JP3630708B2 - 画像形成システムおよびその方法 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は画像形成システムおよびその方法に関し、例えば、複数の画像形成装置を接続して各装置から同一画像を略同時に出力したり、接続された装置を組織化したグループ毎に同一画像を略同時に出力する画像形成システムおよびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル複写機を構成するリーダとプリンタは、それぞれ画像読取装置と画像出力装置として単独で利用することが可能であるために、例えば、外部I/Fを用いて一般のコンピュータシステムと接続して、画像の入出力装置として利用したり、複数組のリーダとプリンタを分割して接続して、これらをコントロールする中央制御手段を設け、複数プリンタを同時に用いて、高CVを確保するようなシステムが提唱されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例においては、次のような問題点があった。
前述したようなディジタル複写機におけるシステム展開を考えた場合、そのテーマの一つに「複数出力装置を同時に用いて高CVを達成できるシステム構成をとる」が挙げられる。従来のように複数組のリーダとプリンタを接続し、これらをコントロールする中央制御装置を用いるような手法においては、中央制御装置の構成を考える際に、接続できるリーダとプリンタのセット数を決定しなければならず、必要に応じて柔軟にシステムを拡張するという点において限界が生じた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下の構成を備える。本発明にかかる画像形成システムは、画像データを格納可能な記憶手段を備える複数の画像形成装置を通信手段を介してデータ通信可能に接続した画像形成システムであって、前記複数の画像形成装置のうちの所定数でグループを組織して、グループ単位で画像形成を可能とし、前記画像形成システムは、任意数のグループを組織することができ、各グループは独立に画像形成可能とし、前記画像形成システムは、第一のグループとした二台の画像形成装置による第一の画像形成動作と、第二のグループとした二台の画像形成装置による第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能とし、前記画像形成システムは、前記通信手段を介して転送される前記第一の画像形成動作のための画像データを前記第一のグループの画像形成装置の記憶手段に格納した上で、前記第二の画像形成動作のための画像データを前記通信手段を介して前記第二のグループの画像形成装置の記憶手段に転送して、前記第二のグループの画像形成装置による前記第二の画像形成動作を開始できるようにし、前記第一の画像形成動作と前記第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能とすることを特徴とする。
【0005】
また、本発明にかかる画像形成方法は、画像データを格納可能な記憶手段を備える複数の画像形成装置を通信手段を介してデータ通信可能に接続した画像形成システムの画像形成方法であって、前記複数の画像形成装置のうちの所定数でグループを組織して、グループ単位で画像形成を可能とし、前記画像形成方法は、任意数のグループを組織することができ、各グループは独立に画像形成可能とし、前記画像形成方法は、第一のグループとした二台の画像形成装置による第一の画像形成動作と、第二のグループとした二台の画像形成装置による第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能とし、前記画像形成方法は、前記通信手段を介して転送される前記第一の画像形成動作のための画像データを前記第一のグループの画像形成装置の記憶手段に格納した上で、前記第二の画像形成動作のための画像データを前記通信手段を介して前記第二のグループの画像形成装置の記憶手段に転送して、前記第二のグループの画像形成装置による前記第二の画像形成動作を開始できるようにし、前記第一の画像形成動作と前記第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能にすることを特徴とする。また、画像データを格納可能な記憶手段を備える複数の画像形成装置を通信手段を介してデータ通信可能に接続した画像形成システムの、前記複数の画像形成装置に画像データを分配出力する出力モードにより複数の画像を形成する画像形成方法であって、前記出力モードによる分配出力先の画像形成装置を予め設定し、前記分配出力先の画像形成装置の設定が完了すると、前記出力モードが使用可能であることを示す情報を可視表示可能とし、前記分配出力先の画像形成装置の設定において、複数の分配出力グループを設定可能であり、少なくとも一つの分配出力グループが設定されると、前記出力モードが使用可能であることを示す情報を可視表示可能とし、さらに、前記画像形成方法は、第一のグループとした二台の画像形成装置による第一の画像形成動作と、第二のグループとした二台の画像形成装置による第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能とし、前記画像形成方法は、前記通信手段を介して転送される前記第一の画像形成動作のための画像データを前記第一のグループの画像形成装置の記憶手段に格納した上で、前記第二の画像形成動作のための画像データを前記通信手段を介して前記第二のグループの画像形成装置の記憶手段に転送して、前記第二のグループの画像形成装置による前記第二の画像形成動作を開始できるようにし、前記第一の画像形成動作と前記第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能にすることを特徴とする。
【0006】
また、画像データを格納可能な記憶手段を備える複数の画像形成装置を通信手段を介してデータ通信可能に接続した画像形成システムの、前記複数の画像形成装置に画像データを分配出力する出力モードにより複数の画像を形成する画像形成方法であって、前記出力モードによる分配出力先の画像形成装置を複数グループ設定可能にする設定工程と、前記設定工程により、第一のグループとして設定された二台の画像形成装置による第一の画像形成動作と、第二のグループとして設定された二台の画像形成装置による第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能にする工程とを有し、前記設定工程は、前記第一のグループの画像形成装置による前記第一の画像形成動作が実行されている際に、前記第二のグループの画像形成装置を前記分配出力先として設定可能とし、さらに、前記画像形成方法は、前記通信手段を介して転送される前記第一の画像形成動作のための画像データを前記第一のグループの画像形成装置の記憶手段に格納した上で、前記第二の画像形成動作のための画像データを前記通信手段を介して前記第二のグループの画像形成装置の記憶手段に転送して、前記第二のグループの画像形成装置による前記第二の画像形成動作を開始できるようにし、前記第一の画像形成動作と前記第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能にすることを特徴とする。また、画像データを格納可能な記憶手段を備える複数の画像形成装置を通信手段を介してデータ通信可能に接続した画像形成システムの、前記複数の画像形成装置をグループ化し、グループ単位で画像形成動作を行わせる画像形成方法であって、前記複数の画像形成装置を複数のグループにグループ化し、前記複数のグループの各グループ毎に画像形成動作を実行可能とし、前記画像形成方法は、第一のグループとした二台の画像形成装置による第一の画像形成動作と、第二のグループとした二台の画像形成装置による第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能とし、前記画像形成方法は、前記通信手段を介して転送される前記第一の画像形成動作のための画像データを前記第一のグループの画像形成装置の記憶手段に格納した上で、前記第二の画像形成動作のための画像データを前記通信手段を介して前記第二のグループの画像形成装置の記憶手段に転送して、前記第二のグループの画像形成装置による前記第二の画像形成動作を開始できるようにし、前記第一の画像形成動作と前記第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能する。
【0007】
【実施例】
近年、ディジタル複写機の高速化に伴い、複写機内部に読取った画像信号を記憶するためのページメモリを搭載したディジタル複写機がある。このようなディジタル複写機では、読取った画像信号を一旦ページメモリに記憶して、これを読出してプリントアウトするように構成されているために、画像読取動作とプリントアウト動作のタイミングが、ページメモリをもたない複写機に比べて、より柔軟である。
【0008】
このようなディジタル複写機において、ページメモリに画像信号を書込むための制御信号を外部からも得られる構成にし、外部との間で画像信号と制御信号の入出力を切換える手段をもたせ、自身が発生した画像信号以外、つまり外部機器からの画像信号もページメモリに記憶させるようにすれば、必要なCVに応じてシステム構成台数を変更することが可能な柔軟な拡張性を備えたシステムを構築することができる。さらに、一つまたは複数グループを組織してグループ動作を行うことで、システム全体を効率的に稼動させることができる。
【0009】
このような機能を実現する一実施例の画像形成システムを図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
【第1実施例】
図1は本発明にかかる一実施例の画像形成システムを構成するディジタル複写機の概観図である。
同図に示すディジタル複写機は、リーダ部101とプリンタ部103に大別される。なお、原稿フィーダ102は、リーダ部101の原稿読取エリアへ自動的に原稿を搬送する公知のオプション機器である。
【0011】
[リーダ部]
図2はリーダ部101の構成例を示すブロック図である。
同図において、117は制御部で、例えばCPU,ROM,RAMなどからなり、ROMに格納されたプログラムなどに従い、不図示の制御バスを介して、装置全体の制御を司る。
【0012】
図示しない原稿台上の原稿は図示しないハロゲンランプで露光され、その反射像はCCD100に結像する。CCD100から出力された原稿の画像信号は、A/D&S/H部102にてサンプルホールドされた後A/D変換され、例えば各8ビットのRGBディジタル画像信号が生成される。
A/D&S/H部102から出力されたRGB画像信号は、シェーディング部103でシェーディングおよび黒補正が、入力マスキング部104でNTSC信号への補正が施される。
