JP3635520B2 - Wood joint and method of joining wood using the joint - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木材用接手、及び同接手を用いた木材の接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
在来工法と呼ばれる木材を使用した軸組工法は、図15に示すように、柱100 の両端部にほぞ110 を形成した仕口による方法や、図16に示すように、接手金具200 を用いたものが一般的であった。図15、図16中、300 は土台、400 は梁、500 は連結補強板である。
【0003】
しかしながら、上記仕口による軸組や接手金具200 を用いた物は、連結強度が十分でなく、地震等により大きな力が加わると、梁400 が柱100 から抜けてしまって家屋が倒壊してしまうという災害も発生していた。
【0004】
そこで、木材による軸組構造でも一定の強度をもたせるべく、特開平9−256467号公報において、柱100 の芯部に長孔120 を設けて中空長柱材を形成し、横架材400 (梁)に軸挿通孔410 を設け、前記長孔120 と軸挿通孔410 中に長軸ボルト600 を挿貫し、同長軸ボルト600 の端部を横架材400 に連結固定した軸組構造を開示した(図17参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記軸組構造においても、解決すべき課題が未だ残されていた。
【0006】
すなわち、木材においては、繊維方向における圧縮や引っ張りの強さに対し、繊維方向と直交方向における圧縮や引っ張りの強さはきわめて弱く、長軸ボルト600 の端部を横架材400 に連結固定する際に、たとえ座金700 等を用いても、締め付け力が大きくなると横架材400 の座金受け面420 が変形して窪み、適度な緊締力を保持することができなかった。
【0007】
このように、木材を使用する場合には、木材同士の接合部の強度を確保できないことが大きな問題となっており、当然ながら用途が限定される結果となっていた。
【0008】
したがって、木の暖かみや自然な雰囲気をもつ構造物を建造しようとしても、現状では強度的な問題によって実現できないことが多く、木材建築の大きな課題となっている。
【0009】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、木材の有する自然な美しさや暖かみを生かしつつ、鉄骨構造に匹敵する十分な接合強度を付与することのできる木材用接手、及び同接手を用いた接合方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、木材同士を接合する木材用接手であって、木材に形成した孔部に埋設するパイプ状の接手本体と、接手本体を前記孔内に固着する接着剤と、接手本体の露出した端面同士を突き合わせた状態で、接手本体同士を連結する連結手段とを具備する木材用接手とした。
【0011】
また、本発明では、上記連結手段は、螺合部を有する緊締金具を具備することとした。
【0012】
また、本発明では、上記緊締金具は雄ねじ部と雌ねじ部とを有し、同雌ねじ部は接手本体の内周面に形成されていることとした。
【0013】
また、本発明では、上記連結手段は、梁材の木口面よりも深い位置に接手本体を埋没固定するとともに、該接手本体の一側端部近傍の内周面に形成した雌ねじに補助接手を螺着し、該補助接手は縮径部と拡径部とを有し、該縮径部の外周面に雄ねじを設けて前記雌ねじを螺合させ、更に該縮径部の芯部に螺子杆を螺合させ、該螺子杆の内部にて緊締用鋼線を係合して具備することとした。
【0014】
また、本発明では、上記連結手段は、接手本体とピン止めされる連結金具を具備することとした。
【0015】
また、本発明では、木材に形成した孔部に挿通され埋設される接手本体の外周面に接着剤を接手本体と孔部との間隙全体に行き渡らせることができ、かつ接手本体の抜け止めを兼用する螺旋溝を設けた。
【0016】
次に、本発明では、木材用接手を用いて柱材と梁材の材木同士を接合する場合において、柱材の繊維方向と直交方向に穿設した横断孔内にパイプ状の接手本体を挿通し、該接手本体の端面を露出させた状態で接着剤により固着し、また梁材の木口面から略軸芯方向に穿設した縦断孔内に前記同様の接手本体を挿通し、該接手本体の端面を露出させた状態で接着剤により固着し、該柱材と梁材の木材同士を接合するために接手本体の前記端部同士を突き合わせた状態で前記横断孔側からボルトを挿通し前記縦断孔側の接手本体内に形成した雌ねじに螺着して緊締することを特徴とする木材の接合方法とした。
【0017】
また、本発明では、木材の木口面から略軸芯方向に穿設した縦断孔内に、周囲にピン孔を設けた接手本体を挿通し、同接手の端面を露出させた状態で接着剤により固着し、前記縦断孔を設けた木材同士を接合するために、二つの縦断孔間にピン孔に対応する貫通孔を設けた連結金具を挿通し、回り止め片を接手本体の端面に形成した係合溝に係合し、該接手本体の端面同士を突き合わせた状態で、前記連結金具を両木材側で前記接手本体にそれぞれピン止めする構成とした。
【0018】
また、本発明では、木材の繊維方向と直交方向に穿設した横断孔内に、パイプ状の接手本体を挿通し、同接手本体の端面を露出させた状態で接着剤により固着し、また木材の小口面から略軸芯方向に穿設した縦断孔内に周囲面にピン孔を設けた接手本体を挿通し、同接手本体の端面を露出させた状態で接着剤により固着し、前記両木材同士を接合するために、前記横断孔と縦断孔との間に前記ピン孔に対応する貫通孔を設けた連結金具を挿通するとともに、接手本体の端面同士を突き合わせた状態で前記連結金具の一端側を横断孔内で接手本体に螺着するとともに、縦断孔内では接手本体にピン止めする構成とした。
【0019】
更に、本発明では、木材用接手を用いて柱と梁を接合したり、柱と土台、梁と間柱、短木材と短木材を突き合わせ接合することを特徴とする木材用接手を具現した。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明に係る木材用接手は、木材に形成した孔部に埋設するパイプ状の接手本体と、接手本体を前記孔内に固着する接着剤と、接手本体の露出した端面同士を付き合わせた状態で、接手本体同士を連結する連結手段とを具備することを特徴としている。
【0021】
上記連結手段は、螺合部を有する緊締金具、例えばボルトやナットを具備する構成とすることができる。
【0022】
すなわち、緊締金具は雄ねじ部と雌ねじ部とを有する構成とすることが好ましく、さらに、同雌ねじ部は、パイプ状の接手本体の内周面に形成することができる。なお、接手本体の材質としては金属が考えられるが、強度的に十分であれば合成樹脂等を用いることもできる。
【0023】
また、接着剤としては、エポキシ樹脂系のものが好適に使用できるが、特に材料を限定するものではなく、接手本体と木材とを略一体的に接着可能なものであれば何でもよい。
【0024】
上記構成とすることにより、従来強度的に問題のあった木材における繊維方向と直交方向の圧縮や引っ張りの強さが著しく向上し、柱と梁との接合部分についても鉄骨構造並の強度が期待できるものである。
【0025】
