JP3628974B2 - 液晶表示素子の製造方法および製造装置ならびに液晶表示素子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクティブマトリクス型液晶表示素子、該液晶表示素子の製造方法および該液晶表示素子の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6(a)は、アクティブマトリクス型液晶表示素子の一部を示す断面図である。アクティブマトリクス型液晶表示素子は、画素電極1、薄膜トランジスタ2などから形成される表示駆動基板3と、対向電極4などで形成される対向基板5との間に、スペーサー6および液晶7をシール材8で封入して形成される。また、図6(b)は、表示駆動基板3の一部を示した平面図である。複数のゲート配線11および複数のソース配線12は、互いに直交するように形成され、さらにその交差する近傍に薄膜トランジスタ2が形成されている。また、画素電極1は、隣接するゲート配線11および隣接するソース配線12に挟まれるように形成されている。
【0003】
かかるアクティブマトリクス型液晶表示素子による画像表示は、スイッチング素子としての薄膜トランジスタ2をオン・オフさせ、画素電極1および対向電極4の電位を画素単位でコントロールすることで行われる。
【0004】
このとき、画素電極1が形成されていない領域および画素電極1の外縁部では電位のコントロールが難しいため、液晶の配向制御を良好に行うことができない。よって、光漏れ、コントラスト低下などが起こりやすくなるが、開口部10を有する遮光膜9を対向基板5に設けることで、光漏れ、コントラスト低下などを防止し、これら画像表示品質の低下を防いでいる。
【0005】
図7は、表示駆動基板3に対向基板5を重ね合わせたときの開口部10を有する遮光膜9と、表示駆動基板3との位置関係を示した平面図である。ここで、遮光膜9は、斜線部で示されている。上述したような画像表示品質の低下の防止を良好に行うためには、図7に示すように、表示駆動基板3にある画素電極1上の所定の位置に、対向基板5にある遮光膜9の開口部10が来るように貼り合わせる必要がある。
【0006】
図8(a)は、表示駆動基板3の概観を示す平面図であり、図8(b)は、対向基板5の概観を示す平面図である。表示駆動基板3には表示駆動基板画素部21が、対向基板5には対向基板画素部23が、それぞれ3×4の12面設けられている。表示駆動基板画素部21は、主に、画素電極、薄膜トランジスタ、ソース配線およびゲート配線から成り、対向基板画素部23は、主に、対向電極および開口部を有する遮光膜から成る。該画素部21,23の外側に貼り合わせマーク部20,22が設けられている。さらに、該貼り合わせマーク部20,22の両端に、図示しない貼り合わせマークが設けられている。
【0007】
また、図8(c)は、表示駆動基板側に設けられた貼り合わせマーク24の拡大図であり、図8(d)は、対向基板側に設けられた貼り合わせマーク25の拡大図であり、図8(e)は、マーク24,25を重ね合わせた状態の拡大図である。
【0008】
かかる基板3,5同士の貼り合わせの方法としては、表示駆動基板3と対向基板5の両基板に設けられている貼り合わせマーク部20,22にある貼り合わせマーク24,25を基準として、画像処理によって位置合わせし、両基板3,5の位置ズレを調整してから両基板3,5を貼り合わせる方法が一般的に用いられている。
【0009】
しかし、最近では表示駆動基板を作製する工程において高温での熱処理が頻繁に行われているため、かかる高温処理により表示駆動基板の収縮が発生してしまう。
【0010】
図9(a)は、かかる収縮が発生した表示駆動基板38と、対向基板39とを上述した従来の方法で貼り合わせたときの液晶表示素子37の概観を示す平面図と、貼り合わせマーク部31,32に設けられている貼り合わせマーク35,36を重ね合わせた状態の拡大図である。図9(b)は、貼り合わされた両基板38,39の、中央部の画素部33と周辺部の画素部34との重ね合わせズレを示した拡大図である。
