JP3633157B2 - 自動変速機の検査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機の検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動変速機においては、車両を発進させた後、所定の車速が得られたときにトルクコンバータのロックアップクラッチ装置を係合させてエンジンと変速装置とを直結するようになっている。そして、所定の走行条件においてスリップ制御を行い、ロックアップクラッチ装置をスリップ制御状態に置くことによって燃費を向上させるようにした自動変速機が提供されている。
【0003】
ところが、この種の自動変速機においては、スリップ制御を行っているときに、エンジンによって発生させられたトルクが変動すると、ロックアップクラッチ装置の摩擦面の凹凸が原因になってジャダが発生し、走行フィーリングを悪くしてしまうことがある。
そこで、完成した自動変速機を検査装置にセットし、該検査装置によって、自動変速機の作動状態及び品質の検査を行うとともに、ジャダが発生するかどうかを判断して、自動変速機の評価を行うようにしている。
【0004】
図2は従来の自動変速機の検査装置の概略図である。
図において、11は検査装置の搭載部10にセットされた自動変速機、12はトルクコンバータ、13は該トルクコンバータ12の出力側に連結された変速機構であり、該変速機構13は、前記トルクコンバータ12から伝達された回転を変速し、変速された回転を出力するようになっている。
【0005】
また、前記自動変速機11の入力側には、図示しないエンジンに対応させて入力軸モータ15が配設され、該入力軸モータ15と自動変速機11とが入力側連結軸31によって連結される。そして、前記入力軸モータ15は、車両の走行中におけるエンジンと同様に、一定のトルクで駆動され、該トルクを自動変速機11に伝達する。また、前記入力側連結軸31にトルクメータ17が配設され、該トルクメータ17によって検出されたトルクと目標のトルクとの偏差が求められ、該偏差が0になるように入力軸モータ15のフィードバック制御が行われる。
【0006】
一方、前記自動変速機11の出力側には、車両の慣性等の走行負荷に対応させて出力軸モータ19が配設され、該出力軸モータ19と自動変速機11とが出力側連結軸32によって連結される。なお、出力側連結軸32を支持するために軸受21が配設され、また、出力側連結軸32の回転を安定させるためにフライホイール33が配設される。
【0007】
そして、前記出力軸モータ19は、車両の走行中における駆動輪と同様に、一定の回転数で駆動され、回転を自動変速機11に伝達する。また、出力軸モータ19に回転数センサ20が配設され、該回転数センサ20によって検出された回転数と目標の回転数との偏差が求められ、該偏差が0になるように出力軸モータ19のフィードバック制御が行われる。
【0008】
そして、前記変速機構13におけるトルクコンバータ12側に、自動変速機11の入力回転数、及びその変動を検出するための入力回転数センサ25が、前記出力側連結軸32に自動変速機11の出力トルク、及びその変動を検出するためのトルクメータ22がそれぞれ配設される。
したがって、前記自動変速機11の入力回転数の変動又は自動変速機11の出力トルクの変動を検出することによって、ジャダが発生したかどうかの判断を行うことができる。
【0009】
なお、前記変速機構13の図示しない前進用のクラッチのクラッチドラムには、トルクコンバータ12からの回転がそのまま伝達されるようになっているので、前記入力回転数センサ25は前記クラッチドラムの回転数を検出する。
次に、前記構成の検査装置の動作について説明する。
まず、入力軸モータ15を駆動して入力側連結軸31を一定のトルクで回転させるとともに、出力軸モータ19を駆動して出力側連結軸32を一定の回転数で回転させる。
【0010】
そして、トルクコンバータ12の図示しないロックアップクラッチ装置の係合力を変化させてスリップ制御を行い、ロックアップクラッチ装置をスリップ制御状態に置く。
