JP3652917B2 - Sheet post-processing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタ、印刷機、ファクシミリ装置などの画像形成装置のシート後処理装置に関し、より詳細には画像形成装置で記録された記録紙束を整合し、綴じる(ステープル)機能を備えるシート後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、中速あるいは高速の複写機やプリンタの後処理装置として仕分け機能や綴じ(ステープル)機能を備えた、いわゆるフィニッシャーが知られている。すなわち、記録紙束を搬送方向およびその直交方向をジョガーやフェンスに当接する機構により紙束端部を整合させ、その任意の位置をステープルするステープラーを備えている。
【0003】
上記ステープラーによってステープルする際に、記録紙束の後端を揃える必要があり、後端フェンスが排出方向に平行な記録紙の中心線に対してそれぞれ配置されている。この従来のステープル部分における記録紙後端の基準フェンスの構成を図25に示す。図示するように記録紙束の後端を整合するための基準フェンス11、12がそれぞれ後端の両側に設けられており、基準フェンス11、12の凹部(切り欠き部)にステープラーSが配置され、かつ基準フェンス2にはステープラーSが斜め綴じするために傾動用の必要最小限の凹部を形成している。
【0004】
すなわち、記録紙の排出方向に平行なシートの中心線に対してそれぞれ配置された基準フェンスは記録紙を綴じる基準面となっている。基準フェンスにはステープラーが平行・斜め綴じ動作を行うためにコの字状の切り欠き部を設け、その部分にステープラーSを配置した構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記に示されるような従来のシート後処理装置の後端基準フェンスにあっては、ステープラーを切り欠き部に配置し、その切り欠き部の中でステープラーが傾動するために図25の後端基準フェンス12のように切り欠き部を大きくする必要がある。このため、図25に示すように記録紙の右側後端(コーナー)が後端基準フェンスに当接されないため、この部分に記録紙が入り込み斜めにスタックされるなど後端整合が良好に行われなくなる。これは、綴じ枚数の増大に伴ってステープラーが大型化するほど切り欠きが大きくなる。このように、平行綴じおよび斜め綴じが可能なシート後処理装置の後端基準フェンスでは、上記切り欠き部分に記録紙のコーナーが入り込んで斜めにスタックされるので、安定した後端揃えができず、結果として綴じ製本品質のばらつきが大きくなるという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、斜め綴じ行う際に、記録紙の後端揃えを良好に行うことにより、安定した後端揃えを実現し、綴じ品質のばらつきを低減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に係るシート後処理装置にあっては、排出されたジョブ毎の記録紙束を整合し、前記記録紙束をステープラーにより平行または斜め綴じを行うシート後処理装置において、前記ステープラーの両側に分割して配置され、かつ前記ステープラーの傾動に応じて前記記録紙の後端基準に沿って移動可能に設けられ、前記排出された記録紙の後端に当接する後端フェンスを備えたものである。
【0008】
すなわち、請求項1によれば、記録紙束をステープラーにより記録紙束を所定の角度で斜め綴じを行う際、従来はステープラーに対して一つの後端ガイドを用意し、該後端ガイドには、ステープラーが傾けられる分を考慮した切り欠き(スペース)を設けておく必要があったのに対し、本発明では後端フェンスをステープラーの傾きに応じてスライドするように構成させ、ステープラーの傾きに応じた最小限の切り欠き(スペース)とするので、紙束コーナーが切り欠きに入り込むのを低減する。
【0009】
また、請求項2に係るシート後処理装置にあっては、前記後端フェンスは、記録紙の排出方向に平行な記録紙の中心線に対し、左右それぞれに配置されるものである。
【0010】
すなわち、請求項2によれば、請求項1の後端フェンスを記録紙の排出方向に平行な記録紙の中心線に対して左右それぞれに配置することにより、記録紙の両コーナーが切り欠きに入り込むを低減した両側斜め綴じが実現する。
【0011】
また、請求項3に係るシート後処理装置にあっては、前記後端フェンスは、記録紙の排出方向に平行な記録紙の中心線に対し、いずれか一方に配置されるものである。
【0012】
すなわち、請求項3によれば、請求項1の後端フェンスを記録紙の排出方向に平行な記録紙の中心線に対していずれか一方に配置することにより、記録紙の両コーナーが切り欠きに入り込むを低減した片側の平行および斜め綴じが実現する。
【0013】
また、請求項4に係るシート後処理装置にあっては、前記後端フェンスは、前記ステープラーに係合され、前記ステープラーの傾動の際に前記ステープラーの傾き分に応じた最小限の開口部を形成し、かつ前記ステープラーの移動に連動して記録紙綴じ位置まで移動されるものである。
【0014】
すなわち、請求項4によれば、後端フェンスをステープラーに係合させ、ステープラーの傾動の際に、ステープラーの傾き分に応じてスライドして最小限の開口部を形成し、かつステープラーに移動に連動して記録紙綴じ位置まで移動されるので、常に最小限の切り欠きで紙後端揃えが行える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のシート後処理装置の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1に示されているフィニッシャー(シート後処理装置)100は、複写機やプリンタなどの画像形成装置の記録紙排出側に備え付けられており、上部側のシフト仕分け部Iと下部側のステープル部IIとから構成されている。以下、(1)シフト仕分け部Iの構成、(2)通常の複写処理時の動作、(3)ステープル部IIのステープラー、ジョガーフェンス、および基準フェンス機構、(4)ステープル部IIの放出ベルト機構、(5)ステープル部IIの排紙トレイ機構、(6)綴じ処理の動作、(7)排紙トレイの上下動作、(8)ジョガーフェンス動作、(9)ステープル部IIにおけるその他の動作、(10)ステープル部IIにおける排出ベルトの動作、(11)ステープル部IIにおけるシフトトレイ系の動作、(12)ステープル部IIにおけるステープルトレイ系の動作、(13)フィニッシャーの制御系の順に詳細に説明する。
【0017】
(1)シフト仕分け部Iの構成
シフト仕分け部Iの搬送経路には、図1に示すように複数の搬送ローラおよびそれに従動する従動コロが配置されている。第1の搬送ローラ101の回転軸は、第1のタイミングベルト102を介して搬送駆動モーターM1の回転軸に接続されており、これによって駆動力を得る。第1の搬送ローラ101の回転軸は、第2のタイミングベルト(図示せず)により他の搬送ローラの回転軸および排出ローラー103の回転軸、さらには紙寄せ用ファーブラシ104の回転軸にも接続され、これらを駆動するように構成されている。
【0018】
また、最上流の搬送ローラー101の直前部分には入口センサーSN1が設けられていると共に、排出ローラー103の直前の部分には、排紙センサーSN2が設けられており、搬送される記録紙の先端および後端が検知されるようになっている。第1の搬送ローラー101の下流には、切り換え爪105が配されており、駆動用のソレノイド251(図9参照)およびスプリング(図示せず)によって搬送方向をステープル部IIあるいはシフト仕分け部Iの排出トレイ220あるいは106のいずれの方向へも変更することができるように構成されている。
【0019】
また、図2、図3および図4に示されるように、排出口の付近において、排紙ローラー103の直下部分には紙寄せ用ファーブラシ104が配されており、排紙トレイ106の落下した記録紙がその回転により突き当て板107の方向に寄せられて突き当て板107に突き当てられ、これにより記録紙の後端が揃えられる。
【0020】
また、突き当て板107および排出トレイ106には、図3に示すように凹凸が形成されており、それが互いにかみ合うように構成されている。これにより、排出トレイ106は突き当て板107に対して上下方向に自在に移動可能になり、かつ、前後方向において突き当て板107に連動して移動するように構成されている。
【0021】
突き当て板107は、図4および図5において、排出トレイ106と異なる本体側において軸受109を介して軸状のシフトガイド110に支持されており、前後方向の移動が自在となるように構成されている。また、突き当て板107は、アームロッド111を介してクランク112に偏心して接続されている。クランク112の回転軸は画像形成装置中心軸に平行に配置されている。側板113から垂直に突き出される着脱自在のブラケット114にはギア列115が配されており、該ギア列115を介してクランク112がシフトモーターM2に連結されている。このシフトモーターM2を駆動することによりクランク112が駆動され、その偏心回転作用によって突き当て板107が前後方向に往復移動するようになっている。このため、突き当て板107に対して前後方向に規制されている排出トレイもそれにつれて前後方向に往復移動する。
【0022】
また、突き当て板107には、クランク112による移動量とほぼ等しい間隔に配してなる2つのシフト検知板116が突設されており、該シフト検知板116を、突き当て板107に対向するシフト検知センサー117が検知することによって突き当て動作およびトレイシフト動作が一工程移動したことが検出される。
【0023】
さらに、図6に示されるように、突き当て板107に固定されているブラケット118を介して押さえコロ108が上下動自在、かつ、回転自在に支持されており、これによって排出トレイ106および集積された記録紙の上面が自重で押圧されている。上記記録紙は重力および紙寄せファーブラシ104による搬送力で押さえコロ108の下に潜り込み、突き当て板107に突き当てられる。押さえコロ108による押圧力で排出トレイ106がシフトした場合には、記録紙ずれが防止される。
【0024】
押さえコロ108に対向して、紙面検知センサーSN3が本体側に配置されており、記録紙が集積されることにより押さえコロ108の位置が上昇すると、紙面検知センサーSN3が押さえコロ支持ブラケット119の一部を検知し、これによって紙面または排出トレイ上面が規定の高さに達したことを検知する。
【0025】
図7および図8は、排出トレイ106の上下動機構を示し、排出トレイ106は、トレイ支持台120に固定されている。トレイ支持台120は、ベアリング120aを介してトレイ上下動台118に前後移動自在に支持されている。したがって、上述したように突き当て板107によるシフト動作をトレイ上下動台118によって行わせることができる。
【0026】
図1にも示されるように、トレイ上下台113は、第3のタイミングベルト121に固定されている。第3のタイミングベルト121は、前後の側板113の外側に一体づつ設けられており、それぞれが上下駆動プーリー122および従動プーリー123に掛け渡されている。上下駆動プーリー122は、共に側板間を貫通する上下駆動軸124に固定されており、上下駆動軸124は、ワンウェイクラッチを内蔵するギア125が取付けられている。ギア125に内蔵されているワンウェイクラッチは、排出トレイ106を持ち上げようとする方向の力を上下駆動軸124に伝達するように構成されている。ギア125は、ギア列、ウォムホィール126、ウォーム127などを介して上下動駆動モーターM3に接続されている。また、上下動支持台118の側面には、ベアリング128が取り付けられており、側板113に固定されている上下ガイドレール129と接触することによって上下動のガイドおよび排出トレイ106の重量による回転モーメントによる排出トレイ106の倒れが防止される。
【0027】
上述の如き構成によって、通常時はウォーム127の保持力およびワンウェイクラッチがロックされることにより排出トレイ106の下降が停止される。また、上下動駆動モーターM3を排出トレイ106の上昇方向へ回転させると、ワンウェイクラッチがロック状態となってプーリー122、123が回転し、これによって排出トレイ106が上昇する。上下動駆動モーターM3を排出トレイ106の下降方向に回転させると、ワンウェイクラッチがフリー状態となり、これによって排出トレイ106は、その自重により下降する。
【0028】
さらに、図9に示すように、タイミングベルトの内側には排出トレイ106と対向するように上限センサーSN4と下限センサーSN5が配置されており、上下検知板130をそれぞれが検知することによって排出トレイ106の上限・下限が検知されるようになっている。ここに上限センサーSN4は、排出トレイ106上に紙がない場合に紙面検知センサーSN3により得られるトレイ高さを検知するように構成されている。排出トレイ106の下降時には、ワンウェイクラッチがフリー状態となっているため、上下動駆動モーターM3の駆動力が排出トレイ106に伝達されずに下降時に排出トレイ106が外力によって停止されていても、上下動駆動モーターM3が空転されることによってモーターの過負荷や手指を挟むことなどによるトラブルが防止されるようになっている。
【0029】
(2)通常の複写処理時の動作
複写処理動作が開始されると、シフトモーターM2が駆動され、クランク112が回転されることにより、クランク112にアームロッド111を介して突き当て板107が前後方向に移動する。これに伴い、突き当て板107の凹凸にかみ合う形で、かつ、上下動および前後動自在に支持されている排出トレイ106が前後方向に移動されてシフト動作が開始される。その後、シフト検知センサー117がシフト動作の開始前に検知していた一方のシフト検知板116と異なる他方のシフト検知板116が検知されると、その信号によりシフトモーターM2が停止されシフト動作が終了する。
【0030】
シフト動作が終了した後に上下動駆動モーターM3がトレイ上昇方向に駆動されて排出トレイ106が上昇すると、上下動開始後に、押さえコロ108の支持ブラケット119の一部が紙面検知センサーSN3により検知されるか、あるいは上限センサーSN4が上下検知板130を検知すると、その信号により上下動駆動モーターM3が停止されて排出トレイ106の上昇が終了することになる。紙面検知センサーSN3が支持ブラケット118を検知した場合には、上下動駆動モーターM3がトレイ下降方向に駆動されて紙面検知センサーSN3が支持ブラケット118を検知しなくなったところで上下動駆動モーターM3が停止される。
【0031】
画像形成装置本体から排出された記録紙を本体からの排出速度と同一の線速度で搬送ローラー101が受け取る。上記記録紙が搬送されてきて、入口センサーSN1が上記記録紙の後端を検知すると、線速度が記録紙の本体排出速度より大きな値へと増速され、記録紙の後端部が入口センサーSN1に検知されてから所定時間後に線速度が記録紙の本体排出速度に戻され、その上で排出トレイ106への排出が行われる。排出トレイ106へ排出された記録紙は、重力および紙寄せ用ファーブラシ104の回転による搬送力で押さえコロ108の下へ潜り込み突き当て板107に突き当てられることによって後端揃えが行われる。
【0032】
このとき、コピー枚数が規定枚数排出されると、その信号によりシフトモーターM2が駆動され、シフト動作が開始される。一工程シフトが完了すると、シフトモーターM2が停止する。この動作によって排出トレイ106上における記録紙の集積位置が変更され、記録紙の仕分けが実行される。その後、一連の複写動作が終了されて最終紙が排出されると、その信号により上下動駆動モーターM3が下降方向に駆動され、排出トレイ106が規定量下降された後に動作を終了する。
【0033】
記録紙が一定量集積され、紙面が排紙口へ近づいて押さえコロ支持ブラケット118の一部が紙面検知センサーSN3により検知されると、その信号により上下動駆動モーターM3がトレイ下降方向に駆動され、ウォーム127の保持力およびワンウェイクラッチのロックが解除されていく。排出トレイ106が下降されたことにより紙面が下がり、押さえコロ支持ブラケット118の一部が紙面検知センサーSN3に検知されなくなると、その信号によって上下動駆動モーターM3が停止され、ウォーム127の保持力およびワンウェイクラッチのロックが働いて排出トレイ106は停止される。排出トレイ106が下降していき、上下検知板130が下限センサーSN5により検知された場合の信号により上下動駆動モーターM3が停止され、それ以下に排出トレイ106が下降してしまうことを防止する。
【0034】
(3)ステープル部IIのステープラー、ジョガーフェンス、および基準フェンス機構
つぎに、ステープル部IIの構成を図1、図10〜図22を参照して説明する。まず、ステープラーSは、ステープラー台201に固定されている。ステープラー台201は、ステープラースライダー202のガイド穴202aにガイドピン203を介して図20に示すように一方向に移動可能に係合されている。さらにステープラー台201の背面側に軸204が固定されており、軸204に対してガイドコロ205が回転可能に取り付けられている。ステープラースライダー202の上方部分は、両側板206、207の間に掛け渡されているガイドロッド208をガイドとして図20の紙面垂直方向にスライド可能に取り付けられると共に、ステープラースライダー202の下方部分に取り付けられているガイドコロ209が本体側のステー210の面上に転動するように当接されており、これによってステープラースライダー202が回転方向に係止されている。
【0035】
また、ステー210には、ガイドカム211が固定されていると共に、このガイドカム211の上端辺部に形成されているカム面には、ガイドコロ205が転動するように当接されており、これによってステープラースライダー202が図10のk方向に往復移動する。このとき、ガイドカム211の中央部分は下方向に窪むように形成されており、これに沿ってステープラースライダー202が移動する。
【0036】
ステープラースライダー202の上端部には、検知板202bが設けられており、この検知板202bが本体側に設けられているホームポジションセンサー212の検知部を遮蔽することによってステープラーSのホームポジション(HP)が検知されるようになっている。側板206にはステープラー移動用のステッピングモーターM20が取り付けられており、このステッピングモーターM20に固定されてステープラースライダー202が図10における左右方向に往復移動する。
【0037】
両側板206、207の間にはジョガーフェンスロッド214が掛け渡されており、このジョガーフェンスロッド214に左スライダー216および右スライダー215に対して左ジョガーフェンス218および右ジョガーフェンス217がそれぞれ固定されている。これら左ジョガーフェンス218および右ジョガーフェンス217は、ステープル動作における紙束の揃え動作を行う機能を有すると共に排出ローラー219の近傍から排紙トレイの近傍まで延在されることにより綴じ処理後の紙束を排出するときのガイド部材としての機能を有している。
【0038】
ジョガーフェンス駆動用モーターM21により駆動されるベルト221の途中部分に左スライダー216および右スライダー215が固定されている。これらの左スライダー216および右スライダー215はベルト221の異なる側にそれぞれ固定されており、これによって左ジョガーフェンス218および右ジョガーフェンス217が図10左右方向において対称的に往復移動されるようになっている。左ジョガーフェンス218および右ジョガーフェンス217の上部背面側にはガイドコロ222が取り付けられており、ガイドコロ222が両側板206、207の上部に掛け渡されているガイドステー223に転動するように当接されている。
【0039】
左スライダー216には、検知板216aが設けられおり、検知板216aが本体側に設けられているホームポジションセンサー224の検知部を遮蔽することによって左ジョガーフェンス218および右ジョガーフェンス217のホームポジション(HP)が検知される。一方、図23に示されているように左ジョガーフェンス218および右ジョガーフェンス217の下端部には、カール押さえ板225が設けられており、これによってステープルトレイ上の積載時の座屈が抑えられている。カール押さえ板225は、たとえばポリエステルフィルムなどの弾性部材から形成されている。
【0040】
