JP3645767B2 - 直流電源装置及びシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は直流電源装置及びシステムに関し、特にタップ切り替え順を設定可能な3相交流入力のタップ切り替え式直流電源装置及びそのシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば大規模なインバータエアコン方式の蓄電式空調システムにおいては、安価な余剰の深夜電力にて蓄電池に充電しておき、この蓄電池に蓄えられた電力によって空冷することが行われている。この場合、例えば3相交流入力タップ切り替え式直流電源装置が用いられることがあり、例えば特開昭63−91719号公報に示されるように、蓄電池の充電の程度に応じて充電電圧を調整する必要があるとき、直流出力電圧をきめ細かく調整することを目的として用いられる。
【0003】
図6にはこの特開昭63−91719号公報記載の3相交流入力タップ切り替え式直流電源装置の制御回路図を示し、図3にはステップ制御回路部13の動作説明図を示し、また図7にはタップ切り替えのステップ図(3タップ方式の場合)を示している。図6に示す様に、この従来の直流電源装置は、入力を商用3相交流(例えば200V)とし、例えば各相3タップa1〜a3,b1〜b3,c1〜c3付きの単巻星形結線の電源変圧器1を有する。また、電源変圧器1からの交流入力電圧を全波整流して直流電圧を出力する整流装置8、電源変圧器1の第1相のタップa1〜a3、第2相のタップb1〜b3、第3相のタップc1〜c3に、それぞれ接続された半導体双方向性3端子サイリスタ2〜4,2’〜4’,2”〜4”を有する。
【0004】
さらに、3端子サイリスタ2〜4,2’〜4’,2”〜4”の点弧装置5〜7,5’〜7’,5”〜7”、整流回路8の出力直流電圧を受ける例えば蓄電池である負荷10を有する。さらにまた、整流装置8の出力電圧を検出して比較器11に送る帰還電圧検出器9、帰還電圧検出器9の出力Ef と基準電圧Er とを比較する比較器11、比較器11に基準電圧Er を供給する基準電圧(例えば安定化された電圧を可変抵抗器にて分割した電圧)発生器14を有する。また、比較器11の出力を受けて、基準電圧Er と帰還電圧Ef との偏差及びその極性(+/−)を判別する偏差信号判別器12を有する。
【0005】
さらにまた、偏差信号判別器12の出力信号(正または負)に応じて、電源変圧器1の3相タップa1〜a3,b1〜b3,c1〜c3を、ステップ状に切り替えて出力電圧を調整するステップ制御回路13を有する。また、ステップ制御回路13の出力信号を受けて、点弧装置5〜7,5’〜7’,5”〜7”を制御する点弧制御回路15を有して構成される。なお、3端子サイリスタ2〜4,2’〜4’,2”〜4”は、点弧装置5〜7,5’〜7’,5”〜7”により閉路状態あるいは開路状態となる。
【0006】
例えば、いま、点弧制御によりサイリスタ3,4を開(オフ)とし、サイリスタ2を閉(オン)とすればタップa1が選択される。タップa2,a3についても、各々サイリスタ3,4を閉とし、他のサイリスタを開とすれば同様に選択できる。第2相のタップb1〜b3、第3相のタップc1〜c3についても全く同様に選択できる。負荷10に供給される出力電圧は、電源変圧器1からの交流入力を整流装置8によって、全波整流した直流電圧である。この電圧は電源変圧器1のタップa1〜a3,b1〜b3,c1〜c3の切り替えにより調整される。
【0007】
次に、図6の3相交流入力タップ切り替え式直流電源装置の動作を説明する。図6において、整流装置8の出力電圧を帰還電圧検出器9にて検出した帰還電圧Ef と、基準電圧Er とを比較器11にて比較し、偏差信号判別器12において偏差及び極性を判別する。このとき、(Ef −Er )が一定の制御値ΔEを超過したときに、その極性に応じた信号電圧を次段のステップ制御回路13に送る。
【0008】
すなわち、
|Ef −Er |≧ΔE
のとき、ステップ制御回路13に信号を送り続け、Ef >Er ならば正(+)信号が、また、Ef <Er ならば負(−)信号がステップ制御回路13に加えられる。さらに、
|Ef −Er |<ΔE
ならば、ステップ制御回路13への信号は消滅する。すなわち、ΔEは不動作帯を示す。この不動作帯幅をタップの密度に対して適正に選ぶことにより、安定したタップ切り替え動作を行わしめることが可能となる。
【0009】
ステップ制御回路13は偏差信号判別器12の極性判別(正または負)の信号出力に応じて、電源変圧器1の3相タップa1〜a3,b1〜b3,c1〜c3をステップ状に切り替える。
【0010】
