JP3645797B2 - 履物収納箱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は靴などの履物を効率よく収納し、かつ収納ラック毎に容易に出し入れできる履物収納箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の履物収納箱には特開平10−14677号に記載された発明のように、収納開口側に向かって下方に傾斜させた傾斜棚と水平に設置した水平棚とを上下方向に交互に配設させたものがある。この発明によれば、水平棚には靴の先を奥側に向けて置き、傾斜棚には靴の踵側を奥側に向けて置くようにすると、水平棚と傾斜棚との間に形成された収納空間が履物の形状とほぼ等しくなり、全体として収納棚板間の高さを低くすることが出来、履物収納箱に履物を効率よく収納する事が出来る。
【0003】
しかしながら、上述の特開平10−14677号に記載された発明では複数の収納棚板は支持枠体によって収納ラックとして一体化されているので、水平棚の履物を収納したり若しくは取り出したりする場合は兎も角、傾斜棚に履物を収納したり或いは傾斜棚に載置されている履物を取り出そうとすると、履物収納箱の開口側から履物を収納若しくは取り出す事が出来ず、履物を収納若しくは取り出す時は収納ラック全体を引き出した後、回転させなければならない。傾斜棚の履物は、このように履物1つでも収納ラック全体を引き出してから回転させなければならないため、履物の出し入れが面倒なだけでなく、履物を大量に収納すればするほど収納ラックの重量が増し、使用者の負担が大きくなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の解決課題は、靴などの履物を効率よく収納し、かつ必要な履物の出し入れをする際に容易で手間の掛からない履物収納箱を開発する事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
「請求項1」に記載の履物収納箱(A)は、前面が開口した箱本体(1)と、箱本体(1)の開口部を開閉する収納扉(2)と、下部棚板(4a)と、前記下部棚板(4a)の上方にて開口部に向かって上方に傾斜するように配設される上部棚板(4b)とを有し、箱本体(1)内に上下方向に複数段にてそれぞれが箱本体(1)より開口に引き出す事が出来るように配設される収納ラック(3)とからなる履物収納箱 (A) であって、
(a) 箱本体 (1) の内側面にレール部 (6) が設けられ、
(b) 上及び下部棚板 (4a)(4b) が取り付けられる収納ラック (3) のラック側板 (5) に前記レール部 (6) に合わせてレール溝 (7) が設けられ、
(c) 前記レール部 (6) の箱本体開口側の端部に掛止凸部 (6a) が設けられ、
(d) 前記レール溝 (7) の箱本体背面側の端部に前記掛止凸部 (6a) が係合する係合段部 (7a) が設けられている事を特徴とする。
【0007】
また、「請求項2」に記載の履物収納箱(A)は、請求項1のレール部 (6) とレール溝 (7) とが逆の場合で、
(a) 箱本体(1)の内側面にレール (7)が設けられ、
(b) 上及び下部棚板(4a)(4b)が取り付けられる収納ラック(3)のラック側板(5)に前記レール (7)に合わせてレール (6)が配設され、
(c) 前記レール部(6)の箱本体背面側の端部に掛止凸部(6a)が設けられ、
(d) 前記レール溝(7)の箱本体開口側の端部に前記掛止凸部(6a)が係合する係合段部(7a)が設けられている事を特徴とする。
【0008】
