JP3635904B2 - ガスサイクル機関冷凍機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、逆スターリングサイクル冷凍機(以下「スターリング冷凍機」と呼称する)に代表されるガスサイクル機関冷凍機、詳しくは該冷凍機の低温伝熱部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
クライオクーラなどに適用して低温(絶対温度80K程度)の寒冷を得る冷凍機として、スターリング冷凍機,パルス管冷凍機など、相変化を伴わない作動ガスを用いたガスサイクル機関冷凍機が公知である。
ここで、スターリング冷凍機を例に挙げて、従来におけるスターリング冷凍機の構成,動作を図5で説明する。図において、1は放熱フィン付きのシリンダ1aに内蔵した圧縮ピストン1bを駆動モータ(図示せず)で往復動するレシプロ圧縮機、2は圧縮機1のシリンダ1aの吐出口に管路を経て接続した蓄冷器、3は膨張シリンダ3aと膨張ピストン3bからなる膨張機(ディスプレーサ)、4は蓄冷器2の低温側端と膨張機3のシリンダ3aとの間にまたがって両者間を連通するガス流路4a(機械加工の容易な断面円形状の穴)を形成した低温伝熱部であり、圧縮機1と膨張機3の間の閉空間を作動空間としてここに作動ガス(ヘリウムガス)が封入されている。なお、圧縮機1と膨張機3とは相対的に90°の位相差でモータ駆動される。また、前記の低温伝熱部4は、コールドヘッド(寒冷発生部)としてその冷却端A(上面)に被冷却体5を伝熱的に設置し、次記の冷凍サイクル(逆スターリングサイクル)により寒冷を発生して被冷却体5を低温に冷却する。
【0003】
周知のように逆スターリングサイクルは、等温圧縮,等容移送,等温膨張,等容移送の4工程で低温伝熱部に寒冷を発生させる。すなわち、冷凍機の定常動作では、等温圧縮工程で圧縮機1により作動ガスが圧縮され、続く等容移送工程で作動ガスは蓄冷器2により冷却されて膨張空間に送られる。次の等温膨張工程では作動ガスが寒冷を発生し、冷却端を通して被冷却物から熱を奪う。続く等容移送工程で低温の作動ガスが蓄冷器2を冷却して圧縮機1に戻る。そして、この冷凍サイクルを繰り返すことにより低温伝熱部4に設置した被冷却体5が低温に冷却される。
【0004】
なお、冷凍機の始動開始直後は低温部の作動ガスは常温状態にあるので、最初の膨張過程ではガスと冷却端(低温伝熱部4)との間に熱の移動はなく、作動ガスは断熱膨張してガス温度が降下する。この冷えたガスが容等変化で圧縮機側に戻る過程で蓄冷器を冷却するので、次のサイクルで作動ガスが膨張機に送り出されるときには、蓄冷器の温度は前のサイクルよりも低くなっており、これに冷やされたガスがさらにほぼ断熱膨張するので温度はますます下がって行き、冷凍サイクルの繰り返しにより定常運転状態に移行する。
【0005】
また、前記構成になるスターリング冷凍機の膨張機3は、その膨張ピストン3bをオリフィスとリザーバからなるパルス管に置き換えることにより、パルス管冷凍機として成り立つ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した従来のスターリング冷凍機(ガスサイクル機関冷凍機)は、冷凍能力が10W程度の極低温冷凍機に対しては有効に機能するが、冷蔵庫などのように、冷却温度は−15℃程度であるが所要冷凍能力がKWオーダーにもなる冷蔵装置に適用する場合に、従来構成のままでは低温伝熱部4のガス流路が単純な断面円形穴であることから、その伝熱部材とここを通流する作動ガスとの間の熱通過率が低く、このために小型で効率の高い冷凍機が得られないといった問題がある。
【0007】
すなわち、冷凍機は冷凍能力を一定とした場合に、消費電力と体格(外形寸法)で評価され、その評価の因子として低温伝熱部4における熱通過率,ガス流路の容積(死容積),および圧力損失が挙げられる。ここで各因子の冷凍性能に与える影響について述べると、
(1) まず熱通過率については、冷凍機の運転状態で低温伝熱部4の冷却端温度Taとガス流路4aを通流する低温ガスのガス温度Tcとの間には、低温伝熱部4の熱通過率に対応した温度差ΔTが発生する。したがって、冷却端温度Taを被冷却体5の要求する温度にするためには、低温ガス温度Tcを冷却端温度Taよりもさらに温度差ΔTだけ低く(Tc=Ta−ΔT)する必要がある。
【0008】
一方、スターリング冷凍機の理論熱効率(成績係数:COP)は、高温ガス温度をThとすると、
【0009】
【数1】
