JP3643293B2 - 適応等化器のトレーニング回路及びモデム装置並びに通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、周波数多重方式で通信するモデムに適用可能な適応等化器及びその適応等化器を用いた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
メタルケーブルを使用して高速のデータ通信を実現する技術としてADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)が開発されている。ADSL装置では、送信データは複数の周波数に数ビットづつ割り当てられ、IFFT(逆高速フーリエ変換)された後に伝送路へ送出される。以後の説明ではこの方式を周波数多重方式と呼ぶ。送信データは、IFFT処理の1単位毎に1シンボルとして区切られ、シンボル間の干渉をガードするためガードバンドを付加した信号が1シンボルとして送出される。例えば、ADSLの規格の一つであるG.Liteの場合、下りでは256サンプルのデータに16サンプルのガードバンドが付加される。実回線においてはシンボル間の干渉がガードバンドよりも長くなることが予想されるため、受信器においてシンボル間の干渉を低減させる適応等化器が備えられる。特開平7-516790号公報には適応等化器として用いられたFIR型フィルタのタップ係数を短時間に安定的に適応させる適応等化器のトレーニング回路が開示されている。
【0003】
図15はかかる適応等化器のトレーニング回路の機能ブロック図である。適応等化器のトレーニング時は、送信器200においてPRBS生成器201でPRBS(擬似ランダムシーケンス)信号を生成し、エンコーダ202でPRBS信号をエンコードして周波数域の信号X(D)を生成し、IFFT部203でX(D)を時間域の信号x(t)に変換してから伝送路204へ送出する。本明細書では周波数域信号一般を英大文字に(D)を付けた文字で表し、時間域信号一般を小文字に(t)を付けた文字で表す。
【0004】
ここで、伝送路204の離散時間インパルス応答をh(t)、混入雑音信号をn(t)とすると、受信器側で受ける信号y(t)は(1)式で表現される。
【0005】
y(t)=x(t)*h(t)+n(t) …(1)
なお、「*」は畳み込み演算を表す。
【0006】
受信器側のトレーニング回路205では、適応等化器が一定長vタップ以内のインパルス応答長に等化し得るインパルス応答の周波数域ベクトルをターゲットとして目標インパルス応答Bw(D)の値を漸近的に更新する。そのために、PRBS生成器206が送信器側と同期してPRBS信号を生成し、エンコーダ207がPRBS信号を信号X(D)に変換し、目標インパルス応答更新部208が更新目標インパルス応答Bu(D)を算出する。
【0007】
目標インパルス応答更新部208では、受信信号y(t)をFFT(高速フーリエ変換)して周波数域の受信信号Y(D)を得、(2)式にしたがって適応等化器通過後の受信信号と本来受信すべき信号の差を示す目標インパルス応答Bu(D)を計算する。
【0008】
Bu(D)=Y(D)×Ww(D)/X(D) …(2)
なお、Ww(D)はFIR型フィルタのタップ係数である。
【0009】
目標インパルス応答時間窓部209では、目標インパルス応答Bu(D)にIFFT処理を加えて時間域の信号に変換した後、一定長vタップの時間窓でタップ係数bw(t)を抜き出し、さらにタップ係数bw(t)にFFT処理を加えて周波数域の一定長vタップの目標インパルス応答信号Bw(D)に変換する。
【0010】
タップ係数更新部210では、X(D)、Bw(D)、Y(D)、Ww(D)を用いて(3)式からエラーを算出し、LMS法(最小二乗法)によりエラーE(D)を最小とするタップ係数Wu(D)を得る。
【0011】
E(D)=X(D)×Bw(D)−Y(D)×Ww(D) …(3)
Wu(D)の更新は、
Wu(D)=Ww(D)+2μ×E(D)×X*(D) …(4)
なお、μはLMSのステップサイズ、X*はXの複素共役を示す。
【0012】
