JP3648503B2 - 切断工具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、刃先が形成されたブレードを着脱自在に保持する切断工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の切断工具は、シート状の被切断材を切断する切断工具として普及しており、例えば、特開平6−126698号公報に開示された切断工具が知られている。
【0003】
このような従来の切断工具200は、図13に示すように、刃先213が形成されたブレード210と、ブレード210を着脱自在に保持する台金220と、ブレード210を台金220に固定する皿ネジ230とを備えている。
【0004】
台金220は、ブレード210が配置される段部221を有している。台金220の段部221は、台金220の一端223に沿って設けられている。
【0005】
ブレード210は、台金220の段底面221aに当接する一面210aと、一面210aの背面に位置する他面210bと、一面210aとの間に鈍角を形成するとともに他面210bとの間に鋭角を形成する端面210cとを有している。ブレード210の他面210bおよび端面210cは、ブレード210の刃先213を形成している。
【0006】
皿ネジ230は、ブレード210の貫通孔217を通って台金220の段部221に螺合することにより、ブレード210を台金220に固定するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の切断工具においては、皿ネジが台金の段部に螺合しているため、台金に固定されたブレードの位置を変更することができないという問題があった。このように構成された切断工具においては、ブレードの刃先が摩耗した場合に、ブレードの刃先が台金の一端から突出するようにブレードを移動させることができず、台金に固定されたブレードの刃先だけを研磨することができないという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、このような問題を解決するため、台金に固定されたブレードの位置を変更することができる切断工具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の切断工具は、刃先が形成された第1の端部と前記第1の端部に対して平行に設けられた第2の端部とを有し、前記刃先に対して直交する方向に延在する案内溝が前記第1の端部と前記第2の端部との間に形成された刃部材と、前記刃部材の前記案内溝に対向する第1の面と前記第1の面の背面に位置する第2の面とを有し、前記第1の面および前記第2の面を貫通する保持孔が形成された保持部材と、前記刃部材の前記案内溝に挿入された回動部材と前記保持部材の前記第2の面側から前記保持部材の前記保持孔を通って前記回動部材に螺合する螺合部材とを有し、前記回動部材が前記螺合部材の螺合動作に連動することにより前記刃部材の前記案内溝を形成する溝壁に係合する第1の位置と前記刃部材の前記溝壁から離隔する第2の位置とに回動する固定具とを備え、前記固定具は、前記回動部材が前記第1の位置に回動することにより前記刃部材を前記保持部材に固定するとともに、前記回動部材が前記第2の位置に回動することにより前記刃部材を前記保持部材から解放するように設けられ、前記刃部材は、前記保持部材から解放された状態で前記刃部材の前記案内溝の延在方向に移動可能になることを特徴とするものである。
【0010】
この構成により、本発明の切断工具は、刃部材が刃部材の案内溝の延在方向に移動可能になるので、保持部材に固定された刃部材の位置を変更することができ、保持部材に固定された刃部材の刃先だけを研磨することができる。したがって、刃先が摩耗した刃部材を再研磨して用いることができ、切断工具の運用コストを低減することができる。
【0011】
また、本発明の切断工具は、前記刃部材の前記案内溝は、前記保持部材の前記第1の面に向かって幅が小さくなるテーパ状に形成されたことを特徴とするものである。
【0012】
この構成により、本発明の切断工具は、回動部材を刃部材の溝壁に確実に係合させることができ、刃部材を保持部材に確実に取り付けることができる。
【0013】
また、本発明の切断工具は、前記刃部材の前記案内溝は、前記刃部材の前記第1の端部および前記第2の端部で開口するように設けられたことを特徴とするものである。
【0014】
この構成により、本発明の切断工具は、回動部材を刃部材の第1の端部側および第2の端部側から刃部材の案内溝に挿入することができ、刃部材を保持部材に容易に取り付けることができる。
【0015】
また、本発明の切断工具は、前記保持部材の前記保持孔は、前記刃部材の前記案内溝の延在方向に設けられた長孔からなることを特徴とするものである。
【0016】
この構成により、本発明の切断工具は、保持部材に対する刃部材の位置を容易に調整することができる。
【0017】
