JP3614452B2 - Reference line creation device for roof allocation - Google Patents

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Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、屋根を設計する際に、該屋根の屋根面に屋根パネルや小屋梁（屋根内部の梁）を割り付けるための基準線を作成する屋根割付用基準線作成装置に係わり、特に、それぞれ棟を有する二つの屋根が直交するように複合された屋根に用いて好適な屋根割付用基準線作成装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
プレハブ住宅を施工する方法の一つとして、住宅の床、壁、天井、屋根等をパネルを用いて施工する方法が知られている。この施工方法においては、予め、工場等において、芯材を枠組みすることにより枠体を形成し、該枠体の少なくとも一面に面材を貼設することにより床パネル、壁パネル、天井パネル、屋根パネル等を製造し、建築現場において、これらのパネルを組み付けていくことにより建物を構築するものである。
【０００３】
ところで、近年、各種の設計においては、コンピュータシステムからなるＣＡＤ（ｃｏｍｐｕｔｅｒ ａｉｄｅｄ ｄｅｓｉｇｎ）システムが用いられており、上記住宅においても、ＣＡＤシステムを用いて設計が行なわれる場合がある。一般的なＣＡＤシステムにおいては、予め、設計要素となる部材の形状データやグラフィックデータやその他のデータをデータベースとして記憶しておき、設計の際にこれらのデータを呼び出し、ディスプレイの製図上に各部材を配置することにより製図が作成され、設計作業を省力化できるようになっている。
【０００４】
したがって、従来の住宅のＣＡＤシステムのディスプレイ上においては、間取りを決めることにより、壁や床や天井等のデータが読み出されて配置され、屋根の形状（寄せ棟、切妻等）を決めることにより、屋根のデータが読み出されて配置され、窓やドア等の部材と、その位置を決めることにより、窓やドア等のデータが読み出されて配置され、住宅の形状がディスプレイに図形（三面図や斜視図）として示されるとともに、設計図として出力されるようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記パネルを用いたプレハブ住宅の設計においては、床、壁、天井、屋根に、予めサイズや形状が決められた上記パネルを割り付ける必要がある。また、ＣＡＤシステム上において、床、壁、天井、屋根は、必ずしも、パネルの形状にしたがって設計されるものではなく、発注先の設計要求にしたがって決められるので、ＣＡＤシステムの設計図上において、単にパネルを端から順番かつ機械的に割り付けた場合に、隙間ができたり、大きなパネルを配置すればよいところに複数の小さなパネルが配置されたりして、効率の悪いパネルの割り付けとなる可能性が高かった。
【０００６】
上述のように効率の悪いパネルの割り付けのまま、住宅を建築するものとした場合には、工場において、上記隙間を埋めるための特注サイズのパネルを製造したり、大きいパネルに比較して生産効率の悪い小さなパネルを多く製造したりする必要があり、工場におけるパネルの生産性を低下させていた。さらに、建築現場においては、小さなパネルや隙間を埋めるパネルを用いることによりパネルの接合作業が増えたり、パネル同士の僅かな隙間を埋めるための部材を製造したりしなければならなかった。
【０００７】
したがって、パネルの割り付け方法が悪いと、住宅の生産性を低下させるとともに、そのコストを増大させることになる。
特に、図３６に示すような屋根１は、複数の傾斜した屋根面１ａ…から立体的に構成されるので、壁や床のように平面上でパネルの割り付けを行なうことが困難であり、屋根１の傾斜した屋根面２…を別々に扱うとともに、屋根勾配の側断面図等を用いてパネルの割り付けを決める必要があった。
【０００８】
また、図３６に示す屋根においては、一方の屋根１ａから他方の屋根１ｂが突出するとともに、一方の屋根の棟３ａより他方の屋根の棟３ｂの方が低くなった形状、例えば、平面視してＬ字状やＴ字状（図においてはＬ字状）に形成された複合屋根においては、二つの屋根面２、２が谷状に接合されて谷隅４を形成するとともに、通常の寄棟屋根や切妻屋根に比較して屋根面２…の形状の種類が増えるので、さらにパネルの割り付けが困難なものとなり、ＣＡＤ上において、パネルを効率良く自動的に割り付けることが極めて困難であった。
【０００９】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、上記パネルから構築される建物の平面視してＬ字状やＴ字状等の複雑な形状の屋根において、該屋根の屋根面に効率良く屋根パネル及び小屋梁を配置するために、これら屋根パネルの配置及び小屋梁の配置の基準となる基準線を屋根面上に作成する屋根割付用基準線作成装置を提供することを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項１に記載された屋根割付用基準線作成装置は、複数の屋根パネルを敷き詰めることにより形成され、かつ、複数の傾斜した屋根面から形成される屋根を設計するに際し、設計すべき屋根の屋根面上に上記屋根パネルの位置や上記屋根パネルを支持する梁の位置を決める基準線を作成するものであり、予め入力された平面図上の屋根の形状を記憶する形状記憶手段ａと、上記形状記憶手段ａに記憶された平面図上の屋根の屋根面に、該屋根面の傾斜方向に沿って屋根パネルの強度に対応した間隔を開けるとともに上記傾斜方向に対して直角に配置され、かつ、上記傾斜方向に直角な梁の位置を示す第１の基準線を作成する第１の基準線作成手段ｂと、上記形状記憶手段ａに記憶された平面図上の屋根において、二つの屋根面が谷状に接合された谷隅を示す谷隅線と、上記屋根の棟を示す棟線との交点がある場合に、該交点を基準点として認識する基準点認識手段ｃと、上記基準点認識手段ｃにより認識された基準点に接するとともに該基準点より上方の部分を有する屋根面において、該屋根面の傾斜方向と直角に配置されるとともに上記基準点を含み、かつ、屋根パネルの上下の接合部及び該接合部に配置される梁の位置を示す第２の基準線を作成する第２の基準線作成手段ｄとを具備してなることを上記課題の解決手段とした。
【００１１】
そして、本発明の請求項２に記載された屋根割付用基準線作成装置は、上記基準点認識手段ｃが、上記形状記憶手段ａに記憶された平面図上の屋根の二つの上記谷隅線と上記棟線との交点を基準点として認識することを上記課題の解決手段とした。
【００１２】
また、本発明の請求項３に記載された屋根割付用基準線作成装置は、上記基準点認識手段ｃが、上記形状記憶手段ａに記憶された平面図上の屋根の上記谷隅線と上記棟線と二つの屋根面が勾配上で棟状に接合された隅棟を示す隅棟線との交点を基準点として認識することを上記課題の解決手段とした。
【００１３】
そして、本発明の請求項４に記載された屋根割付用基準線作成装置は、上記形状記憶手段ａに記憶された平面図上の屋根において、上記谷隅線と屋根の外周を示す外周線との交点もしくは上記谷隅線と上記第１の基準線のうちの上記梁の位置を示すとともに上記屋根パネルの上下の接合部の位置を示す第１の基準線との交点を補助点として認識する補助点認識手段ｅと、上記第２の基準線が作成された屋根面において、上記補助点の位置に対応して上記屋根面の傾斜方向に沿った補助線を作成する補助線作成手段ｆと、上記第２の基準線を上記基準点から上記補助線と第２の基準線との交点までに限定する谷隅用第２の基準線限定手段ｇとを備えたことを上記課題の解決手段とした。
【００１４】
さらに、本発明の請求項５に記載された屋根割付用基準線作成装置は、上記第２の基準線の長さと予め決められた比較値とを比較して、上記屋根面内の第２の基準線の長さが比較値より長いかどうか判定する判定手段ｈを有し、上記判定手段ｈが、第２の基準線の長さが比較値より長いと判断した場合に、上記補助点認識手段ｅが補助点を認識し、上記補助線作成手段ｆが補助線を作成し、上記谷隅用第２の基準線限定手段ｇが第２の基準線を限定することを上記課題の解決手段とした。
【００１５】
また、本発明の請求項６に記載された屋根割付用基準線作成装置は、上記形状記憶手段ａに記憶された平面図上の屋根において、上記第２の基準線と上記屋根の棟を示す棟線の延長線が交差する場合に、上記第２の基準線を上記基準点から該第２の基準線と上記延長線との交点までに限定する隅棟用第２の基準線限定手段ｉを備えたことを上記課題の解決手段とした。
【００１６】
そして、本発明の請求項７に記載された屋根割付用基準線作成装置は、上記形状記憶手段ａに記憶された平面図上の屋根において、該屋根の形状を示す各値が基準長さ単位の整数倍にされるとともに、各手段により平面図上に作成される線の位置を示す値は、上記基準長さ単位の整数倍とされていることを上記課題の解決手段とした。
【００１７】
また、本発明の請求項８に記載された屋根割付用基準線作成装置は、形状記憶手段ａに記憶された屋根において、該屋根を構成する各屋根面の傾斜角度が略同一であることを上記課題の解決手段とした。
【００１８】
【作用】
上記請求項１記載の構成によれば、上記形状記憶手段ａは、平面図上の屋根の形状を記憶しており、屋根パネルの位置や屋根パネルを支持する梁の位置を決める基準線は、上記平面図上で作成されることになる。
そして、第１の基準線作成手段ｂは、上記平面図上の屋根面に、該屋根面の傾斜方向に所定の間隔を開けて少なくとも上記梁の位置を示す第１の基準線を作成する。
また、基準点作成手段ｃは、上記谷隅線と棟線の交点がある場合、すなわち、谷隅がある屋根の場合に、上記交点を基準点として認識する。
【００１９】
次に、第２の基準線作成手段ｄは、上記基準点と接するとともに、上記基準点より上方の部分がある屋根面において、上記基準点を含むとともに上記屋根面の傾斜方向と直角すなわち、水平な第２の基準線を作成する。
上記第２の基準線は、屋根パネルの上下の接合部及び該接合部に配置される梁の位置を示すものなので、上記屋根面は、第２の基準線の上下に分割された状態で、それぞれに屋根パネルが配置されることになり、複雑な形状の屋根面（五角形もしくは七角形など）を単純な形状の屋根面（台形と平行四辺形もしくは三角形と台形など）に分割して、屋根パネルの割り付けを容易なものとすることができる。
【００２０】
すなわち、谷隅を構成する二つの屋根面において、上方に有る側の屋根面（この屋根面には、下方側に有る屋根面が接合されているので、形状が複雑になる）に、上記第２の基準線が作成され、第２の基準線により分割されて簡単な形状になった屋根面に屋根パネルが配置されることになる。
【００２１】
上記請求項２記載の構成によれば、上記基準点認識手段ｃが二つの上記谷隅線と上記棟線の交点を基準点として認識する。例えば、一つの屋根面から別の二つの屋根面が棟を構成した状態で延出した形状の屋根の場合に、上記一つの屋根面と棟との交点を基準点として認識する。
上記請求項３記載の構成によれば、上記基準点認識手段ｃが上記谷隅線と上記棟線と上記隅棟線の交点を基準点として認識する。
例えば、寄棟屋根の一つの屋根面から別の二つの屋根面が棟を構成した状態で延出した形状であるとともに、上記棟と上記寄棟屋根の隅棟が接合した形状の屋根において、上記屋根面の隅棟側の辺と上記棟との交点を基準点として認識する。
【００２２】
上記請求項４記載の構成によれば、上記補助点認識手段ｅにより上記谷隅線と屋根の外周線もしくは第１の基準線との交点が補助点として認識される。次に、上記補助線作成手段ｆが補助点に対応した位置に上記屋根面の傾斜方向に沿った補助線を作成する。
次いで、上記第２の基準線限定手段ｄが、作成した第２の基準線を、上記基準点から上記第２の基準線と補助線の交点までに限定する。
すなわち、屋根面の谷隅部分の複雑な形状の部分だけに第２の基準線を限定し、上記複雑な形状の部分だけを上下に二分割して屋根パネルの割り付けを容易なものとし、残りの部分は、通常の屋根面と同様に屋根パネルを割り付けるようにする。
【００２３】
上記請求項５記載の構成によれば、第２の基準線により分割される屋根面が小さい場合には、第２の基準線を限定して屋根面の複雑な部分だけを上下に分割するよりも、屋根面全体を上下に分割した方が屋根パネルの割り付けの効率が良いので、第２の基準線の長さと予め決められた比較値とを比較し、該比較値より第２の基準線の長さが長い場合にだけ、上記谷隅用第２の基準線限定手段が第２の基準線を限定する。そして、第２の基準線が短い場合、すなわち屋根面が狭い場合には、第２の基準線を限定せずに、上記屋根面全体を第２の基準線で分割して屋根パネルを配置することができる。
【００２４】
上記請求項６記載の構成によれば、谷隅用第２の基準線限定手段ｉが第２の基準線と上記屋根の棟を示す棟線の延長線とが交差する点において第２の基準線を限定することになる。なお、第２の基準線と上記屋根の棟を示す棟線の延長線とが交差するのは、棟線と隅棟線と谷隅線との交点を基準点とした場合であり、上記交点を基準点とした屋根の妻側の屋根面において、上記基準点を交点する棟線とは別の棟線が第２の基準線と交差することになる。
【００２５】
そして、この場合には、第２の基準線を棟線の延長線と交差する所までとし、屋根面を上記棟線の延長線より基準点側の部分と、基準点の反対側の部分とに分け、屋根面のうちの形状の複雑な上記棟線の延長線より基準点側の部分を第２の基準線により上下に分割して屋根パネルを配置し、基準点の反対側の部分は、通常の屋根面として屋根パネルの割付処理を行なうことができる。
【００２６】
上記請求項７記載の構成によれば、平面図上において、屋根の形状を示す各値及び上記各手段により作成される線の位置を示す値は、上記基準長さ単位の整数倍とされているので、屋根パネルや梁を容易に規格化することができる。
上記請求項８記載の構成によれば、形状記憶手段に記憶された屋根において、各屋根面の傾斜角度が略同一にされていることにより、複雑な形状の屋根において、屋根パネルや梁を容易に規格化することができる。
なお、上記課題を「解決するための手段」及び「作用」の欄において、図１の符号を参照して説明を行なったが、本発明は、上記図１の構成に限定されるものではない。
【００２７】
【実施例】
以下に、本発明の一実施例の屋根割付用基準線作成装置を図面を参照して説明する。
なお、この実施例の基準線作成装置は、本発明の屋根割付用基準線作成装置を、コンピュータシステムにより構成されるＣＡＤシステムに応用したものであり、この実施例において、基準線作成装置は、ＣＡＤシステムの一部として機能するようになっている。そして、ＣＡＤシステムの一部である基準線作成装置は、上記ＣＡＤシステムにより設計された屋根に、屋根パネルや小屋梁を割り付けるための基準線を作成するものである。また、上記ＣＡＤシステムは、上記設計された屋根に上記基準線に基づいて屋根パネルや小屋梁を割り付けるものである。
【００２８】
ここで、上記基準線作成装置を説明する前に、説明を容易にするために、図２ないし図４を参照して屋根の基本的な構造を説明する。
図２及び図４は、屋根パネルＰ…により構成される寄棟屋根１０の小屋梁Ｈ…の配置の一例を示したものであり、図３は、上記小屋梁Ｈ…上の屋根パネルＰの配置を示したものである。
【００２９】
図２ないし図４に示すように、上記寄棟屋根１０は、壁１１…から構成される部屋の形状がＬ字状となっていることにより、一方の屋根１０ａから他方の屋根１０ｂが突出するとともに、一方の屋根１０ａの棟１２ａより他方の屋根１０ｂの棟１２ｂの方が低くなった形状となっている。従って、一方の屋根１０ａと他方の屋根１０ｂとの接合部に谷隅１３が形成され、屋根１０の形状が複雑になるとともに、屋根１０を構成する屋根面１４…、特に屋根面１４（ａ）、１４（ｂ）の形状が複雑なものとなっている。