【0013】
124はセレクタで、制御部117の指示に応じて、入力マスキング部104から入力された画像信号、または外部から入力された画像信号の何れかを選択する。108は変倍処理部で、セレクタ124で選択された画像信号が表す画像を主走査方向に拡大または縮小して、その結果を対数変換部109およびセレクタ127へ出力する。
【0014】
対数変換部109は、輝度を表すRGB画像信号を濃度を表すMCY画像信号に変換し、変換された画像信号はメモリ110へ入力され記憶される。なお、メモリ110に記憶された画像データは、後述する四つのドラムそれぞれのタイミングに合わせて読出される。
127はセレクタで、制御部117の指示に応じて、変倍処理部108から入力された画像信号、またはメモリ110から入力された画像信号の何れかを選択する。
【0015】
112はマスキング・UCR部で、セレクタ127から入力されたMCY画像データに、マスキング処理およびUCR処理を施して、例えば各8ビットのMCYK画像データを出力する。
マスキング・UCR部112から出力された画像データは、γ補正部114でγ補正が施され、エッジ強調部115でエッジ強調処理を施された後、ビデオ処理部116へ入力される。ビデオ処理部116は、エッジ強調部115から入力されたMCYK画像データに応じて、半導体レーザ(不図示)を駆動して、変調されたレーザビームを出力させる。
【0016】
118は領域生成部で、画先センサの出力信号DTOPと、リーダ部101内で生成される水平同期信号HSNC1 またはリーダ部101外で生成される水平同期信号HSNC2と、紙先センサの出力ITOP1と、リーダ部101外からの副走査ライトイネーブル信号VENの四信号に基づいて、メモリ110へ読み書きを制御する次ぎの信号を生成する。領域生成部116が生成する信号は、主走査ライトおよびリードイネーブル信号、副走査ライトイネーブル信号、それぞれの色に対応する四つの副走査リードイネーブル信号の七信号である。
【0017】
119は操作部で、詳細は後述するが、制御部117からの情報を表示し、オペレータからの指示を制御部117へ出力する。
130はビデオバスセレクタで、インタフェイス部106を介して、外部へ画像信号を出力したり、外部から画像信号を入力したりする。
[バスセレクタ]
図3はビデオバスセレクタ130の構成例を示すブロック図である。
【0018】
同図において、502は双方向バッファで、制御部117からの信号503によって制御され、信号線501を介してセレクタ124へ接続される。510も双方向バッファで、制御部117からの信号511によって制御され、信号線531を介してエッジ強調部115へ接続される。515も双方向バッファで、制御部117からの信号516によって制御される。
【0019】
505はセレクタで、制御部117からの信号506に応じて、双方向バッファ510または双方向バッファ515の何れかの出力を選択して、Dフリップフロップ(以下「D−F/F」という)504へ出力する。D−F/F504は、ビデオクロックVCKに同期して、入力された画像信号を双方向バッファ502へ送る。
507はセレクタで、制御部117からの信号508に応じて、双方向バッファ502または双方向バッファ515の何れかの出力を選択して、D−F/F509へ出力する。D−F/F509は、ビデオクロックVCKに同期して、入力された画像信号を双方向バッファ510へ送る。
【0020】
512はセレクタで、制御部117からの信号513に応じて、双方向バッファ502または双方向バッファ510の何れかの出力を選択して、D−F/F514へ出力する。D−F/F514は、ビデオクロックVCKに同期して、入力された画像信号を双方向バッファ515へ送る。
524は双方向バッファで、制御部117からの信号523によって、インタフェイス部106と双方向バッファ515の間の画像信号の流れを制御する。なお、双方向バッファ524を通過する信号には、例えば各8ビットのRGB信号と1ビットの二値信号Biが含まれる。この信号Biは、本実施例と他装置との間で、二値画像信号をやり取りするためのものである。
【0021】
522は双方向バッファで、制御部117からの信号523によって、インタフェイス部106との間の制御信号などの流れを制御する。なお、双方向バッファ522を通過する信号には、例えば、他装置へ向かう副走査ライトイネーブル信号VVE1,主走査イネーブル信号HEN*,ビデオクロックVCKと、他装置からの副走査ライトイネーブル信号VVE1,ビデオクロック540,主走査イネーブル信号(ローアクティブ)541が含まれる。
【0022】
517は周波数変換器で、例えばFIFOで構成され、双方向バッファ524から出力された画像信号の同期周波数を変換して、双方向バッファ515へ出力する。なお、周波数変換器517は、主走査イネーブル信号541によってライトイネーブルされ、ビデオクロック540に同期して、双方向バッファ524から出力された画像信号を記憶し、主走査イネーブル信号541をインバータ518で反転した信号でライトリセットされる。また、周波数変換器517は、信号IEN*520と制御部117からの信号521とをゲート519での論理積した信号によってリードイネーブルされ、ビデオクロックVCKに同期して記憶した画像信号を出力し、主走査同信号HSNC*の反転信号によってリードリセットされる。
【0023】
530は出力バッファで、制御部117からの信号526によって制御され、メモリユニット(IPU)の副走査同期信号ITOP2と、主走査同期信号HSNC*とをインタフェイス部106へ送る。
[画像信号の流れ]
以下、各モードにおける画像信号の流れおよび制御信号の設定について説明する。
【0024】
●通常コピーの場合
画像信号の流れは下記のようになる。
CCD101→A/D&S/H部102→シェーディング部103→入力マスキング部104→セレクタ124→変倍処理部108→対数変換部109→メモリ110→セレクタ127→マスキング・UCR部112→γ補正部114→エッジ強調部115→ビデオ処理部116
また、ビデオセレクタ130および制御信号の設定は次のようにする。なお、下記の記号「X」はドントケアを表すが、伝送される信号が衝突しないように制御部117によって制御されている。
【0025】
双方向バッファ502の制御信号503 →‘1’
セレクタ505の制御信号506 → X
セレクタ507の制御信号508 → X
双方向バッファ510の制御信号511 →‘1’
セレクタ512の制御信号513 → X
双方向バッファ516の制御信号516 → X
双方向バッファ522,524の制御信号523 →‘1’
出力バッファ525の制御信号526 →‘1’
ゲート519へ入力する制御信号521 →‘1’
●インタフェイス部106へ出力する場合
画像信号の流れは下記のようになる。
【0026】
CCD101→A/D&S/H部102→シェーディング部103→入力マスキング部104→セレクタ124→変倍処理部108→セレクタ127→マスキング・UCR部112→γ補正部114→エッジ強調部115→ビデオバスセレクタ130→インタフェイス部106
また、ビデオセレクタ130および制御信号の設定は次のようにする。
【0027】
双方向バッファ502の制御信号503 →‘1’
セレクタ505の制御信号506 → X
セレクタ507の制御信号508 → X
双方向バッファ510の制御信号511 →‘1’
セレクタ512の制御信号513 →‘0’
双方向バッファ516の制御信号516 →‘0’
双方向バッファ522,524の制御信号523 →‘0’
出力バッファ525の制御信号526 →‘0’
ゲート519へ入力する制御信号521 →‘1’
●インタフェイス106から入力する場合
画像信号の流れは下記のようになる。なお、メモリ110の副走査ライトイネーブル信号には、外部からの副走査ライトイネーブル信号VENが用いられる。
【0028】
インタフェイス部106→ビデオバスセレクタ130→セレクタ124→変倍処理部108→対数変換部109→メモリ110→セレクタ127→マスキング・UCR部112→γ補正部114→エッジ強調部115→ビデオ処理部116
また、ビデオセレクタ130および制御信号の設定は次のようにする。
双方向バッファ502の制御信号503 →‘0’
セレクタ505の制御信号506 →‘0’
セレクタ507の制御信号508 → X
双方向バッファ510の制御信号511 →‘1’
セレクタ512の制御信号513 →‘0’
双方向バッファ516の制御信号516 →‘1’
双方向バッファ522,524の制御信号523 →‘1’
出力バッファ525の制御信号526 →‘0’
ゲート519へ入力する制御信号521 →‘0’
[プリンタ部103]
図1に示すプリンタ部103において、301はポリゴンスキャナで、不図示のレーザ制御部から出力されたレーザビームを走査して、後述の画像形成部302〜305の感光ドラムの所定位置を感光させる。図8に示すように、ポリゴンスキャナ301は、各色に対応する画像形成部の感光ドラム上に、レーザ制御部によりMCYK独立に駆動されるレーザ素子501〜504からのレーザビームを走査する。505〜508はそれぞれビーム検知センサ(以下「BDセンサ」という)で、走査されたレーザビームを検知して、主走査同期信号を生成する。
【0029】
図4に示すように、二枚のポリゴンミラーを同一軸上に配置して、一つのモータで回転させる場合、例えば、M,CとY,Kのレーザビームはその主走査方向が互いに逆になる。そのため、通常は、一方のM,C画像に対して、他方のY,K画像の画像データは、主走査方向に対して鏡像にする。
再び、図1において、302はM画像形成部、303はC画像形成部、304はY画像形成部、305はK画像形成部で、それぞれ対応する色の画像を形成する。画像形成部302〜305の構成は略同一なので、以下にM画像形成部302の詳細を説明して、他の画像形成部の説明は省略する。
【0030】
M画像形成部302において、318は感光ドラムで、ポリゴンスキャナ301からのレーザビームによって、その表面に潜像が形成される。
315は一次帯電器で、感光ドラム318の表面を所定の電位に帯電させ、潜像形成の準備を施す。
313は現像器で、感光ドラム318上の潜像を現像して、トナー画像を形成する。なお、現像器313には、現像バイアスを印加して現像の行うスリーブ314が含まれている。
【0031】
319は転写帯電器で、転写ベルト306の背面から放電を行い、感光ドラム318上のトナー画像を、転写ベルト306上の記録紙などへ転写する。
転写後の感光ドラム318は、クリーナ317でその表面を清掃され、補助帯電器316で除電され、さらに、前露光ランプ330で残留電荷が消去されて、再び、一次帯電器315によって良好な帯電を得られるようにする。
