JP3630342B2 - 対象物の計測方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対象物の計測方法および装置、更に詳細には、対象物の透過率と対象物からの受光光量を測定し、対象物の端部位置の変化に従って変化する対象物からの受光光量を測定することにより対象物の端部位置を計測する対象物の計測方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、ミシンの縫製分野において、異なる曲線の布端カーブを持つ2枚の生地をその布端を揃えながら自動的に縫製することが行なわれている(例えば、特公平3ー44548号公報を参照)。このような縫製ミシンにおいて、2枚の被縫製物のそれぞれに対して複数個のLED(発光ダイオード)素子を併設した薄板状LEDパネルとソーラセルとを被縫製物を介挿可能にして対向配置し、LED素子をオンオフさせ、ソーラセルに受光された光量から、LEDをオフした時に受光された外乱光量分を除去して、LED素子の光量分に基づいて、布の縁部位置を検出することが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の薄板状LEDパネルとソーラセルの組み合せによる布のエッジ位置測定装置では、ソーラセルで受光される受光光量は、布の透過率に関係するので、柄物の布では、布の透過率が布の場所により異なるためためにエッジ位置の測定値に誤差が発生する、という問題がある。このために、布の透過率を測定するセンサ(ソーラセル)を別に設ける構成が知られている。しかし、布端位置測定用のソーラセルと透過率測定用のソーラセルが同一の位置でないために、この両位置において色ないし透過率が異なる場合は同様に布端位置の測定値に誤差が生じてしまう。
【0004】
以上は、ミシンの縫製分野における布の縁部位置の検出の問題であったが、一般的に、フィルム、用紙等のシート状の物に対しても同様な問題がある。例えば、柄物のフィルム、用紙等のシート端部を検出する場合、その色模様に従って透過率測定位置と、端部位置を求めるための受光光量測定位置において色ないし透過率が異る場合には、同様な問題が発生する。
【0005】
従って、本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、被測定対象物の色模様ないしその透過特性にかかわらず、被測定対象物の端部位置を正確に計測することが可能な対象物の計測方法および装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、対象物の透過率と対象物からの受光光量を測定し、対象物の端部位置の変化に従って変化する対象物の受光光量を測定することにより対象物の端部位置を計測する対象物の計測方法および装置である。いずれも、可視光および可視光以外の発光波長を含む複数の異なる発光波長が順次切り替えられ対象物に投射される。対象物の透過率を測定する位置と対象物からの受光光量を測定する位置においてそれぞれ各発光波長ごとの対象物の透過率が算出される。両位置における対象物の透過率が各発光波長で所定の誤差内で一致しない場合には、可視光以外の発光波長の光を用いて対象物の端部位置が計測される。一方、両位置における対象物の透過率が各発光波長で所定の誤差内で一致した場合には、透過率の最も低い発光波長の光を用いて対象物の端部位置が計測される。
【0007】
対象物からの受光光量は、その受光光量が測定される対象物の透過率に関係する。本発明では、対象物の透過率が測定され、この測定位置と、対象物からの受光光量を測定する位置において対象物の透過率が算出される。両位置における対象物の透過率が各発光波長で一致しない場合には、透過率の影響を受けにくい可視光以外の発光波長、例えば赤外の発光波長での透過率を用いてその発光波長での受光光量を測定することにより対象物の端部位置が計測される。
【0008】
従って、対象物の透過率の測定位置と、対象物からの受光光量の測定位置において色が相違して対象物の透過率が異っていても正確な端部位置を計測することが可能になる。
【0009】
一方、両位置で透過率が各発光波長でほぼ同一の場合は、対象物の受光に適した光、例えば透過率の最も低い色の光を用いて端部位置が計測される。従って、単色の発光器のみ使用に比べて、端部位置の検出精度が高くなる。特に薄い対象物では透過率が厚い対象物に比べて高いために、端部位置の検出が困難になるが、透過率の低い色でのデータを選択することにより端部位置の計測が容易になる。
【0010】
また、本発明では、対象物の第1の位置において測定される各発光波長ごとの対象物の透過率と、第2の位置において測定される各発光波長ごとの対象物からの受光光量から対象物の端部位置が算出される。各発光波長ごとに算出された対象物の端部位置が所定誤差内で一致していない場合には、透過率の影響を受けにくい可視光以外の発光波長、例えば赤外の発光波長で得られる対象物の端部位置の値を求める端部位置とし、一致している場合には、対象物の受光に適した発光波長、例えば透過率の最小の発光波長で得られる対象物の端部位置の値を求める端部位置とするようにしている。
【0011】
このような構成においても、対象物の透過率の測定位置と、対象物からの受光光量の測定位置において対象物の透過率が相違していても正確な端部位置を計測することが可能になる。
【0012】
本発明の好ましい実施形態では、各発光波長ごとの対象物からの受光光量と、対象物がないときの各発光波長ごとの受光光量との各比に基づき対象物の透過率が求められる。
【0013】
好ましい実施形態では、発光手段は、単独の発光器から構成してもよく、あるいは第1の位置に配置された可視光および可視光以外の発光波長を含む複数の異なる発光波長の光を対象物に投射する第1の発光器と、第2の位置に配置された可視光および可視光以外の発光波長を含む複数の異なる発光波長の光を対象物に投射する第2の発光器とから構成するようにしてもよい。
【0014】
