JP3645499B2 - 陰極カップアセンブリのフィラメント設定高さ調整方法及び装置 - Google Patents

陰極カップアセンブリのフィラメント設定高さ調整方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は医療用画像の形成の分野で使用されるX線管に関する。特に、本発明は、X線管の陰極カップアセンブリにおいてフィラメント設定高さを調整する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線源はコンピュータ断層撮影、X線透視撮影及びX線乳房撮影などの医療用撮影システムで使用されることが多いが、それらには限定されない。X線源は、通常、陽極及び陰極を収納する、フレームとして知られる真空容器を含む。X線は、陽極と陰極の間に高電圧を印加し、陰極から発する電子を陽極上の焦点トラックに向かって加速することにより発生される。
【0003】
そのようなX線源のための周知の陰極アセンブリは、通常、陰極カップと、複数の電流搬送フィラメントとを含む。フィラメントリードはフィラメント貫通アセンブリを介してカップを貫通する。フィラメント貫通アセンブリは、通常、電気絶縁体と、リードを所望の場所に固着するために使用される金属スリーブとを具備する。
【0004】
少なくとも1つの周知のフィラメント貫通アセンブリは管状のフィラメント支柱と、ほぼ円筒形の絶縁体と、スリーブとを含む。フィラメント支柱はスリーブの中に配置されても良い。陰極カップに関してフィラメントがどう位置決めされるかは、焦点の大きさと位置、放出電流などのX線管の動作特性に影響を及ぼすため、フィラメントを陰極カップに関して精密に位置決めすることは重要である。従って、フィラメントリード、すなわち、フィラメントを陰極カップ内部で適正に位置決めすることが望ましい。
【0005】
フィラメント設定高さを調整するための従来のフィラメント設定方法はペンチとハンマーを使用して、フィラメントを所望の場所まで引くか、ねじるか、又は押し出すというものである。リードをどの程度動かすかを制御するのは難しく、フィラメント設定高さが所望の許容差の範囲内におさまるまで、繰り返しフィラメント位置を調整し、測定することにより、所望のフィラメントの整列状態が実現される。この工程は長い時間を要し、また、フィラメントを所望のフィラメント設定高さの許容差の範囲内に位置決めするためには複数の工程が必要であるので、フィラメントアセンブリに損傷が生じることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、フィラメント設定作業を改善する必要がある。特に、陰極及び類似の装置においてフィラメント位置を調整することが必要である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの面では、X線管の陰極においてフィラメント設定高さを調整する方法を提供する。陰極においてフィラメント設定高さを調整する方法は、少なくとも2つの貫通孔が貫通しているX線管の陰極カップを設ける工程と、少なくとも2つの貫通孔を通してフィラメントのリードを所望のフィラメント設定高さより低いフィラメント設定高さまで挿入する工程と、挿入する工程により生じた実際のフィラメント設定高さを測定する工程と、挿入する工程により生じた実際のフィラメント設定高さを所望のフィラメント設定高さと比較する工程と、実際のフィラメント設定高さと所望のフィラメント設定高さとの差にほぼ等しくなるような調整となるように、フィラメント設定高さに対する調整を決定する工程と、フィラメントのリードの一端部を調整工具と接触させる工程と、前記調整工具を前記調整フィラメント設定高さ距離とほぼ等しい距離だけ移動させる工程とを有する。従って、フィラメントは所定のフィラメント設定高さに位置決めされる。
【0008】