【0011】
表示駆動基板38の収縮が生じている状態で、前記貼り合わせマーク35,36を基準としてアライメントを行って両基板38,39を貼り合わせする場合、貼り合わせマーク35,36の重なりが、図9(a)の拡大図に示すようになる。すなわち、対向基板39の貼り合わせマーク36の中心と、表示駆動基板38の貼り合わせマーク35の中心が重ならない状態となり、アライメントが正確に行えなくなる。それに伴って、画素部の貼り合わせも図9(b)に示すように基板の周辺に行くにしたがってズレが生じることになる。
【0012】
このような表示駆動基板の収縮が生じた場合であっても、すべての表示駆動基板において収縮が常に一定であれば、対向基板の露光位置分布が表示駆動基板の露光位置分布と合うように露光装置の調整を行えばよい。しかし、実際にはすべての表示駆動基板が常に一定の収縮を生じることはなく、各表示駆動基板内においても常に均一に収縮が発生するわけではない。よって、貼り合わせズレに対して表示駆動基板の収縮ばらつき以上の設計マージンを持たせることで液晶表示素子の画像表示品質の低下防止に対応しているのが現状である。
【0013】
上記の両基板の貼り合わせ時のズレを改善するために、特開平9−127546号公報には、表示駆動基板側のアライメント部として、該基板内の一番隅の画素部を用い、表示駆動基板側のアライメント基準としてはソース配線やゲート配線のような駆動用配線などを用い、対向基板側のアライメント基準としては遮光膜開口部を用いる液晶表示素子の製造方法が開示されている。
【0014】
しかし、該公報の製造方法では、表示駆動基板と対向基板とをそれぞれ作製して完成させた後に両基板の貼り合わせを行っているので、従来の貼り合わせ方法で貼り合わせた場合と同様に、上記の貼り合わせズレをほぼ完全になくすことは困難である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、表示駆動基板の収縮ばらつきが生じても、対向基板との正確な貼り合わせが行える液晶表示素子の製造方法を提供することである。本発明の他の目的は、高精細かつ高開口率で光漏れのない、画像表示品質の高い液晶表示素子を提供することである。本発明のさらに他の目的は、かかる製造方法により液晶表示素子を製造する製造装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画素電極、薄膜トランジスタ、ソース配線およびゲート配線を有する複数の表示駆動基板画素部、貼り合わせマークが形成されている貼り合わせマーク部および重ね合わせ露光用アライメントマークを備えて構成される表示駆動基板と、対向電極、開口部を有する遮光膜を有する複数の対向基板画素部および貼り合わせマーク部を備えて構成される対向基板とを貼り合わせて成る液晶表示素子の製造方法であって、
表示駆動基板を作製する工程、対向基板を作製する工程、および前記表示駆動基板と前記対向基板とを貼り合わせる工程を含み、
前記対向基板を作製する工程は、前記表示駆動基板を作製する工程で作製された表示駆動基板に設けられている重ね合わせ露光用アライメントマークを読み取り、該マークの位置を基準として対向基板の遮光膜開口部および貼り合せマーク部の露光位置分布を決定し、該露光位置分布にしたがって露光処理を行う工程を含むことを特徴とする液晶表示素子の製造方法である。
【0017】
本発明に従えば、作製済みの表示駆動基板の重ね合わせ露光用アライメントマークの位置を基準として対向基板の露光位置分布を決定し、該露光位置分布にしたがって露光処理を行うので、収縮などによる表示駆動基板の寸法変化にばらつきがあっても、それに応じて表示駆動基板の貼り合わせマーク部および画素部の配置とほとんどずれのない配置を有する対向基板を作製できる。
【0018】
また本発明は、前記重ね合わせ露光用アライメントマークが、表示駆動基板内のすべての表示駆動基板画素部にそれぞれ少なくとも1ヵ所ずつ設けられているとともに、貼り合わせマーク部に少なくとも1ヵ所設けられていることを特徴とする。