発光手段は、例えば異る発光波長の光を発光する発光ダイオードと、これらの発光ダイオードを順次パルス駆動する駆動手段とから構成され、その場合、発光ダイオードは、各発光波長の光ごとに対象物を均一に照明できるように配置される。発光ダイオードは、具体的には、チップ素子あるいはチップ素子を棒状に配列した棒状アレイあるいは広指向性のダイオードである。
【0015】
透過率測定時あるいは端部位置測定時、パルス駆動された発光ダイオードで照射された対象物からの受光光量に対応する信号から外乱光信号が除去され、あるいは測定された対象物からの受光光量に対応する信号に対して温度補正あるいは光量補正が行なわれる。
【0016】
透過率測定手段と端部位置計測手段は、それぞれ受光光量を検出する検出回路を有してもよいし、またこれらの検出回路を共有するようにすることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。以下に示す例では、ミシンの縫製布の端部位置を計測する例に基づいて説明が行なわれるが、本発明は、このような縫製布に限らず、フィルムあるいは用紙などのシート状の物の端部位置を検知する場合などにも適用されるものである。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態である発光波長自動切替機能付のエッジ位置測定装置を備えたミシンの概略を示す。同図において、符号1はミシンヘッドを、2は縫製針をそれぞれ示しており、針2の針落ち点の近傍には、面発光LED(発光ダイオード)パネル3、3’の発光手段と、例えば単結晶タイプのソーラセル(フォトダイオード)4、4’の受光手段が上下方向に重なるように対向配置されている。
【0019】
この面発光LEDパネル3、3’及びソーラセル4、4’は分離板5を介して上布用と下布用とがあり、両者は重ねられた状態となっている。本装置は、異なる曲線の布端カーブを持つ上布をLEDパネル3とソーラセル4間に、また下布をLEDパネル3’とソーラセル4’間に挿入し、各布端を揃えながら自動的に縫い合わせるミシンに適用されている。
【0020】
面発光LEDパネル3、3’並びにソーラセル4、4’はそれぞれ同様に構成されており、図2には、上布用の面発光LEDパネル3、ソーラセル4、分離板5並びに上布7が図示されており、ソーラセル4は、透過率測定用のソーラセル4aと布端位置測定用のソーラセル4bから構成されている。
【0021】
また、面発光LEDパネル3は、図3に示されるように、LED素子チップ3aと、これらのLED素子チップ3aが配置されるパネルプリント基板3bと、LED素子チップ3aを囲うケース3dと、このケース3dのプリント基板の反対側を覆う光拡散用の半透明フィルム3cとから構成されており、LED素子チップ3aが発光した時に、拡散フィルム3cの表面から均一な光量が得られるように構成されている。
【0022】
さらに、LED素子チップ3aは、この例では、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、赤外(IR)のように波長の異なるLEDを規則的に配置し、かつ、同一の波長のLEDのみ独立して点灯可能に回路が構成される。LEDの並べ方は、各波長とも単独で点灯させた場合に、拡散フィルム3c表面で均一な光量が得られるような配列で配置される。例として、図示したように縦横のマトリックス状になっているが、六角格子状の各点等でもよく、その他多くの配列パターンが考えられる。
【0023】
図2に示したように、縫製時には、面発光LEDパネル3とソーラセル4間には、上布7が、また不図示であるが、面発光LEDパネル3’とソーラセル4’間には下布がそれぞれ一定距離、離間して通過可能になっており、以下で説明するように各布端の端部位置が計測される。各布端部位置がずれている場合には、ずれている布の位置を補正しながら縫製が行なわれ、各布端を揃えながら自動的に縫製が行なわれる。
【0024】
上述した発光色切替可能な発光LEDパネル3及びソーラセル4a、4bを備えるエッジ位置測定装置の回路構成が図4に図示されている。
【0025】
図4において、符号10は、パルス発生手段としての発振器を示し、発振器10からのパルスは、LEDドライブ回路11のゲートU1〜U4の一方の端子に入力され、これらのゲートの他方の端子は、マイクロコンピュータ17よりの発光波長選択ラインに接続される。各ゲートU1〜U4の出力は、抵抗R1〜R4を介してトランジスタQ1〜Q4のベースに接続されている。
【0026】
面発光LEDパネル3は、LEDドライブ回路11に接続され、LEDパネル3の赤、緑、青、赤外に対応する各ダイオード(R)、(G)、(B)、(IR)は、それぞれ抵抗R5〜R8を介してトランジスタQ1〜Q4のコレクタに接続される。従って、マイクロコンピュータ17からそれぞれ赤、緑、青、赤外の選択ラインが選択されると、それに応じて発振器10からのパルスに同期してトランジスタQ1〜Q4が駆動され、LEDパネル3の各ダイオードが駆動される。
【0027】
透過率測定用光量検出回路12aは、ソーラセル4aとオペアンプU5および抵抗R9、コンデンサC1より構成され、検出回路12aの出力は、トランジスタQ5、インバータU6、コンデンサC2及び抵抗R10、R11、R12よりなるノイズ除去手段としてのパルス分検出回路13aに入力される。このパルス分検出回路13aのインバータU6には、発振器10からのパルスが入力される。サンプル&ホールド回路14aは、パルス分検出回路13aに接続され、発振器10からのパルスに応じてパルス分検出回路13aのパルスをサンプルホールドする。
【0028】
布端位置測定用にも、その光量検出回路12b、パルス分検出回路13b並びにサンプル&ホールド回路14bが設けられており、光量検出回路12bは、ソーラセル4bとオペアンプU7および抵抗R13、コンデンサC3より構成され、また、パルス分検出回路13bは、トランジスタQ6、インバータU8、コンデンサC4及び抵抗R14、R15、R16より構成され、サンプル&ホールド回路14bは、発振器10からのパルスに応じてパルス分検出回路13bのパルスをサンプルホールドする。
【0029】
