JP3631524B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、給湯器や風呂釜等の燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7には一般的に知られている燃焼装置のモデル例が示されている。同図の(a)は、能力切り換え式の給湯器を示すもので、給水管1から入水する水はバーナ2の燃焼火力でもって、給湯熱交換器3を通るときに加熱されて湯にされ、この湯は、給湯管4を通して台所等の所望の給湯場所に導かれるものである。
【0003】
制御装置5は流量センサ6から入水信号を受けたときに燃焼ファン7を回転し、ガス供給通路19の電磁弁8と比例弁10と能力切り換え弁11a,11bの少なくとも一方を開けて、イグナイタ電極12を駆動して点着火を行い、フレームロッド電極13で炎を検知した以降に、出湯温度センサ15で検出される出湯温度がリモコン14で設定される設定温度となるように給湯運転を制御する。
【0004】
この給湯運転の制御に際し、制御装置5には、予め、給湯燃焼の最小燃焼時の燃焼熱量(最小燃焼熱量)と最大燃焼時の燃焼熱量(最大燃焼熱量)とが与えられており、制御装置5は、前記最小燃焼熱量に対応する比例弁開弁駆動電流から最大燃焼熱量に対応する比例弁開弁駆動電流までの範囲内で比例弁10の開弁駆動電流の大きさを調節することにより、比例弁10の開弁量を制御する。また、このとき、制御装置5は、燃焼ファン7の回転制御を行って、燃焼ファン7からバーナ2への供給空気量を制御し、これらの制御により、安定した設定温度の湯が給湯熱交換器3から給湯管4を経て、所望の給湯場所に供給されるようにしている。
【0005】
また、制御装置5は、要求熱量に応じ、能力切り換え弁11a,11bを切り換え制御する。すなわち、要求熱量が小さいときは能力切り換え弁11aのみを開けてバーナ2のA面の1面燃焼を行い、要求熱量が大きいときにはさらに能力切り換え弁11bを開けてA面とB面の多面燃焼を行う。なお、図中9は燃焼ファン7のファン回転検出センサ、16は入水温度センサ、17は水量を調整する水量制御弁を示している。
【0006】
図7の(b)は風呂釜を示すもので、前記同図の(a)に示す給湯器と同一の名称部分には同一符号を付してある。この種の風呂釜は、リモコン14等で、追い焚き運転が指令されると、制御装置5は、追い焚き循環管路18の循環ポンプ20を回転させて、浴槽21内の湯水を追い焚き循環管路18を介して循環させる。流水スイッチ22が湯水の流れを検知したときに、制御装置5は燃焼ファン7を回転し、電磁弁8を開き、点着火によりバーナ2を燃焼させて追い焚き熱交換器23を通る循環湯水を加熱して浴槽21内の湯水の追い焚きを行う。そして、風呂温度センサ24で検出される風呂温度がリモコン14によって設定される風呂設定温度に達したときに追い焚き運転を停止する。
【0007】
図7の(c)は追い焚き機能を備えた複合給湯器を示すもので、給湯熱交換器3側では同図の(a)に示すものと同様の動作を行って給湯運転を行い、また、追い焚き熱交換器23側では同図の(b)に示す風呂釜と同様な動作を行って浴槽21内の湯水の追い焚きを行う。この給湯と追い焚きの運転は制御装置5によって行われるが、この制御装置5は、電磁弁等の注湯弁25を開けることにより、給湯熱交換器3側で作り出した湯を追い焚き循環管路18を介して浴槽21内に落とし込んで湯張りを行う機能を備えており、圧力センサ等を用いた水位センサ26により湯張りの水位がリモコン14等で設定される設定水位に達したときに注湯弁25が閉じられて湯張りの停止が行われ、次に循環ポンプ20を起動して追い焚き運転が行われるものである。
【0008】
なお、前記設定水位は、例えば、図9に示すように、循環金具位置を基準とし、この循環金具位置からの高さを複数段に区分した各段の水位として与えられており、リモコン14の水位設定ボタン等により、この複数段の設定水位を選択的に指定して湯張りを行うことにより、指定した設定水位の湯張りが可能となっている。図9に示すような各段の設定水位は、循環金具位置の水位から、例えば30リットルという如く、比較的大きな一定水量の刻みによって与えられている。
【0009】
また、この種の複合給湯器においては、通常、前記追い焚き後に、所定時間(例えば4時間)の間、保温モードによる風呂温度の保温動作が行われる。例えば、30分間隔毎に循環ポンプ20が短時間起動されて浴槽湯水の循環が行われ、風呂温度センサ24により浴槽湯水の温度が検出される。この風呂温度センサ24の検出温度が予め与えた許容範囲を越えて低くなったときには、風呂側のバーナ2の燃焼により追い焚きが行われて浴槽湯水が風呂設定温度に高められる。このように、保温モードの期間内は、浴槽湯温は、常時、浴槽21への入浴可能状態に保たれる。
【0010】
図8は制御装置5の主要部の構成を示すもので、データ取得部27と、運転プログラムメモリ28と、データメモリ30と、運転制御部31と、データ書き込み部33と、初期設定データメモリ38とを有して構成されている。データ取得部27は、燃焼装置の動作状態を検出する各種のセンサ、例えば、流量センサ6、ファン回転検出センサ9、各種の温度センサ15,16,24、流水スイッチ22、水位センサ26等のセンサ情報を取り込む。
【0011】
運転プログラムメモリ28はROM(Read Only Memory)からなり、燃焼装置の運転プログラム(運転のシーケンスプログラム)を格納している。
【0012】