これらによれば、本請求項の履物収納箱 (A) は、複数の収納ラック (3) が独立して箱本体 (1) 内に配設され、収納ラック (3) には水平の下部棚板 (4a) と傾斜している上部棚板 (4b) とが設けてあるので、収納ラック (3) を箱本体 (1) から引き出すと、傾斜している上部棚板 (4b) は収納ラック (3) の上面に現れる事になり、従来例のように収納ラック全体を引き出してから回転させるというような面倒な作業をしなくとも直ちに傾斜している上部棚板 (4b) への履物 (10) の出し入れが出来る。
【0009】
また、特に本請求項の収納ラック(3)のスライド機構は、単なるレール溝(7)とこれにスライド自在に嵌り込むレール部(6)という単純な機構にて構成されているため、履物(10)から落ちた砂利や土等がレール溝(7)に入り込んだ場合でも掃除をし易くスムーズな出し入れを長く保つことが出来る。
【0010】
さらに、レール部(6)の掛止凸部(6a)とレール溝(7)の係合段部(7a)により、収納ラック(3)を引き出した場合でもこれらが互いに係合し、誤って収納ラック(3)を引き出し過ぎて、収納ラック(3)がレール部(6)から離脱するような事がない。
【0011】
「請求項」は、請求項1または2に記載の発明を更に限定したもので、
(a) 上部棚板(4b)の側面の背面側と開口側に開口側上部差込凸部(43)及び背面側上部差込凸部(44)がそれぞれ設けられ、
(b) 前記上部棚板(4b)が取り付けられる収納ラック(3)のラック側板(5)の内面に、
上部棚板(4b)に沿う方向に凹設され、背面側上部差込凸部(44)がスライド可能に挿入され且つ支持される背面側上部差込凹溝(84)と、
上部棚板(4b)に沿う方向にて上下複数段に凹設され、開口側上部差込凸部(43)がスライド可能に挿入され且つ支持されると共に前記開口側上部差込凸部(43)が移動可能な連通溝(83c)を有する開口側上部差込凹溝(83)とが設けられていることを特徴とする。
【0012】
これによれば、連通溝(83c)を通って開口側上部差込凸部(43)は開口側上部差込凹溝(83)内を多段にて移動出来るので、上部棚板(4b)の開口側の高さを調節することが出来る。このため、ハイヒールやハーフブーツ等高さの必要な履物(10)の収納も可能となる。また、ロングブーツ等のさらに高さを必要とする履物(10)を収納する場合は上又は/及び下の収納棚板(4a)(4b)を取り外すことで必要な収納空間を確保する事が出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の履物収納箱(A)を図示実施例に従って説明する。本実施例の履物収納箱(A)は、前面が開口した箱本体(1)と、箱本体(1)の開口部を開閉する収納扉(2)と、箱本体(1)内に上下方向に複数段にて配設され、レール部(6)にて箱本体(1)から出し入れ可能となっている収納ラック(3)とから構成されている。
【0014】
箱本体(1)は、対向して配設された箱側板(1a)と、前記箱側板(1a)の上端に取着された天板(1d)と、前記箱側板(1a)の下端に取着された底板(1c)と、背面部を閉塞するように取着された背板(1b)とから構成されている。2枚の収納扉(2)はそれぞれ一辺が箱側板(1a)の開口側の端面に蝶着されており、中央から開く開閉式扉となっている。
【0015】
箱側板(1a)の対向する両内側面には、断面が略四角形状の細長いレール部(6)が一定間隔で複数段にて水平に配設されている。前記レール部(6)の開口側の端部の内側面には掛止凸部(6a)が設けられている。
【0016】
収納ラック(3)は対向する一対のラック側板(5)と、前記ラック側板(5)の下端部に水平に取着される下部棚板(4a)と、前記ラック側板(5)の上端部に背板(1b)に向かって下方に傾斜するように取着される上部棚板(4b)と、ラック側板(5)間にて上部棚板(4b)の後端部の直上に配設される受け棒(11)とから構成されている。
【0017】
収納棚板(4)及びラック側板(5)、レール部(6)は本実施例では合成樹脂材としたが、勿論これに限られずパーティクルボード、合板、集成材、MDF(中比重ファイバーボード)等の木質材、アルミニウム等の金属材でもよい。