従って、各相毎のタップの数が図6に示すように3タップであれば、図7に示すように、昇圧過程ならばステップ1→2→3→4→……→7と、段階を踏んで昇圧方向に順次切り替えて行く。また、降圧過程ならば逆の順序となる。このタップ切り替えは、ステップ制御回路13の出力信号により点弧制御回路15が3端子サイリスタ2〜4,2’〜4’,2”〜4”の点弧装置5〜7,5’〜7’,5”〜7”を作動させることによって行われる。
【0011】
このとき、図3に示すように1ステップ移行する毎に、偏差信号判別器12の出力が判別、検知21,24,25され、偏差信号判別器12の出力が存在すればその極性に応じ、負の場合はタップ昇圧ステップ(制御回路)22、正の場合はタップ降圧ステップ(制御回路)23の方向にさらに1ステップ進む。偏差信号判別器12の出力24,25が零になれば、タップ現状保持命令26によりタップ切り替えの信号は停止し、その状態が保持される。
【0012】
なお、衛星通信システム地球局における大電力増幅器内の電源装置においては、別の1例として、電源変圧器1の入力電源電圧部に設けられた入力電源電圧検出器にて検出した電圧を、帰還電圧の代わりに制御電圧として用い、同様の動作により入力電源電圧変動に対する出力電圧の安定化を図っている。これら電源電圧や負荷変動に対するタップ切り替えによる変圧器の二次電圧安定化技術は、エ−ス出版発行の「電気機器と演習(佐野一雄著)89ペ−ジ」にも記述されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特開昭63−91719号公報記載の3相交流入力タップ切り替え式直流電源装置は、きめ細かい電圧調整が可能であり、単独の使用においては充分な機能・性能を具備している。しかしながら、例えば衛星通信システム地球局等においては、信頼性及び保守性を考慮し、例えば電源装置を現用2台+予備1台の3台構成とする等、複数の機器にて1つのシステムを構成するのが通常である。従ってこの場合、当該3相交流入力タップ切り替え式直流電源装置には、システムが大規模になりすぎる問題点がある。すなわち、複数の電源装置において同一相のタップが制御され、特定の相の電流が増大する可能性があるため、例えば衛星通信システム等においては、通常給電部に接続設置される無停電電源装置について、通常不必要なほど大容量のものが必要となる可能性がある。
【0014】
本発明の目的は、効率的な3相交流入力タップ切り替え式直流電源装置及びシステムを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明による直流電源装置は、商用3相交流を受電する電源変圧器の星状出力結線の各相にそれぞれ複数のタップを設け、前記各相のタップを一定の順序にて切り替えることによって出力直流電圧を制御する直流電源装置であって、前記切り替えられた各相のタップ出力を整流して出力直流電圧に変換する整流手段と、前記出力直流電圧と基準電圧とを比較することにより前記各相のタップを切り替え・制御するタップ切り替え手段と、前記一定の順序をスクランブルする切り替え順序変更手段とを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明による直流電源システムは、複数の直流電源装置にて構成されるシステムであって、前記切り替え順序変更手段の各々がそれぞれ異なる順序にて前記一定の順序を制御することを特徴とし、また、前記複数の直流電源装置の前記切り替え順序変更手段が、前記商用3相交流のそれぞれの相電流が平衡するように前記一定の順序を制御することを特徴とする。
【0017】
本発明の作用は次の通りである。3端子サイリスタ点弧装置と点弧制御回路との間に、タップ切り替え順を設定するスイッチ(スクランブル)回路を設けている。このスイッチ回路は、点弧制御回路から3端子サイリスタへのタップ切り替え信号の信号路を、変更(スクランブル)する機能を有し、設定によってタップ切り替え順を変更可能としている。従って、複数の電源装置を用いたシステムにおいて、タップ切り替え順を互いに排反となるようにスイッチ回路を設定することにより、各電源装置間において同一相のタップ制御を回避し、システムとしての特定の相の電流の増大を防ぐ。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明による直流電源装置の実施例の構成を示すブロック図であり、図2〜7と同等部分は同一符号にて示している。図1において、本発明による直流電源装置は、入力を商用3相交流(例えば200V)とし、例えば各相3タップa1〜a3,b1〜b3,c1〜c3付きの単巻星形(スター)結線の電源変圧器1を有する。また、電源変圧器1からの交流入力電圧を全波整流して直流電圧を出力する整流装置8、電源変圧器1の第1相のタップa1〜a3、第2相のタップb1〜b3、第3相のタップc1〜c3に、それぞれ接続された半導体双方向性3端子サイリスタ2〜4,2’〜4’,2”〜4”を有する。
