JP3646000B2 - Parts mounting tool - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、支持体への取付け状態では該支持体から離脱する方向の力に対抗する弾発力を発揮する被取付け部品を支持体に取付けるべく、前記支持体側に向けての空気圧による押圧力を被取付け部品に作用せしめる部品取付け工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえば車両のトランクリッドやボンネット等の閉鎖時の衝撃を吸収するためのストッパラバーは、車体側の取付け枠に設けられている取付け孔への嵌合状態でストッパラバーに弾発力を発揮させるようにして、取付け枠への固定状態を維持するようにしているが、そのようなストッパラバーは、作業員がストッパラバーに1つずつ押圧力を作用せしめることにより、前記取付け枠に取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のように、ストッパラバー等の被取付け部品を作業員が1つずつ取付けるようにしているのでは、取付け作業能率が劣る。そこで、被取付け部品に空気圧によって取付け枠等の支持体側に向けて押圧力を作用せしめるようにした取付け工具を用いることが考えられるが、その際、支持体側に過大な荷重が作用することを避けることが望ましい。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、支持体側に過大な荷重が作用することを避けつつ、被取付け部品の支持体への取付け作業を能率よく行なうことができるようにした部品取付け工具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、支持体への取付け状態では該支持体から離脱する方向の力に対抗する弾発力を発揮する被取付け部品を支持体に取付けるべく、前記支持体側に向けての空気圧による押圧力を被取付け部品に作用せしめる部品取付け工具であって、作業者が把持可能な把持部と、前端を開放したシリンダ孔を有して前記把持部に連設されるシリンダ体と、前記シリンダ孔の後端壁との間に空気圧室を形成してシリンダ孔に摺動可能に嵌合されるピストンと、前記被取付け部品を前端で保持可能であって前記ピストンに同軸に連結されるヘッドと、前記空気圧室の容積を縮少する方向に前記ヘッドを付勢するばねと、前記シリンダ孔内で前記ピストンが後退限から所定距離だけ前進するのに応じて前記空気圧室の空気圧を解放する空気圧解放手段とを備えることを特徴とする。
【0006】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、ヘッドの前端に被取付け部品を保持した状態で把持部を把持し、空気圧室に圧縮空気を供給すれば、ピストンとともにヘッドが前方に駆動され、被取付け部品には支持体側に向けての押圧力が作用するので、取付け作業能率を向上しつつ被取付け部品を支持体に取付けることが可能となる。またピストンが後退限から所定距離だけ前進するのに応じて空気圧室の空気圧が空気圧解放手段により解放されると、ばねのばね力によりヘッドおよびピストンが後退作動することになり、空気圧解放手段による空気圧解放状態が解除されるのに応じてピストンおよびヘッドが再び前方に駆動されるので、ヘッドの1回の前進作動では被取付け部品の支持体への取付けが完了しないときには、空気圧室に圧縮空気を供給している限り、ヘッドの前進、後退を何度も繰返すことができ、被取付け部品に押圧力を繰り返して作用せしめて、被取付け部品の支持体への確実な取付けが可能となる。しかも前記ばねは、ピストンがシリンダ体から離脱してしまうことを防止する働きをするとともに、空気圧室への圧縮空気の作用によるピストンおよびヘッドの前進移動速度が無闇に早くなることを防止する働きをするものであり、支持体に過大な荷重が作用することを防止することができる。
【0007】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記空気圧解放手段は、前記シリンダ孔内で前記ピストンが後退限から所定距離だけ前進するのに応じて前記空気圧室を外部に開放するようにして、前記シリンダ体に設けられる空気抜き孔であることを特徴とし、このような構成によれば、シリンダ体に空気抜き孔が設けられるだけの簡単な構成で、空気圧解放手段を構成することができる。
【0008】
請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記シリンダ孔に前記ピストンが回転自在に嵌合され、コイルばねである前記ばねの一端が前記シリンダ体に連結され、前記ヘッドと一体であるばね受け部に、前記ヘッドの軸線から偏心した位置で前記ばねの他端が係合されることを特徴とする。
【0009】
このような請求項3記載の発明の構成によれば、空気圧室への圧縮空気の供給に伴なうピストンおよびヘッドの前進作動時に、コイルばねであるばねは、その伸長作動に応じてヘッドに回動方向の力を作用せしめ、また空気圧解放手段による空気圧解放に応じてピストンおよびヘッドに後退方向の力を作用せしめるべく縮少作動するときには伸長作動時とは逆の回動方向の力をヘッドに作用せしめることになる。したがって、回動力を作用させながら支持体側に押圧することで、支持体への取付けがより効果的となる被取付け部品の取付け時には、支持体への取付けをより効果的に行なうことができる。
【0010】
請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の発明の構成に加えて、前記ヘッドに、その回転軸線から偏心した偏心重錘が設けられることを特徴とし、このような構成によれば、コイルばねによりヘッドに付与される回動方向の力が、偏心重錘で増幅されることになり、被取付け部品をより一層効果的に支持体に取付けることが可能となる。
【0011】
さらに請求項5記載の発明は、上記請求項2記載の発明の構成に加えて、前記空気抜き孔からの空気排出量を調節する圧力調節弁が前記シリンダ体に取付けられることを特徴とし、このような構成によれば、被取付け部品に作用せしめる押圧力の調節が可能であり、被取付け部品に対応して押圧力を調節するようにして汎用性を向上することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0013】
