JP3642738B2 - 光パワーレベル等化回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信ネットワーク等において光信号のパワーレベル制御に用いられる光パワーレベル等化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信ネットワークにおいて、光信号のパワーレベル制御は、光ネットワークのレベルダイヤグラムを調整・最適化する上で、極めて重要な技術である。特に、このパワーレベル制御は、光信号の波長分離多重技術(WDM)を用いた大容量光通信ネットワークシステムにおいては、複数の波長信号のレベルを統一したり、入力ダイナミックレンジの小さい光回路とのインターフェースをとるための、レベル合わせ等に不可欠な技術である。
【0003】
このような、光パワーレベル等化を実現する方法としては、これまで、光の可変減衰素子を用いた構成が提案されている。
【0004】
図1は、従来の光信号の可変減衰素子を用いた光レベル制御回路の構成を示す(なお、この構成のデバイスは、既に商品化されている。商品名:Variable Optical Attenuators、型番:TVA08INMSS、製造社: NTT エレクトロニクス株式会社)。ここで、1は光信号伝送用の光ファイバ、2は可変減衰素子、3は可変減衰素子2の可変減衰素子を制御するための加熱・冷却素子である。4は加熱・冷却素子3を制御するための温度制御回路であって電子回路により構成される。5は温度制御回路4、加熱・冷却素子3を介して可変減衰素子2の温度を電気的に制御するための制御端子である。
【0005】
この回路の動作を説明する。制御端子5に印加する制御電圧により、可変減衰素子2の温度を制御し、可変減衰素子2の入出力間の減衰量を制御する。可変減衰素子2は、一般的に熱光学的効果を有する素子が用いられ、温度変化により、光の屈折率、吸収係数が変わり、光信号の入出力端子間の減衰量を変えることができる。
【0006】
図2は、上記の可変減衰素子2の温度と光信号の入出力端子間の一般的な減衰特性を示す。可変減衰素子2の温度(制御端子5への注入電力)を制御することにより、一般に20dB程度の減衰可変幅をもたせることができる。したがって、この光レベル制御回路は、制御端子5の電圧を調整することにより、光信号のレベル等化に適用することができる。
【0007】
しかし、この可変減衰素子2を用いた構成では、図2に示すように、減衰動作のみで、増幅による等化動作を行わせることができない。このため、光の出力レベルを確保するには、別の光の増幅回路を付加する必要がある。また、上記のように熱制御であるため、応答速度が遅く、光出力レベルの安定化にはミリセカンドオーダ以上の時間を要する。さらに、熱制御による電力消費が大きいという点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来の可変減衰素子を用いた構成の光パワーレベル等化回路では、レベル等化のために、光信号を減衰させることしかできないこと、応答時間が遅いこと、大きな電力を消費することから、光ネットワークシステムのレベルダイヤグラムの最適化、装置の簡略化、低電力化等に制約が加わってしまうという課題がある。
【0009】
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的とすることは、光信号の減衰だけでなく増幅による等化動作も可能にすること、熱制御でなく電気による制御を可能とすること、減衰動作時には消費電力が小さくなること、広い入力ダイナミックレンジを確保できること、出力レベル安定化を自動制御できることが可能な光パワーレベル等化回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の光パワーレベル等化回路は、駆動電流に応じて光信号の増幅・減衰を行う電流制御型の半導体光増幅素子と、前記半導体光増幅素子の後段または前段に接続して光信号を分岐する分岐回路と、前記分岐回路で分岐された光信号レベルが小さいときには、高利得動作となるように、該光信号レベルが大きいときには、低利得あるいは減衰動作となるように、前記半導体光増幅素子の前記駆動電流を制御する制御回路とを有し、前記制御回路は、前記分岐回路で分岐された光信号を電気信号に変換する光/電気変換回路と、前記光/電気変換回路で変換された電気信号の電圧レベルを検出し、検出した電圧レベルと基準レベル電圧とを比較して、該電圧レベルが該基準レベル電圧よりも大きい場合は該駆動電流が減少するように、該電圧レベルが該基準レベル電圧よりも小さい場合は