JP3629085B2 - 片持ち屋根自由端支承装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカーポート等片持ち屋根の自由端を補助支柱で支承するように用いる片持ち屋根自由端支承装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カーポートの如くに,支柱片持ちの屋根の強風による煽りや積雪時の垂れ下り等を防止し,片持ち屋根に耐風圧性,耐荷重性を付与する,この種片持ち屋根自由端支承装置は,例えば本出願人の実公平4−19154号に示されるように,支柱片持ちの屋根自由端,特に屋根支持用の梁先端に設置した吊持固定金具と,該吊持固定金具と対をなして地表に設置した地表用の受金具と,上記梁の長手方向中間に設置した掛止金具と,上記吊持固定金具に回動自在に上端を固定し伸縮自在として該吊持固定金具と地表の受金具間に介設し屋根自由端を支承する補助支柱を備えたものとされており,このとき補助支柱は,屋根自由端支承の必要のない時期には,吊持固定金具に吊持固定のまま回動してその長手方向端部を上記掛止金具に掛止めし,梁に添設状にしてその収納を行い,支承の必要に応じて掛止金具から外して回動し,受金具との間に介設してセットし,その支承を行うように用いるものとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この場合,補助支柱は上方高所の構造材である梁に添設状に収納されるから,外観を損い易くまた使用者に落下の不安を惹起するものとなり易く,また補助支柱は,その収納とセットに際して梁先端の吊持固定金具を回動支点とし,屋根自由端から屋根内方に湾曲した軌跡を画いて回動することによって,地表の受金具と掛止金具間を往復するものとされるから,伸縮自在のものとされるとはいえ,その下端の軌跡が,例えばカーポートにあって屋根下に置かれた車輛と交差することになるのを一般に避けることができず,従ってこの場合,屋根下の軌跡交差の可能性のある車輛等回動の障害物を移動除去した後に補助支柱を回動し,その後に障害物を元のとおりに復帰することが不可欠となり,その収納とセットは,煩雑であり,必ずしも容易とはいえない。
【0004】
更にこの場合補助支柱は,吊持固定金具を介して梁に固定し,梁に添設状に収納するから,補助支柱固定の対象としての梁のない片持ち屋根,例えば支柱長手方向中間で屋根を片持ちする一方,梁を用いることなく支柱上端に屋根自由端を吊持ちした,いわゆる上吊りタイプ乃至吊持タイプのカーポート等の片持ち屋根においては,その自由端の支承を行うことができず,この種片持ち屋根の使用地域は,補助支柱による支承の必要のない地域に限定されるに至っている。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とする処は,補助支柱の収納を使用者の不安を惹起することなく外観よく行い且つ収納とセットとを,車輛等屋根下の障害物の移動除去を行うことなく容易になし得るようにするとともに梁を用いない片持ち屋根にも適用し得るようにした片持ち屋根自由端支承装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題に添って本発明は,梁,前枠等屋根自由端にこれに合わせた吊持支承金具を設置し,補助支柱をこの吊持支承金具に係脱自在に吊持支承することによって,これと地表の受金具間に介設するようにし,補助支柱の取外しと取付けセットを可能とする一方,屋根を片持ちする支柱に同じく吊持支承金具と受金具を設置し,吊持支承金具に補助支柱の互換的な吊持支承をなし得るようにすることによって,支柱の外側面に対する添設状の収納を可能とし得るように,補助支柱と各吊持支承金具及び受金具の関係を規定するようにしたものであって,即ち本発明は請求項1を,支柱片持ちの屋根自由端及び上記支柱の外側面上方にそれぞれ設置した受基板と該受基板の係脱手段一方にして共通の係脱挿入孔を有する屋根用及び支柱用の各吊持支承金具と,これら吊持支承金具と対をなして地表及び上記支柱の外側面下方にそれぞれ設置した地表用及び支柱用の各受金具と,上記支柱の吊持支承金具と受金具間の間隔より短寸の縮小長さを有して伸縮自在とし上記