JP3644938B2 - healthy food - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、緑葉末;大豆またはその抽出物;および黒糖を含有する健康食品に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、食生活が大きく変化し、肉食中心の高脂肪食が多くなり、さらに、運動不足から、中高年齢層だけでなく、青少年においても、高脂血症、高血糖、高血圧等の生活習慣病を引き起こし、問題となっている。
【0003】
これらの生活習慣病は過度のカロリー摂取によって引き起こされる肥満とこれに伴う体脂肪率の増加が強く相関しているといわれており、この解消法として主に運動と食餌療法との両面からの解消法が提案されている。食餌療法の面からは、様々なダイエット用の健康食品が市販されている。ダイエット用の健康食品としては種々のタイプが知られているが、その食品を摂取することにより満腹感を与え、その結果食餌量を減らすというタイプの食品が主流である。しかし、このようなタイプの健康食品は、嗜好性が悪い場合が多く、該食品を摂取することにより、食欲が減退したり、精神的ストレスが増加したり、日常的に必要とされる栄養摂取が十分に行われない可能性がある。そのため、体重が減少したとしても、同時に体の基礎代謝の低下、栄養失調などを引き起こし、逆に健康を損ねるおそれがある。
【0004】
肥満改善効果を有する健康食品としては、大豆サポニン成分と粗黒糖から抽出された色素成分とを含む食品が、特開平6−311867号公報に記載されている。また、特開2001−112439号公報には、黒糖エキスが体脂肪低減効果を有することが記載されている。しかし、いずれも、黒糖そのものを利用した食品ではなく、また、黒糖から色素成分を抽出しなければならないため、製造に手間がかかる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされ、その目的とするところは、必要とされる栄養摂取量を減らさずに肥満を解消し、生活習慣病を予防することの可能なダイエット用の健康食品を提供することにある。本発明の他の目的は、上記特性を有し、嗜好性の高い健康食品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、種々の栄養成分を豊富に含有する緑葉末を用いた健康食品について鋭意検討を行った。その結果、該緑葉末と、大豆またはその抽出物と、黒糖とを組み合わせた健康食品が、嗜好性が良いため、該健康食品を食することにより食欲が減退して栄養摂取量を低下させることなく、かつ肥満を解消でき、さらに、それぞれ単独で用いた場合に比べて相乗的なダイエット効果を有することを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0007】
本発明は、(A)緑葉末、(B)大豆またはその抽出物、および(C)黒糖を含有する健康食品を提供する。
【0008】
好ましい実施態様では、前記緑葉末はイネ科植物の緑葉由来である。
【0009】
より好ましい実施態様では、前記緑葉末は、麦、イネ、アワ、ヒエ、およびキビでなる群から選択される少なくとも1種の植物に由来する。
【0010】
さらに好ましい実施態様では、上記健康食品は、さらに(D)水溶性食物繊維および(E)乳酸菌の少なくとも一方を含有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る健康食品について説明する。なお、以下に説明する構成は、本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる。
【0012】
(A)緑葉末
本発明の健康食品の必須成分の一つは緑葉末である。この緑葉末には、緑色植物の緑葉が用いられる。そのような植物としては、例えば、イネ科植物(例えば、大麦、小麦、えん麦、ライ麦等の麦類、イネ、あわ、笹、ひえ、きび、とうもろこし、ソルガム、さとうきび等)、キク科植物(例えば、ヨモギ等)、セリ科植物(アシタバ、パセリ、セロリ等)、クワ科植物(例えば、クワ等)、ドクダミ科植物(例えば、ドクダミ等)、シソ科植物(例えば、シソ等)、アブラナ科植物(小松菜、ケール、キャベツ、ブロッコリー等)、ユリ科植物(例えば、アスパラガス等)、シナノキ科植物(例えば、モロヘイヤ等)のような緑色植物の緑葉が挙げられるが、これらに限定されない。
【0013】
特にイネ科植物の緑葉、例えば、大麦、小麦、ライ麦、燕麦などの麦類の若葉は、ビタミン類、ミネラル類、食物繊維などに富み、有害物質の吸着、腸内環境の改善、コレステロールの吸収抑制、食後血糖値の急上昇防止、スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)の活性化などの効果を有する健康食品の素材として注目を浴びている。
【0014】
また、イネの緑葉は、食物繊維とミネラル類(特にカリウム)とに富むだけでなく、他の緑葉にはあまり見られないオクタコサノールを含有する。そのため、腸内環境の改善、体液中のpH調整、筋力低下の防止、基礎代謝の向上、ストレスへの抵抗力向上などの効果がある。
【0015】
さらに、イネ科植物であるヒエ、キビ、アワ等の緑葉は、食物繊維およびカルシウムやマグネシウムを豊富に含有するため、食物繊維による整腸作用だけでなく、ミネラル類によるストレスの軽減、糖代謝の促進、たんぱく質合成の促進効果がある。また、他の緑葉に比べ、嗜好性がよい。
【0016】
このような緑葉は、一般的には、直ちに搾汁されて飲用に用いられるか、あるいはこの搾汁を粉末化した緑葉搾汁粉末または緑葉を乾燥粉末化した緑葉末として用いられる。しかし、緑葉自体に含有される成分を有効に活用できるという観点から、緑葉末を用いることが好ましい。例えば、麦若葉末と麦若葉搾汁粉末とを比較した場合、食物繊維、ミネラル類などをより多く保持している麦若葉末の方が健康食品の素材としてより有用であるため、麦若葉末を用いることが好適である。
【0017】
本発明に用いられる緑葉末とは、植物の緑葉をそのまま粉砕して粉末にしたもの、または葉から搾汁を作製し、粉末化したものをいう。
【0018】
