JP3647798B2 - Construction method of mountain retaining work and bag body therefor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前記山留め支保工の腹起しと山留め壁との間の間詰め工程及び山留め壁の加圧工程の作業を簡略化でき、かつこれら2工程の作業を効率的に行えるようにした山留め支保工の施工方法およびそのための袋体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、カルバートボックス、地下タンク、地下鉄トンネルの駅部、大型基礎構造物などの地下構造物または地下部分を含む構造物を建設するに当たっては、山留め壁および山留め支保工によって周辺地盤の崩壊および変位を防止しながら地盤の掘削が行われている。図8はその一例として、シートパイル(鋼矢板)50によって周囲との締め切りを行い、地盤の掘削に伴って順次、腹起し51および切梁52等の山留め支保工を設置しながら掘削を進める場合の土留め架設構造物例を示したものである。掘削手順に従いながら概説すると、先ず掘削に先立ってバイブロハンマーなどの杭打ち機を使用して前記シートパイル50の建込みを行う。前記シートパイル50は、両端部に部材長手方向に沿って継手を備え、隣接するシートパイル50、50同士を相互に連結しながら平面視で地下構造物の形状に合わせ、方形状または円形状に建込みが行われる。前記シートパイル50の建込みが完了したならば、シートパイル50によって囲まれた内部を掘削機により掘削を開始する。その後、所定の深さ間隔毎に腹起し51および切梁52等からなる山留め支保工を設置し、シートパイル50に変位が生じないようにしながら掘削を継続する。
【0003】
前記腹起し51および切梁52等の設置に当たっては、図9に示されるように、山留め支保工設置レベルよりも0.7〜1.5m程度だけ深く根切り(掘削)した後、山留め壁(シートパイル)50にブラケット53等を溶接等によって固定し、このブラケット53,53…上に腹起し51を載置したならば、腹起し51の背面に底型枠を設置して裏込コンクリート54を打設し、その後、切梁52を腹起し51、51間に横架しコンクリート等の硬化を待って、切梁52の中間に介在させたジャッキ55によりプレロード(壁面加圧)を与え山留め壁50を加圧するようにしている。なお、前記裏込コンクリートに代えて、木製キャンバー、鋼製キャンバー等のクサビ部材や土嚢袋、アルミ製裏込部材を使用することもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の山留め支保工において、腹起しの背面側に裏込コンクリート54を打設する場合には、底型枠及び側型枠を必要とし、その設置に多くの手間と時間を要していた。すなわち、シートパイル50はもちろんの事、特に鋼管矢板等の場合には土留め壁面形状が複雑で、その壁面形状に合わせて型枠用合板を裁断し設置する作業に多くの時間と労力を必要としていた。また、裏込コンクリートによる間詰めの場合、プレロードを与えるのに強度発現を待つ必要があるなどの問題があった。
【0005】
さらに、前述の腹起しおよび切梁等とからなる山留め支保工の場合、設計思想は土留め壁と腹起しとが裏込コンクリートやクサビ部材等を介して密着することを前提としており、土留め壁と腹起しとの隙間を前述のように、裏込コンクリートの場合はまだしも、クサビ部材や土嚢袋等によって封鎖する場合には設計思想に合致するように、各腹起しに均等な荷重分布を発生させることは困難である等の問題があった。
【0006】
他方、プレロードの導入に際しては、ある程度の長い区間を同時に加圧することが望ましいが、切梁本数だけの油圧ジャッキが必要となるため、載荷装置および油圧ジャッキの損料的負担が大きくなるなどの問題が発生する。そのため、現場では1本〜複数本の切梁を対象としてジャッキによりプレロードを掛け、コマ用鋼材を挿入してジャッキを撤去するようにすることが行われている。しかし、この場合にはプレロードを保持したままコマ鋼材を挿入するのに多大な手間が掛かるとともに、ジャッキによってプレロードを掛けた際、隣接する切梁のプレロードを緩めてしまうため、再度ジャッキを挿入して再加圧、再々加圧が必要となることがあり、プレロード管理がかなり煩雑な作業となり、余計に手間と時間が掛かっていた。
【0007】
そこで本発明は前述した問題点に鑑み成されたもので、その主たる課題は型枠等の設置作業を無くし作業の省力化を図ること、およびジャッキ等のプレロード導入手段を省略することが可能で、しかも山留め壁と腹起しとの間詰めからプレロード導入までの工程を効率的に行うことができ、かつ設計思想に合致したプレロードの載荷を行い、また軸力低下に伴う再加圧も簡単に行うことができる等、各種の利点を有する山留め支保工の施工方法およびそのための袋体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、地盤掘削に伴って山留め壁に山留め支保工を設置するための施工方法であって、
山留め支保工の腹起しと山留め壁との間に、弾性伸びが小さくかつ所定の引張強度を有する織物からなるとともに、遮水性を有する袋体を設置し、前記袋体内部に流動性材料を加圧注入することにより、前記山留め支保工の腹起しと山留め壁との間の間詰めと、山留め壁の加圧とを行うことを特徴とする山留め支保工の施工方法が提供される。
