JP3637429B2 - 高温ガス配管 - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/12Arrangements for supporting insulation from the wall or body insulated, e.g. by means of spacers between pipe and heat-insulating material; Arrangements specially adapted for supporting insulated bodies

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高温高圧ガス配管に関し、特に、加圧流動層ボイラからガスタービンへの高温高圧ガスを輸送するのに好適な高温高圧ガス配管に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の高温高圧のガスを輸送する配管は、図8に示すように外筒100内に適宜の数の層からなる耐火キャスタ101と断熱キャスタ102とをY型アンカ103及びV型アンカ104で支持させた構成、または、図9に示すように外筒100内に複数層のセラミックファイバ断熱材105を施工させた構成が知られている。どちらも最内層に耐摩耗性で断熱材飛散防止用の内筒ライナ106を設置し、サポート107で支持させている。この図8と図9に示すものは内筒ライナ106を使用した一般的な内部断熱式高温配管構造である。ここで内筒ライナ106は一般的に、キャスタあるいはセラミックファイバからなる内部断熱材をガス流から保護するために取り付けられる。内筒ライナ106は外筒100にサポート107により固定される。サポート107は、図9のC−C矢視図である図10に示すように、円周方向に数ケ所、また、管軸方向にも適当な間隔で取り付けられている。このような形で内筒ライナ106を支持し、荷重を外筒100に伝える構造が一般的である。このような構造の高温ガス配管であれば、内部に例えば800〜900℃の高温ガス流体を流した場合にも外筒部分の温度は400℃以下にまで下げることができるので、外筒100は低廉な炭素鋼管または低合金鋼管が使用可能となる。また、耐圧は外筒100で持たせている。
【0003】
以上の内容は、高温ガス配管の構造としては非常に一般的なもので、多くの適用例、類似構造が見られるものである。
【0004】
ここで、図11に示すような加圧流動層発電プラントにおいて、加圧流動層ボイラ108からガスタービン109への高温高圧ガスを輸送する高温高圧ガス配管110について考えると、一般的な高温高圧ガスを輸送する配管に加えて以下の要求が追加される。
【0005】
(1)ガスタービン109を駆動するのに必要な大量のガスを供給するために、大径であること。
【0006】
(2)高効率でガスタービン109を駆動させるため、高温高圧ガス配管110でのガスの温度を極力低下させないこと。
【0007】
(3)高温高圧ガス配管110内の内部構造物が破損等により飛散した場合にも、破片がガスタービン109側に流れ込まない構造とすること。
【0008】
ここで、高温高圧ガス配管110の内部断熱材として、キャスタとセラミックファイバを比較すると、セラミックファイバの方が以下の点で有利である。
【0009】
(a)断熱性能がキャスタよりも優れており、同一断熱性能を果たすための必要厚さが薄くできるため、外筒の外径が小さくできる。
【0010】
(b)キャスタに比較して軽量であり、配管重量を少なくできるため、配管サポート構造等の負担が軽減できる。
【0011】
上記(a)(b)のセラミックファイバの利点は、本高温高圧ガス配管110が前記(1)に述べるように大径であることから顕著なものとなる。尚、補足すれば、前記(2)に対しては、外筒の外側に外部保温材を設けて配管外表面からの熱の放散を極力低減することで対応できる。この点については、キャスタとセラミックファイバとは同等である。また、前記(3)に対しては、断熱材の内側に金属製の内筒ライナを設置することで、断熱材の剥離等の損傷が起きたとしても内部流体に断熱材の破片が混入してタービン側に流れ込むという事故は防ぐことができる。この点についてもまた、キャスタとセラミックファイバとは同等である。以上のことから、加圧流動層ボイラ108とガスタービン109を結ぶ高温高圧ガス配管110の内部断熱材としては、セラミックファイバのほうがキャスタに比べて優位であると判断できる。