左ジョガーフェンス218および右ジョガーフェンス217の下方部分には、左ジョガーフェンス218および右ジョガーフェンス217とは別個に移動する左側基準フェンス301、302および右側基準フェンス303が設けられており、これら各基準フェンス301〜303の下端部分にフック状に形成されてなる後端突き当て部301a、302a、303aに対して紙束の下端縁部が保持される。また、これら各基準フェンス302、303は、基準フェンス駆動用モーターM24により駆動されるベルト290の異なるベルト部の途中部分にそれぞれ固定されており、これによって上記基準フェンス302、303は、図10の左右方向において対称的に往復移動されるように構成されている。この図10における片側(左側)動作の基準フェンス301〜302の要部を図13に示す。なお、基準フェンス301は基準フェンス302とスプリング305を介して接続され、基準フェンス302の移動に伴ってスライドする共に、ステープラーSの傾動によってもスライドするように構成されている(図15参照)。
【0041】
上記左側基準フェンス301、302の詳細構成を図15に示す。左側基準フェンス301、302は図15の示すように分割されており、基準フェンス302はスプリング289によって中央側に付勢され、さらに基準フェンス302と基準フェンス301とをスプリング305でつなぎ基準フェンス302の移動に連動するように構成されている。また、ステープラーSを載せるステープラー台201には突出部201bを設け、これを基準フェンス302に設けられたフック302aと係合させる構成とし、基準フェンス302の移動に連動してステープラー台201が移動する。すなわち、左側基準フェンス301、302とステープラーSは一体となって連動するように構成されている。
【0042】
また、基準フェンス301には図示のように係合ピン301bがステープラーSに付随しているカム306にスプリング305の付勢力によって当接され、カム306の回転(斜め綴じによるステープラーSの回転)によって左右方向に移動するように構成されている。なお、図15では、基準フェンスの形状がスプリング289、305を引っかける部分が別部材となっているが図10のように一体的な形状であってもよい。
【0043】
次に、ステープラーSの斜め綴じにおける斜め回転機構について説明する。図16はステープラーSの斜め回転機構例を示す正面図、図17は図16における記録紙後端と平行な状態を示す平面図、図18は図16における記録紙後端に対して傾いた状態を示す側面図である。
【0044】
ステープラーSはステープラー回転台310に固定されている。ステープラー回転台310のステープラー中心線上には2か所にピン310aが固定されている。これはステープラー台201に設けられた長穴201aと円弧形状部201bに嵌め込まれており、ステープラーSは上記形状に沿って傾動可能になっている。
【0045】
なお、上記長穴201aと円弧形状部201bは、ステープラー201の中心線に対して左右対称に形成されており、ステープラーSの回転する際の軌跡も左右対称の動きとなる。また、ステープラー回転台310の一端には円弧形状部201bと同心円上にギア部が形成されており、これに歯合するギヤ列311、312を介してモーター313によりステープラーSの回転が行われる構成となっている。さらに、ギヤ列311、312およびモーター313はステープラー201に固定されている。また、ステープラー回転台310の回転角はステープラー回転台310に固定されたフィラーとセンサー314により任意の角度に設定可能になっている。
【0046】
さて、上記基準フェンス302、303のそれぞれに形成されている両後端突き当て部302a、303aの各間部分には、ステープラーSに対する係合部(凹部)がそれぞれ設けられている。ステープラーSが装置の両端側領域である上位位置を移動しているときには、上記各係合部はステープラーSに対して嵌合状態になると共に、ステープラーSが装置中央領域である下位位置を移動しているときにはステープラーSに対して離脱状態になるように構成されている。
【0047】
また、ステープラーSと基準フェンス302、303とが上記各係合部を介して接続されているときには、ステープラーSの移動力が基準フェンス302、303に伝達され、このとき、ステープラーSの移動に伴い基準フェンス302、303が移動することになる。なお、実際には両基準フェンス302、303のうちの一方が係合部を介してステープラーSに接続され、ステープラーSと嵌合状態にあるいずれか一方の基準フェンス302、303の移動に伴って離脱状態にある他方側の基準フェンス302、303が対称的に移動する。このとき、基準フェンス301を基準フェンス302に連動して移動する。
【0048】
図11はステープル部の第2の実施の形態を示す図10の模式図を示し、図10と同一の部分は同一符号を用い、その説明は省略する。この例において基準フェンス302、303はガイド部材(図示せず)により左右移動が可能な状態に構成されている。この左右移動が可能な状態で上記左右の基準フェンス302、303はスプリング288、289により常に搬送中央部に戻される方向に付勢力が作用している。
【0049】
図11に示すように、基準フェンス301と左基準フェンス302とがスプリング305でつながれ、この後端突き当て部301aと302aとで形成される凹部にステープラーSが入り込んで係合されている。このように、ステープラーSと左基準フェンス302は係合部にて係合しているためスプリング289の付勢力に抗して記録紙に対する綴じ位置まで移動しているが、右基準フェンス303は移動力を持つステープラーSと係合していないため、スプリング288の付勢力により搬送中央方向に戻された状態にある。
【0050】
このように、搬送方向の記録紙揃えを実行するための基準フェンス302、303をジョガーフェンス217、218から切り離し、その2個の基準フェンスがスプリング288、289により搬送中央部に戻る方向に付勢され、かつ上記2個の基準フェンス301、302、303はステープラーSの移動により、それに伴って移動するように構成されているため、記録紙上における任意の位置を綴じることができる。また、たとえばジャム処理をしていて基準フェンス301、302、303をずらしても搬送中央付近に常に戻るため、ステープラーSと基準フェンス301、302、303が係合不能という状態はなくなる。さらに基準フェンス301、302、303を移動可能状態に設定しさえすればよいので基準フェンスを駆動する駆動手段(モーター、ベルトなど)が不要となり、装置内部の部品点数を削減するという効果もある。
【0051】
図12はステープル部の第3の実施の形態を示す図10の模式図を示し、図10と同一の部分は同一符号を用い、その説明は省略する。この例において左右の基準フェンス301、302、303はガイド部材(図示せず)により左右移動が可能な状態に構成されている。この左右移動が可能な状態で左右の基準フェンス302、303は、プーリー290aに張架されているベルト290(このベルトには独立した駆動手段、たとえば図10に示したモーターM24は接続されていない)の異なるベルト部の途中部分291にそれぞれ固定されており、図12の左右方向において対称的に移動可能な状態に構成されている。
【0052】
図12においてはステープラーSと左基準フェンス302は係合部にて係合しているため、ステープラーSの移動に伴って記録紙に対する綴じ位置まで移動しているが、右基準フェンス303は左基準フェンス302の移動に伴い、その移動量分だけ反対方向にベルト290により対称的に移動させられている。
【0053】
このように、搬送方向の記録紙揃えを実行するため基準フェンス301、302、303をジョガーフェンス217、218から切り離し、その2個の基準フェンスはベルト290を介して対称的に移動し、かつ、上記の基準フェンス301、302、303はステープラーSの移動によりそれに伴って移動するように構成されているため、記録紙上における任意の位置を綴じることができる。また、常に対称的に移動するため、一方の基準フェンスが搬送中央付近に戻ると、他方の基準フェンスは常に搬送中央付近に移動して待機状態になっているため、ステープラーSと基準フェンス301、302、303が係合不能という状態はなくなる。さらに基準フェンス302、303をプーリ290aとベルト290により移動可能状態に設定しさえすればよいので基準フェンスを駆動する駆動手段(モーターなど)が不要となり、装置内部の部品点数を削減するという効果もある。
【0054】
ところで、上述した実施の形態ではステープラーSおよび基準フェンスの分割構成を左側のみの片側動作を例にとって説明したが、両側にステープラーSおよび分割した基準フェンスを同様に設けてもよい。すなわち、図14に示すように記録紙のセンターラインに対してステープラーSを左右それぞれに設ける。この場合、左側の基準フェンス301および302は前述と同様にし、右側も左側のフェンスと同様にスライドする基準フェンス304、305とすることで実現する。
【0055】
(4)ステープル部IIの放出ベルト機構
つぎに図23および図24を併せて参照しつつステープル部IIの放出ベルト機構について説明する。両側板206、207の上端部分に駆動軸226が掛け渡されるように取り付けられていると共に、駆動軸226の略中央部に駆動プーリー227が固定されている。また、駆動プーリー227の下方部分には固定プーリー228が設けられており、これら両プーリー227、228の間にエンドレスの放出ベルト229が掛け渡されている。
【0056】
放出ベルト229の途中部分はアイドルプーリー230に掛けられていると共に、放出ベルト229の内側に配置されているガイド板250によって撓みおよびずれが防止されるように案内されている。また、側板206には、ベルト駆動モーターM22が固定されており、このベルト駆動モーターM22の出力軸に取り付けられているプーリー231と駆動軸226の一端に取り付けられているプーリー232との間にベルト233が掛け渡されてベルト駆動力が伝達されるように構成されている。
【0057】
また、放出ベルト229の表面部途中部分には突起状の爪234が紙束を下方側から把持するように設けられている。図1に示されるように、放出ベルト229の内部側には爪234の位置を検出するホームポジションセンサー235が設けられおり、このホームポジションセンサー235によって爪234のホームポジション(HP)が検知される。
【0058】
このような放出ベルト229の搬送速度V2 は、排紙ローラー219の排紙線速度V1 より大きくなるように(V2 ≧V1 )設定されており、これによってつぎのジョブの紙束がすでに綴じられた紙束と一緒に放出されないように構成されている。さらに、ガイド板250の下端部分にはフック状に形成されてなる後端突き当て部250aが設けられており、この後端突き当て部250aに対して紙束の下端縁部が保持されるようになっている。
【0059】
