JP3650425B2 - コインロッカ - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、一般的なコインロッカの主要部品を利用して、物品を冷却して格納する冷蔵型にするコインロッカに関する。
【0002】
【従来の技術】
デパートやスーパー型ストアなどには、客が買物をした生鮮食料品を一時的に保管する冷蔵型のコインロッカを設置したところがある。
購入した生鮮食料品を冷蔵型のコインロッカに一時保管できれば、他の買物などに時間をかけることができるので、顧客にとっては便利である。
かかる理由から、冷蔵型のコインロッカの設置は今後増加する傾向にあるものの、設置される場所や利用客の人数も限られるので、一般のコインロッカの設置台数には及ばない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
冷蔵型のコインロッカの生産には、次のような課題が残されている。
(1) 一般のコインロッカはほぼ標準化されているが、冷蔵型のコインロッカは設置台数が少ないため、標準化され難い。
(2) 上記の理由や、冷却設備が必要であり構造が複雑になるなどの理由から高価であり、顧客が購入し難い理由になっている。
【0004】
(3) 生産工場においても、一般型のコインロッカに並行して冷蔵型のコインロッカを生産すれば、生産管理が複雑になる。
又、生産量の少ない冷蔵型のコインロッカの生産は非能率である。
(4) 一般のコインロッカと冷蔵型のコインロッカとは型式が異なるため、既設の一般のコインロッカを必要に応じて冷蔵型コインロッカに改造することができない。
本発明はかかる課題を解決することを目的としており、標準化された一般のコインロッカの主要部品を流用でき、既に設置済の一般のコインロッカを冷蔵型に容易に改造できる便利なコインロッカを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のコインロッカは、
複数の格納室を有するコインロッカ本体と、該格納室の前面を開閉する扉と、前記コイン本体に設けられ、所定のコインが所定数投入されることで、鍵孔に挿入されているキーの施錠方向への回動が可能になり、施錠方向への回動によって施錠タングが突出して前記扉との係合により前記扉の開扉を不能にし、施錠方向に回動した状態での前記キーの鍵孔に対する挿抜が可能になり、かつ前記施錠タングの突出状態でのキーの解錠方向への回動によって前記施錠タングが没入して前記扉の開扉を可能にする錠装置と、前面が開口し、内部に物品格納室が形成される断熱構造のケースと、該ケースの開口を開閉する断熱構造の扉と、前記ケースの内部を冷却する冷却設備と、該冷却設備と外部電源を接続する電線とを備えた内部冷却ケースとを備え、前記コインロッカ本体の格納室に挿入した前記内部冷却ケースを、固定部材により前記格納室内に固定して装着したことを特徴とする。
【0006】
本発明のコインロッカはまた、複数の格納室を有するコインロッカ本体と、該コインロッカ本体に設けられ、所定のコインが所定数投入されることで、鍵孔に挿入されているキーの施錠方向への回動が可能になり、施錠方向への回動によって施錠タングが突出し、施錠方向に回動した状態での前記キーの鍵孔に対する挿抜が可能になり、かつ前記施錠タングの突出状態でのキーの解錠方向への回動によって前記施錠タングが没入する錠装置と、前面が開口し、内部に物品格納室が形成される断熱構造のケースと、開口を開閉する断熱構造の扉と、前記ケースの内部を冷却する冷却設備と、該冷却設備と外部電源とを接続する電線とを有する内部冷却ケースとを備え、キーの施錠方向への回動によって突出する施錠タングが前記内部冷却ケースの扉との係合により前記扉の開扉を不能にし、キーの解錠方向への回動によって前記施錠タングが没入して前記扉の開扉を可能にするように、前記格納室内に挿入した前記内部冷却ケースを固定部材により前記格納室内に固定して装着したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記のように構成されたコインロッカを組み立てるには、標準化されたコインロッカ本体の格納室に内部冷却型ケースを装着すればよいので簡単である。
コインロッカ本体に扉が有るものでは、コインロッカ本体の錠装置によりこの扉を施錠,解錠する。