【0032】
次に、記録紙などの上へ画像を形成する手順を説明する。
308は給紙部で、カセット309,310に格納された記録紙などを、転写ベルト306へ供給する。給紙部308から供給された記録紙は、吸着帯電器311によって帯電させられる。312は転写ベルトローラで、転写ベルト306を回転させ、かつ、吸着帯電器311と対になって、記録紙などを吸着帯電させる。
【0033】
329は紙先端センサで、転写ベルト306上の記録紙などの先端を検知する。紙先端センサ329の検出信号は、プリンタ部103からリーダ部101へ送られ、リーダ部101で副走査同期信号として用いられる。
この後、記録紙などは、転写ベルト306によって搬送されて、画像形成部302〜305で、MCYKの順にトナー画像を形成される。
【0034】
K画像形成部305を抜けた記録紙などは、転写ベルト306からの分離を容易にするため、除電帯電器324で除電された後、転写ベルト306から分離される。
325は剥離帯電器で、記録紙などが転写ベルト306から分離する際の剥離放電による画像乱れを防止する。
【0035】
分離された記録紙などは、トナーの吸着力を補って画像乱れを防止するために、定着前帯電器326,327で帯電された後、定着器307でトナー画像が熱定着されて排紙される。340は排紙センサで、記録紙が排紙されたことを検知する。
他方、記録紙などが分離された転写ベルト306は、転写ベルト除電帯電器322,323で除電されて、静電的に初期化され、さらに、ベルトクリーナ328で汚れが除去されて、再び記録紙などを吸着する準備が施される。
【0036】
[インタフェイス部]
図5はインタフェイス部106の詳細な構成例を示すブロック図である。
同図において、201は外部の画像処理ユニット(以下「IPU」という)とのインタフェイスを行うIPUインタフェイス(以下「IPU−I/F」という)、202および203は他の装置とのインタフェイスを行うR−I/F、204は他の装置との通信を司るCPU−I/F、205は画像処理部1212とのインタフェイスを行うビデオ−I/Fである。
【0037】
さらに、206,211,212,214,216はそれぞれトライステートバッファで、それぞれその制御信号が‘0’でイネーブル、‘1’でハイインピーダンス状態になる。
207,209,210はそれぞれ双方向バッファ、例えばLS245のような論理素子で実現され、端子GとDがともに‘0’の場合は端子B→端子Aの方向にデータが流れ、端子Gが‘0’で端子Dが‘1’の場合は端子A→端子Bの方向にデータが流れ、端子Gが‘1’の場合はアイソレーション状態になる。
【0038】
213,215はトライステート機能を有するD−F/Fで、端子ENが‘0’の場合にイネーブルされ、‘1’の場合はハイインピーダンスになる。
これらのバッファやF/Fは、制御部117のI/Oポートから出力される信号BTCN0〜BTCN10によって制御される。
また、208は特別な双方向バッファで、その詳細は後述する。
【0039】
IPU−I/F201とCPU−I/F204との間には、IPUと制御部117との間で通信を行うための通信線(例えば4ビット)が接続されている。
IPU−I/F201とビデオ−I/F205との間には、三系統の信号線が接続されている。第1は、ビデオ−I/F205からIPU−I/F201へ各1ビットの主走査同期信号HSNCおよび副走査同期信号ITOPを伝送する信号線で、トライステートバッファ206を介して接続されている。第2は、ビデオ−I/F205とIPU−I/F201の間で双方向に、例えば8ビットの画像信号VIDEO三系統と各1ビットのバイナリ信号BI主走査イネーブル信号HVEとを伝送する信号線(例えば26ビット)で、双方向バッファ207を介して接続されている。第3は、ビデオ−I/F205とIPU−I/F201の間で双方向に、1ビットの画素クロックVCLKを伝送する信号線で、双方向バッファ207を介して接続されている。
【0040】
各R−I/F202,203とCPU−I/F204との間には、他の装置(例えば複写機)と制御部117との間で通信を行うための通信線が、双方向バッファ208を介して接続されている。なお、詳細は後述するが、CPU−I/F204と双方向バッファ208との間(符号224)には例えば8ビット、双方向バッファ208と双方向バッファ202,203との間(符号223)には例えば4ビットの通信線が接続されている。
【0041】
ビデオ−I/F205とR−I/Fa202との間には、4系統の信号線が接続されている。第1は、ビデオ−I/F205からR−I/Fa202へ信号VIDEO三系統と信号BI,HVEとを伝送する信号線で、トライステートバッファ211と双方向バッファ209を介して接続されている。第2は、R−I/Fa202からビデオ−I/F205へ信号VIDEO三系統と信号BI,HVEとを伝送する信号線で、双方向バッファ209,D−F/F213およびトライステートバッファ212とを介して接続されている。第3は、ビデオ−I/F205からR−I/Fa202へ各1ビットの信号VCLKと副走査ビデオイネーブル信号VVEを伝送する信号線で、トライステートバッファ211と双方向バッファ209を介して接続されている。第4は、R−I/Fa202からビデオ−I/F205へ信号VCLKと信号VVEを伝送する信号線で、双方向バッファ209,トライステートバッファ216およびトライステートバッファ212を介して接続されている。
【0042】
ビデオ−I/F205とR−I/Fb203との間にも、四系統の信号線が接続されている。第1は、ビデオ−I/F205からR−I/Fb203へ信号VIDEO三系統と信号BI,HVEとを伝送する信号線で、トライステートバッファ211,D−F/F215および双方向バッファ210を介して接続されている。第2は、R−I/Fb203からビデオ−I/F205へ信号VIDEO三系統と信号BI,HVEとを伝送する信号線で、双方向バッファ210とトライステートバッファ212とを介して接続されている。第3は、ビデオ−I/F205からR−I/Fb203へ信号VCLKと信号VVEを伝送する信号線で、トライステートバッファ211,トライステートバッファ216および双方向バッファ210を介して接続されている。第4は、R−I/Fb203からビデオ−I/F205へ信号VCLKと信号VVEを伝送する信号線で、双方向バッファ210とトライステートバッファ212を介して接続されている。
【0043】
次に、各モードにおける制御および信号の流れについて説明する。なお、以下の各モードは制御部117によって設定される。
●モード1
モード1は、IPU−I/F201からR−I/Fa202へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。なお、下記の記号「X」はドントケアを表すが、伝送される信号が衝突しないように制御部117によって制御されている。
【0044】
BTCN0←‘1’
BTCN1←‘0’
BTCN2←‘0’
BTCN3←‘0’
BTCN4←‘0’
BTCN5← X
BTCN6← X
BTCN7←‘1’
BTCN8← X
BTCN9←‘1’
BTCN10←‘0’
●モード2
モード2は、IPU−I/F201からR−I/Fb203へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0045】
BTCN0←‘1’
BTCN1←‘0’
BTCN2←‘0’
BTCN3← X
BTCN4←‘1’
BTCN5←‘0’
BTCN6←‘0’
BTCN7←‘1’
BTCN8←‘0’
BTCN9←‘1’
BTCN10←‘0’
●モード3
モード3は、IPU−I/F201からビデオ−I/F205へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0046】
BTCN0←‘1’
BTCN1←‘0’
BTCN2←‘0’
BTCN3← X
BTCN4← X
BTCN5← X
BTCN6← X
BTCN7← X
BTCN8← X
BTCN9←‘1’
BTCN10←‘0’
●モード4
モード4は、R−I/Fa202からR−I/Fb203へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0047】
BTCN0← X
BTCN1← X
BTCN2← X
BTCN3←‘1’
BTCN4←‘0’
BTCN5←‘0’
BTCN6←‘0’
BTCN7←‘1’
BTCN8←‘0’
BTCN9← X
BTCN10←‘1’
●モード5
モード5は、R−I/Fa202からビデオ−I/F205へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0048】
BTCN0← X
BTCN1←‘1’
BTCN2← X
BTCN3←‘1’
BTCN4←‘0’
BTCN5← X
BTCN6←‘1’
BTCN7←‘1’
BTCN8←‘0’
BTCN9←‘0’
BTCN10←‘1’
●モード6
モード6は、R−I/Fb203からR−I/Fa202へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0049】
BTCN0← X
BTCN1← X
BTCN2← X
BTCN3←‘0’
BTCN4←‘0’
BTCN5←‘1’
BTCN6←‘0’
BTCN7←‘0’
BTCN8←‘1’
BTCN9← X
BTCN10←‘1’
●モード7
モード7は、R−I/Fb203からビデオ−I/F205へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0050】
BTCN0← X
BTCN1←‘1’
BTCN2← X
BTCN3← X
BTCN4← X
BTCN5←‘1’
BTCN6←‘0’
BTCN7← X
BTCN8←‘1’
BTCN9←‘0’
BTCN10← X
●モード8
モード8は、ビデオ−I/F205からIPU−I/F201へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0051】
BTCN0←‘0’
BTCN1←‘0’
BTCN2←‘0’
BTCN3← X
BTCN4← X
BTCN5← X
BTCN6← X
BTCN7← X
BTCN8← X
BTCN9←‘1’
BTCN10← X
●モード9
モード9は、ビデオ−I/F205からR−I/Fa202へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0052】
BTCN0← X
BTCN1←‘1’
BTCN2← X
BTCN3←‘0’
BTCN4←‘0’
BTCN5← X
BTCN6← X
BTCN7←‘0’
BTCN8← X