COP=Tc/(Th−Tc)=(Ta−ΔT)/(Th−Ta+ΔT)
として表され、温度差ΔTが大きくなると成績係数(COP)が低下し、同一の熱負荷に対しては冷凍機の入力が増大する。また、冷却端温度Taに対して温度差ΔTを補償するように低温ガス温度Tcを低くすると、蓄冷器2での熱ロス,膨張機3におけるピストンとシリンダとの相対変位に伴って生じるシャトルロスなどの冷凍機自身の熱ロスが増加して冷却すべき熱負荷が増大する。このように、低温伝熱部4の熱通過率が低いと、その分だけ被冷却体5が要求する冷却端温度Taに対して低温ガス温度Tcを低めなければならず、その結果として冷凍機の成績係数(COP)が低下するとともに冷却すべき熱負荷が増大するので入力が増加し、冷凍機の効率が低下するようになる。
【0010】
かかる点、従来の低温伝熱部4では伝熱部材の内部に加工した単純な断面円形状の穴でガス流路4aを形成している。したがって、作動ガスが通流する流路の容積に対して作動ガスが直接接触する伝熱面積(穴の内周面)の比率が小さく、このために熱通過率が小さくなる。
(2) また、低温伝熱部4に形成したガス流路4aの容積(死容積)については、ガス流路4aの容積が大きいと、圧縮機1のピストン1bの変位(移動)に対するガス圧力の変化が小さくなる。このために、冷凍サイクルの等温圧縮工程と等温膨張工程の間で必要な圧力振幅を得るには、ピストン1aのストロークを大きくするか、ピストン1aの断面積を大きくする必要があるが、これは冷凍機の体格大型化を招くとともに、同一のガス圧変化に要する圧縮機1のガス吐出し量が増して冷凍機の入力が大きくなる。
【0011】
(3) 一方、低温伝熱部4のガス流路4aにおける圧力損失は、圧縮機1の入力を増加させるほか、膨張機3におけるガス圧振幅を小さくして冷凍出力を低下させる原因となるため、ガス流路の断面積(流路の容積)との関連でできるだけ小さく抑えることが必要である。
この発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は先記スターリング冷凍機などのガスサイクル機関冷凍機を対象に、その低温伝熱部における死容積,圧力損失を小さく抑えつつ熱通過率を向上し、小型な体格で熱効率の高い冷凍機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明によれば、ガス圧縮機のシリンダに接続した蓄冷器の低温側端と膨張機との間にまたがって内部にガス流路を形成した低温伝熱部を介装接続し、該低温伝熱部をコールドヘッドとして冷凍サイクルにより寒冷を発生させるように構成したガスサイクル機関冷凍機において、前記低温伝熱部を、その長手方向にガス流路となる断面円形穴を形成した第1の伝熱部材と、第1伝熱部材のガス流路穴に挿入し、かつその両端を第1伝熱部材へ伝熱的に結合した円柱状の第2の伝熱部材とで構成するとともに、第1伝熱部材と第2伝熱部材との間の対向面域に長手方向のガス流路を形成するものとする(請求項1)。
【0013】
このように、両端で伝熱的に結合した第1伝熱部材と、該伝熱部材の穴に挿入して両端を伝熱的に結合した第2伝熱部とを組合せて、その対向面域にガス流路を形成して低温伝熱部を構成することにより、作動ガスとの熱交換がガス流路を挟んで対向する第1伝熱部材,および第2伝熱部材との間で行われるために、その分だけ大きな伝熱面積を確保して低温伝熱部の熱通過率が高くなる。また、単位流路面積に対する伝熱面積が大きくなることで、死容積が低減する。
【0014】
また、本発明によれば、前記構成の低温伝熱部,およびガス流路は、具体的には次記のような形態で構成することかできる。
(1) 第2伝熱部材を長手方向の中間部で二分し、第1伝熱部材と第2伝熱部材との間に温度差があっても、両者の間に熱応力が作用するのを防ぐようにする(請求項2)。
【0015】
(2) 第2伝熱部材の直径を第1伝熱部材の穴径よりも径小に設定して穴内に同心配置し、ガス流路を第1伝熱部材の穴内周面と第2伝熱部材の外周面との間に成形する(請求項3)。
(3) 第2伝熱部材の直径を第1伝熱部材の穴径と同じ径に設定し、両者間を伝熱的に密着させて嵌め合わせるとともに、ガス流路を第1伝熱部材の穴内周面,もしくは第2伝熱部材の外周面のいずれか一方,または双方の周上に分散したスリット状溝で形成し、ガス通路の死容積を小さく抑えつつ作動ガスと伝熱部材との間に大きな伝熱面積を確保できるようにする(請求項4)。
【0016】
