JP3646079B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に高圧な流体を供給する経路の着脱に適した管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高圧流体を供給する経路の着脱に用いられる管継手として、手動により開閉する弁体を内蔵し、前記弁体の開閉操作は、管継手を構成するソケットとプラグの接続を完了してから開操作し、弁体の閉操作を完了してからソケットとプラグを分離するといった、操作手順が規制された管継手が多く使用されている。
【0003】
従来、この主の管継手として、特許第2694302号に記載のものがある。この管継手は、入口弁手段と通気弁手段と出口弁手段を構成する3つの弁体が内部に直列に配列しているので、全長が長くなってしまい、また圧力損失が大きくなり、結果として充填効率が悪くなる問題点があった。
【0004】
そこで、流体通路を開閉する弁体をボール弁とすることにより全体をコンパクトにしつつ圧力損失を低くした管継手が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来知られているボール弁を高圧流体用の管継手に高圧環境下でそのまま採用すると、ソケット流体通路の1次側流体通路とボール弁のシールが行われる構造のため、ソケット流体通路の1次側流体通路に加わる流体の圧力が、1次側流体通路内に配置され、前記ボール弁の圧接してボール弁とソケット流体通路内壁との間をシールする筒状シール体に大きい背圧となって加わることになる。
【0006】
そのため、ボール弁の回転時に筒状シール体の抵抗が大きくなりボール弁の開閉操作が困難になり、また、ボール弁にはその一次流体通路側のみに高圧力が加わるために、その圧力でボール弁を回転させるボール回転軸が偏心してしまいボール弁の開閉操作が困難になるといった問題があった。
また、筒状シール体が流体の高い圧力を受けてボール弁に強く圧接しているため、ボール弁の回転時に筒状シール体がボール弁の弁孔の開口端部で削られ破損するといった問題があった。
【0007】
本発明の目的は、ボール弁の開閉操作を容易にするとともに、回転時に筒状シール体が破損されるのを抑制し、耐久性の向上を図ることができる管継手を提供することにある。
本発明の他の目的は、パージ流体を回収できるようにするとともに、パージ流体を回収することによりソケットとプラグの分離を安全に且つ容易に行えるようにした管継手を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を解決する本発明の構成を説明すると、次の通りである。
請求項1に記載の発明は、適宜の施錠機構を備え着脱自在に接続されるソケットとプラグとからなり、前記ソケット内のソケット流体通路は、組み込まれたボール弁で開閉されるようになっており、前記ソケット内に流体が供給される前記ソケット流体通路の1次側流体通路内には、前記ボール弁とソケット流体通路内壁との間をシールする筒状シール体がボール弁に圧接状態で配置され、前記ボール弁は前記ソケットとプラグが前記施錠機構により施錠された状態のとき開状態に回転可能となっている管継手であって、前記ボール弁には、該ボール弁の回転で前記ボール弁の弁孔が前記ソケット流体通路内で開口する前の状態で、前記ソケット流体通路の1次側流体通路の流体を前記ボール弁を貫通してソケット流体通路の2次側流体通路に送り出すサブ弁孔が設けられており、前記ソケット流体通路の2次側流体通路には、前記ソケット内に挿入される前記プラグの先端で押され後退して2次側流体通路を開きプラグの離脱により前進して2次側流体通路を閉じる可動弁が設けられており、前記ボール弁を回転させるボール回転軸には、2次側流体通路内でボール弁と可動弁との間に形成される2次側空間内に開口するパージ入口とソケット流体通路外に開口するパージ出口を有するパージ通路が形成され、前記パージ出口は、前記ボール回転軸の回転角度の相違によりソケットに備えた流体回収用通路と連通する状態と連通しない状態が得られるようになっていて、ボール回転軸の回転角度が、前記ボール弁の弁孔が前記ソケット流体通路で開口する角度にあるときパージ出口と流体回収用通路とが連通しない状態にあり、ボール弁の弁孔が前記ソケット流体通路で開口しない角度にあるときパージ出口と流体回収用通路とが連通する状態が得られるようになっていることを特徴とする。
【0009】
