JP3642893B2

JP3642893B2 - Seat pad structure for seat with built-in side airbag

Info

Publication number: JP3642893B2
Application number: JP25754496A
Authority: JP
Inventors: 進八田; 幸治野村
Original assignee: Tachi S Co Ltd
Current assignee: Tachi S Co Ltd
Priority date: 1996-09-06
Filing date: 1996-09-06
Publication date: 2005-04-27
Anticipated expiration: 2016-09-06
Also published as: JPH1081187A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シートバックの側部にサイドエアバッグを内蔵するサイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
衝突等の事故の際におけるその膨張、突出によって着座者への衝撃を軽減するエアバッグが、自動車等に装備される保護装置として、近年広く提供されている。そして、この種のエアバッグとして、たとえば、シートバックの側部に内蔵され、衝撃の発生時におけるシートバック側部から前方、つまりは着座者の側方への膨張、突出によって、着座者をドア等の壁面から保護する、いわゆるサイドエアバッグが知られている。
【０００３】
このようなサイドエアバッグは、一般に、インフレータと称される起動装置を内部に配置して形成され、自動車の衝突等での衝撃を衝撃センサで検出したとき、インフレータでのガスの発生（噴射）および点火によって、シートバックから着座者の上体とドア等の壁面との間に瞬時に膨張、突出するように構成されている。
【０００４】
サイドエアバッグは、通常、収縮状態で所定形状に折り畳まれ、シートバックフレームのブラケット等への基部の固着によって、シートバックの側部に内蔵されている。そして、衝突等の衝撃発生時に膨張したサイドエアバッグは、シートバックのトリムカバーの側面に位置するまち部と、かがみ部、がくぶち部からなるメイン部との間の縫合部分を突出口とし、縫合糸の切断等のもとで破裂させて外部、つまりはシートバックの前方に突出可能となっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、このようなサイドエアバッグ内蔵シートとして、たとえば、後方の開放されたシートパッドの中空状の収納部にサイドエアバッグを収納、配置する構成が知られている。このような構成によれば、サイドエアバッグの前方および側方がシートパッドによって覆われるため、サイドエアバッグの内蔵に起因するシートバックのクッション性の低下等が防止できる。
【０００６】
ところで、このような構成においては、サイドエアバッグの突出方向となる前方が、シートパッドの収納部の前面壁によって覆われるため、その膨張、突出の際には、膨張に伴うこの収納部前面壁の破裂が要求される。しかし、公知の構成においては、シートパッドの収納部における破裂位置の規定が特になされていないため、サイドエアバッグの折り畳み状態やシートパッドの引き裂き強度等の諸条件によっては、シートパッドの破裂位置が当初の予定位置からずれる虞れがある。
【０００７】
そして、シートパッドの破裂位置が予定位置からずれると、トリムカバーのまち部、メイン部間の縫合部分へのその力の伝達が容易でなくなるため、この縫合部分に規定された突出口の円滑な破裂が容易に得られなくなる虞れも生じる。
【０００８】
ここで、シートパッドの収納部の前面壁のパッド厚を全体的に肉薄化することで、シートパッドの引き裂き強度の低下をはかり、これによって、シートパッドの破裂位置の特定化を可能とする構成が考えられる。しかし、このように、シートパッドの収納部の前面壁のパッド厚を全体的に肉薄化すると、シートクッションのクッション性およびその外観形状に悪影響を与える虞れがあるため、好ましくない。
【０００９】
また、インフレータのガス噴出口においては、通常、レフ板等によってガスの噴出方向が規定されている。しかし、このレフ板は、インフレータの軸線を中心とした円周方向での指向性を持たせるにすぎないため、サイドエアバッグが、インフレータのガス噴出口サイドで過度に膨張し、その突出方向が当初予定していた位置より上下方向にずれる虞れがある。
【００１０】
この発明は、サイドエアバッグの膨張に伴うシートパッドの破裂始点位置の特定化、および、シートバックからの突出方向の特定化をはかるサイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造の提供を目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この発明によれば、サイドエアバッグの突出方向に位置するシートパッドの収納部の前面壁のうち、インフレータのガス噴出口に整列する部分を含む上下方向での一部所定範囲に、断面略凹形状の肉薄部をさらに形成している。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【００１３】