屋根自由端の吊持支承金具と地表の受金具間に介設して屋根自由端を支承する補助支柱と,該補助支柱の上端に設置し補助支柱を介して上記係脱挿入孔に挿入回動することにより各吊持支承金具に互換的に係脱自在とした係脱手段他方の係脱金具と,上記補助支柱の下端に設置し各受金具に係脱自在とした係合金具とを備え且つ上記支柱用の受金具又は該受金具の支柱近傍位置に,受金具と係合金具との外れ止め手段を設けてなることを特徴とする片持ち屋根自由端支承装置とし,請求項2乃至5は,上記に加えて更に操作性を向上し,設置を容易化し,異なる屋根自由端への対応につき部材の共通化を図り,屋根自由端の支承に誤操作を防止して支承の確実性を確保し,または補助支柱の収納の確実性を向上するようにそれぞれ好ましい形態のものとしたものであって,即ち請求項2はこれを,上記係脱手段一方の係脱挿入孔を,長手方向中間位置又は端部に拡幅部を有する受基板に透設した横長透孔とし,係脱手段他方の係脱金具を台座上に起立した上記拡幅部で回動自在な起立軸とその一側又は両側に突設した係止突起とによる逆L字状又は十字状乃至T字状としてなることを特徴とする請求項1の片持ち屋根自由端支承装置,請求項3はこれを,上記屋根用の吊持支承金具を,係脱挿入孔を有する受基板と,ボルト挿通孔を有して受基板両側に起立した両側一対の起立板とによりU字状に形成し,該起立板間に屋根支持用の梁を受入れ,該梁先端にボルト挿通孔を介したボルトの軸支固定を行うことによって屋根自由端に設置してなることを特徴とする請求項1又は2の片持ち屋根自由端支承装置,請求項4はこれを,上記U字状に形成した梁固定用の吊持支承金具に加えて,ネジ孔を有する固定基板と,ボルト挿通孔を有して固定基板両側に垂下した両側一対の垂下板とによりU字状に形成した取付金具を用い,該取付金具を屋根フレームの前枠長手方向中間位置下面に上記固定基板のネジ孔を介してネジ止めするとともに垂下板と起立板を重合し双方のボルト挿通孔を介してボルトの軸支固定を行うことによって,梁固定用の吊持支承金具を屋根フレーム前枠固定用に共用し該吊持支承金具を屋根自由端に設置してなることを特徴とする請求項3の片持ち屋根自由端支承装置,請求項5はこれを,上記補助支柱下端の係合金具を,少くとも地表の受金具に対して,吊持支承金具と係脱金具における係脱手段の係止状態で係脱自在とし,非係止状態で係脱不能としてなることを特徴とする請求項1,2,3又は4の片持ち屋根自由端支承装置とし,これらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下図面に従って本発明を更に具体的に説明すれば,図1乃至図9においてAはカーポート,特に上りタイプとしたカーポート,1はその支柱,2はその梁,3は該梁2を介して支柱1に片持ちした片持ち屋根,10及び20は,屋根自由端及び支柱1の外側面上方にそれぞれ設置した屋根用及び支柱用の各吊持支承金具,26及び30はこれら吊持支承金具10,20と対をなして地表及び上記支柱1の外側面下方にそれぞれ設置した地表用及び支柱用の受金具,40は該屋根自由端を支承する取外し収納と取付けセットを可能とした補助支柱,44は上記補助支柱40上端に設置した係脱金具,50は該補助支柱40の下端に設置した係合金具であり,補助支柱40はこれらにより上記取外し収納と取付けセットを可能とし,また収納を支柱1に添設状に行うものとしてある。
【0008】
即ち屋根用及び支柱用の各吊持支承金具10,20は,これを受基板11,21と該受基板11,21の係脱手段一方にして共通の係脱挿入孔12,22を有するものとし,補助支柱40は,これを上記支柱1の吊持支承金具10と受金具30間の間隔より短寸の縮小長さを有して伸縮自在とし上記屋根自由端の吊持支承金具10と地表の受金具26間に介設して上記屋根自由端を支承するものとし,係脱金具44は,これを補助支柱40の上端に設置し補助支柱40を介して上記係脱挿入孔12,22に挿入回動することにより各吊持支承金具10,20に互換的に係脱自在とした係脱手段他方のものとし,また係合金具50は,これを各受金具26,30に同様に互換的に係脱自在としたものとしてあり,これによって係脱金具44を屋根自由端の吊持支承金具10に挿入回動して係止する一方,伸縮長さを調整するとともに係合金具50を地表の受金具26に係合して補助支柱40をこれらの間に介設し,屋根自由端の支承を行い,またこれを取外し,伸縮長さを縮小し,同じように係脱金具44を支柱1の吊持支承金具20に挿入回動して係止する一方,係合金具50を支柱1の受金具30に係合して補助支柱40を,支柱1に添設状に収納し得るようにしたものとしてある。