タップ係数時間窓部211では、更新されたWu(D)を実際の信号受信時に計算するタップ数長だけ切りとってWw(D)の値とする。
【0013】
上記適応等化器のトレーニングでは、送信器側と受信器側で同期してPRBSを繰り返し生成し、トレーニング回路205でエラーE(D)がしきい値以内になるまで上記手順を繰り返して最終的に得られたタップ係数Ww(D)を適応等化器のタップ係数として用いる。これにより、劣悪な伝送路においてもそのインパルス応答を十分に短くなるように等化し、シンボル間干渉とチャネル間干渉とを除去することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記適応等化器は、目標インパルス応答更新部208で1回FFT処理し、目標インパルス応答時間窓部209で1回IFFT処理及びFFT処理し、タップ係数更新部210で2回FFT処理し、さらにタップ係数時間窓部211で1回IFFT処理し、上記演算をシンボル毎に繰り返しているので、演算量が膨大になるといった問題と、時間域と周波数域を往復して計算しているためフィルタ係数に誤差が含まれて信頼性が低下する問題とがあった。
【0015】
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、トレーニング過程におけるエラー計算およびタップ係数の更新を時間域で行うことにより、トレーニング期間の演算量を大幅に圧縮することができ、且つ演算誤差が混入せず、タップ係数を安定的に収束させることができる適応等化器のトレーニング回路及びそれを用いたモデム装置並びに通信装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、トレーニングを時間域で直接演算することにより、FFTを介することなく、伝送路の回線ゆがみをFIRフィルタw(t)、FIRフィルタb(t)で適応等化する。このために、送信器側と同一のトレーニング信号を発生する手段と、トレーニング開始段階で受信されたトレーニング信号と自身で発生したトレーニング信号との時間的なずれを補正する補正手段と、エラー信号により更新される可変タップ係数と自身で発生したトレーニング信号の畳み込み演算により目標信号を算出する目標信号応答更新手段と、エラー信号により更新されるタップ係数と受信されたトレーニング信号の畳み込み演算を行い、畳み込み演算結果と前記目標信号との差分を時間域で算出して前記エラー信号を生成するタップ係数更新手段とを備えた構成とし、前記タップ係数更新手段のタップ係数が収束条件に達するまでトレーニングを繰り返すものとする。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の態様は、適応等化器のタップ係数をトレーニングするためのトレーニング回路であって、トレーニング過程におけるエラー計算とタップ係数の更新を時間域で行う適応等化器のトレーニング回路である。
【0018】
このような適応等化器のトレーニング回路によれば、エラー計算とタップ係数の更新を時間域で直接演算することにより、FFTを介することなく、伝送路の回線ゆがみをFIRフィルタw(t)、FIRフィルタb(t)で適応等化することができ、トレーニング期間の演算量を大幅に圧縮することができ、且つ演算誤差が混入せず、タップ係数を安定的に収束させることができる。
【0019】
本発明の第2の態様は、送信器側と同一のトレーニング信号を発生する手段と、トレーニング開始段階で受信されたトレーニング信号と自身で発生したトレーニング信号との時間的なずれを補正する補正手段と、エラー信号により更新される可変タップ係数と自身で発生したトレーニング信号の畳み込み演算により目標信号を算出する目標信号応答更新手段と、エラー信号により更新されるタップ係数と受信されたトレーニング信号の畳み込み演算を行い、畳み込み演算結果と前記目標信号との差分を時間域で算出して前記エラー信号を生成するタップ係数更新手段とを具備し、前記タップ係数更新手段のタップ係数が収束条件に達するまでトレーニングを繰り返す適応等化器のトレーニング回路である。
【0020】
