JP3650220B2 - Handrail flaw detection method - Google Patents

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JP3650220B2 JP16745396A JP16745396A JP3650220B2 JP 3650220 B2 JP3650220 B2 JP 3650220B2 JP 16745396 A JP16745396 A JP 16745396A JP 16745396 A JP16745396 A JP 16745396A JP 3650220 B2 JP3650220 B2 JP 3650220B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は外部から視できない探傷体内の損傷を検出するハンドレールの探傷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にエスカレーターなどのマンコンベアにおいては、乗客を乗せるステップと同期して同方向に移動するハンドレールを設け、走行中にこのハンドレールに捕まることによって乗客の転倒を防いでいる。このハンドレールは温度変化や長期間にわたる使用等により、ハンドレールを構成しているゴムが伸びて張力が無くなり、ステップと同期しなくなることが考えられ、これを防止するために、ハンドレールの内部にスチールコードを埋め込んでいるが、このスチールコードも長期間使用すると曲げなどによる金属疲労によって破断してしまう。
【0003】
そこで、スチールコードの損傷を検出するために特開平6−316394号公報に記載のように、ハンドレール内に埋め込んだスチールコードを走行方向に磁化する励磁手段と、この励磁手段により磁化されたスチールコードの損傷部から発生する漏洩磁束を検出する検出コイルとを有したハンドルチェッカーが提案されている。ハンドレール内のスチールコードを走行方向に磁化すると、スチールコードに損傷がある場合、その損傷部から漏洩磁束が発生し、この漏洩磁束を検出コイルで検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のハンドルチェッカーは、損傷の有無を精度良く検出できても、その損傷が早期にハンドレールの交換を必要とすべきものか、あるいは将来にハンドレールの交換が必要となる程度なのかを正確に検出することができなかった。
【0005】
本発明の目的とするところは、探傷体内の損傷を効率的に精度よく検出することができるハンドレールの探傷方法を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、内部にスチールコードを埋め込んだハンドレール内の損傷を検出するハンドレールの探傷方法において、上記ハンドレール内の傷をX線探傷以外で外部から行なう第一の探傷工程と、この第一の探傷工程により異常を検出した位置にマークする工程と、このマークした部分をX線探傷装置で探傷する第二の探傷工程とから成り、第二の探傷工程は、上記ハンドレールの上記マークした部分付近をハンドレールガイドから外し、これによって露出した上記ハンドレールガイドに上記X線探傷装置を支持させて、上記ハンドレール内を探傷することを特徴とする。
【0007】
本発明によるハンドレールの探傷方法は、上述のように高精度の探傷を行なえるX線探傷装置に先立って、先ず、X線探傷以外の第一の探傷工程を行ない、この第一の探傷工程により異常を検出した位置にマークし、このハンドレールのマークした位置付近をハンドレールガイドから外し、これによって露出したハンドレールガイドにX線探傷装置を支持させてハンドレール内を探傷するようにしたため、X線の照射時間を極力短くして効率的に精度良い検出を行なうことができる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の実施の形態を図面によって説明する。
【0009】
先ず、本発明の一実施の形態によるハンドレールの探傷方法に使用するハンドルチェッカー6と、X線探傷装置10について説明する。
【0010】
図2および図3はハンドルチェッカー6を示す正面断面図と側面断面図で、略E字形の検出体4は、その両開放端におけるハンドレール1との対向部に励磁手段である永久磁石5A,5Bを有しており、またその中央部に間隔Yをもって対向検出ピース4a,4bが設けられ、この対向検出ピース4a,4bには対向検出コイルKa,Kbがそれぞれ巻き付けられ、これらを逆直列に接続して出力端子a,bが取り出されている。
【0011】
今、ハンドルチェッカー6をハンドレール1の上に設置すると、永久磁石5A,5Bによる主磁束Φ0によってハンドレール1のスチールコード1Bは長手方向に励磁される。このとき、図2に示すようにハンドレール1の内部のスチールコード1Bは複数本並設されているので、図3に示すように並設されたスチールコード1Bの幅Xが均等に励磁される。このときスチールコード1Bが正常な状態であれば、漏洩磁束は発生せず対向検出ピース4a,4bによる検出はない。