初期設定データメモリ38は、予め設定された燃焼運転制御条件の初期設定データを格納するものであり、ROM等により形成されている。この初期設定データメモリ38には、例えば、前記給湯運転制御に関する最小燃焼熱量および最大燃焼熱量の値や、湯張り運転制御に関する設定水位の値(例えば30リットル)、保温モード動作に関する保温動作時間の値(例えば4時間)および循環ポンプ20の起動時間間隔の値(例えば30分)といった、様々な燃焼運転制御条件が格納されている。
【0013】
データメモリ30はRAM(Randam Access Memory)等の読み込みと書き込みが自在のメモリからなり、運転プログラムの指令に対応するデータ、例えば、燃焼ファン7の起動オン指令に対しては、その指令の指定番地に燃焼ファンのオン起動の情報が格納されるという如く、運転プログラムの各要求に対応する指定の番地にその要求に応じた情報が格納される。その一方において、データメモリ30には、初期設定データメモリ38に与えられた燃焼運転制御条件がデータ書き込み部33により書き込まれて指定された番地に格納され、また、データ取得部27で取得した各種のセンサの検出情報が、取得データとして指定された番地に格納される。
【0014】
運転制御部31は、運転プログラムメモリ28に格納されている運転プログラムに従い、データメモリ30に格納されているプログラムが要求する情報、すなわち、燃焼運転制御条件データと各センサの取得データとを読み出して、アクチエータ等の制御対象要素、例えば、電磁弁8、比例弁10、能力切り換え弁11a,11b、水量制御弁17、循環ポンプ20、燃焼ファン7等の制御駆動を行うものであり、この運転制御部31による燃焼運転動作は、制御装置5に接続されているリモコン14の動作指令部46の指令により行われるようになっている。
【0015】
運転制御部31には、制御駆動に際しての操作量(制御量)をデータメモリ30の格納データに基づき演算により求める演算部(図示せず)が設けられており、例えば、給湯運転において、バーナ2の燃焼制御を行うに際しては、データメモリ30に格納されている入水温度の情報と、出湯温度の情報と、設定温度の情報と、流量センサ6で検出される給水量等の情報を読み出して出湯温度を設定温度に安定させるのに要する増減の燃焼量の操作量を、前記最小燃焼熱量から最大燃焼熱量までの範囲内で、比例弁10の開弁駆動電流の値で求める。そして、運転制御部31はこの演算部で演算された操作量に基づき、例えば、比例弁10の開弁駆動電流を制御する等、制御対象要素の駆動制御を行うのである。
【0016】
前記の如く、燃焼装置の制御装置5は、燃焼運転制御を行う際には、データ取得部27で取得された各種センサのデータメモリ30の格納情報、および初期設定データメモリ38に設定された燃焼制御条件のデータメモリ30の格納情報、およびアクチエータ等のオン・オフ等の駆動情報を、運転プログラムの進行に従って読み出し、燃焼運転制御条件のデータに基づいて、燃焼運転制御に必要な操作量を演算により求め、この操作量により、燃焼ファン7のファン回転制御や、比例弁10の開弁量制御により、燃焼運転を制御している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば図7の(c)に示したような複合給湯器において、図9に示す各段の設定水位は、浴槽の大きさの如何にかかわらず、一律的に、比較的大きな水量の、例えば30リットル刻みの水量で区分されて初期設定データメモリ34に与えられているため、大きい浴槽の場合には、一番高い段の設定水位(図9の場合では設定水位5)を指定して湯張りを行っても、使用者が意図した水位よりもかなり低い水位までしか湯が張られないという事態となり、逆に、小さい浴槽の場合には、最上段の設定水位を指定して湯張りを行うと、湯が溢れてしまうという問題が生じる。
【0018】
また、浴槽21に追い焚き循環管路18を配管接続する場合、通常、施工図面では、浴槽底面から、例えば15cmの高さ位置に追い焚き循環管路18の戻り管の循環口を接続するように指定しているが、実際の施工に際しては、図面で指定された高さ位置に対して±5cm程度上下にずれて接続される場合があり、このように循環口の位置がずれて接続されると、リモコンで指定される各段の設定水位と、実際に浴槽21に張られる水位との整合性が崩れ、追い焚き循環管路18の循環口が低い方向に接続されると、意図した設定水位よりも常に低めに湯が張られ、その逆に、循環口が高めに接続されると、意図した設定水位よりも常に高めに湯が張られるという問題があった。
【0022】
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、燃焼装置の施工条件等の種々の条件に対応させて的確な燃焼運転制御を行うことができる燃焼装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のように構成されている。すなわち、本第1の発明は、給湯熱交換器で作り出した湯を浴槽に接続された追い焚き循環管路を介して落し込み、水位センサによって検出される浴槽の水位がリモコンで設定された湯張りの設定水位に達したときに浴槽への湯の落し込みを停止する湯張り機能を備えた燃焼装置であって、燃焼装置の運転を制御する制御装置は燃焼運転制御条件の初期設定データを格納する初期設定データメモリを備え、この初期設定データメモリには湯張り水位制御条件の初期設定データが格納されており、この湯張り水位制御条件の初期設定データは、前記追い焚き循環管路を浴槽に接続する循環金具位置を基準としてその循環金具位置から予め定めた第1水位段の刻み水量分の水位上昇位置を第1段の設定水位とし、第1段の設定水位から予め定めた第2水位段の刻み水量分の水位上昇位置を第2段の設定水位とするという如く、下段の設定水位から予め定めた次の水位段の刻み水量分の水位上昇位置を該次の上の段の設定水位とした複数段の設定水位のデータで与えられており、制御装置は前記水位センサで検出される水位がリモコンで設定された段位の設定水位に達したときに給湯熱交換器からの湯の落し込みを停止する構成と成した燃焼装置において、前記リモコンには前記湯張り水位制御条件の初期設定データの全段又は一部の段の設定水位を前記刻み水量の値で変更する変更データを入力する変更データ入力部が設けられており、この入力された変更水位段の刻み水量の変更データを格納する変更データ格納部と、前記変更データ入力部により変更データが前記変更データ格納部に格納されているときには該変更データ格納部に格納されている刻み水量の変更データを同じ水位段の初期設定データの刻み水量のデータよりも優先する優先決定部を有し、該優先決定部で優先決定した水位段の刻み水量は前記変更データ格納部に格納された刻み水量を用いそれ以外の水位段の刻み水量は初期設定データの刻み水量のデータを用いて湯張り制御条件の前記複数段の設定水位のデータを変更設定することを特徴として構成されている。
【0024】
また、本第2の発明は、給湯熱交換器で作り出した湯を浴槽に接続された追い焚き循環管路を介して落し込み、水位センサによって検出される浴槽の水位がリモコンで設定された湯張りの設定水位に達したときに浴槽への湯の落し込みを停止する湯張り機能を備えた燃焼装置であって、燃焼装置の運転を制御する制御装置は燃焼運転制御条件の初期設定データを格納する初期設定データメモリを備え、この初期設定データメモリには湯張り水位制御条件の初期設定データが格納されており、この湯張り水位制御条件の初期設定データは、前記追い焚き循環管路を浴槽に接続する循環金具位置を基準としてその循環金具位置から予め定めた第1水位段の刻み水量分の水位上昇位置を第1段の設定水位とし、第1段の設定水位から予め定めた第2水位段の刻み水量分の水位上昇位置を第2段の設定水位とするという如く、下段の設定水位から予め定めた次の水位段の刻み水量分の水位上昇位置を該次の上の段の設定水位とした複数段の設定水位のデータで与えられており、制御装置は前記水位センサで検出される水位がリモコンで設定された段位の設定水位に達したときに給湯熱交換器からの湯の落し込みを停止する構成と成した燃焼装置において、湯張り水位制御条件の初期設定データの全段又は一部の段の設定水位を前記刻み水量の値で変更するための変更データが複数与えられている選択用変更データ格納部が設けられており、前記リモコンには選択用変更データ格納部に与えられた複数の変更データのうち指定のデータを選択指令する変更データ選定入力部が設けられており、この変更データ選定入力部によって選択指令された水位段の刻み水量の変更データを選定データとして格納する選定データ格納部と、前記変更データ選定入力部により変更データが前記選定データ格納部に格納された以降は前記選定データの水位段の刻み水量を同じ水位段の初期設定データの刻み水量のデータよりも優先する優先決定部を有し、該優先決定部で優先決定した水位段の刻み水量は前記選択データ格納部に格納された刻み水量を用いそれ以外の水位段の刻み水量は初期設定データの刻み水量のデータを用いて湯張り制御条件の前記複数段の設定水位のデータを変更設定することを特徴として構成されている。
【0025】
【作用】
上記構成の本発明において、燃焼装置の制御装置は、予め初期設定データメモリに設定された湯張り水位制御条件の初期設定データの設定水位に基づいて湯張り運転制御を行うが、リモコンの変更データ入力部から初期設定データの変更したい水位段の刻み水量の変更データの入力や、変更データ選定入力部からの変更する水位段の刻み水量のデータ(選定データ)の選択指令が行われた以降は、優先決定部により、これらの変更の水位段の刻み水量のデータを前記初期設定データの同じ水位段の刻み水量のデータよりも優先させて複数段の設定水位が変更設定される。
【0026】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。本実施例の燃焼装置は、図7の(c)に示したようなシステム構成を有する複合給湯器であり、図1には、本実施例の特徴的な燃焼運転制御回路の要部構成がブロック図により示されている。
【0027】
同図において、複合給湯器の制御装置5は、運転プログラムメモリ28、運転制御部31、データ取得部27、データメモリ30、データ書き込み部33、優先決定部34、変更データ格納部35、変更データ書き込み部36、初期設定データメモリ38を有して構成されており、一方、リモコン14には変更データ入力部39、動作指令部46、表示部40が設けられている。
【0028】
なお、本実施例においても、データ取得部27、運転プログラムメモリ28、データメモリ30、データ書き込み部33、初期設定データメモリ38、動作指令部46の機能は、従来例とほぼ同様であるので、その説明は省略する。
【0029】
変更データ入力部39は、燃焼運転制御条件の変更データを入力するものであり、リモコン14に設けられている操作ボタンを操作することにより、例えば、湯張り運転制御に関する設定水位の値や、保温モード動作に関する循環ポンプ20の起動時間間隔の値等の様々な燃焼運転制御条件の変更データが入力されるようになっている。
【0030】