図１、図２に示すように、この発明に係るサイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造10においては、シートバック12のシートパッド14が、サイドエアバッグ16の収納される中空状の収納部18を対応する側部に有して、ウレタンフォーム等の弾性材から成形されている。そして、図２に加えて図３を見るとわかるように、この収納部18へのサイドエアバッグ16の配置、収納、および、表皮等からなるトリムカバー20によるシートパッド14の被覆によって、サイドエアバッグを対応する側部、つまりはドア22等の車両の壁面サイドの側部に内蔵したサイドエアバッグ内蔵シート24のシートバック12が形成されている。
【００１４】
図２に示すように、サイドエアバッグ16は、通常、追突、被追突等の衝突時の衝撃を感知する衝撃センサ（図示しない）に接続されたインフレータ26を内部に有し、収縮状態において所定形状に折り畳まれている。そして、衝撃センサによって所定以上の衝撃を検出したとき、インフレータ26でのガスの発生（噴射）および点火によって瞬時に膨張するように、サイドエアバッグ16は構成されている。
【００１５】
図２を見るとわかるように、この実施の形態においては、シートバック12の骨格をなすシートバックフレーム28とそのサイドフレーム30とへの架設のもとで固着されたブラケット32が、シートパッドの収納部18に配置され、このブラケットへの基部の固定のもとで、サイドエアバッグ16はシートパッドの収納部、つまりはシートバックに内蔵されている。そして、この実施の形態においては、図４に示すように、たとえば、インフレータ26に一体的に設けられたボルト34を利用し、このボルトとナット36とによる共締めにより、サイドエアバッグ16が、インフレータの配置された部分を基部として、ブラケット32に固定されている。
【００１６】
なお、このサイドエアバッグ16の動作原理は公知であり、その構造およびそのための作動装置等はこの発明の趣旨でないため、ここでは詳細に説明しない。サイドエアバッグ16の動作原理、および、その基本構造として、たとえば、特開平03−281455号公報に開示のものが例示できる。
【００１７】
図１に示すように、インフレータ26は、たとえば、一端にガス噴出口26aを、他端に接続用カプラ26bをそれぞれ有する略筒状体として形成されている。そして、ガスの噴出方向をシートバック12の前方に規定するように、シートバックに対する後方にレフ板26cを配置して、インフレータ26は配設されている（図２参照）。なお、この実施の形態においては、ガス噴出口26aを下方に配置して、インフレータ26はサイドエアバッグ16の内部に配置されている。
【００１８】
そして、このようなサイドエアバッグ16は、その膨張のもとでの、シートパッドの収納部18の前面壁18a、および、トリムカバー20の所定の突出口38の連続的な破裂を伴って、シートバック12の外部に突出可能となっている（図２の二点鎖線参照）。
【００１９】
図２、図３に示すように、トリムカバー20は、たとえば、シートバック12の上面および側面に連続して位置するまち部20aと、シートバックのかがみ部、がくぶち部に位置するメイン部20bとの組み合わせとして形成されている。そして、サイドエアバッグ16の突出口38は、たとえば、まち部20aの側面の前端で、まち部とメイン部20b
との縫合部分に規定されている。
【００２０】
なお、図２に示すように、トリムカバーのまち部20aの後端は、たとえば、ブラケット32の延出端32aを利用し、この延出端へのフック40の係止によってシートバックフレーム28に固定的に連結されている。
【００２１】
ここで、図１、図２に示すように、この発明のエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造10においては、サイドエアバッグ16の突出方向に位置するシートパッドの収納部18の前面壁18aのうち、インフレータのガス噴出口26aに整列する部分を含む上下方向での一部所定範Lに、断面略凹形状の肉薄部18a-1が形成されている。つまり、図１、図２に加えて図４を見るとわかるように、この構成においては、インフレータのガス噴出口26aに整列する範囲L
の肉薄部18a-1のパッド厚T1が、収納部の前面壁18aの他の部分のパッド厚T2より肉薄に形成されている。
【００２２】
このような構成では、シートパッドの収納部18の前面壁18aのうち、肉薄部18a-1の引き裂き強度が前面壁の他の部分の引き裂き強度よりも低下するため、サイドエアバッグ16の膨張に伴って、この肉薄部がまず破裂し、それに追従して前面壁の他の部分が破裂する。そして、トリムカバーのまち部20a、メイン部20bの縫合部分に規定された突出口38が、このシートパッド14の破裂に追従して破裂し、これによって、サイドエアバッグ16が、図２に二点鎖線で示すように、シートバック12の前方に突出される。
【００２３】
上記のように、この発明のサイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造10においては、シートパッドの収納部18の前面壁18aのうち、インフレータのガス噴出口26aに整列する範囲Lに、断面略凹形状の肉薄部18a-1を形成して、対応部分のパッド厚T1の肉薄化をはかっている。サイドエアバッグ16の膨張は、通常、インフレータのガス噴出口26の周辺から開始され、その膨張力は、このガス噴出口に整列する部分に大きく得られるため、ガス噴出口に整列する部分でのパッド厚T1の肉薄化をはかることによって、シートパッド14の破裂が、当該部分において円滑かつ迅速に得られる。
【００２４】