かかる構成から、施錠機構によりソケットとプラグの接続を完了した後、閉じた状態にあるボール弁を回転させると、ソケット流体通路の1次側流体通路内でボール弁の弁孔が開口する前に、先ず、1次側流体通路とボール弁のサブ弁孔が筒状シール体を通過して1次側流体通路内で開口し、1次側流体通路の流体がサブ弁孔からボール内壁とボール回転軸の外壁との隙間を経て前記ボール弁の外周面を含むソケット流体通路の2次側流体通路に送り出される。これにより、1次側流体通路と2次側流体通路の流体圧の差圧が少なくなり、1次側流体通路側での筒状シール体にかかる荷重が減少するので、その後のボール弁の回転操作が容易になり、更に、その後のボール弁の回転によりボール弁の弁孔が筒状シール体を通過する際の、弁孔の端部による筒状シール体の破損が抑制でき、筒状シール体の耐久性が向上する。そして、ソケット流体通路の2次側流体通路には、前記ソケット内に挿入される前記プラグの先端で押され後退して2次側流体通路を開きプラグの離脱により前進して2次側流体通路を閉じる可動弁が設けられているので、万が一、ソケットにプラグが接続されていない状態のとき、ボール弁を回転させ、ボール弁が開いたとしても、1次側流体通路側から2次側流体通路側に流れた流体は、2次側流体通路を閉じている可動弁により、ソケット外への漏れが防止される。また、前記ボール弁を回転させるボール回転軸には、2次側流体通路内でボール弁と可動弁との間に形成される2次側空間内に開口するパージ入口とソケット流体通路外に開口するパージ出口を有するパージ通路が形成され、前記パージ出口は、前記ボール回転軸の回転角度の相違によりソケットに備えた流体回収用通路と連通する状態と連通しない状態が得られるようになっていて、ボール弁の弁孔が前記ソケット流体通路内で開口しない角度にあるときパージ出口と流体回収用通路とが連通する状態が得られるようになっているので、ソケットとプラグの分離時に、まず、ボール回転軸を回転操作してボール弁を閉じると、パージ出口と流体回収用通路とが連通し、ソケットの2次側流体通路及びプラグ側にある流体をボール回転軸に形成されているパージ通路を通して、流体回収用通路から回収することができ、そして、ソケットの2次側流体通路及びプラグ側にある流体を回収することにより、ソケットとプラグとの分離を安全に且つ容易に行うことができる。
【0012】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の前記ボール回転軸に形成されたパージ通路のパージ出口に連通する流体回収用通路の連通口には、パージ出口と流体回収用通路とが連通しない状態にあるときボール回転軸と流体回収用通路内壁との間をシールする筒状シール体がボール回転軸に圧接状態で配置され、更に、前記ボール回転軸には、前記流体回収用通路に配置された筒状シール体の加圧接触位置と反対側に、前記筒状シール体の加圧接触圧にバランスする加圧接触圧を加える圧力バランス加圧体が配置されていることを特徴とする。
【0013】
かかる構成から、ボール回転軸のパージ出口部分はボール回転軸の両側に背圧を受けることになり、ボール回転軸のラジアル荷重がバランスし、ボール回転軸のパージ出口部分の曲げモーメントが理論上0となり、ボール回転軸の回転操作性の向上と筒状シール体のシール性の向上が図れる。
【0014】
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の前記ソケットとプラグの前記施錠機構にあっては、ソケット本体の先端部外周に嵌合して、前進して施錠子を求心方向に押さえ後退してその押さえを解放する施錠操作用スリーブと、プラグの外周に形成され前記施錠子が係合する係合溝により構成され、そして、前記ボール回転軸には、ソケット本体の外側でボール回転軸を回転させるハンドルと、このボール回転軸と一体となって回転するカムが支持されており、このカムは第1制御部と第2制御部を備えており、そして、前記施錠操作用スリーブには、施錠操作用スリーブが後退位置にあるとき前記カムの第2制御部の近接位置にありカムを回転させようとしたときに第2制御部に係止してカムの回転を阻止してボール弁の開操作を阻止し、施錠操作用スリーブが前進位置にあるとき前記カムから離れカムの回転を可能にするとともに、施錠操作用スリーブが前進位置にあり、ボール弁が開状態にあるとき、施錠操作用スリーブを後退させようとしたときカムの第1制御部に係止して前進位置にある施錠操作用スリーブの後退を阻止する係止部が設けられていることを特徴とする。
【0015】
かかる構成から、ソケットにプラグが接続されていないときは、ボール弁を開くことができず、そして、ボール弁を閉じなければソケットとプラグを分離することができないので、安全性が高い。
【0016】
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の前記カムは円盤の一部がカットされた形状を呈し、円弧状外周端を前記第1制御部とし、カットされた部分を前記第2制御部としたことを特徴とする。
【0017】
かかる構成から、第1制御部と第2制御部の製作が容易となり、全体のコストダウンが図れる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1乃至図6は本発明に係る管継手の実施の形態の一例を示したもので、図1は本例の管継手でソケットとプラグの接続前の状態を示す縦断側面図、図2はソケットの平面図、図3はソケットの一部省略底面図、図4(A)〜(C)は本例で用いているボール弁とソケット流体通路の1次側流体通路に配置されている筒状シール体との関係の動作状態を示す横断面説明図、図5(A)〜(C)は本例で用いているボール弁を回転させるボール回転軸に形成されたパージ通路のパージ出口と流体回収用通路の連通口に配置されている筒状シール体及び筒状シール体の加圧接触位置と反対側に配置されている圧力バランス加圧体との関係の動作状態を示す横断面説明図、図6は本例の管継手でソケットとプラグの接続後の状態を示す一部縦断側面図である。