上述したように、ステープラーSの各機能は一つのユニットを形成するように構成されており、ガイドレール236、237(図1参照)により手前側に引き出すことができるように支持されている。
【0060】
(5)ステープル部IIの排紙トレイ機構
排紙トレイ機構は図1に示されるように排紙トレイ220の基部がトレイ台238上に固定されている。トレイ台238にはガイドコロ239が回転可能に取り付けられており、ガイドコロ239がガイドレール(図示せず)に係合することによってトレイ台238と共に排紙トレイ220が上下方向に移動するようになっている。また、トレイ台238はリフトスプリング240により上方向へ付勢力が与えられている。
【0061】
搬送ローラー241、242、243には、搬送モーターM23からベルト(図示せず)により駆動力が伝達されている。また、排出ローラー219の回転軸244には、ファーブラシ245aおよび245bが取り付けられており、これらのファーブラシ245aおよび245bは排出ローラー219と同期して回転駆動される。ファーブラシ245aおよび245bの毛先部分はガイド板250に接触している。ガイド板250には突起状リブ250bが裏側に突出するように形成されており、これらの突出状リブ250bとファーブラシ245a、245bの毛先部分による押圧力とにより記録紙が背面側に撓ませられて波状に変形され、これにより座屈しないように一定の腰を持たせられるように構成されている。
【0062】
さらに、図23に示されているように、排紙上ガイド板248の排紙ローラー219の回転中心からの突出量(ガイド板長さ)Lは送られてくる紙の飛び出し量l1 より大きく設定されており、これによって万が一ファーブラシ245a、245bの下側に記録紙が落ちないで上ガイド板248とファーブラシ245a、245bとの間に入ってもファーブラシ245a、245bの毛先によって記録紙の後端部が下方にかき落とされように構成されている。
【0063】
(6)綴じ処理の動作
つぎに記録紙の綴じ処理に関して説明する。まず、ステープルキーによりステープル動作が選択され、原稿給紙台(RDH、図示せず)に原稿(N枚)がセットされ、さらにコピー枚数(K部)がテンキーにより入力された後にコピースタートボタンが押下されると、画像形成装置本体よりコピーサイズ信号がフィニッシャー(シート後処理装置)に入力され、フィニッシャー100は、記録紙のサイズがステープル部IIに搬入することができるサイズか否かを判断する。ステープル部IIに搬入することができるサイズの場合には、放出ベルト229の爪234がホームポジション(HP)にあるか否かが判断される。ホームポジションにない場合にはベルト駆動モーターM22によって放出ベルト229の爪234はホームポジションへ戻される。
【0064】
ステープラーSがホームポジションにあるか否かが検知され、ホームポジションにあるならば、コピーサイズ信号に基づいてステープラーSが移動し、ホームポジションになければ、ホームポジションまで移動した後、コピーサイズ信号に基づいてステープラーSが移動する。
【0065】
また、ジョガーフェンス217、218がホームポジション(HP)にあるか否かが検知され、ホームポジションを検知していれば、上記サイズ信号に基づいて所定の場所までジョガーフェンス217、218が移動し、ホームポジションを検知していなければ、ホームポジションを検知するまで移動してホームポジションを検知してから上記サイズ信号によって所定の場所までジョガーフェンス217、218が移動するように構成されている。このときの移動場所は、サイズ幅より片側a(mm)、両側で2a(mm)離れた位置に移動する。
【0066】
その後、記録紙の先端部が入口センサーSN1により検知されると、切り換えガイド部材105が切り換えソレノイド251によってステープルトレイの方に切り換えられて記録紙の案内が行われる。記録紙の後端部が入口センサーSN1を抜けると、高速送りとなる。入口センサーSN1を抜けて所定時間、すなわち切り換えガイド部材105を抜けるまでの時間経過後に、切り換えソレノイド251がオフされる。その後、排出ローラー219によって記録紙がステープルトレイに排出され、排出処理が行われているときには、排紙部上ガイド板248に固定されている除電ブラシ249によって記録紙に帯電されている電荷が取り除かれるようになっている。
【0067】
排紙ローラー219にはつばが設けれており、これによって記録紙が波形状に曲げられて腰が付けられるようになっている。記録紙の後反歩が排出ローラー219を抜けると、同軸上のファーブラシ245a、245bにより記録紙の後端が押し下げられ、後端突き当て部250a、301a、302a、303aのそれぞれに突き当てられるようにして寄せられる。下排紙センサーSN11を抜けて所定時間経過した後、それまで待機していたジョガーフェンス217、218の駆動用モーターM21による正逆転が1回ないし2回繰り返される。これにより記録紙が幅方向に揃えられ、このような紙揃え処理が実行された後に待機位置に戻される。この紙揃え動作は記録紙毎に繰り返され、1ジョブの終了信号が画像形成装置から発せられるまで行われる。
【0068】
つぎに1ジョブの終了信号が画像形成装置から入力されると、再び上述した動作が実行された後に記録紙束がジョガーフェンス217、218により幅方向に押さえ込まれる。そして、ステープラーS内の駆動モーター252が駆動を開始し、記録紙束が綴じられる。この綴じ動作において1か所打ちか否かが判断され、1か所打ちの場合には綴じ動作の終了後にジョガーフェンス217、218は、記録紙束より少し逃げた位置に移動する。2か所打ち以上の場合には、ステープラー移動用モーターM20により所定位置まで移動されて再び綴じ動作が実行され、綴じ動作が実行された後にジョガーフェンス217、218は記録紙束より少し逃げた位置に戻される。なお、この2か所打ち以上の綴じ動作は平行綴じの場合に多用される。
【0069】
このときの基準フェンス301、302、303の動作を説明すると、まず、図10の左側端部にある基準フェンス302のフック302b(図15参照)にステープラーSを載せるステープラー台201の突出部201a(図15参照)が嵌合されており、この状態においてステープラーSが図10右側へ移動する。すなわち、基準フェンス302がベルト290の移動によって右側にスライドし、これと連動して基準フェンス301も移動する。その後、このステープラーSの移動に伴い基準フェンス302が中央側に寄せられ図10の(A)で示される位置まで移動する。このとき、他方の基準フェンス303も対称的に移動され(図11ではスプリング288の付勢力により基準フェンス303は、常に図10の(C)の位置に寄せられている)、図10の(C)で示される位置まで寄せられる。
【0070】
図10の(A)で示される位置から、さらにステープラーSが図10右方向に移動すると、ステープラーSは下方に向かって移動し、基準フェンス301、302から離脱する。したがって、基準フェンス302および303は、図10の(A)および(C)で示される位置にそれぞれ止まることになる。ステープラーSが図10の(B)で示される中央位置を通って図10の(C)で示される上位位置に移動すると、その位置に待機していた基準フェンス303の係合部にステープラーSが嵌合され、これによってステープラーSと基準フェンス303とが一体となって図10右端部側に移動される。このとき他方の基準フェンス301、302も対称的に移動され、元の左端部位置に移動されることになる。
【0071】
図11に示す第2の実施の形態においては、まず図11左側端部にある基準フェンス302がフック302b(図15参照)と突出部201a(図15参照)とによってステープラーSに嵌合されており、この状態でステープラーSが図11右側方向へ移動する。その後、このステープラーSの移動に伴い基準フェンス302中央側に寄せられ図11の(A)で示される位置まで移動する。このとき、他方の基準フェンス303はスプリング288の付勢力によりすでに図11の(C)の位置に寄せられている。
【0072】
図11の(A)で示される位置からさらにステープラーSが図11右方向に移動すると、ステープラーSは下方に向かって移動し、基準フェンス302から離脱する。ステープラーSが図11の(B)で示される中央位置を通って図11の(C)で示される上位位置に移動すると、その位置に待機していた基準フェンス303の係合部にステープラーSが嵌合され、これによってステープラーSと基準フェンス303とが一体となって図11右端部側にスプリング288の付勢力に抗して移動する。ただし、他方の基準フェンス301、302は、対称的に移動することなくスプリング289の付勢力により図11の(A)の位置にとどまった状態にある。
【0073】
このようなステープラーSおよび基準フェンス302、303の動作によって、ステープラーSが下位位置にある範囲以外は任意の位置に綴じ動作を実行することができる。また、このとき、放出ベルト229が図20のl方向に回転されて爪234により記録紙束の後端が押し上げられながらステープルトレイへ排出方向と同じ方向に記録紙束は排紙トレイ220に排出される。
【0074】
最後に設定された部数(K部)が終了されたか否かが判断され、終了時にはジョガーフェンス217、218およびステープラーSがホームポジションまで移動され、まだ終了されていないときには上述した動作が再び実行される。
【0075】
(7)排出トレイの上下動作
このような装置において、排出トレイ106の上下動作は電源投入時かモード選択時のいずれかの時点では、まず上限センサーSN4、下限センサーSN5および紙面検知センサーSN3の出力状態をCPUがチェックし、排出トレイ106が現時点でどの位置にあるかが判断される。上限センサーSN4および紙面検知センサーSN3がオンの状態に設定されていれば、上下動駆動モーターM3がオンされ、紙面検知センサーSN3がオフされるところまで排出トレイ106が下げられる。上限センサーSN4のみがオンされている場合には何も実行されない。上限センサーSN4、下限センサーSN5および紙面検知センサーSN3が全てオフされている場合には、上下動駆動モーターM3がオンされて上限センサーSN4がオンされるところまで排出トレイ106が上げられ、紙面検知センサーSN3がオンされた場合には、紙面検知センサーSN3がオフされるまで下げられる。紙面検知センサーSN3のみがオンされている場合には、上下動駆動モーターM3がオンされ、紙面検知センサーSN3がオフされるまで排出トレイ106が下げられる。
【0076】