緑葉の乾燥粉末は、例えば、麦若葉末は、以下のようにして得ることができる。分けつ開始期から出穂開始期(背丈が20〜40cm程度)に収穫した麦若葉を水などで洗浄し、適切な長さ(例えば、10cm)に切断した後、必要に応じて、素材の変質(緑色の褪色や風味の変化)を防ぐために、ブランチング(熱水)処理、マイクロウェーブ処理などを施し、そして水分含量が5%以下となるように、乾燥し、粉末化して、麦若葉末が得られる。栄養分保持の観点からは、ブランチングは短時間であることが好ましい。また、乾燥は、凍結乾燥、あるいは70℃以下の低温加熱乾燥(例えば、温風乾燥)であることが好ましい。
【0019】
このようにして得られた緑葉末には、食物繊維が多く含まれ、その大部分は、不溶性食物繊維である。この不溶性食物繊維は、大腸がん予防効果、腸内環境の改善効果などを有する。また、緑葉を搾汁することなく、そして、栄養分を損なわないような条件下で乾燥粉末化しているために、緑葉の栄養成分をそのまま含んでいる。
【0020】
また、緑葉の搾汁粉末は、緑葉乾燥粉末の作製の場合と同様にブランチングした後、ミキサー、ジューサー、ブレンダー、マスコロイダーなどで処理し、次いで遠心分離、ろ過などにより搾汁を回収し、粉末化することによって得られる。
【0021】
これらの緑葉末は、単独で用いてもよく、好ましくは2種類以上、より好ましくは3種類以上、さらに好ましくは4種類以上を用いてもよい。複数種を用いることにより、各緑葉の独特の成分が相乗的に効果を発揮することが期待され、体内の種々の調整作用、例えば、高いストレス軽減作用、整腸作用等が得られる。さらに、これらの作用によって減量効果も得られ得る。
【0022】
複数の緑葉末を用いる場合、主として麦またはイネの緑葉末を含むことが好ましい。この場合、麦またはイネ以外の緑葉末の配合比は、麦またはイネの緑葉末10重量部に対し、0.1〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部、より好ましくは0.3〜1重量部である。麦とイネとの緑葉末を混合して用いる場合、これらの緑葉末の配合比は、麦の緑葉末10重量部に対し、イネの緑葉末は、1〜20重量部、好ましくは3〜5重量部、より好ましくは5〜10重量部である。
【0023】
(B)大豆またはその抽出物
本発明の健康食品のもう一つの必須成分は、大豆またはその抽出物である。本発明に用いる大豆またはその抽出物としては、大豆のたんぱく質抽出物、豆乳、きな粉、おから粉、大豆発酵物などが挙げられるが、これらに限定されない。また、形態としては、粉末状であることが好ましい。
【0024】
大豆には、骨の合成を促進するイソフラボンや、腸内細菌の改善作用を有する大豆オリゴ糖が含まれている。また、大豆中に含まれるサポニンはコレステロールを減少させるとともに脂質の酸化を防ぐ。さらに大豆に含まれるたんぱく質はコレステロールの吸収を阻害するだけでなく、カルシウムの吸収促進効果を有する。これらの成分は、ダイエット時に起こりがちな骨の老朽化を防ぐとともに、減量効果や整腸作用を有する。さらに、大豆またはその抽出物は、大豆特有の高い嗜好性を有する。
【0025】
(C)黒糖
本発明の健康食品のもう一つの必須成分は黒糖である。黒糖は、さとうきびや甜菜等の搾汁を煮詰めて得られる、搾汁の濃縮物である。ショ糖部分を精製した上白糖等とは違い、ショ糖以外の成分、いわゆる糖蜜を含有した含蜜糖である。また、上白糖を製造する際に生じる副産物の糖蜜のみであってもよい。また、形態としては、粉末状であることが好ましい。本発明で用いられる黒糖は、糖蜜の含有量が高いものが好ましい。これは、糖蜜が、嗜好性が高いだけでなく、ビタミンB1やB2、マグネシウム、カリウムなど約5〜20重量%の糖質以外の成分を含むからである。これらの成分は、糖質の吸収抑制効果、血糖値の上昇を抑制する効果、コレステロールや中性脂肪の低下作用等による減量効果、カリウムによる血圧降下作用、マグネシウムによるストレスの軽減効果を有する。
【0026】
(D)水溶性食物繊維
本発明の健康食品は、さらに水溶性食物繊維を含有していてもよい。上記の(A)緑葉末には食物繊維が含まれているが、その大部分が不溶性食物繊維である。不溶性食物繊維は、大腸がん予防効果、腸内環境の改善効果を有するが、これに水溶性食物繊維を添加することにより、コレステロールの吸収抑制、食後血糖値の上昇抑制などの効果が高められる。そのため、相乗的に整腸作用、抗ストレス作用、減量効果が得られる。
【0027】
本発明の食物繊維に用いられる水溶性食物繊維としては、ペクチン、グアガム、サイリウム、ガラクトマンナン、キシログルカン、ローカストビーンガム、グルコマンナン、アルギン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸、低分子アルギン酸、低分子グアガム、難消化性デキストリン、ポリデキストロース、プルラン、ファイパロン、コンドロイチン硫酸などが挙げられる。また、これらの精製品に限らず、水溶性食物繊維を多量に含む他の食品素材も本発明の水溶性食物繊維として用いられる。
【0028】
(E)乳酸菌
また、上記の成分に加えて、乳酸菌を含有しても良い。これにより、緑葉末の不溶性食物繊維、大豆オリゴ糖、大豆たんぱく質と相俟って、相乗的な整腸効果が得られる。
【0029】
乳酸菌としては、Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus casei、Lactobacillus bulgaricus、Streptococcus thermophilus、Streptococcus faecalis、Streptococcus faecium、Bacillus coagulans、Bifidobacterium longum(ビフィズス菌)などが用いられる。乳酸菌を用いる場合は、適切な培地で培養後、凍結乾燥した乳酸菌の乾燥粉末が、水分を与えられた場合に生育可能となる点で好ましい。
【0030】
(F)その他の成分
本発明の健康食品には、体内にカルシウムを供給する目的で、さらに、カルシウム含有物(例えば、卵殻カルシウム、サンゴカルシウム、真珠末など)、ならびに還元麦芽糖および/または乳糖が含有される。還元麦芽糖および/または乳糖は、上記(B)の大豆中の大豆たんぱく質およびイソフラボンと相俟って、より効果的にカルシウムの体内吸収(利用)率を上昇させることができる。
【0031】
本発明の健康食品には、その他にも、高血圧、肝臓病、腎臓病、糖尿病、胃腸病、アレルギー、骨粗鬆症、便秘、疲労、肌の老化、貧血、精力減退、脳血管疾患、心血管疾患、神経過敏症などを予防したり、それらの症状を和らげることが知られている当業者が通常用いる食品素材を含むことができる。