一方、スチールコード1Bが破断等の損傷が生じていると、複数本のスチールコード1Bには主磁束Φ0によりその長手方向に磁気回路が形成され、断線等の損傷部分から漏洩磁束が発生するので、この漏洩磁束が検出体4の対向検出ピース4a,4bによって検出されることになる。出力端子a,bには、指示メータを接続して異常漏洩磁束の発生を表示させると共に、警報ブザーを接続して所定値以上の漏洩磁束の発生があった場合に警報ブザーを鳴らすようにしている。また、出力端子a,bに記録装置を接続し、図6に示すように破断したスチールコード1Bの検出結果を記録チャート紙8に記録しても良く、この場合の記録チャート紙8上の波形のピーク1Dは、スチールコード1Bの破断部分に対応している。スチールコード1Bは、断線を起こした場合やゴムと剥離した場合に幅方向に広がることもあるため、検出体4の対向検出ピース4a,4bをスチールコード1Bの幅寸法Xより大きくし、損傷検出の幅を広げて検出感度と検出精度の向上をはかると共に、走行方向に形成した対向検出ピース4a,4bの間隔Yを5ミリメートル以下とすることにより、上述した漏洩磁束を効率よく検出することができる。
【0012】
図8および図9は、X線探傷装置9を示す上部のみを破断した正面図および側面図である。
【0013】
X線探傷装置9は、X線管17やフライバックトランス18などから成るX線発生部を収納した下部本体11と、X線表示部14AやX線発光部14Bから成るX線受像部14を収納した上部本体10とから成り、両者はその背面の二箇所をヒンジ24で連結している。このヒンジ24に対応する前面には両者を釈放可能に連結する連結金具12が設けられている。また下部本体11の下部には、一対の係合部22A,22Bと、これを接離する方向に駆動する操作部21と、係合部22A,22Bの上方部に位置する可回転的なローラ19とから成る保持装置が構成されている。このX線探傷装置9の一側面には持ち運び時に使用する握り部25があり、反対側の側面には保管時に使用するゴム台26が複数取り付けられている。上部本体10の下端部の中央には、ハンドレールを挿入する開口部が形成され、その入口と出口には短冊状になされて追従性を与えた複数の遮蔽体16がそれぞれ配置されている。
【0014】
下部本体11内のX線発生部は図11に示した回路構成である。商用電源に接続された充電器40はバッテリー32に接続され、バッテリー32と直列に作動スイッチ41とリレーのコイル30とが接続され、コイル30が励磁されたとき閉じて自己保持する接点31は作動スイッチ41と並列に接続されている。減算カウンタより成るタイマ33は、設定器34により時間を設定することができ、このタイマ33には常閉接点33Sが内蔵されており、この常閉接点33Sはタイマ23のカウント終了時に瞬時に開放されて電源回路を遮断する。タイマ33のカウント値は、残時間表示器35に順次表示することも可能である。タイマ33を介してバッテリー32にはインバータスイッチング回路等より成る励振回路36、フライバックトランス18等より成る準高圧回路37、コンデンサを用いた倍電圧調整回路等より成る高圧発生回路38が直列に接続されている。X線管17の陰極側とバッテリー32間には、可変抵抗器39が接続されており、X線管17から照射されるX線17Xの立体角は約40度である。
【0015】
作動スイッチ41を投入するとコイル30が励磁されてその接点31が閉じて自己保持される。同時にタイマ33が動作し、設定された時間、例えば120〜180秒を残時間表示器35に残時間を表示する。この状態で、バッテリー32の電圧は、接点31,コイル30およびタイマ33の接点33Sを経て励振回路36に印加され、交流に変換されて300Vが準高圧回路37に入力され、準高圧回路37で昇圧されて高圧回路38で直流の高圧3万Vに変換され、この高圧がX線管17の陽極に印加されX線管17から20Kevの軟X線17Xが照射される。タイマ33の残時間が0になると、接点33Sが瞬間的に開放されてコイル30が消磁され自己保持状態が解かれて接点31は開放され、X線発生部への電圧印加が阻止されてX線17Xの放射が停止される。また、下部本体11内には電流遮断器19が設けられ、上部本体10が開かれたり連結金具12が解かれると電流遮断器19が作動して電源回路が直ちに遮断されるように構成されている。X線17Xが設定時間を超えても照射している場合は、図示しないX線探傷装置9の動作スイッチで電源を遮断したり、検出回路を設けてブザー32で知らせるようにすることもできる。
【0016】