【0018】
上下両収納棚板(4a)(4b)は同一形状で、その本体板部(45)(46)の両側面の開口側と背面側に差込凸部(4)がそれぞれ設けられている。この差込凸部(4)の形状は開口側及び背面側共に同一であり且つ上下両収納棚板(4a)(4b)においても同一である。従って、共通して説明する場合は上位概念である差込凸部(4)を使用し、上下両収納棚板(4a)(4b)の開口側と背面側とで区別する必要がある場合はそれぞれ(41)〜(44)と区別して説明する事にする。ここでは、上位概念である差込凸部(4)でその形状を説明するが、その形状は略円板状の先端部(4c2)と、その半径が先端部(4c2)よりも若干細くなっている脚部(4c1)とで構成されている。
【0019】
また、図13に示すように、収納棚板(4a)(4b)の本体板部(45)(46)の裏面側の中央部に凹状の段部(4d)が形成されている。これにより段部(4d)に手を掛けることが出来るため、よりスムーズに収納棚板(4)を引き出せるのであるが、勿論これに限定するわけではなく、例えば単に四角形状の収納棚板(4)であっても良い。
【0020】
一方、ラック側板(5)の外面には前記レール部(6)がスライド自在に挿入されるレール溝(7)が形成されている。レール溝(7)はラック側板(5)の前端からラック側板(5)の背方に向けてラック側板(5)の後端部分まで水平に形成されており、レール溝(7)の終端には後述するストッパーの機能を有するレール溝(7)の天井面からレール溝(7)内に突出した係合段部(7a)が形成されている。そしてその係合段部(7a)の箇所からレール溝(7)に連絡しているガイド溝(7b)がラック側板(5)の後端に向けて斜め上方に角度が変化するように延びており、ラック側板(5)の背面側の端部に至っている。
【0021】
係合段部(7a)及びガイド溝(7b)を構成するリブ(71)は図11に示すようにレール溝(7)内にレール部(6)が嵌り込んでスライドするので、レール溝(7)のリブ高さより低く形成され、レール部(6)の挿入面が摺接し且つ、箱本体(1)から収納ラック(3)が引き出された時、図10に示すようにレール部(6)の掛止凸部(6a)が当接するようになっている。また、前記ガイド溝(7b)は、箱本体(1)から収納ラック(3)を引き出す時のガイドとなるため、掛止凸部(6a)を挿脱出来る幅に形成されている。
【0022】
ラック側板(5)の内面の下端部の開口部側には開口側下部差込凹所(81)が形成され、背面側には背面側下部差込凹所(82)が形成され、上端部の開口部側には開口側上部差込凹溝(83)が形成され、背面側に背面側上部差込凹溝(84)が形成されている。開口側下部差込凹所(81)と背面側下部差込凹所(82)は縦方向に形成されており、背面側上部差込凹溝(84)は上部棚板(4b)に沿って斜めに傾斜して形成されているがその形状は同じである。一方、開口側上部差込凹溝(83)は前3者とは異なり、その第1実施例は図10に示すように上部棚板(4b)に沿う方向にて上下複数段に凹設され、その開口側端部が連通溝(83c)にて連通しており、更には連通溝(83c)をそのまま延長してラック側板(5)の上端に至り、上端にて開口している。この部分を挿脱用溝(83d)とする。図9の開口側上部差込凹溝(83)の第2実施例に付いては後述する。
【0023】