(4) 前項(3) において、第1伝熱部材に第2伝熱部材を焼き嵌めし、両者間の嵌め合いをしまり嵌めとして高い熱通過率が得られるように伝熱的に密着させる(請求項5)。
(5) ガス流路となるスリット溝の断面形状を三角形,もしくは四角形としてスリット溝の断面積に対する溝の辺長を大きくし、ガス流路の死容積に対する伝熱面積の増大化を図る(請求項6)。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、スターリング冷凍機を例に、この発明の実施の形態を図1ないし図4に示す実施例に基づいて説明する。なお、各実施例の図中で図5に対応する同一部材には同じ符号が付してある。
〔実施例1〕
図1(a),(b) はこの発明の請求項1,3に対応する基本的な実施例の構成を示すものである。この実施例において、冷凍機の全体構成は基本的に図5と同様であるが、低温伝熱部4が第1の伝熱部材6と第2の伝熱部材7の組合せから構成されている。
【0018】
ここで、第1の伝熱部材6は、その長手方向に沿って貫通する断面円形状の穴6aを穿孔し、さらに両端側の側壁には蓄冷器2,膨張機3のシリンダ3aに通じる口が開口した構成になる。一方、第2の伝熱部材7はその中央部7aの直径を前記穴6aの穴径よりも一回り小さく、両端部7bを穴6aと同じ直径にし、さらに蓄冷器2,膨張機3のシリンダ3aに通じる連通口部分7cを小径にした段付きの円柱体としてなる。
【0019】
そして、第2伝熱部材7を第1伝熱部材6の穴6aに挿入した上で、その両端部7bを第1伝熱部材部材に溶接して気密,伝熱的に結合する。この組立て状態では、第1伝熱部材6の穴6aの中に第2伝熱部材7の中央部7aが同心的に位置し、穴6aの内周面と中央部7aの外周面との間の環状隙間gで膨張空間のガス流路4aが形成される。
【0020】
かかる構成で、冷凍機の運転時に前記ガス通路4aを通流する作動ガスと低温伝熱部4との間の熱交換は、環状隙間のガス通路4aを挟んで対向する第1伝熱部材6の穴内周面,および第2伝熱部材4の外周面との間で行われ、かつ第2伝熱部材7に伝熱した冷熱はその両端部から第1伝熱部材6を経て被冷却体5を搭載した冷却端に伝熱する。これにより、図5に示した従来構造の低温伝熱部と較べて、流路断面積に対する伝熱面積が増大して熱通過率が高くなる。
【0021】
〔実施例2〕
図2は、この発明の請求項2に対応する実施例の構成を示すものである。この実施例においては、先記実施例1と同様に低温伝熱部4に組み込んだ第2伝熱部材7が中央で左右に二分割されており、各分割部材7A,7Bの端部がそれぞれ第1伝熱部材6の左右端部に溶接して気密,伝熱的に結合されている。
【0022】
かかる構成によれば、第1伝熱部材6と第2伝熱部材7との間に温度差があっても、その熱応力は分断部分で吸収され、第1伝熱部材6に作用することがない。また、第1伝熱部材6と第2伝熱部材7を熱膨張係数の異なる異種金属で構成した場合でも、同様に両伝熱部材の間に熱応力の加わることがない。これにより、低温伝熱部4に連結した膨張機3のシリンダ(膨張シリンダは熱ロスを低めるために薄肉に構成されている)に不当な変形を与えて膨張ピストンの動作を阻害するおそれがない。
【0023】
〔実施例3〕
次に、この発明の請求項4,5に対応する応用実施例を図3,図4に示す。なお、図3(a) 〜(c) ,および図4(a),(b) はいずれも図1に示した低温伝熱部4の中央部分の断面図を表している。この実施例においては、第2伝熱部材7の直径を第1伝熱部材6の穴径と同じ径に設定し、第1伝熱部材6に第2伝熱部材7を焼き嵌めして両者間を伝熱的に密着させて嵌め合わせるとともに、あらかじめ第1伝熱部材6の穴内周面,もしくは第2伝熱部材7の外周面のいずれか一方,または双方の周上に分散してスリット状溝のガス流路4aが形成されている。
【0024】
ここで、図3(a) 〜(c) に示す各実施例は、スリット状溝の断面形状が四角形であり、(a) 図では第1伝熱部材6の穴内周面上に、(b) 図では第2伝熱部材7の外周面上に、(c) 図では第1伝熱部材6と第2伝熱部材7にまたがってガス流路4aとなる多数条のスリット状溝が分散形成されている。また、図4(a),(b) の実施例では、スリット状溝の断面形状が三角形であり、(a) 図では第1伝熱部材6の穴内周面上に、(b) 図では第2伝熱部材7の外周面上に分散形成されている。
【0025】
かかる構成によれば、先記した実施例1(図1)の環状隙間のガス流路と較べて、流路が多数のスリット状溝に分断されているので作動ガスと熱交換する伝熱面積が大きくなり、それだけ低温伝熱部4の熱通過率がより一層高くなる。