コインロッカ本体に扉が無いものでは、コインロッカ本体の錠装置により、内部冷却型ケースの扉を施錠,解錠する。
【0008】
内部冷却型ケースの冷却設備への電気の供給は、コインロッカ本体を経由して行われ、冷却設備から外部に発散される熱は、コインロッカ本体を経由して外気に放出される。
各内部冷却型ケースはそれぞれ独立した冷却設備を備えているので、物品格納中の内部冷却型ケースのみを冷却することが可能であり、省エネルギーの効果がある。
このコインロッカの利用客は、生鮮食用品などを内部冷却型ケースの中に格納し、従来と同様の扉の施錠,解錠方法で利用できる。
【0009】
【実施例】
本発明の実施例について図面を参照して説明すると、図1は一般のコインロッカ本体Aに挿入される内部冷却型ケースBの斜視図である。
一般的のコインロッカ本体Aは、図1に示すように、水平方向に複数個,上下方向に複数段の格納室1が設けられ、各格納室の一側(図1において左側)に設けられたヒンジに扉2の一端(図1において左端)が枢着され、各格納室の他側に錠装置3が挿入,固着される(実開平2−35282号などの公報参照)。
【0010】
錠装置3の表面に、コイン投入口4,客用錠(シリンダ錠)5,コイン返却口6などが設けられ、格納室1に荷物を挿入し、コイン投入口4に所定のコインを所定数投入すると、施錠が可能になり、客用錠5の鍵孔に挿入されたキーKを施錠方向に回動すると、錠装置3の側面から施錠タング7が突出して扉2の端面の係合孔8に係入し、開扉不能になると共に、キーKの抜取が可能になる。
【0011】
キーKを抜取って携帯し、物品の一時保管が終わった後にキーKを客用錠5の鍵孔に挿入して解錠方向に回動操作すると、施錠タング7が没入して開扉可能になり、扉2の前面に設けられた把手15を手前に引いて開扉して格納室1内の荷物を取り出すことができる。
コインロッカの使用が無料の場合には、キーKの解錠方向の回動により、客が投入していたコインがコイン返却口6から戻ってくる。
【0012】
本発明の冷蔵型のコインロッカは、上記のような一般的なコインロッカ本体Aを利用するものであり、一般的のコインロッカ本体Aの格納室1と内部冷却型ケースBのそれぞれの側壁に孔を形成し、コインロッカ本体Aの格納室1に内部冷却型ケースBを挿入し、固定部材であるねじ9(図2,図5参照)を孔に挿入して格納室1に固定する。
内部冷却型ケースBの大きさは、格納室1に挿入されたときに、格納室1の内面に対して小さな隙間が形成される程度である。
【0013】
内部冷却型ケースBは、前面が開口し、内部に物品格納室10aが形成される断熱構造のケース10と、ケース10の前面の一端に枢着され、開口を開閉する断熱構造の扉11と、ケース10の後面に設けられる冷却設備12とを備え、冷却設備12は、外部電源より電線13を経由して供給される電力により物品格納室10a内を冷却する。
【0014】
内部冷却型ケースBには、扉11が錠装置3の施錠タング7に係脱しないもの(図2,図3参照)と、扉11が錠装置3の施錠タング7に係脱するもの(図5,図6参照)がある。
扉11が施錠タング7に係脱しない型式の内部冷却型ケースをBとし、施錠タング7に係脱する内部冷却型ケースをB′として区別すると、内部冷却型ケースをBでは、扉2を取り外す必要が無く、扉11が取付けられたまま内部冷却型ケースBをコインロッカ本体Aの物品格納室10aに挿入してねじ9で固定すればよいので(図4参照)、既設のコインロッカ本体Aに設置する場合に便利である。
内部冷却型ケースをB′は、工場内で組み立てるときに、扉2を取り付ける手間が省けるので(図7参照)、工場生産に適している。
【0015】
以上のように構成された冷却物品格納型のコインロッカは、一般のロッカと同様な方法で施錠,解錠される。
すなわち、錠装置3の客用錠5に差し込まれたキーKの回動操作により、施錠タング7が扉2或いは扉11に係脱する。
扉2に係脱するロッカでは、解錠後に扉2を開け更に扉11を開けることにより、物品を収納することができる。
【0016】
内部冷却型ケースB(或いはB′)の冷却設備12への電気の供給は、コインロッカ本体Aを貫通する電線13により行われる。
冷却設備12は、物品格納室10aに冷気を供給する一方、外部に熱を発散するが、コインロッカ本体Aの開口14より外気に放出される。
