JP3650078B2

JP3650078B2 - Carpet making

Info

Publication number: JP3650078B2
Application number: JP2002098850A
Authority: JP
Inventors: 正久難波江
Original assignee: 正久難波江
Priority date: 2002-04-01
Filing date: 2002-04-01
Publication date: 2005-05-18
Anticipated expiration: 2022-04-01
Also published as: JP2003293254A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水流パンチ不織布をセカンダリバッキングとするカーペットの製法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
カーペットとして、基布にパイルをタフトし、その裏面にラテックスコンパウンドを塗布、乾燥してバッキングを形成したものが知られている。ここで、ラテックスコンパウンドは、タフト後の基布の裏面に塗布、乾燥されてバッキングを構成する。そして、基布として粗目のものを用い、パイル目付け量を小さくして折畳み易くしたものは、簡易型カーペットとして、またはヒーター部とカーペット部とからなる分離型ホットカーペットのカーペット部として使用されている。
【０００３】
上記のバッキングは、表面が粗硬で、外観が劣り、床を傷つけ、かつ脆化により剥落するため、最近では、上記バッキング（以下、プライマリバッキングという）の上に合成繊維からなるニードリング不織布を貼り付けてセカンダリバッキングとすることが行われている。しかし、このニードリング不織布のセカンダリバッキングは、毛羽立ちが多く、かつ厚みムラが大きく、目付け量が小さくなると部分的にプライマリバッキングが透けて見えるため外観の改善効果が不十分であり、かつプライマリバッキングの脆化による剥落を防ぐことができなかった。
【０００４】
そこで、ニードリング不織布に代え、外観が良好で、厚みムラの少ない水流パンチ不織布、すなわち短繊維ウエブを高圧水流でパンチングして得られた不織布を使用することが試みられたが、前記の簡易型カーペットや分離型ホットカーペットでは、一般の市販品で幅が約1.6 ｍから2.1 ｍまで５cm刻みで多種類存在し、その製造に際しては、生産性を向上するため、常法にしたがい４ｍ幅のタフティング機で製造し、プライマリバッキングを施し、セカンダリバッキングを貼付けた後、中心線で切断して二分し、しかるのち仕上げる方法を採用していた。したがって、水流パンチ不織布としては、幅が約3.2 〜4.2 ｍの範囲で、10cm刻みの多種類を必要とした。
【０００５】
しかし、上記の水流パンチ不織布を製造するための水流パンチ機は、国内の市販品として１〜３ｍ幅のものが一般的で、３ｍ幅が最大であるため、上記の３ｍを超える幅のカーペットに対しては市場の要求に応えることができなかった。そして、特別に4.2 ｍ幅の水流パンチ機を用意した場合は、その全幅を使用する機会が少ないため、効率的でなかった。また、納期を短くするため、あらかじめ4.2 ｍ幅の不織布を製造し、要求にしたがって３ｍを超える範囲の狭い幅にスリットするのは、技術的に困難であると共に、残りが無駄になって不経済であり、また３ｍを超える範囲で幅の異なる多種類の水流パンチ不織布をあらかじめ製造しておくことは、在庫が多くなるという問題があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記簡易カーペット等（分離型ホットカーペットのカーペット部を含む）のセカンダリバッキングとして使用される水流パンチ不織布のように、市場で要求される幅が多種類に及ぶ場合に、例えば３ｍ幅の水流パンチ機で製造される水流パンチ不織布を原料に用いて３ｍを超える任意幅の水流パンチ不織布を、幅接ぎすることなく、また３ｍよりも広い幅の水流パンチ機を用いることなく、迅速かつ容易に製造し、得られた広幅の水流パンチ不織布をセカンダリバッキングとする幅の異なる多種類の簡易カーペット等を経済的に製造する方法を提供するものであり、もって上記の簡易カーペット等の製造のために、３ｍよりも広幅の水流パンチ機を不要にし、該水流パンチ機を使用頻度が少ないにもかかわらず準備するという無駄を排除するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るカーペットの製法は、基布にパイルをタフトし、裏面にラテックスコンパウンドを塗布してプライマリバッキングを形成し、更に不織布を貼り付けてセカンダリバッキングを形成するカーペットの製法において、上記の不織布として、短繊維ウエブを高圧水流でパンチングして得られ、上記カーペットの幅よりも狭い幅の水流パンチ不織布をテンターで上記カーペットの幅に拡幅してなる拡幅不織布を用いることを特徴とする。
【０００８】
水流パンチ不織布は、短繊維ウエブを走行させながら、横に密接して並ぶ多数のノズルから高圧水を噴射して短繊維ウエブの構成繊維を互いに絡ませることによって製造される。したがって、未加工の上記不織布の表面には、短繊維の絡み合いによる細い縦筋がノズルの配列密度50〜 150個／cmに対応して多数本形成され、この縦筋の存在によって長手方向の引張りに強くなり、しかもニードルパンチ不織布に比べて繊維の損傷が少なく、毛羽伏せが良好になり、美しい外観が得られる一方、幅方向に伸び易くなり、テンターによる大幅な拡幅が可能になる。
【０００９】
用いるテンターは、ピンテンターまたはクリップテンターのいずれでもよい。そして、実験によれば、1.5 倍の拡幅が可能であるため、水流パンチ機の働き幅が２ｍの場合は、これで製造された水流パンチ不織布をテンターで拡幅して幅２ｍから３ｍまで任意の幅に加工し、例えば５cm刻みで幅の異なる合計21種類の水流パンチ不織布を製造することができ、また上記働き幅が３ｍの場合は、これで製造された水流パンチ不織布をテンターで拡幅して幅３ｍから4.5 ｍまで任意の幅に加工し、例えば５cm刻みで合計31種類の水流パンチ不織布を製造することができる。しかも、働き幅が３ｍの水流パンチ機は、幅が３ｍ未満の水流パンチ不織布も製造できるので、幅が1.8 〜4.2 ｍの簡易カーペットの総てに対して働き幅３ｍの水流パンチ機１台で対応することが可能になる。
【００１０】
水流パンチ機で製造された直後の未加工の水流パンチ不織布は、いったん乾燥してロール状に巻いて保存し、必要に応じてテンターに供給してもよく、また水流パンチ機から排出された不織布を乾燥して直ちにテンターに供給することもできる。そして、この供給に際しては、上記水流パンチ後の乾燥のみで未加工の水流パンチ不織布をテンターにオーバーフィードすることにより、水流パンチ不織布を長手方向に収縮させながら上記の拡幅を行うことができ、この場合は、拡幅が一層容易になり、略 2.0倍に近い拡幅が可能になる。しかも、上記のオーバーフィードは、前記の拡幅に伴う目付け量の低下を抑制することができる。
【００１１】
用いる短繊維は、編織用繊維であれば任意であるが、強度および取扱い易さの点から合成繊維、特にポリエチレンテレフタレート等のポリエステル繊維が好ましい。そして、その繊度は、１〜15ｄ、特に１〜５ｄが好ましく、１ｄ未満では加工中および使用中に繊維切れが発生し易く、反対に15ｄを超えると、繊維が絡み難くなって不織布としての強度が低下する。また、繊維長は、20〜 100mmが好ましく、20mm未満でも、また 100mm超でもカードの通過性が低下する。
【００１２】
上記のように、水流パンチ不織布をテンターで拡幅して得られた広幅不織布は、上記拡幅前の未加工の水流パンチ不織布と同様に、おむつ、ナプキン等の衛生材料、衣服の芯地、中入れ綿等の衣服用、マスク、ガーゼ、包帯、パップ基材等のメディカル用、タオル、おしぼり、アイロンマット、パフ等の生活関連資材、ワイパー、ルーフィング等の産業用資材として使用することができるが、特に前記簡易カーペット等のセカンダリバッキングとして使用するのが好適である。
【００１３】
この場合、セカンダリバッキング付きのカーペットは、基布にパイルをタフトし、裏面にラテックスコンパウンドを塗布してプライマリバッキングを形成し、更に不織布を貼り付けてセカンダリバッキングを形成するカーペットの製法において、上記の不織布として、上記のように水流パンチ不織布をテンターで拡幅して得られた広幅不織布を用いることによって製造される。
【００１４】