【0019】
本例の管継手は、ソケット1と、ソケット1に着脱自在に接続するプラグ2とで構成されている。前記ソケット1は、筒状のソケット本体3を備え、その内部にはソケット流体通路4が形成されている。前記ソケット流体通路4には、ソケット流体通路4を開閉するボール弁5が組み込まれており、ボール弁5を挟んでソケット流体通路4の一方をソケット流体通路4に流体が供給される1次側流体通路4a、他方をソケット流体通路4から流体を送り出す2次側流体通路4bとしている。
【0020】
前記ボール弁5はソケット本体3を垂直に貫通するボール回転軸6で回転されるようになっている。ボール弁5を貫通するボール回転軸6の外周部分は四角形になっていて、ボール回転軸6の回転時にスリップさせずにボール弁5を回転させることができるようになっている。ボール弁5とボール回転軸6には、1次側流体通路4aと2次側流体通路4bとを合致させソケット流体通路4を開く弁孔7が貫通して設けられている。前記ボール回転軸6とソケット本体3との間にはガイド8が設けられている。
【0021】
ソケット本体3の1次側には、内部を前記1次側流体通路4aとする固定筒体9が螺着されており、ソケット本体3と固定筒体9との間はバックアップリングを並設したシールリング10でシールされている。
【0022】
前記固定筒体9の先端内周には、1次側流体通路4aの内壁、即ち固定筒体9の内壁とボール弁5との間をシールする筒状シール体11が嵌合しており、この筒状シール体11は、可動筒12を介してスプリング13によりボール弁5に加圧接触するように付勢されている。スプリング13の基端は、固定筒体9の段部14で支持されている。固定筒体9の内壁には可動筒12の外周面をシールするシールリング55が設けられている。
【0023】
ソケット本体3の2次側には、その先端部外周にソケット本体3と一体となってソケット本体3の先端部を構成する筒体15が螺着されており、この筒体15の先端部には、ソケット1とプラグ2を接続する施錠機構16を備えている。この施錠機構16にあっては、本例では、周方向にボール等からなる施錠子17を嵌合した複数の施錠子嵌合孔18を有し、そして、筒体15の外周には、前進して前記施錠子17を求心方向に押さえ、後退してその押さえを解放する施錠操作用スリーブ19が軸方向に移動自在に嵌合している。この施錠操作用スリーブ19は、スプリング20により前進方向に付勢されている。また、筒体の先端外周には、前進する施錠操作用スリーブ19に当接してその抜け止めのストッパ56が設けられ、先端には施錠子嵌合孔18への埃等の付着を防止するためのストッパ兼保護筒21が固定されている。
【0024】
また、前記筒体15の内部には、前進位置にて前記施錠子17を求心方向から支え、後退して施錠子17から離れて施錠子17の求心方向への移動を可能にするカラー22が軸方向に移動自在に嵌合している。このカラー22は、スプリング23により前進方向に付勢されており、ソケット1とプラグ2の接続時にプラグ2の先端で押されて後退するようになっている。
【0025】
前記ソケット本体3の2次側流体通路4b内には、ソケット1とプラグ2の接続時にプラグ2の先端で押されて後退して2次側流体通路4bを開き、プラグ2の離脱により前進して2次側流体通路4bを閉じる可動弁24が軸方向に移動自在に設けられている。前記2次側流体通路4bは、ボール弁5側が大径に、先端側が小径に形成されており、可動弁24は、2次側流体通路4bの小径の部分を構成するソケット本体3内に摺動自在に嵌合している。そして、前記2次側流体通路4b内には、前記ボール弁5と可動弁24との間に2次側空間34が形成されている。
【0026】
前記可動弁24は、前端が開口し後端が閉鎖された筒状体からなり、後端の閉鎖部を弁頭25とし、筒内を流体通路26とし、筒壁には後端側に筒内外を連通する連通孔27を形成した構成となっている。この可動弁24の外周には、前記カラー22の内周に摺動自在に嵌合している筒体28が摺動自在に嵌合しており、そして、この筒体28は可動弁24の先端部に設けたストップリング57に係合しそれ以上の前進が阻止されている。この筒体28はソケット本体3との間に介装されているスプリング29により前進方向に付勢されており、前記可動弁24も筒体28を介して前記スプリング29により前進方向に付勢された状態にある。前記弁頭25には鍔部30が形成されており、この鍔部30が2次側流体通路4bの大径側で小径との境に形成された段部31に係止することにより、可動弁24の前進位置が規制されている。
【0027】
そして、可動弁24が前進位置にあるとき、2次側流体通路4bの小径側を構成するソケット本体3の内壁に装着したシールリング32により、ソケット本体3の内壁と可動弁24の弁頭25の外周との間がシールされて2次側流体通路4bが閉じられ、可動弁24が後退位置にあるとき、筒壁に形成された連通孔27が2次側流体通路4bの大径側に開口して、2次側流体通路4bの大径側と可動弁24の流体通路26が連通する、即ち2次側流体通路4bが開くようになっている。
【0028】