下限センサーSN5および紙面検知センサーSN3がオンされている場合には排出トレイ106上に記録紙が積載容量一杯であると判断される。画像形成装置本体に紙が一杯であるという信号が送信されると、記録紙が取り除かれて所定時間後に上下動駆動モーターM3がオンされ、上限センサーSN4または紙面検知センサーSN3がオンされるまで排出トレイ106が上げられる。紙面検知センサーSN3がオンすると紙面検知センサーSN3がオフするまで排出トレイ106が下げられる。同一モードで再スタートを行う場合には、電源の投入時、モード選択時と同じ動作が本体のコピースタート信号と同期して行われる。
【0077】
コピー中およびコピー終了時には、紙面検知センサーSN3がオンすると、上下動駆動モーターM3がオンし、紙面検知センサーSN3がオフされるまで排出トレイ106が下げられる。この動作が繰り返し行われることによって下限センサーSN5がオンすると排出トレイ106に記録紙が一杯であるという信号が画像形成装置本体へと送信される。この動作は、トレイシフト動作と重なった場合にはトレイシフト動作が優先され、シフト動作中は待機されてシフト動作終了後に実行されることになる。最終紙が本体排紙センサーSN6を通過した後、フィニッシャーストップ信号が送信されるので、この信号が受信されたら最終紙が排出トレイ106に排出が行われた後に上下動駆動モーターM3がオンして所定量排出トレイ106が下げられて記録紙の取り出しが容易に行われる。
【0078】
つぎに、電源投入時において、シフト動作は行われずシフトまたはプルーフモードを選択し、そのモード信号を受信すると、シフトモーターM2がオンされて排出トレイ106が動かされてシフト検知センサー117がオンするとシフトモーターM2がオフする。この動作によって排出トレイ106に残っている記録紙と新しく行われるジョブの記録紙が仕分けされるようになっている。このような動作は、トレイ上下動作中は待機され、上下動作終了後に実行される。このようにすることで排出トレイ106上に記録紙が残っていても押さえコロ108で記録紙が押さえられ、シフト時に記録紙がずれないように構成されている。
【0079】
コピー時およびコピー終了時において、コピーセットの最終紙が本体排紙センサーSN6を抜けるとシフト信号が送信され、フィニッシャーはこの信号を受信して最終紙の後端が排紙センサーSN2上を通過し、所定時間経過後にシフトモーターM2がオンされ、シフト動作が開始される。シフト検知センサー117がオンするとシフトモーターM2がオフされる。上記動作はトレイ上下動作より優先され、シフトどうあ中はトレイ上下動作は待機され、シフト終了後に上下動が行われるようになっている。このようにすることによってシフトによる紙のずれが防止される。また、同一モードで再スタートが行われるときにはコピー開始時にシフト動作は行われず、コピー中は上記コピー時と同様な動作が実行されるようになっている。
【0080】
(8)ジョガーフェンス動作
つぎにジョガーフェンス動作について説明する。まず、電源投入時およびモード選択時には、ジョガーホームポジションセンサー224、トレイ紙有無センサーSN9の出力状態がCPUよりチェックされ、以下の動作が実行される。
【0081】
ジョガーホームポジションセンサー224がオンされている場合には、何も実行されない。トレイ紙有無センサーSN9がオンされていれば、ステープルトレイに記録紙が残っているという信号が画像形成装置本体へ送信される。ジョガーホームポジションセンサー224およびトレイ紙有無センサーSN9がオフされている場合には、ジョガー駆動モーターM21がオンされてジョガーフェンス217、218がホームポジション方向に移動し、ジョガーホームポジションセンサー224がオンしたらジョガー駆動モーターM21がオフとなる。
【0082】
コピー中、コピー終了時およびコピー再スタート時において、画像形成装置本体のコピースタート後に紙サイズ信号が受信されたら、ジョガー駆動モーターM21がオンして、ジョガーフェンス217、218が移動し、紙の幅サイズよりも所定量手前の位置に止められ待機状態となる。記録紙が排紙センサーSN11を抜けて所定時間が経過されると、ジョガー駆動モーターM21がオンし、待機位置にあるジョガーフェンス217、218が移動して紙揃えが実行され、再び待機位置に戻される。このときジョガー駆動モーターM21は正転・逆転を1回〜数回繰り返し、これによりジョガーフェンス217、218は紙の幅方向に揃え動作が行われる。このような動作は記録紙がステープルトレイ上に排出される毎に実行される。
【0083】
コピーセットの最終紙が、本体排紙センサーSN6を抜けるとステープル信号が送信され、この信号を受けることにより最終紙がステープルトレイに排出され、上記紙揃え動作が行われた後に紙の幅方向を押さえる位置にジョガーフェンス217、218が移動され止められる。ステープル動作が終了したらジョガーフェンス217、218がが紙の幅方向の両端から少し離れた位置に移動する。そして、放出ベルト229により記録紙束が排紙トレイ220に排出される。このようにすることによってステープル時に紙がずれるのを防止でき、また記録紙束の排出時にジョガーフェンス217、218が幅方向のガイドとして使用される。
【0084】
以上のような動作がコピー部数分にわたって繰り返し行われて最終紙束が排紙トレイ220上に排出されたら、ジョガーフェンス駆動モーターM21がオンされ、ジョガーフェンス217、218がホームポジション方向へ移動し、ジョガーホームポジションセンサー224がオンすると、ジョガーフェンス駆動モーターM21がオフする。
【0085】
(9)ステープル部IIにおけるその他の動作
ステープラー動作の電源投入時およびモード選択時においては、1回転センサーSN7、針有無センサーSN10、ステープラーホームセンサー212の出力状態がCPUによりチェックされ、以下の動作が実行される。
【0086】
1回転センサーSN7がオフされている場合にトレイ排紙有無センサーSN9がオンされていると、ステープル不良と判断され、ステープラー異常信号が画像形成装置本体に送信される。また、針有無センサーSN10がオフ状態になっている場合には、ステープラー針無信号が画像形成装置本体に送信される。
【0087】
ステープラーホームセンサー212がオンされている場合には何も実行されない。ステープラーホームセンサー212がオフされている場合は、1回転センサーSN7がオンされていれば、ステープラー移動モーターM39がオンされ、ステープラーSがホームポジション方向に移動する。ステープラーホームセンサー212がオンすると、ステープラー移動モーターM39がオフされる。1回転センサーSN7がオフされていると、ステープルミス、ジャム処理後などと判断され、その状態で待機する。人為的処理により1回転センサーSN7がオンすると、ステープラー移動モーターM39がオンし、ステープラーがホームポジション方向へ移動されてステープラーホームセンサー212がオンされた後にステープラー移動モーターM39がオフされるように構成されている。
【0088】
コピー中、コピー終了時およびコピー再スタート時においては、画像形成装置本体のコピースタート後において紙サイズ信号が受信された後、ステープラー移動モーターM39がオンして紙サイズに併せた位置に所定量ステープラーSが移動される。つぎにコピーセットの最終紙が本体排紙センサーSN6を通過した後にステープルのオン信号が本体から送信され、その信号が受信されると最終紙がステープルトレイ上に排出され、ジョガーフェンス217、218が記録紙束の幅方向の両端が押さえられとステープルモーター252がオンしてステープル動作が行われ、1回転センサーSN7がオンされるとステープルモーター252がオフされる。2か所綴じモードの場合は、ステープラー移動モーターM39がオンされて紙サイズに合わせステープラーSが所定量移動されたところでステープラー移動モーターM39がオフされ、2か所のステープル動作が実行される。
【0089】
このようなステープル動作がコピー部数分繰り返し実行されて最終記録紙束が綴じ処理されると、ステープラー移動モーターM39がオンされてステープラーSがホームポジション方向に移動し、ステープラーホームセンサー212がオンされるとステープラー移動モーターM39がオフする。
【0090】
(10)ステープル部IIにおける排出ベルトの動作
つぎに排出ベルトの動作について説明する。電源投入時およびモード選択時においては、ベルトホームセンサー235、トレイ排紙有無センサーSN9、1回転センサーSN7の出力状態をCPUがチェックしてつぎの動作が実行される。
【0091】
ベルトホームセンサー235がオンされてトレイ排紙有無センサーSN9がオフされている場合には何も実行されない。ベルトホームセンサー235、トレイ排紙有無センサーSN9が共にオフされている場合には、放出ベルト229がホーム位置に戻っていないと判断してベルト駆動モーターM22がオンされ放出ベルト229が動作し、ベルトホームセンサー235がオンされたらベルト駆動モーターM22がオフする。ベルトホームセンサー235がオフされてトレイ排紙有無センサーSN9がオンされている場合には、排出不良と判断され、ステープルトレイ上の記録紙束を取り除くように画像形成装置本体に信号が出力される。
【0092】
記録紙束が取り除かれた後にベルト駆動モーターM22がオンされて放出ベルト229が動作され、ベルトホームセンサー235がオンするとベルト駆動モーターM22がオフされる。
【0093】
コピー時およびコピー終了時においては、コピーセットの最終紙がステープルトレイ上に排出され、ステープラーSにより記録紙束の綴じ動作が行われると、1回転センサーSN7がオンされて正常に綴じ処理されたことが確認される。その後にベルト駆動モーターM22がオンされて放出ベルト229が動作し、綴じ処理された記録紙束が排紙トレイ220上に排出され、ベルトホームセンサー235がオンされるとベルト駆動モーターM22がオフされる。このような動作はコピー部数分繰り返し行われる。
【0094】
(11)ステープル部IIにおけるシフトトレイ系の動作
搬送系の内シフトトレイ系においては、画像形成装置本体がコピースタートされるとフィニッシャースタート信号が送信されてくるので、該信号が受信されると、搬送モーター190がオンされ、低速運転が本体線速度と同じ速度で行われる。画像形成装置本体から記録紙が排出されて入口センサーSN1がオンしたら、タイマーがセットされて所定時間内に記録紙が入口センサーSN1を通過するかが監視され、ジャムの検出が行われる。
【0095】