【0009】
本例にあって屋根用の吊持支承金具10は,これを係脱挿入孔12を有する受基板11と,ボルト挿通孔14を有して受基板11両側に起立した両側一対の起立板13とによりU字状に形成し,該起立板13間に屋根支持用の梁2を受入れ,該梁2先端にボルト挿通孔14を介したボルト15の軸支固定を行うことによって屋根自由端に設置したものとしてあり,一方支柱用の吊持支承金具20は,これを同じく係脱挿入孔22を有する受基板21とネジ孔24を有してその一側に起立又は垂下した固定板23とによりL字状に形成し,該固定板23を支柱1に対接し,該支柱1に上記ネジ孔24を介してネジ25固定を行うことによって支柱1外側面上方に設置したものとしてある。
【0010】
このとき係脱手段一方の係脱挿入孔12,22は,これを長手方向中間位置に拡幅部を有する受基板11,21に透設した横長透孔として,これら各吊持支承金具10,20にそれぞれ鍵穴状の水平に設けたものとしてあり,これと係脱手段をなす係脱手段他方の係脱金具44は,これを台座45上に起立した上記拡幅部で回動自在な起立軸47とその両側に突設した係止突起48とによる十字乃至T字状としてあり,本例にあって該係脱金具44は,補助支柱40上端開口部に挿入し,ネジ,リベット等を用いて嵌挿固定した嵌挿固定部45と,その水平基部による台座45上に起立固定した太径短円柱状の起立軸47と,その上方両側に溶着突設した短円柱杆状の係止突起48とにより十字状とする一方,上記台座45上に,本例にあって間隔規制用に上位の台座をなし且つ回動をスムーズに行うための平座金49を載設したものとしてある。
【0011】
従ってこの係脱金具44は,各吊持支承金具10,20の共通の係脱挿入孔12,22にそれぞれ向きを合わせて互換的に挿入自在,引抜き離脱自在となり,また拡幅部で起立軸47を回動させることにより,台座45,本例にあっては平座金49を介した台座45と係止突起48間に受基板11,21を挟み込んでこれに同じく互換的に係止自在となり,これにより各吊持支承金具10,20の係脱挿入孔12,22と係脱金具44とは上記互換的に係脱自在な係脱手段をなすものとなる。
【0012】
このとき係脱金具44は,その上記嵌挿固定部45を補助支柱40上端に嵌挿固定し,独立して回動不能であり,従ってその係脱挿入孔12,22に対する挿入回動は,補助支柱40を回動することによって,これを介して行うものとしてある。
【0013】
一方,地表用及び支柱用の各受金具26,30は,上記吊持支承金具10,20によって吊持支承した補助支柱40を,地表又は支柱1下方において固定又は保持することによって,上記補助支柱40による屋根自由端の支承とその収納を行うように,係脱手段一方の互換性を有するようにした共通又は異なる受体27,31を有するものとしてあり,本例にあって地表用の受金具26は,上端水平杆部を引掛係止用の受体27とする太径屈曲線材による下向きコ字状にして上記受体27を地表面又は地方上に露出し,上記吊持支承金具10を梁2に軸支したことにより回動自在としたこれに吊持支承した補助支柱40の回動軌跡上にして屋根自由端下方の垂下位置又は近傍位置にして,例えば補助支柱40を垂直又は傾斜する位置において地中に埋込設置したアンカー金具によるものとし,支柱用の受金具30は,水平板部による受体31と,ネジ孔33を有してその一側に垂下又は起立した固定板32とによりL字状に形成し,該固定板32を支柱1に対接し,該支柱1にネジ孔33を介してネジ34固定を行うことによって支柱1外側面下方に設置したものとしてある。
【0014】
このとき補助支柱40下端の係合金具50は,上記各受金具26,30に互換的に係脱自在な上記受体と係脱手段をなすものとしてあり,本例にあって係合金具50は,上記受体27,31を共通に受入れ自在な水平のコ字状受溝52を有するものとしてあり,このとき更に本例にあっては,これを少くとも地表の受金具26に対して,吊持支承金具10と係脱金具44における係脱手段の係止状態で係脱自在とし,非係止状態で係脱不能としたものとしてある。