図1ないし図9は本発明の第1実施例を示すものであり、図1はバンパーへのナンバープレート締結状態を示す縦断面図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3はナットおよび部品取付け工具の斜視図、図4は図3の4−4線に沿う断面図、図5はナットの正面図、図6は部品取付け工具による取付け操作初期での図5のA−A線に対応する断面図、図7は部品取付け工具による取付け操作初期での図5のB−B線に対応する断面図、図8は部品取付け工具による取付け操作末期での図5のA−A線に対応する断面図、図9は部品取付け工具による取付け操作末期での図5のB−B線に対応する断面図である。
【0014】
先ず図1において、支持体としての合成樹脂製のバンパー11が車両に備えられており、このバンパー11の表面側には、ナンバープレート12が、該ナンバープレート12およびバンパー11に挿通される複数のねじ部材13…により締結され、バンパー11の裏面側には、各ねじ部材13…を螺合せしめる被取付け部品としての金属製のナット14…が、ナンバープレート12の締結前に予め取付けられている。
【0015】
図2ないし図5を併せて参照して、ナット14は、金属製のナット本体15と、該ナット本体15にかしめ結合等により固着される鉄系金属製の板部材16とから成るものである。ナット本体15は、前記ねじ部材13を螺合せしめるねじ孔17を有する円筒部15aと、該円筒部15aから外側方に張出す鍔部15bとを有するものであり、前記ねじ孔17と同軸にしてバンパー11に設けられた取付け孔18に前記円筒部15aが嵌合される。而して円筒部15aは、その一端面がバンパー11の表面に面一となる位置までバンパー11の裏面側から前記取付け孔18に嵌合されたときに、該円筒部15aの他端がバンパー11の裏面から突出する長さを有するものであり、前記鍔部15bは、該鍔部15bをバンパー11の裏面に接触させたときに円筒部15aの一端面がバンパー11の表面とほぼ面一となるようにして円筒部15aの他端寄りの部分に一体に連設される。
【0016】
バンパー11の裏面において前記取付け孔18の両側には、該取付け孔18の一直径線に沿う方向に並ぶ一対の支持ピン19,19が一体に突設される。
【0017】
ところで、米国向けの車両では、ナンバープレート12がバンパー11の表面に直接締結されるのではなく、バンパー11の表面に図示しないブラケットが締結され、そのブラケットにナンバープレート12が取付けられるものであり、そのような米国向けの車両に対応してバンパー11の裏面には、前記ブラケットを締結するためのタップ孔20を有する円筒状のボス21が一体に設けられている。而してバンパー11の表面にナンバープレート12が締結されたときに前記タップ孔20の開口端はナンバープレート12で塞がれる。
【0018】
前記鍔部15bは、ねじ孔17の一直径線Lに沿う方向に長い楕円形状に形成されるものであり、円筒部15aが取付け孔18に嵌合されたときに前記両支持ピン19,19の配列方向と前記一直径線Lとが直交する配置で円筒部15aに一体に連設される。
【0019】
板部材16は、前記ねじ孔17の軸線と直交する平面内で前記一直径線Lと直交する方向に長く延びる矩形状の平板部16aと、該平板部16aの両側に直角に連設される一対の係合部16b,16bとを有して、前記バンパー11と反対側に開放した略「コ」字形の横断面形状を有するように形成される。この板部材16において、平板部16aの長手方向中央部には、ナット本体15における円筒部15aの他端を挿通せしめる挿通孔22が設けられており、円筒部15aの他端を挿通孔22に挿入せしめて前記鍔部15bの裏面側に前記平板部16aが当接された状態で、たとえば2箇所のかしめ部23,23で鍔部15bおよび平板部16aがかしめ結合され、それによりナット本体15および板部材16が相互に結合されてナット14が構成される。
【0020】
ナット本体15の両側位置で前記板部材16の平板部16aには、支持ピン19,19をそれぞれ弾発嵌合せしめる弾発嵌合部24,24が設けられる。該弾発嵌合部24は、支持ピン19の外面の周方向複数箇所に先端縁を接触せしめる複数たとえば4個の弾発爪25,25…の基端が平板部16aに連設されて成るものであり、各弾発爪25,25…は、その基端から前記先端縁に向うにつれて支持ピン19の半径方向に沿う内方側に傾斜して形成される。
【0021】
このような弾発嵌合部24によれば、ナット14をバンパー11の裏面側に近接移動させて支持ピン19が弾発嵌合部24に嵌合するときには、支持ピン19の外面に先端縁をそれぞれ接触させた各弾発爪25,25…を撓ませるようにして支持ピン19を弾発嵌合部24に容易に嵌合せしめることが可能である。一方、弾発嵌合部24に支持ピン19が嵌合した状態でナット14にバンパー11の裏面から離反する方向の外力が作用したときには、各弾発爪25,25…がそれらの先端縁を支持ピン19の外面に食い込ませるように撓み、支持ピン19が弾発嵌合部24から離脱する方向に移動するのに対抗する弾発力を各弾発爪25,25…が発揮するようになる。すなわち弾発嵌合部24は、ナット14のバンパー11への近接移動を許容するがバンパー11から離反する方向へのナット14の移動に対して抵抗力を発揮するものであり、ナット14は、その円筒部15aを取付け孔18に嵌合せしめた状態では、円筒部15aが取付け孔18から離脱する方向の力に対抗する弾発力を発揮することになる。
【0022】
上述のように構成されるナット14は、部品取付け工具261 を用いてバンパー11の裏面側に取付けられるものであり、この部品取付け工具261 は、工具本体271 と、該工具本体271 に固着されるシリンダ体281 と、該シリンダ体281 に摺動自在に嵌合されるピストン291 と、ナット14を前端に嵌合、保持可能としてピストン291 に同軸にかつ一体に連結されるヘッド301 と、シリンダ体281 およびピストン291 間に設けられるばね31と、工具本体271 に設けられる操作部材32とを備える。
【0023】