このような適応等化器のトレーニング回路によれば、目標信号応答更新手段及びタップ係数更新手段におけるタップ係数の更新が時間域で行われると共に、タップ係数更新手段におけるエラー計算までも時間域で行われることから、トレーニング期間の演算量を大幅に圧縮することができ、且つ演算誤差が混入せず、タップ係数を安定的に収束させることができる。
【0021】
本発明の第3の態様は、第2の態様の適応等化器のトレーニング回路において、前記補正手段は、伝送路を経て受信したトレーニング信号のインパルス応答を計算する初期インパルス応答算出手段と、計算されたインパルス応答の最大パワー領域を検出し、当該検出位置に基づいて受信されたトレーニング信号と自身で発生したトレーニング信号との時間的なずれ量を検知する初期インパルス応答時間窓手段と、検出されたずれ量をもとに受信されたトレーニング信号の時間軸をシフトする時間軸シフト手段とを具備するものとした。
【0022】
これにより、最初に計算したインパルス応答の最大パワー領域に基づいて以降に受信するトレーニング信号の時間軸をシフトさせて自身で発生するトレーニング信号の先頭と合わせた上でエラー計算するので、インパルス応答の計算は最初の1回で良い事からトレーニング過程での計算量を大幅に圧縮できる。
【0023】
本発明の第4の態様は、第3の態様の適応等化器のトレーニング回路において、前記初期インパルス応答算出手段で計算されたインパルス応答の最大パワー領域の信号波形を、前記目標信号応答更新手段におけるタップ係数の初期値として与えるものとした。
【0024】
これにより、インパルス応答の最大パワー領域の信号波形をタップ係数の初期値として与えるようにしたので、目標信号の変動が少なくなり、一般にタップ係数の収束が早くなり、収束後のエラー量も少なくなる。
【0025】
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様の適応等化器のトレーニング回路において、伝送路を経て受信されたトレーニング信号を加算平均する加算平均手段を備え、タップ係数を更新するための受信されたトレーニング信号として加算平均後の信号を用いるものとした。
【0026】
これにより、雑音信号に影響されることなく安定したトレーニングを行うことができ、特に、シンボル毎に同一パターンが繰り返されるようなトレーニング信号の場合には効果的である。
【0027】
本発明の第6の態様は、複数の周波数を使用する周波数多重方式で信号を送受信するモデム装置であって、第1から第5のいずれかに記載の適応等化器のトレーニング回路を備えたモデム装置である。
【0028】
本発明の第7の態様は、第6の態様のモデム装置を搭載したことを特徴とするADSL端末側装置である。
【0029】
本発明の第8の態様は、第6の態様のモデム装置を搭載したことを特徴とするADSL局側装置である。
【0030】
本発明の第9の態様は、第6の態様のモデム装置を搭載したことを特徴とする通信装置である。
【0031】
以下、本発明に係る適応等化器の実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。
【0032】
(実施の形態1)
本発明に係る適応等化器のトレーニング回路を備えたモデム装置について説明する前に、図14を参照して本モデム装置を介して構築される回線接続形態の一例について簡単に説明する。
【0033】
通信事業者の収容局としての電話局からユーザ宅となる加入者宅までは銅線ケーブル21で接続される。加入者宅では、スプリッタ22を介して電話器23とADSL端末側装置24とが接続される。また、ADSL端末側装置24に10BASE−T等のローカルネットワーク25を経由して通信端末装置としてのパーソナルコンピュータ26が接続されている。電話局では、ADSL局側装置27を介して交換機28とハブ(又はルータ)29が接続されている。
【0034】
通信端末装置26がデータ通信を行う場合は、ADSL端末側装置24と電話局のADSL局側装置27との間でADSL方式の規格に準拠したトレーニング信号が送信されることになる。本実施の形態では、本モデム装置は加入者宅のADSL端末側装置24に搭載されているものとして説明するが、電話局のADSL局側装置27に搭載してもよい。なお、スプリッタ22はADSL端末側装置24に内蔵することができ、ADSL方式の規格がG.Liteの場合であればスプリッタは付けなくてもよい。