該駆動電流が増大するように作用する電圧信号を出力する信号レベル検出回路と、前記信号レベル検出回路から出力された電圧信号を電流信号に変換し、該電流信号を前記駆動電流として前記半導体光増幅素子に帰還する電圧/電流変換回路とを有し、前記光/電気変換回路は、光信号を電流信号に変換するフォトダイオードと、該フォトダイオードの出力電流信号を電圧信号に変換する抵抗と増幅器とから構成される電流/電圧変換増幅回路と、該電圧信号を積分して平均値を検出する容量とを有することで、信号レベルの平均値の検出結果として直流電圧信号を出力し、前記信号レベル検出回路は、前記光/電気変換回路の前記直流電圧信号と基準レベル電圧とを比較し、その比較結果を出力電圧として出力する差動入力の増幅回路を有し、前記電圧/電流変換回路は、駆動電流設定用抵抗と、該抵抗に一方の入力ポートが接続し前記信号レベル検出回路の出力電圧に他方の入力ポートが接続する差動入力の増幅回路と、該増幅器の出力電圧よりベース電位が制御される電流駆動用トランジスタとの組合わせ回路により、前記信号レベル検出回路の出力電圧を前記駆動電流に変換することを特徴とする。
【0014】
上記目的を達成するため、請求項2の光パワーレベル等化回路は、駆動電流に応じて光信号の増幅・減衰を行う電流制御型の半導体光増幅素子と、前記半導体光増幅素子の後段または前段に接続して光信号を分岐する分岐回路と、前記分岐回路で分岐された光信号レベルが小さいときには、高利得動作となるように、該光信号レベルが大きいときには、低利得あるいは減衰動作となるように、前記半導体光増幅素子の前記駆動電流を制御する制御回路とを有し、前記制御回路は、前記分岐回路で分岐された光信号を電気信号に変換する光/電気変換回路と、前記光/電気変換回路で変換された電気信号の信号波形のピーク値を検出し、検出したピーク電圧レベルを出力するピーク値検出回路と、前記ピーク値検出回路から出力されたピーク電圧レベルと基準レベル電圧とを比較して、該ピーク電圧レベルが該基準レベル電圧よりも大きい場合は該駆動電流が減少するように、該ピーク電圧レベルが該基準レベル電圧よりも小さい場合は該駆動電流が増大するように作用する電圧信号を出力する信号レベル検出回路と、前記信号レベル検出回路から出力された電圧信号を電流信号に変換し、該電流信号を前記駆動電流として前記半導体光増幅素子に帰還する電圧/電流変換回路とを有し、前記光/電気変換回路は、光信号を電流信号に変換するフォトダイオードと、該フォトダイオードの出力電流信号を電圧信号に変換する抵抗と増幅器とから構成される電流/電圧変換増幅回路とを有し、前記ピーク値検出回路は、前記光/電気変換回路で変換された電気信号の信号レベルを検出する差動入力の増幅器と、該増幅器の後段に接続するダイオードと、該ダイオードの後段に接続する容量とピーク値電圧の保持時間設定用の抵抗とを有し、前記信号レベルがHighの時には、該ダイオードがオンとなって、該容量に電荷が蓄積され、前記信号レベルがLowの時には、該ダイオードがオフとなって、該容量に蓄積された電荷により、ピーク値電圧が保持され、前記信号レベル検出回路は、前記ピーク値検出回路の前記ピーク値電圧信号と基準レベル電圧とを比較し、その比較結果を出力電圧として出力する差動入力の増幅回路を有し、前記電圧/電流変換回路は、駆動電流設定用抵抗と、該抵抗に一方の入力ポートが接続し前記信号レベル検出回路の出力電圧に他方の入力ポートが接続する差動入力の増幅回路と、該増幅器の出力電圧よりベース電位が制御される電流駆動用トランジスタとの組合わせ回路により、前記信号レベル検出回路の出力電圧を前記駆動電流に変換することを特徴とする。
【0015】
また、プログラマブル制御回路を前記信号レベル検出回路に置換えて接続し、該プログラマブル制御回路は、前記半導体光増幅素子の増幅・減衰特性に応じて、駆動電流と利得・減衰特性関係、波長依存性、偏波依存性などの必要な条件を予め設定することにより、高安定な光パワーレベル等化動作を実行可能とすることを特徴とすることができる。
【0016】
また、前記プログラマブル制御回路は、前記半導体光増幅素子の駆動電流と利得・減衰特性関係を予め格納するメモリと、前記光/電気変換回路からのアナログレベルの信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換回路と、前記アナログ/ディジタル変換回路から出力するディジタル信号のレベルと前記メモリの格納情報とを比較して、最適な制御電圧信号を計算処理して出力するディジタル演算制御回路と、前記ディジタル演算制御回路から出力するディジタル信号をアナログ電圧信号に変換し変換したアナログ電圧信号を前記電圧/電流変換回路へ出力するディジタル/アナログ変換回路とを有することを特徴とすることができる。