【0009】
上記請求項1記載の発明においては、袋体として、弾性伸びが小さくかつ所定の引張強度を有する織物からなるとともに、遮水性を有する袋体を用いるようにしている。ゴムのように高い弾性伸びを示す場合には、内部に流動性材料を注入しても非拘束側、この場合は上下面側を膨らましながら圧力が逃げてしまい加圧効率が悪いが、弾性伸びが小さくかつ高強度の素材からなる袋体を用いることにより、膨出圧によって確実に山留め支保工の腹起しと山留め壁との間の間詰めと、山留め壁の加圧とを行い得るようになる。具体的に前記袋体として、合成繊維織物またはガラス繊維織物に遮水性機能を持たせるためのコーティングを施したものが好適に用いられる。
また、本発明では、腹起しの背面側に配置された袋体の内部に流動性材料を単に充填若しくは注入するのではなく、山留め壁に所定の圧力を与え得る状態にまで積極的に加圧注入を行うようにしている。したがって、前記袋体が確実に腹起しと山留め壁とに密着し山留め壁にプレロードを導入できるようになる。また、従来の裏込コンクリートのように強度発現まで待つ必要が無く、かつ間詰め工程および加圧工程を実質的に一工程で連続的に行うことが可能となる。さらに、型枠設置工が不要となるとともに、加圧用ジャッキなども不要にできるため、大幅に作業が省力化されるとともに、長い区間を一度に施工できるため、極めて効率的に山留め支保工の設置作業が可能となる。加えて、山留め加圧後における再加圧に際しても、加圧注入を繰り返すだけで簡単に行うことができるなどの種々の利点をもたらすものとなる。
【0010】
請求項2に係る本発明として、地盤掘削に伴って山留め壁に山留め支保工を設置するための施工方法であって、
山留め支保工の腹起しと山留め壁との間に、袋体と、この袋体内部に内設されるとともに、所定長さを有し他方端開口を袋体内部に臨ませた山留め壁加圧用チューブとからなる袋体を設置し、前記袋体内部に相対的に流動性の低い一次注入材を充填し前記山留め支保工の腹起しと山留め壁との間の間詰めを行った後、前記山留め壁加圧用チューブを通して相対的に流動性の高い二次注入材を加圧注入し、径が拡大するように前記山留め壁加圧用チューブを膨出させることにより山留め壁の加圧を行うことを特徴とする山留め支保工の施工方法が提供される。
【0011】
請求項3に係る本発明として、地盤掘削に伴って山留め壁に山留め支保工を設置するための施工方法であって、
山留め支保工の腹起しと山留め壁との間に、袋体と、この袋体内部に端部間に亘って内設され開放部を有しない山留め壁加圧用チューブとからなる袋体を設置し、前記袋体と山留め壁加圧用チューブとの空間部分に相対的に流動性の低い一次注入材を充填し前記山留め支保工の腹起しと山留め壁との間の間詰めを行った後、前記山留め壁加圧用チューブ内に相対的に流動性の高い二次注入材を加圧注入し、径が拡大するように前記山留め壁加圧用チューブを膨出させることにより山留め壁の加圧を行うことを特徴とする山留め支保工の施工方法が提供される。
【0012】
請求項4に係る本発明として、前記一次注入材は硬化性材料であり、前記二次注入材は流動性材料である請求項2,3いずれかに記載の山留め支保工の施工方法が提供される。
【0013】
上記請求項2〜4記載の本発明では、袋体内部に山留め壁加圧用チューブを設け、山留め支保工の腹起しと山留め壁との間の間詰め用に相対的に流動性の低い一次注入材を注入した後、前記山留め壁加圧用チューブを通して山留め壁加圧用相対的に流動性の高い二次注入材を加圧注入するようにした。したがって、山留め壁の加圧を均等に行い得るようになる。
【0014】
請求項5に係る本発明として、前記山留め壁の加圧は、0.4MPa以上の圧力を与えるようにする請求項1〜4いずれかに記載の山留め支保工の施工方法が提供される。袋体内への流動性材料の単なる充填または注入では、0.05〜0.1MPa程度の圧力状態しか見込めないが、袋体をジャッキの代用とするために、山留め壁の加圧力が0.4MPa以上の圧力となるように流動性材料の加圧注入を行うことで、本発明の目的を達するプレロードとして十分なものとなる。
【0015】
請求項6に係る本発明として、弾性伸びが小さくかつ所定の引張強度を有する織物からなるとともに、遮水性を有する袋体の少なくとも一方側端部にバルブを備えたことを特徴とする請求項1記載の山留め支保工の施工方法のための袋体が提供される。
【0016】
請求項7に係る本発明として、袋体と、この袋体内部に内設されるとともに、前記袋体の一方端から所定長さを有し他方端開口を袋体内部に臨ませ、径が拡大するように膨出することにより山留め壁の加圧を行う山留め壁加圧用チューブとからなることを特徴とする請求項2〜5いずれかに記載の山留め支保工の施工方法のための袋体が提供される。
【0017】
請求項8に係る本発明として、袋体と、この袋体内部に内設されるとともに、前記袋体の一方端から所定長さを有し他方端開口を袋体内部に臨ませ、径が拡大するように膨出することにより山留め壁の加圧を行う山留め壁加圧用チューブとからなり、少なくとも一方端側に前記山留め壁加圧用チューブ内への連通路を開閉するバルブを備えたことを特徴とする請求項2、4、5いずれかに記載の山留め支保工の施工方法のための袋体が提供される。
【0018】