【0032】
(G)本発明の健康食品
本発明の健康食品は、(A)緑葉末10重量部に対して、(B)大豆またはその抽出物を0.1〜10重量部、より好ましくは0.5〜5重量部、さらに好ましくは0.5〜1重量部含有する。(C)黒糖は、(A)緑葉末10重量部に対して、0.01〜5重量部、好ましくは0.05〜2重量、より好ましくは0.1〜2重量部含有する。(D)水溶性食物繊維は、(A)緑葉末10重量部に対して、好ましくは1〜50重量部、より好ましくは3〜20重量部含有される。(E)乳酸菌は、(A)緑葉末10重量部に対して、好ましくは0.01〜1重量部、より好ましくは0.1〜0.5重量部、より好ましくは0.2〜1重量部含有される。(F)その他の成分のうち、カルシウム含有物は、10重量部の緑葉末に対して、好ましくは1〜20重量部、より好ましくは2〜10重量部含有される。還元麦芽糖および/または乳糖は、10重量部のカルシウムに対して、好ましくは10〜300重量部、より好ましくは20〜200重量部含有される。なお、これらの値は、いずれも乾燥粉末としての値であり、液状あるいは湿潤状態の乳酸菌を用いる場合、乾燥重量に換算した値を示す。
【0033】
上記の配合比で各成分を含む本発明の健康食品は、そのまま用いられるか、あるいは賦形剤、増量剤、結合剤、増粘剤、乳化剤、着色料、香料、食品添加物、調味料などと混合され得る。例えば、栄養補助剤として、ローヤルゼリー、ビタミン類、プロテイン、キトサン、レシチンなどが配合され、さらに糖液や調味料を加え、味を整えることができる。そしてこれらは、必要に応じて、ハードカプセル、ソフトカプセルのようなカプセル剤、錠剤、もしくは丸剤としてか、または粉末状、顆粒状、飴状などの形状に成形され得る。そしてこれらは、その形状または好みに応じて、そのまま食されても良いし、水、湯、牛乳などに溶いて飲んでも良い。
【0034】
このようにして得られた本発明の健康食品は、嗜好性に優れる。少なくとも(A)緑葉末、(B)大豆またはその抽出物、および(C)黒糖を含有することにより、それぞれを単独で摂取した場合には得られない相乗的な整腸効果、減量効果、抗ストレス効果、脂肪の蓄積を抑制効果が得られる。ダイエット効果を得るためには、上記配合比のダイエット食品を1日あたり5〜30g摂取することが好ましい。
【0035】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明がこの実施例により制限されないことはいうまでもない。
【0036】
(緑葉末の調製例)
大麦、イネ、ヒエ、アワ、およびキビの緑葉を、それぞれ水洗いし、付着した泥などを除去し、これらの緑葉を、約10cm程度に切断し、その10kgを水100リットルに投入、浸漬し、90〜100℃にて3分間加熱(ブランチング処理)した。
【0037】
次いで、ブランチング処理した緑葉を、直ちに4℃の冷水にて1分間浸漬し、冷却した。続いて、冷却した緑葉を30秒間遠心分離して脱水した。脱水した緑葉を、水分量が5%以下となるように乾燥機中、60℃にて10時間温風乾燥した後、粉砕機によって、200メッシュを90%が通過する程度に粉砕し、ブランチング処理した各緑葉末を得た。
【0038】
(実施例1〜6:食品の調製)
上記方法で調製した(A)種々の緑葉末、(B)大豆としてきな粉(株式会社向井珍品堂)、(C)黒糖として黒砂糖(上野砂糖株式会社)、(D)水溶性食物繊維として難消化性デキストリン(パインファイバーC;松谷化学工業株式会社)、(E)乳酸菌(ビフィドバクテリウム・ロンガム;森永乳業株式会社)、および(F)その他の成分として還元麦芽糖(株式会社林商事)をそれぞれ表1に記載の割合で配合し、顆粒状の粉末食品1〜6を調製した。
【0039】
(比較例1〜6:食品の調製)
上記実施例で得た食品に含有される成分のうち、きな粉または黒砂糖を含まない食品7〜11ならびに緑葉末を含まない食品12を、表1に記載の割合で各成分を配合して調製した。
【0040】
【表1】
【0041】
(実施例7〜12および比較例7〜11:嗜好性の評価)
上記実施例1〜6および比較例1〜5で得られた各食品5gを、それぞれ100mLの水に懸濁したものを調製し、男女各5人ずつに飲用させ、その時の嗜好性について評価試験を行った。嗜好性の評価は、次のように点数化した。
【0042】
美味しく飲用できる・・・・・・・4点
違和感なく飲むことができる・・・3点
青汁臭いが飲むことができる・・・2点
青汁臭くてとても飲めない・・・・1点
として、10人の被験者の平均点を算出した。結果を表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】
表2の結果から、(A)緑葉末、(B)大豆またはその抽出物、および(C)黒糖を組み合わせた食品1〜5(実施例7〜11)では、飲みにくさを大幅に改善することができたことがわかる。さらに、イネ科植物の緑葉末は、単一種の緑葉末を用いるよりも、数種類を配合することにより、嗜好性が高まることもわかった。
【0045】
(実施例13〜18および比較例12〜17:マウスにおける減量効果の評価)
5週齢のddy系マウスに、市販の飼料を20週間与え、運動不足による肥満状態とした。次いで、上記の各食品1g(比較例17については0.5g)を精製水5mLに懸濁し、その懸濁液を一群5匹からなるマウス群に胃ゾンデを用いて1日2回(朝・夕)、5mL/kg体重となるように14日間投与した。なお、精製水のみを投与した対照群も設けた。そして、いずれのマウスにも同一の飼料を与えて、1日当たりの摂餌量および体重の測定を行い、一群当たりの平均摂餌量および体重減少率を求めた。体重減少率は以下の式で求めた:
{(試験開始日の体重−測定体重)/試験開始日の体重}×100(%)。
【0046】
結果を図1および図2に示す。図1は摂餌量の変化を示すグラフであり、実施例の食品1〜6を摂取した群(実施例13〜18)、比較例の食品7〜12を摂取した群(比較例12〜17)、および対照群の間では、摂餌量にはほとんど差がなかったことを示す。
【0047】
