JP3651848B2 - Milling tool with a function to supply the material to be crushed - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は各種の穀物、茶、その他の被粉砕物を挽く碾臼に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、米、麦、そば、豆等の各種の穀物を挽いて製粉する際、熱を多量に発生せず、風味を損なわない装置として、例えば図4に示すような碾臼1が用いられている。この碾臼1は2個の石臼2、3を上下に重ねて組み合わせたものであり、上下に重なるすり合せ面4、5を有する。そして、図5、6に示すように上下すり合せ面4、5の中央部6(6a、6b)を一部除き、その大部分を多数の溝7(7a、7b)を分散配設したリング状の挽き面8(8a、8b)にし、その上下すり合せ面4、5の一方例えば下すり合せ面5の中心に心棒9を立設し、上すり合せ面4の中心にその心棒9が嵌まる心受け凹所10を穿設する。
【0003】
又、上下すり合せ面4、5を内周側から外周側に向けて連続的に夫々降下させ、その上すり合せ面4の水平方向との傾斜角度をその最外周付近11を除き、下すり合せ面5の傾斜角度より少し大きくする。但し、最外周付近11の傾斜角度は下すり合せ面5の傾斜角度と等しくする。すると、上下すり合せ面4、5間に穀物の粒とその粗い及び細かい粉砕物等を収納する空間12ができる。そこで、上臼2の上面に縁部を除いて浅い平底の穀物溜め凹所13を形成し、その平底に設けた入口14から穀物を上下すり合せ面4、5に供給する供給孔15を通常1本穿設する。その際、供給孔15の出口16を上すり合せ面4の内周側に寄せて設け、穀物溜め凹所13と粉砕物等収納空間12とを連通する。それ故、上臼2を回転させながら穀物を供給孔16から落下させると、その粉砕物等収納空間12を形成する上下すり合せ面4、5の間が内周側から外周側に向って徐々に狭くなっており、最外周付近11では密接触しているので製粉を行なえる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような碾臼1では上臼2の凹所13に溜めた穀物を手作業により供給孔15へ少しずつ定量を落下させ続ける必要がある。その際、供給量を多くし過ぎると粉砕物等収納空間12に穀物が入り過ぎて上臼1が浮き上がるため、粗い粉砕物等が含まれた状態で放出される等して製粉の質が悪くなる。それ故、絶えず供給量を適切な定量に保たなければならず、負担が大きい。但し、上臼1を重くすると良好な製粉を行ない易くなるが、回転時の抵抗も大きくなるので、当然回転力を大きくする必要が生じる。そして、手作業による定量供給の困難さを解決するには被粉砕物定量供給装置17の設置が必要になる。
【0005】
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたものであり、手作業による被粉砕物の供給や被粉砕物定量供給装置の必要のない設置自由度の大きな碾臼を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による碾臼では上下に重なるすり合せ面を夫々有し、その上下すり合せ面の一方の中心に心棒を立設し、他方の中心にその心棒が嵌まる心受け凹所を穿設し、その上下すり合せ面を内周側から外周側に向けて水平方向との全体的傾斜角度を小さくして夫々降下させ、その上下すり合せ面に多数の溝を分散配設した挽き面を夫々設けた上下臼を組み合せ、その上臼に被粉砕物を上下すり合せ面に供給する被粉砕物供給孔を垂直方向に1本或いは複数本穿設し、その供給孔の出口を上すり合せ面の内周側面に設ける。
【0007】
そして、上記上すり合せ面の被粉砕物供給孔出口を含む内周側面と下すり合せ面の相対する内周側面とを水平方向との傾斜角度の小さな被粉砕物定量供給面とし、その上下に重なる被粉砕物定量供給面の隙間を被粉砕物が臼回転中に供給孔出口よりその隙間を通じて外周側方向に放出されることがないように小さくし、その上被粉砕物定量供給面に被粉砕物供給孔毎に、その供給孔出口と繋がる被粉砕物定量供給溝を1本設け、その被粉砕物定量供給溝の断面積を被粉砕物供給孔の断面積より一段と小さく、しかも被粉砕物の粒径より一段と大きくし、その被粉砕物定量供給溝を上すり合せ面の外周側にある上挽き面に達するまで延設する。
【0008】
又、下被粉砕物定量供給面に臼回転中に上被粉砕物定量供給面に設けた被粉砕物定量供給溝が臨む被粉砕物定量供給溝を1本或いは複数本設け、その被粉砕物定量供給溝を下すり合せ面の被粉砕物定量供給面より外周側にある下挽き面に達するまで延設すると好ましくなる。
【0009】
又、上下挽き面の内周側面間に、その間隔を内周側が大きく外周側に向って連続的に小さくした被粉砕物、粉砕物収納空間を設け、その上下挽き面の外周側面を密接触にするとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図1〜3を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明を適用した被粉砕物定量供給機能を有する碾臼の上臼に設けた溜め凹所に被粉砕物を山盛りした状態を示す要部縦断面図(図2のX−X位置に対応する)、図2はその上臼の底面図、及び図3はその下臼の平面図である。この碾臼18も図1に示すように2個の臼例えば石臼19、20を上下に重ねて組み合わせたものであり、上下に重なるすり合せ面21、22を有する。そして、上下すり合せ面21、22にはやはり例えば下すり合せ面22の中心に心棒23を立設し、上すり合せ面21の中心にその心棒23が嵌まる心受け凹所24を穿設する。
【0011】
しかし、上下すり合せ面21、22の中央部25(25a、25b)は溝のないリング面にし、水平に保持して密接触させ、その外側を内周側から外周側に向けて水平方向との全体的傾斜角度を小さくして夫々降下させる。その際、図2、3に示すように上下すり合せ面21、22の中央部25の直近外側にある相対する内周側のリング面26(26a、26b)を密接触させて被粉砕物定量供給面にし、更にその直近外側にある相対する外周側のリング面27(27a、27b)を挽き面にする。なお、相対する被粉砕物定量供給面26、相対する挽き面27はいずれも上下すり合せ面中心の同心円間にある。