【００３０】
そして、図２及び図４に示すように、屋根パネルＰ…の下方は、複数の壁（外壁１１ａ、内壁１１ｂ）１１…により建物が構成されている。そして、これら壁１１…のうちの耐力壁もしくは支持壁となるものについては、その上側縁が屋根１０の裏面まで達するように立ち上げられている。例えば、屋根１の屋根面１ａの傾斜方向と平行に配置される内壁１１ｂ、１１ｂは、その上端部が屋根１０裏面に沿うように三角形状に形成され、屋根面１４…の傾斜方向と直角に配置される外壁１１ａ…は、その上端面が水平にされている。
なお、上記耐力壁は、垂直荷重と水平荷重との両方を受けるものであり、上記支持壁は、主に垂直荷重を受けるものである。
【００３１】
そして、これら壁１１…の上端部には、屋根１を支持する小屋梁（屋根梁１５、Ｂ梁１６、小梁１７）Ｈが掛け渡されている。これら小屋梁Ｈのうち、両端を壁１１、１１に掛ける梁を大梁と称し、この大梁には、屋根梁１５とＢ梁１６の二種類がある。
上記Ｂ梁１６は、図６及び図７に示すように、途中で折れ曲がるか、登り形状（斜めに傾斜した直線状）の梁であり、少なくとも一部が屋根面１４の傾斜方向に平行に配置されるものである。
【００３２】
また、図６に示すように、上記Ｂ梁１６のうちの曲がったＢ梁１６ａは、図５に示す小屋組みに使われる陸梁１８、束１９、母屋２０の役割を一つの梁で果たすものであり、基本的に、Ｂ梁１６ａは、屋根面１ａの傾斜に沿って配置される勾配部１６ｃと、屋根面１４の傾斜方向に対して直角に配置される水平部１６ｄとが一体になることで曲がった（Ｂｅｎｔ＝曲がった）形状に形成された梁のことである。
上記Ｂ梁１６ａを用いることにより、梁の部品点数を減らすことができるとともに、屋根裏に陸梁１８が配置されなくなり、屋根裏の空間を大きくとることができる。
【００３３】
なお、上述のように屋根面１４の傾斜に沿って配置される直線上の登り梁（図７に図示）１６ｂも、Ｂ梁１６の一種とする。
上記屋根梁１５は、両端を壁１１、１１に水平に架け渡す梁であり、屋根面１４…の傾斜方向に対して直角に配置されるものである。
そして、少なくとも一端が上記Ｂ梁１６、屋根梁１５に掛けられた梁を小梁１７（図２に図示）と称する。
【００３４】
また、上記大梁（屋根梁１５、Ｂ梁１６）と小梁１７との区別は、小屋梁Ｈの断面積（この実施例において上記各小屋梁Ｈは、左右の厚みが略同じに形成され、上下の厚みを代えることにより耐力を調整している。）ではなく、小屋梁Ｈの両端部を支持するものにより決められるものとしており、両端部が壁１１、１１に支持されているものだけが大梁（屋根梁１５、Ｂ梁１６）となり、梁の両端部の少なくとも一方が屋根梁１５もしくはＢ梁１６に支持されているものが小梁１７となる。
なお、屋根パネルＰ…により構成される屋根１０においては、一般の現場軸組の建物に形成される垂木に代わって屋根パネルＰ…の芯材（図示略）が屋根面１４…を支持するようになっている。
【００３５】
上述のような小屋梁Ｈの上に屋根１が設置されている。そして、図３に示すように、屋根１０は、複数の屋根面１４…から構成されている。
そして、各屋根面１４…には、基本的に上記隅棟に接する部分に三角形状の屋根パネルＰ（１）が配置され、それ以外の部分に矩形状の屋根パネルＰ（２）が配置されている。そして、これらの屋根パネルＰ…同士を接合するとともに、屋根パネルＰ…と上記小屋梁Ｈとを接合することにより、屋根１０が形成されている。
【００３６】
また、上記屋根１０が谷隅１３を有する複雑な形状のために、上記三角形状の屋根パネルＰ（１）及び矩形状の屋根パネルＰ（２）以外に、屋根面１４（ａ）においては台形状の屋根パネルＰ（３）を用い、屋根面１４（ｅ）においては平行四辺形状の屋根パネルＰ（４）を用いている。
【００３７】
上記屋根パネルＰ…を配置する際に、上記屋根面１４の傾斜に沿って上下に接合される屋根パネルＰ…の接合部９には、必ずその裏面に屋根パネルＰ…の上下側縁を支持する小屋梁Ｈが配置されるようになっている。図２においては、屋根パネルＰ…の接合部２１に沿って、屋根梁１５、Ｂ梁１６ａの水平部分及び小梁１７が配置されている。
【００３８】
次に、図８に示される基準線作成装置の基本構成を参照して、基準線作成装置を説明する。
図８に示す上記基準線作成装置を備えたＣＡＤシステムは、周知のように中央演算処理ユニットや内部記憶装置となるＲＡＭ及びＲＯＭ等のメモリなどを備えた演算処理装置（コンピュータ）３１と、ハードディスク、光磁気ディスク等からなる補助記憶装置３２と、カラーディスプレイ等からなる表示装置３３と、キーボード等からなる入力装置３４と、マウス、タブレット、デジタイザー等からなるポインティングデバイス（座標位置入力装置）３５と、プリンター及びプロッター等からなる出力装置３６とを基本的構成とするものである。
【００３９】
上記補助記憶装置３２には、住宅を構築するための各種部材の内部コードＮｏ．、グラフィックデータ、形状データ、発注用製品コードＮｏ．、各種部材の単価等がデータベースとして記憶されるとともに、ＣＡＤシステム上で設計されたデータが記憶されている。
また、上記補助記憶装置３２は、ＣＡＤシステムにより設計されたデータとして屋根の形状を示すデータを記憶する。
【００４０】
なお、上記補助記憶装置３２に記憶された屋根１０の形状のうち、基準線作成装置で用いられる屋根の形状データは、例えば、図９及び図１０に示すように平面図上の屋根１０（４０、４１）である。なお、図９の屋根４０はＬ字状に形成された寄棟屋根を示し、図１０の屋根４１はＴ字状に形成された寄棟屋根を示したものである。
また、上記補助記憶装置３２において、平面図上の屋根１０は、屋根１０の外周を示す外周線４３と、屋根１０の各屋根面１４…を分割する棟線（棟を示す）４４ａ、４４ｂ及び隅棟線（隅棟を示す）４５及び谷隅線（谷隅を示す）４６と、屋根１０の傾斜する屋根面１４…と外壁１１ａが接合する部分を示す外壁線４７と、上記外壁線４７の水平な部分が含まれる水平な平面と屋根面１４…との交差する部分を示す桁線４８（図９及び図１０において外壁線と桁線とは重複している）とから構成されるものである。
また、平面図上の屋根１０には、外壁１１ａ以外の内壁（支持壁もしくは耐力壁）１１ｂの位置を示す壁線１１ｃ（図３０に図示）も含まれる。
【００４１】
また、上記補助記憶装置３２には、屋根パネルＰ…の長さの許容値が、屋根１０の傾斜角、積雪量の異なる地域、重量の異なる屋根材の種類に対応したデータテーブル（図１１に図示）Ｔ１として記憶されている。なお、図１１に示すデータテーブルＴ１においては、データテーブルＴ１上の実際の値を省略して図示した。
上記データテーブルＴ１に登録された値は、屋根パネルＰ…の強度に基づいて決められた屋根１０の傾斜方向に沿った屋根パネルＰ…の平面図上の長さ（以下、許容値と称す）と、屋根１０の外壁線４７上に配置される屋根パネルＰ…の上側縁と上記外壁線４７との平面図上の長さ（以下、初回許容値と称す）とを示すものである。
【００４２】
そして、上記許容値もしくは初回許容値となる屋根パネルＰ…の平面図上の長さとは、図１２に示すように屋根面１４に屋根パネルＰ…を配置した際の屋根パネルＰ…の上下側縁間の水平距離Ｌ（三角形状の屋根パネルの場合は、例えば、頂点と底辺との水平距離）であり、実際の屋根パネルＰ…の長さＳより短いものである。なお、屋根パネルＰ…の平面図上の長さは、後述するモジュール単位となっている。
【００４３】
上記データテーブルＴ１の値（許容値、初回許容値）は、屋根１０の傾斜角（勾配）の後述する種類（屋根の勾配イ、ロ、ハ）と、積雪量により分けられた地域（Ａ地域、Ｂ地域、Ｃ地域、Ｄ地域、Ｅ地域）と、瓦、金属、スレート等の屋根葺材の種類（ア、イ、ウ）とにより分けられている。
屋根の傾斜角、積雪量の異なる地域、重量の異なる屋根葺材で分類された許容値は、上述のように屋根パネルＰ…の強度に基づいて決められたものであり、屋根１０の傾斜方向に沿った屋根パネルＰ…の平面図上の長さが、上記許容値以内の場合には、上記屋根パネルＰ…を屋根１０の傾斜に合わせた角度で配置し、かつ屋根パネルＰ…の上下側縁を梁によって支持した状態で、屋根葺材、屋根１０上の積雪等による荷重に充分に耐え得るようになっている。
【００４４】
また、初回許容値については、桁線４８上に配置される屋根パネルＰ…が、桁線４８の部分で外壁１１ａの上端に支持される形態となるので、桁線４８上の外壁１１ａに支持された屋根パネルＰ…の強度に基づいて決められたものであり、桁線４８から屋根パネルＰ…上側縁までの長さが上記初回許容値の範囲ならば充分な強度を保持できるようになっている。
なお、上記データテーブルＴ１において、二つに分けられた項の下側は、屋根１０に雪止め（屋根１０から雪がすべり落ちることにより、雨樋等を傷つけるの防止するものであり、結果的に屋根１０に溜まる雪の量を増やすことになる）を設けた際の許容値もしくは初回許容値である。
【００４５】
上記演算処理装置３１は、周知の住宅用のＣＡＤシステムとしての機能を有するとともに、この演算処理装置３１を用いて設計された屋根面１４に基準線を作成し、該基準線に基づいて、屋根面１４に小屋梁Ｈ及び屋根パネルＰ…を配置する機能を有する。
なお、上記基準線は、少なくとも屋根面１４の傾斜方向に直角に配置された小屋梁（一般に母屋という）Ｈの位置を示すものなので、この実施例において、以下、母屋線と称する。また、母屋線には、図１３に示すように、屋根パネルＰ…同士の上下の接合部２１（図３に図示）及び該接合部２１を支持する小屋梁Ｈとの位置を示す相対母屋線（第１の基準線）４９と、屋根パネルＰ…の上下側縁の間を支持する小屋梁Ｈの位置を示す候補母屋線（第１の基準線）５０と、後述するように屋根１０に谷隅がある場合に設けられ、かつ、屋根パネルＰ…同士の上下の接合部２１（図３に図示）及び該接合部２１を支持する小屋梁Ｈの位置を示す絶対母屋線（第２の基準線）５１が設定されている。
【００４６】
そして、上記演算処理装置３１は、図１３、図１４に示すように、上記補助記憶装置３２から上記平面図上の屋根１０の形状を読み出し、上記屋根１０の屋根面１４…において、該屋根面１４…の傾斜方向に沿って上記補助記憶装置３２から読み出した許容値毎もしくは製造される屋根パネルの長さの最大値毎に、相対母屋線４９（図１３及び図１４においては一本だけ図示）を上記屋根面１４の傾斜方向と略直角な方向に沿って作成する機能を有する。
また、演算処理装置３１は、上記相対母屋線４９を上記最大値毎に作成した場合に、上記相対母屋線と重ならない位置に、屋根面１４…の傾斜方向に沿って上記補助記憶装置３２から読み出した許容値毎に、候補母屋線５０（図１３に一本だけ図示）を上記屋根面１４の傾斜方向と略直角な方向に沿って作成する機能を有する。
【００４７】
また、上記演算処理装置３１は、平面図上の屋根１０において、二つの屋根面１４、１４が谷状に接合された谷隅を示す谷隅線４６と、上記屋根１０の棟を示す棟線４４Ｂとの交点がある場合に、該交点を基準点５２として認識する機能を有するとともに、上記基準点５２に接するとともに該基準点５２より上方の部分を有する屋根面１４において、該屋根面１４の傾斜方向と直角に配置されるとともに上記基準点５２を含み、かつ、屋根パネルＰ…の上下の接合部及び該接合部に配置される梁の位置を示す絶対母屋線５１を作成する機能を有する。
【００４８】
また、演算処理装置３１は、図１３に示すように、平面図上の屋根１０の二つの上記谷隅線４６、４６と上記棟線４４Ｂの交点を基準点５２として認識するとともに、図１４に示すように、平面図上の屋根１０の上記谷隅線４６と上記棟線４４Ｂと上記隅棟線４５との交点を基準点５２として認識する機能を有する。
また、演算処理装置３１は、図１３及び図１４に示すように、平面図上の屋根１０において、上記谷隅線４６と外周線４３との交点もしくは上記谷隅線４６と相対母屋線４９との交点を補助点５３として認識し、上記絶対母屋線５１が作成された屋根面１４において、上記補助点５３の位置に対応して上記屋根面１４の傾斜方向に沿った補助線５４を作成し、上記絶対母屋線５１を上記基準点５２から上記補助線５４と絶対母屋線５１との交点までに限定する機能を有する。
【００４９】
また、演算処理装置３１は、絶対母屋線５１の長さと予め決められた比較値とを比較して、上記屋根面１４内の絶対母屋線５１の長さが比較値より長いかどうか判定し、絶対母屋線５１の長さが比較値より長い場合に、上述のように絶対母屋線５１を限定する機能を有する。
また、演算処理装置３１は、図１４に示すように、平面図上の屋根４１において、絶対母屋線５１と上記棟線４４ａの延長線４４ｃが交差する場合に、上記絶対母屋線５１を上記基準点５２から絶対母屋線５１と上記延長線４４ｃとの交点５９までに限定する機能を有する。
【００５０】
ここで、この実施例の屋根割付用基準線作成装置による母屋線の作成方法を説明する前に、上記ＣＡＤシステム上での屋根の設計に際し、予め決められた規則について説明する。
該規則は、予め形成された上記パネルにより構築される建物の設計を容易とするとともに、設計された建物の強度を、予め設定された基準以上のものとするために設けられたものである。
【００５１】
１、平面図上において基準長さ単位を用いる。
まず、この実施例の上記ＣＡＤシステムにおいては、建物を設計するに際して、平面図上における基準長さ単位（モジュール）で設計されるものとなっている。そして、最低の単位としては、１／４もしくは１／８モジュールのものを用いている。なお、モジュールは、建物を設計する上で、基本的な長さを１単位としたことにより、１モジュールが最低の単位とならずに、１／４もしくは１／８モジュールが最低の単位となっている。
【００５２】
したがって、壁、床、天井等の縦横の長さは、基本的に、上記１／４もしくは１／８モジュールの整数倍となるように設計される。したがって、上記壁、床、天井等を上記モジュール単位で設計するとともに、壁、床、天井等を構成する壁パネル、床パネル、天井パネル等を、上記モジュール単位で設計すること、すなわち、各パネルの形状を上記モジュール単位で規格化することにより、パネルから構築される建物の設計を容易なものとすることができるようになっている。
【００５３】
なお、パネル同士やパネルと他の部材との接合部の取り合いに勝ち負けがある場合には、パネルのサイズは、上記モジュール単位から上記勝ち負けの分だけずれた形状となる。また、建物の設計は、必ずしも上記モジュール単位で行なう必要はなく、敷地の条件などによりモジュール単位では効率の良い建物設計が行なえない場合は、特注のパネルや、建築現場においてモジュールからずれた部分を製作することにより対応することができる。
【００５４】
そして、屋根１０を設計する際に、屋根面１４及び屋根パネルＰ…の縦横のサイズを上記モジュール単位にした場合には、屋根１０が天井や床に対して傾斜した屋根面１４からなることにより、屋根１０と床及び天井との設計にずれができてしまい、床や天井に対応して屋根１０を設計することが困難になってしまうので、平面図上に投影された屋根１０をモジュール単位で設計するものとした。
平面図上に投影された屋根１０をモジュール単位（モジュール単位）で設計することにより、従来のように各屋根面１４の勾配を有する屋根面１４毎の断面図等により、屋根パネルＰ…の割り付けを決める必要がなくなり、屋根１０の平面図一枚から屋根パネルＰ…の割付を決定することが可能となる。
【００５５】
なお、図１２の屋根面１４の断面図に示すように、平面上の屋根パネルＰ…の上下側縁を示す線は、屋根パネルＰ…の下面側の上下側縁とする。また、上述のように平面図上の長さをモジュール単位とすることにより、図１２に示すように、平面上のモジュール単位の屋根パネルＰ…の長さと、実際の屋根パネルＰ…の長さとは、異なることになり、屋根パネルＰ…は壁パネル等の規格からはずれることになるが、後述するように屋根面２４…の傾斜角度を規格化することにより、屋根パネルＰ…を規格化することができるようになっている。
【００５６】
２、屋根の屋根面の傾斜角度を規格化する。
上記屋根１０において、屋根勾配は、図１２に示すようにａ／ｂで表すとともに、その屋根勾配が、例えば５種類とされている。
また、屋根１０の形状が切妻として扱われるものについては、上記屋根勾配の全てを用いることができるが、屋根１０の形状が寄棟として扱われるものについては、上記５種類の勾配のうちの一部だけを用いることができることになっている。
また、寄棟屋根においては、寄棟屋根１０の全ての屋根面１４…を同一の勾配のものとする。
【００５７】
３、屋根の軒の出を規格化する。
上記屋根において、外壁線４７から延出する部分の長さ（軒の出）は、図１５に示すように上記１／４モジュール単位（一部１／８モジュール単位も含む）で、５種類の長さ（Ｎ１、Ｎ２、Ｎ３、Ｎ４、Ｎ５）に設定されている。
なお、上記Ｎ４で示す長さは、１／８モジュールを最低単位とするものである。
【００５８】
なお、これらの規則は、設計及び施工を容易とするために、設けたものであり、この実施例の基準線作成装置において、上記規則からずれた屋根面においても基準線を作成することが可能である。しかし、上記規則からずれた場合には、設計する際に強度を再計算をしたり、実際に建物を建築する際に、規格外の屋根パネルを用いたりする必要があり、設計及び施工の生産性を低下させる可能性がある。
【００５９】
次いで、図１６のフローチャートを参照して、基準線作成装置による相対母屋線４９及び候補母屋線５０の作成方法を説明する。
なお、ここでは、図１７及び図１８に示す寄棟屋根の一つの屋根面１４を例にとって説明するが、図１３及び図１４に示すように、相対母屋線４９及び候補母屋線５０は、平面図上の屋根１０の全面に対して等高線状に作成されるものである。
まず、ＣＡＤシステムにより屋根の形状が決められ、図９及び図１０に示すような屋根１０の平面図が補助記憶装置３２に記憶されるとともに、屋根勾配、積雪量により決められる地域、屋根葺材、雪止めの有無が入力されて記憶される。
【００６０】
上記屋根１０の平面図には、屋根の外周を示す外周線４３と、上記棟線４４ａ、４４ｂと、上記隅棟線４５と、上記谷隅線４６と、上記外壁線４７と、上記桁線４８と、内壁のうちの耐力壁もしくは支持壁の位置を示す内壁線１１ｃ（図３０に図示）等が配置されている。
そして、上記外周線４３の内部が屋根１０（４０、４１）とされ、上記外周線４３、棟線４４ａ、４４ｂ、隅棟線４５、谷隅線４６で囲まれた範囲が、各屋根面１４…とされている。
なお、上記各線分は、それぞれＣＡＤシステムに設計された場合に意味づけされており、基準線作成装置に上記屋根１０の形状が読み出された際に、それぞれ外周線４３、棟線４４ａ、４４ｂ、隅棟線４５、谷隅線４６、桁線４８、外壁線４７、内壁線１１ｃ等として認識された状態となっている。
【００６１】
そして、補助記憶装置３２の上記データテーブルＴ１から初回許容値を読み出す。この際には、予め入力された屋根勾配、積雪地域、屋根葺材に対応する初回許容値をデータテーブルＴ１から選択して読み出す（ステップＡ１）。
次いで、桁線４８から屋根１０の傾斜方向に沿って上記初回許容値の距離ｍ（図１７、１８に図示）に最初の相対母屋線４９（ａ）を作成する（ステップＡ２）。
次いで、初回許容値と同様に、補助記憶装置３２の上記データテーブルＴ１から許容値を読み出す（ステップＡ３）。
【００６２】
そして、該許容値が所定の値以下の場合には（ステップＡ４）、許容値を最大値とする（ステップＡ５）。すなわち、許容値が予め決められた所定の値以下の場合には、許容値を越える値（ここでは規格化された屋根パネルの長さの最大値）を許容値とすることで、短い間隔で、相対母屋線４９が作成されることにより、短い屋根パネルＰ…が割り付けられるのを防止している。
【００６３】
次いで、上記最初の相対母屋線４９から傾斜方向に沿って上記許容値に対応する距離ｎ（図１７及び図１８に図示、なお図１８の距離ｎは、上記ステップＡ５において、３モジュールとされたもの）毎に相対母屋線４９（ｂ）を作成する（ステップＡ６）。
なお、図１３に示すように、最初に作成した相対母屋線４９から棟までの距離が許容値以下の場合には、そこで、相対母屋線４９の作成作業を終了する。また、上記相対母屋線４９（ｂ）を作成した際に、該相対母屋線４９（ｂ）から棟までの距離が許容値より長ければ、図１７に示すように、相対母屋線４９（ｂ）から許容値の距離に、さらに相対母屋線（ｂ）を作成することを繰り返す。
そして、相対母屋線４９の作成が終了した段階で、作成された相対母屋線４９を補助記憶装置３２に登録する（ステップＡ７）。
【００６４】
次に、上記許容値を補助記憶装置３２から読み出す（ステップＡ８）。そして、上記相対母屋線４９の作成において、読みだされた許容値が所定の値以下の場合に、許容値を上記最大値とすることにしたので、許容値が所定の値より大きければ、許容値毎に相対母屋線４９が引かれており、使用される屋根パネルＰ…は、許容値以下の長さのものであり、屋根パネルＰ…の中央部を支持する小屋梁Ｈを必要としない。したがって、許容値が所定の値より大きい場合に（ステップＡ９）、例えば、図１４及び図１７に示すように、候補母屋線５０を作成せずに作業を終了する。
【００６５】
次いで、図１８に示すように、読み出された許容値が所定の値以下の場合には、上述のように作成された相対母屋線４９から、屋根面１４の傾斜方向から上に向かって上記許容値毎に次の相対母屋線４９に至るまで、候補母屋線５０（ａ）を作成し、さらに次に相対母屋線４９から上記許容値毎に候補母屋線３０（ｂ）を作成する作業を相対母屋線４９がなくなるまで行なう（ステップＡ１０）。
そして、平面図上に作成された候補母屋線５０は、上記相対母屋線４９と同様に補助記憶装置３２に登録する（ステップＡ１１）。
以上により、相対母屋線４９及び候補母屋線５０の作成を終了する。
【００６６】
次に、基準線作成装置においては、図１３及び図１４に示す絶対母屋線５１の作成を行なう。これら絶対母屋線５１の作成について図１９のフローチャートを参照して説明する。
まず、上記補助記憶装置３２に記憶された平面図上の屋根１０（相対母屋線４９及び候補母屋線５０が作成されたもの）を呼び出し、該平面図上の屋根１０において、谷隅線４６と棟線４４ｂの交点を検索し、該交点を基準点５２として認識する（ステップＢ１）。
【００６７】
また、図１３及び図１４の屋根４０、４１以外にも例を上げれば、図２０ないし図２２に示す各屋根１０（５５、５６、５７）においても谷隅線４６と棟線４４ｂの交点が基準点５２として認識される。
なお、図１３の屋根４０は、棟線４４ａを棟とする寄棟屋根４０ａに、棟線４４ｂを棟とする寄棟屋根４０ｂが寄棟屋根４０ａより一段低くして接合された形状を有し、平面視してＴ字状となっている。
図１４の屋根４１は、同じく棟線４４ａを棟とする寄棟屋根４１ａに、棟線４４ｂを棟とする寄棟屋根４１ｂが、寄棟屋根４１ａより一段低く接合された形状を有し、平面視してＬ字状となっている。また、屋根４１においては、寄棟屋根４１ａの隅棟線４５に寄棟屋根４１ｂの棟線４４ｂが接するようになっている。
【００６８】
図２０の屋根５５は、棟線４４ａを棟とする切妻屋根５５ａに、棟線４４ｂを棟とする寄棟屋根５５ｂが、寄棟屋根５５ａより棟を一段低くして接合された形状を有し、平面視して略Ｔ字状となっている。
図２１の屋根５６は、棟が無い方形屋根５６ａに、棟線４４ｂを棟とする寄棟屋根５６ｂが、寄棟屋根５６ａより棟を一段低くして接合された形状を有し、平面視して略Ｌ字状となっている。また、屋根５６においては、寄棟屋根５６ａの隅棟線４５に寄棟屋根５６ｂの棟線４４ｂが接するようになっている。
図２２の屋根５７は、棟線４４ａを棟とする寄棟屋根５７ａに、棟線４４ｂを棟とする寄棟屋根５７ｂが、寄棟屋根５７ａより棟を一段低くして接合された形状を有する。また、寄棟屋根５７ｂの位置が寄棟屋根の５７ａの中央からはずれているので、屋根５７は、平面視してＬ字状に近い略Ｔ字状の形状を有するものとなっている。
【００６９】
次に、上記ステップＢ１で基準点５２が認識できなかった場合、すなわち、屋根１０が谷隅のない屋根の場合には、絶対母屋線５１を作成せずに処理を終了する（ステップＢ２）。
次に、上記基準点５１を通り、傾斜方向と直交して屋根面１４を遮る線分５１ａを作成する（ステップＢ３）。
【００７０】
すなわち、図１３、図２０、図２２に示すようなＬ字状でない屋根４０、５５、５７においては、上記基準点５２から左右に屋根面１４を上下に分断する線分５１ａ（実線で示される絶対母屋線５１を含むとともに点線部分を含む場合がある）が作成され、図１４、図２１に示すようなＬ字状の屋根４１、５６においては、基準点５２から２つの屋根面１４、１４に互いに直交する線分５１ａが作成される。
【００７１】
この際に、基準点５２が該基準点５２に接する屋根面１４の上端にあり、屋根面１４を上下に分断できる線分５１ａがない場合、例えば、平面視してＴ字状もしくＬ字状の屋根１０において、二つの棟線４４ａ、４４ｂが同じ高さに配置されて互いに接するような場合には、屋根面１４を上下に分断する線分５１ａが作成できないので、絶対母屋線５１の作成処理を終了する（ステップＢ４）。
【００７２】
次に、上記基準点５２が、棟線４４ｂ、谷隅線４６、隅棟線４５の交点、すなわち図１４、図２１に示すＬ字状の屋根４１、５６の基準点５２か、棟線４４ｂ、谷隅線４６、谷隅線４６の交点、すなわち、図１３、図２０、図２２に示す略Ｔ字状の屋根４０、５５、５７の基準点５２かを判定する（ステップＢ５）。
そして、基準点５２が棟線４４ｂ、谷隅線４６、隅棟線４５の交点の場合には、次に上記線分５１ａが引かれた屋根面１４が谷隅線４６を一つの辺として持つ屋根面１４（ａ）か、持たない屋根面１４（ｂ）かを判定する（ステップＢ６）。
なお、図２３及び図２４に屋根面１４（ａ）の例を図示し、図２５に屋根面１４（ｂ）の例を図示し、図２６及び図２７に屋根面１４（ｃ）の例を図示した。。
【００７３】
そして、図１４、図２１と、図２５に示すように、谷隅線４６を一つの辺として持たない屋根面１４（ｂ）の場合には、棟線４４ａの延長線（図２１に示す方形屋根の場合には屋根５６の頂点５８を通り、かつ、屋根面１４（ｂ）の外周線４３に対して直角な線）４４ｃと、線分５１ａの交点５９を求め、線分５１ａの範囲を該交点５９から上記基準点５２までに限定し、この限定された線分を絶対母屋線５１とする（ステップＢ７）。
【００７４】
また、上記ステップＢ５において、基準点５２が棟線４４ｂ、谷隅線４６、谷隅線４６と判定された場合と、上記ステップＢ６において、上記線分５１ａが作成された屋根面１４が谷隅線４６を一つの辺として持つ屋根面１４（ａ）場合には、まず、上記線分５１ａが属する屋根面１４（ａ）、１４（ｃ）を認識する（ステップＢ８）。
該屋根面１４（ａ）、１４（ｃ）内において、基準点５２から屋根面１４（ａ）、１４（ｃ）の辺までの線分５１ａの長さが所定値（上記許容値に対する所定の値とは異なる値）より長いかどうか判定され（ステップＢ９）、上記所定値以下の場合には、図２１及び図２４の屋根面１４（ａ）と、図２２及び図２７の屋根面（１４ｃ）の向かって左側の部分とに示すように、上記屋根面１４（ｂ）、１４（ｃ）内の基準点５２から屋根面１４（ａ）、１４（ｃ）の辺までの線分５１ａを絶対母屋線５１として処理を終了する（ステップＢ１０）。
【００７５】
また、屋根面１４内の線分５１ａの長さが所定値より大きい場合には、図１４及び図２３の屋根面１４（ａ）と、図１３及び図２０及び図２６の屋根面１４（ｃ）の左右両方と、図２２及び図２７の屋根面１４（ｃ）の向かって右側の部分とに示すように、上記屋根面１４（ａ）、１４（ｃ）の辺の一つである谷隅線４６と外周線４３との交点もしくは谷隅線４６と相対母屋線４９との交点を補助点５３として認識する（ステップＢ１１）。
この際に、相対母屋線４９がある場合には、上記基準点５２に最も近い相対母屋線４９と谷隅線４６との交点を補助点５３とし、相対母屋線４９がない場合に、外周線４３と谷隅線４６との交点を補助点５３とする。
【００７６】
次に補助点５３から相対母屋線４９もしくは外周線５３に沿って屋根面１４（ａ）、１４（ｃ）の内側に向かって、後述するずらし値だけ補助点５３をずらし、ずらされた補助点５３ａ（図２３、図２６、図２７に図示）から屋根面１４（ａ）、１４（ｃ）の傾斜方向に沿って補助線５４を作成する（ステップＢ１２）。
上記ずらし値は、図２８に示すデータテーブルＴ２に示すように、基本的に、使用される台形パネルＰ３に合わせて軒の出の最小単位Ｎ１（基本的には１／４モジュール）だけずらすものであるが、図１５に示す軒先からの屋根１０の先端の出の長さにおいて、Ｎ１を最低単位とせずに、Ｎ１の半分の値を最低単位としたもの（Ｎ４）があることにより、Ｎ４の場合だけ、ずらし値をＮ１の半分としたものである。
【００７７】
なお、一般的な家屋の設計において、軒の出の長さをＮ４程度の長さにすることが多いので、特別に軒の出だけにおいて最低単位をＮ１の半分としたものである。
そして、上記補助線５４と上記線分５１ａの交点６０（図２３、図２６、図２７に図示）を認識し、線分５１ａの長さを上記基準点５２から補助線５４までとし、この長さを限定された線分５１ａを絶対母屋線５１とする（ステップＢ１３）。
【００７８】
そして、ＣＡＤシステムにおいては、相対母屋線４９、候補母屋線５０、絶対母屋線５１の作成が終了した平面図上において、屋根１０の小屋梁Ｈの配置及び屋根パネルＰ…の配置を行なう。
この際には、例えば図２９に示すように、上記相対母屋線４９、候補母屋線５０及び絶対母屋線５１の部分に、必ず屋根面１４…を、該屋根面１４…の傾斜に対して直角な方向に沿って支持する小屋梁Ｈが割り付けられる。また、各屋根パネルＰ…は、上述のように、相対母屋線４９及び絶対母屋線５１上で上下に接合されることになるので、屋根パネルＰ、Ｐの上側縁及び下側縁が相対母屋線４９及び絶対母屋線５１上に配置されることになる。
なお、図２９の屋根１０は、候補母屋線５０が配置されていないものであるとともに、一つの絶対母屋線５１部分に、支持壁となる内壁１１ｂが配置されているので、内壁１１ｂが小屋梁Ｈの代わりとなり、上記絶対母屋線５１の部分に小屋梁Ｈが配置されていない。
【００７９】
そして、各屋根面１４…においては、基本的に屋根面の下側縁（外周線２３）と相対母屋線４９もしくは絶対母屋線５１との間、相対母屋線４９と相対母屋線４９もしくは絶対母屋線５１との間、相対母屋線４９もしくは絶対母屋線５１と屋根面１４…の上側縁（棟）との間に、それぞれ屋根パネルＰ…が割り付けられることになる。なお、屋根パネルＰ…の左右の幅は、屋根面２４…の左右側縁間の距離に対応して決められる。
【００８０】
また、図３０に示す寄棟屋根１０の台形状もしくは三角形状の屋根面１４（ｄ）において、ＣＡＤシステムは、屋根面１４…の隅棟線４５の部分に隅棟線４５と相対母屋線４９もしくは棟線４４ａとの交点を頂点とし、相対母屋線４９もしくは屋根の外周線４３を底辺とし、隅棟線４６を斜辺とする直角三角形状の屋根パネルＰ（２）を割り付け、上記三角形状の屋根パネルＰ（２）の割り付けられなかった部分に、屋根の棟線４４ａもしくは相対母屋線４９を上辺とし、相対母屋線４９もしくは外周線４３を下辺とする矩形状の屋根パネルＰ１を割り付けれる。
