JP3650414B2 - 電子カメラのフィルタ装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、複数の色フィルタ要素を有する回転色フィルタが撮像素子の受光部に対向して設けられた電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、撮像素子の受光部側に回転色フィルタが設けられた電子カメラが知られている。この回転色フィルタは通常円板状を有し、回転中心を通る分割線によって例えばR(レッド)フィルタ要素とB(ブルー)フィルタ要素に分割されている。撮像素子をTVレート(1フィールドが 1/60 秒に相当する)で駆動する場合、回転色フィルタは中心軸の回りに一定の速さ(1回転あたり 1/30 秒)で回転駆動される。電子シャッタは、RまたはBフィルタ要素が撮像素子の受光部に対向している間に駆動され、この受光部に発生した信号電荷は、2つのフィルタ要素間の境目(分割線)が受光部上を通過している間に受光部から読み出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来装置では、各フィルタ要素が撮像素子の受光部に対向している時間は一定である。このため電子シャッタの低速値には限界があり、所定値(例えば 1/80 秒)よりも遅くすることはできなかった。一方、電子シャッタが高速である場合、受光部における受光時間が短いのに対し、受光部からの読み出し時間が相対的に長くなるため、被写体が動いたことによって発生する色割れが目立つという問題があった。
【0004】
本発明は、従来よりもさらに低速の電子シャッタスピードを実現するとともに、高速の電子シャッタ時には色割れが目立たない撮像を可能にするフィルタ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子カメラのフィルタ装置は、受光部に発生した1フィールドの画素信号を蓄積部に転送して蓄積した後、出力するように構成された撮像素子を有する電子スチルカメラであって、撮像素子の受光部に対向して回転自在に設けられ、分割線により分割された複数の色フィルタ要素を有する回転色フィルタと、この回転色フィルタの回転速度を制御する回転制御手段とを備え、この回転制御手段は、少なくとも分割線が撮像素子の受光部上を通過する間、回転色フィルタを所定値以上の高速で回転させることを特徴としている。
【0006】
【実施例】
以下図示実施例により本発明を説明する。
図1は、本発明の一実施例であるフィルタ装置の要部の構成を示す断面図である。
【0007】
図示しない撮影レンズを通過した入射光線はハーフミラー11において光学的に分割され、第1および第2の撮像素子(CCD)12、13の受光面に導かれる。CCD12、13は相互に垂直に設けられており、これらのCCD12、13の受光面は光学的に等価な位置にある。したがって、CCD12、13の各受光面には同じ大きさの被写体像が結像され、またこれらの像は相互に鏡像であり、信号電荷の読み出し方向を相互に反対に定めることによって、同一画像がこれらのCCD12、13から読み出される。
【0008】
ハーフミラー11のひとつの出射面には、第1のCCD12に対向させてG(グリーン)のフィルタ14が貼付されている。ハーフミラー11の他の出射面と第2のCCD13との間には、回転色フィルタ15が配設されている。
【0009】
回転色フィルタ15は円板状を有し、回転中心を通る分割線15aにより均等に2分割されたR(レッド)フィルタ要素15bとB(ブルー)フィルタ要素15cとを有する。回転色フィルタ15は、図示しない固定枠に回転自在に支持された回転軸16に一体的に取り付けられている。回転軸16には、ギア17が嵌着され、このギア17は、ステッピングモータ18の出力軸19に固定されたギア20に噛合している。したがってステッピングモータ18が回転すると、ギア20、17を介して回転色フィルタ15が回転し、Rフィルタ要素15bとBフィルタ要素15cが交互にCCD13上に位置される。
【0010】
回転色フィルタ15の外周縁に対向して原点検出センサ21が設けられており、回転色フィルタ15の外周縁であって分割線15aに対応した位置には、原点検出センサ21によって検出される突起22が突設されている。すなわち、突起22が原点検出センサ21に接近する毎に、この原点検出センサ21から原点信号(パルス信号)が出力される。