【0012】
そこで、上臼19の上面に縁部を除いて漏斗状に穀物溜め凹所28を形成し、その底最深部に設けた入口29から被粉砕物たる穀物例えばそばを上下すり合せ面21、22に供給する供給孔30を垂直に1本穿設する。その際、供給孔30の出口31を被粉砕物定量供給面26aに設け、その供給孔出口31を挽き面27aとの境界線より内側に少し離して設ける。そして、下臼20の中央部25bを除く被粉砕物定量供給面26bと挽き面27bの水平方向との傾斜角度を一定例えば5度にする。
【0013】
又、上臼20の中央部25aを除くすり合せ面22にも傾斜を持たせる。但し、被粉砕物定量供給面26aの水平方向との傾斜角度は相対する被粉砕物定量供給面26bと等しくし例えば5度にするのに対し、挽き面27aはその大部分に当たる内周側面27aの水平方向との傾斜角度を大きく一定にし例えば7.5度にする。なお、挽き面27aの内周側面27a1を除く最外周付近にある外周側面27a2の水平方向との傾斜角度は上臼20の中央部25aを除くすり合せ面22の傾斜角度と等しく5度にする。
【0014】
すると、相対する上下挽き面27の間に穀物粒とその粗い及び細かい粉砕物等を収納する空間32ができる。そこで、上臼19の挽き面27aを6面に均等区分し、その各区分面の右側境界に1本ずつ溝33(33a、…33f)を夫々設ける。その際、各境界溝33はいずれも中央部に設けた水平リング面25aの外郭円との接線位置に設ける。又、各境界溝33毎にその対応する区分面に平行な溝34を隣接する左方向の境界溝33との間に複数本例えば5本ずつ等距離離し分散配設する。その際、境界溝33と平行溝34とはいずれも溝の幅と深さをほぼ等しくする。
【0015】
そして、各境界溝33の左方向直近に設けた平行溝34を5本分それ等をいずれも内方に延ばして被粉砕物定量供給面26aの中央リング位置付近まで夫々設ける。その際、1本の平行溝34の延長部35を被粉砕物定量供給用の主溝として用いるため、供給孔30の出口31と繋ぐ。その際、被粉砕物定量供給主溝35の溝の幅と深さを他の境界溝33、平行溝34の溝幅と深さより大きく、しかも被粉砕物たるそばの粒径より一段と大きくする。すると、被粉砕物定量供給主溝35の断面積が他の境界溝33、平行溝34の断面積より大きくなり、そばを粒のまま供給孔30より供給主溝35を通して直接被粉砕物、粉砕物収納空間32に定量ずつ供給することができる。なお、境界溝33bの左方向直近に設けた平行溝34は延長しない。
【0016】
又、下臼20の挽き面27bも同様に6区分面に分け、そこに6本の境界溝36(36a、…36f)を配設する。又、各境界線36毎に同様に平行溝37を配設する。但し、各境界溝33の左方向直近に設けた平行溝37を内方に延ばすのは一本置きにする。
【0017】
このような碾臼18を用いると、そば等の被粉砕物を絶えず手作業により少しずつ定量を供給したり、被粉砕物定量供給装置を設置しておく必要がない。それ故、碾臼18の設置の自由度が大きくなる。設置後、製粉に際し、上臼19の穀物溜め凹所28に被粉砕物としてそば38を山盛りにして入れる。すると、そば38が穀物溜め凹所28から垂直に設けた被粉砕物供給孔30に落下して行き、その出口31が下被粉砕物定量供給面26bによって閉鎖されているため、内部を一杯に充填する。しかも、そば38はその出口31に繋がる被粉砕物定量供給主溝35の水平方向との傾斜角度が小さいので、その供給主溝35の内部やその供給主溝35が繋がる被粉砕物、粉砕物収納空間32の内部にはあまり入って行かない。
【0018】
そこで、人力による場合は上臼19に設けた各溝方向が右方向となっているので右方向に回転し、モータ、水車、その他の機械的動力等による場合は上下臼19、20の一方を右方向に回転する。すると、被粉砕物定量供給主溝35の入口付近に留まっていたそば38に外周側方向に向う遠心力が作用する。しかし、上下被粉砕物定量供給面26の隙間はそば38が通らないように小さくなっているので、そば38が外周側方向に放出されない。そこで、そば38は水平方向との傾斜角度の小さい被粉砕物定量供給主溝35の内部のみを徐々に下方に向って移動して行き、その主溝内を一杯に充填する。
【0019】
そして、例えば上臼19の回転によって、被粉砕物定量供給主溝35が下被粉砕物定量供給面26bに設けた3本の平行溝37の延長溝37a(37a1、37a2、37a3)上を繰り返し通過する。すると、被粉砕物定量供給主溝35が分配溝となり、そば38を定期的に各延長溝37aに夫々必要分だけ定量ずつ分配できる。その際、被粉砕物定量供給主溝35は垂直に設けた被粉砕物供給孔30に対しほぼ水平方向に屈曲しており、その傾斜角度が小さく、被粉砕物供給孔30と比べてその断面積も一段と小さいため、その被粉砕物定量供給主溝35にそば38が大量に入り過ぎて上臼19が浮き上がり、上下被粉砕物定量供給面26の隙間が大きくなって、その隙間を通じてそば38が外周側方向に放出されてしまうようなことがない。
【0020】
そして、更に各延長溝37aが夫々被粉砕物定量供給用の副溝となり、定期的に上下挽き面27の方向の異なる3区分面へそば38を夫々定量ずつ分配することができる。又、被粉砕物定量供給主溝35の内部に分配されずに残ったそば38は被粉砕物、粉砕物収納空間32へ直接入り上下挽き面27の各区分面に均等に供給されて行く。その際、被粉砕物、粉砕物収納空間32の内部では上下挽き面27の間隔を内周側から外周側に向けて連続的に小さくしてあるため、内周側では被粉砕物が多く含まれるのに対し、外周側に向かうにつれてそれ等の被粉砕物も上下挽き面27の内周側面27a等の各箇所で挽かれて行き、粗い粉砕物から細かい粉砕物へと含まれる粉砕物の粒径が徐々に小さくなって行く。
【0021】