【0015】
即ち本例の係合金具50は,補助支柱40下端開口部に閉塞部材とともに挿入し,同様にネジ,リベット等を用いて嵌挿固定した嵌挿固定部51とこれに一連にして板材を折曲加工してコ字状とし,上記地表の受金具26の受体27を一方向に受入れ自在とするようにコ字状板材によるコ字状受溝52を,上記補助支柱40の回動方向と異なる側面方向にして,上記係脱金具44の係止突起48突設方向と交差する方向に,上記受体27を回動受入れしこれに係合自在とするようにその受入れ開口を向けたものとしてある。
【0016】
従ってこの係合金具50は,補助支柱40が吊持支承金具10に吊持支承されない限り,地表の受金具26に係合自在,引抜き離脱自在とされることがなく,補助支柱40のセットを確実に行うものとしてあり,このとき本例にあっては,支柱の受金具30も,上記受体31の受入れを,補助支柱40の支柱1収納の納まり上,その受入れ開口から回動受入れするものとして,同様に収納の確実性を自ずと得られるようにしてある。
【0017】
53は,補助支柱40下端に,本例において上記下端の閉塞部材及び係合金具50に設けた中央透孔をガイドとし,これに上下に挿通するように設けた落し錠であり,係合金具50を地表用の受金具26に係合した上,落し錠53を降下させ,該落し錠53を受金具26の受体27と交差することによって,補助支柱40セット後の屋根自由端支承状態で係合金具50の抜け防止用の外れ止め手段としてあり,また支柱用の受金具30にあっては,該受金具30の受体31に設けた同じく中央透孔に落し込むことによって,補助支柱40の支柱1収納状態で,その下端を保持する上記受金具30に設けて上記と同様に抜け防止用とした,該受金具30と係合金具50との外れ止め手段とし,支柱1に対する補助支柱40の収納を安定且つ確実に行い得るようにし,収納の確実性を向上したものとしてある。
【0018】
本例のカーポートAにあっては,各吊持支承金具10,20,受金具26,30をそれぞれ予め所定位置に設置し,屋根自由端を支承するには,補助支柱40を係脱金具44を介して吊持支承金具10に吊持して水平方向に90°回動し,係脱手段の係止状態を得,然る後補助支柱40の係合金具50を地表用の受金具26に,補助支柱40を前後方向に回動して係合し,補助支柱40の伸縮長さを定める固定手段,本例にあっては抓み付きボルト41を締着して伸張固定し,落し錠53を操作するようにすればよく,これを収納するには,上記と逆の手順で係合金具50,係脱金具44を外して補助支柱40を吊持支承金具10,地表用の受金具26から取外し,上記蝶ボルト41の操作によって補助支柱40長さを縮小固定し,補助支柱40を同様に係脱金具44を介して支柱用の吊持支承金具20に挿入して回動し,係脱手段の係止状態を得,然る後起立軸47の回動により補助支柱40の係合金具50を支柱用の受金具30に同様に係合し,落し錠53を操作するようにすればよい。
【0019】
図10乃至図13は,上記U字状に形成した梁2固定用の吊持支承金具10に加えて,取付金具56を用いて,梁2固定用の吊持支承金具10を屋根フレーム前枠4固定用に共用し該吊持支承金具10を屋根自由端に設置して,特に梁2を有することなく,支柱1長手方向中間で屋根3を片持ちする一方,支柱1上端と屋根3の前枠4間に吊杆5を介設することによって屋根自由端を吊持ちした上吊りタイプのカーポートBに部材の共用化を図って補助支柱40の取付けセットと取外し収納を行うようにした例であり,このとき上記取付金具56を追加使用して上記梁2固定用の吊持支承金具10と取付金具56とによって,前枠4固定用の吊持支承金具を構成するようにした以外には同一部材をそのまま用いるものとしてある。
【0020】
取付金具56は,ネジ孔58を有する固定基板57とボルト挿通孔60を有して固定基板57両側に垂下した両側一対の垂下板59とによりU字状に形成してあり,該取付金具56を屋根フレームの前枠4長手方向中間位置下面に上記固定基板57のネジ孔58を介してターンナット61を用い,ネジ62止めするとともに垂下板59と起立板13を重合し双方のボルト挿通孔60,14を介してボルト15の軸支固定を行うことによって,上記屋根自由端に設置するものとしてある。
