JP3644054B2 - Refrigerant evaporator - Google Patents
Refrigerant evaporator Download PDFInfo
- Publication number
- JP3644054B2 JP3644054B2 JP24365994A JP24365994A JP3644054B2 JP 3644054 B2 JP3644054 B2 JP 3644054B2 JP 24365994 A JP24365994 A JP 24365994A JP 24365994 A JP24365994 A JP 24365994A JP 3644054 B2 JP3644054 B2 JP 3644054B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- heat exchange
- inlet
- hole
- evaporator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B40/00—Subcoolers, desuperheaters or superheaters
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2500/00—Problems to be solved
- F25B2500/18—Optimization, e.g. high integration of refrigeration components
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は冷媒通路を金属薄板の積層構造により形成する積層型の冷媒蒸発器に関するもので、特に冷媒通路内を流れる内部冷媒同志で熱交換を行う副熱交換部を有する積層型の冷媒蒸発器に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、特開平5−196321号公報において、冷媒通路内を流れる内部冷媒同志で熱交換を行う副熱交換部を有する積層型の蒸発器を提案している。
上記公報記載のものは、通常の冷媒−空気間の熱交換をおこなう主熱交換部の他に、蒸発器入口側の冷媒と蒸発器出口側の冷媒とを熱交換させて、主熱交換部の入口タンク内に流入する冷媒の乾き度を小さくする、副熱交換部(冷媒−冷媒熱交換部)を設けている。
【0003】
この副熱交換部の作用により主熱交換部の入口タンク内に流入する冷媒の乾き度を大幅に小さくして、入口タンク内における冷媒が液単相に近い状態にすることにより、入口タンクから多数のチューブに冷媒を分配する際に、各チューブに均一に液冷媒を分配できる。しかも、各チューブ内面が液冷媒で覆われた状態となり、チューブ内面での熱伝達率が向上し、これらのことが相まって蒸発器の冷却性能を向上できるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本発明者らの実験検討によれば、上記公報記載のものでは、その製造に際して、副熱交換部(冷媒−冷媒熱交換部)を持つことに起因する冷媒内部洩れという特有の問題が生じることが分かった。すなわち、性能向上の心臓部となる副熱交換部(冷媒−冷媒熱交換部)にてろう付け不良等が生じると、蒸発器の入口側冷媒と出口側冷媒とが直接混合してしまう状態、つまり、副熱交換部の冷媒通路相互間での冷媒洩れ(以下内部洩れという)が発生することがある。この内部洩れが一旦発生すると、蒸発器の冷却性能が低下するのみならず、この蒸発器を用いた空調用冷凍サイクルが制御不能になる場合もある。
【0005】
ところで、蒸発器の入口側と出口側は本来、主熱交換部の冷媒通路を介して連通しているので、上記内部洩れの発生状態と、主熱交換部の冷媒通路を介した正規の連通状態との区別ができないので、上記内部洩れの有無を従来確認することができなかった。
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、冷媒通路内を流れる内部冷媒同志で熱交換を行う副熱交換部を有する積層型熱交換器において、内部洩れの有無を的確に検知できるようにすることを目的とする。
【0006】
また、本発明の他の目的は、蒸発器のコアサイズの変更(チューブ積層段数の変更、コア部長さの変更)に対しても、主熱交換部の複数チューブへの冷媒分配性を簡単な構成変更で容易に対応できる冷媒蒸発器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
請求項1記載の発明では、冷媒通路(7a)内を流れる冷媒と前記冷媒通路(7a)の外部を流れる被冷却流体とを熱交換させる主熱交換部(7)と、
前記主熱交換部(7)の冷媒通路(7a)の入口側に流入する冷媒と、前記主熱交換部(7)の冷媒通路(7a)の出口側から流出する冷媒とを熱交換させる副熱交換部(8)とを有し、
前記主及び副熱交換部(7、8)の冷媒通路(7a)は金属薄板(7b、8c)の積層構造により形成されており、
前記副熱交換部(8)において、前記主熱交換部(7)の冷媒通路(7a)の入口部(7c)に対向する部位に、冷媒入口穴(16)、およびこの冷媒入口穴(16)を閉塞可能な検査治具(17)を挿入するための治具挿入穴(19)が設けられており、
この治具挿入穴(19)には、この穴を密封するための密封部材(20)が装着されており、
さらに前記冷媒入口穴(16)の冷媒出口側に、前記冷媒入口穴部分とは別体で形成されたノズル(21)が配置されている冷媒蒸発器を特徴としている。
【0008】
請求項2記載の発明では、請求項1に記載の冷媒蒸発器において、前記冷媒入口穴(16)は、前記副熱交換部(8)のうち前記主熱交換部(7)側端部に配置された中間プレート(14)に設けられており、