【0019】
本発明に従えば、前記重ね合わせ露光用アライメントマークが、表示駆動基板内のすべての表示駆動基板画素部にそれぞれ少なくとも1ヵ所ずつ設けられているとともに、貼り合わせマーク部に少なくとも1ヵ所設けられているので、それぞれの表示駆動基板画素部および貼り合わせマーク部の配置を、それぞれに設けられたマークにより読み取ることができる。よって、表示駆動基板画素部および貼り合わせマーク部の配置を正確に読み取ることができる。
【0020】
また本発明は、前記対向基板の露光位置分布を決定するために読み取る、前記重ね合わせ露光用アライメントマークの数を、作製過程における前記表示駆動基板の収縮の度合によって決定することを特徴とする。
【0021】
本発明に従えば、前記対向基板の露光位置分布を決定するために読み取る、前記重ね合わせ露光用アライメントマークの数を、作製過程における前記表示駆動基板の収縮の度合によって決定するので、該マークの読み取り数を、表示駆動基板画素部および貼り合わせマーク部の位置を正確に読み取るのに最適な数に決定できる。
【0022】
また本発明は、前記重ね合わせ露光用アライメントマークが、ステッパ露光の際に用いられるEGAマークであることを特徴とする。
【0023】
本発明に従えば、前記重ね合わせ露光用アライメントマークが、ステッパ露光の際に用いられるEGAマークであるので、ステッパ露光処理により対向基板を作製できる。
【0024】
また本発明は、前記製造方法によって製造されたことを特徴とする液晶表示素子である。
【0025】
本発明に従えば、前記製造方法によって製造され、表示駆動基板と対向基板との貼り合わせ精度が高いので、高精細かつ高開口率で光漏れがない。
【0026】
また本発明は、重ね合わせ露光用アライメントマークの読み取り手段を有し、基板に露光処理を行う露光手段と、
基板の搬入または搬出を行う搬送手段と、
前記露光手段および前記搬送手段を制御する手段とを有し、
前記制御手段は、前記搬送手段を駆動して表示駆動基板を露光手段に搬入し、
前記読み取り手段を駆動して前記表示駆動基板内にある所定の重ね合わせ露光用アライメントマークを読み取って、該マークの位置データを露光手段に取り込み、対向基板の露光位置分布の補正を行い、
前記搬送手段を駆動して前記表示駆動基板を露光手段から搬出して、対向基板作製用基板を露光手段に搬入し、
補正した露光位置分布にしたがって、前記露光手段を駆動して前記対向基板作製用基板に露光処理を行うことを特徴とする液晶表示素子の製造装置である。
【0027】
本発明に従えば、前記表示駆動基板内にある所定の重ね合わせ露光用アライメントマークを読み取って該マークの位置データを露光手段に取り込み、前記位置データを使用して対向基板の露光分布位置の補正を行った後、前記対向基板作製用基板に露光処理を行うので、収縮などによる表示駆動基板の寸法変化にばらつきがあっても、それに応じて表示駆動基板の貼り合わせマーク部および画素部の配置とほとんどずれのない配置を有する対向基板を作製できる。よって、表示駆動基板と対向基板との貼り合わせ精度が高い液晶表示素子を提供できる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1は、表面駆動基板27の概観を示す平面図であり、該基板27に設けられている重ね合わせ露光用アライメントマークであるEGA(Enhanced Global Alignment)マーク40の配置の一例を示している。また、図2は、該EGAマーク40の一例を示している。ここで、EGAマークは、ステッパ露光の際に用いられるマークであり、かかるマークを表示駆動基板内に設けることにより、ステッパ露光装置を使用して、後述するように対向基板を作製することができる。
【0029】
図1に示す表示駆動基板27には、表示駆動基板画素部21が、3×4の12面設けられている。表示駆動基板画素部21は、主に、画素電極、薄膜トランジスタ、ソース配線およびゲート配線から成る。また、該画素部21の外側に貼り合わせマーク部20が設けられている。さらに、該貼り合わせマーク部20の両端に、図示しない貼り合わせマークが設けられている。
【0030】
EGAマーク40は、すべての表示駆動基板画素部21とすべての貼り合わせマーク部20に設けられている。表示駆動基板画素部21においては、それぞれの表示駆動基板画素部21を平行移動させ、他の表示駆動基板画素部21に重ね合わせたとき、それぞれの表示駆動基板画素部21にあるEGAマーク40が、他の表示駆動基板画素部21にあるEGAマーク40と重なり合うような位置に設けられている。また、各貼り合わせマーク部20においては、その両端に1ヶ所ずつ、計2ヶ所に設けられている。
【0031】
また、EGAマーク40は、矩形をした小マーク42の集合体であり、L字形状を有している。具体的に述べると、L字状に並べられた小マーク42の集合体43があり、該集合体43の一辺と少し間隔を空けて平行に、小マークの集合体44が2列並べられており、該集合体43の他の一辺と少し間隔を空けて平行に、小マークの集合体45が2列並べられている。
【0032】
後述するように、本発明では、作製済みの表示駆動基板27内に設けらている前記EGAマーク40の位置を読み取り、その位置データを基に、対向基板の露光位置分布を決定し、該露光位置分布にしたがって露光処理を行って対向基板を作製する。かかる方法により、表示駆動基板27との重ね合わせズレがほとんどない対向基板を作製することができる。
【0033】
また、EGAマーク40の表示駆動基板27内での配置および数は、変更してもよい。さらに、該EGAマーク40は、L字形状をしているが、これは、一ヶ所でX方向とY方向とを同時に測定し、EGAマーク40の位置を決定して、表示駆動基板27の露光位置分布を読み取るためである。なお、同様の機能を示すものであればかかるL字形状をしていなくてもよい。
【0034】
このEGAマーク40の材質は、表示駆動基板画素部のどこにEGAマーク40を形成するかで異なる。また、EGAマーク40は、該EGAマーク40が設けられる表示駆動基板画素部が形成されるのと同時に形成される。具体的には、表示駆動基板画素部を形成する際のフォトマスクに、EGAマーク40のパターンを反映させておき、フォトリソグラフィ工程により形成される。
【0035】
図3は、本発明の実施の一形態である製造方法の工程を、本発明の実施の他の形態である液晶表示素子の製造装置50により示した概略図である。液晶表示素子の製造装置50は、少なくともステッパ露光装置51、表示駆動基板ローダー52および対向基板作製用基板ローダー53を備えている。
【0036】
この図3および図1を参照しながら、表示駆動基板の収縮が全体に均一である場合の液晶表示素子の製造方法について具体的に以下に説明する。
【0037】
まず、作製済み表示駆動基板27がローダー52に、対向基板作製用基板がローダー53にそれぞれセットされる(図3(a)参照)。
【0038】
続いて、ローダー52により表示駆動基板27がステッパ露光装置51に搬入され(図3(b)参照)、ステッパ露光装置51により該表示駆動基板27の四隅の表示駆動基板画素部41および貼り合わせマーク部20にあるEGAマーク40が読み取られる(図3(c)参照)。この場合、表示駆動基板27の収縮が均一であるので、読み取るEGAマーク40は、表示駆動基板画素部41に存在する4つのEGAマーク40と貼り合わせマーク部20にあるEGAマーク40だけでよい。EGAマーク40の読み取りを行わない表示駆動基板画素部21については、後述するように補正を行うことで対向基板の露光位置分布を決定する。
【0039】
このときEGAマーク40の読み取りは以下のように行われる。レーザー光により表示駆動基板27上を走査して、該レーザー光をEGAマーク40にあてる。次に、回折格子の原理により発生した特定角度の回折光を検出することで、EGAマーク40を読み取る。かかるEGAマーク40の位置データを取得することで、表示駆動基板27上にある表示駆動基板画素部41および貼り合わせマーク部20の位置を判定する。