【0017】
また、前記信号レベル検出回路と前記電圧/電流変換回路の間に、高利得の増幅回路を挿入したことを特徴とすることができる。
【0018】
(作用)
本発明は、上記のように、光信号の増幅・減衰素子として半導体光増幅素子を用い、この半導体光増幅素子の電気的バイアスを自動的に調整可能とする制御回路を設けているので、
(a)光信号の減衰だけでなく増幅による等化動作も可能であること、
(b)熱制御でなく、電気的制御により増幅・減衰特性を制御できること、
(c)広ダイナミックレンジ動作が可能であること、
(d)減衰動作時には、消費電力が小さくできること、
(e)出力レベルの自動安定化制御回路を具備していること、
(f)小形モジュール化/ハイブリッド集積化/モノリシック集積化に適した回路であること、
(g)このため、多チャンネル化が可能であること、
が従来技術と顕著に異なる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0020】
(第1の実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態の光パワーレベル等化回路の構成を示す。ここで、1は光ファイバ、6は光信号の増幅・減衰を行う半導体光増幅・減衰素子、7は光信号の分岐回路、8は光信号を電気信号に変換する光/電気変換回路(O/E)、9は信号レベル検出回路(Det.)、10は電圧信号を電流信号に変換する電圧/電流変換回路(V/I)、11は基準レベル電圧端子である。半導体光増幅・減衰素子6は、電流制御型の半導体光制御機能素子であって、半導体光増幅素子(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)として現在精力的に研究開発が進められている素子を想定している(SOAに関する文献例:(文献1)T.Ito, N.Yoshimoto, O.Mitomi, K.Magari, I.Ogawa, F.Ebisawa, Y.Yamada, and Y.Hasumi, "Polarization Independent Semiconductor Optical Amplifier Gate and Its Application in WDM Systems", IEICE Trans.Electron.,Vol.E81-C,No.8 August 1998.(文献2)T.Ducellier, M.Goix, J.Phebert, O.Legouezigou, "Compact high sensitivity 10Gbit/s SOA-filter-pin receiver module", Electronics letters, 13th, March 1997, Vol.33, No.6.(文献3)K.Morito, M.Ekawa, T.Watanabe, T.Fujii and Y.Kotaki, "High Saturation output power(+17dBm) 1550nm polarization insensitive semiconductor optical amplifier", ECOC 2000, Vol.1, Mon., September 4, Session 1.3.2.)。
【0021】
図4は、そのSOA(半導体光増幅素子)を用いた半導体光増幅・減衰素子6の特性の一例で、横軸に素子の駆動電流、縦軸に素子の光信号の入出力間の利得を示す。半導体光増幅・減衰素子6の駆動電流をフィードバック制御することにより、光ファイバ1を通る光信号を減衰させたり、増幅させたりすることが可能である。
【0022】
この図4の例では、半導体光増幅・減衰素子6の駆動電流を15mAから70mAまで可変すると、この素子の光信号の入出力間の利得を−20から+15dBまで、幅広く可変させることができる。よって、35dBのダイナミックレンジとなる。なお、SOAは半導体チップ素子であって、そのサイズは、一般に1mm角以下と小さい。
【0023】
図3の本発明の光パワーレベル等化回路の動作は、次の通りである。まず、半導体光増幅・減衰素子6からの光信号を分岐回路7で分岐し、分岐した光信号を光/電気変換回路8で電気信号に変換する。その電気信号のレベルと基準レベル電圧端子11の基準レベル電圧(Vref)とを信号レベル検出回路9で比較し、その比較結果を電圧/電流変換回路10により電流信号に変換し、この電流信号を半導体光増幅・減衰素子6へフィードバックする。
【0024】