そして、この肉薄部18a-1を始点とした破裂が、シートパッドの収納部18の前面壁18aにおいて得られるため、シートパッド14の破裂位置が、収納部の前面壁に特定できる。
【００２５】
また、断面略凹形状の肉薄部18a-1の形成によって、収納部の前面壁18aを部分的に肉薄化すれば足りるため、シートパッド14の全体的なクッション性の低下、および、外観形状の変形等を招くことなく、シートパッドの破裂位置の特定化が容易にはかられる。
【００２６】
なお、肉薄部18a-1の上下方向での所定範囲Lは、インフレータのガス噴出口26aの有効長を含む範囲であれば足りる。
【００２７】
また、シートパッド14の破裂始点を特定化することによって、トリムカバー20へのサイドエアバッグ16の膨張力の伝達位置が限定されるため、トリムカバーのまち部20a、メイン部20b間に規定された突出口38の破裂の容易化が十分に可能となる。
【００２８】
ところで、上述したように、インフレータ26は、ガスの噴出方向を規定するレフ板26cを有して形成されているが、レフ板においてはインフレータの軸線を中心とした円周方向でのガスに噴出方向に指向性を持たせているにすぎず、インフレータの軸線方向での噴出方向の規定は、通常はなされていない。そこで、図１を見るとわかるように、この発明においては、インフレータのガス噴出口26aに隣接する収納部 18 の上下壁、たとえばこの実施の形態ではその下壁を、サイドエアバッグ 16 の突出方向に沿ったほぼ平坦なガイド壁 42 として規定している。
【００２９】
このような構成によれば、インフレータ26から下方へのガスの過度な噴出が防止できるとともに、ガイド壁42に沿ったサイドエアバッグ16の突出が得られる。つまり、ガスの噴出に伴う、下方へのサイドエアバッグ16の過度な膨張が確実に防止され、これによって、サイドエアバッグの突出方向の下方位置が規定されるため、サイドエアバッグの突出方向が上下方向において特定化できる。
【００３０】
従って、上下方向、特に下方にずれたサイドエアバッグ16の突出の防止によって、突出時における着座者の保護が適切に行え、サイドエアバッグによる保護効果が十分に確保できる。
【００３１】
そして、インフレータのガス噴出口26aからのガスの噴出方向を下方において規定するため、ガスの噴出方向がサイドエアバッグ16の膨張、突出方向に限定される。つまり、サイドエアバッグ16の膨張、突出方向に沿ったガスの噴出が確実に得られるため、サイドエアバッグの迅速な突出が容易に確保できる。
【００３２】
また、シートパッドの収納部18の下方位置を規定する下壁をガイド壁 42 とすれば足りるため、シートパッドの形状およびその構成の複雑化が確実に防止できる。
【００３３】
そして、この発明においては、ガイド壁42を肉薄部18a-1の下縁に連続して設けている。このような構成によれば、膨張したサイドエアバッグ16がガイド壁42から肉薄部18a-1に円滑に突出されるため、この点からも、迅速な突出が一層確保できる。
【００３４】
ところで、上記の構成においては、シートパッドの収納部18の前面壁18aを部分的に肉薄化することによって、その部分の引き裂き強度の低下をはかっている。しかし、これのみに限定されず、たとえば、図５、図６に示すように、少なくともシートパッドの収納部18の周面に布体44を一体的に配置し、この布体のうち、インフレータのガス噴出口26aに整列するシートパッドの肉薄部18a-1に対応する部分に、所定長のスリット44aを形成するとよい。
【００３５】
この構成によれば、シートパッドの収納部18の周面が布体44によって覆われるため、収納部の周面の全体的な引き裂き強度が強くなる。そして、布体44のうち、収納部の前面壁18aの肉薄部18a-1に対応する部分にスリット44aを設けているため、前面壁の肉薄部と収納部の周面の他の部分との引き裂き強度の強弱がより明確化される。
【００３６】
つまり、サイドエアバッグ16の膨張によってシートパッド14に作用する力が、このスリット44aの部分、つまりは肉薄部18a-1に集中するため、サイドエアバッグの膨張に伴う肉薄部の破裂がより確実に行える。
【００３７】
従って、収納部18の前面壁18aにおけるシートパッド14の破裂が一層確実に得られ、これによって、シートパッドの破裂位置の特定化、および、サイドエアバッグ16の突出方向の特定化が、一層はかられる。
【００３８】
なお、図５に示すように、布体のスリット44aの上下方向での長さは、肉薄部18a-1の対応する長さ以下とする。
【００４０】
ここで、この実施の形態においては、インフレータのガス噴出口26aを下方に配置した構成を具体化しているが、これに限定されず、たとえば、ガス噴出口を上方に配置して、インフレータ26をサイドエアバッグ16の内部に配設する構成においても、この発明が応用できる。この場合においては、ガイド壁42が、シートパッドの収納部18の上壁として規定される。
【００４１】
また、この実施の形態においては、サイドエアバッグ16をシートバック12の正面から見た右サイドに内蔵した構成として例示しているが、これに限定されず、シートバックの正面左サイドに、サイドエアバッグを内蔵する構成としてもよい。
【００４２】
なお、サイドエアバッグ内蔵シートとしては、自動車のフロントシートとなるドライバーシート、アシスタントシートが一般的に例示できるとはいえ、ドア等の壁面に隣接して装着されるシートであれば、サイドエアバッグによる保護効果が十分に機能するため、フロントシートに限定されず、たとえば、リヤシートのシートバックに、この発明のシートパッド構造を応用してもよい。
【００４３】