【0021】
その余は変らないので同一符号を付してその説明を省略する。
【0022】
図中5は片持ち屋根3の吊杆,16は梁に対する屋根用の吊持支承金具10の回動をスムーズにし,また厚さの異なる梁2に対応してこれに設置し得るように起立板13と梁2間に複数中から選択的に用いてそのスペーサーをなすようにしたアジャスターワッシャー,17はナット,18はバネ座金,19は平座金,28は底面を補助支柱40の回動軌跡に合わせて凹陥湾曲し,上端両側の受座29に地表受金具26の受体27を載置支承して,これと一体に地中埋込用とした係合金具50の確実な係合を確保する一体の埋込ボックス,42は補助支柱40の抓み付きボルト41の受金具,43は該抓み付きボルト41の受溝,54は落し錠53の操作レバー,55は該落し錠53の補助支柱40における係合溝である。
【0023】
図示した例は以上のとおりとしたが,上記十字状の係脱金具に代えてT字状の係脱金具を用いること,係脱挿入孔を長手方向端部に拡幅部を有する受基板に透設した横長透孔により,同じく鍵穴状のものとし,このとき係脱金具の係止突起は,これを一側に突設した逆L字状とし,更にこのとき係止突起を平面V字状をなす如くに複数方向に向けたものとしてその転びを防止するようにすること,屋根用の吊持支承金具を,梁用のものと前枠用のものに別製して,必要に応じて選択的に用いること,更にこのとき係脱挿入孔を共通にして,上記係脱金具の互換性を確保するようにすること,地表の受金具と係合金具とを前記回動して梁に添設状に補助支柱を収納するに用いられるものを転用し且つその係合金具に合わせて支柱の受金具を構成するようにすること,必要に応じて用いる受金具と係合金具との外れ止め手段を,例えば受金具に設けた係合金具弾発保持用のクリップによるものとし又は受金具の支柱近傍位置の支柱と補助支柱下端を締付け固定するバンドとすること,本発明をカーポート以外の自転車置場等の独立構造物又は建物添設構造物の片持ち屋根に適用すること等を含めて,本発明の実施に際して,その各具体的構造,形状,材質,数,寸法,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り変更し,様々の形態のものとすることができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明は以上のとおりに構成したので,請求項1は,梁,前枠等屋根自由端にこれに合わせた吊持支承金具を設置し,補助支柱をこの吊持支承金具に係脱自在に吊持支承することによって,これと地表の受金具間に介設するようにし,補助支柱の取外しと取付けセットを可能とする一方,屋根を片持ちする支柱に同じく吊持支承金具と受金具を設置し,吊持支承金具に補助支柱の互換的な吊持支承をなし得るようにすることによって,支柱の外側面に対する添設状の収納を可能とし得るように補助支柱と各吊持支承金具及び受金具の関係を規定するようにしたものとなり,これにより補助支柱の収納を使用者の不安を惹起することなく外観よく行い且つ収納とセットとを,車輛等屋根下の障害物の移動除去を行うことなく容易になし得るようにするとともに上記吊持支承金具を梁,前枠等屋根自由端に合わせることによって,梁を用いる上りタイプに限らず,梁を用いない上吊りタイプ乃至吊持タイプの片持ち屋根にも適用し得るようにした片持ち屋根自由端支承装置を提供することができる。
【0025】
請求項2は,係脱手段の係脱挿入孔と係脱金具の関係を定めることによって,上記に加えて補助支柱の取外し収納と取付けセットの操作性を更に向上したものとすることができる。
【0026】
請求項3は,吊持支承金具を梁設置用に好適なものとすることによって,同じく上記に加えて,既設の片持ち屋根を含めて支承装置の設置を容易化し得るものとすることができる。
【0027】
請求項4は,前枠設置用に好適な取付金具を用いて上記梁設置用の吊持支承金具を共用することによって,同じく上記に加えて,設置を容易化し,複雑な専用の吊持支承金具を用いることなく,異なる屋根自由端への対応につき部材の共通化を図ったものとすることができる。
