JP3635050B2 - Sediment collapse detector - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、土砂の崩壊、特に、鉄道や道路の路床を形成する盛土の崩壊を簡単な装置で確実に検知できるようにした土砂崩壊検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、土砂崩壊を検出するには、特公平3−9247号公報記載のように、危険区域に複数本の杭を打ち込み、その杭に光ファイバーを張り巡らし、地すべりで杭が流されると、別に設けたカッターで切断されるか、カムにより局部的な曲げを発生させ、後方散乱光の急激な減少を検出することで地すべりの発生を検出する方法が知られている。
【0003】
また、光ファイバーに代えて同軸ケーブルを張り巡らし、地すべりに伴う振動でケーブルの芯線と外周の絶縁体との間に容量変化を生じさせ、この容量変化に伴う電圧変化が閾値を越えたかどうかで地すべりを検知する方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような従来の方法では、いずれも装置が大がかりで高価であり、しかも、地すべりの危険区域への設置や調整が面倒である、という問題があった。
【0005】
また、一般に、切土10は、土砂が安定しているため、表層に土砂崩壊が生じ易いが、盛土11は、図2に示すように、切土10の上に盛り上げただけで、切土10との境界面になじんでいないため、大雨や地震によって底が抜けるように土砂が崩壊する。そのため、センサーとして張り巡らした光ファイバーや同軸ケーブルに直接衝撃が与えられずに宙吊りの状態になって、土砂崩れを確実に検出することができないことがある、という問題があった。
【0006】
本発明は、大雨や地震によって底が抜けるように深層の土砂が崩壊するような、いわゆる盛土崩壊において、簡単な装置で、より確実に検知できる装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、土砂崩壊監視位置に少なくとも2本の第1ライン13a、第2ライン13bを張設して閉回路を構成するセンサーケーブル13と、このセンサーケーブル13の途中に所定間隔で設けられる崩壊検知ケース14と、この崩壊検知ケース14内で前記第1ライン13aと第2ライン13bとを着脱自在に接続する手段と、前記崩壊検知ケース14内における第1ライン13aと第2ライン13bの少なくともいずれか一方に挿入され、所定角度以上の傾斜時に開放する傾斜スイッチ24と、センサーケーブル13の断線状態時に警報信号を出力する制御回路30とを具備し、前記崩壊検知ケース14内に設けた配線板21に、接続端子22a、22bと、接続端子23a、23bの2対を設け、これらのうちの接続端子22aと23aとの間に傾斜スイッチ24を挿入し、接続端子22bと23bとの間を短絡し、崩壊検知ケース14内で切断されたセンサーケーブル13のうち、一方のセンサーケーブル13の第1ライン13aを接続端子22aに、第2ライン13bを接続端子22bにそれぞれ着脱自在に接続し、他方のセンサーケーブル13の第1ライン13aを接続端子23aに、第2ライン13bを接続端子23bにそれぞれ着脱自在に接続してなることを特徴とする土砂崩壊検知装置である。
【0008】
盛土11の崩壊により、センサーケーブル13と崩壊検知ケース14が土砂とともに流される。崩壊検知ケース14の内部では、第1ライン13a、第2ライン13bが着脱自在に接続されているので、確実に外れて断線状態になる。すると、制御回路30から基地局へ断線の警報が出力する。
第1ライン13a、第2ライン13bが断線状態にならずに、センサーケーブル13により宙吊りになったような場合、崩壊検知ケース14の内部の傾斜スイッチ24が30度以上傾くことにより内部の接点が開放して断線状態となる。従って、センサーケーブル13の断線と傾斜スイッチ24での断線の少なくともいずれか一方の断線で制御回路30の警報出力端子31から警報信号が出力し、監視機能をより確実にしている。
また、センサーケーブル13が切断しなくても、センサーケーブル13の第1ライン13a又は第2ライン13bが接続端子22又は接続端子23で抜け出ると、断線状態となるので、土砂崩壊の検知がより確実になるとともに、現場でのセンサーケーブル13、崩壊検知ケース14などの設置作業が容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
図2において、10は、地山そのものか地山の一部を切り取って形成した安定した切土10である。この切土10の裾部分には、盛土11が盛り上げられて鉄道路床などが形成され、その上に軌条12が敷設されている。