更に、本例にあって、前記ボール弁5には弁孔7に貫通する小径のサブ弁孔33が設けられていて、ボール弁5の回転でボール弁5の弁孔7が前記ソケット流体通路4内で開口する前に、先ず、サブ弁孔33がソケット流体通路4の1次側流体通路4a内に開口し(図4B)、前記ソケット流体通路4の1次側流体通路4aの流体をサブ弁孔33からボール弁5の内壁とボール回転軸6の外壁との隙間を経て前記ボール弁5の外周面を含むソケット流体通路4の2次側流体通路4bに送り出せるようになっている。
【0029】
また、前記ボール弁5を回転させるボール回転軸6は、前記の通りソケット本体3を垂直に貫通しており、ボール回転軸6の両端部がソケット本体3外に突出している。このボール回転軸6には、2次側流体通路4b内でボール弁5と可動弁24との間に形成される前記2次側空間34内に開口するパージ入口35aとソケット流体通路4の外側に、本例ではソケット本体3の外側に突出している部分に開口するパージ出口35bを有するパージ通路35が形成されている。
【0030】
前記ソケット本体3には、前記パージ通路35が形成されているボール回転軸6の端部が突出している側に、パージした流体を回収する流体回収用通路36が形成されている流体回収用通路体37がボルト38で固定されている。この流体回収用通路体37に、前記パージ通路35が形成されているボール回転軸6の端部が、一端が流体回収用通路体37に開口する流体回収用通路36の開口端部に直交して接するように気密的に挿入されている。そして、前記パージ出口35bは、前記ボール回転軸6の回転角度の相違により前記流体回収用通路36と連通する状態と連通しない状態が得られるようになっていて、ボール回転軸6の回転角度が、前記ボール弁5の弁孔7が前記ソケット流体通路4内で開口する角度にあるときパージ出口35bと流体回収用通路36とが連通しない状態にあり、ボール弁5の弁孔7が前記ソケット流体通路4内で閉鎖した角度にあるときパージ出口35bと流体回収用通路36とが連通する状態が得られるようになっている。
【0031】
更に詳細には、前記ボール弁5の弁孔7とサブ弁孔33のいずれも前記ソケット流体通路4の1次側流体通路4a内で開口している状態にないとき(図4A)、パージ出口35bは流体回収用通路36と連通する状態となっており(図5A)、ボール回転軸6を回転させることにより、前記ボール弁5のサブ弁孔33が前記1次側流体通路4a内で開口したときには(図4B)、パージ出口35bは流体回収用通路36と連通しない状態となっており(図5B)、更にボール回転軸6を回転させることにより、前記ボール弁5の弁孔7が前記1次側流体通路4a内で開口したときにも(図4C)、パージ出口35bは流体回収用通路36と連通しない状態となっている(図5C)。
【0032】
前記パージ出口35bに連通する流体回収用通路36の連通口には、パージ出口35bと流体回収用通路36とが連通しない状態にあるときボール回転軸6と流体回収用通路36の内壁との間をシールする筒状シール体39が可動筒体58を介してスプリング40に付勢されてボール回転軸6に圧接状態で配置されている。更に、前記流体回収用通路体37には、前記流体回収用通路36に配置された筒状シール体39の加圧接触位置と反対側に、前記筒状シール体39の加圧接触圧にバランスする加圧接触圧を加える圧力バランス加圧体41が配置されている。この圧力バランス加圧体41は前記筒状シール体39と同径となっており、可動筒体58を介して筒状シール体39を付勢するスプリング40と同ばね圧のスプリング42で付勢されている。
【0033】
更に、前記ソケット本体3の外側に突出しているボール回転軸6の他方の端部には、ソケット本体3の外側でボール回転軸6を回転させるハンドル43と、このボール回転軸6と一体となって回転するカム44が設けられている。このカム44は、円盤の一部がカットされた形状となっており、円弧状外周端を第1制御部44a、カットされた部分を第2制御部44bとしている。前記ソケット本体3と前記カム44との間には、ソケット本体3からボール回転軸5が抜けないように押さえる押え板45がソケット本体3にボルト46で固定されている。この押え板45には、ボール回転軸5を回すハンドル43の操作時にソケット1を保持するハンドル47が固定されている。
【0034】
また、前記ソケット1とプラグ2を接続する施錠機構16の構成の一部として、ソケット本体3の先端部、即ち筒体15の外周に嵌合し、前進して前記施錠子17を求心方向に押さえ、後退してその押さえを解放する施錠操作用スリーブ19には、施錠操作用スリーブ19が後退位置にあるとき前記カム44の第2制御部44bの近接位置にありカム44を回転させようとしたときに第2制御部44bに係止してカム44の回転を阻止してボール弁5の開操作を阻止し、施錠操作用スリーブ19が前進位置にあるとき前記カム44から離れカム44の回転を可能にするとともに、施錠操作用スリーブ19が前進位置にあり、ボール弁5が開状態にあるとき、施錠操作用スリーブ19を後退させようとしたときカム44の第1制御部44aに係止して前進位置にある施錠操作用スリーブ19の後退を阻止する係止部50が設けられている。この係止部50はストップリング59によって施錠操作用スリーブ19に固定されているが、施錠操作用スリーブ19と一体に形成されていてもよい。