図2は、体重減少率を示すグラフである。図2よりわかるように、食品1〜6を摂取した群(実施例13〜18)は約9〜10%の高い体重減少率を示した。また、実施例14の群は、水溶性食物繊維と乳酸菌を含有していないにもかかわらず、他の実施例の群と遜色のない体重減少率を示した。本発明の健康食品の成分のうち、大豆またはその抽出物あるいは黒糖のいずれかを配合しなかった食品7〜12を摂取した群(比較例12〜17)は、約3〜6%程度の体重減少率を示したにすぎなかった。すなわち、図1および2の結果は、本発明の健康食品が、食欲減退を招くことなく、それぞれを単独で投与した場合には得られない相乗的な減量効果を奏することを示す。
【0048】
(実施例19〜22:ヒトにおける減量効果の評価)
これまでに、ダイエットを試みて失敗経験があるという1群10人のボランティアに、通常の食事以外に、上記マウスにおける評価において効果のあった食品1〜4を、1日あたり20g摂取させた。すなわち、ダイエット食品摂取前の体重を測定し、それぞれの食品を4週間毎日摂取させた。そして、4週間後に再度、体重を測定した。体重の増減率を下記式により算出した。なお、ボランティアには、1日に所要量を摂取することだけを遵守させ、これらの食品を摂取することで、これまで摂取していた食事を制限する必要がないことを伝えた:
{(食品摂取前の体重)−(食品摂取4週間後の体重)}/(食品摂取前の体重)×100(%)。
【0049】
結果を表3に示す。表の値は、平均値±標準誤差である。
【0050】
【表3】
【0051】
表3の結果から、いずれの食品を摂取した各群とも、体重が減少する傾向が見られ、減量効果があることがわかった。また、食品1および2を摂取した群(実施例19および20)でダイエット効果があったと感じたボランティアは、これまでに行ったいずれの減量方法と比較しても、嗜好性がよいためストレスなくスムーズに行うことができた、便通が良くなった、胃腸の調子が良くなったとの感想を述べていた。すなわち、本発明の健康食品は、各配合成分の効果ならびに嗜好性が高いため、ストレスなく減量効果を得ることができ、さらに胃腸の改善作用があることが分かった。
【0052】
【発明の効果】
本発明の健康食品は、嗜好性が良いため、該健康食品を食することにより食欲が減退して栄養摂取量を低下させることなく、かつ肥満を解消でき、さらに、各成分をそれぞれ単独で用いた場合に比べて相乗的なダイエット効果を有する。また、ストレスもなく、整腸作用もあり、非常に健康的にダイエット効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マウスに各食品を投与した群ならびに精製水のみを投与した群における14日間の摂餌量の変化を示すグラフである。
【図2】マウスに各食品を投与した群ならびに精製水のみを投与した群における14日間の体重の変化(減少率)を示すグラフである。[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a health food containing green leaf powder; soybeans or extracts thereof; and brown sugar.
[0002]
[Prior art]
In recent years, dietary habits have changed greatly, and high-fat diets centered on carnivorous diets have increased. In addition, due to lack of exercise, lifestyle diseases such as hyperlipidemia, hyperglycemia, and hypertension have been observed not only in middle-aged and elderly groups but also in youth Is causing problems.
[0003]
These lifestyle-related diseases are said to be strongly correlated with obesity caused by excessive caloric intake and the accompanying increase in body fat percentage. A law has been proposed. From the aspect of dietary therapy, various dietary health foods are commercially available. Various types of dietary health foods are known, but the mainstream is a type of food that gives a feeling of fullness by ingesting the food and consequently reduces the amount of food. However, these types of health foods often have poor palatability, and eating such foods reduces appetite, increases mental stress, and requires daily nutritional intake. May not be done sufficiently. For this reason, even if the body weight decreases, it may cause a decrease in the basic metabolism of the body, malnutrition, and the like, which may adversely affect health.
[0004]
