JP3646560B2 - Refrigerant piping fixing structure - Google Patents
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Description
【0002】
【発明の属する技術分野】
【0003】
本願発明は、冷媒配管の固定構造に関するものである。
【従来の技術】
【0004】
図11には、従来一般的な蓄熱式空気調和装置のシステム構成を示している。この蓄熱式空気調和装置は、次述する蓄熱用熱交換器40を備えた蓄熱槽41と、室外熱交換器42と室内熱交換器43及び圧縮機44とを備えて冷媒循環系を構成し、冷暖房負荷の小さい時には上記蓄熱用熱交換器40における冷媒の蒸発・凝縮によって上記蓄熱槽41に冷熱又は温熱を蓄熱する一方、冷暖房負荷が大きい時には上記蓄熱槽41に蓄熱した冷熱又は温熱を冷媒の蒸発・凝縮熱源として利用するものである。
【0005】
ところで、上記蓄熱槽41内に配置される上記蓄熱用熱交換器40は、図12に概示するように、ヘヤピン状の屈曲形態を順次横方向に連続させた蛇行状形態をもつ伝熱管4をその直管部が上下方向に延びるような姿勢で、上下一対のステー2,2(下側のステーの図示は省略)間に跨がって取り付けて冷媒配管ユニット44を構成するとともに、かかる構成をもつ複数の冷媒配管ユニット44,44,・・を、上記ステー2の左右両端側にそれぞれ配置される一対のケーシング3,3に対して、順次所定間隔をもって取り付けて構成される。
【0006】
この場合、従来は、上記ステー2とケーシング3とを共に金属製(例えば、SUS製)とし、該ステー2の端部と上記ケーシング3とを固定ネジ37によって固定してこれら両者を一体化する一方、上記金属製のステー2に対する上記伝熱管4の支持は、該ステー2の側壁2a上の上記伝熱管4が対応する部位にそれぞれホルダー受孔35,35,・・を形成し、該伝熱管4の各部位にそれぞれ弾性止着式の管ホルダー36を装着し、この管ホルダー36を上記ホルダー受孔35に弾圧嵌入することで実現するようになっている。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、このように上記ステー2に対する上記伝熱管4の支持を、これら両者の対応部位毎にそれぞれ配置される上記管ホルダー36によって行う構造とした場合には、該管ホルダー36の配置個数が多いことから、上記ステー2へのホルダー受孔35の穿孔作業及び該ホルダー受孔35への上記管ホルダー36の嵌入固定作業に多大の工数を要し、結果的に蓄熱式熱交換器の製造コストが高くつくという問題があった。
【0008】
そこで本願発明では、ステーに対する伝熱管の取付作業を簡略化して製造コストを低減し得る冷媒配管の固定構造を提案することを主たる目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
【0010】
本願発明の第1の発明では、ステー1の側面に管ホルダー20を介して伝熱管4を固定する冷媒配管の固定構造において、上記伝熱管4をヘアピン状形態又はこれが複数個連続した蛇行状形態とする一方、上記ステー1と上記管ホルダー20とを樹脂材により一体的に形成るとともに、上記管ホルダー20が、上記伝熱管4の直管部4bを貫通状態で抱持する左右一対の貫通ホルダー21,22と、該一対の貫通ホルダー21,22の間に位置して上記伝熱管4の曲管部4aをその曲率方向外側から支承する支承ホルダー23,24を備えたことを特徴としている。
【0011】
本願の第2の発明では、上記第1の発明にかかる冷媒配管の固定構造において、上記ステー1の両端部1a,1bをそれぞれケーシング3,3に支持させるものであって、上記ステー1の両端部1a,1bの衝合面33,33のそれぞれに、該衝合面33から突出するピン26と該衝合面33から所定寸法離間して端部外方へ延出する爪部18bを設けた爪部材18とをそれぞれ備える一方、上記ケーシング3の支持面34には、上記ステー1の上記ピン26が嵌入するピン穴31と上記爪部材18の爪部18bが掛止される掛止部38とを設け、上記ステー1の衝合面33を上記ケーシング3の支持面34に衝合させ且つ上記ピン26を上記ピン穴31に嵌入させるとともに上記爪部18bを上記掛止部38に掛止させることを特徴としている。
【0012】
本願の第3の発明では、上記第2の発明にかかる冷媒配管の固定構造において、上記ピン26に、上記ピン穴31の周縁部と係合することで該ピン26が上記ピン穴31から離脱するのを阻止するストッパー部材27を取り付けたことを特徴としている。
【0013】
本願の第4の発明では、上記第2の発明にかかる冷媒配管の固定構造において、上記ステー1に設けられた上記管ホルダー20の左右一対の貫通ホルダー21,22のうち、該ステー1の端部寄りに位置する貫通ホルダー22に上記衝合面33よりも下方へ突出する突出部22bを設けたことを特徴としている。
【0014】
本願の第5の発明では、上記第1の発明にかかる冷媒配管の固定構造において、上記ステー1を、所定間隔をもって対向する一対の側壁部11,12とこれら相互をその下端において連続させる底壁部13とを備えた上面が開口する略矩形の断面形状とするとともに、その軸方向の所定位置には上記一対の側壁部11,12相互間に跨がる補強リブ14,16を設けたことを特徴としている。
【0015】
本願の第6の発明では、上記第5の発明にかかる冷媒配管の固定構造において、上記底壁部13に水抜孔29,29,・・を設けたことを特徴としている。
【0016】
本願の第7の発明では、上記第5の発明にかかる冷媒配管の固定構造において、上記ステー1の断面における上下方向寸法と幅方向寸法とを略同一に設定したことを特徴としている。
【発明の効果】
【0017】
本願発明ではかかる構成とすることにより次のような効果が得られる。
【0018】