請求項9に係る本発明として、袋体と、この袋体内部に内設されるとともに、前記袋体の一方端から所定長さを有し他方端開口を袋体内部に臨ませ、径が拡大するように膨出することにより山留め壁の加圧を行う山留め壁加圧用チューブとからなり、一方端側に前記袋体と山留め壁加圧用チューブとの間の空間への連通路を開閉するとともに、前記山留め壁加圧用チューブ内への連通路を開閉する二重構造バルブを備えたことを特徴とする請求項2、4,5いずれかに記載の山留め支保工の施工方法のための袋体が提供される。
【0019】
請求項10に係る本発明として、袋体と、この袋体内部に端部間に亘って内設され開放部を有せず、径が拡大するように膨出することにより山留め壁の加圧を行う山留め壁加圧用チューブとからなり、一方端側に前記袋体と山留め壁加圧用チューブとの間の空間への連通路を開閉するとともに、前記山留め壁加圧用チューブ内への連通路を開閉する二重構造バルブを備えたことを特徴とする請求項3、4,5いずれかに記載の山留め支保工の施工方法のための袋体が提供される。
【0020】
請求項11に係る本発明として、前記袋体は弾性伸びが小さくかつ所定の引張強度を有する織物からなるとともに、遮水性を有する請求項7〜10いずれかに記載の袋体が提供される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
【0022】
本山留め支保工が対象とする山留め壁としては、シートパイル(鋼矢板)、鋼管矢板などの鋼製矢板の他、ソイルセメント柱列壁、RC柱列壁、鋼管柱列壁などの柱列式山留め壁、場所打ちRC地中壁、PC板地中壁などの連続地中壁および親杭横矢板などの各種山留め壁を対象とすることができ、山留め支保工としては、大別すると、腹起し・切梁式山留め支保工と、アンカー式山留め支保工とが存在するが、前者の腹起し・切梁式山留め支保工(腹起しのみの場合を含む。)または両者を併用した山留め支保工を対象とすることができる。
【0023】
前記腹起し・切梁式山留め支保工は、図1に示されるように、山留め壁1にブラケット2等を溶接等によって固定し、このブラケット2,2…上に袋受け板を横架するとともに、腹起し3を横架したならば、腹起し3と山留め壁1との間に土留め壁の線形や不陸吸収のために空けた隙間部分に、内部エアを抜いて萎んだ状態の間詰め・加圧用袋体5(以下、単に袋体という。)を挿入し、かつ腹起し3,3間に切梁4を横架し支保工を組み立てる。なお、前記袋体5については腹起し3の背面側に位置していればよく、予め腹起し3に取り付けておいてもよい。
【0024】
ここまでの作業が完了したならば、前記袋体5内部に流動性材料を加圧注入することにより、前記山留め支保工の腹起し3と山留め壁1との間の間詰めと、山留め壁1の加圧とを連続的に行うようにする。ここで、「連続的」とは間詰めと加圧との間に時間を置かずに両工程をほぼ同時的に行う場合と、ある程度の時間を置いた後、加圧を行う場合の両者を意味する。すなわち、間詰め工程後に加圧のための準備作業を特段に要さず加圧工程を連続して行えることを意味する。前記流動性材料としては、たとえば水、泥水等の液体や、モルタル、コンクリート等の硬化性材料等、非圧縮性を有する少なくとも注入時に流動性を示す材料であればどのようなものでも使用することができる。
【0025】
前記袋体5は、可撓性(易変形性)を有し、内部への流動性材料の注入に伴って膨出する袋体が使用されるが、素材としては、ゴムのように高い弾性伸びを示す場合には、内部に流動性材料を注入しても非拘束側、この場合は上下面側を膨らましながら圧力が逃げてしまい加圧効率が悪いため、例えば合成繊維織物またはガラス繊維織物などの弾性伸びの小さくかつ所定の引張強度を有する素材に遮水機能を持たせるためのコーティングを施したものが好適に使用される。また断面形状は、図2に示されるような円断面の他、縦長の方形断面等、膨出状態で山留め壁面側を効率よく加圧できれば任意の断面形状とすることができる。
【0026】
袋体5の構造は、図2及び図3に示されるように、両端部にそれぞれ開閉バルブ6,7を備えるようにし、これら開閉バルブ6,7の一方側を流動性材料の注入口として使用し、他方側をエア抜き孔として使用するようにする。具体的には、開閉バルブ6の側に流動性材料の供給ホースを接続し、他方の開閉バルブ7は空気排出路とするためコック7aを開としておき、前記流動性材料注入側開閉バルブ6のコック6aを開いて圧送ポンプによって送られた流動性材料を袋体5内に注入し、その後開閉バルブ7側から流動性材料が吐出したことを確認したならばコック7aを閉じるようにする。続けて、山留め壁1の加圧を行う場合には、所定の加圧力になるまで流動性材料の注入を継続して行った後、コック6aを閉じる。所定の加圧力になったかどうかは、例えば切梁4の中間に軸力計を挿入しこれを計測することにより確認することができる。この場合、前記山留め壁1の加圧は、0.4MPa以上の圧力を与えるようにするのが望ましい。
【0027】
ところで、前記流動性材料として比較的粘性のあるモルタルやコンクリート等を使用した場合、発明者等による実験等によれば、条件によっては相対的に注入側の加圧力が高く、距離が離れるに従って徐々に加圧力が減少していることが知見された。その結果、遠方側で所定の加圧力を確保するためには、注入側近傍の圧力が高くなり過ぎ無駄があることが判明した。そこで本発明では、このような加圧力の偏りを無くすためには、図4に示されるように、内部に山留め壁加圧用チューブ9を備えた二重袋体8が提案される。