最後に、収納空間32に含まれている細かい粉砕物は上下挽き面27の密接触している外周側面27a2等によって良く挽かれ、微粉砕物となる製粉が行なわれ、碾臼18の上下すり合せ面21、22の最外周から放出される。このようにして、穀物溜め凹所28に盛ったそば38が上臼19の回転と共に連続的に定量供給され製粉されると、当然その凹所28に盛ったそば38は減少して行く。
【0022】
そこで、そば38の残量が僅かになった時を見計らってそば38を再度山盛りにする等、そば38を適度に盛り足すと、同様の製粉を継続できて好都合となる。なお、上臼19の上被粉砕物定量供給面26aに設けた被粉砕物定量供給主溝35以外の4本の平行溝34の延長溝34a(34a1、…34a4)は特に上被粉砕物定量供給面26aに付着する粉を外周側方向に掃き出し、上下被粉砕物定量供給面26の隙間を小さく保つための掃出溝である。
【0023】
上記実施の形態では上臼19の被粉砕物溜め凹所28に被粉砕物供給孔30を1本設け、上すり合せ面21の被粉砕物定量供給面26aにその供給孔出口31と繋がる被粉砕物定量供給主溝35を1本設ける場合を説明したが、碾臼の大きさ、被粉砕物の供給量等に応じて上臼の被粉砕物溜め凹所に被粉砕物供給孔を複数本例えば2〜6本設けて、上すり合せ面の被粉砕物定量供給面にその供給孔毎にその供給孔出口と繋がる被粉砕物定量供給主溝を1本ずつ設けることもできる。
【0024】
又、上記実施の形態では上臼19のすり合せ面21に設けた挽き面27aの内周側面27a1を凹所にして被粉砕物、粉砕物収納空間32を形成したが、下臼のすり合せ面に設けた挽き面の内周側面を凹所にして被粉砕物、粉砕物収納空間を形成することもできる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、請求項1記載の発明では上臼に被粉砕物を上下すり合せ面に供給する被粉砕物供給孔を垂直方向に1本或いは複数本穿設し、その上すり合せ面の被粉砕物供給孔出口を含む内周側面と、下すり合せ面の相対する内周側面とを水平方向との傾斜角度の小さな被粉砕物定量供給面とし、その上下に重なる被粉砕物定量供給面の隙間を被粉砕物が臼回転中に供給孔出口よりその隙間を通じて外周側方向に放出されないように小さくし、その上被粉砕物定量供給面に被粉砕物供給孔毎にその供給孔出口と繋がる被粉砕物定量供給溝を1本設けることにより、被粉砕物定量供給孔の出口を下被粉砕物定量供給面により閉鎖でき、その被粉砕物供給孔と連通する被粉砕物定量供給溝をほぼ水平方向に延ばすことができる。
【0026】
そして、その被粉砕物定量供給溝の断面積を被粉砕物供給孔の断面積より一段と小さく、しかも被粉砕物の粒径より一段と大きくし、その被粉砕物定量供給溝を上すり合せ面の外周側にある上挽き面に達するまで延設することにより、被粉砕物が上臼の供給孔中に充填され、その被粉砕物が碾臼の回転により遠心力を受けても被粉砕物定量供給溝中に短時間に大量供給されてしまうことがなく、その供給溝を通じて上下挽き面に順次少しずつ定量供給できる。従って、手作業による被粉砕物の供給や被粉砕物定量供給装置の設置の必要がなくなり、碾臼設置の自由度が大きくなる。
【0027】
又、請求項2記載の発明では下被粉砕物定量供給面に臼回転中に上被粉砕物定量供給面に設けた被粉砕物定量供給溝が臨む被粉砕物定量供給溝を1本或いは複数本設けることにより、臼回転中に上被粉砕物定量供給面に設けた被粉砕物定量供給溝より被粉砕物を定期的に下被粉砕物定量供給面に設けた被粉砕物定量供給溝に分配して、その下被粉砕物定量供給溝を通じて、その上下被粉砕物定量供給面の外周側にある上下挽き面の上被粉砕物定量供給溝による供給区分面と異なる方向にある供給区分面に被粉砕物の定量供給を行なうことができる。それ故、被粉砕物を上下挽き面へ分散できて良好な製粉が行える。
【0028】
又、請求項3記載の発明では上下挽き面の内周側面間に、その間隔を内周側が大きく外周側に向って連続的に小さくした被粉砕物、粉砕物収納空間を設け、その上下挽き面の外周側面を密接触することにより、その上下挽き面の内周側面間に設けた被粉砕物、粉砕物収納空間内に、内周側から外周側に向って順次被粉砕物、粗い粉砕物、細かい粉砕物が多く含まれたものを定量溜めておき、その内周側面で被粉砕物、粗粉砕物の粉砕を順次行なって細粉砕物にし、密接触した外周側面で細粉砕物を微粉砕物にすることによって製粉を良好に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した被粉砕物定量供給機能を有する碾臼の溜め凹所に被粉砕物を山盛りした状態を示す要部縦断面図(図2のX−X位置に対応する)である。
【図2】同上臼の底面図である。
【図3】同下臼の平面図である。
【図4】従来の碾臼の上臼に設けた溜め凹所から被粉砕物を手作業により供給し、或いは被粉砕物定量供給装置を用いて供給する状態を示した要部縦断面図である。
【図5】同上臼の底面図である。
【図6】同下臼の平面図である。
【符号の説明】
18…碾臼 19、20…上下臼 21、22…上下すり合せ面 23…心棒24…心受け凹所 25…上下中央水平リング面 26…上下被粉砕物定量供給面 27…上下挽き面 28…被粉砕物溜め凹所 29…入口 30…被粉砕物供給孔 31…出口 32…被粉砕物、粉砕物収納空間 33、36…境界溝 34、37…平行溝 34a…掃出溝 35…被粉砕物定量供給主溝 37a…被粉砕物定量供給副溝[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an mortar that grinds various grains, tea, and other objects to be ground.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when milling various kinds of grains such as rice, wheat, buckwheat, and beans, a
[0003]
Further, the upper and lower
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a