光/電気変換回路8の出力レベルが、基準レベル電圧端子11の基準電圧よりも大きい場合は、半導体光増幅・減衰素子6への駆動電流が小さくなるように、また基準電圧よりも小さい場合は、その駆動電流が大きくなるように、信号レベル検出回路9を構成することにより、分岐回路7の出力パワーレベルを安定化させることができる。
【0025】
図5は、図3の構成の光パワーレベル等化回路の出力レベルの安定化動作を模式的に示す。図5に示すように、光の出力信号レベルが小さいときには、高利得動作となるように、光の出力信号レベルが大きいときには、低利得あるいは減衰動作となるように、半導体光増幅・減衰素子6の駆動電流を制御することにより、出力光レベルの安定化を図ることができる。この安定度は、ループ利得で決まり、ループの利得を高くなるように、例えば、信号レベル検出回路9と電圧/電流変換回路10の間に必要に応じて高利得の増幅回路(アンプ)を挿入することにより、30〜40dBの広い入力ダイナミックレンジに対しても1dB以下の光出力レベルの安定度を容易に確保することができる。
【0026】
さらに、光の大信号入力時には、半導体光増幅・減衰素子6は減衰動作となるため、消費電力は、少なくてすみ、また、半導体光増幅・減衰素子6は1mm各以下のチップ素子であるため、小形モジュール化/ハイブリッド集積化/モノリシック集積化に適している。
【0027】
また、半導体光増幅・減衰素子6の駆動電流の制御は、上述のようにフィードバック制御であるので、光レベルの波長、偏波の変動に対しても補償できる。
【0028】
なお、本発明では、利得・減衰制御素子としてSOAを想定したが、光ファイバアンプ(光ファイバ増幅器)等の光増幅器を適用することも可能である。
【0029】
図6は、本発明の第1の実施形態の詳細な回路構成と動作を示し、同図の(A)は図3における光/電気変換回路(O/E)8,信号レベル検出回路(Det.)9,電圧/電流変換回路(V/I)10部分の詳細な回路構成を示す。
【0030】
ここで、12は光信号を電流信号に変換するフォトダイオード(PD)、13は電流信号を電圧信号に変換するための抵抗、14−1は増幅回路、15は容量であり、これら12〜15の素子により光/電気変換回路(O/E)8を構成する。なお、25はフォトダイオード12へ印加されるPDバイアス電圧の供給用端子であり、0は接地端子である。光/電気変換回路8は、フォトダイオード13により光信号を電気信号に変換すると同時に、容量15によりその電気信号を積分し、平均値を検出する。
【0031】
14−3は差動入力の増幅回路であって、信号レベル検出回路9を構成する。信号レベル検出回路9は光/電気変換回路8の出力電圧(Vo1)20と基準レベル電圧端子11の基準電圧(Vref)16とを比較し、その比較結果を出力電圧(Vo2)21として出力する。
【0032】
14−4は出力電圧(Vo2)21を入力する差動入力の増幅回路、17は駆動電流設定用抵抗、18は電流駆動用トランジスタであって、これら素子14−4〜18により電圧/電流変換回路(V/I)10を構成する。なお、26は駆動電流(Id)回路用電源端子、0は接地端子である。電圧/電流変換回路10では、増幅回路14−4、駆動電流設定用抵抗17、および電流駆動用トランジスタ18の組合わせ回路により、信号レベル検出回路9の出力電圧(Vo2)21を駆動電流Idに変換し、この駆動電流Idを半導体光増幅・減衰素子6へ供給する。
【0033】
この回路の動作を説明する。まず、光信号をPD12により電流信号Iinに変換し、抵抗13と増幅器14−1とから構成される電流/電圧変換増幅回路によりその電流信号Iinを電圧信号(Vo1)20に変換する。これと同時に、積分用の容量15により平均値の検出動作を実現させ、Vo1出力としては、信号レベルの平均値の検出結果として、直流電圧信号が出力される。
【0034】
このVo1出力レベルを差動入力の増幅回路14−3で基準レベル電圧(Vref)と比較し、その比較結果である出力電圧(Vo2)21を電圧/電流変換回路10を介して駆動電流Idに変換し、この駆動電流Idを半導体光増幅・減衰素子6(SOAに相応)へフィードバックさせることにより、図3の分岐回路7の光出力レベルを安定化させることができる。
【0035】
図6の(B)は、同図の(A)の回路の動作を模式的に示したものである。図6の(B)に示すように、基準レベル電圧Vrefよりも電圧信号Vo1が大きい場合は、駆動電流Idは減少するように作用し、基準レベル電圧Vrefよりも電圧信号Vo1が小さい場合は駆動電流Idが増加するように作用する。電圧/電流変換回路10では、差動増幅回路14−4と抵抗17,トランジスタ18の組み合わせ回路により、トランジスタ18のベース電位を差動増幅回路14−4の出力電圧により制御し、トランジスタ18のコレクタ電流を線形に安定に制御できるように構成している。
【0036】
この回路構成の特徴は、初段のPD出力で15の容量Cにより帯域制限をかけていることから、回路は低速でよく、実現しやすい。また、雑音帯域も必然的に狭まることから、Rfの値を大きくすることができ、高感度な動作をさせることができる。このため、図3の光分岐回路7において、光/電気変換回路8への光分岐量を小さく設定(例えば、10分の1以下)しても、安定な制御動作を実現できる長所を有する。また、この回路は低速でよいことから、廉価な部品を使用でき、低コストでの実現が可能である。
【0037】
図7は、本発明の第1の実施形態の詳細な回路の他の構成例と動作を示し、同図の(A)は図3における光/電気変換回路8,信号レベル検出回路9,電圧/電流変換回路10部分の詳細な回路構成を示す。
【0038】
ここで、12は光信号を電流信号に変換するフォトダイオード(PD)、25はPD12のPDバイアス供給用端子、13は電流信号を電圧信号に変換するための抵抗、14−1は増幅回路、22は容量であり、これらの素子の組合わせにより光/電気変換回路8を構成している。20−1は、光/電気変換回路8の出力電圧(Vo1)である。
【0039】
また、14−2は出力電圧(Vo1)20−1を入力する差動入力の増幅回路、19はダイオード、23は容量、24は抵抗、0は接地端子であり、これらの素子の組み合せにより後述のピーク値検出回路を構成している。20−2はピーク値検出回路の出力電圧(Vo1′)である。
【0040】
また、14−3は出力電圧(Vo1′)20−2を入力する差動入力の増幅回路、16はその増幅回路20−2の基準レベル電圧端子11の基準レベル電圧(Vref)であり、21は信号レベル検出回路9の出力電圧(Vo2)である。
【0041】
また、14−4は出力電圧(Vo2)21を入力する差動入力の増幅回路、26は駆動電流(Id)の回路用電源端子、17は駆動電流(Id)の設定用抵抗、18は電流駆動用トランジスタであり、これらの素子の組み合せにより電圧/電流変換回路10を構成し、電圧/電流変換回路10の駆動電流(Id)が半導体光増幅・減衰素子6(SOAに相応)へ供給させる。0は接地端子である。
【0042】
図7の(B)は、同図の(A)の回路の動作を模式的に示す。本発明の図7の回路構成は、上述の本発明の図6の回路構成に対して、容量15が削除され、出力電圧(Vo1)20−1,差動入力の増幅回路14−2,ダイオード19,容量23,抵抗24から構成されるピーク値検出回路が付加されている点が異なる。
【0043】
図7の光パワーレベル等化回路の動作を説明する。まず、図3の分岐回路7で分岐された光信号を光/電気変換回路8を構成するフォトダイオード12により電流信号に変換し、この電流信号を抵抗13と増幅回路14−1とから構成される電流/電圧変換増幅回路により電圧信号(Vo1)に変換する。この電圧信号(Vo1)を、22の容量(C1)を介して差動増幅回路14−2,ダイオード19,容量23,抵抗24とから構成されるピーク値検出回路へ入力する。
【0044】
ピーク値検出回路では、ダイオード19の整流特性を利用して信号波形のピーク値を検出し、検出したそのピーク電圧レベル(出力電圧20−2のVo1′)を出力する。このピーク値検出動作を説明すると、信号レベルがHigh(ハイレベル)の時には、ダイオード19がオンとなって、容量23(C2)に電荷が蓄積され、信号レベルがLow(ローレベル)の時には、ダイオード19がオフとなって、容量23に蓄積された電荷により、ピーク値電圧が保持される。抵抗24の抵抗値Rhは、入力信号レベルが変化した時の応答時間を設定するためのもので、抵抗値Rhを高抵抗にするとピーク値電圧の保持時間を長く設定でき、小さくするとピーク値電圧の保持時間を短く設定できる。
【0045】
このピーク値電圧Vo1′(20−2)を次の段の差動入力の増幅回路14−3で基準レベル電圧(Vref)と比較し、その比較結果である電圧信号Vo2(21)を、差動入力の増幅回路14−4と抵抗17とトランジスタ18とで構成される電圧/電流変換回路10を介して電流により半導体光増幅・減衰素子6(SOAに相応)へフィードバックさせることにより、図3の分岐回路7における光出力レベルを安定化させることができる。
【0046】
図7の(B)に示すように、基準レベル電圧Vrefよりもピーク値電圧Vo1′が大きい場合は、駆動電流Idは減少するように作用し、基準レベル電圧Vrefよりもピーク値電圧Vo1′が小さい場合は、駆動電流Idが増加するように作用する。電圧/電流変換回路10では、図6の構成例と同様に、トランジスタ18のベース電位を電圧により制御し、そのコレクタ電流を線形に安定に制御できるよう構成している。
【0047】
図7の回路構成の特徴は、図6の回路構成と比較して、容量(C1)22で容量結合をし、ピーク値検出を行っている点であり、この容量結合の効果により、光信号の直流的な雑音(例えば、SOA6の自然放出光成分)を取り除くことができる利点を有する。このため、図6の平均値検出回路に比べて、信号光に対してより高精度な光出力の安定化制御を実現できる。
【0048】
(第2の実施形態)
図8は本発明の第2の実施形態の光パワーレベル等化回路の構成を示す。本実施形態の回路構成は、図3の第1の実施形態の回路構成に対して、光信号の分岐回路7を半導体光増幅・減衰素子6の前段に配置し、その前段の分岐回路7で分岐した光信号を用いて、光/電気変換回路8,信号レベル検出回路9,電圧/電流変換回路10からなる回路を通して、半導体光増幅・減衰素子6に対しフィードフォーワード制御を行っている点が異なる。
【0049】
本実施形態ではフィードフォーワード制御となるため、出力レベルの高精度安定化は厳しいが、半導体光増幅・減衰素子6の前段で光信号を分岐し、その光信号のレベルに応じた制御となるため、半導体光増幅・減衰素子6の雑音(自然放出光など)の影響を受けないという利点を有する。
【0050】
図9は、図8の構成の変形例であって、図8の信号レベル検出回路9に代えて、プログラマブル制御回路9−2を導入した構成を示す。この構成では、半導体光増幅・減衰素子6の増幅・減衰特性に応じて、プログラマブル制御回路9−2の制御端子27で条件設定(駆動電流と利得・減衰特性関係、波長依存性、偏波依存性など)を行うことにより、高安定な光パワーレベル等化動作を実現できる。
【0051】
図10は、図9のプログラマブル制御回路9−2の詳細な構成例を示す。ここで、28はアナログ/ディジタル変換回路(A/D)、29はディジタル演算制御回路、30はディジタル/アナログ変換回路(D/A)、31はメモリ、27−2はメモリ情報設定端子である。
【0052】
メモリ情報設定端子27−2を介してメモリ31に、半導体光増幅・減衰素子6の駆動電流と利得・減衰特性関係を予めインプット(格納)しておき、光/電気変換回路8からのアナログレベルの信号をA/D28でディジタルの信号に変換し、ディジタル演算制御回路29で、そのディジタル信号レベルとメモリ31のメモリ情報の内容とを比較し、かつ最適な制御電圧信号を計算処理して出力し、D/A30でそのディジタル信号出力をアナログ電圧信号に変換して電圧/電流変換回路10へ出力する。
【0053】
このような構成とすることにより、フィードフォードでも安定で高精度な出力パワーレベル等化動作を実現できる。
【0054】
(第3の実施形態)
図11は、本発明の第3の実施形態として、本発明の応用実施形態を示す。ここで、40は、本発明の光パワーレベル等化回路(図3,図8,図9で示すいずれかの回路)であり、41は光受信回路等の光信号を受けて動作する光処理回路である。例えば、41が光受信回路とすると、本発明の光パワーレベル等化回路40を光受信回路41の前段に挿入することにより、その光パワーレベル等化回路40の増幅・減衰動作により、光入力信号に対するダイナミックレンジを大幅に拡張することができる。
【0055】
41に相当する回路としては、上記の光受信回路の他、例えば入力ダイナミックレンジが小さく、許容できる入力レベル変動幅の小さい光波長変換回路を挙げることができ、そのような光波長変換回路の入力への等化回路として本発明の光パワーレベル等化回路40を有効に適用することができる。
【0056】
(第4の実施形態)
図12は、本発明の第4の実施形態として、本発明の光パワーレベル等化回路40の多チャンネル化への適用展開を示す。図13の(A)に示すように、従来の減衰特性のみでは、チャンネル中の最低の出力レベルへの等化しかできないが、図13の(B)に示すように、本発明の増幅・減衰動作を用いることにより、任意の出力レベルに設定することができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光信号の増幅・減衰素子として半導体光増幅素子を用い、この半導体光増幅素子の電気的バイアスを自動的に調整可能とする制御回路を設けたので、入力光信号に対してより広ダイナミックレンジ、より高精度な光パワーレベル等化動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の可変減衰回路の構成例を示すブロック図である。