次に開口側、背面側下部差込凹所(81)(82)及び背面側上部差込凹溝(84)の形状に付いて説明するが、前述のようにこれらは全て同一形状であるので、これらの上位概念を単に差込凹所(8)とし、以下その形状に付いて説明する。差込凹所(8)の上端には差込凸部(4)の先端部(4c2)が挿入可能な直径の円である挿入部(8a)と、挿入部(8a)と連通しており、挿入部(8a)の直径より小さい幅で差込凸部(4)の脚部(4c1)が通過できる長孔状のスライド部(8b)とからなり、差込凹所(8)の縁部(8c)はリブ状にて外面に向かって突設されている。スライド部(8b)の縁部(8c)の高さは挿入部(8a)から遠ざかるにつれ、幅が大きくなるようにテーパ状に形成されており、挿入部(8a)に近い部分は差込凸部(4)の脚部(4c1)の長さより幅狭に形成されているが、スライド部(8b)の終端では脚部(4c1)の長さより若干大きく形成されており、終端部分(8c1)を先端部(4c2)が乗り越えてスライド部(8b)の終端に差込凸部(4)が嵌り込んだ時に先端部(4c2)と本体板部(45)又は(46)の側面とでスライド部(8b)の終端の縁部(8c)を強固に挟持し、上又は下棚板(4a)(4b)とラック側板(5)とを一体化するようになっている。
【0024】
この点は開口側上部差込凹溝(83)も同様で、開口側上部差込凹溝(83)の多段部分を構成する第1段部(83a)、第2段部(83b)の終端部分も前記差込凹所(8)と同じ構造となっている。また、連通溝(83c)及び挿脱用溝(83d)も差込凸部(4)が自由に通過出来る必要があるため、その開口幅は差込凸部(4)の脚部(4c1)が通過出来る幅に形成されており、そのリブ状の縁部(8c)に差込凸部(4)の先端部(4c2)が係合しつつ開口側上部差込凹溝(83)内を移動し、何れかの第1段部(83a)、第2段部(83b)の終端部分にて前述同様終端部分の縁部(8c)を先端部(4c2)と本体板部(45)又は(46)の側面とで強固に挟持し、上又は下棚板(4a)(4b)とラック側板(5)とを一体化する。
【0025】
また、上部棚板(4b)の背面側上方にて、ラック側板(5)の上端背面側に受け棒用孔(11a)が設けられており、その受け棒用孔(11a)に受け棒(11)が取り付けられている。これにより、背方に下り傾斜した状態で配設されている上部棚板(4b)に履物(10)を収納した場合、履物(10)の踵部分が受け棒(11)に掛かり落下しない。
【0026】
次に、本実施例の使用方法について説明する。まず、下部棚板(4a)の両差込凸部(41)(42)の先端部(4c2)を、ラック側板(5)の両下部差込凹所(81)(82)の挿入部(8a)に挿入する。そして、挿入した状態のまま下部棚板(4a)をスライド部(8b)に沿って下方に移動させ、前述のように両差込凸部(41)(42)を両下部差込凹所(81)(82)の終端部分に強固に固定する。このようにして下部棚板(4a)をラック側板(5)の下端部分に水平に強固に固着する。
【0027】
同様に、上部棚板(4b)の背面側差込凸部(44)の先端部(4c2)をラック側板(5)の背面側上部差込凹所(84)の挿入部(8a)に挿入すると共に開口側差込凸部(43)の先端部(4c2)を挿脱用溝(83d)を通してラック側板(5)の開口側上部差込凹所(83)内に挿入する。次に傾斜を急にしたい場合は上側の第2段部(83b)を、逆に傾斜を緩くしたい場合には下の第1段部(83a)を選択し、上部棚板(4b)をスライドさせて前述同様前述のように両差込凸部(43)(44)を開口側上部差込凹所(83)の何れかの段部と背面側上部差込凹所(84)の終端部分に強固に固定する。このようにして上部棚板(4b)をラック側板(5)の上端部分に傾斜させて強固に固着する。このようにしてラック側板(5)と上下棚板(4a)(4b)並び受け棒(11)とで収納ラック(3)が一体的に組み上げられる事になる。
【0028】
もし、上部棚板(4b)の傾斜角度を変えたい場合或いは外したい場合は、上部棚板(4b)を逆方向に移動させ、前記挟持による固着を解除し、背面側差込凸部(44)を支点にし、開口側差込凸部(43)を連通溝(83c)内を移動させ、上部棚板(4b)の傾斜を変え、然る後、前記同様差込凸部(43)(44)の挟持固定を行う。
【0029】