BTCN9←‘1’
BTCN10←‘0’
●モード10
モード10は、ビデオ−I/F205からR−I/Fb203へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0053】
BTCN0← X
BTCN1←‘1’
BTCN2← X
BTCN3← X
BTCN4←‘1’
BTCN5←‘0’
BTCN6←‘0’
BTCN7←‘1’
BTCN8←‘0’
BTCN9←‘1’
BTCN10←‘0’
●モード11
モード11は、モード1とモード2を組合わせたモード、つまり、IPU−I/F201からR−I/Fa202およびR−I/Fb203へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0054】
BTCN0←‘1’
BTCN1←‘0’
BTCN2←‘0’
BTCN3←‘0’
BTCN4←‘0’
BTCN5←‘0’
BTCN6←‘0’
BTCN7←‘1’
BTCN8←‘0’
BTCN9←‘1’
BTCN10←‘0’
●モード12
モード12は、モード1とモード3を組合わせたモード、つまり、IPU−I/F201からR−I/Fa202およびビデオ−I/F205へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0055】
BTCN0←‘1’
BTCN1←‘0’
BTCN2←‘0’
BTCN3←‘0’
BTCN4←‘0’
BTCN5← X
BTCN6←‘1’
BTCN7←‘1’
BTCN8← X
BTCN9←‘1’
BTCN10←‘0’
●モード13
モード13は、モード2とモード3を組合わせたモード、つまり、IPU−I/F201からR−I/Fb203およびビデオ−I/F205へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0056】
BTCN0←‘1’
BTCN1←‘0’
BTCN2←‘0’
BTCN3← X
BTCN4←‘1’
BTCN5←‘0’
BTCN6←‘0’
BTCN7←‘1’
BTCN8←‘0’
BTCN9←‘1’
BTCN10←‘0’
●モード14
モード14は、モード1,モード2およびモード3を組合わせたモード、つまり、IPU−I/F201からR−I/Fa202,R−I/Fb203およびビデオ−I/F205へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0057】
BTCN0←‘1’
BTCN1←‘0’
BTCN2←‘0’
BTCN3←‘0’
BTCN4←‘0’
BTCN5←‘0’
BTCN6←‘0’
BTCN7←‘1’
BTCN8←‘0’
BTCN9←‘1’
BTCN10←‘0’
●モード15
モード15は、モード4とモード5を組合わせたモード、つまり、R−I/Fa202からR−I/Fb203およびビデオ−I/F205へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0058】
BTCN0← X
BTCN1← X
BTCN2←‘1’
BTCN3←‘1’
BTCN4←‘0’
BTCN5←‘0’
BTCN6←‘0’
BTCN7←‘1’
BTCN8←‘0’
BTCN9←‘0’
BTCN10←‘1’
●モード16
モード16は、モード6とモード7を組合わせたモード、つまり、R−I/Fb203からR−I/Fa202およびビデオ−I/F205へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0059】
BTCN0← X
BTCN1←‘1’
BTCN2← X
BTCN3←‘0’
BTCN4←‘0’
BTCN5←‘1’
BTCN6←‘0’
BTCN7←‘0’
BTCN8←‘1’
BTCN9← X
BTCN10←‘1’
●モード17
モード17は、モード8とモード9を組合わせたモード、つまり、ビデオ−I/F205からIPU−I/F201およびR−I/Fa202へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0060】
BTCN0←‘0’
BTCN1←‘0’
BTCN2←‘0’
BTCN3←‘0’
BTCN4←‘0’
BTCN5← X
BTCN6← X
BTCN7←‘1’
BTCN8← X
BTCN9←‘1’
BTCN10←‘0’
●モード18
モード18は、モード8とモード10を組合わせたモード、つまり、ビデオ−I/F205からIPU−I/F201およびR−I/Fb203へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0061】
BTCN0←‘0’
BTCN1←‘0’
BTCN2←‘0’
BTCN3← X
BTCN4←‘1’
BTCN5←‘0’
BTCN6←‘0’
BTCN7←‘1’
BTCN8←‘0’
BTCN9←‘1’
BTCN10←‘0’
●モード19
モード19は、モード9とモード10を組合わせたモード、つまり、ビデオ−I/F205からR−I/Fa202およびR−I/Fb203へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0062】
BTCN0← X
BTCN1←‘1’
BTCN2← X
BTCN3←‘0’
BTCN4←‘0’
BTCN5←‘0’
BTCN6←‘0’
BTCN7←‘1’
BTCN8←‘0’
BTCN9←‘1’
BTCN10←‘0’
●モード20
モード20は、モード8,モード9およびモード10を組合わせたモード、つまり、ビデオ−I/F205からIPU−I/F201,R−I/Fa202およびR−I/Fb203へ信号を伝送するモードであり、この場合の各制御信号は以下のようになる。
【0063】
BTCN0←‘0’
BTCN1←‘0’
BTCN2←‘0’
BTCN3←‘0’
BTCN4←‘0’
BTCN5←‘0’
BTCN6←‘0’
BTCN7←‘1’
BTCN8←‘0’
BTCN9←‘1’
BTCN10←‘0’
[重連システムの構成]
図6は本実施例の重連システムの一例を示す図である。
【0064】
同図において、1001〜1004はそれぞれ本実施例のディジタル複写機(以下それぞれ「ステーション」という)で、それぞれ固有のシステムアドレスをもっている。なお、このシステムアドレスは、重複がなく、内一つは必ず「0」である必要がある。また、画像信号の切換えを行うために、システムアドレスの接続順序を決めている。本実施例のシステムでは、例えば、アドレス「0」のステーションを一番端に置き、そこから順にシステムアドレスを上げて行くように接続する。
【0065】
1005〜1007は接続ケーブルで、その構成は符号1010で一例を示すように、RGBの画像信号線24本、ビデオ制御線3本、シリアル通信線4本を含んでいる。
1008はIPU(またはPS−IPU)で、これらのディジタル複写機とコンピュータ1009とを接続するためのインタフェイス機器である。
【0066】
図7は重連システムにおける画像信号の接続形態例を示す図である。
同図において、1101〜1104はそれぞれステーション1001〜1004のビデオI/F部で、1105〜1107は接続ケーブルの画像信号線である。前述したように、本実施例のシステムでは、他のステーションとの接点とシステムアドレスとの関係は、自身よりも低いアドレスのステーションは第1の接点(R−I/Fa202)に、自身よりも高いアドレスのステーションは第2の接点(R−I/Fb203)にそれぞれ接続する。因みに、以上の関係を保てば、システムアドレスが不連続であっても不都合は生じない。
【0067】
図8は重連システムにおけるシリアル通信線の接続形態例を示す図である。
同図において、1201〜1203はそれぞれステーション1001〜1003のシリアル通信I/F部である。また、その信号線は、ATN*,SiD*,DACK*,OFFER*の四本からなる。
信号ATN*は、マスタステーション(つまりシステムアドレスが「0」)からのデータ転送中を表す同期信号で、ATN*=‘L’の場合にデータ転送が行われる。マスタステーション以外のステーション(以下「スレーブステーション」という)は信号ATN*を受信するだけで同信号を出力することはない。
【0068】
信号OFFER*は、スレーブステーションからマスタステーションへのデータ送信を表す信号で、OFFER*=‘L’の場合にデータ転送が行われる。マスタステーションは信号OFFER*を受信するだけで同信号を出力することはない。なお、複数のスレーブステーション間において、信号線OFFER*はワイアードオア接続されている。
【0069】
信号DACK*は、データ受信を完了したことを受信側から通知するための信号である。なお、各ステーション間において、信号線DACK*はワイアードオア接続されている。従って、受信側が複数のステーションに亙る場合、そのすべてのステーションでデータ受信が完了すると、DACK*=‘L’になる。これによって、ステーション間のデータ受信タイミングを同期させる。
【0070】
信号SiD*は、双方向のシリアルデータであり、信号ATN*,OFFER*に同期してデータのやり取りがなされる。データ転送方法は、半二重調歩同期方式で、ボーレートやデータ形式はシステム起動時に予め設定される。
それぞれのステーションのシリアル通信I/F部とコントローラとは、八本の信号線で接続されていて、信号TxD,RxDはシリアル通信の送受信に、信号ATNo,DACKo,OFFERoと、信号ATNi,DACKi,OFFERiとは制御部117のI/Oポートにそれぞれ接続されている。なお、シリアル通信I/F部は、図3に示した双方向バッファ208と同じものであり、図3に示した信号線223は信号線ATN*,SiD*,DACK*,OFFER*の4ビットを、信号線224は信号線TxD,RxD,ATNo,DACKo,OFFERo,ATNi,DACKi,OFFERiの8ビットを含んでいる。
【0071】
図9は図8に示した各信号のタイミングチャート例である。
同図に示すように、信号ATN*またはOFFER*がLレベルになると信号SiD*が出力され、最も早く信号SiD*の受信を開始したステーションによって、信号DACK*がLレベルになる。続いて、データの転送が終了すると、最も遅く信号SiD*の受信を終了したステーションによって、信号DACK*がHレベルになる。
【0072】
図10はシリアル通信で使用される主なコマンドの一例を示す図である。
同図において、インタフェイスクリアコマンドは、重連システムに係わるパラメータをリセットするためのもので、システムアドレスが「0」に定義されているマスタステーションが、自身の初期化終了後(例えば電源オン時など)に発行する。マスタステーションは信号OFFER*を入力だけに固定し、このコマンドを受信した各スレーブステーションは、信号ATN*を入力だけに固定し、内部パラメータを初期化する。
