JP3629027B2

JP3629027B2 - Partition structure

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Publication number: JP3629027B2
Application number: JP2003159831A
Authority: JP
Inventors: 邦彦安藤; 晴司黒瀬; 宗史岩浅; 明道本
Original assignee: Okumura Corp
Current assignee: Okumura Corp
Priority date: 2003-06-04
Filing date: 2003-06-04
Publication date: 2005-03-16
Anticipated expiration: 2018-11-17
Also published as: JP2004003340A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は間仕切構造に関する。より詳しくは、住宅、事務所建物等の建築物の内部を仕切る間仕切構造に関する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
一般に、集合住宅、事務所建物等の間仕切の施工は大掛かりで、素人には簡単には行うことができない。また、長年同じ住戸に居住していると、子供の成長などに伴って子供部屋の数を増やしたいとか、居間を広くしたい等の要望が生じるが、全面的に間取りを変更しようとしても、居住者が容易に変更することができないという問題がある。また、業者に改装工事を依頼して間取りを変更しようとすると、そのために多大な費用が掛かるという問題がある。
【０００３】
そこで、この発明の目的は、建物内部の間仕切を簡単にかつ低コストで施工および改装できる間仕切構造を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１に記載の間仕切構造は、建物の床面と天井面との間に立設される間仕切パネルと、上記床面に取り付けられ、上記間仕切パネルの下縁に係合するパネル取付用部材とからなる間仕切構造であって、
上記間仕切パネルは、このパネルの周縁をなす枠材と、この枠材を挟む一対の面材とを備え、上記枠材の下縁は上記面材の下辺よりも下方に突出してなり、
上記パネル取付用部材は、上記間仕切パネルの下縁に沿って長手方向に延び、上面に上記間仕切パネルの下縁を収容する断面凹状の溝を有しているとともに、上記溝を通り上記長手方向に延びる分割面で分割可能であり、かつ、このパネル取付用部材の厚みが上記間仕切パネルの厚みと略同じであり、
上記間仕切パネルの下縁とパネル取付用部材との間に、上記間仕切パネルを上記天井面へ押し付けるための押圧手段が設けられており、
上記間仕切パネルの各面材の下辺と、上記パネル取付用部材の各上端との間に、目地詰めゴムが各々設けられていることを特徴とする。
【０００５】
この請求項１の間仕切構造では、間仕切の組立時に、上記スタッドと間仕切パネルとを交互に並べて立設した状態でジョイント部材で連結すれば良いから、どの間仕切パネルからでも、またどのスタッドからでも立設して良く、立設順序の制約を受けない。また、間仕切の解体時に、どの間仕切パネルからでも、またどのスタッドからでも取り外して良く、取外し順序の制約を受けない。したがって、建物内部の間仕切の施工および改装を簡単にかつ低コストで行うことができる。
【０００６】
また、この間仕切構造では、パネル取付用部材が上記スタッドの下端および上記間仕切パネルの下縁に係合するので、建物の床面と天井面との間に上記スタッドおよび間仕切パネルが簡単に立設される。
【０００７】
また、この間仕切構造では、上記間仕切パネルの下縁が上記パネル取付用部材の断面凹状の溝に係合されるので、間仕切パネルがさらに簡単に立設される。
【０００８】
また、この間仕切構造では、上記パネル取付用部材は、上記溝を通り上記長手方向に延びる分割面で分割可能になっている。したがって、上記パネル取付用部材を上記分割面で分割した状態で、上記間仕切パネルの下縁を上記溝に収容し、再び上記パネル取付用部材を組み立てることにより、上記間仕切パネルの下縁が上記パネル取付用部材と係合される。このようにした場合、上記間仕切パネルをあまり高く持ち上げなくとも、上記間仕切パネルの下縁を容易に上記パネル取付用部材と係合できる。
【００１０】
また、この間仕切構造によれば、押圧手段によって上記間仕切パネルが上記天井面へ押し付けられて、しっかりと固定される。
【００１１】
請求項２に記載の間仕切構造は、請求項１に記載の間仕切構造において、上記押圧手段は上記パネル取付用部材に対して鉛直方向に螺合されたボルトからなることを特徴とする。
【００１２】
この請求項２の間仕切構造では、スパナ等の工具を用いて上記ボルトを回転させることにより、上記間仕切パネルを上記天井面へ簡単に押し付けることができる。
【００１３】
別の観点では、この発明の間仕切構造は、建物の床面と天井面との間に立設される四角柱状のスタッドと、上記スタッドの４側面のうち少なくとも２側面に隣接して建物の床面と天井面との間に立設される間仕切パネルと、上記スタッドと間仕切パネルとを連結するジョイント部材とからなることを特徴とする。
【００１４】
この発明の間仕切構造では、間仕切の組立時に、上記スタッドと間仕切パネルとを交互に並べて立設した状態でジョイント部材で連結すれば良いから、どの間仕切パネルからでも、またどのスタッドからでも立設して良く、立設順序の制約を受けない。また、間仕切の解体時に、どの間仕切パネルからでも、またどのスタッドからでも取り外して良く、取外し順序の制約を受けない。したがって、建物内部の間仕切の施工および改装を簡単にかつ低コストで行うことができる。
【００１５】
一実施形態の間仕切構造では、上記間仕切パネルは、このパネルの周縁をなす枠材と、この枠材を挟む一定の厚さを有する一対の面材とを備え、上記枠材の縦縁は上記面材の縦辺から横方向へ突出していることを特徴とする。
【００１６】
この一実施形態の間仕切構造の間仕切構造では、上記スタッドと間仕切パネルとを組み合わせることにより、様々な形態の間仕切りを１種類の間仕切パネルで実現できる。したがって、建物内部の間仕切の施工および改装をさらに簡単にかつ低コストで行うことができる。
【００１７】
一実施形態の間仕切構造では、上記スタッドは、その四隅にそれぞれ鉛直方向に延びる断面四角形状の切り欠きが設けてあることを特徴とする。
【００１８】
この一実施形態の間仕切構造では、スタッドの切り欠き形状のお陰で、様々な形態の間仕切を１種類のスタッドで実現できる。
【００１９】
一実施形態の間仕切構造では、上記スタッドは、その四隅にそれぞれ鉛直方向に延びる断面Ｌ字状の切り欠きが設けてあることを特徴とする。
【００２０】
この一実施形態の間仕切構造では、スタッドの切り欠き形状のお陰で、様々な形態の間仕切を１種類のスタッドで実現できる。
【００２１】
一実施形態の間仕切構造では、上記スタッドの横幅は、上記間仕切パネルの厚さと略同じ寸法に設定されていることを特徴とする。
【００２２】
この一実施形態の間仕切構造では、取付後のスタッドの側面（切り欠き以外の部分）と間仕切パネルの面材の表面とが略同一平面上に並ぶので、完成した間仕切の見栄えが良くなる。
【００２３】
一実施形態の間仕切構造では、上記切り欠きの深さは、上記間仕切パネルの面材の厚さと略同じ寸法に設定されているとともに、上記ジョイント部材は、上記面材の厚さと同じ厚さを持つ板状であり、上記間仕切パネルの枠材の上記横方向へ突出した縦縁とこの縦縁と隣り合う上記スタッドの上記切り欠きとにまたがって取り付けられることを特徴とする。
【００２４】
この一実施形態の間仕切構造では、取付後のジョイント部材が間仕切パネルの面材の縦辺とこれに対向するスタッドの切り欠き側壁との間に生じる空間に収容される。取付後のジョイント部材の室内側に向いた面は、上記スタッドの側面（切り欠き以外の部分）および間仕切パネルの面材の表面と略同一平面上に並ぶ。したがって、完成した間仕切の見栄えが良くなる。
【００２５】
一実施形態の間仕切構造では、上記床面に、上記スタッドの下端および上記間仕切パネルの下縁に係合するパネル取付用部材を取り付けたことを特徴とする。
【００２６】
この一実施形態の間仕切構造では、パネル取付用部材が上記スタッドの下端および上記間仕切パネルの下縁に係合するので、建物の床面と天井面との間に上記スタッドおよび間仕切パネルが簡単に立設される。
【００２７】
一実施形態の間仕切構造では、上記パネル取付用部材は、上記間仕切パネルの下縁に沿って長手方向に延び、上面に上記間仕切パネルの下縁を収容する断面凹状の溝を有していることを特徴とする。
【００２８】
この一実施形態の間仕切構造では、上記間仕切パネルの下縁が上記パネル取付用部材の断面凹状の溝に係合されるので、間仕切パネルがさらに簡単に立設される。
【００２９】
一実施形態の間仕切構造では、上記パネル取付用部材は、上記溝を通り上記長手方向に延びる分割面で分割可能になっていることを特徴とする。
【００３０】
この一実施形態の間仕切構造では、上記パネル取付用部材を上記分割面で分割した状態で、上記間仕切パネルの下縁を上記溝に収容し、再び上記パネル取付用部材を組み立てることにより、上記間仕切パネルの下縁が上記パネル取付用部材と係合される。このようにした場合、上記間仕切パネルをあまり高く持ち上げなくとも、上記間仕切パネルの下縁を容易に上記パネル取付用部材と係合できる。
【００３１】
一実施形態の間仕切構造では、上記間仕切パネルの下縁とパネル取付用部材との間に、上記間仕切パネルを上記天井面へ押し付けるための押圧手段が設けられていることを特徴とする。
【００３２】
この一実施形態の間仕切構造によれば、押圧手段によって上記間仕切パネルが上記天井面へ押し付けられて、しっかりと固定される。
【００３３】
一実施形態の間仕切構造では、上記押圧手段は上記パネル取付用部材に対して鉛直方向に螺合されたボルトからなることを特徴とする。
【００３４】
この一実施形態の間仕切構造では、スパナ等の工具を用いて上記ボルトを回転させることにより、上記間仕切パネルを上記天井面へ簡単に押し付けることができる。
【００３５】
一実施形態の間仕切構造では、上記床面と天井面との間に、上記間仕切りパネルと同列に着脱可能に設けられた襖用の枠と、上記襖用の枠に沿って設けられて上記襖用の枠の間口に応じた横幅を持つ棚板およびこの棚板の四隅に取り付けられた脚を有する押入台とにより構成される押入を備えたことを特徴とする。
【００３６】
この一実施形態の間仕切構造によれば、押入が簡単に構成される。
【００３７】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【００３８】
図１に示すように、間仕切１００を構築すべき建物の床面１０に、予め、間仕切パネル１を設けるべき位置を表す第１の印として一定のピッチを有する格子状パターン１１を設ける。この例では、格子状パターン１１のピッチは縦横とも５００ｍｍに設定され、格子状パターン１１をなす帯状の各ライン１１Ｌの幅は５０ｍｍに設定されている。また、床面１０の格子状パターン１１と対応させて、天井面２０に、間仕切パネル１を設けるべき位置を表す第２の印として格子状パターン１１と同じピッチ、同じライン幅を有する格子状の溝２１を設ける。この例では、格子状パターン１１の格子点（正確には１辺の長さが５０ｍｍの正方形領域）１１Ｘはスタッド２を設けるべき位置を表す。
【００３９】