【0040】
続いて、前記位置データがステッパ露光装置51に読み込まれる(図3(c)参照)。このとき、EGAマーク40の読み取りを行っていない表示駆動基板画素部21の位置については、各々の間隔が均等となるように自動的に補正される。
【0041】
かかる補正方法について以下に説明する。表示駆動基板作製時に収縮が全くない場合における表示駆動基板画素部上のEGAマークの位置(設計値)をステッパ露光装置51に予め登録しておく。次に、上述した方法でEGAマーク40を実際に読み取り、予め登録されているEGAマークの位置(設計値)からどれだけずれているかを測定する。かかる測定により、表示駆動基板27が収縮した量を検出し、対向基板の露光位置分布を決定する。
【0042】
具体例として、表示駆動基板画素部が横に4つ並んでおり、その両端の表示駆動基板画素部のEGAマークを読み取った場合を想定する。一方の表示駆動基板画素部(一番右側)のEGAマークの位置が設計値からX方向に−0.2μmずれており、他方の表示駆動基板画素部(一番左側)のEGAマークの位置が設計値からX方向に+0.1μmずれていたとする。このとき、設計値からX方向に−0.2μmずれていた表示駆動基板画素部のすぐ左側にある表示駆動基板画素部は、設計値からX方向に−0.1μmのズレ有りと補正され、そのすぐ左側にある表示駆動基板画素部はズレ無しと補正され、対向基板の露光位置分布が決定される。
【0043】
続いて、ローダー52により表示駆動基板27がステッパ露光装置51から搬出され、ローダー53により対向基板作製用基板がステッパ露光装置51に搬入される(図3(d)参照)。
【0044】
続いて、ステッパ露光装置51により、対向基板側の対向基板画素部および貼り合わせマーク部の露光位置分布が、表示駆動基板27の露光位置分布と同一となるように、対向基板作製用基板に露光処理が行われる(図3(e)参照)。
【0045】
その後、露光処理された対向基板作製用基板は次の処理装置へと移される。そこで、対向基板と表示駆動基板27の対応がとれるように、タイトラ処理により両基板に同じ通し番号が付けられ、現像処理、エッチング処理などを経て対向基板が作製される。さらに、作製された対向基板とそれに対応する表示駆動基板27が貼り合わされ、その間にスペーサーおよび液晶をシール材で封入して液晶表示素子が形成される。
【0046】
図4は、上記方法で作製した液晶表示素子60の概観の平面図を示している。図9と比較して、表示駆動基板61の貼り合わせマーク部63と対向基板62の貼り合わせマーク部64、および表示駆動基板画素部65と対向基板画素部66の重なりがほぼ一致していることがわかる。また、両貼り合わせマーク部63,64の両端に設けられている、貼り合わせマーク68,69を重ね合わせた状態を示す拡大図からも、それぞれの貼り合わせマーク68,69の中心がほぼ重なっていることがわかる。
【0047】
上述した製造方法により作製した対向基板は、それぞれに対応する表示駆動基板の露光位置分布と同一の露光位置分布を有する。よって、両基板を貼り合わせ工程で貼り合わせると、両基板の画素部および貼り合わせマーク部がほとんど一致し、貼り合わせズレがほとんどない液晶表示素子を作製できる。
【0048】
次に、表示駆動基板の収縮が該基板全体に均一でない場合について説明する。図5(a)は、不均一な収縮によって歪んでいるような露光位置分布を有する表示駆動基板70の概観の平面図である。図5(b)は、上述したように、表示駆動基板の収縮が全体に均一である場合の液晶表示素子の製造方法によって対向基板72を作製し、該対向基板72と表示駆動基板70との貼り合わせを行ったときの液晶表示素子71の平面図である。図5(b)より、表示駆動基板画素部75と対向基板画素部76との重ね合わせは、ほとんど一致しておらず、両基板70,72に設けられた貼り合わせマーク部77,78の重ね合わせも一致していないことがわかる。
【0049】
以上より、表示駆動基板70の収縮は均一ではなく、該表示駆動基板70の露光位置分布は規則的でないため、上述したように表示駆動基板70内の四隅の表示駆動基板画素部74および貼り合わせマーク部73のEGAマークのみを読み取り、補正を行うことで対向基板の露光位置分布を決定したのでは、図5(b)に示すように完全に貼り合わせズレをなくすことはできない。
【0050】
したがって、表示駆動基板の収縮が該基板全体に均一でない場合には、表示駆動基板内に存在するすべてのEGAマークを読み取って、液晶表示素子を作製する。そうすることにより、両基板の貼り合わせズレがほとんどない液晶表示素子を作製できる。
【0051】
図1および図3を参照しながら、表示駆動基板の収縮が該基板全体に均一でない場合の液晶表示素子の製造方法について具体的に以下に説明する。
【0052】
まず、作製済み表示駆動基板27がローダー52に、対向基板作製用基板がローダー53にそれぞれセットされる(図3(a)参照)。
【0053】
続いて、ローダー52により表示駆動基板27がステッパ露光装置51に搬入され(図3(b)参照)、ステッパ露光装置51により該表示駆動基板27内にあるすべてのEGAマーク40が読み取られる(図3(c)参照)。EGAマーク40の読み取りは上述した方法と同様の方法で行われる。
【0054】
続いて、EGAマーク40の位置データがステッパ露光装置51に読み込まれる(図3(c)参照)。
【0055】
続いて、ローダー52により表示駆動基板27がステッパ露光装置51から搬出され、ローダー53により対向基板作製用基板がステッパ露光装置51に搬入される(図3(d)参照)。
【0056】
続いて、ステッパ露光装置51により、対向基板側の対向基板画素部および貼り合わせマーク部の露光位置分布が、上記のように読み込んだ表示駆動基板27の露光位置分布と同一となるように、対向基板作製用基板に露光処理が行われる(図3(e)参照)。
【0057】
その後、露光処理された対向基板作製用基板は次の処理装置へと移される。そこで、対向基板と表示駆動基板27の対応がとれるように、タイトラ処理により両基板に同じ通し番号が付けられ、現像処理、エッチング処理などを経て対向基板が作製される。さらに、作製された対向基板とそれに対応する表示駆動基板27が貼り合わされ、その間にスペーサーおよび液晶をシール材で封入して液晶表示素子が形成される。
【0058】
かかる製造方法よって液晶表示素子を製造すれば、表示駆動基板の収縮が全体に均一でない場合でも、両基板の貼り合わせズレがほとんどない液晶表示素子を製造することができる。
【0059】
なお表示駆動基板画素部の位置の読み取り精度は、EGAマーク40の読み取り個数が多いほど高くなり、すべてのEGAマーク40を読み取る場合が一番精度がよいが、対向基板作製時の処理時間と工程能力に応じて、該EGAマーク40の読み取り個数を減らしてもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、収縮などによる表示駆動基板の寸法変化にばらつきがあっても、それに応じて表示駆動基板の貼り合わせマーク部および画素部の配置とほとんどずれのない配置を有する対向基板を作製できる。よって、表示駆動基板と対向基板とを非常に高い精度で貼り合わせられるので、高精細かつ高開口率で光漏れのない、画像表示品質の高い液晶表示素子を作製できる。
【0061】
また本発明によれば、前記重ね合わせ露光用アライメントマークが、表示駆動基板内のすべての表示駆動基板画素部にそれぞれ少なくとも1ヵ所ずつに設けられているとともに、貼り合わせマーク部に少なくとも1ヵ所設けられているので、それぞれの表示駆動基板画素部および貼り合わせマーク部の配置を、それぞれに設けられたマークにより読み取ることができる。よって、表示駆動基板画素部および貼り合わせマーク部の配置を正確に読み取ることができ、貼り合わせマーク部および画素部の配置が表示駆動基板の配置とほとんどずれのない対向基板を作製できる。したがって、表示駆動基板と対向基板とを非常に高い精度で貼り合わせられるので、高精細かつ高開口率で光漏れのない、画像表示品質の高い液晶表示素子を作製できる。
【0062】
また本発明によれば、前記対向基板の露光位置分布を決定するために読み取る、前記重ね合わせ露光用アライメントマークの数を、作製過程における前記表示駆動基板の収縮の度合によって決定するので、読み取る該マークの数を、表示駆動基板画素部および貼り合わせマーク部の位置を正確に読み取るのに最適な数に決定できる。よって、表示駆動基板の収縮が均一でない場合でも、表示駆動基板の表示駆動基板画素部および貼り合わせマーク部の位置を正確に読み取ることができ、貼り合わせマーク部および画素部の配置が表示駆動基板の配置とほとんどずれのない対向基板を作製できる。したがって、表示駆動基板と対向基板とを非常に高い精度で貼り合わせられるので、高精細かつ高開口率で光漏れのない画像表示品質の高い液晶表示素子を作製できる。
【0063】
また本発明によれば、前記重ね合わせ露光用アライメントマークが、ステッパ露光の際に用いられるEGAマークであるので、ステッパ露光処理により対向基板を作製できる。よって、表示駆動基板ごとに対向基板の露光位置分布を調整する必要がなくなり、貼り合わせマーク部および画素部の配置が表示駆動基板とほとんどずれのない対向基板を作製できる。したがって、表示駆動基板と対向基板とを非常に高い精度で貼り合わせられるので、高精細かつ高開口率で光漏れのない、画像表示品質の高い液晶表示素子を作製できる。
【0064】
また本発明によれば、前記製造方法によって製造され、表示駆動基板と対向基板との貼り合わせ精度が高く、高精細かつ高開口率で光漏れのない液晶表示素子であるので、表示品質の高い画像を提供できる。
【0065】
また本発明によれば、前記表示駆動基板内にある所定の重ね合わせ露光用アライメントマークを読み取って該マークの位置データをステッパ露光装置に取り込み、前記位置データを使用して対向基板の露光分布位置の補正を行った後、前記対向基板作製用基板に露光処理を行うので、収縮などによる表示駆動基板の寸法変化にばらつきがあっても、それに応じて表示駆動基板の貼り合わせマーク部および画素部の配置とほとんどずれのない配置を有する対向基板を作製できる。よって、表示駆動基板と対向基板との貼り合わせ精度が高い液晶表示素子を作製できる。したがって、高精細かつ高開口率で光漏れのない、画像表示品質の高い液晶表示素子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面駆動基板27に設けられている重ね合わせ露光用アライメントマークであるEGAマーク40の配置の一例を示している図である。
【図2】EGAマーク40の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の一形態である液晶表示素子の製造方法の工程を、本発明の実施の他の形態である液晶表示素子の製造装置50により示した概略図である。
【図4】本発明の製造方法により作製した液晶表示素子60の平面図である。
【図5】図5(a)は、不均一な収縮によって歪んでいるような露光位置分布を有する表示駆動基板70の平面図である。図5(b)は、表示駆動基板70の四隅の表示駆動基板画素部74および貼り合わせマーク部73にあるEGAマークのみを読み取って対向基板72を作製し、該対向基板72と表示駆動基板70とを貼り合わせて作製した液晶表示素子71の平面図である。
【図6】図6(a)は、アクティブマトリクス型液晶表示素子の一部を示す断面図である。図6(b)は、表示駆動基板3の一部を示した平面図である。
【図7】表示駆動基板3に対向基板5を重ね合わせたときの開口部10を有する遮光膜9と、表示駆動基板3との位置関係を示した平面図である。
【図8】図8(a)は、表示駆動基板3の概観を示す平面図である。図8(b)は、対向基板5の概観を示す平面図である。図8(c)は表示駆動基板側の貼り合わせマーク24の拡大図である。図8(d)は、対向基板側の貼り合わせマーク25の拡大図である。図8(e)は、マーク24,25を重ね合わせた状態の拡大図である。
【図9】図9(a)は、収縮が発生した表示駆動基板38と対向基板39とを従来の方法で貼り合わせたときの液晶表示素子37の概観を示す平面図である。図9(b)は、貼り合わされた両基板の中央部と周辺部の両画素部の重ね合わせズレを示した拡大図である。
【符号の説明】
1 画素電極
2 薄膜トランジスタ
3,27,38,61,70 表示駆動基板
4 対向電極
5,39,62,72 対向基板
6 スペーサー
7 液晶
8 シール材
9 遮光膜
10 遮光膜開口部
11 ゲート配線
12 ソース配線
20,22,31,32,63,64,73,77,78 貼り合わせマーク部
21,41,65,74,75 表示駆動基板画素部
23,66,76 対向基板画素部
24,35,68 表示駆動基板側貼り合わせマーク
25,36,69 対向基板側貼り合わせマーク
26,30,67 貼り合わせマークの重ね合わせ
33,34 両画素部の重ね合わせ
40 EGAマーク
42 小マーク
43,44,45 小マーク集合体
50 液晶表示素子の製造装置
51 ステッパ露光装置
52 表示駆動基板ローダー
53 対向基板作製用基板ローダー
37,60,71 液晶表示素子
Claims (6)
- 画素電極、薄膜トランジスタ、ソース配線およびゲート配線を有する複数の表示駆動基板画素部、貼り合わせマークが形成されている貼り合わせマーク部および重ね合わせ露光用アライメントマークを備えて構成される表示駆動基板と、対向電極、開口部を有する遮光膜を有する複数の対向基板画素部および貼り合わせマーク部を備えて構成される対向基板とを貼り合わせて成る液晶表示素子の製造方法であって、
表示駆動基板を作製する工程、対向基板を作製する工程、および前記表示駆動基板と前記対向基板とを貼り合わせる工程を含み、
前記対向基板を作製する工程は、前記表示駆動基板を作製する工程で作製された表示駆動基板に設けられている重ね合わせ露光用アライメントマークを読み取り、該マークの位置を基準として対向基板の遮光膜開口部および貼り合せマーク部の露光位置分布を決定し、該露光位置分布にしたがって露光処理を行う工程を含むことを特徴とする液晶表示素子の製造方法。 - 前記重ね合わせ露光用アライメントマークが、表示駆動基板内のすべての表示駆動基板画素部にそれぞれ少なくとも1ヵ所ずつ設けられているとともに、貼り合わせマーク部に少なくとも1ヵ所設けられていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子の製造方法。
- 前記対向基板の露光位置分布を決定するために読み取る、前記重ね合わせ露光用アライメントマークの数を、作製過程における前記表示駆動基板の収縮の度合によって決定することを特徴とする請求項1または2記載の液晶表示素子の製造方法。
- 前記重ね合わせ露光用アライメントマークが、ステッパ露光の際に用いられるEGAマークであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示素子の製造方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法によって製造されたことを特徴とする液晶表示素子。
- 重ね合わせ露光用アライメントマークの読み取り手段を有し、基板に露光処理を行う露光手段と、
基板の搬入または搬出を行う搬送手段と、
前記露光手段および前記搬送手段を制御する手段とを有し、
前記制御手段は、前記搬送手段を駆動して表示駆動基板を露光手段に搬入し、
前記読み取り手段を駆動して前記表示駆動基板内にある所定の重ね合わせ露光用アライメントマークを読み取って、該マークの位置データを露光手段に取り込み、対向基板の露光位置分布の補正を行い、
前記搬送手段を駆動して前記表示駆動基板を露光手段から搬出して、対向基板作製用基板を露光手段に搬入し、
補正した露光位置分布にしたがって、前記露光手段を駆動して前記対向基板作製用基板に露光処理を行うことを特徴とする液晶表示素子の製造装置。
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