(イ) 本願の第1の発明にかかる冷媒配管の固定構造によれば、ステー1の側面に管ホルダー20を介して伝熱管4を固定するものにおいて、上記ステー1と上記管ホルダー20とを樹脂材により一体的に形成しているので、例えば従来のようにSUS製のステーとこれに設けたホルダー受孔に嵌入固定される弾性止着式の管ホルダーとの組み合わせによって伝熱管を支持させる構成の場合に比して、該管ホルダーのホルダー受孔への嵌入作業が不要であり、またステーへのホルダー受孔の形成作業も不要であることから、上記ステー1への上記伝熱管4の固定作業が極めて簡略化され作業コストの低減が図れ、延いてはかかる冷媒配管の固定構造を備える熱交換器の製造コストの大幅な低減が実現されるものである。
【0019】
また、上記伝熱管4をヘアピン状形態又はこれが複数個連続した蛇行状形態とする一方、上記管ホルダー20が、上記伝熱管4の直管部4bを貫通状態で抱持する左右一対の貫通ホルダー21,22と、該一対の貫通ホルダー21,22の間に位置して上記伝熱管4の曲管部4aをその曲率方向外側から支承する支承ホルダー23,24とを備えているので、上記ステー1を上下二段に配置し、下段側のステー1における上記支承ホルダー23,24によって上記伝熱管4の下側の曲管部4aをその下方から支承する一方、上段側のステー1における上記貫通ホルダー21,22によって該伝熱管4の上部側の直管部4bを貫通抱持させることで、該伝熱管4は上下方向及び上記ステー1に接離する方向の双方において確実に支持され、その支持上における高い信頼性が確保される。
【0020】
さらに、上下二段に配置された一対のステー1,1のうち、下段側のステー1においては上記管ホルダー20の各構成部分のうち、支承ホルダー23,24のみが使用状態とされ、貫通ホルダー21,22は非使用のままとされ、逆に上段側のステー1においては上記貫通ホルダー21,22のみが使用状態とされ、支承ホルダー23,24は非使用のままとされるが、この非使用のままの貫通ホルダー21,22又は支承ホルダー23,24の存在は上記伝熱管4の支持上において何ら支障を及ぼすものではなく、この結果、同一仕様のステー1を上段側ステーと下段側ステーの双方に兼用することが可能であり、それだけ必要部品点数の削減によってより一層のコストダウンが期待できるものである。
【0021】
(ロ) 本願の第2の発明にかかる冷媒配管の固定構造によれば、上記(イ)に記載の効果が得られるのに加えて、次のような特有の効果が奏せられる。即ち、この発明では、上記ステー1の両端部1a,1bをそれぞれケーシング3,3に支持させるもので、上記ステー1の両端部1a,1bの衝合面33,33のそれぞれに、該衝合面33から突出するピン26と該衝合面33から所定寸法離間して端部外方へ延出する爪部18bを設けた爪部材18とをそれぞれ備える一方、上記ケーシング3の支持面34には、上記ステー1の上記ピン26が嵌入するピン穴31と上記爪部材18の爪部18bが掛止される掛止部38とを設け、上記ステー1の衝合面33を上記ケーシング3の支持面34に衝合させ且つ上記ピン26を上記ピン穴31に嵌入させるとともに上記爪部18bを上記掛止部38に掛止させるようにしている。
【0022】
従って、上記ステー1の衝合面33を上記ケーシング3の支持面34に衝合させ、且つ上記ピン26を上記ピン穴31に嵌入させるとともに上記爪部18bを上記掛止部38に掛止させることで、上記ピン26とこれが嵌入した上記ピン穴31とが該ピン穴31の平面方向において相互に係合することで該平面方向における上記ケーシング3に対する上記ステー1の位置決めが為されると共に、上記ステー1側の上記爪部材18の爪部18bが上記ケーシング3側の上記掛止部38に掛止されることで該ステー1の上記ケーシング3からの離間動作が規制され上記ピン26の上記ピン穴31からの抜けが防止され、結果的に上記ステー1のケーシング3に対する固定性能が良好に維持されることになる。
【0023】
(ハ) 本願の第3の発明にかかる冷媒配管の固定構造によれば、上記第2の発明にかかる冷媒配管の固定構造において、上記ピン26に、上記ピン穴31の周縁部と係合することで該ピン26が上記ピン穴31から離脱するのを阻止するストッパー部材27を取り付けているので、例えば、左右一対のケーシング3,3の間隔が固定的に設定されている場合(例えば、左右一対のケーシング3,3の両端部同士をSUS製ステーによって結合してこれらを一体的な剛性フレーム状としたような場合)においては、樹脂製の上記ステー1とSUS製のステーとの熱膨張差によって、あるいは輸送時の振動等によって、該ステー1が上記ケーシング3に対して大きく相対変位して上記ステー1側の上記爪部材18の爪部18bが上記ケーシング3側の上記掛止部38から離脱し易くなったとしても、上記ピン26に設けた上記ストッパー部材27が上記ピン穴31の周縁部と係合することで上記ステー1の上記ケーシング3からの離脱が確実に防止され、これら両者の固定上における信頼性がより一層高められるものである。そして、かかるストッパー部材27を設けることによる上記の如き効果は、蓄熱式熱交換器の如く温度変化が大きいものに適用された場合により顕著となる。
【0024】
(ニ) 本願の第4の発明にかかる冷媒配管の固定構造によれば、上記(ロ)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記ステー1に設けられた上記管ホルダー20の左右一対の貫通ホルダー21,22のうち、該ステー1の端部寄りに位置する貫通ホルダー22に上記衝合面33よりも下方へ突出する突出部22bを設けているので、上記貫通ホルダー22に貫通抱持された上記伝熱管4の直管部4bは、これが上記ステー1の端部を支持する上記ケーシング3と近接しており、且つ上記ステー1が振動等によって上記ケーシング3に接近する方向に相対移動したとしても、上記貫通ホルダー22の突出部22bによって該ケーシング3の移動が阻止されるので、該ケーシング3が上記伝熱管4の直管部4bに接触してこれを損傷させるということが未然に且つ確実に防止されることになる。