得られたカーペットは、水流パンチ不織布を拡幅して得られた広幅不織布をセカンダリバッキングとしているので、外観が美しく、また水流パンチ不織布の幅接ぎが不要である。しかも、風合いがソフトであるから、カーペットが敷かれる床面を傷つけたり、騒音を発生したりすることがなく、また折畳み可能な簡易カーペットや分離型ホットカーペットのカーペット部用として好適である。なお、上記広幅不織布の貼り付けは、ＳＢＲその他のゴムを主成分とするゴム系接着剤その他の接着剤を用いて行うことができる。
【００１５】
上記のセカンダリバッキングは、水流パンチ不織布で形成され、その構成繊維が水流で交絡されて毛羽伏せが行われているが、上記水流パンチ不織布を拡幅する前または後でケミカルバインダーを塗布または噴霧、乾燥することにより、毛羽伏せを一層良好にすることができる。ケミカルバインダーとしては、アクリル系、ゴム系、酢酸ビニル系などが例示される。塗布量は、１〜２０％、特に３〜１０％が好ましく、１％未満では効果が不十分であり、２０％を超えると、風合いが硬くなり、特に拡幅前に塗布等をした際、拡幅が不可能になる。
【００１６】
また、上記の毛羽伏せは、水流パンチ不織布を構成する短繊維ウエブにあらかじめ熱融着性繊維を混合しておき、この水流パンチ不織布の乾燥時、または前記拡幅後の熱セット時、またはプライマリバッキング層に重ねた後の加熱圧着時等に熱融着性繊維を溶融して行うこともできる。この熱融着性繊維の混合、溶融による毛羽伏せは、塗布工程を要しない点で有利である。
【００１７】
上記の熱融着性繊維は、繊維全体が比較的低融点の熱可塑性合成樹脂からなる繊維でもよく、また比較的高融点の合成繊維と比較的低融点の合成繊維との複合繊維でもよい。そして、この複合繊維にあっては、バイメタル型の複合繊維でもよく、比較的高融点の合成繊維、例えばポリエチレンテレフタレートを芯成分とし、その周囲を比較的低融点の合成樹脂、例えば変性ポリエステルからなる鞘成分で被覆した芯鞘型複合繊維であってもよく、後者の芯鞘型複合繊維は、鞘成分が溶融しても芯成分が繊維状態を保持すること、および複合繊維の外面全体が低融点樹脂で構成され、この外面全体が融着性を有する点で特に好ましい。
【００１８】
上記の熱融着性繊維を用いる場合、短繊維ウエブの構成は、通常の編織用合成繊維（例えばポリエチレンテレフタレートの短繊維）に対し、熱融着性繊維（例えば、ポリエチレンテレフタレートを高融点の芯成分とし、変性ポリエステルを低融点の鞘成分とする芯鞘型複合繊維）を５〜70％の重量比で混合したものが好ましい。この混合比が５％未満では、毛羽伏せが不十分となり、反対に70％を超えると、風合いが粗硬となる。
【００１９】
また、上記の拡幅で得られた広幅不織布の目付け量は、20〜 100ｇ／m²、特に 30〜80ｇ／m²が好ましく、使用目的に応じて適当に設定される。そして、拡幅される前の水流パンチ不織布の目付け量は、上記広幅不織布の目付け量と拡幅倍率とに応じて適当に設定される。
【００２０】
【発明の実施の形態】
実施形態１
幅が3.6 〜4.2 ｍ、目付け量が 400〜 700ｇ／m²で、プライマリバッキングのみを備えた簡易カーペット（原料カーペット）を用意する一方、ポリエチレンテレフタレートからなる通常の編織用短繊維（繊度：１〜15ｄ、繊維長：20〜 100mm）を用い、目付け量20〜 100ｇ／m²、幅 100〜 310cmの短繊維ウエブを作り、これを働き幅1.1 〜3.3 ｍの水流パンチ機に供給し、水流パンチ不織布（幅：１〜３ｍ、目付け量20〜 100ｇ／m²）を製造し、乾燥する。
【００２１】
得られた未加工の水流パンチ不織布をテンターにオーバーフィード比１〜10％で供給し、走行させながら、その幅を1.1 〜2.0 倍に拡幅し、上記の簡易カーペットと等しい幅の広幅不織布を製造し、これを熱風乾燥機（温度：100 〜 150℃）に供給して上記の広幅不織布に熱セットを施してロール状に巻取る。
【００２２】
次いで、前記の原料カーペットを、そのパイル面が上になるように水平に走行させながら、その下面すなわちプライマリバッキング面にゴム系接着剤を塗布し、その塗布面に上記広幅不織布の巻取りロールから引出された広幅不織布を圧着し、上記の接着剤を乾燥してセカンダリバッキング付き簡易カーペット（製品カーペット）とする。
【００２３】
実施形態２
