JP3630576B2 - プラズマディスプレイパネル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのディスプレイ装置,平面型の壁掛けテレビジョン,広告,情報等の表示装置などに用いられるプラズマディスプレイパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
2つの電極に交互にパルス状電圧を印加して表示のための放電を行なうAC型のプラズマディスプレイ装置では、1フィールド(1枚の画面の期間)を輝度毎に時間軸で複数のサブフィールドに区分し、各画素(セル)毎に、放電により紫外線を発生させて蛍光体を励起することにより、発光させている。この放電は維持放電と呼ばれ、例えば、特開平4−195188号公報に開示されているように、サブフィールド毎に放電回数を変えることにより、中間調の表示が行なわれるようにしている。
【0003】
図6はかかるプラズマディスプレイパネルの一部を拡大して示す分解斜視図であって、1は前面ガラス基板、2はX電極、3はY電極、4はXバス電極、5はYバス電極、6は誘電体層、7は保護層、8は背面ガラス基板、9はアドレス電極、10は誘電体層、11は隔壁、12は蛍光体である。
【0004】
同図において、前面ガラス基板1の下面には、透明なX電極2と透明なY電極3とが交互にかつ互いに平行に設けられており、X電極2にXバス電極4が、Y電極3にYバス電極5が夫々積層されている。そして、これら電極が誘電体層6によって覆われ、さらにその上にMgOなどの保護層7が設けられている。
【0005】
一方、背面ガラス基板8の上面には、前面ガラス基板1のX電極2やY電極3に直交する方向に、アドレス電極9が設けられており、このアドレス電極9を誘電体層10が覆い、さらにその上に、アドレス電極9を挾むような位置に、隔壁11がアドレス電極9と平行に設けられている。さらに、隔壁11とアドレス電極9の上には、蛍光体12が塗布されている。2つの隔壁11で囲まれ、かつX電極2とY電極3を対として含む領域が1つのセルを構成している。
【0006】
図7は図6での矢印A方向からみたプラズマディスプレイパネルの1つのセル部分を示す断面図であって、13は放電空間であり、図6に対応する部分には同一符号を付けている。
【0007】
同図において、アドレス電極9は、隣合う2つの隔壁11の中間部に位置している。また、かかる隔壁11で隔離される前面ガラス基板1と背面ガラス基板8との間の放電空間13には、Ne,Xeなどの放電ガスが充填されている。
【0008】
図8は図6での矢印B方向からみたプラズマディスプレイパネルの3つのセル部分を示す断面図であって、各セルは縦の破線で区分して示し、図6に対応する部分には同一符号を付けている。
【0009】
同図において、各セルには、X電極2とY電極3とが1つずつ含まれている。AC型のプラズマディスプレイパネルでは、これらX電極2とY電極3との近傍の誘電体層6上に正負の電荷を分けて集め、この電荷を利用して放電を行なうための電界を形成する。
【0010】
図9は図6〜図8に示したX電極2,Y電極3及びアドレス電極9の配線とその駆動回路とを模式的に示す構成図であって、9a,9bはアドレス電極、14はX駆動回路、15はY駆動回路、16a,16bはアドレス駆動回路であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。なお、ここでは、前出のアドレス電極9の1つおきをアドレス電極9aとし、他の1つおきをアドレス電極9bとしている。
【0011】
同図において、X駆動回路14はX電極2に印加する駆動パルスを発生している。Y駆動回路15はY電極3の1本毎に接続され、Y電極3に印加する駆動パルスを発生している。また、2つのアドレス駆動回路36a,36bが設けられており、一方のアドレス駆動回路36aは1つおきのアドレス電極9aの1本毎に接続されて、これらアドレス電極9aに印加する駆動パルスを発生し、他方のアドレス駆動回路36bは他の1つおきのアドレス電極9bの1本毎に接続されて、これらアドレス電極9bに印加する駆動パルスを発生する。
【0012】