【0028】
図4に示される二重袋体8の第1例は、可撓性を有する袋体5と、この袋体5内部に内設されるとともに、一方端から所定長さを有し他方端開口9aを袋体5内部に臨ませた山留め壁加圧用チューブ9とからなり、一方端側に前記山留め壁加圧用チューブ9内への連通路を開閉するバルブ10を備え、かつ他方端側に前記袋体5内への連通路を開閉するバルブ11を備えた構造となっている。
【0029】
先ず、他方側開閉バルブ11を開としてエア抜き孔とした状態で、山留め壁加圧用チューブ9を通して袋体5と山留め壁加圧用チューブ9との空間部分に相対的に高い粘性を有する、例えばモルタルまたはコンクリート等の硬化性材料を充填(一次注入)し、前記山留め支保工の腹起し3と山留め壁1との間の間詰めを行う。開閉バルブ11側から前記硬化性材料が吐出したことを確認したならばコック11aを閉じるようにする。次いで前記間詰め工程に連続して、前記山留め壁加圧用チューブ9を通して相対的に粘性の低い流動性材料、例えば水、水セメント比の大きいモルタル、セメントミルク等を加圧注入(二次注入)し、加圧力の均等化を図りながら山留め壁への加圧を行うようにする。前記二次注入によって山留め壁加圧用チューブ9が径を拡大するように膨出することで袋体5が膨出し長手方向に均等に加圧力を発生させるようになる。なお、前記硬化性材料の一次注入は反対側の開閉バルブ11側から行うようにしてもよい。また、前記山留め壁加圧用チューブ9は、ある程度以上の圧力になると、チューブ壁面から二次注入材が滲出するようにし全体を均一に加圧することもできる。
【0030】
次いで、第2の態様としては、図5に示される二重袋体8’は、袋体構造を同一として、一方端側に前記袋体5と山留め壁加圧用チューブ9との空間への連通路を開閉するとともに、前記チューブ9内への連通路を開閉する二重構造バルブ12を備え、他方端側に前記袋体5と山留め壁加圧用チューブ9との間の空間への連通路を開閉するバルブ11を備えた構造となっている。
【0031】
先ず、他方側開閉バルブ11を開としてエア抜き孔とした状態で、袋体5と山留め壁加圧用チューブ9との間の空間部分に例えばモルタルまたはコンクリート等の硬化性材料を充填(一次注入)し、前記山留め支保工の腹起し3と山留め壁1との間の間詰めを行った後、次いで前記間詰め工程に連続して、前記山留め壁加圧用チューブ9を通して例えば水、水セメント比の大きいモルタル等を加圧注入(二次注入)し加圧力の均等化を図りながら山留め壁への加圧を行うようにする。前記二次注入によって山留め壁加圧用チューブ9が径を拡大するように膨出することで袋体5が膨出し長手方向に均等に加圧力を発生させるようになるとともに、粘性の低い二次注入材料が山留め壁加圧用チューブ9の他方端開口9aを中心として注入され、山留め壁加圧用チューブ9の他方端9a側の加圧力が増大されることにより、加圧力の偏りが補正され、より一層加圧力の均等化が図れるようになる。
【0032】
更に、第3の態様に係る二重袋体13は、図6に示されるように、可撓性を有する袋体5と、この袋体5内部に端部間に亘って内設され開放部を有しない山留め壁加圧用チューブ14とからなり、一方端側に前記袋体5と山留め壁加圧用チューブ14との空間への連通路を開閉するとともに、前記山留め壁加圧用チューブ14内への連通路を開閉する二重構造バルブ12を備え、他方端側に前記袋体5と山留め壁加圧用チューブ14との間の空間への連通路を開閉するバルブ15を備えた構造となっている。なお、前記他方端側の開閉バルブも二重構造バルブ12としてもよい。
【0033】
かかる二重袋体13の場合は、他方側開閉バルブ15を開としてエア抜き孔とした状態で、先ず前記二重構造バルブ12のコック12aを開操作し、前記袋体5と山留め壁加圧用チューブ14との空間への連通路を開けるとともに、袋体5と山留め壁加圧用チューブ14との間の空間部分に例えばモルタルまたはコンクリート等の硬化性材料を充填(一次注入)する。その後、開閉バルブ15から一次注入材が吐出したことを確認したならば開閉バルブ15を締め、袋体5内に一次注入材が充満したならば二重構造バルブ12のコック12aを閉め、山留め支保工の腹起し3と山留め壁1との間の間詰めを完了する。次いで前記二重構造バルブ12のコック12bを開操作し、山留め壁加圧用チューブ14への連通路を開け、前記山留め壁加圧用チューブ14内に例えば水、水セメント比の大きいモルタル等を加圧注入(二次注入)し加圧力の均等化を図りながら山留め壁への加圧を行うようにする。
【0034】
以上の要領により、腹起しと山留め壁との間の間詰めと、山留め壁の加圧とを完了したならば、数分間そのまま放置し加圧力が低下していないかを確認し、必要に応じて再注入を行う。この再注入はその後においても、山留め壁の加圧力が低下した任意の時に行うことができる。なお、前記袋体5,8…への流動性材料の加圧注入は切梁を跨いで対向する腹起しの片側のみで行うようにしても良いし、対向する腹起しの両側で同時に行うようにしてもよい。さらに、例えば掘削に伴って最下段に支保工を設置した際、山留め壁1の僅かの変位によって相対的に上段側の支保工において緩み(加圧力の低下)が発生することがある。このような加圧力の低下を防止するため、上段側の1または複数段において、新たに設置した支保工の加圧注入と同時に再加圧注入を行うようにしてもよい。