前記盛土11の斜面部分の土砂崩壊検知場所には、本発明による土砂崩壊検知装置が設けられている。
【0010】
本発明による土砂崩壊検知装置は、たとえば、長さ200mのセンサーケーブル13に、20m程度の間隔をもって崩壊検知ケース14を設け、基端部には、制御回路30が接続され、先端部には、チェック回路47が接続されて構成されたものである。
【0011】
図4および図5に示すように、前記センサーケーブル13は、第1ライン13a、第2ライン13b、第3ライン13cの3本からなり、これらの一方端部は、それぞれ崩壊検知ケース14内に導入され、他方端部は、それぞれ隣の崩壊検知ケース14内に導入されて、鎖のように順次つながっている。また、このセンサーケーブル13は、2個の崩壊検知ケース14の間がアルミニウムなどの保護管19内に挿通されて保護されている。
【0012】
前記崩壊検知ケース14内には、センサーケーブル13が容易に引き抜き可能なように左右のケーブル挿入座20を遊嵌し、かつ、内部には10cm程度の余裕を持って導入されている。また、崩壊検知ケース14の中央部に配線板21が設けられ、この配線板21の左右には、それぞれファストン端子などからなる接続端子22a、22b、22cと接続端子23a、23b、23cが2対設けられている。これらの接続端子22a、22b、22cと接続端子23a、23b、23cは、ソケット部分が配線板21に固着され、プラグ部分が第1ライン13a、第2ライン13b、第3ライン13cの先端に接続されて、これらのソケット部分とプラグ部分が互いに着脱自在に差し込まれている。
【0013】
また、配線板21には、傾斜スイッチ24が取り付けられ、接続端子22aと接続端子23aとがこの傾斜スイッチ24を介して接続され、また、接続端子22bと接続端子23bとの間、接続端子22cと接続端子23cとの間は配線板21の配線により短絡され、接続端子23aと接続端子22b(又は接続端子23b)との間には、スイッチ27付きの表示灯26が挿入され、さらに、接続端子22a(又は接続端子23a)と接続端子22b(又は接続端子23b)との間には、コンデンサ25が挿入されている。
【0014】
前記傾斜スイッチ24は、内部に導電性のボールが収納されており、一定角度θ(例えば30度)傾斜すると接点が開くものである。
前記コンデンサ25は、ライン抵抗や後述の端末の抵抗39などの抵抗値とで時定数回路を構成し、人間や動物に蹴られたり、土砂崩壊のない地震が発生したり、列車が通過したりするなど一時的に振動が発生しても誤動作しないような時定数(例えば3秒間)を持たせるためのものである。
前記表示灯26は、LEDなどからなり、この表示灯26を押している間だけスイッチ27がオンして監視中の回線をチェックするためのものである。
【0015】
前記崩壊検知ケース14内に収納されたすべての電気部品は、電気的に絶縁性を有する軟質充填材28が充填された後、蓋29が被せられる。このことにより、崩壊検知ケース14の内部に雨水が入り込んで短絡事故を発生しないようになっている。但し、軟質充填材28が充填されても、接続端子22、23の着脱は確実に行われるようになっている。
【0016】
図1に示すように、前記チェック回路47は、前記第1ライン13aと第2ライン13bとの先端部に、第1リレー接点36と抵抗39の直列回路と、第2リレー接点38とが並列に接続され、また、第2ライン13bと第3ライン13cとの先端部には、第1リレーコイル35と逆流防止用ダイオード41の直列回路と、第2リレーコイル37と逆流防止用ダイオード43の直列回路とが並列に接続されている。さらに、前記第1リレーコイル35には、前記ダイオード41と逆向きに放電用ダイオード40が接続され、前記第2リレーコイル37には、前記ダイオード43と逆向きに放電用ダイオード42が接続されている。
【0017】
前記制御回路30は、断線、転倒などの警報信号を出力する警報出力端子31、センサーケーブル13の短絡などのエラー信号を出力するエラー出力端子32、断線、転倒などのチェック用電源(24V)を供給する電源端子33、短絡などのチェック用電源(5V)を供給する電源端子34を具備している。この制御回路30は、有線、無線などで基地局へ接続されている。
【0018】
以上のように構成されたセンサーケーブル13、崩壊検知ケース14の現場設置について、図2および図3(a)(b)に基づき説明する。