As a health food having an effect of improving obesity, a food containing a soybean saponin component and a pigment component extracted from crude brown sugar is described in JP-A-6-31867. Japanese Unexamined Patent Publication No. 2001-112439 describes that brown sugar extract has a body fat reducing effect. However, both of them are not foods using brown sugar itself, and it is necessary to extract pigment components from brown sugar, so that it takes time to manufacture.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made to solve the above-described conventional problems, and the object of the present invention is for a diet that can eliminate obesity and prevent lifestyle-related diseases without reducing the required nutrient intake. Is to provide health food. Another object of the present invention is to provide a health food having the above characteristics and high palatability.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors diligently examined health foods using green leaf powder containing abundant various nutritional components. As a result, the health food that combines the green leaf powder, soybean or its extract, and brown sugar has good palatability, so eating the health food reduces appetite and lowers nutrient intake. In addition, the present inventors have found that it is possible to eliminate obesity and have a synergistic diet effect as compared with the case where each is used alone, and the present invention has been completed.
[0007]
The present invention provides a health food containing (A) green leaf powder, (B) soybean or an extract thereof, and (C) brown sugar.
[0008]
In a preferred embodiment, the green leaf powder is derived from a green leaf of a grass family plant.
[0009]
In a more preferred embodiment, the green leaf powder is derived from at least one plant selected from the group consisting of wheat, rice, millet, millet, and millet.
[0010]
In a further preferred embodiment, the health food further contains at least one of (D) water-soluble dietary fiber and (E) lactic acid bacteria.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a health food according to an embodiment of the present invention will be described. Note that the configuration described below does not limit the present invention and can be variously modified within the scope of the gist of the present invention.
[0012]
(A) Green leaf powder One of the essential components of the health food of the present invention is green leaf powder. The green leaf of the green plant is used for this green leaf end. Such plants include, for example, gramineous plants (eg, barley, wheat, oats, rye, etc.), asteraceae (eg, barley, whey, straw, millet, acne, corn, sorghum, sugar cane). , Mugwort, etc.), celery family plants (Ashitaba, parsley, celery, etc.), mulberry plants (eg, mulberry etc.), Dokudami family plants (eg, Dokudami etc.), Lamiaceae plants (eg, perilla), cruciferous plants Examples include, but are not limited to, green leaves of green plants such as (Komatsuna, kale, cabbage, broccoli, etc.), liliaceae plants (eg, asparagus), and lindenaceae plants (eg, Morohelia).