すなわち、上記の木材用接手を用いて木材同士を接合する場合、木材の繊維方向と直交方向に穿設した横断孔内に、パイプ状の接手本体を挿通し、同接手本体の端面を露出させた状態で接着剤により固着し、木材の木口面から略軸芯方向に穿設した縦断孔内に、前記同様の接手本体を挿通し、同接手本体の端面を露出させた状態で接着剤により固着し、両木材同士を接合するために、接手本体の端面同士を突き合わせた状態で、横断孔側からボルトを挿通し、縦断孔側の接手本体内に形成した雌ねじに螺合して緊締するとよい。
【0026】
ボルトの緊締力は、木材同士ではなく、接着剤により木材に埋設固着された接手本体同士にかかるので、木材がボルトの緊締力に屈して凹んだりするおそれがなく、一定の締め付け力で接合することが可能となる。
【0027】
したがって、従来鉄骨構造でなければ強度的に問題のあった構築物を、木材により実現することができ、地震等にも十分に耐え、かつ、木の有する暖かみや木目の美しさを生かした新しい木造住宅等を提供することができる。
【0028】
ところで、上記連結手段としては、緊締用鋼線を具備する構成とすることもできる。
【0029】
すなわち、前記縦断孔を、木材の長手全長にわたって形成して一方の木材を中空木材とし、この縦断孔と他方の木材の横断孔との中にピアノ線等を挿通し、これを一定の力で緊張し、木材全体をプレストレストコンクリートのように強度アップさせるものである。
【0030】
このように、木材であっても十分な強度を付与することができるので、木材の用途が著しく広がる。
【0031】
また、上記緊締用鋼線を用いて、短木材を連続的にアーチ状に接続したりすることもでき、直線的な構造物が構築できる。
【0032】
さらに、上記した連結手段は、接手本体とピン止めされる連結金具を具備する構成とすることもできる。
【0033】
すなわち、木材の木口面から略軸芯方向に穿設した縦断孔内に、周面にピン孔を設けた接手本体を挿通し、同接手本体の端面を露出させた状態で接着剤により固着し、縦断孔を設けた木材同士を接合するために、二つの縦断孔間に前記ピン孔に対応する貫通孔を設けた連結金具を挿通し、接手本体の端面同士を突き合わせた状態で、前記連結金具を両木材側で前記接手本体にそれぞれピン止めする接合方法とするものである。
【0034】
あるいは、木材の繊維方向と直交方向に穿設した横断孔内に、パイプ状の接手本体を挿通し、同接手本体の端面を露出させた状態で接着剤により固着し、木材の木口面から略軸芯方向に穿設した縦断孔内に、周面にピン孔を設けた接手本体を挿通し、同接手本体の端面を露出させた状態で接着剤により固着し、両木材同士を接合するために、前記横断孔と縦断孔との間に前記ピン孔に対応する貫通孔を設けた連結金具を挿通するとともに、接手本体の端面同士を突き合わせた状態で、前記連結金具の一端側を横断孔内で接手本体に螺着するとともに、縦断孔内では接手本体にピン止めするものである。
【0035】
かかる接手を用いた方法によれば、現場施工が簡便に行える。なお、ここでピンとしたのは、いわゆる一般にピンと呼ばれる棒状のものの他、楔形のものも含む概念としている。
【0036】
ところで、上記接手本体は、その外周面に螺旋溝を設け、接着剤を接手本体と孔との間隙全体に行き渡らせながら、かつ接手本体の抜け止めとして機能させることが好ましい。
【0037】
かかる構成の接手本体とすることにより、木材への接着が強固となって、より確実な接合強度が得られる。
【0038】
前述したように、上記してきた木材同士を柱材と梁材とすると、ラーメン構造の木造家屋が鉄骨構造のように強固となって、大きな耐震力を有するものとなるとともに、接合強度が高いので設計自由度も高まり、従来実現できなかった大規模な木造家屋も提供可能となる。
【0039】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0040】
図1は、本発明に係る木材用接手Aを用いて木材同士を接合した軸組構造を示しており、Cは基礎ブロックであり、1は土台、2は梁であって構築物の横架材をなす。また、3は柱であり、通し柱3'と、間柱3'' があり、土台1と梁2との間に介設されている。10は土台1にあらかじめ設けられたアンカである。なお、この軸組構造では、最上部の梁2の上部に、短木材B1を軸方向に多数接合してアーチ型に形成した枠組構造Bを構築している。
【0041】
上記軸組構造の土台1や各梁2と柱3との間に、本発明に係る木材用接手Aが使用されており、木材同士の接合でありながら、鉄骨に略匹敵する強度を有する構造となっている。
【0042】
ここで本発明に係る木材用接手Aの構成とこれを用いた木材の接合方法について具体的に説明する。
【0043】
(第一実施例)
図2に第一実施例に係る木材用接手Aによる木材の接合構造、すなわち、梁2と通し柱3'との接合を示す。
【0044】
図示するように、梁2には、その木口面20から略軸芯方向に縦断孔21を穿設しており、また、通し柱3'には、木材の繊維方向と直交方向に横断孔31を穿設している。そして、両孔21,31 内にパイプ状の接手本体4を挿通するとともに、エポキシ樹脂からなる接着剤5によってしっかりと固着している。
【0045】
接手本体4の外周面には、接着剤5を接手本体4と各孔21,31 との間隙全体に行き渡らせるように螺旋溝41を設けており、同時に同螺旋溝41に接手本体4の抜け止め機能をもたせている。なお、通し柱3'側の接手本体4は、螺旋溝41を設けないものを用いても構わない。すなわち、通し柱3'を横断する接手本体4はその長さが短く、接合後のスラスト荷重も小さいからである。
【0046】
また、接手本体4は、一側の端面40を露出させた状態で埋設されており、その露出した端面40,40 同士を付き合わせ可能としている。
【0047】
そして、梁2側に埋設した接手本体4の内周面に雌ねじ43形成し、同雌ねじ43とこれに螺合する雄ねじ44を形成したボルト45とが緊締金具として用いるとともに、接手本体4,4 同士を連結する連結手段としている。図中、45a はボルト45の頭部、45b は座金、32は柱3に形成したボルト挿通用凹部である。
【0048】
上記の木材用接手Aを用いて、梁2と柱3とを接合する場合は、接手本体4,4 の端面40,40 同士を突き合わせた状態で、横断孔31側からボルト45を挿通し、縦断孔21側の接手本体4内に形成した雌ねじ43に螺合して、所定のトルクで緊締する。ボルト45による緊締力は接手本体4のみにかかり、柱3が凹んだりすることなく十分な力で接合が可能となる。
【0049】
また、柱3を土台1と連結する場合も木材用接手Aを用いている。
【0050】
すなわち、図1及び図3に示すように、アンカ10の先端部には雄ねじ11a が形成されており、同アンカ10に、内周面に雌ねじ60を形成した連結管6を、その下端が基礎ブロックCに当接するまで螺合する。連結管6は、土台1の厚みよりも長いものを用い、端部が土台1よりも突出するようにしておく。
【0051】
そして、あらかじめ土台1の繊維方向を横切るように形成した横断孔12内に埋設した接手本体4に、前記連結管6を挿通するようにして土台1を載置する。
【0052】
次いで、やはりあらかじめ縦断孔31''が形成され、かつ、同縦断孔31''内に接手本体4を接着剤5で固着した柱3(この場合は間柱3'' )を立設する。すなわち、柱3の接手本体4内に長軸ボルト46を挿通し、同長軸ボルト46を前記連結管6に螺合して十分な連結力の下で柱3を土台1に連結するものである。46a は長軸ボルト46の一端に設けたマイナス溝である。なお、この場合の間柱3'' に埋設した接手本体4の下端部分には、前記連結管6を遊嵌できるだけの空間4aを設けておく。