【0073】
ステータス要求コマンドは、重連システムに接続されたスレーブステーションの状態などの情報を収集するためのポーリングコマンドで、マスタステーションがインタフェイスクリアコマンド発行後、一定時間をおいて各スレーブステーションに向けて発行する。このコマンドは、パラメータとしてスレーブステーションを指定する要求先アドレスを含む。
【0074】
ステータス転送コマンドは、ステータス要求コマンドにより指定されたスレーブステーションが、自身の状態を他のステーションへ通知するためのコマンドである。マスタステーションからの指定された場合は、一定時間内にこのコマンドを発行しなければならない。このコマンドは、自身のシステムアドレスや、エラーの有無、ウエイト中やコピー中などを表す各種フラグ、記録紙の種類やその有無などのパラメータを含む。もし、一定時間を経過しても、指定されたスレーブステーションがステータス転送コマンドを発行しない場合は、マスタステーションは指定したスレーブステーションが重連システムに接続されていないものと判断する。
【0075】
プリントスタートコマンドは、画像データなどを転送しようとするステーションが、転送先のステーションや、また転送先の各ステーションにどのように印刷枚数を分配するのかなどを指定して、転送先のステーションに画像データなどの受信準備をさせるためのコマンドである。このコマンドは、転送元アドレス,転送先アドレス,記録紙サイズ,枚数などをパラメータとして含む。
【0076】
転送終了コマンドは、転送元ステーションが他のステーションに対して転送終了を通知するためのものである。
[重連システムの動作]
次に、重連システムを用いて、あるリーダ部上に載置された原稿の画像を、複数のプリンタ部で出力する際の手順を説明する。
【0077】
図6に示したように、A〜Dの四台のステーションが接続された重連システムにおいて、ステーションAのリーダ部上に原稿が載置されている。ステーションAの操作パネルを操作して、他のステーションに異常がなく、使用できることを確認した後、A〜Dのステーションを用いて出力するように設定し、さらにコピー枚数を設定する。ステーションAのコピースタートキーを押すと、ステーションAは設定されたコピー枚数を各ステーションに分配し、すべてのステーションに向けてプリントスタートコマンドを発行する。
【0078】
B〜Dの各ステーションは、このコマンドを受取ると、このコマンドに付属して送られてきたコピー枚数や記録紙サイズなどのパラメータをセットし、コマンド発行元のシステムアドレスと自身のシステムアドレスとを基に画像信号切換を行い、自身のメモリ110への画像信号を書込むための制御信号を、ビデオ制御線を介して送られてくる制御信号VCLK,HSNC,VEに切換えて、画像信号待ちの状態になる。
【0079】
一方、ステーションAは画像読取のための設定を行い、自身のメモリ110へ画像信号を書込むための制御信号が、ビデオ制御線へも出力されるように切換えて、画像読取動作を開始する。
B〜Dの各ステーションは、ステーションAから出力された制御信号を用いて、自身のメモリ110へ画像信号を書込む。
【0080】
画像読取動作が完了すると、ステーションAは転送終了コマンドを発行し、A〜Dの各ステーションはプリントアウト動作に入る。
同様の手順によって、A〜Dのどのステーションのリーダ部上に原稿がある場合でも、そのステーションの操作パネルを操作することにより、複数ステーションを利用した出力を得ることが可能である。
【0081】
次に、IPUなどの外部I/F装置を介して、重連システムのステーションへ接続されたホストコンピュータからの出力を、複数のステーションを用いて出力する際の手順を説明する。
コンピュータ1009は、IPU1008を介して重連システムに接続されたすべてのステーションの状態を知ることができ、その状態に応じて使用するステーション,コピー枚数や記録紙などを設定して、画像信号をIPU1008へ転送する。
【0082】
IPU1008は、これらの設定を接続されているステーション(図6においてはステーションA)へ通知する。この通知を受信したステーションAは、使用される他のステーションに対してプリントスタートコマンドを発行する。プリントスタートコマンドを受取った各ステーションは、前述したリーダ部上の原稿の出力の場合と同様の手順によって、画像信号待ち状態になる。
【0083】
ステーションAは、インタフェイス部106の動作モードを前述のモード1(またはモード2,11,13,14)などに切換えた後、IPU1008に対して画像を送るようにコマンドを発行する。IPU1008からの画像読出および他のステーションの画像書込に用いられる制御信号は、IPU1008に接続されたステーションAが生成するものを用いる。従って、IPU1008から読出された画像データは、ステーションAのメモリ110に書込まれると略同時に、他のステーションのメモリ110にも書込まれることになる。
【0084】
ステーションAは、画像書込み終了後、転送終了コマンドを発行し、各ステーションでプリントアウト動作が開始される。
前記の何れの場合においても、使用するステーションに選ばれなかったステーションに対しても、プリントスタートコマンドは発行される。選ばれなかったステーションにおいては、インタフェイス部106を切換えて、選択されたステーションへ画像信号が届くようにする。つまり、プリントスタートコマンドには転送元アドレスと転送先アドレスが含まれているので、これと自身のアドレスとを比較することによって、インタフェイス部106をどのように切換えればよいか判断することができる。なお、選ばれなかったステーションには、例えば、「コピー枚数0」を含んだプリントスタートコマンドを送ることによって、プリント動作などを行わせないことができる。
【0085】
また、単独でコピー動作を行っている重連システムに接続されたステーションは、重連システムのシリアル通信による割込みをマスクして、該ステーションがマスタである場合は、自身のステータス転送コマンドと各スレーブステーションに対するステータス要求コマンドとを所定時間おきに発行し、該ステーションがスレーブである場合は、自身のステータス転送コマンドのみを所定時間おきに発行する。こうすることにより、コピー動作中に不必要な割込処理が発生することを防ぐとともに、他のステーションに対して自身のステータスを知らせることが可能になる。
【0086】
そして、単独のコピー動作が終了すれば、再び、重連システムのシリアル通信による割込みを許可し、マスタステーションが発行するステータス要求コマンドに対して、ステータス転送コマンドを発行する処理に復帰する。
以上の説明は、四つのステーションを用いて、同一画像をプリントアウトする場合について説明したもので、Ns=4個のステーションを一つのグループに統合して重連システムとして動作させた場合であるが、一つのグループに統合可能なステーション数Nsは任意である。従って、一般にNs(≧2)個のステーション中のG1(G1<Ns)個を第1のグループに指定して重連動作させ、同様にG2(G2<Ns)個を第2のグループに指定し、以下同様に順次組織化し、最後に残ったGm(Gm<Ns)個のステーションを第Mのグループに指定して、M組のグループを組織して重連動作させることにより、M種の画像出力を並列に実行可能なシステムを提供できる。
【0087】
勿論、Ns個のステーションすべてを組織化しなくともよいし、Ns個のステーションの一部を一つまたは複数グループを組織して、グループ毎に重連動作させて、残りのステーションは組織化せずに単独動作させることも有用である。
以下に、重連システムにおいてグループ動作させる場合を詳細に説明する。
[操作部]
図11は操作部119の構成例を示す図で、5000は置数キー、5001はコピースタートキー、5002はストップキー、5003は予熱キー、5005は液晶パネルなどによる表示部である。
【0088】
図12は表示部5005の基本画面の一例を示す図で、5101は装置状態を示し、5102はコピー枚数、5103は記録紙サイズ、5104はコピー倍率の設定値を示し、5105は重連モード設定キーである。
図13は表示部5005の設定画面の一例を示す図で、図12に示した重連モード設定キー5105を押すと表示される重連ステーション設定画面5201の一例である。なお、タッチキー5202表示状態の凡例を図14に示す。
【0089】
図13に示すように、重連接続されたステーションはタッチキー5202として示され、例えば、ステーションAは「1」のタッチキーに、ステーションBは「2」のタッチキーに、ステーションCは「3」のタッチキーに、ステーションDは「4」のタッチキーにそれぞれ示される。そして、図14に一例を示す、設定済みステーション表示、未接続表示、選択された記録紙サイズ(例えばB5)がないステーション表示、エラー,ジャム,トナーなしのステーション表示、コピー中のステーション表示などがタッチキー5202に表示され、各ステーションの状況を表す。例えば、重連設定しようと、コピー中のステーション表示されたタッチキー5202を操作しても、新たな設定は受付けられない。また、オート重連キー5206を選択すると、重連接続されたすべてのステーションが一つのグループに重連設定される。
【0090】
[重連設定手順]
図15は重連設定手順の一例を示す状態遷移図で、制御部117によって実行されるものである。
例えば、図6に示したように、四台のステーションが重連接続されていて、ステーションA,Cの各リーダ部上にそれぞれ原稿が載置されている。
【0091】
ステーションAの操作部119において、置数キー5000を押してコピー枚数を設定し(S101)、ステーションAの基本画面(S100)で重連モードを選択し、重連ステーション設定画面(S102)で、各ステーションの接続状態,重連設定状態,装置状態を確認する。すなわち、ステーションAの操作部119の重連モード設定キー5105を押すと、図13に示した重連ステーション設定画面が表示される(S102)。S102では、ステーションA,B,C,Dに対応するキー上に、それぞれステーション番号1,2,3,4として表示される。なお、図13においては、ステーションA〜Dが重連設定可能な状態にあることを、ステーションA〜D以外は未接続であることを示している。また、設定クリアキー5204を押せば、重連設定内容はクリアされる(S103)。
【0092】