また前記治具挿入穴(19)は、前記副熱交換部(8)のうち前記主熱交換部(7)とは反対側の端部に配置された端板(12)に設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明では、請求項1または2に記載の冷媒蒸発器において、前記ノズル(21)は、その先端部が前記主熱交換部(7)の冷媒通路(7a)の入口部(7c)内に挿入されるように配置されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の冷媒蒸発器において、前記ノズル(21)は非円形の絞り穴(21b)を有しており、
この非円形の絞り穴(21b)の方向が所定方向に向くように前記ノズル(21)が前記冷媒入口穴(16)に対して位置決めして固定されるようにしたことを特徴とする。
【0010】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0011】
【発明の作用効果】
請求項1〜4記載の発明によれば、上記技術的手段を有しているため、主熱交換部の冷媒通路と副熱交換部の冷媒通路との連通状態を検査治具により遮断して、副熱交換部の冷媒通路相互間の内部洩れの検査を確実に実施できる積層型の冷媒蒸発器を提供できる。
【0012】
しかも、前記冷媒入口穴の冷媒出口側に、前記冷媒入口穴部分とは別体で形成されたノズルを配置しているから、冷媒出口穴の形状は検査治具により閉塞しやすい円形状としても、別体のノズルにて主熱交換部の多数の冷媒通路への冷媒分配性を最適化する非円形の形状を自由に設定できる。
従って、本発明では、蒸発器のコアサイズの変更に対しても、別体ノズルの変更という簡単な構成変更で、最適な冷媒分配性を確保できる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明を図に示す実施例について説明する。図1は本発明による冷媒蒸発器を適用した自動車用空調装置の冷凍サイクルを示しており、1は圧縮機で、電磁クラッチ2を介して自動車用エンジン(駆動源、図示せず)により駆動されるものである。3は凝縮器で、圧縮機1から吐出された高温、高圧のガス冷媒を冷却ファン(図示せず)の送風空気と熱交換して冷却し、凝縮するものである。
【0014】
4は凝縮器3で凝縮した液冷媒を溜めて液冷媒のみをサイクル下流側へ導出する受液器、5は冷媒の減圧手段を構成する温度作動式膨張弁で、5aはその感温筒である。6は本発明による積層型の冷媒蒸発器である。
この蒸発器6は、冷媒通路7a内を流れる冷媒と前記冷媒通路7aの外部を流れる空調用送風空気(被冷却流体)とを熱交換させる主熱交換部7と、
この主熱交換部7の冷媒通路7aの入口側に流入する冷媒と、前記主熱交換部7の冷媒通路7aの出口側から流出する冷媒とを熱交換させる副熱交換部8とを有している。
【0015】
ここで、副熱交換部8において、8aは前記主熱交換部7の冷媒通路7aの入口側に流入する冷媒が流れる入口側冷媒通路を示し、8bは前記主熱交換部7の冷媒通路7aの出口側から流出する冷媒が流れる出口側冷媒通路を示す。従って、副熱交換部8は冷媒−冷媒熱交換部を構成することになる。一方、主熱交換部7は送風空気から冷媒が吸熱して蒸発する冷媒蒸発部(冷媒−空気熱交換部)を構成することになる。
【0016】
9は副熱交換部8の入口側冷媒通路8aと主熱交換部7の冷媒通路7aの入口部との間に蛇行状に形成された微小断面積の絞り通路で、一般にキャピラリチューブと称されている減圧手段の役割を果たす。但し、この絞り通路9による減圧度合いは膨張弁5の減圧度合いよりも小さく設定されており、この絞り通路9はその上流側と下流側との間に冷媒の圧力差を設けて、副熱交換部8における入口側冷媒通路8aの冷媒温度と、出口側冷媒通路8bの冷媒温度との間に、高低の温度差をつけることにより、両通路8a、8b間の熱交換を良好に行わせるものである。
【0017】
10は定圧弁で、冬季の如く冷凍サイクル熱負荷が著しく低下して、その前後の圧力差が設定値以下になると、開弁して受液器4からの液冷媒を所定量減圧して直接主熱交換部7の冷媒通路7aの入口に流入させるものである。
冬季の低負荷条件時には、凝縮器3での冷媒圧力と蒸発器6での冷媒圧力との差が小となり、絞り通路9の抵抗による圧力差が全体の圧力差の大半を占めることとなって、冷媒流量が小となり、かつ車室内空気を循環させる内気循環モードでは、小流量の冷媒が比較的高温の内気から吸熱して、主熱交換部7の出口冷媒温度が入口冷媒温度より高くなってしまうことがある。その結果、副熱交換部8で、主熱交換部7の出口冷媒により入口側冷媒を加熱するという不具合が生じる。
【0018】
そこで、このような低負荷条件下では、前記定圧弁10を開弁して、上記不具合の発生を防止するようにしてある。
前記主及び副熱交換部7、8及び絞り通路9は金属薄板の積層構造により形成されており、その具体的構造は基本的には特開平5−196321号公報と同じでよいので、以下積層構造の概略を図2、3により説明すると、主熱交換部7では、金属薄板7b、具体的にはアルミニュウム心材の両面にろう材をクラッドした両面クラッド材を所定形状に成形して、これを2枚1組として多数組積層した上で、ろう付けにより接合することにより多数の冷媒通路7aを並列に形成するものである。
【0019】
この多数の冷媒通路7aはそれぞれ図2、3の上方でUターンするU形状のものであり、この各U形状の冷媒通路7aの入口部及び出口部はそれぞれ通路下方部に形成された入口側タンク部7c、出口側タンク部7dの開口部にて相互にコア奥行き方向で連通するようになっている。
また、主熱交換部7では、隣接する冷媒通路7aの外面側相互の間隙にコルゲートフィン(フィン手段)11を接合して空気側の伝熱面積の増大を図るようになっている。
【0020】