【0053】
そして、必要に応じて間柱3'' に梁2を渡すが、ここでは梁2に横断孔21' を設け、同横断孔21' に接手本体4を挿通固着し、さらに、同接手本体4内に内周面に雌ねじ60を形成した連結管6'を挿通し、マイナス溝6'a を利用して、長軸ボルト46と螺合させる。
同様に、梁2の上部に間柱3'' を接いで、さらに、柱3の最上部分には梁2を横架する。この場合は、雌ねじ60を形成した孔部を先端部分に設けたボルト47を利用して、梁2と間柱3'' とを連結する。22は梁2に形成したボルト挿通用凹部である。
【0054】
なお、この種のボルト47は、図4に示すように、土台1との接合にも用いることができる。
【0055】
すなわち、アンカ10を設けていない箇所に柱3を立設する場合であれば、土台1に適宜横断孔12を設け、この横断孔12内にあらかじめボルト47を挿通した状態で基礎ブロックC上に土台1を載置し、このボルト47の雌ねじ60と長軸ボルト46とを螺合させるものである。当然ながら、ボルト47には回り止め47a を設けておくこととする。
【0056】
ところで、図3からも分かるように、接手本体4の長さは任意に設定できるものであり、所望する強度に合わせてその長さを決定する。また、例えば柱3等において、座屈のおそれのある箇所に、適宜長さの接手本体4を埋設することもできる。
【0057】
本実施例における他の形態として、木材用接手Aを図5に示すような構成とすることもできる。
【0058】
すなわち、柱3側(横断孔31側)の接手本体4内に、横断孔31よりも長めに形成した金属製、あるいは十分な強度を有する樹脂製のインサート48を摺動自在に配設する一方、梁2側の接手本体4にはインサート48の先端を嵌入する凹部49を設け、ボルト45をねじ込むと、接手本体4,4 同士が付き合わされるとともに、インサート48が凹部49内に嵌入し、接合部の剪断方向の力をインサート48で受けることができるようにしている。
【0059】
上述してきたように、各梁2と各柱3との接合部分は、接着剤5により木材と一体的に固着された接手本体4の端面40同士が付き合わせられており、この突き合わせ部分でボルト45,46 等の締め付け力を受けるので、木材の繊維方向と直交する方向へも、木材を傷めることなく十分な締め付け力を付与することができ、あたかも鉄骨の接合のような強度を得ることができる。
【0060】
しかも、木材用接手Aは外観に現れないので、見た目にも美観を損なったりするおそれもない。
【0061】
(第二実施例)
次に、第二実施例として、図6及び図7に示す木材用接手Aとその使用形態について説明する。
【0062】
これは、木材用接手Aの連結手段として、接手本体4とピン止めされる連結金具7を設けたものである。
【0063】
この連結金具7は、周面に貫通孔70,70aを設け、中央部分に回り止め用膨出部71を形成したパイプ状のジョイントであり、この連結金具7に対応する接手本体4の周面には、ピン孔76,76aを設けている。71a は回り止め片である。
【0064】
そして、先ず、この接手本体4を、木材(梁2)の木口面20から略軸芯方向に穿設した縦断孔21内に挿通し、同接手本体4の端面40を露出させた状態で接着剤5により固着する。
【0065】
その後、木材同士を接合するために、二つの縦断孔21,21 間に前記連結金具7を挿通し、回り止め片71a を接手本体4の端面40に形成した係合溝4bに係合し、接手本体4の端面40同士を突き合わせた状態で、連結金具7の長孔とした貫通孔70a と、同じく長孔とした接手本体4のピン孔76a とを位置合わせして、楔形のピン、いわゆるコッタ73で仮止めし、次いで、各ピン孔76と貫通孔70とに棒状のピン75を挿通して連結固定し、木材同士を接合するものである。図中、79は木材側に設けたピン挿通孔76' を塞ぐ閉塞用部材である。
【0066】
本実施例に係る上記木材用接手Aは、梁2同士や柱3同士の接合が簡単に行え、しかも、先の実施例同様に外部からは見えないので美観を損なうこともない。
【0067】
かかる木材用接手Aは、形態を若干変更することによりあらゆる用途に用いることができる。例えば、図8に示すように、連結金具7における回り止め用膨出部71の一側にボルト部77を形成し、同ボルト部77に対応する雌ねじ部43' を形成した孔部を有する接手本体4を基礎ブロックC中に埋設し、やはり接手本体4を埋設固着した土台1を、接手本体4同士が付き合わされるように載置する。
【0068】
そして、図6及び図7で示したように接手本体4を埋設した木材(ここでは柱3)に、土台1から上方へ伸延する連結金具7を挿通するようにして、前記同様の手順でピン止めして柱3を強固に連結して立設することができる。
【0069】
さらに、図示しないが、この木材用接手Aは、梁2と柱3との接合も可能である。
【0070】
すなわち、柱3の繊維方向と直交方向に穿設した横断孔31内に、雌ねじを設けた接手本体4を挿通固着し、梁2の木口面20から略軸芯方向に穿設した縦断孔21内に、周面にピン孔76,76aを設けた接手本体4を挿通固着し、前記横断孔31と縦断孔21との間に連結金具7を挿通するとともに、接手本体4の端面40同士を突き合わせた状態で、前記連結金具7の一端側を柱3の横断孔31内で接手本体4に螺着し、梁2の縦断孔21内では、接手本体4にピン止めするものである。
【0071】
またさらに、本実施例に係る木材用接手Aを用いた接合方法の一形態を説明する。これは、図9に示すように、柱3の芯部に、平面断面視で十字状の雌ねじ孔90を形成した四方連結用接手本体4'を埋設固着し、同接手本体4'の各雌ねじ孔90に、前述したボルト部77を設けた連結金具7を螺着するようにしたものである。この接合方法によれば、一本の柱3に、同高さ位置で4本の梁2を四方に連設することが可能となる。
【0072】
なお、図9においては、四方連結用接手本体4'を囲繞するように、断面視略十字形のガイド駒91を配設して、同ガイド駒91の端面部分と連結金具7の回り止め用膨出部71の端面とを面接触させるようにしているが、必ずしもこれは必要とするものではない。
【0073】
以上説明してきたように、本実施例に係る木材用接手Aを用いた接合方法によれば、用途が広がるとともに、現場施工が簡便に行えることになる。
【0074】
(第三実施例)
次に、第三実施例として、図10及び図11に示す木材用接手Aとその使用形態について説明する。
【0075】
これは、連結手段として、緊締用鋼線92を具備する構成としたものである。なお、緊締用鋼線92としてはピアノ線等を用いるとよい。
【0076】
図10に示すように、この実施例においては、柱3側の接合部分の構成は図2で示した第一実施例に準じている。
【0077】
異なるのは、梁2側の接手部分の構成にあり、接手本体4を木口面20よりも深い位置に埋設固定するとともに、接手本体4の一側端部近傍の内周面に形成した雌ねじ43に、補助接手13を螺着し、同補助接手13の端面13a を木口面20と面一となるようにしている。
【0078】
補助接手13は、縮径部13b と拡径部13c とを有し、縮径部13b の外周面に雄ねじ 14 を設けて前記雌ねじ43に螺合させている。さらに、この縮径部13b の芯部に、螺子杆15を螺合させ、この螺子杆15内部に緊締用鋼線92の係合端部92a を係合させている。
【0079】
また、拡径部13c の径は、接手本体4の外径と等しくしており、この拡径部13c の芯部に柱3側からのボルト45の雄ねじ44と螺合する雌ねじ部17を形成している。