また、切妻屋根（図示略）の場合には、屋根面が矩形状となるので三角形状の屋根パネルＰ（２）を用いないことを除けば、上記寄棟屋根１０と同様に屋根パネルＰが割り付けられる。
【００８１】
また、図３０に示す屋根２９において谷隅があることにより形成される平行四辺形状の屋根面１４（ｅ）においては、平行四辺形状の屋根パネルＰ（４）が、屋根の棟線４４ａもしくは相対母屋線４９を上辺とし、相対母屋線４９もしくは外周線４３を下辺として割り付けられる。
次に、上記谷隅があることにより、形状が複雑になった屋根面１４…について、上述の絶対母屋線５１の説明にも用いた屋根面１４（ａ）、１４（ｂ）、１４（ｃ）（図３１ないし図３５に図示）を参照して説明する。
【００８２】
図３１の屋根面１４（ａ）は、上述の棟線４４ｂ、谷隅線４６、隅棟線４５の交点を基準点５２とし、かつ、谷隅線４６を一つの辺として持つ五角形の屋根面１４（ａ）うちの、上記線分５１ａが３モジュール以下のものである。
この図３１の屋根面１４（ａ）においては、上記絶対母屋線５１により、屋根面１４（ａ）が上側の台形部分Ｄと下側の平行四辺形部分ｈｓとに上下に分割された形状となっている。そして、台形部分Ｄについては、上記台形状もしくは三角形状の屋根面１４（ｄ）と同様に三角形状の屋根パネルＰ（２）と矩形状の屋根パネルＰ（１）とを割り付けることができる。
【００８３】
また、平行四辺形部分ｈｓには、上記平行四辺形状の屋根パネル１４（ｅ）と同様に、平行四辺形状の屋根パネルＰ（４）を割り付けることができる。
すなわち、谷隅があることにより、形成される五角形状の屋根面１４（ａ）のうちの幅の狭い屋根面１４（ａ）においては、絶対母屋線５１により屋根面１４（ａ）を上下に分割することで、台形部分Ｄと平行四辺形部分ｈｓとに分けることができ、上記台形状の屋根面１４（ｄ）及び平行四辺形状の屋根面１４（ｅ）と同様に容易に屋根パネルＰ…を割り付けることができる。
【００８４】
また、図３２に示す上記五角形状の屋根面１４（ａ）のうちの上記線分５１ａが所定の値より長いもの、即ち幅の広い屋根面１４（ａ）においては、上述のように絶対母屋線５１が、上記補助線５４のところまでに制限されているので、屋根面１４（ａ）の谷隅線４６の近傍だけが上記基準点５２の位置で上下に分割された形状となる。そして、屋根面１４（ａ）の隅棟線４５を側辺とする部分（図３２において向かって左側の部分）と、絶対母屋線５１の上の部分においては、上記台形状もしくは三角形状の屋根面１４（ｄ）と同様に三角形状及び矩形状の屋根パネルＰ（１）、Ｐ（２）が割り付けられる。
【００８５】
また、上記絶対母屋線５１の下側の谷隅線４６に接する部分には、台形状の屋根パネルＰ（４）が割り付けられる。
すなわち、上記五角形状の幅の広い屋根面１４（ａ）においては、絶対母屋線５１の下側の谷隅線に接した部分を除いて上記三角形状もしくは台形状の屋根面１４（ｄ）と同様に矩形状及び三角形状の屋根パネルＰ（１）、Ｐ（２）が割り付けられ、谷隅線４６に沿った部分に台形状の屋根パネルＰ（３）が割り付けられることになる。
従って、谷隅線４６に沿った部分に台形状の屋根パネルＰ（３）が割り付けられること以外は、台形状の屋根面１４（ｄ）と略同様に屋根パネルＰの割り付けを行なうことができ、五角形状の屋根面１４（ａ）において、容易に屋根パネルを割り付けることができる。
また、図３２の幅の広い屋根面１４（ａ）において、図３１の幅の狭い屋根面１４（ａ）のように、絶対母屋線５１により屋根面１４（ａ）を完全に上下に分割した場合には、絶対母屋線５１の分割された上側部分に小さな屋根パネルＰ…が多数配置されることになるが、上記のように絶対母屋線５１を補助線５４までに限定することで、小さな屋根パネルＰ…が多数配置されるのを防止することができる。従って、相対的に小さな屋根パネルＰ…の割合を減少させることができるので、工場において生産効率の高い大きな屋根パネルの製造の比率が増加するとともに、建築現場においても施工効率の高い大きな屋根パネルの比率が増えることになり、住宅の製造コストを低減することができる。
【００８６】
図３３の屋根面１４（ｂ）は、上述の棟線４４ｂ、谷隅線４６、隅棟線４５の交点を基準点５２とし、かつ、谷隅線４６を一つの辺として持たない五角形のものである。
基本的に図３３に示す屋根面１４（ｂ）は、台形状の屋根面と三角形状の屋根面が複合した形状をしているので、上記絶対母屋線５１により、棟線４４ｂより上に突出する三角形状部分Ｓを分離することで、三角形部分Ｓと台形部分Ｄとに上下に分割することができる。従って、上記においては、絶対母屋線５１を棟線４４ａの延長線４４ｃとの交点５９までとしたが、屋根面１４（ｂ）内の線分５１ａをそのまま絶対母屋線５１として、三角形部分Ｓと台形部分Ｄとにそれぞれ上述のように屋根パネルＰ…を配置するようにすれば、容易に屋根パネルを配置することができる。従って、屋根面１４（ｂ）において、絶対母屋線５１を棟線４４ａの延長線４４ｃまでに限定しなくとも良い。
【００８７】
しかし、上記のように絶対母屋線５１を屋根面内１４（ｂ）の線分とした場合には、上記三角形状部分Ｓに小さな２枚の直角三角形状の屋根パネル（図示略）が配置されることになり、屋根パネルＰの割り付けの効率が低下することになる。
それに対して、絶対母屋線５１を棟線４４ａの延長線４４ｃまでに限定した場合には、上記延長線４４ｃから先の部分に大きな三角形状の屋根パネルＰ（２）を配置することができる。すなわち、上記絶対母屋線により、台形状及び三角形状の屋根面１４（ｄ）と略同様に容易に屋根パネルＰ…を配置することができるとともに、大きな屋根パネルｐ…を配置することができ、屋根パネルＰ…の生産性及び屋根１０の施工性を向上することができる。
【００８８】
図３４及び図３５の屋根面１４（Ｃ）は、上述の棟線４４ｂ、谷隅線４６、谷隅線４６の交点を基準点５２とした７角形のものである。
そして、基準点５２を通る線分５１ａを絶対母屋線５１として、屋根面１４（ｃ）を上下に二分かつすれば（図３５の向かって左側部分のように）、台形部分と、二つの平行四辺形部分に分割することができる。従って、上述の図３１に示した屋根面１４（ａ）と同様に処理することができる。すなわち、台形部分Ｄについては、上記台形状もしくは三角形状の屋根面１４（ｄ）と同様に三角形状の屋根パネルＰ（２）と矩形状の屋根パネルＰ（１）とを割り付けることができる。
【００８９】
また、二つの平行四辺形部分ｈｓ（図３５においては、左側の平行四辺形部分Ｈ一つだけ）には、上記平行四辺形状の屋根面１４（ｅ）と同様に、平行四辺形状の屋根パネルＰ（４）を割り付けることができる。
また、幅の広い屋根面１４（ｃ）に関しては、上述の図３２に示した屋根面１４（ａ）と同様に処理することができる。
すなわち、図３４に示すように、絶対母屋線５１が、上記補助線５４のところまでに制限され、屋根面１４（ｃ）の谷隅線４６、４６の近傍だけが上記基準点５２の位置で上下に分割された形状となる。そして、屋根面１４（ｃ）の隅棟線４５、４５を側辺とする左右の部分と、絶対母屋線５１の上の部分においては、上記台形状もしくは三角形状の屋根面１４（ｄ）と同様に三角形状及び矩形状の屋根パネルＰ（１）、Ｐ（２）が割り付けられる。
また、上記絶対母屋線５１、５１の下側の谷隅線４６、４６に接する部分には、台形状の屋根パネルＰ（４）が割り付けられる。
従って、絶対母屋線５１を補助線５４までに限定することにより、上述の図３２に示す屋根面１４（ａ）と同様に、容易に屋根パネルＰ…を配置できるとともに、比較的大きな屋根パネルＰ…を優先的に配置できることから、屋根パネルＰ…の生産性及び屋根１０の施工性を向上することができる。
【００９０】
そして、以上のように屋根面２４に屋根パネルＰ…を割り付けることにより、ＣＡＤシステム上において、屋根１０に割り付けられる屋根パネルＰ…のサイズが全て決定されることになるので、補助記憶装置３２に記憶された部材としての屋根パネルのデータから、割り付けられた屋根パネルの発注用製品コードＮｏ．や単価を検索することにより、屋根１０の部分の見積書や屋根パネルＰ…の発注書を作成することが可能となる。
なお、上記屋根パネルＰは、平面図上で割り当てられたが、平面図上の屋根パネルＰの形状と屋根の勾配から対応する形状の実際の屋根パネルＰが選択されることになる。
【００９１】
以上のような構成の基準線作成装置によれば、傾斜した屋根面２４…からなる屋根１０へ屋根パネルＰ…及び小屋梁Ｈを配置する際の基準となる相対母屋線２９及び候補母屋線３０を、平面図上において、屋根１０の強度と、屋根１０の傾斜方向の長さと屋根パネルＰの長さとの関係と考慮して作成することができる。そして、作成された相対母屋線２９及び候補母屋線３０に基づいて、屋根パネルＰ及び小屋梁Ｈを効率良く割り付けることができる。
【００９２】
したがって、屋根１０の強度を保証しながら平面図上で効率良く屋根パネルＰや小屋梁Ｈを割り付けることが可能となり、従来のように屋根勾配上で屋根パネルＰの割り付けを考えた場合に比較して、容易に屋根パネルＰ及び小屋梁Ｈの割り付けを行なうことができる。
また、上述のような谷隅を持つ形状の複雑な屋根１０においても、絶対母屋線５１を作成して屋根面１４の全体もしくは一部を上下に分割して屋根パネルＰ…の割り付けを行なうことにより、上記屋根１０のうちの形状の複雑な屋根面１４（ａ）、１４（ｂ）、１４（ｃ）においても、上記絶対母屋線５１により簡単な形状の屋根面１４に還元して容易に屋根パネルの割り付けを行なうことができる。
【００９３】
さらに、絶対母屋線５１の長さを上記棟線４４ａの延長線４４ｃもしくは補助線５４で限定することにより、屋根パネルＰ…を容易に割り付けられるようにするとともに、比較的大きい屋根パネルＰ…を優先的に割り付けることが可能となる。そして、屋根面１４に比較的大きい屋根パネルＰ…を割り付けられることから、屋根パネルＰ…の生産現場において、生産効率の悪い小さな屋根パネルＰ…の生産を削減し、生産効率の良い大きな屋根パネルＰ…の割合を高めることができるので、屋根パネルＰ…の生産効率を上げることができる。
【００９４】
また、上述のように比較的大きい屋根パネルＰ…が割り付けられることにより、屋根面１４…に割り付けられる屋根パネルＰ…の数を削減することが可能となり、建築現場における屋根パネルＰ…の接合作業を省力化することができる。
以上のことから、この実施例の屋根割付用基準線作成装置によれば、屋根パネルの製造から屋根の施工における生産効率を向上させることができるので、住宅の製造コストを低減することができる。
【００９５】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように上記請求項１記載の屋根割付用基準線作成装置によれば、上記形状記憶手段ａは、平面図上の屋根の形状を記憶しており、屋根パネルの位置や屋根パネルを支持する梁の位置を決める基準線は、上記平面図上で作成される。すなわち、平面図上で屋根パネルの割り付けを行なうことができる。そして、第１の基準線作成手段ｂが作成した第１の基準線に基づいて、一般的な台形、三角形、矩形の屋根面に屋根パネルや小屋梁を容易に割り付けることができる。
【００９６】
また、谷隅を有することにより形状の複雑な屋根においては、谷隅線と棟線の交点を基準点とし、該基準点を含む水平な第２の基準線を作成することにより、、上記屋根面は、第２の基準線よって上下に分割された状態となり、分割されたそれぞれの部分に屋根パネルが配置されることになり、複雑な形状の屋根面（五角形もしくは七角形など）を単純な形状の屋根面（台形と平行四辺形もしくは三角形と台形など）に分割して、屋根パネルの割り付けを容易なものとすることができる。
【００９７】
上記請求項２記載の屋根割付用基準線作成装置によれば、上記基準点認識手段が二つの上記谷隅線と上記棟線の交点を基準点として認識することにより、上記基準点となる交点で交わる線分の種類により上記第２の基準線を作成すべき屋根面の形状を区別することが可能となる。
同じく請求項３記載の屋根割付用基準線作成装置によれば、上記基準点認識手段が上記谷隅線と上記棟線と上記隅棟線の交点を基準点として認識することにより、上記基準点となる交点で交わる線分の種類により上記第２の基準線を作成すべき屋根面の形状を区別することが可能となる。
【００９８】
上記請求項４記載の構成によれば、補助線により第２の基準線の長さを限定することにより、屋根面の谷隅部分の複雑な形状の部分だけに第２の基準線を限定し、上記複雑な形状の部分だけを上下に二分割して屋根パネルの割り付けを容易なものとし、残りの部分は、通常の屋根面と同様に屋根パネルを割り付けるようにすることができる。また、上下に分割する部分を屋根面の形状の複雑な部分だけにすることにより、屋根面を上下に分割してしまうことにより、分割部分に小さな屋根パネルが多数割り付けられるのを防止することができる。
従って、谷隅を有することにより複雑な形状の屋根に屋根パネルを容易に割り付けることを可能とするとともに、比較的大きな屋根パネルを優先的に割り付けることが可能となるので、屋根パネルの生産性の向上及び屋根の施工性の向上を図ることができ、住宅の製造コストを削減することが可能となる。
【００９９】
上記請求項５記載の屋根割付用基準線作成装置によれば、第２の基準線により分割される屋根面が小さい場合には、第２の基準線を限定して屋根面の複雑な部分だけを上下に分割するよりも、屋根面全体を上下に分割した方が屋根パネルの割り付けの効率が良いので、第２の基準線の長さと予め決められた比較値とを比較し、該比較値より第２の基準線の長さが長い場合にだけ、上記谷隅用第２の基準線限定手段が第２の基準線を限定することができる。
【０１００】
上記請求項６記載の屋根割付用基準線作成装置によれば、谷隅用第２の基準線限定手段が第２の基準線と上記屋根の棟を示す棟線の延長線が交差する点において第２の基準線を限定することにより、屋根面を上記棟線の延長線より基準点側の部分と、基準点の反対側の部分とに分け、屋根面のうちの形状の複雑な上記棟線の延長線より基準点側の部分を第２の基準線により上下に分割して屋根パネルを配置し、基準点の反対側の部分は、通常の屋根面として屋根パネルの割付処理を行なうことができる。
したがって、上記第２の基準線により屋根面を上下に分割してしまった場合に、屋根面の上側の部分に小さな屋根パネルが複数配置されてしまうのを防止することができるので、上述のように住宅の製造コストの削減をすることができる。
【０１０１】
上記請求項７記載の屋根割付用基準線作成装置によれば、平面図上において、屋根の形状を示す各値及び上記各手段により作成される線の位置を示す値は、上記基準長さ単位の整数倍とされているので、屋根パネルや梁を容易に規格化するとともに、屋根パネルの割付を容易なものとすることができる。
上記請求項８記載の屋根割付用基準線作成装置によれば、形状記憶手段に記憶された屋根において、各屋根面の傾斜角度が略同一にされていることにより、複雑な形状の屋根において、容易に平面図上で屋根パネルの割り付けを行なうことができるとともに、屋根の強度を容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の屋根割付用基準線作成装置の基本構成を説明するためのブロック図である。
【図２】本発明の一実施例の屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根の小屋梁を示す斜視図である。
【図３】上記実施例の屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根を示す斜視図である。
【図４】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根の小屋梁を示す平面図である。
【図５】上記実施例の屋根割付用基準線作成装置を説明するための小屋梁の側面図である。