ケース支持杭15が盛土11の斜面部分などの土砂崩壊検知場所であって、地すべり方向に対して略直交するように、所定間隔で打ち込まれる。これらのケース支持杭15の上端部に、取付け枠18と支持板17をもってそれぞれ崩壊検知ケース14が取り付けられる。このとき、センサーケーブル13が地面から高さh(例えば、10〜20cm程度)だけ浮かして設置される。崩壊検知ケース14の取付けに際しては、図3に示すように、傾斜スイッチ24が水平線Aに略一致するように取り付けられる。但し、この崩壊検知ケース14の取付けに際しては、ケース支持杭15の挿入線Dに平行な線Cとのなす角αが所定角度以下となるように設定される。さらに詳しくは、図7に示すように、センサーケーブル13を支点として宙吊りになったときのケース支持杭15の中心線Dと垂直線Bとのなす角度をβとしたときに、水平線Hと傾斜スイッチ24の底面線Aとのなす角θが傾斜スイッチ24の動作角度以上になるように、例えば、β=10度とすると、
α<90度−θ(=30度)−β(=10度)=50度
となり、αを50度以下に設定する。
【0019】
前記順次取り付けられた崩壊検知ケース14の間には、センサーケーブル13が張設される。このセンサーケーブル13の両端部は、支持板17の両側の台座44の上に載せられ、U字金具45とナット46で保持される。センサーケーブル13が崩壊検知ケース14の内部で接続されることは、すでに述べたとおりである。
2つの崩壊検知ケース14の間には、必要に応じて、1乃至数個所に螺旋形のケーブル支持杭16がねじ込まれてその上端部にセンサーケーブル13が前記同様、高さhだけ浮かして設置される。センサーケーブル13を地上から浮かすのは、盛土11に生えた雑草を刈り取るときなどにセンサーケーブル13が切断されたり、不必要な衝撃が与えられるのを防止するためである。
前記センサーケーブル13の張設する本数は、1本でもよいが、複数本を所定間隔で張設するようにしてもよい。
【0020】
次に本発明による土砂崩壊検知装置の作用を説明する。
(1)回線の正常状態の確認
制御回路30から第1ライン13aと第2ライン13bとの間に所定の電圧を印加しておく。
すべての傾斜スイッチ24がオンし、すべての接続端子22と23が接続されている正常な状態では、チェック回路47の第1リレー接点36がオンしているので、直列接続された第1ライン13a、第2ライン13b間が導通し、抵抗39を介して電流が流れ、制御回路30には、正常状態を示す信号が出力する。
もし正常状態を示す信号が出力していない場合において、どの崩壊検知ケース14に異常状態が発生しているかを確認するためには、制御回路30に近い側の崩壊検知ケース14における表示灯26を押してスイッチ27を閉じる。表示灯26が点灯すれば、少なくとも制御回路30から点灯した表示灯26のある崩壊検知ケース14までの回線は正常であることが確認される。同様にして制御回路30に近い側から順次表示灯26が点灯するかどうかを確認する。点灯しない場合には、その崩壊検知ケース14内に異常が発生していることが確認される。
【0021】
(2)センサーケーブル13の断線によって正常に動作するかどうかの確認
1日一回など、定期的に断線状態を強制的に発生させ、本発明による土砂崩壊検知装置が正常に動作するかどうかをチェックする。
そのために、基地局からの指令信号により、制御回路30内にて電源端子33から第3ライン13cに+24Vを印加し、第2ライン13bをアースに接続する。すると、ダイオード41を介して第1リレーコイル35が励磁され、第1リレー接点36が開放する。第1リレー接点36が開放すると、第1ライン13aと第2ライン13bの閉回路中に断線状態が発生する。この断線状態により制御回路30の警報出力端子31から断線が発生したとする警報出力信号が基地局へ送られる。チェック後に第3ライン13cへの印加を停止すると、第1リレー接点36は、自動的に復帰して正常状態(監視状態)に戻る。
【0022】
(3)第1ライン13aと第2ライン13bの短絡によるエラーによって正常に動作するかどうかの確認
定期的に第1ライン13aと第2ライン13bの間に短絡状態を強制的に発生させ、本発明による土砂崩壊検知装置が正常に動作するかどうかをチェックする。
そのために、基地局からの指令信号により、制御回路30内にて電源端子34から第2ライン13bに+5Vを印加し、第3ライン13cをアースに接続する。すると、ダイオード43を介して第1リレーコイル35が励磁され、第2リレー接点38が閉鎖する。第2リレー接点38が閉鎖すると、第1ライン13aと第2ライン13bの閉回路中に抵抗39を通らない短絡状態が発生する。この短絡により制御回路30のエラー出力端子32からエラーが発生したとするエラー出力信号が基地局へ送られる。チェック後に第2ライン13bへの印加を停止すると、第2リレー接点38は、自動的に復帰して正常状態(監視状態)に戻る。
【0023】
(4)土砂崩壊時の動作
