JP3647190B2 - Image forming apparatus and control method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばレーザプリンタ等に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像信号により変調されたレーザビームを、回転するポリゴンミラーが反射することにより、レーザビームを感光体上に走査して画像形成を行う所謂レーザプリンタはよく知られている。このポリゴンミラーを回転させるためのスキャナモータの位相と、レーザビームの変調タイミングを同期させるために、レーザビームの走査路上に設けられたビーム検出器からの検出信号(BD信号)が用いられる。
【0003】
また、スキャナモータを駆動制御するにあたり、1走査毎のBD周期を測定し、このBD周期に基づいて、スキャナモータを加減速する方法も知られている。
【0004】
このBD信号を得るためには、当然、レーザビームの光路がビーム検出器を通過する時にレーザを点灯させる必要があるが、レーザビームがビーム検出器以外の部分、例えば感光体上を露光してしまうと、感光体を傷め、その寿命を縮めることになりかねない。そこで、走査されるレーザビームがビーム走査路上のビーム検出器近傍を通過する時のみレーザを点灯することが望ましく、そのため1走査前のBD信号の周期をもとに、次にレーザビームがビーム検出器を通過するタイミングを予想し、この付近においてのみレーザを点灯するという技術が用いられてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、レーザビームがビーム検出器を通過する際、レーザが点灯しなかったり、レーザが点灯してもBD信号が正確に生成されなかったり、さらには生成されたBD信号が途中の伝送路上のノイズ等の影響で認識されない事態が生じた場合、例えば次にビームが検出されるまでの時間、即ち約2走査分の周期をもって1走査分と判断してしまうこととなる。これにより、以後ビーム検出のためのレーザ点灯タイミング制御や、スキャナモータの制御を適切に行うことが不可能となる。
【0006】
また、特にスキャナモータの立ち上げ時等、急激な加減速中においては、1走査前のBD周期からでは、次回のビーム検出のタイミングを適切に予測できず、感光体上にレーザビームが照射されてしまうことがある。特に、スキャナモータが低回転の時は、高回転時に比べ、感光体は大きなダメージを受けることとなる。また、不必要な点灯によりレーザユニットの寿命をも縮めることとなる。
【0007】
また、スキャナモータが流体軸受け構造である場合には、温度等の要因により流体軸受けの負荷が変動し、ビーム検出のタイミングを適切に予測することが困難となる。
【0008】
また、画像形成の司令後すぐ、即ちスキャナモータの立上げ時には、レーザビームが感光体を露光し得るため、帯電器や現像器等の高圧電源を印加し始めると、仮にレーザビームが感光体を露光してしまった場合、このノイズ露光により無駄なノイズ画像が形成され、感光体を傷めるだけでなく、トナーを無駄にしたり、転写器等の装置を汚してしまうこととなる。しかし、スキャナモータの回転数が定常回転数に達するのをまってから高圧印加を開始するのではファーストプリントタイムが遅くなってしまう、という実状があった。
【0009】
本発明は係る課題を鑑てなされたもので、その第1の目的は、何らかのトラブルによりBD信号が入力されないことがあっても、BD信号生成のためのレーザ点灯タイミングの制御やスキャナモータの制御を適切に行う画像形成装置を提供することにある。
【0010】
また、第2の目的は、スキャナモータのの立上げ時等、急激な加速を行う時においても、BD信号を生成するためのレーザ点灯タイミングを適切に制御することにより、レーザの点灯時間を短縮化してレーザの長寿命化を図るとともに、不用意に感光体を露光することを防止して感光体の長寿命化を図ることにある。
【0011】
また、第3の目的は、スキャナモータが流体軸受け構造の場合、温度等の環境因子によりその特性が左右される場合であっても、BD信号を得るためのレーザの点灯タイミングを適切に制御することにより、レーザや感光体の長寿命化を図ることにある。
【0012】
また、第4の目的は、スキャナモータの立上げ時に、無駄なノイズ画像を形成することなく、ファーストプリントタイムを短縮することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、光ビームを射出する光源と、前記光源より射出される光ビームを感光体上に走査する走査手段と、前記走査手段により走査される光ビームを検出して検出信号を発生する検出手段と、前記検出信号に基づいて、前記走査手段の走査周期を測定する測定手段と、前記検出信号が発生してから所定期間内に前記検出信号が発生しない場合に、エラーと判定する判定手段を有し、前記判定手段がエラーを判定するための前記所定期間を前記走査周期の測定結果に応じて可変としたことを特徴とする。
また、光ビームを射出する光源と、前記光源より射出される光ビームを感光体上に走査する走査手段と、前記走査手段により走査される前記光ビームの走査路上で前記光ビームを検出して検出信号を発生する検出手段と、前記検出信号に基づいて、前記走査手段の走査周期を測定する測定手段と、前記検出手段が前記光ビームを検出できるように、前回の検出信号発生に同期してクロックをカウントし、該カウント値が前回の走査周期に所定値を乗じた値に達したことに応答して前記光源を点灯させる点灯制御手段を有し、前記所定値を前回の走査周期と前前回の走査周期に基づいて変化させることを特徴とする。
また、光ビームを感光体上に走査する画像形成装置の制御方法であって、走査される光ビームを検出して検出信号を発生する工程と、前記検出信号に基づいて、前記光ビームの走査周期を測定する工程と、前記検出信号が発生してから所定期間内に前記検出信号が発生しない場合に、エラーと判定する工程を有し、前記エラーを判定するための前記所定期間を前記走査周期の測定結果に応じて可変としたことを特徴とする。
また、光ビームを感光体上に走査する画像形成装置の制御方法であって、走査される前記光ビームの走査路上で前記光ビームを検出して検出信号を発生する工程と、前記検出信号に基づいて、前記光ビームの走査周期を測定する工程と、前記光ビームを検出できるように、前回の検出信号発生に同期してクロックをカウントし、該カウント値が前回の走査周期に所定値を乗じた値に達したことに応答して前記光源を点灯させる工程を有し、前記所定値を前回の走査周期と前前回の走査周期に基づいて変化させることを特徴とする。
【0014】
また、少なくとも1走査前の周期と2走査前の周期に応じて、前記タイミングを制御することを特徴とする。
【0015】
また、温度を測定または推定する手段を有し、前記環境因子と前記周期に応じて前記タイミングを制御することを特徴とする。
【0016】
また、前記タイミングで前記光源が点灯することにより画像形成領域が露光されるか否かを判定する手段を有し、該判定結果に応じて高圧の印加を開始することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1はレーザプリンタの説明図である。
【0018】
図1において、101はレーザ駆動信号でレーザユニット102に入力される。レーザユニット102はレーザ駆動信号101に応じて点灯又は消灯して、レーザビーム103を射出する。レーザビーム103はスキャナモータ104によって回転するポリゴンミラー(多面鏡)105によりレーザビーム107に偏向され、結像レンズ106によって感光ドラム108上に結像される。このように、レーザビーム107が感光ドラム108上を水平方向に走査されることにより、感光ドラム108上には静電潜像が形成される。この静電潜像は、不図示の現像器により可視化されてトナー像となり、不図示の転写器によって転写紙112に転写され、該転写紙112は不図示の定着器により定着される。
【0019】