【図６】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するためのＢ梁の側面図である。
【図７】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための登り梁の側面図である。
【図８】上記屋根割付用基準線作成装置の基本構成を示すブロック図である。
【図９】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根を示す平面図である。
【図１０】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根を示す平面図である。
【図１１】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するためのデータテーブルを示す図表である。
【図１２】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根に割り付けられた屋根パネルの断面図である。
【図１３】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根を示す平面図である。
【図１４】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根を示す平面図である。
【図１５】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根の軒先の断面図である。
【図１６】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するためのフローチャートである。
【図１７】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根面を示す平面図である。
【図１８】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根面を示す平面図である。
【図１９】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するためのフローチャートである。
【図２０】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根を示す平面図である。
【図２１】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根を示す平面図である。
【図２２】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根を示す平面図である。
【図２３】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根面を示す平面図である。
【図２４】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根面を示す平面図である。
【図２５】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根面を示す平面図である。
【図２６】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根面を示す平面図である。
【図２７】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根面を示す平面図である。
【図２８】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するためのデータテーブルを示す図表である。
【図２９】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根の小屋梁を示す平面図である。
【図３０】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根を示す平面図である。
【図３１】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根面を示す平面図である。
【図３２】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根面を示す平面図である。
【図３３】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根面を示す平面図である。
【図３４】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根面を示す平面図である。
【図３５】上記屋根割付用基準線作成装置を説明するための屋根面を示す平面図である。
【図３６】発明が解決しようとする課題を説明するための屋根を示す斜視図である。
【符号の説明】
Ｈ 小屋梁
Ｐ 屋根パネル
１０ 平面図上の屋根
１４ 屋根面
３１ 演算処理装置（第１の基準線作成手段ｂ、基準点認識手段ｃ、第２の基準線作成手段ｄ、補助点認識手段ｅ、補助線作成手段ｆ、谷隅用第２の基準線限定手段ｇ、判定手段ｈ、隅棟用第２の基準線限定手段ｉ）
３２ 補助記憶装置（形状記憶手段ａ）
４０ 屋根
４１ 屋根
４３ 屋根の外周線
４４ａ 棟線
４４ｂ 棟線
４４ｃ 棟線の延長線
４５ 隅棟線
４６ 谷隅線
４９ 相対母屋線（第１の基準線）
５０ 候補母屋線（第１の基準線）
５１ 絶対母屋線（第２の基準線）
５２ 基準点
５３ 補助点
５４ 補助線
５５ 屋根
５６ 屋根
５７ 屋根[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a roof allocating reference line creation device for creating a reference line for allocating a roof panel or a roof beam (beam inside the roof) to the roof surface of the roof when designing the roof. The present invention relates to a reference line creation device for roof allocation that is suitable for use in a roof in which two roofs having ridges are combined so as to be orthogonal to each other.
[0002]
[Prior art]
As one method of constructing a prefabricated house, a method of constructing a floor, wall, ceiling, roof, etc. of a house using a panel is known. In this construction method, in a factory or the like, a frame body is formed by framing the core material in advance, and a floor panel, a wall panel, a ceiling panel, a roof is formed by pasting a face material on at least one surface of the frame body. A building is constructed by manufacturing panels and assembling these panels at a construction site.
[0003]
By the way, in recent years, in various designs, a CAD (Computer Aided Design) system composed of a computer system is used, and there are cases where a design is performed using the CAD system even in the house. In a general CAD system, shape data, graphic data, and other data of members as design elements are stored in advance as a database, and these data are called at the time of design, and each member is displayed on the drawing of the display. By arranging the drawings, drafting is created, and design work can be saved.
[0004]
Therefore, on the display of the conventional residential CAD system, by deciding the floor plan, data such as walls, floors and ceilings are read and arranged, and by determining the shape of the roof (gathering ridge, gable, etc.), The data of the roof is read and arranged, and the data of the windows and doors are read and arranged by deciding the members such as windows and doors and their positions, and the shape of the house is displayed on the display (three side view) And a perspective view) and output as a design drawing.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the design of a prefabricated house using the above-mentioned panel, it is necessary to allocate the above-mentioned panel having a predetermined size and shape to the floor, wall, ceiling, and roof. On the CAD system, floors, walls, ceilings, and roofs are not necessarily designed according to the shape of the panel, but are determined according to the design requirements of the supplier. When panels are allocated sequentially and mechanically from the edge, there is a possibility that gaps will be created or multiple small panels may be placed where large panels should be placed, resulting in inefficient panel assignment. it was high.
[0006]
If the house is to be built with the inefficient panel assignment as described above, the factory manufactures a custom-sized panel to fill the gap, or the production efficiency compared to a large panel. It is necessary to manufacture many small panels with poor quality, and the panel productivity in the factory is reduced. Furthermore, in the construction site, the use of a small panel or a panel that fills a gap increases the number of panel joining operations, or a member for filling a slight gap between the panels has to be manufactured.
[0007]
Therefore, if the panel allocation method is poor, the productivity of the house is lowered and the cost is increased.
In particular, the roof 1 as shown in FIG. 36 is three-dimensionally composed of a plurality of inclined roof surfaces 1a, so that it is difficult to allocate panels on a plane like a wall or a floor. It was necessary to handle the sloped roof surface 2 of 1 separately, and to determine the panel layout using a side sectional view of the roof slope.
[0008]
In the roof shown in FIG. 36, the other roof 1b protrudes from one roof 1a, and the other roof ridge 3b is lower than the other roof ridge 3a, for example, in plan view. In a composite roof formed in an L-shape or T-shape (L-shape in the figure), the two roof surfaces 2 and 2 are joined in a valley shape to form a valley corner 4, and the normal roof Since the types of the shape of the roof surface 2 ... increase compared to the ridge roof and gable roof, it becomes more difficult to assign panels, and it is extremely difficult to automatically and efficiently assign panels on CAD. .