盛土11が図6に示すように崩壊したものとする。この盛土11の崩壊により、ケース支持杭15、ケーブル支持杭16が流されるので、ケース支持杭15、ケーブル支持杭16にて支持されているセンサーケーブル13も土砂とともに流される。
崩壊検知ケース14の内部では、第1ライン13a、第2ライン13bが接続端子22、接続端子23に着脱自在に接続され、また、センサーケーブル13は崩壊検知ケース14にケーブル挿入座20によって抜けやすく取り付けられているので、接続端子22、接続端子23部分で確実に外れて断線状態になる。すると、前述のように制御回路30の警報出力端子31から基地局へ断線の警報が出力する。
盛土11は、切土10と異なり、深層部分が流されて表層部分にあまり衝撃が与えられず、図6及び図7のように接続端子22、接続端子23における第1ライン13a、第2ライン13bが断線せず、センサーケーブル13により宙吊りになることもあり得る。このような場合、ケース支持杭15が錘の役目をするので、崩壊検知ケース14の内部の傾斜スイッチ24が確実に30度以上傾いて、内部の接点が開放して断線状態となる。従って、接続端子22、接続端子23部分での断線状態と傾斜スイッチ24での断線状態の少なくともいずれか一方の断線状態で制御回路30の警報出力端子31から警報信号が出力し、監視機能をより確実にしている。
【0024】
前記実施例では、ケース支持杭15の上端に取り付けたが、本発明は、これに限られるものではなく、盛土11に形成したコンクリートなどの台座上に取り付けるようにしてもよい。
前記実施例では、センサーケーブル13を地上からやや浮かして取り付けたが、本発明は、これに限られるものではなく、地中に埋め込むようにしてもよい。この場合、表示灯26とスイッチ27のみ地上に出して視覚的なチェックができるようにする。
【0025】
前記実施例では、傾斜スイッチ24等は、直方体状の崩壊検知ケース14を設けて、その中に収納し、かつ、防水のため、収納後に軟質充填材28を充填した。
しかし、構成の簡素化と形状のコンパクト化のため、上述のような本発明装置用として作られた新たな崩壊検知ケース14に代えて、図8及び図9に示すように、既存の又は簡単な構成のコネクタ48を崩壊検知ケース14として用い、その中に、傾斜スイッチ24等を収納することもできる。すなわち、これら図8及び図9において、コネクタ48は、筒状のソケット本体49とプラグ本体50とからなるので、これらソケット本体49又はプラグ本体50の内部の空洞部51に傾斜スイッチ24等を収納する。この図8及び図9の例では、ソケット本体49の空洞部51に傾斜スイッチ24等を収納した例を示しており、以下に、その詳細な構成を説明する。
【0026】
前記ソケット本体49は、その空洞部51に連通した一端側に、圧接筒57と締め付けキャップ58が設けられ、また、他端側に、中央に接続端子52を取り付けた絶縁体54が嵌合筒55によって被覆され、この嵌合筒55がソケット本体49に着脱自在に取り付けられる。このようなソケット本体49において、まず、ソケット本体49の一端側の締め付けキャップ58と圧接筒57を緩めて、センサーケーブル13を通し、また、ソケット本体49の他端側の嵌合筒55を外した状態で傾斜スイッチ24等を搭載した配線板21のプリント配線端子部にセンサーケーブル13と接続端子52とを接続する。この状態で、配線板21をソケット本体49の空洞部51に収納し、嵌合筒55をソケット本体49に固定する。このとき、傾斜スイッチ24が上向きで閉じている状態となるように、ソケット本体49の外側の目印に合せられる。また、一端部の締め付けキャップ58をソケット本体49に締め付けると、圧接筒57とソケット本体49が相互のテーパー面で圧接してセンサーケーブル13が密着し、防水効果が得られる。
【0027】
前記プラグ本体50は、接続ピン53と連結リング56を有する点で、ソケット本体49と異なるが、その他の構成は、ソケット本体49とほぼ同じであり、内部の空洞部51にてセンサーケーブル13と接続ピン53とが接続される。
このように構成されたソケット本体49にプラグ本体50を差し込むと、ソケット本体49の接続端子52とプラグ本体50の接続ピン53が接続され、さらに、プラグ本体50の連結リング56をソケット本体49の嵌合筒55にねじ込んで固定する。このようにして接続されたコネクタ48は、防水チューブ59で包み込んで熱収縮性により密着させ、より一層の防水効果を持たせた後、前記傾斜スイッチ24が上向きになるようにしておもり61つきの支持板17の上に載せ、ソケット本体49側とプラグ本体50側の2個所を下向きU字形の固定具60で固定する。
【0028】