【0012】
ここで、図9は従来技術でのセラミックファイバ断熱材105を使用した高温ガス配管の一例である。セラミックファイバ断熱材105はブランケット状で外側から内側へと積層され、最内層は金属製の内筒ライナ106で保護されている。内筒ライナ106は高温ガスに直接曝されることから高温に耐えうる材料からなり、外筒100に溶接されたサポート107により支持されている。高温時の管軸方向の熱伸びは、内筒ライナ106の連結部分に一方の端を溶接したスリーブ117を設け、スリーブ117の他方の端のスライド構造部分で吸収する。また、管径方向の熱伸びはサポート107の柔軟性で吸収する構造となっている。
【0013】
ここで、上記従来技術の構造では、管軸方向の熱伸び吸収のために設けられたスリーブ117のスライド構造部分から、高温ガスがセラミックファイバ断熱材105に流入する可能性がある。セラミックファイバ断熱材105は基本的に細かな繊維質の集合体であるために、秒速10mを超えるようなガス流のなかではファイバの剥離、飛散などを生じる可能性がある。特に、加圧流動層ボイラの場合、送出される高温ガス中に流動層からの飛散灰が含まれるため、ファイバの剥離、飛散の程度はより厳しいものとなる。
【0014】
これに対して、従来技術においても、スリーブ117のスライド部からのガスの流入によるファイバの剥離、飛散を防止を目的とする構造を採用している。一つにはスライド部でのガスの流入口をガスの流れと対抗しないようにすることであり、これにより流入するガスの勢いを減じている。また、スライド部の隙間を狭くし、長さを長くすることで流路抵抗を高め、やはり、ガスの勢いを減じる工夫が成されている。
【0015】
しかし、上記の従来技術では、いくらスライド部において流路抵抗を高めても、断熱材層内の全体的なガス流れは起こり得るため、局部的にスライド部からガスが流れ込みやすい構造が存在する。また、スライド部そのものに損傷が生じた場合にもファイバの剥離や飛散が生じる可能性がある。
【0016】
こうしたファイバの剥離や飛散については、ファイバを断熱材として使用する場合の固有の検討課題であり、その対策としての公知例もいくつか存在している。 一つの公知例グループは実開昭56−120495、実開昭56−157498、実開昭57−196893、実開昭61−139391、特開昭61−294293等に見られるもので、外筒と内筒の間の断熱材層部を円錐板によって各部屋に仕切る仕切り板を有する構造を持つものである。代表例として実開昭56−120495の配管構造を図12に示す。この構造はヘリウムガスを流体として使用する配管での断熱材中にバイパス流れが発生して断熱効果が損なわれることを防止するもので、広い意味では断熱材の剥離や飛散も防止しようというものである。具体的には図12に示すように、円錐板状の仕切り板を円錐板サポート118として内筒ライナ106とその外側の中間ライナ119あるいは外筒100の間の断熱材中に設定するものである。円錐板サポート118は、内筒側あるいは外筒側の一端のみを溶接で固定し他端をスライド可能な構造としているものと、両端を溶接で固定するものとの2種類がある。
【0017】
もう一つの公知例グループは特開昭62−292993、特開昭62−292995、特開昭55−126189、実開昭58−106698等に見られるもので、V字リングサポートによって、外筒と内筒の間の断熱材層部を各部屋に仕切る構造となっているものである。代表例として特開昭62−292993の配管構造を図13に示す。この構造も図12と同様にヘリウムガスを流体として使用する配管での断熱材中にバイパス流れが発生して断熱効果が損なわれることを防止しようとするもので、広い意味では断熱材の剥離や飛散も防止しているものである。具体的には図13に示すように、V字リングサポート122を仕切り板として内筒ライナ106とその外側の外筒100の間の断熱材中に設定するものである。V字リングサポート122は、内筒側あるいは外筒側の一端のみを溶接して固定し他端をスライド可能な構造としているものと、両端を溶接で固定するものとの2種類がある。また、内筒ライナ106の支持方法としてV字リングサポート122を補強する意味でサポートピン123を設けている構造もある。
【0018】
その他の公知例として、図14に示すように、径方向の熱伸びを吸収する目的で、外筒100からの支持脚125と内筒ライナ106からの支持脚126とをピン127で連結し、径方向にスライド可能な構造としているものがある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術では、剥離や飛散を生じやすいセラミックファイバの保護について、内筒ライナ106のスライド構造部分でのガスの流入防止についての配慮はなされている。しかし、各々の方法には以下に示すような問題点がある。
【0020】
まず、図10、図14に示すように、管径方向に複数の支持脚を出して内筒ライナ106を支持する構造のものにおいては、支持脚間に隙間があるためそこをガスが通流する。従って、分岐部、ベント部、ノズル部などのように局部的に断熱材層内へガスが流れこみやすい構造が存在する場合や、スライド部そのものに損傷が生じたりした場合には、断熱材層内での全体的なガス流れによりファイバの剥離、飛散が発生して、高温ガス配管の断熱性能そのものに支障をきたす可能性がある。
【0021】
また、図12、図13に示す構造で内筒ライナ106を支持するものにおいては、断熱材層内へのガスの流入による断熱材の剥離、飛散は抑制できるものの、以下に示すような問題点がある。
【0022】
まず、円錐板サポート118の両端を溶接したものによると、溶接した付け根部に高い応力が発生し、熱疲労により損傷する可能性がある。これを避けるために一端のみを固定し、他端をスライド可能な構造としたものによると、製作上の誤差や溶接による変形によりスライドする部分に隙間を生じ、ガスのバイパス流れが生じる可能性がある。
【0023】
また、セラミックファイバ断熱材105はブランケットタイプのものが通常使用されるが、円錐板サポート118の頂部あるいはつけ根部付近に隙間なく充填することは構造上困難であり、円錐板サポート118との間に隙間が生じてガスのバイパス流れが生じやすくなる。
【0024】
また、図12、図13に示す構造のものは、円錐板サポート118、V字型リングサポート122を、外筒100または内筒ライナ106に溶接しながら順次取りつけないと製作できないため組立てに手間がかかる。さらに、円錐板サポート118、V字型リングサポート122付近の断熱材が、溶接の熱によって劣化あるいは溶損することがある。
【0025】
そこで、本発明では、高温高圧のガス配管において断熱材層内へのガスの流入による断熱材の剥離、飛散を抑制することを課題とする。また、配管の組立が容易となることを課題とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
スリーブ継手を介して縦列に連結される内筒と、前記内筒の外側に設けられた外筒と、前記内筒と外筒との間に設けられた断熱材とからなる高温ガス配管において、前記内筒の外側全周に渡って鍔状に設けられ管軸に直交して溶接された内筒側円盤プレートと、前記外筒の内側全周に渡って鍔状に設けられ管軸に直交して溶接された外筒側円盤プレートとを備え、前記内筒側円盤プレートと前記外筒側円盤プレートとは互いの縁部が全周に渡って重ねられボルトで締結されたことと、前記内筒を形成する一内筒の端部の外側周囲に前記内筒側円盤プレートが溶接され、この内筒側円盤プレートの内周部に円筒状の突条部が形成されてなり、この突条部と前記一内筒に連結される他の内筒の端部とでスリーブ継手を形成したことを特徴とする。このようにしたものによれば、隣接する断熱材層を重ねられた2つの円盤プレートで仕切ることになるため、スリーブ継手よりガスが断熱材層内に浸入した場合にも断熱材層間のガス流れを抑制でき、断熱材の剥離、飛散を抑制することができる。また、内筒側円盤プレートが一内筒の端部ごとに位置することになり、2つの円盤プレートの締結部分が断熱材に隠れることなく露出するため、配管の組立て作業が容易となる
