【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、防水シート同士を接合するための増し張り用シート、及び該増し張り用シートを用いた防水シートの施工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
建物屋上やテラス、ベランダ、バルコニーなどを防水する施工法の一つにシート防水工法がある。シート防水工法は防水シートＢを防水すべき場所全面に敷き詰めて、防水処理をする工法で、水密性能が高く広く行われている。この防水シートは一般に厚さが１〜３ｍｍで、幅が５００〜２０００ｍｍの長尺状シートＢであり、この長尺状防水シート同士をつなぎ合わせるには、隣接する防水シートの幅方向の側縁端部を互いに重ね合わせて熱融着や溶剤溶着或いは接着剤によって接合している（図７）。
施工面積の大きい屋上などに防水シートＢを敷設施工する場合、防水シートは長さが通常５〜２０ｍ程度の巻物であるため、前記の防水シートの幅方向の接合以外に、シートの長手方向の端部も防水シート同士を重ね合わせて接合する必要がある。この長手方向にもつなぎ合わせる場合は、その接合箇所において防水シートが３枚または４枚重ねられることになる（図８〜１３）。しかしながら、防水シートを４枚重ねてしまう（図１１〜１３）と、防水シートの重なり段差が大きくなる箇所が生じて、シート同士の接合作業が行いにくくなったり、更に防水シートの下地への接着部分と防水シート同士の接合部分との間に未接着の部分が生じ、長期間の使用により未接着部分から防水シートが剥離したり、そこに隙間ができ易くなって水路ができてしまう可能性があり、また、歩行する屋上の場合は段差によって躓いてしまうこともあり、そのため防水シート同士の重なり枚数を３枚とするように施工を行っている（図８〜１０）。
【０００３】
【発明が解決するしようとする課題】
防水シートの厚さが一般的な１〜３ｍｍの範囲である場合、防水シートの重なり枚数が３枚までは、防水シート同士の重なり段差が接着力に影響を与えないが、４枚重ねでは前述の問題があり、また３ｍｍを越える厚い防水シートを敷設する場合は、３枚重ねでも段差が大きくなり、前記の４枚重ねたときと同様の不具合が生じることが考えられる。
また、防水シートをＡＬＣやＰＣなどのコンクリートパネルに予め接着させて、施工現場でこれらの防水シート一体型のコンクリートパネルを敷き詰めて施工するユニット工法の場合は、ユニット工法の設計上、防水シートの端末が４枚重なってしまう箇所が生じる。４枚重ねてしまうと前記の問題が生じるため、防水シートの接合箇所を強引にずらして３枚重ねとなるように接合を行うことが好ましいが、歩行する屋上などの場合、屋上の美観性も重視されるため、重なり部分が３枚となるように重ねていくと防水シートの接合部が隣接する列で互い違いや不規則になり、美観的にも優れているものとはいえず、更に、施工箇所も４枚重ねに比べて多いものであった。
本発明は厚さが１〜３ｍｍの防水シートを４枚又は厚さが３ｍｍを越える防水シートを３枚重ねられても段差があまり生じなくするための増し張り用防水シート及び該シートを用いた防水シートの施工方法を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明が上記の課題を解決するために講じた手段は、高分子材料からなる軟質シートの周囲の幅を３０ｍｍ以上残してほぼ中央部を周囲よりも肉厚に突出して成形してなる増し張り用防水シートとするか、または、高分子材料からなる軟質シートの周囲を３０ｍｍ以上残してほぼ中央部にシート状物質を積層してなる増し張り用防水シートを形成し、防水シートの端部を重ね合わせて防水シート同士を接合する方法において、３枚または４枚の防水シートの重なり部分のシートのうち、いずれか１枚以上の防水シートの重なり箇所を切断し、前記の増し張り用防水シートの中央部の突出部を該防水シートの切断部に位置するように被覆し、該増し張り用防水シートの周囲裏面と防水シート表面とを接合するか或いは、３枚または４枚の防水シートの重なり部分のシートのうち、３枚重ねの場合はいずれか２枚の防水シートを、４枚重ねの場合はいずれか２枚または３枚の防水シートを残して他の防水シートの重なり部分を切断し、高分子材料からなる平坦な増し張り用防水シートを該防水シートの切断部を被覆し、該増し張り用防水シートの裏面と防水シート表面とを接合する防水シートの施工方法である。
【０００５】
【作用】
本発明は増し張り用防水シートを使用し防水施工を行うことにより、たとえ４枚の防水シートの端部が同一箇所となるように施工しても、防水シートの端部の重なり段差が少なくなり、また、コンクリートパネル一体型防水シートの施工においてもパネルの角部が同一箇所となるように施工しても、防水シートの接合場所をずらす必要がなくなり、施工性、接着性、デザイン性に優れた仕上がりとなる。
【０００６】
【発明の実施態様】
本発明で使用する増し張り用防水シートＡは高分子材料からなるシートであって、突出部１を有する防水シートａ１と平坦な防水シートａ２との２種類からなり、突出部１を有する増し張り用防水シートａ１は該シートのほぼ中央が周囲の厚さよりも厚くなるようにいずれか一方の面に突出して突出部１が形成され、この突出部１はシートと同一体に成形されるか、或いは別の部材をシートに積層して成形され、平坦な増し張り用防水シートａ２は中央に盛り上がり（突出部）が無いほぼ均一な厚さのシートである。
【０００７】
本発明の増し張り用防水シートＡを成形する高分子材料としては、塩化ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合樹脂やエチレン−アクリル酸メチル共重合樹脂等のエチレンとアクリル酸との共重合樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、クロロスルフォン化ポリエチレン樹脂等の合成樹脂、エチレン−プロピレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム等の合成ゴム、或いは、ハードセグメントとソフトセグメントからなる常温では弾性を有し加熱すると可塑性を有する熱可塑性エラストマーがあげられる。
【０００８】
また、これらの高分子材料に可塑剤、安定剤、有機・無機充填剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、滑剤などの公知の各種配合剤を適宜添加したり、これらの高分子材料を混合して成形することも可能である。
本発明では、これらの合成樹脂、合成ゴム、熱可塑性エラストマーいずれも使用することができるが、防水シートＢとの接着性・接合性が弱いと漏水の原因となるため、好ましくは敷設する防水シートと接着性・接合性の良い高分子材料を選択するのが良い。
【０００９】
増し張り用防水シートＡと防水シートＢとの接合方法は、接着剤により接合する方法、接合箇所に熱風を当ててシート表面を溶融または軟化させて熱融着により一体的に接合する方法、シート表面を溶剤で溶解させ溶剤溶着により一体的に接合する方法等によって行えるが、長期にわたって水密性を保持するためには熱融着または溶剤溶着によって接合させることが好ましい。熱融着によって接合する場合、増し張り防水シートＡは防水シートＢとの熱融着性の良い材料を使用し、溶剤溶着による接合も防水シートとの溶剤溶着が可能な材料を使用する。