同様に、副熱交換部8においても、金属薄板8c、具体的にはアルミニュウム心材の両面にろう材をクラッドした両面クラッド材を所定形状に成形して、これを多数枚積層してろう付けにより接合することにより、この多数枚の積層構造の金属薄板8cの間に、前記入口側冷媒通路8aと、出口側冷媒通路8bを交互に形成するようになっている。
【0021】
ここで、副熱交換部8の端板12には配管コネクタ部材13が接合されるようになっており、この配管コネクタ部材13には、膨張弁5で減圧された気液2相冷媒が流入する入口管13aと、蒸発器6から圧縮機1側へ吸入されるガス冷媒が流出する出口管13bと、絞り通路9の下流側を定圧弁10の下流側に接続する接続管13cとが配設されている。
【0022】
そして、この入口管13aからの冷媒は、金属薄板8cの上部に形成された、入口側冷媒通路8aの入口側タンク部8dに流入するようになっており、この入口側タンク部8dはそれ自身の開口部にてコア奥行き方向に連通している。
一方、金属薄板8cの下部に入口側冷媒通路8aの出口側タンク部8eが形成されており、この出口側タンク部8eもそれ自身の開口部にてコア奥行き方向に連通している。そして、上部の入口側タンク部8dから下部の出口側タンク部8eに向かって、入口側冷媒通路8aが蛇行状に形成されている。
【0023】
また、前記した絞り通路9は、主熱交換部7のうち最も副熱交換部8寄りの金属薄板7b′と、主、副両熱交換部7、8の中間に介在された肉厚の中間プレート14との間に形成されるようになっている。
副熱交換部8の入口側冷媒通路8aの出口側タンク部8eから流出した冷媒は中間プレート14に形成された通路穴(図示せず)を通り、次に絞り通路9の入口部9aに流入する。そして、この絞り通路9を通過した後、絞り通路9の出口部9bから冷媒は中間プレート14に形成された別の通路穴14b(図7参照)を通り、再度副熱交換部8側へ流入し、その中継タンク部8iを通過して中間プレート14に形成されたさらに別の通路穴、すなわち後述の冷媒入口穴16を通り、さらに別体ノズル21を通り、主熱交換部7の入口側タンク部7cに流入する。
【0024】
そして、ここから冷媒は主熱交換部7の各冷媒通路7aをUターン状に流れ、その後出口側タンク部7dに集合するようになっている。
この出口側タンク部7dに集合した冷媒は、中間プレート14に形成された別の通路穴14a(図8(b)参照)を通り、副熱交換部8の金属薄板8cの下部に形成された、出口側冷媒通路8bの入口側タンク部8fに流入するようになっており、この入口側タンク部8fはそれ自身の開口部にてコア奥行き方向に連通している。一方、金属薄板8cの上部に出口側冷媒通路8bの出口側タンク部8gが形成されており、この出口側タンク部8gもそれ自身の開口部にてコア奥行き方向に連通している。そして、下部の入口側タンク部8fから上部の出口側タンク部8gに向かって、出口側冷媒通路8bが略直線状に形成されている。
【0025】
副熱交換部8において、入口側冷媒通路8aと出口側冷媒通路8bは多数枚積層された金属薄板8cの表裏両側に交互に形成されている。出口側冷媒通路8bの出口側タンク部8gから冷媒は配管コネクタ部材13の出口管13bへ流出する。15は主熱交換部7の端板である。
次に、図4により本発明の要部をなす副熱交換部8の内部洩れ(入口側冷媒通路8aと出口側冷媒通路8bとの区画接合部8hにろう付け不良等により隙間が生じて、冷媒が洩れる状態をいう)を検査するための構成を説明する。前記冷媒入口穴16は前記中間プレート14に設けられた、断面円弧状の円形打ち出し部(円形ノズル形状)を有する形状であって、図7に示すように主熱交換部7の入口側タンク部7cにノズル21を介して連通するものである。
【0026】
このノズル21は、中間プレート14とは別体で独立に形成されたもので、ろう材をクラッドしてないアルミニュウムベア材(A3003)で切削加工等により所定のノズル形状に形成されている。また、ノズル21は、その先端部が主熱交換部7の冷媒通路7aの入口側タンク部7c内に挿入されるように配置されている。
【0027】
ノズル21の形状としては、図8に示す例では円錐状の穴部21aの頂部に横長の楕円形状からなる絞り穴21bを設けている。この絞り穴21bの横長の楕円形状の方向は、主熱交換部7の冷媒通路7aへの冷媒分配性を改善するために冷媒入口穴16および入口側タンク部7cに対して所定の方向に規定する必要がある。 そのために、図8の例では、ノズル21の周方向の位置決め用手段として、ノズル21の外周部に溝部21cを形成するとともに、中間プレート14には入口冷媒穴16の外周側にピン16aを形成して、溝部21cにピン16aを嵌合することによりノズル21の周方向の位置決めを行うようにしてある。
【0028】
なお、溝部21cは、ノズル21の左右対称位置に2箇所設けて、ノズル21の組付方向が左右逆転しても、同一のノズル21を使用して対応できるようにしてある。
一方、副熱交換部8の端板12においては、上記冷媒入口穴16に対向する部位に穴12aが開けられており、この端板12の穴12aに検査治具17の取付座18が一体に接合されている。この取付座18は雌ねじ18aを有し、この雌ねじ18aにより、上記冷媒入口穴16を閉塞可能な検査治具17を挿入できる大きさを持った治具挿入穴19を設定している。
【0029】
上記検査治具17は、雄ねじ17aを外周部に形成した本体17bを有し、この本体17bには前記冷媒入口穴16を閉塞するように円錐状に形成された弁体17cと、この弁体17cに一体に結合された軸部17dが軸方向に移動可能に保持されている。
17eは弁体17cを外方側へ押圧するスプリング、17f、17gはシール用Oリング(シール部材)で、取付座18に検査治具17を装着したときに取付座18の治具挿入穴19を検査治具17により密封するためのものである。Oリング17gは本体17bの鍔状部17hの端面に配置されており、また他のOリング17fは本体17bの中心穴17iに配置されている。