このようにした場合、作業者は、床面１０に設けられた格子状パターン１１の中から任意のライン１１Ｌを選択して、その選択したライン１１Ｌに沿うようにそのライン１１Ｌ上に間仕切パネル１を立設できる。また、その選択したライン１１Ｌに含まれた格子点１１Ｘ上にスタッド２を立設できる。したがって、墨出しを行うことなく施工精度を確保できる。したがって、建物内部の間仕切の施工および改装を簡単にかつ低コストで行うことができる。また、任意のライン１１Ｌを選択できるので、間仕切パネル１を配置する自由度が増し、様々な間取りを実現できる。また、格子状パターン１１および格子状の溝２１は一定のピッチで設けられているので、施工時に、格子状パターン１１、格子状の溝２１上の基準となる位置から、床面１０、天井面２０に並ぶライン数を数えることによって目的の位置を定めることができる。例えば、互いに対向する間仕切パネル１同士の間隔を、それらの間仕切パネル１の間に並ぶライン数によって確認できる。したがって、施工がさらに簡単になる。
【００４０】
なお、上記格子状パターン１１をなす各ライン１１Ｌは、床面１０をなす複数の床パネル６１同士の境界部に設けられた帯状の模様（色彩が施されていても良い）からなっており、床面１０の形成後に別途設ける必要はない。上記格子状の溝２１は、天井面２０をなす複数の天井パネル８１同士の境界部に予め断面凹状に形成されており、天井面２０の形成後に別途設ける必要はない。したがって、建物内部の間仕切の施工および改装をさらに簡単にかつ低コストで行うことができる。また、格子状パターン１１や格子状の溝２１は、それぞれ床パネル６１同士、天井パネル８１同士の境界部に設けられているので、床面１０または天井面２０のパターンを乱すことがなく、室内の美観を損なうことはない。
【００４１】
図４（ａ），（ｂ）はこの実施形態で用いる間仕切パネル１を詳細に示している。同図（ａ）に示すように、この間仕切パネル１は、このパネルの周縁をなす木製の枠材３０と、この枠材３０を挟む一対のベニヤからなる面材４１とを備えている。同図（ｂ）に示すように、枠材３０は、左右一対の縦縁３３，３４と、縦縁３３，３４の上部をつなぐ上縁３１と、縦縁３３，３４の下部をつなぐ下縁３２と、３０ｃｍピッチで７本配置された横桟３６、…、３７、３８とからなっている。枠材３０の上縁３１と面材４１の上辺４１ａとが作る間仕切パネル１の上縁には、緩衝材としてのクッションゴム４２が貼り付けられている。枠材３０の下縁３２ａは面材４１の下辺４１ｂよりも下方へ突出しているが、中央部３２ａに対して左右両端部３２ｂ，３２ｃが若干量だけ上方へ後退した形状をしている。枠材３０の縦縁３３，３４は面材４１の縦辺４１ｃ，４１ｄからそれぞれ横方向へ突出している。この枠材３０の横幅（すなわちこの間仕切パネル１の横幅）は格子状パターン１１および格子状の溝２１のピッチ（５００ｍｍ）に応じた一定の値Ｌ＝４４７ｍｍに設定されている。したがって、格子状パターン１１および格子状の溝２１のピッチに相当する長さを最小単位として間取りを定めるものとすれば、全ての間取りに１種類の間仕切パネル１で対応できる。また、枠材３０の厚さは３９ｍｍ、各面材４１の厚さはＤ＝５．５ｍｍにそれぞれ設定され、この結果、この間仕切パネル１の全厚はＷ＝５０ｍｍに設定されている。
【００４２】
また、図２（ａ）はこの実施形態で用いるスタッド２の断面形状を示している。分かるように、このスタッド２は、正四角柱の四隅にそれぞれ鉛直方向に延びる断面Ｌ字状の切り欠き２ｖを設けた形状を有している。スタッド２の横幅は間仕切パネル１の全厚と同じ寸法Ｗ＝５０ｍｍに設定されている。また、スタッド２の切り欠き２ｖの深さは間仕切パネル１の面材４１の厚さと同じ寸法Ｄ＝５．５ｍｍに設定されている。スタッド２の四隅に切り欠き２ｖが設けられている結果、スタッド２の各側面２ａの中央部には切り欠き側壁２ｓが作る突起が生じた状態になっている。
【００４３】
また、図２（ｂ）は、上記間仕切パネル１とスタッド２とを連結するための３種類のジョイント金具３，４，５を示している。ジョイント金具３は平板状、ジョイント金具４，５は断面Ｌ字状に形成されている。ジョイント金具５はスタッド２の切り欠き２ｖと全く同一寸法に設定されている。ジョイント金具４は、取り付け易さを考慮して、ジョイント金具５の端部を４５度に仕上げたものである。これらのジョイント金具３，４，５の厚さはいずれも面材４１の厚さと同じ寸法Ｄに設定されている。なお、これらのジョイント金具３，４，５に設けられたネジ穴を図中に破線で示している。
【００４４】
上記スタッド２の切り欠き形状のお陰で、図３（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ）に示すように、１種類のスタッド２と１種類の間仕切パネル１と３種類のジョイント金具３，４，５とによって様々な形態の間仕切を実現できる。
【００４５】
図３（ａ）は、２枚の間仕切パネル１を１本のスタッド２を挟んで１ライン上に配置した例を示している。図において、左側の間仕切パネル１の枠材３０の縦縁３４と、この縦縁３４と隣り合うスタッド２の切り欠き２ｖとにまたがって、表裏２枚の平板状のジョイント金具３，３を取り付けている。各ジョイント金具の連結には皿ネジ８を用いている（以下同様）。同様に、右側の間仕切パネル１の枠材３０の縦縁３３と、この縦縁３３と隣り合うスタッド２の切り欠き２ｖとにまたがって、表裏２枚の平板状のジョイント金具３，３を取り付けている。このような構造を１ライン上に複数並べて配置することによって、平坦に広がる間仕切１００を構成することができる。また、この間仕切パネルの取付構造では、取付後のジョイント金具３が間仕切パネル１の面材４１の縦辺とこれに対向するスタッド２の切り欠き側壁２ｓとの間に生じる空間に収容される。ジョイント金具３の厚さはスタッド２の切り欠き２ｖの深さおよび間仕切パネル１の面材４１の厚さと同じ寸法に設定されているので、取付後のジョイント金具３の室内側に向いた面は、スタッド２の側面２ａ（切り欠き２ｖ以外の部分）および間仕切パネル１の面材４１の表面と同一平面上に並ぶ。したがって、完成した間仕切１００の見栄えを良くすることができる。
【００４６】
図３（ｂ）は、１本のスタッド２の隣り合う側面２ａに隣接してそれぞれ間仕切パネル１を配置した例を示している。２枚の間仕切パネル１が作る内側のコーナー部に、それらの間仕切パネル１の枠材３０の縦縁３３，３４にまたがって、断面Ｌ字状のジョイント金具４を取り付けている。一方、外側のコーナー部に相当するスタッド２の切り欠き２ｖには断面Ｌ字状のジョイント金具５を取り付けている。また、外側のコーナー部に隣り合うスタッド２の２つの切り欠き２ｖと各間仕切パネル１の枠材３０の縦縁３３，３４との間にまたがって、図３（ａ）のものと同じ態様で、それぞれ平板状のジョイント金具３，３を取り付けている。取付後のジョイント金具４は各間仕切パネル１の面材４１の縦辺の間に生じる空間に収容され、取付後のジョイント金具４の室内側に向いた面は、その両側に連なる間仕切パネル１の面材４１の表面とそれぞれ同一平面上に並ぶ。取付後のジョイント金具５の室内側に向いた面は、スタッド２の側面２ａ（切り欠き２ｖ以外の部分）と同一平面上に並ぶ。このように、各ジョイント金具３，４，５の箇所に凹凸を作らないようにしているので、完成した間仕切１００の見栄えを良くすることができる。
【００４７】
図３（ｃ）は１本のスタッド２の三つの側面２ａに隣接してそれぞれ間仕切パネル１を配置した例を示している。この例では、２枚の平板状のジョイント金具３と、２枚の断面Ｌ字状のジョイント金具４とを用いている。また、図３（ｄ）は１本のスタッド２の四つの側面２ａに隣接してそれぞれ間仕切パネル１を配置した例を示している。この例では、４枚の断面Ｌ字状のジョイント金具４を用いている。どちらのの配置例も、図３（ａ），（ｂ）の配置例と同様に、各ジョイント金具３，４の箇所に凹凸を作らないようにして、完成した間仕切１００の見栄えを良くするようにしている。
【００４８】
この実施形態では、建物の内部に次のようにして間仕切１００を構築する。なお、図１中に示すように平坦な間仕切１００を構築するものとする。
【００４９】
▲１▼ 間仕切１００の施工にあたって、まず作業者は、床面１０に設けられた格子状パターン１１の中から間仕切１００を設けるべきライン１１Ｌを選択する。そして、選択したライン１１Ｌ上に、クッション付き両面テープ１９を介して、ライン１１Ｌに沿って床ランナー１２（後述する巾木１３と組み合わされて第１のパネル取付用部材を構成する）を貼り付ける。
【００５０】
この床ランナー１２は、断面略Ｌ字状の細長い部材であり、その長手方向の長さは構築すべき間仕切１００の全横幅に等しく設定される。この床ランナー１２のうち格子状パターン１１の格子点１１Ｘと対応する部分に、それぞれ３本１組のアジャスターボルト１４が長手方向に並べて立設されている。各アジャスターボルト１４は、頭部を上にして床ランナー１２の溝１５に対して鉛直方向に螺合されている。３本のうち中央のアジャスターボルト１４は１本のスタッド２を天井面２０へ押し付けるために用いられ、両側のアジャスターボルト１４はそれぞれそのスタッド２の両側に並ぶ間仕切パネル１を天井面２０へ押し付けるための押圧手段として用いられる。
【００５１】
▲２▼ 次に、間仕切パネル１とスタッド２とを床ランナー１２の溝１５と天井面２０の格子状の溝２１との間に立設する。
【００５２】
詳しくは、作業者が間仕切パネル１を持って、まず間仕切パネル１の上縁を天井面２０の溝２１内に挿入して係合し、続いて間仕切パネル１の下縁を床ランナー１２上に置く。このとき、間仕切パネル１の下縁の左右両端部（図４（ｂ）に示したように中央部３２ａよりも上方へ後退している部分３２ｂ，３２ｃ）がそれぞれ対応するアジャスターボルト１４上に載るように間仕切パネル１の左右方向の位置を定める。また、作業者がスタッド２を持って、まずスタッド２の上端を天井面２０の溝２１の格子点１１Ｘに挿入して係合し、続いてスタッド２の下端を床ランナー１２上に置く。このとき、スタッド２の下端が３本１組のアジャスターボルト１４のうちの中央のアジャスターボルト１４の上に載るようにする。このように、間仕切パネル１の上縁、スタッド２の上端をまず天井面２０の格子状の溝２１係合させることによって、間仕切パネル１やスタッド２を容易に立設することができる。また、床ランナー１２の溝１５の片側に巾木１３を取り付けていない状態であるから、間仕切パネル１やスタッド２をあまり高く持ち上げなくとも、間仕切パネル１の下縁やスタッド２の下端を容易に床ランナー１２上に載せることができる。
【００５３】
なお、間仕切パネル１とスタッド２とが横方向に隣接するだけで、相互に干渉しない形状となっているので、格子状パターン１１の選択したライン１１Ｌに沿って、どの位置の間仕切パネル１からでも、またどの位置のスタッド２からでも立設でき、立設順序の制約を受けない。したがって、作業者が複数人いれば、並行して立設作業を進めることができる。
【００５４】
▲３▼ 次に、スパナ等の工具を用いてアジャスターボルト１４を回転させて、間仕切パネル１とスタッド２とをそれぞれ天井面２０の格子状の溝２１に押し付ける。これにより、床ランナー１２の溝１５と天井面２０の格子状の溝２１との間に間仕切パネル１とスタッド２とをそれぞれしっかりと固定する。
【００５５】
▲４▼ 間仕切パネル１とスタッド２とをジョイント金具３を用いて連結する。この例のように平坦な間仕切１００を構築する場合、間仕切パネル１とスタッド２と連結状態は図３（ａ）に示した状態になる。
【００５６】
▲５▼ 次に、図５に示すように、床ランナー１２に巾木１３を当接して通しボルト１７で固定する。この巾木１３の高さおよび長手方向の長さは、床ランナー１２の高さおよび長手方向の長さとそれぞれ同一寸法に設定されている。これにより、間仕切パネル１の下縁は、床ランナー１２と巾木１３とが作る断面凹状の溝１５内に収容され、床ランナー１２と巾木１３によって係合された状態となる。このようにして、間仕切パネル１を簡単に立設できる。この後、隣り合って並ぶ間仕切パネル１にまたがってクロス９を貼り付ける。そして、間仕切パネル１の各面材４１の下辺と床ランナー１２、巾木１３の各上端との間に、それぞれ目字詰めゴム１８，１８を押し込んで取り付ける。なお、床ランナー１２と巾木１３とを組み合わせたときの厚さは間仕切パネル１の全厚と同じ寸法（５０ｍｍ）に設定されている。これにより、間仕切１００の露出面が平坦となって、見栄えを良くすることができる。
【００５７】