図8に示した上部本体10内に構成されたX線受像部14は、X線管17側に位置した板ガラスと、その上に塗布されたX線表示膜から成るX線表示部14Aを有し、このX線表示部14Aは、ヨウ化セシウム(CsI),硫化亜鉛(ZnS)およびシアン化白金バリウム(Ba[Pt(CN)4]、またヨウ化セシウム(CaI),硫化亜鉛(ZnS)および四酸化タングステンカルシウム(CaWO4)から成り、これらの材料は板ガラスの反X線発生部側に各材料を準じ薄い層状として塗布し、または各材料の混合物として塗布されて構成されている。また、X線発光部14Bは光倍増管電圧3万Vが印加されて、鮮明な受像を得るようにしている。このX線受像部14の外周部はX線遮蔽筒13によって包囲され、また視する方向は鉛ガラス15によって遮蔽されている。従って、図11で説明したX線管17からのX線17Xは、X線受像部14のX線表示部14Aに到達し、X線表示膜を形成した材料が励起されてX線を効率的に蛍光発光エネルギーおよび熱エネルギーに変換して像を形成する。このためX線発生部とX線受像部14間に被検査体であるハンドレール1を配置すると、これを透過して像を写しだすことになり、埋め込まれたスチールコード1Bを詳細に観察することができる。
【0017】
次に、本発明の一実施の形態によるハンドレールの探傷方法を図1に示したフローチャートを用いて説明する。
【0018】
先ず、ステップS1は第一の探傷工程としてハンドレールチェッカー6を用いてハンドレール1内に埋め込んだスチールコード1Bの状態を検出する。マンコンベアのハンドレール1は、図4に示すように駆動プーリ2によって駆動されると共に、ステップ3に乗っている利用客が転倒しないようにステップ3と同期して同方向に移動しており、ハンドレール1は、断面図である図5に示すように軸方向に複数本のスチールコード1Bを埋め込んで構成されている。図4に示すようにハンドレールチェッカー6をマンコンベアのハンドレール1上に搭載して、マンコンベアの運転中にハンドレール1の探傷を行なう。スチールコード1Bに損傷がある場合は、ステップS2に示すように上述したハンドレールチェッカー6の原理によって漏洩磁束が検出されて表示やブザー等で異常箇所を知らせる。このとき、ステップS3に示すようにハンドレール1の異常対応箇所にテープ等でマークすると共に、ステップS4に示すようにハンドレール1の異常対応箇所におけるハンドレールチェッカー6の出力波形、例えば、図6に示した記録チャート紙8の波形を観察して、ピークが所定値を超えていて異常と判定した場合、ステップS5に進んで第二の探傷工程としてのX線探傷装置9による探傷を実施する。
【0019】
これは、ステップS5に基づいて行なうが、図7に示すように下部水平部のハンドレール1をハンドレールガイド45から外し、この露出したハンドレールガイド45にX線探傷装置9を設置する。詳細には、図10に示すように上部本体10と下部本体11間を結合していた連結金具12を釈放し、ヒンジ24を中心にして上部本体10を反時計方向に傾け、複数の短冊状の遮蔽体16を配置した上部本体10の開口部にハンドレール1が配置されるように上部本体10と下部本体11間にハンドレール1を挿入しながら、上部本体10を戻して連結金具12によって下部本体11と結合する。この作業と共に、ステップS6に示すように下部本体11の下部に構成した保持装置でX線探傷装置9をハンドレールガイド45に沿って走行可能に設置する。これは、図10に示したようにハンドレールガイド45の上にローラ19を位置させてX線探傷装置9を配置し、操作部21を操作しながら一対の係合部22A,22B間にハンドレールガイド45を挟み込んでX線探傷装置9を支持する。この挟み込みはローラ19を転動させながらX線探傷装置9をハンドレールガイド45に沿って走行させることができる程度であり、ステップS3でマークした位置のハンドレール1がX線探傷装置9内に位置するように位置を選定する。また、係合部22A,22Bによる挟み込みがX線探傷装置9の移動を阻止するなら、操作部21を操作して係合部22A,22B間を多少緩めてから、X線探傷装置9を移動させた後、再び操作部21を操作して一対の係合部22A,22B間にハンドレールガイド45を挟み込んでX線探傷装置9を支持しても良い。
【0020】
この状態で、ステップS7に示すようにX線探傷装置9の電源を入れ、X線探傷装置9の上部からX線受像部14を視しながらX線探傷装置9がハンドレール1のスチールコード1Bの損傷部に対応するように微調整する。位置関係が対応したなら、ステップS9に示すようにX線探傷装置9にVTRあるいはポラロイドカメラを取り付け、これでX線受像部14を撮影する。このときに、ハンドレールチェッカー6とは異なり、X線探傷装置9によってスチールコード1Bの損傷の程度は鮮明に分かるので、交換すべき状態か将来に交換すべきかを正確に判定することができる。しかも、事前にハンドレールチェッカー6によって損傷位置を把握しているので、X線探傷装置9の作動時間を短くすることができ極めて安全である。その後、ステップS10に示すようにX線探傷装置9の電源を切り、ステップS11に示すようにX線探傷装置9をハンドレールガイド45から取り外し、ステップS12に示すようにハンドレール1をハンドレールガイド45に取り付けて作業を終了する。
【0021】