一方、偏向されたレーザビーム107は、その走査路上のビーム検出器109を通過する際、該ビーム検出器109のスリット状の入射口に入射し、光ファイバ110を通して光電変換素子111に導かれ、電気信号に変換される。なお、正確には、ポリゴンミラーにより偏向されたレーザビームが直接ビーム検出器109のスリットに入射するのではなく、図のように所定の位置に配置されたミラーを介して入射するよう構成される。この電気信号は不図示の増幅回路により増幅され、波形整形等の処理を受けて信号201となり、感光ドラム107上に画像形成するためのレーザの変調タイミングの調整や、スキャナモータ104の回転制御等に用いられる。
【0020】
次に、図2を用いて、BD信号生成のためのレーザ点灯制御や、スキャナモータ104の回転制御について説明する。
【0021】
図2において、前述の信号201は信号218とともにAND回路202に入力され、AND回路はBD信号203を生成して後段の回路に入力する。AND回路202は信号218がHとなるときだけ出力がHとなるよう、信号201をマスクすることにより、所定のタイミング以外でノイズ等により誤ってBD信号203が生成されることを防ぐ。BD信号203はカウンタ204へ入力される。カウンタ204はBD信号203のBD周期、即ちレーザビーム107の1走査分の周期を各1走査毎に測定すると同時に、レーザ点灯のタイミングを与えるためのもので、BD信号203によりクリアされ、CLK信号によりクロックされる。206はレジスタで、カウンタ204がクリアされる直前の値をラッチすることによりBD信号203の周期を記憶するものである。
【0022】
209はレジスタであり、CPU208から指定された所定値を記憶する。210はスキャナモータ回転制御回路で、レジスタ209に記憶された所定値とレジスタ206に記憶された1走査前のBD周期を比較して、その差分に応じてスキャナモータ104の加減速制御を行う。
【0023】
また一方、212は演算回路であり、レジスタ206に記憶された値、即ち1走査前の周期にCPU208で指定された演算を行い、演算結果をレジスタ213へ格納する。この演算値は、次にBD信号を得るためにレーザを点灯するようレーザ駆動信号101をHにする際のタイミングを指示するものである。214はBD信号を得るためにレーザを指示されたタイミングで点灯制御する回路であり、レジスタ213に記憶された演算値と、カウント値205を比較し、カウント値205が大きい時にHを出力してレーザを点灯させる。
【0024】
ここで、例えば、演算回路212がレジスタ206の値に倍率kを乗じてレジスタ213に格納するよう設定しておく。例えば、倍率k=0.9とし、例えば前回のBD周期のカウント値が10000の場合、レジスタ213には9000が格納される。即ち、カウンタ204はBD信号が入力された時にクリアされた後、CLK信号により徐々にインクリメントされていき、カウンタ204が9000を超えた時点からレーザの点灯が開始する。そして、次のBD信号が入力され、カウンタ204がクリアされると、レーザは消灯する。
【0025】
さらに、215はBD周期異常検出回路であり、レジスタ207記憶されている1走査前のBD周期と、カウント値205を比較し、カウント値205がレジスタ207に記憶されているBD周期の所定倍を超えた時、BD信号の異常と判断して、回路216を動作させる。
【0026】
回路216は次のBD信号を獲得するために、現在の走査位置、カウント値に関わらず、強制的にレーザを発光させるものであり、異常検出回路215の指示を受けて、その後2走査分、即ち2回BD信号が入力されるまで、レーザを点灯する。
【0027】
このようにして得られたBD信号生成のための点灯信号、及び異常時の強制点灯信号はOR回路217によりOR演算がとられ、OR回路217の出力即ち信号218はさらにOR回路220において不図示のコントローラより入力されるビデオ信号219とのOR演算がとられ、OR回路220の出力即ちレーザ駆動信号101は前述のレーザユニット102へ入力される。なお、前述したように、信号218はAND回路202へも入力されて信号201をマスクし、BD信号203が生成される。
【0028】
ここで、BD信号の異常事態について詳述しておく。
【0029】
スキャナモータはひとたび回転を始めると、慣性により回転数が突然大きく変わることはない。しかしBD信号を用いてスキャナモータの回転数を検出する場合、何らかの異常により、BD信号が入力されるべきタイミングでBD信号が生成されない事態が生じる事がある。これは、例えばレーザビームがビーム検出器を通過する際、レーザが点灯しなかったり、レーザが点灯してもBD信号が正確に生成されなかったり、さらには生成されたBD信号が途中の伝送路上のノイズ等の影響で正しく認識されないことがある。この場合、カウンタ204は次のBD信号が入力されるまでカウントアップを続け、その結果レジスタ206は今までの約2倍程度の周期を検出されてしまう。
【0030】
例えば、前記例のようにレジスタ206の値が10000となる回転数でスキャナモータがほぼ定常回転しているとする。このとき、レジスタ213には9000がセットされ、カウント値205が9000より大きくなった時点からレーザを点灯し、カウント値205が略10000となる時にBD信号が入力される筈である。しかし、ここでBD信号が何らかの異常で入力されなかった場合は、次回、即ちカウント値205が20000となる時にBD信号が入力されることとなり、その結果、レジスタ206には20000、レジスタ213には18000が格納され、以降2走査毎にしかBD信号が生成されなくなる。さらに、スキャナモータの回転制御も、レジスタ207の値に基づいているため、スキャナモータ制御回路210はスキャナモータの回転数が下がったと判断して、回転数を上げるべく加速制御を行ってしまう。
【0031】
BD信号異常検出回路215はこのような事態を防止するために設けられた回路で、現在のカウント値205が、所定期間、例えばレジスタ206に記憶された1走査前のBD周期の1.5倍を超えた時に異常事態と判断し、現在のカウント値、走査位置に関わらず、レーザを強制点灯させるべく回路216へ信号を出力するものである。そして、その後、所定期間、例えばBD信号が2回入力されるまで、レーザを強制点灯し続ける。これにより、レジスタ206に正常なBD周期がレジスタが格納され、BD検出異常が回復することとなる。
【0032】
なお、本実施例ではスキャナモータ制御回路210がレジスタ206に格納された値即ち1走査前のBD周期を、レジスタ209に格納された所定値と比較する構成について説明したが、カウンタ204のカウント値205を、レジスタ209に格納された値と比較することにより、スキャナモータを制御するよう構成してもよい。
【0033】
以上のように、何らかのトラブルによりBD信号が入力されなかった場合にも、BD信号生成のためのレーザ点灯タイミングを適切に制御し、またスキャナモータの制御も正常な状態に戻すことが可能となる。
【0034】
(実施例2)
第2の実施例について説明する。本実施例は、1走査前の周期と2走査前の周期からスキャナモータの状態を判定し、その判定結果に応じて、実施例1では固定とした倍率kを変化させるものである。
【0035】
以下、CPU208の制御の流れを図3のフローチャートを用いて説明する。
【0036】
まず、ステップS301で初期設定を行う。例えば、1走査前のBD周期として変数BD1に0を格納する。
【0037】
ステップS302では、BD周期の測定を終了する指示がなされているかどうかを判定する。BD周期の測定を終了する指示は他の処理により実行される。終了の指示が出ている場合は、この制御を終了し、指示がなされていない場合はステップS303へ進む。
【0038】
ステップS303ではBD信号203が入力されたか否かを判定する。入力されていない場合はステップS302へ戻り、入力が確認されると、ステップS304へ進む。
【0039】
ステップS304では、変数BD1の値を変数BD2へ格納し、ステップS305では最新のレジスタ206の値207を変数BD1へ格納する。これらにより、変数BD1には1走査前の周期が格納され、BD2には2走査前の周期が格納されたことになる。
【0040】
