JP3634570B2 - Rotary flow path switching valve - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロータリ式流路切換弁に関し、特にヒートポンプシステムで使用される四方弁や三方弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
四方弁や三方弁として使用されるロータリ式流路切換弁として、円筒状の弁ハウジングと、前記弁ハウジングに回転変位可能に設けられた弁体と、前記弁ハウジングに固定され低圧側配管を接続される低圧側ポート、高圧側配管を接続される高圧側ポート、及び、少なくとも一つの切換ポートを有する弁座板と、前記弁体を回転駆動する電磁アクチュエータとを有し、前記弁体は、当該弁体の一方前記圧力室とは反対の側の端面にて前記弁座板と接触し、回転変位により前記切換ポートを前記低圧側ポートと前記高圧側ポートのいずれか一方に選択的に連通接続するように構成されたロータリ式流路切換弁が知られている。
【0003】
上述のようなロータリ式流路切換弁の電磁アクチュエータは、弁体に取り付けられて当該弁体の回転方向にN極とS極とを交互に配した多極マグネットと、弁ハウジングに取り付けられた電磁ソレノイドと、電磁ソレノイドの通電により発生するN極とS極との磁極のうち一方の磁極に磁気的に接続されて当該一方の磁極と同極に帯磁し、互いに180度回転変位した位置にて多極マグネットのN極とS極とのうち一方の磁極と対向するように配置された一対の磁極片とにより構成されている。
【0004】
流路切換時には、一対の磁極片が対向する多極マグネットの磁極と同じ磁極に帯磁するように、電磁ソレノイドに通電を行ってこれを励磁させ、一対の磁極片と多極マグネットとの磁気的反発によって弁体を回転させて、一対の磁極片が帯磁している磁極とは反対の磁極の多極マグネット部分をこれら一対の磁極片に各々対向させ、流路切換が完了すれば、電磁ソレノイドに対する通電を停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のロータリ式流路切換弁においては、流路切換の完了に伴い電磁ソレノイドに対する通電を停止すると、一対の磁極片に残留する磁力が小さいので、多極マグネットの磁力が強いと、弁体の回転後の時点で一対の磁極片に対向している多極マグネット部分を、一対の磁極片に残留した磁力の磁極によって吸引することができない。
【0006】
このため、弁体の回転後の時点で一対の磁極片に対向している多極マグネット部分の隣の、反対の磁極の多極マグネット部分が、磁極の無くなった単なる金属としての各磁極片に吸着しようとして近づいてしまい、これにより、多極マグネットの磁極が変わる境界箇所が磁極片の中央に位置するように、電磁ソレノイドの通電時とは反対側に弁体が少し回転して、弁体を流路切換完了位置に安定して保持できなくなってしまう。
【0007】
かといって、電磁ソレノイドの通電停止後の弁体の反転を抑制するために多極マグネットの磁力を弱めてしまうと、今度は電磁ソレノイドの通電により弁体に発生する回転トルクが弱まり、摩擦等の影響を受け易くなって弁体を確実に回転させることができなくなる。
【0008】
この発明は、上述の如き問題点に着目してなされたものであり、多極マグネットの磁力が強くても弁体を流路切換完了位置に安定保持でき、動作信頼性が高いロータリ式流路切換弁を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1に記載の発明によるロータリ式流路切換弁は、円筒状の弁ハウジングと、前記弁ハウジングに回転変位可能に設けられた弁体と、前記弁ハウジングに固定され低圧側配管を接続される低圧側ポート、高圧側配管を接続される高圧側ポート、及び、少なくとも一つの切換ポートを有する弁座板と、前記弁体を回転駆動する電磁アクチュエータとを有し、前記弁体は、当該弁体の一方の端面にて前記弁座板と接触し、回転変位により前記切換ポートを前記低圧側ポートと前記高圧側ポートのいずれか一方に選択的に連通接続するように構成されたロータリ式流路切換弁において、前記電磁アクチュエータは、前記弁体に取り付けられた多極マグネットと、前記弁ハウジングに取り付けられた電磁ソレノイド、一対の主磁極片、及び、一対の副磁極片を有しており、前記多極マグネットは、前記弁体の回転方向にN極とS極とを交互に配して構成されており、前記一対の主磁極片は、前記電磁ソレノイドの通電により発生するN極とS極との磁極のうち一方の磁極に磁気的に接続されて当該一方の磁極と同極に帯磁し、互いに180度回転変位した位置にて前記多極マグネットのN極とS極とのうち一方の磁極と対向するように配置されており、前記一対の副磁極片は、前記電磁ソレノイドの通電により発生するN極とS極とのうち他方の磁極に磁気的に接続されて当該他方の磁極と同極に帯磁し、互いに180度回転変位した位置にて前記多極マグネットのN極とS極とのうち他方の磁極と対向するように配置されており、前記主磁極片は前記副磁極片よりも大きい断面により、該副磁極片よりも強い磁力で帯磁するように形成されているものである。
【0010】
請求項2によるロータリ式流路切換弁は、前記弁体は前記弁ハウジングに当該弁体の回転軸方向に移動可能に設けられていて、前記弁体の外周と前記弁ハウジングの内周面との間に形成されるバイパス間隙を介して、前記弁体の前記一方の端面とは反対側の他方の端面側に画定される圧力室に前記高圧側ポートの圧力が導入され、前記弁体には前記圧力室及び前記低圧側ポートを選択的に連通接続するパイロット弁が形成されており、前記電磁ソレノイドの通電により閉状態の前記パイロット弁が開駆動されて、前記圧力室と前記高圧側ポートとの間に生じる差圧により前記弁体が移動して、当該弁体の前記一端が前記回転軸方向に沿って前記弁座から離間した状態で、前記電磁アクチュエータによる前記弁体の回転駆動が行われるものである。
【0011】
請求項3によるロータリ式流路切換弁は、前記主磁極片は一対の脚片を門型に接続した主磁極部材の前記各脚片に構成され、前記副磁極片は一対の脚片を門型に接続した副磁極部材の前記各脚片に構成され、前記主磁極部材は電磁ソレノイドに固定され、前記副磁極部材は接続用ブリッジ片により前記主磁極部材と点状係合し前記主磁極部材に対して位置決め固定されているものである。
【0012】
請求項4によるロータリ式流路切換弁は、前記主磁極片は、前記弁体の周方向における寸法が前記副磁極片よりも大きい寸法で形成されているものである。
【0013】
請求項1に記載の発明によるロータリ式流路切換弁によれば、電磁ソレノイド(電磁コイル)に通電が行われると、主磁極片と副磁極片とが互いに反対の磁極に帯磁し、主磁極片、副磁極片と多極マグネットとの磁気的反発により弁体が回転し、流路切換が行われる。流路切換完了後に電磁ソレノイドに対する通電が停止されると、一対の主磁極片と多極マグネットとの磁気的吸着と、一対の副主磁極片と多極マグネットとの磁気的吸着とで、弁体が流路切換完了位置に安定保持される。
【0014】
請求項2に記載の発明によるロータリ式流路切換弁によれば、電磁アクチュエータによる弁体の回転駆動が、電磁ソレノイドの通電に伴うパイロット弁の開弁により圧力室と高圧側ポートとの間に差圧が生じて、弁体が移動してその一端が弁座から離間した状態で行われるので、弁座に弁体が接触していない分だけ弁体の回転時に受ける摩擦が減って、電磁ソレノイドの通電を停止した際に、一対の主磁極片に対向している多極マグネット部分の隣の、反対の磁極の多極マグネット部分が、各主磁極片に吸着しようとすることによる弁体の反転が起こり易くなる。
【0015】
しかし、主磁極片に対向している多極マグネット部分とは反対の磁極の多極マグネット部分に一対の副磁極片が対向していて、この反対の磁極の多極マグネット部分が各副磁極片に吸着しようとすることから、弁座に接触していない状態で弁体が回転する構成のロータリ式流路切換弁であっても、弁体が流路切換完了位置に安定保持される。
【0016】
請求項3に記載の発明によるロータリ式流路切換弁によれば、副磁極部材が接続用ブリッジ片により主磁極部材と点状係合して主磁極部材に対して位置決め固定されているから、主磁極片と副主磁極片との相対位置が精度よく決まり、主磁極部材と副磁極部材とは点状係合であるから、電磁ソレノイドが励磁している時の磁力ロスが少なくて済む。
【0017】
請求項4に記載の発明によるロータリ式流路切換弁によれば、弁体の周方向において、主磁極片の両端の方が副磁極片の両端よりも、対向している多極マグネット部分の隣の、反対の磁極の多極マグネット部分に対する距離が近くなり、従って、電磁ソレノイドの通電により弁体がどちらの方向に回転するかが、副磁極片とこれに対向する多極マグネット部分やそれに隣接する反対の磁極の多極マグネット部分との位置関係ではなく、主磁極片とこれに対向する多極マグネット部分やそれに隣接する反対の磁極の多極マグネット部分との位置関係で定まることとなり、電磁ソレノイドへの通電停止後の弁体の位置を安定して保持するために副磁極片を設けても、その影響で電磁ソレノイドへの通電に伴う弁体の回転方向が変わってしまうことがない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0019】
図1〜図9はこの発明によるロータリ式流路切換弁の実施の形態を示している。ロータリ式流路切換弁は、円筒状の弁ハウジング1と、弁ハウジング1内に回転変位可能に且つ回転軸方向に移動可能に設けられた主弁体3(弁体)と、弁ハウジング1の底部に固定された弁座板5と、主弁体3に設けられたパイロット弁9と、弁ハウジング1の上部に取り付けられた電磁ソレノイド11とを有している。
【0020】
このロータリ式流路切換弁は、図5及び図6に示されているように、ヒートポンプシステムで使用される四方弁100として構成され、弁座板5には、ヒートポンプシステムにおけるコンプレッサPの吸入側からの低圧側配管13を接続される低圧側ポート15と、コンプレッサPの吐出側からの高圧側配管17を接続される高圧側ポート19と、エバポレータ(室内熱交換器)Eの配管21を接続される第一の切換ポート23と、コンデンサ(室外熱交換器)Cの配管25を接続される第二の切換ポート27とを有している。
【0021】
主弁体3は、図1に示されているように、底部に設けられた中心ガイト孔29にて弁座板5に固定されたセンタピン31に嵌合していると共に、上部に舌片状に突出形成されたガイド部4にて、弁ハウジング1の上部に大径円筒部2と同心に設けられた主弁体案内円筒部6に軸線方向に移動可能に嵌合し、これらの嵌合ガイドにより自身の中心軸線の周りに第一の回転位置と第二の回転位置との間に回転変位し、軸線方向に直線的に上昇位置と降下位置との間に上下変位する。
【0022】
なお、ガイド部4は後述する高圧側連絡溝37の側とは反対側に形成され、主弁体案内円筒部6との当接関係により、高圧側の流入圧力による主弁体3の傾き偏倚を抑制する。
【0023】
主弁体3は降下位置においては、底面(一方の端面)33にて弁座板5と接触しており、その底面部に互いに独立した低圧側連絡溝35と高圧側連絡溝37とを有している。
【0024】
主弁体3は、第一の回転位置では、図5に示されているように、低圧側連絡溝35により低圧側ポート15と第一の切換ポート23とを連通接続すると共に高圧側連絡溝37によって高圧側ポート19と第二の切換ポート27とを連通接続し、第二の回転位置では、図6に示されているように、低圧側連絡溝35により低圧側ポート15と第二の切換ポート27とを連通接続すると共に高圧側連絡溝37によって高圧側ポート19と第一の切換ポート23とを連通接続する。
【0025】
これにより、主弁体3が第一の回転位置である切換状態では、図5に示されているように、コンプレッサP→四方弁100→コンデンサC→絞りD→エバポレータE→四方弁100→コンプレッサPと云う冷媒循環路が確立し、ヒートポンプシステムは冷房モードになる。
【0026】
これに対し、主弁体3が第二の回転位置である切換状態では、図6に示されているように、コンプレッサP→四方弁100→エバポレータE→絞りD→コンデンサC→四方弁100→コンプレッサPと云う冷媒循環路が確立し、ヒートポンプシステムは暖房モードになる。
【0027】
なお、高圧側配管17の先端は、高圧側ポート19を貫通して高圧側連絡溝37内に突出しており、高圧側連絡溝37の内壁面との当接により、主弁体3の回動変位範囲を第一の回転位置と第二の回転位置との間の往復回動範囲に制限するストッパを兼ねている。
【0028】
主弁体3の上側(他方の端面側)には、図1に示されているように、弁ハウジング1と、弁ハウジング1の上部に形成されているパイロット弁案内筒部39に嵌合しているパイロット弁9とによって圧力室41が画定されている。圧力室41は、パイロット弁9と主弁体3との間のバイパス間隙43や、主弁体3のピストンリング溝45に嵌め込まれている略C字状のピストンリング47の両端部間の連通用間隙(図示せず)を経て、高圧側連絡溝37、高圧側ポート19と連通しており、高圧側ポート19の圧力を導入される。
【0029】
パイロット弁案内筒部39は大径円筒部2や主弁体案内筒部6と同心に設けられており、パイロット弁9のステム部10は、パイロット弁案内筒部39や、主弁体3の中心部に形成された円形横断面の弁保持孔51に、軸線方向に移動可能に嵌合しており、先端のニードル弁部53にて主弁体3に形成された弁ポート55を開閉する。
【0030】
この構造により、パイロット弁9は、弁ハウジング1側のパイロット弁案内筒部39と主弁体3側の弁保持孔51に軸線方向に移動可能に嵌合し、弁ハウジング1と主弁体3の両方より個別に支持されていることになる。
【0031】
なお、ステム部10の具体的な形状としては、例えば、図8(a)〜(c)に示されているように、外周面にカット面12を有していて、D形横断面形状あるいは多角形横断面形状をなしており、残された円周面14だけでパイロット弁案内筒部39や弁保持孔51に嵌合するものが考えられる。
【0032】
この場合には、パイロット弁9のカット面12と弁保持孔51との間に、圧力室41と弁ポート55とを連通する通路(図示せず)が形成される。
【0033】
また、ステム部10の他の具体的な形状としては、図8(d)に示されているように、パイロット弁案内筒部39や弁保持孔51の内径に対応した外径の略円柱状をなしており、円周面14の全周においてパイロット弁案内筒部39や弁保持孔51に嵌合するものが考えられる。
【0034】
この場合には、図8(e)に示されているように、ステム部10のニードル弁部53寄りの先端部分に小径部10aが形成され、この小径部10aにステム部10の中心を通る貫通通路10bがステム部10の径方向に貫設されると共に、ニードル弁部53とは反対側のパイロット弁案内筒部39側に位置する端面から貫通通路10bの中央に至る連絡通路10cがステム部10の軸方向に形成され、この貫通通路10bと連絡通路10c、及び、小径部10aと弁保持孔51との間の空間により、圧力室41と弁ポート55とを連通する通路が構成される。
【0035】
弁ポート55は、弁保持孔51の底部中央にあり、一方でバイパス間隙43を介して圧力室41に連通し、他方で連通孔57によって低圧側連絡溝35に連通している。
【0036】
また、弁ハウジング1は主弁体を受け入れる円筒部である大径円筒部2と主弁体案内筒部6とパイロット弁案内筒部39とを互いに同心にプレス深絞り加工により一体成形されている。
【0037】
パイロット弁9は、固定吸引子59との間に設けられたばね61により閉弁方向に付勢され、電磁ソレノイド11の電磁コイル63に通電が行われることにより、ばね61のばね力に抗して固定吸引子59に吸着し、弁ポート55を開放、すなわち開弁する。
【0038】
そして、この実施の形態では、高圧側連絡溝37やバイパス間隙43、ピストンリング47の連通用隙間を経て高圧側ポート19から圧力室41に流入する冷媒の流量が、圧力室41から、パイロット弁9のカット面12と弁保持孔51との間の通路や、パイロット弁9のステム部10内部の通路を介して弁ポート55に至り、さらに、連通孔57を経て低圧側連絡溝35に流入する冷媒の流量を下回るように構成されている。
【0039】
主弁体3の上部にはプラスチックスマグネットによる多極マグネット71がインサート成形により一体的に設けられている。多極マグネット71は、図7に示されているように、主弁体3と同心のリング状をなし、主弁体3の回転方向にN極部72とS極部74とを交互に2個ずつ有している。
【0040】
電磁ソレノイド11には、電磁コイル63の上側の一方の磁極と磁気的に連結されているステープル形状の主磁極部材65がボルト67により固定されており、また電磁コイル63の下側の他方の磁極と磁気的に連結されて、主磁極部材65とは弁ハウジング1の中心軸線周りに90度回転変位した位置に、ステープル形状の副磁極部材69が固定されている。
【0041】
主磁極部材65は、一対の脚片に構成されて互いに180度回転変位した位置にて多極マグネット71の一方の磁極と対向する一対の主磁極片66を有している。
【0042】
副磁極部材69は、一対の脚片に構成されて主磁極片に対して90度回転変位し、且つ互いに180度回転変位した位置にて多極マグネット71の他方の磁極と対向する一対の副磁極片70を有している。
【0043】
図9に示されているように、副磁極部材69は副磁極片70とは90度回転変位方向に延在する接続用ブリッジ片69a、69bを有しており、接続用ブリッジ片69a、69bは各々先端部にて主磁極部材65に形成された小開口部65a、65bに係合し、この点状の係合により主磁極部材65に対して位置決め固定されている。これにより主磁極片66と副磁極片70との相対位置関係が画一的に決まり、これが変動することがない。また、主磁極部材65と副磁極部材69とは点状係合であるから、電磁ソレノイド11(電磁コイル63)が励磁している時の磁力ロスが少なくて済む。
【0044】
上述のような電磁ソレノイド11と多極マグネット71による電磁アクチュエータ構造では、電磁ソレノイド11に対し通電する電流の方向により主磁極部材65がN極、副磁極部材69がS極に帯磁、あるいはその反対の極性に帯磁する。
【0045】
上述のような構成による四方弁100では、図1に示されているような状態において、電磁ソレノイド11の電磁コイル63に通電が行われると、固定吸引子59が励磁し、パイロット弁9がばね61のばね力に抗して上昇変位して固定吸引子59に吸着し、弁ポート55が開放される。
【0046】
これにより圧力室41が低圧側連絡溝35、低圧側ポート15と連通し、コンプレッサPの吸入圧により、圧力室41の内圧が高圧側ポート19と同じ高圧から低圧側ポート15と同じ低圧に向かって低下する。これにより主弁体3の下側に比べて主弁体3の上側が低圧になり、圧力差で主弁体3が上昇変位して弁座板5より離れ、低抵抗で回転変位し得る状態になる。
【0047】
上述の状態になると、電磁コイル63に対する通電によってN極に帯磁している主磁極部材65の主磁極片66とこれに対向する多極マグネット71のN極部72との磁気的反発作用や、電磁コイル63に対する通電によってS極に帯磁している副磁極部材69の副磁極片70とこれに対向する多極マグネット71のS極部74との間での磁気的反発作用により、主弁体3が、図5〜図7で反時計廻り方向に回転し、主弁体3が第一の回転位置(図5、図7(a)の位置)より第二の回転位置(図6、図7(b)の位置)へ回転変位する。
【0048】
これにより、N極に帯磁している主磁極片66に多極マグネット71のS極部74が対向して吸引されると共に、S極に帯磁している副磁極片70に多極マグネット71のN極部72が対向して吸引されて、主弁体3が第二の回転位置に保持され、ヒートポンプサイクルが冷房モードより暖房モードに切り換えられる。
【0049】
この後に、電磁コイル63に対する通電を停止すると、一対の主磁極片66の残留磁力が弱いため対向する多極マグネット71のS極部74をN極の磁極で吸着できなくなり、電磁コイル63の通電前の主弁体3が第一の回転位置にあった時点で主磁極片66に対向していた、S極部74の隣のN極部72が、磁極の無くなった単なる金属としての主磁極片66に吸着しようとして、主弁体3が第二の回転位置から第一の回転位置に戻る向きに回転しようとする力が生じる。
【0050】
しかし、主弁体3の第二の回転位置において、副磁極片70に対向する多極マグネット71のS極部74が、磁極の無くなった単なる金属としての副磁極片70に吸着しようとする力により、第二の回転位置から第一の回転位置に戻る向きへの主弁体3の回転力が抑制される。
【0051】
電磁コイル63に対する通電の停止に伴ってばね61のばね力によりパイロット弁9が降下して閉弁し、圧力室41と低圧側連絡溝35との連通が遮断され、バイパス用間隙43やピストンリング47の連通用間隙を経て、高圧側連絡溝37、高圧側ポート19の圧力が圧力室41に導入され、圧力室41が主弁体3の下部の圧力と同圧になり、ばね61のばね力と主弁体3の自重とによって主弁体3が元の降下位置に戻り、弁座板5と密着することで、主弁体3が第二の回転位置(流路切換完了位置)に安定保持される。これにより動作信頼性が高くなる。
【0052】
ヒートポンプサイクルを暖房モードより冷房モードに切り換える場合には、冷房モードより暖房モードへの切換時とは反対の方向に電磁ソレノイド11の電磁コイル63に通電を行い、パイロット弁9を開弁して主弁体3を上昇変位させる共に、主磁極部材65の主磁極片66をS極に帯磁させ、副磁極部材69の副磁極片70をN極に帯磁させる。
【0053】
すると、電磁コイル63に対する通電によってS極に帯磁している主磁極部材65の主磁極片66とこれに対向する多極マグネット71のS極部74との磁気的反発作用や、電磁コイル63に対する通電によってN極に帯磁している副磁極部材69の副磁極片70とこれに対向する多極マグネット71のN極部72との間での磁気的反発作用により、主弁体3が、図5〜図7で時計廻り方向に回転し、主弁体3が第二の回転位置(図6、図7(b)の位置)より第一の回転位置(図5、図7(a)の位置)へ回転変位する。
【0054】
これにより、N極に帯磁している主磁極片66に多極マグネット71のS極部74が対向して吸引されると共に、S極に帯磁している副磁極片70に多極マグネット71のN極部72が対向して吸引されて、主弁体3が第一の回転位置に保持され、ヒートポンプサイクルが暖房モードより冷房モードに切り換えられる。
【0055】
この後に、電磁コイル63に対する通電を停止すると、一対の主磁極片66の残留磁力が弱いため対向する多極マグネット71のN極部72をN極の磁極で吸着できなくなり、電磁コイル63の通電前の主弁体3が第二の回転位置にあった時点で主磁極片66に対向していた、N極部72の隣のS極部74が、磁極の無くなった単なる金属としての主磁極片66に吸着しようとして、主弁体3が第一の回転位置から第二の回転位置に戻る向きに回転しようとする力が生じる。
【0056】
しかし、主弁体3の第一の回転位置において、副磁極片70に対向する多極マグネット71のN極部72が、磁極の無くなった単なる金属としての副磁極片70に吸着しようとする力により、第一の回転位置から第二の回転位置に戻る向きへの主弁体3の回転力が抑制される。
【0057】
電磁コイル63に対する通電の停止に伴ってばね61のばね力によりパイロット弁9が降下して閉弁し、圧力室41と低圧側連絡溝35との連通が遮断され、バイパス用間隙43やピストンリング47の連通用間隙を経て、高圧側連絡溝37、高圧側ポート19の圧力が圧力室41に導入され、圧力室41が主弁体3の下部の圧力と同圧になり、ばね61のばね力と主弁体3の自重とによって主弁体3が元の降下位置に戻り、弁座板5と密着することで、主弁体3が第一の回転位置(流路切換完了位置)に安定保持される。これにより動作信頼性が高くなる。
【0058】
なお、本実施形態では四方弁を例に取って説明したが、本発明はロータリ式の三方弁においても同様に適用可能であり、また、本実施形態のように回転の際に主弁体3が弁座板5から離間した状態となるようなパイロット弁付のロータリ式流路切換弁でなく、弁座板に接したまま弁体が回転する一般的なロータリ式流路切換弁にも適用可能であることは言うまでもない。
【0059】
【発明の効果】
以上の説明から理解される如く、請求項1に記載の発明によるロータリ式流路切換弁によれば、円筒状の弁ハウジングと、前記弁ハウジングに回転変位可能に設けられた弁体と、前記弁ハウジングに固定され低圧側配管を接続される低圧側ポート、高圧側配管を接続される高圧側ポート、及び、少なくとも一つの切換ポートを有する弁座板と、前記弁体を回転駆動する電磁アクチュエータとを有し、前記弁体は、当該弁体の一方の端面にて前記弁座板と接触し、回転変位により前記切換ポートを前記低圧側ポートと前記高圧側ポートのいずれか一方に選択的に連通接続するように構成されたロータリ式流路切換弁において、前記電磁アクチュエータは、前記弁体に取り付けられた多極マグネットと、前記弁ハウジングに取り付けられた電磁ソレノイド、一対の主磁極片、及び、一対の副磁極片を有しており、前記多極マグネットは、前記弁体の回転方向にN極とS極とを交互に配して構成されており、前記一対の主磁極片は、前記電磁ソレノイドの通電により発生するN極とS極との磁極のうち一方の磁極に磁気的に接続されて当該一方の磁極と同極に帯磁し、互いに180度回転変位した位置にて前記多極マグネットのN極とS極とのうち一方の磁極と対向するように配置されており、前記一対の副磁極片は、前記電磁ソレノイドの通電により発生するN極とS極とのうち他方の磁極に磁気的に接続されて当該他方の磁極と同極に帯磁し、互いに180度回転変位した位置にて前記多極マグネットのN極とS極とのうち他方の磁極と対向するように配置されており、前記主磁極片は前記副磁極片よりも大きい断面により、該副磁極片よりも強い磁力で帯磁するように形成されているものとした。
【0060】
このため、電磁ソレノイド(電磁コイル)に通電が行われると、主磁極片と副磁極片とが互いに反対の磁極に帯磁し、主磁極片、副磁極片と多極マグネットとの磁気的反発により弁体が回転し、流路切換が行われる。流路切換完了後に電磁ソレノイドに対する通電が停止されると、一対の主磁極片と多極マグネットとの磁気的吸着と、一対の副主磁極片と多極マグネットとの磁気的吸着とで、弁体が流路切換完了位置に安定保持され、動作信頼性が高くなる。
【0061】
請求項2によるロータリ式流路切換弁によれば、前記弁体は前記弁ハウジングに当該弁体の回転軸方向に移動可能に設けられていて、前記弁体の外周と前記弁ハウジングの内周面との間に形成されるバイパス間隙を介して、前記弁体の前記一方の端面とは反対側の他方の端面側に画定される圧力室に前記高圧側ポートの圧力が導入され、前記弁体には前記圧力室及び前記低圧側ポートを選択的に連通接続するパイロット弁が形成されており、前記電磁ソレノイドの通電により閉状態の前記パイロット弁が開駆動されて、前記圧力室と前記高圧側ポートとの間に生じる差圧により前記弁体が移動して、当該弁体の前記一端が前記回転軸方向に沿って前記弁座から離間した状態で、前記電磁アクチュエータによる前記弁体の回転駆動が行われるものとした。
【0062】
このため、電磁アクチュエータによる弁体の回転駆動が、電磁ソレノイドの通電に伴うパイロット弁の開弁により圧力室と高圧側ポートとの間に差圧が生じて、弁体が移動してその一端が弁座から離間した状態で行われるので、弁座に弁体が接触していない分だけ弁体の回転時に受ける摩擦が減って、電磁ソレノイドの通電を停止した際に、一対の主磁極片に対向している多極マグネット部分の隣の、反対の磁極の多極マグネット部分が、各主磁極片に吸着しようとすることによる弁体の反転が起こり易くなる。
【0063】
しかし、主磁極片に対向している多極マグネット部分とは反対の磁極の多極マグネット部分に一対の副磁極片が対向していて、この反対の磁極の多極マグネット部分が各副磁極片に吸着しようとすることから、弁座に接触していない状態で弁体が回転する構成のロータリ式流路切換弁であっても、弁体が流路切換完了位置に安定保持される。
【0064】
請求項3によるロータリ式流路切換弁によれば、前記主磁極片は一対の脚片を門型に接続した主磁極部材の前記各脚片に構成され、前記副磁極片は一対の脚片を門型に接続した副磁極部材の前記各脚片に構成され、前記主磁極部材は電磁ソレノイドに固定され、前記副磁極部材は接続用ブリッジ片により前記主磁極部材と点状係合し前記主磁極部材に対して位置決め固定されているものとした。
【0065】
このため、副磁極部材が接続用ブリッジ片により主磁極部材と点状係合して主磁極部材に対して位置決め固定されているから、主磁極片と副主磁極片との相対位置が精度よく決まり、主磁極部材と副磁極部材とは点状係合であるから、電磁ソレノイドが励磁している時の磁力ロスが少なくて済むようになる。
【0066】
請求項4によるロータリ式流路切換弁によれば、前記主磁極片は、前記弁体の周方向における寸法が前記副磁極片よりも大きい寸法で形成されているものとした。
【0067】
このため、弁体の周方向において、主磁極片の両端の方が副磁極片の両端よりも、対向している多極マグネット部分の隣の、反対の磁極の多極マグネット部分に対する距離が近くなり、従って、電磁ソレノイドの通電により弁体がどちらの方向に回転するかが、副磁極片とこれに対向する多極マグネット部分やそれに隣接する反対の磁極の多極マグネット部分との位置関係ではなく、主磁極片とこれに対向する多極マグネット部分やそれに隣接する反対の磁極の多極マグネット部分との位置関係で定まることとなり、電磁ソレノイドへの通電停止後の弁体の位置を安定して保持するために副磁極片を設けても、その影響で電磁ソレノイドへの通電に伴う弁体の回転方向が変わってしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるロータリ式流路切換弁の実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】図1のロータリ式流路切換弁の平面図である。
【図3】図1のロータリ式流路切換弁の底面図である。
【図4】図1のロータリ式流路切換弁の側面図である。
【図5】図1のロータリ式流路切換弁をヒートポンプシステムに組み込んだ際の冷房運転時における冷媒回路構成を示す説明図である。
【図6】図1のロータリ式流路切換弁をヒートポンプシステムに組み込んだ際の暖房運転時における冷媒回路構成を示す説明図である。
【図7】(a)、(b)はこの発明によるロータリ式流路切換弁の電磁アクチュエータ部の断面図である。
【図8】(a)〜(d)は図1のパイロット弁の端面図、(e)は(d)のパイロット弁の断面図である。
【図9】図1の主磁極部材と副磁極部材との組み付け関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 弁ハウジング
2 大径円筒部
3 主弁体
5 弁座板
9 パイロット弁
11 電磁ソレノイド
15 低圧側ポート
19 高圧側ポート
23 第一の切換ポート
27 第二の切換ポート
35 低圧側連絡溝
37 高圧側連絡溝
41 圧力室
45 ピストンリング溝
47 ピストンリング
55 弁ポート
59 固定吸引子
63 電磁コイル
65 主磁極部材
65a 小開口
66 主磁極片
69 副磁極部材
69a ブリッジ片
70 副磁極片
71 多極マグネット
72 N極部
74 S極部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rotary flow path switching valve, and more particularly to a four-way valve or a three-way valve used in a heat pump system.
[0002]
[Prior art]
As a rotary flow path switching valve used as a four-way valve or a three-way valve, a cylindrical valve housing, a valve body that can be rotationally displaced in the valve housing, and a low-pressure side pipe fixed to the valve housing are connected. A low pressure side port, a high pressure side port to which a high pressure side pipe is connected, a valve seat plate having at least one switching port, and an electromagnetic actuator for rotationally driving the valve body, One of the valve bodies is in contact with the valve seat plate at the end surface opposite to the pressure chamber, and the switching port is selectively communicated with either the low pressure side port or the high pressure side port by rotational displacement. A rotary flow path switching valve configured to be connected is known.
[0003]
The electromagnetic actuator of the rotary flow path switching valve as described above is attached to a valve body, and is attached to a valve housing, a multipolar magnet in which N poles and S poles are alternately arranged in the rotation direction of the valve body. The magnetic solenoid is magnetically connected to one of the magnetic poles of the N and S poles generated by energization of the electromagnetic solenoid, is magnetized in the same polarity as the one magnetic pole, and is rotated 180 degrees relative to each other. And a pair of magnetic pole pieces arranged to face one of the magnetic poles of the N and S poles of the multipolar magnet.
[0004]
When switching the flow path, the electromagnetic solenoid is energized by energizing it so that the pair of magnetic pole pieces is magnetized to the same magnetic pole as the opposing magnetic pole of the multi-pole magnet, and the magnetic force between the pair of magnetic pole pieces and the multi-pole magnet is increased. When the valve body is rotated by repulsion so that the multi-pole magnet portions opposite to the magnetic poles on which the pair of magnetic pole pieces are magnetized are opposed to the pair of magnetic pole pieces, and the flow path switching is completed, the electromagnetic solenoid Stop energizing.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional rotary type flow path switching valve, when the energization to the electromagnetic solenoid is stopped when the flow path switching is completed, the magnetic force remaining in the pair of magnetic pole pieces is small. The multipolar magnet portion facing the pair of magnetic pole pieces at the time after the rotation cannot be attracted by the magnetic poles of the magnetic force remaining in the pair of magnetic pole pieces.
[0006]
For this reason, the multi-pole magnet part of the opposite magnetic pole next to the multi-pole magnet part facing the pair of magnetic pole pieces at the time after the rotation of the valve body is attached to each magnetic pole piece as a mere metal with no magnetic poles. As a result, the valve body slightly rotates to the opposite side of the energization of the electromagnetic solenoid so that the boundary where the magnetic pole of the multipole magnet changes is located at the center of the pole piece. Cannot be stably held at the flow path switching completion position.
[0007]
However, if the magnetic force of the multi-pole magnet is weakened in order to suppress the reversal of the valve body after the energization of the electromagnetic solenoid is stopped, the rotational torque generated in the valve body will be weakened due to the energization of the electromagnetic solenoid, and friction, etc. As a result, the valve body cannot be reliably rotated.
[0008]
The present invention has been made paying attention to the problems as described above, and can maintain the valve body stably at the flow path switching completion position even when the magnetic force of the multi-pole magnet is strong, and the rotary flow path with high operational reliability. The object is to provide a switching valve.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, a rotary flow path switching valve according to the first aspect of the present invention includes a cylindrical valve housing, a valve body rotatably provided in the valve housing, and the valve housing. A low pressure side port to which the low pressure side pipe is connected, a high pressure side port to which the high pressure side pipe is connected, a valve seat plate having at least one switching port, and an electromagnetic actuator for rotationally driving the valve body The valve body is in contact with the valve seat plate at one end surface of the valve body, and the switching port is selectively communicated with either the low pressure side port or the high pressure side port by rotational displacement. In the rotary flow path switching valve configured to be connected, the electromagnetic actuator includes a multi-pole magnet attached to the valve body and an electromagnetic solenoid attached to the valve housing. The multi-pole magnet has a pair of main pole pieces and a pair of sub pole pieces, and the N pole and S poles are alternately arranged in the rotation direction of the valve body, The pair of main magnetic pole pieces are magnetically connected to one of the N and S poles generated by energization of the electromagnetic solenoid, are magnetized on the same pole as the one, and rotate 180 degrees relative to each other. The multi-pole magnet is disposed at a displaced position so as to face one of the N and S poles, and the pair of sub-pole pieces are formed with an N pole generated by energization of the electromagnetic solenoid. Magnetically connected to the other magnetic pole of the S pole and magnetized in the same polarity as the other magnetic pole, the other of the N pole and the S pole of the multipolar magnet at a position displaced by 180 degrees from each other. The main pole piece is arranged to face the magnetic pole, and the main pole piece The larger cross section than the pole piece, in which are formed so as to magnetized by a strong magnetic force than the sub pole pieces.
[0010]
In the rotary flow path switching valve according to
[0011]
In the rotary flow path switching valve according to
[0012]
In the rotary flow path switching valve according to a fourth aspect, the main magnetic pole piece is formed with a dimension in the circumferential direction of the valve body larger than that of the sub magnetic pole piece.
[0013]
According to the rotary flow path switching valve of the first aspect of the present invention, when the electromagnetic solenoid (electromagnetic coil) is energized, the main magnetic pole piece and the sub magnetic pole piece are magnetized to opposite magnetic poles, and the main magnetic pole The valve body is rotated by the magnetic repulsion between the piece, the sub-pole piece and the multi-pole magnet, and the flow path is switched. When energization to the electromagnetic solenoid is stopped after the flow path switching is completed, the magnetic adsorption between the pair of main magnetic pole pieces and the multipolar magnet and the magnetic adsorption between the pair of sub main magnetic pole pieces and the multipolar magnet The body is stably held at the flow path switching completion position.
[0014]
According to the rotary flow path switching valve of the second aspect of the present invention, the rotation of the valve element by the electromagnetic actuator is caused between the pressure chamber and the high-pressure side port by opening the pilot valve when the electromagnetic solenoid is energized. Since the differential pressure is generated and the valve body moves and one end of the valve body is separated from the valve seat, the friction received during the rotation of the valve body is reduced by the amount that the valve body is not in contact with the valve seat. When the solenoid is de-energized, the valve element is formed by the multi-pole magnet part of the opposite magnetic pole next to the multi-pole magnet part facing the pair of main pole pieces trying to attract each main pole piece. Inversion easily occurs.
[0015]
However, a pair of sub-pole pieces are opposed to the multi-pole magnet portion of the opposite magnetic pole to the multi-pole magnet portion facing the main pole piece, and the multi-pole magnet portion of this opposite magnetic pole is each sub-pole piece. Therefore, even if the rotary flow path switching valve is configured such that the valve body rotates without being in contact with the valve seat, the valve body is stably held at the flow path switching completion position.
[0016]
According to the rotary flow path switching valve of the third aspect of the invention, the auxiliary magnetic pole member is point-engaged with the main magnetic pole member by the connecting bridge piece and fixed to the main magnetic pole member. Since the relative position between the main magnetic pole piece and the sub main magnetic pole piece is accurately determined and the main magnetic pole member and the sub magnetic pole member are point-like engagements, there is little loss of magnetic force when the electromagnetic solenoid is excited.
[0017]
According to the rotary flow path switching valve of the invention described in claim 4, in the circumferential direction of the valve body, both ends of the main magnetic pole piece are opposed to both ends of the sub magnetic pole piece. The distance to the adjacent multipole magnet part of the opposite magnetic pole becomes closer, so the direction in which the valve body rotates when the electromagnetic solenoid is energized depends on the subpole piece and the opposite multipole magnet part or It is determined by the positional relationship between the main pole piece and the multipolar magnet part opposite to the main pole piece and the adjacent multipole magnet part of the opposite magnetic pole instead of the positional relation with the adjacent multipole magnet part of the opposite magnetic pole. Even if a secondary pole piece is provided to stably hold the position of the valve body after the energization of the electromagnetic solenoid is stopped, the rotation direction of the valve body due to the energization of the electromagnetic solenoid may change due to the effect. No.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings.
[0019]
1 to 9 show an embodiment of a rotary flow path switching valve according to the present invention. The rotary flow path switching valve includes a
[0020]
As shown in FIGS. 5 and 6, the rotary flow path switching valve is configured as a four-
[0021]
As shown in FIG. 1, the
[0022]
The guide portion 4 is formed on the side opposite to the high pressure
[0023]
In the lowered position, the
[0024]
As shown in FIG. 5, the
[0025]
Thereby, in the switching state in which the
[0026]
On the other hand, in the switching state in which the
[0027]
The tip of the high-
[0028]
As shown in FIG. 1, the upper side of the main valve body 3 (the other end face side) is fitted with a
[0029]
The pilot valve
[0030]
With this structure, the
[0031]
As a specific shape of the
[0032]
In this case, a passage (not shown) that connects the
[0033]
Further, as another specific shape of the
[0034]
In this case, as shown in FIG. 8 (e), a small diameter portion 10a is formed at the distal end portion of the
[0035]
The
[0036]
Further, the
[0037]
The
[0038]
In this embodiment, the flow rate of the refrigerant flowing from the high
[0039]
A
[0040]
A staple-shaped main
[0041]
The main
[0042]
The sub
[0043]
As shown in FIG. 9, the auxiliary
[0044]
In the electromagnetic actuator structure including the
[0045]
In the four-
[0046]
As a result, the
[0047]
In the above state, the magnetic repulsion between the
[0048]
As a result, the
[0049]
Thereafter, when the energization to the
[0050]
However, at the second rotational position of the
[0051]
As the energization of the
[0052]
When switching the heat pump cycle from the heating mode to the cooling mode, the
[0053]
Then, the magnetic repulsion between the main
[0054]
As a result, the
[0055]
Thereafter, when the energization to the
[0056]
However, in the first rotation position of the
[0057]
As the energization of the
[0058]
In the present embodiment, the four-way valve has been described as an example. However, the present invention can be similarly applied to a rotary three-way valve, and the
[0059]
【The invention's effect】
As understood from the above description, according to the rotary flow path switching valve of the first aspect of the present invention, a cylindrical valve housing, a valve body provided in the valve housing so as to be capable of rotational displacement, A low pressure side port fixed to the valve housing and connected to the low pressure side pipe, a high pressure side port connected to the high pressure side pipe, a valve seat plate having at least one switching port, and an electromagnetic actuator for rotationally driving the valve body The valve body is in contact with the valve seat plate at one end face of the valve body, and the switching port is selectively selected as one of the low pressure side port and the high pressure side port by rotational displacement. In the rotary flow path switching valve configured to communicate with the electromagnetic actuator, the electromagnetic actuator includes a multi-pole magnet attached to the valve body and an electromagnetic solenoid attached to the valve housing. It has a nodoid, a pair of main pole pieces, and a pair of sub pole pieces, and the multi-pole magnet is configured by alternately arranging N poles and S poles in the rotation direction of the valve body. The pair of main magnetic pole pieces are magnetically connected to one of the N-pole and S-pole generated by energization of the electromagnetic solenoid, and are magnetized to the same pole as the one magnetic pole. Is disposed so as to face one of the N and S poles of the multi-pole magnet at a rotationally displaced position, and the pair of sub-pole pieces are generated by energization of the electromagnetic solenoid. The magnetic pole is magnetically connected to the other magnetic pole of the pole and the S pole, is magnetized to the same pole as the other magnetic pole, and is rotated between the N pole and the S pole of the multipolar magnet at a position displaced by 180 degrees. The main pole piece is disposed so as to face the other magnetic pole. Wherein the larger cross-section than the sub pole pieces, was assumed to be formed so as to magnetized by a strong magnetic force than the sub pole pieces.
[0060]
For this reason, when the electromagnetic solenoid (electromagnetic coil) is energized, the main magnetic pole piece and the sub magnetic pole piece are magnetized to opposite magnetic poles, and the magnetic repulsion between the main magnetic pole piece, the sub magnetic pole piece and the multipolar magnet The valve body rotates and the flow path is switched. When energization to the electromagnetic solenoid is stopped after the flow path switching is completed, the magnetic adsorption between the pair of main magnetic pole pieces and the multipolar magnet and the magnetic adsorption between the pair of sub main magnetic pole pieces and the multipolar magnet The body is stably held at the flow path switching completion position, and the operation reliability is increased.
[0061]
According to the rotary flow path switching valve according to
[0062]
For this reason, the rotation of the valve body by the electromagnetic actuator causes a differential pressure between the pressure chamber and the high-pressure side port due to the opening of the pilot valve when the electromagnetic solenoid is energized. Since it is performed in a state separated from the valve seat, the friction received when the valve body rotates by the amount that the valve body is not in contact with the valve seat is reduced, and when the energization of the electromagnetic solenoid is stopped, the pair of main pole pieces The inversion of the valve body is likely to occur when the multipolar magnet part of the opposite magnetic pole adjacent to the opposing multipolar magnet part is attracted to each main magnetic pole piece.
[0063]
However, a pair of sub-pole pieces are opposed to the multi-pole magnet portion of the opposite magnetic pole to the multi-pole magnet portion facing the main pole piece, and the multi-pole magnet portion of this opposite magnetic pole is each sub-pole piece. Therefore, even if the rotary flow path switching valve is configured such that the valve body rotates without being in contact with the valve seat, the valve body is stably held at the flow path switching completion position.
[0064]
According to the rotary type flow path switching valve according to
[0065]
For this reason, since the auxiliary magnetic pole member is point-engaged with the main magnetic pole member by the connecting bridge piece to be positioned and fixed with respect to the main magnetic pole member, the relative position between the main magnetic pole piece and the auxiliary main magnetic pole piece is accurately determined. Since the main magnetic pole member and the sub magnetic pole member are in point-like engagement, the magnetic loss when the electromagnetic solenoid is excited can be reduced.
[0066]
According to the rotary flow path switching valve of the fourth aspect, the main magnetic pole piece is formed with a dimension in the circumferential direction of the valve body larger than that of the sub magnetic pole piece.
[0067]
For this reason, in the circumferential direction of the valve body, both ends of the main pole piece are closer to the multipole magnet part of the opposite magnetic pole adjacent to the opposite multipole magnet part than the opposite ends of the sub pole piece. Therefore, the direction of rotation of the valve body due to the energization of the electromagnetic solenoid depends on the positional relationship between the sub-pole piece and the multi-pole magnet part facing it and the multi-pole magnet part of the opposite magnetic pole adjacent to it. It is determined by the positional relationship between the main pole piece and the multi-pole magnet part facing it and the multi-pole magnet part of the opposite magnetic pole adjacent to it. Even if the auxiliary magnetic pole piece is provided for holding, the rotation direction of the valve body accompanying the energization of the electromagnetic solenoid does not change due to the influence.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an embodiment of a rotary flow path switching valve according to the present invention.
2 is a plan view of the rotary flow path switching valve of FIG. 1; FIG.
3 is a bottom view of the rotary flow path switching valve of FIG. 1. FIG.
4 is a side view of the rotary flow path switching valve of FIG. 1. FIG.
5 is an explanatory diagram showing a refrigerant circuit configuration during cooling operation when the rotary flow path switching valve of FIG. 1 is incorporated in a heat pump system.
6 is an explanatory diagram showing a refrigerant circuit configuration during heating operation when the rotary flow path switching valve of FIG. 1 is incorporated in a heat pump system. FIG.
7A and 7B are cross-sectional views of an electromagnetic actuator portion of a rotary flow path switching valve according to the present invention.
8A to 8D are end views of the pilot valve of FIG. 1, and FIG. 8E is a cross-sectional view of the pilot valve of FIG.
FIG. 9 is a perspective view showing an assembly relationship between the main magnetic pole member and the sub magnetic pole member of FIG. 1;
[Explanation of symbols]
1 Valve housing
2 Large diameter cylindrical part
3 Main disc
5 Valve seat plate
9 Pilot valve
11 Electromagnetic solenoid
15 Low pressure side port
19 High pressure side port
23 First switching port
27 Second switching port
35 Low pressure side communication groove
37 High pressure side communication groove
41 Pressure chamber
45 Piston ring groove
47 Piston ring
55 Valve port
59 Fixed suction
63 Electromagnetic coil
65 Main pole member
65a small opening
66 Main pole piece
69 Sub magnetic pole member
69a Bridge piece
70 Sub-pole piece
71 Multi-Pole Magnet
72 N pole
74 S pole
Claims (4)
前記弁ハウジングに回転変位可能に設けられた弁体と、
前記弁ハウジングに固定され低圧側配管を接続される低圧側ポート、高圧側配管を接続される高圧側ポート、及び、少なくとも一つの切換ポートを有する弁座板と、
前記弁体を回転駆動する電磁アクチュエータとを有し、
前記弁体は、当該弁体の一方の端面にて前記弁座板と接触し、回転変位により前記切換ポートを前記低圧側ポートと前記高圧側ポートのいずれか一方に選択的に連通接続するように構成されたロータリ式流路切換弁において、
前記電磁アクチュエータは、前記弁体に取り付けられた多極マグネットと、前記弁ハウジングに取り付けられた電磁ソレノイド、一対の主磁極片、及び、一対の副磁極片を有しており、
前記多極マグネットは、前記弁体の回転方向にN極とS極とを交互に配して構成されており、
前記一対の主磁極片は、前記電磁ソレノイドの通電により発生するN極とS極との磁極のうち一方の磁極に磁気的に接続されて当該一方の磁極と同極に帯磁し、互いに180度回転変位した位置にて前記多極マグネットのN極とS極とのうち一方の磁極と対向するように配置されており、
前記一対の副磁極片は、前記電磁ソレノイドの通電により発生するN極とS極とのうち他方の磁極に磁気的に接続されて当該他方の磁極と同極に帯磁し、互いに180度回転変位した位置にて前記多極マグネットのN極とS極とのうち他方の磁極と対向するように配置されており、
前記主磁極片は前記副磁極片よりも大きい断面により、該副磁極片よりも強い磁力で帯磁するように形成されている、
ことを特徴とするロータリ式流路切換弁。A cylindrical valve housing;
A valve body provided in the valve housing so as to be capable of rotational displacement;
A low pressure side port fixed to the valve housing and connected to a low pressure side pipe, a high pressure side port connected to a high pressure side pipe, and a valve seat plate having at least one switching port;
An electromagnetic actuator that rotationally drives the valve body,
The valve body is in contact with the valve seat plate at one end surface of the valve body, and the switching port is selectively connected to one of the low-pressure side port and the high-pressure side port by rotational displacement. In the rotary flow path switching valve configured as follows:
The electromagnetic actuator has a multi-pole magnet attached to the valve body, an electromagnetic solenoid attached to the valve housing, a pair of main magnetic pole pieces, and a pair of sub magnetic pole pieces,
The multi-pole magnet is configured by alternately arranging N poles and S poles in the rotation direction of the valve body,
The pair of main magnetic pole pieces are magnetically connected to one of the N and S poles generated by energization of the electromagnetic solenoid, and are magnetized to the same pole as the one pole, and 180 degrees to each other. It is arranged so as to face one of the N pole and S pole of the multipole magnet at the rotationally displaced position,
The pair of sub magnetic pole pieces are magnetically connected to the other magnetic pole of the N pole and the S pole generated by energization of the electromagnetic solenoid, are magnetized to the same pole as the other magnetic pole, and are rotated by 180 degrees relative to each other. Arranged so as to face the other magnetic pole out of the N pole and S pole of the multipole magnet
The main pole piece is formed so as to be magnetized with a magnetic force stronger than that of the sub pole piece, with a cross section larger than that of the sub pole piece.
A rotary flow path switching valve characterized by that.
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