▲６▼最後に、天井面２０の格子状の溝２１のうち間仕切１００が設置されなかったライン１１Ｌにカバープレート（図７中に符号５２で示す）を嵌め込む。これにより、室内の美観を高めることができる。
【００５８】
このようにして、建物内部の間仕切の施工を簡単にかつ低コストで行うことができる。
【００５９】
間取りを変更する場合は、間仕切１００を上記と全く逆の手順で分解して、簡単に移設することができる。分かるように、間仕切パネル１とスタッド２とが横方向に隣接するだけで、相互に干渉しない形状となっているので、どの位置の間仕切パネル１からでも、またどの位置のスタッド２からでも取り外しでき、取外し順序の制約を受けない。また、間仕切１００の施工に用いたいずれの部材も再利用でき、新たな部材を要しない。したがって、建物内部の間仕切の改装を低コストで行うことができる。
【００６０】
図１８（ａ），（ｂ）は別の形態のスタッド２Ｂを用いて構成した間仕切を示している。この実施形態では、正四角柱の四隅にそれぞれ鉛直方向に延びる断面正方形状の切り欠き２ｃを設けた形状を持つスタッド２Ｂを用いている。図１８（ａ）の例では、２枚の間仕切パネル１を１本のスタッド２Ｂを挟んで１ライン上に配置している。一方、図１８（ｂ）の例では、１本のスタッド２Ｂの三つの側面２ａに隣接してそれぞれ間仕切パネル１を配置している。上記スタッド２Ｂの横幅は、先のスタッド２と同様に、間仕切パネル１の全厚と同じ寸法Ｗ＝５０ｍｍに設定されている。また、スタッド２Ｂの切り欠き２ｃの深さは間仕切パネル１の面材４１の厚さと同じ寸法Ｄ＝５．５ｍｍに設定されている。この断面正方形状の切り欠き２ｃを設けた形状を持つスタッド２Ｂによっても、様々な形態の間仕切りを実現できる。また、ジョイント金具３Ａは、先のジョイント金具３と同様に平板状であり、その厚さは面材４１の厚さと同じ寸法Ｄに設定されている。したがって、ジョイント金具３Ａの箇所に凹凸が生じるのを防止でき、完成した間仕切の見栄えを良くすることができる。なお、図３（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ）の例では各ジョイント金具を皿ネジ８で連結したが、図１８（ａ），（ｂ）中に示すように、互いに対向するジョイント金具３Ａ，３Ａ；４，４；４，３Ａをそれぞれ通しボルト８Ａとナット８Ｂとで連結しても良い。通しボルト８Ａは、図示のように間仕切パネル１の縦縁３３または３４を貫通しても良く、また、スタッド２Ｂのジョイント金具に挟まれた突起部分を貫通しても良い。
【００６１】
図６は、上述の間仕切１００が設けられた建物の天井面２０を下方から見たところを示している。なお、理解の容易のために、後述するカバープレート５２を省略して描いている。
【００６２】
この例では、間仕切１００は図６において左端のライン（斜線を付している）に設けられている。この間仕切１００が通る或る格子点Ｘ１に、上述のスタッド２に代えて、内部に鉛直方向に延びる空洞を有するスタッド２Ａを設けている。また、別の格子点Ｘ３に、室内照明器具のための引掛シーリング５８を設けている。図９の立面図に示すように、上記スタッド２Ａには、室内照明器具用のスイッチ５７と、室内電気設備のためのコンセント５３とを設けている。図１０の平面図に示すように、コンセント５３の本体５３ｂはスタッド２Ａの側面を貫通し、コンセント５３のパネル部５３ａが室内に面している。そして、図９に示すように、一端にコネクタ５４ｍを取り付けた電気配線５０ｂを上記スタッド２Ａの内部の空洞に鉛直方向に挿通してコンセント５３の本体５３ｂに接続している（簡単のため、スイッチ５７のための電気配線は図示を省略している）。また、図８の断面図に示すように、上記引掛シーリング５８は、天井の野縁（のぶち）２９の直下に図示しないネジで取り付けている。この引掛シーリング５８には、一端にコネクタ５５ｍを取り付けた電気配線５１ｂを接続している。
【００６３】
一方、図６中に示すように、天井ふところ内の格子点Ｘ８上の位置にアダプタボックス５９を配置している。このアダプタボックス５９は、図示しない分電盤からの電力を中継して、室内電気設備のための電気配線に電力を供給するためのものである。詳しくは、このアダプタボックス５９には、照明用、照明スイッチ用、クーラー用、その他の用途に供される一般用といった各種の差込口が装備されている。作業者は、接続すべき各電気配線の用途に応じて、アダプタボックス５９内の必要な差込口を選択する。このようなアダプタボックスは天井ふところ内の複数箇所に配置されている。したがって、間取りの変更に伴って各部屋の区画が変更されても、最寄りの位置にあるアダプタボックスを適宜選択して対応し得るようになっている。なお、分電盤には、実際に使用されるアダプタボックスの回路のみを接続する。この例では、アダプタボックス５９の近傍の格子点Ｘ７，Ｘ９に、それぞれ天井面２０を貫通する開口２２，２３が設けられている。
【００６４】
引掛シーリング５８用の電気配線５１ａは、このアダプタボックス５９から天井裏を通って開口２３へ向かって延び、この開口２３を通して天井面２０へ出て、格子点Ｘ３の近傍まで溝２１に沿って延びている。この電気配線５１ａの端部にはコネクタ５５ｆが取り付けられている。この電気配線５１ａのコネクタ５５ｆが、上記引掛シーリング５８に接続された電気配線５１ｂのコネクタ５５ｍと接続されている（接続された両コネクタを符号５５で示す）。したがって、アダプタボックス５９から電気配線５１ａ，５１ｂを通して引掛シーリング５８に電力が供給される。この電気配線５１ａのうち天井裏に配置された部分（図中に破線で示す）の長さに、間取りの変更のための十分な余裕が設けられている点が注目される。電気配線５１ａのうち天井面２０に配置された部分、電気配線５１ｂおよびコネクタ５５は、断面凹状の溝２１内に収容されている。詳しくは図７に示すように、溝２１内に、この溝２１の形状に対応した断面凹状の保持部材５６を図示しないネジで取り付けている。この保持部材５６の縁部には、カバープレート５２を係合するための爪５６ａを形成している。この保持部材５６内に電気配線５１ａ，５１ｂやコネクタ５５を収容（図７は図６におけるＡ−Ａ線断面であり、電気配線５１ａのみ示す）して、保持部材５６の爪５６ａに、略平板状のカバープレート５２の縁部に設けた爪５２ａを係合して、電気配線５１ａ，５１ｂやコネクタ５５をカバープレート５２で覆うようにしている。これにより、電気配線５１ａ，５１ｂやコネクタ５５が室内の美観を損なうのを防止できる。
【００６５】
コンセント５３用の電気配線５０ａは、このアダプタボックス５９から天井ふところを通って開口２２へ向かって延び、この開口２２を通して天井面２０へ出て、格子点Ｘ１の近傍まで溝２１に沿って延びている。この電気配線５０ａの端部にはコネクタ５４ｆが取り付けられている。この電気配線５０ａのコネクタ５４ｆが、上記スタッド２Ａを通して延びる電気配線５０ｂのコネクタ５４ｍと接続されている（接続された両コネクタを符号５４で示す）。したがって、アダプタボックス５９から電気配線５０ａ，５０ｂを通してコンセント５３に電力が供給される。この電気配線５０ａのうち天井裏に配置された部分（図中に破線で示す）の長さに、間取りの変更のための十分な余裕が設けられている点が注目される。これらの電気配線５０ａのうち天井面２０に配置された部分、電気配線５０ｂおよびコネクタ５４は、上記引掛シーリング５８用のものと全く同じ態様で、断面凹状の溝２１内に収容されている。
【００６６】
なお、カバープレート５２は、電気配線やコネクタを配置したラインだけでなく、格子状の溝２１の全域にわたって取り付ける。これにより、室内の美観が損なわれるのを防止できる。
【００６７】
さて、図６に対応した図１１に示すように、居住者が間取りの変更を希望して、間仕切１００を図において中央のライン（斜線を付している）に移設するものとする。これに伴って、スタッド２Ａを格子点Ｘ１から格子点Ｘ２へ移設するとともに、引掛シーリング５８を格子点Ｘ３から格子点Ｘ４へ移設するものとする。このように間取りを変更する場合、電気配線５０ａ，５０ｂ，５１ａ，５１ｂを次のようにして移設する。
【００６８】
▲１▼ 間仕切１００の移設に先だって、天井面２０の格子状の溝２１を覆うカバープレート５２を取り外す。
【００６９】
▲２▼ 次に、図６中に示したコネクタ５４ｆ，５４ｍの接続を解除して電気配線５０ａ，５０ｂを互いに分離するとともに、コネクタ５５ｆ，５５ｍの接続を解除して電気配線５１ａ，５１ｂを互いに分離する。
【００７０】
▲３▼ 次に、図１１に示すように、間仕切１００を図中の中央のラインに移設するとともにスタッド２Ａを格子点Ｘ１から格子点Ｘ２へ移設する。上記スタッド２Ａは容易に取り外せるので、電気配線５０ｂとともにスイッチ５７やコンセント５３を容易に移設できる。スタッド２Ａの移設の結果、スタッド２Ａに接続されている電気配線５０ｂの端部のコネクタ５４ｍは、格子点Ｘ２近傍に出た状態となる。一方、引掛シーリング５８を格子点Ｘ３から格子点Ｘ４へ移設する。引掛シーリング５８に接続されている電気配線５１ｂの端部のコネクタ５５ｍは、格子点Ｘ４近傍に存在する状態となる。
【００７１】
▲４▼ コンセント５３用の電気配線５０ａを開口２２から格子点Ｘ２へ溝２１上の最短経路に沿って配置する。このとき、必要に応じて、電気配線５０ａのうち天井裏に配置された部分を開口２２を通して天井面２０側へ引き出す。電気配線５０ａの長さが余れば、余分を適宜天井裏へ戻す。そして、電気配線５０ａの端部のコネクタ５４ｆを、格子点Ｘ２近傍に出ている電気配線５０ｂの端部のコネクタ５４ｍと接続する。これにより、アダプタボックス５９から電気配線５０ａ，５０ｂを通してコンセント５３に電力が供給される。同様に、引掛シーリング５８用の電気配線５１ａを開口２３から格子点Ｘ４まで溝２１上の最短経路に沿って配置する。このとき、必要に応じて、電気配線５１ａのうち天井裏に配置された部分を開口２３を通して天井面２０側へ引き出す。電気配線５１ａの長さが余れば、余分を適宜天井裏へ戻す。そして、電気配線５１ａの端部のコネクタ５５ｆを、格子点Ｘ４近傍にある電気配線５１ｂの端部のコネクタ５５ｍと接続する。これにより、アダプタボックス５９から電気配線５１ａ，５１ｂを通して引掛シーリング５８に電力が供給される。
【００７２】
▲５▼ 電気配線５０ａのうち天井面２０に配置された部分、電気配線５０ｂおよびコネクタ５４を、断面凹状の溝２１内に収容する。同様に、電気配線５１ａのうち天井面２０に配置された部分、電気配線５１ｂおよびコネクタ５５を、断面凹状の溝２１内に収容する。そして、再び溝２１にカバーを取り付ける。
【００７３】
このように、溝２１が天井面２０に格子状に形成されているので、間取りの変更に伴って電気配線の配置経路を簡単に変更することができる。また、既設の部材を再利用でき、新たな部材を要しない。したがって、間取りを変更する場合に電気工事を簡単にかつ低コストで済ませることができる。
【００７４】
また、天井面２０は複数の天井パネル８１を組み合わせて構成されているので、間取りを変更する場合、開口２２，２３の位置が不適切なため既設の電気配線の長さが足りなければ、延長コードを追加する以外に、必要に応じて天井パネル８１を取り外して、電気配線を通すための開口の位置を移動させることもできる。したがって、電気工事をさらに簡単に行うことができる。
【００７５】