【００１０】
熱融着性、溶剤溶着性が可能な組み合わせとしては、例えば敷設する防水シートと同種の熱可塑性の高分子材料を使用することができ、防水シートが塩化ビニル樹脂であれば塩化ビニル樹脂や塩化ビニル樹脂に他の樹脂をブレンドしたものが好ましく使用できる。その他にも溶解性パラメーターの近いもの同士の組み合わせとか、極性があり接着性の良い高分子材料など、同種の熱可塑性樹脂以外でも熱融着や溶剤溶着が可能な組み合わせであれば好ましく使用できる。
【００１１】
また、増し張り用防水シートＡは軟質のシートであることが施工性、接着性などの面から好ましい。軟質のシートとは常温でシートを屈曲させた時にシートが割れないで、容易に曲げることができる程度の柔らかさであることが好ましい。例えば、塩化ビニル樹脂でいうとＤＯＰなどの液状可塑剤を樹脂１００重量部に対し２０〜１００重量部添加した程度の柔らかさが好ましく使用できる。
【００１２】
本発明において、防水シートＢは厚さが１〜３ｍｍで長手方向の端末同士及び幅方向の側縁端末同士を３０〜１００ｍｍの幅で重ね合わせて熱融着、溶剤溶着、接着剤等によって接合し、施工する下地に対しては接着剤を用いる接着工法、又はビスなどで機械的に防水シートを下地に固定していく絶縁工法によって敷設施工するものであって、その敷設を図１，２について一例を説明すると、初めにＢ１の防水シートを敷き、その長手方向に端部を重ねてＢ２のシートを敷く。次ぎにＢ３のシートをＢ１のシートの長手方向の端部と一致させてＢ１のシート側縁端部に重ねて敷き、そのＢ３のシートの長手方向の端部にＢ４のシートをＢ２のシートの長手方向の端部を一致させてＢ３のシートの側縁端部に重なるように敷設する。これを繰り返し行う。それらの重ね合わせ部分は４枚の防水シートＢが一時的に重ねられる状態となる。この４枚重ね合わせとなる部分の防水シートＢの任意の１枚〜４枚を切断する。この場合、重ね合わせ部分は接合された状態で切断するか、接合される前に切断するか、或いは重ね合わせ部分となる部分を敷設する前に切断しておくことは、施工の状況に合わせて任意に行い得るものである。
【００１３】
増し張り用防水シートＡの大きさは、防水シートＢとの接合部分の幅が３０ｍｍ以上重なる程度の大きさとすることが好ましいが、あまり大きすぎても必要以上の接合強度となるため、各防水シートＢとの重なり幅が３０〜１００ｍｍ程度となる大きさであれば良い。重なり部分の防水シートの大きさは、一辺が３０〜１００ｍｍの四角形状等となるため、増し張り用防水シートＡの大きさはこの部分の面積に３０〜１００ｍｍを加えた大きさ、すなわち一辺または直径が９０〜３００ｍｍ程度の四角形状、円形状等とすることが好ましい。
【００１４】
また、中央部に突出部１がある増し張り用防水シートａ１の場合は、この突出部１の大きさは防水シートＢの切断部分の大きさとほぼ同じか、これよりも小さくする必要がある。防水シートＢの重なり部分は一辺または直径が３０〜１００ｍｍ程度の四角形状、円形状に切断するので、突出部の大きさも一辺または直径が３０〜１００ｍｍ以内の四角形状、円形状等の任意の形状とする。また、増し張り用防水シートａ１の中央部はどちらかの面が突出してシートの周囲よりも厚くなるようにし、その突出部１の厚さ（増し張り用防水シート中央部の厚さから周囲の厚さを引いた厚さ）は重なり部分の４枚の防水シートを切断する場合は、２枚分の防水シートの厚さとほぼ同じであれば良く、防水シートの厚さは１〜３ｍｍなので、増し張り用防水シートａ１の中央部の突出部１の厚さは約２〜６ｍｍの範囲とすることが好ましく、重なり部分の防水シートのうち３枚を切断した場合は、防水シート１枚分の厚さとほぼ同じ厚さとし、約１〜３ｍｍの範囲とし、重なり部分の防水シートのうち２枚または１枚を切断した場合は、中央部の厚さを厚くする必要がなく、突出部１の無い平坦な増し張り用防水シートａ２を使用することができる。
【００１５】
増し張り用防水シートａ１の中央部を厚く突出させた場合、突出部１以外の増し張り用防水シートの外周の幅は防水シートと強固に接合するために３０ｍｍ以上の重なり幅を有するようにし、好ましくは３０〜１００ｍｍの重なる幅を持つような大きさとする。また、この周囲のシートａ１の厚さは特に限定されないが、防水シートへ接合するときの作業性やシートの強度、耐候性などの面から防水シートと同様に１〜３ｍｍ程度の厚さとすることが好ましい。従って突出部１を有する増し張り用防水シートａ１は、ほぼ中央部がどちらかの面に突出しており、中央部全体の厚さが２〜９ｍｍで、防水シートの切断部分の大きさ以下で、中央部以外のシートの幅は３０〜１００ｍｍ程度で、厚さが１〜３ｍｍとすることが好ましい。尚、この増し張り用防水シートａ１の形状は、四角形状、円形状等その形状はどのような形状であっても良い。また増し張り用防水シートＡが平坦なシートａ２の場合も、厚さは１〜３ｍｍで、全体の大きさは防水シートの切断部分を被覆し、更に３０〜１００ｍｍの重なり幅を有する四角形状、円形状等任意の形状のシートを使用することができる。
【００１６】
増し張り用防水シートａ１の中央部に突出部分１を設ける場合は、周囲のシートと一体的に射出成形、プレス成形、真空成形などによって成形しても良いし、他の部材を接着剤や熱融着、溶剤溶着などによって積層しても良い。積層する他の部材としては、シートと接合可能なものであればどのようなものでも良く、例えば合成樹脂、合成ゴム、熱可塑性エラストマーからなるシート状成型品、合成樹脂やゴムの発泡フォーム、或いはベニヤ板、パーティクルボード等の木質系素材からなる成型品、木毛セメント板、木質セメント板、ケイ酸カルシウム板、スレート板等の無機質系素材からなる成型品、金属板など防水シートの切断部分を補充する素材であればどのようなものでも良いが、好ましくは歩行する場合などを考慮すると、踏み付けてもへこまない程度の強度を有し、耐水性が良く割れにくい素材、例えば非発泡の合成樹脂製シート、合成ゴムシートや金属製板などを使用することが好ましい。合成樹脂、合成ゴム、熱可塑性エラストマーなどの高分子材料からなる成型品を増し張り用防水シートへ積層する場合は、熱融着や溶剤溶着、接着剤、粘着剤によって積層することができ、その他無機質系素材からなる成型品は接着剤や粘着剤によって積層することができる。
【００１７】
本発明において防水シートＢは合成樹脂系の防水シート、合成ゴム系の防水シートを使用することができる。合成樹脂系の防水シートとしては、塩化ビニル樹脂系、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系、クロロスルフォン化ポリエチレン樹脂系、塩素化ポリエチレン樹脂系等の公知の防水シートや、合成ゴム系の防水シートとしては、エチレン−プロピレンゴム、ブチルゴム等の加硫系、非加硫系の公知の防水シートがいずれも使用可能である。また、これら防水シートは伸縮防止のために中間層や裏面にガラス繊維、ポリエステル繊維などの織布、不織布を積層したものを使用することが出来る。
【００１８】