[0013]
Green leaves of grasses such as barley, wheat, rye, buckwheat and other young leaves are rich in vitamins, minerals, dietary fiber, etc., adsorb harmful substances, improve intestinal environment, absorb cholesterol It has attracted attention as a health food material that has effects such as suppression, prevention of rapid increase in blood glucose level after meals, and activation of superoxide dismutase (SOD).
[0014]
In addition, rice green leaves are not only rich in dietary fiber and minerals (especially potassium), but also contain octacosanol, which is rarely found in other green leaves. Therefore, there are effects such as improvement of the intestinal environment, pH adjustment in body fluids, prevention of muscle strength reduction, improvement of basal metabolism, and improvement of resistance to stress.
[0015]
Furthermore, green leaves of grasses such as millet, millet and millet contain abundant dietary fiber and calcium and magnesium. Promotes and promotes protein synthesis. Moreover, palatability is good compared with other green leaves.
[0016]
In general, such green leaves are immediately squeezed and used for drinking, or are used as a green leaf juice powder obtained by pulverizing this squeezed powder or a green leaf powder obtained by pulverizing green leaves. However, it is preferable to use green leaf powder from the viewpoint that the components contained in the green leaf itself can be effectively utilized. For example, when comparing wheat flour powder and wheat leaf juice powder, wheat flour powder containing more fiber, minerals, etc. is more useful as a health food ingredient. Is preferably used.
[0017]
The green leaf powder used in the present invention refers to a product obtained by pulverizing a green leaf of a plant as it is, or a powder obtained by squeezing a juice from a leaf.
[0018]
For example, the dry powder of green leaves can be obtained as follows. Wheat leaves harvested from the start of splitting to the start of heading (about 20 to 40 cm tall) are washed with water and cut into an appropriate length (for example, 10 cm). In order to prevent green discoloration and flavor change), it is subjected to blanching (hot water) treatment, microwave treatment, etc., and dried and powdered to a moisture content of 5% or less. can get. From the viewpoint of nutrient retention, it is preferable that the blanching is a short time. The drying is preferably freeze-drying or low-temperature heat drying (for example, hot air drying) of 70 ° C. or lower.
[0019]
The green leaf powder thus obtained contains a large amount of dietary fiber, most of which is insoluble dietary fiber. This insoluble dietary fiber has a colon cancer prevention effect, an intestinal environment improvement effect, and the like. Moreover, since the green leaf is dried and powdered under conditions that do not impair the nutrients without squeezing the green leaf, it contains the nutrient component of the green leaf as it is.
[0020]
In addition, green leaf juice powder is blanched in the same manner as in the production of green leaf dry powder, and then processed with a mixer, juicer, blender, mascoloider, etc., and then the juice is collected by centrifugation, filtration, etc. It is obtained by powdering.
[0021]
These green leaf powders may be used alone, preferably two or more, more preferably three or more, and still more preferably four or more. By using a plurality of species, it is expected that unique components of each green leaf exert synergistic effects, and various adjustment actions in the body, for example, high stress reduction action, intestinal regulation action, and the like are obtained. Furthermore, a weight reduction effect can also be obtained by these actions.
[0022]
When using a plurality of green leaf powders, it is preferable to mainly include wheat or rice green leaf powders. In this case, the compounding ratio of green leaf powder other than wheat or rice is 0.1 to 10 parts by weight, preferably 0.1 to 5 parts by weight, more preferably 0.1 parts by weight with respect to 10 parts by weight of green leaf powder of wheat or rice. 3 to 1 part by weight. When the green leaf powder of wheat and rice is mixed and used, the compounding ratio of these green leaf powders is 1 to 20 parts by weight, preferably 3 to 5 parts by weight of green leaf powder of rice with respect to 10 parts by weight of green leaf powder of wheat. Part by weight, more preferably 5 to 10 parts by weight.
[0023]
(B) Soybean or its extract Another essential ingredient of the health food of the present invention is soybean or its extract. Examples of the soybean or extract thereof used in the present invention include, but are not limited to, a protein extract of soybean, soy milk, kinakome, okara flour, fermented soybean and the like. Moreover, as a form, it is preferable that it is a powder form.
[0024]
Soy contains isoflavones that promote bone synthesis and soy oligosaccharides that have an action to improve enteric bacteria. In addition, saponins contained in soybeans reduce cholesterol and prevent lipid oxidation. Furthermore, the protein contained in soybean not only inhibits absorption of cholesterol but also has an effect of promoting absorption of calcium. These components prevent bone aging, which tends to occur during dieting, and have a weight-reducing effect and an intestinal regulating action. Furthermore, soybean or its extract has a high palatability peculiar to soybean.
[0025]
(C) Brown sugar Another essential component of the health food of the present invention is brown sugar. Brown sugar is a concentrate of juice obtained by boiling down juice such as sugar cane and sugar beet. Unlike refined sucrose and other sucrose, it is a sugar containing saccharide containing components other than sucrose, so-called molasses. Moreover, only the molasses of a by-product produced when manufacturing super white sugar may be sufficient. Moreover, as a form, it is preferable that it is a powder form. The brown sugar used in the present invention preferably has a high molasses content. This is because molasses not only has high palatability but also contains about 5 to 20% by weight of non-saccharide components such as vitamins B1, B2, magnesium, and potassium. These components have an effect of suppressing the absorption of carbohydrates, an effect of suppressing an increase in blood sugar level, a weight-reducing effect due to a lowering action of cholesterol and neutral fat, a blood pressure lowering action due to potassium, and a stress reducing effect due to magnesium.