【0035】
ところで、上記例では袋体5、二重袋体8,13によって腹起しと山留め壁との間の間詰めと共に、山留め壁の加圧を行うようにしたが、切梁に補助的に加圧用ジャッキを介在させ、この加圧用ジャッキを併用しながら山留め壁1の加圧を行うようにしてもよい。また、前記袋体については山留め壁面形状に合わせた外形状とすることもできる。たとえば、図7に示されるように、断面コ字状のシートパイル20,20…を使用した場合などは山留め壁面が凹凸面となるが、この凹凸面に合わせるように、小断面部21aと大断面部21bとを交互に配列した異形数珠状の袋体21とすることもできる。
【0036】
【発明の効果】
以上詳説のとおり本発明によれば、型枠等の設置作業を無くし作業の省力化を図り得るようになるとともに、ジャッキ等のプレロード導入手段を省略することが可能となる。また、山留め壁と腹起しとの間詰めからプレロード導入までの工程を効率的に行うことができるようになるとともに、軸力低下に伴う再加圧も簡単に行うことができる等、種々の利点を有するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る山留め支保工の要部断面図である。
【図2】 袋体5の斜視図である。
【図3】 その縦断面図である。
【図4】 第1態様に係る二重袋体8の縦断面図である。
【図5】 第2態様に係る二重袋体8’の縦断面図である。
【図6】 第3態様に係る二重袋体13の縦断面図である。
【図7】 袋体外形状の変形例図である。
【図8】 従来の切梁・腹起し式山留め支保工の要部斜視図である。
【図9】 腹起し及び切梁の設置要領図である。
【符号の説明】
1…山留め壁、2…ブラケット、3…腹起し、4…切梁、5…袋体、8・8’・13…二重袋体、6・7・11・15…開閉バルブ、12…二重構造バルブ、9・14…山留め壁加圧用チューブ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
According to the present invention, the work of the filling process between the uplift and the retaining wall of the retaining support and the retaining wall pressurizing process can be simplified, and these two processes can be performed efficiently. The present invention relates to a construction method of a mountain retaining work and a bag body therefor.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when constructing underground structures such as culvert boxes, underground tanks, subway tunnel stations, large foundation structures, or structures including underground parts, the surrounding ground collapses and displaces due to retaining walls and retaining structures. Excavation of the ground is being carried out while preventing this. FIG. 8 shows an example in which a sheet pile (steel sheet pile) 50 is closed with the surroundings, and excavation is proceeded while installing
[0003]
As shown in FIG. 9, when installing the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of placing the
[0005]
Furthermore, in the case of the mountain retaining support composed of the above-mentioned erection and cutting beam, the design philosophy is based on the premise that the earth retaining wall and the erection are in close contact with each other through the back concrete, wedge member, etc. As described above, the gap between the retaining wall and the erection is equal for each erection so that it conforms to the design philosophy if it is sealed with a wedge member or sandbag, etc. There is a problem that it is difficult to generate the distribution.