【0027】
また、上記した2つの円盤プレートのお互いに重なる部分のうち、片側にはボルトを設置し、もう片方には管径方向に長穴となるボルト穴をあけ、その長穴にボルトを差し込んで締結する構造としたことにより、2つの円盤プレートはお互いに管径方向にスライド可能となる。このことにより、2つの円盤プレートの管径方向の熱伸び差を吸収することができる。
【0028】
また、円盤プレートの温度分布により発生する円周方向の熱伸び差の吸収は、上記した2つの円盤プレートに、放射状のスリットを1か所以上設けることにより達成される。そのさい、スリット部に発生するガス流れを抑制するため、上記した2つの円盤プレートに設けた放射状のスリットにそれぞれカバープレートを設けることが望ましい
【0029】
また、上記のものに加えて、2つの円盤プレートの重なり部に薄いセラミックペーパー断熱材を挟み込んだものによれば、重なり部分におけるガスの流路抵抗を増加させ、互いに隣接する断熱材層間のガスの流れの発生を防ぎ、かつ、断熱効果を奏することができる。
【0031】
なお、内筒ライナの管軸方向の熱伸びは、従来技術と同様に、隣接する内筒ライナとの間に設けられたスライド構造の部分で吸収するものとしている。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明による高温ガス配管の実施の一形態を図1から図4に示す。図1は高温ガス配管の管軸方向断面図であり、図2は図1のA部詳細図であり、図3は図2のB−B線矢視図で、高温ガス配管の管径方向断面図であり、図4は内筒側円盤プレートのボルト穴部の詳細図である。
【0033】
配管の構造の一例を図1から図3に示しつつ説明する。
外筒1の内側に内筒ライナ2が同心状に設置された様子を図3に示す。外筒1と内筒ライナ2の直径は、それぞれが例えば約2.0m、1.5mほどの大きさである。内筒ライナ2の1エレメントの長さは例えば1.5mほどの円筒であり、これらが管軸方向に複数個連結して内筒ライナ2をなしている。
【0034】
外筒1の内壁にはその全周に亘って、内筒ライナ2を支える支持部材の1つである外筒側円盤プレート3が溶接される。これは、幅が例えば160mmの円環状の部材であり、外筒1に管軸に直交して鍔状に取り付けられる。その管軸方向の取付け間隔は内筒ライナ2の1エレメントの長さと同じで例えば1.5mである。また、外筒側円盤プレート3の内周側には、円周方向に等間隔に複数本、例えば8本のボルト4が取り付けられる。ボルト4は、外筒側円盤プレート3のガス流上流側方向にナットがかかる軸部を突出させて植立されている。
【0035】
内筒ライナ2の1エレメントの一終端(ガス流上流側端)の外側周囲には、その全周に亘って、内筒ライナ2を支える支持部材の1つである内筒側円盤プレート5が管軸に直交して鍔状に取り付けられ、溶接されている。これは図2に示すように断面T字状の部材で、内側に円筒状の部分(T字の横線部分)と外側に幅が例えば85mmの円環状の部分(T字の縦線部分)とを持つ。この内筒側円盤プレート5は円筒状部の一端が内筒ライナ2の1エレメントの終端外側に溶接され、円筒状部の他の一端は突条部として、内筒ライナ2の当該1エレメントに連結する他の1エレメントの始端とスリーブ継手を形成する。
【0036】
また、内筒側円盤プレート5の円環状部分の外周縁部と外筒側円盤プレート3の内周縁部とは全周に渡ってお互いに重なる領域を有し、この内筒側円盤プレート5の円環状部分の重なる領域には、外筒側円盤プレート3に取り付けられたボルト4の位置に対応させて、複数個、例えば8個の径方向に長穴となったボルト穴6が開孔されている。内筒側円盤プレート5と外筒側円盤プレート3は、その間にセラミックペーパー断熱材7を挟んでボルト4、ナット8で締結される。
【0037】
外筒1と内筒ライナ2の間の断面円環状の空間で上記の円盤プレート3、5以外の部分には、セラミックファイバ断熱材10が充填され、インサルピン9で外筒1に取り付けられている。また、外筒1の外側は、外部保温材11で覆われている。
【0038】