本発明の別の面では、陰極においてフィラメントのフィラメント設定高さを調整する装置を提供する。この装置は、第1の開いた端部及び第2の開いた端部を有する中心孔を具備する取り付け具と、取り付け具の第1の開いた端部に受け入れられ且つ第2の開いた端部に対して配設される軸方向カリブレータと、第2の開いた端部に隣接し、フィラメント支柱が第2の開いた端部を貫通し且つその軸に沿って移動自在であるように取り付け具を陰極の一部に固着するクランプとを具備する。カリブレータはフィラメントリードの一端部に接触されることができる。
【0009】
本発明の別の面では、X線管のフィラメントを調整する調整装置を提供する。調整装置は取り付け具と、第1の開いた端部及び第2の開いた端部を有する中心孔と、取り付け具の第1の開いた端部に受け入れられ且つ第2の開いた端部に対して配設されるマイクロメータと、第2の開いた端部に隣接し、フィラメントのフィラメントリードが第2の開いた端部を貫通するように取り付け具を陰極の一部に固着するクランプとを具備する。マイクロメータはフィラメント支柱の一端部と接触され、フィラメント設定高さに影響を及ぼすようにフィラメント支柱の位置を調整することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、使用に当たって本発明を容易に適応できる周知の陰極カップアセンブリ50を示す平面図である。陰極カップアセンブリ50は陰極カップ52と、4つのフィラメント絶縁体54A、54B、54C及び54Dと、2つのフィラメントアセンブリ56A及び56B(点線で示す)とを具備する。フィラメントアセンブリ56A、56Bは、それぞれ、フィラメント(図示せず)と、フィラメントの各々の端部から延出する支柱58A、58B、58C及び58Dとを含む。フィラメント絶縁体54A、54B、54C及び54Dは、それぞれ、1つの絶縁部材60A、60B、60C及び60Dと、1つの支柱スリーブ62A、62B、62C及び62Dと、1つのフランジ64A、64B、64C及び64Dとを具備する。絶縁部材60A、60B、60C及び60Dは、それぞれ、1つの孔(図1には図示せず)を具備することができ、それぞれの孔にフィラメントリード管62A、62B、62C及び62Dが挿入されている。フィラメントリード管62A、62B、62C及び62Dを必要に応じてそれぞれ対応する絶縁部材60A、60B、60C及び60Dにろう付けすることができる。
【0011】
各フランジ64A、64B、64C及び64Dは、それぞれ対応する絶縁部材60A、60B、60C及び60Dが貫通できるような大きさに形成された開口部(図示せず)を有する。各フランジ部分66A、66B、66C及び66Dがそれぞれ対応する絶縁部材60A、60B、60C及び60Dから半径方向外側へ延出するように、フランジ64A、64B、64C及び64Dをそれぞれ対応する絶縁部材60A、60B、60C及び60Dにろう付けすることができる。陰極絶縁体54A、54B、54C及び54Dを陰極カップ52に固着するために、溶接部68でフランジ64A、64B、64C及び64Dを陰極カップ52に溶接、スポット溶接することができる。しかし、溶接に先立って、フランジ64A、64B、64C及び64Dが重なり合わないようにフランジ64A、64B、64C及び64Dをトリミングすべきである。それらのフランジ64A、64B、64C及び64Dが重なり合ってしまうと、各フランジ64A、64B、64C及び64Dを陰極カップ52に固着溶接するのが非常に困難になるであろう。以下の説明中、溶接というときには、それは点溶接を指すが、それは単なる例であって、本発明を限定しようとするものではない。
【0012】
フィラメント56Aが陰極カップ52のフィラメント受け入れ部分70におさまるように、フィラメント56Aを陰極カップ52に挿入することができる。フィラメント支柱58Aは、絶縁部材74Aと、フィラメント貫通スリーブ62Aとから構成されるフィラメント貫通アセンブリを貫通することができる。フィラメント支柱58Aはフィラメント貫通スリーブ62Aから延出している。特定の陰極カップ面からフィラメントの発光部分までの距離をここでは「フィラメント設定高さ」とも言う。
【0013】
次に、フィラメント支柱58Aをフィラメント貫通スリーブ62Aに接続できる。その他のフィラメント支柱58B、58C及び58Dについても同じ工程を実行する。以上説明した陰極カップの構造は本発明の単なる例であり、その他の数多くの種類及び型式の陰極カップ構造に容易に適応できることを理解すべきである。