また、自動車のシートに適するとはいえ、これに限定されず、たとえば、電車、飛行機、船舶等のシートに、この発明を応用してもよい。
【００４４】
上述した発明の実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【００４５】
【発明の効果】
上記のように、この発明に係るサイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造によれば、シートパッドの収納部の前面壁に設けた断面略凹形状の肉薄部を始点としてシートパッドが破裂するため、シートパッドの破裂位置が、収納部の前面壁に特定できる。
【００４６】
そして、断面略凹形状の肉薄部の形成によって、収納部の前面壁を部分的に肉薄化すれば足りるため、シートパッドの全体的なクッション性の低下、および、外観形状の変形等を招くことなく、シートパッドの破裂位置の特定化が容易にはかられる。
【００４７】
また、インフレータのガス噴出口に上下方向で隣接する収納部の上下壁面のいずれかを、サイドエアバッグの突出方向に沿ったほぼ平坦なガイド壁として規定することで、インフレータからのガスの噴出方向が上下方向で規定でき、これによって、ガイド壁に沿ったサイドエアバッグの突出が得られる。従って、上下方向におけるサイドエアバッグの突出方向の特定化により、突出時における着座者の保護が適切に行え、サイドエアバッグによる保護効果が十分に確保できる。
【００４８】
そして、ガイド壁がシートパッドの収納部の上下壁として規定されるにすぎないため、シートパッドの形状およびその構成の複雑化が確実に防止できる。
【００４９】
また、ガイド壁を肉薄部の対応する縁に連続して設けているため、膨張したサイドエアバッグがガイド壁から肉薄部に円滑に突出される。従って、この点からも、サイドエアバグの迅速な突出が一層確保できる。
【００５０】
更に、シートパッドの収納部の各周面を、所定の布体によって連続して覆い、この布体のうち、インフレータのガス噴出口に整列するシートパッドの肉薄部に対応する部分に、所定長のスリットを形成する構成では、前面壁の肉薄部と収納部の周面の他の部分との引き裂き強度の強弱がより明確化されて、サイドエアバッグの膨張に伴う力が肉薄部に集中するため、サイドエアバッグの膨張に伴う肉薄部の破裂がより確実に行える。
【００５１】
従って、収納部におけるシートパッドの破裂が一層確実に得られ、これによって、シートパッドの破裂位置の特定化、および、サイドエアバッグの突出方向の特定化が、一層はかられる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係るサイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造における、シートパッドの概略縦断面図である。
【図２】図３の線A−Aに沿った横断面図である。
【図３】サイドエアバッグ内蔵シートの概略斜視図である。
【図４】図３の線B−Bに沿った横断面図である。
【図５】この発明の実施の形態の変形例における、図１に類似するシートパッドの概略縦断面図である。
【図６】図５に示す変形例における、図２に類似するサイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造の横断面図である。
【符号の説明】
10 サイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造
12 シートバック
14 シートパッド
16 サイドエアバッグ
18 収納部
20 トリムカバー
24 サイドエアバッグ内蔵シート
26 インフレータ
26a インフレータのガス噴出口
38 突出口
42 ガイド壁
44 布体
44a 布体のスリット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seat pad structure for a side airbag built-in seat in which a side airbag is built in a side portion of a seat back.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, airbags that reduce the impact on a seated person by inflating and projecting in the event of an accident such as a collision have been widely provided as protective devices equipped in automobiles and the like. And as this kind of airbag, for example, it is built in the side part of the seat back, and the seat occupant is doored by inflating and projecting forward from the seat back side part when the impact occurs, that is, to the side of the seat occupant. A so-called side airbag that protects against a wall surface such as the like is known.