【0035】
図1は送信器300と受信器305とから構成され、両者を結合する伝送路304の伝達特性に対応して受信器305に備えられるモデム装置の適応等化器のタップ係数をトレーニングする通信システムの全体図である。受信器305は、図14におけるADSL端末側装置に内蔵されており、本発明に係る適応等化器が適用されている。
【0036】
適応等化器のトレーニングにはPRBS信号を用いる。そのために、送信器300ではPRBS生成器301で生成されたPRBS信号をエンコーダ302でエンコードして周波数域の信号X(D)を生成する。信号X(D)をIFFT部303で時間域の信号x(t)として伝送路304に送出される。このとき、伝送路304の離散時間インパルス応答をh(t)、混入雑音信号をn(t)とするとき、受信器305で受信される信号y(t)は、
y(t)=x(t)*h(t)+n(t)
と表現される。
【0037】
一方、受信器305においても送信器側と同期してPRBS生成器306、エンコーダ307により信号X(D)を生成し、初期インパルス応答算出部308へ入力して初期インパルス応答Bu(D)を計算している。
【0038】
初期インパルス応答算出部308は、図2に示す機能ブロックにて構成されており、FFT部400が受信信号y(t)をFTTして周波数域の信号Y(D)に変換し、除算器401が下式にて初期インパルス応答Bu(D)を計算する。
【0039】
Bu(D)=Y(D)×Ww(D)/X(D)
なお、W w (D)はFIR型フィルタのタップ係数である。
ここまでの処理は上述した従来例とほぼ同様であるが、従来例においては目標インパルス応答Bu(D)をシンボル毎に算出し更新していく必要があるのに対して、本実施の形態においては最初に一度インパルス応答を求めれば後のシンボルにおいてインパルス応答の算出は不要となる。
【0040】
初期インパルス応答算出部308で得られたインパルス応答Bu(D)は、初期インパルス応答時間窓部309に送られる。受信器側ではトレーニング開始前にはy(t)のサンプル開始位置が不明であるため、最初はランダムなサンプル開始位置からあらかじめ取り決められたサンプル数を繰り返しサンプリングしている。初期インパルス応答算出部308で初期インパルス応答を求め、初期インパルス応答時間窓部309でインパルス応答の最大振幅位置までのシフト量Dnを検出して、受信器側はサンプリング開始位置をシフト量Dnだけ修正してからサンプリングを開始する。
【0041】
図7は初期のサンプリング開始位置とインパルス応答位置との関係を示す図である。初期インパルス応答時間窓部309は、サンプリング開始位置をインパルス応答の最大振幅位置までシフトさせる処理と、目標インパルス応答の初期値b0(t)を計算する処理とを実行する。なお、本実施の形態では初期値b0(t)は使用しない。
【0042】
図3は初期インパルス応答時間窓部309の機能ブロック図である。初期インパルス応答時間窓部309では、IFFT部500によってインパルス応答Bu(D)を時間域の信号bu(t)に変換する。そして、時間窓実行部501においてbu(t)の最大振幅部分を一定タップ長だけ切り取り、切り取った最大振幅部分を目標インパルス応答の初期値b0(t)として出力する。
【0043】
また、初期インパルス応答時間窓部309では、シフト数算出部502が初期のサンプリング開始位置からインパルス応答の最大振幅位置までの距離をずれDnとして計算する。本実施の形態においては適応等化トレーニングのエラーを時間域で実行するため、従来例と異なりトレーニング開始前にサンプル開始位置を補正する必要がある。但し、サンプル開始位置のズレがw(t),b(t)のタップ数よりも小さければ、そのズレはタップ係数によって吸収できる。したがって、一旦サンプルの開始位置が補正されればその後繰り返しインパルス応答を計算する必要はなくなる。
【0044】