該スリップ制御状態において、入力軸モータ15によって発生させられるトルクを変動させ、トルクコンバータ12における入力側と出力側との回転数差が一定になるようにロックアップクラッチ装置の係合力を変化させる。このとき、トルクコンバータ12の図示しない出力軸の振動を入力回転数センサ25及びトルクメータ22によって検出し、ジャダが発生したかどうかの判断を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の自動変速機の検査装置においては、前記出力側連結軸32の捩(ね)じり剛性が高いので、通常の車両条件に対応するトルクを入力軸モータ15によって発生させた場合、トルクが自動変速機11を介して出力側連結軸32に伝達されたときにトルクの変動が消滅してしまう。
【0012】
したがって、トルクメータ22によって自動変速機11の出力トルクの変動を検出することができず、ジャダが発生したかどうかの判断を行うことができなくなってしまう。
そこで、トルクの変動が消滅することがないように、入力軸モータ15の容量を大きくし、車両条件に対応する値以上の大きなトルク(例えば、250〔Nm〕以上)を発生させるようにしているが、変速機構13内の図示しないクラッチ、ブレーキ等の摩擦係合要素に大きなトルクが伝達されるので、摩擦係合要素の耐久性が低くなってしまう。
【0013】
また、入力軸モータ15の容量を大きくするのに伴い、入力軸モータ15が大型化して慣性が大きくなるので、ロックアップクラッチ装置の係合時に前記摩擦係合要素に加わる衝撃が大きくなってしまう。したがって、前記検査装置によって自動変速機11の評価を行っているときに、摩擦係合要素が損傷してしまうことがある。
【0014】
本発明は、前記従来の自動変速機の検査装置の問題点を解決して、入力軸モータによって発生させられるトルクを大きくすることなく、ジャダが発生したかどうかの判断を行うことができる自動変速機の検査装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の自動変速機の検査装置においては、自動変速機をセットするための搭載部と、セットされた自動変速機の入力側に配設され、入力軸を介して自動変速機と連結された入力軸モータと、前記自動変速機の出力側に配設され、出力軸を介して自動変速機と連結された出力軸モータと、前記出力軸と出力軸モータとの間に配設され、トルクの変動が検出可能な状態で出力軸にトルクを伝達するチェーンと、前記出力軸に伝達されたトルクの変動を検出するトルク変動検出手段とを有する。
【0018】
本発明の他の自動変速機の検査装置においては、さらに、前記チェーンにテンションを調整するためのテンションスプロケットが配設される。
本発明の更に他の自動変速機の検査装置においては、さらに、前記チェーンは前記出力軸上に配設される。
【0019】
本発明の更に他の自動変速機の検査装置においては、自動変速機をセットするための搭載部と、セットされた自動変速機の入力側に配設され、入力軸を介して自動変速機と連結された入力軸モータと、前記自動変速機の出力側に配設され、出力軸を介して自動変速機と連結された出力軸モータと、前記出力軸と出力軸モータとの間に配設され、出力軸に伝達されたトルクの変動の感度を維持するトルク変動感応部と、前記出力軸と出力軸モータとの間に配設され、トルクの変動が検出可能な状態で出力軸にトルクを伝達するチェーンと、前記出力軸に伝達されたトルクの変動を検出するトルク変動検出手段とを有する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における自動変速機の検査装置の概略図、図3は本発明の第1の実施の形態におけるチェーンの概略図である。
図において、11は検査装置の搭載部10にセットされた自動変速機、12はトルクコンバータ、13は該トルクコンバータ12の出力側に連結された変速機構であり、該変速機構13は、トルクコンバータ12から伝達された回転を変速し、変速された回転を出力するようになっている。そのために、前記変速機構13に、図示しないクラッチ、ブレーキ等の摩擦係合要素が配設される。
【0021】
また、前記自動変速機11の入力側には、図示しないエンジンに対応させて入力軸としての入力軸モータ55が配設され、該入力軸モータ55と自動変速機11とが入力側連結軸31によって連結される。そして、前記入力軸モータ55は、車両の走行中におけるエンジンと同様に、一定のトルクで駆動され、該トルクを自動変速機11に伝達する。また、前記入力側連結軸31にトルクメータ17が配設され、該トルクメータ17によって検出されたトルクと目標のトルクとの偏差が求められ、該偏差が0になるように入力軸モータ55のフィードバック制御が行われる。そのために、前記トルクメータ17は図示しない制御装置に接続される。
