JP3628606B2 - Cleaning sheet - Google Patents

Cleaning sheet Download PDF

Info

Publication number
JP3628606B2
JP3628606B2 JP2000314336A JP2000314336A JP3628606B2 JP 3628606 B2 JP3628606 B2 JP 3628606B2 JP 2000314336 A JP2000314336 A JP 2000314336A JP 2000314336 A JP2000314336 A JP 2000314336A JP 3628606 B2 JP3628606 B2 JP 3628606B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
cleaning
nonwoven fabric
fibers
dust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000314336A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2002119451A (en
Inventor
圭馬 高林
一雄 森
聡仁 静野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2000314336A priority Critical patent/JP3628606B2/en
Priority to EP01123399.6A priority patent/EP1212972B1/en
Priority to US09/974,853 priority patent/US7033965B2/en
Publication of JP2002119451A publication Critical patent/JP2002119451A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3628606B2 publication Critical patent/JP3628606B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーペット、絨毯、ソファー、自動車シート等の表面が毛羽立った形状を有する面、特にパイル状の繊維からなる面(起毛した面)の清掃性に優れた清掃用シートに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
特開平10−60761号公報には、大小広範囲のダストの捕集を目的として、繊度が1.5〜3デニールの繊維からなるエアレイド不織布と、6〜32デニールの繊維からなるエアレイド不織布とを継ぎ合わせて清掃用シートを構成することが記載されている。しかし、この清掃用シートは、フローリング等の平滑面の清掃を目的としており、カーペット等の起毛面の清掃には不向きである。
【0003】
特開2000−110057号公報には、カーペット等の起毛面の清掃用シートとして、網状構造物及び熱収縮性繊維を含むウエブを三次元交絡処理後、加熱処理して該ウエブを熱収縮させて、前記網状構造物を前記ウエブの表面に突出させたシートが記載されている。しかし、このシートにおいて起毛間に進入可能な部位は前記網状構造物の部分なので、該網状構造物の起毛間への進入の程度は該網状構造物の形態により左右され、また進入の数は限られる。また突出した前記網状構造物の剛性は起毛に比較してかなり高いことから、起毛面が傷められるおそれがある。更に、突出した前記網状構造物の構造と前記ウエブの構造とは一体不可分であり、両者を別々にコントロールすることは難しい。更に、前記網状構造物を十分に突出させるために前記ウエブの繊維自由度を抑える必要があり、このことは、該ウエブでダストを保持しようとする観点からはマイナスに作用する。要するに、前記公報に記載のシートでは、ダストを掻き出す能力及び掻き出されたダストを保持する能力ともに十分なものとは言えない。
【0004】
特開平9−21055号公報には、表層の短繊維の配向がランダムに近い複合不織布が記載されている。しかし、この複合不織布は、その配向及び繊維成分をコントロールすることによって、嵩高で、風合い及び感触を良好にしようとするものである。従って、この複合不織布は起毛面の清掃に有効なワイパーとはなり得ない。
【0005】
特開平10−262884号公報には、短繊維不織布と極太繊維のネット状物とが積層されてなる多層構造のワイパーが記載されている。このワイパーは、表面に凹凸を設けることで、ダストの掻き出しと保持とを両立させている。従って、このワイパーは、ダストの掻き出し及びその保持を別々の機能シートを組み合わせて行おうとする本発明とは、発想においても、構成においても異なる。
【0006】
特開2000−225084号公報には、カーペットの中に入り込んだ毛髪等を容易に除去することを目的として、鉤状突起部を有する掻取シートをローラーに巻き付けたクリーナーが記載されている。しかし、このクリーナーでは、鉤状突起部を掻取シートに設け得る数が限られるため、毛髪等の除去性能の向上が困難である。仮に鉤状突起部の数を増やせたとしても、鉤状突起部による被清掃面へのダメージが大きくなってしまう。つまり、毛髪等の除去性能の向上と、被清掃面へのダメージの低減とを両立させることが困難である。更に、このクリーナーでは、該クリーナーに捕集された毛髪等を除去して、これを再使用することが困難であるので、使い捨て用途にしか使用できないと考えられるが、構造が複雑であることから製造経費が高く、使い捨て用途とするには不経済である。
【0007】
従って、本発明は、カーペット等の起毛面に絡み付いている髪の毛や綿ぼこり等の繊維状のダストの清掃性に優れた清掃用シートを提供することを目的とする。
また本発明は、起毛面を傷めることなく清掃性に優れた清掃用シートを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、起毛した被清掃面の起毛間に進入可能な繊維を表面に無数有し、該繊維が、エアレイド不織布を構成する繊維を主体とし且つ前記起毛間に存する繊維状のダストを掻き取りうる掻き取り部と、掻き取られた前記繊維状のダストを保持し得る高保持部とを具備し、清掃に直接寄与しない滑らかな部位を更に有し、該部位並びに、前記掻き取り部及び前記高保持部が前記シートの清掃面内に規則的又は不規則に配置されている清掃用シートを提供することにより前記目的を達成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、その好ましい実施形態に基づき説明する。図1には、本発明の清掃用シートの元となる清掃用シートの斜視図が示されている。図1に示す清掃用シート10は起毛面の清掃に用いられるものであり、複数枚の第1のシート11と、第1のシート11とは別の一枚の第2のシート12とを有している。第1のシート11は短冊状である。各第1のシート11の長辺は何れも同寸である。短辺は同寸でもよく或いは異なっていてもよい。第2のシート12は矩形状であり、第1のシート11の長辺と同寸の長辺を有し、一方、短辺は第1のシート11の短辺の5〜15倍程度の寸法となっている。
【0010】
第1のシート11は、その長辺方向が、第2のシート12の長辺方向と一致するようにほぼ等間隔を置いて配置されている。第1のシート11は、第2のシート12へ、所定の固定手段、例えば、熱融着、ホットメルト粘着剤による接着、両面テープによる貼着、ミシンなどによるレーシング等の方法によって固定されている。そして、両端に位置する第1のシート11間の領域が、清掃用シート10の清掃領域Cとして機能する。
【0011】
第1のシート11は、起毛した被清掃面の起毛間に進入可能な繊維を表面に無数有し、該繊維がエアレイド不織布を構成する繊維を主体としている掻き取り部として機能する。一方、第2のシート12は、掻き取り部よりもダストを保持する能力が高い高保持部として機能する。即ち、清掃用シート10は、掻き取り部と高保持部とを具備している。掻き取り部と異なり、高保持部にはダストを掻き出す能力は要求されない。
【0012】
清掃用シート10においては、起毛間に存する繊維状のダストを、エアレイド不織布を構成する繊維を主体としている掻き取り部によって掻き取る。該繊維は、起毛間に存する繊維状のダストを掻き取り得るに足る十分な剛性を有している。このような剛性を得るために、好ましくは単繊維長5〜10mm、太さ23〜200dtexの繊維を用いる。掻き取られた繊維状のダストは、掻き取り部にも保持されるが、ダストの保持する能力が高い高保持部に保持される。特に綿ボコリなど、髪の毛に比較してより細い繊維状ダストでは、掻き出された後の保持に関して、高保持部の寄与がより大きくなる。このようにして被清掃面の起毛間から繊維状のダストが効果的に除去され、除去されたダストが清掃用シートに保持される。掻き取り部が、エアレイド不織布を構成する繊維を主体としているので、前述した特開2000−110057号公報に記載の複合不織布と比較しても、本実施形態の清掃用シート10における繊維の方が剛性が低く、起毛を傷めるおそれが更に小さい。また、本発明の清掃用シート10を、長い柄の先端のヘッド部に取り付けた場合に、立った姿勢で小さい力で楽に清掃できる。本発明では、エアレイド不織布とは二つの意味を持つ。一つは、掻き取り部を構成する第1のシート11における掻き取り機能に直接寄与する表面の部分であって、エアレイド製法により形成された部分を意味する。もう一つは、該表面の部分を含む第1のシート11全体を意味する。以下の説明においては、掻き取り部におけるエアレイド製法によって形成された表面の部分を「表面エアレイド」と呼び、表面エアレイドを含む第1のシート11全体を「エアレイド不織布」と呼ぶ。
【0013】
掻き取り部を構成する第1のシート11は、前述の通り、起毛した被清掃面の起毛間に進入可能な繊維を表面に無数有し、表面エアレイドを構成する繊維を主体としている。一般にエアレイド製法は、その構成繊維を解繊して空気の流れにのせて搬送し、金網又は細孔を有するスクリーンを通過させた後、ワイヤーメッシュ上に落下堆積させるエアレイ法によりウエブを形成し、該ウエブにおける前記繊維同士の交点を熱融着や熱接着等の所定手段によって結合させるものである。或いはウエブの形成前後を問わず、エアレイド不織布を構成する繊維以外のバインダー成分を添加しこれに加熱等により接着性を生じさせ、繊維同士を接着、結合させエアレイド不織布を形成することも可能である。一般にエアレイド製法では、その製造方法に起因して、その構成繊維の先端部が、表面及びその近傍に無数存在しているので、これを第1のシート11の少なくとも表面部に用いることで、該繊維が被清掃面の起毛間に進入して、該起毛間からダストを掻き出すことが可能となる。また一般にエアレイド不織布は、その構成繊維が三次元的にランダムな状態で分散しているので、清掃の方向に異方性が無く、狭い部分の清掃等も容易にできる。
【0014】
特に、表面エアレイドが、繊度23〜200dtex、特に32〜150dtexの繊維から構成されていることで、起毛を傷めず且つ清掃時の摩擦力を過度に大きくせずに、起毛間から繊維状のダストを掻き取るのに十分な剛性を該構成繊維に付与できるので好ましい。
【0015】
表面エアレイドの構成繊維は、その繊維長が、1〜15mm、特に2〜10mmであることが、清掃用シート10の少なくとも表面部に前記構成繊維の先端部を無数に存在させ得る点、清掃時に該構成繊維が脱落することを防止する点、及びウエブの形成が容易である点から好ましい。
【0016】
表面エアレイドの構成繊維は捲縮していても或いはしていなくてもよい。捲縮している場合、ジグザグ型等の二次元捲縮繊維及びスパイラル型やオーム型等の三次元(立体)捲縮繊維の何れも使用できる。
【0017】
表面エアレイドの構成繊維は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、プロピレンとαオレフィンとからなる結晶性プロピレン共重合体等のポリオレフィン樹脂;ポリアミド樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ジオールとテレフタル酸/イソフタル酸等を共重合した低融点ポリエステル、ポリエステルエラストマー等のポリエステル樹脂;フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂から構成されている。表面エアレイドの構成繊維は、これらの樹脂から構成されている単一成分の繊維でもよく、これらの樹脂を適宜組み合わせて構成される複合繊維、例えば並列型、鞘芯型、偏心鞘芯型、三層以上の多層型、中空並列型、中鞘芯型、異形鞘芯型、海島型等で且つ低融点樹脂が繊維表面の少なくとも一部を形成した構造の複合繊維でもよい。これらの繊維に更にレーヨンやパルプ等を混合したり、或いはレーヨンやパルプ等を単独で用いて表面エアレイドを形成することもできる。