【0080】
かかる構成により、螺子杆15を工具で木口面20側に移動するように回してやれば、緊締用鋼線92が引っ張られ、緊張状態となって、梁2はあたかもプレストレストコンクリートのように高荷重に耐えうるものとなる。
【0081】
かかる梁2と、柱3とを第一実施例で説明したようにして接合することにより、より強固な梁2の横架が可能となる。
【0082】
図11に本実施例の他の形態を示した。
【0083】
これは、柱3側のボルト47を図3で示したような雌ねじ60を形成した孔部を先端部分に設けたものを使用し、同雌ねじ60に螺合する雄ねじ部93を形成した補助接手16を、梁2側の接手本体4内に挿通したもので、かかる補助接手16に係合部94を形成し、同係合部94に緊締用鋼線92の係合端部92a を係合させている。
【0084】
95は補助接手16に設けたガイド孔であり、同ガイド孔95内に係合ピン96を配設して、ボルト47を回すと、ガイド孔95でガイドされながら、補助接手16が木口面20側に移動し、ここでも先に説明したように、緊締用鋼線92が引っ張られ、緊張状態となって、梁2はあたかもプレストレストコンクリートのように高荷重に耐えうるものとなる。
【0085】
なお、この形態では、ほぞHを設けており、梁2と柱3との密着性をより高めているが、かかるほぞHは、上述してきた各実施例に採用することができる。
【0086】
また、上記してきた緊締用鋼線92を用いれば、図1で示した枠組構造Bも容易に組み立てることができる。
【0087】
すなわち、図12に示すように、短木材B1を軸方向に多数接合する場合、各短木材B1に接手本体4を今まで説明したように埋設固着し、アーチ型となるように木口面20に角度をつけてカットして突き合わせて接合していくものである。
【0088】
緊締用鋼線92による緊締力によって、アーチ型の枠組構造Bは十分な強度を有することになる。
【0089】
図中、97は緊締用鋼線92が急激に折られることのないように短木材B1の接合部近傍に配設したガイドであり、98は接合部分の補強にもなるように、接合される両短木材B1間に渡した接手金具であり、短木材B1同士の接合角度に合わせた角度で山形形状に屈曲形成している。
【0090】
以上、各実施例を通して本発明を説明したが、本発明によれば、従来より課題とされていた接合部において、繊維方向と直交する方向の力に対してきわめて弱かった木材の欠点を排除し、鉄骨並の強度で接合可能となった。したがって、強度的に問題のない木造家屋の提供が可能となるとともに、杉等のように建材としては不向きとされていた柔らかい木材であっても需要が喚起されることになり、材木業界においても大きなメリットとなる。
【0091】
また、強度的な課題が解決されることで、木材の用途が格段に広がることになるが、例えば、図13に示すように、本発明に係る木材用接手Aを用いた木材Wを、鉄骨Sを抱くようにその回りに配設すれば、体育館等の大規模な構築物の柱材として使用するこができる。
【0092】
しかも、木材Wは、鉄骨Sよりも耐火性があり、完全に炭化するまで内部の鉄骨Sを火から守ることができるので、鉄骨Sが高温で曲壊することを防止でき、構築物の倒壊等の大きな被害を防止することも可能となる。なお、各木材W間及び鉄骨Sとの接着は各実施例で採用した接着剤5を用いることができる。
【0093】
ところで、本発明に係る木材用接手Aを埋設する木材としては、特開平9−256467号公報において開示したような、十分に乾燥させた中空木材を好適に用いることができるが、芯部に孔を設けたものであればこれに限らず、いかなる木材でも使用できる。また自然木でなく、安価な集成材を利用してもよい。
【0094】
図14には、かかる集成材W'を用いて、大規模建築物用の柱材を形成したものを示した。
【0095】
ここでは断面視円形上の鉄骨Sを中心にして、その周りに集成材W'を使った柱材を配しており、集成材W'の角部に、鉄骨Sの形状に合わせて円弧状に切欠部W1を設けている。
【0096】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明は上記した形態で実施されるものであり、以下の効果を奏する。
【0097】
▲1▼ラーメン構造の木造家屋が鉄骨構造のように強固となって、大きな耐震力を有するものとなる。
【0098】
▲2▼接合強度が高いので設計自由度も高まり、従来実現できなかった大規模な木造家屋も提供可能となる。
【0099】
▲3▼地震等にも十分に耐え、かつ、木の有する暖かみや木目の美しさを生かした新しい木造住宅等を提供することができる。
【0100】
▲4▼従来建材として使用できなかった木材も使えるようになり、木材の需要を大きく拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る木造用接手を用いた軸組構造の説明図である。
【図2】第一実施例に係る木造用接手の説明図である。
【図3】木造用接手を用いて柱を立設する場合の説明図である。
【図4】木造用接手を用いて柱を立設する他の例を示す説明図である。
【図5】第一実施例に係る木造用接手の変形例である。
【図6】第二実施例に係る木造用接手の平面断面視による説明図である。
【図7】同木造用接手の側面断面視による説明図である。
【図8】同木造用接手の応用例を示す説明図である。
【図9】同応用例を示す説明図である。
【図10】第三実施例に係る木造用接手の説明図である。
【図11】同木造用接手の変形例を示す説明図である。
【図12】同木造用接手の応用例を示す説明図である。
【図13】本発明に係る木造用接手を用いた柱材の適用例を示す説明図である。
【図14】同適用例を示す説明図である。
【図15】従来の木材の接合方法である仕口構造を示す説明図である。
【図16】従来の接続金具を用いた木材接合方法を示す説明図である。
【図17】従来の木材の接合方法を示す説明図である。
【符号の説明】
A 木材用接手
2 梁
3 柱
4 接手本体
5 接着剤
21 縦断孔(孔部)
31 横断孔(孔部)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wood joint and a method for joining wood using the joint.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 15, the shaft construction method using wood called the conventional construction method uses a method in which
[0003]
However, objects using the above-mentioned shaft assembly and
[0004]
Therefore, in order to give a certain strength even to a frame structure made of wood, in Japanese Patent Laid-Open No. 9-256467, a long
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, problems to be solved still remain in the above-described frame structure.