工具本体271 は、作業者が握るための把持部27aの一端に取付部27bがほぼ直角に連設された略「L」字状に形成されるものであり、取付部27bには、その端面に開口するようにしてねじ孔33が設けられる。シリンダ体281 は、円筒状に形成されるものであり、その後端(図4の左端)には、前記ねじ孔33に螺合される取付筒部34が段差をなして一体に設けられる。而して取付筒部34がねじ孔33に螺合されることにより、シリンダ体281 が工具本体271 の取付部27bに固着されるものであり、シリンダ体281 の後端および前記取付部27bの端面間には取付筒部34を囲繞する環状のシール部材35が挟持される。
【0024】
シリンダ体281 には、前端を開放したシリンダ孔361 が設けられており、該シリンダ孔361 の後端に段差をなして同軸に連なる連通孔37が取付筒部34に設けられ、工具本体271 には連通孔37に通じる通路38が設けられる。一方、工具本体271 における把持部27aの他端には、図示しない圧縮空気圧源に連なる管路39が接続されており、工具本体271 の把持部27aには、該把持部27aを握った作業者が操作する操作部材32が配設され、該操作部材32の操作により前記管路39および通路38間の連通、遮断が切換えられる。
【0025】
前記シリンダ孔361 には、該シリンダ孔361 の後端との間に空気圧室40を形成するピストン291 が摺動自在に嵌合され、該ピストン291 の前端はシリンダ体281 から前方に突出する。しかもピストン291 には、シリンダ体281 の前端に接触してピストン291 の後退限位置を規制する規制鍔部41が一体に設けられる。
【0026】
ヘッド301 は、ナット14において横断面略「コ」字形である板部材16に後方から嵌合することを可能として矩形のブロック状に構成される部品保持部30aと、該部品保持部30aに一体に連結される連結軸部30bとを備え、連結軸部30bが前記ピストン291 の前端に同軸にかつ一体に連設される。したがってヘッド301 はピストン291 とともに作動することになる。
【0027】
ヘッド301 における部品保持部30aの前面には、該部品保持部30aに保持されたナット14の両弾発嵌合部24,24を収容可能な凹部44,44が各弾発嵌合部24,24に対応した形状を有して設けられるとともに、弾発嵌合部24,24に嵌合された支持ピン19,19を挿入せしめる挿入孔45,45が設けられる。
【0028】
また前記部品保持部30aの前面には、両凹部44,44間の中央部で挿入孔45,45の軸線と平行に延びて部品保持部30aの前面に開口する有底の支持孔46が設けられており、部品保持部30aに保持されたナット14のねじ孔17に挿入されるピン47が支持孔46に挿入される。しかも部品保持部30aには、支持孔46の中間部で前記ピン47に先端を接触せしめて支持孔46内でのピン47の軸方向位置を定めるボルト48が進退自在に螺合される。しかも部品保持部30aの前面には、たとえば前記ピン47の周囲に配置されるようにして磁石56,56が埋め込まれる。
【0029】
さらに部品保持部30aには、バンパー11の裏面に突設されているボス21の略半周に嵌合して該ボス21すなわち取付け孔18に対するヘッド301 の位置を定めるための略半円状のガイド溝49が設けられる。
【0030】
ばね31は、シリンダ体281 の前部側およびピストン291 の一部を囲繞するコイルばねであり、該ばね31の一端は、シリンダ体281 の外側面に設けられた有底の係合孔50に係合され、ばね31の他端はピストン291 の規制鍔部41に係合される。而して該ばね31が発揮するばね力により、ピストン291 は空気圧室40の容積を縮少する方向に付勢されることになる。
【0031】
シリンダ体281 には、空気圧解放手段としての空気抜き孔51が設けられる。該空気抜き孔51は、シリンダ孔361 内でピストン291 が後退限から所定距離だけ前進するのに応じて空気圧室40を外部に開放する位置で、シリンダ体281 の内外面間にわたって設けられる。
【0032】
次にこの第1実施例の作用について説明すると、ナット14に設けられた弾発嵌合部24は、バンパー11の裏面に一体に突設された支持ピン19の外面の周方向複数箇所に先端縁を接触せしめる複数たとえば4個の弾発爪25,25…の基端が平板部16aに連設されて成るものであり、各弾発爪25,25…は、その基端から前記先端縁に向うにつれて支持ピン19の半径方向に沿う内方側に傾斜して形成される。したがってナット14をバンパー11の裏面側に近接移動させて支持ピン19が弾発嵌合部24に嵌合するときには、支持ピン19の外面に先端縁をそれぞれ接触させた各弾発爪25,25…を撓ませるようにして支持ピン19を弾発嵌合部24に容易に嵌合せしめることが可能であるのに対し、弾発嵌合部24に支持ピン19が嵌合した状態でナット14にバンパー11の裏面から離反する方向の外力が作用したときには、各弾発爪25,25…がそれらの先端縁を支持ピン19の外面に食い込ませるように撓み、支持ピン19が弾発嵌合部24から離脱する方向に移動するのに対抗する抵抗力を各弾発爪25,25…が発揮するようになる。
【0033】
したがって、ナット14をバンパー11の裏面に取付けるときには、バンパー11の裏面に一体に設けられた一対の支持ピン19,19を弾発嵌合部24,24にそれぞれ嵌合するようにして円筒部15aを取付け孔18に嵌合するだけの簡単な操作でバンパー11の裏面にナット14を取付けることができ、取付け後には、ナット14がバンパー11から簡単に離脱してしまうことがない。
【0034】
しかもバンパー11の裏面に取付けられているナット14のねじ孔17にねじ部材13を螺合する際に、ねじ孔17の周囲の複数箇所たとえば2箇所で弾発嵌合部24,24に支持ピン19,19が嵌合しているので、ねじ部材13の回転に伴ってナット14が共まわりすることもない。
【0035】
またナット14は、ねじ孔17を有するナット本体15に、ねじ孔17の軸線に直交する平面内で該ねじ孔17の一直径線に沿って延びる板部材16が固着されて成るものであるので、特殊な構造を有するナット14を、一般的な形状のナット本体15に板部材16を固着するだけで簡単に構成することができる。さらにナット本体15の両側位置で前記板部材16に前記弾発嵌合部24,24がそれぞれ設けられるので、板部材16のプレス成形により弾発嵌合部24,24を簡単に形成することができる。