【0014】
フィラメントを規定の設定高さ許容差、例えば、約20ミクロンに調整する必要があるが、この高さに限定されるものではない。従来、フィラメント設定高さは、ペンチを使用して設定高さを低くするようにフィラメント支柱を引くか、又はハンマーを使用してフィラメント貫通スリーブを通して支柱を押し、設定高さを大きくするかのいずれかの方法により調整されていた。従って、設定高さ調整距離は大体の距離であり、所望のフィラメント設定高さが得られるまでに一般に何回かの繰り返し作業が必要であった。
【0015】
本発明に従って具現化されたフィラメント設定高さ調整装置を図3に示す。この装置(以下、「フィラメント調整工具」と呼ぶ)100はマイクロメータ102などのカリブレータを具備する。
【0016】
しかし、以下の説明の中でカリブレータをマイクロメータとして挙げる場合、それは単なる例であって、本発明を限定しようとするものではない。本発明に従って具現化される工程を申し分なく実行する、図3に示すデジタルマイクロメータは、川崎のMitutoyo Corporationにより製造されているJapan Model No.350−714−30である。
【0017】
マイクロメータ102は約25mmまでの測定範囲を有し、約1ミクロンの精度まで距離を読み取ることができる。マイクロメータ102は、例えば、スピンドル108の回転によって移動自在である軸方向プッシュロッド106を具備する。マイクロメータ102のハウジング110には調整用取り付け具112が固着されている。この取り付け具112は図8に示されている。調整用取り付け具112はハウジング110に対して、調整用取り付け具112の孔115に受け入れられる止めねじ114によって固着されている。調整用取り付け具112はその中央領域を貫通する孔113を含み、孔113は第1の直径117を有する第1の部分116を含む。第1の部分116はマイクロメータ102のハウジング110を収容する。第1の直径117より小さい第2の直径119を有する第2の部分118は、ロッド106の軸方向移動に対応し、第3の直径121を有する第3の部分120は陰極カップのフィラメントリード管を収容する。第3の直径121は第2の直径119より小さい。調整用取り付け具112を陰極カップのフィラメントリード管に対して固着するために孔123に受け入れられる止めねじ122は、第3の部分120へ延出している。
【0018】
調整用取り付け具112の長さに沿って覗き窓124が設けられている。調整用取り付け具112はいくつかの構成をとることができる。例えば、プッシュロッド106とフィラメント支柱との接触状態を見やすくするために、調整用取り付け具112は軸方向溝穴を有していても良い。プッシュロッド106とフィラメント支柱との摩擦を少なくするために、プッシュロッド106の先端を面取りするか、又は球形の挿入部材を設けても良い。調整用取り付け具112は、例えば、鋼又はアルミニウムなどの適切な剛性材料から製造されていれば良いが、材料はこれに限定されない。
【0019】
調整用取り付け具112(図4)は中心孔113を通して陰極カップ52のフィラメント貫通スリーブ62Aを容易に受け入れることができる。止めねじ122又は何らかの等価の固着装置を使用して、調整用取り付け具112をフィラメントリード管62Aに固着することができる。フィラメント支柱58Aをフィラメント貫通スリーブ62Aを通して初期位置まで挿入すると、フィラメント設定高さは所望の値より低くなる。そこで、フィラメント支柱58Aを陰極カップ52に関して所定の場所に一時的に保持するために、フィラメント貫通スリーブ62Aとフィラメント支柱58Aを軽くクリンプすることができる。フィラメント支柱58Aはフィラメント貫通スリーブ62Aを通して、所望のフィラメント設定高さに必要とされる距離より長い距離だけ延出しているので、所望のフィラメント設定高さを実現するためには、フィラメント支柱58Aをその軸に沿って押し出さなければならない。
【0020】