ステップS306では、変数BD1及びBD2に基づいて、演算回路212の演算式、即ちレジスタ207の値を何倍してレジスタ213へ格納するかという倍率kを演算回路212に設定する。
【0041】
本実施例においては、変数BD1及びBD2からモータ加速中と判断できる時は1周期前のBD周期の0.94倍のタイミングからレーザを点灯し、定速中と判断できる場合は1周期前のBD周期の0.97倍のタイミングからレーザを点灯し、減速中と判断できる場合には1周期前のBD周期と同じタイミングからレーザを点灯する。即ち、前記倍率は下式に従う。
【0042】
【外1】
(ただしαは定数)
【0043】
以上のように、少なくとも1走査前の周期と2走査前の周期に応じて、レーザ強制点灯のタイミングを制御することによって、スキャナモータの状態が加速中、定速中、減速中のいずれにあるかを判断して、BD信号生成のためのレーザの点灯タイミングを最適に制御することにより、レーザの点灯時間を短縮化してレーザの長寿命化を図るとともに、不用意に感光体を露光することを防止して感光体の長寿命化を図ることができる。
【0044】
なお、条件式が簡単なので、CPU208によるソフトウエアの制御を削減して、演算回路212に条件判断回路を組み込んでもよい。
【0045】
(実施例3)
第3の実施例として、実施例2のステップS306における前記倍率kを
k= BD1/BD2ー0.03
として、演算回路212に設定してもよい。
【0046】
(実施例4)
次に、第4の実施例について説明する。第4の実施例は、第2の実施例を流体軸受け構造のスキャナモータに適用する際に、さらなる最適化を図るものである。
【0047】
流体軸受けとは、シャフトスリーブ等に加工した動圧発生用グルーブがオイル、グリス、気体等の潤滑流体をポンピングすることにより非接触回転する軸受けであり、レーザプリンタのスキャナモータ等にも広く用いられている。しかし、その負荷は温度等の環境因子に依存し、例えば流体軸受けが低温のときは負荷が大きいため、モータの加速は遅く、減速は早くなる。一方、流体軸受けが高温のときは負荷が小さいため、モータの加速は早く、減速は遅くなる。この流体軸受けの温度は環境やモータの使用状態により左右される。
【0048】
本実施例においては、係る点を考慮して、温度等によるモータの負荷変動に応じて、演算回路212に設定する倍率kを変化させ、BD信号獲得のためのレーザ発光タイミングを適切に変化させるものである。
【0049】
実施例4におけるハードウエアは、前述した図1及び図2の如く構成される。以下、本実施例における動作の流れを実施例2で用いた図3を用いて説明する。
【0050】
まず、このフローチャートのスキャナモータの回転制御を開始するに先立ち、スキャナモータの流体軸受けの温度をサーミスタ等で検出し、CPU208がこのサーミスタの電圧を読み込むことにより温度Thを測定する。なお、ここで、スキャナモータの軸受け部以外に設置された定着サーミスタ等の電圧から流体軸受けの温度Thを推定してもよい。
【0051】
そして、図3で示したフローチャートの制御を実行する。ただし、ステップS306における、倍率kの設定は下式のとおりとする。
【0052】
【外2】
(ただし、A及びBは定数で、A<B)
【0053】
以上のように、スキャナモータの回転状態が加速中、定速中、減速中のいずれにあるかという点に加え、流体軸受けの負荷変動を考慮して、BD信号生成のためのレーザ点灯タイミングを最適に制御することにより、レーザの点灯時間を短縮化してレーザの長寿命化を図るとともに、不用意に感光体を露光することを防止して感光体の長寿命化を図ることができる。
【0054】
(実施例5)
次に、第5の実施例について説明する。
【0055】
本実施例は、第4の実施例をさらに変形させたものであり、流体軸受け構造のスキャナモータの立上げ開始から定常回転数に達するまでに要した時間(以下、立上げ時間)に応じて、演算回路212に設定する倍率kを変化させ、BD信号獲得のためのレーザ点灯タイミングを変化させる。
【0056】
つまり、スキャナモータの立上げ時間が長い場合は、負荷が大きいと判断して、レーザを点灯するタイミングを遅く設定する。一方スキャナモータの立上げ時間が短い場合は、負荷が小さいと判断して、レーザを点灯するタイミングを早く設定する。
【0057】
即ち、スキャナモータの駆動を開始すると同時に、CPU132はタイマをスタートさせる。そしてBD1-BD2<αとなった時点で、スキャナモータがほぼ定常回転数に達したと判断し、この時点でのタイマの値を立上げ時間t1として読み込み、不図示のレジスタに格納する。そして、以降のスキャナモータ制御においては、図3のフローチャートに従うが、ステップS306において倍率kを以下のように設定する。
【0058】
【外3】
(ただし、C及びDは定数で、C<D)
【0059】
以上のように、スキャナモータの回転状態が加速中、定速中、減速中のいずれにあるかという点に加え、流体軸受けの負荷変動を考慮して、BD信号生成のためのレーザ点灯タイミングを最適に制御することにより、レーザの点灯時間を短縮化してレーザの長寿命化を図るとともに、不用意に感光体を露光することを防止して感光体の長寿命化を図ることができる。
【0060】
(実施例6)
次に、第6実施例について説明する。
【0061】
本実施例は、第4の実施例をさらに変形させたものであり、流体軸受け構造のスキャナモータを駆動していた時間(以下、駆動時間)に応じて、演算回路212に設定する倍率kを変化させる。即ち、スキャナモータの駆動時間が長い場合は、負荷が大きいと判断して、レーザを点灯するタイミングを遅く設定する。一方、スキャナモータの立上げ時間が短い場合は、負荷が小さいと判断して、レーザを点灯するタイミングを早く設定するものである。
【0062】
即ち、スキャナモータの駆動を開始すると同時に、CPU208はタイマをスタートさせる。そして駆動を停止した時点でのタイマの値を駆動時間t2として読み込み、不図示のレジスタに格納しておく。そして、以降のスキャナモータ制御においては、図3のフローチャートに従うが、ステップS306において倍率kを以下のように設定する。
【0063】
【外4】
(ただし、E及びFは定数で、E<F)
【0064】
以上のように、スキャナモータの回転状態が加速中、定速中、減速中のいずれにあるかという点に加え、流体軸受けの負荷変動を考慮して、BD信号生成のためのレーザ点灯タイミングを最適に制御することにより、レーザの点灯時間を短縮化してレーザの長寿命化を図るとともに、不用意に感光体を露光することを防止して感光体の長寿命化を図ることができる。
【0065】
(実施例7)
次に、第7の実施例について説明する。本実施例は第5の実施例をさらに変形させたものであり、流体軸受け構造のスキャナモータの立下げ開始から停止に至るまでに要した時間に応じて、演算回路212に設定する倍率kを変化させる。即ち、スキャナモータの立下げ時間が長い場合は、モータの負荷が小さいと判断して、レーザを点灯するタイミングを遅く設定する。一方、スキャナモータの立上げ時間が短い場合は、モータの負荷が大きいと判断して、レーザを点灯するタイミングを早く設定する。
【0066】
即ち、スキャナモータの立ち下げ制御を開始すると同時に、CPU208はタイマをスタートさせる。そして、スキャナモータが停止した時点でのタイマの値を立下げ時間t3として読み込み、不図示のレジスタに格納する。そして、以降のスキャナモータ制御においては、図3のフローチャートに従うが、ステップS306において倍率kを以下のように設定する。
【0067】
【外5】
(ただし、G及びHは定数で、G<H)
【0068】
以上のように、スキャナモータの回転状態が加速中、定速中、減速中のいずれにあるかという点に加え、流体軸受けの負荷変動を考慮して、BD信号生成のためのレーザ点灯タイミングを最適に制御することにより、レーザの点灯時間を短縮化してレーザの長寿命化を図るとともに、不用意に感光体を露光することを防止して感光体の長寿命化を図ることができる。
【0069】
(実施例8)
第8の実施例においては、例えば実施例2のように、スキャナモータの状態に応じて倍率kを変化させた場合、BD信号を生成するためのレーザ点灯により感光ドラム上にレーザビームが照射されてしまうか否かを1走査毎に判断して、帯電器や現像器等の高圧印加開始のタイミングを適切に制御するものである。即ち、例えば画像形成装置の立上げ時等、スキャナモータが完全に定常回転数に達してから高圧印加を開始するのではなく、その加速途中であっても画像形成領域が露光されないと判定された場合には高圧印加を開始することにより、ファーストプリントタイムの短縮化を図るものである。
【0070】
図4はレーザの走査周期を説明するためのタイムチャートである。図4においてt401からt405がレーザのn回目の1走査周期に相当し、t405からt408が次の1走査に相当する。
【0071】
n走査目のt402においてBD信号が入力される。そしてt403からt404にかけてレーザは画像形成領域としての感光ドラム上を走査する。そしてt405においてレーザビームはポリゴンミラーのエッジ部に至り、(n+1)回目の走査にはいる。また、BD信号が入力されるタイミングt402から、感光ドラムの露光が終了するタイミングt404までの時間をTn1とし、BD信号が入力されるタイミングt402から次にBD信号が入力されるタイミングt406までをTn2とする。ここで、Tn1とTn2の比率をβ、即ちβ=Tn1/Tn2とおくと、βは各装置に固有な幾何学的距離の比として予め求められる定数となる。
【0072】
ところで実施例2で説明したように、例えばスキャナモータの立上げ直後等においては、定常回転時に比べ、BD信号生成のためのレーザ点灯を早く行うため、強制点灯信号は例えば図に示した▲1▼(点線)のようになる。即ち、感光体上を走査し終わるタイミングt404以前にレーザを点灯するため、その結果感光ドラム上をも露光してしまうことがある。この場合、帯電器や現像器等の高圧が印加されていることは好ましくない。
【0073】
一方、スキャナモータが高速域に達してくると、強制点灯信号は図に示した▲2▼(実線)のようになる。即ち、感光体上を走査し終わるタイミングt404以降にレーザを点灯するため、感光ドラムは露光されない。よって、高圧の印加を開始しても差し支えない。
【0074】
以下、本実施例の流れを図5に示したフローチャートを用いて説明する。
【0075】
ステップS501からステップS507は実施例3で示した図3のフローチャート中のステップS301からステップS307と同様である。
【0076】
次に、ステップS508において、倍率kを定数βと比較する。これは、レーザの強制点灯により画像形成領域としての感光ドラムが露光されるか否かを判定するものである。判定の結果、倍率kの方が大きければステップS509へ、小さければステップS502へ戻る。
【0077】
ステップS509では感光ドラム108に既に高圧を印加しているか否かを判断し、印加している場合にはステップS502へ戻り、否であればステップS510で帯電器、現像器等の高圧を印加してステップS502へ戻る。
【0078】
以上のようにして、感光ドラム上を露光してしまうか否かを、BD信号生成のためのレーザ点灯タイミングに応じて1走査毎に判断することにより、スキャナモータの回転数が定常回転数に達する前に高圧印加を開始することができ、ファーストプリントタイムの短縮化を図ることができる。
【0079】
【発明の効果】
本発明請求項1及び11によれば、ビームの検出信号が発生しなかった場合にも、該エラーをすばやく判定し、対処することが可能となる。また、請求項3及び12によれば、同期信号を得るための光源点灯時間をなるべく短くすることができ、不用意に感光体を露光しない様、光源や感光体の長寿命化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタ
【図2】スキャナモータの回転制御回路を示す図
【図3】実施例3乃至7における動作フローチャート
【図4】スキャナモータのタイミングチャート
【図5】実施例8における動作フローチャート
【符号の説明】
104 スキャナモータ
105 ポリゴンミラー
109 ビーム検出器
203 BD信号[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a laser printer, for example.
[0002]
[Prior art]
A so-called laser printer that forms an image by scanning a laser beam on a photosensitive member by reflecting a laser beam modulated by an image signal by a rotating polygon mirror is well known. In order to synchronize the phase of the scanner motor for rotating the polygon mirror and the modulation timing of the laser beam, a detection signal (BD signal) from a beam detector provided on the laser beam scanning path is used.
[0003]
Also, a method of measuring the BD cycle for each scan and controlling the acceleration / deceleration of the scanner motor based on the BD cycle is known for driving and controlling the scanner motor.
[0004]
In order to obtain this BD signal, of course, it is necessary to turn on the laser when the optical path of the laser beam passes through the beam detector. However, the laser beam is exposed on a portion other than the beam detector, for example, on the photosensitive member. Doing so can damage the photoreceptor and shorten its life. Therefore, it is desirable to turn on the laser only when the laser beam to be scanned passes near the beam detector on the beam scanning path, so that the next laser beam is detected based on the period of the BD signal before one scan. A technique has been used in which the laser is turned on only in the vicinity of the expected timing of passing through the vessel.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the laser beam passes through the beam detector, the laser does not turn on, the BD signal is not generated correctly even when the laser is turned on, and the generated BD signal is noise on the transmission path on the way. For example, when an unrecognized situation occurs, for example, the time until the next beam detection, that is, a period of about two scans, is determined as one scan. As a result, it is impossible to appropriately perform laser lighting timing control for beam detection and scanner motor control thereafter.