【0028】
請求項5は,係合金具と受金具との関係を係脱手段の係止状態でのみ係脱自在とすることによって,同じく上記に加えて,屋根自由端と地表受金具間の補助支柱の取付けセットを確実に得られるようにし,屋根自由端の支承に誤操作を防止して支承の確実性を確保したものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上りタイプカーポートの斜視図
【図2】梁設置の吊持支承金具,地表の受金具と補助支柱の関係を示す斜視図
【図3】補助支柱の屋根自由端支承状態を示す正面図
【図4】梁と補助支柱の関係を示す側面側縦断面図
【図5】梁と吊持支承金具との関係を示す分解斜視図
【図6】補助支柱の収納状態を示す側面図
【図7】支柱の吊持支承金具と補助支柱の関係を示す斜視図
【図8】支柱の受金具と補助支柱の関係を示す斜視図
【図9】補助支柱の上下端部の一部切欠正面図
【図10】上吊りタイプカーポートの斜視図
【図11】前枠設置の吊持支承金具,地表の受金具と補助支柱の関係を示す斜視図
【図12】前枠と補助支柱の関係を示す正面図
【図13】前枠,梁用の吊持支承金具,取付金具の関係を示す分解斜視図
【符号の説明】
A,B カーポート
1 支 柱
2 梁
3 片持ち屋根
4 前 枠
10 屋根用の吊持支承金具
12 係脱挿入孔
15 ボルト
20 支柱用の吊持支承金具
22 係脱挿入孔
26 地表用の受金具
30 支柱用の受金具
40 補助支柱
44 係脱金具
47 起立軸
48 係止突起
50 係合金具
56 取付金具
61 ネ ジ

Claims (5)

  1. 支柱片持ちの屋根自由端及び上記支柱の外側面上方にそれぞれ設置した受基板と該受基板の係脱手段一方にして共通の係脱挿入孔を有する屋根用及び支柱用の各吊持支承金具と,これら吊持支承金具と対をなして地表及び上記支柱の外側面下方にそれぞれ設置した地表用及び支柱用の各受金具と,上記支柱の吊持支承金具と受金具間の間隔より短寸の縮小長さを有して伸縮自在とし上記屋根自由端の吊持支承金具と地表の受金具間に介設して屋根自由端を支承する補助支柱と,該補助支柱の上端に設置し補助支柱を介して上記係脱挿入孔に挿入回動することにより各吊持支承金具に互換的に係脱自在とした係脱手段他方の係脱金具と,上記補助支柱の下端に設置し各受金具に係脱自在とした係合金具とを備え且つ上記支柱用の受金具又は該受金具の支柱近傍位置に,受金具と係合金具との外れ止め手段を設けてなることを特徴とする片持ち屋根自由端支承装置。
  2. 上記係脱手段一方の係脱挿入孔を,長手方向中間位置又は端部に拡幅部を有する受基板に透設した横長透孔とし,係脱手段他方の係脱金具を台座上に起立した上記拡幅部で回動自在な起立軸とその一側又は両側に突設した係止突起とによる逆L字状又は十字状乃至T字状としてなることを特徴とする請求項1の片持ち屋根自由端支承装置。
  3. 上記屋根用の吊持支承金具を,係脱挿入孔を有する受基板と,ボルト挿通孔を有して受基板両側に起立した両側一対の起立板とによりU字状に形成し,該起立板間に屋根支持用の梁を受入れ,該梁先端にボルト挿通孔を介したボルトの軸支固定を行うことによって屋根自由端に設置してなることを特徴とする請求項1又は2の片持ち屋根自由端支承装置。
  4. 上記U字状に形成した梁固定用の吊持支承金具に加えて,ネジ孔を有する固定基板と,ボルト挿通孔を有して固定基板両側に垂下した両側一対の垂下板とによりU字状に形成した取付金具を用い,該取付金具を屋根フレームの前枠長手方向中間位置下面に上記固定基板のネジ孔を介してネジ止めするとともに垂下板と起立板を重合し双方のボルト挿通孔を介してボルトの軸支固定を行うことによって,梁固定用の吊持支承金具を屋根フレーム前枠固定用に共用し該吊持支承金具を屋根自由端に設置してなることを特徴とする請求項3の片持ち屋根自由端支承装置。
  5. 上記補助支柱下端の係合金具を,少くとも地表の受金具に対して,吊持支承金具と係脱金具における係脱手段の係止状態で係脱自在とし,非係止状態で係脱不能としてなることを特徴とする請求項1,2,3又は4の片持ち屋根自由端支承装置。
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