この支持板17に取り付けたコネクタ48は、前記図1ないし図7に示すと同様の方法で土砂崩壊検知装置として使用される。ただし、監視区域への設置に際しては、前記実施例とは異なり、ケース支持杭15を使用せずに、コネクタ48を取り付けた支持板17を直接地上又は地中に水平に設置する。すると、支持板17の一端部には、重さを偏らせるためのおもり61が設けられているので、土砂崩壊でコネクタ48がセンサーケーブル13につながったまま宙吊りの状態になったときに、コネクタ48の内部の傾斜スイッチ24が強制的に90度回転させられて、内部のボールが移動して傾斜スイッチ24が切れるようになっている。
【0029】
コネクタ48を取り付けた支持板17は、直接地上又は地中に水平に設置する場合に限られるものではなく、図2に示すような切土10と盛土11との間、道路、崖地、河川、砂丘地などに設置したフェンス、擁壁、防護屋根、ガードレールなどの土木構造物62の上部に設置することもできる。このように、支持板17に固定したコネクタ48は、土砂崩壊監視位置の土木構造物62に取り付けることにより、監視時には、傾斜スイッチ24が閉じているが、土砂崩壊時に土木構造物62が崩壊してコネクタ48と支持板17が土木構造物62から分離したときは、センサーケーブル13により宙吊り状態になっておもり61により傾斜し、また、コネクタ48と支持板17が取り付いたまま土木構造物62が傾いたときは土木構造物62と一緒に所定角度以上傾斜して傾斜スイッチ24が開放する。したがって、土砂崩壊のみならず、土砂崩壊によるフェンス、擁壁、防護屋根などの土木構造物62の傾きを検知することができる。
【0030】
図8では、ソケット本体49の内部の空洞部51に傾斜スイッチ24などを収納したがこれに限られるものではなく、プラグ本体50の内部の空洞部51に収納するようにしても良く、また、傾斜スイッチ24その他の必要部品を二つに分けてそれぞれの空洞部51に収納しても良い。
【0031】
また、土砂崩壊時のセンサーケーブル13の断線は、センサーケーブル13と配線板21との接続の外れ、又は、センサーケーブル13と接続ピン53との接続の外れによって検出できるが、プラグ本体50の連結リング56をソケット本体49の嵌合55に連結しないでおくことにより、ソケット本体49の接続端子52とプラグ本体50の接続ピン53との接続の外れによって検出するようにしても良い。
なお、図4及び図5では、表示灯26を取り付けたが、図8及び図9の例では、取り付け位置の関係でこれを省くようにしても良い。
【0032】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、土砂崩壊監視位置に少なくとも2本の第1ライン13a、第2ライン13bを張設して閉回路を構成するセンサーケーブル13と、このセンサーケーブル13の途中に所定間隔で設けられる崩壊検知ケース14と、この崩壊検知ケース14内で前記第1ライン13aと第2ライン13bとを着脱自在に接続する手段と、前記崩壊検知ケース14内における第1ライン13aと第2ライン13bの少なくともいずれか一方に挿入され、所定角度以上の傾斜時に開放する傾斜スイッチ24と、センサーケーブル13の断線状態時に警報信号を出力する制御回路30とを具備したので、センサーケーブル13の断線状態のみならず、センサーケーブル13が断線せずに盛土11の深層部分が流されて傾斜スイッチ24が所定角度以上傾いた場合にも確実に土砂崩壊を検知できる。
【0033】
また、崩壊検知ケース14内に設けた配線板21に、接続端子22a、22bと、接続端子23a、23bの2対を設け、これらのうちの接続端子22aと23aとの間に傾斜スイッチ24を挿入し、接続端子22bと23bとの間を短絡し、崩壊検知ケース14内で切断されたセンサーケーブル13のうち、一方のセンサーケーブル13の第1ライン13aを接続端子22aに、第2ライン13bを接続端子22bにそれぞれ着脱自在に接続し、他方のセンサーケーブル13の第1ライン13aを接続端子23aに、第2ライン13bを接続端子23bにそれぞれ着脱自在に接続してなるので、センサーケーブル13が切断しなくても、センサーケーブル13の第1ライン13a又は第2ライン13bが接続端子22又は接続端子23で抜け出ると、断線状態となるので、土砂崩壊の検知がより確実になるとともに、現場でのセンサーケーブル13、崩壊検知ケース14などの設置作業が容易になる。
【0034】
請求項2記載の発明によれば、接続端子23aと接続端子23bとの間に、スイッチ27付きの表示灯26を挿入したので、崩壊検知ケース14の内部に故障が発生したような場合、複数個の崩壊検知ケース14のどの個所に故障が発生したかを簡単にチェックできる。
【0036】
請求項3記載の発明によれば、崩壊検知ケース14は、土砂崩壊監視位置に差し込んだケース支持杭15の上端部であって、崩壊検知ケース14とケース支持杭15がセンサーケーブル13により宙吊り状態のとき、ケース支持杭15が錘となって所定角度以上傾斜して傾斜スイッチ24が開放するように取り付けたので、特に、盛土11のように深層部分に土砂崩壊があって、断線が生じなくても土砂崩壊を確実に検知できる。