例えば、「1」および「2」のキーが設定可能なステーション表示になっていて、ステーションAおよびBが重連設定可能で異常なく使用できることを確認した後、グループキー5205を押すとグループ設定一覧を表示し(S105)、重連設定済みステーションの有無を判定する(S104)。グループキー5205が押された時に重連設定済みステーションが存在しない場合は、自動的にグループ1として設定され(S107)、設定一覧表示とキー表示状態とで確認しながら、グループ1に所属させたいステーションに対応するキーを押す(S108)。選択されたステーションに対応するキーは点滅表示になるとともに、グループ設定一覧上にも表示される。キーを押すと点滅表示されることで、グループ化しようとするステーション番号が「1」と「2」であることが容易に確認される。入力ミスがないか確認した後、設定終了キー5203を押すと、グループ1としてステーションA,Bを用いる重連設定が終了し、重連ステーション設定画面に戻る(S102)。
【0093】
なお、設定が終了すると、ステーション番号「1」と「2」のキー表示は、点滅表示から連続点灯に戻るとともに、設定済みステーション表示になり、ステーション番号「1」と「2」が設定済みであることを容易に確認できる。
重連設定終了後、重連ステーション設定画面(S102)において、再び設定終了キー5203を押すと、図12に示した基本画面に戻る。ただし、重連モードキー5105は反転表示になり、そのステーションが重連設定されていることを示す。また、装置状態5101には、例えば「重連コピー動作が可能です」というメッセージが表示される。
【0094】
ステーションAのコピースタートキー5001を押すと、コピー動作が開始される(S109)。すなわち、ステーションAは設定されたコピー枚数を重連されたステーションに分配し、ステーションBに向けてプリントスタートコマンドを発行する。ステーションBは、このプリントスタートコマンドを受信すると、このコマンドに付属して送られてくるコピー枚数・記録紙サイズなどのパラメータをセットし、コマンド発行元のシステムアドレスと自身のシステムアドレスとを基に画像信号切換を行い、自身のメモリ110への画像信号を書込むための制御信号を、ビデオ制御線を介して送られてくる制御信号VCLK,HSNC,VEに切換えて、画像信号待ちの状態になる。
【0095】
一方、ステーションAは画像読取のための設定を行い、自身のメモリ110へ画像信号を書込むための制御信号が、ビデオ制御線へも出力されるように切換えて、画像読取動作を開始する。
ステーションBは、ステーションAから出力された制御信号を用いて、自身のメモリ110へ画像信号を書込む。
【0096】
画像読取動作が完了すると、ステーションAは転送終了コマンドを発行し、両ステーションはプリントアウト動作に入る。
以上のようにして、既に、重連設定済みのステーションが存在する場合、例えば、ステーションCの操作部119において、置数キー5000を押してコピー枚数を設定し(S101)、基本画面(S100)で重連モードを選択し、重連ステーション設定画面(S102)で各ステーションの接続状態,重連設定状態,装置状態を確認した後、グループキー5205を押すと、設定済みのグループ番号と各グループに所属するステーション番号が一覧表示される(S105)。そこで、新たなグループ番号を入力し(S106)、設定終了キー5203を押した後、そのグループ番号に所属させるステーションに対応するキーを押す(S108)。
【0097】
例えば、既に設定済みのグループ番号1を入力し、次にステーションに対応するキーを押すことにより、そのグループに所属させるステーションを追加することができる。また、未設定のグループ番号を入力すると、新たにグループを設定することができる。すなわち、グループキー5205を押すと、ステーション番号「1」と「2」がグループ1に所属していることが一覧表示により確認され、「1」と「2」のキーはコピー中のステーション表示になっていて、重連コピー動作中であることが確認される。そこで、新規のグループ番号2を入力し、重連設定可能な「3」と「4」のキーを押して、グループ2にステーションCとDを所属させ、設定終了キー5203を押して重連設定を終了し、重連ステーション設定画面に戻る。
【0098】
以上のようにして、四つのステーションをグループ1と2に分けて重連設定することができる。
グループ1における一連の重連コピー動作のうち、ステーションAに載置された原稿の画像信号をステーションAとBのメモリ110に格納している最中は、重連接続用のI/Fは画像転送のために占有されるため、ステーションCに載置された原稿の画像信号をステーションDのメモリ110に転送することはできない。従って、ステーションCの操作部119において、グループ2の重連設定終了後にコピースタートキー5001を押しても、直ちにコピー動作、つまり、ステーションCとDのメモリ110への画像信号の転送は行われず、ステーションAから転送終了コマンドが発行された後、グループ2の重連コピー動作が開始される。
すなわち、ステーションCは設定されたコピー枚数をC・Dステーションに分配し、ステーションDに向けてプリントスタートコマンドを発行する。以下、グループ1の重連コピー動作と同様にして、グループ2においても、重連コピー動作が実行される。なお、グループ2における重連コピー動作は、前述したグループ1の動作と同じなので説明を省略する。
【0099】
以上のようにして、四つのステーションをグループ1と2に分けて重連コピーを実行することができる。
同様の手順をとることによって、どのステーションのリーダ部上に原稿がある場合においても、そのステーションの操作パネルの操作により、組織化された複数のステーションを利用して、プリントアウトを得ることができる。
【0100】
以上説明したように、本実施例によれば、通信I/Fを介して、重連システムに接続されたディジタル複写機相互間で送受されるグループ動作関連のコマンドと信号によって、システムに接続された複数のディジタル複写機を一つまたは複数のグループを組織して、グループ毎に重連動作が可能な画像形成装置およびシステムを提供することができ、必要に応じて柔軟にシステムを拡張できない従来の欠点を解決し、操作性を向上させつつ効率よいコピー出力が可能になる。
【0101】
【第2実施例】
以下、本発明にかかる第2実施例の画像形成システムを説明する。なお、第2実施例において、第1実施例と略同様の構成については、同一符号を付して、その詳細説明を省略する。
本実施例では、重連システムを構成するディジタル複写機にIPUなどの外部I/F装置を介して接続されたホストコンピュータからの出力を、複数のステーションを用いて複数の重連グループとして出力する際の手順を説明する。なお、説明を簡単にするために、図16に示すように、グループ1にはステーションAとBが所属し、ステーションAにはIPU1008を介してコンピュータ1009が接続され、グループ2にはステーションCとDが所属し、ステーションCにはIPU1010を介してコンピュータ1011が接続された場合について説明する。
【0102】
コンピュータ1009は、IPU1008を介して、重連システムに接続されたすべてのステーションの状態を把握している。同様に、コンピュータ1011は、IPU1010を介して、重連システムに接続されたすべてのステーションの状態を把握している。
コンピュータ1009の操作で、重連システムの状態に応じて、グループ1として使用するステーション,コピー枚数や記録紙などの設定を行い、この設定とともに画像信号をIPU1008へ送る。IPU1008はこの設定をステーションAへ通知し、この通知を受信したステーションAは、使用される他のステーションBに対して、プリントスタートコマンドを発行する。このコマンドを受信したステーションBは、第1実施例で説明したリーダ上の原稿画像のプリントアウトと同様の手順によって、画像信号待ち状態になる。
【0103】
ステーションAは、インタフェイス部106の動作モードを、例えばモード14(IPU−I/F201からR−I/F202,203およびビデオ−I/F205)に切換えた後、IPU1008に対して画像信号を要求する。この際、IPU1008からの画像信号読出およびステーションBの画像書込に用いるビデオ制御信号は、ステーションAが生成する。
【0104】
IPU1008から出力された画像信号は、ステーションAのメモリ110に書込まれると略同時に、ステーションBのメモリ110にも書込まれる。ステーションAは、画像信号の書込み終了後、転送終了コマンドを発行し、両ステーションはプリントアウトを開始する。
このようにして、グループ1における重連動作が実行される。
【0105】
グループ1が重連動作中に、コンピュータ1011から重連システム設定を行う場合は次のようになる。
コンピュータ1011の操作で重連システムの状態を確認すると、ステーションAとBが重連設定済みであり、重連動作中であることが表示され、両ステーションは使用することができないことがわかる。このような重連システムの状態に応じて、グループ2としてステーションCとDを設定するとともに、コピー枚数や記録紙などを設定し、この設定とともに画像信号をIPU1010へ送る。IPU1010はこの設定をステーションCへ通知し、この通知を受信したステーションCは、使用される他のステーションDに対して、プリントスタートコマンドを発行する。このコマンドを受信したステーションDは、第1実施例で説明したリーダ上の原稿画像のプリントアウトと同様の手順によって、画像信号待ち状態になる。
【0106】
ステーションCは、インタフェイス部106の動作モードを、例えばモード14(IPU−I/F201からR−I/F202,203およびビデオ−I/F205)に切換えた後、IPU1010に対して画像信号を要求する。この際、IPU1010からの画像信号読出およびステーションDの画像書込に用いるビデオ制御信号は、ステーションCが生成する。
【0107】
IPU1010から出力された画像信号は、ステーションCのメモリ110に書込まれると略同時に、ステーションDのメモリ110にも書込まれる。ステーションCは、画像信号の書込み終了後、転送終了コマンドを発行し、両ステーションはプリントアウトを開始する。
このようにして、グループ2における重連動作が実行され、コンピュータ1009および1011の操作により、組織化された複数のステーションを利用して、プリントアウトを得ることができる。
【0108】
以上説明したように、本実施例によれば、第1実施例と同様の効果があるほか、外部I/F装置を介して重連システムに接続されたコンピュータからの画像信号をプリントアウトする場合も、操作性よく効率のよい重連動作が可能になる。
なお、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0109】