【0019】
さらに、3端子サイリスタ2〜4,2’〜4’,2”〜4”の点弧装置5〜7,5’〜7’,5”〜7”、整流回路8の出力直流電圧を受ける例えば蓄電池である負荷10を有する。さらにまた、整流装置8の出力電圧を検出して比較器11に送る帰還電圧検出器9、帰還電圧検出器9の出力Ef と基準電圧Er とを比較する比較器11、比較器11に基準電圧Er を、供給する基準電圧(例えば安定化された電圧を可変抵抗器にて分割した電圧)発生器14を有する。また、比較器11の出力を受けて、基準電圧Er と帰還電圧Ef との偏差、及びその極性(+/−)を判別する偏差信号判別器12を有する。
【0020】
さらにまた、偏差信号判別器12の出力信号(正または負)に応じて、電源変圧器1の3相タップa1〜a3,b1〜b3,c1〜c3を、ステップ状に切り替えて出力電圧を調整するステップ制御回路13を有する。また、ステップ制御回路13の出力信号を受けて、点弧装置5〜7,5’〜7’,5”〜7”を制御する点弧制御回路15を有する。さらにまた、点弧制御回路15から点弧装置5〜7,5’〜7’,5”〜7”への3端子サイリスタ2〜4,2’〜4’,2”〜4”のタップ切り替え信号路を、変更(スクランブル)するスイッチ(スクランブル)回路16を有して構成される。
【0021】
なお、3端子サイリスタ2〜4,2’〜4’,2”〜4”は、点弧装置5〜7,5’〜7’,5”〜7”により閉路状態あるいは開路状態となる。例えば、いま、点弧制御によりサイリスタ3,4を開(オフ)とし、サイリスタ2を閉(オン)とすればタップa1が選択される。タップa2,a3についても、各々サイリスタ3,4を閉とし、他のサイリスタを開とすれば同様に選択できる。第2相のタップb1〜b3、第3相のタップc1〜c3についても全く同様に選択できる。負荷10に供給される出力電圧は、電源変圧器1からの交流入力を整流装置8によって、全波整流した直流電圧である。この電圧は電源変圧器1のタップa1〜a3,b1〜b3,c1〜c3の切り替えにより調整される。
【0022】
本発明の実施例の動作を説明する。整流装置8の出力電圧を帰還電圧検出器9にて検出した帰還電圧Ef と基準電圧Er とを比較器11にて比較し、偏差信号判別器12において、偏差及び極性(正;+/負;−)が判別される。また、(Ef −Er )が一定の制御値ΔEを超過したときに、その極性に応じた信号電圧を次段のステップ制御回路13に送る。
【0023】
すなわち、
|Ef −Er |≧ΔE
のとき、ステップ制御回路13に信号を送り続け、Ef >Er ならば正信号が、また、Ef <Er ならば負信号がステップ制御回路13に加えられる。さらに、
|Ef −Er |<ΔE
ならば、ステップ制御回路13への信号は消滅する。すなわち、ΔEは不動作帯(デッドバンド)を示す。この不動作帯幅をタップの密度に対して適正に選ぶことにより、安定したタップ切り替え動作を行わしめることが可能となる。
【0024】
ステップ制御回路13は、偏差信号判別器12の極性判別(正あるいは負)の信号出力に応じて、電源変圧器1の3相タップa1〜a3,b1〜b3,c1〜c3をステップ状に切り替え、各相のタップa1〜a3,b1〜b3,c1〜c3を昇圧(過程)方向あるいは降圧(過程)方向に制御する。このタップ切り替えは、ステップ制御回路13の出力信号により、点弧制御回路15が3端子サイリスタ2〜4,2’〜4’,2”〜4”の点弧装置5〜7,5’〜7’,5”〜7”を作動させることによって行われる。
【0025】
ステップ制御回路13の動作を図3により説明する。図3において、タップ切り替えが1ステップ移行する毎に、偏差信号判別器12の出力が判別、検知21,24,25される。また、偏差信号判別器12の出力が存在すればその極性に応じ、負の場合は、タップ昇圧ステップ(制御回路)22、正の場合は、タップ降圧ステップ(制御回路)23の方向にさらに1ステップ進む。偏差信号判別器12の出力24,25が零になれば、タップ現状保持命令26により、タップ切り替えの信号は停止し、その状態が保持される。
【0026】
さて、いま1システムにつき、本発明による直流電源装置を3台使用する場合を考える。この時、第1の電源装置において、スイッチ回路16のスクランブル設定を図2(a)のように設定したとすると、昇圧過程あるいは降圧過程は、図4(a)(図7と同じ)に示すステップとなる。なおこの場合、図1の実施例に示すように電源変圧器1の各相毎3タップの場合を示し、昇圧過程ならばステップ1→2→3→4→……→7と段階を踏んで昇圧方向に順次切り替わる。また、降圧過程ならば逆の順序となる。
