JP3622794B2 - Design support device - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、主に耐力壁によって強度を保たれ、壁が壁パネルから構成される建築物を設計する際に、壁に壁パネルを割り付けるための設計支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、住宅の設計においても設計支援装置としてのCAD(computer aided design) システムが用いられるようになった。
従来の住宅設計用のCAD システムにおいては、オペレータの指示のもとに、住宅の設計をアシストすることができ、住宅の設計の省力化を図ることができた。特に、設計された住宅を様々な図面として出力することができ、図面の製作等において、大きく省力化を図ることができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、住宅の設計においては、住宅の強度を保つために柱や梁や耐力壁等の躯体の強度を設計時に確保する必要があり、これら躯体の強度や配置を設定する必要がある。
また、住宅には、例えば、床、壁、屋根等が床パネルや壁パネルや屋根パネル等のパネルから構成されるパネル工法によって構築されるものがある。
【0004】
上記パネル工法においては、柱や梁があまり用いられずに、主に上記各パネルにより住宅の強度を保つようになっている。
従って、上記パネル工法からなる住宅を設計する際には、住宅の強度を保つように壁等の配置を決める必要があるとともに、配置された壁に壁パネルを割り付けていく必要がある。
【0005】
しかし、従来の一般的な住宅用のCAD システムにおいては、必ずしもパネル工法に対応したものではなく、パネルの割り付けを行う機能が付加されていなかった。
また、CAD システム上において、パネルの割り付けを可能としても、単に、設計された壁に所定の形状の壁パネルを割り付けただけでは、所定の強度を有する壁パネルの組み合わせから得られる最も高い強度を得られるとは限らなかった。
【0006】
また、壁においては、窓、ドア等の開口部が形成されるとともに、開口部上には、開口部上の荷重を支持する梁状の部材(小壁、マグサ等の開口部上に差し渡される部材)を配置する必要があるとともに、上記梁状の部材が充分な強度を有する必要があるが、壁の開口部を除く部分に単に壁パネルを配置したのでは、上記開口部上に割り付けられる部材が充分な強度を有するかどうかを判定したり、最適な部材を配置することが困難であった。
【0007】
また、単に、壁に所定の形状の壁パネルを割り付けただけでは、施工性の面で問題がでる可能性があり、最悪の場合には、建築現場で壁パネルの割り付けを変更しなければ、実際に施工できない可能性もある。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、パネル工法により構築される住宅を設計するに際し、壁に壁パネルを割り付ける前に、壁を壁パネルの割り付けに最適な状態となるように複数の領域に分割するとともに、壁の開口部においても充分な強度を確保できるように壁の開口部周囲に壁パネル等の部材の割り付けを案内する領域を設定することができる設計支援装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記請求項1記載の設計支援装置は、屋根、壁、床の平面配置は、予め設定された基準単位長さ毎に縦横に引かれたグリッド線に従って決定され、かつ、壁が主に矩形状の壁パネルから構成される建築物を設計する際に、設計すべき壁に壁パネルを割り付けるための設計支援装置であって、
予め決定された上記建築物の部屋の配置に基づいて、部屋の外周線を、壁の平面配置を示すとともに壁パネルの平面上の割付範囲を示す壁線として設定する壁線設定手段と、
上記壁線を壁線の角部及び交点で分割する壁線分割手段と、
予め決定された屋根及び床の配置に基づいて、分割された各壁線上に配置すべき壁の下辺及び上辺の位置を決定し、上記各壁線上に配置すべき壁の下辺及び上辺の位置に基づいて、各壁線毎に上記壁パネルを割り付けるべき壁領域を設定する壁領域設定手段と、
予め決定された窓、出入口等の壁に形成される開口部の配置に基づいて、上記壁領域内に上記開口部に対応する開口領域を設定し、該開口領域上に開口領域上の荷重を受ける部材が配置される小壁領域を設定する開口周囲領域設定手段とを具備してなり、
上記開口周囲領域設定手段は、上記壁領域が内壁の壁領域の場合に、開口領域上に開口領域の左右側縁と同じ位置に左右側縁を有する小壁領域を設定し、設定された小壁領域の左右側縁が上記壁領域に直交するグリッド線の位置に一致しなければ、小壁領域の左右側縁を上記グリッド線と一致するまで外側に移動し、
小壁領域の左右側縁を移動した場合に上記開口領域の左右に上記小壁領域の左右側縁までの開口調整領域を設定し、
上記壁領域が外壁の壁領域の場合に、開口領域の左右に所定幅の開口調整領域を設定し、左右の開口調整領域の外側の側縁の位置が上記壁領域に直交するグリッド線の位置に一致しなければ、開口調整領域の外側の側縁を上記グリッド線と一致するまで外側に移動し、
上記各壁領域において、上記小壁領域が設定されている場合に、上記小壁領域に開口領域上の荷重を支持する梁状部材を割り付け、上記開口調整領域が設定されている場合に、上記開口調整領域に上記梁状部材の左右両端部を支持する支持部材を割り付け、次いで、小壁領域開口領域及び開口調整領域を除く壁領域に壁パネルを割り付けることを上記課題の解決手段とした。
【0010】
また、本発明の上記請求項2記載の設計支援装置は、上記壁領域設定手段は、上記配置すべき壁の下辺及び上辺の位置に基づいて、各壁線毎に上記壁パネルを割り付けるべき壁領域を設定し、かつ、上記下辺及び上辺の形状に基づいて壁領域を分割することを上記課題の解決手段とした。
【0011】
また、本発明の上記請求項3記載の設計支援装置は、上記開口周囲領域設定手段が、上記開口領域の下に、上記開口領域の左右側縁位置に対応した左右側縁位置を有する腰壁領域を設定し、
上記小壁領域に上記梁状部材を割り付けるとともに、上記開口調整領域に上記支持部材を割り付け、かつ、上記腰壁領域に上記開口調整領域に配置された支持部材下端を支持する腰壁部材を割り付け、次いで、上記開口領域、小壁領域、開口調整領域及び腰壁領域を除く壁領域に壁パネルを割り付けることを上記課題の解決手段とした。
【0013】
【作用】
上記請求項1記載の構成によれば、建築物内に構成される部屋の外周線を壁線とし、該壁線の配置を壁パネルを割り付けるべき壁の平面配置としている。
また、上記壁線は、壁パネルの平面上の割付範囲を示すものとしているので、壁線の左右端部には、壁パネルの左右側縁が配置されることになる。
【0014】
ここで、壁パネルを全体が略均質なボードではなく、例えば、枠体と該枠体の両面もしくは一面に面材を貼設した箱状のものとした場合には、壁のL字状(角部)、T字状、十字状の交点でこれらの壁パネルを接合する際に、壁パネルの枠体すなわち芯材が存在する部分で互いに接合することが強度上好ましいが、上述のように壁線を壁線の角部及び交点で分割することにより、壁のL字状、T字状、十字状の交点に壁線の端部が配置されるとともに、壁パネルの側縁が配置されることになり、角部及び交点において、施工上及び強度上好まし壁パネルの割付を容易に行うことが可能となる。
【0015】
次いで、壁線上において、壁線により設定された壁の左右範囲と壁の上下位置を規制する屋根や床の配置に基づいた壁の上下範囲とから壁領域が設定される。
上記壁領域は、壁線の配置が有する壁の平面配置と、上記屋根や床の配置に基づいた壁の上下範囲とから立体的な壁の配置を示すことになる。
【0016】
また、壁領域には、上記開口部に対応した開口領域が設定されるとともに、該開口領域上に開口領域上の荷重を支持する部材が配置される小壁領域が設定されることになる。
従って、上記開口領域上に小壁領域を設定することにより、壁領域に壁パネルを割り付ける前に、開口領域上の荷重を支持する部材を配置する領域を確保することができる。
【0017】
すなわち、壁に開口部があっても、小壁領域を予め設定することにより、壁パネルの割付方により、強度的な問題が生じるのを防止することが可能となる。例えば、開口領域上に小壁領域を配置するとともに、該小壁領域に一体の部材を配置することにより、開口部上に壁パネル同士の接合部が配置されるような事態を防止することができる。
【0018】
また、住宅の屋根、壁、床等の各構成部分の平面配置を基準単位長さ毎に縦横に引かれたグリッド線に従ったものとすることにより、設計及び部材の割り付けを容易なものとするとともに、上記小壁領域の左右の側縁をグリッド線に対応させることにより、開口領域の左右側縁がグリッド線に対応していなくとも、小壁領域をグリッド線に対応させ、小壁領域の左右に配置される壁パネルをグリッド線に対応して割り付けることができ、開口領域周囲への壁パネルの割り付けを容易なものとすることができる。
【0019】
また、上述のように小壁領域の左右側縁をグリッド線に対応させるとともに、開口領域の周囲に開口調整領域を設け、開口領域の幅と小壁領域の幅のずれを開口調整領域に吸収させることができる。また、開口調整領域に小壁領域の左右側縁部を支持する支持部材を配置させることにより、小壁領域に配置された梁状部材の左右側縁を、単にその左右に配置される壁パネルに接合することにより支持させるようにした場合に比較して、強度を向上することができる。
また、上記開口調整領域を生成する際に、上記開口領域が外壁の壁領域に設けられるものか、内壁の壁領域に設けられるかにより処理を変更している。すなわち、内壁は、外壁に比較して負荷が少ないので、必ずしも、小壁パネルを支持する支持部材が無くとも、小壁パネルの両側縁に隣接する壁パネルの側縁に接合することにより、充分な強度を得ることができる。
従って、内壁においては、開口調整領域に配置される部材を支持部材ではなく調整部材として扱うものとなっている。すなわち、内壁の開口領域においては、開口領域の両側縁と同じ位置に両側縁を有する小壁領域を仮設定し、次いで、上記小壁領域の両側縁をそれぞれ左右外側に移動してグリッド線に合わせ、移動後の小壁領域の左右側縁と開口領域の左右側縁との間を開口調整領域としている。
そして、上述のように設定された小壁領域の左右側縁とグリッド線がはじめから一致してしまった場合には、開口調整領域が設けられない可能性がある。すなわち、調整の必要がなければ、開口調整領域を削除することにより、施工性を向上できるようになっている。また、仮設定された小壁領域の左右側縁とグリッド線との距離が近ければ、僅かな幅を有する開口調整領域が設けられることになるが、上述のように、開口調整領域に配置される部材を小壁パネルを支持する部材ではなく、開口領域の幅を調整する部材とみなしているので、不必要に幅の長い開口調整領域が生成されることがない。
また、外壁においては、開口調整領域に配置される部材を小壁パネルを支持する部材とみなしているので、小壁パネルを支持するのに最低限必要な開口調整領域の幅を設定しておくようになっている。すなわち、所定幅の開口調整領域を仮に設けてから、開口調整領域の幅を広げるようにして、開口調整領域の開口領域と反対側の側縁をグリッド線に合わせるようになっている。
従って、開口調整領域において、最低限必要な幅を確保することができるとともに、開口領域の幅をグリッド線に対応することができるようになっている。以上のように、外壁に比較して負荷の小さい内壁に余分に大きな開口調整領域が配置され、開口調整領域に割り付ける部材の施工の手間が増えるのを防止するとともに、内壁に比較して負荷の大きい外壁においては、確実に小壁パネルを支持できる開口調整領域の幅を確保するとともに、開口領域の幅を上記グリッド線に対応させることができる。
【0020】
また、本発明の上記請求項2記載の構成によれば、壁を屋根裏面まで達する構成とした場合に、主に屋根の形状により複雑化する壁の形状を、屋根の裏面に対応した壁の上辺の形状に基づいて分割することにより、壁の形状を単純化し、パネルの割付を容易にすることができる。
【0021】
また、本発明の上記請求項3記載の構成によれば、開口領域の下に腰壁領域を配置することにより、開口領域の周囲が小壁領域、開口調整領域、腰壁領域に囲まれた状態となり、各領域にそれぞれ一体の部材を配置するようにすることで、開口領域周囲の割り付けを壁領域への壁パネルの割り付け前に、決定することができる。
【0022】
すなわち、壁領域全体に壁パネルを割り付ける前に、壁の開口部における強度を確定することが可能となっており、残りの壁領域に壁パネルをそのサイズに基づいて割り付けるようにした場合に、開口部における強度不足が発生するのを防止することができる。
【0023】
【実施例】
以下に、本発明の一実施例の図面を参照して説明する。
なお、この実施例の壁パネルの割付方法は、床、壁、屋根等がパネルから構築される住宅の設計において用いられる方法である。
また、上記パネルは、例えば、木製の芯材を矩形枠状もしくは矩形以外の枠状に組んで、枠体を形成し、該枠体の少なくとも一面に面材を貼設したものである。
また、この実施例の壁パネルの割付方法は、いわゆる、CADシステムとしての設計支援装置上において、オペレータの操作の下に自動処理されるものである。
【0024】
また、上記設計支援装置は、住宅の間取りや各種建具や各種仕上部材等の配置(住宅の意匠)を入力するための意匠入力機能と、上記意匠において、床、壁、屋根等にパネルを配置するとともに、その他の躯体となる部材や該部材及び上記パネルに付随する部材を配置し、かつ、住宅の必要強度をチェックする構造決定機能と、上記意匠入力及び構造決定において割り付けられた部材に基づいて、設計される住宅の見積りを求める積算機能とを有するものである。
【0025】
そして、図1に示すように、本実施例の壁パネルの割付方法を処理する設計支援装置は、CAD システムとしていわゆる一般的なコンピュータシステムとしてのシステム構成を有するものであり、図示しないCPU(central processing unit)、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)等から構成される演算処理装置(コンピュータ本体)1と、ハードディスクドライブ等からなる記憶装置2と、キーボード及びマウス、タブレット、デジタイザーなどのポインティングデバイスからなる入力装置3と、CRTディスプレイ等のディスプレイからなる表示装置4と、プリンタやプロッター等からなるハードコピーの出力装置5とを有するものである。
【0026】
上記記憶装置2には、設計支援装置で用いられる各種プログラムや、該プログラムで用いられる各種データが記憶されている。
上記各種プログラムは、本発明に係わる部分を除いて、基本的に、周知のCAD システムとしてのものであり、設計支援装置上での住宅の設計を行うためのものである。
また、上記各種データとしては、上記設計支援装置上での住宅の設計に際して、住宅に割り付けられる各種部材のデータであり、例えば、各種部材の形状や、価格等の様々なデータが記憶されている。
【0027】
また、記憶装置2には、上記意匠、構造、積算等の各段階において行われた設計の操作により生じた設計のデータが記憶されている。
さらに、この実施例においては、上記意匠機能において、間取りを決定するに際して、設計すべき住宅の部屋の領域(居間、食堂、台所、トイレ、バス、居室、収納、その他基本的に壁で囲まれる領域が含まれる)が入力されるとともに、上記部屋の外周線が壁線10(図2に図示)とされ、また、壁線上には、窓、出入口等の開口部(図示略)が配置され、該開口部を含む壁線の配置が設計データファイルとして記憶されている。
【0028】
また、この実施例においては、上記構造機能において、図2に示すように、予め設定されたロジックにより、壁線10を、耐力壁線10a、支持壁線10b、属性未設定壁線10c等に種類分けするようになっており、上記設計データファイルの壁線10の配置には、上記開口部や壁線10の種類が記憶されている。
【0029】
すなわち、上記設計データファイルにおいては、少なくとも壁線10の配置と壁線10の種類と開口部の配置が記憶されている。
ここで、上記壁線10の種類について説明する。
まず、壁線10の種類は、外壁と内壁とに分類される。上記外壁となる壁線10は、住宅の外周に配置される壁線10であり、外壁の壁線10以外の壁線10が内壁とされている。
また、外壁は、少なくとも一方の面が外部に露出する壁であり、内壁は、両方の面とも外部に露出しない壁である。
【0030】
次に、壁線10は、該壁線10上に配置される壁の構造的分類に基づいて、上述のように耐力壁線10a、支持壁線10b、属性未設定壁線10c等に分類される。
上記耐力壁線10a上には、基本的に水平荷重及び垂直荷重を支持する耐力壁が配置される。なお、耐力壁は、耐力壁線10a上の全ての部分に配置されるものではない。例えば、耐力壁線10a上に窓、出入口等のような開口部が配置される場合には、該開口部の部分が耐力壁とされることはない。
【0031】
また、上記支持壁線10b上には、基本的に垂直荷重を支持する支持壁が配置される。また、耐力壁線10aの場合と同様に、支持壁線10b上の全ての部分に支持壁が配置されるとは限らない。
上記属性未設定壁線10cは、特に問題がなければ、間仕切り壁線とされるものであり、属性未設定壁線10c上には、特に荷重を支持しない間仕切り壁が配置される。
【0032】
上記演算処理装置1は、周知のCAD システムとしての機能を有するとともに、この実施例においては、以下に説明する壁パネルの割り付けのために上記壁線10上に壁パネルを割り付ける壁領域12(図18等に図示)を設定するとともに、壁線10の分割及び壁領域12の分割を行うことにより、壁への壁パネルの割り付けを容易にするとともに、壁パネル割り付け時に、壁の強度及び施行性を確保し、その後に壁パネルを割り付ける機能を有する。
【0033】
上記演算処理装置1は、より具体的に説明すると、上述のように記憶装置2に記憶された壁線10の分割、分割された各壁線10の端部の取り合いの勝ち負けによる端部の長さの調整、各壁線10毎に壁領域12の設定、壁領域12の分割、壁領域12内への開口部周囲領域の設定及び壁領域12への壁パネル等の部材の割り付けを行うようになっている。
【0034】
次に、以上のような構成の設計支援装置における壁線10の分割及び壁の接合部での壁パネル端部の取り合いの勝ち負けの決定に伴う壁先端部の調整の方法を図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、例えば、図5に示すような壁線10の配置を記憶装置2の設計データファイルから読み込む(ステップA1)。
【0035】
そして、演算処理装置1は、上記壁線10のL字状、T字状、十字状の交点13及び壁線10の端点を交点(端点も交点の一種とする)13として認識する(ステップA2)。
そして、上記交点13において、各壁線10を分割する(ステップA3)。
次に、上記認識された一つの交点13が端点か否かを判断する(ステップA4)。
【0036】
そして、上記交点13が端点の場合に、上記端点における壁の取り合いを勝ちとし(ステップA5)、完全に上記交点13における壁の接合端部の取り合いの勝ち負けが決定したかどうかを判断する未確定処理のステップ21の処理に進む。
なお、上記交点13が端点の場合には、他の壁との取り合いが発生しないので勝ちとする。
次に、上記交点13が端点でない場合には、上記交点13において一端を接する各壁線10…が内壁か外壁かを認識する(ステップA6)。
【0037】
そして、上記交点13において、外壁と内壁とが、混在するかどうかを判定する(ステップA7)。
そして、外壁と内壁とが混在する場合には、上記交点13における壁の端部の取り合いにおいて内壁の壁線10を負けとし(ステップA8)、残りの外壁同士の勝ち負けを決めるステップA10の処理に進む。
【0038】
一方、内壁と外壁とが混在していない場合には、上記交点13で一端を接する各壁線10が外壁かどうかを判定する(ステップA9)。
そして、上記各壁線10…が外壁の場合には、まず、上記各壁線10(ステップA8からの処理により上記交点13において接する内壁がある場合には、ステップA8において内壁が負けとされているので無視する)の交点13側端部から所定の距離以内に端部開口部14がある壁線10が一つあるか否か判定する(ステップA10)。
【0039】
そして、端部開口部14がある壁線10が一つの場合には、図6に示すように上記端部開口部14を有する壁線10dを勝ちとするとともに、残りの壁線10eを負けとし(ステップA11)、上記ステップA21の処理に進む。
そして、端部開口部14がある壁線10が一つではない場合には、上記交点13が出隅か否かを判定する(ステップA12)。
【0040】
なお、上記端部開口部14は、交点13からの距離が予め設定された長さ以下の開口部であり、端部開口部14を有する壁の端部においては、端部開口部14の上部に配置される部材を支持する柱状部材Sが配置されるようになっている。
【0041】
従って、上記端部開口部14を有する壁を負けとして壁の端部を後退させた場合には、上記柱状部材Sを配置することが困難になり、端部開口部14の位置をずらすか、端部開口部14上の部材を端部開口部14を有する壁に接合される壁線10e側の壁に支持させる必要が出てくるので、上述のように端部開口部14を有する壁線10dを勝ちとした方が、構造及び施工上において好ましい。
【0042】
そして、出隅の場合には、図7(A)に示すように、住宅の屋根の妻側側縁に沿った壁線10イを負けとするとともに上記屋根の桁側側縁に沿った外壁線10アを勝ちとし(ステップ13)、ステップA21の処理に進む。
ここで、図8の(A)は、妻側の壁Kイを図面上で水平に配置した状態での出隅外壁角部の妻側の壁Kイと桁側の壁Kアの平面を示し、図8(B)は、上記妻側の壁Kイ上に屋根裏面に達する三角形状の壁パネルKtを配置し、桁側の壁Kア上に後述する結合桁Kkを配置した状態で、妻側から見た側面を示している。
【0043】
また、図8の(C)は、桁側の壁Kアを図面上で水平に配置した状態での出隅外壁角部の桁側の壁Kアと妻側の壁Kイの平面を示し、図8(d)は、図8(B)に示す出隅外壁角部を桁側から見た側面を示している。
また、図8においては、上述のように桁側の壁を勝ちとしている。なお、この実施例においては、後述するように外壁のL字状の交点においては、外壁の壁Kア、Kイの壁パネルの芯材の配置の問題等により、角部に調整材Tを配置するようになっている。
【0044】
図8に示すように、この実施例において設計される住宅において、最上階の壁(ここでは上記耐力壁及び支持壁のこと)は、屋根の裏面まで達するようになっている。従って、屋根の傾斜方向に沿って配置される壁(妻側の壁Kイ)の上部は上記三角形状の壁パネルKtにより屋根の勾配に沿った三角形状に形成されている。
また、屋根の傾斜方向に直交する壁(桁側の壁Kア)は、上辺を水平にされるととともに、その上部に壁の厚み方向に屋根の傾斜に沿った傾斜を有する結合桁Kkが配置されるようになっている。
【0045】
すなわち、屋根の下の外壁同士のL字状の交点においては、図8に示すように、桁側の壁K1及び調整材Tの上に上記傾斜を有する結合桁Kkが配置され、妻側の壁Kイの上辺は上記結合桁Kkの頂点からさらに上に向かった斜面とされている。
ここで、上記勝ち負けの条件に反して、妻側の壁Kイを勝ちとし、桁側の壁Kアを負けとした場合には、図9の(A)、(B)、(C)、(D)に示すようになる。
なお、図9の(A)及び(C)は、図8の(A)及び(C)に対応する平面図であり、図9の(B)は図8の(B)に対応する側面図であり、図9の(D)は図9の(D)に対応する側面図である。
【0046】
図9の(B)及び図(D)に示すように、勝ちの妻側の壁の上辺を形成する三角形状の壁パネルKtが、負けの桁側の壁Kアの厚みの中央部まで達することになり、桁側の壁Kア上に配置される結合桁Kkを上記調整材Tの上まで配置しようとすると、結合桁Kkの調整材T上に配置される部分において、妻側の三角形状の壁パネルKtの先端部が配置される部分に切り欠き部nを形成する必要があり、壁Kア、Kイ及び結合桁Kkの製作における施工性を低下させることになる。
言い換えれば、外壁同士の出隅の角部においては、桁側を勝ちとすることにより、施工性を向上することができる。
【0047】
そして、出隅でない場合、すなわち、交点13が入隅の場合には、図7(B)に示すように、住宅の屋根の桁側側縁に沿った壁線10アを負けとするとともに上記屋根の妻側側縁に沿った壁線10イを勝ちとし(ステップA14)、ステップA21の処理に進む。
なお、外壁の壁線10同士の入隅の交点13は、屋根の下において、例えば、図10(A)及び(B)に示すような状態となっている。
【0048】
なお、図10(A)は、妻側の壁Kイを勝ちとした場合における外壁同士の入隅の角部の平面図であり、図10(B)は、外壁同士の入隅の角部の妻側の内面からの側面図である。
この場合には、妻側の壁Kイは、桁側の壁Kアとの交点において、外壁Kイと内壁Knとが接合された状態となっており、この内壁Knと外壁Kイとが接合された壁の上辺が屋根の傾斜に沿った斜面となっている。
【0049】
ここで、図11(A)及び(B)に示すように桁側の壁Kアを勝ちとすると、妻側の壁Kイと内壁Knとの間に桁側の壁Kアが割り込む形となるとともに、さらに、後述するように壁パネルの芯材の配置等により、桁側の壁Kアの端部に調整材Tを配置する必要がでてくることになる。
従って、桁側の壁Kアを勝ちとすると施工性の低下を免れない。
なお、図11(A)は、桁側の壁Kアを勝ちとした場合における外壁同士の入隅の角部の平面図であり、図11(B)は、外壁同士の入隅の角部の妻側の内面からの側面図である。
【0050】
次に、上記ステップA9において、各壁線10…が外壁ではなく内壁と判定された場合には、上記交点13がL字状か否かを判定する(ステップA15)。
そして、上記交点がL字状の場合には、図12に示すように、図面上において、Y方向に沿った壁線10エを勝ちとし、X方向に沿った壁線10ウを負けとする(ステップA16)。
そして、上記交点13がL字状でない場合には、次に、上記交点13がT字状か否かを判定する(ステップA17)。
【0051】
そして、上記交点13がT字状の場合には、図13に示すように、まず、直線上に連続する二つの壁線10オ、10カに接する壁線10キを負けとする(ステップA18)。
次に、上記連続する二つの壁線10オ、10カのうちの図面上の原点に近い方の壁線10オを勝ちとするとともに原点に遠い方の壁線10カを負けとし(ステップA19)、ステップA21の処理に進む。
【0052】
そして、上記交点13がL字状でもT字状でもない場合には、次に、上記交点が十字状のものとし、図14に示すように二組の連続する二つの壁線10コ
10サ(10ケ、10ク)のうちの図面上でX方向に沿った二つの壁線10コ、10サを負けとする(ステップA20)。
そして、残りの連続する二つの壁線10ケ、10クのうちの図面上で原点に近い方の壁線10クを勝ちとするとともに原点から遠い方の壁線10ケを負けとし(ステップA19)、ステップA21の処理に進む。
なお、内壁の場合には、交点13における壁の取り合いの勝ち負けを変更しても強度上もしくは施工上問題がでる可能性が少ないので、特に桁側や妻側で勝ち負けの設定をしないものとした。また、各交点の取り合いの勝ち負けを図面上のX方向やY方向等のような区別で統一することにより、施工においてパネルの配置ミスを防止したり、施工効率を向上することができる。
【0053】
次に、ステップA21における未確定処理を図4の上のフローチャートにより説明する。
ステップA21の未確定処理においては、各交点13における壁の接合端部の取り合いの勝ち負けが全て確定しているかどうか判断する(ステップB1)。
すなわち、交点13において、一つの壁線10が勝ちとなり、残りの壁線10が全て負けとなっているかどうかを判断する。
勝ち負けが決定している場合には、壁の接合端部の長さを調整するためにステップA22の端部調整処理に進む。
【0054】
一方、勝ち負けが決定していない場合には、予め、決められた最終優先順位に基づき、上記交点13において、各壁線10…の優先順位を決定する(ステップB2)。
なお、上記最終優先順位は、上記条件により勝ち負けが決定しなかった場合に、さらに詳細な条件により、勝ち負けを決定するためのものである。
そして、上記交点13において、壁線10…同士の最終優先順位を比較し、上記交点において最も最終優先順位の高い壁線10が一つか否かを判断する(ステップB3)。
【0055】
上記交点13において、最も優先順位の高い壁線10が一つの場合には、該壁線10を勝ちとするとともに残りの壁線10を負けとし(ステップB4)、上記ステップA22の端部調整処理に進む。
また、上記交点13において、最も優先順位の高い壁線10が一つ以上の場合、すなわち、上記交点13において、最も優先順位が高い同位の壁線10が二つ以上存在する場合には、これら壁線10を引き分けとし(ステップB5)、上記ステップA22の端部調整処理に進む。
【0056】
次に、上記ステップA22の端部調整処理を、図4の下のフローチャートにより説明する。
端部調整処理においては、上記交点13において接する各壁線10のうちの一つの壁線10が負けかいなかを判定し(ステップC1)、負けの場合には、図15(A)に示すように上記壁線10シを交点13から所定距離(壁の厚みの半分の距離)だけ後退させる(ステップC2)。
次に、上記壁線10が負けでない場合には、上記壁線10が引き分けの壁線10スか否かを判定し(ステップC3)、引き分けの場合には、図15(C)に示すように、上記壁線10スをそのまま交点13までの壁線とする(ステップC4)。
【0057】
次に、上記壁線10が負けでも引き分けでもない場合、すなわち、上記壁線10が勝ちの場合には、上記壁線10が外壁か否かを判定し(ステップC5)、外壁の場合には、図15(C)に示すように、上記外壁の勝ちの壁線10セをそのまま交点13までの長さとする(ステップ4)。
そして、上記勝ちの壁線10が外壁でない場合、すなわち、内壁の場合には、図15(B)に示すように、上記内壁の勝ちの壁線10ソを上記交点13から上記所定の距離だけ延長する(ステップC6)。
【0058】
そして、上記交点にまだ壁線10がある場合には(ステップC7)、次の壁線10に対して端部調整処理を行う。
また、一つの交点における端部調整処理が終了した場合には、最初に読み込まれた壁線10の配置に次の交点13が有るか否か判定し(ステップA23)、次の交点において、優先順位を決定する処理を繰り返す。
【0059】
なお、上記端部調整処理において、内壁の壁線10が勝った場合だけ、壁線10の端部を延長し、外壁の壁線10が勝った場合に、壁10の端部を延長しないのは以下の理由によるものである。
すなわち、上記交点13における壁パネル同士の接合は、基本的に、勝ち側の壁パネルの端部側面に、負け側の壁パネルの端面を接合する状態となるが、この実施例において、壁パネルの端部の芯材は、壁パネルの厚みの半分となっている。
【0060】
従って、負け側の壁パネルの端面を構成する芯材の半分しか勝ち側の壁パネルの芯材がないことになり、接合上問題がある。
そこで、この実施例では、内壁の場合に、勝ち側の壁パネルの端部の芯材の内側にもう一つ芯材を配置して、負け側の壁パネルの端面を構成する芯材の幅と勝ち側の壁パネルの端部の芯材の厚みとをほぼ同一のものとしている。
【0061】
それに対して外壁の場合には、勝ち側の壁パネルの端部の芯材の外側に、壁パネルの厚みと同じ幅を有するとともに、壁パネルの厚みの半分の厚みを有する調整材Tを配置して、壁パネル同士を接合するようにしている。
従って、外壁の接合部においては、壁線の端部の先に上述の調整材が配置されるので、壁線を延長しないようになっている。
【0062】
以上のような処理により、壁線10…の交点13となる壁パネル同士が接合される部分における接合端部の取り合いの勝ち負けを決定することができ、上記交点13において各壁の範囲を正確に限定して壁への壁パネルの割り付けを容易なものとすることができる。
【0063】
また、上記勝ち負けを決定する際の優先順位は、壁の強度及び施工性が考慮されているので、設計支援装置により、オペレータの介入なしに、壁同士の接合部の取り合いを決定しても、該取り合いにより、住宅の強度が低下したり、施工性が低下するようなことがなく、壁の領域に効率良く壁パネルを割り付けることができるとともに、強度的にも問題がない壁を構築することが可能となる。
【0064】
すなわち、壁の領域に自動的に壁パネルを割り付ける際に、上述の処理、すなわち、上記交点13部分の壁の接合部における壁の接合端部の勝ち負けを壁の強度及び施工性を考慮して決定することにより、壁の強度及び施工性を考慮した壁パネルの割り付けが可能な壁領域12を設定することができる。
【0065】
次に、上記処理において交点13において分離された直線状に連続する二つの壁線10、10の再結合方法を図16を参照して説明する。
まず、上述の処理が終了した壁線10の配置のデータを読み込む。
そして、上記壁線10の配置において、直線状に連続する二つの壁線10(外壁の場合、壁線10ナ、10ナ、内壁の場合、壁線10ニ、10ニ)を含む交点13(T字状もしくは十字状交点)を抽出する。
【0066】
次に、上記交点13において、直線状に連続する二つの壁線10ナ、10ナ(10ニ、10ニ)に接する壁線10ヌが、耐力壁線10aもしくは支持壁線10bか否かを判定し、耐力壁線10aもしくは支持壁線10bの場合には、上記連続する二つの壁線10ナ、10ナ(10ニ、10ニ)をそのままとし、耐力壁線10aでも支持壁線10bでもない場合には、上記連続する二つの壁線10ナ、10ナ(10ニ、10ニ)を一つの壁線10ネに再結合する。
【0067】
以上のようにすることで、壁線10の交点13において、壁線10を分割してしまうことにより、強度の面もしくは施工の面から本来必要がない、壁の接合部を形成してしまい、施工の効率化を阻害するのを防止することができる。
【0068】
なお、上記実施例においては、端部調整において、勝ちの壁線の長さの調整を外壁と内壁とで別にしたが、外壁における壁の接合方法と内壁における壁の接合方法を同一のものとすれば、外壁と内壁とにおける端部調整を同様に行うことができる。
【0069】
次に、壁領域12の設定方法について図17のフローチャートを参照して説明する。
まず、例えば、図5に示すような壁線10の配置を記憶装置2の設計データファイルから読み込む(ステップD1)。
次に、読み込まれた一つの壁線10の配置データに壁が斜めであることを示すデータが含まれるかどうかを判定する(ステップD2)。
【0070】
そして、斜めであることを示すデータがある場合には、設計データファイルに登録された斜めの壁のデータに基づいて斜めの壁領域12を生成する(ステップD3)。
なお、壁線10は、壁線10同士の交点で分割された状態となっており、上記一つの壁線10とは、交点で分割された壁線10を示すものである。
そして、上記ステップS2において、上記壁線10のデータに壁が斜めであることを示すデータがない場合には、上記壁線10の種類が間仕切り壁線(上部構造物を支持しない全ての壁線を含む)か否かを判定する(ステップD4)。
なお、間仕切り壁線は、上記壁線の種類において、属性未設定壁線10cとされている。これは、設計変更や、強度のチェックにおいて、耐力壁線10aや支持壁線10bが不足した場合に、属性未設定壁線を耐力壁線10aや支持壁線10bに変更するためのものである。
【0071】
そして、壁線10の種類が間仕切り壁線10cの場合には、図18に示すように、予め設定された高さを壁の高さL1とし、上記壁線10(図18において壁線10の位置を破線の壁線位置15で示した)に沿って床から予め設定された高さまでを間仕切り壁の壁領域12として生成する(ステップD5)。
なお、図17において、符号16は、床領域を示し、符号17は、屋根領域18(図21に図示)の下面を示す。
【0072】
なお、上記壁線10の直上の規制部位の形状を読み込み、該規制部位の下端の高さが、上記予め設定された高さL1より低い場合には、壁領域12の高さを修正し、上記規制部位の下端の高さを壁の高さとして、壁領域12を生成する。
また、上記規制部位が、屋根の場合には、壁上に結合桁Kkが配置される場合があり、この場合には、壁の高さを上記規制部位の下端に結合桁Kkを配置した状態で、結合桁Kkの下端までとして、壁領域12を生成する。
【0073】
そして、上記ステップD4において、壁線10の種類が間仕切り壁線でない場合、すなわち、壁線10の種類が支持壁線10bか耐力壁線10aの場合には、次に、上記壁線10の直上の規制部位の配置を読み込み(ステップD6)、壁線10上の規制部位を検索する(ステップD7)。
そして、上記壁線10の直上の規制部位が屋根かどうか判定する(ステップD8)。
【0074】
そして、上記壁線10の直上の規制部位が屋根の場合には、次に上記壁線が屋根の傾斜に直交しているか否かを判定する(ステップD9)。
すなわち、壁線10上に壁を配置した場合に、壁の上辺が屋根の傾斜に直交して水平となるか、屋根の傾斜に沿って斜めになるかを判定する。
そして、上記壁線10が屋根の傾斜に直交している場合には、図19及び図20に示すように、壁の上辺が水平な矩形状の壁領域12を生成することになるが、この際には、図19に示すように壁の上端に屋根の傾斜を吸収するように上面が斜面となった上記結合桁Kkを配置する必要がある。
【0075】
そこで、まず、上記記憶装置2の設計データファイルの規制部位の形状から上記壁線10の直上における屋根の下面17の高さを求めるとともに、該高さから結合桁Kkの高さを減算して、壁領域12の高さL2とする。
なお、屋根下面17の高さは、この実施例において、床領域16上面からの高さではなく、地面19からの高さで示されるので、壁領域12の高さL2は、実際には屋根下面の高さから結合桁Kkの高さと、地面19から床領域16上面までの高さL3とを減算したものである。
そして、図19及び図20に示すように壁線10に沿って床領域16上面から上記高さL2までの壁領域12を生成する(ステップD10)。
なお、図20においては、壁領域12を面で示したが、この段階において、壁領域12を厚みを持つものとしても、平面としても良い。
【0076】
また、上記ステップD9において、壁線10が屋根の傾斜に直交していない場合には、上記記憶装置2の設計データファイルの規制部位の形状から上記壁線10の直上の屋根領域18の下面の高さを求める。
この際に、上記屋根領域18の下面17の高さは、図21に示すように屋根の傾斜に沿って斜めのものとなる。
そして、上記壁線10に沿って床から上記屋根領域18の下面17までの高さを壁領域12として生成する(ステップD11)。
【0077】
この際の壁領域12は、図22に示すように、矩形状とはならずに、上辺が傾斜した形状となる。
そして、上記ステップD8において、上記壁線10の直上の規制部位が屋根でない場合には、次に、上記規制部位が床か否かを判定する(ステップD12)。
そして、上記規制部位が床の場合には、図23に示すように、上記記憶装置2の設計データファイルの規制部位の形状から上記壁線10の直上における床から上階床領域16aの下面20までの高さを求める。
【0078】
なお、生成すべき壁領域12の高さL4は、地面19から上階床領域16aの上面までの高さL5から下の床領域16の上面までの高さL3と、上階床領域16aの厚みL6とを減算したものである。
そして、壁線10に沿って床から上記高さL4までの壁領域12を生成する(ステップD13)。
【0079】
なお、上階床領域16aに配置される床パネルの厚みは、強度上の問題により異なる場合があり、厚みを厚くする場合には、図24に示すように上階床領域16aの上面から下方に床領域16aの厚みが延びることになるので、上記壁領域12の高さL4は、配置される床パネルの種類により異なることになる。
また、厚みの厚い床パネルは、図24の床領域16aに示すように外壁に掛止さられる部分が、切り欠かれて切り欠き部21とされている場合があるので、壁パネルの種類により、壁が内壁か外壁かによっても壁領域12の高さL4が変更される場合がある。
【0080】
次に、上記ステップD12において、上記規制部位が床でない場合には、次に、上記規制部位がルーフバルコニー22か否かを判定する(ステップD14)。
そして、上記規制部位がルーフバルコニー22の場合には、図25に示すように、基本的に上記床の場合と同様にルーフバルコニー22を形成する床パネル(ルーフバルコニー床領域16c)の下面までの壁領域12を生成する(ステップD15)。
【0081】
すなわち、図26に示すように、上記規制部位が床の場合と同様に生成すべき壁領域12の高さL7は、地面19からルーフバルコニー床領域16cの上面までの高さL8から下の床領域16の上面までの高さL3と、ルーフバルコニー床領域16cの厚みL9を減算したものである。
なお、図27、図28及び図29に示すように、ルーフバルコニー20においても床と同様にルーフバルコニー床領域16cを形成する床パネルの厚みの違いがある場合や、床パネルの外壁掛止部に切り欠き部21が形成される場合があり、床パネルの種類により床下面の高さが異なることになる。
また、ルーフバルコニー床領域16cにおいては、図28に示すように、上記切り欠き部21が内壁側に形成される場合もあり、床パネルの配置によっても壁領域12の高さに影響がでる場合もある。
【0082】
そして、上記ステップD14において、規制部位がルーフバルコニー22でもない場合にはエラー処理を行う(ステップD16)。
そして、壁領域12の生成処理が終わっていない壁線10が残っているが否かを判定し(ステップD17)、残っている場合にには、上記ステップD2に戻って、全ての壁線10上において壁領域12を生成するまで、繰り返し壁領域12の生成を行う。
そして、生成された壁領域12には、壁パネルが割り付けられ、壁の構造が決定されることになる。
【0083】
以上のように、壁の配置を示す壁線10の配置のデータと、該壁の種類を示す壁線10の種類のデータと、該壁線10上に配置されて壁の上端を規制する規制部位の配置のデータと、該規制部位の形状のデータとから、壁の高かさを求めるとともに、該壁の高さに基づいて壁パネルを割り付けるべき壁領域12を生成するので、壁パネルを割り付ける際には、上記壁の領域が全て壁パネルで埋まるように、壁パネルを割り付けるだけで良い。
【0084】
すなわち、壁パネルを割り付ける段階で、壁と壁に支持される床や屋根の構造を考慮する必要がなくなり、単に形状が決められた領域に、所定の形状の壁パネルを配置していくだけで、壁パネルの割り付けを行うことができ、壁パネルの割り付け処理を容易なものとすることができる。
また、この際には、上部構造物にあまり影響を受けない間仕切り壁と、その他の壁とを区別して処理することにより、壁領域の生成を容易なものとしている。
また、上部構造物に影響を受ける耐力壁や支持壁の場合には、壁線の直上部分の形状だけを抽出することにより、容易に壁の領域の上部形状を決めることができる。
【0085】
次に、連続壁面の分割について、図30のフローチャートを参照して説明する。
なお、壁領域12は、各階毎に上下に分割されており、各階の床領域(図示略)の上面から上階の床領域もしくは屋根領域(図示略)の下面までとされている。
そして、屋根領域18の下方に配置される壁領域12は、場合によって図31に示すように、壁領域12の上辺が複雑な形状となる場合がある。
なお、図31は、説明しやすいように極端な例を示したものである。
そこで、壁パネルの割り付けを容易なものとするために、上述のように壁領域12の上辺が複雑な形状の場合には、上述のように分割された各壁線10毎に生成された壁領域12をさらに分割することになる。
【0086】
まず、上記設計データファイルから、一つの住宅に対して設定された各壁領域12のデータを一つずつ順次読み込む(ステップE1)。
次に、読み込まれた一つの壁領域12のデータにおいて壁領域12上辺の角度が変わる点(変更点23)を検索する(ステップE2)。そして、上記壁領域12の上辺に変更点23が有るか無いかを判定する(ステップE3)。
【0087】
そして、変更点23が無い場合には、ステップE7に進む。
また、図31に示すように、壁領域12の上辺に角度の変わる変更点23がある場合には、一つの変更点23において、(図31の変更点23aのように)変更点23を通る左右の上辺が、上に凸となる同一の勾配(方向は逆)か否かを判定する(ステップE4)。
【0088】
そして、変更点23の左右の上辺の傾斜が同一の勾配でない場合には、上記壁領域12を上記変更点23で垂直な分割線24により分割する(ステップE5)。また、変更点23の左右の上辺の傾斜が同一の勾配の場合には、上記変更点23aにおける分割を行わないものとし、ステップE6に進む。
【0089】
すなわち、上記変更点23aが屋根の棟と一致する場合には、壁領域12の分割を行なわない。そして、上記壁領域12に上記処理をしていない残りの変更点23が有るか否かを判定し(ステップE6)、更に変更点23がある場合には、ステップE2に戻る。
残りの変更点23が無い場合には、変更点23の有無を判定していない残りの壁領域12が有るか否かを判定する(ステップE7)。
そして、残りの壁領域12が有る場合には、続けて変更点23における壁領域12の分割処理を行うためにステップE1に戻る。
また、残りの壁領域12が無い場合には、形状による壁領域分割処理を終了する。
【0090】
次に、この実施例の設計支援装置による壁領域12内の分割領域の生成が行われる。
そして、上記壁領域12内の分割領域生成方法は、図32のフローチャートに示すようにして行われる。
まず、上記設計データファイルから壁領域12のデータを一つずつ順次読み込む(ステップF1)。
次に、読み込まれた壁領域12に開口領域25(図34等に図示)があるか否かを判定する(ステップF2)。そして、開口領域25が無い場合には、開口領域25の周囲における処理を必要としないのでステップF7に進む。また、開口領域25がある場合には、次に、上記壁領域12が外壁か内壁かを判定する(ステップF3)。
【0091】
そして、上記壁領域12が外壁でなく内壁の場合には、後述する内壁開口調整領域生成処理を行う(ステップF4)。
また、上記壁領域12が外壁の場合には、後述する外壁開口調整領域生成処理を行う(ステップF5)。
次に、開口調整領域26が生成された壁領域12において、後述する小壁・腰壁領域生成処理を行う(ステップF6)。
【0092】
次に、上記処理を行っていない残りの壁領域12が上記設計データファイルに有るか否かを判定する(ステップF7)。
そして、残りの壁領域12が有る場合には、上記ステップF1に戻り、残りの壁領域12が無い場合には、壁領域12内の分割領域生成処理を終了する。
【0093】
以下に、上記内壁開口調整領域生成処理について図33のフローチャートを参照して詳細に説明する。
まず、上記処理により読み込まれた内壁の壁領域12内の開口領域25のデータを順次壁領域12の左側から読み込む(ステップG1)。
【0094】
次に、開口領域25の左右の側縁に合わせて、後述するように開口領域25上に設定される小壁領域27(図39等に図示)の左右側縁の位置を仮に設定する(ステップG2)。
すなわち、仮に設定された小壁領域27の幅は、図35に示される開口領域25の幅と同じW1の長さとなる。
なお、上述のように住宅自体の設計は、上記予め決められた単位長さ毎に縦横に引かれたグリッド線28(図35等に図示、なお、図35等のグリッド線は、水平面内に引かれたグリッド線を垂直に立ち上げて図示したものである)に沿って行われることになるが、建具のサイズは、必ずしも上記基準単位長さに基づいたものではないので、図35に示すように上記開口領域25もグリッド線28からずれる可能性がある。
【0095】
そして、開口領域25がグリッド線28からずれたまま設計の処理を進めた場合には、壁領域12に壁パネル(上記基準単位長さに基づいて形成されたもの)を割り付ける際にもずれが生じることになり、上記基準単位長さに基づいて製造されたパネルではなく、規格外のパネルを用いなければならなくなったり、ずれを修正する修正部材を現場施工等で配置する必要がでてくる。
【0096】
そこで、次に上記小壁領域27の左側の側縁、すなわち、左辺が壁領域12に直交するグリッド線28の位置と一致するか否かを判定する(ステップG3)。そして、一致する場合は、小壁領域27の左辺において、後述する調整処理を必要としないので、ステップG5に進む。
また、一致しない場合には、上記小壁領域27の左辺を左方にずらすことにより、小壁領域27の左辺とグリッド線28とを一致させる(ステップA4)。
【0097】
次に、上記小壁領域27の右側の側縁、すなわち、右辺が壁領域12に直交するグリッド線28の位置と一致するか否かを判定する(ステップG5)。
そして、一致する場合は、小壁領域27の右辺に対する調整処理を必要としないので、ステップG12に進む。ここで、基本的には、上記右側の小壁領域27の右辺を右方に移動することになるが、右辺を右に移動した場合に、該右辺が上記開口領域25のさらに右側にある開口領域25上部に設定されるべき小壁領域27に重複したり、壁領域12の右側縁を越える可能性がある。
【0098】
そこで、上記右辺が上記グリッド線28の位置に一致しない場合には、上記開口領域25の更に右側に開口領域25が有り、該開口領域25の左辺を越えなければ、上記小壁領域27の右辺をグリッド線28に一致させることができないかどうかを判定する(ステップG6)。
【0099】
そして、上記小壁領域27の右辺をグリッド線28に一致させると右側の開口領域25の左辺を越えてしまう場合には、上記右辺を右側の開口領域25の左辺と一致させる(ステップG7)。
すなわち、上記小壁領域27と、該小壁領域27のさらに右側にある開口領域25の上に設定される小壁領域27とを隣接して配置させる。
【0100】
この場合には、開口領域25同士の間に壁パネルが割り付けられることがないので、小壁領域27の側縁が壁領域12に直交するグリッド線に一致しなくとも、基準単位長さに基づかない規定外の壁パネルが用いられることがない。
また、小壁領域27の長さにより、小壁領域27に割り付けられる小壁パネルの長さが決まり、小壁領域27の右辺が上記壁領域12に直交するグリッド線28と一致しない場合には、やはり、基準単位長さに基づかない規定外の小壁パネルが必要となるが、例えば、隣接する小壁領域27、27同士を合成することにより、規定外の小壁パネルを用いる可能性を最小限のものとすることができる。
【0101】
そして、上述のように小壁領域27の右辺を決定した場合には、さらに右側にある開口領域25の上に設定される小壁領域27の左辺の位置も決定されてしまうので、後述するように、順次左側の開口領域25のデータから読み込み、上記処理を行う際に、上記左辺の処理を必要としないので、次の右側の開口領域25のデータを読み込む(ステップG8)とともに、上記左辺の処理を飛ばして、ステップG5に進む。
【0102】
また、上記ステップG6において、小壁領域27の右辺がさらに右側の開口領域25の左辺を越えない場合には、次に、上記小壁領域25の右辺が壁領域12の右側縁を越えなければ、壁領域12に直交するグリッド線28と上記右辺を一致できないかどうかを判定する(ステップG9)。
【0103】
そして、上記小壁領域27の右辺を右方に移動してグリッド線28と一致させた場合に、上記右辺が壁領域12の右側縁を越える場合には、上記小壁領域27の右辺を壁領域12の右側縁に一致させる(ステップG10)。
この場合には、小壁領域27の右辺で壁領域12が終わってしまうので、右辺とグリッド線28が一致していなくとも壁領域12内の壁パネルに上記規定外の壁パネルを用いる必要がない。
また、順次開口領域25を壁領域12の左側から読み込んだ場合には、小壁領域25の右辺が壁領域12の右端に達した場合に、上記壁領域12に残りの開口領域25が無いことになるので処理を終了する。
【0104】
また、上記小壁領域25の右辺をグリッド線28と一致するまで、移動しても壁領域12の右側縁を越えない場合には、上記右辺を右方に移動して上記右辺とグリッド線28とを一致させる(ステップG11)。
【0105】
そして、小壁領域27の左右側縁を外側に移動した場合に、小壁領域27の左右側縁は、開口領域11の左右側縁より外側となり、小壁領域27の左右側縁に合わせて、左右に隣接する壁パネルを配置する場合には、図34に示すように、上記開口領域25の左右に空き領域ができることになる。そして、この空き領域が開口調整領域26とされる(ステップG12)。
【0106】
従って、開口領域25の左右にそれぞれ配置される開口調整領域26、26の幅w2、w3は、まず、左側の開口調整領域26、26において、小壁領域27の左辺から開口領域25の左辺までとなる。また、右側の開口調整領域26においては、小壁領域27の右辺から開口領域25左辺までとなる。
すなわち、小壁領域27の幅W4(グリッド線28間の距離)から開口領域25の幅W1を引いた残りが、開口調整領域26、26の幅W2、W3の和となる。
また、左右の開口調整領域26、26の上辺及び下辺は、開口領域25の上辺及び下辺と一致するものとされる。
【0107】
そして、上記処理を終了した場合には、上記開口領域25の右側にさらに上記処理を行っていない残りの開口領域25があるか否かを判定する(ステップG13)。そして、残りの開口領域25がある場合には、ステップG1に進む。また、残りの開口領域25が無い場合には、内壁開口調整領域生成処理を終了する。
【0108】
以下に、上記外壁開口調整領域生成処理について図36のフローチャートを参照して詳細に説明する。
まず、上記処理により読み込まれた壁領域12内の開口領域25のデータを順次左側から読み込む(ステップH1)。
【0109】
次に、開口領域25の左右に所定幅の開口調整領域26、26を設定する(ステップH2)。なお、この開口調整領域26、26には、後述する小壁領域27の小壁パネルを支持する支持部材が配置されるので、支持部材の基本的な幅を開口調整領域26、26の所定幅とする。また、後述するように支持部材の幅は状況により変更することができる。
【0110】
また、開口調整領域26、26の上辺と下辺の高さは、開口領域25の上辺と下辺の高さに合わせる。
次に、上述のように所定幅で形成された左右の開口調整領域26、26の外側の側縁、すなわち、開口領域25の反対側の側縁の位置を求める(ステップH3)。
なお、上述のように開口領域25の両側縁がグリッド線28からずれている場合には、開口調整領域26を設ける際に、その幅を単純に所定幅としてしまった場合に、上述のように規格外のパネルを用いる必要がでてくる。
【0111】
そこで、開口領域25の上記グリッド線28に対するずれを開口調整領域26、26を用いて調整するために、次に開口領域25の左側の開口調整領域26の外側の側縁、すなわち、左辺が壁領域12に直交するグリッド線28の位置と一致するか否かを判定する(ステップH4)。
そして、一致する場合は、左側の開口調整領域26において、調整処理を必要としないので、ステップH6に進む。
また、一致しない場合には、上記左側の開口調整領域26の左辺を左方にずらすことにより、開口調整領域26の左辺とグリッド線28とを一致させる(ステップH5)。
【0112】
次に、上記開口領域25の右側の開口調整領域26の外側側縁、すなわち、右辺が壁領域12に直交するグリッド線28の位置と一致するか否かを判定する(ステップH6)。
そして、一致する場合は、右側の開口調整領域26に対する調整処理を必要としないので、ステップH13に進む。ここで、基本的には、上記右側の開口調整領域26の右辺を右方に移動することになるが、右辺を右に移動した場合に、上記開口領域25のさらに右側にある開口領域25の開口調整領域25に重複したり、壁領域12の右側縁を越える可能性がある。
【0113】
そこで、上記右辺が上記グリッド線28の位置に一致しない場合には、上記右側の開口調整領域26の更に右側に開口領域25が有り、該開口領域25の左側に設定されるべき所定幅の開口調整領域26の左辺を越えなければ、上記右辺をグリッド線28に一致させることができないかどうかを判定する(ステップH7)。
【0114】
そして、上記右辺をグリッド線28に一致させると右側の開口領域25の開口調整領域26の左辺を越えてしまう場合には、上記右辺を右側の開口調整領域26の左辺と一致させる(ステップH8)。
すなわち、上記右側の開口調整領域26と該開口調整領域26のさらに右側にある開口領域25の左側の開口調整領域26とを隣接して配置させる。
【0115】
この場合には、開口調整領域26同士の間に壁パネルが割り付けられることがないので、開口調整領域26の側縁が壁領域12に直交するグリッド線28に一致しなくとも、基準単位長さに基づかない規定外の壁パネルが用いられることがない。
また、開口調整領域26の長さにより小壁パネルの長さが決まり、開口調整領域26の側縁が上記壁領域12に直交するグリッド線28と一致しない場合には、やはり、基準単位長さに基づかない規定外の小壁パネルが必要となるが、例えば、隣接する小壁領域27、27同士を合成することにより、規定外の小壁パネルを用いる可能性を最小限のものとすることができる。
【0116】
そして、上述のように右側の開口調整領域26の右辺を決定した場合には、さらに右側にある開口領域25の左側の開口調整領域26の左辺の位置も決定されてしまうので、後述するように、順次左側の開口領域25から開口調整領域26データを読み込み上記処理を行う際に、上記左辺の処理を必要としないので、次の右側の開口領域25のデータを読み込む(ステップH9)とともに、読み込まれた開口領域25の左右に所定幅の開口調整領域26、26を生成し、さらに、左側の開口調整領域26を確定し、上記左辺の処理を飛ばして、ステップH6に進む。
【0117】
また、上記ステップH7において、右側の開口調整領域26の右辺がさらに右側の開口領域25に所定幅で設定されるべき開口調整領域26の左辺を越えない場合には、次に、上記右側の開口調整領域26の右辺が壁領域12の右側縁を越えなければ、壁領域12に直交するグリッド線28と上記右辺を一致できないかどうかを判定する(ステップH10)。
【0118】
そして、上記右側の開口調整領域26の右辺を右方に移動してグリッド線28と一致させた場合に、上記右辺が壁領域の右側縁を越える場合には、上記右側の開口調整領域26の右辺を壁領域12の右側縁に一致させる(ステップH11)。
この場合には、開口調整領域26の右辺で壁領域12が終わってしまうので、右辺とグリッド線が一致していなくとも壁領域12内の壁パネルに上記規定外の壁パネルを用いる必要がない。
また、順次開口領域25を壁領域12の左側から読み込んだ場合に、開口調整領域26の上記右辺が、壁領域12の右端に達した場合には、上記壁領域12に残りの開口領域25が無いことになるので処理を終了する。
【0119】
また、上記右側の開口調整領域26の右辺をグリッド線28と一致するまで、移動しても壁領域12の右側縁を越えない場合には、上記右辺を右方に移動して上記右辺とグリッド線28とを一致させる(ステップH12)。
以上のように処理した場合には、基本的に、図37に示すように、開口領域25の左側の開口調整領域26の左辺がグリッド線28と一致し、右側の開口調整領域26の右辺が同じくグリッド線28と一致することになり、開口領域25の左右の壁領域12内には、グリッド線28からグリッド28線までの距離が空き、また、開口領域25とその左右の開口調整領域26、26とを合わせた幅もグリッド線28からグリッド線28までの距離となる。
従って、壁パネル、小壁パネル、腰壁パネルの幅は、基本的に基準単位長さの整数倍となる。
【0120】
そして、上記開口領域25に対応する左右の開口調整領域26、26において上記処理を終了した場合には、上記開口領域25の右側にさらに上記処理を行っていない残りの開口領域25があるか否かを判定する(ステップH13)。そして、残りの開口領域25がある場合には、ステップH3に進む。また、残りの開口領域25が無い場合には、外壁開口調整領域生成処理を終了する。
【0121】
次に、小壁、腰壁領域生成処理を図38のフローチャートを参照して説明する。
まず、上記壁領域12内の開口領域25及び上記処理により求められた上記開口領域25に対応する(左右に接する)開口調整領域26、26のデータを読み込む(ステップI1)。
【0122】
次に、上記壁領域12が外壁か内壁かを判定する(ステップI2)。
そして、上記壁領域12が内壁の場合には、上述のように小壁領域27の左右両側縁、すなわち、左辺及び右辺の位置が決められているので、腰壁領域29の右辺及び左辺の位置を、上記小壁領域27の左辺及び右辺の位置に合わせる(ステップI3)。
また、上記壁領域が外壁の場合には、小壁、腰壁領域27、29の幅は、開口領域25の幅とその左右の開口調整領域26、26の幅とを合わせた長さとなり、小壁、腰壁領域27、29の右辺及び左辺は、右側の開口調整領域26の右辺及び左側の開口調整領域26の左辺と一致させる(ステップI4)。
【0123】
次に壁領域12が、図39に示すように矩形状の領域か、図40に示すように上辺に斜辺を有する屋切りの領域かを判定する(ステップI5)。
そして、壁領域12が矩形の場合には、小壁領域27の上辺の高さh1を、壁領域12の高さとする(ステップI6)。また、壁領域12が屋切りの場合には、予め設定された壁領域下辺から一枚目の壁パネルの高さを小壁領域27の上辺の高さh’1とする(ステップI7)。
【0124】
また、小壁領域27の下辺の高さh2は、開口領域25の上辺の高さと一致するものとされる(ステップI8)。また、腰壁領域29の上辺の高さh3は、開口領域25の下辺の高さと一致するものとされる(ステップI9)。さらに、腰壁領域29の下辺の高さh4は、壁領域12の下辺の高さと一致するものとされる(ステップI10)。
【0125】
次に上記壁領域12に上記処理を行っていない残りの開口領域25が有るか否かを判定する(ステップI11)。そして、残りの開口領域25がある場合には、ステップI1に戻る。また、残りの開口領域25が無い場合には、小壁・腰壁領域生成処理を終了する。
【0126】
以上のように、この実施例の設計支援装置は、壁パネルを割り付けるべき壁領域12において、壁パネルを割り付ける際に、壁の強度の確保及び生産性の向上を図ることができるように、上記壁領域12を複数の分割領域に分割することができる。
【0127】
特に、壁領域12の開口領域25の左右に開口調整領域26、26を設け、上記開口領域25及び開口調整領域26、26上に渡って小壁領域27を設けるようにすることで、小壁領域27の端部が開口調整領域26、26上に架かることになる。
従って、小壁領域27に小壁パネルを割り付け、開口調整領域26、26に支持部材を割り付けるようにした場合に、単に小壁パネルの両側縁を開口領域25の左右両サイドの壁パネルに接合した場合よりも、強固な構造とすることができる。
【0128】
すなわち、上述のように開口領域25の周囲に開口調整領域26、26と小壁領域27とを設けることにより、壁領域12へ壁パネルを自動的に割り付ける際に、壁の開口部周囲において、壁の強度を確保することができる。
【0129】
また、建具が割り付けられる開口部においては、建具の形状が必ずしも、上記基準単位長さに基づいたものとならないが、上記開口調整領域26、26の幅を調整して、開口領域25及び開口調整領域26、26を合わせた領域が、グリッド線28、28間にちょうど納まるようにすることで、開口領域25の左右両サイドにおいて、基準単位長さに基づいた壁パネルを用いることができ、また、基本的に小壁パネル及び、腰壁パネルもその幅が、上記基準単位長さに基づいたものを用いることができる。
【0130】
従って、壁パネルや小壁パネルや腰壁パネルを製造する際に、予め決められた規格外のパネルを生産する可能性が低く、パネルの生産性を向上することができる。
また、住宅の施工現場において、上記グリッド線28に基づいていない部分を現場施工によりカバーしなければならなくなる可能性が低く、住宅の建築においても生産性を向上することができる。
【0131】
また、この実施例においては、上記開口調整領域26を生成する際に、上記開口領域25が外壁の壁領域12に設けられるものか、内壁の壁領域12に設けられるかにより処理を変更している。
すなわち、内壁は、外壁に比較して負荷が少ないので、必ずしも、小壁パネルを支持する支持部材が無くとも、小壁パネルの両側縁を隣接する壁パネルの両側縁に接合することにより、充分な強度を得ることができる。
【0132】
従って、内壁においては、開口調整領域26に配置される部材を支持部材ではなく調整部材として扱うものとなっている。
すなわち、内壁の開口領域25においては、開口領域25の両側縁と同じ位置に両側縁を有する小壁領域27を仮設定し、次いで、上記小壁領域27の両側縁をそれぞれ左右外側に移動してグリッド線28に合わせ、移動後の小壁領域27の左右側縁と開口領域25の左右側縁との間を開口調整領域26としている。
【0133】
そして、上述のように仮設定された小壁領域27の左右側縁とグリッド線28がはじめから一致してしまった場合には、開口調整領域26が設けられない可能性がある。
すなわち、調整の必要がなければ、開口調整領域26を削除することにより、施工性を向上できるようになっている。
また、仮設定された小壁領域27の左右側縁とグリッド線28との距離が近ければ、僅かな幅を有する開口調整領域26が設けられることになるが、上述のように、開口調整領域26に配置される部材を小壁パネルを支持する部材ではなく、開口領域25の幅を調整する部材とみなしているので、不必要に幅の長い開口調整領域26が生成されることがない。
【0134】
また、外壁においては、開口調整領域26に配置される部材を小壁パネルを支持する部材とみなしているので、小壁パネルを支持するのに最低限必要な開口調整領域26の幅を設定しておくようになっている。
すなわち、所定幅の開口調整領域26を開口領域25に仮に設けてから、開口調整領域26の幅を広げるようにして、開口調整領域26の開口領域25と反対側の側縁をグリッド線28に合わせるようになっている。
【0135】
従って、開口調整領域28において、最低限必要な幅を確保することができるとともに、開口領域25の幅をグリッド線に対応することができるようになっている。
以上のように、この実施例においては、外壁に比較して負荷の小さい内壁に余分に大きな開口調整領域26が配置され、開口調整領域26に割り付ける部材の施工の手間が増えるのを防止するとともに、内壁に比較して負荷の大きい外壁においては、確実に小壁パネルを支持できる開口調整領域26の幅を確保するとともに、開口領域25の幅を上記グリッド線28に対応させることができる。
【0136】
そして、上述のように形成された開口調整領域26、小壁領域27、腰壁領域29にそれぞれの位置に必要な一体の部材を割り付けることにより、開口部周囲の強度を保った状態で部材を割り付けることが可能となり、残りの壁領域に順次所定強度の壁パネルを割り付けることにより、容易に壁パネルを割り付けることができる。
なお、上記実施例において、フローチャートにより示された工程は、本発明の一例であって、上述のように開口調整領域及び小壁領域を壁領域上に生成できれば、工程の順番や、工程の内容を変更してもかまわない。
【0137】
【発明の効果】
上記請求項1記載の壁パネルの割付方法によれば、壁パネルを全体が略均質なボードではなく、例えば、枠体と該枠体の両面もしくは一面に面材を貼設した箱状のものとした場合には、壁のL字状(角部)、T字状、十字状の交点でこれらの壁パネルを接合する際に、壁パネルの枠体すなわち芯材が存在する部分で互いに接合することが強度上好ましいが、壁線を壁線の角部及び交点で分割することにより、壁のL字状、T字状、十字状の交点に壁線の端部が配置されるとともに、壁パネルの側縁が配置されることになり、角部及び交点において、施工上及び強度上好まし壁パネルの割付を容易に行うことが可能となる。
【0138】
壁線により設定された壁パネルを割り付けるべき領域の左右範囲と壁の上下位置を規制する屋根や床の配置に基づいた壁の上下範囲とから壁領域を設定することにより、壁パネルを割り付ける際には、壁の周囲の構造を考慮することなく、予め設定された壁領域を壁パネルで埋め尽くすように壁パネルを割り付けるだけで良いので、壁パネルの割り付けを効率化することができる。
【0139】
また、壁領域には、上記開口部に対応した開口領域が設定されるとともに、該開口領域上に開口領域上の荷重を支持する部材が配置される小壁領域が設定されることになる。
従って、上記開口領域上に小壁領域を設定することにより、壁領域に壁パネルを割り付ける前に、開口領域上の荷重を支持する部材を配置する領域を確保することができる。
【0140】
すなわち、壁に開口部があっても、小壁領域を予め設定することにより、壁パネルの割付方により、強度的な問題が生じるのを防止することが可能となる。
また、住宅の屋根、壁、床等の各構成部分の平面配置を基準単位長さ毎に縦横に引かれたグリッド線に従ったものとすることにより、設計及び部材の割り付けを容易なものとするとともに、上記小壁領域の左右の側縁をグリッド線に対応させることにより、開口領域の左右側縁がグリッド線に対応していなくとも、小壁領域をグリッド線に対応させ、小壁領域の左右に配置される壁パネルをグリッド線に対応して割り付けることができ、開口領域周囲への壁パネルの割り付けを容易なものとすることができる。
また、上述のように小壁領域の左右側縁をグリッド線に対応させるとともに、開口領域の周囲に開口調整領域を設け、開口領域の幅と小壁領域の幅のずれを開口調整領域に吸収させることができる。
また、開口調整領域に小壁領域の左右側縁部を支持する支持部材を配置させることにより、小壁領域に配置された梁状部材の左右側縁を、単にその左右に配置される壁パネルに接合することにより支持させるようにした場合に比較して、強度を向上することができる。
【0141】
また、上記開口調整領域を生成する際に、上記開口領域が外壁の壁領域に設けられるものか、内壁の壁領域に設けられるかにより処理を変更している。すなわち、内壁は、外壁に比較して負荷が少ないので、必ずしも、小壁パネルを支持する支持部材が無くとも、小壁パネルの両側縁に隣接する壁パネルの側縁に接合することにより、充分な強度を得ることができる。
従って、内壁においては、開口調整領域に配置される部材を支持部材ではなく調整部材として扱うものとなっている。すなわち、内壁の開口領域においては、開口領域の両側縁と同じ位置に両側縁を有する小壁領域を設定し、次いで、上記小壁領域の両側縁をそれぞれ左右外側に移動してグリッド線に合わせ、移動後の小壁領域の左右側縁と開口領域の左右側縁との間を開口調整領域としている。
そして、上述のように仮設定された小壁領域の左右側縁とグリッド線がはじめから一致してしまった場合には、開口調整領域が設けられない可能性がある。すなわち、調整の必要がなければ、開口調整領域を削除することにより、施工性を向上できるようになっている。また、仮設定された小壁領域の左右側縁とグリッド線との距離が近ければ、僅かな幅を有する開口調整領域が設けられることになるが、上述のように、開口調整領域に配置される部材を小壁パネルを支持する部材ではなく、開口領域の幅を調整する部材とみなしているので、不必要に幅の長い開口調整領域が生成されることがない。
また、外壁においては、開口調整領域に配置される部材を小壁パネルを支持する部材とみなしているので、小壁パネルを支持するのに最低限必要な開口調整領域の幅を設定しておくようになっている。すなわち、所定幅の開口調整領域を仮に設けてから、開口調整領域の幅を広げるようにして、開口調整領域の開口領域と反対側の側縁をグリッド線に合わせるようになっている。
従って、開口調整領域において、最低限必要な幅を確保することができるとともに、開口領域の幅をグリッド線に対応することができるようになっている。以上のように、外壁に比較して負荷の小さい内壁に余分に大きな開口調整領域が配置され、開口調整領域に割り付ける部材の施工の手間が増えるのを防止するとともに、内壁に比較して負荷の大きい外壁においては、確実に小壁パネルを支持できる開口調整領域の幅を確保するとともに、開口領域の幅を上記グリッド線に対応させることができる。
【0142】
また、本発明の上記請求項2記載の構成によれば、壁を屋根裏面まで達する構成とした場合に、主に屋根の形状により複雑化する壁の形状を、屋根の裏面に対応した壁の上辺の形状に基づいて分割することにより、壁の形状を単純化し、パネルの割付を容易にすることができる。
【0143】
また、本発明の上記請求項3記載の構成によれば、開口領域の下に腰壁領域を配置することにより、開口領域の周囲が小壁領域、開口調整領域、腰壁領域に囲まれた状態となり、各領域にそれぞれ一体の部材を配置するようにすることで、開口領域周囲の割り付けを壁領域への壁パネルの割り付け前に、決定することができる。
【0144】
すなわち、壁領域全体に壁パネルを割り付ける前に、壁の開口部における強度を確定することが可能となっており、残りの壁領域に壁パネルをそのサイズに基づいて割り付けるようにした場合に、開口部における強度不足が発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の壁パネルの割付方法を用いる設計支援装置を説明するためのブロック図である。
【図2】上記実施例の壁パネルの割付方法に用いられる壁線の配置を説明するための図面である。
【図3】上記壁パネルの割付方法における端部の取り合いの勝ち負けの決め方を説明するためのフローチャートである。
【図4】上記端部の取り合いの勝ち負けの決め方を説明するためのフローチャートである。
【図5】上記壁線の配置の一例を示す図面である。
【図6】上記壁パネルの割付方法における端部の取り合いの勝ち負けの優先順位を説明するための図面である。
【図7】上記優先順位を説明するための図面である。
【図8】上記優先順位の効果を説明するための外壁角部の平面図及び側面図である。
【図9】上記優先順位の効果を説明するための外壁角部の平面図及び側面図である。
【図10】上記優先順位の効果を説明するための外壁角部の平面図及び側面図である。
【図11】上記優先順位の効果を説明するための外壁角部の平面図及び側面図である。
【図12】上記優先順位を説明するための図面である。
【図13】上記優先順位を説明するための図面である。
【図14】上記優先順位を説明するための図面である。
【図15】上記壁パネルの割付方法における端部長さの調整方法を説明するための図面である。
【図16】上記壁パネルの割付方法における壁線の再結合を説明するための図面である。
【図17】上記壁パネルの割付方法における壁領域の生成方法を説明するためのフローチャートである。
【図18】上記壁領域の生成方法を説明するための図面である。
【図19】上記壁領域の生成方法を説明するための図面である。
【図20】上記壁領域の生成方法を説明するための図面である。
【図21】上記壁領域の生成方法を説明するための図面である。
【図22】上記壁領域の生成方法を説明するための図面である。
【図23】上記壁領域の生成方法を説明するための図面である。
【図24】上記壁領域の生成方法を説明するための図面である。
【図25】上記壁領域の生成方法を説明するための図面である。
【図26】上記壁領域の生成方法を説明するための図面である。
【図27】上記壁領域の生成方法を説明するための図面である。
【図28】上記壁領域の生成方法を説明するための図面である。
【図29】上記壁領域の生成方法を説明するための図面である。
【図30】上記壁パネルの割付方法における壁領域分割処理を説明するためのフローチャートである。
【図31】上記壁領域分割処理を説明するための図面である。
【図32】上記壁パネルの割付方法における壁領域内領域生成方法の概略を説明するためのフローチャートである。
【図33】上記壁パネルの割付方法における内壁開口調整領域生成処理を説明するためのフローチャートである。
【図34】上記内壁開口調整領域生成処理を説明するための図面である。
【図35】上記内壁開口調整領域生成処理を説明するための図面である。
【図36】上記壁パネルの割付方法における外壁開口調整領域生成処理を説明するためのフローチャートである。
【図37】上記外壁開口調整領域生成処理を説明するための図面である。
【図38】上記壁パネルの割付方法における小壁・腰壁領域生成処理を説明するためのフローチャートである。
【図39】上記小壁・腰壁領域生成処理を説明するための図面である。
【図40】上記小壁・腰壁領域生成処理を説明するための図面である。
【符号の説明】
10 壁線
12 壁領域
13 交点
25 開口領域
26 開口調整領域
27 小壁領域
28 グリッド線
[0001]
[Industrial application fields]
The present invention is intended to assign a wall panel to a wall when designing a building whose strength is mainly maintained by a load-bearing wall and the wall is composed of the wall panel.Design support deviceAbout.
[0002]
[Prior art]
In recent years, a CAD (Computer Aided Design) system as a design support apparatus has come to be used in the design of houses.
In the conventional CAD system for house design, the house design can be assisted under the instruction of the operator, and labor saving of the house design can be achieved. In particular, the designed house can be output as various drawings, and labor can be greatly saved in the production of drawings.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the design of a house, it is necessary to ensure the strength of the housings such as columns, beams and bearing walls in order to maintain the strength of the housing, and it is necessary to set the strength and arrangement of these housings.
In some houses, for example, a floor, a wall, a roof, and the like are constructed by a panel construction method including a panel such as a floor panel, a wall panel, and a roof panel.
[0004]
In the panel method, pillars and beams are not used so much, and the strength of the house is mainly maintained by the panels.
Therefore, when designing a house composed of the above panel method, it is necessary to determine the arrangement of walls and the like so as to maintain the strength of the house, and it is necessary to allocate wall panels to the arranged walls.
[0005]
However, a conventional general CAD system for a house is not necessarily compatible with the panel method, and a function for allocating panels has not been added.
In addition, even if panels can be assigned on a CAD system, the highest strength obtained from a combination of wall panels having a predetermined strength can be obtained by simply assigning a wall panel of a predetermined shape to a designed wall. It was not always obtained.
[0006]
In addition, openings such as windows and doors are formed in the wall, and a beam-like member that supports the load on the opening (a small wall, a massa, etc.) is passed over the opening. The beam-shaped member needs to have sufficient strength. However, if the wall panel is simply placed in a portion other than the opening of the wall, it is allocated on the opening. It is difficult to determine whether a member to be obtained has sufficient strength or to arrange an optimal member.
[0007]
In addition, simply assigning a wall panel of a predetermined shape to the wall may cause problems in terms of workability.In the worst case, if the wall panel assignment is not changed at the construction site, There is a possibility that it cannot actually be constructed.
[0008]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and when designing a house constructed by a panel method, before allocating the wall panel to the wall, the wall is in an optimal state for allocating the wall panel. In addition to being divided into a plurality of regions, a region for guiding the allocation of members such as wall panels can be set around the opening of the wall so that sufficient strength can be secured even in the opening of the wall.Design support deviceIs intended to provide.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The design support apparatus according to claim 1 of the present invention comprises:The plane layout of the roof, wall, and floor is determined according to grid lines drawn vertically and horizontally for each preset reference unit length, andA building whose walls are mainly composed of rectangular wall panelsWhen designingFor assigning wall panels to the wall to be designedDesign support deviceBecause
Based on the room layout of the building determined in advance, the peripheral line of the room is set as a wall line indicating the plane layout of the wall and the allocation range on the plane of the wall panel.Wall line setting means;
Divide the above wall line at the corner and intersection of the wall lineWall line dividing means;
Based on the predetermined layout of the roof and floor, the positions of the lower side and the upper side of the wall to be arranged on each divided wall line are determined, and the positions of the lower side and the upper side of the wall to be arranged on each wall line are determined. Based on each wall line, set the wall area to which the above wall panel should be assignedWall area setting means;
An opening area corresponding to the opening is set in the wall area based on a predetermined arrangement of the opening formed in the wall such as a window or an entrance, and a load on the opening area is set on the opening area. Set the small wall area where the receiving member is placedAperture surrounding area setting means andComprising
The opening surrounding area setting means sets a small wall area having left and right side edges at the same position as the left and right side edges of the opening area on the opening area when the wall area is an inner wall wall area. If the left and right side edges of the wall region do not match the position of the grid line orthogonal to the wall region, move the left and right side edges of the small wall region outward until they match the grid line,
When moving the left and right edges of the small wall area, set the opening adjustment area to the left and right edges of the small wall area to the left and right of the opening area,
When the wall area is an outer wall wall area, an opening adjustment area having a predetermined width is set on the left and right sides of the opening area, and the positions of the grid lines in which the positions of the side edges outside the left and right opening adjustment areas are orthogonal to the wall area If it does not match, move the outer side edge of the aperture adjustment area outward until it matches the grid line,
In each of the wall regions, when the small wall region is set, the small wall region supports a load on the opening region.BeamAssign partsWhen the opening adjustment area is set, a support member that supports the left and right ends of the beam-like member is allocated to the opening adjustment area, and thenSmall wall area,Opening areaAnd aperture adjustment areaAssigning a wall panel to a wall area excluding the above-mentioned object is a means for solving the above problems.
[0010]
Moreover, the above-mentioned claim 2 of the present invention.Design support deviceIsThe wall area setting means includesBased on the position of the lower and upper sides of the wall to be placed, the wall area to which the wall panel should be assigned is set for each wall lineAndDivide the wall area based on the shape of the lower and upper sidesTo doIs a means for solving the above problems.
[0011]
Further, according to the third aspect of the present invention,Design support deviceIsThe opening surrounding area setting means sets a waist wall area having a right and left side edge position corresponding to a left and right side edge position of the opening area under the opening area,
The beam member is allocated to the small wall region, the support member is allocated to the opening adjustment region, and the waist wall member that supports the lower end of the support member disposed in the opening adjustment region is allocated to the waist wall region. Then, allocating the wall panel to the wall area excluding the opening area, the small wall area, the opening adjustment area, and the waist wall area.Means for solving the above-described problems were provided.
[0013]
[Action]
According to the structure of the said Claim 1, the outer periphery line of the room comprised in a building is made into a wall line, and arrangement | positioning of this wall line is made into the plane arrangement | positioning of the wall which should allocate a wall panel.
Moreover, since the said wall line shall show the allocation range on the plane of a wall panel, the left-right side edge of a wall panel will be arrange | positioned at the left-right edge part of a wall line.
[0014]
Here, when the wall panel is not a board that is substantially homogeneous as a whole, for example, when a box and a frame with a face material pasted on both sides or one side of the frame, an L-shaped wall ( When joining these wall panels at intersections of corners), T-shapes, and crosses, it is preferable in terms of strength that they are joined to each other at the portion where the frame body of the wall panel, that is, the core material exists. By dividing the wall line at the corner and intersection of the wall line, the end of the wall line is arranged at the L-shaped, T-shaped, and cross-shaped intersection of the wall, and the side edge of the wall panel is arranged. Therefore, it is possible to easily assign the wall panels at the corners and the intersections because of favorable construction and strength.
[0015]
Next, on the wall line, a wall region is set from the left and right range of the wall set by the wall line and the vertical range of the wall based on the layout of the roof and floor that regulate the vertical position of the wall.
The wall region indicates a three-dimensional wall arrangement from the plane arrangement of the walls of the arrangement of the wall lines and the vertical range of the walls based on the arrangement of the roof and floor.
[0016]
In addition, an opening region corresponding to the opening is set in the wall region, and a small wall region in which a member that supports a load on the opening region is arranged on the opening region.
Therefore, by setting the small wall area on the opening area, it is possible to secure an area in which a member for supporting the load on the opening area is arranged before the wall panel is allocated to the wall area.
[0017]
That is, even if there is an opening in the wall, it is possible to prevent the occurrence of a strength problem depending on how the wall panels are allocated by setting the small wall region in advance. For example, by arranging a small wall area on the opening area and arranging an integral member on the small wall area, it is possible to prevent a situation in which a joint between wall panels is arranged on the opening. it can.
[0018]
In addition, the layout of each component such as the roof, wall, floor, etc. of the house follows the grid lines drawn vertically and horizontally for each reference unit length, thereby facilitating design and allocation of members. In addition, by making the left and right side edges of the small wall area correspond to the grid lines, even if the left and right side edges of the opening area do not correspond to the grid lines, the small wall area corresponds to the grid lines. The wall panels arranged on the left and right sides of the frame can be allocated corresponding to the grid lines, and the wall panel can be easily allocated around the opening area.
[0019]
In addition, as described above, the left and right edges of the small wall area correspond to the grid lines, and an opening adjustment area is provided around the opening area, so that the opening adjustment area absorbs the deviation between the width of the opening area and the width of the small wall area. Can be made. Further, by arranging support members for supporting the left and right side edge portions of the small wall region in the opening adjustment region, the left and right side edges of the beam-like members arranged in the small wall region are simply arranged on the left and right sides of the wall panel. Compared with the case where it is made to support by joining, strength can be improved.
Further, when generating the opening adjustment region, the processing is changed depending on whether the opening region is provided in the wall region of the outer wall or the wall region of the inner wall. That is, since the inner wall is less loaded than the outer wall, it is not necessary to join the side walls of the wall panel adjacent to both side edges of the small wall panel, even if there is no support member for supporting the small wall panel. High strength can be obtained.
Therefore, on the inner wall, a member disposed in the opening adjustment region is handled as an adjustment member instead of a support member. That is, in the opening area of the inner wall, a small wall area having both side edges is temporarily set at the same position as both side edges of the opening area, and then both side edges of the small wall area are moved to the left and right outer sides to form grid lines. In addition, an opening adjustment area is defined between the left and right side edges of the small wall area after movement and the left and right side edges of the opening area.
If the left and right side edges of the small wall area set as described above and the grid line are matched from the beginning, there is a possibility that the opening adjustment area is not provided. That is, if there is no need for adjustment, the workability can be improved by deleting the opening adjustment region. Further, if the distance between the left and right side edges of the temporarily set small wall area and the grid line is short, an opening adjustment area having a slight width will be provided. However, as described above, it is arranged in the opening adjustment area. Since the member is not a member that supports the small wall panel but a member that adjusts the width of the opening region, an opening adjustment region that is unnecessarily long is not generated.
In addition, in the outer wall, since the member disposed in the opening adjustment region is regarded as a member that supports the small wall panel, the width of the opening adjustment region that is minimum required to support the small wall panel is set. It is like that. That is, an opening adjustment region having a predetermined width is provisionally provided, and then the width of the opening adjustment region is widened so that the side edge of the opening adjustment region opposite to the opening region is aligned with the grid line.
Therefore, the minimum necessary width can be ensured in the opening adjustment region, and the width of the opening region can correspond to the grid lines. As described above, an excessively large opening adjustment area is arranged on the inner wall with a small load compared to the outer wall, so that it is possible to prevent an increase in the labor of construction of the members assigned to the opening adjustment area and to reduce the load compared to the inner wall. In a large outer wall, the width of the opening adjustment region that can reliably support the small wall panel can be ensured, and the width of the opening region can correspond to the grid line.
[0020]
Moreover, according to the structure of the said Claim 2 of this invention, when it is set as the structure which reaches | attains a roof back surface, the shape of the wall complicated mainly by the shape of a roof is the wall corresponding to the back surface of a roof. By dividing based on the shape of the upper side, it is possible to simplify the shape of the wall and facilitate panel assignment.
[0021]
Also,According to the structure of the said Claim 3 of this invention,By arranging the waist wall area below the opening area, the periphery of the opening area is surrounded by the small wall area, the opening adjustment area, and the waist wall area, and an integral member is arranged in each area. Thus, the allocation around the opening area can be determined before the wall panel is allocated to the wall area.
[0022]
That is, before allocating the wall panel to the entire wall area, it is possible to determine the strength at the opening of the wall, and when the wall panel is allocated to the remaining wall area based on its size, It is possible to prevent occurrence of insufficient strength at the opening.
[0023]
【Example】
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
Note that the wall panel assignment method of this embodiment is a method used in the design of a house in which floors, walls, roofs, and the like are constructed from panels.
Further, the panel is formed by, for example, assembling a wooden core material into a rectangular frame shape or a frame shape other than a rectangle to form a frame, and a face material is pasted on at least one surface of the frame.
Moreover, the wall panel allocating method of this embodiment is automatically processed under the operation of an operator on a so-called design support apparatus as a CAD system.
[0024]
In addition, the design support device has a design input function for inputting the layout of a house and the arrangement (design of a house) of various fittings and various finishing members, and in the above design, panels are arranged on the floor, wall, roof, etc. In addition, based on the structure determination function that arranges other members to be the casing, the members and the members attached to the panel, and checks the required strength of the house, and the members assigned in the design input and structure determination And an integration function for obtaining an estimate of the house to be designed.
[0025]
As shown in FIG. 1, the design support apparatus for processing the wall panel allocating method of this embodiment has a system configuration as a so-called general computer system as a CAD system, and has a CPU (central) (not shown). An arithmetic processing unit (computer main unit) 1 including a processing unit (RAM), a random access memory (RAM), a read only memory (ROM), a storage device 2 including a hard disk drive, a keyboard, a mouse, a tablet, a digitizer, and the like An input device 3 composed of a pointing device, a display device 4 composed of a display such as a CRT display, and a hard copy output device 5 composed of a printer, a plotter or the like.
[0026]
The storage device 2 stores various programs used in the design support apparatus and various data used in the programs.
The above-mentioned various programs are basically a well-known CAD system except for the portion related to the present invention, and are for designing a house on a design support apparatus.
The various data is data of various members assigned to the house when the house is designed on the design support device. For example, various data such as various member shapes and prices are stored. .
[0027]
Further, the storage device 2 stores design data generated by design operations performed at each stage of the design, structure, integration, and the like.
Further, in this embodiment, when determining the floor plan in the design function, the room area of the house to be designed (living room, dining room, kitchen, toilet, bath, living room, storage, etc., basically surrounded by walls. Area is included), the perimeter line of the room is the wall line 10 (shown in FIG. 2), and openings (not shown) such as windows and doorways are arranged on the wall line. The arrangement of the wall line including the opening is stored as a design data file.
[0028]
Further, in this embodiment, in the structural function, as shown in FIG. 2, the wall line 10 is changed into a load-bearing wall line 10a, a support wall line 10b, an attribute non-set wall line 10c, and the like by a preset logic. The types of the openings and the wall lines 10 are stored in the arrangement of the wall lines 10 in the design data file.
[0029]
That is, in the design data file, at least the arrangement of the wall lines 10, the type of the wall lines 10, and the arrangement of the openings are stored.
Here, the kind of the said wall line 10 is demonstrated.
First, the type of the wall line 10 is classified into an outer wall and an inner wall. The wall line 10 which becomes the said outer wall is the wall line 10 arrange | positioned on the outer periphery of a house, and wall lines 10 other than the wall line 10 of an outer wall are made into an inner wall.
Moreover, an outer wall is a wall from which at least one surface is exposed outside, and an inner wall is a wall from which neither surface is exposed to the outside.
[0030]
Next, the wall line 10 is classified into the load-bearing wall line 10a, the support wall line 10b, the attribute non-set wall line 10c, and the like based on the structural classification of the walls arranged on the wall line 10 as described above. The
On the bearing wall 10a, a bearing wall that basically supports a horizontal load and a vertical load is disposed. Note that the bearing walls are not arranged at all portions on the bearing wall line 10a. For example, when an opening such as a window or an entrance / exit is disposed on the bearing wall 10a, the portion of the opening is not a bearing wall.
[0031]
A support wall that basically supports a vertical load is disposed on the support wall line 10b. Further, as in the case of the load bearing wall wire 10a, the support walls are not necessarily arranged at all the portions on the support wall wire 10b.
If there is no particular problem, the attribute non-set wall line 10c is a partition wall line, and a partition wall that does not particularly support a load is disposed on the attribute non-set wall line 10c.
[0032]
The arithmetic processing unit 1 has a function as a well-known CAD system, and in this embodiment, a wall region 12 (see FIG. 5) for allocating a wall panel on the wall line 10 for allocating the wall panel described below. 18), and the wall line 10 and the wall region 12 are divided, thereby facilitating the allocation of the wall panel to the wall, and at the time of the wall panel allocation, the strength and effectiveness of the wall. And has a function of allocating wall panels thereafter.
[0033]
More specifically, the arithmetic processing device 1 divides the wall line 10 stored in the storage device 2 as described above, and the length of the end portion by winning or losing the end portion of each divided wall line 10. Adjusting the height, setting the wall region 12 for each wall line 10, dividing the wall region 12, setting the region surrounding the opening in the wall region 12, and allocating members such as wall panels to the wall region 12 It has become.
[0034]
Next, FIG. 3 and FIG. 4 show a method of adjusting the wall tip part according to the division of the wall line 10 in the design support apparatus having the above-described configuration and the determination of the winning or losing of the end of the wall panel at the wall joint. This will be described with reference to the flowchart of FIG.
First, for example, the arrangement of the wall lines 10 as shown in FIG. 5 is read from the design data file of the storage device 2 (step A1).
[0035]
Then, the arithmetic processing unit 1 recognizes the L-shaped, T-shaped, and cross-shaped intersections 13 of the wall line 10 and the end points of the wall line 10 as intersections 13 (the end points are also a kind of intersections) (step A2). ).
And each wall line 10 is divided | segmented in the said intersection 13 (step A3).
Next, it is determined whether or not the recognized one intersection 13 is an end point (step A4).
[0036]
Then, when the intersection 13 is an end point, the wall joint at the end point is won (step A5), and it is uncertain whether it is determined whether or not the joint joint end of the wall at the intersection 13 is completely determined. The process proceeds to step 21 of the process.
In addition, when the intersection 13 is an end point, since it does not occur with another wall, it wins.
Next, when the intersection 13 is not an end point, it is recognized whether each wall line 10 that contacts one end at the intersection 13 is an inner wall or an outer wall (step A6).
[0037]
Then, it is determined whether the outer wall and the inner wall are mixed at the intersection 13 (step A7).
When the outer wall and the inner wall coexist, the wall line 10 of the inner wall is lost in the connection of the end portions of the wall at the intersection 13 (step A8), and the process of step A10 is performed to determine the winning or losing of the remaining outer walls. move on.
[0038]
On the other hand, when the inner wall and the outer wall are not mixed, it is determined whether or not each wall line 10 that contacts one end at the intersection 13 is an outer wall (step A9).
When each of the wall lines 10 is an outer wall, first, each of the wall lines 10 (if there is an inner wall that touches the intersection 13 by the processing from step A8, the inner wall is lost in step A8). Therefore, it is determined whether or not there is one wall line 10 having the end opening 14 within a predetermined distance from the end on the side of the intersection 13 (step A10).
[0039]
Then, when there is one wall line 10 with the end opening 14, the wall line 10d having the end opening 14 is won and the remaining wall line 10e is lost as shown in FIG. (Step A11), the process proceeds to Step A21.
And when the wall line 10 with the edge part opening part 14 is not one, it is determined whether the said intersection 13 is an exit corner (step A12).
[0040]
The end opening 14 is an opening whose distance from the intersection 13 is equal to or less than a preset length. At the end of the wall having the end opening 14, an upper portion of the end opening 14 is provided. A columnar member S that supports the members arranged in the column is arranged.
[0041]
Therefore, when the wall having the end opening 14 is defeated and the end of the wall is retracted, it becomes difficult to dispose the columnar member S, and the position of the end opening 14 is shifted, Since the member on the end opening 14 needs to be supported by the wall on the side of the wall line 10e joined to the wall having the end opening 14, the wall line having the end opening 14 as described above. It is preferable in terms of structure and construction to win 10d.
[0042]
In the case of a protruding corner, as shown in FIG. 7A, the outer wall along the girder side edge of the roof and the wall line 10a along the wife side edge of the roof of the house is lost. Line 10a is won (step 13), and the process proceeds to step A21.
Here, FIG. 8A shows the planes of the wife-side wall Ki and the girder-side wall Ka at the corners of the outer corners of the outer corners in a state where the wife-side wall Ka is horizontally arranged on the drawing. FIG. 8B shows a state in which a triangular wall panel Kt reaching the back of the roof is arranged on the above-mentioned wife-side wall K, and a later-described connecting girder Kk is arranged on the girder-side wall Ka. , Showing the side as seen from the wife side.
[0043]
FIG. 8C shows a plane of the spar-side wall KA and the wife-side wall KI at the corners of the outer corners of the outer corners in a state where the spar-side wall K is horizontally arranged on the drawing. FIG.8 (d) has shown the side surface which looked at the corner | angular part of the outer corner shown in FIG.8 (B) from the girder side.
In FIG. 8, the girder-side wall is won as described above. In this embodiment, as will be described later, at the intersections of the L-shape of the outer wall, the adjustment material T is applied to the corners due to the problem of the arrangement of the core material of the wall K of the outer wall and the wall panel of K It comes to arrange.
[0044]
As shown in FIG. 8, in the house designed in this embodiment, the uppermost wall (here, the load-bearing wall and the support wall) reaches the back surface of the roof. Therefore, the upper part of the wall (wife-side wall K) arranged along the inclination direction of the roof is formed in a triangular shape along the slope of the roof by the triangular wall panel Kt.
In addition, the wall (girder-side wall Ka) orthogonal to the roof inclination direction is horizontal at the upper side, and a connecting girder Kk having an inclination along the roof inclination in the thickness direction of the wall is provided above the wall. It is arranged.
[0045]
That is, at the intersection of the L-shapes between the outer walls under the roof, as shown in FIG. 8, the connecting girder Kk having the above inclination is arranged on the wall K1 on the girder side and the adjusting material T, and The upper side of the wall Ki is a slope that faces further upward from the apex of the connecting beam Kk.
Here, contrary to the above-mentioned winning / losing conditions, when the wife side wall Ki wins and the girder side wall Ka loses, (A), (B), (C), FIG. As shown in (D).
9A and 9C are plan views corresponding to FIGS. 8A and 8C, and FIG. 9B is a side view corresponding to FIG. 8B. FIG. 9D is a side view corresponding to FIG. 9D.
[0046]
As shown in FIGS. 9B and 9D, the triangular wall panel Kt forming the upper side of the winning wife side wall reaches the center of the thickness of the losing girder side wall Ka. In other words, when the connecting beam Kk disposed on the wall K on the spar side is to be disposed above the adjusting material T, the wife-side triangle is located at the portion disposed on the adjusting material T of the connecting beam Kk. It is necessary to form the notch n in the portion where the tip of the shaped wall panel Kt is disposed, and this lowers the workability in the production of the walls K and K and the connecting beam Kk.
In other words, at the corners of the outer corners of the outer walls, workability can be improved by winning the girder side.
[0047]
And when it is not an exit corner, that is, when the intersection 13 is an entrance corner, as shown in FIG. 7B, the wall line 10a along the girder side edge of the roof of the house is lost and the above-mentioned The wall line 10a along the wife side edge of the roof is won (step A14), and the process proceeds to step A21.
In addition, the intersection 13 of the entering corner of the wall lines 10 of the outer wall is in a state as shown in FIGS. 10A and 10B under the roof, for example.
[0048]
10A is a plan view of the corners of the corners of the outer walls when the wife-side wall KI is won, and FIG. 10B is the corners of the corners of the corners of the outer walls. It is a side view from the inner surface of the wife side.
In this case, the wife-side wall K is in a state where the outer wall K and the inner wall Kn are joined at the intersection with the girder-side wall K. The inner wall Kn and the outer wall K The upper side of the joined walls is a slope along the slope of the roof.
[0049]
Here, as shown in FIGS. 11A and 11B, when the girder-side wall K is won, the girder-side wall K is inserted between the wife-side wall K and the inner wall Kn. In addition, as will be described later, it becomes necessary to dispose the adjusting material T at the end of the wall K on the spar side due to the disposition of the core material of the wall panel.
Therefore, if the wall K on the girder side is won, the workability is inevitably deteriorated.
11A is a plan view of the corners of the corners of the outer walls when the wall K on the girder side is won, and FIG. 11B is the corners of the corners of the corners of the outer walls. It is a side view from the inner surface of the wife side.
[0050]
Next, when it is determined in step A9 that each of the wall lines 10 is not an outer wall but an inner wall, it is determined whether or not the intersection 13 is L-shaped (step A15).
When the intersection is L-shaped, as shown in FIG. 12, the wall line 10e along the Y direction wins and the wall line 10u along the X direction loses on the drawing. (Step A16).
If the intersection 13 is not L-shaped, it is next determined whether or not the intersection 13 is T-shaped (step A17).
[0051]
When the intersection 13 is T-shaped, as shown in FIG. 13, first, the wall line 10 that touches two wall lines 10 and 10 that are continuous on a straight line is lost (step A18). ).
Next, of the two consecutive wall lines 10 and 10, the wall line 10o closer to the origin on the drawing is won and the wall line 10 farther from the origin is lost (step A19). ), The process proceeds to step A21.
[0052]
If the intersection point 13 is neither L-shaped nor T-shaped, then the intersection point is assumed to be a cross shape, and two sets of two continuous wall lines 10 as shown in FIG.
Out of 10 pieces (10 pieces, 10 pieces), two wall lines 10 pieces and 10 pieces along the X direction on the drawing are lost (step A20).
Then, of the remaining two continuous wall lines 10 and 10, the wall line 10 closest to the origin on the drawing is won and the wall line 10 farther from the origin is lost (step A19). ), The process proceeds to step A21.
In addition, in the case of the inner wall, since there is less possibility of problems in strength or construction even if changing the winning or losing of the wall joint at the intersection 13, it is assumed that the winning or losing setting is not particularly set on the girder side or the wife side. . In addition, by unifying the winning and losing of each intersection at the distinction such as the X direction and the Y direction on the drawing, it is possible to prevent panel misplacement in construction and improve construction efficiency.
[0053]
Next, the undetermined process in step A21 will be described with reference to the upper flowchart of FIG.
In the undetermined process of step A21, it is determined whether or not the winning or losing of the joints of the wall joining ends at each intersection 13 is confirmed (step B1).
That is, at the intersection point 13, it is determined whether one wall line 10 has won and all the remaining wall lines 10 have lost.
If winning or losing has been determined, the process proceeds to the end adjustment process of step A22 in order to adjust the length of the joining end of the wall.
[0054]
On the other hand, when winning or losing has not been determined, the priority order of the wall lines 10 is determined at the intersection 13 based on the final priority order determined in advance (step B2).
The final priority order is for determining the winning or losing according to more detailed conditions when the winning or losing is not determined according to the above conditions.
Then, at the intersection 13, the final priorities of the wall lines 10 are compared, and it is determined whether there is one wall line 10 having the highest final priority at the intersection (step B 3).
[0055]
If there is only one wall line 10 with the highest priority at the intersection 13, the wall line 10 is won and the remaining wall line 10 is defeated (step B4), and the end adjustment processing in step A22 is performed. Proceed to
Further, when there are one or more wall lines 10 with the highest priority at the intersection point 13, that is, when there are two or more peer wall lines 10 with the highest priority at the intersection point 13, The wall line 10 is used as a draw (step B5), and the process proceeds to the end adjustment process of step A22.
[0056]
Next, the edge adjustment process in step A22 will be described with reference to the flowchart in the lower part of FIG.
In the edge adjustment process, it is determined whether one of the wall lines 10 in contact with the intersection 13 is defeated (step C1). In the case of defeat, as shown in FIG. The wall line 10 is moved backward from the intersection 13 by a predetermined distance (half the wall thickness) (step C2).
Next, when the wall line 10 is not lost, it is determined whether or not the wall line 10 is a draw wall line 10 (step C3). In the case of a draw, as shown in FIG. Then, the wall line 10 is directly used as the wall line up to the intersection 13 (step C4).
[0057]
Next, if the wall line 10 is neither a loss nor a draw, that is, if the wall line 10 wins, it is determined whether or not the wall line 10 is an outer wall (step C5). As shown in FIG. 15C, the winning wall line 10 of the outer wall is set to the length to the intersection 13 as it is (step 4).
If the winning wall line 10 is not an outer wall, that is, an inner wall, the winning wall line 10 of the inner wall is moved from the intersection 13 by the predetermined distance as shown in FIG. Extend (step C6).
[0058]
If there is still a wall line 10 at the intersection (step C7), end adjustment processing is performed on the next wall line 10.
When the end adjustment processing at one intersection is completed, it is determined whether or not the next intersection 13 is present in the arrangement of the wall line 10 that is read first (step A23), and priority is given to the next intersection. Repeat the process of determining the ranking.
[0059]
In the end adjustment process, the end of the wall 10 is extended only when the wall 10 of the inner wall wins, and the end of the wall 10 is not extended when the wall 10 of the outer wall wins. Is due to the following reasons.
That is, the joining of the wall panels at the intersection 13 is basically in a state where the end face of the losing wall panel is joined to the end face of the winning wall panel. The core material at the end is half the thickness of the wall panel.
[0060]
Therefore, only half of the core material constituting the end face of the losing side wall panel has the core material of the winning side wall panel, which causes a problem in joining.
Therefore, in this embodiment, in the case of the inner wall, another core member is arranged inside the core member at the end of the winning wall panel, and the width of the core member constituting the end surface of the losing wall panel And the thickness of the core material at the end of the winning wall panel is substantially the same.
[0061]
On the other hand, in the case of the outer wall, an adjusting material T having the same width as the thickness of the wall panel and half the thickness of the wall panel is arranged outside the core material at the end of the winning wall panel. The wall panels are joined together.
Therefore, in the joint part of an outer wall, since the above-mentioned adjustment material is arrange | positioned ahead of the edge part of a wall line, it does not extend a wall line.
[0062]
Through the processing as described above, it is possible to determine the winning or losing of the joining end portion in the portion where the wall panels that are the intersections 13 of the wall lines 10... Are joined, and accurately determine the range of each wall at the intersection 13. The wall panel can be easily assigned to the wall in a limited manner.
[0063]
In addition, since the priority when deciding the winning or losing considers the strength and workability of the wall, even if the joint between walls is determined by the design support device without operator intervention, Building a wall that can efficiently allocate a wall panel to the wall area without causing a decrease in the strength of the house or a decrease in workability, and no problem in strength. Is possible.
[0064]
That is, when the wall panel is automatically assigned to the wall area, the above-mentioned process, that is, the winning or losing of the joining end portion of the wall at the joining portion of the intersection 13 portion is considered in consideration of the strength and workability of the wall. By determining, it is possible to set the wall region 12 in which the wall panel can be allocated in consideration of the strength and workability of the wall.
[0065]
Next, a method of recombining the two wall lines 10 and 10 that are continuous in a straight line separated at the intersection 13 in the above process will be described with reference to FIG.
First, the arrangement data of the wall line 10 for which the above processing has been completed is read.
Then, in the arrangement of the wall line 10, the intersection 13 (including the wall lines 10 and 10 in the case of the outer wall and the wall lines 10 and 10 in the case of the inner wall) that are continuous in a straight line ( (T-shaped or cross-shaped intersection) is extracted.
[0066]
Next, at the intersection point 13, it is determined whether or not the wall line 10 nu that contacts the two linearly continuous wall lines 10 and 10 (10 and 10) is the load-bearing wall line 10 a or the support wall line 10 b. In the case of the load-bearing wall wire 10a or the support wall wire 10b, the two continuous wall wires 10 and 10 (10 and 10) are left as they are, and the load-bearing wall wire 10a and the support wall wire 10b. If not, the two continuous wall lines 10 and 10 (10 and 10) are recombined into one wall line 10.
[0067]
By doing as described above, by dividing the wall line 10 at the intersection 13 of the wall line 10, a wall joint portion that is not originally necessary from the surface of strength or construction is formed, It is possible to prevent hindering the efficiency of construction.
[0068]
In the above embodiment, in the end adjustment, the length of the winning wall line is adjusted separately for the outer wall and the inner wall, but the wall joining method on the outer wall and the wall joining method on the inner wall are the same. If it does so, the edge part adjustment in an outer wall and an inner wall can be performed similarly.
[0069]
Next, the setting method of the wall area | region 12 is demonstrated with reference to the flowchart of FIG.
First, for example, the arrangement of the wall lines 10 as shown in FIG. 5 is read from the design data file of the storage device 2 (step D1).
Next, it is determined whether or not the arrangement data of one wall line 10 read includes data indicating that the wall is diagonal (step D2).
[0070]
If there is data indicating that it is diagonal, the diagonal wall region 12 is generated based on the diagonal wall data registered in the design data file (step D3).
The wall line 10 is in a state of being divided at the intersection of the wall lines 10, and the one wall line 10 indicates the wall line 10 divided at the intersection.
In step S2, if there is no data indicating that the wall is slanted in the data of the wall line 10, the type of the wall line 10 is a partition wall line (all wall lines that do not support the upper structure). (Step D4).
The partition wall line is an attribute non-set wall line 10c in the type of the wall line. This is for changing the attribute non-set wall line to the bearing wall line 10a or the supporting wall line 10b when the bearing wall line 10a or the supporting wall line 10b is insufficient in the design change or strength check. .
[0071]
When the type of the wall line 10 is the partition wall line 10c, as shown in FIG. 18, the preset height is the wall height L1, and the wall line 10 (the wall line 10 in FIG. A position from the floor to a preset height is generated as the wall area 12 of the partition wall along the position indicated by the broken wall line position 15 (step D5).
In FIG. 17, reference numeral 16 denotes a floor area, and reference numeral 17 denotes a lower surface of the roof area 18 (shown in FIG. 21).
[0072]
The shape of the restriction part immediately above the wall line 10 is read, and when the height of the lower end of the restriction part is lower than the preset height L1, the height of the wall region 12 is corrected, The wall region 12 is generated by setting the height of the lower end of the restriction portion as the height of the wall.
In addition, when the restriction part is a roof, the joint beam Kk may be arranged on the wall. In this case, the height of the wall is arranged at the lower end of the restriction part. Thus, the wall region 12 is generated up to the lower end of the combined beam Kk.
[0073]
In step D4, if the type of the wall line 10 is not a partition wall line, that is, if the type of the wall line 10 is a support wall line 10b or a load-bearing wall line 10a, then, immediately above the wall line 10 The restriction part arrangement is read (step D6), and the restriction part on the wall line 10 is searched (step D7).
Then, it is determined whether or not the restriction site immediately above the wall line 10 is a roof (step D8).
[0074]
If the restriction site directly above the wall line 10 is a roof, it is next determined whether or not the wall line is orthogonal to the slope of the roof (step D9).
That is, when a wall is arranged on the wall line 10, it is determined whether the upper side of the wall is horizontal and perpendicular to the roof inclination or is inclined along the roof inclination.
And when the said wall line 10 is orthogonal to the inclination of a roof, as shown in FIG.19 and FIG.20, although the upper side of a wall produces | generates the rectangular-shaped wall area | region 12, In this case, as shown in FIG. 19, it is necessary to arrange the above-mentioned connecting beam Kk whose upper surface is inclined so as to absorb the inclination of the roof at the upper end of the wall.
[0075]
Therefore, first, the height of the lower surface 17 of the roof immediately above the wall line 10 is obtained from the shape of the restriction part of the design data file of the storage device 2, and the height of the coupling beam Kk is subtracted from the height. The height L2 of the wall region 12 is assumed.
In this embodiment, the height of the lower surface 17 of the roof is indicated by the height from the ground 19 rather than the height from the upper surface of the floor region 16, so the height L2 of the wall region 12 is actually the roof. The height of the connecting beam Kk is subtracted from the height of the lower surface and the height L3 from the ground surface 19 to the upper surface of the floor region 16 is subtracted.
Then, as shown in FIGS. 19 and 20, a wall region 12 from the upper surface of the floor region 16 to the height L2 is generated along the wall line 10 (step D10).
In FIG. 20, the wall region 12 is shown as a plane, but at this stage, the wall region 12 may be thick or flat.
[0076]
In step D9, if the wall line 10 is not orthogonal to the slope of the roof, the lower surface of the roof region 18 immediately above the wall line 10 is determined from the shape of the restriction part of the design data file of the storage device 2. Find the height.
At this time, the height of the lower surface 17 of the roof region 18 is slanted along the inclination of the roof as shown in FIG.
Then, the height from the floor to the lower surface 17 of the roof region 18 along the wall line 10 is generated as the wall region 12 (step D11).
[0077]
At this time, the wall region 12 does not have a rectangular shape as shown in FIG.
In step D8, if the restriction site directly above the wall line 10 is not a roof, it is next determined whether or not the restriction site is a floor (step D12).
When the restriction part is a floor, as shown in FIG. 23, the floor 20 immediately above the wall line 10 from the shape of the restriction part of the design data file of the storage device 2 to the lower surface 20 of the upper floor area 16a. Find the height to.
[0078]
The height L4 of the wall region 12 to be generated is the height L3 from the ground 19 to the upper surface of the upper floor region 16a to the upper surface of the lower floor region 16 and the height L3 of the upper floor region 16a. Subtracting the thickness L6.
And the wall area | region 12 from a floor to the said height L4 is produced | generated along the wall line 10 (step D13).
[0079]
In addition, the thickness of the floor panel arranged in the upper floor area 16a may vary depending on the strength problem. When the thickness is increased, the floor panel is lowered from the upper surface of the upper floor area 16a as shown in FIG. Therefore, the height L4 of the wall region 12 varies depending on the type of the floor panel to be arranged.
Further, in the thick floor panel, as shown in the floor region 16a in FIG. 24, the portion that is hooked to the outer wall may be cut out to form the cutout portion 21, so that depending on the type of the wall panel Depending on whether the wall is an inner wall or an outer wall, the height L4 of the wall region 12 may be changed.
[0080]
Next, when the restriction part is not a floor in step D12, it is next determined whether or not the restriction part is the roof balcony 22 (step D14).
And when the said restriction | limiting part is the roof balcony 22, as shown in FIG. 25, it is fundamental to the lower surface of the floor panel (roof balcony floor area | region 16c) which forms the roof balcony 22 like the case of the said floor. A wall region 12 is generated (step D15).
[0081]
That is, as shown in FIG. 26, the height L7 of the wall region 12 to be generated is the same as in the case where the restriction part is the floor, and the floor L below the height L8 from the ground surface 19 to the upper surface of the roof balcony floor region 16c. This is obtained by subtracting the height L3 to the upper surface of the region 16 and the thickness L9 of the roof balcony floor region 16c.
As shown in FIGS. 27, 28, and 29, the roof balcony 20 also has a difference in the thickness of the floor panel that forms the roof balcony floor region 16c in the same manner as the floor. In some cases, the notch 21 is formed, and the height of the floor lower surface varies depending on the type of the floor panel.
Moreover, in the roof balcony floor area | region 16c, as shown in FIG. 28, the said notch part 21 may be formed in an inner wall side, and when the height of the wall area | region 12 is influenced also by arrangement | positioning of a floor panel. There is also.
[0082]
In step D14, if the restriction site is not the roof balcony 22, error processing is performed (step D16).
Then, it is determined whether or not the wall line 10 for which the generation process of the wall region 12 has not been completed remains (step D17). If the wall line 10 remains, the process returns to step D2 to return all the wall lines 10 to each other. The wall region 12 is repeatedly generated until the wall region 12 is generated above.
Then, a wall panel is assigned to the generated wall region 12, and the wall structure is determined.
[0083]
As described above, the arrangement data of the wall line 10 indicating the arrangement of the wall, the data of the type of the wall line 10 indicating the type of the wall, and the restriction that restricts the upper end of the wall arranged on the wall line 10 The height of the wall is obtained from the data of the arrangement of the part and the data of the shape of the restriction part, and the wall region 12 to which the wall panel is to be assigned is generated based on the height of the wall. In this case, it is only necessary to allocate the wall panel so that the entire wall region is filled with the wall panel.
[0084]
In other words, at the stage of allocating the wall panel, it is not necessary to consider the structure of the floor and the roof supported by the wall, and the wall panel having a predetermined shape is simply arranged in the area where the shape is determined. Panel assignment can be performed, and wall panel assignment processing can be facilitated.
At this time, the partition wall that is not significantly affected by the superstructure and the other walls are distinguished from each other and processed, thereby facilitating the generation of the wall region.
In the case of a load bearing wall or support wall that is affected by the upper structure, the upper shape of the wall region can be easily determined by extracting only the shape of the portion directly above the wall line.
[0085]
Next, the division of the continuous wall surface will be described with reference to the flowchart of FIG.
The wall region 12 is divided into upper and lower portions for each floor, and extends from the upper surface of the floor region (not shown) of each floor to the lower surface of the upper floor region or roof region (not shown).
And the wall area 12 arrange | positioned under the roof area | region 18 may become a complicated shape by the upper side of the wall area | region 12 depending on the case as shown in FIG.
FIG. 31 shows an extreme example for easy explanation.
Therefore, in order to facilitate the allocation of the wall panels, when the upper side of the wall region 12 has a complicated shape as described above, the wall generated for each wall line 10 divided as described above. The area 12 is further divided.
[0086]
First, the data of each wall area 12 set for one house is sequentially read one by one from the design data file (step E1).
Next, a point (change point 23) at which the angle of the upper side of the wall region 12 changes in the data of one read wall region 12 is searched (step E2). Then, it is determined whether or not there is a change point 23 on the upper side of the wall region 12 (step E3).
[0087]
And when there is no change point 23, it progresses to step E7.
In addition, as shown in FIG. 31, when there is a change point 23 whose angle changes on the upper side of the wall region 12, one change point 23 passes through the change point 23 (like the change point 23a in FIG. 31). It is determined whether or not the left and right upper sides are the same gradient (in the opposite direction) that is convex upward (step E4).
[0088]
If the slopes of the upper left and right sides of the change point 23 are not the same, the wall region 12 is divided at the change point 23 by a vertical dividing line 24 (step E5). If the slopes of the upper left and right sides of the change point 23 are the same, the division at the change point 23a is not performed, and the process proceeds to step E6.
[0089]
That is, when the change 23a coincides with the roof ridge, the wall region 12 is not divided. Then, it is determined whether or not there is a remaining change point 23 that has not been subjected to the above processing in the wall region 12 (step E6). If there is another change point 23, the process returns to step E2.
If there is no remaining change point 23, it is determined whether or not there is a remaining wall region 12 for which the presence or absence of the change point 23 has not been determined (step E7).
If there is a remaining wall region 12, the process returns to step E <b> 1 in order to continue the dividing process of the wall region 12 at the change point 23.
If there is no remaining wall area 12, the wall area dividing process based on the shape ends.
[0090]
Next, a divided region in the wall region 12 is generated by the design support apparatus of this embodiment.
Then, the divided region generating method in the wall region 12 is performed as shown in the flowchart of FIG.
First, the data of the wall region 12 is sequentially read from the design data file one by one (step F1).
Next, it is determined whether or not the read wall area 12 has an opening area 25 (shown in FIG. 34, etc.) (step F2). If there is no opening area 25, no processing is required around the opening area 25, and the process proceeds to step F7. If there is the opening region 25, it is next determined whether the wall region 12 is an outer wall or an inner wall (step F3).
[0091]
When the wall region 12 is not an outer wall but an inner wall, an inner wall opening adjustment region generation process described later is performed (step F4).
If the wall region 12 is an outer wall, an outer wall opening adjustment region generation process described later is performed (step F5).
Next, a small wall / waist wall region generation process, which will be described later, is performed on the wall region 12 where the opening adjustment region 26 has been generated (step F6).
[0092]
Next, it is determined whether or not the remaining wall area 12 that has not been subjected to the above processing is present in the design data file (step F7).
If there is a remaining wall region 12, the process returns to step F1. If there is no remaining wall region 12, the divided region generation process in the wall region 12 is terminated.
[0093]
Hereinafter, the inner wall opening adjustment region generation processing will be described in detail with reference to the flowchart of FIG.
First, the data of the opening area 25 in the wall area 12 of the inner wall read by the above process is sequentially read from the left side of the wall area 12 (step G1).
[0094]
Next, according to the left and right side edges of the opening area 25, the positions of the left and right side edges of the small wall area 27 (shown in FIG. 39, etc.) set on the opening area 25 are set temporarily as described later (step G2).
That is, the temporarily set small wall region 27 has the same width W1 as the opening region 25 shown in FIG.
As described above, the design of the house itself is based on the grid lines 28 (shown in FIG. 35, etc., which are drawn vertically and horizontally for each predetermined unit length. Note that the grid lines in FIG. FIG. 35 shows that the size of the joinery is not necessarily based on the reference unit length described above, but is shown in FIG. Thus, there is a possibility that the opening area 25 is also shifted from the grid line 28.
[0095]
When the design process is performed while the opening area 25 is shifted from the grid line 28, there is also a shift when the wall panel (formed based on the reference unit length) is allocated to the wall area 12. As a result, it is necessary to use a non-standard panel instead of a panel manufactured based on the above-mentioned reference unit length, or it is necessary to arrange a correction member for correcting the deviation at the site construction. .
[0096]
Therefore, it is next determined whether or not the left side edge of the small wall region 27, that is, the left side coincides with the position of the grid line 28 orthogonal to the wall region 12 (step G3). If they match, the adjustment processing described later is not required on the left side of the small wall region 27, and the process proceeds to step G5.
If they do not match, the left side of the small wall region 27 is shifted to the left to match the left side of the small wall region 27 with the grid line 28 (step A4).
[0097]
Next, it is determined whether or not the right side edge of the small wall region 27, that is, the right side coincides with the position of the grid line 28 orthogonal to the wall region 12 (step G5).
If they match, the adjustment process for the right side of the small wall region 27 is not required, and the process proceeds to step G12. Here, basically, the right side of the small wall region 27 on the right side is moved to the right. However, when the right side is moved to the right, the right side is an opening further to the right side of the opening region 25. There is a possibility of overlapping with the small wall region 27 to be set on the upper portion of the region 25 or exceeding the right edge of the wall region 12.
[0098]
Therefore, when the right side does not coincide with the position of the grid line 28, there is an opening region 25 on the right side of the opening region 25, and the right side of the small wall region 27 does not exceed the left side of the opening region 25. Is not matched with the grid line 28 (step G6).
[0099]
If the right side of the small wall region 27 matches the grid line 28 and exceeds the left side of the right opening region 25, the right side is made to match the left side of the right opening region 25 (step G7).
That is, the small wall region 27 and the small wall region 27 set on the opening region 25 on the right side of the small wall region 27 are arranged adjacent to each other.
[0100]
In this case, since the wall panel is not allocated between the opening areas 25, the side edge of the small wall area 27 is based on the reference unit length even if it does not coincide with the grid line orthogonal to the wall area 12. There are no unspecified wall panels used.
Further, when the length of the small wall region 27 determines the length of the small wall panel allocated to the small wall region 27 and the right side of the small wall region 27 does not coincide with the grid line 28 orthogonal to the wall region 12. After all, an unspecified small wall panel that is not based on the reference unit length is required. For example, by combining adjacent small wall regions 27 and 27, there is a possibility of using an unspecified small wall panel. Can be minimal.
[0101]
When the right side of the small wall region 27 is determined as described above, the position of the left side of the small wall region 27 set on the opening region 25 on the right side is also determined. In addition, since the left side processing is not required when sequentially reading from the data of the left opening region 25 and performing the above processing, the next right opening region 25 data is read (step G8) and The process is skipped and the process proceeds to Step G5.
[0102]
In Step G6, if the right side of the small wall region 27 does not exceed the left side of the right opening region 25, then the right side of the small wall region 25 must not exceed the right edge of the wall region 12. Then, it is determined whether or not the grid line 28 orthogonal to the wall region 12 and the right side cannot be matched (step G9).
[0103]
When the right side of the small wall region 27 is moved rightward to coincide with the grid line 28 and the right side exceeds the right edge of the wall region 12, the right side of the small wall region 27 is It is made to correspond with the right edge of the area | region 12 (step G10).
In this case, since the wall region 12 ends on the right side of the small wall region 27, it is necessary to use a wall panel other than the above-mentioned for the wall panel in the wall region 12 even if the right side and the grid line 28 do not coincide. Absent.
Further, when the opening area 25 is sequentially read from the left side of the wall area 12, there is no remaining opening area 25 in the wall area 12 when the right side of the small wall area 25 reaches the right end of the wall area 12. The process ends.
[0104]
If the right side of the small wall region 25 does not exceed the right edge of the wall region 12 until the right side of the small wall region 25 coincides with the grid line 28, the right side is moved to the right and the right side and the grid line 28 are moved. Are matched with each other (step G11).
[0105]
When the left and right side edges of the small wall region 27 are moved outward, the left and right side edges of the small wall region 27 are outside the left and right side edges of the opening region 11, and are aligned with the left and right side edges of the small wall region 27. When the wall panels adjacent to the left and right are arranged, empty areas are formed on the left and right sides of the opening area 25 as shown in FIG. This empty area is set as the opening adjustment area 26 (step G12).
[0106]
Accordingly, the widths w2 and w3 of the opening adjustment regions 26 and 26 respectively arranged on the left and right sides of the opening region 25 are first from the left side of the small wall region 27 to the left side of the opening region 25 in the left opening adjustment regions 26 and 26. It becomes. In the right opening adjustment region 26, the right side of the small wall region 27 extends to the left side of the opening region 25.
That is, the remainder obtained by subtracting the width W1 of the opening region 25 from the width W4 (distance between the grid lines 28) of the small wall region 27 is the sum of the widths W2 and W3 of the opening adjustment regions 26 and 26.
In addition, the upper and lower sides of the left and right opening adjustment regions 26 and 26 coincide with the upper and lower sides of the opening region 25.
[0107]
When the above process is completed, it is determined whether or not there is a remaining open area 25 that has not been subjected to the above process on the right side of the open area 25 (step G13). And when there exists the remaining opening area | region 25, it progresses to step G1. If there is no remaining opening area 25, the inner wall opening adjustment area generating process is terminated.
[0108]
Hereinafter, the outer wall opening adjustment region generation processing will be described in detail with reference to the flowchart of FIG.
First, the data of the opening area 25 in the wall area 12 read by the above process is sequentially read from the left side (step H1).
[0109]
Next, opening adjustment regions 26 and 26 having a predetermined width are set on the left and right sides of the opening region 25 (step H2). In addition, since the support member which supports the small wall panel of the small wall area | region 27 mentioned later is arrange | positioned in this opening adjustment area | region 26,26, the basic width of a support member is made into the predetermined width of the opening adjustment area | region 26,26. And Further, as described later, the width of the support member can be changed depending on the situation.
[0110]
In addition, the heights of the upper and lower sides of the opening adjustment regions 26 and 26 are matched with the heights of the upper and lower sides of the opening region 25.
Next, the positions of the outer side edges of the left and right opening adjustment regions 26, 26 formed with a predetermined width as described above, that is, the side edge opposite to the opening region 25 are obtained (step H3).
As described above, when both side edges of the opening region 25 are deviated from the grid line 28, when the opening adjustment region 26 is provided, if the width is simply set to a predetermined width, as described above. It is necessary to use a non-standard panel.
[0111]
Therefore, in order to adjust the displacement of the opening area 25 with respect to the grid line 28 using the opening adjustment areas 26 and 26, the side edge outside the opening adjustment area 26 on the left side of the opening area 25, that is, the left side is a wall. It is determined whether or not it coincides with the position of the grid line 28 orthogonal to the region 12 (step H4).
If they coincide with each other, no adjustment process is required in the left opening adjustment area 26, and the process proceeds to step H6.
If they do not match, the left side of the left opening adjustment area 26 is shifted to the left to match the left side of the opening adjustment area 26 with the grid line 28 (step H5).
[0112]
Next, it is determined whether or not the outer side edge of the opening adjustment region 26 on the right side of the opening region 25, that is, the right side coincides with the position of the grid line 28 orthogonal to the wall region 12 (step H6).
If they match, the adjustment processing for the right opening adjustment region 26 is not required, and the process proceeds to step H13. Here, basically, the right side of the opening adjustment area 26 on the right side is moved to the right. However, when the right side is moved to the right, the opening area 25 on the further right side of the opening area 25 is moved. There is a possibility of overlapping the opening adjustment region 25 or exceeding the right edge of the wall region 12.
[0113]
Therefore, when the right side does not coincide with the position of the grid line 28, there is an opening area 25 on the right side of the opening adjustment area 26 on the right side, and an opening having a predetermined width to be set on the left side of the opening area 25. If the left side of the adjustment area 26 is not exceeded, it is determined whether or not the right side cannot be matched with the grid line 28 (step H7).
[0114]
If the right side matches the grid line 28 and exceeds the left side of the opening adjustment region 26 of the right opening region 25, the right side is made to match the left side of the right opening adjustment region 26 (step H8). .
That is, the opening adjustment region 26 on the right side and the opening adjustment region 26 on the left side of the opening region 25 on the right side of the opening adjustment region 26 are arranged adjacent to each other.
[0115]
In this case, since the wall panel is not allocated between the opening adjustment regions 26, the reference unit length is obtained even if the side edge of the opening adjustment region 26 does not coincide with the grid line 28 orthogonal to the wall region 12. Non-regulated wall panels that are not based on the
If the length of the small wall panel is determined by the length of the opening adjustment region 26 and the side edge of the opening adjustment region 26 does not coincide with the grid line 28 orthogonal to the wall region 12, the reference unit length is also used. A non-standard small wall panel that is not based on the standard is required. For example, by combining adjacent small wall regions 27 and 27, the possibility of using a non-standard small wall panel is minimized. Can do.
[0116]
When the right side of the right opening adjustment area 26 is determined as described above, the position of the left side of the opening adjustment area 26 on the left side of the opening area 25 on the right side is also determined. When the opening adjustment area 26 data is sequentially read from the left opening area 25 and the above processing is performed, the processing on the left side is not required, so the data for the next right opening area 25 is read (step H9) and read. Opening adjustment areas 26 and 26 having a predetermined width are generated on the left and right sides of the opening area 25, the left opening adjustment area 26 is determined, the processing on the left side is skipped, and the process proceeds to Step H6.
[0117]
If the right side of the right opening adjustment region 26 does not exceed the left side of the opening adjustment region 26 to be set to a predetermined width in the right opening region 25 in step H7, then the right opening If the right side of the adjustment area 26 does not exceed the right edge of the wall area 12, it is determined whether or not the grid line 28 orthogonal to the wall area 12 and the right side cannot be matched (step H10).
[0118]
When the right side of the right opening adjustment area 26 is moved rightward to coincide with the grid line 28, and the right side exceeds the right edge of the wall area, the right opening adjustment area 26 The right side is matched with the right edge of the wall region 12 (step H11).
In this case, since the wall region 12 ends on the right side of the opening adjustment region 26, it is not necessary to use a wall panel other than the above for the wall panel in the wall region 12 even if the right side and the grid line do not match. .
Further, when the opening area 25 is sequentially read from the left side of the wall area 12, when the right side of the opening adjustment area 26 reaches the right end of the wall area 12, the remaining opening area 25 is present in the wall area 12. Since there will be no, the process is terminated.
[0119]
If the right edge of the right opening adjustment area 26 does not exceed the right edge of the wall area 12 until the right edge of the right opening adjustment area 26 coincides with the grid line 28, the right edge is moved rightward and the right edge and grid The line 28 is matched (step H12).
When processing is performed as described above, basically, as shown in FIG. 37, the left side of the opening adjustment area 26 on the left side of the opening area 25 coincides with the grid line 28, and the right side of the right side of the opening adjustment area 26 is Similarly, the distance between the grid line 28 and the grid 28 line is vacant in the left and right wall areas 12 of the opening area 25, and the opening area 25 and the left and right opening adjustment areas 26 are aligned with the grid line 28. , 26 is also the distance from the grid line 28 to the grid line 28.
Therefore, the width of the wall panel, the small wall panel, and the waist wall panel is basically an integral multiple of the reference unit length.
[0120]
When the above processing is completed in the left and right opening adjustment regions 26 and 26 corresponding to the opening region 25, whether or not there is a remaining opening region 25 on which the above processing is not performed on the right side of the opening region 25. Is determined (step H13). And when there exists the remaining opening area | region 25, it progresses to step H3. If there is no remaining opening area 25, the outer wall opening adjustment area generating process is terminated.
[0121]
Next, the small wall and waist wall region generation processing will be described with reference to the flowchart of FIG.
First, data of the opening area 25 in the wall area 12 and the opening adjustment areas 26 and 26 corresponding to the opening area 25 obtained by the above processing (in contact with the left and right) are read (step I1).
[0122]
Next, it is determined whether the wall region 12 is an outer wall or an inner wall (step I2).
When the wall region 12 is an inner wall, the left and right side edges of the small wall region 27, that is, the positions of the left side and the right side are determined as described above, so the positions of the right side and the left side of the waist wall region 29 are determined. Are matched with the positions of the left side and the right side of the small wall region 27 (step I3).
When the wall region is an outer wall, the widths of the small wall and the waist wall regions 27 and 29 are the combined length of the width of the opening region 25 and the widths of the left and right opening adjustment regions 26 and 26. The right and left sides of the small wall and waist wall regions 27 and 29 are made to coincide with the right side of the right opening adjustment region 26 and the left side of the left opening adjustment region 26 (step I4).
[0123]
Next, it is determined whether the wall area 12 is a rectangular area as shown in FIG. 39 or a house-cut area having an oblique side on the upper side as shown in FIG. 40 (step I5).
If the wall area 12 is rectangular, the height h1 of the upper side of the small wall area 27 is set as the height of the wall area 12 (step I6). When the wall region 12 is cut off, the height of the first wall panel from the preset lower side of the wall region is set as the height h'1 of the upper side of the small wall region 27 (step I7).
[0124]
Further, the height h2 of the lower side of the small wall region 27 is made to coincide with the height of the upper side of the opening region 25 (step I8). Further, the height h3 of the upper side of the waist wall region 29 is made to coincide with the height of the lower side of the opening region 25 (step I9). Further, the height h4 of the lower side of the waist wall region 29 coincides with the height of the lower side of the wall region 12 (step I10).
[0125]
Next, it is determined whether or not there is a remaining opening region 25 that has not been subjected to the above processing in the wall region 12 (step I11). And when there exists the remaining opening area | region 25, it returns to step I1. If there is no remaining opening area 25, the small wall / waist wall area generation processing is terminated.
[0126]
As described above, the design support apparatus according to this embodiment is configured so as to ensure the strength of the wall and improve the productivity when the wall panel is allocated in the wall region 12 to which the wall panel is to be allocated. The wall region 12 can be divided into a plurality of divided regions.
[0127]
In particular, the opening adjustment regions 26 and 26 are provided on the left and right of the opening region 25 of the wall region 12, and the small wall region 27 is provided over the opening region 25 and the opening adjustment regions 26 and 26. The end of the region 27 is put on the opening adjustment regions 26 and 26.
Therefore, when a small wall panel is allocated to the small wall area 27 and a support member is allocated to the opening adjustment areas 26, 26, both side edges of the small wall panel are simply joined to the wall panels on both the left and right sides of the opening area 25. The structure can be made stronger than the case.
[0128]
That is, when the wall panel is automatically assigned to the wall region 12 by providing the opening adjustment regions 26 and 26 and the small wall region 27 around the opening region 25 as described above, The strength of the wall can be ensured.
[0129]
In addition, in the opening to which the joinery is assigned, the shape of the joinery is not necessarily based on the reference unit length, but the width of the opening adjustment areas 26 and 26 is adjusted to adjust the opening area 25 and the opening adjustment. A wall panel based on the reference unit length can be used on both the left and right sides of the opening region 25 by allowing the region 26 and 26 to fit together between the grid lines 28 and 28. Basically, a small wall panel and a waist wall panel having a width based on the reference unit length can be used.
[0130]
Therefore, when manufacturing a wall panel, a small wall panel, or a waist wall panel, the possibility of producing a panel outside a predetermined standard is low, and the productivity of the panel can be improved.
In addition, it is unlikely that a part that is not based on the grid line 28 has to be covered by construction on the construction site of the house, and productivity can be improved even in the construction of the house.
[0131]
In this embodiment, when the opening adjustment area 26 is generated, the processing is changed depending on whether the opening area 25 is provided in the wall area 12 of the outer wall or the wall area 12 of the inner wall. Yes.
In other words, the inner wall is less loaded than the outer wall, so it is not always necessary to join both side edges of a small wall panel to both side edges of an adjacent wall panel, even without a support member that supports the small wall panel. High strength can be obtained.
[0132]
Therefore, on the inner wall, the member disposed in the opening adjustment region 26 is handled as an adjustment member instead of a support member.
That is, in the opening region 25 of the inner wall, a small wall region 27 having both side edges is temporarily set at the same position as both side edges of the opening region 25, and then both side edges of the small wall region 27 are moved to the left and right outside. Accordingly, an opening adjustment region 26 is defined between the left and right side edges of the small wall region 27 after movement and the left and right side edges of the opening region 25 in accordance with the grid line 28.
[0133]
If the left and right edges of the small wall region 27 temporarily set as described above and the grid line 28 coincide with each other from the beginning, the opening adjustment region 26 may not be provided.
That is, if there is no need for adjustment, the workability can be improved by deleting the opening adjustment region 26.
In addition, if the distance between the left and right side edges of the temporarily set small wall region 27 and the grid line 28 is short, the opening adjustment region 26 having a slight width will be provided. Since the member arranged on the member 26 is not a member that supports the small wall panel but a member that adjusts the width of the opening region 25, the opening adjustment region 26 that is unnecessarily long is not generated.
[0134]
Further, since the members arranged in the opening adjustment region 26 are regarded as members that support the small wall panel on the outer wall, the minimum width of the opening adjustment region 26 required to support the small wall panel is set. It is supposed to keep.
That is, the opening adjustment region 26 having a predetermined width is temporarily provided in the opening region 25 and then the width of the opening adjustment region 26 is widened so that the side edge of the opening adjustment region 26 opposite to the opening region 25 is the grid line 28. It is designed to match.
[0135]
Accordingly, the minimum necessary width can be ensured in the opening adjustment region 28, and the width of the opening region 25 can correspond to the grid lines.
As described above, in this embodiment, an excessively large opening adjustment region 26 is disposed on the inner wall having a smaller load compared to the outer wall, and it is possible to prevent an increase in the labor for constructing the members assigned to the opening adjustment region 26. In the outer wall having a larger load than the inner wall, the width of the opening adjustment region 26 that can reliably support the small wall panel can be secured, and the width of the opening region 25 can correspond to the grid line 28.
[0136]
Then, by assigning integral members necessary for the respective positions to the opening adjustment region 26, the small wall region 27, and the waist wall region 29 formed as described above, the members are maintained in a state in which the strength around the opening is maintained. It becomes possible to assign the wall panels, and the wall panels can be easily assigned by sequentially assigning the wall panels having a predetermined strength to the remaining wall regions.
In addition, in the said Example, the process shown by the flowchart is an example of this invention, Comprising: If an opening adjustment area | region and a small wall area | region can be produced | generated on a wall area | region as mentioned above, the order of a process and the content of a process May be changed.
[0137]
【The invention's effect】
According to the wall panel allocating method of claim 1, the wall panel is not a board that is substantially homogeneous as a whole, but is, for example, a box and a box in which face materials are pasted on both sides or one side of the frame. When joining these wall panels at the intersections of the L-shape (corner), T-shape, and cross shape of the walls, they are joined together at the wall panel frame, that is, at the portion where the core material is present. Although it is preferable in terms of strength, by dividing the wall line at the corner and intersection of the wall line, the end of the wall line is arranged at the intersection of the L shape, T shape, and cross shape of the wall, The side edges of the wall panel will be arranged, and it becomes possible to easily assign the wall panel at the corners and intersections, which is preferable in terms of construction and strength.
[0138]
When assigning wall panels by setting the wall area from the left and right range of the area to which the wall panel set by the wall line should be assigned and the vertical range of the wall based on the layout of the roof or floor that regulates the vertical position of the wall In this case, it is only necessary to allocate the wall panel so as to fill a preset wall region with the wall panel without considering the structure around the wall, so that the allocation of the wall panel can be made efficient.
[0139]
In addition, an opening region corresponding to the opening is set in the wall region, and a small wall region in which a member that supports a load on the opening region is arranged on the opening region.
Therefore, by setting the small wall area on the opening area, it is possible to secure an area in which a member for supporting the load on the opening area is arranged before the wall panel is allocated to the wall area.
[0140]
That is, even if there is an opening in the wall, it is possible to prevent the occurrence of a strength problem depending on how the wall panels are allocated by setting the small wall region in advance.
In addition, the layout of each component such as the roof, wall, floor, etc. of the house follows the grid lines drawn vertically and horizontally for each reference unit length, thereby facilitating design and allocation of members. In addition, by making the left and right side edges of the small wall area correspond to the grid lines, even if the left and right side edges of the opening area do not correspond to the grid lines, the small wall area corresponds to the grid lines. The wall panels arranged on the left and right sides of the frame can be allocated corresponding to the grid lines, and the wall panel can be easily allocated around the opening area.
In addition, as described above, the left and right edges of the small wall area correspond to the grid lines, and an opening adjustment area is provided around the opening area, so that the opening adjustment area absorbs the deviation between the width of the opening area and the width of the small wall area. Can be made.
Further, by arranging support members for supporting the left and right side edge portions of the small wall region in the opening adjustment region, the left and right side edges of the beam-like members arranged in the small wall region are simply arranged on the left and right sides of the wall panel. Compared with the case where it is made to support by joining, strength can be improved.
[0141]
Further, when generating the opening adjustment region, the processing is changed depending on whether the opening region is provided in the wall region of the outer wall or the wall region of the inner wall. That is, since the inner wall is less loaded than the outer wall, it is not necessary to join the side walls of the wall panel adjacent to both side edges of the small wall panel, even if there is no support member for supporting the small wall panel. High strength can be obtained.
Therefore, on the inner wall, a member disposed in the opening adjustment region is handled as an adjustment member instead of a support member. In other words, in the opening area of the inner wall, a small wall area having both side edges is set at the same position as the both side edges of the opening area, and then both side edges of the small wall area are moved to the left and right sides to match the grid lines. The space between the left and right side edges of the small wall area after movement and the left and right side edges of the opening area is defined as an opening adjustment area.
If the left and right side edges of the small wall region temporarily set as described above coincide with the grid lines from the beginning, the opening adjustment region may not be provided. That is, if there is no need for adjustment, the workability can be improved by deleting the opening adjustment region. Further, if the distance between the left and right side edges of the temporarily set small wall area and the grid line is short, an opening adjustment area having a slight width will be provided. However, as described above, it is arranged in the opening adjustment area. Since the member is not a member that supports the small wall panel but a member that adjusts the width of the opening region, an opening adjustment region that is unnecessarily long is not generated.
In addition, in the outer wall, since the member disposed in the opening adjustment region is regarded as a member that supports the small wall panel, the width of the opening adjustment region that is minimum required to support the small wall panel is set. It is like that. That is, an opening adjustment region having a predetermined width is provisionally provided, and then the width of the opening adjustment region is widened so that the side edge of the opening adjustment region opposite to the opening region is aligned with the grid line.
Therefore, the minimum necessary width can be ensured in the opening adjustment region, and the width of the opening region can correspond to the grid lines. As described above, an excessively large opening adjustment area is arranged on the inner wall with a small load compared to the outer wall, so that it is possible to prevent an increase in the labor of construction of the members assigned to the opening adjustment area and to reduce the load compared to the inner wall. In a large outer wall, the width of the opening adjustment region that can reliably support the small wall panel can be ensured, and the width of the opening region can correspond to the grid line.
[0142]
Moreover, according to the structure of the said Claim 2 of this invention, when it is set as the structure which reaches | attains a roof back surface, the shape of the wall complicated mainly by the shape of a roof is the wall corresponding to the back surface of a roof. By dividing based on the shape of the upper side, it is possible to simplify the shape of the wall and facilitate panel assignment.
[0143]
Also,According to the structure of the said Claim 3 of this invention,By arranging the waist wall area below the opening area, the periphery of the opening area is surrounded by the small wall area, the opening adjustment area, and the waist wall area, and an integral member is arranged in each area. Thus, the allocation around the opening area can be determined before the wall panel is allocated to the wall area.
[0144]
That is, before allocating the wall panel to the entire wall area, it is possible to determine the strength at the opening of the wall, and when the wall panel is allocated to the remaining wall area based on its size, It is possible to prevent occurrence of insufficient strength at the opening.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram for explaining a design support apparatus using a wall panel allocating method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a drawing for explaining the arrangement of wall lines used in the wall panel allocating method of the embodiment.
FIG. 3 is a flowchart for explaining how to determine the end-to-end winning / losing in the wall panel allocating method.
FIG. 4 is a flowchart for explaining how to determine the winning or losing of the end portion.
FIG. 5 is a diagram showing an example of the arrangement of the wall lines.
FIG. 6 is a drawing for explaining the priority order of winning or losing the end portion in the wall panel allocating method.
FIG. 7 is a diagram for explaining the priority order;
FIGS. 8A and 8B are a plan view and a side view of an outer wall corner for explaining the effect of the priority order. FIGS.
FIGS. 9A and 9B are a plan view and a side view of an outer wall corner for explaining the effect of the priority order. FIGS.
FIGS. 10A and 10B are a plan view and a side view of an outer wall corner for explaining the effect of the priority order. FIGS.
FIGS. 11A and 11B are a plan view and a side view of an outer wall corner for explaining the effect of the priority order. FIGS.
FIG. 12 is a diagram for explaining the priority order;
FIG. 13 is a diagram for explaining the priority order;
FIG. 14 is a diagram for explaining the priority order;
FIG. 15 is a view for explaining a method of adjusting an end length in the wall panel allocating method.
FIG. 16 is a view for explaining recombination of wall lines in the wall panel allocating method.
FIG. 17 is a flowchart for explaining a wall region generating method in the wall panel allocating method.
FIG. 18 is a diagram for explaining a method of generating the wall region.
FIG. 19 is a diagram for explaining a method of generating the wall region.
FIG. 20 is a diagram for explaining a method of generating the wall region.
FIG. 21 is a diagram for explaining a method of generating the wall region.
FIG. 22 is a diagram for explaining a method of generating the wall region.
FIG. 23 is a diagram for explaining a method of generating the wall region.
FIG. 24 is a diagram for explaining a method of generating the wall region.
FIG. 25 is a diagram for explaining a method of generating the wall region.
FIG. 26 is a diagram for explaining a method of generating the wall region.
FIG. 27 is a diagram for explaining the wall region generation method;
FIG. 28 is a diagram for explaining a method of generating the wall region.
FIG. 29 is a diagram for explaining a method of generating the wall region.
FIG. 30 is a flowchart for explaining a wall area dividing process in the wall panel allocating method.
FIG. 31 is a diagram for explaining the wall region dividing process;
FIG. 32 is a flowchart for explaining an outline of a method for generating a region in a wall region in the wall panel allocating method.
FIG. 33 is a flowchart for explaining an inner wall opening adjustment region generation process in the wall panel allocating method.
FIG. 34 is a diagram for explaining the inner wall opening adjustment region generation processing;
FIG. 35 is a diagram for explaining the inner wall opening adjustment region generation processing;
FIG. 36 is a flowchart for explaining an outer wall opening adjustment region generation process in the wall panel allocating method.
FIG. 37 is a diagram for explaining the outer wall opening adjustment region generation processing;
FIG. 38 is a flowchart for explaining small wall / waist wall region generation processing in the wall panel allocating method.
FIG. 39 is a diagram for explaining the small wall / waist wall region generation processing;
FIG. 40 is a diagram for explaining the small wall / waist wall region generation processing;
[Explanation of symbols]
10 Wall wire
12 Wall area
13 Intersection
25 Opening area
26 Aperture adjustment area
27 Small wall area
28 Grid lines

Claims (3)

屋根、壁、床の平面配置は、予め設定された基準単位長さ毎に縦横に引かれたグリッド線に従って決定され、かつ、壁が主に矩形状の壁パネルから構成される建築物を設計する際に、設計すべき壁に壁パネルを割り付けるための設計支援装置であって、
予め決定された上記建築物の部屋の配置に基づいて、部屋の外周線を、壁の平面配置を示すとともに壁パネルの平面上の割付範囲を示す壁線として設定する壁線設定手段と、
上記壁線を壁線の角部及び交点で分割する壁線分割手段と、
予め決定された屋根及び床の配置に基づいて、分割された各壁線上に配置すべき壁の下辺及び上辺の位置を決定し、上記各壁線上に配置すべき壁の下辺及び上辺の位置に基づいて、各壁線毎に上記壁パネルを割り付けるべき壁領域を設定する壁領域設定手段と、
予め決定された窓、出入口等の壁に形成される開口部の配置に基づいて、上記壁領域内に上記開口部に対応する開口領域を設定し、該開口領域上に開口領域上の荷重を受ける部材が配置される小壁領域を設定する開口周囲領域設定手段とを具備してなり、
上記開口周囲領域設定手段は、上記壁領域が内壁の壁領域の場合に、開口領域上に開口領域の左右側縁と同じ位置に左右側縁を有する小壁領域を設定し、設定された小壁領域の左右側縁が上記壁領域に直交するグリッド線の位置に一致しなければ、小壁領域の左右側縁を上記グリッド線と一致するまで外側に移動し、
小壁領域の左右側縁を移動した場合に上記開口領域の左右に上記小壁領域の左右側縁までの開口調整領域を設定し、
上記壁領域が外壁の壁領域の場合に、開口領域の左右に所定幅の開口調整領域を設定し、左右の開口調整領域の外側の側縁の位置が上記壁領域に直交するグリッド線の位置に一致しなければ、開口調整領域の外側の側縁を上記グリッド線と一致するまで外側に移動し、
上記各壁領域において、上記小壁領域が設定されている場合に、上記小壁領域に開口領域上の荷重を支持する梁状部材を割り付け、上記開口調整領域が設定されている場合に、上記開口調整領域に上記梁状部材の左右両端部を支持する支持部材を割り付け、次いで、小壁領域開口領域及び開口調整領域を除く壁領域に壁パネルを割り付けることを特徴とする設計支援装置。
The layout of the roof, walls, and floors is determined according to grid lines drawn vertically and horizontally for each preset reference unit length, and a building whose walls are mainly composed of rectangular wall panels is designed. A design support device for assigning wall panels to the wall to be designed ,
Based on the predetermined arrangement of the room of the building, a wall line setting means for setting the peripheral line of the room as a wall line indicating the plane arrangement of the wall and indicating the allocation range on the plane of the wall panel ;
Wall line dividing means for dividing the wall line at corners and intersections of the wall line;
Based on the predetermined layout of the roof and floor, the positions of the lower and upper sides of the wall to be arranged on each divided wall line are determined, and the positions of the lower and upper sides of the wall to be arranged on the respective wall lines are determined. A wall area setting means for setting a wall area to which the wall panel should be assigned for each wall line ,
An opening area corresponding to the opening is set in the wall area based on a predetermined arrangement of the opening formed in the wall such as a window or an entrance, and a load on the opening area is set on the opening area. Comprising an opening surrounding area setting means for setting a small wall area in which a receiving member is arranged,
The opening surrounding area setting means sets a small wall area having left and right side edges at the same position as the left and right side edges of the opening area on the opening area when the wall area is an inner wall wall area. If the left and right side edges of the wall region do not match the position of the grid line orthogonal to the wall region, move the left and right side edges of the small wall region outward until they match the grid line,
When moving the left and right edges of the small wall area, set the opening adjustment area to the left and right edges of the small wall area to the left and right of the opening area,
When the wall area is an outer wall wall area, an opening adjustment area having a predetermined width is set on the left and right sides of the opening area, and the positions of the grid lines in which the positions of the side edges outside the left and right opening adjustment areas are orthogonal to the wall area If it does not match, move the outer side edge of the aperture adjustment area outward until it matches the grid line,
In each of the wall regions, when the small wall region is set, a beam-like member that supports a load on the opening region is allocated to the small wall region, and when the opening adjustment region is set, A design support apparatus , wherein a support member that supports both left and right ends of the beam-like member is allocated to an opening adjustment area , and then a wall panel is allocated to a wall area excluding the small wall area , the opening area, and the opening adjustment area .
上記壁領域設定手段は、上記配置すべき壁の下辺及び上辺の位置に基づいて、各壁線毎に上記壁パネルを割り付けるべき壁領域を設定し、かつ、上記下辺及び上辺の形状に基づいて壁領域を分割することを特徴とする請求項1に記載の設計支援装置。 The wall area setting means sets a wall area to which the wall panel should be assigned for each wall line based on the positions of the lower side and the upper side of the wall to be arranged , and based on the shape of the lower side and the upper side design support apparatus according to claim 1, wherein the dividing wall region. 上記開口周囲領域設定手段は、上記開口領域の下に、上記開口領域の左右側縁位置に対応した左右側縁位置を有する腰壁領域を設定し、The opening surrounding region setting means sets a waist wall region having a left and right side edge position corresponding to a left and right side edge position of the opening region under the opening region,
上記小壁領域に上記梁状部材を割り付けるとともに、上記開口調整領域に上記支持部材を割り付け、かつ、上記腰壁領域に上記開口調整領域に配置された支持部材下端を支持する腰壁部材を割り付け、次いで、上記開口領域、小壁領域、開口調整領域及び腰壁領域を除く壁領域に壁パネルを割り付けることを特徴とする請求項2または3に記載の設計支援装置。  The beam member is assigned to the small wall region, the support member is assigned to the opening adjustment region, and the waist wall member that supports the lower end of the support member disposed in the opening adjustment region is assigned to the waist wall region. 4. The design support apparatus according to claim 2, wherein a wall panel is assigned to a wall area excluding the opening area, the small wall area, the opening adjustment area, and the waist wall area.
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