[0006]
On the other hand, when introducing a preload, it is desirable to pressurize a certain length of sections at the same time, but since there is a need for hydraulic jacks corresponding to the number of cut beams, there is a problem such as increasing the damaging burden on the loading device and the hydraulic jack. Occur. For this reason, on the site, one to a plurality of cut beams are preloaded with a jack, and the jack is removed by inserting a steel material for the top. However, in this case, it takes a lot of time to insert the top steel material while holding the preload, and when the preload is applied by the jack, the preload of the adjacent beam will be loosened. In some cases, re-pressurization and re-pressurization may be necessary, and preload management is a complicated task, which takes extra time and effort.
[0007]
Therefore, the present invention has been made in view of the above-mentioned problems, and the main problems are that it is possible to eliminate the installation work of the formwork and the like to save labor, and to omit the preload introduction means such as the jack. In addition, the process from filling up the retaining wall and the erection to the preload introduction can be performed efficiently, and the preload can be loaded according to the design philosophy. An object of the present invention is to provide a construction method of a mountain retaining support having various advantages such as being able to be performed and a bag body therefor.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
As the present invention according to
A bag body having a small elastic elongation and having a predetermined tensile strength and having a water-impervious property is installed between the erection of the mountain retaining support and the mountain retaining wall, and a fluid material is placed inside the bag body. By pressurizing and injecting, there is provided a construction method for a mountain retaining structure, characterized in that the space between the erection of the mountain retaining structure and the retaining wall is compressed and the retaining wall is pressurized.