[0026]
(D) Water-soluble dietary fiber The health food of the present invention may further contain water-soluble dietary fiber. The above (A) green leaf powder contains dietary fiber, most of which is insoluble dietary fiber. Insoluble dietary fiber has an effect of preventing colon cancer and improving the intestinal environment, but by adding water-soluble dietary fiber to this, the effects of suppressing absorption of cholesterol and suppressing increase in postprandial blood glucose level are enhanced. . For this reason, synergistic effects such as intestinal regulation, antistress, and weight loss can be obtained.
[0027]
Examples of the water-soluble dietary fiber used in the dietary fiber of the present invention include pectin, guar gum, psyllium, galactomannan, xyloglucan, locust bean gum, glucomannan, sodium alginate, chondroitin sulfate, low molecular weight alginic acid, low molecular weight guar gum, indigestible Dextrin, polydextrose, pullulan, fipalon, chondroitin sulfate and the like. In addition to these refined products, other food materials containing a large amount of water-soluble dietary fiber are also used as the water-soluble dietary fiber of the present invention.
[0028]
(E) Lactic acid bacteria In addition to the above components, lactic acid bacteria may also be contained. Thereby, in combination with the insoluble dietary fiber of green leaf powder, soybean oligosaccharide, and soybean protein, a synergistic bowel regulation effect is obtained.
[0029]
Examples of lactic acid bacteria include Lactobacillus acidophilus, Lactobacillus casei, Lactobacillus bulgaricus, Streptococcus thermophilus, Streptococcus faecalis, Streptococcus faecium, Bacillus coagulans, Bifidobacterium longum (Bifidobacterium longum), and the like. In the case of using lactic acid bacteria, a dry powder of lactic acid bacteria that has been cultivated in an appropriate medium and then lyophilized is preferable in that it can grow when given moisture.
[0030]
(F) Other components In the health food of the present invention, for the purpose of supplying calcium into the body, a calcium-containing material (for example, eggshell calcium, coral calcium, pearl powder, etc.) and reduced maltose and / or lactose are further contained. Contained. Reduced maltose and / or lactose can increase the in vivo absorption (utilization) rate of calcium more effectively in combination with the soybean protein and isoflavone in the soybean of (B) above.
[0031]
In addition to the health food of the present invention, high blood pressure, liver disease, kidney disease, diabetes, gastrointestinal disease, allergy, osteoporosis, constipation, fatigue, skin aging, anemia, decreased energy, cerebrovascular disease, cardiovascular disease, It can contain food ingredients commonly used by those skilled in the art that are known to prevent neurological sensitivity and to relieve those symptoms.
[0032]
(G) Health food of the present invention The health food of the present invention comprises (A) 10 to 10 parts by weight of green leaf powder, and (B) 0.1 to 10 parts by weight of soybean or its extract, more preferably 0.5. -5 parts by weight, more preferably 0.5-1 part by weight. (C) Brown sugar contains 0.01-5 weight part with respect to 10 weight part of (A) green leaf powder, Preferably it is 0.05-2 weight part, More preferably, it contains 0.1-2 weight part. (D) The water-soluble dietary fiber is preferably contained in an amount of 1 to 50 parts by weight, more preferably 3 to 20 parts by weight, based on 10 parts by weight of (A) green leaf powder. (E) Lactic acid bacteria are preferably 0.01 to 1 part by weight, more preferably 0.1 to 0.5 part by weight, and more preferably 0.2 to 1 part by weight with respect to 10 parts by weight of (A) green leaf powder. Part contained. (F) Among other components, the calcium-containing material is preferably contained in an amount of 1 to 20 parts by weight, more preferably 2 to 10 parts by weight with respect to 10 parts by weight of the green leaf powder. The reduced maltose and / or lactose is contained in an amount of preferably 10 to 300 parts by weight, more preferably 20 to 200 parts by weight with respect to 10 parts by weight of calcium. In addition, these values are all values as dry powder, and when liquid or wet lactic acid bacteria are used, these values are converted to dry weight.
[0033]
The health food of the present invention containing each component at the above blending ratio can be used as it is, or an excipient, a bulking agent, a binder, a thickener, an emulsifier, a colorant, a fragrance, a food additive, a seasoning, etc. Can be mixed with. For example, as a nutritional supplement, royal jelly, vitamins, protein, chitosan, lecithin and the like are blended, and a sugar solution and seasoning can be further added to adjust the taste. These can be formed as hard capsules, soft capsules such as soft capsules, tablets, or pills, or in the form of powders, granules, baskets, or the like, as necessary. These may be eaten as they are or may be drunk in water, hot water, milk or the like according to the shape or preference.