【0017】
各内部冷却型ケースB(或いはB′)はそれぞれ独立した冷却設備12を備えているので、物品格納中の内部冷却型ケースのみを冷却することが可能であり、省エネルギーの効果がある。
コインロッカ本体Aの側壁に形成する孔を、各内部冷却型ケースB,B′の孔に対応する位置(両方の孔は前後2箇所に配列されることになる)に形成しておけば、コインロッカ本体Aは1種類でよく、内部冷却型ケースB′の場合には扉2を取り外すだけでよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(1) 本発明の物品冷却型のコインロッカは、標準化された一般コインロッカの本体に、モデュール化された内部冷却型のケースを組み込む簡単な取付けで組み立てられるので、生産台数が少なくても比較的に安価に提供できる。
(2) 同様の理由により、内部冷却型のコインロッカを、一般型のコインロッカに並行して生産しても、生産は複雑にならない。
(3) 本発明の物品冷却型のコインロッカは、既設の一般のコインロッカに容易に取付けることができるので、既設のコインロッカを撤去することなく物品冷却の要望に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般のコインロッカ本体に挿入される内部冷却型ケースの斜視図である。
【図2】錠装置に係脱しない扉を有する内部冷却ケースBをコインロッカ本体に装着した状態を示す一部破断平面図である。
【図3】図2の閉扉状態を示す要部正面図である。
【図4】図2の開扉状態を示す要部平面図である。
【図5】錠装置に係脱する扉を有する内部冷却ケースB′をコインロッカ本体に装着した状態を示す一部破断平面図である。
【図6】図5の閉扉状態を示す要部正面図である。
【図7】図5の開扉状態を示す要部平面図である。
【符号の説明】
A コインロッカ本体
B 錠装置に係脱しない扉を有する内部冷却ケース
B′ 錠装置に係脱する扉を有する内部冷却ケース
1 格納室
2 扉
3 錠装置
7 施錠タング
10 ケース
10a 物品格納室
11 扉
12 冷却設備
【産業上の利用分野】
本発明は、一般的なコインロッカの主要部品を利用して、物品を冷却して格納する冷蔵型にするコインロッカに関する。
【0002】
【従来の技術】
デパートやスーパー型ストアなどには、客が買物をした生鮮食料品を一時的に保管する冷蔵型のコインロッカを設置したところがある。
購入した生鮮食料品を冷蔵型のコインロッカに一時保管できれば、他の買物などに時間をかけることができるので、顧客にとっては便利である。
かかる理由から、冷蔵型のコインロッカの設置は今後増加する傾向にあるものの、設置される場所や利用客の人数も限られるので、一般のコインロッカの設置台数には及ばない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
冷蔵型のコインロッカの生産には、次のような課題が残されている。
(1) 一般のコインロッカはほぼ標準化されているが、冷蔵型のコインロッカは設置台数が少ないため、標準化され難い。
(2) 上記の理由や、冷却設備が必要であり構造が複雑になるなどの理由から高価であり、顧客が購入し難い理由になっている。
【0004】
(3) 生産工場においても、一般型のコインロッカに並行して冷蔵型のコインロッカを生産すれば、生産管理が複雑になる。
又、生産量の少ない冷蔵型のコインロッカの生産は非能率である。
(4) 一般のコインロッカと冷蔵型のコインロッカとは型式が異なるため、既設の一般のコインロッカを必要に応じて冷蔵型コインロッカに改造することができない。
本発明はかかる課題を解決することを目的としており、標準化された一般のコインロッカの主要部品を流用でき、既に設置済の一般のコインロッカを冷蔵型に容易に改造できる便利なコインロッカを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のコインロッカは、
複数の格納室を有するコインロッカ本体と、該格納室の前面を開閉する扉と、前記コイン本体に設けられ、所定のコインが所定数投入されることで、鍵孔に挿入されているキーの施錠方向への回動が可能になり、施錠方向への回動によって施錠タングが突出して前記扉との係合により前記扉の開扉を不能にし、施錠方向に回動した状態での前記キーの鍵孔に対する挿抜が可能になり、かつ前記施錠タングの突出状態でのキーの解錠方向への回動によって前記施錠タングが没入して前記扉の開扉を可能にする錠装置と、前面が開口し、内部に物品格納室が形成される断熱構造のケースと、該ケースの開口を開閉する断熱構造の扉と、前記ケースの内部を冷却する冷却設備と、該冷却設備と外部電源を接続する電線とを備えた内部冷却ケースとを備え、前記コインロッカ本体の格納室に挿入した前記内部冷却ケースを、固定部材により前記格納室内に固定して装着したことを特徴とする。
【0006】
本発明のコインロッカはまた、複数の格納室を有するコインロッカ本体と、該コインロッカ本体に設けられ、所定のコインが所定数投入されることで、鍵孔に挿入されているキーの施錠方向への回動が可能になり、施錠方向への回動によって施錠タングが突出し、施錠方向に回動した状態での前記キーの鍵孔に対する挿抜が可能になり、かつ前記施錠タングの突出状態でのキーの解錠方向への回動によって前記施錠タングが没入する錠装置と、前面が開口し、内部に物品格納室が形成される断熱構造のケースと、開口を開閉する断熱構造の扉と、前記ケースの内部を冷却する冷却設備と、該冷却設備と外部電源とを接続する電線とを有する内部冷却ケースとを備え、キーの施錠方向への回動によって突出する施錠タングが前記内部冷却ケースの扉との係合により前記扉の開扉を不能にし、キーの解錠方向への回動によって前記施錠タングが没入して前記扉の開扉を可能にするように、前記格納室内に挿入した前記内部冷却ケースを固定部材により前記格納室内に固定して装着したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記のように構成されたコインロッカを組み立てるには、標準化されたコインロッカ本体の格納室に内部冷却型ケースを装着すればよいので簡単である。
コインロッカ本体に扉が有るものでは、コインロッカ本体の錠装置によりこの扉を施錠,解錠する。
コインロッカ本体に扉が無いものでは、コインロッカ本体の錠装置により、内部冷却型ケースの扉を施錠,解錠する。
【0008】
内部冷却型ケースの冷却設備への電気の供給は、コインロッカ本体を経由して行われ、冷却設備から外部に発散される熱は、コインロッカ本体を経由して外気に放出される。
各内部冷却型ケースはそれぞれ独立した冷却設備を備えているので、物品格納中の内部冷却型ケースのみを冷却することが可能であり、省エネルギーの効果がある。
このコインロッカの利用客は、生鮮食用品などを内部冷却型ケースの中に格納し、従来と同様の扉の施錠,解錠方法で利用できる。
【0009】
【実施例】
本発明の実施例について図面を参照して説明すると、図1は一般のコインロッカ本体Aに挿入される内部冷却型ケースBの斜視図である。
一般的のコインロッカ本体Aは、図1に示すように、水平方向に複数個,上下方向に複数段の格納室1が設けられ、各格納室の一側(図1において左側)に設けられたヒンジに扉2の一端(図1において左端)が枢着され、各格納室の他側に錠装置3が挿入,固着される(実開平2−35282号などの公報参照)。
【0010】
錠装置3の表面に、コイン投入口4,客用錠(シリンダ錠)5,コイン返却口6などが設けられ、格納室1に荷物を挿入し、コイン投入口4に所定のコインを所定数投入すると、施錠が可能になり、客用錠5の鍵孔に挿入されたキーKを施錠方向に回動すると、錠装置3の側面から施錠タング7が突出して扉2の端面の係合孔8に係入し、開扉不能になると共に、キーKの抜取が可能になる。
【0011】
キーKを抜取って携帯し、物品の一時保管が終わった後にキーKを客用錠5の鍵孔に挿入して解錠方向に回動操作すると、施錠タング7が没入して開扉可能になり、扉2の前面に設けられた把手15を手前に引いて開扉して格納室1内の荷物を取り出すことができる。
コインロッカの使用が無料の場合には、キーKの解錠方向の回動により、客が投入していたコインがコイン返却口6から戻ってくる。
【0012】
本発明の冷蔵型のコインロッカは、上記のような一般的なコインロッカ本体Aを利用するものであり、一般的のコインロッカ本体Aの格納室1と内部冷却型ケースBのそれぞれの側壁に孔を形成し、コインロッカ本体Aの格納室1に内部冷却型ケースBを挿入し、固定部材であるねじ9(図2,図5参照)を孔に挿入して格納室1に固定する。
内部冷却型ケースBの大きさは、格納室1に挿入されたときに、格納室1の内面に対して小さな隙間が形成される程度である。
【0013】
内部冷却型ケースBは、前面が開口し、内部に物品格納室10aが形成される断熱構造のケース10と、ケース10の前面の一端に枢着され、開口を開閉する断熱構造の扉11と、ケース10の後面に設けられる冷却設備12とを備え、冷却設備12は、外部電源より電線13を経由して供給される電力により物品格納室10a内を冷却する。
【0014】
内部冷却型ケースBには、扉11が錠装置3の施錠タング7に係脱しないもの(図2,図3参照)と、扉11が錠装置3の施錠タング7に係脱するもの(図5,図6参照)がある。
扉11が施錠タング7に係脱しない型式の内部冷却型ケースをBとし、施錠タング7に係脱する内部冷却型ケースをB′として区別すると、内部冷却型ケースをBでは、扉2を取り外す必要が無く、扉11が取付けられたまま内部冷却型ケースBをコインロッカ本体Aの物品格納室10aに挿入してねじ9で固定すればよいので(図4参照)、既設のコインロッカ本体Aに設置する場合に便利である。
内部冷却型ケースをB′は、工場内で組み立てるときに、扉2を取り付ける手間が省けるので(図7参照)、工場生産に適している。
【0015】
以上のように構成された冷却物品格納型のコインロッカは、一般のロッカと同様な方法で施錠,解錠される。
すなわち、錠装置3の客用錠5に差し込まれたキーKの回動操作により、施錠タング7が扉2或いは扉11に係脱する。
扉2に係脱するロッカでは、解錠後に扉2を開け更に扉11を開けることにより、物品を収納することができる。
【0016】
内部冷却型ケースB(或いはB′)の冷却設備12への電気の供給は、コインロッカ本体Aを貫通する電線13により行われる。
冷却設備12は、物品格納室10aに冷気を供給する一方、外部に熱を発散するが、コインロッカ本体Aの開口14より外気に放出される。
【0017】
各内部冷却型ケースB(或いはB′)はそれぞれ独立した冷却設備12を備えているので、物品格納中の内部冷却型ケースのみを冷却することが可能であり、省エネルギーの効果がある。
コインロッカ本体Aの側壁に形成する孔を、各内部冷却型ケースB,B′の孔に対応する位置(両方の孔は前後2箇所に配列されることになる)に形成しておけば、コインロッカ本体Aは1種類でよく、内部冷却型ケースB′の場合には扉2を取り外すだけでよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(1) 本発明の物品冷却型のコインロッカは、標準化された一般コインロッカの本体に、モデュール化された内部冷却型のケースを組み込む簡単な取付けで組み立てられるので、生産台数が少なくても比較的に安価に提供できる。
(2) 同様の理由により、内部冷却型のコインロッカを、一般型のコインロッカに並行して生産しても、生産は複雑にならない。
(3) 本発明の物品冷却型のコインロッカは、既設の一般のコインロッカに容易に取付けることができるので、既設のコインロッカを撤去することなく物品冷却の要望に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般のコインロッカ本体に挿入される内部冷却型ケースの斜視図である。
【図2】錠装置に係脱しない扉を有する内部冷却ケースBをコインロッカ本体に装着した状態を示す一部破断平面図である。
【図3】図2の閉扉状態を示す要部正面図である。
【図4】図2の開扉状態を示す要部平面図である。
【図5】錠装置に係脱する扉を有する内部冷却ケースB′をコインロッカ本体に装着した状態を示す一部破断平面図である。
【図6】図5の閉扉状態を示す要部正面図である。
【図7】図5の開扉状態を示す要部平面図である。
【符号の説明】
A コインロッカ本体
B 錠装置に係脱しない扉を有する内部冷却ケース
B′ 錠装置に係脱する扉を有する内部冷却ケース
1 格納室
2 扉
3 錠装置
7 施錠タング
10 ケース
10a 物品格納室
11 扉
12 冷却設備
Claims (2)
- 複数の格納室を有するコインロッカ本体と、
該格納室の前面を開閉する扉と、