【0018】
エアレイド不織布は、その坪量が10〜500g/m、特に20〜200g/mであることが好ましい。坪量が500g/m超であると、シート自身のコストが高くなり且つ高速な生産に不向きな為、使い捨て製品の用途には適さない。坪量が10g/m未満では、不織布化自体が困難であり、また、起毛間からダストを掻き出すことが困難になる場合がある。
【0019】
エアレイド不織布(即ち第1のシート11)が表面エアレイドと他のシートとの複合体で形成されている場合の表面エアレイドの坪量は、複合されたシートの強度によって決められる。例えば前記複合体に強度のあるシートが存在する場合は、表面エアレイドの坪量を低めにしても、表面エアレイドの部分の崩壊を防止することができる。一方前記シートが存在しない場合、或いは存在しても強度が著しく低い場合には、表面エアレイドの坪量を高めにし、表面エアレイドの部分の崩壊を防止することが好ましい。
【0020】
また、エアレイド不織布は、その厚みが0.2〜5mm、特に0.4〜5mm、とりわけ0.5〜3.5mmであることが好ましい。厚みが5mm超となるとシートの柔軟性が低くなったり、他のシートとの接合が困難となり、高速生産に適さない場合がある。厚みが0.4mm未満では、清掃用シートの捕集性能が低下する場合がある。
【0021】
前述の通り、清掃シート10における掻き取り部を構成する表面エアレイドとしては、全ての繊維が前述の範囲のものであることが好ましい。しかし、製造等の観点から、繊度1〜11dtex程度、繊維長1〜15mm程度の起毛面の清掃には、直接寄与しない繊維を50重量%以下、特に20重量%以下程度混ぜ込むことも可能である。
【0022】
図1に示す清掃用シート10における第2のシート12としては、掻き取り部で掻き取られた繊維状のダストを何らかの機構で保持し得る性能を有するものが用いられる。繊維状のダストの保持機構としては、(1)シートを構成する繊維との物理的な絡み合いによる保持機構(2)粘着剤等の粘性物質との粘着又は接着による保持機構などがある。(1)の保持機構を利用する場合には、第2のシート12として、例えば繊維同士の物理的な絡み合いでシートが形成されている不織布であるスパンレース不織布等を用いることが好ましい。また繊維の結合状態がコントロールされたエアスルー不織布を用いても良い。更に、物理的な絡み合いに寄与できる繊維本数が多く且つそれぞれの繊維が細い分割繊維から構成されているスパンボンド不織布を用いても良い。(2)の保持機構を利用する場合には、第2のシート12として、不織布等のシート材の表面にホットメルト粘着剤などの粘着剤が付与された粘着性シートを用いることが好ましい。
【0023】
第1のシート11は第2のシート12上に配置され、第1のシート11から構成される掻き取り部と、第2のシート12から構成される高保持部とは、清掃シート10の清掃面内に規則的に配置されることになる。勿論、第1のシート11の配置間隔や、各第1のシート11の形状等を異ならせることで、前記掻き取り部と高保持部とが不規則に配置されるようにしてもよい。清掃用シート10がこのような構成を有することによって、繊維状のダストのみならず、その他の様々な種類のダストの捕集性が良好となる。
【0024】
ダストの掻き取り性及び掻き取られたダストの捕集性を一層高める点から、清掃時において、清掃用シート10における掻き取り部が被清掃面に主に接触し、高保持部の被清掃面への接触は、掻き取り部の被清掃面への接触よりも小さいことが好ましい。掻き取り部及び高保持部の被清掃面への接触の程度をこのように調整するには、例えば、掻き取り部の上面と高保持部の上面との間に、掻き取り部の上面の方が高くなるような所定高さの段差を設ければよい。具体的には、掻き取り部を構成する第1のシート11の厚みを比較的厚くすればよい。例えば、第1のシート11の厚みを0.2〜5mm、特に0.4〜5mm、とりわけ0.5〜3.5mmとすることで、第1のシート11の上面11aと第2のシート12の上面12aとの間に段差が設けられ、掻き取り部の被清掃面への接触の程度を十分に大きくすることができる。この他、図1に示すように、掻き取り部として機能する第1のシート11を、高保持部として機能する第2シート12に貼り合わせる手段、或いは高保持部を構成する第2のシート12の接触面積(露出面積)を小さくする手段などが挙げられる。
【0025】
次に、本発明の実施形態について図2を参照しながら説明する。この実施形態に関しては、図1に示す清掃用シートと異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点については、図1に示す清掃用シートに関して詳述した説明が適宜適用される。また図2において、図1と同じ部材には同じ符号を付してある。
【0026】
図2に示す実施形態における清掃用シート10は、図1に示す清掃用シートと同様に、高保持部として機能する第2のシート12上に、掻き取り部として機能する短冊状の第1のシート11が複数配されている。これら掻き取り部及び高保持部に加えて、清掃用シート10は、シート材からなる清掃に直接寄与しない滑らかな部位13を更に有し、該部位13並びに掻き取り部及び高保持部が清掃用シート10の清掃面内に規則的に配置されている。前記滑らかな部位13は、清掃用シート10の使用時に、被清掃面に対する摩擦を低減させる部位である(摩擦低減部位ともいう)。
【0027】
前記滑らかな部位13は、清掃用シート10の清掃領域Cにおける最外方に位置する掻き取り部の端部に配されていることが好ましく、特に、清掃用シート10の清掃方向における最外方に位置する掻き取り部の端部に配されていることが好ましい。本実施形態においては、第1のシート11の短手方向(図中、矢印Aで示す方向)が清掃方向であることから、摩擦低減部位13は、3つの短冊状の第1のシート11のうちの両端のシート上に、該シートの長手方向に沿って配されている。また、前記滑らかな部位13は、両端の第1のシート11全体を被覆するのではなく、第1のシート11の外方側の領域のみを被覆している。更に、前記滑らかな部位13は、第1のシート11の長辺から延出して第2のシート12上も被覆している。前記滑らかな部位13を構成するシート材は、例えば、熱融着、ホットメルト粘着剤による接着、両面テープによる貼着、ミシンなどによるレーシング等の所定の接合手段によって第1のシート11及び第2のシート12に接合固定されている。尚、前記滑らかな部位13の形状及び寸法は、該滑らかな部位13を構成する材料の厚さ及び平滑性並びに第1及び第2のシートの種類等に応じて適宜変更できる。例えば、清掃用シートの清掃領域Cを大きくしようとすれば、前記滑らかな部位13の面積は小さくなり、摩擦抵抗の低減効果は小さくなる。逆に、摩擦抵抗を小さくするために、前記滑らかな部位13の面積を大きくすれば、当然清掃領域Cが小さくなる。
【0028】
前記滑らかな部位13を構成するシート材は、清掃時の摩擦力を十分に低減できる程度に滑らかであれば良く、該シート材としては、プラスチック製のフィルム材等が挙げられる。また、清掃時の摩擦力を十分に低減できる範囲において、該フィルム材等にエンボス加工等の非平滑加工が施されていても良い。また不織布や他のフィルム材で補強されていてもよい。
【0029】
具体的には、一般に包装材料として用いられるフィルム材が好適に使用出来る。例えば、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の熱可塑性樹脂から構成されるフィルム材が挙げられる。またアルミ箔等の金属薄膜を用いることもできる。更に、熱可塑性樹脂から構成されるフィルム材と金属薄膜とのラミネートを用いることもできる。これらの中で特に好ましいものは、その表面(被清掃面に臨む面)にシリコーン塗布などの摩擦抵抗を低減させる処理を施したものある。前記滑らかな部位13を構成するシート材の厚さは、第1及び第2のシートの種類にもよるが、2μm〜2mm、特に5μm〜100μmであることが、十分な清掃性能の発現の点、及び摩擦抵抗の低減の点から好ましい。
【0030】
前記滑らかな部位13を構成するシート材と第1のシート11及び第2のシート12との接合には、ホットメルト等の粘着性物質による接着、熱融着などが用いられる。
【0031】
本実施形態の清掃用シート10は、清掃時における起毛面との摩擦係数が小さいので、これを図3に示すような清掃具本体1におけるヘッド部2に装着させれば、立った姿勢で小さな力で起毛面を清掃できる。図3に示す清掃具本体1は、清掃用シート10が装着可能である平坦面を下面に有する平板状のヘッド部2、及び該ヘッド部2の上面に設けられた自在継手3を介して該ヘッド部2と連結した棒状の柄4から構成されている。清掃用シート10は、該ヘッド部2の上面に設けられた、放射状のスリットを形成する可撓性の複数の片部5によって固定される。清掃用シート10は、清掃具本体1における前記平坦面に、前記滑らかな部位13が被清掃面に臨むように装着されて使用されることが好ましい。
【0032】
次に、本発明の別の実施形態について説明する。本発明の清掃用シートの元となる図1に示す清掃用シート10を図4に示す清掃具20に装着させて使用することで、清掃時における摩擦力が一層低減して、立った姿勢で一層楽に起毛面を清掃できる。図4に示す清掃具20は、図2に示す清掃具本体1と、一面を清掃具本体1のヘッド部2における前記平坦面に向けて該ヘッド部2に着脱自在に装着され且つ所定形状の開口部6,6を有する装着用シート7とを有するものである。装着用シート7における少なくとも被清掃面に臨む面は、プラスチックのフィルム等の滑らかなシート材からなる。装着用シート7における開口部6は長方形であり、同寸法のものが2箇所に設けられている。装着用シート7を構成するシート材としては、第2の実施形態における前記滑らかな部位13を構成するシート材と同様のものを用いることができる。
【0033】
開口部6の大きさは、清掃用シート10の一部が露出する程度であればよく特に制限されないが、ヘッド部6の長手方向と平行な方向に関し、2つの開口部6,6の合計の長さが、ヘッド部6の長手方向の長さの5〜95%、特に40〜80%であることが好ましい。ヘッド部6の短手方向と平行な方向に関し、開口部6の長さが、ヘッド部6の短手方向の長さの5〜95%、特に50〜90%であることが好ましい。
【0034】
清掃中における清掃用シート10の位置ずれを防止する目的で、或いは、装着用シート7を補強する目的で、装着用シート7における清掃用シート10との対向面に、装着用シート7として用いられる平滑なフィルム等のシート状物以外のシート、例えばスパンレース不織布等の不織布を貼り合わせても良い。この場合、装着用シート7における被清掃面に臨む領域の厚さは、清掃用シート10の種類等によって異なるが、5μm〜5mm、特に5μm〜500μmであることが好ましい。前記領域以外の領域の厚さは、装着に支障がなければ特に制限されない。
【0035】
図4に示す清掃具20において、清掃用シート10は、前記平坦面と装着用シート7との間に挟持されて、該装着用シート7の開口部6,6から、第1のシート11及び第2のシート12、即ち掻き取り部及び高保持部の一部が露出する状態で、起毛面の清掃に使用される。清掃用シート10をこのような使用状態とすることによって、装着用シート7の滑らかさに起因して、起毛面上で清掃具20が滑りやすくなり、清掃時における摩擦力が一層低減する。
【0036】
図4に示す実施形態を、本発明の一実施形態である図2に示す清掃用シートに応用した例が図5に示されている。図5に示す清掃用シート10は、図2に示す実施形態の清掃用シートの変形例であり、或いは図1に示す清掃用シートと前述の装着用シート7とを一体化させたものであるとも言える。
【0037】
詳細には、図5に示す清掃用シート10においては、前述の装着用シート7が、図2に示す実施形態の清掃用シートにおける清掃に直接寄与しない滑らかな部位(即ち摩擦低減部位)13に相当する。その結果、図5に示す清掃用シート10においては、第1のシート10からなる掻き取り部、第2のシート12からなる高保持部、及び装着用シート7からなる前記滑らかな部位13が、清掃用シート10の清掃面内に規則的に配置されたものとなる。
【0038】