アナログマルチプレクサ15は、マイクロコンピュータ17の切替信号に応じてサンプル&ホールド回路14a、14bの信号を選択し、これをA/D変換器16を介してマイクロコンピュータ17に入力する。また、図4の回路には、ワンショット回路18が設けられ、発振器10からのパルスから所定パルス幅T1のパルスを形成し、マイクロコンピュータ17に読み込みタイミングパルスを供給している。
【0030】
上述した回路は、上布用であるが、同様な回路構成が下布用にも設けられるが、図示は省略されている。
【0031】
次に、この発光波長自動切替機能付のエッジ位置測定装置の回路動作について以下説明する。
【0032】
先ず、図5のフローで示す処理を開始すると、発振器10により図7(a)に示されるようなパルス出力がなされる。続いて図5のステップS1において、マイクロコンピュータ17の発光波長選択出力から、R(赤色)LED選択が出力される(図7(b))。従って、LEDドライブ回路11のゲートU1が開き、図7(f)に示したように、発振器からのパルスに同期して赤のLEDの部分がドライブされ、面発光LEDパネル3は赤色にパルス発光する。
【0033】
上記面発光LEDパネルが赤色にパルス発光すると、図2に示されるように、布端位置測定用ソーラセル4bおよび送り動作中の布7に均一な照射がなされる。従って、透過率測定用ソーラセル4aには、布7を透過した光量が照射され、布端位置測定用ソーラセル4bでは、布7により遮蔽されていない部分はそのままの光量が、また遮蔽部分は布7を透過した光量が照射される。
【0034】
透過率測定用ソーラセル4aが照射されると、その光量に比例して光電流が発生するが、抵抗R9にその光電流と同量の電流が流れて光電流を打ち消すので、オペアンプU5の正負入力間は0ボルトに保たれる。従って、オペアンプU5の出力電圧は、ソーラセルの光電流に抵抗R9の抵抗値を乗じた値となり、光量検出回路12aからは、図7(j)に示されるような出力がなされる。
【0035】
なお、図7(j)において、LED素子3aオン時に上方に突出している部分Aは、LED素子3aの光量のみに対応する電圧を、LED素子3aオフ時の斜線Bは、白熱灯や蛍光灯等の室内灯や、太陽光等の外乱光の光量に対応する電圧をそれぞれ示している。
【0036】
微分回路により構成されるパルス分検出回路13aにおいては、LED素子3aオフ時には、トランジスタQ5が導通しており、従ってその出力は0ボルトとなっている。この時トランジスタQ5は本来の正方向にも、逆方向にも導通する。ここで、LED素子3aのオン直前の光量検出回路12aの出力電圧が、例えば4ボルトと仮定すると、トランジスタQ5がオンしているので、コンデンサC2には4ボルト分の電荷がある。ここで、LED素子3aがオンすると、同時にトランジスタQ5がオフし、光量検出回路12aの出力電圧が、例えば7ボルトに変化したとすると、コンデンサC2には、上述のように、4ボルト分の電荷があるために、パルス分検出回路13aからは、(7−4)=3ボルトのパルス電圧が出力されることになる。但し、R10《R12とする。
【0037】
因に、LED素子3aのオン中はトランジスタQ5がオフしているために、C2×R12の時定数でパルス分検出回路13aの電圧が下がるが、C2×R12》(LED素子3aのオン時のパルス巾)の条件により、パルス電圧値は、LED素子3aオン中、一定と見做せる。そして、再びLED素子3aがオフすると、トランジスタQ5が導通し、その出力は0ボルトとなる。
【0038】
ここでもし、トランジスタQ5がないとすると、C2×R12の時定数がかなり大きいために、LED素子3aのオフ時の外乱光のみによる電圧に対して、コンデンサC2の端子電圧の応答が遅れ、パルス出力電圧は一定しなくなる。
【0039】
このようにして、パルス分検出回路13aから出力される電圧が図7(l)に図示されている。同図に示されるように、図7(j)で説明した外乱光の光量に対応する電圧Bは除去されており、LED素子3aの光量のみに対応する電圧Aのみが出力されることになる。
【0040】
上記パルス分検出回路13aの出力は、サンプル&ホールド回路14aに入力され、このサンプル&ホールド回路14aにおいて、LED素子3aの点灯するタイミングでLED素子3aの光量のみに対応する電圧Aがホールドされる。この波形を表わしたのが、図7(n)である。
【0041】
上記サンプル&ホールド回路14aの出力は、アナログマルチプレクサ15に入力され、このアナログマルチプレクサ15において、マイクロコンピュータ17より出ている切替信号によりサンプル&ホールド回路14aの方が選択され、A/D変換器16に入力される。
【0042】
上記A/D変換器16の出力は、マイクロコンピュータ17へ入力される。このとき、LED素子3aの点灯するタイミングである発振器10のパルス出力に同期して、時間T1の幅のパルスを出力するワンショットマルチバイブレータ18により、図7(p)に示したような光量読み込みタイミング信号が発生され(図5のステップS2)、LED素子3aの点灯よりA/D変換器16により光量がデジタル変換されるに要する時間よりも大きい時間T1後にマイクロコンピュータ17にR(赤色)LED発光による受光電圧VRが読み込まれ、レジスタ上に保持される(図5のステップS3)。
【0043】
同様にして、布端位置測定用ソーラセル4bに照射された光量も布端位置測定用の光量検出回路12bにより検出され(図7(k))、パルス分検出回路13bにより外乱光分が除去され(図7(m))、続いてサンプル&ホールド回路14bによりサンプルホールドされる(図7(o))。このとき、図7(p)の読み込みタイミングに同期して、アナログマルチプレクサ15およびA/D変換器16を介し、マイクロコンピュータ17にR(赤色)LED発光による受光電圧VRxが読み込まれ、レジスタ上に保持される。この処理が図5のステップS4に示されている。
【0044】
次に、ステップS5においてR(赤)のLEDの選択出力がオフにされ、ステップS6において、マイクロコンピュータ17の発光波長選択出力は、G(緑色)LED選択に切替わる。この切り替わる状態が図7(b)、図7(c)に図示されている。このとき、LEDドライブ回路11のゲートU1が閉じ、代わりにゲートU2が開き、発振器10の次のパルス出力に同期して、G(緑)LEDの部分がドライブされ(図7(g))、面発光LEDパネル3は緑色にパルス発光する。