上述したハンドレールの探傷方法は、ハンドレールチェッカー6により損傷位置を検出する第一の探傷工程と、この第一の探傷工程による検出があったときマークする工程と、このマークした位置の検出をX線探傷装置9によって行なう第二の探傷工程とからなるが、第一の探傷工程に用いるハンドレールチェッカー6は上述した方式のものに限らず、X線探傷装置9以外のものによって行なうことができる。
【0022】
図12は本発明の他の実施の形態によるX線探傷装置9を示している。先のX線探傷装置9は上部本体10と下部本体11を連結金具12やヒンジ24等で開閉可能に構成したが、上部本体10と下部本体11をコ字形にして一体に成し、両者間にハンドレール1の挿入部を形成し、短冊状にして追従性を与えたX線遮蔽体46でその周囲を必要に応じて遮蔽するようにしている。従って、ハンドレールガイド45上にX線探傷装置9を支持装置によって支持した後、挿入部の横方向からハンドレール1を挿入すればX線受像部14で探傷できる状態になり、先の実施の形態よりも作業性が良い。その他の上部本体10と下部本体11内の構成は、上述の実施の形態と同じであれから、同等物に同一符号を付けてここでの説明は省略する。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によるハンドレールの探傷方法は、第一の探傷工程としてX線探傷以外の方法で探傷体の損傷位置を検出し、この第一の探傷工程による検出があったときその位置をマークし、第二の探傷工程としてこのマークした位置付近をハンドレールガイドから外し、これによって露出したハンドレールガイドにX線探傷装置を支持させて、ハンドレール内を探傷するようにしたため、X線探傷装置による探傷を異常部のみに限定してその作動時間を極力少なくして、X線探傷装置による精度の良い効率的な検出を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるハンドレールの探傷方法を示すフローチャートである。
【図2】 図1に示した探傷方法の第一の探傷工程に使用するハンドルチェッカーの正面断面図である。
【図3】 図2に示したハンドルチェッカーの側面断面図である。
【図4】 図3に示したハンドルチェッカーの使用状態を示すマンコンベアの側面図である。
【図5】 図4に示したマンコンベアのハンドレールの断面図である。
【図6】 図3に示したハンドルチェッカーによる探傷結果を示す記録チャート紙の平面図である。
【図7】 図1に示した探傷方法の第二の探傷工程に使用するX線探傷装置の使用状態を示すマンコンベアの側面図である。
【図8】 図7に示したX線探傷装置の上部を断面した正面図である。
【図9】 図8に示したX線探傷装置の側面図である。
【図10】 図9に示したX線探傷装置の取り付け途中状態を示す側面図である。
【図11】 図8に示したX線探傷装置のX線発生部を示す回路図である。
【図12】 図1に示した探傷方法の第二の探傷工程に使用するX線探傷装置の他の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ハンドレール
1B スチールコード
6 ハンドルチェッカー
9 X線探傷装置
10 上部本体
11 下部本体
14 X線受像部
17 X線管
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to testing method of the handrail to detect damage to the flaw detection body that can not be eye view from the outside.
[0002]
[Prior art]
In general, a man conveyor such as an escalator is provided with a handrail that moves in the same direction in synchronization with a step of placing a passenger, and the passenger is prevented from falling by being caught by the handrail during traveling. In order to prevent this from happening, it is possible that the handrail will lose its tension due to temperature changes and long-term use. Steel cord is embedded in the steel cord, but if this steel cord is also used for a long time, it will break due to metal fatigue due to bending or the like.
[0003]
Therefore, as described in JP-A-6-316394, in order to detect damage to the steel cord, excitation means for magnetizing the steel cord embedded in the handrail in the traveling direction, and steel magnetized by this excitation means A handle checker having a detection coil for detecting leakage magnetic flux generated from a damaged portion of a cord has been proposed. When the steel cord in the handrail is magnetized in the traveling direction, if the steel cord is damaged, a leakage magnetic flux is generated from the damaged portion, and this leakage magnetic flux can be detected by the detection coil.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, even if the conventional handle checker can accurately detect the presence or absence of damage, whether the damage should require early replacement of the handrail or whether replacement of the handrail will be necessary in the future. It could not be detected accurately.
[0005]
An object of the present invention is to provide a handrail flaw detection method capable of efficiently and accurately detecting damage in a flaw detection body.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
For the present invention to achieve the above object, in the inspection method of the handrail to detect damage in the implanted handrail steel cords therein, the performed externally flaw in the handrail outside the X-ray flaw detection A first flaw detection step, a step of marking a position where an abnormality is detected by the first flaw detection step, and a second flaw detection step of flaw detection with the X-ray flaw detection device. Is characterized by removing the vicinity of the marked portion of the handrail from the handrail guide, and supporting the X-ray flaw detector by the exposed handrail guide to detect the inside of the handrail.
[0007]
In the handrail flaw detection method according to the present invention, first, a first flaw detection process other than the X-ray flaw detection is performed prior to the X-ray flaw detection apparatus capable of performing high-precision flaw detection as described above. Because the position where the abnormality was detected was marked by this, and the vicinity of the marked position of this handrail was removed from the handrail guide, and the X-ray flaw detector was supported by the exposed handrail guide so that the inside of the handrail was detected. , X-ray irradiation time can be shortened as much as possible, and efficient and accurate detection can be performed.
[0008]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0009]
First, a handle checker 6 and an X-ray flaw detector 10 used in a handrail flaw detection method according to an embodiment of the present invention will be described.
[0010]
FIGS. 2 and 3 are a front sectional view and a side sectional view showing the handle checker 6. The substantially E-shaped detection body 4 has permanent magnets 5A, which are excitation means, at the opposed portions to the handrail 1 at both open ends. The counter detection pieces 4a and 4b are provided with a space Y at the center thereof, and counter detection coils Ka and Kb are wound around the counter detection pieces 4a and 4b, respectively. Connected and output terminals a and b are taken out.
[0011]
Now, when the handle checker 6 is installed on the handrail 1, the steel cord 1B of the handrail 1 is excited in the longitudinal direction by the main magnetic flux Φ0 by the permanent magnets 5A and 5B. At this time, since a plurality of steel cords 1B inside the handrail 1 are arranged side by side as shown in FIG. 2, the width X of the steel cords 1B arranged side by side is evenly excited as shown in FIG. . At this time, if the steel cord 1B is in a normal state, no leakage magnetic flux is generated and no detection is made by the opposing detection pieces 4a and 4b.
On the other hand, if the steel cord 1B is damaged such as breakage, a magnetic circuit is formed in the longitudinal direction of the plurality of steel cords 1B by the main magnetic flux Φ0, and leakage magnetic flux is generated from the damaged portion such as disconnection. The leakage magnetic flux is detected by the opposing detection pieces 4a and 4b of the detection body 4. An output meter is connected to the output terminals a and b to display the occurrence of abnormal leakage magnetic flux, and an alarm buzzer is connected to sound an alarm buzzer when leakage flux exceeding a predetermined value occurs. Yes. Further, a recording device may be connected to the output terminals a and b, and the detection result of the broken steel cord 1B may be recorded on the recording chart paper 8 as shown in FIG. The peak 1D corresponds to the broken portion of the steel cord 1B. Since the steel cord 1B may spread in the width direction when it is broken or peeled off from the rubber, the opposing detection pieces 4a and 4b of the detection body 4 are made larger than the width dimension X of the steel cord 1B to detect damage. In order to improve the detection sensitivity and the detection accuracy by widening the width, the distance Y between the opposing detection pieces 4a and 4b formed in the traveling direction is set to 5 millimeters or less so that the above-described leakage magnetic flux can be detected efficiently. it can.
[0012]
8 and 9 are a front view and a side view in which only the upper part showing the X-ray flaw detector 9 is cut away.