本発明の清掃用シートは、カーペット、絨毯、ソファー、自動車シート等の起毛した面(例えばループ状に起毛した面)の清掃に特に好適に用いられるが、その他の種類の清掃面、例えばフローリング等の平坦面に適宜適用してもよい。
【0039】
本発明は、前記実施形態に制限されない。例えば、図1、図2及び図5に示す清掃用シートにおいては、高保持部を構成する第2のシート12上に、掻き取り部を構成する第1のシート11を一体的に形成してもよい。例えば高保持部を構成するスパンレース不織布上に部分的に且つ一体的にエアレイド不織布を形成して、該エアレイド不織布の部分を掻き取り部となしてもよい。
【0040】
また、前記実施形態においては、第1のシート11の上面11aと第2のシート12の上面12aとの間に段差を設けたが、これに代えて、第1のシート11の上面と第2のシート12の上面とがほぼ同一面上に位置するようにしてもよい。
【0041】
また、掻き取り部と高保持部の配置パターンは、図1、図2及び図5に示すものに限られず、本発明の清掃用シートの具体的な用途や使用形態等に応じて種々のパターンを用いることができる。また前記滑らかな部位についても同様である。
【0042】
また、短冊状の第1シート11と、同じく短冊状の第2シート12と、これらのシートよりも寸法の大きな第3のシート上に貼り付けて本発明の清掃用シートとなすこともできる。この場合、各シートの接合方法は前述した方法と同様である。また第3シートとして短冊状の粘着シートを複数枚用い、該粘着シートによって短冊状の第1シート11と、同じく短冊状の第2シート12とを接合し、一枚のシートになすこともできる。更に、第3のシートとして、前述した摩擦低減部位13を構成するシート材を用いることもできる。
【0043】
また、本発明の清掃用シートには、起毛面の消臭、除菌、清掃効果を高めること等を目的として、種々の洗浄剤等を含浸、或いはスプレー等により添加することも可能である。また、洗浄剤等を被清掃面に噴霧しながら、本発明の清掃用シートを用いて清掃することも効果的である。
【0044】
また、本発明の清掃シートは、図3や図4に示す清掃具20や清掃具本体1に装着されて使用される以外に、ハンディタイプの清掃具、例えば本出願人の出願に係る特開平9−299307号公報の図2に示される清掃具等に装着されてもよい。
【0045】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら、本発明は、これらの実施例に制限されない。
【0046】
参考例1〕
芯がポリプロピレンで鞘がポリエチレンからなる繊維長5mm、繊度6デニール(6.7dtex)の芯鞘型複合繊維を原料として、エアレイ法によって坪量が40g/m2の第1のウエブを形成した。このウエブ上に芯がポリプロピレンで鞘がポリエチレンからなる繊維長5mm、繊度72dtex(65デニール)の芯鞘型複合繊維を原料として、エアレイ法によって坪量が80g/m2の第2のウエブを積層し、次いで熱風を吹き付けることでこれらの構成繊維を熱融着させ、坪量120g/m2のエアレイド不織布を得た。
【0047】
得られたエアレイド不織布を原反の幅方向に260mm、長さ方向に25mmにカットして第1の短冊状シートを2枚得た。また幅方向に260mm、長さ方向に20mmにカットして第2の短冊状シートを1枚得た。第1及び第2の短冊状シートの厚みは3.3mmであった。
これとは別に、花王(株)製のフロアクイックルドライシート(商品名、スパンレース不織布)を260mm×100mmにカットした。このドライシートの長辺に沿って、第1の短冊状シートをその長辺が前記ドライシートの長辺方向と一致するように配置し、両シートを市販の両面粘着テープ〔NITTO No.500 日東電工(株)製〕で固定した。また前記ドライシートの長辺から短辺方向内側へ向かって40mmから60mmの位置に、第2の短冊状シートをその長辺が前記ドライシートの長辺方向と一致するように配置し、両シートを前記両面粘着テープで固定した。第1及び第2の短冊状シートは、その第2のウエブ側が外方を向くように前記ドライシートに固定した。このようにして得られた清掃用シートは図1に示すタイプのものであり、短冊状シートの固定面側を清掃面として用いた。
【0048】
参考例2〕
参考例1のエアレイド不織布に代えて、芯がポリプロピレンで鞘がポリエチレンからなる繊維長5mm、繊度35dtex(32デニール)の芯鞘型複合繊維を構成繊維とするエアレイド不織布(坪量70g/m2)を用いる以外は参考例1と同様にして図1に示すタイプの清掃用シートを得た。
【0049】
〔比較例1〕
芯がポリプロピレンで鞘がポリエチレンからなる繊維長5mm、繊度20dtex(18デニール)の芯鞘型複合繊維を原料として、エアレイ法によって坪量が70g/mのウエブを形成した。次いで熱風を吹き付けることでこれらの構成繊維を熱融着させてエアレイド不織布を得た。これを原反長さ方向約100mm、幅方向約260mmにカットし清掃用シートとして用いた。
【0050】
〔比較例2〕
ポリエチレンテレフタレートからなる繊維長51mm、繊度1.7dtex(1.5デニール)の繊維50重量%と、レーヨンからなる繊維長51mm、繊度1.7dtex(1.5デニール)の繊維50重量%とを混綿し、セミランダムカード機を用い坪量30g/mのカードウエブを得た。これを第1のウエブとする。
【0051】
第2繊維ウエブとして、エチレン−プロピレンランダム共重合体からなる繊維長51mm、繊度2.2dtex(2.0デニール)の熱収縮性繊維を繊維50重量%と、レーヨンからなる繊維長51mm、繊度1.7dtex(1.5デニール)の繊維50重量%とを混綿し、セミランダムカード機を用い坪量15g/mのカードウエブを得た。これを第2のウエブとする。
【0052】
第1のウエブ上に、線径0.2mmの線状体が1辺0.95mmの間隔で格子状に配されたポリプロピレン製ネットからなる網状構造物を重ね、更にその上に第2のウエブを重ねた。孔径0.1mmのオリフィスが0.6mm間隔で設けられたノズルを用い、第1のウエブに向けて水圧2MPaの柱状水流を2回噴射し、ポリプロピレン製ネットと両ウエブの構成繊維とを絡合させて、スパンレース不織布を得た。熱処理温度135℃、オーバーフィード率140%の条件下に、このスパンレース不織布中の熱収縮性繊維を収縮させた。その結果、第1のウエブ側にしわが形成され、ポリプロピレン製ネットはほとんど収縮せず、不織布の厚さ方向(両ウエブ側)に隆起した突起状物が形成された。これを原反長さ方向約260mm、幅方向約100mmにカットした。この不織布における第1のウエブ側を清掃面として用いた。
【0053】
〔実施例
芯がポリプロピレンで鞘がポリエチレンからなる繊維長5mm、繊度72dtex(65デニール)の極太芯鞘型複合繊維を90%、及び芯がポリプロピレンで鞘がポリエチレンからなる繊維長5mm、繊度1.7dtex(1.5デニール)の芯鞘型複合繊維を10%含む坪量50g/m2のウエブを、エアレイ法によってスパンボンド不織布上に積層し、次いで熱風を吹き付けることでウエブの構成繊維同士及び該構成繊維とスパンボンド不織布を熱融着させ、坪量70g/m2のエアレイド不織布を得た。スパンボンド不織布は、芯がポリプロピレンで鞘がポリエチレンからなる芯鞘型複合繊維を原料とする坪量20g/m2のものであった。
【0054】
得られたエアレイド不織布を原反の幅方向に260mm、長さ方向に25mmにカットして第1の短冊状シートを2枚得た。また幅方向に260mm、長さ方向に20mmにカットして第2の短冊状シートを1枚得た。第1及び第2の短冊状シートの厚みは1.2mmであった。
【0055】
これとは別に、花王(株)製フロアクイックルドライシート(商品名、スパンレース不織布)約205mm×約260mmを準備した。このドライシートの一面上に、前述の方法で得られた第1の短冊状シートを2枚、及び第2の短冊状シートを一枚貼り付けた。貼り付け位置は次の通りである。前記ドライシートの短辺方向の中心から50mmずつ長辺方向へ離れた矩形状の領域(100mm×260mm)をセンター部分とし、そのセンター部分の片方の長辺から0〜25mm及び75〜100mmの位置に第1の短冊状シートを、40〜60mmの位置に第2の短冊状シートをそれぞれ、極太繊維の面が外方を向く状態で貼り付けた。貼り付けには実施例1及び2で用いた市販両面粘着テープと同様のものを用いた。
【0056】
約150mm×約260mmの寸法で、厚さ約60μmポリプロピレン製フィルムを用意した。このフィルムには、後述する髪の毛の捕集性能の評価で用いる装着用シートと同様の開口部が設けられていた。
【0057】
前記ドライシートにおける前記短冊状シートの貼り付け面上に、清掃面短手方向における中心から各長辺方向へそれぞれ50mm〜65mm離れた位置、及び長手方向における各端からそれぞれ10mm内側の位置に、紙製両面粘着テープを貼り付け、更にその上に前記フィルムを貼り合わせた。貼り合わせに際しては、前記ドライシートの短手方向の中心線と、前記フィルムの短手方向の中心線とが一致するようにした。また前記フィルムの滑りやすい面が前記短冊状シートに対向するようにした。このようにして得られた清掃用シートは、図5に示すタイプのものであった。
【0058】
〔性能評価〕
実施例、参考例及び比較例の清掃用シートにについて、以下の方法で髪の毛の捕集性能及び綿ボコリの捕集性能を評価した。その結果を表1に示す。
【0059】
〔髪の毛の捕集性能の評価〕
各清掃用シートを図4に示す清掃具〔花王(株)製のクイックルワイパー〕にそれぞれ装着させた。この清掃具におけるヘッド部は、装着面の寸法が約100mm×260mmで、比較的小さい凹凸が形成されているものであった。
【0060】
実施例1及び2並びに比較例1及び2の清掃用シートにおいては、以下に説明する装着シートを用いて装着を行った。実施例3においては該装着シートは用いなかった。
【0061】
(1)装着用シートの製造
装着用シートは以下の方法で製造した。先ず、厚さ約30μmのポリエチレンテレフタレート(PET)製フィルムとスパンレース製不織布〔花王(株)製のフロアクイックルドライシート〕とを、市販の紙製両面粘着テープにより貼り合わせた。PET製フィルムの寸法は約150mm×約260mm、スパンレース製不織布の寸法は約210mm×約260mmであり、両者のセンターが一致するように貼り合わせた。PET製フィルムは、スパンレース製不織布との貼り合わせ面と反対側の面に、粘着剤の剥離処理に用いられる剥離剤が施されていた。
【0062】
次いで、この貼り合わせシートに47.5mm(ヘッド部の長手方向に沿う長さ)×80mm(ヘッド部の幅方向に沿う長さ)の寸法の開口部を4つ設けた。4つの開口部は、ヘッド部の長手方向に沿って配列させた。各開口部間の3箇所の距離はそれぞれ10mm、30mm及び10mmとし、ヘッド部の長手方向に沿う各端部から両端にそれぞれ位置する開口部までの距離は何れも10mmとした。また、ヘッド部の幅方向に沿う各端部から開口部までの距離はそれぞれ35mmとした。このようにして装着用シートを得た。
【0063】
(2)髪の毛の捕集本数の測定
被清掃面として、ポリエステル100%からなる市販カットパイルカーペット(マリポーザ、スミノエ製)を用いた。このカーペット上の幅約500mm×長さ約800mmの領域に、長さ約100mmの髪の毛10本を散布し、散布領域内を、各清掃用シートが装着された清掃具を4回往復させた。清掃用シートに捕集された髪の毛をそのままにして、髪の毛の散布及び清掃具による清掃を更に3回繰り返し、最終的に清掃用シートに捕集された髪の毛の本数を該清掃用シートの捕集性能とした(散布された髪の毛の総量は40本となる)。
【0064】
〔綿ボコリの捕集性能〕
被清掃面として、アクリル85%、ナイロン15%からなる市販のカットパイルカーペット(商品名;サンハーモニー、サンゲツ製)を用いた。このカーペット上の幅約500mm×長さ約1mの領域に、市販アクリル100%毛糸を1〜3mmにカットしたものを1回当たり0.5g散布した。清掃具に装着された清掃用シートを用いて、毛糸の散布領域内を30往復させた。清掃具から清掃用シートを取り外しその重量を測定した。測定された重量から、清掃具に装着前に予め測定しておいた清掃用シートの重量を差し引き、その値を綿ボコリの捕集量(g)とした。この捕集量を散布量、即ち0.5gで除しパーセントで示したものを捕集率(%)とした〔捕集率(%)=捕集量(g)/0.5g×100〕。加えて測定後のカーペット表面における毛玉状物の発生の有無を目視観察した。評価基準は、◎:発生なし、○:発生の兆し、△:少し発生、×:多数発生とした。
【0065】
【表1】