【0011】
図2は、電子カメラの概略の回路構成を示している。
第1のCCD12からは、G信号が出力され、第2のCCD13からは、回転色フィルタ15の位置に応じて、R信号またはB信号が出力される。第1および第2のCCD12、13からの画素信号の読出動作は、それぞれCCD駆動回路31、32によって制御される。CCD駆動回路31、32はCCDクロック発生器33により生成されるクロック信号に基づいて作動する。
【0012】
CCD12から出力されるG信号は、サンプルホールド回路41においてサンプルホールドされ、CCD13から出力されるR信号とB信号は、サンプルホールド回路42においてサンプルホールドされる。サンプルホールド回路41から出力されたG信号はGプロセス回路44においてガンマ補正等の処理を施され、A/D変換器47においてデジタル信号に変換される。一方、サンプルホールド回路42から出力されたR信号とB信号は、それぞれRプロセス回路45とBプロセス回路46においてガンマ補正等の処理を施され、A/D変換器48、49においてデジタル信号に変換される。
【0013】
デジタルのG信号、R信号およびB信号はそれぞれGメモリ51、Rメモリ52およびBメモリ53に一旦格納され、これらのメモリから読み出されてD/A変換器54〜56によりアナログ信号に変換される。アナログのG信号、R信号およびB信号は、マトリクス回路57において所定の演算処理を施され、これにより輝度信号と色差信号が求められる。これらの輝度信号と色差信号は加算器61〜63において、同期信号発生器33から出力される複合同期信号を付加された後、増幅器64〜66において増幅され、ハイビジョン方式等の高精細モードに準じたY信号、Pr信号およびPb信号として図示しないモニタ装置等に出力される。
【0014】
メモリ51〜53への各色信号の書込み動作は、メモリ制御回路67により制御される。サンプルホールド回路41、42、各プロセス回路44〜46、A/D変換器47〜49、メモリ51〜53、D/A変換器54〜56およびメモリ制御回路67は、CCDクロック発生器と同期信号発生器33から出力されるクロック信号等に基づいて作動する。このクロック信号等は、システム制御回路34から出力される指令信号に基づいて生成される。
【0015】
モータ制御回路68には、原点検出センサ21(図1)から出力される原点信号と、同期信号発生器33から出力される垂直同期信号(V−SYNC)およびフィールド信号(FLD)が、それぞれ供給される。これらの信号に基づいて、モータ制御回路68ではステッピングモータ18を回転駆動するための駆動パルスが出力される。この駆動パルスに応じて回転色フィルタ15の回転位相と回転速度が制御される。また、原点信号、垂直同期信号(V−SYNC)およびフィールド信号(FLD)は、システム制御回路34にも入力され、回転色フィルタ15のフェーズの識別、CCD駆動制御およびメモリ制御等に利用される。
【0016】
なおシステム制御回路34には、本電子カメラを駆動するための種々のスイッチ類が設けられた操作部69が接続されている。
【0017】
図3は回転色フィルタ15の回転位相を示すものである。回転色フィルタ15は、図において時計方向に回転している。フェーズ1は、回転色フィルタ15の分割線15aがCCD13上を通過し終わって、Rフィルタ要素15bがCCD13に対向した状態である。フェーズ2は、回転色フィルタ15がフェーズ1からさらに回転して分割線15aがCCD13に接近した状態である。フェーズ3は、フェーズ2の後、分割線15aがCCD13上を通過してBフィルタ要素15cがCCD13に対向した状態である。なお、フェーズ2からフェーズ3の間、突起22がCCD13の近傍を通過する。フェーズ4は、フェーズ3の後、分割線15aがCCD13に接近した状態である。
【0018】
すなわちフェーズ1からフェーズ2までの間、Rフィルタ要素15bがCCD13の受光面を覆い、またフェーズ3からフェーズ4までの間、Bフィルタ要素15cがCCD13の受光面を覆う。
【0019】
次に図4を参照し、CCD12、13の概略構成と、CCDからの画素信号の読出動作を説明する。
【0020】
各CCDは、水平方向(図の横方向)および垂直方向(図の縦方向)にそれぞれ所定間隔毎に配置された多数のフォトダイオード71を有する受光部72と、受光部72に隣接して設けられた蓄積部73とを有しており、蓄積部73は受光部72に発生した全ての画素信号を蓄積するだけの容量を有している。垂直方向に並ぶ各列のフォトダイオード71の横には、垂直転送CCD74が形成されている。垂直転送CCD74の一方の端部はスミアドレイン75に接続し、また他方の端部は蓄積部73に接続している。蓄積部73の受光部72とは反対側には、水平転送CCD76が設けられている。
【0021】
タイミングT1 、T5 では、それまでにフォトダイオード71に蓄積されていた不要電荷が垂直転送CCD74に移され、これにより各フォトダイオード71は空となって有効電荷(画素信号)の蓄積が開始される。タイミングT2 、T6 では、垂直転送CCD74にある不要電荷がスミアドレイン75に転送され、このスミアドレイン75から外部に掃き出される。なお、この間、フォトダイオード71には有効電荷が蓄積されている。
【0022】
フォトダイオード71に蓄積された有効電荷は、タイミングT3 、T7 においてフォトダイオード71から垂直転送CCD74に転送される。これによりフォトダイオード71における有効電荷の蓄積が終了する。すなわち、タイミングT1 とT3 の間、およびタイミングT5 とT7 の間がそれぞれ電子シャッタスピードに対応する。
【0023】
タイミングT4 、T8 では、有効電荷の垂直転送が開始され、有効電荷は垂直転送CCD74から蓄積部73内へ転送される。この間、フォトダイオード71と垂直転送CCD74では、不要電荷が蓄積され始める。1フィールド分の画素信号がが全て蓄積部83に転送されると、その後、所定のタイミングで信号読出しが行われる。すなわち、有効電荷は蓄積部73から水平転送CCD76を通って外部に出力される。
【0024】
図5は、高速シャッタにより得た動画の画素信号をCCD13から読み出す動作を示している。図3〜図5を参照して、高速シャッタ時の画素信号の読出動作と回転色フィルタ15の回転動作を説明する。
【0025】
回転色フィルタ15は、CCDによる撮像時、モータ制御回路68の制御により、常に一定の回転速度で回転する。図5の例において、回転色フィルタ15の回転周期はFLD信号の周期の1/2である。すなわち回転色フィルタ15は、 1/60 秒の間に1回転し、これは、従来装置において回転色フィルタが 1/30 秒(2フィールドに対応した時間)で1回転するのと比較して高速である。
【0026】
フェーズ1からフェーズ2の間、Rフィルタ要素15bがCCD13に対向している(符号P1)。この間、タイミングT1 においてフォトダイオード71の不要電荷が垂直転送CCD74に転送され、次いでFLD信号がL(ロー)からH(ハイ)に変化する(符号P2)と同時に、垂直ブランキング信号がHからLとなる(符号P3)。
【0027】
垂直ブランキング信号がLである間、まずタイミングT2 において垂直転送CCD74の不要電荷がスミアドレイン75に掃き出され、タイミングT3 においてフォトダイオード71に蓄積された有効電荷(R信号)が垂直転送CCD74に転送される。フェーズ2において、分割線15aがCCD13上を通過し始める。そしてタイミングT4 において垂直転送CCD74のR信号が蓄積部73に転送される。この転送動作は垂直ブランキング信号がLからHに変化する(符号P4)までに終了する。蓄積部73に転送されたR信号は、垂直ブランキング信号がHである間に蓄積部73から読み出される。
【0028】
フェーズ3では、CCD13はBフィルタ要素15cによって覆われるようになり(符号P5)、タイミングT5 においてフォトダイオード71の不要電荷(分割線15aがCCD13上を通過している間に蓄積される不要電荷)が垂直転送CCD74に転送される。そしてタイミングT6 において垂直転送CCD74の不要電荷がスミアドレイン75に掃き出され、タイミングT7 においてフォトダイオード71に蓄積された有効電荷(B信号)が垂直転送CCD74に転送される。次いでフェーズ4では、分割線15aがCCD13上を通過し始める。
【0029】