この変更データ入力の際に、各変更データには、初期設定データメモリ38からデータメモリ30への書き込みの指定番地(以下、書き込みアドレスという)と同じ書き込みアドレスが与えられて変更データの入力が行われる。例えば、初期設定データメモリ38に格納されている燃焼運転制御条件の初期設定データのうち、湯張り運転制御時の第1設定水位(例えば、図9の設定水位1)の値が循環金具位置から30リットルと与えられており、この設定水位1のデータがデータメモリ30に書き込まれるときの書き込みアドレスは50番地であったとすると、変更データ入力部39に入力される設定水位1の値にも同じ50番地の書き込みアドレスが与えられる。そして、変更データ入力部39に入力された変更データは、前記書き込みアドレスが与えられた状態で制御装置5の変更データ書き込み部36に加えられる。
【0031】
変更データ書き込み部36は、変更データ入力部39から加えられた変更データを、与えられた書き込みアドレスに従い、変更データ格納部35の指定された番地に書き込む。
【0032】
変更データ格納部35は、変更データ書き込み部36により書き込まれた変更データを指定された番地に格納するものであり、EEPROM(Electrically Erasable/Programable Read Only Memory)等の、読み込みと書き込みが自在の不揮発性のメモリにより形成されている。そして、例えば、前記のように、湯張り運転制御時の設定水位1の値(例えば20リットル)が変更データ書き込み部36により書き込まれると、この20リットルといった設定水位1の値が、変更データ格納部35の50番地に書き込まれる。
【0033】
優先決定部34は、前記変更データ入力部39により変更データが入力された以降は、この変更データを燃焼運転制御条件の初期設定データよりも優先するものであり、この優先決定した燃焼運転制御条件のデータをデータ書き込み部33に加え、データ書き込み部33によりデータメモリ30に書き込むようになっている。
【0034】
なお、本実施例では、データ書き込み部33からデータメモリ30への書き込みアドレスと、優先決定部34が変更データ格納部35又は初期設定データメモリ38の燃焼運転制御条件のデータを読み出す読み出しの指定番地(以下、読み出しアドレスという)が一致するように構成されており、優先決定部34は、例えば、データメモリ30の50番地に入れるデータを、変更データ格納部35の50番地と初期設定データメモリ38の50番地の両方から読み出し、このとき、変更データ格納部35の50番地に変更データが格納されていたときには、この変更データをデータ書き込み部33に加え、一方、変更データ格納部35の50番地に変更データが格納されていないときには、初期設定データメモリ38の50番地に格納されている初期設定データをデータ書き込み部33に加える。
【0035】
運転制御部31は、前記変更データ入力部39から燃焼運転制御条件の変更データが入力される前は、従来例と同様の動作により、この複合給湯器の種々の燃焼運転制御を行い、変更データ入力部39により変更データが入力された以降は、優先決定部34で優先決定した燃焼運転制御条件の変更データに基づいて燃焼運転制御を行うように構成されており、優先決定部34で決定してデータメモリ30に格納された燃焼運転制御条件のデータに基づいて燃焼運転制御を行う。
【0036】
図2には、リモコン14の操作・表示面の一例が示されており、リモコン14には、例えば、図2の(a)に示すように、湯張りの自動運転を指令する自動ボタン51と、給湯の設定温度を操作入力する給湯温度設定ボタン52と、設定した給湯の設定温度を表示する給湯設定温度表示部53と、風呂温度を設定する風呂温度設定ボタン54と、この設定された風呂温度を表示する風呂設定温度表示部55と、湯張り水位を選択設定する水位設定ボタン56と、この設定された浴槽水位を表示する水位表示部57と、エラーその他の情報を表示する情報表示部48とが設けられている。なお、図1の表示部40は、本実施例では、図2に示される給湯設定温度表示部53、風呂温度表示部55、水位表示部57を示しており、また、リモコン14には、その他必要に応じ、例えば、高温差し湯、排水、追い焚き、保温等の動作を行わせる動作指令ボタンや、出湯温度センサ43で検出される出湯温度等の表示部が設けられる。
【0037】
本実施例では、このリモコン14に、かくしモードと呼ばれる操作機能が設けられている。例えば、通常は、給湯温度設定ボタン52は、給湯の設定温度を操作入力する操作ボタンとして機能し、また、給湯設定温度表示部53は、設定した給湯の設定温度を表示する表示部として機能するものであるが、自動ボタン51と水位設定ボタン56とを同時に5秒間押し続けると、図2の(b)に示すように、情報表示部48に、“変更データ入力モード”の表示が行われ、このとき、給湯温度設定ボタン52は、設定水位を入力する設定水位入力ボタンとして機能するようになり、給湯設定温度表示部53は設定水位変更データ表示部として機能するようになる。
【0038】
また、同様に、情報表示部48に、“変更データ入力モード”の表示が行われているとき、すなわち、リモコン14がかくしモードでの操作に切り替えられているときには、水位設定ボタン56は変更する設定水位の指定ボタンとして機能し、水位表示部57は変更する設定水位を表示する表示部として機能するようになり、風呂温度設定ボタン54は、複合給湯器の保温動作時の検温間隔(循環ポンプ20の起動時間間隔)の設定ボタンとして機能し、風呂温度表示部55は検温間隔表示部として機能するようになる。