【0045】
そしてR(赤色)LEDのパルス発光時と同様な処理で、マイクロコンピュータ17にG(緑色)LED発光による受光電圧VG、VGxが読み込まれ、レジスタ上に保持される(ステップS7、S8、S9)。
【0046】
次に、ステップS10、S11で示したように、マイクロコンピュータ17の発光波長選択出力は、B(青色)LED選択に切替わり(図7(c)、図7(d)を参照)、LEDドライブ回路11のゲートU2が閉じ、代わりにゲートU3が開き、発振器10の次のパルス出力に同期して、B(青)LEDの部分がドライブされ(図7(h))、面発光LEDパネル3は、青色にパルス発光する。
【0047】
そして、R(赤色)LEDやG(緑色)LEDのパルス発光時と同様な処理で、マイクロコンピュータ17にB(青色)LED発光による受光電圧VBおよびVBxが読み込まれ、レジスタ上に保持され(ステップS12、S13、S14)、ステップS15においてB(青)LEDの選択出力がオフにされる。
【0048】
次に、図6のステップS16に示したように、マイクロコンピュータ17の発光波長選択出力は、IR(赤外)LED選択に切替わる(図7(d)、(e))。LEDドライブ回路11のゲートU3が閉じ、代わりにゲートU4が開き、発振器10の次のパルス出力に同期して、IR(赤外)LEDの部分がドライブされ(図5(i))、面発光LEDパネル3は、赤外のパルス発光する。
【0049】
そして、R(赤色)LED、G(緑色)LEDおよびB(青色)LEDのパルス発光時と同様な処理で、マイクロコンピュータ17にIR(赤外)LED発光による受光電圧VIRおよびVIRxが読み込まれ、レジスタ上に保持される(ステップS17、S18、S19)。この後でマイクロコンピュータ17の発光波長選択出力のIR(赤外)LED選択をOFFする(ステップS20)。
【0050】
以上、説明したステップでは、図7(n)、(o)に示したように、期間XにおけるR(赤色)LED、G(緑色)LED、B(青色)LEDおよび赤外(IR)LED発光時の透過率測定用のソーラセル4aと布端位置測定用のソーラセル4bの受光光量(電圧)が求められたことになる。
【0051】
布端位置の測定は、図8に示した布端位置測定用ソーラセル4bでの受光電圧Vxとソーラセル4bの端部から布縁部までの距離x(図2参照)との関係に基づいて行なわれる。すなわち、ストロークxが0では、布がソーラセル4bの全面を覆っているために、透過率が0に近い場合にはaのカーブ、透過率が半分位ではbのカーブ、透過率が高い場合にはcのカーブのようになる。ここで直線になる場合には、布の光透過率が場所によらず均一で、面発光LEDパネルよりの光量も均一であることが前提になっている。
【0052】
ここで、ソーラセル4aで測定された透過率の特性がbであって、ソーラセル4bにより得られる受光電圧Vxが得られたとすると、ストロークxは、
x={(VxーV2)/(V1ーV2)}・x0 ……(1)
より求められる。ここで、V1はソーラセル4b全開時の受光電圧で、あらかじめマイクロコンピュータ上に記憶されている。一方、V2はソーラセル4bを全て布が覆っているときの受光電圧で、ソーラセル4aによる透過率測定用光検出により得られた透過率αにより、
V2=α×V1
として求められる。また、x0はソーラセル4bの受光範囲となっている。
【0053】
このようにソーラセル4bの端部から布縁部までの距離xは、ソーラセル4bの受光光量に従って求められ、この受光光量はソーラセル4aで求められた布の透過率に従って計算される。ソーラセル4aと4bの位置での布の透過率が同じ場合には、布端位置の計算に誤差が発生しないが、例えば両位置において色が相違すると、実際と異る透過率(a〜c)によるソーラセル4bの受光光量に基づいて布端位置が計算されるので、布端位置の計測に誤差が発生する。
【0054】
そこで、本発明では、ソーラセル4aと4bによる各色に対する布の透過率が計算されその相違が比較される。
【0055】
まず、図6のステップS21において赤外光に対しての透過率αIRが求められる。この透過率αIRは、透過率測定用ソーラセル4aにより得られた受光電圧VIRおよび、あらかじめマイクロコンピュータ17上に記憶されている布の無い状態での受光電圧VIR0より、以下の式にて計算される。
【0056】
αIR=VIR/VIR0
さらにこの赤外光に対しての布端位置xIRは、前記透過率αIRおよび、赤外光に対する布端位置測定用受光電圧VIRxより図8の特性に基づいて上述した式に従って求めることができる(ステップS22)。
【0057】
xIRを式で表現すると、
【0058】
【数1】
Figure 0003630342
【0059】
となる。VIR1は、赤外光に対するソーラセル4b全開時の受光電圧で、あらかじめマイクロコンピュータ上に記憶されている。
【0060】
赤外光に対する透過率は、布の色の相違に対して影響されにくいので、両ソーラセルの位置における色が相違していても上述した位置誤差は発生せず、従ってこの布端位置xIRは、かなりの精度で布端位置xを表している。
【0061】
続いて、ステップS23において、R(赤)LEDによる透過率αRが計算される。これは、ステップS21において行なわれた赤外光に対しての透過率αIRと同様にして、透過率測定用ソーラセル4aにより得られた受光電圧VRおよび、あらかじめマイクロコンピュータ17上に記憶されている布の無い状態での受光電圧VR0より、αR=VR/VR0に従って求められる。
【0062】
次のステップS24においては、ソーラセル4bを用いた透過率αR’が求められる。これは、赤外光により求めた上記布端位置xIRおよびRの発光波長によるソーラセル4bの受光電圧VRxにより以下のように算出される。
【0063】
【数2】
Figure 0003630342
【0064】