各々のフィラメントリードを対応するフィラメント貫通スリーブに挿入し、軽いクリンプを利用して固着した後、フィラメント設定高さを測定する。例えば、陰極カップ52をデジタル高さ読み取り機構を具備する顕微鏡の下に置く。フィラメントリードごとに、実際の設定高さと所望の設定高さとの差を決定する。陰極カップ52を顕微鏡から取り外し、以下に図4に関して説明し且つ図5に示すように、調整工具100を各々のフィラメントリード管にクランプすることができる。そこで、所望の設定高さが得られるように各々のフィラメントリードを個別に調整できる。
【0021】
フィラメントリード管62Aにフィラメント設定高さ調整工具100を固着した後、図6に示すようにプッシュロッド106の先端126がフィラメントリード58Aに接触するまでマイクロメータ102のスピンドル108を回転させる。プッシュロッド106とフィラメントリード58Aとの初期接触及び接触後のフィラメントリード58Aの動きを検査し、調整用取り付け具112の覗き窓124を通して観察する。プッシュロッド106がフィラメントリード58Aに接触したならば、マイクロメータ102の読み104を記録する。そこで、マイクロメータ102のスピンドル108を回転させて、フィラメントリード58Aを陰極カップ52に向かって押し出すことができる。この押し出しによって、所望の距離に達するまでフィラメント設定高さが増加し、図7に示すように所望のフィラメント設定高さが得られたことはマイクロメータ102の読み104により容易に判定される。
【0022】
フィラメントリード58Aと接触した後にプッシュロッド106が動いた距離は、先に決定された設定高さの差にほぼ等しい。所望のフィラメント設定高さが得られたならば、例えば、止めねじ122をゆるめることにより、フィラメント設定高さ調整工具100をフィラメントリード管62Aから取り外す。陰極カップのフィラメントリードごとにこの工程を繰り返し実行すれば良い。更に、フィラメント支柱を有するどのような陰極カップにおいてもこの工程を実行できる。加えて、このような調整工程と関連する時間を短縮するために、複数のフィラメントリードを同時に調整できるように調整用取り付け具112を構成しても良い。
【0023】
図8は、陰極カップのフィラメント支柱に関するマイクロメータ102の相対位置を固定するために利用される調整用取り付け具112を示す。調整用取り付け具112は鋼、アルミニウム又は機械加工可能なセラミックなどを含む何らかの適切な剛性材料から製造されていれば良いが、材料はそれらに限定されない。調整用取り付け具112はそれを貫通する中心孔113を含み、第1の部分116と、第2の部分118と、第3の部分120とを有する。第1の部分116はマイクロメータ102を受け入れることができ、第3の部分は陰極カップのフィラメント貫通スリーブ及び支柱の少なくとも一方を受け入れることができる。また、調整用取り付け具112は調整用取り付け具112をマイクロメータに固着するために止めねじ114を受け入れる孔115と、調整アセンブリをフィラメント貫通スリーブに対して固着するために止めねじ122を受け入れる孔123とを含む。第2の部分118の側壁には、オペレータがマイクロメータ102のプッシュロッド106とフィラメント支柱との接触を見ることができるように、オプションとして覗き穴124が設けられている。
【0024】
図9及び図10を参照すると、本発明に従って具現化されたフィラメント調整工具の別の構成が示されている。図9において、円筒形の取り付け具210は中心孔212を含み、中心孔212の内壁には、図10に示すように、調整ボルト214を受け入れるためにねじ山が形成されている。中心孔212は第1の直径を有する第1の部分216と、第1の直径より、通常小さい第2の直径を有する第2の部分218とを含む。第2の部分218と交わる孔220は、取り付け具210をフィラメント貫通スリーブに関して固着するための止めねじ222(止めねじ122に類似している)を受け入れることができる。オペレータがボルト214と、フィラメント貫通スリーブから延出するフィラメント支柱との接触を検査するための覗き窓224が設けられている。