【0022】
一方、前記自動変速機11の出力側には、車両の慣性等の走行負荷に対応させて出力軸モータ19が配設され、該出力軸モータ19と自動変速機11とがトルク伝動ユニット45によって連結される。該トルク伝動ユニット45は、前記変速機構13の出力側に連結された出力軸としての出力側連結軸32、該出力側連結軸32に連結され、十分な長さを有し、比較的剛性の低い材料によって形成されたトルク変動感応部としての長尺シャフト46、該長尺シャフト46に連結された第1伝動軸47、前記出力軸モータ19の図示しない回転軸に連結された第2伝動軸48、及び前記第1伝動軸47と第2伝動軸48とを連結するトルク変動増幅部としてのチェーン50から成る。そして、該チェーン50は、前記第1伝動軸47に固定されたスプロケット52、第2伝動軸48に固定されたスプロケット53、及びテンションスプロケット54間に張設され、該テンションスプロケット54によってテンションが調整される。該テンションスプロケット54は矢印F方向に移動自在に配設される。なお、前記第1伝動軸47及び第2伝動軸48には、伝達された回転を安定させるために、それぞれフライホイール58、59が配設される。
【0023】
そして、前記出力軸モータ19は、車両の走行中における駆動輪と同様に、一定の回転数で駆動され、回転を自動変速機11に伝達する。また、出力軸モータ19に回転数センサ20が配設され、該回転数センサ20によって検出された回転数と目標の回転数との偏差が求められ、該偏差が0になるように出力軸モータ19のフィードバック制御が行われる。そのために、前記回転数センサ20は前記制御装置に接続される。
【0024】
そして、前記変速機構13におけるトルクコンバータ12側に、自動変速機11の入力回転数、及びその変動を検出するための入力回転数センサ25が、前記出力側連結軸32に自動変速機11の出力トルク、及びその変動を検出するためのトルクメータ22がそれぞれ配設され、いずれも前記制御装置に接続される。
したがって、該制御装置は、前記自動変速機11の入力回転数の変動又は自動変速機11の出力トルクの変動を検出することによって、ジャダが発生したかどうかの判断を行うことができる。なお、前記入力回転数センサ25又はトルクメータ22によってトルク変動検出手段が構成される。
【0025】
また、前記変速機構13の図示しない前進用のクラッチのクラッチドラムには、トルクコンバータ12からの回転がそのまま伝達されるようになっているので、前記入力回転数センサ25は前記クラッチドラムの回転数を検出する。
次に、前記構成の検査装置の動作について説明する。
まず、入力軸モータ55を駆動して入力側連結軸31を一定のトルクで回転させるとともに、出力軸モータ19を駆動して出力側連結軸32を一定の回転数で回転させる。
【0026】
そして、トルクコンバータ12の図示しないロックアップクラッチ装置の係合力を変化させてスリップ制御を行い、ロックアップクラッチ装置をスリップ制御状態に置く。
該スリップ制御状態において、入力軸モータ55によって発生させられるトルクを変動させ、トルクコンバータ12における入力側と出力側との回転数差が一定になるようにロックアップクラッチ装置の係合力を変化させる。このとき、トルクコンバータ12の図示しない出力軸の振動を入力回転数センサ25及びトルクメータ22によって検出し、ジャダが発生したかどうかの判断を行う。
【0027】
この場合、前記出力側連結軸32と出力軸モータ19との間に長尺シャフト46が配設され、該長尺シャフト46が十分な長さを有し、比較的剛性の低い材料によって形成されているので、出力側連結軸32と出力軸モータ19との間の捩じり剛性を低くし、トルクの変動の感度を維持することができる。したがって、通常の車両条件に対応するだけのトルク(例えば、190〔Nm〕程度〕)を入力軸モータ55によって発生させた場合でも、トルクが自動変速機11を介して出力側連結軸32に伝達されたときにトルクの変動が消滅することはなく、出力側連結軸32に伝達されたトルクの変動をトルクメータ22によって検出することができる。その結果、ジャダが発生したかどうかの判断を行うことができる。
【0028】
なお、前記長尺シャフト46の径、長さ等を調整することによって、自動変速機11の種類に対応させてトルクの変動の感度を変更することができる。