図10は本発明によるプラズマディスプレイパネルの駆動方法におけるフィールド構成を示す図であって、横軸を時間軸t、縦軸をセルの行yとしている。ここで、40は1フィールド期間、41〜48はサブフィールド、41a〜48aはリセット期間、41b〜48bはアドレス期間、41c〜48cは維持放電期間である。
【0013】
同図において、1フィールド期間40が複数のサブフィールドに区分されている。ここでは、8個のサブフィールド41〜48に区分されているものとする。、この場合、第1のサブフィールド41が最も放電回数が少ないサブフィールドとして割り当てられ、放電回数の少ない順にサブフィールド41〜48が図示のように配列されている。
【0014】
夫々のサブフィールド41〜48には、最初にリセット期間41a〜48aが設定され、続いて、表示するセルを規定するアドレス期間41b〜48bが、さらにこれに続いて、アドレス放電で電荷を形成されたセルのみの放電を行なう維持放電期間41c〜48cが設定されている。これら維持放電期間41c〜48cでは、夫々に放電回数が割り振られており、この放電回数に応じて維持放電期間41c〜48cの時間長が異なる。また、これらの放電回数の組合せによって(即ち、どのサブフィールドとどのサブフィールドで放電を行なわせるかに応じて)表示される階調が異なる。
【0015】
なお、放電回数の多少とサブフィールドの順番は任意であるが、連続して放電が多数回繰り返されるサブフィールドもある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような構成のプラズマディスプレイパネルを製作して輝度特性を測定すると、そのパネル毎に画面の発光強度のバラツキが生じていることが分かった。
【0017】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、画面の発光強度のバラツキをなくし、良好な輝度特性が得られるようにしたプラズマディスプレイパネルを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、前面ガラス基板の表面に互いに平行にかつ互いに独立に駆動されるX電極とY電極との間の静電容量をCXYとし、背面ガラス基板の表面に該X,Y電極と交差するように設けられたアドレス電極と該X電極との間の静電容量や該アドレス電極と該Y電極との間の静電容量をCAYとして、
CAY/CXY≦0.25
とするものである。
【0019】
このための具体的手法としては、背面ガラス基板に形成される隔壁について、それに前面板の誘電体材料よりも比誘電率の小さい材料を用いたり、その先端面の幅を他の部分での幅(厚み)よりも狭くして、かつアドレス電極に直交する隔壁断面形状において、先端部の稜線と保護膜層の面とがなす角度が略45度〜60度とし、隔壁の先端部の接触面積を小さくするなどがある。
【0020】
【発明の実施の形態】
本出願の発明者は、図6〜図8で示した構成のプラズマディスプレイパネルについて、シミユレーションなどの実験を行なった結果、X電極2(Xバス電極4も含む)もしくはY電極4(Yバス電極5も含む)に電圧を印加した場合、放電セル内において、即ち、隔壁11間のX,Y電極の長手方向に沿う誘電体層6の表面で、図5(a)に示すような電位分布が生じていることが判明した。ここで、図6〜図8に対応する部分には、同一符号をつけている。
【0021】
即ち、図5(a)において、1つの放電セルを規定する2つの隣接隔壁11内の誘電体層6の表面での電位をみると、これら隔壁11間の中央位置Aでは、電位が高いが、これら隔壁11の近傍の位置B,Cでは、電位が大きく低下している。隔壁11間の誘電体層6の表面での電位を示すと、図5(b)に示すように、放電セルの中央位置Aの近傍で最大となり、この中央位置Aから隔壁11に近い位置ほど電位が低下する。いま、図5(a)における等電位線の間隔を10(V)とし、X電極2またはY電極3に170(V)の電圧が印加されたとき、中央位置Aでの電位を150(V)とすると、隔壁11近傍の位置B,Cでの電位はほぼ135(V)となっている。
【0022】