【0025】
(ホ) 本願の第5の発明にかかる冷媒配管の固定構造によれば、上記(イ)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記ステー1を、所定間隔をもって対向する一対の側壁部11,12とこれら相互をその下端において連続させる底壁部13とを備えた上面が開口する略矩形の断面形状とするとともに、その軸方向の所定位置には上記一対の側壁部11,12相互間に跨がる補強リブ14,16を設けているので、上記ステー1が樹脂材で且つ上面が開口する略矩形の断面とされた比較的剛性の低い構造であるにも拘わらず、上記補強リブ14,16によってその変形が可及的に抑制され、その結果、上記ステー1の軽量化及び低コスト化と共に、その強度上の信頼性が確保されることになる。
【0026】
(ヘ) 本願の第6の発明にかかる冷媒配管の固定構造によれば、上記(ホ)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記底壁部13に水抜孔29,29,・・を設けているので、上記ステー1がその上面が開口する略矩形の断面形状とされるとともにその両側壁部11,12間に跨がって設けられた上記補強リブ14,16によって区画された複数の小室構造となっていても、この小室部分に溜まった水は上記水抜孔29,29,・・から排出されることから、例えばこの小室部分に水が溜まって悪臭発生の原因となるのが確実に防止される。
【0027】
(ト) 本願の第7の発明にかかる冷媒配管の固定構造によれば、上記(ホ)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記ステー1の断面における上下方向寸法と幅方向寸法とを略同一に設定しているので、上記補強リブ14,16によって上記ステー1を補強する場合、例えば上記上下方向寸法と幅寸法とに大きな差がある場合に比して、該補強リブ14,16による補強効果が顕著となり、それだけ上記ステー1の強度性能がさらに高められることになる。
【発明の実施の形態】
【0028】
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
図1には、本願発明にかかる冷媒配管の固定構造を適用して構成された冷媒配管ユニットXを示している。この冷媒配管ユニットXは、後述のように(図3参照)、これを所定間隔をもって複数個併設することで、例えば、蓄熱式空気調和装置の蓄熱用熱交換器を構成するものであって、上下一対のステー1,1と、ヘヤピン状形態を横方向に連続させた蛇行状形態をもつ一対の4,4とを備えて構成される。
【0029】
上記ステー1は、樹脂材(例えば、ポリプロピレン)により一体成形される桁状体であって、図1及び図2に示すように、ステー本体10を備えている。このステー本体10は、所定間隔をもって対向する一対の側壁部11,12とこれら両者の下端同士を連続する底壁部13とによってその上面側が開口した略矩形の断面形状をその基本形態とするとともに、この基本形態においてその両端部1a,1b寄りに位置にそれぞれ上記側壁部11と側壁部12間に跨がってリブ14,14を設けるとともに、該各リブ14,14間には上記側壁部11,12と略平行に延びるリブ15,15を設け、さらに上記各リブ14,14の中間部分には上記リブ16,16を介して上記側壁部11,12間に跨がるリブ16を所定間隔で複数枚設けている(この実施形態においては、上記リブ14とリブ16が特許請求の範囲中の「補強リブ」に該当する)。尚、上記底壁部13のうち、上記各リブ14〜16及び上記側壁部11,12で囲繞される小室空間のそれぞれに対応する部位には、図2及び図4に示すように水抜孔29,29,・・が設けられている。
【0030】
一方、上記底壁部13のうち、上記ステー1の左右両端部1a,1bに対応する部分は、後述のケーシング3側に固定される部位であり、これを衝合面33,33としている。そして、このステー1の両端部1a,1bに設定された上記衝合面33,33には、次述する爪部材18とピン26とがそれぞれ設けられている。
【0031】
上記爪部材18は、図2、図4及び図6にそれぞれ示すように、上記衝合面33に形成した開口17に臨んで設けられるものであって、該開口17の内側端縁から逆「U」字状に屈曲延出しその先端が上記開口17を通して上記衝合面33の下面側に突出した適度の弾性復元力をもつアーム部18aと、該アーム部18aの先端に連続して斜め上方へ延出しその先端が上記衝合面33の下面より若干寸法(具体的には、後述するケーシング3の板厚程度)だけ下方に位置する略楔形断面をもつ爪部18bとを備えている。
【0032】
上記ピン26は、図2、図4及び図5に示すように、所定長さの軸体で構成され、上記衝合面33における上記開口17の側方位置において、その一端側を上記衝合面33からその下面側に突出させた状態で配置される。そして、このピン26は、その他端側部分を上記ステー1の成形時に樹脂材内に埋没させたインサー成形により上記衝合面33側に固定されている。また、この場合、上記衝合面33の下面側には、上記ピン26を取り巻いて所定寸法だけその裏面側に膨出するナット座28が設けられている。このナット座28の高さ寸法は、後述するケーシング3の板厚より所定寸法だけ大きい寸法に設定されている。さらに、このナット座28から衝合面33の裏面側へ突出した上記ピン26の一端側には、プッシュナット27(特許請求の範囲中の「ストッパー部材」に該当する)が、該ナット座28にその上面側を当接させた状態で装着されている。
【0033】
尚、上記ナット座28は、後述するように、第1の実施形態にかかる蓄熱用熱交換器Z1を構成する冷媒配管ユニットXに適用される場合にのみ設けられ、第2の実施形態にかかる蓄熱用熱交換器Z2を構成する冷媒配管ユニットXに適用される場合には設けられない。即ち、この場合には、図10に示すように、上記衝合面33の下面から直接上記ピン26の一端側が突出した状態とされる。
【0034】