また、スリット状溝の断面形状に関しては、同じ断面積に対して溝を囲む周長(各辺長の総和)が長いほど伝熱面積が大きくなる。この観点から、スリット状溝の断面を四角形とする場合には、正方形よりも矩形に設定した方が周長が長くなる。さらに、スリット状溝に断面三角形を選べば、同じ断面積に対しする周長の比率がより長くなって伝熱面積が大きくなる。
【0026】
なお、ガス流路4aのスリット状溝を細分化すると、伝熱面積が増す反面、流路の圧力損失も増大することから、低温伝熱部4のガス流路4aを設計するに際しては、伝熱面積,流路の容積(死容積),圧力損失を勘案して適正なスリット状溝の断面形状,大きさ,周上の配列ピッチなどを決定する必要がある。
【0027】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明の構成によれば、ガスサイクル機関冷凍機に組み込んだ低温伝熱部を、その長手方向にガス流路となる断面円形穴を形成した第1の伝熱部材と、第1伝熱部材のガス流路穴に挿入し、かつその両端を第1伝熱部材へ伝熱的に結合した円柱状の第2の伝熱部材とで構成するとともに、第1伝熱部材と第2伝熱部材との間の対向面域に長手方向に沿って環状隙間,あるいは周上に分散したスリット状溝でガス流路を形成したことにより、従来構造と較べて低温伝熱部とガス流路を通流する作動ガスと間で熱交換を行う伝熱面積を高めて熱通過率が大幅に向上するとともに、伝熱面積の増加によりガス流路の死容積を低減できる。これにより、所要冷凍能力の大きな冷蔵庫(冷却温度−15℃程度)などにも適用可能な小型で熱効率の高いガスサイクル機関冷凍機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に対応するスターリング冷凍機の構成図であり、(a) は構成断面図、(b) は(a) 図における矢視X−X断面図
【図2】この発明の実施例2に対応する低温伝熱部の構成断面図
【図3】この発明の実施例3に対応する低温伝熱部の要部構成を示し、(a) 〜(c) はそれぞれ異なる実施例の部分断面図
【図4】図3と異なる応用実施例の要部構成を示し、(a),(b) はそれぞれ異なる実施例の部分断面図
【図5】従来におけるスターリング冷凍機の構成断面図
【符号の説明】
1 圧縮機
2 蓄冷器
3 膨張機
4 低温伝熱部
4a ガス流路
5 被冷却体
6 第1の伝熱部材
7 第2の伝熱部材
7A,7B 分割伝熱部材

Claims (6)

  1. 圧縮機のシリンダと膨張機のシリンダの間に蓄冷器を配置し、蓄冷器の低温側端と膨張機との間にまたがって内部にガス流路を形成した低温伝熱部を介装接続し、該低温伝熱部をコールドヘッドとして冷凍サイクルにより寒冷を発生させるよう構成したガスサイクル機関冷凍機において、前記低温伝熱部を、その長手方向にガス流路となる断面円形穴を形成した第1の伝熱部材と、第1伝熱部材のガス流路穴に挿入し、かつその両端を第1伝熱部材へ伝熱的に結合した円柱状の第2の伝熱部材とで構成するとともに、第1伝熱部材と第2伝熱部材との間の対向面域に長手方向に沿ったガス流路を形成したことを特徴とするガスサイクル機関冷凍機。
  2. 請求項1記載のガスサイクル機関冷凍機において、第2伝熱部材を長手方向の中間部で二分したことを特徴とするガスサイクル機関冷凍機。
  3. 請求項1記載のガスサイクル機関冷凍機において、第2伝熱部材の直径を第1伝熱部材の穴径よりも径小に設定して穴内に同心配置し、ガス流路を第1伝熱部材の穴内周面と第2伝熱部材の外周面との間に成形したことを特徴とするガスサイクル機関冷凍機。
  4. 請求項1記載のガスサイクル機関冷凍機において、第2伝熱部材の直径を第1伝熱部材の穴径と同じ径に設定し、両者間を伝熱的に密着させて嵌め合わせるとともに、ガス流路を第1伝熱部材の穴内周面,もしくは第2伝熱部材の外周面のいずれか一方,または双方の周上に分散したスリット状溝で形成したことを特徴とするガスサイクル機関冷凍機。
  5. 請求項4記載のガスサイクル機関冷凍機において、第1伝熱部材に第2伝熱部材を焼き嵌めして両者間の嵌め合いをしまり嵌めとしたことを特徴とするガスサイクル機関冷凍機。
  6. 請求項4記載のガスサイクル機関冷凍機において、ガス流路となるスリット溝の断面形状が三角形,もしくは四角形であることを特徴とするガスサイクル機関冷凍機。
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