防水シートＢは厚さ１〜３ｍｍで、幅が５００〜２０００ｍｍのシートを５〜２０ｍ巻きにした長尺状のシートや長尺状シートを適宜長さに切断したものを使用することができる。防水シートの施工法としては、新規工事の場合は主にコンクリートやモルタルに対して、改修工事の場合はアスファルトや防水シート等の既存の防水層に対して、必要に応じて発泡プラスチックボード等の断熱材を介して、接着剤を介して接着敷設する。接着剤は下地と強固に接着できる接着剤であれば特に制限はないが、耐水性、耐熱性の良い、例えば、２液硬化型エポキシ系接着剤、ニトリルゴム系接着剤、クロロプレンゴム系接着剤などを使用することが好ましい。防水シート同士の接合は、長手方向及び幅方向に隣接する防水シート同士を３０〜１００ｍｍ程度の範囲で重ね合わせ、熱融着や溶剤溶着によって一体的に接合することが好ましいが、熱融着や溶剤溶着によって接合ができない合成ゴムなどの防水シートの場合は、接着剤によって接合を行う。
【００１９】
また、本発明において防水シートの施工は、下地に対して接着剤で固定する接着工法に限らず、ビスなどを打ち込むことによって防水シートを下地に固定する絶縁工法によって施工することも可能である。絶縁工法の一例としてはコンクリート製の下地躯体に対して断熱ボードやプラスチック発泡シートなどの絶縁シートを介して防水シートを屋上一面に敷き詰めて、ディスク盤を頭部に有するビスを防水シートの上から下地躯体の所定の位置に対して打ち込み防水シートを機械的に固定する方法があげられる。
【００２０】
更に本発明の他の実施態様として、防水シート同士の重なり部分を切断後、その切断部分に前記の他の部材からなる成型品を補充し、該成型品を、重なり部分の４枚の防水シートを切断した場合は下地躯体に対して固定し、または重なり部分の３枚の防水シートを切断した場合は残る１枚の防水シートに対して固定し、この上に平坦な増し張り用防水シートａ２や中央部が突出した増し張り用防水シートａ１を被覆して、増し張り用防水シートＡの周囲を防水シートＢと接合させることもできる。切断部分に補充する成型品は下地躯体へ、或いは防水シートへ、接着剤や粘着剤、熱融着、溶剤溶着或いはビスを下地躯体に打ち込むなどによって固定し、増し張り用防水シートＡとは接着してもしなくても良いが、接着工法において施工を行う場合は、その部分だけ接着しないと歪みがそこに集中してしまうため、なるべく接着させるのが良い。この方法において補充する成型品の厚さは防水シートの重なり部分のシートがすべて（４枚）切断されている場合は防水シートの約２枚分の厚さ、即ち約２〜６ｍｍとし、防水シート１枚だけ残して３枚切断した場合は防水シート１枚分の厚さ、即ち１〜３ｍｍとすることが好ましい。
【００２１】
また、本発明においてユニットパネルＣを使用して防水施工を行う場合は、ＰＣパネルやＡＬＣパネル等のコンクリートパネル２を鉄骨フレームなどの枠組み３に複数枚を敷き詰めて鉄骨に固定し、その上に防水シートＢを数枚敷設すると共に防水シートの端部を重ね合わせて接合してユニットパネルＣを形成する。防水シートＢはコンクリートパネル２に対して接着剤で接着させて敷設施工し、ユニットパネルの枠組み３よりも５０〜２００ｍｍ程度防水シートＢが外側へ突出ｂするようにする。また、隣接させるユニットパネルＣの防水シート同士を接合させるために、１つのユニットの枠組み付近（周囲）の防水シートＢはコンクリートパネル３には接着しないでおき、ユニットパネルＣを組み立てるときにコンクリートパネル３に接着して、隣接するユニットパネルＣの防水シートＢと端部を重ね合わせて熱融着、或いは溶剤溶着、接着剤によって接合する。
【００２２】
１つのユニットパネルＣの大きさは、上から見た時の縦横の長さが２〜１０ｍの正方形または長方形で、このユニットパネルＣを組み合わせて建物屋根部を形成する。ユニットパネルＣは縦横の長さを同一のものとして組み立てていくことが多く、４組のユニットパネルＣが接する角部では４枚の防水シートＢの重なり箇所が生じる。また、４組のユニットパネルＣの接する箇所以外の２組のユニットパネルＣが接する箇所においても、接合箇所を減少させ施工性を向上させるため及び屋上の美観上、防水シートＢの重なり箇所をずらさずに、４枚の防水シートＢの端部が同一箇所で重なるように敷設することが好ましい。
【００２３】
ユニットパネルＣを使用する防水シートＢの接合方法を具体的に説明すると、１つのユニットパネルＣから防水シートＢを約１００〜１５０ｍｍ突出ｂさせ、ユニットパネルＣの枠組み３付近の防水シートＢは約１００ｍｍ未接着の部分を残しておく。１ユニット内の防水シートＢはほぼ均等間隔に割り付けて接着し、このユニットパネルＣを２組隣接させる。２組のユニットパネルＣ間の目地にはコンクリートパネル２の上から厚さ０．３〜１．０ｍｍ、幅が５０〜２００ｍｍ程度のコンクリート板４や金属板を被せて設置し、コンクリート板４や金属板の縁部に合成樹脂製シートや合成ゴム製シートなどの幅が２０〜３００ｍｍ、厚さが０．１〜１ｍｍ程度のテープ５を被覆して板の縁部によって防水シートＢに亀裂が起きることを防止する。尚、目地部にコンクリート板４や金属板を必ずしも被せなくとも良く、前記のテープ５のみによって目地部を被覆することも可能である。
【００２４】
次に、一方の（通常は水下側の）ユニットパネルＣの防水シートＢをテープ５よりも内側で切断して、コンクリートパネル２に対してゴム系接着剤などで接着させ、もう一方のユニットパネルＣの防水シートＢは自身のコンクリートパネル２及びテープ５、目地部のコンクリート板４や金属板に対してゴム系の接着剤などで接着させ、隣接するユニットパネルＣの防水シートＢ表面に３０〜１００ｍｍ幅を重ね合わせ溶剤溶着または熱融着、接着剤によって接合させる。
【００２５】
この時、防水シートＢは４枚重なるので重なり部分の４枚、または水上側、水下側関係なく任意の１〜３枚を切断して、この上に切断箇所よりも大きい増し張り用防水シートＡを被覆して、防水シートＢと溶剤溶着または熱融着、接着剤によって接合させる。１枚または２枚を切断したときは、平坦な増し張り用防水シートａ２を被覆し、３枚または４枚切断したときは、中央部が肉厚な増し張り用防水シートａ１を被覆する。なお、切断部分の防水シートＢの納まりを良くするために、熱風を防水シートＢに当てて切断部分の形状になじませるようにして施工することも可能である。
【００２６】
ユニットパネルＣを使用する施工は以上のような方法によって行うことが出来るが、この方法に限定されるものではない。
また、面積の広い陸屋根などを防水施工する場合も、防水シートＢの接合ラインを同一にするために防水シートＢの接合端部をずらさずに、４枚の防水シートＢの端部が同一箇所で重なるように敷設し、その箇所に増し張り用防水シートＡを被覆して施工することも可能である。
【００２７】
以上の実施態様では厚さが１〜３ｍｍの防水シートＢを４枚重ねした状態を説明したが、厚さが３ｍｍを越える防水シートＢを３枚重ねし、その重ね部分の防水シートを１〜３枚切断してその箇所に増し張り用防水シートＡを被覆して施工することも可能であると共に厚さが１〜３ｍｍの防水シートＢを３枚重ねした状態で同様な施工方法を行うこともできる。これら３枚重ねの場合は平坦な増し張り用防水シートａ２の使用に際して、防水シートＢの重なり部分の切断枚数はいずれか２枚を残して１枚のみ切断する。
【００２８】
次に本発明を具体的な施工例をあげて更に詳細に説明する。
「実施例１」
（増し張り用防水シートの作成）