なお、図１７（ａ），（ｂ）に示すように、或る１個の天井パネルを設けるべき領域にアダプタボックス（符号１４０で示す）を内蔵しても良い。同図（ａ）はアダプタボックス１４０を設けた箇所の鉛直断面を示し、同図（ｂ）はそのアダプタボックス１４０を下方から見たところを示している。図１７（ａ）から分かるように、このアダプタボックス１４０は、後部にフランジ１４０ｆを有する略直方体状の本体１４０ｂを備えている。アダプタボックス１４０の前面１４０ａには、電気配線のための差込口１４１が複数配設されている。これらの差込口１４１は電気配線１４２によって分電盤に接続されている。このアダプタボックス１４０を取り付けるために、天井面２０に１個の天井パネルと略同じ平面寸法を持つ取付枠１４３を嵌め込み、この取付枠１４３内にアダプタボックス１４０の本体１４０ｂを挿入して、取付枠１４３の上面にフランジ１４０ｆが係止されるようにしている。この結果、アダプタボックス１４０の前面１４０ａが室内に面する状態となっている。ただし、室内の美観が損なわれるのを防止するために、このアダプタボックス１４０や取付枠１４３を、１個の天井パネルと略同じ平面寸法を持つカバープレート（大）１４４で覆うようにしている。図１７（ｂ）中に示すように、アダプタボックス１４０の前面１４０ａには、「照明」「スイッチ」「一般」「クーラー」などの、各差込口１４１の用途を表示している。作業者はこの表示を見て、例えば引掛シーリングにつながる電気配線５１のプラグ５１ｐを「照明」用の差込口１４１に接続することができる。これにより、各電気配線の誤接続を防止できる。また、万一誤接続があったとしても、天井面２０からカバープレート（大）１４４を取り外して、アダプタボックス１４０の前面１４０ａにおける電気配線の接続状態を検査することにより、容易に対処できる。しかも、カバープレート（大）１４４の存在により、アダプタボックス１４０の位置が室内から一目で分かる。したがって、間取りを変更する場合に、電気配線の配置計画、つまり電気配線を設けるべき経路を容易に決定することができる。
【００７６】
なお、床面１０に格子状の溝を形成し、その溝内に電気配線を配置しても良い。その場合も、電気配線を天井面２０の溝２１に配置したのと同様の効果を得ることができる。
【００７７】
図１２は上記建物の床の構造を示している。
【００７８】
和室では、床下スラブ９０上にスタイロフォーム９１を敷き詰めて、その上に畳９２を設けている。一方、洋室では、床下スラブ９０上には、複数の床ユニット６０を隙間なく並べて配置している。
【００７９】
この床ユニット６０は、正方形の木質系の床パネル６１と、この床パネル６１を支持する金属製あるいは樹脂製のベース部材６２と、このベース部材６２の四隅に取り付けられた脚６３を有している。図１３（ｂ）の断面図に示すように、上記脚６３は、外周面にネジが切られた略円柱状の金属製の軸部６３ｂを有している。この軸部６３ｂの上端には、矩形のソケット穴６３ａが形成される一方、この軸部６３ｂの下端にはクッションゴム６３ｃが取り付けられている。この脚６３の軸部６３ｂは、ベース部材６２のコーナー部に鉛直方向に形成されたネジ穴６２ｂに進退可能に螺合されている。床パネル６１はベース部材６２上にクッションゴム６４を挟んで取り付けられている。床パネル６１とクッションゴム６４のコーナー部には、ベース部材６２のネジ穴６２ｂと１列に並ぶ貫通穴７０が形成されている。したがって、図１２中に示すように、作業者は、上方からこの貫通孔７０を通してレンチ７１を軸部６３ｂのネジ穴６３ａに嵌合し、レンチ７１を回転させることによってベース部材６２に対して脚６３を出没させることににより、各床ユニット６０の高さを調整することができる。
【００８０】
図１３（ａ）に示すように、各床ユニット６０は、床パネル６１の外周端面に設けられた緩衝材６５を挟んでコーナー部が互いに突き合わされた状態に並べられている。そして、４台の床ユニット６０のコーナー部が１つの格子点１１Ｘを構成している。互いに突き合わされた４台の床ユニット６０のコーナー部にまたがって、床ユニット６０間の高さの違いを解消するための目違い調整プレート６６を４本の皿ネジ６９を用いて取り付けている。図１３（ｂ）に示すように、さらにこの上に、木製ビス６８を用いて木製化粧プレート６７を取り付けている。この木製化粧プレート６７の平面寸法は、格子点１１Ｘの平面寸法と同じ値（５０ｍｍ×５０ｍｍ）に設定されている。また、木製化粧プレート６７の厚さは、取り付け後にその上面が床パネル６１の上面と同一平面上に並ぶように設定されている。これにより、平坦な床面１０を構成できるとともに、室内の美観が損なわれるのを防止できる。なお、図１２中に示すように、目違い調整プレート６６や木製化粧プレート６７はドライバ７２を用いて取り付けることができ、特殊な工具を用いる必要はない。
【００８１】
上述のように高さ調整が可能な床ユニット６０を設けることによる利点は次の通りである。例えば、洋室が和室に隣接している場合、洋室の床面１０の高さを和室の畳表の高さに揃えることができる。したがって、いわゆるバリアフリー（段差なし）を実現できる。また、床下スラブ９０（または地面）の或る領域と別の領域との間、例えば洋室および和室の領域とその住宅の水廻り領域との間で高さの違い（段差）がある場合、その段差を吸収するようにそれらの領域間で床ユニット６０の脚６３の長さを変えて設定する。これにより、その住宅内の全ての領域で床面の高さを揃えることができると共に、床下に形成された空間を、台所、トイレ、洗面台等の水廻り施設の各種配管スペースとして利用することができ、上記水廻り施設の変更も可能となる。さらに、和室から洋室またはその逆の変更にも容易に対応することができる。
【００８２】
なお、図１４中に示すように、箱状のベース部材６２Ａを有する床ユニット６０Ａを採用しても良い。この場合、ベース部材が脚を保持する強度を高めることができ、床ユニットの高さをより高く設定することができる。したがって、より大きな段差を解消することができる。
【００８３】
以上の実施形態では、床面１０に設ける第１の印として、図１５（ａ）に示すような一定の幅を持つラインが交差する格子状パターン１１を採用したが、当然ながらそれに限られるものではない。図１５（ｂ）に示すように、格子点１１Ｘのみが幅（５０ｍｍ×５０ｍｍ）を持ち、残りのライン１１Ｂは床パネル６１同士の境界線であっても良い。また、図１５（ｃ），（ｄ）に示すように、格子点１１Ｘと残りのライン１１Ｃ，１１Ｄとの間でコントラストを付けても良い。図１５（ｃ）は床パネル６１の内部領域に格子点１１Ｘと同じ色彩を施したもの、図１５（ｄ）は床パネル６１の内部領域に短冊状の模様を施したものである。
【００８４】
また、第１および第２の印をそれぞれ床面１０、天井面２０に点状に形成しても良い。この場合、間仕切パネル１は、この間仕切パネル１の下縁が床面１０の隣り合う第１の印を通るとともに、この間仕切パネル１の上縁が天井面２０の隣り合う第２の印を通るように配置される。同様に、第１および第２の印を単なる線状に形成しても良い。
【００８５】
また、床面１０の第１の印または天井面２０の第２の印を凸状に形成し、この凸状の印に対応する間仕切パネルの下縁または上縁を凹状に形成して、上記凸状の印と間仕切パネルの凹状の下縁または上縁とを係合させるようにしても良い。
【００８６】
また、第１および第２の印の少なくとも一方は床面１０または天井面２０に貼り付けて設けても良い。その場合、床面１０、天井面２０の形成後に第１、第２の印を簡単に取り付けることができる。
【００８７】
図１６（ａ）は上述の間仕切１００とともに採用可能な押入の構造を示している。この押入は次のようにして構成する。
【００８８】
▲１▼ まず、床下スラブ９０の上に、襖用の枠１０１に沿って床用パネル１０２を設ける。図１６（ｂ）に示すように、床用パネル１０２の本体１０４の四隅に設けたアジャスタ１０５を適宜回転させて、床用パネル１０２を水平な姿勢にする。なお、床用パネル１０２の四隅にはそれぞれダボ穴１０６が形成されている。
【００８９】
▲２▼ 次に、床用パネル１０２上に押入台１０３を取り付ける。この押入台１０３は、床用パネル１０２と同じ寸法を持つ棚板１０７と、この棚板１０７の四隅にそれぞれ取り付けられたスチール製の脚１０８を有している。１１０は補強用のスチール製フレームである。この押入台１０３の脚１０８の下端に設けたダボ１０８ｂを床用パネル１０２のダボ穴１０６にそれぞれ嵌合する。これにより、押入の下段を構成する。なお、棚板１０７の四隅にはそれぞれダボ穴１０９が形成されている。
【００９０】
▲３▼ 次に、図１６（ａ）に示すように、押入の下段を構成する押入台１０３の上に、押入の上段および天袋を構成するために、もう一つの押入台１０３を取り付ける。すなわち、後者の押入台１０３の脚１０８の下端に設けたダボ１０８ｂを、下段を構成する前者の押入台１０３のダボ穴１０９にそれぞれ嵌合する。
【００９１】
▲４▼ 次に、床面１０と天井面２０との間に、間仕切１００と同列に襖用の枠１０１を設ける。なお、間仕切１００は建物の壁１２０に沿って設けられている。
【００９２】
このようにした場合、押入を簡単に構成できる。また、押入の分解は組立てと逆の手順で行えば良く、押入の移設も容易である。
【００９３】
【発明の効果】
以上より明らかなように、本発明の間仕切構造によれば、建物内部の間仕切を簡単にかつ低コストで施工および改装できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明により建物内部に間仕切を構築する状態を示す図である。
【図２】上記間仕切を構成するのに用いるスタッドとジョイント金具を示す図である。
【図３】様々な間仕切パネルの配置構造を示す図である。
【図４】上記間仕切を構成するのに用いる間仕切パネルを示す図である。
【図５】間仕切の取付構造を示す図である。
【図６】電気配線の配置構造を示す図である。
【図７】電気配線を天井面の溝内に収容した状態を示す図である。
【図８】室内照明器具用の引掛シーリング近傍の配線状態を示す図である。
【図９】スイッチとコンセントを設けたスタッドを示す立面図である。
【図１０】上記スタッドの平面図である。
【図１１】図６の電気配線を移設した状態を示す図である。
【図１２】上記建物の床の構造を示す図である。
【図１３】複数並ぶ床ユニット同士の境界部を示す図である。
【図１４】別の床ユニットを複数並べた状態を示す図である。
【図１５】格子状パターンの様々な態様を示す図である。
【図１６】押入の構造を示す図である。
【図１７】天井パネルを設けるべき領域にアダプタボックスを配置した状態を示す図である。
【図１８】間仕切パネルの配置構造の別の例を示す図である。
【符号の説明】
１間仕切パネル
２，２Ａ，２Ｂスタッド
３，３Ａ，４，５ジョイント金具
１０床面
１１格子状パターン
１１Ｘ，Ｘ１，Ｘ２，Ｘ３，Ｘ４，Ｘ７，Ｘ８，Ｘ９格子点
１２床ランナー
１３巾木
２０天井面
２１格子状の溝
５０ａ，５０ｂ，５１ａ，５１ｂ電気配線
６０床ユニット
６１床パネル
８１天井パネル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a partition structure. In more detail, it is related with the partition structure which partitions off the inside of buildings, such as a house and an office building.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
In general, the construction of partitions such as apartment houses and office buildings is large and cannot be easily performed by amateurs. Also, if you have lived in the same unit for many years, there will be demands such as increasing the number of children's rooms or expanding the living room as the child grows, etc. There is a problem that a person cannot easily change. In addition, there is a problem that if the contractor is requested to renovate and change the floor plan, a large amount of cost is required.