その後、R信号の読み出しが完了し、FLD信号がHからLに変化するとともに(符号P6)、垂直ブランキング信号がHからLに変化する(符号P7)。タイミングT8 では、垂直転送CCD74のB信号が蓄積部73に転送される。このB信号は、垂直ブランキング信号がLからHに変化した後(符号P8)、この信号がHである間に蓄積部73から読み出される。
【0030】
なお、R信号が蓄積部73から読み出された直後、Rフィルタ要素15bがCCD13に対向し(符号P9)、またB信号が蓄積部73から読み出されている間にBフィルタ要素15cがCCD13に対向するが(符号P10)、この時フォトダイオード71に発生した画素信号は、読み出されず、次のタイミングT1 、T2 において不要電荷としてスミアドレイン75から掃き出される。すなわち、回転色フィルタ15の1回転おきに、CCD13に蓄積された電荷がR信号、B信号として利用される。
【0031】
このように本実施例によれば、動画の画素信号の読出動作において、R信号が生成されてからB信号が生成されるまでの時間間隔Mが従来よりも短く、したがって色割れが目立つことはない。
【0032】
さて、動画の画素信号のCCD13からの読出動作の途中において、操作部69に設けられたレリーズスイッチが操作されると、システム制御回路34の制御により、そのレリーズスイッチの操作時に対応した静止画の画素信号がメモリ51〜53に保持される。例えばR信号の読み出し中にレリーズスイッチが操作されたとすると(符号P11)、このレリーズスイッチの操作の後、R信号とB信号の読み出し動作が完了した後のFLD信号の立ち上がり(符号P12)において、各メモリ51〜53の書込み動作が禁止される。すなわち、レリーズスイッチ操作以降、各メモリ51〜53の先頭アドレスからの新規な書換え動作が禁止される。
【0033】
図6は、低速シャッタ動作を示している。
【0034】
低速シャッタでは、回転色フィルタ15はモータ制御回路68の制御により、回転色フィルタ15の分割線15aがCCD13の受光部72上を通過する間のみ高速で回転するが、1回転に要する時間は 1/30 秒(2フィールドに対応した時間)である。すなわちステッピングモータ18を駆動するためのパルスレートは周期的に変化し、回転色フィルタ15は、分割線15aがCCD13の受光部72上を通過する間、2フィールドの時間で1回転する速さよりも高速で回転する。
【0035】
フェーズ1では(符号Q1)、Rフィルタ要素15bがCCD13に対向し、タイミングT1 においてフォトダイオード71の不要電荷が垂直転送CCD74に転送される。次いでFLD信号がLからHに変化する(符号Q2)と同時に、垂直ブランキング信号がHからLとなる(符号Q3)。次いで、タイミングT2 において垂直転送CCD74の不要電荷がスミアドレイン75に掃き出され、タイミングT3 においてフォトダイオード71に蓄積された有効電荷(R信号)が垂直転送CCD74に転送される。この転送動作の終了後、ステッピングモータ18のパルスレートが高くなり、回転色フィルタ15の回転が高速になる(符号Q6)。
【0036】
次いでタイミングT4 では、垂直転送CCD74のR信号が蓄積部73に転送される。この転送動作は垂直ブランキング信号がLからHに変化する(符号Q5)までに終了する。またこの転送動作の間、フェーズ2において(符号Q4)、分割線15aがCCD13上を通過し始める。
【0037】
回転色フィルタ15の回転速度はフェーズ3に移行する(符号Q7)までに低下しており(符号Q8)、フェーズ3では、CCD13にはBフィルタ要素15cが対向する。そしてタイミングT5 において、フォトダイオード71の不要電荷が垂直転送CCD74に転送され、その後、FLD信号がLに変化する(符号Q9)と同時に、垂直ブランキング信号がLに変化する(符号Q10)。この垂直ブランキング信号がHである間、蓄積部73に蓄積されたR信号の読出しが行われる。
【0038】
次いでタイミングT6 では、垂直転送CCD74の不要電荷がスミアドレイン75に掃き出される。タイミングT7 ではフォトダイオード71に蓄積された有効電荷(B信号)が垂直転送CCD74に転送され、この転送動作の終了後、ステッピングモータ18のパルスレートが高くなり、回転色フィルタ15の回転が高速になる(符号Q12)。B信号はタイミングT8 において蓄積部73に転送され、またこの転送動作の間、フェーズ4において(符号Q11)、分割線15aがCCD13上を通過し始める。フェーズ4の後、垂直ブランキング信号がLからHに変化し(符号Q13)、この垂直ブランキング信号がHである間、B信号が蓄積部73から読み出される。一方、回転色フィルタ15の回転速度はフェーズ1に移行するまでに低速になっている(符号Q14)。