一方、上記管ホルダー20は、図1及び図2に示すように、上記ステー1の両側壁部11,12にそれぞれ所定間隔をもって、該ステー1と一体的に形成されたものであって、次述する貫通ホルダー21,22と支承ホルダー23,24とで構成されている。
【0035】
上記貫通ホルダー21,22は、図2、図4及び図7に示すように、共に、先端側が開口した略C字状の平面形態を有し、その内部は、上記伝熱管4の直管部4bを貫通状態で抱持する抱持部21a,22aとされ、該直管部4bは上記開口部分を弾性変形により拡開させて上記抱持部21a,22aに挿脱される。そして、この一対の貫通ホルダー21,22は、上記側壁部11,12の下端部分に、該側壁部11,12の長さ方向に所定寸法(具体的には、上記伝熱管4の隣接する直管部4b,4b間の間隔寸法)だけ離間した状態で設けられている。
【0036】
上記支承ホルダー23と支承ホルダー24は、共に上記伝熱管4の下側の曲管部4aをその下方側から支承するためのものであって、図2、図4及び図7に示すように、上記支承ホルダー23は上記曲管部4aの左側部分を、上記支承ホルダー24は上記曲管部4aの右側部分を、それぞれ分担支承するようになっている。そのため、該支承ホルダー23,24にそれぞれ設けられる支承部23a,24aはその底面(即ち、支承面)の傾斜方向が逆となっている(図7参照)とともに、該各支承部23a,24aはその平面視において上記一対の貫通ホルダー21,22の抱持部21a,22aの中心を結ぶ直線上に位置している。
【0037】
さらに、上記ステー1の両側壁部11,12にそれぞれ設けられた上記各管ホルダー20,20,・・のうち、上記側壁部11側で且つ上記ステー1の他端1b寄りに設けられた管ホルダー20と、上記側壁部12側で且つ上記ステー1の一端1a寄りに設けられた管ホルダー20(図示省略)とにおいては、該管ホルダー20を構成する左右一対の上記貫通ホルダー21,22のうち、外端寄りに位置する貫通ホルダー22には、上記底壁部13の下面よりも下方へ突出する突出部22bを設けている(図2及び図7を参照)。尚、これら以外の各管ホルダー20の貫通ホルダー21,22は、全てその下端が上記底壁部13の下面に略合致するように高さ寸法が設定されている(図2及び図7を参照)。
【0038】
続いて、上下一対の上記ステー1,1に対して一対の伝熱管4,4を取り付けて上記冷媒配管ユニットXを構成する場合の作業手順等について、これを図1を参照して説明する。
【0039】
先ず、一対の上記ステー1,1を、上下方向に所定間隔をもって対向配置する。この場合、上記一対のステー1,1は、共にその上面(開口側の面)を上方へ向けた状態で、且つこれら両者の各管ホルダー20,20,・・が上下方向において重合するように位置決めして配置する。即ち、同一使用のステー1を上段川ステーと下段側ステーとして兼用するものである。
【0040】
次に、蛇行状に形成された伝熱管4,4を上記各ステー1,1側に取り付ける。即ち、例えば上記各ステー1,1の側壁部11,11側に取り付けられる伝熱管4について説明すると、該伝熱管4の三つの下側曲管部4a,4a,4aをそれぞれ下段のステー1の各管ホルダー20,20,・・の支承ホルダー23,24に支承させる一方、該伝熱管4の左右両端の直管部4b,4b及び上側曲管部4aの直下方の直管部4b,4b,・・を、それぞれ上段のステー1の各管ホルダー20,20,・・の対応する上記貫通ホルダー21,22にそれぞれ貫通抱持させる。同様の手順にて、他方の伝熱管4を上記各ステー1,1の側壁部12,12側に取り付ける。以上で、上下一対のステー1,1とこれら両者間に跨がって取り付けられた上記各伝熱管4,4とでなる上記冷媒配管ユニットXが構成される。
【0041】
このようにして構成された冷媒配管ユニットXは、これを複数個併設することで上述の蓄熱用熱交換器を構成するものであり、かかる蓄熱用熱交換器を形成するに際して次述のケーシング3が用いられる。以下、このケーシング3の具体的構造を説明すると共に、上記冷媒配管ユニットXを用いて構成される蓄熱用熱交換器を、二つの実施形態について説明する。
【0042】
ケーシング3
上記ケーシング3は、図3に示すように、略「コ」字状の断面形状をもつSUS製の型材で構成される。そして、このケーシング3は、その一方のフランジ3aを上方に向けた状態で使用される(即ち、上記ステー1の端部の支持に使用される)ものであって、該フランジ3aにはその長さ方向に所定間隔(具体的には、上記リブ14の併設ピッチ)で丸孔で構成されるピン穴31,31,・・が形成されている。
【0043】
このケーシング3に設けられるピン穴31は、図8に実線図示するように大径のピン穴31と、同図に鎖線図示するような小径のピン穴31とが選択的に形成される。そして、大径のピン穴31は、次述の第1の実施形態にかかる蓄熱用熱交換器Z1に適用されるものであって、上記ピン26に装着される上記プッシュナット27の外径よりも所定寸法だけ大きな寸法に設定される。また、小径のピン穴31は、第2の実施形態にかかる蓄熱用熱交換器Z2に適用されるものであって、上記ピン26の外径よりも所定寸法だけ大きな寸法に設定される。
【0044】
また、上記ピン穴31が形成された上記フランジ3aは、上記ステー1が取り付けられるものであって、以下、これを「支持面34」という。また、このフランジ3aの端縁3b部分は、上記ステー1側の上記爪部材18が掛止される部位であって、以下、これを「掛止部38」という。
【0045】
続いて、上記ケーシング3と上記冷媒配管ユニットXを用いて構成される第1の実施形態にかかる蓄熱用熱交換器Z1と第2の実施形態にかかる蓄熱用熱交換器Z2の構造等を説明する。
【0046】
蓄熱用熱交換器Z1
図3には、第1の実施形態にかかる蓄熱用熱交換器Z1を平面視した状態を示している。
【0047】