【0035】
このように構成されたソケット1に接続されるプラグ2は、その先端部外周に、前記施錠子17が係合する施錠子係合溝51が形成されている。また、内部に形成されたプラグ流体通路52内には、スプリング53の付勢により前進してプラグ流体通路52を閉じ、ソケット1側から供給された圧力流体の流体圧により後退してプラグ流体通路52を開く可動弁54が設けられている。
【0036】
このように構成された管継手は、ソケット1とプラグ2の接続前は図1に示す状態にある。この状態では、ソケット3のソケット流体通路4に組み込まれているボール弁5の弁孔7及びサブ弁孔33はソケット流体通路4に開口しない角度にあって(図4A)、ソケット流体通路4はボール弁5により閉じられている。また、ソケット流体通路4の2次側流体通路4b内にある可動弁24も前進位置にあり、2次側流体通路4bも可動弁24により閉じられている。
【0037】
また、施錠機構16を構成する施錠操作用スリーブ19は後退位置にあり、この状態で、前記ボール弁5を回転させるボール回転軸6に設けられているハンドル43を操作してボール回転軸6を回転させようとしたとき、前記後退位置にある施錠操作用スリーブ19に設けられている係止部50にボール回転軸6に設けられているカム44の第2制御部44bが係止してカム44の回転を阻止することになり、ボール弁5を開くことができないようになっている。
【0038】
またこの状態にあるとき、ボール回転軸6に形成されているパージ通路35の前記パージ出口35bは流体回収用通路36と連通する状態となっている(図5A)。
【0039】
また、前記流体回収用通路体37、押え板45とソケット本体3との間はシールリング48でシールされている。また、ボール回転軸6と押え板45との間はシールリング49でシールされている。また、ボール回転軸6と流体回収用通路体37との間はシールリング60でシールされている。また、ボール回転軸6と押え板45との間にはガイド61が設けられている。ボール回転軸6と流体回収用通路体37との間にはガイド62が設けられている。
【0040】
かかる状態でソケット1の先端部、即ち筒体15内にプラグ2を挿入すると、その挿入の過程でプラグ2の先端がカラー22,筒体28及び可動弁24に当接し、カラー22,筒体28及び可動弁24はスプリング23,29の弾発力に抗して後退する。この後退により、施錠子嵌合孔18に嵌合している施錠子17の求心方向への移動が可能になり、施錠子17がプラグ2の外周上に載り、プラグ2の外周に形成されている施錠子係合溝51が施錠子17の真下に達したとき、施錠子17は施錠操作用スリーブ19により求心方向に押されて施錠子係合溝51に係合し、施錠操作用スリーブ19はスプリング20に付勢されて前進し、施錠子17を求心方向へ押さえ、これによりソケット1とプラグ2との接続が完了する。このとき、前記プラグ2により押されて後退した可動弁24は、筒壁に形成された連通孔27が2次側流体通路4bの大径側に開口して、2次側流体通路4bの大径側と可動弁24の流体通路26が連通する、即ち2次側流体通路4bを開く。
【0041】
このようにして、ソケット1とプラグ2とが接続されると、施錠操作用スリーブ19が前進位置にあると、この施錠操作用スリーブ19に設けられている係止部50と前記カム44の第2制御部44bとの間に空間が形成され、カム44の回転の阻止が解かれた状態となり、カム44の回転が可能となる。
【0042】
そして、ハンドル43を操作してボール回転軸6を回転させると、ボール回転軸6の回転にともなってボール弁5も回転し、先ず、サブ弁孔33が筒状シール体11を通過してソケット流体通路4の1次側流体通路4a内に開口し、前記ソケット流体通路4の1次側流体通路4aの流体をサブ弁孔33からボール弁5の内壁とボール回転軸6の外壁との隙間を経て前記ボール弁5の外周面を含むソケット流体通路4の2次側流体通路4bに送り出し(図4B)、次いで弁孔7が筒状シール体11を通過してソケット流体通路4内で開口し、ソケット流体通路4が開く(図4C)。
【0043】
このように、ソケット流体通路4内で弁孔7が開口する前に、先ず、1次側流体通路4aとボール弁5のサブ弁孔33が筒状シール体11を通過して1次側流体通路内4aで開口し、1次側流体通路4aの流体がサブ弁孔33からボール弁5の内壁とボール回転軸6の外壁との隙間に入りボール弁5の外周面を含むソケット流体通路4の2次側流体通路4bに送り出されるので、これにより、1次側流体通路4aと2次側流体通路4bの流体圧の差圧が少なくなり、1次側流体通路4a側での筒状シール体11にかかる荷重が減少するので、その後のボール弁5の回転操作が容易になり、更に、その後のボール弁5の回転により弁孔7が筒状シール体11を通過する際の、弁孔7の端部による筒状シール体11の破損が抑制でき、筒状シール体11の耐久性が向上することになる。
【0044】
このようにしてソケット流体通路4内で弁孔7が開口すると、1次側流体通路4aから2次側流体通路4bへ流れる流体は可動弁24の流体通路26を通りプラグ2に送り出され、プラグ2のプラグ流体通路52に設けられている可動弁54が流体圧により後退してプラグ流体通路52を開き、これにより、ソケット1からプラグ2に流体が供給される。