[0006]
That is, in wood, the compression and tensile strength in the direction perpendicular to the fiber direction is very weak compared to the compression and tensile strength in the fiber direction, and the end of the
[0007]
Thus, when using wood, it has become a big problem that the intensity | strength of the junction part of wood cannot be ensured, As a matter of course, the use was limited.
[0008]
Therefore, even if an attempt is made to construct a structure having the warmth of wood or a natural atmosphere, there are many cases that cannot be realized due to strength problems at present, and this is a major issue in wood construction.
[0009]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and is a wood joint capable of providing sufficient joint strength comparable to a steel structure while taking advantage of the natural beauty and warmth of wood. It aims at providing the joining method using a joint.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, in the present invention, a wood joint for joining woods, a pipe-like joint body embedded in a hole formed in the wood, and an adhesion for fixing the joint body in the hole A wood joint having an agent and a connecting means for connecting the joint bodies together with the exposed end faces of the joint bodies being brought into contact with each other was obtained.
[0011]
In the present invention, the connecting means includes a fastening member having a threaded portion.
[0012]
According to the present invention, the tightening bracket has a male screw portion and a female screw portion, and the female screw portion is formed on the inner peripheral surface of the joint body.
[0013]
Further, in the present invention, the coupling means embeds and fixes the joint body at a position deeper than the end face of the beam material, and attaches an auxiliary joint to the female screw formed on the inner peripheral surface near one end of the joint body. The auxiliary joint has a reduced diameter portion and an enlarged diameter portion, a male screw is provided on the outer peripheral surface of the reduced diameter portion, the female screw is screwed, and a screw thread is attached to the core portion of the reduced diameter portion. And the fastening steel wire is engaged inside the screw rod.
[0014]
In the present invention, the connecting means includes a connecting fitting pinned to the joint body.
[0015]
Further, in the present invention, the adhesive can be spread over the entire gap between the joint body and the hole, and the joint body can be prevented from coming off on the outer peripheral surface of the joint body inserted and embedded in the hole formed in the wood. A spiral groove was also provided.
[0016]
Next, in the present invention, when joining the lumber of the column material and the beam material using the wood joint, the pipe-shaped joint body is inserted into the transverse hole drilled in the direction perpendicular to the fiber direction of the pillar material. Then, the joint body is fixed with an adhesive with the end face of the joint body exposed, and the joint body similar to the above is inserted into a longitudinal hole drilled in a substantially axial direction from the end surface of the beam material. Adhering with an adhesive with the end face exposed, and inserting the bolt from the transverse hole side in a state where the ends of the joint body are butted together in order to join the pillar and beam wood together The wood joining method is characterized in that it is screwed and tightened to a female screw formed in the joint body on the vertical hole side.
[0017]
Further, in the present invention, the adhesive main body is inserted with a joint body provided with a pin hole in the longitudinal hole formed in the axial direction from the wood mouth surface of the wood, and the end face of the joint is exposed with an adhesive. In order to adhere and join the woods provided with the vertical holes, a coupling fitting provided with a through hole corresponding to the pin hole was inserted between the two vertical holes, and a rotation stopper piece was formed on the end surface of the joint body The coupling metal fitting is configured to be pinned to the joint body on both wood sides in a state where the engagement grooves are engaged and the end surfaces of the joint body are butted together.
[0018]
Further, in the present invention, a pipe-shaped joint body is inserted into a transverse hole drilled in a direction perpendicular to the fiber direction of the wood, and the end surface of the joint body is exposed and fixed with an adhesive. The joint body having a pin hole in the peripheral surface is inserted into a longitudinal hole drilled in a substantially axial direction from the small face of the joint, and is fixed with an adhesive with the end face of the joint body being exposed, In order to join each other, a connecting fitting provided with a through hole corresponding to the pin hole is inserted between the transverse hole and the longitudinal hole, and one end of the connecting fitting is brought into contact with the end faces of the joint body. The side is screwed to the joint body in the transverse hole, and is pinned to the joint body in the longitudinal hole.
[0019]
Furthermore, the present invention embodies a wood joint characterized by joining a column and a beam using a wood joint, or butt-joining a column and a base, a beam and an inter-column, a short wood and a short wood.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The wood joint according to the present invention is a state in which the pipe-shaped joint body embedded in the hole formed in the wood, the adhesive for fixing the joint body in the hole, and the exposed end faces of the joint body are attached to each other. And a coupling means for coupling the joint bodies together.
[0021]
The connecting means may be configured to include a tightening fitting having a threaded portion, for example, a bolt or a nut.
[0022]
That is, it is preferable that the tightening bracket has a male screw part and a female screw part, and the female screw part can be formed on the inner peripheral surface of the pipe-shaped joint body. In addition, although the metal can be considered as a material of the joint body, a synthetic resin or the like can also be used if the strength is sufficient.
[0023]
In addition, an epoxy resin-based adhesive can be suitably used as the adhesive, but the material is not particularly limited, and any adhesive can be used as long as the joint body and the wood can be bonded substantially integrally.
[0024]
By adopting the above configuration, the strength of compression and pulling in the direction perpendicular to the fiber direction in wood, which had a problem with strength in the past, has been remarkably improved, and the strength of steel structures is expected at the joints between columns and beams. It can be done.
[0025]
That is, when joining wood using the above wood joints, a pipe-like joint body is inserted into a transverse hole drilled in a direction perpendicular to the fiber direction of the wood, and the end face of the joint body is exposed. In the state where the joint body is inserted into a vertical hole drilled in a substantially axial direction from the end of the wood, and the end face of the joint body is exposed with the adhesive. To fasten and join the two pieces of wood, with the end faces of the joint body abutting each other, a bolt is inserted from the transverse hole side and screwed into the female screw formed in the joint body on the vertical hole side and tightened Good.