この蓄熱用熱交換器Z1は、大型の蓄熱用熱交換器として利用されるものであって、該蓄熱用熱交換器Z1全体としての剛性を高く保持することが必要である。このため、この蓄熱用熱交換器Z1においては、上述の冷媒配管ユニットXと、従来構造の冷媒配管ユニットY、即ち、図12に示すようにSUS製のステー2の前後両面にそれぞれ管ホルダー36を介して上記伝熱管4,4を固定して構成された冷媒配管ユニットとを組み合わせて構成される。
【0048】
即ち、所定間隔をもって平行配置された一対のケーシング3,3の両端にそれぞれ上記冷媒配管ユニットY,Yを配置するとともに、これら各冷媒配管ユニットY,Yの内側に所定間隔で上記冷媒配管ユニットX,X,・・を配置して構成される。
【0049】
上記冷媒配管ユニットYは、上述のように、上記ステー2がSUS製であるため、これを上記一対のケーシング3,3間に跨がって配置し且つこれら両者を上記固定ネジ37(図7参照)によって固定することで、該一対の冷媒配管ユニットY,Yの各ステー2,2と上記一対のケーシング3,3とによって、高い剛性をもつ矩形フレーム体が構成されることになる。この高剛性をもつフレーム体に対して上記各冷媒配管ユニットX,X,・・を取り付けることになる。
【0050】
この冷媒配管ユニットXの上記各ケーシング3,3への取り付けに際しては、図1及び図4に図示するように、該冷媒配管ユニットXの上記ステー1の両端部に形成した上記各衝合面33,33を、上記ケーシング3の支持面34上に、上記ピン穴31に対応させて衝合させる。そして、この衝合状態において、図5に示すように、上記ステー1側の上記ピン26を上記ケーシング3側の上記ピン穴31に嵌入させる。この場合、上記ピン26に装着された上記プッシュナット27は、上記ピン穴31を通して上記支持面34の裏面側に位置され、該プッシュナット27は上記ピン穴31の周縁部位に対して上下方向において係合可能な状態となっている。一方、上記ステー1側の上記爪部材18は、図4及び図6に示すように、上記ケーシング3の掛止部38に対して内方下側から掛止されている。従って、上記冷媒配管ユニットXの上記ステー1の両端部1a,1bは、上記各ピン26,26とピン穴31,31とによって平面方向の位置決めがなされるとともに、上記ステー1側の上記爪部材18と上記ケーシング3側の上記掛止部38との係合によってその離間方向への相対移動、即ち、上記ピン26のピン穴31がらの抜け止めがなされており、これらに両機能によって上記ステー1(即ち、上記冷媒配管ユニットX)は上記各ケーシング3,3側に固定支持される。
【0051】
ところで、蓄熱用熱交換器Z1は蓄熱槽内において、例えば−20℃〜70℃の温度範囲で変温することから、特にこの蓄熱用熱交換器Z1のように、SUS製の上記ケーシング3,3の両端に、SUS製のステー2を備えた上記冷媒配管ユニットY,Yを配置した構成のものにおいては、上記冷媒配管ユニットXの樹脂製の上記ステー1と冷媒配管ユニットYのSUS製のステー2との熱膨張差が問題となる。また、上記ケーシング3,3と上記冷媒配管ユニットY,Yのステー2,2とが共にSUS製とされている場合においては、左右一対の上記ケーシング3,3の間隔が常時一定に保持されるのに対して、例えば輸送時の振動等によって上記冷媒配管ユニットXが上記ケーシング3,3に対して相対移動することも問題となる。
【0052】
即ち、図5に示すように、上記ケーシング3側の上記ピン穴31には、上記ステー1側の上記ナット座28が嵌入している。そして、このナット座28は、例えば振動等によって上記ステー1と上記ケーシング3とが相対移動する場合に次第に摩滅され、最終的には消滅する。従って、その状態においては上記ピン26と上記ピン穴31との間に比較的大きな間隙が生じ、該ピン26が上記ピン穴31内において大きく移動し得る状態となっている。一方、このように、上記ステー1とケーシング3とが大きく相対移動すると、上記爪部材18の爪部18bと上記掛止部38との掛止代が変化し、場合によってはこれらの掛止状態が外れ、上記ステー1とケーシング3とが離間することで上記ピン26が上記ピン穴31から抜けることも考えられる。しかし、この実施形態のものにおいては、上述のように、上記ピン26に上記プッシュナット27を装着しているので、例え上記爪部材18による掛止作用が低下し、最悪の状態としてこれが消滅したとしても、上記プッシュナット27の掛止作用によって上記ステー1とケーシング3との離間移動が規制され、上記ピン26の上記ピン穴31からの抜けが確実に防止される。この結果、上記熱膨張差あるいは輸送時の振動等に拘わらず、上記冷媒配管ユニットXの上記ケーシング3,3への固定状態が良好に維持され、延いては上記蓄熱用熱交換器Z1の信頼性が向上するものである。
【0053】
蓄熱用熱交換器Z2
図9には、第2の実施形態にかかる蓄熱用熱交換器Z2を平面視した状態を示している。この蓄熱用熱交換器Z2は、比較的小型の蓄熱用熱交換器として利用されるものであって、左右一対のケーシング3,3間に跨がって、上記冷媒配管ユニットXを所定間隔で複数個配置して構成されている。尚、上記各冷媒配管ユニットX,X,・・と上記ケーシング3,3との固定構造は上記蓄熱用熱交換器Z1の場合と同様であるので省略する。
【0054】
このように、この蓄熱用熱交換器Z2においては、複数の冷媒配管ユニットX,X,・・の両端にそれぞれ上記ケーシング3,3を取り付けた構成であることから、該冷媒配管ユニットXのステー1の熱膨張の影響は該冷媒配管ユニットXと上記ケーシング3との固定部には及ばない。このため、この蓄熱用熱交換器Z2に適用される冷媒配管ユニットXにおいては、図10に示すように、上記ピン26部分に上記ナット座28及び上記プッシュナット27を設けていなくても、上記爪部材18と上記掛止部38との掛止作用によって上記ピン26の上記ピン穴31からの抜け止めが確実になされ、上記蓄熱用熱交換器Z2の信頼性が良好に維持されるものてある。
【0055】
続いて、上記以外の構成に基づく特有の効果等について説明する。
【0056】
(1)上記冷媒配管ユニットXにおいては、ステー1の側面に管ホルダー20を介して伝熱管4を固定するものにおいて、上記ステー1と上記管ホルダー20とを樹脂材により一体的に形成しているので、例えば従来のようにSUS製のステーとこれに設けたホルダー受孔に嵌入固定される弾性止着式の管ホルダーとの組み合わせによって伝熱管を支持させる構成の場合に比して、該管ホルダーのホルダー受孔への嵌入作業が不要であり、またステーへのホルダー受孔の形成作業が不要であることから、上記ステー1への上記伝熱管4の固定作業が極めて簡略化され作業コストの低減が図れることになる。
【0057】
(2) 上記冷媒配管ユニットXにおける上記ステー1は、該冷媒配管ユニットXの上段側に配置されるものと下段側に配置されるものとの共用化を図っているため、上記冷媒配管ユニットXを構成するに必要な部品点数を削減することができ、該冷媒配管ユニットXのコストダウンがさらに促進されるものである。
【0058】
(3) 上記冷媒配管ユニットXにおいては、図7に示すように、上記ステー1に設けられた上記管ホルダー20の左右一対の貫通ホルダー21,22のうち、該ステー1の端部寄りに位置する貫通ホルダー22に上記衝合面33よりも下方へ突出する突出部22bを設けているので、上記貫通ホルダー22に貫通抱持された上記伝熱管4の直管部4bは、これが上記ステー1の端部を支持する上記ケーシング3と近接しており、且つ上記ステー1が振動等によって上記ケーシング3に接近する方向に相対移動したとしても、上記貫通ホルダー22の突出部22bによって該ケーシング3の移動が阻止されるので、該ケーシング3が上記伝熱管4の直管部4bに接触してこれを損傷させるということが未然に且つ確実に防止されることになる。
【0059】
(4) 上記冷媒配管ユニットXにおいては、図2に示すように、上記ステー1を、所定間隔をもって対向する一対の側壁部11,12とこれら相互をその下端において連続させる底壁部13とを備えた上面が開口する略矩形の断面形状とするとともに、その軸方向の所定位置には上記一対の側壁部11,12相互間に跨がる補強用のリブ14,16を設けているので、上記ステー1が樹脂材で且つ上面が開口する略矩形の断面とされた比較的剛性の低い構造であるにも拘わらず、上記各リブ14,16によってその変形が可及的に抑制され、その結果、上記ステー1の軽量化及び低コスト化と共に、その強度上の信頼性が確保されることになる。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】 本願発明にかかる固定構造が適用された冷媒配管ユニットの斜視図である。
【図2】 図1に示した樹脂製ステーの構造説明図である。
【図3】 図1に示した冷媒配管ユニットを所定個数併設して構成される蓄熱槽用熱交換器の第1の実施形態を示す平面図である。
【図4】 図3の「IV」部分の拡大図である。
【図5】 図4のV−V断面図である。
【図6】 図4のVI−VI断面図である。
【図7】 図4のVII−VII矢視図である。
【図8】 図1に示したケーシングの要部斜視図である。
【図9】 図1に示した冷媒配管ユニットを所定個数併設して構成される蓄熱槽用熱交換器の第2の実施形態を示す平面図である。
【図10】 図9の熱交換器におけるステー端部の固定構造を示す断面図である。
【図11】 蓄熱式空気調和装置のシステム図である。
【図12】 従来一般的な冷媒配管の固定構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0061】
1及び2はステー、3はケーシング、4は伝熱管、10はステー本体、11は側壁部、12は側壁部、13は底壁部、14〜16はリブ、17は開口、18は爪部材、20は管ホルダー、21及び22は貫通ホルダー、23及び24は支承ホルダー、26はピン、27はプッシュナット、28はナット座、29は水抜孔、31及び32はピン穴、33は衝合面、34は支持面、35はホルダー受孔、36は管ホルダー、37は固定ネジ、38は掛止部、41は蓄熱槽、42は室外熱交換器、43は室内熱交換器、Xは冷媒配管ユニット、Yは冷媒配管ユニット、Z1及びZ2は蓄熱用熱交換器である。[0002]
BACKGROUND OF THE INVENTION
[0003]
The present invention relates to a refrigerant pipe fixing structure.
[Prior art]
[0004]
FIG. 11 shows a system configuration of a conventional general heat storage type air conditioner. This heat storage type air conditioner includes a
[0005]
By the way, as shown in FIG. 12, the heat
[0006]
In this case, conventionally, the
[Problems to be solved by the invention]
[0007]
However, when the
[0008]
In view of this, the main object of the present invention is to propose a refrigerant pipe fixing structure that can simplify the work of attaching the heat transfer pipe to the stay and reduce the manufacturing cost.
[Means for Solving the Problems]
[0009]
In the present invention, the following configuration is adopted as a specific means for solving such a problem.
[0010]
Of the present invention First In the invention of In the fixing structure of the refrigerant pipe for fixing the
[0011]
Of this application Second In the invention of the above First In the refrigerant pipe fixing structure according to the invention, both
[0012]
Of this application Third In the invention of the above Second In the refrigerant pipe fixing structure according to the invention, a
[0013]
Of this application 4th In the invention of the above Second In the refrigerant pipe fixing structure according to the present invention, of the pair of left and right through
[0014]
Of this application 5th In the invention of the above First In the refrigerant pipe fixing structure according to the invention, the upper surface provided with a pair of
[0015]
Of this application 6th In the invention of the above 5th The refrigerant pipe fixing structure according to the invention is characterized in that the
[0016]
Of this application 7th The refrigerant pipe fixing structure according to the fifth aspect of the invention is characterized in that the vertical dimension and the width dimension in the cross section of the
【The invention's effect】
[0017]
In the present invention, the following effects can be obtained by adopting such a configuration.
[0018]
(I) Of this application First According to the refrigerant pipe fixing structure according to the present invention, the
[0019]
Also, A pair of left and
[0020]
Further, out of the pair of
[0021]
(B) Of this application Second According to the refrigerant pipe fixing structure according to the invention, (I) In addition to the effects described in 1), the following specific effects can be obtained. That is, in the present invention, both ends 1a and 1b of the
[0022]
Accordingly, the abutting
[0023]
(C) Of this application Third According to the refrigerant pipe fixing structure according to the invention, Second In the refrigerant pipe fixing structure according to the invention, a
[0024]
(D) Of this application 4th According to the refrigerant pipe fixing structure according to the invention, (B) In addition to the effects described above, the following specific effects can be obtained. That is, in the present invention, of the pair of left and right penetrating
[0025]
(E) Of this application 5th According to the refrigerant pipe fixing structure according to the invention, (I) In addition to the effects described above, the following specific effects can be obtained. That is, in the present invention, the
[0026]
(F) Of this application 6th According to the refrigerant pipe fixing structure according to the invention, (E) In addition to the effects described above, the following specific effects can be obtained. That is, in this invention, since the drain holes 29, 29,... Are provided in the
[0027]
(G) Of this application 7th According to the refrigerant pipe fixing structure according to the invention, (E) In addition to the effects described above, the following specific effects can be obtained. That is, in the present invention, the vertical dimension and the width dimension in the cross section of the
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0028]
Hereinafter, the present invention will be specifically described based on preferred embodiments.
FIG. 1 shows a refrigerant pipe unit X configured by applying a refrigerant pipe fixing structure according to the present invention. As will be described later (see FIG. 3), the refrigerant piping unit X constitutes, for example, a heat storage heat exchanger of a heat storage type air conditioner by arranging a plurality of these at predetermined intervals. A pair of upper and
[0029]
The
[0030]
On the other hand, portions of the
[0031]
As shown in FIGS. 2, 4, and 6, the
[0032]
As shown in FIGS. 2, 4, and 5, the
[0033]
As will be described later, the
[0034]
On the other hand, as shown in FIGS. 1 and 2, the
[0035]
As shown in FIGS. 2, 4, and 7, each of the
[0036]
Both the
[0037]
Further, of the
[0038]
Subsequently, an operation procedure and the like in the case where the refrigerant pipe unit X is configured by attaching the pair of
[0039]
First, the pair of
[0040]
Next, the
[0041]
The refrigerant piping unit X configured in this manner constitutes the above-described heat storage heat exchanger by providing a plurality of them, and the
[0042]
As shown in FIG. 3, the
[0043]
The
[0044]
Further, the
[0045]
Subsequently, the structure and the like of the heat storage heat exchanger Z1 according to the first embodiment configured using the
[0046]
Heat exchanger Z1 for heat storage
In FIG. 3, the state which planarly viewed the heat exchanger Z1 for thermal storage concerning 1st Embodiment is shown.
[0047]
The heat storage heat exchanger Z1 is used as a large heat storage heat exchanger, and it is necessary to maintain high rigidity as the heat storage heat exchanger Z1 as a whole. For this reason, in this heat storage heat exchanger Z1, the
[0048]
That is, the refrigerant pipe units Y and Y are arranged at both ends of a pair of
[0049]
As described above, since the
[0050]
When the refrigerant piping unit X is attached to the
[0051]
By the way, in the heat storage tank, the heat exchanger Z1 changes temperature in a temperature range of, for example, −20 ° C. to 70 ° C., and thus, especially the heat storage heat exchanger Z1, the
[0052]
That is, as shown in FIG. 5, the
[0053]
Heat exchanger Z2 for heat storage
In FIG. 9, the state which planarly viewed the heat exchanger Z2 for thermal storage concerning 2nd Embodiment is shown. The heat storage heat exchanger Z2 is used as a relatively small heat storage heat exchanger, and spans between the pair of left and
[0054]
Thus, in the heat storage heat exchanger Z2, the
[0055]
Next, unique effects based on configurations other than those described above will be described.
[0056]
(1) In the refrigerant piping unit X, in which the
[0057]
(2) Since the
[0058]
(3) In the refrigerant piping unit X, as shown in FIG. 7, of the pair of left and right penetrating
[0059]
(4) In the refrigerant piping unit X, as shown in FIG. 2, the
[Brief description of the drawings]
[0060]
FIG. 1 is a perspective view of a refrigerant piping unit to which a fixing structure according to the present invention is applied.
2 is an explanatory diagram of the structure of the resin stay shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a plan view showing a first embodiment of a heat storage tank heat exchanger configured with a predetermined number of refrigerant piping units shown in FIG.
4 is an enlarged view of a portion “IV” in FIG. 3;
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line VV in FIG.
6 is a sectional view taken along line VI-VI in FIG.
7 is a view taken along arrow VII-VII in FIG. 4;
FIG. 8 is a perspective view of a main part of the casing shown in FIG. 1;
FIG. 9 is a plan view showing a second embodiment of a heat exchanger for a heat storage tank configured by arranging a predetermined number of refrigerant piping units shown in FIG. 1;
10 is a cross-sectional view showing a stay end fixing structure in the heat exchanger of FIG. 9. FIG.