但し、VR1は、ソーラセル4b全開時の赤の波長に対する受光電圧である。透過率αR’は、本来VRx/VR1で計算されるが、ソーラセル4bは比較的受光面積が大きく、ソーラセル4bが布によりどのくらい覆われているかに従って透過率の計算に誤差が出る。従って、上記赤外線照射時に求められた布端位置xIRにより測定時のソーラセルによる被覆率に応じて透過率を補正するようにしている。
【0065】
同様にして、ステップS25、S26では、ソーラセル4a、4bで測定されるG(緑)LEDによる透過率αG、αG’が、またステップS27、S28では、ソーラセル4a、4bで測定されるB(青)LEDによる透過率αB、αB’が求められる。
【0066】
αG、αBは、αIR、αRと同様にして求められ、また布端位置測定用ソーラセルの位置での透過率αG’、αB’も、αR’と同様に、
【0067】
【数3】
Figure 0003630342
【0068】
の式に従って求められる。
【0069】
ここで、上式において、VG1、VB1はソーラセル4b全開時の各波長に対する受光電圧で、あらかじめマイクロコンピュータ上に記憶されているものとする。
【0070】
このようにして、透過率測定用ソーラセル4aと、布端位置測定用ソーラセル4bでの、各波長に対する透過率αR、αG、αBおよびαR’、αG’、αB’を求めて、各波長毎にαとα’が一定の誤差範囲内で一致するかがステップS29においてチェックされる。もし、一致していなければ、透過率測定用ソーラセルと布端位置測定用ソーラセルでの布の色が一致していないので、布の色に影響されにくい赤外線での布端位置xIRを布端xとする(ステップS30)。
【0071】
一方、ステップS29で前記両ソーラセルでの布の色が一定の誤差範囲内で一致していると判断された場合には、ステップS31でαR、αG、αBの透過率の最小値が求められる。αRが最も小さい場合には、ステップS32で一番低い色での透過率による布端xRの値を、透過率αRおよび布端位置測定用受光電圧VRxより算出し、ステップS35においてこれを布端xとする。
【0072】
xRの値を求める式は、
【0073】
【数4】
Figure 0003630342
【0074】
となる。ここで、VR1は、赤色光に対するソーラセル4b全開時の受光電圧で、あらかじめマイクロコンピュータ上に記憶されている。
【0075】
同様に、αG、αBが最も小さい場合には、ステップS33、S34で各色での透過率による布端xG、xBの値を求め、ステップS36、S37でこれらを布端xとする。
【0076】
xG、xBを求める式は、
【0077】
【数5】
Figure 0003630342
【0078】
となる。ここで、VG1は、緑色光に対するソーラセル4b全開時の受光電圧であり、VB1は、青色光に対するソーラセル4b全開時の受光電圧で、あらかじめそれぞれマイクロコンピュータ上に記憶されている。
【0079】
また、下布に対しても上述したのと同様にして布縁部までの距離が求められる。
【0080】
このような処理が図7の区間X、Y、Zに示したように、この周期で各発光波長ごとにLEDが順次点灯され、求められた各受光電圧に従って各ソーラセル位置での各発光波長ごとの透過率が求められる。上述したように、各発光波長での透過率が相違する場合には赤外線で求めた布端位置が、また一致する場合には、その最小透過率のLED発光に対応した布端位置が、縫製布の布端位置とされ、上布の縁部と一致するように上布と下布が合わされて縫製が行なわれる。
【0081】
図9には、図3に示した面発光LEDパネル3に代る発光器(光源)を用いた例が図示されており、同図の例では、棒状LEDアレイ(赤色)20a、棒状LEDアレイ(緑色)20b、棒状LEDアレイ(青色)20c並びに棒状LEDアレイ(赤外)20dが使用されており、各棒状LEDアレイ20a〜20dがコ字状のブロック20の一方の脚部に配置され、これに対向する部分にソーラセル4a、4bが配置されている。各棒状LEDアレイは、図10に示したように、チップ状LEDが等間隔に並んで、対向するソーラセル4b上で均一な光を得るようになっている。
【0082】
この発光器を有する回路の構成が図11に図示されている。図4の回路と同様であるが、発光器が棒状LEDアレイ20a〜20dとなっているところが相違するだけであり、動作については、図4に関連して説明したのと同様である。
【0083】
更に、図12には、面発光LEDパネル3に代えて、広指向性LED(赤色)22a、広指向性LED(緑色)22b、広指向性LED(青色)22c並びに広指向性LED(赤外)22dを発光器として用いる例が図示されている。これらの各発光器は、ソーラセル4a、4bよりかなり離して配置され、それによりソーラセル上にほぼ均一なLED光の照射が得られ、センサ出力としての直線性を可能にしている。この広指向性LEDはこの図では各波長について1本づつであるが、各波長について複数本としても良い。
【0084】
これらの広指向性の光源を有する回路の構成が図13に図示されているが、光源が広指向性LED22a〜22dとなっているところが図4の構成と相違するだけであり、動作については、図4に関連して説明したのと同様である。
【0085】
図14(A)、(B)には、面発光LEDパネル3に代る発光器が図示されており、同図に示す例では、発光器は、アクリル樹脂等の透明導光板25と、導光板25の裏側に配置した拡散反射板26と、透明導光板25の両側面に配置したLEDチップ3aから構成されている。LEDチップ3aは、R、G、B、IRのLEDが順次直線状に配置された構成になっている。この光源では、拡散反射板26により照明光が均一化される。また面発光LEDパネルに比べて、薄型化が可能となる。回路構成並びに動作については図4と同様である。
【0086】