[0026]
The bolt tightening force is not applied to the wood, but to the joint bodies that are embedded and fixed to the wood with an adhesive, so there is no risk that the wood will bend due to the bolt's tightening force and be joined with a constant tightening force. It becomes possible.
[0027]
Therefore, it is possible to realize a structure that had a problem with strength if it had not been a conventional steel structure with wood, and it was able to withstand earthquakes, etc., and to make use of the warmth and graininess of wood. Housing can be provided.
[0028]
By the way, as said connection means, it can also be set as the structure which comprises the steel wire for fastening.
[0029]
That is, the longitudinal hole is formed over the entire longitudinal length of the wood, and one of the timbers is a hollow wood, and a piano wire or the like is inserted between the longitudinal hole and the transverse hole of the other wood, and this is performed with a certain force. It is tense and increases the strength of the whole wood like prestressed concrete.
[0030]
As described above, since sufficient strength can be imparted even with wood, the use of wood is remarkably expanded.
[0031]
Moreover, short wood can be continuously connected in an arch shape using the steel wire for tightening, and a linear structure can be constructed.
[0032]
Furthermore, the above-described connecting means may be configured to include a connecting metal fitting pinned to the joint body.
[0033]
In other words, a joint body with a pin hole in the peripheral surface is inserted into a vertical hole drilled in a substantially axial direction from the end of the wood, and is fixed with an adhesive with the end face of the joint body exposed. In order to join the wood provided with the vertical holes, the connecting metal fitting with the through hole corresponding to the pin hole is inserted between the two vertical holes, and the end faces of the joint body are in contact with each other, the connection In this method, the metal fittings are pinned to the joint body on both wood sides.
[0034]
Alternatively, a pipe-shaped joint body is inserted into a transverse hole drilled in a direction orthogonal to the fiber direction of the wood, and is fixed with an adhesive with the end face of the joint body exposed, and is substantially from the mouth of the wood. Inserting a joint body with a pin hole in the peripheral surface into a longitudinal hole drilled in the axial direction, and fixing it with an adhesive with the end face of the joint body exposed, to join both pieces of wood together In addition, a connecting fitting provided with a through hole corresponding to the pin hole is inserted between the transverse hole and the longitudinal hole, and one end side of the connecting fitting is faced to each other with the end faces of the joint body being in contact with each other. It is screwed to the joint body inside, and is pinned to the joint body inside the longitudinal hole.
[0035]
According to the method using such a joint, construction at the site can be easily performed. Here, the term “pin” is used as a concept including a so-called generally pin-shaped one and a wedge-shaped one.
[0036]
By the way, it is preferable that the joint body is provided with a spiral groove on the outer peripheral surface thereof so that the adhesive is spread over the entire gap between the joint body and the hole and functions as a retaining body for the joint body.
[0037]
By using the joint body having such a configuration, the adhesion to the wood is strengthened, and a more reliable joint strength can be obtained.
[0038]
As described above, if the above-mentioned timbers are made of pillars and beams, the wooden house of the ramen structure will be as strong as a steel structure, and will have a large seismic resistance, as well as a high bonding strength. The degree of freedom in design will increase, and it will be possible to provide large wooden houses that could not be realized in the past.
[0039]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0040]
FIG. 1 shows a frame structure in which timbers are joined together using a wood joint A according to the present invention, C is a basic block, 1 is a base, 2 is a beam, and a horizontal member of a structure Make.
[0041]
A wood joint A according to the present invention is used between the
[0042]
Here, the configuration of the wood joint A according to the present invention and the wood joining method using the wood joint A will be specifically described.
[0043]
(First Example)
FIG. 2 shows a joining structure of wood by the wood joint A according to the first embodiment, that is, joining of the
[0044]
As shown in the figure, a
[0045]
A
[0046]
The
[0047]
A
[0048]
When joining the
[0049]
Further, when connecting the
[0050]
That is, as shown in FIGS. 1 and 3, a male thread 11a is formed at the tip of the
[0051]
And the
[0052]
Next, a pillar 3 (in this case, a spacer 3 '' in this case) in which a longitudinal hole 31 '' is formed in advance and the
[0053]
If necessary, the
Similarly, the interstice 3 '' is in contact with the upper part of the
[0054]
In addition, this kind of
[0055]
That is, if the
[0056]
By the way, as can be seen from FIG. 3, the length of the
[0057]
As another embodiment of the present embodiment, the wood joint A can be configured as shown in FIG.
[0058]
In other words, in the
[0059]
As described above, the joint portions of the
[0060]
Moreover, since the wood joint A does not appear in the appearance, there is no possibility that the appearance will be impaired.
[0061]
(Second embodiment)
Next, as a second embodiment, a wood joint A shown in FIGS. 6 and 7 and its usage will be described.
[0062]
This is provided with a connecting fitting 7 that is pinned to the
[0063]
This connection fitting 7 is a pipe-shaped joint in which through
[0064]
First, the
[0065]
After that, in order to join the timbers, the connecting fitting 7 is inserted between the two
[0066]
The wood joint A according to this embodiment can be easily joined between the
[0067]
Such a wood joint A can be used for any application by slightly changing the form. For example, as shown in FIG. 8, a joint having a hole portion in which a
[0068]
Then, as shown in FIG. 6 and FIG. 7, the connecting
[0069]
Further, although not shown, this wood joint A can also join the
[0070]
That is, a
[0071]
Furthermore, one form of the joining method using the wood joint A according to the present embodiment will be described. As shown in FIG. 9, a four-way coupling
[0072]
In FIG. 9, a guide piece 91 having a substantially cross shape in cross-section is provided so as to surround the four-way connection
[0073]
As described above, according to the joining method using the wood joint A according to the present embodiment, the application can be expanded and the construction at the site can be easily performed.
[0074]
(Third embodiment)
Next, as a third embodiment, a wood joint A shown in FIGS. 10 and 11 and a usage pattern thereof will be described.
[0075]
In this configuration, a
[0076]
As shown in FIG. 10, in this embodiment, the structure of the joint portion on the
[0077]
The difference lies in the structure of the joint portion on the
[0078]
The auxiliary joint 13 has a reduced
[0079]
Further, the diameter of the
[0080]
With this configuration, if the
[0081]
By joining the
[0082]
FIG. 11 shows another embodiment of the present embodiment.