FIG. 11 is a system diagram of a heat storage type air conditioner.
FIG. 12 is a perspective view showing a conventional general refrigerant pipe fixing structure.
[Explanation of symbols]
[0061]
Claims (7)
上記伝熱管(4)がヘアピン状形態又はこれが複数個連続した蛇行状形態とされる一方、
上記ステー(1)と上記管ホルダー(20)とが樹脂材により一体的に形成されるとともに、
上記管ホルダー(20)は、上記伝熱管(4)の直管部(4b)を貫通状態で抱持する左右一対の貫通ホルダー(21),(22)と、該一対の貫通ホルダー(21),(22)の間に位置して上記伝熱管(4)の曲管部(4a)をその曲率方向外側から支承する支承ホルダー(23),(24)とを備えていることを特徴とする冷媒配管の固定構造。 A fixing structure of a refrigerant pipe for fixing the heat transfer pipe (4) to the side surface of the stay (1) via a pipe holder (20),
While the heat transfer tube (4) has a hairpin shape or a plurality of continuous meandering shapes,
The stay (1) and the pipe holder (20) are integrally formed of a resin material,
The pipe holder (20) includes a pair of left and right penetrating holders (21), (22) that hold the straight pipe portion (4b) of the heat transfer pipe (4) in a penetrating state, and the pair of penetrating holders (21). , (22) is provided with support holders (23), (24) for supporting the bent tube portion (4a) of the heat transfer tube (4) from the outside in the curvature direction. Refrigerant piping fixing structure.
上記ステー(1)の両端部(1a),(1b)がそれぞれケーシング(3),(3)に支持されるものであって、
上記ステー(1)の両端部(1a),(1b)の衝合面(33),(33)のそれぞれに、該衝合面(33)から突出するピン(26)と、該衝合面(33)から所定寸法離間して端部外方へ延出する爪部(18b)を設けた爪部材(18)とがそれぞれ備えられる一方、
上記ケーシング(3)の支持面(34)には、上記ステー(1)の上記ピン(26)が嵌入するピン穴(31)と上記爪部材(18)の爪部(18b)が掛止される掛止部(38)とが設けられ、
上記ステー(1)は、その衝合面(33)を上記ケーシング(3)の支持面(34)に衝合させ且つ上記ピン(26)を上記ピン穴(31)に嵌入させるとともに上記爪部(18b)を上記掛止部(38)に掛止させることで該ケーシング(3)に支持されることを特徴とする冷媒配管の固定構造。 In claim 1 ,
Both ends (1a) and (1b) of the stay (1) are supported by casings (3) and (3), respectively.
A pin (26) protruding from the abutting surface (33) on each of the abutting surfaces (33), (33) of both ends (1a), (1b) of the stay (1), and the abutting surface A claw member (18) provided with a claw portion (18b) extending outward from the end portion with a predetermined distance from (33), respectively,
A pin hole (31) into which the pin (26) of the stay (1) is fitted and a claw portion (18b) of the claw member (18) are hooked on the support surface (34) of the casing (3). And a latching portion (38),
The stay (1) has its abutting surface (33) abutted against the support surface (34) of the casing (3), and the pin (26) is fitted into the pin hole (31) and the claw portion. The refrigerant pipe fixing structure, wherein the casing (3) is supported by hooking the hook (18b) on the hook portion (38).
上記ピン(26)には、上記ピン穴(31)の周縁部と係合することで該ピン(26)が上記ピン穴(31)から離脱するのを阻止するストッパー部材(27)が取り付けられていることを特徴とする冷媒配管の固定構造。 In claim 2 ,
The pin (26) is attached with a stopper member (27) that engages with the peripheral edge of the pin hole (31) to prevent the pin (26) from being detached from the pin hole (31). A refrigerant pipe fixing structure characterized by that.
上記ステー(1)に設けられた上記管ホルダー(20)の左右一対の貫通ホルダー(21),(22)のうち、該ステー(1)の端部寄りに位置する貫通ホルダー(22)には上記衝合面(33)よりも下方へ突出する突出部(22b)が設けられていることを特徴とする冷媒配管の固定構造。 In claim 2 ,
Of the pair of left and right penetrating holders (21), (22) of the pipe holder (20) provided on the stay (1), the penetrating holder (22) located near the end of the stay (1) A fixing structure for a refrigerant pipe, wherein a protruding portion (22b) protruding downward from the abutting surface (33) is provided.
上記ステー(1)が、所定間隔をもって対向する一対の側壁部(11),(12)とこれら相互をその下端において連続させる底壁部(13)とを備えた上面が開口する略矩形の断面形状を有するとともに、その軸方向の所定位置には上記一対の側壁部(11),(12)相互間に跨がる補強リブ(14),(16)が設けられていることを特徴とする冷媒配管の固定構造。 In claim 1 ,
The stay (1) has a substantially rectangular cross-section with an open upper surface provided with a pair of side wall portions (11), (12) facing each other at a predetermined interval and a bottom wall portion (13) that makes them continuous at the lower end thereof. Reinforcement ribs (14) and (16) straddling between the pair of side wall portions (11) and (12) are provided at predetermined positions in the axial direction. Refrigerant piping fixing structure.
上記底壁部(13)には水抜孔(29),(29),・・が設けられていることを特徴とする冷媒配管の固定構造。 In claim 5 ,
The bottom wall (13) is provided with drainage holes (29), (29),...
上記ステー(1)は、その断面における上下方向寸法と幅方向寸法とが略同一に設定されていることを特徴とする冷媒配管の固定構造。 In claim 5 ,
The stay (1) has a refrigerant pipe fixing structure characterized in that a vertical dimension and a width dimension in a cross section thereof are set to be substantially the same.
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