JP3647926B2 - タンク付水滴ワイパー - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ガラス戸や窓等に付着した水滴を集めるためのタンク付水滴ワイパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
概して、従来の水滴ワイパーは、図4に示すように、ワイパー本体101と掻き集めた水滴を集めるための貯水用の握柄102とが、側面視の形状がほぼ直線をなすように形成されているため、ガラス戸等の中程から下方の対象ガラス面に付着した水滴を除去する場合、使用者がわざわざしゃがんで作業をしなければならず、作業効率の低下が懸念される。しかも、上記ガラス戸等の床面近くの対象ガラス面における水滴を除去する際に上記握柄102の下端と床面とが接触してしまうため、水滴除去の操作がやや困難になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の技術的課題は、操作性を低下させることなく、ガラス戸や窓等の上方の対象ガラス面ばかりでなく、床面に近い場所の水滴除去にも適用することができるようにしたタンク付水滴ワイパーを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の水滴ワイパーは、水滴を掻き集めるためのゴムヘラを底面先端縁に有する略ちりとり型のワイパー本体と、該ワイパー本体の基端部に取り付けられ、ワイパー本体で掻き集めた水滴を溜めるための貯水タンクを兼ねる握柄と、該握柄からの水の逆流を防止するための隔壁とを備えた水滴ワイパーにおいて、上記握柄の先端に、握柄本体側の基端と上記ワイパー本体に連なる先端との間を略くの字形をなすべく角度を持たせて折曲した折曲部を設け、該折曲部の先端に、上記ワイパー本体の基端部に設けられた導水管を該先端の軸周りに回転自在に支承させると共に、該先端から上記ワイパー本体に至る部分に上記隔壁を配設し、上記ワイパー本体の回転により、上記握柄を対象ガラス面に対して略平行にした状態及び略垂直にした状態において、上記ゴムヘラが対象ガラス面に対して下方から上方へ向けた水滴除去のための適切な角度で当接するように形成したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
上記構成を有するタンク付水滴ワイパーは、貯水タンクを兼用する握柄を持ってワイパー本体の先端部を上に向け、ガラス面や壁面等の対象ガラス面にゴムヘラを当接して摺動させることにより、そこに付着している水滴を掻き集めるもので、上記握柄の先端に、略くの字形に角度を持たせて折曲した折曲部を設けるとともに、該折曲部の先端に、上記ワイパー本体の基端部を該折曲部先端の軸周りに回転自在に支承させることにより、ガラス戸等の上方の対象ガラス面ばかりでなく床面に近い場所の水滴除去に適応することができるものである。
すなわち、上記ワイパー本体のゴムヘラが対象ガラス面の下方から上方への向けた水滴除去のための適切な角度で当接するように、対象ガラス面の中程から上方の水滴除去を行う場合には上記握柄を対象ガラス面に対して略平行に、対象ガラス面の中程から下方の水滴除去を行う場合には上記握柄を対象ガラス面に対して略垂直になるべく上記折曲部先端の軸周りに回転させる。これらにより、従来の水滴ワイパーの操作性を低下させることなく、ガラス戸等の対象ガラス面の水滴除去を行うことができ、特に、対象ガラス面の中程から下方の水滴除去を行う場合には、上記握柄が対象ガラス面に対して垂直に、つまり床面に対して平行になっているため、水滴除去の作業中に該握柄の下端が床面と接触することがないので、その操作性がいっそう向上し、延いては、作業効率が大幅に向上する。
【0006】
【実施例】
図1乃至図3は本発明に係るタンク付水滴ワイパーの一実施例を示すものである。
この水滴ワイパーは、水滴を掻き集めるためのワイパー本体1と、掻き集めた水滴を溜めるための貯水タンクを兼ねる握柄3とを備えたものである。
【0007】
上記ワイパー本体1は、先端部11が開口し、基端部12が箱型に閉じた略ちりとり型をなし、その基端部12は、中央部分をやや突出するように形成され、その突出する中央部分に導水管13が連接されており、該ワイパー本体1において若干先端方向に突出する底面側の先端縁には、先端部がテーパー状をなす水滴を掻き取るためのゴムヘラ14が装着されている。
【0008】
上記導水管13の端部は、図2に示すように、貯水タンクを兼ねた筒型の握柄3に嵌着され、該導水管13の内部には、ワイパー本体1と握柄3との間の水の流れを制限するための隔壁13aを設けて、その隔壁13aに小孔13bが穿設されている。この小孔13bは、導水管13の中心軸線よりも若干高い位置に開口させておくことが望ましい。
【0009】
一方、上記導水管13に連結する貯水用のタンクを兼ねる握柄3は、図2及び図3に詳細に示すように、略くの字形に折曲してなる折曲部31と、該折曲部31の基端31aに嵌着されてなる握柄本体32とから構成され、上記折曲部31において、上記ワイパー本体1における導水管13が該折曲部31の先端31bの軸周りに回転自在に支承されており、該折曲部31は、上記ワイパー本体1の回転により上記握柄3を対象ガラス面Aに対して略平行にした状態及び略垂直にした状態において、上記ゴムヘラ14が下方から上方に向けた水滴除去のための適切な角度で当接するよう折曲されている。
該握柄3の最も好適な形態としては、具体的には、上記折曲部31を握柄本体32に対して30度から60度の角度で折曲するのが実用的であり、好ましくは35度から50度の角度で、さらに好ましくは40度から45度の角度で折曲した場合に、より良好な操作性を得ることができる。
このとき、上記ゴムヘラ14を、該ゴムヘラ14と上記握柄本体32の軸線との角度が40度から50度、最も好ましくは45度の角度をなすように折曲させて装着するのが望ましく、上記ゴムヘラ14と握柄本体32の軸線との角度をこのように設定するためには、該ゴムヘラ14をワイパー本体32の基端部に対して一定の角度で傾斜させればよい。
【0010】
なお、上記タンク付水滴ワイパーは、上述のような構成に限定されるものではなく、上記握柄3における折曲部31及び握柄本体32を一体的に形成したり、また、上記握柄に、その中間部に貯水容量を大きくするための膨大部を設け、その下端部に把持部を形設することもできる。
【0011】