【0045】
また、ボール弁5は閉じた状態のとき、流体回収用通路36と連通した状態となっていた前記ボール回転軸6に形成されているパージ通路35の前記パージ出口35bは、ボール弁5を開く方向にボール回転軸6を回転させたとき、流体回収用通路36とが連通しない状態となる(図5C)。従って、プラグ2への流体の供給時に、ソケット流体通路4を流れる流体がパージ通路35から流体回収用通路36へ流れることはない。
【0046】
しかし、ボール回転軸6はパージ通路35に存在する流体圧の影響を受けることになるが、ボール回転軸6には、パージ通路35のパージ出口35bに連通する流体回収用通路36の連通口に配置された筒状シール体39の加圧接触位置と反対側に、前記筒状シール体39の加圧接触圧にバランスする加圧接触圧を加える圧力バランス加圧体41が配置されているので、ボール回転軸6のパージ出口35bの部分はボール回転軸6の両側に背圧を受けることになり、ボール回転軸6のラジアル荷重がバランスし、ボール回転軸6のパージ出口35bの部分の曲げモーメントが理論上0となり、ボール回転軸6の回転操作性の向上と筒状シール体39のシール性の向上が図れるものとなっている。
【0047】
次に、接続されたソケット1とプラグ2を分離する場合について説明する。ソケット1とプラグ2を分離する場合は、施錠操作用スリーブ19を後退させ、施錠子17の求心方向への押さえを解除して行うが、前記ボール弁5が開いた状態のまま施錠操作用スリーブ19を後退させようとすると、施錠操作用スリーブ19に設けられている係止部50が前記カム44の第1制御部44aに係止して前進位置にある施錠操作用スリーブ19の後退を阻止し、施錠操作用スリーブ19を後退させることができない。そこで、先ず、ソケット1を保持するハンドル47を片方の手で握り、他方の手でハンドル43を操作してボール回転軸6を回転させ、ボール弁5の弁孔7の角度を変え、ソケット流体通路4を閉じる。この回転操作に伴ってカム44も回転し、施錠操作用スリーブ19を後退を可能にする。
【0048】
このとき、ボール回転軸6を回転させ、ボール弁5の弁孔7の角度を変え、ソケット流体通路4を閉じると、ボール回転軸6に形成されているパージ通路35のパージ出口35bと流体回収用通路36とが連通状態となるので、施錠操作用スリーブ19を後退させソケット1とプラグ2を分離する前に、先ずソケット流体通路4の2次側流体通路4b及びプラグ2側にある流体をボール回転軸6に形成されているパージ通路35を通して、流体回収用通路36から回収する。このとき、弁孔7及びサブ弁孔33が完全に筒状シール体11のシール面を通過してからパージ通路35を通して流体の回収を行えるようにしたので、弁孔7による筒状シール体11の過度の摩耗が押えられる。
【0049】
このようにすることにより、ソケット1の2次側流体通路4b内の圧力が低下してプラグ2のプラグ流体通路52内に設けた可動弁54がスプリング53に付勢されて前進し、プラグ流体通路52を閉じるので、2次側流体通路4b及びプラグ2の先端部分にある流体を回収することができ、そして、この後に施錠操作用スリーブ19を後退させることにより、ソケット1とプラグ2との分離が安全に且つ容易に行えるものとなる。
【0050】
また、仮に、このソケット1とプラグ2との接続ミスまたは誤ってカラー22を移動させてしまうと、施錠子17が求心方向に移動し、施錠操作用スリーブ19が前進した状態になった場合でも、前記カム44の回転が可能となり、ハンドル43の操作によりボール弁5を回転させソケット流体通路4を開くようなことがあったとしても、ソケット1のソケット流体通路4の2次側流体通路4b内に設けられている可動弁24が前進してソケット流体通路4の2次側流体通路4bを閉じた状態となっているので、流体の流出を防止することができるものとなっている。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の管継手によれば、ソケット内のソケット流体通路は、組み込まれたボール弁で開閉されるようになっており、前記ソケット内に流体が供給される前記ソケット流体通路の1次側流体通路内には、前記ボール弁とソケット流体通路内壁との間をシールする筒状シール体がボール弁に圧接状態で配置され、前記ボール弁は前記ソケットとプラグが前記施錠機構により施錠された状態のとき開状態に回転可能となっていて、前記ボール弁には、該ボール弁の回転で前記ボール弁の弁孔が前記ソケット流体通路内で開口する前の状態で、前記ソケット流体通路の1次側流体通路の流体を前記ボール弁を貫通してソケット流体通路の2次側流体通路に送り出すサブ弁孔が設けられており、前記ソケット流体通路の2次側流体通路には、前記ソケット内に挿入される前記プラグの先端で押され後退して2次側流体通路を開きプラグの離脱により前進して2次側流体通路を閉じる可動弁が設けられており、前記ボール弁を回転させるボール回転軸には、2次側流体通路内でボール弁と可動弁との間に形成される2次側空間内に開口するパージ入口とソケット流体通路外に開口するパージ出