[0034]
The health food of the present invention thus obtained is excellent in palatability. By containing at least (A) green leaf powder, (B) soybean or its extract, and (C) brown sugar, synergistic intestinal effect, weight loss effect, A stress effect and an effect of suppressing fat accumulation can be obtained. In order to obtain a diet effect, it is preferable to take 5 to 30 g of a diet food having the above-mentioned mixing ratio per day.
[0035]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described with reference to examples, but it goes without saying that the present invention is not limited to these examples.
[0036]
(Example of green leaf powder preparation)
Wash the green leaves of barley, rice, millet, millet, and millet respectively, remove the adhering mud etc., cut these green leaves into about 10 cm, put 10 kg into 100 liters of water, immerse, Heating (branching treatment) was performed at 90 to 100 ° C. for 3 minutes.
[0037]
Next, the blanched green leaves were immediately immersed in cold water at 4 ° C. for 1 minute and cooled. Subsequently, the cooled green leaves were centrifuged for 30 seconds to dehydrate. The dehydrated green leaves are dried in warm air at 60 ° C. for 10 hours in a dryer so that the moisture content is 5% or less, and then pulverized by a pulverizer to the extent that 90% passes through 200 mesh. Each treated green leaf powder was obtained.
[0038]
(Examples 1-6: Preparation of food)
(A) various green leaf powders prepared by the above method, (B) kinako as soybean (Mukai Chishindo), (C) brown sugar (Ueno Sugar Co., Ltd.) as brown sugar, (D) difficult as water-soluble dietary fiber Digestible dextrin (Pine Fiber C; Matsutani Chemical Industry Co., Ltd.), (E) Lactic acid bacteria (Bifidobacterium longum; Morinaga Milk Industry Co., Ltd.), and (F) Reduced maltose (Hayashi Shoji Co., Ltd.) as other components Each was blended in the proportions shown in Table 1 to prepare granular powdered foods 1-6.
[0039]
(Comparative Examples 1-6: Preparation of food)
Among ingredients contained in the foods obtained in the above examples, foods 7 to 11 that do not contain kina powder or brown sugar and
[0040]
[Table 1]
[0041]
(Examples 7 to 12 and Comparative Examples 7 to 11: Evaluation of palatability)
5 g of each food obtained in Examples 1 to 6 and Comparative Examples 1 to 5 were prepared by suspending them in 100 mL of water and allowed to be taken by five men and women, and the preference test at that time was evaluated. Went. The evaluation of palatability was scored as follows.
[0042]
Can be drunk deliciously ... 4 points can be taken without a sense of incongruity ... 3 points can smell a green juice ... 2 points smells a green juice and cannot be drunk ... 1 The average score of 10 subjects was calculated. The results are shown in Table 2.
[0043]
[Table 2]
[0044]
From the results of Table 2, (A) green leaf powder, (B) soybean or extract thereof, and (C)
[0045]
(Examples 13 to 18 and Comparative Examples 12 to 17: Evaluation of weight loss effect in mice)
A 5-week-old ddy mouse was given a commercial feed for 20 weeks to be in an obese state due to lack of exercise. Next, 1 g of each of the above foods (0.5 g for Comparative Example 17) was suspended in 5 mL of purified water, and the suspension was twice a day (in the morning and morning) using a gastric sonde to a group of 5 mice. In the evening, it was administered for 14 days so as to be 5 mL / kg body weight. A control group to which only purified water was administered was also provided. All mice were given the same feed, and the daily food intake and body weight were measured, and the average food intake per body and the weight loss rate were obtained. The weight loss rate was determined by the following formula:
{(Body weight on test start-measured weight) / Body weight on test start} × 100 (%).
[0046]
The results are shown in FIG. 1 and FIG. FIG. 1 is a graph showing changes in the amount of food intake, a group that ingested
[0047]
FIG. 2 is a graph showing the weight loss rate. As can be seen from FIG. 2, the groups (Examples 13 to 18) ingesting
[0048]
(Examples 19 to 22: Evaluation of weight loss effect in human)
So far, a group of 10 volunteers who have failed to try dieting have ingested 20 g of
{(Weight before food intake) − (weight after 4 weeks of food intake)} / (weight before food intake) × 100 (%).
[0049]
The results are shown in Table 3. The values in the table are mean ± standard error.
[0050]
[Table 3]
[0051]
From the results in Table 3, it was found that each group that consumed any food had a tendency to lose weight and had a weight-reducing effect. In addition, volunteers who felt that there was a diet effect in the groups that took
[0052]
【The invention's effect】
Since the health food of the present invention has good palatability, eating the health food can reduce appetite and reduce nutrient intake, and can eliminate obesity, and each component can be used alone. Has a synergistic diet effect compared to the case of In addition, there is no stress, there is an intestinal regulating action, and a diet effect can be obtained very healthily.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing changes in food intake for 14 days in a group in which each food was administered to mice and a group in which purified water alone was administered.
FIG. 2 is a graph showing changes (decrease rate) in body weight for 14 days in a group in which each food was administered to mice and a group in which purified water alone was administered.
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