また、前記出力側連結軸32と出力軸モータ19との間には、チェーン50が張設されるので、チェーン50にトルクが伝達されたときに、第1伝動軸47とチェーン50との間の噛(し)合部のクリアランス、チェーン50自体の撓(たわ)み、第2伝動軸48とチェーン50との間の噛合部のクリアランス等によってトルクの変動が増幅される。したがって、トルクメータ22によって出力側連結軸32に伝達されたトルクの変動を一層容易に検出することができる。
【0029】
さらに、前記トルクメータ22は出力側連結軸32に配設されるので、自動変速機11から伝達されたトルクの変動を直接検出することができる。したがって、ジャダが発生したかどうかの判断を精度よく行うことができる。
なお、前記テンションスプロケット54の位置を調整することによって、自動変速機11の種類に対応させてトルクの変動の増幅度を変更することができる。したがって、各種の自動変速機においてジャダが発生したかどうかの判断を行うことができるだけでなく、ジャダの発生の判断以外の検査を行うこともできる。
【0030】
本実施の形態においては、長尺シャフト46及びチェーン50を共に配設するようにしているが、長尺シャフト46及びチェーン50のいずれか一方だけを配設することもできる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図4は本発明の第2の実施の形態における自動変速機の検査装置の概略図、図5は本発明の第2の実施の形態における弾性体カップリングの拡大図である。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0031】
この場合、出力側連結軸32と出力軸モータ19との間にトルク変動感応部としての弾性体カップリング61が配設される。該弾性体カップリング61は、出力側連結軸32と連結されたインナハブ62、径方向における該インナハブ62より外方に配設され、インナハブ62と係合させられたアウタハブ63、該アウタハブ63に固定されたゴム体64、径方向における該ゴム体64より外方に配設され、ゴム体64と係合させられたアウタリング66、及び該アウタリング66と出力軸モータ19とを連結するフライホイール67から成る。なお、91はフライホイール、92は軸受である。
【0032】
したがって、前記弾性体カップリング61にトルクが伝達されたときに、前記ゴム体64によってトルクの変動の感度を維持することができるので、トルク変動検出手段としてのトルクメータ22によって出力側連結軸32に伝達されたトルクの変動を一層容易に検出することができる。
なお、本実施の形態においては、検査装置によって4輪駆動式の自動変速機11の評価を行うことができるようになっている。そのために、車両の前輪に対応させて伝動軸69が配設され、変速機構13内の図示しない出力軸と伝動軸69とがチェーン71、72によって、前記出力側連結軸32と伝動軸69とがチェーン73によってそれぞれ連結される。
【0033】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0034】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、自動変速機の検査装置においては、自動変速機をセットするための搭載部と、セットされた自動変速機の入力側に配設され、入力軸を介して自動変速機と連結された入力軸モータと、前記自動変速機の出力側に配設され、出力軸を介して自動変速機と連結された出力軸モータと、前記出力軸と出力軸モータとの間に配設され、トルクの変動が検出可能な状態で出力軸にトルクを伝達するチェーンと、前記出力軸に伝達されたトルクの変動を検出するトルク変動検出手段とを有する。
【0039】
この場合、前記出力軸と出力軸モータとの間にチェーンが配設され、チェーンによってトルクの変動が検出可能な状態で出力軸にトルクが伝達される。したがって、通常の車両条件に対応するだけのトルクを入力軸モータによって発生させた場合でも、トルク変動検出手段によって出力軸に伝達されたトルクの変動を容易に検出することができる。
その結果、ジャダが発生したかどうかの判断を行うことができる。
【0040】
また、チェーンにトルクが伝達されたときに、チェーンの撓みによってトルクの変動が増幅される。
【0041】
本発明の他の自動変速機の検査装置においては、さらに、前記チェーンにテンションを調整するためのテンションスプロケットが配設される。