記録紙の後端が入口センサーSN1を抜けて入口センサーSN1がオフすると、搬送モーター190が高速運転に切り換えられて搬送速度が上げられる。また、タイマーがセットされて記録紙の先端部が排紙センサーSN2を所定時間内にオンされるか否かが監視されてジャム検出が行われる。入口センサーSN1を通過した後に所定時間が経過したら、搬送モーター190が低速運転に戻され、つぎの記録紙の搬入に備える。排紙センサーSN2が記録紙によりオンされたら、タイマーがセットされ、所定時間内に記録紙が通過するか否かが監視されてジャムの検出が行われる。
【0096】
こにような動作が繰り返し行われることにより、シフトトレイモードの場合はシフト信号を受信すると、コピーセットの最終紙が排紙センサーSN2を通過してから所定時間経過後にシフトOKの信号が出力され、シフト動作が行われるタイミングが計測される。本体から最終記録紙の排紙が行われるとフィニッシャーストップ信号は送信されてくるため、その信号が受信されたら、最終記録紙が排紙センサーSN2を通過した後であって所定時間経過した後に搬送モーター190がオフされる。
【0097】
(12)ステープル部におけるステープルトレイ系の動作
つぎに、ステープルトレイ系においては、画像形成装置本体がコピースタートされると、フィニッシャースタート信号が送信されてくるので、その信号が受信されると、搬送モーター190がオンし、低速運転が画像形成装置本体の線速度と同じ速度で実行される。該本体から記録紙が排出されて入口センサーSN1がオンしたら、切り換えソレノイド251および下搬送モーター191が低速運転でオンされてタイマーがセットされ、所定時間内に記録紙が入口センサーSN1を通過するかが監視されてジャムの検出が行われる。
【0098】
記録紙の後端が入口センサーSN1を抜けて入口センサーSN1がオフされ、所定時間経過後に、下搬送モーター191が高速運転に切り換えられ搬送速度が上げられる。また、タイマーがセットされて記録紙の先端部が下排紙センサーSN11を所定時間内にオンするか否かを監視してジャム検出が実行される。記録紙後端が入口センサーSN1を通過後において所定時間が経過した後に切り換えソレノイド251がオフされる。下排紙センサーSN11が記録紙によりオンされたらタイマーがセットされ、所定時間内に記録紙が通過するか否かが監視されてジャムの検出が行われる。記録紙が下排紙センサーSN11の通過後に所定時間が経過すると下搬送モーター191が低速運転に切り換えられる。
【0099】
このような動作が繰り返し実行されることによって、ステープル信号が受信されると、コピーセットの最終紙が下排紙センサーSN11を通過後において所定時間経過後、ジョガーフェンスにより紙揃え動作が行われる。その後、ステープル動作が行われるタイミングが計測される。本体から最終記録紙の排紙が行われると、フィニッシャーストップ信号が送信されてくるので、その信号が受信されたら、最終記録紙が排紙センサーSN11を通過した後において所定時間経過すると搬送モーター190および下搬送モーター191がオフする。
【0100】
(13)フィニッシャーの制御系
さらに、図24に示されるように画像形成装置側のCPUとフィニッシャー側のCPUとは光ファイバーで接続されている。
【0101】
フィニッシャーのシフトトレイ部においては、CPU1000に対し、サーボ制御回路1001を介して搬送モーター1002がそれぞれ接続されていると共に、正・逆ドライバー回路1003を介して上下モーター1004が接続され、また、正逆ドライバー回路1005を介してシフトモーター1006が接続されている。さらにCPU1000に対しては各種センサーおよび各種スイッチ1007からの信号が入力されている。
【0102】
さらに、CPU1000は、インターフェースI/O1030を介してステープル部にコネクター接続されている。そして、インターフェースI/O1030に対してステープルユニット1008が接続されていると共に、サーボ制御回路1009を介して搬送モーター1011が接続され、また、サーボ制御回路1009を介して排出モーター1013が接続され、さらにステッピングモータ制御回路1014を介してジョガーモーター1015が接続され、ステッピングモータ制御回路1016を介してステープラー移動モーター1017が接続されている。さらにインターフェースI/O1030には、各種センサーおよび各種スイッチ1018からの信号が入力されている。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るシート後処理装置(請求項1)によれば、記録紙束をステープラーにより記録紙束を所定の角度で斜め綴じを行う際、従来はステープラーに対して一つの後端ガイドを用意し、該後端ガイドには、ステープラーが傾けられる分を考慮した切り欠き(スペース)を設けておく必要があったのに対し、本発明では後端フェンスをステープラーの傾きに応じてスライドするように構成させ、ステープラーの傾きに応じた最小限の切り欠き(スペース)とすることにより、紙束コーナーが切り欠きに入り込むのが低減するので、記録紙の後端揃えを良好に行え、安定した後端揃えが実現し、綴じ品質のばらつきを低減することができる。
【0104】
また、請求項2によれば、請求項1の後端フェンスを記録紙の排出方向に平行な記録紙の中心線に対して左右それぞれに配置するため、記録紙の両コーナーが切り欠きに入り込むを低減した両側斜め綴じが実現する。
【0105】
また、請求項3によれば、請求項1の後端フェンスを記録紙の排出方向に平行な記録紙の中心線に対していずれか一方に配置するため、記録紙の両コーナーが切り欠きに入り込むを低減した片側の平行および斜め綴じが実現する。
【0106】
また、請求項4によれば、後端フェンスをステープラーに係合させ、ステープラーの傾動の際に、ステープラーの傾き分に応じてスライドして最小限の開口部を形成し、かつステープラーに移動に連動して記録紙綴じ位置まで移動されるので、常に最小限の切り欠きで紙後端揃えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシート後処理装置の全体構成を側面図で示す説明図である。
【図2】図1における排出トレイの排出部の構成を示す説明図である。
【図3】図1のトレイシフト揺動機構におけるトレイ嵌合状態を示す説明図である。
【図4】図1のトレイシフト揺動機構の駆動系の構成を示す説明図である。
【図5】図1のトレイシフト揺動機構の駆動系の構成を示す斜視図である。
【図6】排紙押さえ機構の構成を示す斜視図である。
【図7】排紙トレイ上下機構の駆動系構成を示す説明図である。
【図8】排紙トレイ上下機構の駆動系構成の一部を示斜視図である。
【図9】排紙処理経路のセンサー配置および搬送経路などの概略構成を示す説明図である。
【図10】ステープル部IIの第1の構成例を示す説明図である。
【図11】ステープル部IIの第2の構成例を示す説明図である。
【図12】ステープル部IIの第2の構成例を示す説明図である。
【図13】 図10におけるステープラーと基準フェンスとの関係の要部を示す説明図である。
【図14】ステープラーと基準フェンスを左右対称に配置した例の要部を示す説明図である。
【図15】基準フェンスの分割およびその移動機構を示す説明図である。
【図16】ステープラーの斜め駆動機構の構成を示す説明図である。
【図17】図16における斜め駆動機構を記録紙端面と平行な状態で示す側面図である。
【図18】図16における斜め駆動機構の記録紙端面に対して傾いた状態で示す側面図である。
【図19】ステープル部の概略構成を底面図で示す説明図である。
【図20】ステープラーの取り付け構造を側面図で示す説明図である。
【図21】ステープル排出機構の要部構成を示す説明図である。
【図22】ステープル排出用のベルトとガイド板との関係を示す説明図である。
【図23】ステープル排出の構成を拡大図で示す説明図である。
【図24】本発明のシート後処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【図25】従来のステープル部分における記録紙後端の基準フェンスの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
100 フィニッシャー
201 ステープラー台
201a 突出部
202 ステープラースライダー
290 ベルト
301〜305 基準フェンス
301a〜305a 後端突き当て部
301b 係合ピン
302b フック
288、289、305 スプリング
306 カム[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sheet post-processing apparatus of an image forming apparatus such as a copying machine, a printer, a printing machine, or a facsimile machine, and more specifically, has a function of aligning and binding (stapling) recording paper bundles recorded by the image forming apparatus. The present invention relates to a sheet post-processing apparatus provided.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a so-called finisher having a sorting function or a binding function is known as a post-processing device for a medium-speed or high-speed copying machine or printer. That is, a stapler is provided that aligns the ends of the paper bundle by a mechanism that abuts the jog or the fence in the conveyance direction and the orthogonal direction to the recording paper bundle, and staples the arbitrary position.