【0036】
部品取付け工具261 を用いてナット14の取付け操作を行なうときには、図6および図7で示すように、ナット14を部品取付け工具261 におけるヘッド301 の前端に嵌合、保持せしめる。この際、ナット14の板部材16が横断面略「コ」字形に形成されており、ヘッド301 の部品保持部30aが板部材16を嵌合せしめるべく矩形のブロック状に形成されており、またヘッド301 に設けられたピン47がナット14のねじ孔17に挿入されるので、ナット14が着脱可能にしてヘッド301 に位置決め保持されることになり、この位置決め保持状態において、ナット14の板部材16が磁石56,56に吸引されるので、ナット14がヘッド301 から簡単に脱落してしまうことがない。
【0037】
ヘッド301 にナット14が位置決め保持された状態で工具本体271 の把持部27aを握り、ガイド溝49にボス21を嵌合せしめるようにしてナット14をバンパー11の裏面に近づけると、ピン47がバンパー11の取付け孔18をほぼ同軸に貫通し、またバンパー11の両支持ピン19,19がナット14の両弾発嵌合部24,24にほぼ対応した位置となる。そこで、操作部材32を操作して空気圧室40に圧縮空気を供給すれば、ピストン291 と一体的にヘッド301 が前方に駆動され、図8および図9で示すように、各弾発嵌合部24,24に支持ピン19,19がそれぞれ弾発嵌合するとともにナット本体15の円筒部15aが取付け孔18に嵌合されるようにして、ナット14がバンパー11の裏面側に取付けられる。
【0038】
またピストン291 が後退限から所定距離だけ前進するのに応じて空気圧室40の空気圧が空気抜き孔51により解放されると、ばね31のばね力によりヘッド301 およびピストン291 が後退作動することになり、空気抜き孔51がピストン291 で閉鎖されるのに応じてピストン291 およびヘッド301 が再び前方に駆動される。したがってヘッド301 の1回の前進作動ではナット14のバンパー11への取付けが完了しないときには、空気圧室40に圧縮空気を供給している限り、ヘッド301 の前進、後退を何度も繰返すことができ、ナット14に押圧力を繰り返して作用せしめて、ナット14のバンパー11への確実な取付けが可能となる。
【0039】
ナット14のバンパー11への取付けが完了した後には、部品取付け工具261 をバンパー11から離反せしめればよく、部品取付け工具261 を用いてナット14を効率よくバンパー11に取付けることが可能となる。
【0040】
ところで、上記部品取付け工具261 において、ばね31は、ピストン291 がシリンダ体281 から離脱してしまうことを防止する働きをするとともに、空気圧室40への圧縮空気の作用によるピストン291 およびヘッド301 の前進移動速度が無闇に早くなることを防止して、ナット14がバンパー11に衝撃的に衝突することを防止することができる。
【0041】
さらにシリンダ体281 には、ピストン291 が後退限から所定距離だけ前進するのに応じて空気圧室40を外部に開放する空気抜き孔51が設けられるので、シリンダ体281 に空気抜き孔51が設けられるだけの簡単な構成で、空気圧室40からの空気圧を解放するための構成を簡略化することができる。
【0042】
図10は本発明の第2実施例を示すものであり、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付す。
【0043】
部品取付け工具262 が備える工具本体272 の取付部27b′には、その端面に開口するようにして嵌合孔52と、嵌合孔52よりも小径のねじ孔33とが段差をなして同軸に設けられる。一方シリンダ体282 は、後端部を前記嵌合孔52に嵌合せしめるようにして円筒状に形成されるものであり、その後端には、前記ねじ孔33に螺合される取付筒部44′が段差をなして一体に設けられる。而して取付筒部34′がねじ孔33に螺合されることにより、シリンダ体282 が工具本体272 の取付部27b′に固着されるものであり、シリンダ体282 の後端と、前記嵌合孔52およびねじ孔33間の段部との間に取付筒部44′を囲繞する環状のシール部材35が挟持される。
【0044】
シリンダ体282 には、前端を開放したシリンダ孔362 が設けられており、該シリンダ孔362 の後端に段差をなして同軸に連なる連通孔37が取付筒部34′に設けられ、工具本体272 には連通孔37に通じる通路38が設けられる。
【0045】
前記シリンダ孔362 の前部には、円筒状のスリーブ53が圧入されており、該スリーブ53よりも後方側でシリンダ孔362 には、シリンダ孔362 の後端との間に空気圧室40を形成するピストン292 が摺動自在に嵌合される。
【0046】
ヘッド301 における連結軸部30bの後端には、棒状のスライダ54の前端が同軸にかつ一体に連設されており、該スライダ54は、その後端をピストン292 の前端に同軸に連接せしめるようにして前記スリーブ53に摺動自在に嵌合される。またスライダ54には、シリンダ体282 の前端に当接してスライダ54の後退限を規制する鍔部55が一体に設けられており、ばね31は、シリンダ体282 と該鍔部55との間に設けられる。
【0047】
またシリンダ体282 には、ピストン292 が後退限から所定距離だけ前進するのに応じて空気圧室40を外部に開放する空気抜き孔51が設けられる。
【0048】
このような、部品取付け工具262 を用いても、上記第1実施例の部品取付け工具261 を用いるときと同様に、ナット14(図1ないし図9参照)をバンパー11に効率的に取付けることができる。
【0049】
図11ないし図14は本発明の第3実施例を示すものであり、図11は取付け枠へのストッパラバー取付け状態を示す縦断面図、図12はストッパラバーおよび部品取付け工具の斜視図、図13は図12の13−13線に沿う断面図、図14は図13の14−14線断面図である。
【0050】
先ず図11において、車両の後部には、支持体としての金属製の取付け枠58が備えられており、リヤバンパー63が該取付け枠58に取付けられる。また取付け枠58において、リヤバンパー63の前端よりも前方に位置する部分には、複数の取付け孔59…が設けられており、トランクリッド64の閉鎖時に該トランクリッド64に接触して衝撃を吸収するための被取付け部品としてのストッパラバー60…が、前記取付け孔59…に弾発的に嵌合するようにして取付け枠58に取付けられる。