[0003]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a partition structure in which a partition inside a building can be constructed and renovated easily and at low cost.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the partition structure according to claim 1 comprises:, JianA partition panel erected between the floor surface of the object and the ceiling surface;,UpAttached to the floor,UpA partition structure comprising a panel mounting member engaged with the lower edge of the partition panel,
The partition panel includes a frame member that forms a peripheral edge of the panel and a pair of face members sandwiching the frame member, and a lower edge of the frame member protrudes downward from a lower side of the face member,
The panel mounting member extends in the longitudinal direction along the lower edge of the partition panel, and has a groove having a concave cross section for accommodating the lower edge of the partition panel on the upper surface, and passes through the groove in the longitudinal direction. Can be divided by the dividing plane extending toAnd the thickness of the panel mounting member is substantially the same as the thickness of the partition panel,
Between the lower edge of the partition panel and the panel mounting member, a pressing means for pressing the partition panel against the ceiling surface is provided,
Jointed rubber is respectively provided between the lower side of each face material of the partition panel and each upper end of the panel mounting member.It is characterized by that.
[0005]
In the partition structure according to the first aspect, when the partition is assembled, the studs and the partition panels may be connected by the joint member in an erected state, so that the studs can stand from any partition panel or any stud. It can be installed and is not restricted by the order of standing. Further, when the partition is disassembled, it can be removed from any partition panel or any stud, and there is no restriction on the order of removal. Therefore, the partition construction and refurbishment inside the building can be performed easily and at low cost.
[0006]
Further, in this partition structure, since the panel mounting member engages with the lower end of the stud and the lower edge of the partition panel, the stud and the partition panel can be easily erected between the floor surface and the ceiling surface of the building. Is done.
[0007]
Moreover, in this partition structure, since the lower edge of the partition panel is engaged with the groove having a concave cross section of the panel mounting member, the partition panel is more easily erected.
[0008]
Moreover, in this partition structure, the said panel attachment member can be divided | segmented by the division surface extended in the said longitudinal direction through the said groove | channel. Therefore, in the state where the panel mounting member is divided by the dividing surface, the lower edge of the partition panel is accommodated in the groove, and the panel mounting member is assembled again. Engaged with the mounting member. In this case, the lower edge of the partition panel can be easily engaged with the panel mounting member without lifting the partition panel too high.
[0010]
Also thisAccording to the partition structure, the partition panel is pressed against the ceiling surface by the pressing means and firmly fixed.
[0011]
Claim2The partition structure described in claim1In the partition structure described in (1), the pressing means includes a bolt screwed in a vertical direction with respect to the panel mounting member.
[0012]
This claim2In the partition structure, the partition panel can be easily pressed against the ceiling surface by rotating the bolt using a tool such as a spanner.
[0013]
In another aspect, the partition structure of the present invention includes a quadrangular columnar stud standing between a floor surface and a ceiling surface of a building, and a floor of the building adjacent to at least two of the four side surfaces of the stud. It consists of the partition panel standingly arranged between a surface and a ceiling surface, and the joint member which connects the said stud and a partition panel.
[0014]
In the partition structure according to the present invention, when assembling the partition, the studs and the partition panels may be connected with a joint member in an erected state, so that the studs can be erected from any partition panel or any stud. It does not have to be restricted by the standing order. Further, when the partition is disassembled, it can be removed from any partition panel or any stud, and there is no restriction on the order of removal. Therefore, the partition construction and refurbishment inside the building can be performed easily and at low cost.
[0015]
In one embodiment of the partition structure, the partition panel includes a frame member that forms a peripheral edge of the panel, and a pair of face members having a certain thickness sandwiching the frame member, and the vertical edges of the frame member are It protrudes in the horizontal direction from the vertical side of the face material.
[0016]
In the partition structure of the partition structure according to this embodiment, various types of partitions can be realized by one type of partition panel by combining the stud and the partition panel. Therefore, the construction and refurbishment of the partition inside the building can be performed more easily and at low cost.
[0017]
In one embodiment of the partition structure, the stud is provided with notches having a quadrangular cross section extending in the vertical direction at the four corners.
[0018]
In the partition structure according to this embodiment, various types of partitions can be realized by one kind of stud, thanks to the notch shape of the stud.
[0019]
In one embodiment of the partition structure, the stud is provided with a cutout having an L-shaped cross section extending in the vertical direction at each of the four corners.
[0020]
In the partition structure according to this embodiment, various types of partitions can be realized by one kind of stud, thanks to the notch shape of the stud.
[0021]
In the partition structure according to an embodiment, the lateral width of the stud is set to be approximately the same as the thickness of the partition panel.
[0022]
In the partition structure of this embodiment, the side surface (portion other than the notch) of the stud after installation and the surface of the face material of the partition panel are arranged on substantially the same plane, so that the appearance of the completed partition is improved.
[0023]
In the partition structure according to an embodiment, the depth of the notch is set to be approximately the same as the thickness of the face material of the partition panel, and the joint member has the same thickness as the thickness of the face material. It has a plate shape, and is mounted across the vertical edge of the frame member of the partition panel protruding in the horizontal direction and the notch of the stud adjacent to the vertical edge.
[0024]
In the partition structure of this embodiment, the joint member after installation is accommodated in a space formed between the vertical side of the face member of the partition panel and the notch side wall of the stud facing the partition member. The surface of the joint member that is attached to the interior side is arranged on the same plane as the side surface (portion other than the notch) of the stud and the surface of the face material of the partition panel. Therefore, the appearance of the completed partition is improved.
[0025]
In the partition structure of one embodiment, a panel mounting member that engages with a lower end of the stud and a lower edge of the partition panel is attached to the floor surface.
[0026]
In the partition structure of this embodiment, since the panel mounting member engages with the lower end of the stud and the lower edge of the partition panel, the stud and the partition panel can be easily provided between the floor surface of the building and the ceiling surface. Established.
[0027]
In one embodiment of the partition structure, the panel mounting member extends in a longitudinal direction along the lower edge of the partition panel, and has a groove having a concave cross section for accommodating the lower edge of the partition panel on the upper surface. It is characterized by.
[0028]
In the partition structure of this embodiment, since the lower edge of the partition panel is engaged with the groove having a concave cross section of the panel mounting member, the partition panel is more easily erected.
[0029]
In one embodiment of the partition structure, the panel mounting member can be divided by a dividing surface extending in the longitudinal direction through the groove.
[0030]
In the partition structure according to this embodiment, the panel mounting member is divided by the dividing surface, the lower edge of the partition panel is accommodated in the groove, and the panel mounting member is assembled again to thereby divide the partition. The lower edge of the panel is engaged with the panel mounting member. In this case, the lower edge of the partition panel can be easily engaged with the panel mounting member without lifting the partition panel too high.
[0031]
In the partition structure of one embodiment, a pressing means for pressing the partition panel against the ceiling surface is provided between a lower edge of the partition panel and a panel mounting member.
[0032]
According to the partition structure of this embodiment, the partition panel is pressed against the ceiling surface by the pressing means and is firmly fixed.
[0033]
In one embodiment of the partition structure, the pressing means includes a bolt screwed in the vertical direction with respect to the panel mounting member.
[0034]
In the partition structure of this embodiment, the partition panel can be easily pressed against the ceiling surface by rotating the bolt using a tool such as a spanner.
[0035]
In the partition structure according to an embodiment, a fence frame provided detachably in the same row as the partition panel between the floor surface and the ceiling surface, and the fence frame provided along the fence frame. It is characterized by comprising a pushing-in comprising a shelf board having a width corresponding to the opening of the frame and a pushing table having legs attached to the four corners of the shelf board.
[0036]
According to the partition structure of this embodiment, the pushing-in is easily configured.
[0037]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the illustrated embodiments.
[0038]
As shown in FIG. 1, a lattice pattern 11 having a constant pitch is provided in advance as a first mark representing a position where the partition panel 1 is to be provided on the floor surface 10 of the building where the partition 100 is to be constructed. In this example, the pitch of the grid pattern 11 is set to 500 mm both vertically and horizontally, and the width of each strip-like line 11L forming the grid pattern 11 is set to 50 mm. Further, a grid-like pattern having the same pitch and the same line width as the grid-like pattern 11 as a second mark indicating the position where the partition panel 1 should be provided on the ceiling surface 20 in correspondence with the grid-like pattern 11 of the floor surface 10. A groove 21 is provided. In this example, a lattice point (more precisely, a square region having a side length of 50 mm) 11X of the lattice pattern 11 represents a position where the stud 2 is to be provided.
[0039]
In this case, the operator selects an arbitrary line 11L from the grid pattern 11 provided on the floor surface 10, and the partition panel 1 is placed on the line 11L along the selected line 11L. Can be erected. Further, the stud 2 can be erected on the lattice point 11X included in the selected line 11L. Therefore, construction accuracy can be secured without performing inking. Therefore, the partition construction and refurbishment inside the building can be performed easily and at low cost. Moreover, since arbitrary line 11L can be selected, the freedom degree which arrange | positions the partition panel 1 increases, and various floor plans can be implement | achieved. Further, since the lattice pattern 11 and the lattice groove 21 are provided at a constant pitch, the floor surface 10 and the ceiling surface are arranged from a reference position on the lattice pattern 11 and the lattice groove 21 during construction. The target position can be determined by counting the number of lines arranged in 20. For example, the interval between the partition panels 1 facing each other can be confirmed by the number of lines arranged between the partition panels 1. Therefore, the construction is further simplified.