この場合、テンションスプロケットの位置を調整することによって、自動変速機の種類に対応させてトルクの変動の増幅度を変更することができる。したがって、各種の自動変速機においてジャダが発生したかどうかの判断を行うことができるだけでなく、ジャダの発生の判断以外の検査を行うこともできる。
【0042】
本発明の更に他の自動変速機の検査装置においては、さらに、前記チェーンは前記出力軸上に配設される。
この場合、自動変速機から伝達されたトルクの変動を直接検出することができるので、ジャダが発生したかどうかの判断を精度よく行うことができる。
本発明の更に他の自動変速機の検査装置においては、自動変速機をセットするための搭載部と、セットされた自動変速機の入力側に配設され、入力軸を介して自動変速機と連結された入力軸モータと、前記自動変速機の出力側に配設され、出力軸を介して自動変速機と連結された出力軸モータと、前記出力軸と出力軸モータとの間に配設され、出力軸に伝達されたトルクの変動の感度を維持するトルク変動感応部と、前記出力軸と出力軸モータとの間に配設され、トルクの変動が検出可能な状態で出力軸にトルクを伝達するチェーンと、前記出力軸に伝達されたトルクの変動を検出するトルク変動検出手段とを有する。
【0043】
この場合、前記出力軸と出力軸モータとの間にトルク変動感応部が配設されるので、前記出力軸と出力軸モータとの間の捩じり剛性を低くし、トルクの変動の感度を維持することができる。したがって、通常の車両条件に対応するだけのトルクを入力軸モータによって発生させた場合でも、トルクが自動変速機を介して出力軸に伝達されたときにトルクの変動が消滅することはなく、トルク変動検出手段によって出力軸に伝達されたトルクの変動を検出することができる。その結果、ジャダが発生したかどうかの判断を行うことができる。
【0044】
また、前記出力軸と出力軸モータとの間にチェーンが配設され、チェーンによってトルクの変動が検出可能な状態で出力軸にトルクが伝達される。したがって、トルク変動検出手段によって出力軸に伝達されたトルクの変動を容易に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における自動変速機の検査装置の概略図である。
【図2】従来の自動変速機の検査装置の概略図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるチェーンの概略図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における自動変速機の検査装置の概略図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における弾性体カップリングの拡大図である。
【符号の説明】
10 搭載部
11 自動変速機
19 出力軸モータ
22 トルクメータ
25 入力回転数センサ
32 出力側連結軸
46 長尺シャフト
50 チェーン
54 テンションスプロケット
55 入力軸モータ
61 弾性体カップリング
Claims (4)
- 自動変速機をセットするための搭載部と、セットされた自動変速機の入力側に配設され、入力軸を介して自動変速機と連結された入力軸モータと、前記自動変速機の出力側に配設され、出力軸を介して自動変速機と連結された出力軸モータと、前記出力軸と出力軸モータとの間に配設され、トルクの変動が検出可能な状態で出力軸にトルクを伝達するチェーンと、前記出力軸に伝達されたトルクの変動を検出するトルク変動検出手段とを有することを特徴とする自動変速機の検査装置。
- 前記チェーンにテンションを調整するためのテンションスプロケットが配設される請求項1に記載の自動変速機の検査装置。
- 前記チェーンは前記出力軸上に配設される請求項1に記載の自動変速機の検査装置。
- 自動変速機をセットするための搭載部と、セットされた自動変速機の入力側に配設され、入力軸を介して自動変速機と連結された入力軸モータと、前記自動変速機の出力側に配設され、出力軸を介して自動変速機と連結された出力軸モータと、前記出力軸と出力軸モータとの間に配設され、出力軸に伝達されたトルクの変動の感度を維持するトルク変動感応部と、前記出力軸と出力軸モータとの間に配設され、トルクの変動が検出可能な状態で出力軸にトルクを伝達するチェーンと、前記出力軸に伝達されたトルクの変動を検出するトルク変動検出手段とを有することを特徴とする自動変速機の検査装置。
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