厚さ１．５ｍｍの塩化ビニル樹脂製の軟質の防水シートを縦横１５０ｍｍの正方形状に切断し、このシートの裏面の中央部に、同一の防水シートから切断した縦横４５ｍｍの正方形状シートを２枚重ねてそれぞれ熱融着によって接合し増し張り用防水シートとした。
【００２９】
（防水シートの施工）
厚さ１．５ｍｍ、幅１２００ｍｍの防水シート９ｍ巻物で約５００ｍ２の建物屋上に防水施工を行う。防水シートは５０ｍｍ重なるように屋上下地面へ敷設し、シートの長手方向のつなぎ合わせ箇所も隣接する防水シートと同一ラインとなるように敷設した。防水シートは下地面に対しては２液硬化型エポキシ系接着剤で接着させ、防水シート同士は熱融着によって接合した。４枚の防水シートが重なる箇所においては、それぞれの防水シートの角部分を縦横５０ｍｍの正方形状に切断して防水シートを重ねあわせて熱融着によって接合した。
【００３０】
この４枚の防水シートの重なり箇所に、前記の増し張り用防水シートを中央部の突出した部分を嵌込み、下地面に接着すると共に周囲を防水シートに対して熱融着によって接合した。防水シートの端部及び増し張り用防水シートの端部は、テトラヒドロフランを主体とする溶剤に可塑剤・安定剤・充填剤・紫外線吸収剤などの配合剤が添加された塩化ビニル樹脂を２０重量％溶解させたシーラーによってシーリングした。
この施工法によって行われた仕上がりは、防水シートの重なり箇所をずらしていないで、外観的に美麗なものであった。
【００３１】
「実施例２」
（増し張り用防水シートの作製）
厚さ１．５ｍｍの塩化ビニル樹脂製の軟質の防水シートを縦横１５０ｍｍの正方形状に切断し、これを増し張り用防水シートとした。
【００３２】
（ユニットパネルの作成）
縦２０００ｍｍ、横５００ｍｍ、厚さ７０ｍｍのＡＬＣパネルを縦４ｍ、横２ｍの鉄骨枠上に４枚づつ並列に８枚並べて固定し、その上に厚さ１．５ｍｍ、幅１２００ｍｍの防水シートを４枚敷設し、防水シート同士は５０ｍｍ重ね合わせて熱融着によって接合し、鉄骨枠より防水シートを１５０ｍｍ突出させてＡＬＣパネル上に敷設した。ＡＬＣパネルに対して防水シートはエポキシ系の接着剤で接着させ、防水シート同士の接合は熱風を当ててシートを軟化溶融させる熱融着によって接合した。また、鉄骨枠周囲より約１００ｍｍ内側の部分は、防水シートがＡＬＣパネルに接着していない未接着部を残して、防水シートとＡＬＣパネルとが接着された一体型ユニットパネルを作製した。
【００３３】
（屋根部防水シートの施工）
このユニットパネルを使用し、建物の屋根部を形成する。ユニットパネルは隣接するユニットパネルとユニットパネルの辺の長さが同一で、４つのユニットパネルの角部が同一箇所となるように組み立て、各ユニットパネル同士の上端部の隙間目地をふさぐために、幅７０ｍｍ、厚さ０．５ｍｍ、長さ１２００ｍｍのセメント板を適宜つなぎ合わせたり切断して目地部の上に設置し、このセメント板の周囲縁部に、厚さ０．４ｍｍ、幅５０ｍｍの裏面に粘着剤が塗工されたポリエチレン製のテープを貼った。このテープを貼った後、約１００ｍｍ幅の未接着部の水下側の防水シートをテープの端部に合わせて切断し、ＡＬＣパネルに対してニトリルゴム系接着剤で接着させる。次に水上側の防水シートを自身のユニットのＡＬＣパネルとテープ、セメント板にニトリルゴム系接着剤で接着させ、隣接する防水シートの表面まで５０ｍｍ重ねしろをとり切断して、防水シートに熱風を当てて軟化溶融させ熱融着によって接合した。
【００３４】
上記の方法は、２組の隣接するユニットパネル間での防水シートの接合ばかりでなく、４組或いは３組の隣接するユニットパネル間でも同様に防水シートを接合することが出来る。この方法においては、４枚重ねられる防水シートのうち２枚の防水シートの重なり部分を切断した。切断する防水シートの大きさは４枚が重なり合う箇所の縦横５０ｍｍの正方形を切断して、切断した水上側の防水シートは切断部分以外を隣接するユニットパネルの防水シートの上に被覆すると共に熱融着して接合した。次にこの部分に前記の増し張り用防水シートを防水シートの切断箇所がほぼ中心となるようにように４枚の防水シートに均等に重なるように被覆し、防水シートに対して熱融着によって接合した。
尚、露出している防水シートの端部及び増し張り用防水シートの端部には、テトラヒドロフランを主体とする溶剤に、可塑剤・安定剤・充填剤・紫外線吸収剤などの配合剤が添加された塩化ビニル樹脂コンパウンドを２０重量％溶解させたシーラーを塗工した。
【００３５】
他のユニットに対しても同様に施工して、屋根部の防水シートの施工を行った。得られた屋根は、防水シートのつなぎ合わせ箇所が同一ラインとなり外観上も奇麗な仕上がりであった。
【００３６】
【発明の効果】
本発明の増し張り用防水シートを使用することにより、防水シート同士をつなぎ合わせるための重なり箇所をずらして施工する必要がなくなり、つなぎ目を同一ラインにすることができ、外観が均整のとれた仕上がりとなり、美麗なものとすることができる。
【００３７】
また、ユニット工法等において、ユニットパネルを組み立てていく上で、４ユニットのパネルの角部を同一箇所とするようにした場合でも、本発明の増し張り用防水シートを使用することにより、４枚の防水シートの端部が同一箇所で重なるのにも関わらず、接合部での段差が減少し、従って防水シートの未接着部分が極めて少なくなり接着性能が向上し、更に未接着部分が減少することにより防水シート同士の接合部の隙間に水路が形成される可能性が少なくなり、漏水することも低減する。また、段差が減少したので、段差によって躓づくことが少なくなる。
【００３８】
また、仮に３ｍｍ以上といった厚みのある防水シートを３枚重ねで敷設施工する場合があっても、本発明の増し張り用防水シートを使用した施工法により、防水シートの下地への接着力を向上させることができる。
【００３９】
本発明の中央部が肉厚な増し張り用防水シートを使用することにより、防水シートの重なり箇所を簡単に切断するため等の理由により、抜き型などで一気に４枚或いは３枚切断した場合は、予め切断部に補充するものが増し張り用防水シートに一体化されているので、他の部材をその部分に充填する方法に比べ施工性が優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明による防水シートの施工状態の平面図
【図２】 図１の一部の拡大図
【図３】 図２の３−３線に沿える拡大断面図でイ〜ニは異なる実施例
【図４】 ユニットパネルの平面図
【図５】 ４ユニットパネルの組み立て平面図
【図６】 ユニットパネルの目地部の拡大断面図
【図７】 ２枚重ねの従来例の平面図
【図８】 ３枚重ねの従来例の平面図
【図９】 図８の一部の拡大図
【図１０】 図９の１０−１０線に沿える拡大断面図
【図１１】 ４枚重ね状態の平面図
【図１２】 図１１の一部の拡大図
【図１３】 図１２の１３−１３線に沿える拡大断面図
【符号の説明】
Ａ：増し張り用防水シート、ａ１：突出部の有る増し張り用防水シート、ａ２：平坦な増し張り用防水シート、１：突出部、Ｂ：防水シート[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an additional sheet for joining waterproof sheets, and a waterproof sheet construction method using the additional sheet.