【図2】従来の可変減衰回路の可変減衰特性を模式的に示すグラフである。
【図3】本発明の第1の実施形態の光パワーレベル等化回路の基本構成を示すブロック図である。
【図4】本発明で用いる半導体光増幅・減衰素子の特性例を模式的に示すグラフである。
【図5】本発明の第1の実施形態の光パワーレベル等化回路の光パワーレベル等化動作を説明するグラフである。
【図6】本発明の第1の実施形態における平均値検出型の光信号レベル検出回路の詳細構成を示す回路図(A)と、その回路の動作を示すグラフ(B)である。
【図7】本発明の第1の実施形態におけるピーク値検出型の光信号レベル検出回路の詳細構成を示す回路図(A)と、その回路の動作を示すグラフ(B)である。
【図8】本発明の第2の実施形態の光パワーレベル等化回路の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施形態の光パワーレベル等化回路の変形例を示すブロック図である。
【図10】図9のプログラマブル制御回路の詳細構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施形態として本発明実施形態の応用例を示すブロック図(A)と、その動作を説明する概念図(B)である。
【図12】本発明の第4の実施形態として、本発明の光パワーレベル等化回路の多チャンネル化への適用展開を示すブロック図である。
【図13】光パワーレベル等化回路の多チャンネル化の場合に、従来の減衰のみを利用した場合の作用を示すグラフ(A)と、本発明を適用した場合の作用を示すグラフ(B)である。
【符号の説明】
1 光ファイバ
2 可変減衰素子
3 可変減衰素子2を制御するための加熱・冷却素子
4 加熱・冷却素子3を制御するための温度制御回路
5 電気制御端子
6 半導体光増幅・減衰素子
7 光信号の分岐回路
8 光信号を電気信号に変換する光/電気変換回路
9 信号レベル検出回路
9−2 プログラマブル制御回路
10 電圧信号を電流信号に変換する電圧/電流変換回路
11 基準レベル電圧端子
12 光信号を電流信号に変換するフォトダイオード(PD)
13 電流信号を電圧信号に変換するための抵抗
14,14−1 増幅回路
14−2,4−3,4−4 差動入力の増幅回路
15 容量
16 基準レベル電圧(Vref)
17 駆動電流設定用抵抗
18 電流駆動用トランジスタ
19 ダイオード
20,20−1 光/電気変換回路の出力電圧(Vo1)
20−2 ピーク値検出回路の出力電圧(Vo1′)
21 信号レベル検出回路の出力電圧(Vo2)
22,23 容量
24 抵抗
25 PDバイアス供給用端子
26 駆動電流回路用電源端子
27 制御端子
27−2 メモリ情報設定端子
28 アナログ/ディジタル変換回路(A/D)
29 ディジタル演算制御回路
30 ディジタル/アナログ変換回路(D/A)
31 メモリ図3、図8
40 本発明の光パワーレベル等化回路(図3,図8,図9)
41 光受信回路等の光信号を受けて動作する光処理回路
0 接地端子
Claims (5)
- 駆動電流に応じて光信号の増幅・減衰を行う電流制御型の半導体光増幅素子と、
前記半導体光増幅素子の後段または前段に接続して光信号を分岐する分岐回路と、
前記分岐回路で分岐された光信号レベルが小さいときには、高利得動作となるように、該光信号レベルが大きいときには、低利得あるいは減衰動作となるように、前記半導体光増幅素子の前記駆動電流を制御する制御回路とを有し、
前記制御回路は、
前記分岐回路で分岐された光信号を電気信号に変換する光/電気変換回路と、
前記光/電気変換回路で変換された電気信号の電圧レベルを検出し、検出した電圧レベルと基準レベル電圧とを比較して、該電圧レベルが該基準レベル電圧よりも大きい場合は該駆動電流が減少するように、該電圧レベルが該基準レベル電圧よりも小さい場合は該駆動電流が増大するように作用する電圧信号を出力する
信号レベル検出回路と、
前記信号レベル検出回路から出力された電圧信号を電流信号に変換し、該電流信号を前記駆動電流として前記半導体光増幅素子に帰還する電圧/電流変換回路とを有し、
前記光/電気変換回路は、光信号を電流信号に変換するフォトダイオードと、
該フォトダイオードの出力電流信号を電圧信号に変換する抵抗と増幅器とから構成される電流/電圧変換増幅回路と、該電圧信号を積分して平均値を検出する容量とを有することで、信号レベルの平均値の検出結果として直流電圧信号を出力し、
前記信号レベル検出回路は、前記光/電気変換回路の前記直流電圧信号と基準レベル電圧とを比較し、その比較結果を出力電圧として出力する差動入力の増幅回路を有し、