【0051】
ストッパラバー60は、ストッパ主部60aと、係合部60bと、ストッパ主部60aおよび係合部60b間を同軸にかつ一体に連結する首部60cとを有してゴムにより形成されるものである。ストッパ主部60aは、取付け枠58から離反するにつれて小径となる円錐台状に形成され、また係合部60bは、取付け枠から離反するにつれて小径となる円錐台状に形成される。すなわち、ストッパ主部60aおよび係合部60bは、取付け枠58側を大径端としてそれぞれ円錐台状に形成されており、ストッパ主部60aおよび係合部60b間の間隔は、取付け枠58における突部58aの厚みにほぼ等しく設定され、首部60cの直径は取付け孔59の内径以下に設定される。
【0052】
ストッパ主部60aおよび係合部60bにおける大径端の直径は、取付け孔59の内径よりも大きく設定されており、係合部60bは、その小径端側から取付け孔59に嵌入可能である。而して取付け孔59への嵌入時に縮径することを可能とするために、係合部60bには、その小径端側すなわち先端側に開放した凹部60dが設けられている。
【0053】
該ストッパラバー60は、取付け孔59から係合部60bを突出させるように該取付け孔59に嵌合されるものであり、取付け孔59への嵌合時に、ストッパ主部60aおよび係合部60bの大径端間に取付け枠58が挟まれることになる。而して取付け孔59への嵌合状態で、取付け孔59から離脱する方向の力がストッパラバー60に作用したときには、該ストッパラバー60の係合部60bは、係合孔59から離脱する方向の力に対抗する弾発力を発揮することになる。
【0054】
図12および図13において、ストッパラバー60を取付け枠58に取付けるための部品取付け工具263 は、工具本体271 と、該工具本体271 に固着されるシリンダ体281 と、該シリンダ体281 に軸線まわりの回動を可能として摺動自在に嵌合されるピストン291 と、ストッパラバー60を前端に嵌合、保持可能としてピストン291 に同軸にかつ一体に連結されるヘッド302 と、シリンダ体281 およびピストン291 間に設けられるばね31と、工具本体271 に設けられる操作部材32とを備える。
【0055】
ピストン291 には、ばね受け部としての規制鍔部41が、シリンダ体281 の前端に接触してピストン291 の後退限位置を規制することを可能として一体に設けられる。ヘッド302 は、円柱状である部品保持部30a′と、該部品保持部30a′に一体に連結される連結軸部30b′とを備え、連結軸部30b′が前記ピストン291 の前端に同軸にかつ一体に連設される。
【0056】
前記ヘッド302 における部品保持部30a′には、ストッパラバー60のストッパ主部60aを嵌合せしめるべく該ヘッド302 の前面に開口する嵌合凹部61が、円錐台状であるストッパ主部60aに対応した有底のテーパ孔状にして設けられる。またヘッド302 における部品保持部30a′の外面には、ヘッド302 の回転軸線から偏心した偏心重錘62が、外側方に突出するようにして一体に設けられる。
【0057】
シリンダ体281 の前部側およびピストン291 の一部を囲繞するコイルばねであるばね31の一端は、シリンダ体281 の係合孔50に係合され、該ばね31の他端は、図14で示すように、ヘッド302 と一体である規制鍔部41の前面に係合される。すなわち、ばね31の他端は、ピストン291 およびヘッド302 の軸線から偏心した位置で規制鍔部41に係合されることになる。
【0058】
この第3実施例によれば、ヘッド302 の嵌合凹部61に嵌合、保持したストッパラバー60を取付け枠58の取付け孔59に対応させた状態で、ピストン291 およびシリンダ体281 間の空気圧室40に圧縮空気を供給してピストン291 およびヘッド302 を前進作動せしめることにより、ストッパラバー60に取付け枠58側に向けての押圧力を作用せしめ、ストッパラバー60を取付け孔59に嵌合するようにして、取付け枠58に取付けることができ、上記各実施例と同様に、取付け作業能率を向上することができる。
【0059】
ところで、ストッパラバー60は、取付け孔59の嵌合時に回動動作を伴なうようにすれば、取付け孔59への嵌合を効果的に行ない得るのであるが、ピストン291 およびヘッド302 の前進作動時には、コイルばねであるばね31が、その伸長作動に応じてヘッド302 に回動方向の力を作用せしめ、また空気抜き孔51による空気圧解放に応じてピストン291 およびヘッド302 に後退方向の力を作用せしめるべくばね31が縮少作動するときには伸長作動時とは逆の回動方向の力をヘッド302 に作用せしめることになる。したがって、ストッパラバー60に回動力を作用させながら取付け枠58側に押圧することで、ストッパラバー60の取付け枠58への取付けをより効果的に行なうことができる。しかもばね31によりヘッド302 に付与される回動方向の力が偏心重錘62で増幅されるので、ストッパラバー60をより効果的に取付け枠58に取付けることが可能となる。
【0060】
図15は本発明の第4実施例を示すものであり、部品取付け工具264 が備えるシリンダ体281 には、空気抜き孔51からの空気排出量を調節する圧力調節弁65が取付けられる。
【0061】
この圧力調節弁65は、空気抜き孔51に通じる弁孔66を内端側に有してシリンダ体281 に溶接等により固着される弁ハウジング67と、回転操作により進退位置を調整可能として弁ハウジング67の外端側に螺合される操作部材68と、前記弁孔66の開度を調節すべく操作部材68の内端中央部に一体に設けられる弁体69とを備え、弁体69の周囲で弁ハウジング67内に形成される弁室70に内端を通じさせる複数の開放通路71…が操作部材68に設けられ、各開放通路71…の外端開口部を共通に臨ませるスポンジ状のエアフィルター72が操作部材68の外端に装着される。
【0062】
このような圧力調節弁65によれば、操作部材68の操作により空気抜き孔51からの空気排出量を自在に調節可能である。したがって、ストッパラバー60等の被取付け部品に作用せしめる押圧力を調節することが可能であり、各種の被取付け部品に対応して押圧力を調節するようにして汎用性を向上することができる。