[0005]
The present invention has been made by paying attention to such conventional problems, and provides a tool with a high degree of freedom of installation that does not require the supply of the object to be crushed or the pulverized object quantitative supply device. Objective.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the milling tool according to the present invention has an upper and lower overlapping surfaces, and a mandrel is erected at one center of the upper and lower rubbing surfaces, and the mandrel is fitted at the other center. A receiving recess is drilled, and the upper and lower mating surfaces are lowered from the inner circumference side to the outer circumference side by decreasing the overall inclination angle with the horizontal direction, and a large number of grooves are distributed on the upper and lower mating surfaces. The upper and lower mortars each provided with a ground surface are combined, and one or a plurality of pulverized material supply holes for supplying the pulverized material to the upper and lower surface of the upper mortar are formed in the vertical direction. Is provided on the inner peripheral side of the upper mating surface.
[0007]
Then, the inner peripheral side surface including the outlet of the object to be pulverized on the upper facing surface and the inner peripheral side surface opposite to the lower facing surface are set as the pulverized material quantitative supply surface having a small inclination angle with respect to the horizontal direction. The crushed material constant supply surface that overlaps the crushed material constant supply surface is made small so that the pulverized material is not released from the outlet of the feed hole through the gap to the outer circumferential side during rotation of the mortar. Each crushed object supply hole is provided with one pulverized substance constant supply groove connected to the outlet of the supply hole, and the cross-sectional area of the pulverized substance constant supply groove is smaller than the cross-sectional area of the pulverized object supply hole, and The particle size of the pulverized product is made larger than that of the pulverized product, and the pulverized product constant supply groove is extended until it reaches the ground surface on the outer peripheral side of the upper facing surface.
[0008]
In addition, one or a plurality of pulverized material quantitative supply grooves provided on the upper pulverized material quantitative supply surface are provided on the lower pulverized material quantitative supply surface while the mill is rotating. It is preferable to extend the fixed amount supply groove until it reaches a ground surface on the outer peripheral side of the ground material fixed amount supply surface of the lower surface.