[0002]
[Prior art]
One method of waterproofing the building roof, terraces, verandas, and balconies is the sheet waterproofing method. The sheet waterproofing method is a method in which the waterproof sheet B is spread over the entire surface to be waterproofed and waterproofed, and is widely performed with high watertightness. This waterproof sheet is generally a long sheet B having a thickness of 1 to 3 mm and a width of 500 to 2000 mm. To join the long waterproof sheets, side edges in the width direction of adjacent waterproof sheets The ends are overlapped with each other and joined by heat fusion, solvent welding, or an adhesive (FIG. 7).
When laying and constructing the waterproof sheet B on a rooftop or the like having a large construction area, since the waterproof sheet is usually a roll having a length of about 5 to 20 m, in addition to the joining in the width direction of the waterproof sheet, The end portions also need to be joined by overlapping the waterproof sheets. When tying together in the longitudinal direction, three or four waterproof sheets are stacked at the joint (FIGS. 8 to 13). However, if four sheets of waterproof sheets are stacked (FIGS. 11 to 13), there are places where the overlapping steps of the waterproof sheets increase, making it difficult to perform the work of joining the sheets, and further bonding the waterproof sheets to the base There is a possibility that a non-adhered part will be formed between the part and the joint part of the waterproof sheet, and the waterproof sheet may be peeled off from the non-adhered part due to long-term use, and a water channel may be formed due to easy formation of a gap there Moreover, in the case of the rooftop where it walks, it may be crawled by a level | step difference, Therefore, it constructs so that the number of sheets of waterproof sheets may overlap with 3 sheets (FIGS. 8-10).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
When the thickness of the waterproof sheet is in a general range of 1 to 3 mm, when the number of overlapping waterproof sheets is up to 3, the overlapping step between the waterproof sheets does not affect the adhesive force. In addition, when a thick waterproof sheet exceeding 3 mm is laid, the level difference becomes large even when three sheets are stacked, and the same problem as when the four sheets are stacked may be considered.
In addition, in the case of a unit construction method in which a waterproof sheet is bonded in advance to a concrete panel such as ALC or PC, and these waterproof sheet-integrated concrete panels are spread on the construction site, A location where four terminals overlap is generated. When four sheets are stacked, the above-mentioned problem occurs. Therefore, it is preferable to join the waterproof sheet so that the three sheets are stacked by forcibly shifting the joint portion of the waterproof sheet. Because it is emphasized, if you overlap so that there are three overlapping parts, the joints of the waterproof sheet become staggered and irregular in the adjacent rows, and it can not be said that it is excellent in aesthetics, The number of construction sites was also large compared to the four-ply stack.
The present invention uses a waterproofing sheet for reinforcement and a sheet for preventing a difference in level from occurring even when four waterproof sheets having a thickness of 1 to 3 mm or three waterproof sheets having a thickness of more than 3 mm are stacked. It aims at providing the construction method of a waterproof sheet.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The means taken by the present invention to solve the above-mentioned problem is that a stretch is formed by forming a flexible sheet made of a polymer material by leaving the width around 30 mm or more and projecting the central portion to be thicker than the surrounding. Forming a waterproof sheet for reinforcement, or forming a waterproof sheet for reinforcement that is formed by laminating a sheet-like substance in a substantially central part, leaving a periphery of a soft sheet made of a polymer material at least 30 mm, and attaching the end of the waterproof sheet In the method of joining the waterproof sheets by overlapping, the overlapping sheet of one or more waterproof sheets is cut out of the overlapping sheets of three or four waterproof sheets, and the above-mentioned waterproof sheet for reinforcement The center protruding portion of the waterproof sheet is covered so as to be positioned at the cut portion of the waterproof sheet, and the back surface of the additional waterproof sheet and the surface of the waterproof sheet are joined, or three or four waterproof sheets are bonded. Of the overlapping sheets, any two waterproof sheets in the case of three sheets, and any two or three waterproof sheets in the case of four sheets are overlapped with other waterproof sheets. Is a construction method of a waterproof sheet in which a flat waterproof sheet for reinforcement made of a polymer material is covered with a cut portion of the waterproof sheet, and the back surface of the reinforce sheet and the surface of the waterproof sheet are joined together. .
[0005]
[Action]
In the present invention, waterproofing is performed by using an additional waterproof sheet, so that even if the four waterproof sheets have the same end, the overlapping step of the end of the waterproof sheet is reduced. In addition, even when the concrete panel integrated type waterproof sheet is constructed so that the corners of the panel are located at the same location, it is not necessary to shift the joint location of the waterproof sheet, and it is excellent in workability, adhesiveness, and design. It will be finished.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The reinforcing waterproof sheet A used in the present invention is a sheet made of a polymer material, and has a protruding portion 1. 1 And flat tarpaulin a 2 The waterproof sheet a for reinforcement having a protruding portion 1 1 Is formed on one surface so that the center of the sheet is thicker than the surrounding thickness, and the protrusion 1 is formed as the same body as the sheet, or another member. Is formed by laminating a flat sheet of waterproof sheet a 2 Is a sheet of almost uniform thickness with no bulge (protrusion) in the center.
[0007]
Examples of the polymer material for molding the reinforcing waterproof sheet A of the present invention include vinyl chloride resin, ethylene-vinyl acetate resin, polyethylene resin, polypropylene resin, polyurethane resin, polyester resin, ethylene-ethyl acrylate copolymer resin, and ethylene. -Copolymer resins of ethylene and acrylic acid such as methyl acrylate copolymer resin, synthetic resins such as chlorinated polyethylene resin and chlorosulfonated polyethylene resin, ethylene-propylene rubber, butyl rubber, chloroprene rubber, nitrile rubber, acrylic rubber, etc. Or a thermoplastic elastomer having elasticity at room temperature composed of a hard segment and a soft segment and plasticity when heated.
[0008]
In addition, various known compounding agents such as plasticizers, stabilizers, organic / inorganic fillers, ultraviolet absorbers, antioxidants, antistatic agents, lubricants, etc. may be appropriately added to these polymer materials, or these polymers may be added. It is also possible to mix and mold the materials.
In the present invention, any of these synthetic resins, synthetic rubbers, and thermoplastic elastomers can be used. However, if the adhesiveness / bondability with the waterproof sheet B is weak, it may cause water leakage. It is better to select a polymer material with good adhesion and bonding properties.
[0009]
The joining method of the waterproof sheet A for reinforcement and the waterproof sheet B is a method of joining with an adhesive, a method of applying hot air to the joining part to melt or soften the surface of the sheet, and joining them integrally by heat fusion, a sheet Although it can be performed by a method in which the surfaces are dissolved with a solvent and integrally bonded by solvent welding, etc., in order to maintain water tightness for a long period of time, it is preferable to bond by thermal fusion or solvent welding. In the case of joining by thermal fusion, the reinforced waterproof sheet A uses a material having good thermal fusion with the waterproof sheet B, and also uses a material capable of solvent welding with the waterproof sheet for joining by solvent welding.