[0009]
In the first aspect of the present invention, the bag body is made of a woven fabric having a small elastic elongation and a predetermined tensile strength, and has a water shielding property . In the case of high elastic elongation such as rubber, even if fluid material is injected inside, the pressure escapes while inflating the non-restraining side, in this case the upper and lower surfaces, and the pressure efficiency is poor. By using a bag made of a material having a small size and high strength, it is possible to reliably perform filling between the erection of the mountain retaining support and the mountain retaining wall and pressurization of the mountain retaining wall by the bulging pressure. become. Specifically, as the bag body, a synthetic fiber woven fabric or a glass fiber woven fabric that has been provided with a coating for imparting a water shielding function is preferably used.
Further, according to the present invention, rather than simply filling or injecting a fluid material into the inside of the bag disposed on the back side of the abdomen, it is actively applied to a state where a predetermined pressure can be applied to the retaining wall. Pressure injection is performed. Therefore, the bag body can surely rise up and be in close contact with the retaining wall, and a preload can be introduced into the retaining wall. Moreover, it is not necessary to wait for strength development like the conventional lining concrete, and it becomes possible to perform a stuffing process and a pressurization process continuously in one process substantially. In addition, since the installation work for the formwork is not required and the jack for pressurization can be made unnecessary, the work is greatly saved, and the long section can be constructed at one time. Work becomes possible. In addition, various advantages such as being able to be performed simply by repeating the pressurization when re-pressurizing after press-clamping are provided.
[0010]
As the present invention according to
A bag body and a mountain retaining wall provided inside the bag body and having a predetermined length with the other end opening facing the inside of the bag body between the upright of the mountain retaining support and the mountain retaining wall. After installing a bag body made of a pressure tube, filling the inside of the bag body with a relatively low primary injection material, and filling between the flank of the pile support work and the pile wall The secondary retaining material having a relatively high fluidity is pressurized and injected through the mountain retaining wall pressurizing tube, and the mountain retaining wall is pressurized by expanding the mountain retaining wall pressurizing tube so that the diameter is expanded. A construction method of a mountain retaining support is provided.
[0011]
As the present invention according to
A bag body comprising a bag body and a mountain wall pressurizing tube which is provided between the end portions inside the bag body and does not have an open portion is installed between the upright of the mountain support work and the mountain retaining wall. And filling the space between the bag body and the retaining wall pressurizing tube with a primary injection material having relatively low fluidity, and filling the space between the erection of the retaining structure and the retaining wall. The pressure retaining wall is pressurized by injecting a relatively fluid secondary injection material into the retaining wall pressurizing tube and expanding the retaining wall pressurizing tube so that the diameter increases. There is provided a method for constructing a mountain retaining structure characterized in that it is performed.
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the construction method of the mountain support structure according to any one of the second and third aspects, wherein the primary injection material is a curable material and the secondary injection material is a fluid material. The
[0013]
In the present invention described in
[0014]
As the present invention according to
[0015]
The present invention according to
[0016]
As the present invention according to
[0017]
As the present invention according to
[0018]
As the present invention according to
[0019]
As the present invention according to
[0020]
As the present invention according to
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0022]
The retaining walls targeted by the main retaining structure include steel sheet piles such as sheet piles and steel pipe sheet piles, as well as column types such as soil cement column walls, RC column walls, and steel pipe column walls. Various retaining walls such as mountain retaining walls, cast-in-place RC underground walls, PC board ground walls and various pile retaining walls such as main pile side sheet piles can be targeted. There are uplifting / cut-beam-type mountain retaining supports and anchor-type retaining-type support structures, but the former abdominal raising / cut-beam-type retaining structures (including cases where only the upright is supported) or both are used in combination. It can be used for mountain retaining works.
[0023]
As shown in FIG. 1, the above-mentioned erection / cut-beam type retaining support is fixed to a
[0024]
When the operation up to this point is completed, by pressurizing and injecting a fluid material into the
[0025]
The
[0026]
As shown in FIGS. 2 and 3, the structure of the
[0027]
By the way, when a relatively viscous mortar, concrete, or the like is used as the fluid material, according to experiments by the inventors, the pressure on the injection side is relatively high depending on conditions, and gradually increases as the distance increases. It was found that the applied pressure decreased. As a result, it has been found that in order to secure a predetermined pressure on the far side, the pressure in the vicinity of the injection side becomes excessively high and wasteful. Therefore, in the present invention, in order to eliminate such a bias of the applied pressure, as shown in FIG. 4, a
[0028]
The first example of the
[0029]
First, with the other side opening / closing
[0030]
Next, as a second aspect, the
[0031]
First, with the other side opening / closing
[0032]
Furthermore, as shown in FIG. 6, the
[0033]
In the case of such a
[0034]
After completing the gap between the abdomen and the retaining wall and pressurizing the retaining wall by the above procedure, leave it for a few minutes and check whether the applied pressure has decreased. Re-inject accordingly. This re-injection can be performed at any time when the pressure applied to the retaining wall is lowered. The pressure injection of the fluid material into the
[0035]
Incidentally, in the above example, the
[0036]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, it is possible to eliminate the installation work of the formwork and the like and to save labor, and it is possible to omit the preload introduction means such as a jack. In addition, it is possible to efficiently perform the process from padding of the retaining wall and the erection to the introduction of the preload, and various advantages such as being able to easily perform re-pressurization accompanying a decrease in axial force. It will have.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a main part of a mountain retaining support according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a
FIG. 3 is a longitudinal sectional view thereof.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of a
FIG. 6 is a longitudinal sectional view of a
FIG. 7 is a view showing a modified example of the outer shape of the bag.