【0038】
請求項4記載の発明によれば、隣合う崩壊検知ケース14の間のセンサーケーブル13に保護管19を被せ、この保護管19における隣合う崩壊検知ケース14の間の中間位置を1又は複数個のケーブル支持杭16で保持したので、センサーケーブル13を全区間で同一条件で設置できる。
【0039】
請求項5記載の発明によれば、土砂崩壊監視位置に3本の第1ライン13a、第2ライン13b、第3ライン13cを張設し、このうちの2本の第1ライン13a、第2ライン13bに端末の抵抗39を挿入して閉回路を構成するセンサーケーブル13と、このセンサーケーブル13の途中に所定間隔で設けられる崩壊検知ケース14と、この崩壊検知ケース14内で前記第1ライン13aと第2ライン13bとを着脱自在に接続する手段と、前記崩壊検知ケース14内における第1ライン13aと第2ライン13bの少なくともいずれか一方に挿入され、所定角度以上の傾斜時に開放する傾斜スイッチ24と、センサーケーブル13の断線状態時に警報信号を出力する制御回路30と、端末における第3ライン13cと第2ライン13bとの間に挿入され、その励磁により前記抵抗39と直列に挿入された常閉の第1リレー接点36を開放する第1リレーコイル35とを具備したので、1日一回など、定期的に、断線状態を強制的に発生させ、本発明による土砂崩壊検知装置が正常に動作するかどうかをチェックすることができる。
【0040】
請求項6記載の発明によれば、土砂崩壊監視位置に3本の第1ライン13a、第2ライン13b、第3ライン13cを張設し、このうちの2本の第1ライン13a、第2ライン13bに端末の抵抗39を挿入して閉回路を構成するセンサーケーブル13と、このセンサーケーブル13の途中に所定間隔で設けられる崩壊検知ケース14と、この崩壊検知ケース14内で前記第1ライン13aと第2ライン13bとを着脱自在に接続する手段と、前記崩壊検知ケース14内における第1ライン13aと第2ライン13bの少なくともいずれか一方に挿入され、所定角度以上の傾斜時に開放する傾斜スイッチ24と、センサーケーブル13の断線状態時に警報信号を出力する制御回路30と、端末における第2ライン13bと第3ライン13cとの間に挿入され、その励磁により前記抵抗39と並列に挿入された常開の第2リレー接点38を閉鎖する第2リレーコイル37とを具備したので、定期的に第1ライン13aと第2ライン13bの間に短絡状態を強制的に発生させ、本発明による土砂崩壊検知装置が正常に動作するかどうかをチェックすることができる。
【0041】
請求項7記載の発明によれば、土砂崩壊監視位置に3本の第1ライン13a、第2ライン13b、第3ライン13cを張設し、このうちの2本の第1ライン13a、第2ライン13bに端末の抵抗39を挿入して閉回路を構成するセンサーケーブル13と、このセンサーケーブル13の途中に所定間隔で設けられる崩壊検知ケース14と、この崩壊検知ケース14内で前記第1ライン13aと第2ライン13bとを着脱自在に接続する手段と、前記崩壊検知ケース14内における第1ライン13aと第2ライン13bの少なくともいずれか一方に挿入され、所定角度以上の傾斜時に開放する傾斜スイッチ24と、センサーケーブル13の断線状態時に警報信号を出力する制御回路30と、端末における第3ライン13cと第2ライン13bとの間にダイオード41を介して挿入され、その励磁により前記抵抗39と直列に挿入された常閉の第1リレー接点36を開放する第1リレーコイル35と、端末における第2ライン13bと第3ライン13cとの間にダイオード43を介し、かつ、第1リレーコイル35とダイオード41の直列回路に対して並列に挿入され、その励磁により前記第1リレー接点36と抵抗39との直列回路と並列に挿入された常開の第2リレー接点38を閉鎖する第2リレーコイル37とを具備したので、1日一回など、定期的に、断線状態を強制的に発生させ、本発明による土砂崩壊検知装置が正常に動作するかどうかをチェックすることができるとともに、第1ライン13aと第2ライン13bの間に短絡状態を強制的に発生させ、本発明による土砂崩壊検知装置が正常に動作するかどうかをチェックすることができる。
【0042】
請求項8記載の発明によれば、崩壊検知ケース14は、ソケット本体49の接続端子52とプラグ本体50の接続ピン53とを着脱自在に接続するコネクタ48からなり、前記ソケット本体49及び/又はプラグ本体50の内部の空洞部51に傾斜スイッチ24を収納したので、簡単で、かつ、コンパクトに構成でき、しかも、取り扱いも極めて便利である。
【0043】