【0063】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
【0064】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、支持体側への押圧力を繰り返して被取付け部品に作用せしめることを可能として、被取付け部品を支持体に効率よく取付けることができ、支持体に過大な荷重が作用することも防止することができる。
【0065】
請求項2記載の発明によれば、シリンダ体に空気抜き孔が設けられるだけの簡単な構成で、空気圧解放手段を構成することができる。
【0066】
請求項3記載の発明によれば、被取付け部品への押圧力作用時に回動力を被取付け部品に作用せしめることが可能となり、回動力を作用させながら支持体側に押圧することで支持体への取付けがより効果的となる被取付け部品の取付け時に、支持体への取付けをより効果的に行なうことができる。
【0067】
請求項4記載の発明によれば、コイルばねによりヘッドに付与される回動方向の力を偏心重錘で増幅するようにして、被取付け部品をより一層効果的に支持体に取付けることが可能となる。
【0068】
さらに請求項5記載の発明によれば、被取付け部品に作用せしめる押圧力を調節可能とし、汎用性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるバンパーへのナンバープレート締結状態を示す縦断面図である。
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】ナットおよび部品取付け工具の斜視図である。
【図4】図3の4−4線に沿う断面図である。
【図5】ナットの正面図である。
【図6】部品取付け工具による取付け操作初期での図5のA−A線に対応する断面図である。
【図7】部品取付け工具による取付け操作初期での図5のB−B線に対応する断面図である。
【図8】部品取付け工具による取付け操作末期での図5のA−A線に対応する断面図である。
【図9】部品取付け工具による取付け操作末期での図5のB−B線に対応する断面図である。
【図10】第2実施例の図4に対応した断面図である。
【図11】第3実施例における取付け枠へのストッパラバー取付け状態を示す縦断面図である。
【図12】ストッパラバーおよび部品取付け工具の斜視図である。
【図13】図12の13−13線に沿う断面図である。
【図14】図13の14−14線断面図である。
【図15】第4実施例の図13に対応した断面図である。
【符号の説明】
11・・・支持体としてのバンパー
14・・・被取付け部品としてのナット
18,59・・・取付け孔
261 ,262 ,263 ,264 ・・・部品取付け工具
27a・・・把持部
281 ,282 ・・・シリンダ体
291 ,292 ・・・ピストン
301 ,302 ・・・ヘッド
31・・・ばね
361 ,362 ・・・シリンダ孔
40・・・空気圧室
51・・・空気圧解放手段としての空気抜き孔
58・・・支持体としての取付け枠
60・・・被取付け部品としてのストッパラバー
62・・・偏心重錘
65・・・圧力調節弁[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a pressing force by air pressure toward the support side in order to attach to the support a part to be attached that exhibits a resilient force against a force in a direction away from the support in the attached state to the support. The present invention relates to a component mounting tool that causes a to act on a mounted component.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, a stopper rubber for absorbing impact when closing a trunk lid or bonnet of a vehicle, for example, exerts resilience to the stopper rubber when fitted to a mounting hole provided in a mounting frame on the vehicle body side. However, such a stopper rubber is attached to the mounting frame by an operator applying a pressing force to the stopper rubber one by one. ing.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As in the conventional case described above, if the worker attaches the parts to be attached such as the stopper rubber one by one, the attachment work efficiency is inferior. Therefore, it is conceivable to use a mounting tool in which a pressing force is applied to the part to be mounted by air pressure toward the support side such as the mounting frame, but in that case, avoid applying an excessive load on the support side. It is desirable.