つぎに、配管の組立てについて説明する。図1に示すように、まず外筒側円盤プレート3を、外筒1の内壁に先に述べたとおり内筒ライナ2の1エレメント長の間隔で溶接する。この外筒1の内周にセラミックファイバ断熱材10をインサルピン9で円筒状に取り付ける。このとき、セラミックファイバ断熱材10の内径が、内筒ライナ2の外径にほぼ等しいかやや小さめになるようにしておく。次に、内筒ライナ2の1エレメントの一端(ガス流上流端)外側に内筒側円盤プレート5を溶接する。これを外筒1の内部に内筒側円盤プレート5を溶接していない一端(ガス流下流端)を先にして挿入し、挿入した内筒ライナ2の下流端を、先に外筒1内に取り付けられている内筒ライナ2の内筒側円盤プレート5の円筒状部に挿入して連結する。そして、あらかじめ外筒側円盤プレート3に植立されているボルト4を、挿入した内筒ライナ2の内筒側円盤プレート5のボルト穴6に差し込んでナット8で締結することにより、内筒ライナ2を外筒1に取付ける。その際、2枚の円盤プレート3、5の間には薄いセラミックペーパー断熱材7をはさみ込む。また、ナット8の締め込みの程度は2枚の円盤プレート3、5が径方向にスライド可能な程度とする。
【0039】
次いで外筒1内周面に、新たな外筒側円盤プレート3を、取付け済みの外筒側円盤プレート3から所定の距離だけ離れた位置に取付けて溶接する。あらたに取り付けた外筒側円盤プレート3と先に取付け済みの外筒側円盤プレート3の間の外筒1の内周に、セラミックファイバ断熱材10を所定の厚みになるようにインサルピン9で取り付ける。一端(ガス流上流端)外側に内筒側円盤プレート5が溶接された内筒ライナ2の1エレメントを、外筒1の内部に、内筒側円盤プレート5が取り付けられていない側の端(ガス流下流端)を先にして挿入し、挿入した内筒ライナ2の下流端を、先に外筒1内に取り付けられている内筒ライナ2の内筒側円盤プレート5の円筒状部に挿入して連結する。そして、あらかじめ外筒側円盤プレート3に植立されているボルト4を、挿入した内筒ライナ2の内筒側円盤プレート5のボルト穴6に差し込んでナット8で締結することにより、内筒ライナ2を外筒1に取付ける。
【0040】
これら一連の作業を順次繰り返していくことにより、配管を完成する。
【0041】
次に、配管使用時の各部の作用について説明する。セラミックファイバ断熱材10は、外筒1の内部断熱材として外筒の内側を層状に覆い、断熱性能を確保する。内筒ライナ2は、セラミックファイバ断熱材10の内側に設置されて高温のガスよりセラミックファイバ断熱材を保護する。図2に示すように、内筒ライナ2は片側端部で内筒側円盤プレート5の一端と溶接で固定され、同時にその端部と内筒側円盤プレート5の一部とで隣接する内筒ライナ2とスリ−ブ継手を形成し、内筒ライナ2の軸方向の熱伸びを吸収する。また、内筒側円盤プレート5のボルト穴6は、図4に示すように径方向に長穴であるため、内筒側円盤プレート5と外筒側円盤プレート3との径方向のスライドが可能な構造となっている。これにより、内筒側円盤プレート5と外筒側円盤プレート3との熱伸び差を吸収することができ、2つの円盤プレ−ト3、5の溶接部分の応力を緩和することができる。両方の円盤プレートの重なり部分にはさみ込まれたセラミックペーパー断熱材7は、円盤プレート3、5の隙間を塞いで断熱材層と円盤プレート3,5を介して隣接する断熱材層との間との流路抵抗を確保し、断熱材間のガス流れの発生を抑制する。
【0042】
2つの円盤プレート3、5の設置で注意すべき点は、隣接するプレ−トとの設置間隔である。これは内筒ライナ2の1エレメントの長さでもあるが、接近させすぎると円盤プレート3、5を介しての内筒ライナ2から外筒1への熱の流出が過大となり、外筒1の温度を上昇させてしまうことになる。しかし、設置の間隔を適切に取れば、外筒1の温度上昇はわずかとなり、外筒1の設計温度に影響を与えることはない。この円盤プレート3、5設置による外筒1の温度上昇は無視できないので、あらかじめ解析等により温度上昇の程度を把握しておく必要がある。
【0043】
本実施例の円盤プレートによる内筒支持構造とすれば、各管部の断熱材が円盤プレートで仕切られることで隣接する断熱材層とのガス流れが無視できるようになるので、スリ−ブ継手部分からのガスの著しい流入の可能性のある個所においてもこれを低減でき、セラミックファイバ断熱材の剥離、飛散を抑制することができる。