[0009]
Also, between the inner peripheral side surfaces of the upper and lower ground surfaces, there is provided a space for storing the pulverized material and pulverized material in which the interval is continuously increased toward the outer peripheral side, and the outer peripheral side surfaces of the upper and lower ground surfaces are in close contact with each other. It is good to.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a main part showing a state where piled objects are piled up in a reservoir recess provided in an upper die of a milling tool having a function for supplying a constant quantity of objects to which the present invention is applied (at a position XX in FIG. 2). FIG. 2 is a bottom view of the upper die, and FIG. 3 is a plan view of the lower die. As shown in FIG. 1, this
[0011]
However, the central portion 25 (25a, 25b) of the upper and lower
[0012]
Accordingly, the upper surface of the
[0013]
Further, the laminating surface 22 excluding the central portion 25a of the
[0014]
As a result, a space 32 is formed between the opposing upper and lower ground surfaces 27 for storing grain grains and coarse and fine pulverized materials. Therefore, the ground surface 27a of the
[0015]
Then, five parallel grooves 34 provided immediately in the left direction of the respective boundary grooves 33 are all extended inward to the vicinity of the center ring position of the pulverized material constant supply surface 26a. At that time, the extension portion 35 of one parallel groove 34 is used as a main groove for supplying the object to be crushed and is connected to the outlet 31 of the supply hole 30. At that time, the width and depth of the pulverized material constant supply main groove 35 are made larger than the groove widths and depths of the other boundary grooves 33 and the parallel grooves 34, and further larger than the particle size of the side being the pulverized material. Then, the cross-sectional area of the pulverized material constant supply main groove 35 becomes larger than the cross-sectional areas of the other boundary grooves 33 and the parallel grooves 34, and the pulverized material and pulverized directly through the supply main groove 35 from the supply hole 30 with the side being left as grains. A fixed amount can be supplied to the object storage space 32. In addition, the parallel groove 34 provided immediately in the left direction of the boundary groove 33b does not extend.