時間軸シフト部310は、図4に示す機能ブロックで構成されており、入力信号y(t)をシフトレジスタ700に順次記憶していき、読み出し位置制御部701がシフトレジスタ700からの読み出し位置を上記計算したシフト量Dnだけシフトさせることで、受信信号y(t)のサンプル開始位置をx(t)の先頭と合わせる。
【0045】
一方、受信器側で生成した信号X(D)は同時にIFFT部312を介して目標信号応答更新部311にも入力している。目標信号応答更新部311は、IFFT部312によって時間域の信号x(t)に変換されたPRBS信号とタップ係数b(t)との畳み込み演算を行う。
【0046】
図5は目標信号応答更新部311の機能ブロック図である。タップ係数b(t)更新部800では、タップ係数更新部313で求められた時間域のエラー量e(t)によって再帰的に更新する。更新時の計算は、タップ係数b(t)の更新は(5)式にしたがって行われる。
【0047】
bn(t)=bn-1(t)+μ1・e(t)・x(t) …(5)
なお、μ1はb(t)更新時のステップサイズを示す。
【0048】
図6は、タップ係数更新部313の機能ブロック図である。タップ係数更新部313は畳み込み部901において受信信号y(t)とタップ係数w(t)の畳み込み演算を行う。減算器902は、畳み込み演算結果[y(t)*w(t)]と、目標信号応答更新部311より送られてきた目標信号[x(t)*b(t)]との差をサンプル毎に計算し、計算結果をエラー量e(t)として目標信号応答更新部311及びタップ係数w(t)更新部900へフィードバックしている。そして、e(t)を毎サンプル単位に計算してタップ係数w(t)更新部900とタップ係数b(t)更新部800にフィードバックし、w(t)とb(t)を再帰的に更新していくことで適応等化器タップ係数w(t)を収束させていく。w(t)の更新時の計算は、(6)式で示される。
【0049】
wn(t)=wn-1(t)+μ2・e(t)・y(t) …(6)
なお、μ2はw(t)更新時のステップサイズを示す。
【0050】
上述した図15の適応等化器のトレーニング回路では、ADSL方式の通信において、伝送路のインパルス応答がガードバンド信号より長くなった部分を周波数域のエラーE(D)として求め、受信信号Y(D)と周波数域トレーニングベクトルX(D)を参照しながら目標インパルス応答の値と適応等化器のタップ係数の値を交互に漸近的、再起的に更新し、これを繰り返すことによってタップ係数の収束値を求めていくものであったが、本実施の形態ではガードバンド部を外れたインパルス応答だけをエラーとして考えるような直接的な手法ではないが、b(t)のタップ係数によるx(t)信号のフィルタがガードバンド信号部分のインパルス応答を模することとなり、トレーニングの結果としてシンボル間の干渉を低減するタップ係数をトレーニングすることが可能となる。
【0051】
このような本実施の形態によれば、トレーニング過程におけるエラー計算およびタップ係数の更新を時間域で行うため、FFT/IFFTの定期的な演算が不要であり、トレーニングの演算量を大幅に圧縮することができる。また従来例のように時間域と周波数域の変換を行ないながらのトレーニングでは、FFTの演算精度誤差により図8に示すような変換時のエラー誤差が最後まで残ってしまうが、本実施の形態では時間域での演算のみで収束させていくためタップ係数の安定的な収束を得ることが可能である。
【0052】
(実施の形態2)
本実施の形態は、適応等化器のタップ係数b(t)を正常に収束させるために初期インパルス応答時間窓部で得た目標インパルス応答の初期値b0(t)を、目標信号応答更新部にタップ係数b(t)の初期値として入力する。
【0053】
図9は受信器1100に備えられる適応等化器のタップ係数をトレーニングする通信システムの全体図である。なお、上記実施の形態1の各部と同一機能を有する部分には同一符号を付している。
【0054】
受信器1100では、初期インパルス応答時間窓部1101で得た目標インパルス応答の初期値b0(t)が、目標信号応答更新部1102にタップ係数b(t)の初期値として入力する。その他の構成は上記実施の形態と同じである。図10に初期インパルス応答時間窓部1101のブロック図を示し、図11に目標信号応答更新部1102のブロック図を示している。初期インパルス応答時間窓部1101の時間窓実行部1201が算出した初期値b0(t)が、目標信号応答更新部1102のタップ係数b(t)更新部1300に初期値として与えられている。