【0039】
そして、例えば、図3に示すように、浴槽21に追い焚き循環管路18を配管接続する場合の施工図面上の循環金具位置が図のAであるにもかかわらず、実際の循環金具位置は図のBであったとして、設定水位1を30リットルから35リットルに変更したいときには、図2の(b)に示すように、まず、水位設定ボタン56により、水位表示部57の表示が設定水位1を表示するように操作する。この状態で、設定水位入力ボタンとして機能している給湯温度設定ボタン52を操作して、設定水位表示部として機能している給湯温度表示部53の表示が“35”となるように合わせる。
【0040】
そして、これらの操作の後に、自動ボタン51と水位設定ボタン56とを同時に5秒間押し続けると、リモコン14の操作・表示面は、再び同図の(a)に示した状態に戻り、このとき、前記かくしモードでの操作により設定した設定水位1の値が、設定水位1に対応する書き込みアドレスと共に、35リットルとして、図1の変更データ入力部39に入力されるようになっている。
【0041】
本実施例は以上のように構成されており、本実施例でも従来例と同様に、例えば、自動ボタン51を操作して、リモコン14の動作指令部46から制御装置5の運転制御部31に動作指令を加えると、運転制御部31の制御により、比例弁10等の種々の制御対象要素の駆動制御が行われるが、この制御に際し、リモコン14のかくしモードによる操作を行って、変更データ入力部39に、書き込みアドレスと共に変更データが入力されると、この変更データは、変更データ書き込み部36によって変更データ格納部35の指定番地に書き込まれて格納され、この格納された変更データが、優先決定部34により、初期設定データメモリ38の初期設定データよりも優先してデータ書き込み部33に加えられる。
【0042】
そして、この優先決定した変更データが、データ書き込み部33によってデータメモリ30に書き込まれ、運転制御部31により、この燃焼運転制御の変更データに基づいて制御対象要素の制御が行われ、燃焼運転制御が行われる。
【0043】
具体的には、例えば、湯張り運転制御時の設定水位が、図9に示したように、30リットルきざみで初期設定データメモリ38に与えられていたときに、リモコン14の操作により、図2の(b)に示したように、設定水位1の値を35リットルに変更するように変更データを入力すると、この値が変更データ格納部35に格納され、それ以降に、リモコン14の動作指令部46により、設定水位1までの湯張り動作指令が加えられたときには、運転制御部31は、図3に示すように循環金具位置から35リットルのところまで湯張りが行えるように制御し、設定水位2までの動作指令が加えられたときには、循環金具位置から65リットルのところまで湯張りが行えるように制御する。
【0044】
また、浴槽21が小型浴槽であったとして、図4に示すように、設定水位1〜5を全て変更したいときには、水位設定ボタン56を操作して設定水位1〜5を順々に指定しながら、給湯温度設定ボタン52により設定水位の値を変更する動作を前記と同様にして順々に行い、それにより、全ての設定水位1〜5を変更した後に、リモコン14の動作指令部46による動作指令を行う。そうすると、予め設定されていた図9に示した設定水位1〜5の値に変わって、図4に示す設定水位1〜5の変更データに基づいて湯張り動作が行われるようになる。
【0045】
また、前記と同様のかくしモードでのリモコン14の操作により、図2の(c)に示すように、変更データ入力モードのときには検温間隔設定ボタンとして機能する風呂温度設定ボタン54を操作して、検温間隔表示部として機能している風呂温度表示部55の値を20に変更し、この操作により、複合給湯器の保温動作時の検温間隔を、初期設定データメモリ38に与えられている30分から20分に変更する変更データを入力すると、この変更データが、前記と同様にして変更データ格納部35に格納され、この格納された変更データが優先決定部34により優先されてデータメモリ30に書き込まれる。そして、この変更データ入力以降は、運転制御部31により、20分毎に循環ポンプ20が駆動されて検温が行われ、浴槽湯水の保温動作が行われる。
【0046】
本実施例によれば、上記動作により、浴槽21の大きさや施工条件、環境温度等に応じて、リモコン14のかくしモードによる変更データ入力動作を行えば、変更データが入力された以降は、この変更データに基づいて運転制御部31による燃焼運転の制御が行われるために、浴槽21の大きさや施工条件、環境温度等に適用させて、的確な燃焼運転制御を行うことが可能となる。そのため、従来の複合給湯器と異なり、燃焼運転の不的確な制御によって利用者が不快な思いをすることはなく、利用者は、常に快適に複合給湯器を利用することができる。
【0047】
また、本実施例によれば、入力された変更データを格納する変更データ格納部35は、データ等の書き込みと読み出しが自在の不揮発性メモリにより形成されているために、入力された変更データは、複合給湯器の電源が切られた以降も変更データ格納部35に格納されているために、次回の燃焼運転が行われるときにも、変更データ格納部35に格納した燃焼運転制御条件の変更データに基づいて燃焼運転制御が行われることとなり、燃焼運転開始前にいちいち変更データを入力しなくとも、浴槽21の大きさ等の種々の条件に適用した的確な燃焼運転制御を行うことができる。そのため、燃焼運転制御条件の変更データを繰り返し入力し直すといった手間を省くことができる。
【0048】