維持放電では、X電極2とY電極3とに交互にパルス電圧を印加することにより、この電圧印加によって誘電体層6の表面でのX電極2とY電極3とに対向する位置間で放電が生ずるが、このときの放電電流値は、これらの位置に生ずる電位差にほぼ比例し、従って、発生する紫外線の強度も比例する。また、このようにして発生した紫外線は蛍光体を励起して可視光を発生させるものであるが、このときの可視光の強度、即ち、発光強度は蛍光体を励起する紫外線の強度にほぼ比例する。従って、発光強度は誘電体層6の表面に生ずる電位にほぼ比例するが、図5(a),(b)に示すように、隔壁11間の誘電体層6の表面での電位が不均一であると、放電セル内において、X電極2,Y電極3の長手方向で発光強度分布にむらが生じていることになる。
【0023】
このように、従来のプラズマディスプレイパネルでは、放電セル内で均一な発光強度が得られず、このため、パネル全体の発光強度が充分ではなく、また、パネルごとに輝度特性にバラツキがあった。
【0024】
本発明は、このような放電セル内の発光強度分布のむらを低減し、パネル全体の発光強度を高めるとともに、パネル間での発光強度のバラツキを低減するものであり、以下、本発明の実施形態について図面により説明する。なお、本発明も、基本構成としては、図6〜図8で示した構成と同様である。
【0025】
ところで、図5に示したような誘電体層6の表面での電位のむらは、主として、隔壁11に起因するものである。特に、従来のプラズマディスプレイパネルでは、隔壁11を誘電体層6とほぼ等しい比誘電率εsをもつ材料で形成しており、X電極2とY電極3との間の静電容量がほぼ誘電体層6とほぼ真空の放電空間13(図7)とによるものであるのに対し、X電極2とアドレス電極9との間やY電極3とアドレス電極9との間の静電容量が放電空間13(比誘電率εsはほぼ1)とこれとは比誘電率が1桁異なる隔壁11(例えば、比誘電率εs=11)とによるものであるから、X電極2とY電極3との間にパルス電圧が印加されたとき、誘電体6での電位は、X電極2とY電極3との間の近傍では、誘電体層6と放電空間13が影響するのに対し、隔壁11の近傍では、さらに、隔壁11が大きく影響するのである。
【0026】
そこで、いま、図1に示すように、X電極2とY電極との間の静電容量をCXYとし、X電極2とアドレス電極9との間の静電容量をCAXとし、Y電極3とアドレス電極9との間の静電容量をCAYとして、ほぼCAX=CAYであるから、静電容量CXYに対する静電容量CAYの比、即ち、CAY/CXYに対するプラズマディスプレイパネルの表示画面の輝度を求めたところ、図2に示す輝度特性が得られた(なお、かかる静電容量CXY,CAX,CAYは測定可能である)。ここでは、隔壁11の比誘電率εsを変化させた場合である。図2では、サイズが41インチのプラズマディスプレイと25インチのプラズマディスプレイについて示しており、従来のプラズマディスプレイでは、CAY/CXYはほぼ0.5であった。
【0027】
図2は、いずれのサイズのプラズマディスプレイでも、CAY/CXYが小さくなるに従って輝度が増加する傾向があることを示している。この場合、CAY/CXYを小さくすることは、隔壁11の比誘電率εsを小さくすることであり、これによって輝度が増加するのは、図5において、隔壁11の比誘電率εsが放電空間13での比誘電率εs に近づき、Y電極3とアドレス電極9との間の放電空間13だけの状態に近づいてきたことによるものである。このため、放電セル内での発光強度分布が均一な分布に近づくことになり、発光輝度が高まることになる。
【0028】
図2において、CAY/CXYが0.25以下になると、CAY/CXYが0.5のときよりも、プラズマディスプレイパネルの画面の輝度が約7%以上向上し、かかる効果が確認できた。従って、本願発明の一実施形態は、
CAY/CXY≦0.25
とするものである。このように、放電セルでの発光強度むらが低減されて発光効率が高まると、プラズマディスプレイ間での放電セルの発光強度のバラツキも少なくなり、プラズマィスプレイパネル間の画面の輝度のバラツキも低減されることになる。
【0029】