続いて、このようにして組み立てた収納ラック(3)を箱本体(1)に多段にて取り付ける。収納ラック(3)の取り付け方法は、箱側板(1a)のレール部(6)をラック側板(5)のレール溝(7)に嵌め込ませることで取り付けることになる。まず、収納ラック(3)を図5のように傾け、レール部(6)の掛止凸部(6a)をラック側板(5)のガイド溝(7b)に嵌め込み、そのまま押し込んでいく。これにより掛止凸部(6a)はガイド溝(7b)を通ってガイド溝(7b)の前端に至る。ここで収納ラック(3)を平行に戻すとレール部(6)は独りでにレール溝(7)内に嵌り込み、そのまま押し込んでいくことで収納ラック(3)を取り付けることが出来る。収納ラック(3)を引き抜きたい場合には逆の動作を行えばよい。
【0030】
こうして、組み立てられ、履物収納箱(A)に多段にて収納された収納ラック(3)の下部棚板(4a)は水平に取り付けられ、上部棚板(4b)は背面に向かって傾斜して取り付けられているため、履物(10)を収納するときは、下部棚板(4a)に載置する履物(10)はその足先側が背板(1b)に向かうように収納し、上部棚板(4b)に載置する履物(10)はその足先が収納扉(2)に向かうように収納することになり、収納空間と履物(10)の形状とがほぼ一致し、収納高さを節約出来るため収納空間を効率よく利用することが出来る。
【0031】
また、ハイヒールやハーフブーツ等、高さの必要な履物(10)を収納する場合は、前述のように上部棚板(4b)の開口側差込凸部(43)の取り付け位置を高い方に変えることで、上部棚板(4b)の開口側の高さを調節し、収納空間を履き物(10)に合わせる。尚、本実施例の開口側差込凹所(83)は、その高さを2段に調節することが出来るが、さらに段数を増やすことで、上部棚板(4b)の高さを細かく調節することが出来る。
【0032】
また、ロングブーツ等のさらに高さを必要とする履物(10)を下部棚板(4a)に収納する場合は上部棚板(4b)や、上段の収納ラック(3)の下部棚板(4a)を取り外すことで必要な空間を確保する事が出来る。この場合上段の収納ラック(3)は上部棚板(4b)と受け棒(11)で支持する事になるので、ぐらぐらするような事はない。
【0033】
また、履物収納箱(A)に収納されている履物(10)を取り出す場合、各収納ラック(3)はそれぞれ独立して引き出すことが出来るので、収納ラック(3)毎に引き出すと傾斜している上部棚板(4b)が収納ラック(3)の上面側に露出し、上部棚板(4b)上にある履物(10)をそのまま取り出す事が出来、従来のように収納ラックを180°回転させるような必要がなく非常に簡単に取り出す事が出来るし、必要な履物(10)を載置している収納ラック(3)のみを引き出せば良く取り出しが楽になる。
【0034】
また、収納ラック(3)はレール溝(7)とレール部(6)という簡単な構造で取り付けられているので、レール溝(7)にゴミが溜まった時など、収納ラック(3)を取り外せば簡単に掃除する事が出来、常に清潔に保つ事が出来る。
【0035】
なお、図9は、開口側上部差込凹部(83)の他の例で、この場合、ラック側板(5)の上端に開口する挿脱用溝(83d)が存在せず、連通溝(83c)に差込凸部(4)の先端部(4c2)の挿入が可能な切欠(83e)が形成されている。
【0036】
前記実施例では、箱本体(1)の内側面にレール部(6)を取り付け、ラック側板(5)にレール溝(7)を設けた場合を説明したが、レール部(6)とレール溝(7)の取り付けが逆の場合でも図示していないが当然成立する事は言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、複数の収納ラックが独立して箱本体内に配設され、収納ラックには水平の下部棚板と傾斜している上部棚板とが設けてあるので、収納ラックを箱本体から引き出し時、傾斜している上部棚板が収納ラックの上面に現れる事になり、傾斜している上部棚板への履物の出し入れが出来る。加えて、水平の下部棚板には足先を背面側に向け、傾斜している上部棚板には足先を開閉扉側に向けて載置する事で、収納ラックの上下の収納空間が収納される履き物の形状に合わせられる事になり、収納高さを節約する事が出来る。また、収納ラックのスライド機構は、単なるレール溝とレール部という単純な機構にて構成されているため掃除が簡単である。