【0030】
なお、Oリング17gを本体17bの鍔状部17hの端面に配置せずに、取付座18側に配置してもよい。
また、検査治具17としては、図4、5に示すスプリング17eにより弁体17cを冷媒入口穴16に押圧する形式のものの他に、図9に示すように弁体17cを軸部17dを介して本体17bに一体に連結し、本体17bの雄ねじ17aを取付座18の雌ねじ18aにねじ込むことにより、弁体17cを冷媒入口穴16の内周面に押し当てて、冷媒入口穴16を閉塞する形式のものであってもよい。
【0031】
図6において、20は治具挿入穴19を密封するための密封部材をなす蓋体で、雄ねじ20aを有し、この雄ねじ20aにより蓋体20は取付座18の雌ねじ18aに脱着可能に取付けられる。また、蓋体20は鍔状部20bを有し、この鍔状部20bの上端面にシール用Oリング(シール部材)20cを配置している。なお、このOリング20cを蓋体20の端面に配置せずに、取付座18側に配置してもよい。
【0032】
次に、上記構成において本実施例の冷媒蒸発器の製造方法及び冷媒洩れの検査方法について説明する。
本実施例では、蒸発器6をアルミニュウムの一体ろう付けで製造するようにしてあるので、冷間鍛造、切削加工等の必要な厚肉部品である配管コネクタ部材13及び取付座18、ノズル21、さらにはろう材の不要なコルゲートフィン11を除く他の薄板形状の部品は、すべてろう材(A4104)を心材(A3003)の両面にクラッドしたアルミニュウム両面クラッド材から成形されている。
【0033】
厚肉部品の配管コネクタ部材13、取付座18、およびノズル21と、コルゲートフィン11はろう材をクラッドしてないアルミニュウムベア材(A3003)で成形している。
以下製造方法を工程順に説明する。
1.主熱交換部7及び副熱交換部8のそれぞれ個別の組付工程
主熱交換部7においては、まず、入口タンク部7c、出口タンク部7dのバーリング形状部7e(図7、9参照)をかしめて口拡することによりコルゲートフィン11を挟む2つの金属薄板7b、7b(7b′)を一体化して、これらの三者11、7b、7b(7b′)を1ユニットしておく。しかるのち、端板15と、前記1ユニット化した金属薄板7b、7b、絞り通路9を形成する金属薄板7b′と、コルゲートフィン11と、を図2、3に示すごとき形態に積層して、主熱交換部7の組付を終える。
【0034】
副熱交換部8においては、前述の冷媒入口穴16を予め加工した中間プレート14、ノズル21、金属薄板8c、及び端板12を図2、3に示す形態に積層するとともに、治具挿入穴19を設定する雌ねじ18aを加工した取付座18及び配管コネクタ部材13を端板12に組付けて、副熱交換部8の組付を終える。
2.蒸発器6全体の組付工程
上記のように、それぞれ個別に組付けられた主熱交換部7と副熱交換部8とを、主熱交換部7が下方、その上方に副熱交換部8が位置するように、この両者7、8を積層して、この両者7、8の積層組付体を縦方向の組付治具により保持して、蒸発器6全体の積層状態を維持する。
3.蒸発器6全体の一体ろう付け工程
縦方向の組付治具により上記両熱交換部7、8の積層状態を維持しながら、この組付体を真空炉中に搬入して、アルミニュウムクラッド材のろう材融点以上に加熱して、組付体各部の接合部分をろう付けにより一体に接合し、蒸発器6全体を一体構造にする。
4.冷媒の外部洩れ検査工程
蒸発器6の外部への開口部は、図2、3、4に示す配管コネクタ部材13の入口管13a、出口管13b、接続管13c及び取付座18の治具挿入穴19の4箇所あるので、これらの開口部のうち1つを残して、他の3つの開口部を閉塞する。例えば、入口管13aのみ開口しておき、他の開口部はすべて適宜の盲蓋で閉塞しておく。但し、治具挿入穴19は蓋体20にて図6に示すように閉塞する。
【0035】
次に、蒸発器6を密閉室内に搬入し、入口管13aに洩れ検査用流体(例えばヘリウムガス)の供給装置を接続して、この検査用流体を所定圧力に加圧して入口管13aから蒸発器6の主、副両熱交換部7、8の冷媒通路7a、8a、8b内に供給し、蒸発器6外への流体洩れ(密閉室内への流体洩れ)の有無を検査する。
5.冷媒の内部洩れ検査工程
副熱交換部8においてろう付け不良等により入口側冷媒通路8aと出口側冷媒通路8bとが直接連通する状態が内部洩れ(図1の矢印Xはこの内部洩れを模式的に示す)であり、この内部洩れによる連通状態と、入口側冷媒通路8aと出口側冷媒通路8bとが主熱交換部7の冷媒通路7aを介して連通している正規の連通状態は、蒸発器6の本来の構成のままでは区別することができない。
【0036】
そこで、本例では、主熱交換部7の冷媒通路7aの入口部を閉鎖(図1のY部はその閉鎖部を示す)することにより、冷媒の内部洩れの検査を可能としている。すなわち、冷媒の外部洩れ検査工程で装着した蓋体20を取付座18から取り外して、その代わりに検査治具17の先端の弁体17cを取付座18の治具挿入穴19から副熱交換部8内に挿入し、検査治具17の雄ねじ17aを取付座18の雌ねじ18aにねじ込む。
【0037】
図5はこのねじ込みが終了した状態であり、この状態では、鍔状部17hのOリング17gが取付座18の端面に圧着して、この端面部分のシールを行う。また、中心穴17i部分のシールはOリング17fによって行われる。これと同時に、弁体17cが冷媒入口穴16の内周面に圧着してこの冷媒入口穴16を閉鎖する。この閉鎖部分は図1の閉鎖部Yに対応する。
【0038】
そして、接続管13cは適宜の盲蓋で閉塞し、出口管13bは開口したままにしておく。