さらに、本実施例によれば、変更データの入力操作は、リモコン14を用いて容易に行うことが可能であり、しかも、この変更データ入力操作は、リモコン14に設けられているかくしモードの操作機能を用いて行われるために、風呂の利用者等が故意にかくしモードを操作して、リモコン14を変更データ入力モードに切り替える操作を行わない限り、利用者以外の人が、通常の操作・表示面に設定されているリモコン14をいたずらしたり、誤って操作したりしても、それらの操作により燃焼運転制御条件の変更データが入力されることはなく、誤った変更データ入力による器具の誤動作を防ぐことができる。
【0049】
図5には、本発明に係る燃焼装置の第2の実施例の制御部要部構成が示されている。本実施例の燃焼装置も、上記第1の実施例と同様に、図7の(c)に示した複合給湯器を対象としており、本実施例が上記第1の実施例と異なる特徴的なことは、リモコン14に、前記変更データ入力部39の代わりに変更データ選定入力部44を設け、一方、制御装置5には、前記変更データ格納部35、変更データ書き込み部36の代わりに、選定データ格納部41、選択用変更データ格納部43、データ読み出し書き込み部45を設けたことである。
【0050】
選択用変更データ格納部43には、燃焼運転制御条件の変更データが、変更データ選定入力部44による読み出しの読み出し用アドレスに対応させて、予め1つ以上与えらており、例えば、本実施例では、設定水位1〜5の変更データとして、読み出しアドレス10aに20リットルのデータが、読み出しアドレス10bに25リットルのデータが、読み出しアドレス10cに35リットルのデータがそれぞれ与えられている。
【0051】
変更データ選定入力部44は、選択用変更データ格納部43に与えられた変更データのうち、指定のデータを選択指令するものであり、例えば、図2に示したように、設定水位1を35リットルに変更したいときには、設定水位1に対応する書き込みアドレス50と、選択用変更データ格納部43のデータ35リットルに対応する読み出しアドレス10cを与えて変更データを選択指令する。
【0052】
この操作は、上記第1の実施例と同様に、リモコン14のかくしモードの操作機能を用いて行われるものであり、例えば、図2の(b)に示したように、リモコン14の表示画面を変更データ入力モードに切り替えたときに、設定水位入力ボタンとして機能する給湯温度設定ボタン52を操作すると、設定水位表示部として機能する給湯温度表示部53の表示が、20,25,35,20,・・・・・というように順に切り替えられ、複合給湯器の利用者は、選択したい変更データが表示された状態を選択することにより、変更データの選択指令動作を行うことができるようになっている。
【0053】
データ読み出し書き込み部45は、変更データ選定入力部44による変更データの選択指令を受けて、指定された読み出しアドレスに基づいて、選択用変更データ格納部43から指定された変更データを読み出し、そのデータを書き込みアドレスと共に選定データ格納部41に加えることにより、選定データ格納部41の指定された番地に格納するようになっており、例えば、変更データ選定入力部44により、設定水位1の変更データとして35リットルが選択指令されたときには、選択用変更データ格納部43の読み出しアドレス10cに格納されている35リットルの値を読み出して、この値を選定データ格納部41の50番地(設定水位1の書き込みアドレスに対応する番地)に書き込む動作を行う。
【0054】
選定データ格納部41は、データ読み出し書き込み部45によって指定された番地に書き込まれた燃焼運転制御条件の変更データを選定データとして格納するものであり、上記第1の実施例における変更データ格納部35と同様に、EEPROM等のデータの読み出しと書き込みとが自在の不揮発性メモリにより形成されている。
【0055】
なお、本実施例では、優先決定部34は、リモコン14の変更データ選定入力部44により変更データが選定入力された以降は、選定データ格納部41に格納された選定データを前記燃焼運転制御条件の初期設定データよりも優先するようになっている。
【0056】
本実施例は以上のように構成されており、リモコン14のかくしモードによる操作によって、変更データ選定入力部44により、選択用変更データ格納部43に与えられた変更データのうちの指定のデータを選択指令すると、この選択指令された燃焼運転制御の変更データが、データ読み出し書き込み部45によって読み出されて、選定データ格納部41に格納される。
【0057】
そして、このような変更データの選定入力動作が行われた以降は、優先決定部34により、この選定データ(変更データ)が、初期設定データメモリ38の初期設定データよりも優先されてデータ書き込み部33に加えられ、以下、上記第1の実施例と同様に燃焼運転制御条件の変更データに基づいて、運転制御部31により運転制御が行われる。
【0058】
本実施例によれば、上記動作により、上記第1の実施例と同様の効果を奏することできる。
【0059】
なお、本発明は上記実施例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施例では、湯張り運転制御時の設定水位1の値を大きく変更する例と、設定水位1〜5を全て小さい値に変更する例について述べたが、設定水位1を小さくするときや、設定水位1〜5を全部大きくするときにも、同様の操作により、変更データの入力および変更データの選択指令を行うことができるし、また、設定水位の一部を大きく変更し、一部を小さく変更することも同様の操作により自在に行うことができる。