また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像データを格納可能な記憶手段を備える複数の画像形成装置のうちの所定数でグループを組織して、グループ単位の画像形成が可能になり、そして、例えば、第一のグループとした二台の画像形成装置による第一の画像形成動作と、第二のグループとした二台の画像形成装置による第二の画像形成動作とをグループ毎に実行することができ、第二のグループとした二台の画像形成装置による第二の画像形成動作を、第一のグループとした画像形成装置が備える記憶手段に第一の画像形成動作のための画像データを格納した上で開始させて、第一の画像形成動作と第二の画像形成動作とをグループ毎に実行することができる。従って、必要に応じてシステム構成台数を変更することが可能な柔軟な拡張性を備えたシステムを構築することができ、一つまたは複数グループを組織してグループ動作を行うことで、システム全体を効率的に稼動させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例の画像形成システムを構成するディジタル複写機の概観図である。
【図2】図1のリーダ部の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2のビデオバスセレクタの構成例を示すブロック図である。
【図4】二枚のポリゴンミラーを同一軸上に配置して、一つのモータで回転させる例を示す図である。
【図5】図2のインタフェイス部の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図6】本実施例の重連システムの一例を示す図である。
【図7】図6の重連システムにおける画像信号の接続形態例を示す図である。
【図8】図6の重連システムにおけるシリアル通信線の接続形態例を示す図である。
【図9】図8に示した各信号のタイミングチャート例である。
【図10】本実施例のシリアル通信で使用される主なコマンドの一例を示す図である。
【図11】図2の操作部の構成例を示す図である。
【図12】図11の表示部の基本画面の一例を示す図である。
【図13】図11の表示部の設定画面の一例を示す図である。
【図14】図13のタッチキー表示状態の凡例を示す図である。
【図15】本実施例の重連設定手順の一例を示す状態遷移図である。
【図16】本発明にかかる第2実施例の重連システムの一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 リーダ部
103 プリンタ部
106 インタフェイス部
108 変倍処理部
109 対数変換部
110 メモリ
112 マスキング・UCR部
114 γ補正部
115 エッジ強調部
116 ビデオ処理部
117 制御部
119 操作部
124 セレクタ
127 セレクタ
130 ビデオバスセレクタ

Claims (27)

  1. 画像データを格納可能な記憶手段を備える複数の画像形成装置を通信手段を介してデータ通信可能に接続した画像形成システムであって、
    前記複数の画像形成装置のうちの所定数でグループを組織して、グループ単位で画像形成を可能とし、
    前記画像形成システムは、任意数のグループを組織することができ、各グループは独立に画像形成可能とし、
    前記画像形成システムは、第一のグループとした二台の画像形成装置による第一の画像形成動作と、第二のグループとした二台の画像形成装置による第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能とし、
    前記画像形成システムは、前記通信手段を介して転送される前記第一の画像形成動作のための画像データを前記第一のグループの画像形成装置の記憶手段に格納した上で、前記第二の画像形成動作のための画像データを前記通信手段を介して前記第二のグループの画像形成装置の記憶手段に転送して、前記第二のグループの画像形成装置による前記第二の画像形成動作を開始できるようにし、前記第一の画像形成動作と前記第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能とすることを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記複数の画像形成装置はそれぞれ、
    原稿の画像を読み取って画像信号を出力する読取手段と、
    前記読取手段から出力される画像信号を補正する補正手段と、
    前記補正手段で補正された画像信号によって表される画像を記録媒体上に形成する形成手段と、
    外部機器との間で信号のやり取りを行うインタフェイス手段と、
    前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置とのグループ動作を設定するための設定手段とを有し、
    前記インタフェイス手段は、前記補正手段から出力される画像信号を外部機器へ送信し、外部機器から受信される画像信号を前記補正手段へ入力することを特徴とする請求項1に記載された画像形成システム。
  3. 前記複数の画像形成装置はそれぞれ、
    原稿の画像を読み取って画像信号を出力する読取手段と、
    前記読取手段から出力される画像信号を補正する補正手段と、
    前記補正手段で補正された画像信号によって表される画像を記録媒体上に形成する形成手段と、
    外部機器との間で信号のやり取りを行うインタフェイス手段と、
    前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置とのグループ動作を設定するための設定手段とを有し、
    前記インタフェイス手段は、前記設定手段によって設定される動作モード情報を外部機器へ送信し、外部機器から受信される動作モード情報を前記設定手段へ送ることを特徴とする請求項1に記載された画像形成システム。
  4. 前記複数の画像形成装置はそれぞれ、
    原稿の画像を読み取って画像信号を出力する読取手段と、
    前記読取手段から出力される画像信号を補正する補正手段と、
    前記補正手段で補正された画像信号によって表される画像を記録媒体上に形成する形成手段と、
    前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置との間における信号のやり取りを前記通信手段を介して行うインタフェイス手段と、
    前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置とのグループ動作を設定するための設定手段とを有し、
    前記インタフェイス手段は、前記補正手段から出力される画像信号を前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置へ送信し、前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置から受信される画像信号を前記補正手段へ入力することを特徴とする請求項1に記載された画像形成システム。
  5. 前記複数の画像形成装置はそれぞれ、
    原稿の画像を読み取って画像信号を出力する読取手段と、
    前記読取手段から出力される画像信号を補正する補正手段と、
    前記補正手段で補正された画像信号によって表される画像を記録媒体上に形成する形成手段と、
    前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置との間における信号のやり取りを前記通信手段を介して行う第一のインタフェイス、および、外部機器との間で信号のやり取りを行う第二のインタフェイスを有するインタフェイス手段と、
    前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置とのグループ動作を設定するための設定手段とを有することを特徴とする請求項1に記載された画像形成システム。
  6. 前記インタフェイス手段は、前記設定手段によって設定される動作モード情報を前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置へ送信し、前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置から受信される動作モード情報を前記設定手段へ送ることを特徴とする請求項4 または請求項5に記載された画像形成システム。
  7. 前記設定手段は、設定された動作モードと、前記インタフェイス手段から送られてきた動作モード情報とを表示する表示部を有することを特徴とする請求項6に記載された画像形成システム。
  8. 前記設定手段によって、単独動作またはグループ動作を選択し、前記グループを組織する前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置を選択することを特徴とする請求項2から請求項7の何れかに記載された画像形成システム。
  9. 画像データを格納可能な記憶手段を備える複数の画像形成装置を通信手段を介してデータ通信可能に接続した画像形成システムの画像形成方法であって、
    前記複数の画像形成装置のうちの所定数でグループを組織して、グループ単位で画像形成を可能とし、
    前記画像形成方法は、任意数のグループを組織することができ、各グループは独立に画像形成可能とし、
    前記画像形成方法は、第一のグループとした二台の画像形成装置による第一の画像形成動作と、第二のグループとした二台の画像形成装置による第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能とし、
    前記画像形成方法は、前記通信手段を介して転送される前記第一の画像形成動作のための画像データを前記第一のグループの画像形成装置の記憶手段に格納した上で、前記第二の画像形成動作のための画像データを前記通信手段を介して前記第二のグループの画像形成装置の記憶手段に転送して、前記第二のグループの画像形成装置による前記第二の画像形成動作を開始できるようにし、前記第一の画像形成動作と前記第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能にすることを特徴とする画像形成方法。
  10. 前記画像形成方法は、
    前記画像形成装置が有す読取手段により、原稿の画像を読み取って画像信号を出力する読取工程と、
    前記画像形成装置が有す補正手段により、前記読取手段から出力される画像信号を補正する補正工程と、
    前記画像形成装置が有す形成手段により、前記補正手段で補正された画像信号によって表される画像を記録媒体上に形成する形成工程と、
    前記画像形成装置が有すインタフェイス手段により、外部機器との間で信号のやり取りを行うインタフェイス工程と、
    前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置とのグループ動作を設定するための設定工程とを有し、
    前記インタフェイス工程において、前記補正手段から出力される画像信号を外部機器へ送信し、外部機器から受信される画像信号を前記補正手段へ入力することを特徴とする請求項9に記載された画像形成方法。