しかるのち、蒸発器6を密閉室内に搬入し、入口管13aに洩れ検査用流体(例えばヘリウムガス)の供給装置を接続して、この検査用流体を所定圧力に加圧して入口管13aから蒸発器6の副熱交換部8の入口側冷媒通路8a内に供給し、副熱交換部8の入口側冷媒通路8aから出口側冷媒通路8bへの流体洩れ(出口管13bを通して密閉室内への流体洩れ)の有無を検査する。
【0039】
つまり、図1の矢印Xのような内部洩れがあるときは、出口管13bを通して密閉室内へ流体が洩れてくるので、内部洩れの発生を検知できる。
ここで、内部洩れの検査は、本例のように外部洩れを実施した後に行うことが重要である。なぜならば、内部洩れの検査は、本例とは逆に外部洩れの実施前に行うと、内部洩れ検査時に密閉室内に洩れ出た流体が、内部洩れによるものか、外部洩れによるものか判別できないからである。
【0040】
6.蓋体装着工程
外部洩れ検査及び内部洩れ検査により、洩れなしと判定された良品については、検査治具17を取付座18から取り外して、その代わりに蓋体20を図6に示すように取付座18にねじ込みで装着し、Oリング20cが取付座18の端面に弾性的に圧着することにより、この端面部分をシールして、取付座18のねじ部分から外部へ冷媒が洩れることを確実に防ぐ。
【0041】
以上により蒸発器6の骨格構造の製造を終了でき、この後は表面処理等の仕上げを行うことにより、蒸発器6の製造を完了できる。
なお、上述の例では、密封部材である蓋体20をねじにより脱着可能に取付座18に装着しているので、蒸発器6使用後でも、蓋体20を取り外して、検査治具17により冷媒入口穴16を閉鎖することにより、何回も内部洩れの検査を実施できるが、内部洩れの検査を製造工程時に行うだけでよい場合は蓋体20をねじ込み等の脱着可能な手段で取付座18に装着せず、かしめ、ろう付け等の手段で蓋体20を取付座18側に一体に固着するようにしてもよい。
【0042】
また、上述の例では、主熱交換部7の冷媒通路7aの入口部(冷媒入口穴16)を検査治具17で閉鎖して、入口管13aから検査用流体を加圧して供給するようにしたが、主熱交換部7の冷媒通路7aの出口部(冷媒入口穴16の代わりに冷媒出口穴を中間プレート12に設置する)を検査治具17で閉鎖して、出口管13bから検査用流体を加圧して供給するようにして、内部洩れの検査を行うことも可能である。
【0043】
ところで、上述した副熱交換部8における内部洩れの検査を確実に行うためには、中間プレート14の冷媒入口穴16の内周面に検査治具17の先端の弁体17cを密着させて、冷媒入口穴16を確実に閉鎖する必要がある。そのため、冷媒入口穴16は検査治具17の先端の弁体17cとのシール性を確保し易い円形状とする必要が生じ、その形状の選択の自由度がない。
【0044】
そこで、本例では、冷媒入口穴16部分とは別体で形成したノズル21を冷媒入口穴16の出口側に設置して、主熱交換部7における各冷媒通路7aへの冷媒分配性の改善(均一な冷媒分配)を図っている。
すなわち、主熱交換部7における各冷媒通路7aへの冷媒分配性の改善を図るためには、ノズル21による入口タンク7cへの冷媒噴出形態を主熱交換部7のコアサイズ(図2の寸法A、B)の変更に対応して最適形態に設定する必要があるが、本例では、冷媒入口穴16の出口側に別体で独立に形成したノズル21を設置しているので、このノズル21の交換により前記最適形態設定への対応を容易に行うことができる。
【0045】
ノズル21の形状としては、図8に示す例では円錐状の穴部21aの頂部に横長の楕円形状からなる絞り穴21bを設けており、そしてこの絞り穴21bの横長の方向は、前述した通り、溝部21cとピン16aとの嵌合により所定方向(図8の例では水平方向)に規定している。
また、絞り穴21bの形状は、上記横長の楕円形状の他に、長穴形状、長方形、三角形等の形状を必要に応じて採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明蒸発器を含む冷凍サイクル図である。
【図2】本発明蒸発器の一実施例を示す斜視図である。
【図3】図2の蒸発器の分解斜視図である。
【図4】図2、3の蒸発器において、検査治具挿入前の状態を示す要部断面図である。
【図5】図2、3の蒸発器において、検査治具挿入後の状態を示す要部断面図である。
【図6】図2、3の蒸発器において、検査治具の代わりに蓋体を装着した状態を示す要部断面図である。
【図7】図2、3の蒸発器において、検査治具挿入前の状態を示す要部断面図である。
【図8】(a)は図7に示すノズルの正面図、(b)はその断面図、(c)はノズルの組付位置関係を示す分解斜視図である。
【図9】検査治具の他の例を示す図で、検査治具挿入後の状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
6…蒸発器、7…主熱交換部、7a…冷媒通路、7b…金属薄板、
8…副熱交換部、8a…入口側冷媒通路、8b…出口側冷媒通路、
8c…金属薄板、14…中間プレート、16…冷媒入口穴(入口部)、
17…検査治具、19…治具挿入穴、20…蓋体(密封部材)、
21…ノズル。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a laminated refrigerant evaporator in which a refrigerant passage is formed by a laminated structure of thin metal plates, and more particularly, a laminated refrigerant evaporator having a sub-heat exchanging portion that exchanges heat between internal refrigerants flowing in the refrigerant passage. About.
[0002]
[Prior art]
In Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-196321, the applicant of the present application has proposed a stacked evaporator having a sub heat exchange section that exchanges heat between internal refrigerants flowing in the refrigerant passage.
In addition to the main heat exchanging part that performs heat exchange between the normal refrigerant and air, the above-mentioned publication describes that the refrigerant on the evaporator inlet side and the refrigerant on the evaporator outlet side exchange heat, and the main heat exchanging part An auxiliary heat exchange unit (refrigerant-refrigerant heat exchange unit) is provided to reduce the dryness of the refrigerant flowing into the inlet tank.
[0003]
By the action of this sub heat exchange part, the dryness of the refrigerant flowing into the inlet tank of the main heat exchange part is greatly reduced, so that the refrigerant in the inlet tank is in a state close to a liquid single phase. When distributing the refrigerant to a large number of tubes, the liquid refrigerant can be uniformly distributed to each tube. In addition, the inner surface of each tube is covered with the liquid refrigerant, the heat transfer coefficient on the inner surface of the tube is improved, and these can be combined to improve the cooling performance of the evaporator.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, according to the experimental study by the present inventors, in the above-mentioned publication, there is a specific problem of refrigerant internal leakage due to having a secondary heat exchange part (refrigerant-refrigerant heat exchange part) in the production. I found it to happen. That is, when brazing failure occurs in the auxiliary heat exchange part (refrigerant-refrigerant heat exchange part) which is the heart of performance improvement, the state where the inlet side refrigerant and the outlet side refrigerant of the evaporator are directly mixed, That is, refrigerant leakage (hereinafter referred to as internal leakage) may occur between the refrigerant passages of the auxiliary heat exchange unit. Once this internal leakage occurs, not only does the cooling performance of the evaporator deteriorate, but the air-conditioning refrigeration cycle using this evaporator may become uncontrollable.
[0005]
By the way, since the inlet side and the outlet side of the evaporator are originally communicated with each other through the refrigerant passage of the main heat exchange part, the occurrence of the internal leakage and the regular communication via the refrigerant passage of the main heat exchange part are performed. Since it cannot be distinguished from the state, it has not been possible to confirm the presence of the internal leakage.
The present invention has been made in view of the above points, and in a stacked heat exchanger having a sub heat exchange section that exchanges heat between internal refrigerants flowing in a refrigerant passage, it is possible to accurately detect the presence or absence of internal leakage. The purpose is to do.
[0006]
Another object of the present invention is to simplify the refrigerant distribution to the multiple tubes of the main heat exchanging part even when the core size of the evaporator is changed (change of the number of tube stacking stages, change of the length of the core part). An object of the present invention is to provide a refrigerant evaporator that can be easily adapted by changing the configuration.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention employs the following technical means.
In invention of Claim 1, the main heat exchange part (7) which heat-exchanges the refrigerant | coolant which flows through the inside of a refrigerant path (7a), and the to-be-cooled fluid which flows the exterior of the said refrigerant path (7a),
A sub-flow for exchanging heat between the refrigerant flowing into the inlet side of the refrigerant passage (7a) of the main heat exchange section (7) and the refrigerant flowing out from the outlet side of the refrigerant passage (7a) of the main heat exchange section (7). A heat exchange part (8),
The refrigerant passages (7a) of the main and sub heat exchange sections (7, 8) are formed by a laminated structure of thin metal plates (7b, 8c),
In the sub heat exchange section (8), a refrigerant inlet hole (16) and a refrigerant inlet hole (16) are formed in a portion of the main heat exchange section (7) facing the inlet section (7c) of the refrigerant passage (7a). ) Is provided with a jig insertion hole (19) for inserting an inspection jig (17) capable of closing.
The jig insertion hole (19) is equipped with a sealing member (20) for sealing the hole,
Furthermore, the refrigerant | coolant evaporator by which the nozzle (21) formed separately from the said refrigerant | coolant inlet hole part is arrange | positioned at the refrigerant | coolant outlet side of the said refrigerant | coolant inlet hole (16) is characterized.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the refrigerant evaporator according to the first aspect, the refrigerant inlet hole (16) is located at an end of the auxiliary heat exchange part (8) on the main heat exchange part (7) side. Provided in the arranged intermediate plate (14),
The jig insertion hole (19) is provided in an end plate (12) disposed at an end of the auxiliary heat exchange part (8) opposite to the main heat exchange part (7). It is characterized by that.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, in the refrigerant evaporator according to the first or second aspect, the tip of the nozzle (21) is an inlet portion (7a) of the refrigerant passage (7a) of the main heat exchange portion (7). 7c) is arranged so as to be inserted into the inside.
According to a fourth aspect of the present invention, in the refrigerant evaporator according to any one of the first to third aspects, the nozzle (21) has a non-circular throttle hole (21b),
The nozzle (21) is positioned and fixed with respect to the refrigerant inlet hole (16) so that the direction of the non-circular throttle hole (21b) is in a predetermined direction.
[0010]
In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis of each said means shows a corresponding relationship with the specific means of the Example description described later.
[0011]
[Effects of the invention]
According to invention of Claims 1-4, since it has the said technical means, the communication state of the refrigerant path of a main heat exchange part and the refrigerant path of a sub heat exchange part is interrupted | blocked by an inspection jig. Thus, it is possible to provide a stacked type refrigerant evaporator that can surely carry out an inspection of internal leakage between the refrigerant passages of the auxiliary heat exchange section.