【0060】
また、上記実施例では、全部の設定水位1〜5を変更するときに、設定水位1〜5のそれぞれに対応させて変更データを入力するようにしたが、全部の設定水位を一斉に変更するときに、全部の設定水位を一度に変更できるような操作機能を持たせて、その機能を利用して、全部の設定水位1〜5を一度に変更するようにしてもよい。
【0061】
さらに、上記実施例では、燃焼運転制御条件の変更データの入力、又は変更データの選択指令動作の例として、設定水位の変更および保温動作時の検温間隔を変更する動作について述べたが、リモコン14に操作機能を設けることにより、それ以外にも、例えば保温時間の変更や、注湯リミッタの動作水位の変更等、様々な燃焼運転制御条件の変更を、リモコンの操作機能を用いて行うことができる。
【0062】
例えば、給湯運転の制御に際し、初期設定データメモリ38には、図6に示すような燃焼熱量とファン回転数との関係データに基づいて、給湯器の最小燃焼熱量に対応する最小ファン回転数と最大燃焼熱量に対応する最大ファン回転数とが与えられ、運転制御部31は、この最小ファン回転数から最大ファン回転数に至るまでの回転数制御範囲(例えば図のA)内で燃焼ファン7の回転制御を行うが、排気の延長距離に応じてファン回転数を変更した方が的確な給湯燃焼運転が行われることがある。このようなときには、例えば燃焼ファン7の回転数制御範囲が同図のBに示す範囲となるように、前記最小ファン回転数と最大ファン回転数とを変更する変更データ(例えば300 rpm と2500rpm )を設定し、この変更データの入力動作、又は変更データ選定入力動作を行うことにより、適正な給湯燃焼運転を図ることができる。
【0063】
さらに、上記実施例では、リモコン14の操作・表示面は、図2に示したような構成としたが、リモコン14の操作・表示面は特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
【0064】
さらに、上記実施例では、リモコン14による変更データ入力動作、および変更データ選択指令動作は、リモコン14に設けたかくしモードの操作機能を用いて行うようにしたが、変更データ入力動作や変更データ選択指令動作は、必ずしもリモコン14のかくしモードにより行うとは限らず、例えば、リモコン14の操作・表示面に、変更データ入力用の専用の操作ボタンを設け、この操作ボタンによって変更データの入力等を行うようにしてもよい。また、変更データ入力動作等の際に行うボタン操作等の具体的な操作方法も、特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
【0065】
さらに、上記実施例では、変更データ格納部35および選定データ格納部41はEEPROM等の不揮発性のメモリにより形成したが、変更データ格納部35や選定データ格納部41は必ずしもEEPROM等の不揮発性メモリにより形成するとは限らず、例えばRAMとバックアップバッテリー等を有する構成としてもよい。なお、このように構成したときには、バックアップバッテリー等によりRAMをバッテリーでバックアップすることにより、燃焼装置のメイン電源がオフとなっても、変更データ格納部35や選定データ格納部41に格納されたデータを消さずに保存することができる。
【0066】
さらに、上記実施例では、優先決定部34は、優先決定した変更データをデータ書き込み部33に加える構成とし、この加えられたデータをデータ書き込み部33によってデータメモリ30に書き込んでから、この書き込まれたデータメモリ30の格納データに基づいて運転制御部31による燃焼運転制御を行うようにしたが、図1,5の破線矢印に示すように、プログラムメモリ28によって指定されるアドレスに対応させて、優先決定部34から直接、変更データを運転制御部31に加えて、運転制御部31による運転制御を行うようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、リモコンを用いて、湯張りの各水位段の設定水位を定める刻み水量の変更データの入力動作および、予め与えられた設定水位を変更するための複数の刻み水量の選択用変更データのうち、指定のデータを選択指令する動作を容易に行うことができる。そして、これらの動作が行われた以降は、この変更された水位段の刻み水量のデータを初期設定データの同じ水位段の刻み水量よりも優先させて変更設定された複数段の設定水位のデータに基き湯張り運転制御を行うために、燃焼装置の施工条件等の様々な条件に対応させて的確な刻み水量の変更データの入力および指定を行えば、様々な条件に対応させて非常に的確な複数段の設定水位のデータが変更設定され、このデータに基き湯張り運転制御を行うことができる。
【0069】
そして、本発明の燃焼装置において、入力又は指定した水位段の変更データを格納するデータ格納部(変更データ格納部又は選定データ格納部)を不揮発性のメモリにより構成したり、バックアップバッテリーを備えたメモリ構成としたりして、燃焼装置側の電源がオフとなった以降も、データ格納部に格納したデータを保存できるようにすることにより、燃焼運転を行う毎に変更データの入力や指定を行う手間を省くことが可能となり、前記燃焼装置の施工条件等に対応させて湯張り水位制御条件の初期設定データの複数の水位段のうちの変更したい水位段の刻み水量の変更データを与えた以降は、この変更データを初期設定データの同じ水位段の刻み水量よりも優先させて的確な複数段の設定水位のデータが変更設定されて湯張り運転制御が行われるようになり、燃焼装置の利用者が常に快適に利用することができる燃焼装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃焼装置の第1の実施例の制御部要部構成を示すブロック図である。