また、コネクタ48は、一端部に重さを偏らせるためのおもり61を取り付けた支持板17に固定したので、土砂崩壊時に宙ぶらりんとなったときに、傾斜スイッチ24が強制的に回転させられ、傾斜の検出が確実に行える。
【0044】
請求項9記載の発明によれば、支持板17に固定したコネクタ48は、土砂崩壊監視位置の土木構造物62に取り付けたので、監視時には、傾斜スイッチ24が閉じているが、土砂崩壊時にコネクタ48と支持板17がセンサーケーブル13により宙吊り状態になったときはおもり61により、また、土木構造物62が傾いたときは土木構造物62と一緒に所定角度以上傾斜して傾斜スイッチ24が開放する。したがって、土砂崩壊のみならず、土砂崩壊によるフェンス、擁壁、防護屋根などの土木構造物62の傾きを検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による土砂崩壊検知装置の一実施例を示す電気回路図である。
【図2】本発明による土砂崩壊検知装置を盛土11に設置した状態を示す斜視図である。
【図3】(a)は、ケース支持杭15を盛土11に打ち込んで崩壊検知ケース14を取り付けた状態を示す説明図、(b)は、ケーブル支持杭16を盛土11に差し込んでセンサーケーブル13を保持している状態を示す説明図である。
【図4】本発明による土砂崩壊検知装置において、崩壊検知ケース14から蓋29を除いたときの内部の状態を示す平面図である。
【図5】図4における縦断面図である。
【図6】本発明の土砂崩壊検知装置を設置した盛土11の崩壊状態の説明図である。
【図7】崩壊検知ケース14がケース支持杭15に取り付けられたままセンサーケーブル13にて宙吊り状態のときの正面図である。
【図8】本発明による土砂崩壊検知装置に用いられる崩壊検知ケース14としてコネクタ48を用いた他の実施例を示すソケット本体49とプラグ本体50を切り離した状態の断面図である。
【図9】図8において、ソケット本体49とプラグ本体50を接続して支持板17に取り付けた状態の正面図である。
【符号の説明】
10…切土、11…盛土、12…軌条、13…センサーケーブル、14…崩壊検知ケース、15…ケース支持杭、16…ケーブル支持杭、17…支持板、18…取付け枠、19…保護管、20…ケーブル挿入座、21…配線板、22、22a、22b、22c…接続端子、23、23a、23b、23c…接続端子、24…傾斜スイッチ、25…コンデンサ、26…表示灯、27…スイッチ、28…軟質充填材、29…蓋、30…制御回路、31…警報出力端子、32…エラー出力端子、33…電源端子、34…電源端子、35…第1リレーコイル、36…第1リレー接点、37…第2リレーコイル、38…第2リレー接点、39…抵抗、40…ダイオード、41…ダイオード、42…ダイオード、43…ダイオード、44…台座、45…U字金具、46…ナット、47…チェック回路、48…コネクタ、49…−ソケット本体、50…プラグ本体、51…空洞部、52…接続端子、53…接続ピン、54…絶縁体、55…嵌合筒、56…連結リング、57…圧接筒、58…締め付けキャップ、59…防水チューブ、60…固定具、61…おもり、62…土木構造物。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an earth and sand collapse detection device that can reliably detect the collapse of earth and sand, in particular, the collapse of embankments forming a road bed of a railway or a road with a simple device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to detect landslides, as described in Japanese Examined Patent Publication No. 3-9247, a plurality of piles are driven into a dangerous area, and an optical fiber is stretched around the piles. There is a known method for detecting the occurrence of landslide by cutting with a cutter or by generating a local bend with a cam and detecting a rapid decrease in backscattered light.