[0010]
For example, a thermoplastic polymer material of the same type as the laid waterproof sheet can be used as a combination capable of heat fusion and solvent welding. If the waterproof sheet is vinyl chloride resin, vinyl chloride resin or chloride can be used. A vinyl resin blended with other resins can be preferably used. In addition, a combination of materials having similar solubility parameters, a polymer material having polarity and good adhesion, etc. can be preferably used as long as it is a combination capable of heat fusion or solvent welding other than the same kind of thermoplastic resin.
[0011]
Moreover, it is preferable that the waterproof sheet A for reinforcement is a soft sheet from the viewpoints of workability and adhesiveness. The soft sheet preferably has such a softness that it can be easily bent without bending the sheet when it is bent at room temperature. For example, in the case of vinyl chloride resin, a softness that is about 20 to 100 parts by weight of a liquid plasticizer such as DOP is preferably used.
[0012]
In the present invention, the waterproof sheet B has a thickness of 1 to 3 mm, and the terminals in the longitudinal direction and the side edge terminals in the width direction are overlapped with a width of 30 to 100 mm and joined by heat fusion, solvent welding, adhesive, or the like. For the foundation to be constructed, it is constructed by an adhesive construction method using an adhesive or by an insulation construction method in which a waterproof sheet is mechanically fixed to the foundation with a screw or the like. For example, B 1 Lay a tarpaulin and overlap the end in the longitudinal direction. 2 Lay the sheet. Next B 3 Sheet B 1 B in line with the longitudinal edge of the sheet 1 Lay it over the edge of the sheet side, and B 3 B at the longitudinal end of the sheet 4 Sheet B 2 Match the longitudinal edges of the sheet to B 3 Lay the sheet so that it overlaps the side edge of the sheet. Repeat this. Those overlapping portions are in a state where four waterproof sheets B are temporarily overlapped. Any one to four sheets of the waterproof sheet B in a portion where the four sheets are overlapped are cut. In this case, the overlapping part should be cut in the joined state, cut before being joined, or cut before laying the overlapping part, depending on the construction situation. It can be done arbitrarily.
[0013]
The size of the reinforced waterproof sheet A is preferably such that the width of the joint portion with the waterproof sheet B overlaps by 30 mm or more. It is sufficient if the overlap width with the sheet B is about 30 to 100 mm. Since the size of the waterproof sheet in the overlapping portion is a quadrilateral shape with one side of 30 to 100 mm, the size of the waterproof sheet A for additional tension is the size obtained by adding 30 to 100 mm to the area of this portion, that is, one side or It is preferable to use a square shape or a circular shape with a diameter of about 90 to 300 mm.
[0014]
Moreover, the waterproof sheet a for additional tension which has the protrusion part 1 in the center part 1 In this case, the size of the protruding portion 1 needs to be approximately the same as or smaller than the size of the cut portion of the waterproof sheet B. Since the overlapping portion of the waterproof sheet B is cut into a square shape or a circular shape with a side or a diameter of about 30 to 100 mm, the protruding portion can be any shape such as a rectangular shape or a circular shape with a side or a diameter within 30 to 100 mm. And In addition, the waterproof sheet a 1 The central part of either side protrudes so that it is thicker than the periphery of the sheet, and the thickness of the protruding part 1 (thickness obtained by subtracting the peripheral thickness from the thickness of the central part of the waterproof sheet for stretching) When cutting four overlapping waterproof sheets, the thickness of the two waterproof sheets is almost the same, and the thickness of the waterproof sheet is 1 to 3 mm. 1 The thickness of the protruding portion 1 at the center of the sheet is preferably in the range of about 2 to 6 mm. When three of the overlapping waterproof sheets are cut, the thickness is approximately the same as the thickness of one waterproof sheet. In the case where two or one of the overlapping waterproof sheets are cut, it is not necessary to increase the thickness of the central part, and the flat waterproofing for the extension without the protruding part 1 Sheet a 2 Can be used.
[0015]
Tension waterproof sheet a 1 When the central part of the sheet is projected thickly, the width of the outer periphery of the additional waterproofing sheet other than the projecting part 1 has an overlapping width of 30 mm or more in order to firmly join the waterproof sheet, preferably 30 to 100 mm. The size is such that it has an overlapping width. Also, the surrounding sheet a 1 The thickness is not particularly limited, but is preferably about 1 to 3 mm from the viewpoint of workability when joining to the waterproof sheet, the strength of the sheet, weather resistance, and the like in the same manner as the waterproof sheet. Accordingly, the waterproof sheet a for extension having the protruding portion 1 1 The center part protrudes on either side, the thickness of the whole center part is 2-9 mm, the size of the cut part of the waterproof sheet is below, and the width of the sheet other than the center part is about 30-100 mm Thus, the thickness is preferably 1 to 3 mm. This additional waterproofing sheet a 1 The shape may be any shape such as a square shape or a circular shape. Further, the reinforced waterproof sheet A is a flat sheet a. 2 In this case, the thickness is 1 to 3 mm, the overall size covers the cut portion of the waterproof sheet, and a sheet having an arbitrary shape such as a square shape or a circular shape having an overlapping width of 30 to 100 mm should be used. Can do.
[0016]
Tension waterproof sheet a 1 When the projecting portion 1 is provided in the central portion of the sheet, it may be formed by injection molding, press molding, vacuum molding or the like integrally with the surrounding sheet, or other members may be formed by adhesive, heat fusion, solvent welding, etc. May be laminated. As the other member to be laminated, any member that can be joined to the sheet may be used, for example, a synthetic resin, a synthetic rubber, a sheet-like molded article made of a thermoplastic elastomer, a synthetic resin or a foamed foam of rubber, or Filled with molded parts made of wood-based materials such as plywood and particleboard, molded products made of inorganic-based materials such as wood wool cement board, wood cement board, calcium silicate board, slate board, etc. Any material can be used as long as it is used, but preferably when walking, etc., it has a strength that does not dent even if it is stepped on, and is water resistant and difficult to break, such as a non-foamed synthetic resin It is preferable to use a sheet, a synthetic rubber sheet or a metal plate. When a molded product made of a polymer material such as synthetic resin, synthetic rubber, or thermoplastic elastomer is laminated on the waterproof sheet for reinforcement, it can be laminated by thermal fusion, solvent welding, adhesive, or adhesive. A molded product made of an inorganic material can be laminated with an adhesive or a pressure-sensitive adhesive.
[0017]
In the present invention, the waterproof sheet B may be a synthetic resin waterproof sheet or a synthetic rubber waterproof sheet. As a synthetic resin-based waterproof sheet, a known waterproof sheet such as a vinyl chloride resin-based, ethylene-vinyl acetate copolymer resin-based, chlorosulfonated polyethylene resin-based, chlorinated polyethylene resin-based, or a synthetic rubber-based waterproof sheet. Any known vulcanized or non-vulcanized waterproof sheet such as ethylene-propylene rubber or butyl rubber can be used. Moreover, these waterproof sheets can use what laminated | stacked woven fabrics and nonwoven fabrics, such as glass fiber and a polyester fiber, in the intermediate | middle layer and the back surface in order to prevent expansion-contraction.
[0018]
As the waterproof sheet B, a long sheet obtained by winding a sheet having a thickness of 1 to 3 mm and a width of 500 to 2000 mm in a roll of 5 to 20 m, or a sheet obtained by cutting a long sheet to an appropriate length can be used. As for the construction method of the waterproof sheet, in the case of new construction, mainly for concrete and mortar, in the case of renovation work, for the existing waterproof layer such as asphalt and tarpaulin, if necessary, such as foam plastic board Adhesive laying is carried out via an insulating agent through an insulating material. The adhesive is not particularly limited as long as it is an adhesive that can adhere firmly to the base, but has good water resistance and heat resistance. For example, a two-component curable epoxy adhesive, a nitrile rubber adhesive, a chloroprene rubber adhesive Etc. are preferably used. The waterproof sheets are preferably joined together by overlapping the waterproof sheets adjacent in the longitudinal direction and the width direction in a range of about 30 to 100 mm, and integrally joining them by heat fusion or solvent welding. In the case of a waterproof sheet such as synthetic rubber that cannot be bonded by solvent welding, bonding is performed using an adhesive.
[0019]
In the present invention, the waterproof sheet is not limited to the bonding method in which the waterproof sheet is fixed to the base with an adhesive, but can be applied by an insulating method in which the waterproof sheet is fixed to the base by driving a screw or the like. As an example of the insulation method, a waterproof sheet is laid on the rooftop through an insulating sheet such as a heat insulating board or a plastic foam sheet on a concrete base frame, and a screw with a disk board on the head is placed over the waterproof sheet. There is a method of driving and fixing the waterproof sheet mechanically to a predetermined position of the base casing.
[0020]
Further, as another embodiment of the present invention, after cutting the overlapping portion of the waterproof sheets, the cut portion is supplemented with a molded product made of the other member, and the molded product is replaced with four waterproof sheets in the overlapping portion. Is fixed to the base casing, or when three overlapping waterproof sheets are cut, it is fixed to the remaining waterproof sheet, and a flat waterproof sheet a 2 Tarpaulin for reinforcement with a protruding central part 1 And the periphery of the additional waterproof sheet A can be joined to the waterproof sheet B. The molded product to be replenished to the cut part is fixed to the base casing or to the waterproof sheet by adhesives, adhesives, heat fusion, solvent welding, or screwing into the base casing, etc. However, when construction is performed by the bonding method, distortion is concentrated on the portion if only that portion is not bonded. The thickness of the molded product to be replenished in this method is about 2 to 6 mm of the thickness of the waterproof sheet when all (4) sheets of the overlapping portion of the waterproof sheet are cut. When only one sheet is left and three sheets are cut, the thickness of one waterproof sheet is preferable, that is, 1 to 3 mm.
[0021]
When waterproofing is performed using the unit panel C in the present invention, a plurality of concrete panels 2 such as PC panels and ALC panels are spread on a frame 3 such as a steel frame and fixed to the steel frame, A plurality of waterproof sheets B are laid and the end portions of the waterproof sheets are overlapped and joined to form a unit panel C. The waterproof sheet B is laid and adhered to the concrete panel 2 with an adhesive so that the waterproof sheet B protrudes outwardly by about 50 to 200 mm from the frame 3 of the unit panel. Further, in order to join the waterproof sheets of the adjacent unit panels C, the waterproof sheet B near (around) the frame of one unit is not adhered to the concrete panel 3, and the concrete panel is assembled when the unit panel C is assembled. 3, the waterproof sheet B and the end of the adjacent unit panel C are overlapped and bonded by heat fusion, solvent welding, or adhesive.
[0022]
The size of one unit panel C is a square or rectangle having a length and width of 2 to 10 m when viewed from above, and the unit roof C is combined to form a building roof portion. The unit panels C are often assembled with the same vertical and horizontal lengths, and there are overlapping portions of the four waterproof sheets B at the corners where the four sets of unit panels C are in contact. Moreover, also in the location where 2 sets of unit panels C contact | abut other than the location where 4 sets of unit panels C contact | abut, in order to reduce a joining location and to improve workability, and the aesthetics of a roof, the overlapping location of the waterproof sheet B is shifted. It is preferable that the four waterproof sheets B are laid so that the end portions overlap at the same place.
[0023]
Specifically, the joining method of the waterproof sheet B using the unit panel C is protruded by about 100 to 150 mm from one unit panel C, and the waterproof sheet B near the frame 3 of the unit panel C is about Leave the 100mm unbonded part. The waterproof sheets B in one unit are allocated and bonded at substantially equal intervals, and two sets of the unit panels C are adjacent to each other. The joint between the two sets of unit panels C is covered with a concrete plate 4 or metal plate having a thickness of about 0.3 to 1.0 mm and a width of about 50 to 200 mm from the top of the concrete panel 2. The waterproof sheet B is cracked by the edge of the plate by covering the edge of the metal plate with a tape 5 having a width of 20 to 300 mm and a thickness of about 0.1 to 1 mm such as a synthetic resin sheet or a synthetic rubber sheet. Prevent getting up. It is not always necessary to cover the joint portion with the concrete plate 4 or the metal plate, and the joint portion can be covered only with the tape 5.
[0024]
Next, the waterproof sheet B of one (usually underwater) unit panel C is cut inside the tape 5 and adhered to the concrete panel 2 with a rubber adhesive or the like, and the other unit The waterproof sheet B of the panel C is bonded to the concrete panel 2 and the tape 5 of the panel C, the concrete plate 4 and the metal plate of the joint portion with a rubber adhesive, etc., and 30 is attached to the surface of the waterproof sheet B of the adjacent unit panel C. A width of ˜100 mm is overlapped and bonded by solvent welding, heat sealing, or adhesive.
[0025]
At this time, since four waterproof sheets B are overlapped, four overlapping sheets or any one to three sheets regardless of the water upper side or the water lower side are cut, and a waterproof sheet for additional tension larger than the cut portion is formed on this. A is coated and bonded to the waterproof sheet B by solvent welding, heat sealing, or adhesive. When one or two sheets are cut, a flat waterproof sheet a 2 When the sheet is cut and three or four sheets are cut, the waterproof sheet a 1 Coating. In addition, in order to improve the accommodation of the waterproof sheet B at the cut portion, it is possible to apply the hot air to the waterproof sheet B so as to be adapted to the shape of the cut portion.
[0026]
Construction using the unit panel C can be performed by the above method, but is not limited to this method.
Also, when waterproofing a large area of a flat roof, the ends of the four waterproof sheets B are the same place without shifting the joint ends of the waterproof sheet B in order to make the joint line of the waterproof sheet B the same. It is also possible to lay it so as to overlap with each other, and to cover the portion with the additional waterproof sheet A for construction.
[0027]
In the above embodiment, the state in which four waterproof sheets B having a thickness of 1 to 3 mm are stacked is described. However, three waterproof sheets B having a thickness exceeding 3 mm are stacked, It is possible to cut 3 sheets and cover and install the waterproof sheet A for extension, and perform the same construction method with 3 sheets of 1 to 3 mm thick waterproof sheet B stacked. You can also. In the case of stacking these three sheets, a flat waterproof sheet a 2 In use, only one sheet is cut, leaving any two of the overlapping portions of the waterproof sheet B.
[0028]
Next, the present invention will be described in more detail with reference to specific construction examples.