口を有するパージ通路が形成され、前記パージ出口は、前記ボール回転軸の回転角度の相違によりソケットに備えた流体回収用通路と連通する状態と連通しない状態が得られるようになっていて、ボール回転軸の回転角度が、前記ボール弁の弁孔が前記ソケット流体通路で開口する角度にあるときパージ出口と流体回収用通路とが連通しない状態にあり、ボール弁の弁孔が前記ソケット流体通路で開口しない角度にあるときパージ出口と流体回収用通路とが連通する状態が得られるようになっているので、ソケットとプラグの接続を完了した後、閉じた状態にあるボール弁を回転させると、ソケット流体通路の1次側流体通路内でボール弁の弁孔が開口する前に、先ず、1次側流体通路とボール弁のサブ弁孔が筒状シール体を通過して1次側流体通路内で開口し、1次側流体通路の流体がサブ弁孔からボール弁の内壁とボール回転軸の外壁を経て、前記ボール弁の外周面を含むソケット流体通路の2次側流体通路に送り出され、1次側流体通路と2次側流体通路の流体圧の差圧が少なくなり、1次側流体通路側での筒状シール体にかかる荷重が減少するので、その後のボール弁の回転操作が容易になり、更に、その後のボール弁の回転によりボール弁の弁孔が筒状シール体を通過する際の、弁孔の端部による筒状シール体の破損が抑制でき、筒状シール体の耐久性の向上を図ることができ、そして、ソケットとプラグの分離時に、まず、ボール回転軸を回転操作してボール弁を閉じると、パージ出口と流体回収用通路とが連通し、ソケットの2次側流体通路及びプラグ側にある流体をボール回転軸に形成されているパージ通路を通して、流体回収用通路から回収することができ、そして、ソケットの2次側流体通路及びプラグ側にある流体を回収することにより、ソケットとプラグとの分離を安全に且つ容易に行うことができる。
【0053】
請求項2に記載の管継手では、前記ボール回転軸に形成されたパージ通路のパージ出口に連通する流体回収用通路の連通口には、パージ出口と流体回収用通路とが連通しない状態にあるときボール回転軸と流体回収用通路内壁との間をシールする筒状シール体がボール回転軸に圧接状態で配置され、更に、前記ボール回転軸には、前記流体回収用通路に配置された筒状シール体の加圧接触位置と反対側に、前記筒状シール体の加圧接触圧にバランスする加圧接触圧を加える圧力バランス加圧体が配置されているので、ボール回転軸のパージ出口部分はボール回転軸の両側に背圧を受けることになり、ボール回転軸のラジアル荷重がバランスし、ボール回転軸のパージ出口部分の曲げモーメントが理論上0となり、ボール回転軸の回転操作性の向上と筒状シール体のシール性の向上を図ることができる。
【0054】
請求項3に記載の管継手では、前記ソケットとプラグの前記施錠機構にあっては、ソケット本体の先端部外周に嵌合して、前進して施錠子を求心方向に押さえ後退してその押さえを解放する施錠操作用スリーブと、プラグの外周に形成され前記施錠子が係合する係合溝により構成され、そして、前記ボール回転軸には、ソケット本体の外側でボール回転軸を回転させるハンドルと、このボール回転軸と一体となって回転するカムが支持されており、このカムは第1制御部と第2制御部を備えており、そして、前記施錠操作用スリーブには、施錠操作用スリーブが後退位置にあるとき前記カムの第2制御部の近接位置にありカムを回転させようとしたときに第2制御部に係止してカムの回転を阻止してボール弁の開操作を阻止し、施錠操作用スリーブが前進位置にあるとき前記カムから離れカムの回転を可能にするとともに、施錠操作用スリーブが前進位置にあり、ボール弁が開状態にあるとき、施錠操作用スリーブを後退させようとしたときカムの第1制御部に係止して前進位置にある施錠操作用スリーブの後退を阻止する係止部が設けられているので、ソケットにプラグが接続されていないときは、ボール弁を開くことができず、そして、ボール弁を閉じなければソケットとプラグを分離することができないので、安全性に優れたものとなる。
【0055】
請求項4に記載の管継手では、前記カムは円盤の一部がカットされた形状を呈し、円弧状外周端を前記第1制御部とし、カットされた部分を前記第2制御部としたから、第1制御部と第2制御部の製作が容易となり、全体のコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管継手の実施の形態の一例を示したソケットとプラグの接続前の状態を示す縦断側面図である。
【図2】図1に示すソケットの平面図である。
【図3】図1に示すソケットの一部省略底面図である。
【図4】(A)〜(C)は本例で用いているボール弁とソケット流体通路の1次側流体通路に配置されている筒状シール体との関係の動作状態を示す横断面説明図である。
【図5】(A)〜(C)は本例で用いているボール弁を回転させるボール回転軸に形成されたパージ通路のパージ出口と流体回収用通路の連通口に配置されている筒状シール体および筒状シール体の加圧接触位置と反対側に配置されている圧力バランス加圧体との関係の動作状態を示す横断面説明図である。
【図6】本例の管継手でソケットとプラグの接続後の状態を示す一部縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ソケット