[0004]
The present invention has been made in view of such circumstances, and is a component that can efficiently perform mounting work of a mounted component to a support while avoiding an excessive load acting on the support. An object is to provide an installation tool.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the invention according to claim 1 is to attach a mounted part that exhibits a resilient force against a force in a direction away from the support in the attached state to the support. , A component mounting tool that applies a pressing force by air pressure toward the support side to a mounted component, and has a grip portion that can be gripped by an operator and a cylinder hole whose front end is opened. A pneumatic chamber is formed between the cylinder body provided continuously and the rear end wall of the cylinder hole so that the piston can be slidably fitted into the cylinder hole, and the mounted part can be held at the front end. A head coaxially connected to the piston, a spring for urging the head in a direction to reduce the volume of the pneumatic chamber, and the piston advancing a predetermined distance from the retreat limit in the cylinder hole. According to the air pressure Characterized in that it comprises a pneumatic releasing means for releasing the air pressure.
[0006]
According to the configuration of the first aspect of the present invention, when the gripping part is gripped with the attached part held at the front end of the head and compressed air is supplied to the pneumatic chamber, the head is driven forward together with the piston. In addition, since a pressing force toward the support body acts on the mounted part, it is possible to mount the mounted part on the support body while improving the mounting work efficiency. When the air pressure in the air pressure chamber is released by the air pressure releasing means as the piston moves forward by a predetermined distance from the retreat limit, the head and the piston are moved backward by the spring force of the spring. Since the piston and the head are driven forward again in response to the release of the released state, compressed air is supplied to the pneumatic chamber when the attachment of the mounted part to the support is not completed in one forward operation of the head. As long as the head is supplied, the head can be moved forward and backward many times, and a pressing force can be repeatedly applied to the mounted part, so that the mounted part can be securely attached to the support. In addition, the spring functions to prevent the piston from detaching from the cylinder body, and also functions to prevent the forward movement speed of the piston and the head due to the action of the compressed air to the air pressure chamber from becoming dark. Therefore, it is possible to prevent an excessive load from acting on the support.
[0007]
According to a second aspect of the invention, in addition to the configuration of the first aspect of the invention, the air pressure releasing means may be configured so that the air pressure releasing means moves the air pressure in accordance with a predetermined distance from the retreat limit within the cylinder hole. It is characterized in that it is an air vent hole provided in the cylinder body so as to open the chamber to the outside. According to such a configuration, the air pressure can be released with a simple configuration in which the air vent hole is provided in the cylinder body. Means can be configured.
[0008]
According to a third aspect of the invention, in addition to the configuration of the first or second aspect of the invention, the piston is rotatably fitted in the cylinder hole, and one end of the spring, which is a coil spring, is attached to the cylinder body. The other end of the spring is engaged with a spring receiving portion which is connected to and integrated with the head at a position eccentric from the axis of the head.
[0009]
According to the configuration of the invention described in claim 3, when the piston and the head advance with the supply of compressed air to the pneumatic chamber, the spring which is a coil spring is applied to the head according to the extension operation. When the force is applied in the rotational direction, and when the contraction operation is performed so that the force in the backward direction is applied to the piston and the head according to the air pressure release by the air pressure releasing means, the force in the rotational direction opposite to that in the extension operation is applied to the head. It will act on. Therefore, by pressing toward the support side while applying the rotational force, the attachment to the support can be more effectively performed when the mounted component is more effectively attached to the support.
[0010]
The invention described in
[0011]
Further, the invention according to claim 5 is characterized in that, in addition to the configuration of the invention according to
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described based on examples of the present invention shown in the accompanying drawings.
[0013]
1 to 9 show a first embodiment of the present invention. FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a license plate fastened to a bumper. FIG. 2 is an enlarged sectional view taken along line 2-2 of FIG. 3 is a perspective view of the nut and the component mounting tool, FIG. 4 is a cross-sectional view taken along line 4-4 of FIG. 3, FIG. 5 is a front view of the nut, and FIG. 7 is a cross-sectional view corresponding to line A, FIG. 7 is a cross-sectional view corresponding to line BB in FIG. 5 at the initial stage of the mounting operation using the component mounting tool, and FIG. 8 is FIG. 9 is a cross-sectional view corresponding to line A, and FIG. 9 is a cross-sectional view corresponding to line BB in FIG. 5 at the end of the mounting operation with the component mounting tool.