[0009]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and in a roof having a complicated shape such as an L shape or a T shape in a plan view of a building constructed from the panel, the roof surface of the roof has an efficiency. An object of the present invention is to provide a roof layout reference line creation device that creates a reference line on the roof surface as a reference for the layout of the roof panels and the layout of the roof beams in order to arrange the roof panels and the roof beams well. Is.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The reference line creation device for roof allocation according to claim 1 of the present invention is designed in designing a roof formed by laying a plurality of roof panels and formed from a plurality of inclined roof surfaces. Shape storage means for creating a reference line for determining the position of the roof panel and the position of the beam supporting the roof panel on the roof surface of the power roof, and storing the shape of the roof on the floor plan inputted in advance a and a space corresponding to the strength of the roof panel along the inclination direction of the roof surface, and at a right angle to the inclination direction, on the roof surface of the roof on the plan view stored in the shape memory means a In the roof on the plan view stored in the shape memory means a, the first reference line creating means b that creates a first reference line that is arranged and indicates the position of the beam perpendicular to the tilt direction, Two roofs are valleys If there is an intersection between a valley corner line indicating the valley corner joined to the roof and a ridge line indicating the roof ridge, a reference point recognition unit c that recognizes the intersection point as a reference point, and the reference point recognition unit c In a roof surface that is in contact with the reference point recognized by the above and has a portion above the reference point, the roof surface is disposed at right angles to the inclination direction of the roof surface and includes the reference point, and the upper and lower joints of the roof panel And a second reference line creation means d for creating a second reference line indicating the position of the beam arranged at the joint.
[0011]
And the reference line creating apparatus for roof allocation according to claim 2 of the present invention is such that the reference point recognizing means c has two valley corner lines of the roof on the plan view stored in the shape storing means a. Recognizing the intersection of the ridgeline and the reference line as a reference point is a means for solving the above problems.
[0012]
Moreover, in the reference line creating apparatus for roof allocation described in claim 3 of the present invention, the reference point recognition means c is configured to have the above-mentioned valley corner line of the roof on the plan view stored in the shape storage means a and the above-mentioned Recognizing the intersection of the ridge line and the corner ridge line indicating the corner ridge where the two roof surfaces are joined in a ridge shape on a gradient as a reference point is set as a solution to the above problem.
[0013]
And the reference line creation apparatus for roof allocation described in claim 4 of the present invention is the roof on the plan view stored in the shape memory means a, and the outer peripheral line indicating the outer periphery of the valley corner line and the roof, Or the intersection of the valley corner line and the first reference line indicating the position of the upper and lower joints of the roof panel as an auxiliary point. Auxiliary point recognizing means e and an auxiliary line creating means f for creating an auxiliary line along the inclination direction of the roof surface corresponding to the position of the auxiliary point on the roof surface on which the second reference line is created And a second reference line limiting means for valley corners for limiting the second reference line from the reference point to the intersection of the auxiliary line and the second reference line. It was.
[0014]
Furthermore, the roof allocation reference line creating device according to claim 5 of the present invention compares the length of the second reference line with a predetermined comparison value, and compares the length of the second reference line with the second reference line in the roof surface. When the determination unit h determines whether the length of the reference line is longer than the comparison value, and the determination unit h determines that the length of the second reference line is longer than the comparison value, the auxiliary point recognition The means e for recognizing the auxiliary point, the auxiliary line creating means f for creating the auxiliary line, and the valley corner second reference line limiting means g for limiting the second reference line. It was.
[0015]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided a roof allocating reference line creating device that shows the second reference line and the roof ridge on a roof in a plan view stored in the shape memory means a. The second reference line limiting means i for the corner building that limits the second reference line from the reference point to the intersection of the second reference line and the extension line when the extension lines of the ridge line intersect. It was set as the means for solving the above problems.
[0016]
In the roof allocation reference line creating apparatus according to claim 7 of the present invention, each value indicating the shape of the roof is a reference length unit in the roof on the plan view stored in the shape storage means a. And the value indicating the position of the line created on the plan view by each means is an integral multiple of the reference length unit.
[0017]
Further, the roof allocation reference line creating apparatus according to claim 8 of the present invention is such that, in the roof stored in the shape storage means a, the inclination angles of the roof surfaces constituting the roof are substantially the same. Means for solving the above-described problems were provided.
[0018]
[Action]
According to the configuration of claim 1, the shape memory means a stores the shape of the roof on the plan view, and the reference line for determining the position of the roof panel and the position of the beam supporting the roof panel is: It will be created on the above plan view.
And the 1st reference line preparation means b produces the 1st reference line which shows the position of the said beam at least on the roof surface on the said top view at predetermined intervals in the inclination direction of this roof surface.
The reference point creation means c recognizes the intersection point as a reference point when there is an intersection between the valley corner line and the ridge line, that is, when the roof has a valley corner.
[0019]
Next, the second reference line creating means d is in contact with the reference point and includes the reference point and is perpendicular to the inclination direction of the roof surface on the roof surface having a portion above the reference point, that is, horizontal. A second reference line is created.
Since the second reference line indicates the upper and lower joints of the roof panel and the positions of the beams arranged in the joint, the roof surface is divided in the upper and lower parts of the second reference line, A roof panel will be arranged for each, and the roof surface with a complicated shape (such as pentagon or heptagon) will be divided into simple roof surfaces (such as trapezoid and parallelogram or triangle and trapezoid). Panel assignment can be facilitated.
[0020]
That is, in the two roof surfaces constituting the valley corner, the upper roof surface (the roof surface on the lower side is joined to the roof surface, so that the shape becomes complicated), Two reference lines are created, and the roof panel is arranged on the roof surface which is divided by the second reference line and has a simple shape.
[0021]
According to the structure of the said Claim 2, the said reference point recognition means c recognizes the intersection of two said trough corner lines and the said ridgeline as a reference point. For example, in the case of a roof having a shape in which another two roof surfaces extend from one roof surface to form a ridge, the intersection of the one roof surface and the ridge is recognized as a reference point.
According to the structure of the said Claim 3, the said reference point recognition means c recognizes the intersection of the said valley corner line, the said ridgeline, and the said corner ridgeline as a reference point.
For example, in the roof of the shape where the other two roof surfaces are extended from one roof surface of the dormitory roof in a state of constituting the ridge, and the shape of the ridge and the corner ridge of the dormitory roof are joined, The intersection point between the side of the roof surface on the corner ridge side and the ridge is recognized as a reference point.
[0022]
According to the structure of the said Claim 4, the said intersection point recognition means e recognizes the intersection of the said valley line and the outer periphery line of a roof, or a 1st reference line as an auxiliary point. Next, the auxiliary line creation means f creates an auxiliary line along the inclination direction of the roof surface at a position corresponding to the auxiliary point.
Next, the second reference line limiting means d limits the created second reference line from the reference point to the intersection of the second reference line and the auxiliary line.
That is, the second reference line is limited only to the complicated shape portion at the valley corner portion of the roof surface, and only the complicated shape portion is vertically divided into two to make it easy to assign the roof panel. In this part, a roof panel is assigned in the same manner as a normal roof surface.
[0023]
According to the structure of the said Claim 5, when the roof surface divided | segmented by a 2nd reference line is small, rather than limiting a 2nd reference line and dividing only the complicated part of a roof surface up and down However, since it is more efficient to assign the roof panel when the entire roof surface is divided vertically, the length of the second reference line is compared with a predetermined comparison value, and the second reference line is compared with the comparison value. Only when the length of the second reference line is long, the second reference line limiting means for the valley corner limits the second reference line. When the second reference line is short, that is, when the roof surface is narrow, the roof panel is arranged by dividing the entire roof surface by the second reference line without limiting the second reference line. be able to.
[0024]
According to the configuration of the sixth aspect, the second reference line limiting means i for valley corners has the second reference at a point where the second reference line and the extension line of the ridge line indicating the roof ridge intersect. The line will be limited. Note that the second reference line and the extension line of the ridge line indicating the roof ridge intersect with each other when the intersection of the ridge line, the corner ridge line, and the valley corner line is the reference point. On the roof surface on the wife side of the roof with the reference point as the reference point, a ridge line different from the ridge line that intersects the reference point intersects the second reference line.
[0025]
In this case, the second reference line extends to the intersection of the extension line of the ridge line, and the roof surface is a part closer to the reference point than the extension line of the ridge line, and a part opposite to the reference point. The roof panel is divided by dividing the part of the roof surface on the reference point side from the extended line of the complex ridgeline above and below by the second reference line, and the part on the opposite side of the reference point is The layout process of the roof panel can be performed as a normal roof surface.
[0026]
According to the configuration of claim 7, on the plan view, each value indicating the shape of the roof and each value indicating the position of the line created by each means is an integral multiple of the reference length unit. As a result, roof panels and beams can be easily standardized.
According to the structure of the said Claim 8, since the inclination angle of each roof surface is made substantially the same in the roof memorize | stored in the shape memory | storage means, a roof panel and a beam can be made easy in the roof of a complicated shape. Can be standardized.
Although the above-described problems have been described with reference to the reference numerals in FIG. 1 in the “Means for Solving” and “Actions” sections, the present invention is not limited to the configuration in FIG. .
[0027]
【Example】
Below, the reference | standard line preparation apparatus for roof allocation of one Example of this invention is demonstrated with reference to drawings.
The reference line creating apparatus of this embodiment is an application of the roof allocation reference line creating apparatus of the present invention to a CAD system configured by a computer system. In this embodiment, the reference line creating apparatus is: It functions as a part of the CAD system. A reference line creation apparatus, which is a part of the CAD system, creates a reference line for allocating roof panels and shed beams to the roof designed by the CAD system. The CAD system assigns roof panels and shed beams to the designed roof based on the reference line.
[0028]
Here, before explaining the reference line creating apparatus, the basic structure of the roof will be explained with reference to FIGS. 2 to 4 for ease of explanation.
2 and 4 show an example of the arrangement of the roof beams H of the dormitory roof 10 constituted by the roof panels P. FIG. 3 shows the roof panel P on the roof beams H. The arrangement is shown.
[0029]
As shown in FIGS. 2 to 4, the dormitory roof 10 has an L-shaped room composed of walls 11... So that the other roof 10 b protrudes from one roof 10 a. In addition, the ridge 12b of the other roof 10b is lower than the ridge 12a of the one roof 10a. Accordingly, a valley corner 13 is formed at the joint between one roof 10a and the other roof 10b, the shape of the roof 10 becomes complicated, and the roof surface 14 constituting the roof 10,..., Particularly the roof surface 14 (a). 14 (b) are complicated.
[0030]
2 and 4, a building is constituted by a plurality of walls (outer wall 11a, inner wall 11b) 11 ... below the roof panel P .... Of these walls 11..., The one that becomes the load bearing wall or the support wall is raised so that the upper edge reaches the back surface of the roof 10. For example, the inner walls 11b and 11b arranged in parallel with the inclination direction of the roof surface 1a of the roof 1 are formed in a triangular shape so that the upper ends thereof are along the back surface of the roof 10, and are perpendicular to the inclination direction of the roof surface 14. As for the outer wall 11a ... arrange | positioned, the upper end surface is made horizontal.
The load-bearing wall receives both vertical load and horizontal load, and the support wall mainly receives vertical load.
[0031]
Further, hut beams (roof beam 15, B beam 16, and beam 17) H that support the roof 1 are hung on the upper ends of the walls 11. Of these shed beams H, the beams that are hung on the walls 11, 11 at both ends are referred to as large beams, and there are two types of large beams: roof beams 15 and B beams 16.
As shown in FIGS. 6 and 7, the B beam 16 is a beam that is bent halfway or climbed (straightly inclined straight), and at least a part thereof is arranged in parallel to the inclination direction of the roof surface 14. It is what is done.
[0032]
In addition, as shown in FIG. 6, the bent B beam 16a among the B beams 16 serves as the land beam 18, the bundle 19 and the main building 20 used in the cabin assembly shown in FIG. Basically, in the B beam 16a, the slope portion 16c arranged along the inclination of the roof surface 1a and the horizontal portion 16d arranged at right angles to the inclination direction of the roof surface 14 are integrated. It is a beam formed in a bent shape (Bent = bent).
By using the B beam 16a, the number of parts of the beam can be reduced, and the land beam 18 is not disposed in the attic, so that the space of the attic can be increased.
[0033]
Note that a straight climbing beam (shown in FIG. 7) 16 b arranged along the slope of the roof surface 14 as described above is also a type of the B beam 16.
The roof beam 15 is a beam that spans both ends horizontally on the walls 11, 11, and is arranged at right angles to the inclination direction of the roof surface 14.
A beam having at least one end hung on the B beam 16 and the roof beam 15 is referred to as a small beam 17 (shown in FIG. 2).
[0034]
The large beam (roof beam 15, B beam 16) and small beam 17 are distinguished from each other by the cross-sectional area of the shed beam H (in this embodiment, the ridge beams H are formed to have substantially the same left and right thicknesses, The proof stress is adjusted by changing the thickness of the upper and lower sides.) It is determined by what supports both ends of the hut beam H, and only those whose both ends are supported by the walls 11 and 11 are used. A large beam (roof beam 15, B beam 16) and at least one end of the beam supported by the roof beam 15 or B beam 16 is a small beam 17.
In addition, in the roof 10 comprised by the roof panel P ..., the core material (not shown) of the roof panel P ... supports the roof surface 14 ... instead of the rafter formed in the building of a general field frame. It has become.
[0035]
The roof 1 is installed on the roof beam H as described above. And as shown in FIG. 3, the roof 10 is comprised from several roof surface 14 ....
On each roof surface 14..., A triangular roof panel P (1) is basically disposed at a portion in contact with the corner ridge, and a rectangular roof panel P (2) is disposed at other portions. ing. And while these roof panels P ... are joined together, the roof 10 is formed by joining the roof panels P ... and the said roof beam H.
[0036]
Further, because of the complicated shape of the roof 10 having the valley corners 13, in addition to the triangular roof panel P (1) and the rectangular roof panel P (2), the roof surface 14 (a) has a platform. A roof panel P (3) having a shape is used, and a roof panel P (4) having a parallelogram shape is used on the roof surface 14 (e).
[0037]
When the roof panels P are arranged, the upper and lower side edges of the roof panels P are always supported on the back surface of the joint portion 9 of the roof panel P that is joined up and down along the inclination of the roof surface 14. The shed beam H to be arranged is arranged. In FIG. 2, the horizontal portions of the roof beam 15, the B beam 16 a and the small beam 17 are arranged along the joint portion 21 of the roof panel P.
[0038]
Next, the reference line creation device will be described with reference to the basic configuration of the reference line creation device shown in FIG.
As is well known, the CAD system including the reference line creating apparatus shown in FIG. 8 includes a central processing unit, an arithmetic processing unit (computer) 31 including a memory such as a RAM and a ROM serving as an internal storage device, and a hard disk. An auxiliary storage device 32 composed of a magneto-optical disk, a display device 33 composed of a color display, an input device 34 composed of a keyboard, etc., and a pointing device (coordinate position input device) 35 composed of a mouse, a tablet, a digitizer, etc. The basic configuration is an output device 36 including a printer, a plotter, and the like.
[0039]
In the auxiliary storage device 32, internal code numbers of various members for constructing a house are stored. , Graphic data, shape data, ordering product code No. The unit price of various members is stored as a database, and data designed on the CAD system is stored.
The auxiliary storage device 32 stores data indicating the shape of the roof as data designed by the CAD system.
[0040]
Of the shape of the roof 10 stored in the auxiliary storage device 32, the roof shape data used in the reference line creation device is, for example, the roof 10 (40 in the plan view) shown in FIGS. 41). In addition, the roof 40 of FIG. 9 shows the dormitory roof formed in L shape, and the roof 41 of FIG. 10 shows the dormitory roof formed in T shape.
In the auxiliary storage device 32, the roof 10 on the plan view includes an outer peripheral line 43 indicating the outer periphery of the roof 10 and a ridge line (showing a ridge) 44a, 44b that divides each roof surface 14 of the roof 10. Corner building line (showing corner building) 45 and valley corner line (showing valley corner) 46, outer wall line 47 showing a portion where roof surface 14... Inclined of roof 10 and outer wall 11a are joined, and said outer wall line 47 Of the horizontal plane including the horizontal portion of the roof and the crossing portion of the roof surface 14... (The outer wall line and the digit line overlap in FIGS. 9 and 10) It is.
The roof 10 on the plan view also includes a wall line 11c (shown in FIG. 30) indicating the position of an inner wall (support wall or load bearing wall) 11b other than the outer wall 11a.
[0041]
Further, in the auxiliary storage device 32, the allowable value of the length of the roof panel P is a data table corresponding to the inclination angle of the roof 10, the area where the amount of snow is different, and the type of roof material having a different weight (see FIG. 11). (Shown) is stored as T1. In the data table T1 shown in FIG. 11, actual values on the data table T1 are omitted.
The value registered in the data table T1 is the length on the plan view of the roof panel P along the inclination direction of the roof 10 determined based on the strength of the roof panel P (hereinafter referred to as an allowable value). And the upper side edge of the roof panel P ... arrange | positioned on the outer wall line 47 of the roof 10 and the length (henceforth an initial allowable value) on the top view of the said outer wall line 47 are shown.
[0042]
And the length on the plan view of the roof panel P ... that is the above-mentioned allowable value or the initial allowable value is the upper and lower sides of the roof panel P ... when the roof panel P ... is arranged on the roof surface 14 as shown in FIG. The horizontal distance L between the edges (in the case of a triangular roof panel, for example, the horizontal distance between the apex and the base) is shorter than the actual length S of the roof panel P. In addition, the length on the top view of roof panel P ... is a module unit mentioned later.
[0043]
The values (allowable value, initial allowable value) of the data table T1 are the regions (A region) divided according to the later-described types of inclination angles (gradients) of the roof 10 (roof gradients i, b, c) and the amount of snow. , B region, C region, D region, E region) and the type of roof covering material such as tile, metal, slate (a, i, c).
The allowable values classified by the roof inclination angle, areas with different snow loads, and roofing materials with different weights are determined based on the strength of the roof panel P as described above. When the length of the roof panel P along the plan view is within the above allowable value, the roof panel P is arranged at an angle that matches the inclination of the roof 10 and the top and bottom sides of the roof panel P. With the edge supported by the beam, it can sufficiently withstand loads due to roof covering material, snow accumulation on the roof 10, and the like.
[0044]
As for the initial allowable value, the roof panel P arranged on the beam line 48 is supported on the upper end of the outer wall 11a at the part of the beam line 48, so that it is supported on the outer wall 11a on the beam line 48. If the length from the beam line 48 to the roof panel P ... upper edge is within the above-mentioned allowable range, sufficient strength can be maintained. ing.
In the data table T1, the lower side of the item divided into two parts is a snow stop on the roof 10 (which prevents rain gutters from being damaged by snow falling from the roof 10, and consequently This is an allowable value or initial allowable value when the amount of snow accumulated on the roof 10 is increased.
[0045]
The arithmetic processing unit 31 has a function as a well-known residential CAD system, and creates a reference line on the roof surface 14 designed using the arithmetic processing unit 31, and based on the reference line, the roof It has a function of arranging the roof beam H and the roof panel P ... on the surface 14.
The reference line indicates the position of a shed beam (generally referred to as a purlin) H arranged at least at right angles to the inclination direction of the roof surface 14, and is hereinafter referred to as a purlin line in this embodiment. In addition, as shown in FIG. 13, the main purlin line is a relative purlin line that indicates the position of the upper and lower joints 21 (shown in FIG. 3) between the roof panels P and the shed beams H that support the joints 21. (First reference line) 49, a candidate purlin line (first reference line) 50 indicating the position of the roof beam H that supports the upper and lower edges of the roof panel P, and the roof 10 as described later. An absolute purlin line (the second main line) indicating the position of the upper and lower joints 21 (shown in FIG. 3) between the roof panels P and the roof beams H that support the joints 21 is provided when there is a valley corner. Reference line) 51 is set.
[0046]
Then, as shown in FIGS. 13 and 14, the arithmetic processing unit 31 reads the shape of the roof 10 on the plan view from the auxiliary storage device 32, and the roof surface on the roof surface 14 of the roof 10. 14 for each of the permissible values read from the auxiliary storage device 32 along the inclination direction 14 or the maximum value of the length of the roof panel to be manufactured (only one is shown in FIGS. 13 and 14). ) Along the direction substantially perpendicular to the inclination direction of the roof surface 14.
In addition, when the relative purlin line 49 is created for each of the maximum values, the arithmetic processing unit 31 reads from the auxiliary storage device 32 along the inclination direction of the roof surface 14 at a position that does not overlap the relative purlin line. For each read tolerance value, there is a function of creating a candidate purlin line 50 (only one is shown in FIG. 13) along a direction substantially perpendicular to the inclination direction of the roof surface 14.
[0047]
Further, the arithmetic processing unit 31 includes a trough corner line 46 indicating a trough corner where the two roof surfaces 14 and 14 are joined in a trough shape on the roof 10 on the plan view, and a ridge line indicating the ridge of the roof 10. When there is an intersection with 44B, the roof surface 14 has a function of recognizing the intersection as a reference point 52 and has a portion in contact with the reference point 52 and above the reference point 52. It has a function of creating an absolute purlin line 51 that is arranged at right angles to the inclination direction and includes the reference point 52 and that indicates the upper and lower joints of the roof panel P and the positions of the beams arranged at the joints. .
[0048]
Further, as shown in FIG. 13, the arithmetic processing unit 31 recognizes an intersection of the two trough corner lines 46 and 46 of the roof 10 on the plan view and the ridge line 44 </ b> B as a reference point 52, and FIG. As shown, it has a function of recognizing the intersection of the valley corner line 46, the ridge line 44B and the corner ridge line 45 of the roof 10 on the plan view as a reference point 52.
Further, as shown in FIG. 13 and FIG. 14, the arithmetic processing unit 31 has an intersection between the valley corner line 46 and the outer peripheral line 43 or the valley corner line 46 and the relative purlin line 49 on the roof 10 on the plan view. Is recognized as an auxiliary point 53, and on the roof surface 14 on which the absolute purlin line 51 is created, an auxiliary line 54 is created along the inclination direction of the roof surface 14 corresponding to the position of the auxiliary point 53. The absolute purlin line 51 has a function of limiting the reference point 52 to the intersection of the auxiliary line 54 and the absolute purlin line 51.
[0049]
The arithmetic processing unit 31 compares the length of the absolute purlin line 51 with a predetermined comparison value to determine whether the length of the absolute purlin line 51 in the roof surface 14 is longer than the comparison value, When the absolute purlin line 51 is longer than the comparison value, the absolute purlin line 51 has a function of limiting the absolute purlin line 51 as described above.
Further, as shown in FIG. 14, the arithmetic processing unit 31 uses the absolute purlin line 51 as the reference when the absolute purlin line 51 and the extension line 44c of the ridge line 44a intersect on the roof 41 on the plan view. It has a function limited to the point 59 from the point 52 to the intersection 59 of the absolute purlin line 51 and the extension line 44c.
[0050]
Here, before explaining the method of creating a purlin line by the roof allocating reference line creating apparatus of this embodiment, rules that are predetermined in designing the roof on the CAD system will be described.
The rules are provided for facilitating the design of a building constructed by the panel formed in advance, and for the strength of the designed building to be higher than a preset standard.
[0051]
1. A reference length unit is used on the plan view.
First, in the CAD system of this embodiment, when a building is designed, it is designed in reference length units (modules) on a plan view. The lowest unit is 1/4 or 1/8 module. In designing a building, the basic length is set to 1 unit, so that one module is not the lowest unit, and 1/4 or 1/8 module is the lowest unit. ing.
[0052]
Therefore, the vertical and horizontal lengths of walls, floors, ceilings and the like are basically designed to be an integral multiple of the 1/4 or 1/8 module. Therefore, the wall, floor, ceiling, etc. are designed in units of the modules, and the wall panels, floor panels, ceiling panels, etc. constituting the walls, floors, ceilings, etc. are designed in units of the modules, that is, each panel. By standardizing the shape in units of modules, it is possible to easily design a building constructed from panels.
[0053]
In addition, when there is a victory or defeat in the joint portion between the panels or between the panel and another member, the size of the panel is shifted from the module unit by the amount of the victory or defeat. Building design does not necessarily need to be done in units of modules as described above. If efficient building design is not possible in units of modules due to site conditions, etc., specially designed panels or parts shifted from modules on the construction site should be removed. It can respond by making it.
[0054]
And when designing the roof 10, when the vertical and horizontal sizes of the roof surface 14 and the roof panel P ... are in the unit of the module, the roof 10 is composed of the roof surface 14 inclined with respect to the ceiling and the floor. Since the design of the roof 10 and the floor and the ceiling is shifted, it becomes difficult to design the roof 10 corresponding to the floor and the ceiling. Therefore, the roof 10 projected on the plan view is modularized. Designed.
By designing the roof 10 projected on the plan view in units of modules (module units), the layout of the roof panels P is assigned according to a cross-sectional view of each roof surface 14 having a slope of each roof surface 14 as in the prior art. It is possible to determine the allocation of the roof panels P from a single plan view of the roof 10.
[0055]
As shown in the sectional view of the roof surface 14 in FIG. 12, the lines indicating the upper and lower edges of the roof panel P on the plane are the upper and lower edges on the lower surface side of the roof panel P. Further, by making the length on the plan view a module unit as described above, as shown in FIG. 12, the length of the roof panel P ... in the module unit on the plane and the length of the actual roof panel P ... Are different from each other, and the roof panel P ... deviates from the standard of the wall panel etc., but the roof panel P ... is standardized by standardizing the inclination angle of the roof surface 24 ... as will be described later. Be able to.
[0056]
2. Standardize the inclination angle of the roof surface of the roof.
In the roof 10, the roof gradient is represented by a / b as shown in FIG. 12, and the roof gradient has five types, for example.
In addition, for the roof 10 whose shape is treated as a gable, all of the above-mentioned roof gradients can be used. However, for the roof 10 whose shape is treated as a dormitory, one of the above five types of gradients can be used. Only the part can be used.
In the dormitory roof, all the roof surfaces 14 of the dormitory roof 10 have the same slope.
[0057]
3. Standardize the eaves of the roof.
In the roof, the length of the portion extending from the outer wall line 47 (out of the eaves) is the above-mentioned 1/4 module unit (including 1/8 module unit) as shown in FIG. The length (N1, N2, N3, N4, N5) is set.
Note that the length indicated by N4 has a minimum unit of 1/8 module.
[0058]
These rules are provided for ease of design and construction. In the reference line creation device of this embodiment, it is possible to create a reference line even on a roof surface deviating from the above rules. It is. However, if it deviates from the above rules, it is necessary to recalculate the strength when designing, or to use non-standard roof panels when actually constructing the building. May be reduced.
[0059]
Next, a method for creating the relative purlin line 49 and the candidate purlin line 50 by the reference line creating apparatus will be described with reference to the flowchart of FIG.
In addition, although it demonstrates taking the case of one roof surface 14 of the dormitory roof shown in FIG.17 and FIG.18 here, as shown in FIG.13 and FIG.14, the relative purlin line 49 and the candidate purlin line 50 are plane. It is created in contour lines with respect to the entire surface of the roof 10 in the figure.
First, the shape of the roof is determined by the CAD system, and the plan view of the roof 10 as shown in FIGS. 9 and 10 is stored in the auxiliary storage device 32, and the area determined by the roof slope, the amount of snow, Presence / absence of snow stop is input and stored.
[0060]
The plan view of the roof 10 includes an outer peripheral line 43 indicating the outer periphery of the roof, the ridge lines 44a and 44b, the corner ridge line 45, the valley corner line 46, the outer wall line 47, and the girder line. 48 and an inner wall line 11c (shown in FIG. 30) indicating the position of the load bearing wall or the support wall among the inner walls are disposed.
And the inside of the said outer periphery line 43 is made into the roof 10 (40, 41), and the range enclosed by the said outer periphery line 43, the ridge lines 44a and 44b, the corner ridge line 45, and the valley corner line 46 is each roof surface 14. It is said that ...
Each line segment has a meaning when designed in a CAD system. When the shape of the roof 10 is read by the reference line creation device, the outer peripheral line 43 and the ridge lines 44a and 44b, respectively. , Corner building line 45, valley corner line 46, girder line 48, outer wall line 47, inner wall line 11c, and the like.
[0061]
Then, the initial allowable value is read from the data table T1 of the auxiliary storage device 32. At this time, the initial allowable values corresponding to the roof gradient, the snowy area, and the roof covering material input in advance are selected and read from the data table T1 (step A1).
Next, the first relative purlin line 49 (a) is created at a distance m (shown in FIGS. 17 and 18) of the initial allowable value along the inclination direction of the roof 10 from the girder line 48 (step A2).
Next, as in the case of the initial allowable value, the allowable value is read from the data table T1 of the auxiliary storage device 32 (step A3).
[0062]
When the allowable value is equal to or smaller than the predetermined value (step A4), the allowable value is set to the maximum value (step A5). That is, when the allowable value is equal to or smaller than a predetermined value, a value exceeding the allowable value (here, the maximum value of the standardized length of the roof panel) is set as the allowable value, so that the allowable value is shortened. Since the relative purlin line 49 is created, the short roof panels P are prevented from being assigned.