[0040]
Each line 11L forming the lattice pattern 11 is composed of a belt-like pattern (color may be given) provided at the boundary between the plurality of floor panels 61 forming the floor surface 10; It is not necessary to provide it separately after forming the floor surface 10. The lattice-shaped grooves 21 are formed in advance in a cross-sectional concave shape at the boundary between the plurality of ceiling panels 81 forming the ceiling surface 20, and need not be provided separately after the ceiling surface 20 is formed. Therefore, the construction and refurbishment of the partition inside the building can be performed more easily and at low cost. In addition, since the lattice pattern 11 and the lattice grooves 21 are provided at the boundary between the floor panels 61 and the ceiling panels 81, the pattern of the floor surface 10 or the ceiling surface 20 is not disturbed, There is no loss of aesthetics.
[0041]
4 (a) and 4 (b) show in detail the partition panel 1 used in this embodiment. As shown in FIG. 1A, the partition panel 1 includes a wooden frame member 30 that forms the periphery of the panel and a face member 41 made of a pair of veneers that sandwich the frame member 30. As shown in FIG. 2B, the frame member 30 includes a pair of left and right vertical edges 33, 34, an upper edge 31 connecting the upper parts of the vertical edges 33, 34, and a lower edge connecting the lower parts of the vertical edges 33, 34. 32 and seven horizontal bars 36,..., 37, 38 arranged at a pitch of 30 cm. A cushion rubber 42 as a cushioning material is attached to the upper edge of the partition panel 1 formed by the upper edge 31 of the frame member 30 and the upper side 41a of the face member 41. The lower edge 32a of the frame member 30 protrudes downward from the lower side 41b of the face member 41, but the left and right end portions 32b and 32c are slightly retracted upward by a certain amount with respect to the central portion 32a. The vertical edges 33 and 34 of the frame member 30 protrude from the vertical sides 41 c and 41 d of the face member 41 in the horizontal direction. The horizontal width of the frame member 30 (that is, the horizontal width of the partition panel 1) is set to a constant value L = 447 mm corresponding to the pitch (500 mm) of the lattice pattern 11 and the lattice grooves 21. Therefore, if the floor plan is determined with the length corresponding to the pitch of the grid pattern 11 and the grid groove 21 as the minimum unit, all the floor plans can be handled by one type of partition panel 1. The thickness of the frame member 30 is set to 39 mm, and the thickness of each face member 41 is set to D = 5.5 mm. As a result, the total thickness of the partition panel 1 is set to W = 50 mm.
[0042]
FIG. 2A shows the cross-sectional shape of the stud 2 used in this embodiment. As can be seen, the stud 2 has a shape in which notches 2v each having an L-shaped cross section extending in the vertical direction are provided at the four corners of a regular quadrangular prism. The lateral width of the stud 2 is set to the same dimension W = 50 mm as the total thickness of the partition panel 1. The depth of the notch 2v of the stud 2 is set to the same dimension D = 5.5 mm as the thickness of the face material 41 of the partition panel 1. As a result of the notches 2v being provided at the four corners of the stud 2, a protrusion formed by the notched side wall 2s is generated at the center of each side surface 2a of the stud 2.
[0043]
FIG. 2B shows three types of joint fittings 3, 4, 5 for connecting the partition panel 1 and the stud 2. The joint fitting 3 is formed in a flat plate shape, and the joint fittings 4 and 5 are formed in an L-shaped cross section. The joint fitting 5 is set to exactly the same dimensions as the notch 2v of the stud 2. The joint metal fitting 4 is obtained by finishing the end of the joint metal fitting 45 at 45 degrees in consideration of ease of attachment. The thickness of these joint fittings 3, 4, 5 is set to the same dimension D as the thickness of the face material 41. In addition, the screw hole provided in these joint metal fittings 3, 4, and 5 is shown with the broken line in the figure.
[0044]
Thanks to the notch shape of the stud 2, as shown in FIGS. 3A, 3 B, 3 C, and 3 D, one type of stud 2, one type of partition panel 1, and three types of joints are used. Various partitions can be realized by the metal fittings 3, 4 and 5.
[0045]
FIG. 3A shows an example in which two partition panels 1 are arranged on one line with one stud 2 interposed therebetween. In the figure, two flat joint metal fittings 3 and 3 are attached across the vertical edge 34 of the frame member 30 of the left partition panel 1 and the notch 2v of the stud 2 adjacent to the vertical edge 34. ing. A countersunk screw 8 is used to connect the joint fittings (the same applies hereinafter). Similarly, two flat joint metal fittings 3 and 3 are attached across the vertical edge 33 of the frame member 30 of the right partition panel 1 and the notch 2v of the stud 2 adjacent to the vertical edge 33. ing. By arranging a plurality of such structures side by side on one line, it is possible to configure the partition 100 that spreads flatly. Further, in this partition panel mounting structure, the joint fitting 3 after the mounting is accommodated in a space formed between the vertical side of the face member 41 of the partition panel 1 and the notched side wall 2s of the stud 2 facing this. Since the thickness of the joint fitting 3 is set to the same dimension as the depth of the notch 2v of the stud 2 and the thickness of the face member 41 of the partition panel 1, the surface facing the indoor side of the joint fitting 3 after installation is The side surface 2a of the stud 2 (portion other than the notch 2v) and the surface of the face member 41 of the partition panel 1 are arranged on the same plane. Therefore, the appearance of the completed partition 100 can be improved.
[0046]
FIG. 3B shows an example in which the partition panels 1 are arranged adjacent to the adjacent side surfaces 2 a of one stud 2. The joint bracket 4 having an L-shaped cross section is attached to the inner corner portion formed by the two partition panels 1 across the vertical edges 33 and 34 of the frame member 30 of the partition panels 1. On the other hand, a joint fitting 5 having an L-shaped cross section is attached to the notch 2v of the stud 2 corresponding to the outer corner portion. Moreover, it straddles between the two notches 2v of the stud 2 adjacent to an outer corner part, and the vertical edges 33 and 34 of the frame material 30 of each partition panel 1, and is the same aspect as the thing of Fig.3 (a). The flat joint fittings 3 and 3 are respectively attached. The joint fitting 4 after installation is accommodated in a space formed between the vertical sides of the face material 41 of each partition panel 1, and the surface facing the interior side of the joint fitting 4 after installation is the partition panel 1 connected to both sides thereof. They are arranged on the same plane as the surface of the face material 41. The surface facing the indoor side of the joint fitting 5 after the mounting is arranged on the same plane as the side surface 2a of the stud 2 (portion other than the notch 2v). Thus, since the unevenness | corrugation is made not to make the location of each joint metal fittings 3, 4, and 5, the appearance of the completed partition 100 can be improved.
[0047]
FIG. 3C shows an example in which the partition panels 1 are arranged adjacent to the three side surfaces 2 a of one stud 2. In this example, two flat joint fittings 3 and two L-shaped joint fittings 4 are used. FIG. 3D shows an example in which the partition panels 1 are arranged adjacent to the four side surfaces 2 a of one stud 2. In this example, four joint fittings 4 having an L-shaped cross section are used. In both arrangement examples, as in the arrangement examples of FIGS. 3A and 3B, the finished partition 100 is improved in appearance by not forming irregularities in the joint metal fittings 3 and 4. I have to.
[0048]
In this embodiment, the partition 100 is constructed inside the building as follows. In addition, as shown in FIG. 1, the flat partition 100 shall be constructed | assembled.
[0049]
(1) When constructing the partition 100, the operator first selects a line 11L on which the partition 100 is to be provided from the lattice pattern 11 provided on the floor surface 10. Then, on the selected line 11L, the floor runner 12 (combined with a baseboard 13 to be described later constitutes a first panel mounting member) is attached along the line 11L via the cushioned double-sided tape 19. .
[0050]
The floor runner 12 is an elongated member having a substantially L-shaped cross section, and the length in the longitudinal direction is set equal to the entire width of the partition 100 to be constructed. A set of three adjuster bolts 14 is erected in the longitudinal direction at portions corresponding to the lattice points 11X of the lattice pattern 11 in the floor runner 12. Each adjuster bolt 14 is screwed in the vertical direction to the groove 15 of the floor runner 12 with the head facing up. Of the three, the center adjuster bolt 14 is used for pressing one stud 2 against the ceiling surface 20, and the adjuster bolts 14 on both sides are used for pressing the partition panels 1 arranged on both sides of the stud 2 against the ceiling surface 20. Used as a pressing means.
[0051]
(2) Next, the partition panel 1 and the stud 2 are erected between the groove 15 of the floor runner 12 and the lattice-like groove 21 of the ceiling surface 20.
[0052]
Specifically, the operator holds the partition panel 1, first inserts and engages the upper edge of the partition panel 1 into the groove 21 of the ceiling surface 20, and then places the lower edge of the partition panel 1 on the floor runner 12. Put. At this time, both left and right end portions of the lower edge of the partition panel 1 (portions 32b and 32c receding upward from the central portion 32a as shown in FIG. 4B) are placed on the corresponding adjuster bolts 14, respectively. Thus, the position of the left-right direction of the partition panel 1 is determined. Further, the worker holds the stud 2, and first inserts and engages the upper end of the stud 2 with the lattice point 11 X of the groove 21 of the ceiling surface 20, and then places the lower end of the stud 2 on the floor runner 12. At this time, the lower end of the stud 2 is placed on the center adjuster bolt 14 of the set of three adjuster bolts 14. Thus, the partition panel 1 and the stud 2 can be easily erected by first engaging the upper edge of the partition panel 1 and the upper end of the stud 2 with the lattice-like grooves 21 of the ceiling surface 20. Further, since the baseboard 13 is not attached to one side of the groove 15 of the floor runner 12, the lower edge of the partition panel 1 and the lower end of the stud 2 can be easily lifted without lifting the partition panel 1 and stud 2 too high. It can be placed on the floor runner 12.
[0053]
In addition, since the partition panel 1 and the stud 2 are adjacent to each other in the horizontal direction and do not interfere with each other, the partition panel 1 from any position along the selected line 11L of the lattice pattern 11 can be used. In addition, it can be erected from any position of the stud 2 and is not restricted by the erection sequence. Therefore, if there are a plurality of workers, the standing work can be advanced in parallel.
[0054]
(3) Next, the adjuster bolt 14 is rotated using a tool such as a spanner, and the partition panel 1 and the stud 2 are pressed against the lattice-like grooves 21 of the ceiling surface 20 respectively. Thereby, the partition panel 1 and the stud 2 are each firmly fixed between the groove 15 of the floor runner 12 and the lattice-like groove 21 of the ceiling surface 20.
[0055]
(4) The partition panel 1 and the stud 2 are connected using the joint fitting 3. When the flat partition 100 is constructed as in this example, the partition panel 1 and the stud 2 are connected to each other as shown in FIG.
[0056]
(5) Next, as shown in FIG. 5, the baseboard 13 is brought into contact with the floor runner 12 and fixed with a through bolt 17. The height of the baseboard 13 and the length in the longitudinal direction are set to the same dimensions as the height of the floor runner 12 and the length in the longitudinal direction, respectively. Thereby, the lower edge of the partition panel 1 is accommodated in the groove 15 having a concave cross section formed by the floor runner 12 and the baseboard 13 and is engaged by the floor runner 12 and the baseboard 13. In this way, the partition panel 1 can be easily erected. Thereafter, the cloth 9 is pasted across the partition panels 1 arranged next to each other. Then, between the lower side of each face material 41 of the partition panel 1 and each upper end of the floor runner 12 and the baseboard 13, the stuffed rubbers 18 and 18 are respectively pushed in and attached. The thickness when the floor runner 12 and the baseboard 13 are combined is set to the same dimension (50 mm) as the total thickness of the partition panel 1. Thereby, the exposed surface of the partition 100 becomes flat and can improve appearance.