上記の実施形態１において、ポリエチレンテレフタレートからなる編織用短繊維以外にポリエステル系芯鞘型複合繊維の熱融着性繊維（芯成分：ポリエチレンテレフタレート、鞘成分：融点が約110 ℃の変性ポリエステル、繊度：１〜15ｄ、繊維長：20〜 100mm）を用意し、上記の編織用短繊維に熱融着性繊維を５〜70％の重量比で混合し、目付け量20〜 100ｇ／m²、幅 100〜 310cmの短繊維ウエブを作り、以下実施形態１と同様にして水流パンチ不織布（幅：１〜３ｍ、目付け量20〜80ｇ／m²）を製造する。
【００２４】
得られた水流パンチ不織布を実施形態１と同様に拡幅し、しかるのち熱セットしてロール状に巻取る。そして、前記の原料カーペットを、そのパイル面が上になるように水平に走行させながら、その下面すなわちプライマリバッキング面にゴム系接着剤を塗布し、その塗布面に上記広幅不織布の巻取りロールから引出された広幅不織布を圧着し、上記の接着剤を乾燥して貼付け、同時に熱融着性繊維の鞘成分を溶融させて毛羽伏せを行い、セカンダリバッキングを形成する。
【００２５】
【実施例】
ポリエチレンテレフタレートからなる通常の編織用短繊維（繊度1.5 ｄ、繊維長51mm）、および上記のポリエチレンテレフタレートを芯成分とし、変性ポリエステル（融点約 110℃）を鞘成分とする芯鞘型複合繊維の熱融着性繊維（合計繊度2.0 ｄ、繊維長51mm）を用意した。上記の編織用短繊維および熱融着性繊維を80／20の重量比で混合してカードウエブを作り、このカードウエブを積層して幅が3.1 ｍ、目付け量が76ｇ／m²の短繊維ウエブとし、これを３ｍ幅の水流パンチ機に供給し、幅３ｍ、目付け量75ｇ／m²の水流パンチ不織布を製造し、これを温度130 ℃の熱風で乾燥してロールに巻取った。
【００２６】
上記のロールから水流パンチ不織布を引出しながら編物用ピンテンターに供給し、種々の倍率で拡幅し、ロール状に巻取った。そのときの倍率、オーバーフィード比、得られた広幅不織布の目付け量および性状を下記の表１に示す。なお、性状は、広幅不織布の厚薄ムラを目視で３段階に判定し、良好を○、劣るを△、不可を×とした。
【００２７】
【表１】

【００２８】
上記試料番号１〜６の広幅不織布を、その巻取ロールから引出しながら、その幅に対応するプライマリバッキング付きの折畳み可能な簡易カーペットの裏面にロールで圧接させ、温度 140℃の熱風雰囲気下を走行させて上記広幅不織布をゴム系接着剤で貼り付け、セカンダリバッキングを形成した。得られたセカンダリバッキング付き簡易カーペットは、いずれもセカンダリバッキングの表面が美しく、風合いがソフトであり、かつ折畳み可能であった。
【００２９】
【発明の効果】
上記のとおり、この発明によれば、市場要求よりも狭い幅の水流パンチ不織布を原料に用い、これを幅接ぎすることなく加工し、これよりも幅が広く、かつ幅の異なる多種類の水流パンチ不織布を市場の要求にしたがって適宜に、かつ安価に提供することができる。したがって、簡易カーペット等のセカンダリバッキング用水流パンチ不織布として、あらかじめ３ｍ幅のものを用意した場合は、この３ｍ幅の水流パンチ不織布を、要求に応じて３〜4.2 ｍの範囲の任意の幅に加工して顧客の要求に応ずることができ、３〜4.2 ｍの範囲で幅の異なる多種類の水流パンチ不織布をあらかじめ用意しておく必要がなく、在庫を大幅に減らすことができ、しかも納期を短縮することができ、また4.2 ｍ幅の不経済な水流パンチ機を用意する必要がない。すなわち、水流パンチ不織布をセカンダリバッキングとし、その表面が美しく、風合いがソフトであって、幅接ぎのないカーペットを、その幅の広狭に関係なく容易に、かつ安価に製造することができる。
【００３０】
特に請求項２に係る発明によれば、拡幅が一層容易になり、請求項３に係る発明によれば、得られた広幅不織布を簡易カーペットや分離型ホットカーペットのカーペット部のセカンダリバッキングとして貼り付ける際に熱融着用短繊維が溶融して毛羽伏せが行われ、外観が一層良好になる。 [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to carpet production method of the water flow punched nonwoven fabric and Se Kang Dali backing.