[0083]
This is because the
[0084]
[0085]
In addition, in this form, tenon H is provided and the adhesiveness of the
[0086]
Further, if the above-described
[0087]
That is, as shown in FIG. 12, when a large number of short timbers B1 are joined in the axial direction, the
[0088]
Due to the tightening force of the tightening
[0089]
In the figure, 97 is a guide disposed in the vicinity of the joining portion of the short wood B1 so that the
[0090]
As described above, the present invention has been described through the respective embodiments. However, according to the present invention, in the joint portion, which has been regarded as a problem in the past, the defect of the wood that was extremely weak against the force in the direction orthogonal to the fiber direction is eliminated. It became possible to join with the strength of a steel frame. Therefore, it is possible to provide wooden houses with no problems in strength, and demand will be stimulated even for soft timber, such as cedar, that has been considered unsuitable for building materials. This is a great merit.
[0091]
Further, by solving the strength problem, the use of wood is greatly expanded. For example, as shown in FIG. 13, the wood W using the wood joint A according to the present invention is replaced with a steel frame. If it is arranged around it so as to hold S, it can be used as a pillar material for large-scale structures such as gymnasiums.
[0092]
Moreover, the wood W is more resistant to fire than the steel frame S and can protect the internal steel frame S from fire until it is completely carbonized. Therefore, the steel frame S can be prevented from being bent at a high temperature, and the structure collapses. It is also possible to prevent major damage. In addition, the
[0093]
By the way, as the wood for embedding the wood joint A according to the present invention, a sufficiently dried hollow wood as disclosed in JP-A-9-256467 can be suitably used. However, the present invention is not limited to this, and any wood can be used. Moreover, you may use cheap laminated wood instead of natural wood.
[0094]
In FIG. 14, the laminated material W ′ is used to form a pillar material for a large-scale building.
[0095]
Here, a pillar material using laminated wood W ′ is arranged around the steel frame S in a circular shape in cross section, and an arc shape corresponding to the shape of the steel frame S is arranged around the corner of the laminated wood W ′. Is provided with a notch W1.
[0096]
【The invention's effect】
As described above, the present invention is implemented in the form described above, and has the following effects.
[0097]
(1) A wooden house with a ramen structure will become as strong as a steel structure, and will have a great seismic resistance.
[0098]
(2) Since the joint strength is high, the degree of freedom in design is increased, and a large-scale wooden house that could not be realized can be provided.
[0099]
(3) It is possible to provide a new wooden house that can sufficiently withstand earthquakes and the like, and that takes advantage of the warmth of trees and the beauty of wood grain.
[0100]
(4) Wood that could not be used as a conventional building material can be used, and the demand for wood can be greatly expanded.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view of a frame structure using a wooden joint according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of a wooden joint according to the first embodiment.
FIG. 3 is an explanatory diagram when a pillar is erected using a wooden joint.
FIG. 4 is an explanatory view showing another example in which a pillar is erected using a wooden joint.
FIG. 5 is a modified example of a wooden joint according to the first embodiment.
FIG. 6 is an explanatory view in plan sectional view of a wooden joint according to a second embodiment.
FIG. 7 is an explanatory view in a side sectional view of the wooden joint.
FIG. 8 is an explanatory view showing an application example of the wooden joint.
FIG. 9 is an explanatory view showing the same application example.
FIG. 10 is an explanatory diagram of a wooden joint according to a third embodiment.
FIG. 11 is an explanatory view showing a modification of the wooden joint.
FIG. 12 is an explanatory diagram showing an application example of the wooden joint.
FIG. 13 is an explanatory view showing an application example of a pillar material using a wooden joint according to the present invention.
FIG. 14 is an explanatory diagram showing the application example;
FIG. 15 is an explanatory view showing a joint structure which is a conventional wood joining method.
FIG. 16 is an explanatory view showing a wood joining method using a conventional connecting metal fitting.
FIG. 17 is an explanatory view showing a conventional wood joining method.
[Explanation of symbols]
A Wood joint
2 beams
3 pillars
4 Joint body
5 Adhesive
21 Vertical hole (hole)
31 Transverse hole (hole)
Claims (6)
柱材の繊維方向と直交方向に穿設した横断孔には外部側にボルト挿通用凹部を設け、
また前記梁材の木口と接合する側には前記横断孔内に挿通され埋没するパイプ状の接手本体を設け、
該パイプ状の接手本体を梁との接合部側で端面を露出させた状態で前記横断孔内に接着剤で固着し、
更に前記梁材の木口面から略軸心方向に穿設された縦断孔内には前記同様のパイプ状の接手本体を挿通して埋没せしめ、
該パイプ状の接手本体の端面を露出させた状態で接着剤にて固着し、
該柱材と梁材の材木同士を接合するためにパイプ状接手本体の前記端部同士を突き合わせた状態で横断孔のボルト挿通用凹部を設けた外部側からパイプ状接手本体の内部を挿通するボルトからなる連通手段を設け、
該連結手段のボルト先端部を前記縦断孔側のパイプ状接手本体の内周面に形成した雌ねじからなる緊締金具に螺着して前記柱材と梁材を緊締する構成としたことを特徴とする木材用接手。When joining timbers such as pillars and beams using wood joints,
The transverse hole drilled in the direction perpendicular to the fiber direction of the column material is provided with a bolt insertion recess on the outside side,
In addition, a pipe-shaped joint body that is inserted and buried in the transverse hole is provided on the side to be joined to the end of the beam member,
The pipe-shaped joint body is fixed with an adhesive in the transverse hole with the end face exposed at the joint side with the beam,
Furthermore, the pipe-like joint body similar to the above is inserted and buried in a vertical hole drilled in a substantially axial direction from the end face of the beam material,
Adhering with an adhesive with the end face of the pipe-shaped joint body exposed,
In order to join the timbers of the pillar material and the beam material, the inside of the pipe-shaped joint body is inserted from the outside side where the recesses for bolt insertion of the transverse holes are provided in a state where the ends of the pipe-shaped joint body face each other. Provide communication means consisting of bolts,
It is characterized in that the column member and the beam member are tightened by screwing the bolt tip portion of the connecting means to a tightening fitting made of an internal thread formed on the inner peripheral surface of the pipe-shaped joint body on the longitudinal hole side. A wood joint.