[0057]
{Circle around (6)} Finally, a cover plate (indicated by reference numeral 52 in FIG. 7) is fitted into the line 11 L where the partition 100 is not installed in the lattice-like groove 21 of the ceiling surface 20. Thereby, the indoor aesthetics can be improved.
[0058]
In this way, the construction of the partition inside the building can be performed easily and at low cost.
[0059]
When changing the floor plan, the partition 100 can be disassembled in the reverse procedure to the above and transferred easily. As can be seen, the partition panel 1 and the stud 2 are just adjacent to each other in the horizontal direction and do not interfere with each other, so they can be removed from the partition panel 1 at any position and from the stud 2 at any position. No restrictions on removal order. Moreover, any member used for the construction of the partition 100 can be reused, and no new member is required. Therefore, the renovation of the partition inside the building can be performed at low cost.
[0060]
18 (a) and 18 (b) show a partition configured using a stud 2B of another form. In this embodiment, a stud 2B having a shape in which cutouts 2c having a square cross section extending in the vertical direction are provided at the four corners of a regular quadrangular prism, respectively. In the example of FIG. 18A, two partition panels 1 are arranged on one line with one stud 2B interposed therebetween. On the other hand, in the example of FIG. 18B, the partition panels 1 are arranged adjacent to the three side surfaces 2a of one stud 2B. The lateral width of the stud 2B is set to the same dimension W = 50 mm as the total thickness of the partition panel 1 like the previous stud 2. The depth of the notch 2c of the stud 2B is set to the same dimension D = 5.5 mm as the thickness of the face member 41 of the partition panel 1. Various types of partitions can also be realized by the stud 2B having a shape provided with the notch 2c having a square cross section. The joint fitting 3 A has a flat plate shape like the previous joint fitting 3, and the thickness thereof is set to the same dimension D as the thickness of the face material 41. Therefore, unevenness can be prevented from occurring in the joint metal fitting 3A, and the appearance of the completed partition can be improved. 3 (a), (b), (c), and (d), the joint fittings are connected by the flat head screws 8, but as shown in FIGS. 18 (a) and 18 (b), they are mutually connected. The opposing joint fittings 3A, 3A; 4, 4; 4, 3A may be connected by through bolts 8A and nuts 8B, respectively. The through bolt 8A may pass through the vertical edge 33 or 34 of the partition panel 1 as shown, or may pass through a protruding portion sandwiched between the joint fittings of the stud 2B.
[0061]
FIG. 6 shows the ceiling surface 20 of the building provided with the partition 100 described above as viewed from below. For ease of understanding, a cover plate 52 described later is omitted.
[0062]
In this example, the partition 100 is provided in the leftmost line (hatched) in FIG. Instead of the stud 2 described above, a stud 2A having a cavity extending in the vertical direction is provided at a certain lattice point X1 through which the partition 100 passes. Further, a hooking ceiling 58 for room lighting equipment is provided at another lattice point X3. As shown in the elevation view of FIG. 9, the stud 2A is provided with a switch 57 for indoor lighting equipment and an outlet 53 for indoor electrical equipment. As shown in the plan view of FIG. 10, the main body 53b of the outlet 53 passes through the side surface of the stud 2A, and the panel 53a of the outlet 53 faces the room. Then, as shown in FIG. 9, an electrical wiring 50b having a connector 54m attached to one end is vertically inserted through the cavity inside the stud 2A and connected to the main body 53b of the outlet 53 (for simplicity, the switch The electrical wiring for 57 is not shown). Further, as shown in the cross-sectional view of FIG. 8, the hook ceiling 58 is attached with screws (not shown) immediately below the ceiling edge 29. An electrical wiring 51b having a connector 55m attached to one end is connected to the hook ceiling 58.
[0063]
On the other hand, as shown in FIG. 6, an adapter box 59 is arranged at a position on the lattice point X8 in the ceiling. The adapter box 59 is for relaying power from a distribution board (not shown) and supplying power to the electrical wiring for the indoor electrical equipment. Specifically, the adapter box 59 is equipped with various types of insertion ports for illumination, illumination switch, cooler, and general use for other purposes. The operator selects a necessary insertion port in the adapter box 59 according to the use of each electric wiring to be connected. Such adapter boxes are arranged at a plurality of locations in the ceiling. Therefore, even if the compartment of each room is changed with the change of the floor plan, the adapter box at the nearest position can be appropriately selected and dealt with. Note that only the circuit of the adapter box that is actually used is connected to the distribution board. In this example, openings 22 and 23 penetrating the ceiling surface 20 are provided at lattice points X7 and X9 in the vicinity of the adapter box 59, respectively.
[0064]
The electrical wiring 51a for the hook ceiling 58 extends from the adapter box 59 to the opening 23 through the back of the ceiling, passes through the opening 23 to the ceiling surface 20, and extends along the groove 21 to the vicinity of the lattice point X3. ing. A connector 55f is attached to the end of the electrical wiring 51a. The connector 55f of the electric wiring 51a is connected to the connector 55m of the electric wiring 51b connected to the hooking ceiling 58 (both connected connectors are indicated by reference numeral 55). Therefore, electric power is supplied from the adapter box 59 to the hooking ceiling 58 through the electric wires 51a and 51b. It is noted that a sufficient margin for changing the floor plan is provided in the length (indicated by a broken line in the drawing) of the electrical wiring 51a disposed on the back of the ceiling. Of the electrical wiring 51a, the portion disposed on the ceiling surface 20, the electrical wiring 51b, and the connector 55 are accommodated in the groove 21 having a concave cross section. Specifically, as shown in FIG. 7, a holding member 56 having a concave cross section corresponding to the shape of the groove 21 is attached in the groove 21 with a screw (not shown). A claw 56 a for engaging the cover plate 52 is formed at the edge of the holding member 56. The electric wires 51a and 51b and the connector 55 are accommodated in the holding member 56 (FIG. 7 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 6 and only the electric wire 51a is shown), and the tab 56a of the holding member 56 is substantially flat. The claws 52 a provided at the edge of the cover plate 52 are engaged to cover the electric wires 51 a and 51 b and the connector 55 with the cover plate 52. Thereby, it can prevent that the electrical wiring 51a, 51b and the connector 55 impair the indoor aesthetics.
[0065]
The electrical wiring 50a for the outlet 53 extends from the adapter box 59 to the opening 22 through the ceiling, passes through the opening 22 to the ceiling surface 20, and extends along the groove 21 to the vicinity of the lattice point X1. Yes. A connector 54f is attached to the end of the electrical wiring 50a. The connector 54f of the electrical wiring 50a is connected to the connector 54m of the electrical wiring 50b extending through the stud 2A (both connected connectors are indicated by reference numeral 54). Therefore, electric power is supplied from the adapter box 59 to the outlet 53 through the electric wires 50a and 50b. It is noted that a sufficient margin for changing the floor plan is provided in the length (indicated by a broken line in the figure) of the electrical wiring 50a disposed behind the ceiling. Of these electric wirings 50a, the portion arranged on the ceiling surface 20, the electric wiring 50b, and the connector 54 are accommodated in the groove 21 having a concave cross section in the same manner as that for the hook ceiling 58.
[0066]
Note that the cover plate 52 is attached not only to the line where the electrical wiring and the connector are arranged, but also to the entire area of the grid-like groove 21. Thereby, it can prevent that the indoor beauty | look is impaired.
[0067]
Now, as shown in FIG. 11 corresponding to FIG. 6, the resident wants to change the floor plan, and the partition 100 is moved to the center line (hatched) in the drawing. Accordingly, the stud 2A is moved from the lattice point X1 to the lattice point X2, and the hook ceiling 58 is moved from the lattice point X3 to the lattice point X4. When the floor plan is changed in this way, the electric wirings 50a, 50b, 51a, 51b are moved as follows.
[0068]
{Circle around (1)} Prior to the transfer of the partition 100, the cover plate 52 that covers the grid-like grooves 21 on the ceiling surface 20 is removed.
[0069]
(2) Next, the connection of the connectors 54f and 54m shown in FIG. 6 is released to separate the electric wires 50a and 50b from each other, and the connection of the connectors 55f and 55m is released to connect the electric wires 51a and 51b to each other. To separate.
[0070]
(3) Next, as shown in FIG. 11, the partition 100 is moved to the center line in the drawing, and the stud 2A is moved from the lattice point X1 to the lattice point X2. Since the stud 2A can be easily removed, the switch 57 and the outlet 53 can be easily moved together with the electric wiring 50b. As a result of the transfer of the stud 2A, the connector 54m at the end of the electric wiring 50b connected to the stud 2A comes out in the vicinity of the lattice point X2. On the other hand, the hook ceiling 58 is moved from the lattice point X3 to the lattice point X4. The connector 55m at the end of the electric wiring 51b connected to the hooking ceiling 58 is in a state of being present in the vicinity of the lattice point X4.
[0071]
(4) The electrical wiring 50a for the outlet 53 is arranged along the shortest path on the groove 21 from the opening 22 to the lattice point X2. At this time, if necessary, a portion of the electrical wiring 50a disposed on the back of the ceiling is pulled out to the ceiling surface 20 side through the opening 22. If the electrical wiring 50a is too long, the excess is returned to the ceiling as appropriate. Then, the connector 54f at the end of the electrical wiring 50a is connected to the connector 54m at the end of the electrical wiring 50b extending in the vicinity of the lattice point X2. Thereby, electric power is supplied from the adapter box 59 to the outlet 53 through the electric wires 50a and 50b. Similarly, the electrical wiring 51a for the hook ceiling 58 is disposed along the shortest path on the groove 21 from the opening 23 to the lattice point X4. At this time, if necessary, a portion of the electrical wiring 51a arranged behind the ceiling is pulled out to the ceiling surface 20 side through the opening 23. If the length of the electrical wiring 51a is excessive, the excess is appropriately returned to the ceiling. Then, the connector 55f at the end of the electrical wiring 51a is connected to the connector 55m at the end of the electrical wiring 51b near the lattice point X4. As a result, power is supplied from the adapter box 59 to the hooking ceiling 58 through the electric wires 51a and 51b.
[0072]
(5) The portion of the electric wiring 50a disposed on the ceiling surface 20, the electric wiring 50b, and the connector 54 are accommodated in the groove 21 having a concave cross section. Similarly, a portion of the electric wiring 51a disposed on the ceiling surface 20, the electric wiring 51b, and the connector 55 are accommodated in the groove 21 having a concave cross section. Then, a cover is attached to the groove 21 again.
[0073]
Thus, since the groove | channel 21 is formed in the grid | lattice form on the ceiling surface 20, the arrangement | positioning path | route of an electrical wiring can be changed easily with the change of a floor plan. Moreover, the existing member can be reused and a new member is not required. Therefore, when changing the floor plan, the electrical work can be completed easily and at low cost.
[0074]
In addition, since the ceiling surface 20 is configured by combining a plurality of ceiling panels 81, when changing the floor plan, if the positions of the openings 22 and 23 are inappropriate and the length of the existing electrical wiring is insufficient, the ceiling surface 20 is extended. In addition to adding a cord, the ceiling panel 81 can be removed as necessary to move the position of the opening for passing electrical wiring. Therefore, electrical work can be performed more easily.