【0025】
図10に示すように、調整ボルト214はねじ山が形成されたプッシュロッド226を具備し、このプッシュロッド226は取り付け具の中心孔212と係合し、中心孔212内部でボルト214の頭部228の回転に対応して軸方向に移動自在である。取り付け具210は、例えば、フィラメント貫通スリーブの一部及び陰極カップのフィラメント支柱が第1の部分216へ延出するような状態で、孔220に受け入れられる止めねじによって陰極カップのフィラメント貫通スリーブに選択的に固着されるが、この構成には限定されない。固着された後、ボルト214を回すと、プッシュロッド226の端部230はフィラメントリードと接触する。更にボルト214を回し続けると、支柱はフィラメント貫通スリーブに対して動き、その結果、陰極カップ内でフィラメント設定高さを調整することができる。この工程は先に説明した実施例とほぼ同様であるので、先の工程の説明を参照のこと。
【0026】
説明中、特に指示のない限り、用語には当業者に理解される普通の意味を与えた。例えば、「ほぼ」及び「一般に」という用語は当該技術分野で理解されているように変動を伴う相対的な用語である。ここでは様々な実施例を説明したが、当業者により、本発明の範囲内で様々な要素の組み合わせ、変形及び改善を実施しうることは明細書から理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィラメント絶縁体及び陰極カップを示す略図。
【図2】図1のフィラメント絶縁体及び陰極カップの部分横断面側面図。
【図3】本発明に従って具現化された陰極カップアセンブリにおけるフィラメント設定高さ調節装置を示す略図。
【図4】図2のフィラメント絶縁体及び陰極カップと関連して使用された図3の装置を示す略図。
【図5】本発明に従って具現化された陰極カップアセンブリのフィラメント設定高さ調整方法の一工程を示す略図。
【図6】本発明に従って具現化された陰極カップアセンブリのフィラメント設定高さ調整方法の一工程を示す略図。
【図7】本発明に従って具現化された陰極カップアセンブリのフィラメント設定高さ調整方法の一工程を示す略図。
【図8】図3〜図7で使用される取り付け具を示す略図。
【図9】本発明に従って具現化された別の取り付け具を示す略図。
【図10】本発明に従って具現化された別のフィラメント設定高さ調整工具を示す略図。
【符号の説明】
50 陰極カップアセンブリ
52 陰極カップ
54A〜54D フィラメント絶縁体
54A、54B フィラメントアセンブリ
58A〜58D 支柱
60A〜60D 絶縁部材
62A〜62D フィラメントリード管
64A〜64D フランジ
100 フィラメント調整工具
102 マイクロメータ
106 プッシュロッド
108 スピンドル
112 取り付け具
113 中心孔
122 止めねじ
210 取り付け具
212 中心孔
214 調整ボルト
222 止めねじ
226 プッシュロッド

Claims (22)

  1. X線管の陰極のフィラメントを所望のフィラメント設定高さに調整する方法において、
    少なくともつの孔が貫通しているX線管の陰極カップを設ける工程と、
    少なくともつの孔を通してフィラメントのリードを所望のフィラメント設定高さより低い高さまで挿入して、フィラメント支柱を形成する工程と、
    フィラメント設定高さ調整距離が実際のフィラメント設定高さと所望のフィラメント設定高さとの差にほぼ等しくなるように、フィラメント設定高さ調整距離を決定する工程と、
    前記フィラメント支柱の端部調整工具と接触させる工程と、
    前記調整工具と少なくとも1つの前記フィラメント支柱を前記フィラメント設定高さ調整距離とほぼ等しい距離だけ同時に移動させることにより、前記フィラメント支柱を所定のフィラメント設定高さに位置決めする工程と、
    を有する方法。
  2. フィラメントリード管を前記陰極カップの穴に挿入し且つ固着する工程を更に含む請求項1記載の方法。
  3. 前記挿入工程は、前記フィラメント支柱を前記フィラメントリード管の一端部から延出させることを含む請求項2記載の方法。