[0013]
The X-ray flaw detector 9 includes a lower main body 11 that houses an X-ray generation unit including an X-ray tube 17 and a flyback transformer 18, and an X-ray image receiving unit 14 including an X-ray display unit 14A and an X-ray emission unit 14B. The upper body 10 is housed, and the two are connected to each other at two locations on the back by hinges 24. On the front surface corresponding to the hinge 24, there is provided a connecting fitting 12 that connects the two in a releasable manner. Further, at the lower part of the lower body 11, a pair of engaging portions 22A and 22B, an operation portion 21 that drives the engaging portions 22A and 22B, and a rotatable roller positioned above the engaging portions 22A and 22B. 19 is configured. One side surface of the X-ray flaw detector 9 has a grip portion 25 used for carrying, and a plurality of rubber bases 26 used for storage are attached to the opposite side surface. An opening for inserting the handrail is formed at the center of the lower end of the upper main body 10, and a plurality of shields 16 that are formed in a strip shape and have followability are disposed at the entrance and the exit, respectively.
[0014]
The X-ray generator in the lower body 11 has the circuit configuration shown in FIG. The charger 40 connected to the commercial power source is connected to the battery 32, the operation switch 41 and the relay coil 30 are connected in series with the battery 32, and the contact 31 that is closed and self-holds when the coil 30 is excited is operated. The switch 41 is connected in parallel. A timer 33 composed of a subtraction counter can set the time by a setting device 34. This timer 33 has a normally closed contact 33S built therein, and this normally closed contact 33S is instantly opened when the timer 23 finishes counting. To shut off the power circuit. The count value of the timer 33 can be sequentially displayed on the remaining time display 35. An excitation circuit 36 composed of an inverter switching circuit or the like, a semi-high voltage circuit 37 composed of a flyback transformer 18 and the like, and a high voltage generation circuit 38 composed of a voltage doubler adjustment circuit using a capacitor are connected in series to the battery 32 via a timer 33. Has been. A variable resistor 39 is connected between the cathode side of the X-ray tube 17 and the battery 32, and the solid angle of the X-ray 17X irradiated from the X-ray tube 17 is about 40 degrees.
[0015]
When the operation switch 41 is turned on, the coil 30 is excited and its contact 31 is closed and self-held. At the same time, the timer 33 operates to display the remaining time on the remaining time display 35 for a set time, for example, 120 to 180 seconds. In this state, the voltage of the battery 32 is applied to the excitation circuit 36 via the contact 31, the coil 30 and the contact 33 S of the timer 33, converted to alternating current, and 300 V is input to the semi-high voltage circuit 37. The voltage is boosted and converted to a DC high voltage of 30,000 V by the high voltage circuit 38, and this high voltage is applied to the anode of the X-ray tube 17, and 20 Kev soft X-rays 17 X are emitted from the X-ray tube 17. When the remaining time of the timer 33 becomes 0, the contact 33S is instantaneously opened, the coil 30 is demagnetized, the self-holding state is released, the contact 31 is opened, and voltage application to the X-ray generation unit is blocked and X The radiation of the line 17X is stopped. Further, a current breaker 19 is provided in the lower main body 11, and is configured such that when the upper main body 10 is opened or the coupling fitting 12 is released, the current breaker 19 is activated and the power supply circuit is immediately cut off. Yes. When the X-ray 17X is irradiated even after the set time has elapsed, the power can be shut off by an operation switch of the X-ray flaw detector 9 (not shown), or a detection circuit can be provided to notify the buzzer 32.
[0016]
The X-ray image receiving unit 14 configured in the upper main body 10 shown in FIG. 8 has an X-ray display unit 14A composed of a plate glass positioned on the X-ray tube 17 side and an X-ray display film applied thereon. The X-ray display unit 14A includes cesium iodide (CsI), zinc sulfide (ZnS) and platinum barium cyanide (Ba [Pt (CN) 4 ], cesium iodide (CaI), zinc sulfide (ZnS). and consists tetroxide tungsten calcium (CaWO 4), these materials are formed is coated as a mixture of thin applied as a layer, or each material according to the material in the counter X-ray generator side of the glass sheet. the The X-ray light emitting section 14B is applied with a photomultiplier tube voltage of 30,000 V so as to obtain a clear image, and the outer peripheral portion of the X-ray image receiving section 14 is surrounded by the X-ray shielding cylinder 13 and the eyes. Direction The X-ray 17X from the X-ray tube 17 described with reference to Fig. 11 reaches the X-ray display unit 14A of the X-ray image receiving unit 14 and forms an X-ray display film. The X-rays are efficiently converted into fluorescence emission energy and thermal energy to form an image, and therefore, when the handrail 1 as an object to be inspected is arranged between the X-ray generation unit and the X-ray image receiving unit 14. Through this, an image is taken out and the embedded steel cord 1B can be observed in detail.
[0017]
Next, a handrail flaw detection method according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
[0018]
First, step S1 detects the state of the steel cord 1B embedded in the handrail 1 using the handrail checker 6 as a first flaw detection process. The handrail 1 of the man conveyor is driven by the drive pulley 2 as shown in FIG. 4 and is moving in the same direction in synchronization with Step 3 so that the passenger riding on Step 3 does not fall down. As shown in FIG. 5 which is a cross-sectional view, the handrail 1 is configured by embedding a plurality of steel cords 1B in the axial direction. As shown in FIG. 4, the handrail checker 6 is mounted on the handrail 1 of the man conveyor, and the handrail 1 is inspected during the operation of the man conveyor. When the steel cord 1B is damaged, as shown in step S2, the leakage magnetic flux is detected according to the principle of the handrail checker 6 described above, and an abnormal location is notified by a display or a buzzer. At this time, as shown in step S3, an abnormality corresponding portion of the handrail 1 is marked with a tape or the like, and an output waveform of the handrail checker 6 in the abnormality corresponding portion of the handrail 1 as shown in step S4, for example, FIG. When the waveform of the recording chart paper 8 shown in FIG. 5 is observed and it is determined that the peak exceeds a predetermined value and is abnormal, the process proceeds to step S5 and flaw detection is performed by the X-ray flaw detector 9 as a second flaw detection process. .
[0019]
This is performed based on step S5. As shown in FIG. 7, the handrail 1 in the lower horizontal portion is removed from the handrail guide 45, and the X-ray flaw detector 9 is installed on the exposed handrail guide 45. Specifically, as shown in FIG. 10, the connecting metal fitting 12 that connects the upper main body 10 and the lower main body 11 is released, and the upper main body 10 is tilted counterclockwise around the hinge 24 to form a plurality of strips. While the handrail 1 is inserted between the upper main body 10 and the lower main body 11 so that the handrail 1 is disposed in the opening of the upper main body 10 in which the shielding body 16 is disposed, the upper main body 10 is returned by the connecting bracket 12. Combined with the lower body 11. Along with this work, as shown in step S6, the X-ray flaw detector 9 is installed so as to be able to travel along the handrail guide 45 by the holding device configured at the lower part of the lower main body 11. As shown in FIG. 10, the X-ray flaw detector 9 is arranged with the roller 19 positioned on the handrail guide 45, and the hand between the pair of engaging portions 22 </ b> A and 22 </ b> B is operated while operating the operating portion 21. The X-ray flaw detector 9 is supported with the rail guide 45 interposed therebetween. This pinching is such that the X-ray flaw detector 9 can travel along the handrail guide 45 while rolling the roller 19, and the handrail 1 at the position marked in step S <b> 3 enters the X-ray flaw detector 9. Select the position so that it is located. Further, if the pinching by the engaging portions 22A and 22B prevents the movement of the X-ray flaw detector 9, the operation portion 21 is operated to slightly loosen the space between the engaging portions 22A and 22B, and then the X-ray flaw detector 9 is moved. After that, the X-ray flaw detector 9 may be supported by operating the operating portion 21 again and sandwiching the handrail guide 45 between the pair of engaging portions 22A and 22B.
[0020]
In this state, power of the X-ray inspection apparatus 9, as shown in step S7, the steel cord of the X-ray flaw detector 9 while the eye view of the X-ray image receiving portion 14 from the top of the X-ray inspection device 9 handrail 1 Make fine adjustments to accommodate the 1B damage. If the positional relationship corresponds, a VTR or polaroid camera is attached to the X-ray flaw detector 9 as shown in step S9, and the X-ray image receiving unit 14 is imaged with this. At this time, unlike the handrail checker 6, the degree of damage to the steel cord 1B can be clearly seen by the X-ray flaw detector 9, so that it is possible to accurately determine whether the steel cord 1B should be replaced or in the future. Moreover, since the damage position is grasped by the handrail checker 6 in advance, the operation time of the X-ray flaw detector 9 can be shortened and it is extremely safe. Thereafter, the X-ray flaw detector 9 is turned off as shown in step S10, the X-ray flaw detector 9 is removed from the handrail guide 45 as shown in step S11, and the handrail 1 is moved to the handrail guide as shown in step S12. Attach to 45 to finish the work.
[0021]
The handrail flaw detection method described above includes a first flaw detection step of detecting a damage position by the handrail checker 6, a step of marking when there is a detection by the first flaw detection step, and detection of the marked position. Although the second flaw detection process is performed by the X-ray flaw detection apparatus 9, the handrail checker 6 used in the first flaw detection process is not limited to the above-described method, and may be performed by a means other than the X-ray flaw detection apparatus 9. it can.
[0022]
FIG. 12 shows an X-ray flaw detector 9 according to another embodiment of the present invention. The previous X-ray flaw detector 9 is configured so that the upper body 10 and the lower body 11 can be opened and closed by the connecting bracket 12 and the hinge 24, etc., but the upper body 10 and the lower body 11 are integrally formed in a U shape, An insertion portion of the handrail 1 is formed in a rectangular shape, and the periphery thereof is shielded as necessary by an X-ray shield 46 which is formed in a strip shape to give followability. Therefore, after the X-ray flaw detector 9 is supported on the handrail guide 45 by the support device, if the handrail 1 is inserted from the lateral direction of the insertion portion, the X-ray image receiving portion 14 can be inspected. Workability is better than form. Since other configurations in the upper main body 10 and the lower main body 11 are the same as those in the above-described embodiment, the same reference numerals are given to equivalent parts, and description thereof is omitted here.
[0023]
【The invention's effect】
As described above, the handrail flaw detection method according to the present invention detects the damage position of the flaw detection body by a method other than the X-ray flaw detection as the first flaw detection process, and when there is a detection by this first flaw detection process, Since the position is marked, and the vicinity of the marked position is removed from the handrail guide as a second flaw detection process , the X-ray flaw detector is supported by the exposed handrail guide, and the inside of the handrail is detected, By limiting the flaw detection by the X-ray flaw detector only to the abnormal part and reducing the operation time as much as possible, it is possible to perform highly accurate and efficient detection by the X-ray flaw detector.
[Brief description of the drawings]
1 is a flowchart showing a testing method of the by Ruha Ndoreru to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front sectional view of a handle checker used in a first flaw detection process of the flaw detection method shown in FIG.
3 is a side sectional view of the handle checker shown in FIG. 2. FIG.
4 is a side view of a man conveyor showing a use state of the handle checker shown in FIG. 3. FIG.
5 is a sectional view of a handrail of the man conveyor shown in FIG. 4;
6 is a plan view of a recording chart sheet showing a flaw detection result by the handle checker shown in FIG. 3. FIG.
7 is a side view of a man conveyor showing a use state of an X-ray flaw detector used in a second flaw detection step of the flaw detection method shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 8 is a front view showing a cross section of the upper part of the X-ray flaw detector shown in FIG.
9 is a side view of the X-ray flaw detector shown in FIG.
10 is a side view showing a state in the middle of attachment of the X-ray flaw detector shown in FIG.
11 is a circuit diagram showing an X-ray generator of the X-ray flaw detector shown in FIG.
12 is a perspective view showing another embodiment of an X-ray flaw detector used in the second flaw detection step of the flaw detection method shown in FIG. 1. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Handrail 1B Steel cord 6 Handle checker 9 X-ray flaw detector 10 Upper body 11 Lower body 14 X-ray receiving part 17 X-ray tube

Claims (1)

内部にスチールコードを埋め込んだハンドレール内の損傷を検出するハンドレールの探傷方法において、上記ハンドレール内の傷をX線探傷以外で外部から行なう第一の探傷工程と、この第一の探傷工程により異常を検出した位置にマークする工程と、このマークした部分をX線探傷装置で探傷する第二の探傷工程とから成り、第二の探傷工程は、上記ハンドレールの上記マークした部分付近をハンドレールガイドから外し、これによって露出した上記ハンドレールガイドに上記X線探傷装置を支持させて、上記ハンドレール内を探傷することを特徴とするハンドレールの探傷方法。In testing method of the handrail to detect damage in the implanted handrail steel cords therein, a first inspection step of performing an externally flaw in the handrail outside the X-ray flaw detection, the first flaw detection It consists of a step of marking a position where an abnormality is detected by the step and a second flaw detection step of flaw detection with the X-ray flaw detector, and the second flaw detection step is near the marked portion of the handrail. A method for flaw detection of a handrail, wherein the X-ray flaw detector is supported by the handrail guide exposed by the above, and the inside of the handrail is flawed.
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