[0014]
First, in FIG. 1, a vehicle is provided with a
[0015]
2 to 5, the
[0016]
On the back surface of the
[0017]
By the way, in the vehicle for the United States, the
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
According to such a bullet
[0022]
The
[0023]
Tool body 27 1 Is formed in a substantially "L" shape in which a mounting
[0024]
Cylinder body 28 1 The cylinder hole 36 with its front end opened 1 Is provided, and the cylinder hole 36 is provided. 1 A
[0025]
The cylinder hole 36 1 In the cylinder hole 36, 1 Piston 29 forming a
[0026]
[0027]
[0028]
In addition, a bottomed
[0029]
Further, the
[0030]
The
[0031]
Cylinder body 28 1 Is provided with an
[0032]
Next, the operation of the first embodiment will be described. The elastic
[0033]
Therefore, when the
[0034]
In addition, when the
[0035]
Further, the
[0036]
Component mounting tool 26 1 As shown in FIGS. 6 and 7, when the
[0037]
[0038]
Piston 29 1 When the air pressure of the
[0039]
After the installation of the
[0040]
By the way, the component mounting tool 26 described above. 1 The
[0041]
Further, the cylinder body 28 1 The piston 29 1 Is provided with an
[0042]
FIG. 10 shows a second embodiment of the present invention, and parts corresponding to the first embodiment are given the same reference numerals.
[0043]
Component mounting tool 26 2 Tool body 27 2 In the mounting
[0044]
Cylinder body 28 2 The cylinder hole 36 with its front end opened 2 Is provided, and the cylinder hole 36 is provided. 2 A
[0045]
The cylinder hole 36 2 A
[0046]
[0047]
The cylinder body 28 2 The piston 29 2 Is provided with an
[0048]
Such a component mounting tool 26 2 However, the component mounting tool 26 of the first embodiment is also used. 1 The nut 14 (see FIG. 1 to FIG. 9) can be efficiently attached to the
[0049]
11 to 14 show a third embodiment of the present invention. FIG. 11 is a longitudinal sectional view showing a stopper rubber attached to a mounting frame. FIG. 12 is a perspective view of a stopper rubber and a component attaching tool. 13 is a sectional view taken along line 13-13 in FIG. 12, and FIG. 14 is a sectional view taken along line 14-14 in FIG.
[0050]
First, in FIG. 11, a
[0051]
The
[0052]
The diameters of the large diameter ends of the stopper
[0053]
The
[0054]
12 and 13, the component mounting tool 26 for mounting the
[0055]
Piston 29 1 The restricting
[0056]
The
[0057]
Cylinder body 28 1 Front side of piston and piston 29 1 One end of a
[0058]
According to this third embodiment, the
[0059]
By the way, the
[0060]
FIG. 15 shows a fourth embodiment of the present invention. Four Cylinder body 28 1 Is attached with a
[0061]
The
[0062]
According to such a
[0063]
Although the embodiments of the present invention have been described in detail above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various design changes can be made without departing from the present invention described in the claims. Is possible.
[0064]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, it is possible to repeatedly apply the pressing force to the support side to cause it to act on the attached part, and to attach the attached part to the support efficiently. It is also possible to prevent an excessive load from acting on.
[0065]
According to the second aspect of the present invention, the air pressure releasing means can be configured with a simple configuration in which an air vent hole is provided in the cylinder body.
[0066]
According to the third aspect of the present invention, it is possible to cause the rotational force to act on the mounted component when the pressing force is applied to the mounted component, and by pressing toward the support side while acting the rotational force, At the time of attaching a part to be attached, which makes the attachment more effective, the attachment to the support can be performed more effectively.
[0067]
According to the fourth aspect of the present invention, it is possible to more effectively attach the mounted component to the support body by amplifying the rotational force applied to the head by the coil spring by the eccentric weight. It becomes.
[0068]
Furthermore, according to the invention described in claim 5, it is possible to adjust the pressing force applied to the mounted part, thereby improving versatility.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a number plate fastened state to a bumper in a first embodiment.
2 is an enlarged sectional view taken along line 2-2 of FIG.
FIG. 3 is a perspective view of a nut and a component mounting tool.
4 is a cross-sectional view taken along line 4-4 of FIG.
FIG. 5 is a front view of a nut.
6 is a cross-sectional view corresponding to the line AA in FIG. 5 in the initial stage of the mounting operation by the component mounting tool.
7 is a cross-sectional view corresponding to the line BB in FIG. 5 in the initial stage of the mounting operation by the component mounting tool.
8 is a cross-sectional view corresponding to the line AA in FIG. 5 at the end of the mounting operation with the component mounting tool.
9 is a cross-sectional view corresponding to the line BB in FIG. 5 at the end of the mounting operation with the component mounting tool.
FIG. 10 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 4 of the second embodiment.
FIG. 11 is a longitudinal sectional view showing a state where a stopper rubber is attached to an attachment frame in the third embodiment.
FIG. 12 is a perspective view of a stopper rubber and a component mounting tool.
13 is a cross-sectional view taken along line 13-13 of FIG.
14 is a cross-sectional view taken along line 14-14 of FIG.
FIG. 15 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 13 of the fourth embodiment.
[Explanation of symbols]
11 ... Bumper as support
14 ... Nuts as mounted parts
18, 59 ... mounting holes
26 1 , 26 2 , 26 Three , 26 Four ... Part mounting tools
27a ... gripping part
28 1 , 28 2 ... Cylinder body
29 1 , 29 2 ···piston
30 1 , 30 2 ···head
31 ... Spring
36 1 , 36 2 ... Cylinder holes
40 ... Pneumatic chamber
51 ... Air vent hole as air pressure release means
58... Mounting frame as a support
60: Stopper rubber as a mounted part
62 ... Eccentric weight
65 ... Pressure control valve
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