[0075]
As shown in FIGS. 17A and 17B, an adapter box (indicated by reference numeral 140) may be built in an area where a certain ceiling panel is to be provided. The figure (a) shows the vertical cross section of the location which provided the adapter box 140, and the figure (b) has shown the place which looked at the adapter box 140 from the downward direction. As can be seen from FIG. 17A, the adapter box 140 includes a substantially rectangular parallelepiped main body 140b having a flange 140f at the rear. A plurality of insertion ports 141 for electric wiring are provided on the front surface 140a of the adapter box 140. These insertion ports 141 are connected to a distribution board by electric wiring 142. In order to attach the adapter box 140, a mounting frame 143 having substantially the same plane dimensions as one ceiling panel is fitted into the ceiling surface 20, and the main body 140b of the adapter box 140 is inserted into the mounting frame 143. The flange 140f is locked to the upper surface of 143. As a result, the front surface 140a of the adapter box 140 faces the room. However, in order to prevent the appearance of the room from being damaged, the adapter box 140 and the mounting frame 143 are covered with a cover plate (large) 144 having substantially the same planar dimensions as one ceiling panel. As shown in FIG. 17B, the front surface 140 a of the adapter box 140 displays the usage of each insertion port 141 such as “lighting”, “switch”, “general”, “cooler”. The operator can see this display and connect the plug 51p of the electric wiring 51 connected to the hooking ceiling to the insertion port 141 for “lighting”, for example. Thereby, the misconnection of each electric wiring can be prevented. Further, even if there is an erroneous connection, it can be easily dealt with by removing the cover plate (large) 144 from the ceiling surface 20 and inspecting the connection state of the electrical wiring on the front surface 140a of the adapter box 140. Moreover, due to the presence of the cover plate (large) 144, the position of the adapter box 140 can be seen from the room at a glance. Therefore, when changing the floor plan, it is possible to easily determine the layout of the electrical wiring, that is, the route on which the electrical wiring is to be provided.
[0076]
A grid-like groove may be formed on the floor surface 10 and electric wiring may be arranged in the groove. Even in this case, the same effect as that in which the electrical wiring is arranged in the groove 21 of the ceiling surface 20 can be obtained.
[0077]
FIG. 12 shows the floor structure of the building.
[0078]
In the Japanese-style room, a styrofoam 91 is laid down on a slab 90 below the floor, and a tatami 92 is provided thereon. On the other hand, in the Western-style room, a plurality of floor units 60 are arranged side by side with no gaps on the underfloor slab 90.
[0079]
The floor unit 60 includes a square wooden floor panel 61, a metal or resin base member 62 that supports the floor panel 61, and legs 63 attached to the four corners of the base member 62. Yes. As shown in the cross-sectional view of FIG. 13B, the leg 63 has a substantially cylindrical metal shaft portion 63b having a threaded outer peripheral surface. A rectangular socket hole 63a is formed at the upper end of the shaft portion 63b, and a cushion rubber 63c is attached to the lower end of the shaft portion 63b. The shaft portion 63 b of the leg 63 is screwed so as to be able to advance and retreat in a screw hole 62 b formed in the vertical direction at the corner portion of the base member 62. The floor panel 61 is mounted on a base member 62 with a cushion rubber 64 interposed therebetween. At the corners of the floor panel 61 and the cushion rubber 64, the screw holes 62b of the base member 62 and the through holes 70 arranged in a row are formed. Accordingly, as shown in FIG. 12, the operator fits the wrench 71 into the screw hole 63a of the shaft portion 63b through the through hole 70 from above and rotates the wrench 71 to move the leg to the base member 62. By raising and lowering 63, the height of each floor unit 60 can be adjusted.
[0080]
As shown in FIG. 13A, the floor units 60 are arranged in a state in which corner portions are abutted with each other with a cushioning material 65 provided on the outer peripheral end surface of the floor panel 61. The corner portions of the four floor units 60 constitute one lattice point 11X. A misalignment adjustment plate 66 for eliminating a difference in height between the floor units 60 is attached using four countersunk screws 69 across the corner portions of the four floor units 60 abutted against each other. As shown in FIG. 13 (b), a wooden decorative plate 67 is further attached thereon using a wooden screw 68. The plane size of the wooden decorative plate 67 is set to the same value (50 mm × 50 mm) as the plane size of the lattice point 11X. Further, the thickness of the wooden decorative plate 67 is set so that the upper surface thereof is aligned with the upper surface of the floor panel 61 after being attached. Thereby, while being able to comprise the flat floor surface 10, it can prevent that the indoor beauty | look is impaired. As shown in FIG. 12, the misalignment adjustment plate 66 and the wooden decorative plate 67 can be attached using a driver 72, and there is no need to use a special tool.
[0081]
The advantages of providing the floor unit 60 capable of height adjustment as described above are as follows. For example, when the Western-style room is adjacent to the Japanese-style room, the height of the floor surface 10 of the Western-style room can be made equal to the height of the tatami mat of the Japanese-style room. Therefore, so-called barrier-free (no step) can be realized. In addition, when there is a difference in height (step) between a certain area of the underfloor slab 90 (or the ground) and another area, for example, a Western-style room and a Japanese-style room and a water-circulating area of the house. The length of the leg 63 of the floor unit 60 is changed between these areas so as to absorb the step. As a result, the height of the floor surface can be made uniform in all areas in the house, and the space formed under the floor should be used as various piping spaces for water facilities such as kitchens, toilets, and washbasins. It is possible to change the above watering facilities. Furthermore, it is possible to easily cope with a change from a Japanese-style room to a Western-style room or vice versa.
[0082]
In addition, as shown in FIG. 14, you may employ | adopt the floor unit 60A which has the box-shaped base member 62A. In this case, the strength with which the base member holds the legs can be increased, and the height of the floor unit can be set higher. Therefore, a larger step can be eliminated.
[0083]
In the above embodiment, as the first mark provided on the floor 10, the lattice pattern 11 in which lines having a certain width as shown in FIG. 15 (a) intersect is adopted. is not. As shown in FIG. 15B, only the lattice point 11X may have a width (50 mm × 50 mm), and the remaining line 11B may be a boundary line between the floor panels 61. Further, as shown in FIGS. 15C and 15D, contrast may be given between the lattice point 11X and the remaining lines 11C and 11D. FIG. 15C shows the interior region of the floor panel 61 with the same color as the lattice points 11X, and FIG. 15D shows the interior region of the floor panel 61 with a strip-like pattern.
[0084]
Moreover, you may form the 1st and 2nd mark on the floor surface 10 and the ceiling surface 20, respectively at dot shape. In this case, in the partition panel 1, the lower edge of the partition panel 1 passes through the adjacent first mark on the floor surface 10, and the upper edge of the partition panel 1 passes through the adjacent second mark on the ceiling surface 20. Are arranged as follows. Similarly, the first and second marks may be formed in a simple line shape.
[0085]
Further, the first mark on the floor surface 10 or the second mark on the ceiling surface 20 is formed in a convex shape, and the lower edge or the upper edge of the partition panel corresponding to the convex mark is formed in a concave shape. You may make it engage a convex mark and the concave lower edge or upper edge of a partition panel.
[0086]
Further, at least one of the first and second marks may be attached to the floor surface 10 or the ceiling surface 20. In that case, the first and second marks can be easily attached after the floor surface 10 and the ceiling surface 20 are formed.
[0087]
FIG. 16A shows a push-in structure that can be used together with the partition 100 described above. This indentation is configured as follows.
[0088]
{Circle around (1)} First, a floor panel 102 is provided on a floor slab 90 along a frame 101 for firewood. As shown in FIG. 16B, the adjusters 105 provided at the four corners of the main body 104 of the floor panel 102 are appropriately rotated to bring the floor panel 102 into a horizontal posture. In addition, dowel holes 106 are formed in the four corners of the floor panel 102, respectively.
[0089]
(2) Next, the pushing table 103 is attached on the floor panel 102. The pushing table 103 includes a shelf 107 having the same dimensions as the floor panel 102 and steel legs 108 attached to the four corners of the shelf 107, respectively. Reference numeral 110 denotes a steel frame for reinforcement. The dowels 108b provided at the lower ends of the legs 108 of the pushing table 103 are fitted into the dowel holes 106 of the floor panel 102, respectively. Thereby, the lower part of indentation is comprised. In addition, dowel holes 109 are respectively formed at the four corners of the shelf board 107.
[0090]
{Circle around (3)} Next, as shown in FIG. 16A, another pushing table 103 is attached on the pushing table 103 constituting the lower row of pushing in to form the upper row and the top bag. That is, the dowels 108b provided at the lower ends of the legs 108 of the latter push-in table 103 are respectively fitted into the dowel holes 109 of the former push-in table 103 constituting the lower stage.
[0091]
(4) Next, a fence frame 101 is provided in the same row as the partition 100 between the floor surface 10 and the ceiling surface 20. The partition 100 is provided along the wall 120 of the building.
[0092]
In this case, the push-in can be configured easily. In addition, the disassembly of the indentation may be performed in the reverse order of the assembly, and the indentation can be easily transferred.
[0093]
【The invention's effect】
As apparent from the above, according to the partition structure of the present invention, the partition inside the building can be constructed and renovated easily and at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a state in which a partition is built inside a building according to the present invention.
FIG. 2 is a view showing a stud and a joint fitting used to constitute the partition.
FIG. 3 is a view showing an arrangement structure of various partition panels.
FIG. 4 is a view showing a partition panel used to configure the partition.
FIG. 5 is a view showing a partition mounting structure.
FIG. 6 is a diagram showing an arrangement structure of electrical wiring.
FIG. 7 is a diagram showing a state where electrical wiring is accommodated in a groove on a ceiling surface.
FIG. 8 is a diagram showing a wiring state in the vicinity of a hook ceiling for indoor lighting equipment.
FIG. 9 is an elevation view showing a stud provided with a switch and an outlet.
FIG. 10 is a plan view of the stud.
11 is a diagram showing a state where the electrical wiring of FIG. 6 has been moved. FIG.
FIG. 12 is a diagram showing the floor structure of the building.
FIG. 13 is a diagram illustrating a boundary portion between a plurality of floor units arranged side by side.
FIG. 14 is a diagram showing a state in which a plurality of other floor units are arranged.
FIG. 15 is a diagram showing various aspects of a lattice pattern.
FIG. 16 is a diagram showing the structure of indentation.
FIG. 17 is a diagram showing a state where an adapter box is arranged in an area where a ceiling panel is to be provided.
FIG. 18 is a diagram showing another example of the arrangement structure of the partition panels.
[Explanation of symbols]
1 Partition panel
2,2A, 2B stud
3,3A, 4,5 Joint fitting
10 Floor
11 Lattice pattern
11X, X1, X2, X3, X4, X7, X8, X9 lattice points
12 floor runners
13 Baseboard
20 Ceiling
21 Lattice grooves
50a, 50b, 51a, 51b Electrical wiring
60 floor units
61 Floor panel
81 Ceiling panel

Claims

A partition panel erected between the floor and the ceiling of the building, attached to the upper Symbol floor there by partition structure comprising a panel mounting member for engaging the lower edge of the upper Symbol partition panel And
The partition panel includes a frame member that forms a peripheral edge of the panel and a pair of face members sandwiching the frame member, and a lower edge of the frame member protrudes downward from a lower side of the face member,
The panel mounting member extends in the longitudinal direction along the lower edge of the partition panel and has a groove having a concave cross section for accommodating the lower edge of the partition panel on the upper surface, and passes through the groove in the longitudinal direction. And the thickness of the panel mounting member is substantially the same as the thickness of the partition panel,
Between the lower edge of the partition panel and the panel mounting member, a pressing means for pressing the partition panel against the ceiling surface is provided,
A partition structure in which joint rubber is provided between the lower side of each face material of the partition panel and each upper end of the panel mounting member .

In the partition structure according to claim 1 ,
The partition structure according to claim 1, wherein the pressing means comprises a bolt screwed in the vertical direction with respect to the panel mounting member.