に当接すると、図4に示す様に、可動カバー12はスプリング11の弾発力に抗して油圧シリンダー7ごと案内凸条4に案内されつつ、上方へスライドする。従って、可動カバー12の下縁17には無理な力がかからず、下縁17が変形したり損傷することはない。
【0016】
この様にして、10mm程度切削工具2がワーク15内に達したら、その時点で油圧シリンダー7を作動させて、図5に示す様に、可動カバー12を適当量だけ上方へ引き上げ、更に作動を続ける。
【0017】
この実施の形態においては、可動カバー12及びこれを上下方向にスライドさせる油圧シリンダー7はリニアガイド22及びスプリング11によって弾性的に主軸1の周囲に支持せしめられているので、可動カバー12の下縁17とワーク15上面との隙間18を最少限に保って作業を行うことができ、切粉やクーラント液の飛散を効率的に阻止することが可能である。
【0018】
次に、図6、図7に基づいてこの発明に係る工作機械の主軸頭周辺クーラント液及び切粉飛散防止装置の第二の実施形態について説明する。
【0019】
この実施の形態においては、第一の実施形態における油圧シリンダー7の代りに、サーボモーター19を用いたものであり、サーボモーター19の回転軸20は、可動カバー12の腕材14に設けられているボールネジ21に螺合せしめられており、回転軸20の回転量に比例して可動カバー12は上下方向に一定量スライドする様になっている。なお、他の部分は前述の第一の実施形態と同じである為、同一符号を付して説明を省略する。
【0020】
この第二の実施形態においては、サーボモーター19とボールネジ21によって可動カバー12の上下スライドを行う様にしたので、NC制御の手法を用いて可動カバー12の上下運動を更に細かく制御することが可能である。即ち、可動カバー12の上昇タイミングやスライド量をあらかじめプログラムしたり、又、NC機能のミラーイメージを用い、図7に示す様に主軸頭1の加工による下降と同期させて固定カバー12を上方にスライドさせることも可能で、可動カバー12の下縁17とワーク15の上面との空隙を可能な限り小さくして、クーラント液や切粉飛散をより効率的に行うことができる。
【0021】
この際、サーボモーター19は第一の実施の形態の場合と同様、スプリング11によって下方に弾性的に牽引された状態で上下スライド可能に主軸頭1に取付けられているので、万が一プログラムミスでワーク15上面の凸部やワーククランプ部材に干渉しようとしても、可動カバー12はサーボモーター19と共にスプリング11の弾性に抗して上方へスライドする為、可動カバー12の変形や損傷は防止される。
【0022】
なお、上記実施の形態はいずれも工作機械の一例としてスピンドルスルー用工具について述べたが、外部クーラント機構を有する工作機械など加工作業中にクーラント液や切粉が飛散するおそれのある各種工作機械がすべて対象となるものであることはもちろんである。
【0023】
【発明の効果】
この発明に係る工作機械の主軸頭周辺クーラント液及び切粉飛散防止装置は上述の通り、加工の進展に応じて可動カバーを適宜上方にスライドさせられる様になっているので、加工作業の際必然的に発生する切粉やクーラント液の飛散を最少限に抑えることができる効果を有する。
【0024】
又、可動カバーをその上下駆動機構と共にスプリングで下方に付勢しつつ上下スライド可能に支持しているので、万が一その下縁がワーク上面と干渉したとしても、上方へスライドするので、可動カバーに無理な力がかかることはなく、変形したり損傷することもない、等の効果を有し、従来クーラント液や切粉の飛散防止用の固定カバーを設置しにくかった大型穴明け機などにも低コストで設置可能で、極めて高い実用的価値を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のビニールノレンを用いたスピンドルスルー用工具のクーラント液及び切粉の飛散防止装置の一例の側面図。
【図2】この発明に係る工作機械の主軸頭周辺クーラント液及び切粉飛散防止装置の第一の実施形態の側面図。
【図3】同じく、その平面図。
【図4】同じく、固定カバー12がワーク15の表面に当接し、固定カバー12が上方にスライドした状態の側面図。
【図5】同じく、加工の進展に伴い、油圧シリンダー7を作動させて固定カバー12を上方に引き上げた状態の側面図。
【図6】この発明に係る工作機械の主軸頭周辺クーラント液及び切粉飛散防止装置の第二の実施形態の側面図。
【図7】同じく、加工の進展に伴いサーボモーター19を作動させて固定カバー12を必要量だけ上方に引き上げた状態の側面図。
【符号の説明】
1 主軸頭
2 切削工具
4 案内凸条
5 滑動子
6 ベースブロック
7 油圧シリンダー
8 基部
9 ピストンロッド
10 腕材
11 スプリング
12 可動カバー
13 支持腕
14 腕材
15 ワーク
16 ストッパー
17 下縁
18 空隙
19 サーボモーター
20 回転軸
21 ボールネジ
22 リニアガイド
23 隔壁
24 ビニールノレン
25 固定カバー
[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a coolant liquid and chip scattering prevention device around the spindle head of a machine tool, and more particularly, to a coolant liquid and chips generated during machining operations in various machine tools such as a spindle through tool and a cutting device having an external coolant mechanism. The present invention relates to a coolant solution and a chip scattering prevention device around a spindle head of a machine tool that can efficiently prevent the scattering of the machine tool.
[0002]
[Prior art]
Various machine tools are widely used for cutting metal materials, including a spindle-through tool that is supported by a rotary cutting tool such as a drill at the tip of a spindle head and driven by a spindle motor. In many cases, an external coolant mechanism that cools a cutting tool or a workpiece during a cutting operation is provided. When cutting with these machine tools, it is inevitable that chips and coolant generated by cutting scatter around the processed part.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
For this reason, as shown in FIG. 1, the vinyl nolen 24 is suspended so as to cover the cutting tool 2 around the spindle head 1, but the vinyl nolen 24 is not rigid and lacks durability, Further, since it easily deforms when it interferes with the convex part of the work 15 or the work clamp parts, it is impossible to expect a sufficient scattering prevention effect without leaving the time zone.
[0004]
On the other hand, if the periphery of the spindle head and cutting tool is covered with a rigid outer cover made of a rigid material such as a steel plate, scattering of chips and coolant generated during machining operations can be effectively prevented. However, since the spindle head descends in the direction of the workpiece as the machining progresses, the lower edge of the outer peripheral cover interferes with the convex part of the workpiece and workpiece clamping parts, creating a gap. The outer cover may be deformed or damaged. If the lower edge of the outer cover is moved away from the tool edge so as not to interfere with these, a large gap will be created between the lower edge of the outer cover and the workpiece, and the function of preventing the scattering of chips and coolant liquid is It will drop significantly.
[0005]
In addition, it is difficult to install an outer peripheral cover with sufficient effect around the spindle head in large drilling machines, etc., giving up the outer cover from a cost standpoint, and measures against scattering of chips and coolant. There was a case that I did not take at all.
[0006]
An object of the present invention is to solve the above-mentioned conventional problems relating to prevention of scattering of chips and coolant generated during cutting work by various machine tools such as a spindle-through tool, such as vinyl nolene, etc. It is not too late like this, and while using a rigid and sturdy metal cover, it securely covers the periphery of the spindle head without interfering with the convex part of the work or work clamp parts, etc. It is an object of the present invention to provide an apparatus for preventing coolant and chips from being scattered around the spindle head of a machine tool having a high practical value that can effectively prevent the chips and coolant that are generated during the process from being scattered.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, a movable cover 12 having rigidity is positioned so as to surround a spindle head 1 of a machine tool and a cutting tool 2 provided at a lower portion of the spindle head 1, and the movable cover 12 is moved to the spindle through an up-and-down lifting mechanism. on the outside of the head 1, by allowed to vertically slidably supported in a state of being urged downwardly by a weak pressing force of the spring 11 than the pressing force of the upper and lower elevating mechanism, around the spindle head generated during machining operations It is intended to prevent splashing of coolant and chips. In this case, the hydraulic cylinder 7 is used as the up-and-down lifting mechanism, or a combination of the servo motor 19 and the ball screw 21 attached to the movable cover 12 is used.
[0008]
Embodiment
FIG. 2 is a side view of the first embodiment of the coolant and chip scattering prevention device around the spindle head of the machine tool according to the present invention, and FIG. 3 is a plan view thereof.
[0009]
In the figure, reference numeral 1 denotes a spindle head of a spindle through tool, which is supported by a support arm 13 of a gantry (not shown) so as to be vertically slidable. A cutting tool 2 such as a drill is fixed to the lower end of the spindle head 1 and is rotated by a spindle motor (not shown) installed above the spindle head 1. A guide protrusion 4 of the linear guide 22 is formed on the side surface of the spindle head 1 along the axis of the spindle head 1, and a slider 5 of the linear guide 22 is attached to the guide protrusion 4.
[0010]
A base block 6 having a thick plate shape is fixed to the outside of the slider 5, and a base portion 8 of a hydraulic cylinder 7 is attached to the base block 6. The piston rod 9 is positioned so as to be parallel to the axis of the spindle head 1.
[0011]
An arm member 10 is provided on the side surface of the spindle head 1 below the guide ridge 4, and a spring 11 is stretched between the arm member 10 and the base block 6. It is biased downward, that is, toward the workpiece 15. The spring force of the spring 11 is set to be weaker than the extension force of the piston rod 9 of the hydraulic cylinder 7.
[0012]
On the other hand, reference numeral 12 in the figure denotes a movable cover, which is made of a solid metal material having rigidity such as a steel plate, and is formed so as to surround the spindle head 1 from three sides except for the support arm 13 side as shown in FIG. The upper end of the piston rod 9 is connected to the arm member 14 provided on the inner side of the arm member 14 to constitute a vertical drive mechanism. The arm member 14 slides up and down as the piston rod 9 expands and contracts. In the figure, reference numeral 23 denotes a partition wall provided on the inner side of the movable cover 12, which prevents the coolant liquid and chips from scattering in the direction of the hydraulic cylinder 7. Reference numeral 25 denotes a fixed cover, which is positioned above the movable cover 12.
[0013]
The base block 6 supporting the hydraulic cylinder 7 is urged downward by a spring 11 and abuts against the stopper 16 at the lower end of the guide ridge 4 to keep its position, and is stronger than the spring force of the spring 11. When the base block 6 receives an upward force , the slider 5 moves upward along the guide protrusion 4 against the spring 11.
[0014]
The vertical dimension of the movable cover 12 is such that a very small gap 18 is formed between the lower end 17 and the upper surface of the work 15 in a state where the tip of the cutting tool 2 is caught on the work 15 as shown in FIG. There is no length.
[0015]
This embodiment has the configuration as described above, and in the state shown in FIG. 2, the cutting tool 2 is rotated to start machining the workpiece 15, and the cutting tool 2 bites the workpiece 15 and cutting proceeds. When the lower edge 17 of the movable cover 12 comes into contact with the upper surface of the work 15, the movable cover 12 is guided by the guide ridge 4 together with the hydraulic cylinder 7 against the elastic force of the spring 11, as shown in FIG. While sliding upwards. Therefore, excessive force is not applied to the lower edge 17 of the movable cover 12, and the lower edge 17 is not deformed or damaged.
[0016]
In this way, when the cutting tool 2 reaches about 10 mm in the workpiece 15, the hydraulic cylinder 7 is actuated at that time, and the movable cover 12 is lifted upward by an appropriate amount as shown in FIG. to continue.
[0017]
In this embodiment, the movable cover 12 and the hydraulic cylinder 7 that slides the movable cover 12 in the vertical direction are elastically supported around the main shaft 1 by the linear guide 22 and the spring 11. The work can be performed while keeping the gap 18 between the upper surface of the workpiece 17 and the upper surface of the workpiece 15 to a minimum, and it is possible to efficiently prevent the scattering of chips and coolant.
[0018]
Next, based on FIG. 6, FIG. 7, 2nd embodiment of the spindle head periphery coolant liquid and chip | tip scattering device which concerns on this invention is described.
[0019]
In this embodiment, a servo motor 19 is used instead of the hydraulic cylinder 7 in the first embodiment, and the rotating shaft 20 of the servo motor 19 is provided on the arm member 14 of the movable cover 12. The movable cover 12 slides a certain amount in the vertical direction in proportion to the amount of rotation of the rotary shaft 20. In addition, since the other part is the same as the above-mentioned 1st embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and description is abbreviate | omitted.
[0020]
In the second embodiment, since the movable cover 12 is vertically slid by the servo motor 19 and the ball screw 21, the vertical movement of the movable cover 12 can be further controlled by using the NC control method. It is. In other words, the rising timing and slide amount of the movable cover 12 are programmed in advance, and the fixed cover 12 is moved upward in synchronization with the lowering of the spindle head 1 as shown in FIG. 7 using a mirror image of the NC function. The gap between the lower edge 17 of the movable cover 12 and the upper surface of the work 15 can be made as small as possible, and the coolant liquid and chips can be scattered more efficiently.
[0021]
At this time, the servo motor 19 is attached to the spindle head 1 so as to be slidable up and down while being elastically pulled downward by the spring 11 as in the case of the first embodiment. Even if the movable cover 12 slides upward against the elasticity of the spring 11 together with the servo motor 19 even when trying to interfere with the convex portion of the upper surface 15 or the work clamp member, deformation and damage of the movable cover 12 are prevented.
[0022]
In the above-described embodiments, the spindle through tool is described as an example of a machine tool. Of course, it is all subject to this.
[0023]
【The invention's effect】
As described above, the spindle head peripheral coolant liquid and the chip scattering prevention device of the machine tool according to the present invention are adapted to slide the movable cover appropriately upward in accordance with the progress of processing. This has the effect of minimizing the splattering of the chips and coolant that are generated automatically.
[0024]
In addition, since the movable cover is slidably supported while being urged downward by a spring together with its vertical drive mechanism, even if the lower edge of the movable cover interferes with the upper surface of the work, it slides upward, so the movable cover It does not apply excessive force, has the effect of not being deformed or damaged, etc., and has also been used for large-scale drilling machines that have conventionally been difficult to install a fixed cover for preventing the dispersion of coolant and chips. It can be installed at low cost and has extremely high practical value.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of an example of an anti-scattering device for coolant and chips of a conventional spindle-through tool using vinyl nolen.
FIG. 2 is a side view of the first embodiment of the coolant around the spindle head and the chip scattering preventing device of the machine tool according to the present invention.
FIG. 3 is a plan view of the same.
4 is a side view showing a state where the fixed cover 12 is in contact with the surface of the work 15 and the fixed cover 12 is slid upward. FIG.
FIG. 5 is a side view of the state where the hydraulic cylinder 7 is operated and the fixed cover 12 is pulled upward as the machining progresses.
FIG. 6 is a side view of a second embodiment of the coolant around the spindle head and the chip scattering prevention device of the machine tool according to the present invention.
7 is a side view showing a state where the servo motor 19 is operated and the fixed cover 12 is lifted upward by a necessary amount as the machining progresses. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Spindle head 2 Cutting tool 4 Guide protrusion 5 Slider 6 Base block 7 Hydraulic cylinder 8 Base 9 Piston rod 10 Arm material 11 Spring 12 Movable cover 13 Support arm 14 Arm material 15 Workpiece 16 Stopper 17 Lower edge 18 Gap 19 Servo motor 20 Rotating shaft 21 Ball screw 22 Linear guide 23 Bulkhead 24 Vinyl nolene 25 Fixed cover

Claims (3)

主軸頭1及び主軸頭1の下部に設けられた切削工具2を囲う様に剛性を有する可動カバー12を位置せしめ、前記可動カバー12を上下昇降機構を介して前記主軸頭1の外側に、前記上下昇降機構の押圧力より弱い押圧力のスプリング11によって下方に向って付勢した状態で、上下スライド可能に支持せしめたことを特徴とする工作機械の主軸頭周辺クーラント液及び切粉飛散防止装置。The spindle head 1 and allowed position of the movable cover 12 has rigidity so as to surround the cutting tool 2 provided at the lower portion of the spindle head 1, on the outside of the spindle head 1 the movable cover 12 through the vertical lifting mechanism, the while urged toward the spring 11 weaker pressing force than the pressing force of the downward vertical lifting mechanism, vertically slidable spindle head peripheral coolant for a machine tool, characterized in that allowed support and chip scattering prevention device . 上下昇降機構が油圧シリンダ7であることを特徴とする請求項1記載の工作機械の主軸頭周辺クーラント液及び切粉飛散防止装置。2. The machine head spindle periphery coolant liquid and chip scattering prevention device according to claim 1, wherein the vertical lifting mechanism is a hydraulic cylinder. 上下昇降機構がサーボモーター19と可動カバー12に取付けられたボールネジ21によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の工作機械の主軸頭周辺クーラント液及び切粉飛散防止装置。The apparatus for preventing coolant around the spindle head of the machine tool and the swarf scattering of the machine tool according to claim 1, wherein the vertical elevating mechanism comprises a servo motor (19) and a ball screw (21) attached to the movable cover (12).
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