[0006]
In particular, during rapid acceleration / deceleration, such as when the scanner motor is started up, the next beam detection timing cannot be properly predicted from the BD cycle before one scan, and a laser beam is irradiated onto the photoconductor. May end up. In particular, when the scanner motor rotates at a low speed, the photoconductor is greatly damaged compared to when the scanner motor rotates at a high speed. Moreover, the life of the laser unit is shortened by unnecessary lighting.
[0007]
In addition, when the scanner motor has a fluid bearing structure, the load of the fluid bearing fluctuates due to factors such as temperature, and it is difficult to properly predict the beam detection timing.
[0008]
In addition, immediately after the image formation command, that is, when the scanner motor is started up, the laser beam can expose the photosensitive member. Therefore, if a high voltage power source such as a charger or a developing device starts to be applied, the laser beam temporarily moves the photosensitive member. In the case of exposure, this noise exposure forms a useless noise image, which not only damages the photoreceptor, but also wastes toner and soils devices such as a transfer device. However, there has been a situation that the first print time is delayed if high-voltage application is started after the scanner motor has reached the steady rotational speed.
[0009]
The present invention has been made to identify such problems, and its first purpose is to control the laser lighting timing and scanner motor control for BD signal generation even if the BD signal may not be input due to some trouble An object of the present invention is to provide an image forming apparatus that appropriately performs the above.
[0010]
Also, the second purpose is to shorten the laser lighting time by appropriately controlling the laser lighting timing for generating the BD signal even when the scanner motor is started up suddenly. The purpose of this is to extend the life of the photoconductor by prolonging the life of the laser and preventing the photoconductor from being exposed carelessly.
[0011]
In addition, when the scanner motor has a fluid bearing structure, the third purpose is to appropriately control the laser lighting timing for obtaining the BD signal even if the characteristics are influenced by environmental factors such as temperature. This is to extend the life of the laser and the photoconductor.
[0012]
A fourth object is to shorten the first print time without forming a useless noise image when the scanner motor is started up.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a light source that emits a light beam, a scanning unit that scans the photosensitive member with the light beam emitted from the light source, and a detection that generates a detection signal by detecting the light beam scanned by the scanning unit. Means for measuring the scanning period of the scanning means based on the detection signal, and determination means for determining an error when the detection signal is not generated within a predetermined period after the detection signal is generated The predetermined period for the determination means to determine an error is variable according to the measurement result of the scanning period.