Figure 0003628606
【0066】
表1に示した結果から明らかなように、実施例における清掃用シート(本発明品)は、起毛面から髪の毛の除去について高い性能を示す。また、綿ボコリの捕集性においても、実用上の十分な性能を示すことが分かる。一方比較例では、どちらの性能も十分とはいえない。このことから、表面エアレイドを有する掻き取り部高保持部及び摩擦低減部位を有する本発明の清掃用シートが、実使用場面でも十分に効果を示すことが分かる。
【0067】
【発明の効果】
本発明の清掃用シートは、カーペット等の起毛面に絡み付いている髪の毛や綿ぼこり等の繊維状のダストの清掃性に優れる。
また本発明の清掃用シートは、起毛面を傷めることなく清掃性に優れる。
更に本発明の清掃用シートは、立った姿勢でも楽に起毛面の清掃ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の清掃用シートの元となる清掃用シートを示す斜視図である。
【図2】本発明の清掃用シートの実施形態を示す斜視図(図1相当図)である。
【図3】図2に示す清掃用シートの一使用形態を示す図である。
【図4】図1に示す清掃用シートの一使用形態を示す図である。
【図5】本発明の清掃用シートの別の実施形態を示す斜視図(図1相当図)である。
【符号の説明】
1 清掃具本体
2 ヘッド部
3 自在継手
4 柄
5 片部
6 開口部
7 装着用シート
10 清掃用シート
11 第1のシート
12 第2のシート
13 摩擦低減部
20 清掃具[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cleaning sheet excellent in cleanability of a surface having a fluffy surface, such as a carpet, a carpet, a sofa, or an automobile sheet, particularly a surface made of pile-like fibers (raised surface).
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
In JP-A-10-60761, for the purpose of collecting dust in a large and small range, an air-laid nonwoven fabric composed of fibers having a fineness of 1.5 to 3 denier and an air-laid nonwoven fabric composed of fibers of 6 to 32 denier are joined. It is described that the cleaning sheet is configured together. However, this cleaning sheet is intended for cleaning smooth surfaces such as flooring and is not suitable for cleaning raised surfaces such as carpets.
[0003]
JP-A-2000-110057 discloses a web containing a net-like structure and heat-shrinkable fibers as a sheet for cleaning a raised surface of a carpet or the like, and then heat-treats the web by heat treatment after three-dimensional entanglement treatment. A sheet in which the network structure is protruded from the surface of the web is described. However, since the portion of the sheet that can enter between the raised hairs is a portion of the mesh structure, the degree of entry of the mesh structure between the raised hairs depends on the form of the mesh structure, and the number of entries is limited. It is done. Moreover, since the rigidity of the protruding network structure is considerably higher than that of the raised hair, the raised surface may be damaged. Furthermore, the structure of the protruding net structure and the structure of the web are inseparable, and it is difficult to control both separately. Further, it is necessary to suppress the degree of freedom of the fiber of the web in order to sufficiently project the network structure, which acts negatively from the viewpoint of holding dust on the web. In short, the sheet described in the above publication cannot be said to be sufficient in both the ability to scrape dust and the ability to retain scraped dust.
[0004]
JP-A-9-21055 describes a composite nonwoven fabric in which the orientation of short fibers on the surface layer is close to random. However, this composite nonwoven fabric is bulky and attempts to improve the texture and feel by controlling its orientation and fiber components. Therefore, this composite nonwoven fabric cannot be an effective wiper for cleaning the raised surface.
[0005]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-262884 discloses a wiper having a multilayer structure in which a short fiber nonwoven fabric and an extremely thick fiber net are laminated. This wiper provides both the scraping and holding of dust by providing irregularities on the surface. Therefore, this wiper differs from the present invention in which dust is scraped and held in combination with different functional sheets in both the conception and the configuration.
[0006]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-225084 describes a cleaner in which a scraping sheet having a ridge-like protrusion is wound around a roller for the purpose of easily removing hair and the like that have entered the carpet. However, with this cleaner, since the number of hook-shaped protrusions that can be provided on the scraping sheet is limited, it is difficult to improve the performance of removing hair or the like. Even if the number of hook-shaped protrusions can be increased, damage to the surface to be cleaned by the hook-shaped protrusions will increase. That is, it is difficult to achieve both an improvement in hair removal performance and a reduction in damage to the surface to be cleaned. Furthermore, with this cleaner, it is difficult to remove the hair collected by the cleaner and reuse it, so it is considered that it can only be used for disposable applications, but the structure is complicated. Manufacturing costs are high and it is uneconomical for disposable use.
[0007]
Therefore, an object of the present invention is to provide a cleaning sheet that is excellent in cleaning property of fibrous dust such as hair and cotton dust entangled on a raised surface of a carpet or the like.
Another object of the present invention is to provide a cleaning sheet having excellent cleaning properties without damaging the raised surface.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has a myriad of fibers that can enter between raised naps on the surface to be cleaned, the fibers mainly comprising fibers constituting an airlaid nonwoven fabric, and scraping off fibrous dust existing between the napped A scraping part, and a high holding part capable of holding the scraped fibrous dust.And a smooth portion that does not directly contribute to cleaning, and the scraping portion and the high holding portion are regularly or irregularly arranged in the cleaning surface of the sheet.The object is achieved by providing a cleaning sheet.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on preferred embodiments thereof. FIG. 1 shows the cleaning sheet of the present invention.Original cleaning sheetA perspective view is shown. A cleaning sheet 10 shown in FIG. 1 is used for cleaning a raised surface, and has a plurality of first sheets 11 and a second sheet 12 that is different from the first sheet 11. doing. The first sheet 11 has a strip shape. The long sides of each first sheet 11 are all the same size. The short sides may be the same size or different. The second sheet 12 is rectangular and has a long side that is the same size as the long side of the first sheet 11, while the short side is a dimension that is about 5 to 15 times the short side of the first sheet 11. It has become.
[0010]
The first sheets 11 are arranged at substantially equal intervals so that the long side direction thereof coincides with the long side direction of the second sheet 12. The first sheet 11 is fixed to the second sheet 12 by a predetermined fixing means such as heat fusion, adhesion with a hot melt adhesive, adhesion with a double-sided tape, lacing with a sewing machine, or the like. . A region between the first sheets 11 located at both ends functions as a cleaning region C of the cleaning sheet 10.
[0011]
The 1st sheet | seat 11 functions as a scraping part which has innumerable fiber which can penetrate between the raising of the to-be-cleaned surface to which it raised, and this fiber has mainly the fiber which comprises an airlaid nonwoven fabric. On the other hand, the second sheet 12 functions as a high holding portion having a higher ability to hold dust than the scraping portion. That is, the cleaning sheet 10 includes a scraping portion and a high holding portion. Unlike the scraping part, the high holding part is not required to have the ability to scrape dust.
[0012]
In the cleaning sheet 10, the fibrous dust existing between the raised hairs is scraped off by a scraping portion mainly composed of fibers constituting the air laid nonwoven fabric. The fibers have sufficient rigidity to scrape the fibrous dust existing between the raised hairs. In order to obtain such rigidity, fibers having a single fiber length of 5 to 10 mm and a thickness of 23 to 200 dtex are preferably used. The fibrous dust scraped off is also held in the scraping part, but is held in the high holding part having a high ability to hold the dust. In particular, in the case of fibrous dust that is finer than hair, such as cotton dust, the contribution of the high holding part is greater with respect to the holding after scraping. Thus, the fibrous dust is effectively removed from between the raised portions of the surface to be cleaned, and the removed dust is held on the cleaning sheet. Since the scraping portion is mainly composed of fibers constituting the air laid nonwoven fabric, the fibers in the cleaning sheet 10 of the present embodiment are more in comparison with the composite nonwoven fabric described in JP-A-2000-110057 described above. The rigidity is low, and the risk of damaging the raised hair is even smaller. Moreover, when the cleaning sheet 10 of the present invention is attached to the head portion at the end of a long handle, it can be easily cleaned with a small force in a standing posture. In the present invention, the airlaid nonwoven fabric has two meanings. One is a surface portion that directly contributes to the scraping function in the first sheet 11 constituting the scraping portion, and means a portion formed by the airlaid manufacturing method. The other means the entire first sheet 11 including the surface portion. In the following description, the portion of the surface formed by the airlaid manufacturing method in the scraping portion is referred to as “surface airlaid”, and the entire first sheet 11 including the surface airlaid is referred to as “airlaid nonwoven fabric”.
[0013]
The 1st sheet | seat 11 which comprises a scraping part has as many as possible the fiber which can approach between the raising of the to-be-cleaned surface on the surface as mentioned above, and has mainly the fiber which comprises a surface airlaid. In general, the airlaid manufacturing method forms a web by the airlaid method in which the constituent fibers are defibrated and transported on a flow of air, passed through a screen having a wire mesh or pores, and dropped and deposited on a wire mesh, The intersection of the fibers on the web is bonded by a predetermined means such as heat fusion or heat bonding. Alternatively, it is also possible to form an airlaid nonwoven fabric by adding a binder component other than the fibers constituting the airlaid nonwoven fabric before and after the formation of the web and causing adhesion to this by heating, etc., and bonding and bonding the fibers together. . In general, in the airlaid manufacturing method, due to the manufacturing method, there are innumerable tip portions of the constituent fibers on the surface and in the vicinity thereof. By using this for at least the surface portion of the first sheet 11, The fibers enter between the raised portions of the surface to be cleaned, and dust can be scraped out from between the raised portions. In general, air-laid nonwoven fabric has its constituent fibers dispersed three-dimensionally in a random state, so that there is no anisotropy in the direction of cleaning, and a narrow portion can be easily cleaned.
[0014]
In particular, the surface airlaid is composed of fibers having a fineness of 23 to 200 dtex, particularly 32 to 150 dtex, so that the raised dust is not damaged and the frictional force at the time of cleaning is not excessively increased. It is preferable because sufficient rigidity can be imparted to the constituent fibers to scrape off the fiber.
[0015]
The constituent fibers of the surface air laid have a fiber length of 1 to 15 mm, particularly 2 to 10 mm, and the tip of the constituent fibers can exist innumerably at least on the surface portion of the cleaning sheet 10. This is preferable from the viewpoint that the constituent fibers are prevented from falling off and the web can be easily formed.
[0016]
The constituent fibers of the surface airlaid may or may not be crimped. When crimped, any of two-dimensional crimped fibers such as zigzag type and three-dimensional (three-dimensional) crimped fibers such as spiral type and ohmic type can be used.
[0017]
The constituent fibers of the surface airlaid are, for example, polypropylene resin, polyethylene, polyolefin resin such as crystalline propylene copolymer composed of propylene and α-olefin; polyamide resin; polyethylene terephthalate, polybutylene terephthalate, diol and terephthalic acid / isophthalic acid Polymerized polyester resin such as low melting point polyester and polyester elastomer; thermoplastic resin such as fluororesin. The constituent fiber of the surface airlaid may be a single component fiber composed of these resins, or a composite fiber composed of an appropriate combination of these resins, for example, a parallel type, a sheath core type, an eccentric sheath core type, three It may be a composite fiber having a structure in which at least part of the fiber surface is formed by a low melting point resin, such as a multi-layer type having more than one layer, a hollow parallel type, a middle sheath core type, a deformed sheath core type, and a sea island type. These fibers can be further mixed with rayon, pulp or the like, or the surface airlaid can be formed by using rayon, pulp or the like alone.
[0018]
The airlaid nonwoven fabric has a basis weight of 10 to 500 g / m.2, Especially 20-200 g / m2It is preferable that Basis weight is 500 g / m2If it is too high, the cost of the sheet itself becomes high and unsuitable for high-speed production, so it is not suitable for the use of disposable products. Basis weight is 10g / m2If it is less than the above, it is difficult to make the nonwoven fabric itself, and it may be difficult to scrape dust from between the raised hairs.
[0019]
The basis weight of the surface airlaid when the airlaid nonwoven fabric (that is, the first sheet 11) is formed of a composite of the surface airlaid and another sheet is determined by the strength of the composite sheet. For example, when a strong sheet exists in the composite, even if the basis weight of the surface airlaid is lowered, the surface airlaid portion can be prevented from collapsing. On the other hand, when the sheet is not present, or when the sheet is present but the strength is extremely low, it is preferable to increase the basis weight of the surface airlaid to prevent the surface airlaid portion from collapsing.
[0020]
The air laid nonwoven fabric preferably has a thickness of 0.2 to 5 mm, particularly 0.4 to 5 mm, and particularly 0.5 to 3.5 mm. If the thickness exceeds 5 mm, the flexibility of the sheet becomes low, and joining with other sheets becomes difficult, which may not be suitable for high-speed production. If the thickness is less than 0.4 mm, the collection performance of the cleaning sheet may deteriorate.
[0021]
As described above, as the surface airlaid constituting the scraping portion in the cleaning sheet 10, it is preferable that all the fibers are in the above-mentioned range. However, from the viewpoint of manufacturing etc., it is possible to mix fibers that do not directly contribute to cleaning of a raised surface having a fineness of about 1 to 11 dtex and a fiber length of about 1 to 15 mm, especially about 20% by weight or less. is there.
[0022]
As the 2nd sheet | seat 12 in the sheet | seat 10 for cleaning shown in FIG. 1, what has the performance which can hold | maintain the fibrous dust scraped off by the scraping part with a certain mechanism is used. Examples of the holding mechanism for the fibrous dust include (1) a holding mechanism based on physical entanglement with the fibers constituting the sheet, and (2) a holding mechanism based on adhesion or adhesion with a viscous substance such as an adhesive. When the holding mechanism (1) is used, it is preferable to use, for example, a spunlace nonwoven fabric, which is a nonwoven fabric in which a sheet is formed by physical entanglement between fibers, as the second sheet 12. Moreover, you may use the air through nonwoven fabric by which the binding state of the fiber was controlled. Furthermore, a spunbond nonwoven fabric in which the number of fibers that can contribute to physical entanglement is large and each fiber is composed of thin split fibers may be used. When the holding mechanism (2) is used, it is preferable to use an adhesive sheet in which an adhesive such as a hot melt adhesive is applied to the surface of a sheet material such as a nonwoven fabric as the second sheet 12.
[0023]
The first sheet 11 is disposed on the second sheet 12, and the scraping unit configured by the first sheet 11 and the high holding unit configured by the second sheet 12 are configured to clean the cleaning sheet 10. It will be regularly arranged in the plane. Of course, the scraping part and the high holding part may be arranged irregularly by changing the arrangement interval of the first sheets 11 and the shape of each first sheet 11. By having the cleaning sheet 10 having such a configuration, not only fibrous dust but also various other types of dust can be collected.
[0024]
From the point of further improving the dust scraping ability and the dust collecting ability, the scraping portion of the cleaning sheet 10 mainly comes into contact with the surface to be cleaned during cleaning, and the surface to be cleaned of the high holding portion. The contact with is preferably smaller than the contact with the surface to be cleaned of the scraping part. In order to adjust the degree of contact of the scraping unit and the high holding unit with the surface to be cleaned in this way, for example, between the upper surface of the scraping unit and the upper surface of the high holding unit, What is necessary is just to provide the level | step difference of predetermined height which becomes high. Specifically, the thickness of the first sheet 11 constituting the scraping portion may be made relatively thick. For example, by setting the thickness of the first sheet 11 to 0.2 to 5 mm, particularly 0.4 to 5 mm, especially 0.5 to 3.5 mm, the upper surface 11a of the first sheet 11 and the second sheet 12 are set. The level | step difference is provided between the upper surface 12a of this, and the grade of the contact to the to-be-cleaned surface of a scraping part can fully be enlarged. In addition, as shown in FIG. 1, the first sheet 11 that functions as a scraping unit is bonded to the second sheet 12 that functions as a high holding unit, or the second sheet 12 that constitutes the high holding unit. And means for reducing the contact area (exposed area).
[0025]
Next, the present inventiononeThe embodiment will be described with reference to FIG. For this embodiment,Cleaning sheet shown in FIG.Only the points that are different fromCleaning sheet shown in FIG.The description detailed above is applied as appropriate. In FIG. 2, the same members as those in FIG.
[0026]
Shown in Figure 2FruitThe cleaning sheet 10 in the embodiment isCleaning sheet shown in FIG.Similarly, a plurality of strip-shaped first sheets 11 functioning as scraping portions are arranged on the second sheet 12 functioning as a high holding portion. In addition to the scraping portion and the high holding portion, the cleaning sheet 10 further includes a smooth portion 13 that does not directly contribute to cleaning made of a sheet material, and the portion 13 and the scraping portion and the high holding portion are for cleaning. It is regularly arranged in the cleaning surface of the sheet 10. The smooth portion 13 is a portion that reduces the friction with respect to the surface to be cleaned when the cleaning sheet 10 is used (also referred to as a friction reducing portion).
[0027]
The smooth portion 13 is preferably arranged at the end of the scraping portion located on the outermost side in the cleaning region C of the cleaning sheet 10, and in particular, the outermost side in the cleaning direction of the cleaning sheet 10. It is preferable that it is arranged at the end portion of the scraping portion located at. In the present embodiment, since the short direction of the first sheet 11 (the direction indicated by the arrow A in the figure) is the cleaning direction, the friction reducing portion 13 is composed of the three strip-shaped first sheets 11. It is distribute | arranged on the sheet | seat of the both ends along the longitudinal direction of this sheet | seat. Further, the smooth portion 13 does not cover the entire first sheet 11 at both ends, but covers only the outer region of the first sheet 11. Further, the smooth portion 13 extends from the long side of the first sheet 11 and covers the second sheet 12. The sheet material constituting the smooth portion 13 is, for example, the first sheet 11 and the second sheet by a predetermined joining means such as heat fusion, adhesion with a hot melt adhesive, sticking with a double-sided tape, lacing with a sewing machine or the like. The sheet 12 is joined and fixed. The shape and size of the smooth portion 13 can be changed as appropriate according to the thickness and smoothness of the material constituting the smooth portion 13 and the types of the first and second sheets. For example, if the cleaning area C of the cleaning sheet is to be increased, the area of the smooth portion 13 is reduced and the effect of reducing frictional resistance is reduced. Conversely, if the area of the smooth portion 13 is increased in order to reduce the frictional resistance, the cleaning region C is naturally reduced.
[0028]
The sheet material constituting the smooth portion 13 may be smooth enough to sufficiently reduce the frictional force during cleaning, and examples of the sheet material include a plastic film material. In addition, the film material or the like may be subjected to non-smooth processing such as embossing as long as the frictional force during cleaning can be sufficiently reduced. Moreover, you may reinforce with a nonwoven fabric or another film material.
[0029]
Specifically, a film material generally used as a packaging material can be preferably used. For example, the film material comprised from thermoplastic resins, such as polyolefin, polyester, polyamide, is mentioned. A metal thin film such as an aluminum foil can also be used. Furthermore, a laminate of a film material made of a thermoplastic resin and a metal thin film can also be used. Among these, particularly preferable are those whose surface (surface facing the surface to be cleaned) is subjected to a treatment for reducing frictional resistance such as silicone coating. The thickness of the sheet material constituting the smooth portion 13 is 2 μm to 2 mm, particularly 5 μm to 100 μm, although it depends on the types of the first and second sheets. From the viewpoint of reducing frictional resistance.
[0030]
For joining the sheet material constituting the smooth portion 13 to the first sheet 11 and the second sheet 12, adhesion by a sticky substance such as hot melt, heat fusion, or the like is used.
[0031]
Since the cleaning sheet 10 of this embodiment has a small coefficient of friction with the raised surface during cleaning, if this is attached to the head portion 2 of the cleaning tool body 1 as shown in FIG. 3, it is small in a standing posture. The brushed surface can be cleaned with force. A cleaning tool body 1 shown in FIG. 3 includes a flat head portion 2 having a flat surface on the lower surface on which a cleaning sheet 10 can be mounted, and a universal joint 3 provided on the upper surface of the head portion 2. It is composed of a rod-shaped handle 4 connected to the head portion 2. The cleaning sheet 10 is fixed by a plurality of flexible pieces 5 which are provided on the upper surface of the head portion 2 and form radial slits. The cleaning sheet 10 is preferably used by being mounted on the flat surface of the cleaning tool body 1 such that the smooth portion 13 faces the surface to be cleaned.
[0032]
next,Of the present inventionAnother embodiment will be described. The cleaning sheet of the present inventionOriginal cleaning sheet shown in FIG.By attaching 10 to the cleaning tool 20 shown in FIG. 4, the frictional force at the time of cleaning is further reduced, and the raised surface can be cleaned more easily in a standing posture. The cleaning tool 20 shown in FIG. 4 is detachably attached to the head part 2 with a predetermined shape and the cleaning tool body 1 shown in FIG. 2 with one surface facing the flat surface of the head part 2 of the cleaning tool body 1. And a mounting sheet 7 having openings 6 and 6. The surface facing at least the surface to be cleaned in the mounting sheet 7 is made of a smooth sheet material such as a plastic film. The opening 6 in the mounting sheet 7 is rectangular, and the same size is provided in two places. As the sheet material constituting the mounting sheet 7, the same material as the sheet material constituting the smooth portion 13 in the second embodiment can be used.
[0033]
The size of the opening 6 is not particularly limited as long as a part of the cleaning sheet 10 is exposed. However, the size of the opening 6 is the sum of the two openings 6 and 6 in the direction parallel to the longitudinal direction of the head 6. The length is preferably 5 to 95%, particularly 40 to 80% of the length of the head portion 6 in the longitudinal direction. With respect to the direction parallel to the short direction of the head part 6, the length of the opening 6 is preferably 5 to 95%, particularly 50 to 90% of the length of the head part 6 in the short direction.
[0034]
For the purpose of preventing the displacement of the cleaning sheet 10 during cleaning or for the purpose of reinforcing the mounting sheet 7, the mounting sheet 7 is used as the mounting sheet 7 on the surface facing the cleaning sheet 10. A sheet other than a sheet-like material such as a smooth film, for example, a nonwoven fabric such as a spunlace nonwoven fabric may be bonded together. In this case, the thickness of the region facing the surface to be cleaned in the mounting sheet 7 varies depending on the type of the cleaning sheet 10 and the like, but is preferably 5 μm to 5 mm, particularly preferably 5 μm to 500 μm. The thickness of the region other than the region is not particularly limited as long as it does not interfere with the mounting.
[0035]
In the cleaning tool 20 shown in FIG. 4, the cleaning sheet 10 is sandwiched between the flat surface and the mounting sheet 7, and the first sheet 11 and the opening sheet 6 are opened from the openings 6 and 6 of the mounting sheet 7. The second sheet 12, that is, the scraping part and the high holding part are exposed, and is used for cleaning the raised surface. By setting the cleaning sheet 10 in such a use state, the cleaning tool 20 is easily slipped on the raised surface due to the smoothness of the mounting sheet 7, and the frictional force during cleaning is further reduced.
[0036]
The embodiment shown in FIG.FIG. 2 shows an embodiment of the present invention.An example applied to a cleaning sheet is shown in FIG. The cleaning sheet 10 shown in FIG.As shown in FIG.It is a modification of the cleaning sheet of the embodiment, orAs shown in FIG.It can also be said that the cleaning sheet and the mounting sheet 7 described above are integrated.
[0037]
Specifically, in the cleaning sheet 10 shown in FIG.As shown in FIG.This corresponds to a smooth portion (that is, a friction reducing portion) 13 that does not directly contribute to cleaning in the cleaning sheet of the embodiment. As a result, in the cleaning sheet 10 shown in FIG. 5, the scraping part made of the first sheet 10, the high holding part made of the second sheet 12, and the smooth part 13 made of the mounting sheet 7, The cleaning sheet 10 is regularly arranged within the cleaning surface.
[0038]
The cleaning sheet of the present invention is particularly preferably used for cleaning a raised surface (for example, a surface raised in a loop shape) of a carpet, a carpet, a sofa, an automobile seat, etc., but other types of cleaning surfaces, for example, flooring, etc. You may apply suitably to this flat surface.
[0039]
The present invention is not limited to the embodiment. For example, in the cleaning sheets shown in FIGS. 1, 2, and 5, the first sheet 11 constituting the scraping portion is integrally formed on the second sheet 12 constituting the high holding portion. Also good. For example, the air laid nonwoven fabric may be partially and integrally formed on the spunlace nonwoven fabric constituting the high holding portion, and the air laid nonwoven fabric portion may be used as a scraping portion.
[0040]
In the above embodiment, a step is provided between the upper surface 11a of the first sheet 11 and the upper surface 12a of the second sheet 12, but instead, the upper surface of the first sheet 11 and the second sheet The upper surface of the sheet 12 may be positioned substantially on the same plane.
[0041]
In addition, the arrangement pattern of the scraping portion and the high holding portion is not limited to that shown in FIGS. 1, 2, and 5, and various patterns may be used depending on the specific use and usage of the cleaning sheet of the present invention. Can be used. The same applies to the smooth portion.
[0042]
Alternatively, the first sheet 11 having a strip shape, the second sheet 12 having the same strip shape, and a third sheet having a size larger than these sheets may be attached to form the cleaning sheet of the present invention. In this case, the joining method of each sheet is the same as that described above. Alternatively, a plurality of strip-shaped adhesive sheets may be used as the third sheet, and the strip-shaped first sheet 11 and the strip-shaped second sheet 12 may be joined by the adhesive sheet to form a single sheet. . Furthermore, as the third sheet, a sheet material constituting the friction reducing portion 13 described above can be used.
[0043]
Further, the cleaning sheet of the present invention can be impregnated with various cleaning agents or added by spraying or the like for the purpose of deodorizing the brushed surface, disinfecting, enhancing the cleaning effect, and the like. It is also effective to clean using the cleaning sheet of the present invention while spraying a cleaning agent or the like on the surface to be cleaned.
[0044]
Further, the cleaning sheet of the present invention is not only used by being mounted on the cleaning tool 20 or the cleaning tool main body 1 shown in FIGS. 3 and 4, but also a handy type cleaning tool, for example, an You may mount | wear with the cleaning tool etc. which are shown by FIG. 2 of 9-299307 gazette.
[0045]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples. However, the present invention is not limited to these examples.
[0046]
[referenceExample 1)
A core-sheath type composite fiber having a fiber length of 5 mm and a fineness of 6 denier (6.7 dtex), whose core is made of polypropylene and whose sheath is made of polyethylene, has a basis weight of 40 g / m by the air lay method.2The first web was formed. On this web, a core-sheath composite fiber having a fiber length of 5 mm and a fineness of 72 dtex (65 denier) made of polypropylene and a sheath of polyethylene is used as a raw material, and the basis weight is 80 g / m by the air array method.2Next, these constituent fibers were thermally fused by spraying hot air, and a basis weight of 120 g / m.2Airlaid nonwoven fabric was obtained.
[0047]
The airlaid nonwoven fabric obtained was cut into 260 mm in the width direction of the original fabric and 25 mm in the length direction to obtain two first strip-shaped sheets. The sheet was cut to 260 mm in the width direction and 20 mm in the length direction to obtain one second strip-shaped sheet. The thickness of the 1st and 2nd strip-shaped sheet | seat was 3.3 mm.
Separately, a floor quickle dry sheet (trade name, spun lace nonwoven fabric) manufactured by Kao Corporation was cut into 260 mm × 100 mm. Along the long side of the dry sheet, the first strip-like sheet is arranged so that the long side thereof coincides with the long side direction of the dry sheet, and both sheets are placed on a commercially available double-sided adhesive tape [NITTO No. 500 manufactured by Nitto Denko Corporation]. Further, the second strip-shaped sheet is disposed at a position of 40 mm to 60 mm inward from the long side of the dry sheet inward in the short side direction so that the long side thereof coincides with the long side direction of the dry sheet. Was fixed with the double-sided adhesive tape. The 1st and 2nd strip-shaped sheet | seat was fixed to the said dry sheet | seat so that the 2nd web side might face outward. The cleaning sheet thus obtained was of the type shown in FIG. 1, and the fixed surface side of the strip-shaped sheet was used as the cleaning surface.
[0048]
[referenceExample 2)
referenceInstead of the airlaid nonwoven fabric of Example 1, an airlaid nonwoven fabric (basis weight of 70 g / m) comprising a core-sheath type composite fiber having a fiber length of 5 mm and a fineness of 35 dtex (32 denier) having a core of polypropylene and a sheath of polyethylene.2)referenceA cleaning sheet of the type shown in FIG. 1 was obtained in the same manner as in Example 1.
[0049]
[Comparative Example 1]
Using a core-sheath type composite fiber having a fiber length of 5 mm and a fineness of 20 dtex (18 denier) made of polypropylene as the core and polyethylene as the raw material, the basis weight is 70 g / m by the air lay method.2The web was formed. Subsequently, these constituent fibers were thermally fused by blowing hot air to obtain an airlaid nonwoven fabric. This was cut into an original fabric length direction of about 100 mm and a width direction of about 260 mm and used as a cleaning sheet.
[0050]
[Comparative Example 2]
Cotton blended with a fiber length of 51 mm made of polyethylene terephthalate and 50% by weight of a fiber having a fineness of 1.7 dtex (1.5 denier) and a fiber length of 51 mm made of rayon and a fiber having a fineness of 1.7 dtex (1.5 denier) And a basis weight of 30 g / m using a semi-random card machine2I got the card web. This is the first web.
[0051]
As the second fiber web, a heat-shrinkable fiber having a fiber length of 51 mm made of an ethylene-propylene random copolymer and a fineness of 2.2 dtex (2.0 denier), a fiber length of 51 mm made of rayon, a fineness of 1 .7 dtex (1.5 denier) fiber 50% by weight blended using a semi-random card machine, basis weight 15g / m2I got the card web. This is the second web.
[0052]
On the first web, a net-like structure made of a polypropylene net in which linear bodies having a wire diameter of 0.2 mm are arranged in a grid at intervals of 0.95 mm on one side is overlaid, and further on the second web. Repeated. Using a nozzle in which orifices with a hole diameter of 0.1 mm are provided at intervals of 0.6 mm, a columnar water flow with a water pressure of 2 MPa is sprayed twice toward the first web, and the polypropylene net and the constituent fibers of both webs are entangled. To obtain a spunlace nonwoven fabric. The heat-shrinkable fibers in the spunlace nonwoven fabric were shrunk under conditions of a heat treatment temperature of 135 ° C. and an overfeed rate of 140%. As a result, wrinkles were formed on the first web side, and the polypropylene net hardly shrunk, and protrusions protruding in the thickness direction of the nonwoven fabric (both web sides) were formed. This was cut into about 260 mm in the length direction of the original fabric and about 100 mm in the width direction. The 1st web side in this nonwoven fabric was used as a cleaning surface.
[0053]
〔Example1]
90% of ultra-thick core-sheath type composite fiber having a fiber length of 5 mm and a fineness of 72 dtex (65 denier) with a core of polypropylene and a sheath of polyethylene, and a fiber length of 5 mm with a core of polypropylene and a sheath of polyethylene and a fineness of 1.7 dtex (1 .5 denier) containing 10% core-sheath type composite fiber, basis weight 50g / m2The web is laminated on a spunbonded nonwoven fabric by the air lay method, and then the constituent fibers of the web and the constituent fibers and the spunbonded nonwoven fabric are heat-sealed by blowing hot air, and the basis weight is 70 g / m.2Airlaid nonwoven fabric was obtained. The spunbonded nonwoven fabric has a basis weight of 20 g / m using a core-sheath type composite fiber whose core is polypropylene and whose sheath is polyethylene.2It was a thing.
[0054]
The airlaid nonwoven fabric obtained was cut into 260 mm in the width direction of the original fabric and 25 mm in the length direction to obtain two first strip-shaped sheets. The sheet was cut to 260 mm in the width direction and 20 mm in the length direction to obtain one second strip-shaped sheet. The thickness of the 1st and 2nd strip-shaped sheet | seat was 1.2 mm.
[0055]
Separately, a floor quickle dry sheet (trade name, spunlace nonwoven fabric) of about 205 mm × about 260 mm manufactured by Kao Corporation was prepared. Two sheets of the first strip-shaped sheet obtained by the above-described method and one sheet of the second strip-shaped sheet were attached to one surface of the dry sheet. The pasting position is as follows. A rectangular area (100 mm × 260 mm) separated from the center of the dry sheet in the long side direction by 50 mm from the center in the short side direction is defined as a center portion, and positions of 0 to 25 mm and 75 to 100 mm from one long side of the center portion. The first strip-shaped sheet and the second strip-shaped sheet at a position of 40 to 60 mm were pasted in a state where the surface of the very thick fiber faces outward. The same thing as the commercially available double-sided adhesive tape used in Examples 1 and 2 was used for pasting.
[0056]
A polypropylene film having a size of about 150 mm × about 260 mm and a thickness of about 60 μm was prepared. This film was provided with an opening similar to the mounting sheet used in the evaluation of the hair collection performance described later.
[0057]
On the bonding surface of the strip-shaped sheet in the dry sheet, at a position 50 mm to 65 mm away from the center in the lateral direction of the cleaning surface in the long side direction, and at a position 10 mm inside from each end in the longitudinal direction, A paper double-sided adhesive tape was affixed, and the film was further affixed thereon. At the time of bonding, the center line in the short direction of the dry sheet was matched with the center line in the short direction of the film. Further, the slippery surface of the film was opposed to the strip-shaped sheet. The cleaning sheet thus obtained was of the type shown in FIG.
[0058]
[Performance evaluation]
ExampleReference examplesFor the cleaning sheets of Comparative Examples, the hair collection performance and the cotton dust collection performance were evaluated by the following methods. The results are shown in Table 1.
[0059]
[Evaluation of hair collection performance]
Each cleaning sheet was attached to a cleaning tool (a quick wiper manufactured by Kao Corporation) shown in FIG. The head portion in this cleaning tool had a mounting surface size of about 100 mm × 260 mm and was formed with relatively small irregularities.
[0060]
In the cleaning sheets of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2, the mounting sheets described below were used for mounting. In Example 3, the mounting sheet was not used.
[0061]
(1)Manufacture of mounting sheets
The mounting sheet was manufactured by the following method. First, a polyethylene terephthalate (PET) film having a thickness of about 30 μm and a spunlace nonwoven fabric (floor quickle dry sheet manufactured by Kao Corporation) were bonded together using a commercially available paper double-sided adhesive tape. The PET film had a size of about 150 mm × about 260 mm, and the spunlace nonwoven fabric had a size of about 210 mm × about 260 mm. The two films were bonded to each other so that their centers coincided. In the PET film, the release agent used for the release treatment of the pressure-sensitive adhesive was applied to the surface opposite to the surface bonded to the spunlace nonwoven fabric.
[0062]
Next, four openings having a size of 47.5 mm (length along the longitudinal direction of the head portion) × 80 mm (length along the width direction of the head portion) were provided in the bonded sheet. The four openings were arranged along the longitudinal direction of the head part. The distances between the three openings were 10 mm, 30 mm, and 10 mm, respectively, and the distances from the ends along the longitudinal direction of the head portion to the openings located at both ends were all 10 mm. Moreover, the distance from each edge part along the width direction of a head part to an opening part was 35 mm, respectively. In this way, a mounting sheet was obtained.
[0063]
(2)Measurement of the number of collected hair
A commercial cut pile carpet (Mariposa, manufactured by Suminoe) made of 100% polyester was used as the surface to be cleaned. Ten hairs having a length of about 100 mm were sprayed on an area of about 500 mm in width and about 800 mm in length on the carpet, and a cleaning tool with each cleaning sheet was reciprocated four times in the spraying area. While keeping the hair collected on the cleaning sheet as it is, spraying the hair and cleaning with a cleaning tool is repeated three more times, and the number of hairs finally collected on the cleaning sheet is collected in the cleaning sheet. Performance (the total amount of scattered hair is 40).
[0064]
[Cotton collection performance]
As a surface to be cleaned, a commercially available cut pile carpet (trade name; manufactured by Sun Harmony, Sangetsu) made of 85% acrylic and 15% nylon was used. On the carpet, an area of about 500 mm wide × about 1 m long was sprayed with 0.5 g of a commercial acrylic 100% wool yarn cut to 1 to 3 mm. Using the cleaning sheet mounted on the cleaning tool, the yarn was reciprocated 30 times in the yarn dispersion area. The cleaning sheet was removed from the cleaning tool and its weight was measured. From the measured weight, the weight of the cleaning sheet measured in advance before being attached to the cleaning tool was subtracted, and the value was defined as the amount of collected cotton dust (g). The amount collected was divided by the amount applied, that is, 0.5 g, and expressed as a percentage. The collection rate (%) was set as [collection rate (%) = collected amount (g) /0.5 g × 100]. . In addition, the presence or absence of pills on the carpet surface after the measurement was visually observed. The evaluation criteria were as follows: ◎: No occurrence, ○: Sign of occurrence, △: Little occurrence, ×: Many occurrence.
[0065]
[Table 1]
Figure 0003628606
[0066]
As is apparent from the results shown in Table 1, the examples1The cleaning sheet in the present invention (product of the present invention) exhibits high performance for removing hair from the raised surface. Moreover, it turns out that practically sufficient performance is shown also in the collection property of cotton dust. On the other hand, in the comparative example, neither performance is sufficient. From this, the scraping part with surface airlaid,High holding partAnd friction reduction partsIt can be seen that the cleaning sheet according to the present invention has a sufficient effect even in actual use.
[0067]
【The invention's effect】
The cleaning sheet of the present invention is excellent in cleanability of fibrous dust such as hair and cotton dust entangled on a raised surface of a carpet or the like.
Moreover, the cleaning sheet of the present invention is excellent in cleanability without damaging the raised surface.
Furthermore, the cleaning sheet of the present invention can easily clean the raised surface even in a standing posture.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a cleaning sheet according to the present invention.Original cleaning sheetFIG.
FIG. 2 shows the cleaning sheet of the present invention.oneIt is a perspective view (figure 1 equivalent figure) showing an embodiment.
FIG. 3 is a view showing one usage pattern of the cleaning sheet shown in FIG. 2;
FIG. 4 is a view showing one usage pattern of the cleaning sheet shown in FIG. 1;
FIG. 5 is a perspective view (corresponding to FIG. 1) showing another embodiment of the cleaning sheet of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Cleaning tool body
2 Head
3 Universal joint
4 patterns
5 pieces
6 opening
7 Seat for wearing
10 Cleaning sheet
11 First sheet
12 Second sheet
13 Friction reduction part
20 Cleaning tools

Claims (3)

起毛した被清掃面の起毛間に進入可能な繊維を表面に無数有し、該繊維が、エアレイド不織布を構成する繊維を主体とし且つ前記起毛間に存する繊維状のダストを掻き取りうる掻き取り部と、掻き取られた前記繊維状のダストを保持し得る高保持部とを具備し、清掃に直接寄与しない滑らかな部位を更に有し、該部位並びに、前記掻き取り部及び前記高保持部が前記シートの清掃面内に規則的又は不規則に配置されている清掃用シート。A scraping portion that has innumerable fibers that can enter between raised brushes on the surface to be cleaned, the fibers mainly comprising fibers constituting an airlaid nonwoven fabric, and can scrape fibrous dust existing between the raised brushes. And a high holding part capable of holding the scraped fibrous dust, and further having a smooth part that does not directly contribute to cleaning, the part, the scraping part, and the high holding part. A cleaning sheet arranged regularly or irregularly within the cleaning surface of the sheet. 前記掻き取り部は、少なくともその表面部が、繊度23〜200dtexの繊維から構成されるエアレイド不織布からなる請求項1記載の清掃用シート。The cleaning sheet according to claim 1, wherein at least a surface portion of the scraping portion is made of an airlaid nonwoven fabric made of fibers having a fineness of 23 to 200 dtex. 前記高保持部は、前記繊維状のダストと物理的に絡み合うことにより該ダストを保持するか、又は粘性物質によって前記繊維状のダストを粘着又は接着することにより該ダストを保持するものである請求項1又は2記載の清掃用シート。The high holding part holds the dust by physically entangled with the fibrous dust, or holds the dust by sticking or adhering the fibrous dust with a viscous substance. Item 3. A cleaning sheet according to item 1 or 2 .
JP2000314336A 2000-10-13 2000-10-13 Cleaning sheet Expired - Fee Related JP3628606B2 (en)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000314336A JP3628606B2 (en) 2000-10-13 2000-10-13 Cleaning sheet
EP01123399.6A EP1212972B1 (en) 2000-10-13 2001-10-11 Cleaning sheet for cleaning a piled surface
US09/974,853 US7033965B2 (en) 2000-10-13 2001-10-12 Cleaning Sheet

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000314336A JP3628606B2 (en) 2000-10-13 2000-10-13 Cleaning sheet

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002119451A JP2002119451A (en) 2002-04-23
JP3628606B2 true JP3628606B2 (en) 2005-03-16

Family

ID=18793615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000314336A Expired - Fee Related JP3628606B2 (en) 2000-10-13 2000-10-13 Cleaning sheet

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3628606B2 (en)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007078741A1 (en) * 2005-12-21 2007-07-12 3M Innovative Properties Company Floor cleaning system

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100432951B1 (en) * 2002-03-04 2004-05-27 주식회사 실버크리너 cleaning cloth
US7386907B2 (en) 2002-12-27 2008-06-17 Kao Corporation Cleaning sheet
JP4562481B2 (en) * 2003-12-01 2010-10-13 ユニ・チャーム株式会社 Cleaning sheet
US7891898B2 (en) 2005-01-28 2011-02-22 S.C. Johnson & Son, Inc. Cleaning pad for wet, damp or dry cleaning
US7740412B2 (en) 2005-01-28 2010-06-22 S.C. Johnson & Son, Inc. Method of cleaning using a device with a liquid reservoir and replaceable non-woven pad
US7976235B2 (en) 2005-01-28 2011-07-12 S.C. Johnson & Son, Inc. Cleaning kit including duster and spray
US8893347B2 (en) 2007-02-06 2014-11-25 S.C. Johnson & Son, Inc. Cleaning or dusting pad with attachment member holder
JP5525179B2 (en) * 2008-04-28 2014-06-18 ダイワボウホールディングス株式会社 Nonwoven fabric, method for producing the same, and wiping material
JP6456104B2 (en) * 2014-11-07 2019-01-23 花王株式会社 Solid sheet and manufacturing method thereof
US9265396B1 (en) 2015-03-16 2016-02-23 Irobot Corporation Autonomous floor cleaning with removable pad
US9907449B2 (en) 2015-03-16 2018-03-06 Irobot Corporation Autonomous floor cleaning with a removable pad
JP6280099B2 (en) * 2015-12-24 2018-02-14 花王株式会社 Wet cleaning sheet
US11253128B2 (en) 2017-09-11 2022-02-22 The Procter & Gamble Company Cleaning article with differential pitch tow tufts
US11950737B2 (en) 2017-09-11 2024-04-09 The Procter & Gamble Company Cleaning article with irregularly spaced tow tufts
CN112044499A (en) * 2020-08-28 2020-12-08 天津黄庄稻香米业有限公司 Rice dust removal processing method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007078741A1 (en) * 2005-12-21 2007-07-12 3M Innovative Properties Company Floor cleaning system
US7757334B2 (en) 2005-12-21 2010-07-20 3M Innovative Properties Company Floor cleaning system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002119451A (en) 2002-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1212972B1 (en) Cleaning sheet for cleaning a piled surface
JP3628606B2 (en) Cleaning sheet
JP3630117B2 (en) Cleaning goods
JP6253238B2 (en) Cleaning sheet and manufacturing method thereof
EP0774229B1 (en) Disposable wipe-off article
JP3100578B2 (en) Cleaning article and method for manufacturing the same
JP2004531323A (en) Disposable cleaning sheet with multiple protrusions to remove debris from the surface
JPH11276402A (en) Cleaning mop
JPH05245090A (en) Cleaning product and manufacture thereof
JP4033645B2 (en) Cleaning sheet
JPH0614859A (en) Article for cleaning
JP3313786B2 (en) Wet cleaning sheet and method for manufacturing the same
JP3621376B2 (en) Dry cleaning sheet and manufacturing method thereof
JP2000034663A (en) Sheet for cleaning
JP3544108B2 (en) Cleaning sheet

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040729

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071217

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees