JP3636875B2 - Rotary flow path switching valve - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロータリ式流路切換弁に関し、特にヒートポンプシステムで使用されるパイロット弁付きの四方弁や三方弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
四方弁や三方弁として使用されるロータリ式流路切換弁として、円筒状の弁ハウジングと、前記弁ハウジングに回転変位可能に且つ回転軸方向に移動可能に設けられた主弁体と、前記弁ハウジングに固定され低圧側配管を接続される低圧側ポート、高圧側配管を接続される高圧側ポート、及び、少なくとも一つの切換ポートを有する弁座板と、前記主弁体の一方の端面側に画定されて高圧側ポートの圧力を導入される圧力室及び前記低圧側ポートを選択的に連通接続するパイロット弁と、前記主弁体を回転駆動すると共に前記パイロット弁の開閉駆動を行う電磁ソレノイドとを有し、前記主弁体は、前記圧力室とは反対の側の端面にて前記弁座板と接触し、回転変位により前記切換ポートを前記低圧側ポートと前記高圧側ポートのいずれか一方に選択的に連通接続するように構成されたパイロット弁付きのロータリ式流路切換弁が知られている。
【0003】
上述のようなロータリ式流路切換弁においては、パイロット弁により開閉されて圧力室と低圧側ポートとの連通・遮断を行う弁ポートは主弁体に設けられ、パイロット弁は弁ハウジングに形成されたパイロット弁案内部および主弁体に形成された弁保持孔とに軸線方向に移動可能に嵌合し、電磁ソレノイドを有する弁ハウジングと弁ポートを有する主弁体の両方より個別に支持され、パイロット弁が内蔵されている。
【0004】
このロータリ式流路切換弁では、定常状態では、圧力室に高圧側ポートの圧力を導入されていることにより主弁体は弁座板に押し付けられ、各ポート間の気密性を保ち、流路切換時には主弁体の回転変位に先だってパイロット弁を開き、圧力室と低圧側ポートとを連通接続して圧力室の高圧状態を解除し、圧力室と高圧側ポートとの圧力差で主弁体を弁座板より浮上させ、低抵抗で主弁体を回転変位させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のロータリ式流路切換弁においては、パイロット弁が弁ハウジングと主弁体の両方より個別に支持されており、また、ロータリ式流路切換弁の場合には、主弁の回転中心から径方向にずれた箇所に高圧側ポートや低圧側ポートなどが配置されるので、主弁体が浮上した状態にあると高圧側の流入圧力により傾き偏倚し、これが原因となって、弁ハウジングとパイロット弁との間や主弁体とパイロット弁との間で各々こすれが生じる。
【0006】
このため、主弁体の回転軸方向への移動動作やパイロット弁の開閉動作が各々不安定になると共に、主弁体やパイロット弁に異常摩耗が生じ、これらの耐久性が損ねられることになる。
【0007】
この発明は、上述の如き問題点に着目してなされたものであり、この発明の目的は、弁ハウジングや主弁体、パイロット弁にこすれが生じることを回避し、主弁体の回転軸方向への移動動作やパイロット弁の開閉動作が確実で、主弁体やパイロット弁に異常摩耗を生じることがなく、併せて各部の相対的寸法精度の向上を図ることができるロータリ式流路切換弁を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1に記載の発明によるロータリ式流路切換弁は、円筒状の弁ハウジングと、前記弁ハウジングに回転変位可能に且つ回転軸方向に移動可能に設けられた主弁体と、前記弁ハウジングに固定され低圧側配管を接続される低圧側ポート、高圧側配管を接続される高圧側ポート、及び、少なくとも一つの切換ポートを有する弁座板と、前記主弁体の一方の端面側に画定されて高圧側ポートの圧力を導入される圧力室及び前記低圧側ポートを選択的に連通接続するパイロット弁と、前記主弁体を回転駆動すると共に前記パイロット弁の開閉駆動を行う電磁ソレノイドとを有し、前記主弁体は、前記圧力室とは反対の側の端面にて前記弁座板と接触し、回転変位により前記切換ポートを前記低圧側ポートと前記高圧側ポートのいずれか一方に選択的に連通接続するように構成されたロータリ式流路切換弁において、前記弁ハウジングは、前記パイロット弁を前記回転軸方向に移動可能に支持するパイロット弁案内筒部と、当該パイロット弁案内筒部から前記回転軸方向に位置をずらして配置された主弁体案内筒部とを有しており、前記主弁体は、前記パイロット弁側に位置する一方の端面から前記回転軸方向に突設されて、前記主弁体案内筒部の内周面のうち周方向の一部に側部が当接するガイド部を有しており、前記回転軸方向への前記主弁体の移動の際に、前記主弁体案内筒部の内周面に当接した前記ガイド部が当該内周面上で前記回転軸方向に摺動するものである。
【0009】
請求項2に記載の発明によるロータリ式流路切換弁は、前記ガイド部の先端部外周縁に角取り部が設けられているものである。
【0010】
請求項3に記載の発明によるロータリ式流路切換弁は、前記弁ハウジングは前記主弁体を受け入れる円筒部と前記パイロット弁案内筒部と前記主弁体案内筒部とをプレス深絞り加工により一体成形されているものである。
【0011】
請求項4に記載のロータリ式流路切換弁は、前記弁座板は切換ポートとして第一の切換ポートと第二の切換ポートの二つの切換ポートを有し、前記主弁体は、前記低圧側ポートと前記第一の切換ポートとを連通接続すると共に前記高圧側ポートと前記第二の切換ポートとを連通接続する第一の回転位置と、前記低圧側ポートと前記第二の切換ポートとを連通接続すると共に前記高圧側ポートと前記第一の切換ポートとを連通接続する第二の回転位置との間に回転変位するように設けられ、ヒートポンプシステムで使用される四方弁であるものである。
【0012】
請求項1に記載の発明によるロータリ式流路切換弁によれば、主弁体が回転軸方向に移動する際に主弁体に設けられたガイド部の側部が、弁ハウジングが有する主弁体案内筒部の内周面のうち周方向の一部分上において回転軸方向に摺動することにより、弁ハウジングに対して傾き偏倚するのを抑制され、主弁体の傾き偏倚の規制により、主弁体とパイロット弁、及び、弁ハウジングとパイロット弁が各々こすれることがない。
【0013】
請求項2に記載の発明によるロータリ式流路切換弁によれば、ガイド部の先端部外周縁に角取り部が設けられていることにより、ガイド部の先端部外周縁が主弁体案内筒部の内周面に当たらず、主弁体の回転軸方向の移動時に、主弁体案内筒部の内周面によってガイド部の先端部外周縁が削れられることが回避され、また、ガイド部の先端部外周縁が主弁体案内筒部の内周面に当たらないことにより、角取り部を設けずガイド部の先端部外周縁が主弁体案内筒部の内周面に当たる構成とした場合に比べて、主弁体の回転軸方向の移動時にガイド部が主弁体案内筒部の内周面から受ける摩擦抵抗が低減される。
【0014】
請求項3に記載の発明によるロータリ式流路切換弁によれば、弁ハウジングが主弁体を受け入れる円筒部とパイロット弁案内筒部と主弁体案内筒部とをプレス深絞り加工により一体成形され、これらが一部品で構成され、またプレス深絞り加工により主弁体を受け入れる円筒部とパイロット弁案内筒部と主弁体案内筒部との同心度など、これらの相対寸法精度が向上し、しかも、円筒部とパイロット弁案内筒部と主弁体案内筒部とが一部品で構成されることから、加工及び組立工数と部品点数とが大幅に低下する。
【0015】
請求項4に記載の発明によるロータリ式流路切換弁によれば、弁座板が切換ポートとして第一の切換ポートと第二の切換ポートの二つの切換ポートを有し、主弁体が、前記低圧側ポートと前記第一の切換ポートとを連通接続すると共に前記高圧側ポートと前記第二の切換ポートとを連通接続する第一の回転位置と、前記低圧側ポートと前記第二の切換ポートとを連通接続すると共に前記高圧側ポートと前記第一の切換ポートとを連通接続する第二の回転位置との間に回転変位することにより、ロータリ式流路切換弁がヒートポンプシステムで使用される四方弁になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0017】
図1〜図8はこの発明によるロータリ式流路切換弁の実施の形態を示している。ロータリ式流路切換弁は、円筒状の弁ハウジング1と、弁ハウジング1内に回転変位可能に且つ回転軸方向に移動可能に設けられた主弁体3と、弁ハウジング1の底部に固定された弁座板5と、主弁体3に設けられたパイロット弁9と、弁ハウジング1の上部に取り付けられた電磁ソレノイド11とを有している。
【0018】
このロータリ式流路切換弁は、図5及び図6に示されているように、ヒートポンプシステムで使用される四方弁100として構成され、弁座板5には、ヒートポンプシステムにおけるコンプレッサPの吸入側からの低圧側配管13を接続される低圧側ポート15と、コンプレッサPの吐出側からの高圧側配管17を接続される高圧側ポート19と、エバポレータ(室内熱交換器)Eの配管21を接続される第一の切換ポート23と、コンデンサ(室外熱交換器)Cの配管25を接続される第二の切換ポート27とを、弁座板5の中心から径方向にずれた箇所に有している。
【0019】
主弁体3は、図1に示されているように、底部に設けられた中心ガイト孔29にて弁座板5に固定されたセンタピン31に嵌合していると共に、上部に舌片状に突出形成されたガイド部4(図7参照)にて、弁ハウジング1の上部に大径円筒部2と同心に設けられた主弁体案内筒部6に軸線方向に移動可能に嵌合し、これらの嵌合ガイドにより自身の中心軸線の周りに第一の回転位置と第二の回転位置との間に回転変位し、軸線方向に直線的に上昇位置と降下位置との間に上下変位する。
【0020】
なお、ガイド部4は後述する高圧側連絡溝37の側とは反対側に形成され、主弁体案内筒部6との当接関係により、高圧側の流入圧力による主弁体3の傾き偏倚を抑制する。
【0021】
主弁体3は降下位置においては、底面(圧力室41とは反対の側の端面)33にて弁座板5と接触しており、その底面部の中心から径方向にずれた箇所に、互いに独立した低圧側連絡溝35と高圧側連絡溝37とを有している。
【0022】
主弁体3は、第一の回転位置では、図5に示されているように、低圧側連絡溝35により低圧側ポート15と第一の切換ポート23とを連通接続すると共に高圧側連絡溝37によって高圧側ポート19と第二の切換ポート27とを連通接続し、第二の回転位置では、図6に示されているように、低圧側連絡溝35により低圧側ポート15と第二の切換ポート27とを連通接続すると共に高圧側連絡溝37によって高圧側ポート19と第一の切換ポート23とを連通接続する。
【0023】
これにより、主弁体3が第一の回転位置である切換状態では、図5に示されているように、コンプレッサP→四方弁100→コンデンサC→絞りD→エバポレータE→四方弁100→コンプレッサPと云う冷媒循環路が確立し、ヒートポンプシステムは冷房モードになる。
【0024】
これに対し、主弁体3が第二の回転位置である切換状態では、図6に示されているように、コンプレッサP→四方弁100→エバポレータE→絞りD→コンデンサC→四方弁100→コンプレッサPと云う冷媒循環路が確立し、ヒートポンプシステムは暖房モードになる。
【0025】
なお、高圧側配管17の先端は、高圧側ポート19を貫通して高圧側連絡溝37内に突出しており、高圧側連絡溝37の内壁面との当接により、主弁体3の回動変位範囲を第一の回転位置と第二の回転位置との間の往復回動範囲に制限するストッパを兼ねている。
【0026】
主弁体3の上側(一方の端面側)には、図1に示されているように、弁ハウジング1と、弁ハウジング1の上部に形成されているパイロット弁案内筒部39に嵌合しているパイロット弁9とによって圧力室41が画定されている。圧力室41は、パイロット弁9と主弁体3との間のバイパス間隙43や、主弁体3のピストンリング溝45に嵌め込まれている略C字状のピストンリング47の両端部間の連通用間隙(図示せず)を経て、高圧側連絡溝37、高圧側ポート19と連通しており、高圧側ポート19の圧力を導入される。
【0027】
パイロット弁案内筒部39は大径円筒部2や主弁体案内筒部6と同心に設けられており、パイロット弁9のステム部10は、パイロット弁案内筒部39や、主弁体3の中心部に形成された円形横断面の弁保持孔51に、軸線方向に移動可能に嵌合しており、先端のニードル弁部53にて主弁体3に形成された弁ポート55を開閉する。
【0028】
この構造により、パイロット弁9は、弁ハウジング1側のパイロット弁案内筒部39と主弁体3側の弁保持孔51に軸線方向に移動可能に嵌合し、弁ハウジング1と主弁体3の両方より個別に支持されていることになる。
【0029】
なお、ステム部10の具体的な形状としては、例えば、図8(a)〜(c)に示されているように、外周面にカット面12を有していて、D形横断面形状あるいは多角形横断面形状をなしており、残された円周面14だけでパイロット弁案内筒部39や弁保持孔51に嵌合するものが考えられる。
【0030】
この場合には、パイロット弁9のカット面12と弁保持孔51との間に、圧力室41と弁ポート55とを連通する通路(図示せず)が形成される。
【0031】
また、ステム部10の他の具体的な形状としては、図8(d)に示されているように、パイロット弁案内筒部39や弁保持孔51の内径に対応した外径の略円柱状をなしており、円周面14の全周においてパイロット弁案内筒部39や弁保持孔51に嵌合するものが考えられる。
【0032】
この場合には、図8(e)に示されているように、ステム部10のニードル弁部53寄りの先端部分に小径部10aが形成され、この小径部10aにステム部10の中心を通る貫通通路10bがステム部10の径方向に貫設されると共に、ニードル弁部53とは反対側のパイロット弁案内筒部39側に位置する端面から貫通通路10bの中央に至る連絡通路10cがステム部10の軸方向に形成され、この貫通通路10bと連絡通路10c、及び、小径部10aと弁保持孔51との間の空間により、圧力室41と弁ポート55とを連通する通路が構成される。
【0033】
弁ポート55は、弁保持孔51の底部中央にあり、一方でバイパス間隙43を介して圧力室41に連通し、他方で連通孔57によって低圧側連絡溝35に連通している。
【0034】
また、弁ハウジング1は主弁体を受け入れる円筒部である大径円筒部2と主弁体案内筒部6とパイロット弁案内筒部39とを互いに同心にプレス深絞り加工により一体成形されている。
【0035】
パイロット弁9は、固定吸引子59との間に設けられたばね61により閉弁方向に付勢され、電磁ソレノイド11の電磁コイル63に通電が行われることにより、ばね61のばね力に抗して固定吸引子59に吸着し、弁ポート55を開放、すなわち開弁する。
【0036】
主弁体3の上部にはプラスチックスマグネットによる多極マグネット71がインサート成形により一体的に設けられている。多極マグネット71は、主弁体3と同心のリング状をなし、主弁体3の回転方向にN極部とS極部とを交互に2個ずつ有している。
【0037】
電磁ソレノイド11には、電磁コイル63の上側の一方の磁極と磁気的に連結されているステープル形状の主磁極部材65がボルト67により固定されており、また電磁コイル63の下側の他方の磁極と磁気的に連結されて、主磁極部材65とは弁ハウジング1の中心軸線周りに90度回転変位した位置に、ステープル形状の副磁極部材69が固定されている。
【0038】
上述のような電磁ソレノイド11と多極マグネット71による電磁アクチュエータ構造では、電磁ソレノイド11に対し通電する電流の方向により主磁極部材65がN極、副磁極部材69がS極に帯磁、あるいはその反対の極性に帯磁し、多極マグネット71との磁気作用により、主弁体3を第一の回転位置より第二の回転位置へ回転変位、あるいはその反対に回転変位させる。
【0039】
上述のような構成による四方弁100では、図1に示されているような状態において、電磁ソレノイド11の電磁コイル63に通電が行われると、固定吸引子59が励磁し、パイロット弁9がばね61のばね力に抗して上昇変位して固定吸引子59に吸着し、弁ポート55が開放される。
【0040】
これにより圧力室41が低圧側連絡溝35、低圧側ポート15と連通し、コンプレッサPの吸入圧により、圧力室41の内圧が高圧側ポート19と同じ高圧から低圧側ポート15と同じ低圧に向かって低下する。これにより主弁体3の下側に比べて主弁体3の上側が低圧になり、圧力差で主弁体3が上昇変位して弁座板5より離れ、弁ハウジング1の主弁体案内筒部6に当接したままガイド部4の側部が上方に摺動する。
この主弁体3の上昇は、弁ポート55がニードル弁部53に当接して閉塞されることで制限され、これにより、主弁体3の上下の圧力がバランスして主弁体3が低抵抗で回転変位し得る状態になる。
【0041】
なお、パイロット弁9が開弁すれば、圧力室41の内圧が低下するのは、ピストンリング47の連通用間隙によって圧力室41と高圧側連絡溝37、高圧側ポート19との連通度が絞られてあり、この連通度がパイロット弁9が開弁した時の圧力室41と低圧側連絡溝35との連通度より低い値に設定されているからである。
【0042】
上述の状態になると、主磁極部材65、副磁極部材69の帯磁と多極マグネット71との磁気作用により、主弁体3が第一の回転位置より第二の回転位置へ回転変位、あるいはその反対に回転変位し、ヒートポンプサイクルが冷房モードあるいは暖房モードに切り換えられる。
【0043】
この後に、電磁コイル63に対する通電を停止すると、ばね61のばね力によりパイロット弁9が降下して閉弁し、圧力室41と低圧側連絡溝35との連通が遮断され、バイパス用間隙43やピストンリング47の連通用間隙を経て、高圧側連絡溝37、高圧側ポート19の圧力が圧力室41に導入され、圧力室41が主弁体3の下部の圧力と同圧になり、ばね61のばね力と主弁体3の自重とによって主弁体3が元の降下位置に戻り、弁座板5と密着する。
【0044】
上述のような動作において、ガイド部4と主弁体案内筒部6との嵌合関係により、主弁体3の中心から径方向にずれた箇所の高圧側連絡溝37への高圧側の流入圧力による主弁体3の傾き偏倚が抑制されるから、主弁体3の弁保持孔51とパイロット弁9、及び、弁ハウジング1のパイロット弁案内筒部39とパイロット弁9が各々こすれることがない。
【0045】
従って、主弁体3の昇降動作やパイロット弁9の開閉動作が不安定になることがなく、主弁体3の昇降動作やパイロット弁9の開閉動作が確実になり、主弁体3やパイロット弁9の外周に異常摩耗が生じることも回避され、耐久性が向上する。
【0046】
また、弁ハウジング1は主弁体3を受け入れる円筒部である大径円筒部2と主弁体案内筒部6とパイロット弁案内筒部39とを互いに同心にプレス深絞り加工により一体成形されているから、部品点数の削減、各部の相対的寸法精度が向上し、弁動作の安定性、信頼性が向上する。
【0047】
図9はこの発明によるロータリ式流路切換弁の他の実施の形態を示している。なお、図9において、図1に示されているもの同等あるいは同一の構成要件には、図1に付けた符号と同一の符号を付けてその説明を省略する。
【0048】
この実施の形態では、主弁体3のガイド部4の先端部外周に、図10に斜視図で示されているような、比較的大きいテーパ4a(角取り部に相当)が施されている。
【0049】
ガイド部4の先端部外周縁にテーパ4aがあることにより、図9に示されているように、ガイド部4の先端縁部が主弁体案内筒部6の内周面、特に主弁体案内筒部6の入口にある弁ハウジング6の内側に凸状のアール部6aに当たらなくなり、主弁体3の回転軸方向の移動時に、主弁体案内筒部6のアール部6aを含む内周面によってガイド部4の先端部外周縁が削られることが回避される。
【0050】
これにより、長期間の使用によってもガイド部4の先端部外周縁に引っかき損傷が生じる度合いが低減され、耐久性が向上する。
【0051】
また、ガイド部4の引っかき損傷による樹脂粉が弁室内に発生することがなく、樹脂粉の噛み込みによる動作不良の発生が未然に防止される。
【0052】
なお、ガイド部4の先端部外周縁形状は、テーパ4aに限られることはなく、比較的大きいアールにより外周縁の角を落とした形状であってもよく、この場合も、ガイド部4の先端部外周縁が主弁体案内筒部6の内周面に当たらず、主弁体3の回転軸方向の移動時に、主弁体案内筒部6のアール部6aを含む内周面によってガイド部4の先端縁が削られることが回避される。
【0053】
なお、本実施形態では四方弁を例に取って説明したが、本発明はロータリ式の三方弁においても同様に適用可能であることは言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明から理解される如く、請求項1に記載の発明によるロータリ式流路切換弁によれば、円筒状の弁ハウジングと、前記弁ハウジングに回転変位可能に且つ回転軸方向に移動可能に設けられた主弁体と、前記弁ハウジングに固定され低圧側配管を接続される低圧側ポート、高圧側配管を接続される高圧側ポート、及び、少なくとも一つの切換ポートを有する弁座板と、前記主弁体の一方の端面側に画定されて高圧側ポートの圧力を導入される圧力室及び前記低圧側ポートを選択的に連通接続するパイロット弁と、前記主弁体を回転駆動すると共に前記パイロット弁の開閉駆動を行う電磁ソレノイドとを有し、前記主弁体は、前記圧力室とは反対の側の端面にて前記弁座板と接触し、回転変位により前記切換ポートを前記低圧側ポートと前記高圧側ポートのいずれか一方に選択的に連通接続するように構成されたロータリ式流路切換弁において、前記弁ハウジングは、前記パイロット弁を前記回転軸方向に移動可能に支持するパイロット弁案内筒部と、当該パイロット弁案内筒部から前記回転軸方向に位置をずらして配置された主弁体案内筒部とを有しており、前記主弁体は、前記パイロット弁側に位置する一方の端面から前記回転軸方向に突設されて、前記主弁体案内筒部の内周面のうち周方向の一部に側部が当接するガイド部を有しており、前記回転軸方向への前記主弁体の移動の際に、前記主弁体案内筒部の内周面に当接した前記ガイド部が当該内周面上で前記回転軸方向に摺動するものとした。
【0055】
このため、主弁体が回転軸方向に移動する際に主弁体に設けられたガイド部の側部が、弁ハウジングが有する主弁体案内筒部の内周面のうち周方向の一部分上において回転軸方向に摺動することにより、弁ハウジングに対して傾き偏倚するのを抑制され、主弁体の傾き偏倚の規制により、主弁体とパイロット弁、及び、弁ハウジングとパイロット弁が各々こすれることがない。
【0056】
請求項2に記載の発明によるロータリ式流路切換弁によれば、前記ガイド部の先端部外周縁に角取り部が設けられているものとした。
【0057】
このため、ガイド部の先端部外周が角取りされていることにより、ガイド部の先端部外周縁に角取り部が設けられていることにより、ガイド部の先端部外周縁が主弁体案内筒部の内周面に当たらず、主弁体の回転軸方向の移動時に、主弁体案内筒部の内周面によってガイド部の先端部外周縁が削れられることが回避され、これにより、ガイド部の耐久性を向上させることができ、また、主弁体案内筒部の内周面に当たってガイド部の先端部外周縁が引っかき損傷を受けて、これによる樹脂粉が弁室内に発生することがなく、樹脂粉の噛み込みによる主弁体の動作不良の発生が未然に防止される。
【0058】
また、ガイド部の先端部外周縁が主弁体案内筒部の内周面に当たらないことにより、角取り部を設けずガイド部の先端部外周縁が主弁体案内筒部の内周面に当たる構成とした場合に比べて、主弁体の回転軸方向の移動時にガイド部が主弁体案内筒部の内周面から受ける摩擦抵抗が低減されるので、主弁体の作動性を向上させることができる。
【0059】
請求項3に記載の発明によるロータリ式流路切換弁によれば、前記弁ハウジングは前記主弁体を受け入れる円筒部と前記パイロット弁案内筒部と前記主弁体案内筒部とをプレス深絞り加工により一体成形されているものとした。
【0060】
このため、弁ハウジングが主弁体を受け入れる円筒部とパイロット弁案内筒部と主弁体案内筒部とをプレス深絞り加工により一体成形され、これらが一部品で構成され、またプレス深絞り加工により主弁体を受け入れる円筒部とパイロット弁案内筒部と主弁体案内筒部との同心度など、これらの相対寸法精度が向上し、しかも、円筒部とパイロット弁案内筒部と主弁体案内筒部とが一部品で構成されることから、加工及び組立工数と部品点数とが大幅に低下する。
【0061】
請求項4に記載のロータリ式流路切換弁によれば、前記弁座板が切換ポートとして第一の切換ポートと第二の切換ポートの二つの切換ポートを有し、前記主弁体は、前記低圧側ポートと前記第一の切換ポートとを連通接続すると共に前記高圧側ポートと前記第二の切換ポートとを連通接続する第一の回転位置と、前記低圧側ポートと前記第二の切換ポートとを連通接続すると共に前記高圧側ポートと前記第一の切換ポートとを連通接続する第二の回転位置との間に回転変位するように設けられ、ヒートポンプシステムで使用される四方弁として構成されているものとした。
【0062】
このため、主弁体が、前記低圧側ポートと前記第一の切換ポートとを連通接続すると共に前記高圧側ポートと前記第二の切換ポートとを連通接続する第一の回転位置と、前記低圧側ポートと前記第二の切換ポートとを連通接続すると共に前記高圧側ポートと前記第一の切換ポートとを連通接続する第二の回転位置との間に回転変位することにより、ロータリ式流路切換弁がヒートポンプシステムで使用される四方弁になり、四方弁において、主弁体の回転軸方向への移動動作が確実になり、また、主弁体が弁ハウジングに対してこじれることがないことから、パイロット弁が主弁体によって回転軸方向に移動可能に支持される構成とした場合であっても、パイロット弁の開閉動作が確実になり、パイロット弁に異常摩耗が生じることも回避され、耐久性が向上する等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるロータリ式流路切換弁の実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】図1のロータリ式流路切換弁の平面図である。
【図3】図1のロータリ式流路切換弁の底面図である。
【図4】図1のロータリ式流路切換弁の側面図である。
【図5】図1のロータリ式流路切換弁をヒートポンプシステムに組み込んだ際の冷房運転時における冷媒回路構成を示す説明図である。
【図6】図1のロータリ式流路切換弁をヒートポンプシステムに組み込んだ際の暖房運転時における冷媒回路構成を示す説明図である。
【図7】図1の主弁体の斜視図である。
【図8】(a)〜(d)は図1のパイロット弁の端面図、(e)は(d)のパイロット弁の断面図である。
【図9】この発明によるロータリ式流路切換弁の他の実施の形態を示す縦断面図である。
【図10】図9の主弁体の斜視図である。
【符号の説明】
1 弁ハウジング
2 大径円筒部
3 主弁体
4 ガイド部
4a テーパ
5 弁座板
6 主弁体案内筒部
6a アール部
9 パイロット弁
11 電磁ソレノイド
12 カット面
14 円周部
15 低圧側ポート
19 高圧側ポート
23 第一の切換ポート
27 第二の切換ポート
35 低圧側連絡溝
37 高圧側連絡溝
41 圧力室
45 ピストンリング溝
47 ピストンリング
55 弁ポート
59 固定吸引子
63 電磁コイル
65 主磁極部材
69 副磁極部材
71 多極マグネット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rotary flow path switching valve, and more particularly to a four-way valve or a three-way valve with a pilot valve used in a heat pump system.
[0002]
[Prior art]
As a rotary type flow path switching valve used as a four-way valve or a three-way valve, a cylindrical valve housing, a main valve body provided in the valve housing so as to be capable of rotational displacement and movable in the direction of the rotational axis, and the valve A low pressure side port fixed to the housing and connected to the low pressure side pipe, a high pressure side port connected to the high pressure side pipe, a valve seat plate having at least one switching port, and one end face side of the main valve body A pressure chamber that is defined and into which the pressure of the high-pressure side port is introduced, and a pilot valve that selectively connects the low-pressure side port, and an electromagnetic solenoid that rotationally drives the main valve body and opens and closes the pilot valve The main valve body is in contact with the valve seat plate at an end surface on the side opposite to the pressure chamber, and the switching port is set to one of the low-pressure side port and the high-pressure side port by rotational displacement. Selectively rotary channel selector valve with configured pilot valve to connect communication are known.
[0003]
In the rotary flow path switching valve as described above, a valve port that is opened and closed by a pilot valve to communicate and block the pressure chamber and the low-pressure side port is provided in the main valve body, and the pilot valve is formed in the valve housing. The pilot valve guide and the valve holding hole formed in the main valve body are fitted so as to be movable in the axial direction, and are individually supported by both the valve housing having an electromagnetic solenoid and the main valve body having a valve port, A pilot valve is built-in.
[0004]
In this rotary type flow path switching valve, in the steady state, the pressure of the high pressure side port is introduced into the pressure chamber, so that the main valve body is pressed against the valve seat plate, maintaining the airtightness between the ports, When switching, the pilot valve is opened prior to the rotational displacement of the main valve body, the pressure chamber is connected to the low pressure side port to release the high pressure state of the pressure chamber, and the pressure difference between the pressure chamber and the high pressure side port causes the main valve body to Can float up from the valve seat plate, and the main valve body can be rotationally displaced with low resistance.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional rotary type flow path switching valve, the pilot valve is individually supported by both the valve housing and the main valve body, and in the case of the rotary type flow path switching valve, the diameter from the rotation center of the main valve. Since the high-pressure side port, low-pressure side port, etc. are arranged at locations displaced in the direction, if the main valve body is in a floating state, it will be inclined and biased by the high-pressure side inflow pressure, which causes the valve housing and pilot Rubbing occurs between the valve and between the main valve body and the pilot valve.
[0006]
For this reason, the movement operation of the main valve body in the direction of the rotation axis and the opening / closing operation of the pilot valve become unstable, and abnormal wear occurs in the main valve body and the pilot valve, impairing their durability. .
[0007]
The present invention has been made by paying attention to the above-described problems, and an object of the present invention is to avoid the occurrence of rubbing in the valve housing, the main valve body, and the pilot valve, and in the direction of the rotation axis of the main valve body. Rotary flow path switching valve that ensures reliable movement and pilot valve opening / closing operation, and does not cause abnormal wear on the main valve body or pilot valve. Is to provide.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, a rotary flow path switching valve according to the first aspect of the present invention is provided with a cylindrical valve housing, the valve housing being rotatably displaceable and movable in the rotational axis direction. A main valve body, a low pressure side port fixed to the valve housing and connected to a low pressure side pipe, a high pressure side port connected to a high pressure side pipe, and a valve seat plate having at least one switching port; A pressure valve which is defined on one end face side of the valve body and into which the pressure of the high-pressure side port is introduced, and a pilot valve which selectively connects the low-pressure side port, and the main valve body is driven to rotate and the pilot valve An electromagnetic solenoid that performs opening / closing driving of the main valve body, the main valve body is in contact with the valve seat plate at an end surface opposite to the pressure chamber, and the switching port is connected to the low-pressure side port by rotational displacement. High pressure In the rotary flow path switching valve configured to selectively communicate with any one of the ports, the valve housing includes a pilot valve guide tube portion that supports the pilot valve so as to be movable in the direction of the rotation axis. And a main valve body guide cylinder portion disposed at a position shifted from the pilot valve guide cylinder portion in the direction of the rotation axis, and the main valve body is from one end face located on the pilot valve side. Protruding in the direction of the rotation axis, and having a guide portion whose side abuts against a part of the inner circumferential surface of the main valve element guide tube portion in the circumferential direction, When the valve body is moved, the guide portion that is in contact with the inner peripheral surface of the main valve body guide tube portion slides in the direction of the rotation axis on the inner peripheral surface.
[0009]
In the rotary flow path switching valve according to the second aspect of the present invention, a chamfered portion is provided on the outer peripheral edge of the distal end portion of the guide portion.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the rotary flow path switching valve, the valve housing includes a cylindrical portion that receives the main valve body, the pilot valve guide tube portion, and the main valve body guide tube portion by press deep drawing. It is integrally molded.
[0011]
The rotary flow path switching valve according to
[0012]
According to the rotary flow path switching valve of the first aspect of the present invention, when the main valve body moves in the rotation axis direction, the side portion of the guide portion provided in the main valve body has the main valve which the valve housing has. By sliding in the direction of the rotation axis on a part of the inner circumferential surface of the body guide cylinder portion in the rotation axis direction, it is possible to suppress tilting deviation with respect to the valve housing, and by restricting the tilt deviation of the main valve body, The valve body and the pilot valve, and the valve housing and the pilot valve are not rubbed.
[0013]
According to the rotary flow path switching valve according to the second aspect of the present invention, the outer peripheral edge of the guide portion is provided with the chamfered portion at the outer peripheral edge of the distal end portion of the guide portion, so that the outer peripheral edge of the guide portion is the main valve body guide cylinder. It is avoided that the outer peripheral edge of the guide portion is scraped off by the inner peripheral surface of the main valve body guide tube portion when the main valve body moves in the rotation axis direction without hitting the inner peripheral surface of the main portion. Since the outer peripheral edge of the tip does not hit the inner peripheral surface of the main valve body guide cylinder part, the outer peripheral edge of the guide part hits the inner peripheral surface of the main valve element guide cylinder part without providing a chamfered part. Compared to the case, the frictional resistance that the guide portion receives from the inner peripheral surface of the main valve body guide tube portion when the main valve body moves in the rotation axis direction is reduced.
[0014]
According to the rotary flow path switching valve according to the third aspect of the present invention, the cylindrical portion, the pilot valve guide tube portion, and the main valve body guide tube portion in which the valve housing receives the main valve body are integrally formed by press deep drawing. These are made up of a single component, and the relative dimensional accuracy of the cylinder, pilot valve guide cylinder, and main valve guide cylinder, etc., that receives the main valve body by deep drawing is improved. In addition, since the cylindrical portion, the pilot valve guide tube portion, and the main valve body guide tube portion are composed of one part, the number of processing and assembly steps and the number of parts are greatly reduced.
[0015]
According to the rotary flow path switching valve of the invention according to
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings.
[0017]
1 to 8 show an embodiment of a rotary flow path switching valve according to the present invention. The rotary flow path switching valve is fixed to a
[0018]
As shown in FIGS. 5 and 6, the rotary flow path switching valve is configured as a four-
[0019]
As shown in FIG. 1, the
[0020]
The
[0021]
In the lowered position, the
[0022]
As shown in FIG. 5, the
[0023]
Thereby, in the switching state in which the
[0024]
On the other hand, in the switching state in which the
[0025]
The tip of the high-
[0026]
As shown in FIG. 1, the
[0027]
The pilot valve
[0028]
With this structure, the
[0029]
As a specific shape of the
[0030]
In this case, a passage (not shown) that connects the
[0031]
Further, as another specific shape of the
[0032]
In this case, as shown in FIG. 8 (e), a small diameter portion 10a is formed at the distal end portion of the
[0033]
The
[0034]
Further, the
[0035]
The
[0036]
A
[0037]
A staple-shaped main
[0038]
In the electromagnetic actuator structure including the
[0039]
In the four-
[0040]
As a result, the
The ascent of the
[0041]
When the
[0042]
In the above state, the
[0043]
Thereafter, when energization to the
[0044]
In the operation as described above, due to the fitting relationship between the
[0045]
Therefore, the raising / lowering operation of the
[0046]
The
[0047]
FIG. 9 shows another embodiment of the rotary flow path switching valve according to the present invention. In FIG. 9, the same or similar components as those shown in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals as those shown in FIG.
[0048]
In this embodiment, a relatively large taper 4a (corresponding to a chamfered portion) as shown in a perspective view in FIG. 10 is applied to the outer periphery of the distal end portion of the
[0049]
Since the taper 4a is provided on the outer peripheral edge of the distal end portion of the
[0050]
Thereby, even if it uses for a long period of time, the degree which a scratch damage arises in the front-end | tip part outer periphery of the
[0051]
Further, the resin powder due to scratching damage of the
[0052]
The outer peripheral edge shape of the distal end portion of the
[0053]
In this embodiment, a four-way valve has been described as an example, but it goes without saying that the present invention can be similarly applied to a rotary three-way valve.
[0054]
【The invention's effect】
As can be understood from the above description, according to the rotary flow path switching valve of the first aspect of the present invention, the cylindrical valve housing, the valve housing can be rotationally displaced, and can be moved in the rotational axis direction. A main valve body provided, a low pressure side port fixed to the valve housing and connected to a low pressure side pipe, a high pressure side port connected to a high pressure side pipe, and a valve seat plate having at least one switching port; A pressure chamber that is defined on one end face side of the main valve body and into which the pressure of the high-pressure side port is introduced, and a pilot valve that selectively communicates the low-pressure side port; An electromagnetic solenoid that opens and closes a pilot valve, and the main valve body contacts the valve seat plate at an end surface opposite to the pressure chamber, and the switching port is connected to the low pressure side by rotational displacement. Port and In the rotary type flow path switching valve configured to selectively communicate with any one of the high pressure side ports, the valve housing is a pilot valve guide that supports the pilot valve so as to be movable in the direction of the rotation axis. A cylinder portion and a main valve body guide cylinder portion arranged at a position shifted from the pilot valve guide cylinder portion in the direction of the rotation axis, and the main valve body is positioned on the pilot valve side. Projecting from the end surface of the main valve body guide tube portion, and having a guide portion whose side abuts against a portion of the inner circumferential surface of the main valve element guide tube portion in the circumferential direction. When the main valve body is moved, the guide portion in contact with the inner peripheral surface of the main valve body guide tube portion slides in the direction of the rotation axis on the inner peripheral surface.
[0055]
For this reason, when the main valve body moves in the rotation axis direction, the side portion of the guide portion provided on the main valve body is on a part of the inner peripheral surface of the main valve body guide cylinder portion of the valve housing in the circumferential direction. In the direction of the axis of rotation of the valve housing, the tilt deviation with respect to the valve housing is suppressed, and the regulation of the tilt deviation of the main valve body restricts the main valve body and the pilot valve, and the valve housing and the pilot valve, respectively. There is no rubbing.
[0056]
According to the rotary flow path switching valve according to the second aspect of the present invention, a chamfered portion is provided on the outer peripheral edge of the distal end portion of the guide portion.
[0057]
For this reason, the outer periphery of the tip of the guide is rounded, and the outer periphery of the tip of the guide is provided with a chamfer, so that the outer periphery of the tip of the guide is the main valve body guide cylinder. It is avoided that the outer peripheral edge of the guide portion is scraped by the inner peripheral surface of the main valve body guide tube portion when the main valve body moves in the rotation axis direction without hitting the inner peripheral surface of the main portion. It is possible to improve the durability of the part, and the outer peripheral edge of the guide part hits against the inner peripheral surface of the main valve body guide tube part, and the resin powder due to this is generated in the valve chamber. In addition, it is possible to prevent the main valve element from malfunctioning due to the biting of the resin powder.
[0058]
In addition, since the outer peripheral edge of the tip of the guide portion does not hit the inner peripheral surface of the main valve body guide tube portion, the outer peripheral edge of the guide portion does not have a chamfered portion and the inner peripheral surface of the main valve body guide tube portion Compared to the case where the main valve body is moved in the rotation axis direction, the friction resistance received by the guide portion from the inner peripheral surface of the main valve body guide tube portion when the main valve body moves in the rotation axis direction is reduced, so the operability of the main valve body is improved. Can be made.
[0059]
According to the rotary flow path switching valve of the invention according to
[0060]
For this reason, the cylindrical part in which the valve housing receives the main valve body, the pilot valve guide cylinder part, and the main valve body guide cylinder part are integrally formed by press deep drawing, and these are constituted by one part. The relative dimensional accuracy of the cylindrical part, the pilot valve guide cylinder part, and the main valve body guide cylinder part for receiving the main valve element is improved, and the cylindrical part, the pilot valve guide cylinder part, and the main valve element are improved. Since the guide tube portion is composed of one part, the number of processing and assembly steps and the number of parts are greatly reduced.
[0061]
According to the rotary flow path switching valve according to
[0062]
Therefore, the main valve body communicates the low pressure side port with the first switching port and communicates the high pressure side port with the second switching port. A rotary-type flow path by rotationally displacing between a second rotational position that communicates and connects the side port and the second switching port and communicates the high-pressure side port and the first switching port. The switching valve is a four-way valve used in a heat pump system. In the four-way valve, the movement of the main valve body in the direction of the rotation axis is ensured, and the main valve body is not twisted against the valve housing. Thus, even when the pilot valve is supported by the main valve body so as to be movable in the direction of the rotation axis, the pilot valve is reliably opened and closed, and abnormal pilot wear is avoided. , The effect of such improved durability can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an embodiment of a rotary flow path switching valve according to the present invention.
2 is a plan view of the rotary flow path switching valve of FIG. 1; FIG.
3 is a bottom view of the rotary flow path switching valve of FIG. 1. FIG.
4 is a side view of the rotary flow path switching valve of FIG. 1. FIG.
5 is an explanatory diagram showing a refrigerant circuit configuration during cooling operation when the rotary flow path switching valve of FIG. 1 is incorporated in a heat pump system.
6 is an explanatory diagram showing a refrigerant circuit configuration during heating operation when the rotary flow path switching valve of FIG. 1 is incorporated in a heat pump system. FIG.
7 is a perspective view of the main valve body of FIG. 1. FIG.
8A to 8D are end views of the pilot valve of FIG. 1, and FIG. 8E is a cross-sectional view of the pilot valve of FIG.
FIG. 9 is a longitudinal sectional view showing another embodiment of the rotary flow path switching valve according to the present invention.
10 is a perspective view of the main valve body of FIG. 9. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記弁ハウジングに回転変位可能に且つ回転軸方向に移動可能に設けられた主弁体と、
前記弁ハウジングに固定され低圧側配管を接続される低圧側ポート、高圧側配管を接続される高圧側ポート、及び、少なくとも一つの切換ポートを有する弁座板と、
前記主弁体の一方の端面側に画定されて高圧側ポートの圧力を導入される圧力室及び前記低圧側ポートを選択的に連通接続するパイロット弁と、
前記主弁体を回転駆動すると共に前記パイロット弁の開閉駆動を行う電磁ソレノイドとを有し、
前記主弁体は、前記圧力室とは反対の側の端面にて前記弁座板と接触し、回転変位により前記切換ポートを前記低圧側ポートと前記高圧側ポートのいずれか一方に選択的に連通接続するように構成されたロータリ式流路切換弁において、
前記弁ハウジングは、前記パイロット弁を前記回転軸方向に移動可能に支持するパイロット弁案内筒部と、当該パイロット弁案内筒部から前記回転軸方向に位置をずらして配置された主弁体案内筒部とを有しており、
前記主弁体は、前記パイロット弁側に位置する一方の端面から前記回転軸方向に突設されて、前記主弁体案内筒部の内周面のうち周方向の一部に側部が当接するガイド部を有しており、
前記回転軸方向への前記主弁体の移動の際に、前記主弁体案内筒部の内周面に当接した前記ガイド部が当該内周面上で前記回転軸方向に摺動する、
ことを特徴とするロータリ式流路切換弁。A cylindrical valve housing;
A main valve body provided in the valve housing so as to be capable of rotational displacement and movable in the direction of the rotational axis;
A low pressure side port fixed to the valve housing and connected to a low pressure side pipe, a high pressure side port connected to a high pressure side pipe, and a valve seat plate having at least one switching port;
A pressure chamber which is defined on one end face side of the main valve body and into which the pressure of the high pressure side port is introduced, and a pilot valve which selectively connects the low pressure side port;
An electromagnetic solenoid that rotationally drives the main valve body and opens and closes the pilot valve;
The main valve body is in contact with the valve seat plate at the end surface opposite to the pressure chamber, and the switching port is selectively set to one of the low pressure side port and the high pressure side port by rotational displacement. In the rotary flow path switching valve configured to communicate and connect,
The valve housing includes a pilot valve guide tube portion that supports the pilot valve so as to be movable in the direction of the rotation axis, and a main valve body guide tube that is disposed at a position shifted from the pilot valve guide tube portion in the direction of the rotation axis. And
The main valve body protrudes from the one end surface located on the pilot valve side in the direction of the rotation axis, and the side portion of the inner peripheral surface of the main valve body guide tube portion contacts the circumferential direction. Has a guide part that touches,
When the main valve body moves in the direction of the rotation axis, the guide portion that contacts the inner peripheral surface of the main valve body guide tube portion slides on the inner peripheral surface in the direction of the rotation axis.
A rotary flow path switching valve characterized by that.
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