A light source for emitting a light beam; scanning means for scanning the photosensitive member with the light beam emitted from the light source; and detecting the light beam on a scanning path of the light beam scanned by the scanning means. A detection unit that generates a detection signal, a measurement unit that measures a scanning period of the scanning unit based on the detection signal, and a detection unit that synchronizes with the previous detection signal generation so that the detection unit can detect the light beam. A lighting control means for lighting the light source in response to the count value reaching a value obtained by multiplying the previous scanning cycle by a predetermined value, and the predetermined value Is changed based on the previous scan cycle and the previous scan cycle It is characterized by that.
Further, there is provided a control method for an image forming apparatus that scans a light beam on a photosensitive member, the step of detecting a scanned light beam and generating a detection signal, and the scanning of the light beam based on the detection signal A step of measuring a period, and a step of determining an error when the detection signal is not generated within a predetermined period after the detection signal is generated, and scanning the predetermined period for determining the error It is characterized by being variable according to the measurement result of the period.
Further, there is provided a control method for an image forming apparatus that scans a photosensitive member with a light beam, the step of detecting the light beam on a scanning path of the scanned light beam and generating a detection signal; Based on the step of measuring the scanning period of the light beam and counting the clock in synchronization with the previous detection signal generation so that the light beam can be detected, and the count value is set to a predetermined value in the previous scanning period. Illuminating the light source in response to reaching the multiplied value, the predetermined value Is changed based on the previous scan cycle and the previous scan cycle It is characterized by that.
[0014]
Further, the timing is controlled in accordance with at least a cycle before one scan and a cycle before two scans.
[0015]
Moreover, it has a means to measure or estimate temperature, and controls the said timing according to the said environmental factor and the said period.
[0016]
Further, the image forming apparatus includes a unit that determines whether or not the image forming area is exposed by turning on the light source at the timing, and starts applying a high voltage according to the determination result.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Example 1)
FIG. 1 is an explanatory diagram of a laser printer.
[0018]
In FIG. 1,
[0019]
On the other hand, when the deflected
[0020]
Next, laser lighting control for generating a BD signal and rotation control of the
[0021]
In FIG. 2, the
[0022]
[0023]
On the other hand,
[0024]
Here, for example, the
[0025]
Further,
[0026]
The
[0027]
The lighting signal for generating the BD signal thus obtained and the forced lighting signal at the time of abnormality are ORed by the
[0028]
Here, the abnormal situation of the BD signal will be described in detail.
[0029]
Once the scanner motor starts rotating, the rotation speed does not change suddenly due to inertia. However, when the rotation speed of the scanner motor is detected using the BD signal, there may be a case where the BD signal is not generated at the timing when the BD signal should be input due to some abnormality. This is because, for example, when the laser beam passes through the beam detector, the laser does not turn on, the BD signal is not generated accurately even when the laser is turned on, and the generated BD signal is on the transmission path on the way. May not be recognized correctly due to the effects of noise. In this case, the
[0030]
For example, it is assumed that the scanner motor rotates substantially at a rotation speed at which the value of the register 206 is 10,000 as in the above example. At this time, 9000 is set in the
[0031]
The BD signal
[0032]
In this embodiment, the configuration in which the scanner
[0033]
As described above, even when the BD signal is not input due to some trouble, the laser lighting timing for generating the BD signal can be appropriately controlled, and the scanner motor control can be returned to the normal state. .
[0034]
(Example 2)
A second embodiment will be described. In this embodiment, the state of the scanner motor is determined from the cycle before one scan and the cycle before two scans, and the magnification k fixed in the first embodiment is changed according to the determination result.
[0035]
Hereinafter, the control flow of the
[0036]
First, initial setting is performed in step S301. For example, 0 is stored in the variable BD1 as the BD cycle before one scan.
[0037]
In step S302, it is determined whether an instruction to end the measurement of the BD cycle is given. The instruction to end the measurement of the BD cycle is executed by another process. If an instruction for termination has been issued, this control is terminated. If no instruction has been given, the process proceeds to step S303.
[0038]
In step S303, it is determined whether or not the
[0039]
In step S304, the value of variable BD1 is stored in variable BD2, and in step S305, the
[0040]
In step S306, based on the variables BD1 and BD2, the arithmetic expression of the
[0041]
In this embodiment, when it can be determined from the variables BD1 and BD2 that the motor is being accelerated, the laser is turned on at a timing 0.94 times the BD cycle one cycle before, and when it can be determined that the motor is in constant speed, the BD cycle one cycle before If the laser is turned on at 0.97 times the timing and it can be determined that the vehicle is decelerating, the laser is turned on at the same timing as the BD cycle one cycle before. That is, the magnification follows the following formula.
[0042]
[Outside 1]
(Where α is a constant)
[0043]
As described above, by controlling the laser forcible lighting timing according to at least the period before the first scan and the period before the second scan, the scanner motor is in the state of acceleration, constant speed, or deceleration. By optimizing the laser lighting timing for BD signal generation, the laser lighting time can be shortened to extend the life of the laser, and the photoconductor can be exposed carelessly. This can prevent the life of the photosensitive member and extend the life of the photosensitive member.
[0044]
Since the conditional expression is simple, control of software by the
[0045]
(Example 3)
As a third example, the magnification k in step S306 of Example 2 is set.
k = BD1 / BD2 ー 0.03
May be set in the
[0046]
(Example 4)
Next, a fourth embodiment will be described. In the fourth embodiment, further optimization is achieved when the second embodiment is applied to a scanner motor having a fluid bearing structure.
[0047]
A fluid bearing is a bearing in which a dynamic pressure generating groove processed into a shaft sleeve or the like rotates in a non-contact manner by pumping a lubricating fluid such as oil, grease, or gas, and is widely used for a scanner motor of a laser printer or the like. ing. However, the load depends on environmental factors such as temperature. For example, when the fluid bearing is at a low temperature, the load is large, so that the motor accelerates slowly and decelerates quickly. On the other hand, when the fluid bearing is hot, the load is small, so the motor accelerates quickly and decelerates slowly. The temperature of the fluid bearing depends on the environment and the usage state of the motor.
[0048]
In this embodiment, in consideration of such points, the magnification k set in the
[0049]
The hardware in the fourth embodiment is configured as shown in FIGS. Hereinafter, the operation flow in the present embodiment will be described with reference to FIG. 3 used in the second embodiment.
[0050]
First, before starting the rotation control of the scanner motor in this flowchart, the temperature of the fluid bearing of the scanner motor is detected by a thermistor or the like, and the
[0051]
Then, the control of the flowchart shown in FIG. 3 is executed. However, the setting of the magnification k in step S306 is as follows.
[0052]
[Outside 2]
(However, A and B are constants, A <B)
[0053]
As described above, in addition to whether the rotation state of the scanner motor is accelerating, constant speed, or decelerating, the laser lighting timing for generating the BD signal is determined in consideration of the load fluctuation of the fluid bearing. By controlling optimally, it is possible to shorten the lighting time of the laser to extend the life of the laser, and to prevent the photoconductor from being inadvertently exposed to extend the life of the photoreceptor.
[0054]
(Example 5)
Next, a fifth embodiment will be described.
[0055]
This embodiment is a further modification of the fourth embodiment, depending on the time required from the start of startup of the scanner motor of the fluid bearing structure to the steady rotation speed (hereinafter referred to as startup time). Then, the magnification k set in the
[0056]
That is, if the startup time of the scanner motor is long, it is determined that the load is large, and the timing for turning on the laser is set late. On the other hand, when the startup time of the scanner motor is short, it is determined that the load is small, and the timing for turning on the laser is set early.
[0057]
That is, the CPU 132 starts a timer simultaneously with the start of driving the scanner motor. And BD1-BD2 When <α, it is determined that the scanner motor has almost reached the steady rotational speed, and the value of the timer at this time is read as the startup time t1 and stored in a register (not shown). In the subsequent scanner motor control, the flowchart k in FIG. 3 is followed, but in step S306, the magnification k is set as follows.
[0058]
[Outside 3]
(However, C and D are constants, C <D)
[0059]
As described above, in addition to whether the rotation state of the scanner motor is accelerating, constant speed, or decelerating, the laser lighting timing for generating the BD signal is determined in consideration of the load fluctuation of the fluid bearing. By controlling optimally, it is possible to shorten the lighting time of the laser to extend the life of the laser, and to prevent the photoconductor from being inadvertently exposed to extend the life of the photoreceptor.
[0060]
(Example 6)
Next, a sixth embodiment will be described.
[0061]
This embodiment is a further modification of the fourth embodiment, and the magnification k set in the
[0062]
That is, the
[0063]
[Outside 4]
(However, E and F are constants, E <F)
[0064]
As described above, in addition to whether the rotation state of the scanner motor is accelerating, constant speed, or decelerating, the laser lighting timing for generating the BD signal is determined in consideration of the load fluctuation of the fluid bearing. By controlling optimally, it is possible to shorten the lighting time of the laser to extend the life of the laser, and to prevent the photoconductor from being inadvertently exposed to extend the life of the photoreceptor.
[0065]
(Example 7)
Next, a seventh embodiment will be described. This embodiment is a further modification of the fifth embodiment, and the magnification k set in the
[0066]
That is, the
[0067]
[Outside 5]
(However, G and H are constants, G <H)
[0068]
As described above, in addition to whether the rotation state of the scanner motor is accelerating, constant speed, or decelerating, the laser lighting timing for generating the BD signal is determined in consideration of the load fluctuation of the fluid bearing. By controlling optimally, it is possible to shorten the lighting time of the laser to extend the life of the laser, and to prevent the photoconductor from being inadvertently exposed to extend the life of the photoreceptor.
[0069]
(Example 8)
In the eighth embodiment, for example, as in the second embodiment, when the magnification k is changed according to the state of the scanner motor, the laser beam is irradiated on the photosensitive drum by the laser lighting for generating the BD signal. The timing for starting the application of high voltage to the charger, the developing device, etc. is appropriately controlled. That is, for example, when the image forming apparatus is started up, it is determined that the image forming area is not exposed even during acceleration while the high speed application is not started after the scanner motor has completely reached the steady rotation speed. In this case, the first print time is shortened by starting high voltage application.
[0070]
FIG. 4 is a time chart for explaining the laser scanning period. In FIG. 4, t401 to t405 correspond to the n-th scanning cycle of the laser, and t405 to t408 correspond to the next one scanning.
[0071]
The BD signal is input at t402 of the nth scan. From t403 to t404, the laser scans the photosensitive drum as the image forming area. At t405, the laser beam reaches the edge of the polygon mirror and enters the (n + 1) th scan. The time from the timing t402 at which the BD signal is input to the timing t404 at which the exposure of the photosensitive drum ends is Tn1, and the time from the timing t402 at which the BD signal is input to the timing t406 at which the BD signal is input next is Tn2. And Here, if the ratio of Tn1 and Tn2 is β, that is, β = Tn1 / Tn2, β is a constant obtained in advance as the ratio of the geometric distance inherent to each device.
[0072]
By the way, as described in the second embodiment, for example, immediately after starting up the scanner motor, the laser lighting for generating the BD signal is performed earlier than in the steady rotation. ▼ (dotted line). That is, since the laser is turned on before timing t404 when the scanning on the photosensitive member is completed, the photosensitive drum may be exposed as a result. In this case, it is not preferable that a high voltage is applied from a charging device or a developing device.
[0073]
On the other hand, when the scanner motor reaches the high speed range, the forcible lighting signal becomes (2) (solid line) shown in the figure. That is, since the laser is turned on after timing t404 when scanning on the photosensitive member is completed, the photosensitive drum is not exposed. Therefore, the application of high voltage can be started.
[0074]
Hereinafter, the flow of this embodiment will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
[0075]
Steps S501 to S507 are the same as steps S301 to S307 in the flowchart of FIG.
[0076]
Next, in step S508, the magnification k is compared with a constant β. This is to determine whether or not the photosensitive drum as the image forming area is exposed by forced lighting of the laser. As a result of the determination, if the magnification k is larger, the process returns to step S509, and if smaller, the process returns to step S502.
[0077]
In step S509, it is determined whether a high voltage has already been applied to the
[0078]
As described above, whether or not the photosensitive drum is exposed is determined for each scan according to the laser lighting timing for generating the BD signal, so that the rotation speed of the scanner motor becomes the steady rotation speed. The high voltage application can be started before reaching the first print time, and the first print time can be shortened.