【0039】
以上のようにしてCCDから静止画の画素信号が読み出される。このように低速シャッタでの静止画の画素信号の読出動作では、回転色フィルタ15の分割線15aがCCD13の受光部72上を通過する間のみ、回転色フィルタ15は相対的に高速で回転している。したがって、R信号が生成されてからB信号が生成されるまでの時間間隔Nが従来よりも短く、この分だけ撮像時間(電子シャッタ時間であり、図6において「R」「B」の符号により示される時間)を長くすることができる。
【0040】
以上のように本実施例では、少なくとも回転色フィルタ15の分割線15aがCCD13の受光部72上を通過する間、回転色フィルタ15を、例えば 1/30 秒で1回転する速さよりも高速で回転させている。これにより、高速シャッタでは色割れが目立たなくなり、また低速シャッタにおける電子シャッタ時間を従来よりも長くすることができ、撮影の自由度を向上させることができる。
【0041】
図7は本発明の他の実施例を示すものである。この実施例では、CCD13は回転色フィルタ15に対し、回転色フィルタ15の回転位置に応じて分割線15aがCCD13の受光部72の縁部にほぼ合致するように設けられている。すなわち本実施例は、上記実施例と比較して、CCD13と回転色フィルタ15の位置関係が異なるだけで、その他は同じである。
【0042】
なお、回転色フィルタ15の構成は上記各実施例の構成に限定されず、本発明は他の構成を有する回転色フィルタ15を備えた電子カメラにも適用できる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、従来よりもさらに低速の電子シャッタスピードを実現するとともに、高速の電子シャッタ時には色割れが目立たない撮像を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるフィルタ装置の要部の構成を示す断面図である。
【図2】電子カメラの概略の回路構成を示すブロック図である。
【図3】回転色フィルタの回転位相を示す図である。
【図4】CCDからの画素信号の読出動作を示す図である。
【図5】高速シャッタにより得た静止画の画素信号を読み出す動作と、動画の画素信号を読み出す動作とを示すタイミングチャートである。
【図6】図6は、低速シャッタ動作を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の他の実施例であるフィルタ装置の要部の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
12、13 CCD
15 回転色フィルタ
15a 分割線
15b Rフィルタ要素
15c Bフィルタ要素
73 蓄積部
Claims (1)
- 受光部に発生した1フィールドの画素信号を蓄積部に転送して蓄積した後、出力するように構成された撮像素子を有し、高速シャッタで動作する第1のシャッタモードと、低速シャッタで動作する第2のシャッタモードとにより動作可能である電子スチルカメラであって、
前記撮像素子の受光部に対向して回転自在に設けられ、分割線により分割された複数の色フィルタ要素を有する回転色フィルタと、
この回転色フィルタの回転速度を制御する回転制御手段とを備え、
この回転制御手段は、前記第1のシャッタモードでは、前記回転色フィルタを1フィールドの間に1回転させ、前記第2のシャッタモードでは、前記回転色フィルタを2フィールドの間に1回転させるが、前記分割線が前記撮像素子の受光部上を通過する間は相対的に高速で回転させることを特徴とする電子カメラのフィルタ装置。
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JPH07245761A JPH07245761A (ja) | 1995-09-19 |
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