前記コインロッカ本体に設けられ、所定のコインが所定数投入されることで、鍵孔に挿入されているキーの施錠方向への回動が可能になり、施錠方向への回動によって施錠タングが突出して前記扉との係合により前記扉の開扉を不能にし、施錠方向に回動した状態での前記キーの鍵孔に対する挿抜が可能になり、かつ前記施錠タングの突出状態でのキーの解錠方向への回動によって前記施錠タングが没入して前記扉の開扉を可能にする錠装置と、
前面が開口し、内部に物品格納室が形成される断熱構造のケースと、該ケースの開口を開閉する断熱構造の扉と、前記ケースの内部を冷却する冷却設備と、該冷却設備と外部電源を接続する電線とを有する内部冷却ケースとを備え、
前記コインロッカ本体の格納室に挿入した前記内部冷却ケースを、固定部材により前記格納室内に固定して装着した
ことを特徴とするコインロッカ。 - 複数の格納室を有するコインロッカ本体と、
該コインロッカ本体に設けられ、所定のコインが所定数投入されることで、鍵孔に挿入されているキーの施錠方向への回動が可能になり、施錠方向への回動によって施錠タングが突出し、施錠方向に回動した状態での前記キーの鍵孔に対する挿抜が可能になり、かつ前記施錠タングの突出状態でのキーの解錠方向への回動によって前記施錠タングが没入する錠装置と、
前面が開口し、内部に物品格納室が形成される断熱構造のケースと、開口を開閉する断熱構造の扉と、前記ケースの内部を冷却する冷却設備と、該冷却設備と外部電源とを接続する電線とを有する内部冷却ケースとを備え、
キーの施錠方向への回動によって突出する施錠タングが前記内部冷却ケースの扉との係合により前記扉の開扉を不能にし、キーの解錠方向への回動によって前記施錠タングが没入して前記扉の開扉を可能にするように、前記格納室内に挿入した前記内部冷却ケースを固定部材により前記格納室内に固定して装着した
ことを特徴とするコインロッカ。
Priority Applications (1)
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JP32529294A JP3650425B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | コインロッカ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32529294A JP3650425B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | コインロッカ |
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JPH08185571A JPH08185571A (ja) | 1996-07-16 |
JP3650425B2 true JP3650425B2 (ja) | 2005-05-18 |
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ID=18175190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP32529294A Expired - Fee Related JP3650425B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | コインロッカ |
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GB2532181A (en) * | 2014-08-14 | 2016-05-18 | Constructor Group Uk Ltd | IPN carousel |
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1994
- 1994-12-27 JP JP32529294A patent/JP3650425B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08185571A (ja) | 1996-07-16 |
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