[0012]
Moreover, since the nozzle formed separately from the refrigerant inlet hole portion is arranged on the refrigerant outlet side of the refrigerant inlet hole, the shape of the refrigerant outlet hole may be a circular shape that is easily closed by an inspection jig. The non-circular shape that optimizes the refrigerant distribution property to the large number of refrigerant passages of the main heat exchange section can be set freely with a separate nozzle.
Therefore, in the present invention, even when the core size of the evaporator is changed, the optimum refrigerant distribution can be ensured by a simple configuration change such as change of a separate nozzle.
[0013]
【Example】
The present invention will be described below with reference to embodiments shown in the drawings. FIG. 1 shows a refrigeration cycle of an automobile air conditioner to which a refrigerant evaporator according to the present invention is applied. Reference numeral 1 denotes a compressor, which is driven by an automobile engine (drive source, not shown) via an electromagnetic clutch 2. Is. Reference numeral 3 denotes a condenser, which cools and condenses the high-temperature and high-pressure gas refrigerant discharged from the compressor 1 by exchanging heat with blown air from a cooling fan (not shown).
[0014]
4 is a liquid receiver that stores the liquid refrigerant condensed in the condenser 3 and leads only the liquid refrigerant to the downstream side of the cycle, 5 is a temperature-actuated expansion valve that constitutes a pressure reducing means for the refrigerant, and 5a is a temperature sensing cylinder. is there. Reference numeral 6 denotes a stacked refrigerant evaporator according to the present invention.
The evaporator 6 includes a main
A sub
[0015]
Here, in the auxiliary
[0016]
9 is a narrow passage having a minute cross-sectional area formed in a meandering manner between the inlet side
[0017]
10 is a constant pressure valve. When the heat load of the refrigeration cycle is significantly reduced as in winter, and the pressure difference before and after that is less than a set value, the valve is opened and the liquid refrigerant from the liquid receiver 4 is depressurized by a predetermined amount directly. It is made to flow into the inlet of the
Under low load conditions in winter, the difference between the refrigerant pressure in the condenser 3 and the refrigerant pressure in the evaporator 6 is small, and the pressure difference due to the resistance of the
[0018]
Therefore, under such a low load condition, the
The main and auxiliary
[0019]
Each of the plurality of
In the main
[0020]
Similarly, in the auxiliary
[0021]
Here, a
[0022]
The refrigerant from the
On the other hand, an outlet
[0023]
Further, the
The refrigerant flowing out from the outlet
[0024]
And from here, a refrigerant | coolant flows through each
The refrigerant gathered in the outlet-
[0025]
In the auxiliary
Next, the internal leakage of the auxiliary
[0026]
The
[0027]
As the shape of the
[0028]
In addition, the
On the other hand, in the
[0029]
The
17e is a spring that presses the
[0030]
The O-ring 17g may be disposed on the mounting
Further, as the
[0031]
In FIG. 6,
[0032]
Next, a method for manufacturing the refrigerant evaporator and a method for inspecting refrigerant leakage in this embodiment will be described.
In this embodiment, since the evaporator 6 is manufactured by integrally brazing aluminum, the
[0033]
The thick-walled
Hereinafter, the production method will be described in the order of steps.
1. In the individual assembly process main
[0034]
In the auxiliary
2. Assembling process of the entire evaporator 6 As described above, the main
3. An integral brazing process for the entire evaporator 6. While maintaining the laminated state of the
4). Refrigerant External Leakage Inspection Process The opening to the outside of the evaporator 6 has an
[0035]
Next, the evaporator 6 is carried into the sealed chamber, a leakage inspection fluid (for example, helium gas) supply device is connected to the
5. Internal refrigerant leakage inspection process In the secondary
[0036]
Therefore, in this example, the internal leakage of the refrigerant can be inspected by closing the inlet portion of the
[0037]
FIG. 5 shows a state in which the screwing is completed. In this state, the O-ring 17g of the flange-shaped
[0038]
The connecting
After that, the evaporator 6 is carried into the sealed chamber, a leakage inspection fluid (for example, helium gas) supply device is connected to the
[0039]
That is, when there is an internal leak as indicated by an arrow X in FIG. 1, the fluid leaks into the sealed chamber through the
Here, it is important that the inspection for the internal leakage is performed after the external leakage is performed as in this example. This is because if the internal leak test is performed prior to the external leak, contrary to this example, it cannot be determined whether the fluid leaking into the sealed chamber during the internal leak test is due to an internal leak or an external leak. Because.
[0040]
6). For the good product determined to be free from leakage by the external leak inspection and internal leak inspection, the
[0041]
The manufacture of the skeleton structure of the evaporator 6 can be completed as described above, and thereafter the manufacture of the evaporator 6 can be completed by finishing the surface treatment or the like.
In the above-described example, the
[0042]
In the above example, the inlet portion (refrigerant inlet hole 16) of the
[0043]
By the way, in order to reliably inspect the internal leakage in the auxiliary
[0044]
Therefore, in this example, the
That is, in order to improve the refrigerant distribution property to each
[0045]
As the shape of the
Further, as the shape of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a refrigeration cycle diagram including an evaporator according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing an embodiment of the evaporator of the present invention.
FIG. 3 is an exploded perspective view of the evaporator of FIG.
4 is a cross-sectional view of a main part showing a state before the inspection jig is inserted in the evaporator of FIGS. 2 and 3. FIG.
5 is a cross-sectional view of the main part showing a state after the inspection jig is inserted in the evaporator of FIGS. 2 and 3. FIG.
6 is a cross-sectional view of a main part showing a state where a lid is attached instead of the inspection jig in the evaporator of FIGS.
7 is a cross-sectional view of a main part showing a state before the inspection jig is inserted in the evaporator of FIGS. 2 and 3. FIG.