  11. 前記画像形成方法は、
    前記画像形成装置が有す読取手段により、原稿の画像を読み取って画像信号を出力する読取工程と、
    前記画像形成装置が有す補正手段により、前記読取手段から出力される画像信号を補正する補正工程と、
    前記画像形成装置が有す形成手段により、前記補正手段により補正された画像信号によって表される画像を記録媒体上に形成する形成工程と、
    前記画像形成装置が有すインタフェイス手段により、外部機器との間で信号のやり取りを行うインタフェイス工程と、
    前記画像形成装置が有す設定手段により、前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置とのグループ動作を設定する設定工程とを有し、
    前記インタフェイス工程において、前記設定手段によって設定される動作モード情報を外部機器へ送信し、外部機器から受信される動作モード情報を前記設定手段へ送ることを特徴とする請求項9に記載された画像形成方法。
  12. 前記画像形成方法は、
    前記画像形成装置が有す読取手段により、原稿の画像を読み取って画像信号を出力する読取工程と、
    前記画像形成装置が有す補正手段により、前記読取手段から出力される画像信号を補正する補正工程と、
    前記画像形成装置が有す形成手段により、前記補正手段で補正された画像信号によって表される画像を記録媒体上に形成する形成工程と、
    前記画像形成装置が有すインタフェイス手段により、前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置との間における信号のやり取りを前記通信手段を介して行うインタフェイス工程と、
    前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置とのグループ動作を設定するための設定工程とを有し、
    前記インタフェイス工程において、前記補正手段から出力される画像信号を前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置へ送信し、前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置から受信される画像信号を前記補正手段へ入力することを特徴とする請求項9に記載された画像形成方法。
  13. 前記画像形成方法は、
    前記画像形成装置が有す読取手段により、原稿の画像を読み取って画像信号を出力する読取工程と、
    前記画像形成装置が有す補正手段により、前記読取手段から出力される画像信号を補正する補正工程と、
    前記画像形成装置が有す形成手段により、前記補正手段で補正された画像信号によって表される画像を記録媒体上に形成する形成手段と、
    前記画像形成装置が有すインタフェイス手段により、前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置との間における信号のやり取りを前記通信手段を介して行う第一のインタフェイス工程、および、外部機器との間で信号のやり取りを行う第二のインタフェイス工程を有するインタフェイス工程と、
    前記画像形成システムに接続された他の画像形成装置とのグループ動作を設定するための設定工程とを有することを特徴とする請求項9に記載された画像形成方法。
  14. 画像データを格納可能な記憶手段を備える複数の画像形成装置を通信手段を介してデータ通信可能に接続した画像形成システムの、前記複数の画像形成装置に画像データを分配出力する出力モードにより複数の画像を形成する画像形成方法であって、
    前記出力モードによる分配出力先の画像形成装置を予め設定し、
    前記分配出力先の画像形成装置の設定が完了すると、前記出力モードが使用可能であることを示す情報を可視表示可能とし、
    前記分配出力先の画像形成装置の設定において、複数の分配出力グループを設定可能であり、少なくとも一つの分配出力グループが設定されると、前記出力モードが使用可能であることを示す情報を可視表示可能とし、
    さらに、前記画像形成方法は、第一のグループとした二台の画像形成装置による第一の画像形成動作と、第二のグループとした二台の画像形成装置による第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能とし、
    前記画像形成方法は、前記通信手段を介して転送される前記第一の画像形成動作のための画像データを前記第一のグループの画像形成装置の記憶手段に格納した上で、前記第二の画像形成動作のための画像データを前記通信手段を介して前記第二のグループの画像形成装置の記憶手段に転送して、前記第二のグループの画像形成装置による前記第二の画像形成動作を開始できるようにし、前記第一の画像形成動作と前記第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能にすることを特徴とする画像形成方法。
  15. 前記分配出力先の画像形成装置は、前記複数の画像形成装置から選択可能であることを特徴とする請求項14に記載された画像形成方法。
  16. 前記分配出力先の画像形成装置の設定において、選択対象である前記複数の画像形成装置の状態が可視表示されることを特徴とする請求項15に記載された画像形成方法。
  17. 画像データを格納可能な記憶手段を備える複数の画像形成装置を通信手段を介してデータ通信可能に接続した画像形成システムの、前記複数の画像形成装置に画像データを分配出力する出力モードにより複数の画像を形成する画像形成方法であって、
    前記出力モードによる分配出力先の画像形成装置を複数グループ設定可能にする設定工程と
    前記設定工程により、第一のグループとして設定された二台の画像形成装置による第一の画像形成動作と、第二のグループとして設定された二台の画像形成装置による第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能にする工程を有し、
    前記設定工程は、前記第一のグループの画像形成装置による前記第一の画像形成動作が実行されている際に、前記第二のグループの画像形成装置を前記分配出力先として設定可能とし、
    さらに、前記画像形成方法は、前記通信手段を介して転送される前記第一の画像形成動作のための画像データを前記第一のグループの画像形成装置の記憶手段に格納した上で、前記第二の画像形成動作のための画像データを前記通信手段を介して前記第二のグループの画像形成装置の記憶手段に転送して、前記第二のグループの画像形成装置による前記第二の画像形成動作を開始できるようにし、前記第一の画像形成動作と前記第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能にすることを特徴とする画像形成方法。
  18. 画像データを格納可能な記憶手段を備える複数の画像形成装置を通信手段を介してデータ通信可能に接続した画像形成システムの、前記複数の画像形成装置をグループ化し、グループ単位で画像形成動作を行わせる画像形成方法であって、
    前記複数の画像形成装置を複数のグループにグループ化し、前記複数のグループの各グループ毎に画像形成動作を実行可能とし、
    前記画像形成方法は、第一のグループとした二台の画像形成装置による第一の画像形成動作と、第二のグループとした二台の画像形成装置による第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能とし、
    前記画像形成方法は、前記通信手段を介して転送される前記第一の画像形成動作のための画像データを前記第一のグループの画像形成装置の記憶手段に格納した上で、前記第二の画像形成動作のための画像データを前記通信手段を介して前記第二のグループの画像形成装置の記憶手段に転送して、前記第二のグループの画像形成装置による前記第二の画像形成動作を開始できるようにし、前記第一の画像形成動作と前記第二の画像形成動作とをグループ毎に実行可能することを特徴とする画像形成方法。
  19. 前記複数の画像形成装置のうちの何れかの画像形成装置が有する画像読取部によって読み取った画像データを前記複数の画像形成装置により画像形成可能とし、前記画像読取部によって読み取った画像データを、前記複数の画像形成装置それぞれが備える記憶手段にそれぞれ記憶して、前記グループ化された前記複数のグループの各グループ毎に画像形成することを特徴とする請求項18に記載された画像形成方法。
  20. 外部機器から供給される画像データを前記複数の画像形成装置により画像形成可能とし、前記外部機器から供給される画像データを、前記複数の画像形成装置それぞれが備える記憶手段にそれぞれ記憶して、前記グループ化された前記複数のグループの各グループ毎に画像形成することを特徴とする請求項18または請求項19に記載された画像形成方法。
  21. 前記画像形成装置の操作部または外部機器において、グループ化する画像形成装置をユーザにより設定可能とすることを特徴とする請求項18から請求項20の何れかに記載された画像形成方法。
  22. ユーザによる所定キーの選択により、グループ化する画像形成装置を設定可能とすることを特徴とする請求項18から請求項21の何れかに記載された画像形成方法。
  23. 前記画像形成装置の操作部または外部機器において、画像形成装置の状態を確認可能とすることを特徴とする請求項18から請求項22の何れかに記載された画像形成方法。
  24. グループ化された画像形成装置を外部機器において確認可能とすることを特徴とする請求項18から請求項23の何れかに記載された画像形成方法。
  25. グループ化され、かつ、画像形成動作中の画像形成装置を外部機器において確認可能とすることを特徴とする請求項18から請求項24の何れかに記載された画像形成方法。
  26. 複数の画像形成装置のうちグループ化が可能な画像形成装置を識別可能にする表示、既にグループ化された画像形成装置を識別可能にする表示、紙なし対象の画像形成装置を識別可能にする表示、エラー対象の画像形成装置を識別可能にする表示、および、画像形成動作中の画像形成装置を識別可能にする表示の少なくとも一つの表示を含む、画像形成装置の状況を示す表示を行わせることを特徴とする請求項18から請求項25の何れかに記載された画像形成方法。
  27. 前記第一のグループによる前記第一の画像形成動作中に、前記第二のグループをグループ化して、前記第一の画像形成動作中に前記第二の画像形成動作を開始させることを特徴とする請求項18から請求項26の何れかに記載された画像形成方法。
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