[0002]
[Prior art]
A carpet is known in which a pile is tufted on a base fabric, a latex compound is applied to the back surface thereof, and dried to form a backing. Here, the latex compound is applied to the back surface of the tufted base fabric and dried to form a backing. A coarse fabric is used as the base fabric, and the pile weight is reduced to make it easy to fold. The fabric is used as a simple carpet or as a carpet section of a separate hot carpet composed of a heater section and a carpet section. .
[0003]
Since the above-mentioned backing has a rough surface, poor appearance, scratches the floor, and peels off due to embrittlement, a needling nonwoven fabric made of synthetic fibers has recently been used on the backing (hereinafter referred to as the primary backing). Pasting to make a secondary backing. However, the secondary backing of this needling nonwoven fabric has a lot of fluff, large thickness unevenness, and when the weight per unit area is small, the primary backing is partially transparent, so the effect of improving the appearance is insufficient, and the primary backing The peeling due to embrittlement could not be prevented.
[0004]
Therefore, in place of the needling nonwoven fabric, an attempt was made to use a water-punched nonwoven fabric with good appearance and little thickness unevenness, that is, a nonwoven fabric obtained by punching a short fiber web with a high-pressure water stream. There are many types of carpets and separation-type hot carpets, which are general commercial products, with a width of about 1.6 m to 2.1 m in 5 cm increments. In order to improve productivity, the toughness of 4 m is tough. It was manufactured with a cutting machine, applied with a primary backing, affixed with a secondary backing, then cut at the center line and divided in half, and then finished. Therefore, many types of water punch nonwoven fabrics with a width of about 3.2 to 4.2 m and a 10 cm increment were required.
[0005]
However, the water punch machine for producing the water punch nonwoven fabric is generally 1 to 3 m wide as a commercially available product in Japan, and 3 m wide is the maximum, so the carpet having a width exceeding 3 m is used. On the other hand, it was unable to meet market demands. And when a 4.2m wide water punch was prepared, it was not efficient because there were few opportunities to use the full width. In addition, it is technically difficult to manufacture a non-woven fabric with a width of 4.2 m in advance and slit it into a narrow width exceeding 3 m according to requirements, and the rest is wasted and uneconomical. In addition, it has been a problem that the stock of many types of water flow punched nonwoven fabrics having different widths in a range exceeding 3 m is increased in advance.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
This invention is, for example, a 3 m width when there are a wide variety of widths required in the market, such as a water flow punched nonwoven fabric used as a secondary backing for the above-mentioned simple carpet (including the carpet portion of the separation type hot carpet). Using a water punch non-woven fabric produced by a water punch punch of the above, the water punch non-woven fabric having an arbitrary width exceeding 3 m can be quickly and without using a water punch punch having a width wider than 3 m. easily manufactures, there is provided a resulting method to economically produce different variety of simple or carpet width of the water stream punched nonwoven fabric and secondary backing of wide width, it has been the simple carpets of the For manufacturing, there is no need to make a water punch machine wider than 3 m, and to prepare the water punch machine despite its low frequency of use. It is intended to eliminate.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
Preparation engagement Luke Petto to the present invention, tufted pile textile substrate, the latex compound the primary backing formed by applying the rear surface, in the preparation process of the carpet further forming a secondary backing adhered to the nonwoven fabric, the as nonwoven fabric, a short fiber web obtained by punching in a high pressure water jet, the Rukoto with widening nonwoven fabric formed by widening the width of the carpet water flow punched nonwoven fabric of width smaller than the width of the carpet in a tenter Features.