  4. 前記リードを前記フィラメントリード管内部に摩擦により維持する工程を更に含む請求項3記載の方法。
  5. 前記リードを前記フィラメントリード管内部に摩擦により維持するために、前記フィラメントリード管をクリンプすることを更に含む請求項4記載の方法。
  6. 前記調整工具を前記フィラメントリード管に選択的に固着する工程を更に含む請求項4記載の方法。
  7. 前記調整工具は取り付け具及びカリブレータを具備し、前記取り付け具は、第1の開いた端部と、第2の開いた端部とを有するを具備し、前記フィラメントリード管は第2の開いた端部に受け入れられ、且つ前記カリブレータは第1の開いた端部に受け入れられる請求項1記載の方法。
  8. 第2の開いた端部は、前記取り付け具を前記フィラメントリード管に選択的に固着するクランプを含む請求項7記載の方法。
  9. 前記カリブレータはマイクロメータを具備し、前記マイクロメータは前記取り付け具の第1の開いた端部の内部に固着され、前記マイクロメータは、前記リードを接続するために第2の開いた端部に向かって前記孔の中へ延出するロッドを具備する請求項7記載の方法。
  10. 前記ロッドが前記フィラメントの前記リードと接触するとき、前記マイクロメータの読みは0に設定される請求項9記載の方法。
  11. 前記マイクロメータは、前記ロッドを前記フィラメント支柱の軸方向に沿って前記フィラメント設定高さ調整距離に等しい距離だけ変位させるように調整される請求項9記載の方法。
  12. 陰極のフィラメント設定高さを調整する装置において、
    第1の開いた端部と、第2の開いた端部とを有する中心孔を具備する取り付け具と、
    前記取り付け具の第1の開いた端部に受け入れられたカリブレータと、
    前記フィラメントのフィラメント支柱が前記第2の開いた端部を貫通するように前記第2の開いた端部を前記陰極の一部分に固着する手段とを具備し、
    前記カリブレータは前記フィラメント支柱の一端部と接触されることが可能である装置。
  13. 前記取り付け具の第2の開いた端部は前記陰極のフィラメントリード管に固着される請求項12記載の装置。
  14. 前記カリブレータは前記フィラメント支柱の軸方向に変位自在である請求項12記載の装置。
  15. 前記中心孔は第1の開いた端部に隣接する第1の部分と、第2の開いた端部に隣接する第2の部分とを含み、前記第1の部分の直径は前記第2の部分の直径より大きい請求項12記載の装置。
  16. 前記フィラメント支柱は、前記第2の部分に選択的に固着されるフィラメントリード管から前記第1の部分へ延出している請求項15記載の装置。
  17. 前記カリブレータは、前記取り付け具の前記中心孔の前記第1の部分に螺合受け入れされるボルトを具備する請求項15記載の装置。
  18. 前記カリブレータはマイクロメータを具備する請求項16記載の装置。
  19. 前記第1の部分は第1の開いた端部と前記第2の部分との間に中間部分を具備する請求項15記載の装置。
  20. 前記カリブレータは、前記中間部分へ軸方向に延出するロッドを具備する請求項19記載の装置。
  21. 前記フィラメントリードは、前記第2の部分に選択的に固着される前記フィラメントリード管から前記中間部分へ延出している請求項20記載の装置。
  22. X線管フィラメントの調整装置において、
    第1の開いた端部と、第2の開いた端部とを有する中心孔を有する取り付け具と、
    フィラメント支柱の端部に接触し、フィラメントの設定高さ位置を調整する調節手段であって、前記取り付け具の第1の開いた端部に受け入れられ且つ前記フィラメント支柱と同一直線となる軸を有する前記調節手段と、
    前記第2の開いた端部に隣接し、前記フィラメント支柱が第2の開いた端部を貫通するように前記取り付け具を陰極の一部分に固着する手段とを具備し、
    前記調節手段は前記フィラメント支柱の端部と接触され且つ前記フィラメントの設定高さ位置を調整することができる調整装置
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