【0027】
さらに、第2の電源装置のスイッチ回路16を図2(b)のように設定したとすると、点弧制御回路15からの信号は、信号路が切り替えられるため、タップ切り替え順は図4(b)となる。同様に、第3の電源装置のスイッチ回路16を図2(c)のように設定したとすると、タップ切り替え順は図4(c)となる。このように、スイッチ(スクランブル)回路16を設けることにより、負荷変動等の要因によって、タップ切り替えがなされた場合、3台の電源装置のタップ選択は、互いに排反となるように(スクランブル)制御されるため、システムとしての給電部における各相の総合電流が平衡する。
【0028】
また、相間の電流が不平衡となった場合、中線に漏れ電流が生じるが、本発明によりシステム給電部において、各相の漏れ電流が相殺することにより安全性を向上させるという相乗的な効果も実現できる。
【0029】
なお、本実施例においては、例えば負荷変動等に対する出力電圧を安定化するため、整流装置8の出力電圧を検出する帰還電圧検出器9を用いた場合を示したが、電源変圧器1の入力部に入力電源電圧検出器を用いて、同様の動作を実現できる。
【0030】
さらに、電源変圧器1の各相のタップ数を4に増やした場合の実施例について説明する。上述と同様に、第1の電源装置において、スイッチ回路16の設定を図2(a)のように設定したとき、昇圧過程あるいは降圧過程を図5(a)とする。なお、昇圧過程ならばステップ1→2→3→4→……→10と、段階を踏んで昇圧方向に順次切り替わる。また、降圧過程ならば逆の順序となる。
【0031】
また、第2の電源装置のスイッチ回路16を図2(b)のように設定したとすると、点弧制御回路15からの信号は信号路が切り替えられるため、タップ切り替え順は、図5(b)となる。同様に、第3の電源装置のスイッチ回路16を図2(c)のように設定したとすると、タップ切り替え順は図5(c)となる。
【0032】
なお、本発明の実施例においては、電源変圧器1の各相に設けたタップの数に関して、3あるいは4の場合について説明したが、この数に限定されないことはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、電源装置を複数使用するシステムにおいて、(無停電)電源装置の容量を適正なものとすることができ、システムの小型化が可能となる効果がある。すなわち、複数の電源装置におけるタップ切り替え順を、排反となるように(スクランブル)制御し、システムとして各相の電流を平衡化している。また、中線(第0相;接地;電源変圧器のスター接続の中心点、通常日本では接地される)に流れる漏れ電流(不平衡電流;0相電流)を低減することにより、安全性の向上が図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の実施例のスイッチ回路の説明図である。
【図3】本発明の実施例のステップ制御回路の説明図である。
【図4】本発明の実施例のステップ制御の説明図である。
【図5】本発明の他の実施例のステップ制御の説明図である。
【図6】従来の直流電源装置のブロック図である。
【図7】従来の直流電源装置のステップ制御の説明図である。
【符号の説明】
1 電源変圧器
2,3,4,2’,
3’,4’,2”,
3”,4” サイリスタ
5,6,7,5’,
6’,7’,5”,
6”,7” 点弧回路
8 整流回路
9 帰還電圧検出器
10 負荷
11 比較器
12 偏差信号制御器
13 ステップ制御回路
14 基準電圧発生器
15 点弧制御回路
16 スイッチ回路

Claims (3)

  1. 商用3相交流を受電する電源変圧器の星状出力結線の各相にそれぞれ複数のタップを設け、前記各相のタップを一定の順序にて切り替えることによって出力直流電圧を制御する直流電源装置であって、前記切り替えられた各相のタップ出力を整流して出力直流電圧に変換する整流手段と、前記出力直流電圧と基準電圧とを比較することにより前記各相のタップを切り替え・制御するタップ切り替え手段と、前記一定の順序をスクランブルする切り替え順序変更手段とを含むことを特徴とする直流電源装置。
  2. 請求項1記載の直流電源装置を複数個使用して構成される直流電源システムであって、前記複数の直流電源装置の前記切り替え順序変更手段がそれぞれ異なる順序にて前記一定の順序を制御することを特徴とする直流電源システム。
  3. 前記切り替え順序変更手段の各々は、前記商用3相交流のそれぞれの相電流が平衡するように前記一定の順序を制御することを特徴とする請求項2記載の直流電源システム。
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