【0055】
ここで、従来例においてはBw(D),Ww(D)の係数が0に収束しないようBw(D)又はWw(D)にノーマライズしていた。本発明においてもb(t)の初期値が例えば[0...1 0 1...0]のように設定すると、b(t)のタップ係数がロウパスフィルタの役割を行ってしまい、目標インパルス応答の高域成分が減少してしまうためタップ係数が正常に収束しなくなってしまう。b(t),w(t)をそれぞれ[0...0 1 0...]のようにセンタータップに1を立てるようにすればタップ係数は収束するが、それでもb(t),w(t)の更新時のステップサイズμ1,μ2の値に注意しないとうまく係数が収束しない。これは、b(t),w(t)が同時に更新され、2つのタップ係数がお互いの目標到達数値に漸近的に近づいてくためである。
【0056】
本実施の形態では、このような問題を避けるためにタップ係数b(t)の初期値として、初期インパルス応答時間窓部1101で求めたb0(t)を初期値として与えている。このような初期値b0(t)を与えた場合におけるタップ係数b(t)の収束値は、インパルス応答の最大パワー振幅波形に類似したものになることがシミュレーションによって確認されている。したがって、初期インパルス応答時間窓部1101で求めたb0(t)をb(t)の初期値として与え、b(t)の更新時のステップサイズμ1をw(t)の更新時のステップサイズμ2よりも小さく設定することで、目標信号の変動が少なくなり、一般にタップ係数の収束が早くなり、収束後のエラー量も少なくなる。
【0057】
(実施の形態3)
本実施の形態は、受信信号y(t)の加算平均を算出し、加算平均結果をもとにタップ係数のトレーニングを行うことにより雑音信号の混入を抑えるようにしたものである。
【0058】
上記実施の形態1で述べたように、受信器で受け取る信号y(t)には混入雑音信号n(t)が含まれる。雑音信号が混入するとタップ係数の収束にバラツキが生じる。また、雑音がある程度よりも強いとタップ係数が収束しない可能性も生じる。そこで、本実施の形態では雑音信号の混入を抑えるために受信信号y(t)の加算平均を算出するものとした。
【0059】
図12は受信器1500に備えられる適応等化器のタップ係数をトレーニングする通信システムの全体図である。なお、上記実施の形態1の各部と同一機能を有する部分には同一符号を付している。本実施の形態では、受信器1500で受信信号y(t)をトレーニング回路にそのまま与えずに加算平均算出部1501に入力してシンボル信号の加算平均を計算する。
【0060】
ここで、雑音混入信号n(t)は一般に時間的にランダムな信号であるがADSL方式においてトレーニングに用いられるPRBS信号はシンボル毎に繰り返される信号である。このため、シンボル信号の加算平均を計算することにより、雑音信号の影響を抑え、PRBS信号のみを抽出することが可能となる。この様子を図13(a)(b)に示す。
【0061】
加算平均算出部1501によって雑音信号の影響を抑えた信号を、初期インパルス応答算出部308に入力してタップ係数のトレーニングを行うことにより、雑音信号に影響されることなく安定したトレーニングを行うことができる。
【0062】
なお、上記実施の形態3に示す受信器1500において、実施の形態2と同様に初期インパルス応答時間窓部309で計算されるb0(t)を目標信号応答更新部311にタップ係数b(t)の初期値として入力するようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明による適応等化器のタップ係数トレーニング回路によれば、トレーニング過程におけるエラー計算およびタップ係数の更新を時間域で行うことができるため、トレーニング期間の演算量を大幅に圧縮することができる。またIFFT/FFTを介することによる時間軸と周波数軸の変換を行わないため変換による演算誤差が混入せず、タップ係数の安定的な収束を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による適応等化器のトレーニング回路のブロック図
【図2】図1に示す初期インパルス応答算出部の内部構成を示すブロック図
【図3】図1に示す初期インパルス応答時間窓部の内部構成を示すブロック図
【図4】図1に示す時間軸シフト部の内部構成を示すブロック図
【図5】図1に示す目標信号応答更新部の内部構成を示すブロック図
【図6】図1に示すタップ係数更新部の内部構成を示すブロック図
【図7】図1に示す時間軸シフト部におけるサンプル開始位置のシフト動作を示す図
【図8】従来例におけるエラー収束誤差を示すグラフ図
【図9】本発明の実施の形態2による適応等化器のトレーニング回路のブロック図
【図10】図9に示す初期インパルス応答時間窓部の内部構成を示すブロック図
【図11】図9に示す目標信号応答更新部の内部構成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態3による適応等化器のトレーニング回路のブロック図
【図13】加算平均による混入雑音の低下を示すグラフ図
【図14】実施の形態1,2,3の適応等化器のトレーニング回路が適用される通信システムの接続形態の一例を示す図
【図15】従来の適応等化器のトレーニング回路のブロック図
【符号の説明】
21 ケーブル
22 スプリッタ
24 ADSL端末側装置
27 ADSL局側装置
300 送信器
304 伝送路
305、1100、1500 受信器
306 PRBS生成器
307 エンコーダ
308 初期インパルス応答算出部
309 初期インパルス応答時間窓部
310 時間軸シフト部
311 目標信号応答更新部
312 IFFT部
313 タップ係数更新部

Claims (8)

  1. 送信器側と同一のトレーニング信号を発生する手段と、トレーニング開始段階で受信されたトレーニング信号と自身で発生したトレーニング信号との時間的なずれを補正する補正手段と、エラー信号により更新される可変タップ係数と自身で発生したトレーニング信号の畳み込み演算により目標信号を算出する目標信号応答更新手段と、エラー信号により更新されるタップ係数と受信されたトレーニング信号の畳み込み演算を行い、畳み込み演算結果と前記目標信号との差分を時間域で算出して前記エラー信号を生成するタップ係数更新手段とを具備し、前記タップ係数更新手段のタップ係数が収束条件に達するまでトレーニングを繰り返す適応等化器のトレーニング回路。
  2. 前記補正手段は、伝送路を経て受信したトレーニング信号のインパルス応答を計算する初期インパルス応答算出手段と、計算されたインパルス応答の最大パワー領域を検出し、当該検出位置に基づいて受信されたトレーニング信号と自身で発生したトレーニング信号との時間的なずれ量を検知する初期インパルス応答時間窓手段と、検出されたずれ量をもとに受信されたトレーニング信号の時間軸をシフトする時間軸シフト手段と、を具備する請求項1記載の適応等化器のトレーニング回路。
  3. 前記初期インパルス応答算出手段で計算されたインパルス応答の最大パワー領域の信号波形を、前記目標信号応答更新手段におけるタップ係数の初期値として与えることを特徴とする請求項2記載の適応等化器のトレーニング回路。
  4. 伝送路を経て受信されたトレーニング信号を加算平均する加算平均手段を備え、タップ係数を更新するための受信されたトレーニング信号として加算平均後の信号を用いることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の適応等化器のトレーニング回路。
  5. 複数の周波数を使用する周波数多重方式で信号を送受信するモデム装置であって、請求項1から請求項4のいずれかに記載の適応等化器のトレーニング回路を備えたモデム装置。
  6. 請求項5記載のモデム装置を搭載したことを特徴とするADSL端末側装置。
  7. 請求項5記載のモデム装置を搭載したことを特徴とするADSL局側装置。
  8. 請求項5記載のモデム装置を搭載したことを特徴とする通信装置。
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