前記電圧/電流変換回路は、駆動電流設定用抵抗と、該抵抗に一方の入力ポートが接続し前記信号レベル検出回路の出力電圧に他方の入力ポートが接続する差動入力の増幅回路と、該増幅器の出力電圧よりベース電位が制御される電流駆動用トランジスタとの組合わせ回路により、前記信号レベル検出回路の出力電圧を前記駆動電流に変換する
ことを特徴とする光パワーレベル等化回路。 - 駆動電流に応じて光信号の増幅・減衰を行う電流制御型の半導体光増幅素子と、
前記半導体光増幅素子の後段または前段に接続して光信号を分岐する分岐回路と、
前記分岐回路で分岐された光信号レベルが小さいときには、高利得動作となるように、該光信号レベルが大きいときには、低利得あるいは減衰動作となるように、前記半導体光増幅素子の前記駆動電流を制御する制御回路とを有し、
前記制御回路は、
前記分岐回路で分岐された光信号を電気信号に変換する光/電気変換回路と、
前記光/電気変換回路で変換された電気信号の信号波形のピーク値を検出し、
検出したピーク電圧レベルを出力するピーク値検出回路と、
前記ピーク値検出回路から出力されたピーク電圧レベルと基準レベル電圧とを比較して、該ピーク電圧レベルが該基準レベル電圧よりも大きい場合は該駆動電流が減少するように、該ピーク電圧レベルが該基準レベル電圧よりも小さい場合は該駆動電流が増大するように作用する電圧信号を出力する信号レベル検出回路と、
前記信号レベル検出回路から出力された電圧信号を電流信号に変換し、該電流信号を前記駆動電流として前記半導体光増幅素子に帰還する電圧/電流変換回路とを有し、
前記光/電気変換回路は、光信号を電流信号に変換するフォトダイオードと、
該フォトダイオードの出力電流信号を電圧信号に変換する抵抗と増幅器とから構成される電流/電圧変換増幅回路とを有し、
前記ピーク値検出回路は、前記光/電気変換回路で変換された電気信号の信号レベルを検出する差動入力の増幅器と、該増幅器の後段に接続するダイオードと、該ダイオードの後段に接続する容量とピーク値電圧の保持時間設定用の抵抗とを有し、前記信号レベルがHighの時には、該ダイオードがオンとなって、該容量に電荷が蓄積され、前記信号レベルがLowの時には、該ダイオードがオフとなって、該容量に蓄積された電荷により、ピーク値電圧が保持され、
前記信号レベル検出回路は、前記ピーク値検出回路の前記ピーク値電圧信号と基準レベル電圧とを比較し、その比較結果を出力電圧として出力する差動入力の増幅回路を有し、
前記電圧/電流変換回路は、駆動電流設定用抵抗と、該抵抗に一方の入力ポートが接続し前記信号レベル検出回路の出力電圧に他方の入力ポートが接続する差動入力の増幅回路と、該増幅器の出力電圧よりベース電位が制御される電流駆動用トランジスタとの組合わせ回路により、前記信号レベル検出回路の出力電圧を前記駆動電流に変換する
ことを特徴とする光パワーレベル等化回路。 - 請求項1に記載の光パワーレベル等化回路において、
プログラマブル制御回路を前記信号レベル検出回路に置換えて接続し、該プログラマブル制御回路は、前記半導体光増幅素子の増幅・減衰特性に応じて、駆動電流と利得・減衰特性関係、波長依存性、偏波依存性の少なくともいずれかを含む必要な条件を予め設定することにより、高安定な光パワーレベル等化動作を実行可能とすることを特徴とする光パワーレベル等化回路。 - 請求項3に記載の光パワーレベル等化回路において、
前記プログラマブル制御回路は、
前記半導体光増幅素子の駆動電流と利得・減衰特性関係を予め格納するメモリと、
前記光/電気変換回路からのアナログレベルの信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換回路と、
前記アナログ/ディジタル変換回路から出力するディジタル信号のレベルと前記メモリの格納情報とを比較して、最適な制御電圧信号を計算処理して出力するディジタル演算制御回路と、
前記ディジタル演算制御回路から出力するディジタル信号をアナログ電圧信号に変換し変換したアナログ電圧信号を前記電圧/電流変換回路へ出力するディジタル/アナログ変換回路と
を有することを特徴とする光パワーレベル等化回路。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の光パワーレベル等化回路に
おいて、
前記信号レベル検出回路と前記電圧/電流変換回路の間に、高利得の増幅回路を挿入したことを特徴とする光パワーレベル等化回路。
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