図15には、面発光LEDパネルを用いた図4の回路において、発振器10のパルス出力によりLEDをパルス点灯するのでなく、マイクロコンピュータ17よりの各発光波長パルス出力により、LEDをパルス発光させる回路構成が図示されている。この回路構成では、マイクロコンピュータ17は、図16の(a)、(b)、(c)、(d)に示したようなR(赤)LEDパルスr、G(緑)LEDパルスg、B(青)LEDパルスb、IR(赤外)LEDパルスirを信号線17a〜17dに周期Xで順次出力する。オアゲートU9により各パルスごとにLED発光時期信号が得られ(図16(e))、この信号に同期してパルス分検出回路13a、13bおよびサンプル&ホールド回路14a、14bが駆動され、それぞれ図16(f)〜(k)に図示したように、透過率測定用のソーラセルと布端位置測定用のソーラセルで検出された受光電圧VR、VG、VB、VIRおよびVRx、VGx、VBx、VIRxがサンプルホールドされる。これらの値は図16(l)に示した読み込みタイミングに従ってマイクロコンピュータ17に読み込まれ、図4の回路に関連して説明したように、透過率が計算され、布端位置が計測される。
【0087】
図17には、図15の回路構成を簡略化した回路が図示されている。図15の回路より外乱光対策用のパルス分検出回路13a、13bを除いた構成である。面発光LEDパネルがソーラセル4a、4bに近く、かつ外乱光量がLED光に比べて充分小さな場合には、有効な構成となる。この回路では、マイクロコンピュータ17は、図18の(a)〜(d)で示したように、信号線17a〜17dを介してR(赤)LED、G(緑)LED、B(青)LED、IR(赤外)LEDを駆動するパルスを出力する。マイクロコンピュータ17は、各パルス間隔で図18(e)で図示したようなサンプリング信号を出力し、サンプル&ホールド回路14a、14bを介して光量検出器の出力をサンプリングする(図18(f)〜(i))。以後の動作は、図4の回路と同様である。
【0088】
図19は、図4の構成に温度センサ19を加えて、面発光LEDパネル3およびソーラセル4a、4bによる光量検出電圧に表われる温度ドリフトの補正を行う回路構成を示す。アナロクマルチプレクサ15に入力される光量検出電圧に温度センサ19により検出された温度に従って補正演算を行なうことにより温度ドリフトの補正が行なわれる。
【0089】
図20は、図4の構成に面発光LEDパネルの光量モニタ用光量検出回路12c、パルス分検出回路13c、サンプル&ホールド回路14cを加えて面発光LEDパネル3およびソーラセル4a、4bによる光量検出電圧に表われる温度ドリフトおよび経年変化の補正を行なう回路構成を示す。光量検出回路12c、パルス分検出回路13c、サンプル&ホールド回路14cは、光量検出回路12a、12b、パルス分検出回路13a、13b、サンプル&ホールド回路14a、14bとそれぞれ同様の構成であり、光量検出回路12c、パルス分検出回路13c、サンプル&ホールド回路14cのチャンネルを介して得られた電圧に基づき光量検出回路12a、12b、パルス分検出回路13a、13b、サンプル&ホールド回路14a、14bの各チャンネルで得られた光量検出電圧に演算補正して温度ドリフトおよび経年変化の補正を行なう。
【0090】
図21には、他の実施形態の回路構成が図示されている。図4の回路では、透過率測定用並びに布端位置測定用に対してそれぞれ光量検出回路、パルス分検出回路、サンプル&ホールド回路が設けられ、さらに、透過率測定と布端位置測定の電圧値を切り替えるアナログマルチプレクサが必要であった。これに対し、図21の回路では、光量検出回路12b、パルス分検出回路13b、サンプル&ホールド回路14bにより透過率と布端位置の測定を行なう。図4と同様に、透過率測定用のソーラセル4aと布端位置測定用のソーラセル4bが設けられ、これらのソーラセルを接地させるトランジスタQ20、Q21が各ソーラセルに接続される。透過率測定時には、マイクロコンピュータ17からの切替信号によりトランジスタQ20が、また布端測定時には、トランジスタQ21が駆動されて、光量検出回路12b、パルス分検出回路13b、サンプル&ホールド回路14bによりそれぞれ透過率と布端位置の測定が行なわれる。
【0091】
図22には、発光器と受光器の他の実施形態が図示されている。図2、図9に示す実施例では、ソーラセルと面発光LEDパネルは近接して対向させていたが、図22に示す実施形態では、受光器に広指向性の受光器40が用いられる。この受光器40は、面発光LEDパネル3より離して配置され、面発光LEDパネルへの布のかぶり量を受光器40への受光量で検出する。面発光LEDパネル3に隣接して多波長発光LEDパネル3xが配置される。このパネル3xは、布の各波長に対する透過率を測定するために設けられている。
【0092】
図23には、図22の構成を用いた回路図が図示されている。同図において面発光LEDパネル3と、多波長発光LEDパネル3xにはそれぞれマイクロコンピュータ17により駆動されるトランジスタQ22、Q23が接続されており、透過率測定時には、トランジスタQ23が駆動されて多波長発光LEDパネル3xが有効になり、また布端位置測定時には、トランジスタQ22が駆動される。動作については、図21の回路と同様である。
【0093】
図24には、更に他の発光器と受光器の実施形態が図示されている。この例では、図22の面発光LEDパネル3に代えて、棒状LEDアレイ(赤、緑、青、赤外)20a、20b、20c、20dが、また多波長発光LEDパネル3xに代えて各波長(赤、緑、青、赤外)LED41a、41b、41c、41dが用いられている。各波長LED41a、41b、41c、41dにより各波長に対する布の透過率が求められる。この例では、棒状LEDアレイにより面発光LEDパネルより薄くすることができる。使用される回路並びに動作は、図23と同様である。
【0094】
図25、図26には、上記各実施形態において、図5、図6に示した流れと異る方法で布端位置を計測する例が図示されている。図25、図26に示す各工程T1〜T20は、図5と図6に示すステップS1〜S20と同様であるのでその説明は省略する。
【0095】
ステップT21において赤色の発光波長LED点灯により得られた受光電圧VRと、あらかじめマイクロコンピュータ17上に記憶されている赤LED発光時に対応する布の無い状態での受光電圧VR0により赤色発光波長での透過率αRを求め、この透過率から上述の式(1)に対応する式により布端位置測定用で得られた受光電圧VRxから赤色発光波長での布端位置xRを計算する(ステップT22)。