また、本発明の切断工具は、前記回動部材は、前記保持部材の前記第1の面に向かって幅が小さくなるテーパ状に形成されたことを特徴とするものである。
【0018】
この構成により、本発明の切断工具は、回動部材を刃部材の溝壁に確実に係合させることができ、刃部材を保持部材に確実に取り付けることができる。
【0019】
また、本発明の切断工具は、前記回動部材は、前記刃部材の前記溝壁に係合する第1の外周部と、前記第1の外周部よりも幅が小さい第2の外周部とを有することを特徴とするものである。
【0020】
この構成により、本発明の切断工具は、回動部材の第1の外周部を刃部材の溝壁に確実に係合させることができ、刃部材を保持部材に確実に取り付けることができる。
【0021】
また、本発明の切断工具は、前記回動部材の前記第2の外周部は、前記刃部材の前記案内溝よりも幅が小さくなるように設けられたことを特徴とするものである。
【0022】
この構成により、本発明の切断工具は、回動部材を刃部材の一面側から刃部材の案内溝に挿入することができ、刃部材を保持部材に容易に取り付けることができる。
【0023】
また、本発明の切断工具は、前記保持部材の前記第1の面側から前記保持部材に螺合し、前記刃部材を前記保持部材に固定する補助固定具を備えたことを特徴とするものである。
【0024】
この構成により、本発明の切断工具は、保持部材の第1の面側および第2の面側から刃部材を固定することができ、刃部材を保持部材に確実に取り付けることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0026】
まず、本発明の一実施の形態に係る切断工具の構成について説明する。
【0027】
図1から図12において、切断工具100は、研磨加工によって刃先が形成された刃部材としてのブレード110と、ブレード110を着脱自在に保持する保持部材としての台金120と、ブレード110を台金120に固定する複数の固定具130とを備えている。切断工具100は、裁断機などの切断装置に取り付けられ、枚葉紙などのシート状の被切断材を切断するようになっている。
【0028】
ブレード110は、刃先113が形成された第1の端部111と、第1の端部111に対して平行に設けられた第2の端部112とを有している。ブレード110の第1の端部111と第2の端部112との間には、ブレード110の刃先113に対して直交する方向に延在する複数の案内溝114が形成されている。ブレード110の案内溝114は、ブレード110の刃先113に沿って等間隔に設けられている。ブレード110は、具体的には、刃幅が460mmであり、一般に長尺刃と呼ばれるものである。ブレード110は、タングステンカーバイド−コバルト系(WC-Co系)合金などの超硬合金、高速度鋼、セラミックス等によって形成されている。
【0029】
台金120は、ブレード110が配置される段部121と、段部121の背方に位置する複数の溝部122とを有している。台金120の段部121および溝部122は、台金120の一端123に沿って設けられている。台金120の段部121は、ブレード110の案内溝114に対向する第1の面としての段底面121aと、段底面121aに対して垂直に設けられた段側面121bとを有している。台金120の溝部122は、台金120の段底面121aの背面に位置する第2の面としての溝底面122aと、溝底面122aに対して垂直に設けられた溝側面122bとを有している。台金120は、冷間ダイス鋼などの工具鋼によって形成されている。
【0030】
台金120には、台金120の段底面121aおよび溝底面122aを貫通する複数の保持孔124が形成されている。台金120の保持孔124は、ブレード110の案内溝114の延在方向に設けられた長孔からなり、台金120の一端123で開口している。台金120の保持孔124は、台金120の一端123に対して直交する方向に延在するとともに、台金120の一端123に沿って等間隔に設けられている。台金120には、切断工具100が切断装置に取り付けられるときにボルトが挿入される複数のネジ孔125が形成されている。
【0031】
ブレード110は、案内溝114が開口する一面110aと、一面110aの背面に位置する他面110bと、一面110aとの間に鈍角を形成するとともに他面110bとの間に鋭角を形成する端面110cとを有している。ブレード110の他面110bおよび端面110cは、ブレード110の刃先113を形成している。台金120の一端123には、ブレード110の端面110cに対して略平行な傾斜面123aが設けられている。ブレード110は、ブレード110の刃先113が台金120の一端123から所定量だけ突出するように台金120の段部121に配置されている。
【0032】
ブレード110は、ブレード110の案内溝114を形成する溝壁115を有している。ブレード110の溝壁115は、台金120の段底面121aに対向する底面115aと、底面115aの一端に接続され底面115aとの間に鋭角を形成する側面115bと、底面115aの他端に接続され底面115aとの間に鋭角を形成する側面115cとを有している。
【0033】
ブレード110の案内溝114は、台金120の段底面121aに向かって幅が小さくなるテーパ状に形成され、ブレード110の第1の端部111および第2の端部112で開口している。なお、本実施の形態において、ブレード110の案内溝114の幅とは、ブレード110の溝壁115の側面115b、115c間の距離を示している。
【0034】
固定具130は、ブレード110の案内溝114に挿入された回動部材としての回動駒131と、台金120の溝底面122a側から台金120の保持孔124を通って回動駒131に螺合する螺合部材としてのボルト132と、台金120とボルト132との間に介在する平座金133とを有している。回動駒131は、略菱形であり、回動駒131の中央部には、ボルト132が回動駒131に螺合するときにボルト132のネジ部134が挿入されるネジ孔135が形成されている。
【0035】
回動駒131は、ボルト132の螺合動作、即ち、ボルト132の回動動作に連動することにより、ブレード110の溝壁115に係合する第1の位置(図11参照)とブレード110の溝壁115から離隔する第2の位置(図12参照)とに回動するようになっている。
【0036】
回動駒131は、台金120の段底面121aに向かって幅が小さくなるテーパ状に形成されている。回動駒131は、ブレード110の溝壁115に係合する第1の外周部136と、第1の外周部136よりも幅が小さい第2の外周部137とを有している。回動駒131の第2の外周部137は、ブレード110の案内溝114よりも幅が小さくなるように設けられている。なお、本実施の形態において、回動駒131の幅とは、回動駒131の回動軸に対して垂直な方向の寸法を示している。
【0037】
固定具130は、図11に示すように、ボルト132が固定方向101に回動し、回動駒131が第1の位置に回動し、回動駒131の第1の外周部136がブレード110の溝壁115に係合することにより、ブレード110を台金120に固定するようになっている。
【0038】
固定具130は、図12に示すように、ボルト132が解放方向102に回動し、回動駒131が第2の位置に回動し、回動駒131の第1の外周部136がブレード110の溝壁115から離隔することにより、ブレード110を台金120から解放するようになっている。ブレード110は、台金120から解放された状態でブレード110の案内溝114の延在方向103に移動可能になる。
【0039】
また、切断工具100は、台金120の段部121に配置される固定板141と固定板141に形成された複数の貫通孔143を通って台金120の段底面121a側から台金120の段部121に螺合する複数の皿ネジ142とを有する補助固定具140を備えている。固定板141の一端には、ブレード110の第2の端部112に設けられた被係合部116に係合する係合部145が設けられている。
【0040】
補助固定具140は、皿ネジ142が台金120の段部121に螺合し、固定板141の係合部145がブレード110の被係合部116に係合することにより、ブレード110を台金120に固定するようになっている。
【0041】
台金120の段部121には、皿ネジ142が台金120の段部121に螺合するときに皿ネジ142のネジ部146が挿入される複数のネジ孔127が形成されている。台金120のネジ孔127は、台金120の一端123に沿って等間隔に設けられている。また、台金120の段部121には、台金120のネジ孔127と台金120の一端123との間に位置する複数のネジ孔128、129が形成されている。台金120のネジ孔127、128、129は、台金120の保持孔124の延在方向103に対して平行な直線上に等間隔に設けられている。
【0042】
次に、本実施の形態に係る切断工具の作業工程について説明する。
【0043】
ブレード110を台金120に取り付ける際には、まず、ブレード110、台金120、回動駒131、ボルト132、固定板141および皿ネジ142が分離された状態の切断工具100を準備する。次に、ブレード110の刃先113が台金120の一端123から所定量だけ突出するように、ブレード110を台金120の段部121に配置する。
【0044】
次に、回動駒131をブレード110の案内溝114に挿入し、ボルト132を回動駒131に螺合させる。このとき、図11に示すように、ボルト132を固定方向101に回動させることにより、回動駒131を第1の位置に回動させ、回動駒131の第1の外周部136をブレード110の溝壁115に係合させる。
【0045】
次に、固定板141の係合部145がブレード110の被係合部116に係合するように、固定板141を台金120の段部121に配置する。このとき、固定板141の貫通孔143を台金120のネジ孔127に一致させる。そして、皿ネジ142のネジ部146を台金120のネジ孔127に挿入し、皿ネジ142を台金120の段部121に螺合させて、作業工程を終了する。