上記構成を有するタンク付水滴ワイパーは、貯水タンクを兼用する握柄3を持ってワイパー本体1の先端部11を上に向け、ガラス面や壁面等の対象ガラス面Aにゴムヘラ14を当接して摺動させることにより、そこに付着している水滴を掻き集めるもので、上記握柄本体32の先端に、略くの字形に角度を持たせて折曲した折曲部31を嵌着するとともに、該折曲部31の先端31bに、上記ワイパー本体1の基端部12を該折曲部31の先端31bの軸周りに回転自在に支承させることにより、ガラス戸等の上方の対象ガラス面Aばかりでなく床面に近い場所の水滴除去に適応することができる。
すなわち、上記ワイパー本体1のゴムヘラ14が対象ガラス面Aの下方から上方へ向けた水滴除去のための適切な角度で当接するように、該対象ガラス面Aの中程から上方の水滴除去を行う場合には上記握柄本体32を対象ガラス面Aに対して略平行に(図2参照)、対象ガラス面Aの中程から下方の水滴除去を行う場合には上記握柄本体32を対象ガラス面Aに対して略垂直に(図3参照)なるべく上記折曲部31の先端31bの軸周りに回転可能としているので、これらの切換操作により、従来の水滴ワイパーの操作性を低下させることなく、ガラス戸等の対象ガラス面Aの水滴除去を万遍なく行うことができる。特に、対象ガラス面Aの中程から下方の水滴除去を行う場合には、上記握柄本体32が対象ガラス面Aに対して略垂直に、つまり床面に対して水平になっているため、水滴除去の作業中に上記握柄3の下端が床面と接触することがないので、その操作性がいっそう向上し、延いては、作業効率が大幅に向上する。
【0012】
さらに、作業中にワイパー本体1を横向きにしたり、やや下向きにしても、ワイパー本体1と握柄3との間の水の流れを制限するための隔壁13aを設けて、その隔壁13aに小孔13bを穿設しているので、水が一気に逆流して漏出するのが防止され、さらに、小孔13bが導水管13の中心軸線より高い位置に形成されているため、その漏出を一層効果的に抑制することができる。
また、握柄3の把持部側を持ち上げても、握柄3内の圧力低下によって隔壁13aの小孔13bから水が多量に流出するようなことがない。
【0013】
作業が終わるか、または上記握柄3の内部に掻き集めた水が一杯になると、上記握柄本体32と折曲部31を取り外し、内部の水をバケツ等に排水する。握柄本体32を取り外さなくても、該握柄本体32を強く押し潰して内部の水を押し出すこともできる。
【0014】
【発明の効果】
上記構成を有するタンク付水滴ワイパーによれば、操作性を低下させることなく、ガラス戸や窓等の上方のガラス面ばかりでなく、床面に近い芭蕉の水滴除去に適応することができるようなタンク付水滴ワイパーを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタンク付水滴ワイパーの正面図である。
【図2】図1の左側断面図である。
【図3】図1のタンク付水滴ワイパーの他の実施態様を示す側断面図である。
【図4】従来例の側断面図である。
【符号の説明】
1 ワイパー本体
3 握柄
12 基端部
14 ゴムヘラ
31 折曲部
A 対象ガラス面
Claims (1)
- 水滴を掻き集めるためのゴムヘラ(14)を底面先端縁に有する略ちりとり型のワイパー本体(1)と、該ワイパー本体(1)の基端部(12)に取り付けられ、ワイパー本体(1)で掻き集めた水滴を溜めるための貯水タンクを兼ねる握柄(3)と、該握柄 (3) からの水の逆流を防止するための隔壁 (13a) とを備えた水滴ワイパーにおいて、
上記握柄(3)の先端に、握柄本体 (32) 側の基端 (31a) と上記ワイパー本体 (1) に連なる先端 (31b) との間を略くの字形をなすべく角度を持たせて折曲した折曲部(31)を設け、該折曲部(31)の先端(31b)に、上記ワイパー本体(1)の基端部(12)に設けられた導水管(13) を該先端(31b)の軸周りに回転自在に支承させると共に、該先端 (31b) から上記ワイパー本体 (1) に至る部分に上記隔壁 (13a) を配設し、
上記ワイパー本体(1)の回転により、上記握柄(3)を対象ガラス面(A)に対して略平行にした状態及び略垂直にした状態において、上記ゴムヘラ(14)が対象ガラス面(A)に対して下方から上方へ向けた水滴除去のための適切な角度で当接するように形成した、
ことを特徴とするタンク付水滴ワイパー。
Priority Applications (1)
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JP12974995A JP3647926B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | タンク付水滴ワイパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12974995A JP3647926B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | タンク付水滴ワイパー |
Publications (2)
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JPH08299229A JPH08299229A (ja) | 1996-11-19 |
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Family
ID=15017258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12974995A Expired - Fee Related JP3647926B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | タンク付水滴ワイパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3647926B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP12974995A patent/JP3647926B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08299229A (ja) | 1996-11-19 |
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