[0016]
Similarly, the
[0017]
When such a
[0018]
Therefore, in the case of human power, the direction of each groove provided in the
[0019]
Then, for example, by rotating the
[0020]
Further, each extended groove 37a serves as a sub-groove for supplying the object to be crushed, so that the
[0021]
Finally, the fine pulverized material contained in the storage space 32 is well ground by the outer peripheral side surface 27a2 etc. in close contact with the upper and lower ground surfaces 27, and milling to become a finely pulverized material is performed. It is discharged from the outermost periphery of the
[0022]
Therefore, if the
[0023]
In the above-described embodiment, one pulverized material supply hole 30 is provided in the pulverized
[0024]
In the above-described embodiment, the inner peripheral side surface 27a1 of the grinding surface 27a provided on the
[0025]
【The invention's effect】
According to the present invention described above, in the first aspect of the present invention , one or a plurality of pulverized material supply holes for supplying the pulverized material to the upper and lower surfaces of the upper die are formed in the vertical direction. The inner peripheral side surface including the outlet of the grinding object supply hole on the grinding surface and the inner peripheral side surface opposite to the lower grinding surface are used as the ground constant quantity supply surface with a small inclination angle with respect to the horizontal direction, The gap between the ground material constant supply surface is reduced so that the material to be ground is not discharged from the outlet of the feed hole to the outer peripheral side through the gap during rotation of the mortar. By providing one pulverized material quantitative supply groove connected to the outlet of the supply hole, the outlet of the pulverized material quantitative supply hole can be closed by the lower pulverized material quantitative supply surface and communicated with the pulverized material supply hole. The fixed quantity supply groove can be extended substantially horizontally.
[0026]
Then, the cross-sectional area of the ground material constant supply groove is made smaller than the cross-sectional area of the ground material supply hole and further larger than the particle size of the ground material, and the ground material constant supply groove By extending until reaching the ground surface on the outer peripheral side, the material to be crushed is filled in the supply hole of the upper die, and even if the material to be crushed is subjected to centrifugal force by the rotation of the mortar, the material to be crushed is supplied quantitatively A large amount is not supplied into the groove in a short time, and a fixed amount can be sequentially supplied to the upper and lower ground surfaces through the supply groove. Accordingly, it is not necessary to manually supply the object to be crushed and to install the object to be pulverized constant supply, and the degree of freedom for installing the milling tool is increased.
[0027]
According to the second aspect of the present invention, one or a plurality of pulverized material quantitative supply grooves are provided on the lower pulverized material quantitative supply surface, which faces the pulverized material quantitative supply groove provided on the upper pulverized material quantitative supply surface while the mill is rotating. By providing this, the material to be crushed is periodically fed to the ground material feed groove provided on the lower ground material feed surface from the ground material feed groove provided on the upper ground material feed surface during the mill rotation. Distribute and supply division surface in a different direction from the supply division surface by the upper ground material fixed supply groove on the upper and lower ground surfaces on the outer peripheral side of the upper and lower ground material fixed supply surface through the lower ground material fixed supply groove It is possible to supply a fixed amount of the material to be ground. Therefore, the material to be crushed can be dispersed on the upper and lower ground surfaces, and good milling can be performed.
[0028]
Further, in the invention according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a main part (corresponding to the position XX in FIG. 2) showing a state in which crushed materials are piled up in a storage recess of a mortar having a function for supplying pulverized materials to which the present invention is applied. is there.
FIG. 2 is a bottom view of the same die.
FIG. 3 is a plan view of the lower mill.
FIG. 4 is a vertical cross-sectional view of a main part showing a state in which a material to be crushed is manually supplied from a reservoir recess provided in an upper mill of a conventional mortar or is fed using a pulverized material quantitative supply device. .
FIG. 5 is a bottom view of the same die.
FIG. 6 is a plan view of the lower die.
[Explanation of symbols]
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