【0038】
更に、開口側上部差込凹溝が多段に設けられているので、取り付け段を変更する事で簡単に上部棚板の傾斜角度を変えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る履物収納箱の側面図
【図2】本発明に係る履物収納箱の正面図
【図3】本発明に係る収納ラックの箱本体への取り付け状態を示す側断面図
【図4】本発明に係る収納ラックを箱本体から引き出した時の側断面図
【図5】本発明に係る収納ラックを箱本体に対して着脱する時の側断面図
【図6】本発明に係る履物収納箱に履物を収納した側面断面図
【図7】本発明に係るラック側板の斜視図
【図8】本発明に係るラック側板に収納棚板を取り付けた側断面図
【図9】本発明に係る他のラック側板の斜視図
【図10】本発明に係るラック側板のスライド溝側の側面図
【図11】本発明に係るレール部がレール溝に嵌り込んだ時の正断面図
【図12】本発明に係る差込凹所の拡大正面図
【図13】本発明に係る収納棚板の斜視図
【符号の説明】
(A)…履物収納箱
(1)…箱本体
(2)…収納扉
(3)…収納ラック
(4a)…下部棚板
(4b)…上部棚板

Claims (3)

  1. 面が開口した箱本体と、前記箱本体の開口部を開閉する収納扉と、下部棚板と、前記下部棚板の上方にて開口部に向かって上方に傾斜するように配設される上部棚板とを有し、箱本体内に上下方向に複数段にてそれぞれが箱本体より開口方向に引き出す事が出来るように配設された収納ラックとからなる履物収納箱であって、
    (a) 箱本体の内側面にレール部が設けられ、
    (b) 上及び下部棚板が取り付けられる収納ラックのラック側板に前記レール部に合わせてレール溝が設けられ、
    (c) 前記レール部の箱本体開口側の端部に掛止凸部が設けられ、
    (d) 前記レール溝の箱本体背面側の端部に前記掛止凸部が係合する係合段部が設けられている事を特徴とする履物収納箱。
  2. 前面が開口した箱本体と、前記箱本体の開口部を開閉する収納扉と、下部棚板と、前記下部棚板の上方にて開口部に向かって上方に傾斜するように配設される上部棚板とを有し、箱本体内に上下方向に複数段にてそれぞれが箱本体より開口方向に引き出す事が出来るように配設された収納ラックとからなる履物収納箱であって、
    (a) 箱本体の内側面にレールが設けられ、
    (b) 上及び下部棚板が取り付けられる収納ラックのラック側板に前記レール溝に合わせてレールれ、
    (c) 前記レール部の箱本体背面側の端部に掛止凸部が設けられ、
    (d) 前記レール溝の箱本体開口側の端部に前記掛止凸部係合する係合段部が設けられている事を特徴とする履物収納箱。
  3. (a) 上部棚板の側面の背面側と開口側に開口側上部及び背面側上部差込凸部がそれぞれ設けられ、
    (b) 前記上部棚板が取り付けられる収納ラックのラック側板の内面に、
    上部棚板に沿う方向に凹設され、背面側上部差込凸部がスライド可能に挿入され且つ支持される背面側上部差込凹溝と、
    上部棚板に沿う方向にて上下複数段に凹設され、開口側上部差込凸部がスライド可能に挿入され且つ支持されると共に前記開口側上部差込凸部が移動可能な連通溝を有する開口側上部差込凹溝とが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の履物収納箱。
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