[0003]
When stapling by the stapler, it is necessary to align the rear ends of the recording paper bundle, and the rear end fences are respectively arranged with respect to the center line of the recording paper parallel to the discharge direction. The configuration of the reference fence at the trailing edge of the recording paper in this conventional staple portion is shown in FIG. As shown in the figure,
[0004]
That is, the reference fences arranged with respect to the center line of the sheet parallel to the recording paper discharge direction are reference surfaces for binding the recording paper. The reference fence is provided with a U-shaped notch for the stapler to perform parallel / diagonal binding, and the stapler S is disposed in that portion.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the rear end reference fence of the conventional sheet post-processing apparatus as shown above, the stapler is arranged in the notch, and the stapler tilts in the notch, so that the rear end reference in FIG. It is necessary to enlarge the notch like the
[0006]
The present invention has been made in view of the above, and achieves stable rear end alignment and reduces variation in binding quality by satisfactorily performing rear end alignment of recording paper when performing oblique binding. For the purpose.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the sheet post-processing apparatus according to claim 1 aligns the recording paper bundle for each discharged job, and performs parallel or oblique binding of the recording paper bundle with a stapler. In the post-processing device, the stapler is divided and arranged on both sides of the stapler, And is provided to be movable along the trailing edge reference of the recording paper according to the inclination of the stapler, and abuts against the trailing edge of the discharged recording paper. It is equipped with a rear end fence.
[0008]
That is, according to the first aspect, when the recording paper bundle is obliquely bound to the recording paper bundle at a predetermined angle by the stapler, conventionally, one rear end guide is prepared for the stapler, However, in the present invention, it was necessary to provide a notch (space) in consideration of the amount of inclination of the stapler. Later Since the end fence is configured to slide according to the inclination of the stapler and the minimum notch (space) according to the inclination of the stapler is formed, the paper bundle corner is prevented from entering the notch.
[0009]
In the sheet post-processing apparatus according to a second aspect, the trailing edge fence is disposed on each of the left and right sides of the center line of the recording paper parallel to the recording paper discharge direction.
[0010]
That is, according to the second aspect, the rear end fence of the first aspect is arranged on the left and right sides with respect to the center line of the recording paper parallel to the recording paper discharging direction, so that both corners of the recording paper are cut out. Double-sided diagonal binding with reduced intrusion is realized.
[0011]
In the sheet post-processing apparatus according to a third aspect, the trailing edge fence is disposed on one of the center lines of the recording paper parallel to the recording paper discharge direction.
[0012]
That is, according to the third aspect of the present invention, the rear end fence of the first aspect is arranged on either one side with respect to the center line of the recording paper parallel to the recording paper discharge direction so that both corners of the recording paper are notched. One side parallel and diagonal binding with reduced penetration is realized.
[0013]
In the sheet post-processing apparatus according to claim 4, the rear end fence is engaged with the stapler and has a minimum opening corresponding to the inclination of the stapler when the stapler is tilted. It is formed and moved to the recording paper binding position in conjunction with the movement of the stapler.
[0014]
That is, according to claim 4, the rear end fence is engaged with the stapler, and when the stapler tilts, it slides according to the inclination of the stapler to form a minimum opening, and the stapler moves to the stapler. Since it is moved to the recording paper binding position in conjunction, the paper trailing edge can always be aligned with the minimum cutout.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of a sheet post-processing apparatus according to the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings.
[0016]
A finisher (sheet post-processing apparatus) 100 shown in FIG. 1 is provided on a recording paper discharge side of an image forming apparatus such as a copying machine or a printer, and includes an upper shift sorting section I and a lower staple section. It consists of II. Hereinafter, (1) the structure of the shift sorting unit I, (2) the operation during normal copying, (3) the stapler II stapler, jogger fence and reference fence mechanism, (4) the staple unit II discharge belt mechanism (5) Paper discharge tray mechanism of the staple unit II, (6) Binding operation, (7) Vertical movement of the paper discharge tray, (8) Jogger fence operation, (9) Other operations in the staple unit II, ( 10) The operation of the discharge belt in the staple unit II, (11) the operation of the shift tray system in the staple unit II, (12) the operation of the staple tray system in the staple unit II, and (13) the control system of the finisher. .
[0017]
(1) Configuration of shift sorting unit I
As shown in FIG. 1, a plurality of transport rollers and driven rollers that follow the transport rollers are arranged in the transport path of the shift sorting unit I. The rotation axis of the
[0018]
In addition, an inlet sensor SN1 is provided immediately before the most
[0019]
2, 3, and 4, a paper gathering
[0020]
Further, the abutting
[0021]
4 and 5, the abutting
[0022]
The
[0023]
Further, as shown in FIG. 6, the
[0024]
The paper surface detection sensor SN3 is disposed on the main body side so as to face the
[0025]
7 and 8 show a vertical movement mechanism of the
[0026]
As shown in FIG. 1, the tray upper and
[0027]
With the above-described configuration, the lowering of the
[0028]
Further, as shown in FIG. 9, an upper limit sensor SN4 and a lower limit sensor SN5 are disposed inside the timing belt so as to face the
[0029]
(2) Normal copy processing
When the copy processing operation is started, the shift motor M2 is driven and the
[0030]
When the vertical movement drive motor M3 is driven in the tray raising direction after the shift operation is completed and the
[0031]
The
[0032]
At this time, when the specified number of copies is discharged, the shift motor M2 is driven by the signal and the shift operation is started. When the one-step shift is completed, the shift motor M2 is stopped. By this operation, the recording paper stacking position on the
[0033]
When a certain amount of recording paper is accumulated, the paper surface approaches the paper discharge port, and a part of the holding
[0034]
(3) Stapler II stapler, jogger fence, and reference fence mechanism
Next, the configuration of the staple unit II will be described with reference to FIGS. 1 and 10 to 22. First, the stapler S is fixed to the
[0035]
In addition, a
[0036]
A
[0037]
A
[0038]
A
[0039]
The
[0040]
In the lower part of the
[0041]
A detailed configuration of the
[0042]
Further, as shown in the figure, an
[0043]
Next, an oblique rotation mechanism in the oblique binding of the stapler S will be described. 16 is a front view showing an example of an oblique rotation mechanism of the stapler S, FIG. 17 is a plan view showing a state parallel to the rear end of the recording paper in FIG. 16, and FIG. 18 is a state inclined with respect to the rear end of the recording paper in FIG. FIG.
[0044]
The stapler S is fixed to the
[0045]
Note that the
[0046]
Now, engaging portions (concave portions) with respect to the stapler S are respectively provided between the rear
[0047]
Further, when the stapler S and the
[0048]
FIG. 11 is a schematic diagram of FIG. 10 showing a second embodiment of the staple unit. The same parts as those in FIG. In this example, the
[0049]
FIG. As shown, the
[0050]
In this way, the
[0051]
FIG. 12 is a schematic diagram of FIG. 10 showing a third embodiment of the staple unit. The same parts as those in FIG. In this example, the left and
[0052]
In FIG. 12, since the stapler S and the
[0053]
In this manner, the
[0054]
By the way, in the above-described embodiment, the split configuration of the stapler S and the reference fence has been described by taking the one-side operation of only the left side as an example. That is, as shown in FIG. 14, the stapler S is provided on each of the left and right sides of the center line of the recording paper. In this case, the left-
[0055]
(4) Release belt mechanism of staple unit II
Next, the discharge belt mechanism of the staple unit II will be described with reference to FIGS. 23 and 24 together. The
[0056]
A middle portion of the
[0057]
Further, a projection-
[0058]
The conveying speed V of such a
[0059]
As described above, each function of the stapler S is configured to form one unit, and is supported by the
[0060]
(5) Output tray mechanism of staple unit II
As shown in FIG. 1, the base of the
[0061]
A driving force is transmitted to the
[0062]
Further, as shown in FIG. 23, the protrusion amount (guide plate length) L of the discharge
[0063]
(6) Binding processing operation
Next, recording paper binding processing will be described. First, the staple operation is selected by the staple key, the document (N sheets) is set on the document feeder (RDH, not shown), and the copy start button is pressed after the number of copies (K copies) is input by the numeric keypad. When pressed, a copy size signal is input from the main body of the image forming apparatus to the finisher (sheet post-processing apparatus), and the
[0064]
It is detected whether or not the stapler S is at the home position. If the stapler S is at the home position, the stapler S moves based on the copy size signal. Based on this, the stapler S moves.