[0008]
A water-flow punched nonwoven fabric is manufactured by injecting high-pressure water from a large number of nozzles arranged in close contact with each other while running the short fiber web so that the constituent fibers of the short fiber web are entangled with each other. Therefore, on the surface of the above-mentioned non-woven fabric, a large number of thin vertical bars due to the entanglement of short fibers are formed corresponding to the arrangement density of nozzles of 50 to 150 / cm. In addition, the fiber is less damaged than the needle punched nonwoven fabric, the fluff is improved, and a beautiful appearance can be obtained. On the other hand, it can be easily stretched in the width direction and can be greatly widened by a tenter.
[0009]
The tenter used may be either a pin tenter or a clip tenter. And, according to the experiment, it is possible to widen by 1.5 times. Therefore, when the working width of the water punch machine is 2 m, the water punch nonwoven fabric produced in this way is widened with a tenter and any width from 2 m to 3 m can be obtained. For example, a total of 21 types of water punch nonwoven fabrics with different widths in 5 cm increments can be produced. If the working width is 3 m, the water punch nonwoven fabric produced in this way is widened with a tenter. For example, a total of 31 types of water-punched non-woven fabrics can be manufactured in 5 cm increments by processing to any width from 3 m to 4.5 m. Moreover, since the water punch machine with a working width of 3 m can also produce water punch nonwoven fabrics with a width of less than 3 m, it can be used for all simple carpets with a width of 1.8 to 4.2 m with a single water punch machine with a width of 3 m. It becomes possible to respond.
[0010]
Immediately after being manufactured with a water punch machine, the raw water punch nonwoven fabric is once dried, wound into a roll and stored, and may be supplied to a tenter as needed, or the nonwoven fabric discharged from the water punch machine Can be dried and immediately supplied to the tenter. And in this supply, the above widening can be performed while shrinking the water punch nonwoven fabric in the longitudinal direction by overfeeding the raw water punch nonwoven fabric to the tenter only by drying after the water punch, In this case, widening becomes easier, and widening close to about 2.0 times is possible. In addition, the overfeed can suppress a decrease in the amount of basis weight accompanying the widening.
[0011]
The short fibers to be used are arbitrary as long as they are fibers for knitting, but synthetic fibers, particularly polyester fibers such as polyethylene terephthalate, are preferable from the viewpoint of strength and ease of handling. The fineness is preferably 1 to 15d, particularly preferably 1 to 5d. If the fineness is less than 1d, fiber breakage is likely to occur during processing and use. Decreases. Further, the fiber length is preferably 20 to 100 mm, and even if the fiber length is less than 20 mm or more than 100 mm, the passability of the card is lowered.
[0012]
As described above, the wide nonwoven fabric obtained by widening the water punch nonwoven fabric with a tenter is similar to the unprocessed water punch nonwoven fabric before widening, sanitary materials such as diapers and napkins, clothes interlining, and filling. It can be used for clothes such as cotton, masks, gauze, bandages, medical materials such as wrapping base materials, life-related materials such as towels, towels, iron mats, puffs, and industrial materials such as wipers and roofings. In particular, it is suitable to use as a secondary backing for the simple carpet or the like.
[0013]
In this case, in the carpet manufacturing method in which the carpet with a secondary backing tufts a pile on a base fabric, applies a latex compound on the back surface to form a primary backing, and further attaches a nonwoven fabric to form a secondary backing. As a nonwoven fabric, it manufactures by using the wide nonwoven fabric obtained by expanding a water-flow punch nonwoven fabric with a tenter as mentioned above.
[0014]
Since the obtained carpet uses the wide nonwoven fabric obtained by widening the water punch nonwoven fabric as the secondary backing, the appearance is beautiful and the width punch nonwoven fabric does not need to be joined. In addition, since the texture is soft, the floor surface on which the carpet is laid is not damaged or no noise is generated, and it is suitable for a foldable simple carpet or a carpet part of a separation type hot carpet. The wide nonwoven fabric can be attached using a rubber-based adhesive or other adhesive mainly composed of SBR or other rubber.
[0015]
The secondary backing is formed of a water-flow punched nonwoven fabric, and its constituent fibers are entangled in a water flow and fluffed, but a chemical binder is applied or sprayed or dried before or after the water-flow punched nonwoven fabric is widened. By doing so, fluff binding can be further improved. Examples of the chemical binder include acrylic, rubber and vinyl acetate. The coating amount is preferably 1 to 20%, particularly preferably 3 to 10%. If the amount is less than 1%, the effect is insufficient, and if it exceeds 20%, the texture becomes hard, particularly when coating or the like is performed before widening. Becomes impossible.