2 プラグ
3 ソケット本体
4 ソケット流体通路
4a 1次側流体通路
4b 2次側流体通路
5 ボール弁
6 ボール回転軸
7 弁孔
8 ガイド
9 固定筒体
10 シールリング
11 筒状シール体
12 可動筒
13 スプリング
14 段部
15 筒体
16 施錠機構
17 施錠子
18 施錠子嵌合孔
19 施錠操作用スリーブ
20 スプリング
21 ストッパ兼保護筒
22 カラー
23 スプリング
24 可動弁
25 弁頭
26 流体通路
27 連通孔
28 筒体
29 スプリング
30 鍔部
31 段部
32 シールリング
33 サブ弁孔
34 2次側空間
35 パージ通路
35a パージ入口
35b パージ出口
36 流体回収用通路
37 流体回収用通路体
38 ボルト
39 筒状シール体
40 スプリング
41 圧力バランス加圧体
42 スプリング
43 ハンドル
44 カム
44a 第1制御部
44b 第2制御部
45 押え板
46 ボルト
47 ハンドル
48 シールリング
49 シールリング
50 係止部
51 施錠子係合溝
52 プラグ流体通路
53 スプリング
54 可動弁
55 シールリング
56 ストッパ
57 ストップリング
58 可動筒体
59 ストップリング
60 シールリング
61 ガイド
62 ガイド

Claims (4)

  1. 適宜の施錠機構を備え着脱自在に接続されるソケットとプラグとからなり、前記ソケット内のソケット流体通路は、組み込まれたボール弁で開閉されるようになっており、前記ソケット内に流体が供給される前記ソケット流体通路の1次側流体通路内には、前記ボール弁とソケット流体通路内壁との間をシールする筒状シール体がボール弁に圧接状態で配置され、前記ボール弁は前記ソケットとプラグが前記施錠機構により施錠された状態のとき開状態に回転可能となっている管継手であって、前記ボール弁には、該ボール弁の回転で前記ボール弁の弁孔が前記ソケット流体通路内で開口する前の状態で、前記ソケット流体通路の1次側流体通路の流体を前記ボール弁を貫通してソケット流体通路の2次側流体通路に送り出すサブ弁孔が設けられており、前記ソケット流体通路の2次側流体通路には、前記ソケット内に挿入される前記プラグの先端で押され後退して2次側流体通路を開きプラグの離脱により前進して2次側流体通路を閉じる可動弁が設けられており、前記ボール弁を回転させるボール回転軸には、2次側流体通路内でボール弁と可動弁との間に形成される2次側空間内に開口するパージ入口とソケット流体通路外に開口するパージ出口を有するパージ通路が形成され、前記パージ出口は、前記ボール回転軸の回転角度の相違によりソケットに備えた流体回収用通路と連通する状態と連通しない状態が得られるようになっていて、ボール回転軸の回転角度が、前記ボール弁の弁孔が前記ソケット流体通路で開口する角度にあるときパージ出口と流体回収用通路とが連通しない状態にあり、ボール弁の弁孔が前記ソケット流体通路で開口しない角度にあるときパージ出口と流体回収用通路とが連通する状態が得られるようになっていることを特徴とする管継手。
  2. 前記ボール回転軸に形成されたパージ通路のパージ出口に連通する流体回収用通路の連通口には、パージ出口と流体回収用通路とが連通しない状態にあるときボール回転軸と流体回収用通路内壁との間をシールする筒状シール体がボール回転軸に圧接状態で配置され、更に、前記ボール回転軸には、前記流体回収用通路に配置された筒状シール体の加圧接触位置と反対側に、前記筒状シール体の加圧接触圧にバランスする加圧接触圧を加える圧力バランス加圧体が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 前記ソケットとプラグの前記施錠機構にあっては、ソケット本体の先端部外周に嵌合して、前進して施錠子を求心方向に押さえ後退してその押さえを解放する施錠操作用スリーブと、プラグの外周に形成され前記施錠子が係合する係合溝により構成され、そして、前記ボール回転軸には、ソケット本体の外側でボール回転軸を回転させるハンドルと、このボール回転軸と一体となって回転するカムが支持されており、このカムは第1制御部と第2制御部を備えており、そして、前記施錠操作用スリーブには、施錠操作用スリーブが後退位置にあるとき前記カムの第2制御部の近接位置にありカムを回転させようとしたときに第2制御部に係止してカムの回転を阻止してボール弁の開操作を阻止し、施錠操作用スリーブが前進位置にあるとき前記カムから離れカムの回転を可能にするとともに、施錠操作用スリーブが前進位置にあり、ボール弁が開状態にあるとき、施錠操作用スリーブを後退させようとしたときカムの第1制御部に係止して前進位置にある施錠操作用スリーブの後退を阻止する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の管継手。
  4. 前記カムは円盤の一部がカットされた形状を呈し、円弧状外周端を前記第1制御部とし、カットされた部分を前記第2制御部としたことを特徴とする請求項3に記載の管継手。
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