[0003]
Such a side airbag is generally formed by placing an activation device called an inflator inside, and when an impact caused by a collision of an automobile is detected by an impact sensor, gas is generated (injected) in the inflator. And by ignition, it is configured to instantly expand and protrude from the seat back between the upper body of the seated person and the wall surface of the door or the like.
[0004]
The side airbag is normally folded into a predetermined shape in a contracted state, and is built into the side portion of the seat back by fixing the base to a bracket or the like of the seat back frame. And the side airbag inflated at the time of impact such as a collision has a stitched portion between the town portion located on the side surface of the trim cover of the seat back and the main portion consisting of the bent portion and the gap portion as a protruding port, It can be ruptured under a suture cut or the like, and can protrude outside, that is, in front of the seat back.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Here, as such a seat with a built-in side airbag, for example, a configuration in which the side airbag is housed and disposed in a hollow housing portion of a seat pad that is opened at the rear is known. According to such a configuration, since the front and sides of the side airbag are covered with the seat pad, it is possible to prevent a decrease in the cushioning property of the seat back due to the built-in side airbag.
[0006]
By the way, in such a configuration, the front in the protruding direction of the side airbag is covered by the front wall of the seat pad storage portion. Is required to burst. However, in the known configuration, the rupture position in the seat pad storage portion is not particularly specified.Therefore, the rupture position of the seat pad depends on various conditions such as the folded state of the side airbag and the tear strength of the seat pad. There is a risk of deviation from the initial planned position.
[0007]
When the rupture position of the seat pad deviates from the planned position, it becomes difficult to transmit the force to the stitched portion between the trim portion and the main portion of the trim cover. There is also a risk that rupture cannot be easily obtained.
[0008]
Here, by reducing the pad thickness of the front wall of the seat pad storage part as a whole, the tear strength of the seat pad is reduced, thereby enabling the specification of the rupture position of the seat pad Can be considered. However, if the thickness of the pad on the front wall of the seat pad storage portion is made thinner as described above, there is a possibility of adversely affecting the cushioning properties and the appearance of the seat cushion.
[0009]
Further, at the gas outlet of the inflator, the gas ejection direction is usually defined by a reflex plate or the like. However, this reflex plate only gives directionality in the circumferential direction around the axis of the inflator, so the side airbag is excessively inflated on the gas outlet side of the inflator, and the protruding direction is There is a risk of shifting in the vertical direction from the originally planned position.
[0010]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a seat pad structure for a seat with a built-in side air bag that specifies the burst starting point position of the seat pad accompanying the inflation of the side air bag and the direction in which the seat pad protrudes from the seat back.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
To this end, according to the present invention, among the front wall of the housing portion of the seat pad which is positioned in the protruding direction of the side air bag, one in the vertical direction including a portion aligned in the gas port of the inflator a Department predetermined range, and moreover, a cross section concave thin portion.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0013]
As shown in FIGS. 1 and 2, in the seat pad structure 10 for a side airbag built-in seat according to the present invention, the seat pad 14 of the seat back 12 is a hollow storage portion 18 in which the side airbag 16 is stored. Is formed from an elastic material such as urethane foam. As shown in FIG. 3 in addition to FIG. 2, the side air bag 16 is arranged and stored in the storage portion 18, and the seat pad 14 is covered with the trim cover 20 made of a skin or the like. A seat back 12 of a side airbag built-in seat 24 in which a bag is built in a corresponding side portion, that is, a side portion on a wall surface side of the vehicle such as the door 22 is formed.
[0014]
As shown in FIG. 2, the side airbag 16 normally has an inflator 26 connected to an impact sensor (not shown) that senses an impact at the time of a collision such as a rear-end collision or a rear-end collision, and is predetermined in a contracted state. Folded into shape. The side airbag 16 is configured so as to be inflated instantaneously by the generation (injection) and ignition of gas in the inflator 26 when an impact sensor detects a shock exceeding a predetermined level.
[0015]
As can be seen from FIG. 2, in this embodiment, the seat back frame 28 that forms the skeleton of the seat back 12 and the bracket 32 fixed to the side frame 30 are attached to the seat pad. The side airbag 16 is arranged in the storage portion 18 and is built in the storage portion of the seat pad, that is, the seat back, with the base fixed to the bracket. In this embodiment, as shown in FIG. 4, for example, by using a bolt 34 provided integrally with the inflator 26, the side airbag 16 is formed by co-tightening the bolt and the nut 36. The portion where the inflator is disposed is fixed to the bracket 32 with the base portion as a base portion.
[0016]
Note that the principle of operation of the side airbag 16 is well known, and its structure and the actuating device therefor are not the gist of the present invention, and therefore will not be described in detail here. Examples of the operating principle and the basic structure of the side airbag 16 include those disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 03-281455.
[0017]
As shown in FIG. 1, the inflator 26 is formed, for example, as a substantially cylindrical body having a gas outlet 26a at one end and a connecting coupler 26b at the other end. And the inflator 26 is arrange | positioned by arrange | positioning the reflex board 26c in the back with respect to a seat back so that the jet direction of gas may prescribe | regulate the front of the seat back 12. FIG. In this embodiment, the gas outlet 26a is disposed below, and the inflator 26 is disposed inside the side airbag 16.
[0018]
And, such a side airbag 16 is accompanied by continuous rupture of the front wall 18a of the seat pad storage portion 18 and the predetermined projection port 38 of the trim cover 20 under its inflation. It can project outside the seat back 12 (see the two-dot chain line in FIG. 2).
[0019]
As shown in FIGS. 2 and 3, the trim cover 20 includes, for example, a gusset portion 20 a that is continuously located on the upper surface and side surfaces of the seat back 12, and a main portion 20 b that is located on the flange portion of the seat back. It is formed as a combination. The projecting opening 38 of the side airbag 16 is, for example, the front end of the side surface of the town part 20a, and the town part and the main part 20b.
And is defined in the stitched part.
[0020]
As shown in FIG. 2, the rear end of the trim cover town portion 20a uses, for example, an extension end 32a of the bracket 32, and the hook 40 is locked to the extension end to the seat back frame 28. It is fixedly connected.
[0021]
Here, as shown in FIGS. 1 and 2, in the seat pad structure 10 for a seat with a built-in airbag according to the present invention, of the front wall 18 a of the seat pad storage portion 18 located in the protruding direction of the side airbag 16. , a part predetermined range L in the vertical direction includes a portion aligned with the gas ejection port 26a of the inflator, the thin portion 18a-1 of the cross section concave shape is formed. That is, as can be seen from FIG. 4 in addition to FIGS. 1 and 2, in this configuration, the range L aligned with the gas outlet 26a of the inflator
The pad thickness T1 of the thin part 18a-1 is formed thinner than the pad thickness T2 of the other part of the front wall 18a of the storage part.
[0022]
In such a configuration, the tear strength of the thin portion 18a-1 of the front wall 18a of the seat pad storage portion 18 is lower than the tear strength of other portions of the front wall. Along with this, the thin portion is first ruptured, and the other portion of the front wall is ruptured following the rupture. Then, the protrusions 38 defined in the stitched portions of the trim cover town portion 20a and the main portion 20b are ruptured following the rupture of the seat pad 14, thereby causing the side airbag 16 to As shown by the dotted line, the seatback 12 projects forward.
[0023]
As described above, in the seat pad structure 10 of the seat with a built-in side airbag according to the present invention, the section L is substantially concave in the range L of the front wall 18a of the seat pad storage portion 18 aligned with the gas outlet 26a of the inflator. The thin part 18a-1 having a shape is formed to reduce the pad thickness T1 of the corresponding part. The inflation of the side airbag 16 is usually started from the periphery of the gas outlet 26 of the inflator, and since the expansion force is largely obtained in the portion aligned with the gas outlet, the side airbag 16 is expanded at the portion aligned with the gas outlet. By thinning the pad thickness T1, the rupture of the seat pad 14 can be obtained smoothly and quickly in the portion.
[0024]
Since the rupture starting from the thin portion 18a-1 is obtained in the front wall 18a of the seat pad storage portion 18, the rupture position of the seat pad 14 can be specified in the front wall of the storage portion.
[0025]
Further, since it is sufficient to partially thin the front wall 18a of the storage portion by forming the thin portion 18a-1 having a substantially concave cross section, the overall cushioning property of the seat pad 14 is reduced, and the appearance shape is reduced. The rupture position of the seat pad can be easily specified without causing deformation or the like.
[0026]
It should be noted that the predetermined range L in the vertical direction of the thin portion 18a-1 is sufficient as long as it includes the effective length of the gas outlet 26a of the inflator .
[0027]
In addition, by specifying the rupture start point of the seat pad 14, the transmission position of the expansion force of the side airbag 16 to the trim cover 20 is limited. Therefore, it is defined between the town portion 20a and the main portion 20b of the trim cover. It is possible to easily rupture the protruding port 38.
[0028]
By the way, as described above, the inflator 26 is formed with the reflex plate 26c that defines the gas ejection direction, and the reflex plate ejects gas in the circumferential direction around the axis of the inflator. The directivity is only given to the direction, and the ejection direction in the axial direction of the inflator is not normally defined. Therefore, as can be seen from FIG. 1, in the present invention, the upper and lower walls of the storage portion 18 adjacent to the gas outlet 26a of the inflator , for example, the lower wall in this embodiment, are arranged in the protruding direction of the side airbag 16 . Is defined as a substantially flat guide wall 42 along the line .
[0029]
According to such a configuration, excessive gas ejection downward from the inflator 26 can be prevented, and the side airbag 16 can be projected along the guide wall 42. In other words, excessive inflation of the side airbag 16 downward due to gas ejection is reliably prevented, thereby defining a lower position in the side airbag projecting direction. It can be specified in the vertical direction.
[0030]
Therefore, by preventing the side airbag 16 from protruding in the vertical direction, particularly downward, the seated person can be properly protected during the protrusion, and the protection effect of the side airbag can be sufficiently ensured.
[0031]
Since the gas ejection direction from the gas ejection port 26a of the inflator is defined below, the gas ejection direction is limited to the direction in which the side airbag 16 inflates and protrudes. In other words, since the side airbag 16 is inflated and gas is ejected along the protruding direction with certainty, a quick protruding of the side airbag can be easily ensured.
[0032]
Further, since the lower wall that defines the lower position of the seat pad storage portion 18 is sufficient as the guide wall 42 , it is possible to reliably prevent the shape and configuration of the seat pad from becoming complicated.
[0033]
Then, in the present invention, it is provided continuously guide wall 42 to the lower edge of the thin portion 18a-1. According to such a configuration, the inflated side airbag 16 is smoothly protruded from the guide wall 42 to the thin portion 18a-1, so that quick protrusion can be further secured from this point.
[0034]
By the way, in the above configuration, the front wall 18a of the seat pad storage portion 18 is partially thinned to reduce the tear strength of that portion. However, the present invention is not limited to this. For example, as shown in FIGS. 5 and 6, a cloth body 44 is integrally disposed at least on the peripheral surface of the seat pad storage portion 18. A slit 44a having a predetermined length may be formed at a portion corresponding to the thin portion 18a-1 of the seat pad aligned with the gas outlet 26a.
[0035]
According to this configuration, since the peripheral surface of the seat pad storage portion 18 is covered with the cloth body 44, the overall tear strength of the peripheral surface of the storage portion is increased. And since the slit 44a is provided in the portion corresponding to the thin portion 18a-1 of the front wall 18a of the storage portion in the cloth body 44, the thin portion of the front wall and the other portion of the peripheral surface of the storage portion The strength of the tear strength is further clarified.
[0036]
In other words, the force acting on the seat pad 14 due to the expansion of the side airbag 16 is concentrated on the slit 44a, that is, the thin portion 18a-1, so that the thin portion is more reliably ruptured due to the expansion of the side airbag. It can be done.
[0037]
Therefore, the rupture of the seat pad 14 on the front wall 18a of the storage portion 18 can be obtained more reliably, thereby specifying the rupture position of the seat pad and specifying the protruding direction of the side airbag 16 further. I can be taken.
[0038]
As shown in FIG. 5, the length in the vertical direction of the slit 44a of the cloth body is set to be equal to or less than the corresponding length of the thin portion 18a-1 .
[0040]
Here, in this embodiment, the configuration in which the gas outlet 26a of the inflator is disposed below is embodied. However, the present invention is not limited to this. For example, the inflator 26 is disposed by arranging the gas outlet upward. The present invention can also be applied to a configuration in which the side airbag 16 is disposed. In this case, the guide wall 42 is defined as the upper wall of the seat pad storage portion 18 .
[0041]
Further, in this embodiment, the side airbag 16 is illustrated as a configuration built in the right side as viewed from the front of the seat back 12, but is not limited thereto, and the side left side of the front of the seat back is It is good also as a structure which incorporates an airbag.
[0042]
In addition, as a seat with a built-in side airbag, a driver seat and an assistant seat, which are front seats for automobiles, can be generally exemplified, but a side airbag can be used as long as it is seated adjacent to a wall such as a door. Thus, the seat pad structure of the present invention may be applied to the seat back of the rear seat.
[0043]
Moreover, although it is suitable for the seat of a motor vehicle, it is not limited to this, For example, you may apply this invention to seats, such as a train, an airplane, a ship.
[0044]
The above-described embodiments of the present invention are for explaining the present invention, and are not intended to limit the present invention. All modifications, alterations, etc. within the technical scope of the present invention are included in the present invention. It goes without saying that it is included in.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the seat pad structure of the seat with a built-in side airbag according to the present invention, the seat pad ruptures starting from the thin portion having a substantially concave cross section provided on the front wall of the seat pad storage portion. The rupture position of the seat pad can be specified on the front wall of the storage unit.
[0046]
Further, it is sufficient to partially thin the front wall of the storage portion by forming a thin portion having a substantially concave cross section, thereby causing a decrease in the overall cushioning property of the seat pad and a deformation of the external shape. In addition, the rupture position of the seat pad can be easily specified.
[0047]
In addition, by defining one of the upper and lower wall surfaces of the storage portion adjacent to the gas outlet of the inflator in the vertical direction as a substantially flat guide wall along the protruding direction of the side airbag, the direction of gas ejection from the inflator Can be defined in the vertical direction, whereby the side airbag protrudes along the guide wall. Therefore, by specifying the protruding direction of the side airbag in the vertical direction, the occupant can be properly protected when protruding, and the protection effect of the side airbag can be sufficiently secured.
[0048]
And since a guide wall is only prescribed | regulated as an up-and-down wall of the accommodating part of a seat pad, complication of the shape of a seat pad and its structure can be prevented reliably.
[0049]
Further, since the formed continuously guide wall corresponding edge of the thin portion, the inflated side air bag is smoothly protruded thin portion from the guide wall. Therefore , also from this point, the quick protrusion of the side air bug can be further secured.
[0050]
Further, each peripheral surface of the seat pad storage portion is continuously covered with a predetermined cloth body, and a portion of the cloth body corresponding to the thin portion of the seat pad aligned with the gas outlet of the inflator is provided with a predetermined length. In the configuration in which the slit is formed, the strength of the tear strength between the thin part of the front wall and the other part of the peripheral surface of the storage part is further clarified, and the force accompanying the expansion of the side airbag concentrates on the thin part. For this reason, the thin portion of the side airbag can be ruptured more reliably.
[0051]
Therefore, the rupture of the seat pad in the storage portion can be obtained more reliably, and thereby the specification of the rupture position of the seat pad and the specification of the protruding direction of the side airbag can be further achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic longitudinal sectional view of a seat pad in a seat pad structure of a seat with a built-in side airbag according to the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 3 is a schematic perspective view of a seat with a built-in side airbag.
4 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 3. FIG.
FIG. 5 is a schematic longitudinal sectional view of a seat pad similar to FIG. 1 in a modification of the embodiment of the present invention.
6 is a cross-sectional view of a seat pad structure of a side airbag built-in seat similar to FIG. 2 in the modification shown in FIG. 5;
[Explanation of symbols]
10 Seat pad structure of seat with built-in side airbag
12 Seat back
14 Seat pad
16 Side airbag
18 compartment
20 Trim cover
24 Seat with side airbag
26 Inflator
26a Inflator gas outlet
38 Protrusion
42 Guide wall
44 Cloth
44a Fabric slit

Claims

The internally provided been side air bag inflator, the rear of the opened seat pad, housed in the housing portion comprising a hollow cross section concave portion, and more arrangement incorporates a corresponding side of the seat back, Under the injection and ignition of the gas from the gas outlet of the inflator, this side airbag is inflated from the stitched portion of the town portion and the main portion defined as the projecting opening of the trim cover that covers the seat pad, In the seat pad structure of the seat with a built-in side airbag,
A substantially cylindrical inflator having a gas outlet at either end in the longitudinal direction is installed in the side airbag, and the gas outlet of the inflator is adjacent to one of the upper and lower walls of the storage unit. Place and
Of the housing portion of the front wall comprising a cross section concave section, a part predetermined range in the vertical direction including a portion aligned in the gas port of the inflator, further form a cross section concave thin portion, the By providing the thin wall portion of the front wall of the storage portion continuously on the corresponding wall surface above or below the storage portion, which is disposed adjacent to the gas outlet of the inflator, the corresponding wall surface of the storage portion continuous with the thin wall portion is provided. A seat pad structure for a seat with a built-in side airbag, which functions as a guide wall in the vertical direction with respect to the gas ejection direction from the gas ejection port of the inflator and the direction in which the side airbag projects from the storage portion .

On each peripheral surface of the seat pad storage portion, a predetermined cloth body that continuously covers each peripheral surface is integrally disposed, and a portion of this cloth body that is aligned with the thin portion of the front wall of the storage portion, The seat pad structure for a seat with a built- in side airbag according to claim 1, wherein a slit having a vertical length within the vertical range of the thin portion is formed .