[0016]
In addition, the above-described fluff binding is performed by mixing heat-fusible fibers in advance with a short fiber web constituting the water punch nonwoven fabric, and drying the water punch nonwoven fabric, or during heat setting after the widening, or the primary backing. It is also possible to carry out by melting the heat-fusible fiber at the time of thermocompression bonding after being stacked on the layer. The fluffing by mixing and melting of the heat-fusible fiber is advantageous in that it does not require a coating process.
[0017]
The heat-fusible fiber may be a fiber composed of a thermoplastic synthetic resin having a relatively low melting point as a whole, or a composite fiber of a synthetic fiber having a relatively high melting point and a synthetic fiber having a relatively low melting point. The composite fiber may be a bimetal type composite fiber, which is composed of a synthetic fiber having a relatively high melting point, for example, polyethylene terephthalate, and a synthetic resin having a relatively low melting point, for example, modified polyester. A core-sheath type composite fiber coated with a sheath component may be used, and the latter core-sheath type composite fiber maintains the fiber state even when the sheath component melts, and the entire outer surface of the composite fiber is low. It is particularly preferable in that it is made of a melting point resin and the entire outer surface has a fusion property.
[0018]
When the above heat-fusible fiber is used, the short fiber web is composed of a heat-fusible fiber (for example, polyethylene terephthalate having a high melting point core) compared to a normal synthetic fiber (for example, polyethylene terephthalate short fiber). It is preferable to use a mixture of core-sheath composite fiber (which has a modified polyester as a sheath component having a low melting point) at a weight ratio of 5 to 70%. When the mixing ratio is less than 5%, fluffing is insufficient, and when it exceeds 70%, the texture becomes coarse.
[0019]
Further, weight per unit area of the wide nonwoven fabric obtained in the above widening,. 20 to 100 g / m ^2, preferably in particular 30 to 80 g / m ^2, are appropriately set depending on the intended use. And the fabric weight of the water punch nonwoven fabric before widening is suitably set according to the fabric weight and widening magnification of the said wide nonwoven fabric.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiment 1
While preparing a simple carpet (raw material carpet) having a width of 3.6 to 4.2 m and a basis weight of 400 to 700 g / m ² and having only a primary backing, ordinary short fibers for weaving made of polyethylene terephthalate (fineness: 1 to 1) 15d, fiber length: 20 to 100 mm), a short fiber web with a basis weight of 20 to 100 g / m ² and a width of 100 to 310 cm is made and supplied to a water punch machine with a width of 1.1 to 3.3 m. A nonwoven fabric (width: 1 to 3 m, basis weight 20 to 100 g / m ² ) is produced and dried.
[0021]
Supply the obtained unprocessed water-punched non-woven fabric to the tenter at an overfeed ratio of 1 to 10% and widen the width by 1.1 to 2.0 while running, producing a wide non-woven fabric with the same width as the above-mentioned simple carpet Then, this is supplied to a hot air dryer (temperature: 100 to 150 ° C.), heat-set on the above-mentioned wide nonwoven fabric, and wound into a roll.
[0022]
Next, a rubber adhesive is applied to the lower surface, that is, the primary backing surface while the raw carpet is running horizontally so that the pile surface is on the surface, and the wide nonwoven fabric winding roll is applied to the application surface. The drawn wide nonwoven fabric is pressure-bonded and the above adhesive is dried to obtain a simple carpet (product carpet) with a secondary backing.
[0023]
Embodiment 2
In the first embodiment, in addition to the short woven fabric fibers made of polyethylene terephthalate, a heat-fusible fiber of a polyester-based sheath-core composite fiber (core component: polyethylene terephthalate, sheath component: modified polyester having a melting point of about 110 ° C., fineness : 1 to 15 d, fiber length: 20 to 100 mm), heat-fusible fibers are mixed with the above-mentioned short fibers for weaving in a weight ratio of 5 to 70%, and the basis weight is 20 to 100 g / m ² , width. A short fiber web having a length of 100 to 310 cm is prepared, and a water-punched non-woven fabric (width: 1 to 3 m, basis weight 20 to 80 g / m ² ) is manufactured in the same manner as in the first embodiment.