8A is a front view of the nozzle shown in FIG. 7, FIG. 8B is a sectional view thereof, and FIG. 8C is an exploded perspective view showing a positional relationship of the nozzles.
FIG. 9 is a view showing another example of the inspection jig and is a cross-sectional view of the main part showing a state after the inspection jig is inserted.
[Explanation of symbols]
6 ... Evaporator, 7 ... Main heat exchange part, 7a ... Refrigerant passage, 7b ... Metal thin plate,
8 ... Sub heat exchange part, 8a ... Inlet side refrigerant passage, 8b ... Outlet side refrigerant passage,
8c ... Metal thin plate, 14 ... Intermediate plate, 16 ... Refrigerant inlet hole (inlet part),
17 ... Inspection jig, 19 ... Jig insertion hole, 20 ... Lid (sealing member),
21 ... Nozzle.
Claims (4)
前記主熱交換部の冷媒通路の入口側に流入する冷媒と、前記主熱交換部の冷媒通路の出口側から流出する冷媒とを熱交換させる副熱交換部とを有し、
前記主及び副熱交換部の冷媒通路は金属薄板の積層構造により形成されており、
前記副熱交換部において、前記主熱交換部の冷媒通路の入口部に対向する部位に、冷媒入口穴、およびこの冷媒入口穴を閉塞可能な検査治具を挿入するための治具挿入穴が設けられており、
この治具挿入穴には、この穴を密封するための密封部材が装着されており、
さらに前記冷媒入口穴の冷媒出口側に、前記冷媒入口穴部分とは別体で形成されたノズルが配置されていることを特徴とする冷媒蒸発器。A main heat exchanging section for exchanging heat between the refrigerant flowing in the refrigerant passage and the cooled fluid flowing outside the refrigerant passage;
A sub heat exchange section that exchanges heat between the refrigerant flowing into the inlet side of the refrigerant passage of the main heat exchange section and the refrigerant flowing out from the outlet side of the refrigerant path of the main heat exchange section,
The refrigerant passages of the main and sub heat exchange parts are formed by a laminated structure of metal thin plates,
In the auxiliary heat exchanging part, a refrigerant inlet hole and a jig insertion hole for inserting an inspection jig capable of closing the refrigerant inlet hole are provided in a part facing the inlet part of the refrigerant passage of the main heat exchanging part. Provided,
The jig insertion hole is equipped with a sealing member for sealing the hole,
Furthermore, the nozzle formed separately from the said refrigerant | coolant inlet hole part is arrange | positioned at the refrigerant | coolant outlet side of the said refrigerant | coolant inlet hole, The refrigerant evaporator characterized by the above-mentioned.
また前記治具挿入穴は、前記副熱交換部のうち前記主熱交換部とは反対側の端部に配置された端板に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷媒蒸発器。The refrigerant inlet hole is provided in an intermediate plate disposed at an end of the auxiliary heat exchange part on the main heat exchange part side,
2. The refrigerant according to claim 1, wherein the jig insertion hole is provided in an end plate disposed at an end of the auxiliary heat exchange portion opposite to the main heat exchange portion. Evaporator.
この非円形の絞り穴の方向が所定方向に向くように前記ノズルが前記冷媒入口穴に対して位置決めして固定されるようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の冷媒蒸発器。The nozzle has a non-circular aperture;
4. The nozzle according to claim 1, wherein the nozzle is positioned and fixed with respect to the refrigerant inlet hole so that the direction of the non-circular throttle hole is in a predetermined direction. The refrigerant evaporator as described.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24365994A JP3644054B2 (en) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | Refrigerant evaporator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24365994A JP3644054B2 (en) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | Refrigerant evaporator |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08110124A JPH08110124A (en) | 1996-04-30 |
JP3644054B2 true JP3644054B2 (en) | 2005-04-27 |
Family
ID=17107103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24365994A Expired - Fee Related JP3644054B2 (en) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | Refrigerant evaporator |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3644054B2 (en) |
-
1994
- 1994-10-07 JP JP24365994A patent/JP3644054B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08110124A (en) | 1996-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3591102B2 (en) | Stacked heat exchanger | |
JPH11281292A (en) | Lamination-type heat exchanger | |
JPH10238896A (en) | Lamination type evaporator | |
US6814135B2 (en) | Stacked-type evaporator | |
US5632161A (en) | Laminated-type evaporator | |
US20030192681A1 (en) | Heat exchanger having projecting fluid passage | |
JP3674058B2 (en) | Manufacturing method of stacked heat exchanger | |
JP4122670B2 (en) | Heat exchanger | |
US6230787B1 (en) | Stack type evaporator | |
JPH1019490A (en) | Heat-exchanger | |
JP3644054B2 (en) | Refrigerant evaporator | |
JP3674060B2 (en) | Manufacturing method of stacked heat exchanger | |
US20050039895A1 (en) | Heat exchanger having laminated tubes | |
JP3541432B2 (en) | Laminated heat exchanger, method of manufacturing the same, and method of inspecting leakage thereof | |
JP3635689B2 (en) | Refrigerant evaporator | |
JPH11337292A (en) | Heat exchanger | |
JPH07103683A (en) | Heat exchanger | |
JPH0814703A (en) | Refrigerant evaporator | |
JPH05157486A (en) | Heat exchanger | |
JP2000105091A (en) | Lamination type evaporator | |
JP7290030B2 (en) | Heat exchanger | |
JP3674057B2 (en) | Refrigerant evaporator | |
JP2000205785A (en) | Heat exchanger | |
JPH112475A (en) | Liquid tank mounting structure | |
JP2002323296A (en) | Heat exchanger |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050111 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050124 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |