JP3624552B2

JP3624552B2 - Front bumper structure of automobile

Info

Publication number: JP3624552B2
Application number: JP16293496A
Authority: JP
Inventors: 伸之中山
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1996-06-24
Filing date: 1996-06-24
Publication date: 2005-03-02
Anticipated expiration: 2016-06-24
Also published as: JPH106889A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のフロントバンパー構造に関し、特にフロントバンパーがそのバンパー本体部から上方に一体に延設されてグリル枠部を形成する立柱部を有するものの技術分野に属する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、バンパーの取付構造として、例えば特開平３−６７７４６号公報に示されているように、略Ｕ字状のＦＲＰ部材を介してバンパーを車体に取付け、そのＦＲＰ部材によりバンパーの衝撃吸収を行うことが提案されている。
【０００３】
一方、近年、自動車のフロントバンパー前側の左右方向中央部に、例えば鉄製のコ字状グリルガードを設けるようにすることがあり、このグリルガードは自動車のデザインとしての役割が高くなりつつある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、デザイン的な観点からフロントバンパー自体をグリルガードのように見せるために、フロントバンパーに、そのバンパー本体部から上方に一体に延設されてグリル枠部を形成するコ字状部を設けることが考えられる。この場合、コ字状部は上下方向に延びる立柱部を有しているが、デザイン的な要求からその立柱部上部の位置をボンネット先端面に隙間なく合わせる等して、車体に対する立柱部上部の位置決めを確実に行う必要がある。
【０００５】
このため、立柱部上部を車体に取付固定して位置決めを行うことが考えられるが、その立柱部の強度及び剛性が低いと、立柱部が振動して異音が発生する等の問題がある。一方、立柱部の強度及び剛性を向上させると、立柱部に対する軽衝突の際、立柱部がその衝撃力を直接受けて変形し、復元しなくなるという問題がある。
【０００６】
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フロントバンパーに上記のような立柱部を設ける場合、上記提案例のように別部材を介在させてバンパーを車体に取付けるという考え方をさらに推し進めることによって、車体に対する立柱部上部の位置決めを確実に行いつつ、立柱部の強度及び剛性を高めた場合でも、立柱部に対する前突時にその衝撃吸収を行って立柱部の変形を防止することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明では、立柱部の上部を樹脂製のブラケットを介して車体に取付け、樹脂製ブラケットを、車体への取付部である基部から左右両端部に向かって前方に突出して平面視で略Ｖ字状をなすようにし、上記樹脂製ブラケットの左右両端部に、上記立柱部上部が取り付けられる立柱部取付部をそれぞれ形成するようにした。
【０００８】
具体的には、請求項１の発明では、バンパー本体部から上方に一体に延設され、グリル枠部を形成する立柱部を有するフロントバンパーと、上記立柱部の上部と車体との間に介設され、該立柱部上部を車体に対して取付ける樹脂製のブラケットとが備えられ、上記樹脂製ブラケットは、車体への取付部である基部から左右両端部に向かって前方に突出して平面視で略Ｖ字状をなしており、上記樹脂製ブラケットの左右両端部に、上記立柱部上部が取り付けられる立柱部取付部がそれぞれ形成されている自動車のフロントバンパー構造とする。
【０００９】
このことにより、立柱部の上部は樹脂製のブラケットを介して車体に取付固定されているので、立柱部の強度及び剛性を向上させたとしても、立柱部に対する前突時に樹脂製ブラケットによりその衝撃力を有効に吸収することができる。すなわち、樹脂製ブラケットは、基部が固定端とされ、立柱部取付部が自由端とされた片持ち梁の役目をし、自由端である立柱部取付部が変形し易くなる。この結果、立柱部に対する前突時の衝撃吸収性を向上させることができる。よって、車体に対する立柱部上部の位置決めを確実に行いつつ、立柱部に対する前突時に立柱部が変形するのを防止することができる。
【００１０】
請求項２の発明では、請求項１の発明において、バンパー本体部上方の立柱部は、車幅方向に所定間隔を空けて左右２箇所に形成され、上記左右の立柱部間に配設され、該立柱部を裏側から補強するグリル部材が備えられているものとする。
【００１１】
この発明により、立柱部近傍のグリル部材によってその立柱部を裏側から容易に補強することができる。よって、立柱部の強度及び剛性を簡単かつ確実に向上させることができる。
【００１２】
請求項３の発明では、請求項２の発明において、樹脂製ブラケットの立柱部取付部にグリル部材が共締めにより取付けられているものとする。
【００１３】
このようにすることで、立柱部を裏側から補強するグリル部材も樹脂製ブラケットを介して車体に取付けられる。よって、グリル部材の締結を簡略化することができると共に、立柱部に対する前突時の衝撃吸収性をより一層向上させることができる。
【００１４】
請求項４の発明では、請求項１〜３のいずれか１つの発明において、樹脂製ブラケットに、ヘッドランプを支持するランプブラケットが係止されており、上記樹脂製ブラケットは、上記ランプブラケットを介して車体に締結されているものとする。
【００１５】
このことにより、立柱部近傍のランプブラケットとその立柱部とが樹脂製ブラケットを介して互いに支持し合い、相互に補強される。よって、ランプブラケット及び立柱部の相互の支持性を向上させることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図２及び図３は、本発明の実施形態に係る自動車のフロントバンパー構造を示し、１は樹脂製のフロントバンパーであり、このバンパー１は、図４に示すように、車幅方向（左右方向）に延びる正面部２と該正面部２の左右両側より一体的に後方向に延びる左右側面部３，３とからなるバンパー本体部５と、このバンパー本体部５における正面部２の左右方向中央部に、このバンパー本体部５から上方に一体に延設され、グリル枠部を形成するコ字状部７とを備えている。このコ字状部７は、バンパー本体部５の上方でこれに略平行に左右方向に延びる上辺部７ａと、その上辺部７ａの左右両端部をバンパー本体部５とそれぞれ一体連結する上下方向に延びる左右２つの立柱部７ｂ，７ｂとからなり、これら上辺部７ａ及び各立柱部７ｂはグリル枠部を形成する。すなわち、バンパー本体部５における左右の立柱部７ｂ，７ｂの間の上側部分つまり中央上部５ａと上記コ字状部７との間の空間はグリル空間部９とされている。
【００１７】
上記コ字状部上辺部７ａ及びバンパー本体部５の中央上部５ａは、図１に二点鎖線で示すように、共に前方に凸状とされ、略水平状の上下部と円弧状の前部とからなる。
【００１８】
尚、バンパー本体部５における正面部２の左右両端下部には２つのフォグランプ用孔３８，３８が、また中央上部５ａの下側には、左右方向に長いダクト状長孔３９がそれぞれ開けられている。上記各フォグランプ用孔３８の後側（裏側）には、バンパー本体部５後面から後方向に延びて車体の各バンパー締結部４１に締結されるバンパーステイ４５，４５がそれぞれ一体的に取付固定されている。また、上記各フォグランプ用孔３８の上方に相当するバンパー本体部５の直ぐ上側には、図示しないが、左右のヘッドランプがそれぞれ配置されるようになっており、各ヘッドランプは、後述の如く、左右のランプブラケット３５，３５によりそれぞれ支持されている。
【００１９】
上記バンパー本体部５の中央上部５ａとコ字状部７との間のグリル空間部９には、樹脂製のグリル部材１１が配設されている。すなわち、このグリル部材１１は、車幅方向（左右方向）に所定間隔を空けて左右２箇所に形成した立柱部７ｂ，７ｂ間に配設されている。上記グリル部材１１は、図１及び図５〜図１１に示すように、左右方向に細長い形状であり、その中央部には、空気取入用の開口を有するようにメッシュ状のグリル部１２を備え、このグリル部１２の周囲形状は、上記グリル空間部９の正面形状と略同じになるようにされている。
【００２０】
上記グリル部材１１の上端部には、グリル部材長手方向つまり左右方向の略全体に亘って上記バンパー１のコ字状部上辺部７ａ内に位置してその上辺部７ａを補強する上方補強部としての縦断面コ字状部１３が一体成形されている。すなわち、この縦断面コ字状部１３は、前方に凸状とされた上記コ字状部上辺部７ａ内に位置するように前方に凸状のコ字状とされ、その上辺部７ａの上下部を内部で繋ぐリブの役目を果たすことで、バンパー１のコ字状部上辺部７ａが補強されるようになっている。尚、上記グリル部材１１における縦断面コ字状部１３の前方への突出量は、バンパー１のコ字状部上辺部７ａよりも小さく、縦断面コ字状部１３前部とコ字状部上辺部７ａ前部との間には隙間が設けられている。
【００２１】
一方、上記グリル部材１１の下端部には、そのグリル部材１１下方において前方に凸状とされた上記バンパー本体部５の中央上部５ａ内に位置してそのバンパー本体部５の中央上部５ａを補強する下方補強部としての３つのボックス部１４，１４，…が車幅方向（左右方向）に所定間隔を空けて一体成形されている。すなわち、この各ボックス部１４も、上記縦断面コ字状部１３と同様に、その縦断面形状が前方に凸状のコ字状とされ、バンパー本体部５の中央上部５ａにおける略水平状の上下部を内部で繋ぐリブの働きをすることで、バンパー本体部５の中央上部５ａが補強されるようになっている。尚、上記縦断面コ字状部１３と同様に、各ボックス部１４前部とバンパー本体部５の中央上部５ａ前部との間にも隙間が設けられている。
【００２２】
また、上記グリル部材１１の左右両端部は、バンパー１のコ字状部７における両立柱部７ｂ，７ｂの後方に位置して各立柱部７ｂをその後側（裏側）から補強するようになっている。
【００２３】
上記グリル部材１１の各ボックス部１４の下面には、バンパー本体部５の中央上部５ａにおける下部とボルト５０で締結するためのボルト挿通用孔１５がそれぞれ開けられている。上記グリル部１２の下端部には、バンパー本体部５における中央上部５ａの上部とねじ５１，５１，…で締結するための複数のねじ挿通用孔１６，１６，…が、またグリル部１２の上端部には、上記コ字状部上辺部７ａの下部とねじ５２，５２，…で締結するための複数のねじ挿通用孔１７，１７，…がそれぞれ形成されている。さらに、グリル部材１１の上端面における左右両端部及び中央部には、上記コ字状部上辺部７ａの上部とねじ５３，５３，…で締結するための３つのねじ締結用下穴１８，１８，…が形成されている。尚、この各ねじ締結用下穴１８の位置に対応した上記バンパー１のコ字状部上辺部７ａの上部には、３つのグリル部材締結用孔７ｃ，７ｃ，…が形成されている。
【００２４】
上記グリル部材１１の左右両端部であって、バンパー１のコ字状部上辺部７ａの左右両端部（左右の立柱部７ｂ，７ｂ上部）と車体の左右２つのブラケット締結部４２，４２との間には、バンパー左右方向中央に対して互いに対称形状の２つの樹脂製のブラケット２５，２５がそれぞれ介設されている。この各ブラケット２５の上面における左右両端部には、図１３に示すように、それぞれ立柱部取付部２６，２６が形成され、その各立柱部取付部２６にはねじ締結用下穴２６ａが形成されている。一方、上記グリル部材１１の上端面の左右両端部における上記両ねじ締結用下穴１８，１８の両側には、上記各ブラケット２５の各ねじ締結用下穴２６ａに対応してそれぞれ２つのブラケット締結用孔１９，１９が設けられ、また、上記バンパー１の左右の立柱部７ｂ，７ｂ上部にも、上記各ねじ締結用下穴２６ａに対応してそれぞれ２つのブラケット締結用孔７ｄ，７ｄが形成されている。そして、図１１に示すように、上記各ブラケット２５上面に、グリル部材１１の上端部の左右両端部とバンパー１の各立柱部７ｂ上部とがグリル部材１１を下側にしてそれぞれ２つのねじ５４，５４で共締めされて取付けられるようになっている。
【００２５】
上記各ブラケット２５の後面には、図１４にも示すように、上下２つの係止部２７，２７が後方に突設され、この各ブラケット２５の２つの係止部２７，２７にそのブラケット２５に近い側のヘッドランプを支持するランプブラケット３５が係止されるようになっている。すなわち、この各ランプブラケット３５はバンパー左右方向中央側がそれに近い側の各ブラケット２５後方まで延ばされており、各ブラケット２５の２つの係止部２７，２７に対応した位置に係合孔３５ａ，３５ａが設けられ、この各係合孔３５ａに各係止部２７がそれぞれ貫通状態で嵌められるようになっている。
【００２６】
また、各ブラケット２５後面の上記各係止部２７よりもバンパー左右方向中央側には上下２つの車体取付部２８，２８が後方に突出して形成され、この各車体取付部２８のボルト挿通用孔２８ａにボルト５５が挿通されて各ブラケット２５が上記ランプブラケット３５を介して車体の各ブラケット締結部４２に締結されるようになっている。そして、この各ブラケット２５の上部は上側の車体取付部２８を基部としてその基部から略Ｖ字状にそのブラケット２５の左右両端部の立柱部取付部２６，２６に向かって前方に突出するようにされ、各立柱部取付部２６がその前側から力を受けると後方に撓むことができるようになっている。このことで、バンパー１の各立柱部７ｂ上部とグリル部材１１とは、共に２つのブラケット２５を介して車体の各ブラケット締結部４２に取付けられることになるが、各立柱部７ｂに対する前突時に、各立柱部取付部２６が後方に撓むことにより、その衝撃力を吸収するようになっている。
【００２７】
上記各ブラケット２５前面の上部における左右両端部には、図１１及び図１２にも示すように、それぞれ２つの上側縦リブ２９，２９が前方に突設され、この各上側縦リブ２９は、その上部が前方に向かって下方に傾斜するテーパ面２９ａを有している。また、各ブラケット２５前面上部のバンパー左右方向中央と反対側であって、上記上側縦リブ２９の下方となる位置には、下側縦リブ３０と横リブ３１とが十字状に交差して形成されている。この下側縦リブ３０には、図９及び図１０にも示すように、その上下部が共に前方に向かってリブ上下方向中央側に傾斜するテーパ面３０ａ，３０ａが、また横リブ３１にはその左右部が共に前方に向かってリブ左右方向中央側に傾斜するテーパ面３１ａ，３１ａがそれぞれ設けられている。グリル部材１１後面の上記各ブラケット２５の下側縦リブ３０及び横リブ３１に対応した位置にはこれらのリブ３０，３１と略嵌合するように左右２つの凹陥部２０，２０が設けられている。
【００２８】
以上の構成からなる自動車のフロントバンパー構造において、そのフロントバンパー１を車体に取付けるには、先ず、各ブラケット２５の係止部２７，２７に各ランプブラケット３５を係合させた状態で、その各ランプブラケット３５を介して各ブラケット２５をその車体取付部２８，２８にて車体の各ブラケット締結部４２にそれぞれ締結しておく。一方、バンパー１にはそのグリル空間部９にバンパー１の後方からグリル部材１１を取付けておく。
【００２９】
続いて、グリル部材１１を取付けたバンパー１を、車体の各ブラケット締結部４２にそれぞれ締結した両ブラケット２５，２５に対してその前方から取付ける。このとき、各ブラケット２５前面の各上側縦リブ２９のテーパ面２９ａ及び下側縦リブ３０ａの各テーパ面３０ａがバンパー１の上下方向の位置決めを行なう。すなわち、グリル部材１１の上端後部が各上側縦リブ２９のテーパ面２９ａに沿って上方に誘い込まれてグリル部材１１と共にバンパー１の上下方向の位置決めがなされ、また、下側縦リブ３０の各テーパ面３０ａがグリル部材１１の各凹陥部２０に嵌合する際、グリル部材１１と共にバンパー１が上下いずれかの方向に誘い込まれて上下方向の位置決めがなされる。さらに、バンパー１の左右方向の位置決めも、上記上側及び下側縦リブ２９，３０と同様に、横リブ３１の各テーパ面３１ａによってなされる。このことで、このバンパー１をロボット等によって自動的に取付ける場合でも、バンパー１の位置合わせを容易かつ確実に行うことができる。
【００３０】
その後、各ブラケット２５の立柱部取付部２６，２６上面に、グリル部材１１の上端部における左右両端部とバンパー１の左右の立柱部７ｂ，７ｂ上部とをそれぞれ２つのねじ５４，５４で共締めし、バンパー１の各バンパーステイ４５にて車体の各バンパー締結部４１に締結することにより、バンパー１の車体への取付けが完了する。
【００３１】
したがって、上記実施形態では、フロントバンパー１のバンパー本体部５から上方に一体に延設され、グリル枠部を形成するコ字状部７における左右の立柱部７ｂ，７ｂ上部がそれぞれ樹脂製のブラケット２５，２５を介して車体の各ブラケット締結部４２に取付けられているので、グリル部材１１によって各立柱部７ｂやコ字状部上辺部７ａの強度及び剛性をその裏側から向上させたとしても、各立柱部７ｂや上辺部７ａに対する前突時に各ブラケット２５がその衝撃力を有効に吸収する。すなわち、各ブラケット２５が、その車体取付部２８である基部から左右両端部に向かって前方に突出して平面視で略Ｖ字状をなし、その各ブラケット２５の左右両端部に、立柱部取付部２６，２６がそれぞれ形成されているので、各ブラケット２５は、基部が固定端とされ、各立柱部取付部２６が自由端とされた片持ち梁としての働きをし、自由端である各立柱部取付部２６がその前側から力を受けて後方に変形し易くなる。よって、車体に対して各立柱部７ｂ上部延いてはコ字状部上辺部７ａ全体の位置決めを確実に行うことができると共に、各立柱部７ｂや上辺部７ａに対する前突時の衝撃吸収性を向上させることができ、各立柱部７ｂや上辺部７ａの変形を防止することができる。
【００３２】
さらに、各ブラケット２５の各立柱部取付部２６にグリル部材１１の上端部における左右両端部が各立柱部７ａ上部と共締めされて取付けられているので、各立柱部７ｂを裏側から補強するグリル部材１１も各ブラケット２５を介して車体の各ブラケット締結部４２に取付けられる。よって、グリル部材１１の締結の簡略化を図りつつ、各立柱部７ｂ及び上辺部７ａに対する前突時の衝撃吸収性をさらに向上させることができる。
【００３３】
また、各ブラケット２５の後面の係止部２７，２７に左右のヘッドランプを支持する各ランプブラケット３５がそれぞれ係止されているので、各立柱部７ｂ近傍の各ランプブラケット３５とその各立柱部７ｂとが各ブラケット２５を介して互いに支持し合い、相互に補強される。よって、各ランプブラケット２５及び各立柱部７ｂの相互の支持性を向上させることができる。
【００３４】
尚、上記実施形態では、コ字状部７における左右の立柱部７ｂ，７ｂ上部を樹脂製の各ブラケット２５を介して車体の各ブラケット締結部４２に取付けるようにしたが、コ字状部７ではなく上下方向に延びる立柱部のみを設ける場合でも、本発明を適用することができる。
【００３５】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１の発明によると、フロントバンパーのバンパー本体部から上方に一体に延設され、グリル枠部を形成する立柱部の上部と車体との間に介設され、その立柱部上部を車体に対して取付ける樹脂製のブラケットを備え、樹脂製ブラケットを、車体への取付部である基部から左右両端部に向かって前方に突出して平面視で略Ｖ字状をなすようにし、上記樹脂製ブラケットの左右両端部に、上記立柱部上部が取り付けられる立柱部取付部をそれぞれ形成するようにしたことにより、車体に対する立柱部上部の位置決めを確実に行いつつ、立柱部の強度及び剛性を向上させたとしても、立柱部に対する前突時における衝撃吸収性の向上を図ることができ、立柱部の変形の防止を図ることができる。
【００３６】
請求項２の発明によると、バンパー本体部上方の立柱部を、車幅方向に所定間隔を空けて左右２箇所に形成し、上記左右の立柱部間に配設され、該立柱部を裏側から補強するグリル部材を備えたことにより、立柱部の強度及び剛性の向上を簡単かつ確実に図ることができる。
【００３７】
請求項３の発明によると、樹脂製ブラケットの立柱部取付部にグリル部材を共締めにより取付けたことにより、グリル部材の締結の簡略化を図ることができ、立柱部に対する前突時の衝撃吸収性のさらなる向上を図ることができる。
【００３８】
請求項４の発明によると、樹脂製ブラケットに、ヘッドランプを支持するランプブラケットを係止し、樹脂製ブラケットを、そのランプブラケットを介して車体に締結したことにより、ランプブラケット及び立柱部の相互支持性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図７のＩ−Ｉ線断面図である。
【図２】本発明の実施形態に係るフロントバンパー構造の要部を示す正面図である。
【図３】フロントバンパー構造の要部を示す上面図である。
【図４】フロントバンパーを示す斜視図である。
【図５】グリル部材を示す斜視図である。
【図６】図７のVI−VI線断面図である。
【図７】グリル部材の要部を示す正面図である。
【図８】グリル部材の要部を示す上面図である。
【図９】図７のIX−IX線断面図である。
【図１０】図９のＸ−Ｘ線断面図である。
【図１１】図７のXI−XI線断面図である。
【図１２】ブラケットを示す正面図である。
【図１３】ブラケットを示す上面図である。
【図１４】図２のXIV −XIV 線断面図である。
【符号の説明】
１フロントバンパー
５バンパー本体部
７コ字状部
７ａコ字状部上辺部
７ｂ立柱部
９グリル空間部
１１グリル部材
１３縦断面コ字状部
１４ボックス部
２５ブラケット
２６立柱部取付部
２７係止部
２８車体取付部
３５ランプブラケット
４２ブラケット締結部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a front bumper structure of an automobile, and particularly relates to a technical field of a front bumper having a vertical pillar portion that integrally extends upward from a bumper main body portion to form a grill frame portion.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a bumper mounting structure, for example, as disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 3-67746, a bumper is mounted on a vehicle body via a substantially U-shaped FRP member, and the bumper is absorbed by the FRP member. It has been proposed.
[0003]
On the other hand, in recent years, for example, an iron-shaped grill guard made of iron, for example, is sometimes provided at the center in the left-right direction on the front side of a front bumper of an automobile, and the role of this grill guard is increasing.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in order to make the front bumper itself look like a grill guard from a design point of view, it is considered that the front bumper is provided with a U-shaped portion that integrally extends upward from the bumper main body portion to form a grill frame portion. It is done. In this case, the U-shaped part has a vertical pillar part extending in the vertical direction, but the upper part of the vertical pillar part with respect to the vehicle body is aligned by aligning the position of the upper part of the vertical pillar part with the bonnet tip surface without a gap from a design requirement. It is necessary to perform positioning reliably.
[0005]
For this reason, it is conceivable to perform positioning by attaching and fixing the upper portion of the upright portion to the vehicle body. However, when the strength and rigidity of the upright portion are low, there is a problem that the upright portion vibrates and noise is generated. On the other hand, when the strength and rigidity of the upright column portion are improved, there is a problem that in the case of a light collision with the upright column portion, the upright column portion is directly subjected to the impact force to be deformed and cannot be restored.
[0006]
The present invention has been made in view of such various points, and the object of the present invention is to provide a bumper to the vehicle body by interposing another member as in the above-mentioned proposed example when the above-described standing pillar portion is provided in the front bumper. By further promoting the concept of mounting, even when the vertical column part upper part is positioned with respect to the vehicle body, the vertical column part is deformed by absorbing the impact at the time of the front collision with the vertical column part, even if the strength and rigidity of the vertical column part are increased. Is to prevent.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the present invention, the upper portion of the upright column portion is attached to the vehicle body via the resin bracket, and the resin bracket is moved forward from the base portion, which is the attachment portion to the vehicle body, toward the left and right end portions. So as to form a substantially V shape in a plan view, and the vertical column mounting portions to which the vertical column upper portions are mounted are formed at the left and right ends of the resin bracket, respectively .
[0008]
Specifically, in the first aspect of the present invention, a front bumper having an upright column portion integrally extending upward from the bumper main body portion and forming a grill frame portion is interposed between the upper portion of the upright column portion and the vehicle body. And a resin bracket for attaching the upper portion of the upright column portion to the vehicle body . The resin bracket protrudes forward from the base portion, which is an attachment portion to the vehicle body, toward the left and right ends, and is substantially in plan view. The vehicle has a front bumper structure that is V-shaped and has vertical column attachment portions to which the upper portions of the vertical column portions are attached at the left and right ends of the resin bracket .
[0009]
As a result, the upper part of the upright column is attached and fixed to the vehicle body via a resin bracket, so even if the strength and rigidity of the upright column are improved, the impact of the impact by the resin bracket during the front impact against the upright column Power can be absorbed effectively. That is, the resin bracket serves as a cantilever having a base portion as a fixed end and a standing column portion mounting portion as a free end, and the standing column portion mounting portion which is a free end is easily deformed. As a result, it is possible to improve the impact absorbability at the time of the front collision with the upright column portion. Therefore, it is possible to prevent the standing column portion from being deformed at the time of the front collision with the standing column portion while reliably positioning the upper portion of the standing column portion with respect to the vehicle body.
[0010]
In the invention of claim 2, in the invention of claim 1, the upright column portion above the bumper main body is formed at two left and right positions with a predetermined interval in the vehicle width direction, and is disposed between the left and right upright columns. It is assumed that a grill member that reinforces the upright column portion from the back side is provided.
[0011]
According to the present invention, the upright column portion can be easily reinforced from the back side by the grill member in the vicinity of the upright column portion. Therefore, the strength and rigidity of the upright column portion can be improved easily and reliably.
[0012]
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect of the present invention, the grill member is attached to the upright column mounting portion of the resin bracket by fastening together.
[0013]
By doing in this way, the grill member which reinforces the standing column part from the back side is also attached to the vehicle body via the resin bracket. Therefore, the fastening of the grill member can be simplified, and the impact absorbability at the time of the front collision with the upright column portion can be further improved.
[0014]
According to a fourth aspect of the present invention, in any one of the first to third aspects of the present invention, a lamp bracket that supports a headlamp is locked to the resin bracket, and the resin bracket It is assumed that it is fastened to the vehicle body .
[0015]
As a result, the lamp bracket in the vicinity of the upright column portion and the upright column portion support each other via the resin bracket and are reinforced mutually. Therefore, the mutual supportability of the lamp bracket and the upright column portion can be improved.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 2 and 3 show a front bumper structure of an automobile according to an embodiment of the present invention. Reference numeral 1 denotes a resin front bumper, and the bumper 1 is arranged in the vehicle width direction (left-right direction) as shown in FIG. A bumper main body portion 5 including a front portion 2 that extends and left and right side portions 3 and 3 that integrally extend rearward from the left and right sides of the front portion 2, and a central portion in the left-right direction of the front portion 2 in the bumper main portion 5. And a U-shaped portion 7 integrally extending upward from the bumper body portion 5 and forming a grill frame portion. The U-shaped portion 7 is located above the bumper main body portion 5 in the vertical direction to integrally connect the upper side portion 7a extending in the left-right direction substantially parallel to the bumper main body portion 5 and the left and right ends of the upper side portion 7a. The left and right standing column portions 7b and 7b extend, and the upper side portion 7a and each standing column portion 7b form a grill frame portion. That is, the upper portion between the left and right upright column portions 7 b and 7 b in the bumper main body portion 5, that is, the space between the central upper portion 5 a and the U-shaped portion 7 is a grill space portion 9.
[0017]
The upper side portion 7a of the U-shaped portion and the central upper portion 5a of the bumper main body portion 5 are both convex forward as shown by a two-dot chain line in FIG. It consists of.
[0018]
Two bump lamp holes 38, 38 are formed in the lower left and right ends of the front part 2 of the bumper main body 5, and a duct-like long hole 39 that is long in the left-right direction is opened below the central upper part 5a. Yes. Bumper stays 45, 45 extending rearward from the rear surface of the bumper body 5 and fastened to the bumper fastening portions 41 of the vehicle body are integrally attached and fixed to the rear side (back side) of the fog lamp holes 38. ing. Although not shown, right and left headlamps are respectively arranged immediately above the bumper body 5 corresponding to the upper side of each fog lamp hole 38, and each headlamp is as described below. And left and right lamp brackets 35, 35, respectively.
[0019]
A resin grill member 11 is disposed in the grill space 9 between the central upper portion 5a of the bumper body 5 and the U-shaped portion 7. That is, the grill member 11 is disposed between the upright column portions 7b and 7b formed at two left and right positions with a predetermined interval in the vehicle width direction (left and right direction). As shown in FIGS. 1 and 5 to 11, the grill member 11 has a shape elongated in the left-right direction, and a mesh-like grill portion 12 is provided at the center thereof so as to have an air intake opening. In addition, the peripheral shape of the grill portion 12 is substantially the same as the front shape of the grill space portion 9.
[0020]
The upper end portion of the grill member 11 is located in the upper side portion 7a of the bumper 1 over the entire length of the grill member, that is, in the left-right direction, and serves as an upper reinforcing portion that reinforces the upper side portion 7a. The U-shaped portion 13 is integrally formed. That is, the U-shaped portion 13 having a longitudinal cross-section is formed in a U-shape that is convex forward so as to be positioned in the upper-side portion 7a of the U-shape that is convex forward, and the upper and lower sides of the upper-side portion 7a. By fulfilling the role of a rib that connects the parts inside, the U-shaped upper side part 7a of the bumper 1 is reinforced. Note that the forward protrusion amount of the U-shaped portion 13 in the longitudinal section of the grill member 11 is smaller than the upper side portion 7a of the U-shaped portion of the bumper 1, and the front portion and the U-shaped portion of the U-shaped section 13 in the longitudinal section. A gap is provided between the front side of the upper side portion 7a.
[0021]
On the other hand, the lower end portion of the grill member 11 is positioned in the central upper portion 5a of the bumper main body portion 5 that protrudes forward below the grill member 11 and reinforces the central upper portion 5a of the bumper main body portion 5. .. Are integrally formed with a predetermined interval in the vehicle width direction (left-right direction). That is, each box portion 14 is also formed in a U-shape that is convex forward in the vertical cross-section, like the vertical cross-section U-shaped portion 13, and is substantially horizontal in the central upper portion 5 a of the bumper main body portion 5. The central upper portion 5a of the bumper main body 5 is reinforced by acting as a rib that connects the upper and lower portions inside. Similar to the U-shaped portion 13 having the vertical cross section, a gap is also provided between the front portion of each box portion 14 and the front portion of the central upper portion 5a of the bumper main body portion 5.
[0022]
Further, the left and right end portions of the grill member 11 are positioned behind the compatible column portions 7b and 7b in the U-shaped portion 7 of the bumper 1 so as to reinforce each standing column portion 7b from the rear side (back side). Yes.
[0023]
Bolt insertion holes 15 for fastening with a lower portion of the central upper portion 5a of the bumper main body portion 5 with bolts 50 are formed in the lower surface of each box portion 14 of the grill member 11. A plurality of screw insertion holes 16, 16,... For fastening with screws 51, 51,... In the upper end portion, a plurality of screw insertion holes 17, 17,... For fastening with the lower portion of the upper side portion 7a of the U-shaped portion and screws 52, 52,. Further, three screw fastening pilot holes 18, 18 for fastening the upper portion of the U-shaped upper side portion 7 a with screws 53, 53,... , ... are formed. Note that three grill member fastening holes 7c, 7c,... Are formed in the upper part of the U-shaped upper part 7a of the bumper 1 corresponding to the positions of the screw fastening pilot holes 18.
[0024]
Between the left and right ends of the grill member 11 and between the left and right ends of the upper side 7a of the U-shaped portion of the bumper 1 (upper left and right vertical column portions 7b and 7b) and the left and right bracket fastening portions 42 and 42 of the vehicle body Between the two brackets 25, 25 made of resin symmetrical to each other with respect to the center in the left-right direction of the bumper are interposed. As shown in FIG. 13, standing pillar mounting portions 26 and 26 are respectively formed at the left and right end portions of the upper surface of each bracket 25, and screw fastening pilot holes 26a are formed in each standing pillar mounting portion 26. ing. On the other hand, two bracket fastenings are provided on both sides of the both screw fastening pilot holes 18, 18 at both left and right ends of the upper end surface of the grill member 11, corresponding to the screw fastening pilot holes 26 a of the brackets 25. Holes 19 and 19 are provided, and two bracket fastening holes 7d and 7d are formed in the upper portions of the left and right vertical pillar portions 7b and 7b of the bumper 1 corresponding to the screw fastening pilot holes 26a, respectively. Has been. 11, the left and right ends of the upper end portion of the grill member 11 and the upper portions of the upright pillar portions 7b of the bumper 1 are respectively provided with two screws 54 on the upper surface of the bracket 25 with the grill member 11 on the lower side. , 54 are attached together.
[0025]
As shown in FIG. 14, the upper and lower two locking portions 27, 27 protrude rearward from the rear surface of each bracket 25, and the bracket 25 is provided on the two locking portions 27, 27 of each bracket 25. A lamp bracket 35 that supports the head lamp on the side close to the head lamp is locked. That is, each lamp bracket 35 is extended to the rear side of each bracket 25 on the side closer to the bumper in the lateral direction of the bumper, and the engagement holes 35a and 35a are positioned at positions corresponding to the two locking portions 27 and 27 of each bracket 25. 35a is provided, and each locking portion 27 is fitted in each engagement hole 35a in a penetrating state.
[0026]
Also, two upper and lower vehicle body mounting portions 28, 28 are formed on the rear side of each bracket 25 on the center side in the left-right direction of the bumper than the respective locking portions 27, and the bolt insertion holes of the respective vehicle body mounting portions 28 are formed. Bolts 55 are inserted into 28 a so that each bracket 25 is fastened to each bracket fastening portion 42 of the vehicle body via the lamp bracket 35. The upper portions of the brackets 25 project forward from the base to the upright column mounting portions 26 and 26 at the left and right ends of the bracket 25 in a substantially V shape with the upper body mounting portion 28 as a base. In addition, when each vertical column mounting portion 26 receives a force from its front side, it can bend backward. As a result, the upper portions of the vertical pillar portions 7b of the bumper 1 and the grill member 11 are both attached to the bracket fastening portions 42 of the vehicle body via the two brackets 25. Each of the upright column portion mounting portions 26 bends backward to absorb the impact force.
[0027]
As shown in FIGS. 11 and 12, two upper vertical ribs 29, 29 are projected forward from the left and right ends of the upper part of the front surface of each bracket 25, respectively. The upper portion has a tapered surface 29a that is inclined downward toward the front. Further, the lower vertical ribs 30 and the horizontal ribs 31 cross each other in a cross shape at a position opposite to the center of the bumper in the left-right direction of the upper portion of each bracket 25 and below the upper vertical ribs 29. Has been. As shown in FIGS. 9 and 10, the lower vertical rib 30 has tapered surfaces 30 a and 30 a whose upper and lower portions are inclined toward the center in the vertical direction of the rib toward the front. Tapered surfaces 31a, 31a are provided, the right and left portions of which both incline toward the front side in the left-right direction of the rib. At the position corresponding to the lower vertical rib 30 and the horizontal rib 31 of each bracket 25 on the rear surface of the grill member 11, two left and right recessed portions 20, 20 are provided so as to be approximately fitted to the ribs 30, 31. Yes.
[0028]
In order to attach the front bumper 1 to the vehicle body in the front bumper structure of the automobile having the above configuration, first, the lamp bracket 35 is engaged with the locking portions 27 of the bracket 25, and the lamp bracket 35 is engaged. The brackets 25 are fastened to the bracket fastening portions 42 of the vehicle body at the vehicle body mounting portions 28 and 28 via the 35, respectively. On the other hand, the grill member 11 is attached to the bumper 1 in the grill space 9 from the rear side of the bumper 1.
[0029]
Subsequently, the bumper 1 to which the grill member 11 is attached is attached from the front to both brackets 25 and 25 fastened to the bracket fastening portions 42 of the vehicle body. At this time, the tapered surfaces 29a of the upper vertical ribs 29 on the front surface of the brackets 25 and the tapered surfaces 30a of the lower vertical ribs 30a position the bumper 1 in the vertical direction. That is, the rear upper end of the grill member 11 is drawn upward along the tapered surface 29 a of each upper vertical rib 29 to position the bumper 1 in the vertical direction together with the grill member 11. When the taper surface 30a is fitted into each recessed portion 20 of the grill member 11, the bumper 1 is drawn together with the grill member 11 in either the upper or lower direction, and the vertical positioning is performed. Further, the positioning of the bumper 1 in the left-right direction is also performed by the tapered surfaces 31 a of the lateral ribs 31, similarly to the upper and lower longitudinal ribs 29 and 30. Thus, even when the bumper 1 is automatically attached by a robot or the like, the bumper 1 can be easily and reliably aligned.
[0030]
Thereafter, the left and right end portions of the upper end portion of the grill member 11 and the upper portions of the left and right vertical column portions 7b and 7b of the bumper 1 are fastened to the upper surfaces of the vertical column mounting portions 26 and 26 of the brackets 25 with two screws 54 and 54, respectively. Then, the bumper stays 45 of the bumper 1 are fastened to the bumper fastening portions 41 of the vehicle body, whereby the mounting of the bumper 1 to the vehicle body is completed.
[0031]
Therefore, in the above embodiment, the left and right upright column portions 7b and 7b upper portions of the U-shaped portion 7 that integrally extends upward from the bumper main body portion 5 of the front bumper 1 and forms the grill frame portion are respectively made of resin brackets 25. , 25 to the bracket fastening portions 42 of the vehicle body, even if the strength and rigidity of the upright column portions 7b and the U-shaped portion upper side portion 7a are improved from the back side by the grill member 11, Each bracket 25 effectively absorbs the impact force at the time of front collision with the upright column portion 7b and the upper side portion 7a. That is, each bracket 25 protrudes forward from the base, which is the vehicle body mounting portion 28, toward the left and right ends, and has a substantially V shape in plan view. Since each of the brackets 25 is formed, each bracket 25 functions as a cantilever in which the base portion is a fixed end and each vertical column mounting portion 26 is a free end, and each vertical column is a free end. The part mounting part 26 is easily deformed rearward by receiving a force from the front side. Therefore, the upper portion of each vertical column 7b and the upper U-side portion 7a can be positioned with respect to the vehicle body, and the shock absorption at the time of a frontal collision with respect to each vertical column portion 7b and the upper side portion 7a can be ensured. It can improve and can prevent deformation of each standing pillar part 7b and upper side part 7a.
[0032]
Furthermore, since the left and right end portions of the upper end portion of the grill member 11 are attached to the vertical column mounting portions 26 of the brackets 25 together with the upper portions of the vertical columns 7a, the grills that reinforce the vertical columns 7b from the back side. The member 11 is also attached to each bracket fastening portion 42 of the vehicle body via each bracket 25. Therefore, it is possible to further improve the shock absorption at the time of the front collision with respect to each standing column portion 7b and the upper side portion 7a, while simplifying the fastening of the grill member 11.
[0033]
Further, since the lamp brackets 35 that support the left and right headlamps are respectively locked to the locking portions 27, 27 on the rear surface of each bracket 25, each lamp bracket 35 in the vicinity of each vertical column portion 7b and each vertical column portion thereof. 7b support each other via each bracket 25, and are mutually reinforced. Therefore, the mutual support of each lamp bracket 25 and each upright column portion 7b can be improved.
[0034]
In the above embodiment, the upper portions of the left and right upright column portions 7b, 7b of the U-shaped portion 7 are attached to the bracket fastening portions 42 of the vehicle body via the resin brackets 25, but the U-shaped portion 7 The present invention can be applied even when only the upright column portion extending in the vertical direction is provided.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the invention, the front bumper is integrally extended upward from the bumper main body portion, and is interposed between the upper portion of the upright column portion forming the grill frame portion and the vehicle body. A plastic bracket for attaching the upper part to the vehicle body is provided , and the plastic bracket protrudes forward from the base, which is an attachment part to the vehicle body, toward both left and right ends so as to form a substantially V shape in plan view. In addition, by forming the upright column mounting portions to which the upright column upper portions are attached to the left and right ends of the resin bracket, respectively , the positioning of the upright column portions with respect to the vehicle body is reliably performed, and the strength of the upright column portions and Even if the rigidity is improved, it is possible to improve the shock absorption at the time of the front collision with the upright column portion , and it is possible to prevent the upright column portion from being deformed.
[0036]
According to the invention of claim 2, the upright column portion above the bumper main body portion is formed at two left and right positions with a predetermined interval in the vehicle width direction, and is disposed between the left and right upright column portions. By providing the reinforcing grill member, it is possible to easily and reliably improve the strength and rigidity of the upright column portion.
[0037]
According to the invention of claim 3 , by attaching the grill member to the upright column mounting portion of the resin bracket by joint fastening, it is possible to simplify the fastening of the grill member, and to absorb the shock at the time of the front collision with the vertical column. Further improvement in performance can be achieved.
[0038]
According to the fourth aspect of the present invention, the lamp bracket that supports the headlamp is locked to the resin bracket, and the resin bracket is fastened to the vehicle body via the lamp bracket. Supportability can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view taken along the line II of FIG.
FIG. 2 is a front view showing a main part of a front bumper structure according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a top view showing a main part of the front bumper structure.
FIG. 4 is a perspective view showing a front bumper.
FIG. 5 is a perspective view showing a grill member.
6 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG.
FIG. 7 is a front view showing a main part of the grill member.
FIG. 8 is a top view showing a main part of the grill member.
9 is a cross-sectional view taken along line IX-IX in FIG.
10 is a cross-sectional view taken along line XX of FIG.
11 is a cross-sectional view taken along line XI-XI in FIG.
FIG. 12 is a front view showing a bracket.
FIG. 13 is a top view showing a bracket.
14 is a cross-sectional view taken along line XIV-XIV in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Front bumper 5 Bumper main-body part 7 U-shaped part 7a U-shaped part upper side part 7b Standing column part 9 Grill space part 11 Grill member 13 Vertical cross-section U-shaped part 14 Box part 25 Bracket 26 Standing column part attaching part 27 Locking part 28 Car body mounting part 35 Lamp bracket 42 Bracket fastening part

Claims

A front bumper having an upright pillar portion integrally extending upward from the bumper body portion and forming a grill frame portion;
A resin-made bracket that is interposed between the upper portion of the vertical column portion and the vehicle body, and that attaches the upper portion of the vertical column portion to the vehicle body ;
The resin bracket protrudes forward from the base, which is an attachment portion to the vehicle body, toward both left and right ends, and has a substantially V shape in plan view.
A front bumper structure for an automobile, wherein left and right end portions of the resin bracket are each formed with a standing column portion mounting portion to which the upper portion of the standing column portion is mounted .

In the front bumper structure of the automobile according to claim 1,
The vertical pillars above the bumper body are formed at two locations on the left and right sides with a predetermined interval in the vehicle width direction.
A front bumper structure for an automobile, comprising a grill member disposed between the left and right vertical pillars and reinforcing the vertical pillars from the back side.

The front bumper structure for an automobile according to claim 2 ,
A front bumper structure for an automobile , wherein a grill member is attached to a standing pillar attaching portion of a resin bracket by fastening together .

In the front bumper structure of the automobile according to any one of claims 1 to 3 ,
The lamp bracket that supports the headlamp is locked to the resin bracket,
A front bumper structure of an automobile, wherein the resin bracket is fastened to a vehicle body via the lamp bracket .