"Example 1"
(Creation of additional waterproof sheet)
A soft waterproof sheet made of vinyl chloride resin with a thickness of 1.5 mm is cut into a square shape with a length and width of 150 mm, and two square sheets with a length and width of 45 mm are cut from the same waterproof sheet at the center of the back side of the sheet. Overlaid and joined by thermal fusion to form a waterproof sheet for additional tension.
[0029]
(Construction of waterproof sheet)
Approximately 500m with a 9m roll of waterproof sheet 1.5mm thick and 1200mm wide 2 Perform waterproofing on the building roof. The waterproof sheets were laid on the floor above and below the roof so as to overlap each other by 50 mm, and the connecting portions in the longitudinal direction of the sheets were also laid in the same line as the adjacent waterproof sheets. The waterproof sheet was bonded to the base surface with a two-component curable epoxy adhesive, and the waterproof sheets were bonded together by heat sealing. In the place where four waterproof sheets overlap, the corners of the respective waterproof sheets were cut into a square shape of 50 mm in length and width, and the waterproof sheets were overlapped and joined by thermal fusion.
[0030]
The protruding portion of the center portion of the reinforcing waterproof sheet was inserted into the overlapping portion of the four waterproof sheets and adhered to the base surface, and the periphery was joined to the waterproof sheet by heat fusion. The end of the waterproof sheet and the end of the waterproof sheet for reinforcement are 20% by weight of a vinyl chloride resin in which a compounding agent such as a plasticizer, a stabilizer, a filler, and an ultraviolet absorber is added to a solvent mainly composed of tetrahydrofuran. Sealed with a dissolved sealer.
The finish made by this construction method was beautiful in appearance without shifting the overlapping parts of the waterproof sheets.
[0031]
"Example 2"
(Preparation of waterproof sheet for reinforcement)
A soft waterproof sheet made of a vinyl chloride resin having a thickness of 1.5 mm was cut into a square shape having a length and width of 150 mm, and this was used as an additional waterproof sheet.
[0032]
(Create unit panel)
Eight ALC panels with a length of 2000 mm, a width of 500 mm, and a thickness of 70 mm are arranged side by side on a 4 m long and 2 m wide steel frame in parallel, and four waterproof sheets with a thickness of 1.5 mm and a width of 1200 mm are placed on it Sheets were laid, the waterproof sheets were overlapped by 50 mm and joined by thermal fusion, and the waterproof sheet was projected 150 mm from the steel frame and laid on the ALC panel. The waterproof sheet was bonded to the ALC panel with an epoxy adhesive, and the waterproof sheets were bonded to each other by heat fusion that applied hot air to soften and melt the sheets. In addition, in the portion about 100 mm inside from the periphery of the steel frame, an integrated unit panel was produced in which the waterproof sheet and the ALC panel were bonded, leaving an unbonded portion where the waterproof sheet was not bonded to the ALC panel.
[0033]
(Construction of roof waterproof sheet)
This unit panel is used to form the roof of the building. To assemble the unit panel so that the adjacent unit panel and the side length of the unit panel are the same, and the corners of the four unit panels are the same location, to close the gap joints at the upper end of each unit panel, A cement board having a width of 70 mm, a thickness of 0.5 mm, and a length of 1200 mm is appropriately joined or cut and placed on the joint, and the back surface of the cement board has a thickness of 0.4 mm and a width of 50 mm. A polyethylene tape coated with a pressure-sensitive adhesive was applied to the surface. After applying this tape, the waterproof sheet on the underwater side of the unbonded part having a width of about 100 mm is cut along the end of the tape and bonded to the ALC panel with a nitrile rubber adhesive. Next, the waterproof sheet on the water side is bonded to the ALC panel, tape, and cement board of the unit with a nitrile rubber adhesive, and a 50 mm overlap is cut to the surface of the adjacent waterproof sheet. The mixture was softened and melted and bonded by thermal fusion.
[0034]
In the above method, not only the waterproof sheets are joined between two sets of adjacent unit panels, but also the waterproof sheets can be joined similarly between four or three sets of adjacent unit panels. In this method, the overlapping portion of two waterproof sheets among the four waterproof sheets was cut. The size of the waterproof sheet to be cut is a 50 mm vertical and horizontal square where the four sheets overlap, and the cut water-side waterproof sheet covers the waterproof sheet of the adjacent unit panel except for the cut part and heat melts. Wear and join. Next, the additional waterproof sheet is covered on this portion so that the cut portion of the waterproof sheet is substantially centered so as to overlap the four waterproof sheets, and the waterproof sheet is thermally fused. Joined.
In addition, a compounding agent such as a plasticizer, a stabilizer, a filler, or an ultraviolet absorber is added to the end portion of the exposed waterproof sheet and the end portion of the waterproof sheet for reinforcement to a solvent mainly composed of tetrahydrofuran. A sealer in which 20% by weight of a vinyl chloride resin compound was dissolved was applied.
[0035]
The same construction was applied to the other units, and the waterproof sheet for the roof was constructed. The resulting roof had a beautiful finish, with the joints of the waterproof sheets being on the same line.
[0036]
【The invention's effect】
By using the waterproof sheet for reinforcement of the present invention, it is not necessary to shift the overlapping parts for joining the waterproof sheets, the joints can be on the same line, and the appearance is balanced And can be beautiful.
[0037]
In addition, when assembling the unit panel in the unit construction method, etc., even if the corners of the panel of the four units are made to be the same location, four sheets can be obtained by using the additional waterproof sheet of the present invention. Despite the fact that the end of the waterproof sheet overlaps at the same location, the level difference at the joint is reduced, and therefore, the non-adhered part of the waterproof sheet is extremely reduced and the adhesion performance is improved, and the unadhered part is further reduced This reduces the possibility that a water channel is formed in the gap between the joint portions of the waterproof sheets, and also reduces water leakage. In addition, since the level difference is reduced, it is less likely to be wrinkled by the level difference.
[0038]
In addition, even if a waterproof sheet with a thickness of 3 mm or more is laid in three layers, the adhesion method of the waterproof sheet to the groundwork is improved by the construction method using the waterproof sheet for reinforcement of the present invention. Can be made.
[0039]
When the central portion of the present invention uses a thick waterproofing sheet, if four or three sheets are cut at once by a punching die for the purpose of easily cutting the overlapping portion of the waterproof sheet, etc. Since what is replenished to the cutting part in advance is integrated with the waterproof sheet for additional tension, the workability is superior to the method of filling other parts into the part.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a construction state of a waterproof sheet according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view of a part of FIG.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view taken along line 3-3 in FIG.
FIG. 4 is a plan view of a unit panel.
FIG. 5 is an assembly plan view of a four unit panel.
FIG. 6 is an enlarged sectional view of a joint portion of a unit panel.
FIG. 7 is a plan view of a conventional two-ply example.
FIG. 8 is a plan view of a conventional three-layered example.
FIG. 9 is an enlarged view of a part of FIG.
FIG. 10 is an enlarged cross-sectional view taken along line 10-10 in FIG.
FIG. 11 is a plan view of four sheets stacked
FIG. 12 is an enlarged view of a part of FIG.
13 is an enlarged cross-sectional view taken along line 13-13 of FIG.
[Explanation of symbols]
A: Tarpaulin for reinforcement, a 1 : Reinforcement waterproof sheet with protrusions, a 2 : Flat reinforcing waterproof sheet, 1: protrusion, B: waterproof sheet