[0065]
Further, whether or not the
[0066]
Thereafter, when the leading edge of the recording sheet is detected by the entrance sensor SN1, the switching
[0067]
The
[0068]
Next, when an end signal of one job is input from the image forming apparatus, the recording paper bundle is pressed in the width direction by the
[0069]
The operation of the
[0070]
When the stapler S further moves in the right direction in FIG. 10 from the position shown in FIG. 10A, the stapler S moves downward and separates from the
[0071]
In the second embodiment shown in FIG. 11, the
[0072]
When the stapler S further moves in the right direction in FIG. 11 from the position shown in FIG. 11A, the stapler S moves downward and leaves the
[0073]
By such operations of the stapler S and the
[0074]
It is determined whether or not the last set number of copies (K section) has been finished. At the end, the
[0075]
(7) Vertical movement of discharge tray
In such an apparatus, the CPU checks the output states of the upper limit sensor SN4, the lower limit sensor SN5, and the paper surface detection sensor SN3 at any time when the power is turned on or when the mode is selected. It is determined where the
[0076]
When the lower limit sensor SN5 and the paper surface detection sensor SN3 are turned on, it is determined that the recording paper is full on the
[0077]
During copying and at the end of copying, when the paper surface detection sensor SN3 is turned on, the vertical movement drive motor M3 is turned on, and the
[0078]
Next, when the power is turned on, the shift operation is not performed and the shift or proof mode is selected. When the mode signal is received, the shift motor M2 is turned on, the
[0079]
At the time of copying and at the end of copying, a shift signal is transmitted when the final sheet of the copy set passes through the main body discharge sensor SN6, and the finisher receives this signal and the trailing edge of the final sheet passes over the discharge sensor SN2. After a predetermined time elapses, the shift motor M2 is turned on and the shift operation is started. When the
[0080]
(8) Jogger fence operation
Next, the jogger fence operation will be described. First, when the power is turned on and the mode is selected, the output states of the jogger
[0081]
If the jogger
[0082]
When a paper size signal is received after copying of the image forming apparatus main body during copying, at the end of copying, and at the restart of copying, the jogger drive motor M21 is turned on, the
[0083]
When the final sheet of the copy set passes through the main body discharge sensor SN6, a staple signal is transmitted. Upon receipt of this signal, the final sheet is discharged to the staple tray, and after the paper alignment operation is performed, the width direction of the sheet is changed. The
[0084]
When the above operation is repeated for the number of copies and the final sheet bundle is discharged onto the
[0085]
(9) Other operations in the staple unit II
When the stapler operation is turned on and the mode is selected, the output states of the one-rotation sensor SN7, the needle presence / absence sensor SN10, and the
[0086]
If the tray discharge sensor SN9 is turned on when the one-rotation sensor SN7 is turned off, it is determined that the staple is defective, and a stapler abnormality signal is transmitted to the image forming apparatus main body. Further, when the needle presence / absence sensor SN10 is in an off state, a stapler no-needle signal is transmitted to the image forming apparatus main body.
[0087]
If the
[0088]
During copying, at the end of copying, and at the time of restarting copying, after a paper size signal is received after the image forming apparatus main body starts copying, the stapler moving motor M39 is turned on and a predetermined amount of stapler is placed at a position corresponding to the paper size S is moved. Next, after the final sheet of the copy set passes through the main body discharge sensor SN6, a staple on signal is transmitted from the main body. When the signal is received, the final sheet is discharged onto the staple tray, and the
[0089]
When such a stapling operation is repeatedly executed for the number of copies and the final recording paper bundle is bound, the stapler moving motor M39 is turned on, the stapler S is moved in the home position direction, and the
[0090]
(10) Operation of discharge belt in staple unit II
Next, the operation of the discharge belt will be described. When the power is turned on and the mode is selected, the CPU checks the output state of the
[0091]
When the
[0092]
After the recording paper bundle is removed, the belt driving motor M22 is turned on to operate the
[0093]
At the time of copying and at the end of copying, when the final sheet of the copy set is discharged onto the staple tray and the stapler S performs the binding operation of the recording sheet bundle, the one-rotation sensor SN7 is turned on and the binding process is normally performed. That is confirmed. Thereafter, the belt driving motor M22 is turned on to operate the
[0094]
(11) Operation of shift tray system in staple unit II
In the internal shift tray system of the transport system, a finisher start signal is transmitted when the image forming apparatus main body starts copying. When this signal is received, the
[0095]
When the trailing edge of the recording sheet passes through the entrance sensor SN1 and the entrance sensor SN1 is turned off, the
[0096]
By repeating such an operation, in the shift tray mode, when a shift signal is received, a shift OK signal is output after a predetermined time has elapsed since the last sheet of the copy set has passed the paper discharge sensor SN2. The timing at which the shift operation is performed is measured. Since the finisher stop signal is transmitted when the final recording sheet is discharged from the main body, when the signal is received, the final recording sheet is conveyed after a predetermined time has passed after passing the discharge sensor SN2. The
[0097]
(12) Operation of the staple tray system in the staple unit
Next, in the staple tray system, when the image forming apparatus main body starts copying, a finisher start signal is transmitted. When the signal is received, the
[0098]
The trailing edge of the recording sheet passes through the entrance sensor SN1 and the entrance sensor SN1 is turned off. After a predetermined time has elapsed, the
[0099]
By repeatedly executing such an operation, when a staple signal is received, a paper alignment operation is performed by the jogger fence after a predetermined time has elapsed after the final sheet of the copy set has passed through the lower sheet discharge sensor SN11. Thereafter, the timing at which the stapling operation is performed is measured. When the final recording paper is discharged from the main body, a finisher stop signal is transmitted. When the signal is received, the
[0100]
(13) Finisher control system
Further, as shown in FIG. 24, the CPU on the image forming apparatus side and the CPU on the finisher side are connected by an optical fiber.
[0101]
In the finisher's shift tray, a
[0102]
Further, the
[0103]
【The invention's effect】
As described above, according to the sheet post-processing apparatus according to the present invention (Claim 1), when the recording paper bundle is bound at a predetermined angle by the stapler with the stapler, conventionally, the recording paper bundle is compared with the stapler. Two rear end guides were prepared, and the rear end guides had to be provided with notches (spaces) in consideration of the amount of inclination of the stapler. Later By configuring the end fence to slide according to the inclination of the stapler and making it the minimum notch (space) according to the inclination of the stapler, the paper bundle corner can be prevented from entering the notch, so recording It is possible to satisfactorily align the trailing edge of the paper, realize stable trailing edge alignment, and reduce the binding quality variation.
[0104]
According to the second aspect of the present invention, since the rear end fence of the first aspect is arranged on the left and right with respect to the center line of the recording paper parallel to the recording paper discharge direction, both corners of the recording paper enter the notches. Realizes double-sided diagonal binding.
[0105]
According to a third aspect of the present invention, since the rear end fence of the first aspect is disposed on either one of the center lines of the recording paper parallel to the recording paper discharge direction, both corners of the recording paper are notched. One side parallel and oblique binding with reduced intrusion is realized.
[0106]
According to claim 4, the rear end fence is engaged with the stapler, and when the stapler tilts, it slides according to the inclination of the stapler to form a minimum opening, and the stapler moves to the stapler. Since the recording paper binding position is moved in conjunction with each other, the paper trailing edge can always be aligned with a minimum cutout.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a side view of the overall configuration of a sheet post-processing apparatus to which the present invention is applied.
FIG. 2 is an explanatory diagram illustrating a configuration of a discharge unit of a discharge tray in FIG.
3 is an explanatory view showing a tray fitting state in the tray shift swing mechanism of FIG. 1; FIG.
4 is an explanatory diagram showing a configuration of a drive system of the tray shift swing mechanism of FIG. 1. FIG.
5 is a perspective view showing a configuration of a drive system of the tray shift swing mechanism of FIG. 1. FIG.
FIG. 6 is a perspective view illustrating a configuration of a paper discharge pressing mechanism.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a drive system configuration of a paper discharge tray vertical mechanism.
FIG. 8 is a perspective view showing a part of a drive system configuration of a paper discharge tray vertical mechanism.
FIG. 9 is an explanatory diagram illustrating a schematic configuration of a sensor arrangement of a paper discharge processing path, a transport path, and the like.
FIG. 10 is an explanatory diagram illustrating a first configuration example of the staple unit II.
FIG. 11 is an explanatory diagram illustrating a second configuration example of the staple unit II.
FIG. 12 is an explanatory diagram illustrating a second configuration example of the staple unit II.
FIG. 13 10 It is explanatory drawing which shows the principal part of the relationship between the stapler in FIG.
FIG. 14 is an explanatory diagram showing a main part of an example in which a stapler and a reference fence are arranged symmetrically.
FIG. 15 is an explanatory diagram showing division of a reference fence and a moving mechanism thereof.
FIG. 16 is an explanatory view showing a configuration of an oblique drive mechanism of the stapler.
17 is a side view showing the oblique drive mechanism in FIG. 16 in a state parallel to the end face of the recording paper.
18 is a side view showing a state in which the oblique drive mechanism in FIG. 16 is tilted with respect to the end face of the recording paper.
FIG. 19 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a staple unit in a bottom view.
FIG. 20 is an explanatory view showing the attachment structure of the stapler in a side view.
FIG. 21 is an explanatory diagram showing a main configuration of a staple discharge mechanism.
FIG. 22 is an explanatory diagram showing a relationship between a staple discharging belt and a guide plate.
FIG. 23 is an explanatory diagram showing a configuration of staple discharge in an enlarged view.
FIG. 24 is a block diagram showing a configuration of a control system of the sheet post-processing apparatus of the present invention.
FIG. 25 is an explanatory diagram showing a configuration of a reference fence at the trailing edge of a recording sheet in a conventional staple portion.
[Explanation of symbols]
100 finisher
201 Stapler stand
201a protrusion
202 Stapler slider
290 belt
301-305 standard fence
301a-305a rear end butting part
301b engagement pin
302b hook
288, 289, 305 Spring
306 cam
Claims (4)
前記ステープラーの両側に分割して配置され、かつ前記ステープラーの傾動に応じて前記記録紙の後端基準に沿って移動可能に設けられ、前記排出された記録紙の後端に当接する後端フェンスを備えたことを特徴とするシート後処理装置。In the sheet post-processing apparatus that aligns the recording paper bundle for each discharged job and performs parallel or oblique binding of the recording paper bundle with a stapler,
It is arranged by dividing both sides of the stapler, and the stapler tilting movably provided along the trailing end reference of the recording paper in response to the, abuts against the rear end of the discharged recording sheet rear end A sheet post-processing apparatus comprising a fence.
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