【0096】
同様に、ステップT23〜T28において、各発光波長(緑、青、赤外)個別点灯により得られた受光電圧VG、VB、VIRおよびあらかじめマイクロコンピュータ17上に記憶されている布の無い状態での受光電圧VG0、VB0、VIR0によりそれぞれの波長での透過率αG、αB、αIRを計算し、前記透過率αG、αB、αIRおよび各波長に対する布端位置測定用受光電圧VGx、VBx、VIRxから各波長に対しての布端位置xG、xB、xIRを計算する。
【0097】
次にステップT29において各発光波長で得られた布端位置を比較して誤差ε以内にて、一致しているか調べる。もし一致していなければ、ステップT32において透過率測定用ソーラセルと布端位置測定用ソーラセルでの布の色が一致していないので、布の色に影響されにくい赤外線での布端位置xIRを布端xとする。一方、一致している場合には、前記両ソーラセルでの布の色が一致しており、赤、緑、青の発光波長での透過率を比較してその最小値での布端位置xR、xG、xBを布端位置としている(ステップT33〜T35)。
【0098】
上述した各例では、発光手段としてLEDを用いた光源が使用されたが、これに限定されることなく、レーザー光源などの各色光源、あるいは多色発光可能な他の光源を使用するようにしてもよい。また、多スペクトルの単一光源を用いて各色フィルタを使用し、フィルタを切り替えることにより複数の発光波長を切り替え可能な発光手段を実現するようにしてもよい。
【0099】
また、上述した各例では、受光手段として、例えば単結晶タイプのソーラセル(フォトダイオード)が用いられているが、多結晶タイプのソーラセルでもよく、特に分離板等の部品をベースとして、多結晶タイプのソーラセルを形成すると、受光素子の薄型化が可能となる。
【0100】
また、上述した各実施形態では、ミシンにおける縫製布の透過率並びに布端位置について説明を行なったが、これに限定されず、本発明は、フィルムあるいは用紙などのシート状物の端部位置の計測にも適用されるものである。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、対象物の透過率の測定位置と、端部位置を計測するための対象物からの受光光量測定位置において、例えば色が相違して透過率が異なっていてもそれを自動的に検出し、可視光以外、例えば赤外の発光波長で得られたデータに基づいて端部位置を計測するので、正確な布端位置の計測が可能となる。
【0102】
一方、両位置で透過率が同一の場合は、透過率の低い色でのデータを選択して、端部位置が計測されるので、単色の発光器のみ使用に比べて、端部位置の検出精度が高くなる。特に薄い対象物では透過率が厚い対象物に比べて高いために、端部位置の検出が困難になるが、透過率の低い色でのデータを選択することにより布端位置の計測が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置がミシンの縫製に用いられた場合を示す側面図である。
【図2】面発光LEDパネルを用いて布の透過率並びに布端位置を測定する状態を示した説明図である。
【図3】面発光LEDパネルの構造を示した一部破断斜視図である。
【図4】布の透過率並びに布端位置を測定する回路構成を示した回路図である。
【図5】布の透過率並びに布端位置の測定の流れを説明したフローチャート図である。
【図6】布の透過率並びに布端位置の測定の流れを説明した図5に続くフローチャート図である。
【図7】図4の回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図8】布端位置検出に用いられる透過率の特性を示した線図である。
【図9】発光器と受光器の他の構成を示した斜視図である。
【図10】図9の発光器の詳細な構成を示した配置図である。
【図11】図10の発光器を用いて布の透過率並びに布端位置を測定する回路構成を示した回路図である。
【図12】発光器と受光器の更に他の構成を示した斜視図である。
【図13】図12の発光器と受光器を用いて布の透過率並びに布端位置を測定する回路構成を示した回路図である。
【図14】(A)は発光器の他の例を示す斜視図、(B)はその側断面図である。
【図15】マイクロコンピュータからの切替信号で面発光LEDパネルを駆動する回路構成を示す回路図である。
【図16】図15の回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図17】図15の回路構成から外乱光対策を除去した回路構成を示す回路図である。
【図18】図17の回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図19】図4の回路構成において温度補償を可能にした回路構成を示す回路図である。
【図20】図4の回路構成において受光光量を監視できる回路構成を示す回路図である。
【図21】布の透過率測定と布端位置の測定を行なうチャンネルを共通にした回路構成を示す回路図である。
【図22】発光器と受光器の更に他の構成を示した斜視図である。
【図23】図22の発光器と受光器を用いて布の透過率並びに布端位置を測定する回路構成を示した回路図である。
【図24】図22の発光器の他の構成を示した斜視図である。
【図25】布の透過率並びに布端位置の測定の他の流れを説明したフローチャート図である。
【図26】図25に続く流れを示したフローチャート図である。
【符号の説明】
3 面発光LEDパネル
4 ソーラセル
4a 透過率測定用ソーラセル
4b 布端位置測定用ソーラセル
7 布
10 発振器
11 LEDドライブ回路
12a、12b 光量検出回路
13a、13b パルス分検出回路
14a、14b サンプル&ホールド回路
15 アナログマルチプレクサ
16 A/D変換器
17 マイクロコンピュータ

Claims (16)

  1. 対象物の透過率と対象物からの受光光量を測定し、対象物の端部位置の変化に従って変化する対象物からの受光光量を測定することにより対象物の端部位置を計測する対象物の計測方法において、
    可視光および可視光以外の発光波長を含む複数の異なる発光波長を順次切り替えて対象物に投射し、
    対象物の透過率を測定する位置と対象物からの受光光量を測定する位置においてそれぞれ各発光波長ごとの対象物の透過率を算出し、
    両位置における対象物の透過率が各発光波長で一致しない場合には、可視光以外の発光波長の光により対象物の端部位置を計測することを特徴とする対象物の計測方法。
  2. 前記両位置における対象物の透過率が各発光波長でほぼ一致した場合には、透過率の最も低い発光波長の光により対象物の端部位置を計測することを特徴とする請求項1に記載の対象物の計測方法。
  3. 対象物の透過率と対象物からの受光光量を測定し、対象物の端部位置の変化に従って変化する対象物からの受光光量を測定することにより対象物の端部位置を計測する対象物の計測方法において、
    可視光および可視光以外の発光波長を含む複数の異なる発光波長を順次切り替えて対象物に投射し、
    対象物の第1の位置において各発光波長ごとに対象物の透過率を測定し、
    対象物の第2の位置において各発光波長ごとに対象物からの受光光量を測定し、
    前記各発光波長ごとに測定された対象物の透過率と対象物からの受光光量に基づいて各発光波長ごとに対象物の端部位置を算出し、
    前記各発光波長ごとに算出された対象物の端部位置が所定誤差内で一致していない場合には、可視光以外の発光波長で得られる対象物の端部位置を求める端部位置とすることを特徴とする対象物の計測方法。
  4. 前記各発光波長ごとに算出された対象物の端部位置が所定誤差内で一致している場合には、透過率の最も低い発光波長で得られる対象物の端部位置を求める端部位置とすることを特徴とする請求項3に記載の対象物の計測方法。
  5. 前記可視光以外の発光波長は赤外線の発光波長であることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の対象物の計測方法。
  6. 各発光波長ごとの対象物からの受光光量と、対象物がないときの各発光波長ごとの受光光量との各比から透過率を計算することを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の対象物の計測方法。
  7. 前記対象物はミシンで縫製される被縫製物であり、計測された端部位置データに基づき被縫製物の端部が縫製されることを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の対象物の計測方法。
  8. 対象物の透過率と対象物からの受光光量を測定し、対象物の端部位置の変化に従って変化する対象物からの受光光量を測定することにより対象物の端部位置を計測する対象物の計測装置において、
    可視光および可視光以外の発光波長を含む複数の異なる発光波長を順次切り替え可能な発光手段と、
    対象物の透過率を測定する位置と対象物からの受光光量を測定する位置においてそれぞれ各発光波長ごとの対象物の透過率を測定する測定手段と、
    前記両位置における対象物の透過率を各発光波長ごとに比較する手段と、
    両位置における対象物の透過率が各発光波長で一致しない場合には、可視光以外の発光波長の光により対象物の端部位置を計測する計測手段と、
    を備えたことを特徴とする対象物の計測装置。
  9. 前記計測手段は、両位置における対象物の透過率が各発光波長でほぼ一致した場合には、透過率の最も低い発光波長の光により対象物の端部位置を計測することを特徴とする請求項8に記載の対象物の計測装置。
  10. 対象物の透過率と対象物からの受光光量を測定し、対象物の端部位置の変化に従って変化する対象物からの受光光量を測定することにより対象物の端部位置を計測する対象物の計測装置において、
    可視光および可視光以外の発光波長を含む複数の異なる発光波長を順次切り替え可能な発光手段と、
    対象物の第1の位置において各発光波長ごとの対象物の透過率を測定する測定手段と、
    対象物の第2の位置において各発光波長ごとの対象物からの光を受光する受光手段と、
    前記第1の位置で求められた透過率と第2の位置での受光光量から各発光波長ごとに対象物の端部位置を計測する計測手段と、
    前記各発光波長ごとの対象物の端部位置を比較する手段とを備え、
    前記各発光波長ごとの対象物の端部位置が所定誤差内で一致していない場合には、可視光以外の発光波長における対象物の端部位置を求める端部位置とすることを特徴とする対象物の計測装置。
  11. 前記各発光波長ごとの対象物の端部位置が所定誤差内で一致している場合には、透過率の最も低い発光波長で得られる対象物の端部位置を求める端部位置とすることを特徴とする請求項10に記載の対象物の計測装置。
  12. 前記可視光以外の発光波長は赤外線の発光波長であることを特徴とする請求項8から11までのいずれか1項に記載の対象物の計測装置。
  13. 各発光波長ごとの対象物からの受光光量と、対象物がないときの各発光波長ごとの受光光量との各比から透過率を計算することを特徴とする請求項8から12までのいずれか1項に記載の対象物の計測装置。
  14. 前記対象物はミシンで縫製される被縫製物であり、計測された端部位置データに基づき被縫製物の端部が縫製されることを特徴とする請求項8から13までのいずれか1項に記載の対象物の計測装置。
  15. 前記発光手段は、第1の位置に配置された可視光および可視光以外の発光波長を含む複数の異なる発光波長の光を対象物に投射する第1の発光器と、第2の位置に配置された可視光および可視光以外の発光波長を含む複数の異なる発光波長の光を対象物に投射する第2の発光器とから構成されることを特徴とする請求項8から14までのいずれか1項に記載の対象物の計測装置。
  16. 前記発光手段が、異る発光波長の光を発光する発光ダイオードと、これらの発光ダイオードを順次パルス駆動する駆動手段とから構成されることを特徴とする請求項8から15までのいずれか1項に記載の対象物の計測装置。
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