柱材の繊維方向と直交方向に穿設した横断孔には外部側にボルト挿通用凹部を設け、
また前記梁材の木口と接合する側には前記横断孔内に挿通され埋没するパイプ状の接手本体を設け、
該パイプ状の接手本体を梁との接合部側で端面を露出させた状態で前記横断孔内に接着剤で固着し、
更に前記梁材の木口面から略軸心方向に穿設された縦断孔内には前記同様のパイプ状の接手本体を挿通して埋没せしめ、
該パイプ状の接手本体の端面を露出させた状態で接着剤にて固着し、
該柱材と梁材の材木同士を接合するためにパイプ状接手本体の前記端部同士を突き合わせた状態で横断孔のボルト挿通用凹部を設けた外部側からパイプ状接手本体の内部を挿通するボルトからなる連通手段を設け、
該連結手段のボルト先端部を前記縦断孔側のパイプ状接手本体の内周面に形成した雌ねじからなる緊締金具に螺着して前記柱材と梁材を緊締することを特徴とする木材の接合方法。When joining timbers such as pillars and beams using wood joints,
The transverse hole drilled in the direction perpendicular to the fiber direction of the column material is provided with a bolt insertion recess on the outside side,
In addition, a pipe-shaped joint body that is inserted and buried in the transverse hole is provided on the side to be joined to the end of the beam member,
The pipe-shaped joint body is fixed with an adhesive in the transverse hole with the end face exposed at the joint side with the beam,
Furthermore, the pipe-like joint body similar to the above is inserted and buried in a vertical hole drilled in a substantially axial direction from the end face of the beam material,
Adhering with an adhesive with the end face of the pipe-shaped joint body exposed,
In order to join the timbers of the pillar material and the beam material, the inside of the pipe-shaped joint body is inserted from the outside side where the recesses for bolt insertion of the transverse holes are provided in a state where the ends of the pipe-shaped joint body face each other. Provide communication means consisting of bolts,
A bolt of the connecting means is fastened to the column member and the beam member by screwing a bolt end portion of the connecting member to a fastening member made of an internal thread formed on an inner peripheral surface of the pipe-shaped joint body on the longitudinal hole side. Joining method.
柱材の繊維方向と直交方向に穿設した横断孔には外部側にボルト挿通用凹部を設け、
該柱材が梁材の木口と接合する側には前記横断孔内に挿通され埋没するパイプ状の接手本体を設け、
該パイプ状の接手本体を梁材との接合部側で端面を露出させた状態で前記横断孔内に接着剤で固着し、
また、梁材側の接手本体は該接手本体と縮径部と拡径部を有する補助接手からなり、
該接手本体は梁材に穿設された縦断孔内にあって木口面よりも深い位置に埋没固定され、
該接手本体の一側端部近傍の内周面に形成した雌ねじに補助接手の縮径部側を螺着し、
該補助接手の拡径部側の端面が梁材木口面と面一となるように形成し、
更に前記補助接手における縮径部の芯部に螺子杆を螺合させ、
該螺子杆の内部にて緊締用鋼線を係合させ、該螺子杆を工具で回動して梁材を緊張せしめた後、
前記柱材と梁材の材木同士を接合するために柱材のパイプ状接手本体の端部と梁材の補助接手拡径部側端部を突き合わせた状態で横断孔のボルト挿通用凹部を設けた外部側からパイプ状接手本体の内部を挿通するボルトからなる連通手段を設け、
該連結手段のボルト先端部を前記縦断孔側の補助接手拡径部の内周面に形成した雌ねじからなる緊締金具に螺着することを特徴とする請求項1記載の木材用接手。In the case of joining timbers such as the pillar material and the beam material,
The transverse hole drilled in the direction perpendicular to the fiber direction of the column material is provided with a bolt insertion recess on the outside side,
On the side where the pillar material is joined to the end of the beam material, a pipe-shaped joint body is provided which is inserted into the transverse hole and buried,
The pipe-shaped joint body is fixed with an adhesive in the transverse hole in a state where the end face is exposed at the joint side with the beam material,
In addition, the joint body on the beam material side consists of the joint body, an auxiliary joint having a reduced diameter portion and an enlarged diameter portion,
The joint body is buried and fixed at a position deeper than the end of the wood in a vertical hole drilled in the beam,
The reduced diameter side of the auxiliary joint is screwed onto the female thread formed on the inner peripheral surface near one end of the joint body,
The end surface of the auxiliary joint on the diameter-expanded portion side is formed so as to be flush with the beam lumber surface,
Further, a screw rod is screwed to the core of the reduced diameter portion in the auxiliary joint,
After engaging a steel wire for tightening inside the screw rod and rotating the screw rod with a tool to tension the beam material,
In order to join the timbers of the column material and the beam material, a recess for inserting the bolt of the transverse hole is provided in a state where the end of the pipe-shaped joint body of the column material and the end of the auxiliary joint of the beam material are in contact with each other. Provided with communication means consisting of bolts that penetrate the inside of the pipe-shaped joint body from the outside,
2. The wood joint according to claim 1, wherein a bolt front end portion of the connecting means is screwed to a tightening fitting made of an internal thread formed on an inner peripheral surface of the auxiliary joint enlarged diameter portion on the longitudinal hole side.
該接手本体の端面を露出させた状態で接着剤により固着し、
前記縦断孔を設けた木材同士を接合するために二つの縦断孔間にピン孔に対応する貫通孔を設けた連結金具を挿通し、
該連結金具と一体した回り止め片を接手本体の端面に形成した係合溝に係合し、
該接手本体の端面同士を前記連結金具の回り止め用膨出部を介して突き合わせた状態で前記連結金具を両木材側で前記接手本体にそれぞれピン止めする構成としたことを特徴とする木材用接手。Insert a joint body with a pin hole around it in a vertical hole drilled in the axial direction from the end of the wood,
Adhering with an adhesive with the end face of the joint body exposed,
In order to join the wood provided with the vertical holes, a connecting bracket provided with a through hole corresponding to the pin hole between the two vertical holes is inserted,
Engage the detent piece integrated with the connection fitting into the engagement groove formed on the end face of the joint body,
The wood is characterized in that the coupling metal is pinned to the joint body on both wood sides in a state where the end faces of the joint main body are abutted with each other via the swivel portion for preventing rotation of the coupling metal. Joints.
該接手本体の端面を露出させた状態で接着剤により固着し、
また木材の小口面から略軸心方向に穿設した縦断孔内に周囲面にピン孔を設けた接手本体を挿通し、
該接手本体の端面を露出させた状態で接着剤により固着し、
前記両木材同士を接合するために前記横断孔と縦断孔との間に前記ピン孔に対応する貫通孔を設けた連結金具を挿通するとともに、
前記接手本体の端面同士を突き合わせた状態で前記連結金具の一端側を横断孔内で接手本体に螺着するとともに、
前記縦断孔内では接手本体にピン止めする構成としたことを特徴とする木材用接手。Insert the pipe-shaped joint body into the transverse hole drilled in the direction perpendicular to the fiber direction of the wood,
Adhering with an adhesive with the end face of the joint body exposed,
In addition, a joint body having a pin hole in the peripheral surface is inserted into a longitudinal hole drilled in a substantially axial direction from the small edge surface of the wood,
Adhering with an adhesive with the end face of the joint body exposed,
Inserting a connecting fitting provided with a through hole corresponding to the pin hole between the transverse hole and the longitudinal hole in order to join the two woods,
While screwing the one end side of the coupling fitting into the joint body in the transverse hole in a state where the end faces of the joint body are butted together,
The wood joint is characterized by being configured to be pinned to the joint body in the longitudinal hole.
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