【0044】
また、2つの円盤プレートは管軸に対して直角に取り付けられるため、断熱材を入れにくい空間が存在しない。そのため、セラミックファイバ断熱材の充填が容易にできると同時に、断熱材と円盤プレートとの密着度が良くなる。
【0045】
また、締結のためのボルト穴が径方向に長穴であるため、2つの円盤プレートはお互いに径方向にスライド可能となっている。これにより、内筒側円盤プレートと外筒側円盤プレートとの熱伸び差を吸収することができ、2つの円盤プレ−トの溶接部分の応力を緩和することができる。
【0046】
また、配管の組立てにおいては、あらかじめ外筒側円盤プレートを溶接した外筒に断熱材を施工したのち、一端に内筒側円盤プレートを溶接した内筒ライナを挿入してボルトナットで取り付けるが、その際、ボルト締結部分が断熱材に隠れることなく露出しているため配管の組立て作業が容易となる。また、断熱材を取り付けた状態での溶接作業がないので、断熱材が溶けたり劣化したりする不具合が発生しない。
【0047】
本発明による高温高圧ガス配管の第2の実施例を図5に示す。図5は図1の直管に対する本発明の実施例をベント管に適用したものである。ベント管に対しても基本的な構造と考え方は直管と同様のものが適用できる。
【0048】
本発明による高温高圧ガス配管の第3の実施例を図6に示す。これは外筒側プレート3、内筒側円盤プレート5に、円周上のボルトピッチ間隔に放射状の外筒側円盤プレートスリット12、内筒側円盤プレートスリット13を設けたものである。このスリット12、13は2つの円盤プレート3、5の温度分布によって発生する円周方向の熱応力を開放するものである。高温ガス配管の温度条件によってはスリット12、13の付与が必要となる場合がある。しかし、このスリットの付与は隣接する断熱材層間のガス流れの抑制という点からは好ましくないので、設ける場合はできる限りスリット幅を狭くすることが望ましい。また、スリット12の位置とスリット13の位置は、ガス流れの抑制の点で、周方向にずらした位置とするのが望ましい。
【0049】
図7は上記の点について考慮した第4の実施例である。図6と同様に2つの円盤プレート3、5に放射状のスリット12、13を施し、それによって生じる断熱材層間のガス流れの増加を防ぐため、それぞれにカバープレート14、15を設置してスリットの隙間を塞ぐ構造としている。
【0050】
【発明の効果】
本発明の高温高圧ガス配管によれば、外筒と内筒ライナの間の断熱材が管軸に垂直な円盤プレートで仕切られており、円盤プレートを介して隣接する断熱材層を通じてのガス流れが無視できるようになるので、セラミックファイバ断熱材の剥離、飛散を抑制することができる。
【0051】
また、配管の組立てにおいては、外筒と内筒ライナの間の断熱材が取り付けられる前にボルト締結を行うため作業が容易となる。また、断熱材が溶けたり劣化したりする不具合が発生しない。また、セラミックファイバ断熱材の充填が容易にできると同時に、断熱材と円盤プレートとの密着度が良くなる。
【0052】
また、2つの円盤プレートはお互いに径方向にスライド可能であるため、両者の熱伸び差を吸収することができ、溶接部分の応力を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を高温ガス配管の直管部に適用した第1の実施例の縦断面図を示す。
【図2】図1のA部詳細図であり、円盤プレートの詳細構造を示す。
【図3】図2のB−B線矢視図である。
【図4】図1に示す円盤プレートのボルト穴部の詳細図である。
【図5】本発明をベント管に適用した第2の実施例の縦断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例での、円盤プレートの詳細図である。
【図7】本発明の第4の実施例での、円盤プレートの詳細図である。
【図8】断熱材としてキャスタを用いた従来技術の高温ガス配管の直管部の断面図である。
【図9】断熱材としてセラミックファイバを用いた従来技術の高温ガス配管の直管部の断面図である。
【図10】図9のC−C線矢視図である。