FIG. 8 is a perspective view of a main part of a conventional beam-and-raise type mountain retaining support.
FIG. 9 is a diagram showing how to set up the abdomen and the cutting beam.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (11)
山留め支保工の腹起しと山留め壁との間に、弾性伸びが小さくかつ所定の引張強度を有する織物からなるとともに、遮水性を有する袋体を設置し、前記袋体内部に流動性材料を加圧注入することにより、前記山留め支保工の腹起しと山留め壁との間の間詰めと、山留め壁の加圧とを行うことを特徴とする山留め支保工の施工方法。It is a construction method for installing a mountain retaining support on the retaining wall with ground excavation,
A bag body having a small elastic elongation and having a predetermined tensile strength and having a water-impervious property is installed between the erection of the mountain retaining support and the mountain retaining wall, and a fluid material is placed inside the bag body. A method for constructing a mountain retaining structure, comprising performing filling between the erection of the mountain retaining structure and the retaining wall and pressurizing the retaining wall by injecting under pressure.
山留め支保工の腹起しと山留め壁との間に、袋体と、この袋体内部に内設されるとともに、所定長さを有し他方端開口を袋体内部に臨ませた山留め壁加圧用チューブとからなる袋体を設置し、前記袋体内部に相対的に流動性の低い一次注入材を充填し前記山留め支保工の腹起しと山留め壁との間の間詰めを行った後、前記山留め壁加圧用チューブを通して相対的に流動性の高い二次注入材を加圧注入し、径が拡大するように前記山留め壁加圧用チューブを膨出させることにより山留め壁の加圧を行うことを特徴とする山留め支保工の施工方法。It is a construction method for installing a mountain retaining support on the retaining wall with ground excavation,
A bag body and a mountain retaining wall provided inside the bag body and having a predetermined length with the other end opening facing the inside of the bag body between the upright of the mountain retaining support and the mountain retaining wall. After installing a bag body made of a pressure tube, filling the inside of the bag body with a relatively low primary injection material, and filling between the flank of the pile support work and the pile wall The secondary retaining material having a relatively high fluidity is pressurized and injected through the mountain retaining wall pressurizing tube, and the mountain retaining wall is pressurized by expanding the mountain retaining wall pressurizing tube so that the diameter is expanded. The construction method of the mountain retaining support characterized by this.
山留め支保工の腹起しと山留め壁との間に、袋体と、この袋体内部に端部間に亘って内設され開放部を有しない山留め壁加圧用チューブとからなる袋体を設置し、前記袋体と山留め壁加圧用チューブとの空間部分に相対的に流動性の低い一次注入材を充填し前記山留め支保工の腹起しと山留め壁との間の間詰めを行った後、前記山留め壁加圧用チューブ内に相対的に流動性の高い二次注入材を加圧注入し、径が拡大するように前記山留め壁加圧用チューブを膨出させることにより山留め壁の加圧を行うことを特徴とする山留め支保工の施工方法。It is a construction method for installing a mountain retaining support on the retaining wall with ground excavation,
A bag body comprising a bag body and a mountain wall pressurizing tube which is provided between the end portions inside the bag body and does not have an open portion is installed between the upright of the mountain support work and the mountain retaining wall. And filling the space between the bag body and the retaining wall pressurizing tube with a primary injection material having relatively low fluidity, and filling the space between the erection of the retaining structure and the retaining wall. The pressure retaining wall is pressurized by injecting a relatively fluid secondary injection material into the retaining wall pressurizing tube and expanding the retaining wall pressurizing tube so that the diameter increases. A construction method of a mountain retaining work characterized by performing.
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