[0024]
The obtained water flow punched nonwoven fabric is widened in the same manner as in Embodiment 1, and then heat set and wound into a roll. And while making the said raw material carpet run horizontally so that the pile surface may turn up, the rubber adhesive is applied to the lower surface, that is, the primary backing surface, and from the winding roll of the wide nonwoven fabric to the coated surface The drawn wide nonwoven fabric is pressure-bonded, and the adhesive is dried and pasted. At the same time, the sheath component of the heat-fusible fiber is melted and fluffed to form a secondary backing.
[0025]
【Example】
The heat of core-sheath type composite fiber made of polyethylene terephthalate, which is a normal woven short fiber (fineness 1.5d, fiber length 51mm), and the above-mentioned polyethylene terephthalate as a core component and modified polyester (melting point about 110 ° C) as a sheath component. A fusible fiber (total fineness 2.0 d, fiber length 51 mm) was prepared. The above-mentioned short fibers for weaving and heat-fusible fibers are mixed at a weight ratio of 80/20 to make a card web, and this card web is laminated to make a short fiber having a width of 3.1 m and a basis weight of 76 g / m ² . This was made into a web and supplied to a 3 m wide water punch machine to produce a water punch nonwoven fabric with a width of 3 m and a basis weight of 75 g / m ² , which was dried with hot air at a temperature of 130 ° C. and wound on a roll.
[0026]
While pulling out the water-flow punched nonwoven fabric from the roll, it was supplied to a knitting pin tenter, widened at various magnifications, and wound into a roll. Table 1 below shows the magnification, overfeed ratio, basis weight and properties of the resulting wide nonwoven fabric. In addition, as for the property, the thickness unevenness of the wide nonwoven fabric was visually determined in three stages, and “Good” was evaluated as “Good”, “Inferior” as “△”, and “No” as “Not good”.
[0027]
[Table 1]

[0028]
While pulling out the wide nonwoven fabric of Sample Nos. 1 to 6 from its take-up roll, it is pressed against the back of a foldable simple carpet with a primary backing corresponding to its width by a roll and runs in a hot air atmosphere at a temperature of 140 ° C. The wide nonwoven fabric was stuck with a rubber adhesive to form a secondary backing. Each of the obtained simple carpets with a secondary backing had a beautiful secondary backing surface, a soft texture, and was foldable.
[0029]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a water flow punched nonwoven fabric having a narrower width than the market requirement is used as a raw material, and this is processed without touching the width, and a wide variety of water flows having a wider width and different widths. Punched nonwoven fabric can be provided appropriately and inexpensively according to market demands. Therefore, when a 3m wide water punch nonwoven fabric for secondary backing such as a simple carpet is prepared in advance, this 3m wide water punch nonwoven fabric is processed into an arbitrary width in the range of 3 to 4.2 m as required. It is possible to meet customer requirements and there is no need to prepare various types of water punch nonwoven fabrics with different widths in the range of 3 to 4.2 m in advance, which can greatly reduce inventory and shorten delivery time There is no need to prepare a 4.2m wide, economical water punching machine. That is, it is possible to easily and inexpensively manufacture a carpet that has a water-punched non-woven fabric as a secondary backing, has a beautiful surface, has a soft texture, and has no width contact regardless of the width.
[0030]
In particular, according to the invention according to claim 2, the widening is further facilitated, and according to the invention according to claim 3, the obtained wide nonwoven fabric is pasted as a secondary backing of a carpet portion of a simple carpet or a separation type hot carpet. At that time, the short fiber for heat fusion melts and fluffing is performed, and the appearance is further improved .

Claims

In a carpet manufacturing method in which a pile is tufted on a base fabric, a latex compound is applied to the back surface to form a primary backing, and then a nonwoven fabric is pasted to form a secondary backing. obtained by punching, preparation of the carpet, characterized in Rukoto with widening nonwoven fabric formed by widening the width of the carpet water flow punched nonwoven fabric of width smaller than the width of the carpet in a tenter.

The method for producing a carpet according to claim 1, wherein the water punched nonwoven fabric is widened under overfeeding of the nonwoven fabric.

Ri Do from short fibers and thermally wear short fibers for the short fiber web is woven usual knitting, the heat-fusible heat set time or widening nonwoven after widening of the water flow punched nonwoven fabric during thermocompression bonding after overlapping the primary backing layer The method for producing a carpet according to claim 1 or 2, wherein the fluff is formed by melting the fiber .