【図11】加圧流動層発電プラントにおける高温高圧ガス配管の一使用例のシステム構成図を示す。
【図12】支持板に円錐板サポ−トを使用した公知例の構造を示す。
【図13】支持板にV字リングサポートを使用した公知例の構造を示す。
【図14】公知の円周方向のスライド機構を示す。
【符号の説明】
1 外筒 2 内筒ライナ
3 外筒側円盤プレート 4 ボルト
5 内筒側円盤プレート 6 ボルト穴
7 セラミックペーパー断熱材 8 ナット
9 インサルピン 10 セラミックファイバ断熱材
11 外部保温材 12 外筒側円盤プレートスリット
13 内筒側円盤プレートスリット 14 カバープレート
15 カバープレート 100 外筒
101 耐火キャスタ 102 断熱キャスタ
103 Y型アンカ 104 V型アンカ
105 セラミックファイバ断熱材 106 内筒ライナ
107 サポート 108 加圧流動層ボイラ
109 ガスタービン 110 高温高圧ガス配管
111 コンプレッサー 112 空気配管
113 圧力容器 114 脱塵装置
115 排ガスヒーター 116 煙突
117 スリーブ 118 円錐板サポート
119 中間ライナ 120 ガスパス防止板
121 内筒スライド部 122 V字リングサポート
123 サポートピン 124 凹部
125 外筒側支持脚 126 内筒側支持脚
127 ピン

Claims (6)

  1. スリーブ継手を介して縦列に連結される内筒と、前記内筒の外側に設けられた外筒と、前記内筒と外筒との間に設けられた断熱材とからなる高温ガス配管において、前記内筒の外側全周に渡って鍔状に設けられ管軸に直交して溶接された内筒側円盤プレートと、前記外筒の内側全周に渡って鍔状に設けられ管軸に直交して溶接された外筒側円盤プレートとを備え、前記内筒側円盤プレートと前記外筒側円盤プレートとは互いの縁部が全周に渡って重ねられボルトで締結されたことと、前記内筒を形成する一内筒の端部の外側周囲に前記内筒側円盤プレートが溶接され、この内筒側円盤プレートの内周部に円筒状の突条部が形成されてなり、この突条部と前記一内筒に連結される他の内筒の端部とでスリーブ継手を形成したことを特徴とする高温ガス配管。
  2. 請求項1に記載の高温ガス配管において、前記内筒側円盤プレートと前記外筒側円盤プレートのお互いに重なる部分の片方にボルトを設置し、もう片方に管径方向に長穴となるボルト穴を設け、該長穴に前記ボルトを差し込んで前記2つの円盤プレートが締結されてなることを特徴とする高温ガス配管。
  3. スリーブ継手を介して縦列に連結される内筒と、前記内筒の外側に設けられた外筒と、前記内筒と外筒との間に設けられた断熱材とからなる高温ガス配管において、前記内筒の外側全周に渡って鍔状に設けられ管軸に直交して溶接された内筒側円盤プレートと、前記外筒の内側全周に渡って鍔状に設けられ管軸に直交して溶接された外筒側円盤プレートとを備え、前記内筒側円盤プレートと前記外筒側円盤プレートとは互いの縁部が全周に渡って重ねられボルトで締結されていることと、前記2つの円盤プレートに放射状スリットが設けられていて、スリットそれぞれにカバープレートが設けられていることを特徴とする高温ガス配管。
  4. 請求項3に記載の高温ガス配管において、前記内筒側円盤プレートと前記外筒側円盤プレートのお互いに重なる部分の片方にボルトを設置し、もう片方に管径方向に長穴となるボルト穴を設け、該長穴に前記ボルトを差し込んで前記2つの円盤プレートが締結されてなることを特徴とする高温ガス配管。
  5. 請求項3または4に記載の高温ガス配管において、前記内筒を形成する一内筒の端部の外側周囲に前記内筒側円盤プレートが溶接され、この内筒側円盤プレートの内周部に円筒状の突条部が形成されてなり、この突条部と前記一内筒に連結される他の内筒の端部とでスリーブ継手を形成したことを特徴とする高温ガス配管。
  6. 請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の高温ガス配管において、前記2つの円盤プレートの重なり部に薄い断熱材を挟み込んだことを特徴とする高温ガス配管。
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