[0003]
In addition, a coaxial cable is stretched instead of an optical fiber, and a capacitance change occurs between the cable core wire and the outer insulator due to the vibration caused by the landslide. There is also a method to detect this.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
All of the conventional methods as described above have a problem that the apparatus is large and expensive, and that installation and adjustment in a landslide danger area are troublesome.
[0005]
In general, since the
[0006]
It is an object of the present invention to provide a device that can be detected more reliably with a simple device in a so-called embankment collapse in which deep sediment collapses so that the bottom is removed due to heavy rain or an earthquake.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, at least two
[0008]
Due to the collapse of the embankment 11, the
When the
Even if the
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
In FIG. 2,
A landslide detection device according to the present invention is provided at the landslide detection location on the slope portion of the embankment 11.
[0010]
In the earth and sand collapse detection device according to the present invention, for example, the
[0011]
As shown in FIG. 4 and FIG. 5, the
[0012]
In the
[0013]
Further, a
[0014]
The
The
The
[0015]
All the electrical components stored in the
[0016]
As shown in FIG. 1, in the
[0017]
The
[0018]
On-site installation of the
The case support piles 15 are landslide detection locations such as slopes of the embankment 11 and are driven at predetermined intervals so as to be substantially orthogonal to the landslide direction. The
α <90 ° −θ (= 30 °) −β (= 10 °) = 50 °
And α is set to 50 degrees or less.
[0019]
A
Between the two
The number of the
[0020]
Next, the operation of the landslide detection device according to the present invention will be described.
(1) Checking the normal state of the line
A predetermined voltage is applied from the
In a normal state in which all the inclination switches 24 are turned on and all the
If a signal indicating a normal state is not output, in order to confirm which collapse
[0021]
(2) Confirmation of normal operation due to disconnection of
A disconnection state is forcibly generated periodically such as once a day, and it is checked whether or not the landslide detection device according to the present invention operates normally.
For this purpose, + 24V is applied from the
[0022]
(3) Confirmation of normal operation due to an error due to a short circuit between the
A short-circuit state is forcibly generated periodically between the
For this purpose, +5 V is applied from the
[0023]
(4) Action at the time of landslide
It is assumed that the embankment 11 has collapsed as shown in FIG. Since the collapse of the embankment 11 causes the
Inside the
The fill 11 is different from the
[0024]
In the said Example, although attached to the upper end of the
In the above-described embodiment, the
[0025]
In the above-described embodiment, the
However, in order to simplify the configuration and make the shape compact, instead of the new
[0026]
The
[0027]
The
When the
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
In FIG. 8, the
[0031]
Further, disconnection of the
4 and 5, the
[0032]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, at least two of the
[0033]
Also,Two pairs of
[0034]
Claim2According to the described invention, since the
[0036]
Claim3According to the described invention, the
[0038]
Claim4According to the described invention, the
[0039]
Claim5According to the described invention, the three
[0040]
Claim6According to the described invention, the three
[0041]
Claim7According to the described invention, the three
[0042]
Claim8According to the described invention, the
[0043]
Also,Since the
[0044]
Claim9According to the described invention, since the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an electric circuit diagram showing an embodiment of a sediment collapse detection device according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a state in which the sediment collapse detection device according to the present invention is installed on the embankment 11;
3A is an explanatory view showing a state in which the
FIG. 4 is a plan view showing an internal state when the lid 29 is removed from the
5 is a longitudinal sectional view in FIG. 4. FIG.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a collapsed state of the embankment 11 in which the earth and sand collapse detection device of the present invention is installed.
7 is a front view when the
FIG. 8 is a cross-sectional view of a state in which a socket
9 is a front view of a state in which the
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (9)
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