【0046】
また、ブレード110を台金120から取り外す際には、まず、ブレード110が台金120に取り付けられた状態の切断工具100を準備する。次に、皿ネジ142および固定板141を台金120の段部121から取り外す。次に、図12に示すように、ボルト132を解放方向102に回動させることにより、回動駒131を第2の位置に回動させ、回動駒131の第1の外周部136をブレード110の溝壁115から離隔させる。そして、ブレード110を台金120の段部121から取り外して、作業工程を終了する。
【0047】
また、ブレード110を研磨する際には、まず、ブレード110が台金120に取り付けられた状態の切断工具100を準備する。次に、皿ネジ142および固定板141を台金120の段部121から取り外す。次に、図12に示すように、ボルト132を解放方向102に回動させることにより、回動駒131を第2の位置に回動させ、回動駒131の第1の外周部136をブレード110の溝壁115から離隔させる。
【0048】
次に、ブレード110の刃先113が台金120の一端123から所定量だけ突出するように、ブレード110をブレード110の案内溝114の延在方向103に移動させる。次に、図11に示すように、ボルト132を固定方向101に回動させることにより、回動駒131を第1の位置に回動させ、回動駒131の第1の外周部136をブレード110の溝壁115に係合させる。
【0049】
次に、固定板141の係合部145がブレード110の被係合部116に係合するように、固定板141を台金120の段部121に配置する。このとき、固定板141の貫通孔143を台金120のネジ孔128に一致させる。次に、皿ネジ142のネジ部146を台金120のネジ孔128に挿入し、皿ネジ142を台金120の段部121に螺合させて、ブレード110を台金120に取り付ける。そして、ブレード110の端面110cを所定量だけ研磨し、ブレード110の第1の端部111に新しい刃先113を形成して、作業工程を終了する。
【0050】
以上説明したように、本実施の形態においては、ブレード110が台金120から解放された状態でブレード110の案内溝114の延在方向103に移動可能になるので、台金120に固定されたブレード110の位置を変更することができ、台金120に固定されたブレード110の刃先113だけを研磨することができる。したがって、刃先113が摩耗したブレード110を再研磨して用いることができ、切断工具100の運用コストを低減することができる。
【0051】
また、本実施の形態においては、ブレード110の案内溝114が台金120の段底面121aに向かって幅が小さくなるテーパ状に形成されているので、回動駒131をブレード110の溝壁115に確実に係合させることができ、ブレード110を台金120に確実に取り付けることができる。
【0052】
また、本実施の形態においては、ブレード110の案内溝114がブレード110の第1の端部111および第2の端部112で開口しているので、回動駒131をブレード110の第1の端部111側および第2の端部112側からブレード110の案内溝114に挿入することができ、ブレード110を台金120に容易に取り付けることができる。
【0053】
また、本実施の形態においては、台金120の保持孔124がブレード110の案内溝114の延在方向103に設けられた長孔からなるので、台金120に対するブレード110の位置を容易に調整することができる。
【0054】
また、本実施の形態においては、回動駒131が台金120の段底面121aに向かって幅が小さくなるテーパ状に形成されているので、回動駒131をブレード110の溝壁115に確実に係合させることができ、ブレード110を台金120に確実に取り付けることができる。
【0055】
また、本実施の形態においては、回動駒131がブレード110の溝壁115に係合する第1の外周部136と第1の外周部136よりも幅が小さい第2の外周部137とを有しているので、回動駒131の第1の外周部136をブレード110の溝壁115に確実に係合させることができ、ブレード110を台金120に確実に取り付けることができる。
【0056】
また、本実施の形態においては、回動駒131の第2の外周部137がブレード110の案内溝114よりも幅が小さくなるように設けられているので、回動駒131をブレード110の一面110a側からブレード110の案内溝114に挿入することができ、ブレード110を台金120に容易に取り付けることができる。
【0057】
また、本実施の形態においては、固定具130および補助固定具140を備えているので、台金120の段底面121a側および溝底面122a側からブレード110を固定することができ、ブレード110を台金120に確実に取り付けることができる。
【0058】
なお、本実施の形態において、ブレード110の刃幅は、460mmであったが、この数値は一例であり、一般に長尺刃と呼ばれる350mmから5300mm程度のものであればよく、被切断材の寸法に応じて任意に構成することができる。
【0059】
また、本実施の形態において、回動駒131は、略菱形であったが、ブレード110の溝壁115に係合するものであればよく、正方形、長方形、楕円形などに構成してもよい。
【0060】
また、本実施の形態において、回動駒131の第1の外周部136は、回動駒131の回動軸を中心にして2箇所に設けられていたが、ブレード110の溝壁115に係合するものであればよく、回動駒131の回動軸を中心にして少なくとも1箇所に設けられていればよい。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、台金に固定されたブレードの位置を変更することができる切断工具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る切断工具の正面図
【図2】図1に示された切断工具の背面図
【図3】図1に示された切断工具の部分正面図
【図4】図3に示された切断装置のA−A矢視断面図
【図5】図3に示された切断装置のB−B矢視断面図
【図6】図3に示された切断装置のC−C矢視断面図
【図7】図6に示された切断装置のブレードの断面図
【図8】図6に示された切断装置の台金の断面図
【図9】図6に示された切断装置の固定具の断面図
【図10】図9に示された切断装置の固定具の平面図
【図11】図1に示された切断工具のブレードおよび固定具の部分正面図
【図12】図1に示された切断工具のブレードおよび固定具の部分正面図
【図13】従来の切断工具の部分断面図
【符号の説明】
100 切断工具
110 ブレード(刃部材)
111 第1の端部
112 第2の端部
113 刃先
114 案内溝
115 溝壁
120 台金(保持部材)
121a 段底面(第1の面)
122a 溝底面(第2の面)
124 保持孔
130 固定具
131 回動駒(回動部材)
132 ボルト(螺合部材)
136 第1の外周部
137 第2の外周部
140 補助固定具

Claims (8)

  1. 刃先が形成された第1の端部と前記第1の端部に対して平行に設けられた第2の端部とを有し、前記刃先に対して直交する方向に延在する案内溝が前記第1の端部と前記第2の端部との間に形成された刃部材と、
    前記刃部材の前記案内溝に対向する第1の面と前記第1の面の背面に位置する第2の面とを有し、前記第1の面および前記第2の面を貫通する保持孔が形成された保持部材と、
    前記刃部材の前記案内溝に挿入された回動部材と前記保持部材の前記第2の面側から前記保持部材の前記保持孔を通って前記回動部材に螺合する螺合部材とを有し、前記回動部材が前記螺合部材の螺合動作に連動することにより前記刃部材の前記案内溝を形成する溝壁に係合する第1の位置と前記刃部材の前記溝壁から離隔する第2の位置とに回動する固定具とを備え、
    前記固定具は、前記回動部材が前記第1の位置に回動することにより前記刃部材を前記保持部材に固定するとともに、前記回動部材が前記第2の位置に回動することにより前記刃部材を前記保持部材から解放するように設けられ、
    前記刃部材は、前記保持部材から解放された状態で前記刃部材の前記案内溝の延在方向に移動可能になることを特徴とする切断工具。
  2. 前記刃部材の前記案内溝は、前記保持部材の前記第1の面に向かって幅が小さくなるテーパ状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の切断工具。
  3. 前記刃部材の前記案内溝は、前記刃部材の前記第1の端部および前記第2の端部で開口するように設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の切断工具。
  4. 前記保持部材の前記保持孔は、前記刃部材の前記案内溝の延在方向に設けられた長孔からなることを特徴とする請求項1から請求項3までの何れかに記載の切断工具。
  5. 前記回動部材は、前記保持部材の前記第1の面に向かって幅が小さくなるテーパ状に形成されたことを特徴とする請求項1から請求項4までの何れかに記載の切断工具。
  6. 前記回動部材は、前記刃部材の前記溝壁に係合する第1の外周部と、前記第1の外周部よりも幅が小さい第2の外周部とを有することを特徴とする請求項1から請求項5までの何れかに記載の切断工具。
  7. 前記回動部材の前記第2の外周部は、前記刃部材の前記案内溝よりも幅が小さくなるように設けられたことを特徴とする請求項6に記載の切断工具。
  8. 前記保持部材の前記第1の面側から前記保持部材に螺合し、前記刃部材を前記保持部材に固定する補助固定具を備えたことを特徴とする請求項1から請求項7までの何れかに記載の切断工具。
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