このように、CAY/CXYの範囲を設定する手法の第1の具体例としては、例えば、図7において、隔壁11の材料を前面板の誘電体層6の材料よりも比誘電率εsが小さいものとすればよい。プラズマディスプレイパネルの隔壁11並びに誘電体層6の材料としては、製造工程の熱劣化などを考慮して、一般に、PbO系低融点ガラスが用いられる。これらの材料の比誘電率εsはほぼ10〜13の範囲にある。そこで、隔壁11の誘電率を下げる一手段として、隔壁材料に該材料よりも高融点でかつ低比誘電率特性を有するセラミック,ガラスなどの粉体を混合して隔壁を形成する方法がある。具体的には、隔壁材料(比誘電率=12)に比誘電率=4のSiO2粉を50wt%混合し、ペースト化,印刷,焼成,成形の工程によって隔壁を形成すると、隔壁の比誘電率εs=8となり、従来の材料から約30%の低減効果が得られる。他の材料としては、B2O3−SiO2系ガラス,Li2O−SiO2系結晶化ガラスなどの高融点・低比誘電率材料、あるいはAl2O3,フォルステライト(2MgO・SiO2)、ステアタイト(MgO・SiO2)などの低比誘電率セラミック材料を使用すればよい。また、隔壁材料と該低比誘電率材料との混合比率については、上記の比率以外でも隔壁が形成できればよく、混合する材料によってその比率を調整することはいうまでもない。
【0030】
第2の具体例として、隔壁11の高さを高くし、Y電極とアドレス電極との間隔を広げて(誘電体層6,10間の間隔を広げる)CAY間の静電容量を小さくする手法である。一般に、静電容量Cは、
C=(ε・S)/l
但し、ε=比誘電率 S=電極面積 l=電極間隔
で与えられる。そこで、隔壁11の高さに反比例してアドレス電極,Y電極間の静電容量CAYが変化する。具体的には、XY電極間隔=160μm、夫々の誘電体の膜厚を誘電体6=20μm,誘電体10=10μmのパネルの隔壁高さを100μmから150μmとすることにより、静電容量CAYは22nFから16nFに低減(約30%低減)できる。最適な隔壁の高さは、パネル構造や画素数(セルピッチ)などで異なるが、隔壁の機械的強度や放電セルの放電開始電圧などの関係から、実用上、100〜300μmの範囲内で設定する。また、隔壁の形状としては、その幅を狭くしてA−Y間に占める隔壁11の体積を小さくすることでも、アドレス電極とY電極間の静電容量CAYを同様に低減できる。この場合でも、隔壁11の機械的強度から、実用上の幅は15μm以上とする。
【0031】
第3の具体例として、図3に示すように、隔壁11として、従来と同様の比誘電率εsの部分11bとこれよりも比誘電率εsが小さい部分11aとの多層構造として、隔壁11全体の比誘電率εsを低減する方法がある。具体的には、高さ=100μm,幅40μmの隔壁を高さ方向に2分割し、部分11bを比誘電率=12、部分11aを比誘電率=6の材料で形成した場合、静電容量CAYは約30%低減できる。部分11aの材料としては、上記の第1の具体例で示した低比誘電率材料を混合したものを用いてもよく、要は隔壁11が安定して形成できれば、材料を限定するものではない。
【0032】
第4の具体例として、図4に示すように、隔壁11の先端の部分のみを他の部分よりも狭幅Wとし、隔壁11の保護層7への当接面積を狭くしても、静電容量CAYを低減することができる。具体的には、高さ100μm,幅40μmの隔壁の先端部分を、その断面形状において、先端部分の稜線と保護膜7とのなす角度θを45度として面取り加工を行ない、その先端部分の幅Wを20μmにした隔壁11を形成する。このような形状にすることにより、隔壁11の先端部分の近傍の電位の偏りを従来以上小さくすることが可能となり、静電容量CAYを低減できる。角度θを大きくすると、よりその効果が得られるが、先端部分の強度を考慮すると、角度θ=60度が限界である。また、先端部分の幅も、同様の理由から、10μm以上必要である。さらに、隔壁11と保護層7とに隙間を明けることにより、静電容量CAYの更なる低減効果が可能となるが、隣接放電セルへの電荷の漏れ込みによる放電の誤動作,振動による隔壁の破損などからして現実的でない。
【0033】
以上説明したいずれの具体例も、CAY/CXYを上記の範囲に設定することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、放電セルでの発光強度分布のむらを低減することが可能となり、この結果、プラズマディスプレイパネルの画面の輝度を高めることができるとともに、プラズマディスプレイ間の輝度のバラツキを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラズマディスプレイパネルの各電極間の静電容量を模式的に示す図である。
【図2】本発明によるプラズマディスプレイパネルでの各電極間の静電容量の比の範囲を説明するためのグラフ図である。
【図3】図2をもとに規定された各電極間の静電容量の比の範囲を実現するための手法の一具体例を示す図である。
【図4】図2をもとに規定された各電極間の静電容量の比の範囲を実現するための手法の他の具体例を示す図である。
【図5】従来のプラズマディスプレイの放電セルでの等電位分布を示す図である。
【図6】プラズマディスプレイパネルの構造の一部を拡大して示す分解斜視図である。
【図7】図6に示すプラズマディスプレイパネルの矢印A方向からみた断面図である。
【図8】図6に示すプラズマディスプレイパネルの矢印B方向からみた断面図である。
【図9】プラズマディスプレイパネルでのパネル電極の配列とその駆動回路とを模式的に示す構成図である。
【図10】プラズマディスプレイパネルの駆動方法におけるフィールド構成を示す図である。
【符号の説明】
1 前面ガラス基板
2 X電極
3 Y電極
8 背面ガラス基板
9 アドレス電極
11 隔壁
12 蛍光体
13 放電空間
CXY X,Y電極間の静電容量
CAX X電極,アドレス電極間の静電容量
CAY Y電極,アドレス電極間の静電容量
Claims (5)
- 前面ガラス基板の表面に互いに平行にかつ互いに独立に駆動されるX電極とY電極とが交互に配置されて、さらに、該X,Y電極を覆うように誘電体層が設けられ、該誘電体層を覆うように保護膜層が設けられており、また、背面ガラス基板の表面に、該X,Y電極と交差するようにして、複数のアドレス電極が配置され、これらアドレス電極間毎に該アドレス電極に平行に隔壁が設けられて該隔壁間を蛍光体が充填された放電空間とし、該X電極とこれに隣接する該Y電極との間にパルス状の電圧を印加することにより、該前面ガラス基板と該背面基板との間の該放電空間で連続的に放電を行なわせるようにしたプラズマディスプレイパネルにおいて、
該X,Y電極間の静電容量をCXYとし、該X電極,該アドレス電極間の静電容量C AX と該Y電極,該アドレス電極間の静電容量C AY とほぼ等しくして、
C AX /C XY ≦0.25 CAY/CXY≦0.25
としたことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1において、
前記隔壁を、前記前面ガラス基板側に設けられた前記誘電体層よりも比誘電率が小さい材料で形成したことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1において、
前記隔壁を、前記前面ガラス基板側に設けられた前記誘電体層に等しい比誘電率の材料と前記誘電体層よりも比誘電率が小さい材料との多層構造としたことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1において、
前記隔壁の先端面を該先端面近傍以外の部分よりも狭幅とし、前記隔壁の先端面の幅が少なくとも10μm以上であって、かつ前記アドレス電極に直交する前記隔壁の断面形状が、該先端部の稜線と前記保護膜層の面とのなす角度が略45度以上60度以下であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1において、
前記隔壁の高さをhとし、前記放電空間内での両側の前記隔壁の対向する表面間の間隔をdとして、
h≦d
としたことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
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