【図2】上記実施例の燃焼装置におけるリモコン14の操作・表示面の表示例を示す説明図である。
【図3】上記実施例における設定水位変更動作の具体例の説明図である。
【図4】上記実施例における設定水位変更動作の他の具体例の説明図である。
【図5】本発明に係る燃焼装置の第2の実施例の制御部要部構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の燃焼装置によるファン回転数変更動作の説明図である。
【図7】燃焼装置の一般的なモデル例を示す説明図である。
【図8】従来の燃焼装置の燃焼制御部を示すブロック図である。
【図9】燃焼装置に与えられる設定水位の初期設定データの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
34 優先決定部
35 変更データ格納部
36 変更データ書き込み部
39 変更データ入力部
41 選定データ格納部
43 選択用変更データ格納部
44 変更データ選定入力部

Claims (2)

  1. 給湯熱交換器で作り出した湯を浴槽に接続された追い焚き循環管路を介して落し込み、水位センサによって検出される浴槽の水位がリモコンで設定された湯張りの設定水位に達したときに浴槽への湯の落し込みを停止する湯張り機能を備えた燃焼装置であって、燃焼装置の運転を制御する制御装置は燃焼運転制御条件の初期設定データを格納する初期設定データメモリを備え、この初期設定データメモリには湯張り水位制御条件の初期設定データが格納されており、この湯張り水位制御条件の初期設定データは、前記追い焚き循環管路を浴槽に接続する循環金具位置を基準としてその循環金具位置から予め定めた第1水位段の刻み水量分の水位上昇位置を第1段の設定水位とし、第1段の設定水位から予め定めた第2水位段の刻み水量分の水位上昇位置を第2段の設定水位とするという如く、下段の設定水位から予め定めた次の水位段の刻み水量分の水位上昇位置を該次の上の段の設定水位とした複数段の設定水位のデータで与えられており、制御装置は前記水位センサで検出される水位がリモコンで設定された段位の設定水位に達したときに給湯熱交換器からの湯の落し込みを停止する構成と成した燃焼装置において、前記リモコンには前記湯張り水位制御条件の初期設定データの全段又は一部の段の設定水位を前記刻み水量の値で変更する変更データを入力する変更データ入力部が設けられており、この入力された変更水位段の刻み水量の変更データを格納する変更データ格納部と、前記変更データ入力部により変更データが前記変更データ格納部に格納されているときには該変更データ格納部に格納されている刻み水量の変更データを同じ水位段の初期設定データの刻み水量のデータよりも優先する優先決定部を有し、該優先決定部で優先決定した水位段の刻み水量は前記変更データ格納部に格納された刻み水量を用いそれ以外の水位段の刻み水量は初期設定データの刻み水量のデータを用いて湯張り制御条件の前記複数段の設定水位のデータを変更設定する構成としたことを特徴とする燃焼装置。
  2. 給湯熱交換器で作り出した湯を浴槽に接続された追い焚き循環管路を介して落し込み、水位センサによって検出される浴槽の水位がリモコンで設定された湯張りの設定水位に達したときに浴槽への湯の落し込みを停止する湯張り機能を備えた燃焼装置であって、燃焼装置の運転を制御する制御装置は燃焼運転制御条件の初期設定データを格納する初期設定データメモリを備え、この初期設定データメモリには湯張り水位制御条件の初期設定データが格納されており、この湯張り水位制御条件の初期設定データは、前記追い焚き循環管路を浴槽に接続する循環金具位置を基準としてその循環金具位置から予め定めた第1水位段の刻み水量分の水位上昇位置を第1段の設定水位とし、第1段の設定水位から予め定めた第2水位段の刻み水量分の水位上昇位置を第2段の設定水位とするという如く、下段の設定水位から予め定めた次の水位段の刻み水量分の水位上昇位置を該次の上の段の設定水位とした複数段の設定水位のデータで与えられており、制御装置は前記水位センサで検出される水位がリモコンで設定された段位の設定水位に達したときに給湯熱交換器からの湯の落し込みを停止する構成と成した燃焼装置において、湯張り水位制御条件の初期設定データの全段又は一部の段の設定水位を前記刻み水量の値で変更するための変更データが複数与えられている選択用変更データ格納部が設けられており、前記リモコンには選択用変更データ格納部に与えられた複数の変更データのうち指定のデータを選択指令する変更データ選定入力部が設けられており、この変更データ選定入力部によって選択指令された水位段の刻み水量の変更データを選定データとして格納する選定データ格納部と、前記変更データ選定入力部により変更データが前記選定データ格納部に格納された以降は前記選定データの水位段の刻み水量を同じ水位段の初期設定データの刻み水量のデータよりも優先する優先決定部を有し、該優先決定部で優先決定した水位段の刻み水量は前記選択データ格納部に格納された刻み水量を用いそれ以外の水位段の刻み水量は初期設定データの刻み水量のデータを用いて湯張り制御条件の前記複数段の設定水位のデータを変更設定する構成としたことを特徴とする燃焼装置。
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