[0079]
【The invention's effect】
According to the first and eleventh aspects of the present invention, even when a beam detection signal is not generated, the error can be quickly determined and dealt with. According to the third and twelfth aspects of the present invention, the light source lighting time for obtaining the synchronization signal can be shortened as much as possible, and the life of the light source and the photoconductor can be extended so that the photoconductor is not inadvertently exposed. It becomes possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 Laser printer
FIG. 2 is a diagram showing a rotation control circuit of a scanner motor
FIG. 3 is an operation flowchart according to the third to seventh embodiments.
FIG. 4 is a timing chart of the scanner motor.
FIG. 5 is an operation flowchart according to the eighth embodiment.
[Explanation of symbols]
104 Scanner motor
105 polygon mirror
109 Beam detector
203 BD signal
Claims (12)
前記光源より射出される光ビームを感光体上に走査する走査手段と、
前記走査手段により走査される光ビームを検出して検出信号を発生する検出手段と、
前記検出信号に基づいて、前記走査手段の走査周期を測定する測定手段と、
前記検出信号が発生してから所定期間内に前記検出信号が発生しない場合に、エラーと判定する判定手段を有し、
前記判定手段がエラーを判定するための前記所定期間を前記測定手段の測定結果に応じて可変としたことを特徴とする画像形成装置。A light source that emits a light beam;
Scanning means for scanning the photosensitive member with a light beam emitted from the light source;
Detecting means for detecting a light beam scanned by the scanning means and generating a detection signal;
Measuring means for measuring a scanning period of the scanning means based on the detection signal;
A determination means for determining an error when the detection signal is not generated within a predetermined period after the detection signal is generated;
The image forming apparatus, wherein the predetermined period for the determination unit to determine an error is variable according to a measurement result of the measurement unit.
前記光源より射出される光ビームを感光体上に走査する走査手段と、
前記走査手段により走査される前記光ビームの走査路上で前記光ビームを検出して検出信号を発生する検出手段と、
前記検出信号に基づいて、前記走査手段の走査周期を測定する測定手段と、
前記検出手段が前記光ビームを検出できるように、前回の検出信号発生に同期してクロックをカウントし、該カウント値が前回の走査周期に所定値を乗じた値に達したことに応答して前記光源を点灯させる点灯制御手段を有し、
前記所定値を前回の走査周期と前前回の走査周期に基づいて変化させることを特徴とする画像形成装置。A light source that emits a light beam;
Scanning means for scanning the photosensitive member with a light beam emitted from the light source;
Detecting means for detecting a light beam on a scanning path of the light beam scanned by the scanning means and generating a detection signal;
Measuring means for measuring a scanning period of the scanning means based on the detection signal;
In response to the count value reaching a value obtained by multiplying the previous scanning cycle by a predetermined value so that the detection means can detect the light beam in synchronization with the generation of the previous detection signal. Having lighting control means for lighting the light source;
An image forming apparatus, wherein the predetermined value is changed based on a previous scanning cycle and a previous scanning cycle .
前記モータの軸受け部の温度を測定または推定する温度検知手段を有し、
前記走査手段の速度変化状況と前記温度検知手段の検知結果とに応じて前記所定値を切り替えることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。The scanning means rotates a polygon mirror by a fluid bearing motor,
Temperature detecting means for measuring or estimating the temperature of the bearing portion of the motor,
4. The image forming apparatus according to claim 3, wherein the predetermined value is switched in accordance with a speed change state of the scanning unit and a detection result of the temperature detecting unit.
前記走査手段の速度変化状況と、前記走査手段の立ち上げに要した時間とに応じて前記所定値を切り替えることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。The scanning means rotates a polygon mirror by a fluid bearing motor,
4. The image forming apparatus according to claim 3, wherein the predetermined value is switched according to a speed change state of the scanning unit and a time required for starting up the scanning unit.
前記走査手段の速度変化状況と、前記走査手段の駆動時間とに応じて前記所定値を切り替えることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。The scanning means rotates a polygon mirror by a fluid bearing motor,
4. The image forming apparatus according to claim 3, wherein the predetermined value is switched in accordance with a speed change state of the scanning unit and a driving time of the scanning unit.
前記走査手段の速度変化状況と、前記走査手段の立ち下げに要した時間とに応じて前記所定値を切り替えることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。The scanning means rotates a polygon mirror by a fluid bearing motor,
4. The image forming apparatus according to claim 3, wherein the predetermined value is switched according to a speed change state of the scanning unit and a time required for the scanning unit to be lowered.
走査される光ビームを検出して検出信号を発生する工程と、
前記検出信号に基づいて、前記光ビームの走査周期を測定する工程と、
前記検出信号が発生してから所定期間内に前記検出信号が発生しない場合に、エラーと判定する工程を有し、
前記エラーを判定するための前記所定期間を前記走査周期の測定結果に応じて可変としたことを特徴とする画像形成装置の制御方法。A method of controlling an image forming apparatus that scans a photosensitive member with a light beam,
Detecting a scanned light beam and generating a detection signal;
Measuring a scanning period of the light beam based on the detection signal;
A step of determining an error when the detection signal is not generated within a predetermined period after the detection signal is generated;
An image forming apparatus control method, wherein the predetermined period for determining the error is variable according to a measurement result of the scanning period.
走査される前記光ビームの走査路上で前記光ビームを検出して検出信号を発生する工程と、
前記検出信号に基づいて、前記光ビームの走査周期を測定する工程と、
前記光ビームを検出できるように、前回の検出信号発生に同期してクロックをカウントし、該カウント値が前回の走査周期に所定値を乗じた値に達したことに応答して前記光源を点灯させる工程を有し、
前記所定値を前回の走査周期と前前回の走査周期に基づいて変化させることを特徴とする画像形成装置の制御方法。A method of controlling an image forming apparatus that scans a photosensitive member with a light beam,
Detecting the light beam on a scanning path of the scanned light beam and generating a detection signal;
Measuring a scanning period of the light beam based on the detection signal;
The clock is counted in synchronization with the previous detection signal generation so that the light beam can be detected, and the light source is turned on in response to the count value reaching a value obtained by multiplying the previous scanning cycle by a predetermined value. Having a process of
A control method for an image forming apparatus, wherein the predetermined value is changed based on a previous scanning cycle and a previous scanning cycle .
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