[0063]
Next, a distance n (shown in FIGS. 17 and 18 corresponding to the allowable value along the inclination direction from the first relative purlin line 49 is shown in FIG. 17 and FIG. A relative purlin line 49 (b) is created for each item (step A6).
In addition, as shown in FIG. 13, when the distance from the relative main line 49 created first to the ridge is equal to or less than the allowable value, the generation process of the relative main line 49 is ended there. When the relative purlin line 49 (b) is created and the distance from the relative purlin line 49 (b) to the ridge is longer than the allowable value, as shown in FIG. 17, the relative purlin line 49 (b) Repeat the creation of the relative purlin line (b) at a distance of the allowable value from.
Then, when the creation of the relative purlin line 49 is completed, the created relative purlin line 49 is registered in the auxiliary storage device 32 (step A7).
[0064]
Next, the allowable value is read from the auxiliary storage device 32 (step A8). In the creation of the relative purlin line 49, when the read allowable value is equal to or less than the predetermined value, the allowable value is set to the maximum value. If the allowable value is larger than the predetermined value, the allowable value Relative purlin lines 49 are drawn for each value, and the roof panel P ... used has a length less than the allowable value, and does not require a roof beam H that supports the center of the roof panel P .... . Therefore, when the allowable value is larger than the predetermined value (step A9), for example, as shown in FIGS. 14 and 17, the work is finished without creating the candidate purlin line 50.
[0065]
Next, as shown in FIG. 18, when the read allowable value is equal to or less than a predetermined value, the above-described upward from the inclination direction of the roof surface 14 from the relative purlin line 49 created as described above. The candidate purlin line 50 (a) is created until reaching the next relative purlin line 49 for each allowable value, and then the candidate purlin line 30 (b) is created for each allowable value from the relative purlin line 49. This is repeated until the relative purlin line 49 disappears (step A10).
Then, the candidate purlin line 50 created on the plan view is registered in the auxiliary storage device 32 in the same manner as the relative purlin line 49 (step A11).
Thus, the creation of the relative purlin line 49 and the candidate purlin line 50 is completed.
[0066]
Next, in the reference line creation device, the absolute purlin line 51 shown in FIGS. 13 and 14 is created. The creation of these absolute purlin lines 51 will be described with reference to the flowchart of FIG.
First, the roof 10 on the plan (stored with the relative purlin line 49 and the candidate purlin line 50) stored in the auxiliary storage device 32 is called, and on the roof 10 on the plan view, the valley corner line 46 and The intersection point of the ridgeline 44b is searched, and the intersection point is recognized as the reference point 52 (step B1).
[0067]
Further, if examples are given in addition to the roofs 40 and 41 in FIGS. 13 and 14, the intersections of the valley corner line 46 and the ridge line 44b are also present in each roof 10 (55, 56, 57) shown in FIGS. Recognized as a reference point 52.
The roof 40 in FIG. 13 has a shape in which a dormitory roof 40a having a ridge line 44b as a ridge is joined to a dormitory roof 40a having a ridge line 44a as a ridge. In a plan view, it is T-shaped.
The roof 41 of FIG. 14 has a shape in which a dormitory roof 41a having a ridgeline 44b as a ridge is joined to a dormitory roof 41a having the same ridgeline 44a as a ridge, It is L-shaped when viewed. Further, on the roof 41, the corner line 45 of the dormitory roof 41a is in contact with the ridge line 44b of the dormitory roof 41b.
[0068]
The roof 55 in FIG. 20 has a shape in which a gable roof 55a having a ridge line 44b is joined to a gable roof 55a having a ridge line 44a and the ridge line 44b being lower than the dormitory roof 55a. In a plan view, it is substantially T-shaped.
The roof 56 in FIG. 21 has a shape in which a dormitory roof 56b having a ridge line 44b as a ridge is joined to a rectangular roof 56a having no ridge, with the ridge one step lower than the dormitory roof 56a. It is substantially L-shaped. Moreover, in the roof 56, the ridgeline 44b of the dormitory roof 56b touches the corner ridgeline 45 of the dormitory roof 56a.
The roof 57 in FIG. 22 has a shape in which a dormitory roof 57b having a ridge line 44b is joined to a dormitory roof 57a having a ridge line 44a and a ridge line 44b. . Further, since the position of the dormitory roof 57b is deviated from the center of the dormitory roof 57a, the roof 57 has a substantially T-shape that is nearly L-shaped in plan view.
[0069]
Next, if the reference point 52 cannot be recognized in Step B1, that is, if the roof 10 is a roof without a valley corner, the process is terminated without creating the absolute purlin line 51 (Step B2).
Next, a line segment 51a passing through the reference point 51 and intersecting the roof surface 14 perpendicular to the inclination direction is created (step B3).
[0070]
That is, in the roofs 40, 55, and 57 that are not L-shaped as shown in FIGS. 13, 20, and 22, a line segment 51a (shown by a solid line) that divides the roof surface 14 vertically from the reference point 52 to the left and right. In the L-shaped roofs 41 and 56 as shown in FIGS. 14 and 21, the two roof surfaces 14 and 14 from the reference point 52 are created. Line segments 51a orthogonal to each other are created.
[0071]
At this time, when the reference point 52 is at the upper end of the roof surface 14 in contact with the reference point 52 and there is no line segment 51a that can divide the roof surface 14 in the vertical direction, for example, a T-shape or an L-shape in plan view. In the case where two ridge lines 44a and 44b are arranged at the same height and touch each other in the shape of the roof 10, the line segment 51a that divides the roof surface 14 up and down cannot be created. The creation process is terminated (step B4).
[0072]
Next, the reference point 52 is the intersection of the ridge line 44b, the valley corner line 46, and the corner ridge line 45, that is, the reference point 52 of the L-shaped roofs 41 and 56 shown in FIGS. 14 and 21, or the ridge line 44b. , The intersection of the valley corner line 46 and the valley corner line 46, that is, the reference point 52 of the substantially T-shaped roofs 40, 55, and 57 shown in FIGS. 13, 20, and 22 is determined (step B5).
When the reference point 52 is an intersection of the ridge line 44b, the valley corner line 46, and the corner ridge line 45, the roof surface 14 on which the line segment 51a is drawn has the valley corner line 46 as one side. It is determined whether the roof surface 14 (a) or the roof surface 14 (b) that does not have (step B6).
23 and 24 show an example of the roof surface 14 (a), FIG. 25 shows an example of the roof surface 14 (b), and FIGS. 26 and 27 show examples of the roof surface 14 (c). Illustrated. .
[0073]
As shown in FIGS. 14, 21, and 25, in the case of the roof surface 14 (b) that does not have the valley corner line 46 as one side, an extension line of the ridge line 44a (the square shown in FIG. 21). In the case of a roof, an intersection 59 of a line segment 51a is obtained by passing through the vertex 58 of the roof 56 and perpendicular to the outer peripheral line 43 of the roof surface 14 (b) 44c, and the range of the line segment 51a is determined. The intersection 59 is limited to the reference point 52, and the limited line segment is defined as the absolute purlin line 51 (step B7).
[0074]
Moreover, when the reference point 52 is determined to be the ridge line 44b, the valley corner line 46, and the valley corner line 46 in the step B5, and the roof surface 14 on which the line segment 51a is created in the step B6 is the valley corner. In the case of the roof surface 14 (a) having the line 46 as one side, first, the roof surfaces 14 (a) and 14 (c) to which the line segment 51a belongs are recognized (step B8).
Within the roof surfaces 14 (a) and 14 (c), the length of the line segment 51a from the reference point 52 to the sides of the roof surfaces 14 (a) and 14 (c) is a predetermined value (predetermined with respect to the allowable value). It is determined whether it is longer than (a value different from the value) (step B9). If it is equal to or less than the predetermined value, the roof surface 14 (a) in FIGS. 21 and 24 and the roof surface (14c) in FIGS. ), A line segment 51a from the reference point 52 in the roof surfaces 14 (b) and 14 (c) to the sides of the roof surfaces 14 (a) and 14 (c) is shown. The process ends as the absolute purlin line 51 (step B10).
[0075]
Moreover, when the length of the line segment 51a in the roof surface 14 is larger than a predetermined value, the roof surface 14 (a) in FIGS. 14 and 23 and the roof surface 14 (c) in FIGS. ) And a valley which is one of the sides of the roof surfaces 14 (a) and 14 (c) as shown on the right side of the roof surface 14 (c) in FIGS. 22 and 27. The intersection of the corner line 46 and the outer periphery line 43 or the intersection of the valley corner line 46 and the relative purlin line 49 is recognized as the auxiliary point 53 (step B11).
At this time, if there is a relative purlin line 49, the intersection of the relative purlin line 49 closest to the reference point 52 and the valley corner line 46 is the auxiliary point 53. The intersection of 43 and the valley corner line 46 is defined as an auxiliary point 53.
[0076]
Next, the auxiliary point 53 is shifted from the auxiliary point 53 along the relative purlin line 49 or the outer peripheral line 53 toward the inside of the roof surfaces 14 (a) and 14 (c) by a shift value described later. An auxiliary line 54 is created along the inclination direction of the roof surfaces 14 (a) and 14 (c) from 53a (shown in FIGS. 23, 26 and 27) (step B12).
As shown in the data table T2 shown in FIG. 28, the shift value is basically shifted by the minimum unit N1 (basically 1/4 module) of the eaves according to the trapezoid panel P3 used. However, in the length of the protrusion of the end of the roof 10 from the eaves shown in FIG. 15, there is a value (N4) in which N1 is not the minimum unit but half the value of N1 is the minimum unit (N4). Only in this case, the shift value is half of N1.
[0077]
In general house design, the length of the eaves is often set to a length of about N4. Therefore, the minimum unit for the eaves only is set to half of N1.
Then, an intersection 60 (shown in FIGS. 23, 26, and 27) of the auxiliary line 54 and the line segment 51a is recognized, and the length of the line segment 51a is set from the reference point 52 to the auxiliary line 54. The line segment 51a limited in size is set as the absolute purlin line 51 (step B13).
[0078]
Then, in the CAD system, the arrangement of the roof beams H of the roof 10 and the arrangement of the roof panels P are performed on the plan view after the creation of the relative purlin line 49, the candidate purlin line 50, and the absolute purlin line 51 is completed.
In this case, for example, as shown in FIG. 29, the roof surface 14... Is always perpendicular to the inclination of the roof surface 14... At the relative purlin line 49, the candidate purlin line 50 and the absolute purlin line 51. The shed beam H which supports along a certain direction is allocated. Moreover, since each roof panel P ... will be joined up and down on the relative purlin line 49 and the absolute purlin line 51 as mentioned above, the upper edge and lower edge of the roof panels P, P are relative purlins. It will be arranged on the line 49 and the absolute purlin line 51.
In addition, the roof 10 of FIG. 29 has no candidate purlin line 50 disposed therein, and the inner wall 11b serving as a support wall is disposed in one absolute purlin line 51 portion, so that the inner wall 11b is a shed beam. In place of H, the roof beam H is not disposed in the absolute purlin line 51 portion.
[0079]
And in each roof surface 14 ..., it is fundamentally between the lower edge (outer periphery line 23) of the roof surface and the relative purlin line 49 or the absolute purlin line 51, the relative purlin line 49 and the relative purlin line 49 or the absolute purlin. The roof panel P is allocated between the line 51 and the relative purlin line 49 or the absolute purlin line 51 and the upper edge (ridge) of the roof surface 14. The left and right widths of the roof panels P are determined according to the distance between the left and right side edges of the roof surface 24.
[0080]
In addition, in the trapezoidal or triangular roof surface 14 (d) of the dormitory roof 10 shown in FIG. 30, the CAD system has a corner ridge line 45 and a relative main line 49 in the corner ridge line 45 portion of the roof surface 14. Alternatively, a right-angled triangular roof panel P (2) having the intersection with the ridge line 44a as the apex, the relative purlin line 49 or the outer peripheral line 43 of the roof as the bottom, and the corner ridge line 46 as the hypotenuse is assigned. A rectangular roof panel P1 with the roof ridgeline 44a or the relative purlin line 49 as the upper side and the relative purlin line 49 or the outer peripheral line 43 as the lower side can be allocated to the unallocated portion of the roof panel P (2).
In the case of a gable roof (not shown), the roof surface is rectangular, so that the roof panel P is the same as the dormitory roof 10 except that the triangular roof panel P (2) is not used. Assigned.
[0081]
In addition, on the parallelogram roof surface 14 (e) formed by the presence of valleys in the roof 29 shown in FIG. 30, the parallelogram roof panel P (4) is connected to the roof ridgeline 44a or relative The main purlin line 49 is assigned as the upper side, and the relative purlin line 49 or the outer peripheral line 43 is assigned as the lower side.
Next, the roof surfaces 14 (a), 14 (b), and 14 (c) used for the explanation of the absolute purlin line 51 described above with respect to the roof surface 14. ) (Illustrated in FIGS. 31 to 35).
[0082]
The roof surface 14 (a) in FIG. 31 is a pentagonal roof surface having the intersection point of the ridge line 44b, the valley corner line 46, and the corner ridge line 45 as a reference point 52 and the valley corner line 46 as one side. 14 (a), the line segment 51a is 3 modules or less.
In the roof surface 14 (a) in FIG. 31, the roof surface 14 (a) is vertically divided into an upper trapezoidal portion D and a lower parallelogram portion hs by the absolute purlin line 51. It has become. And about the trapezoid part D, the triangular roof panel P (2) and the rectangular roof panel P (1) can be allocated similarly to the trapezoidal or triangular roof surface 14 (d).
[0083]
Similarly to the parallelogram roof panel 14 (e), the parallelogram roof panel P (4) can be assigned to the parallelogram portion hs.
That is, the narrow roof surface 14 (a) of the pentagonal roof surface 14 (a) that is formed due to the valley corners causes the roof surface 14 (a) to be vertically moved by the absolute main line 51. By dividing, it can be divided into a trapezoidal portion D and a parallelogram-shaped portion hs, and the roof panel P can be easily as with the trapezoidal roof surface 14 (d) and the parallelogram-shaped roof surface 14 (e). ... can be assigned.
[0084]
Further, in the above-mentioned pentagonal roof surface 14 (a) shown in FIG. 32, in the case where the line segment 51a is longer than a predetermined value, that is, the roof surface 14 (a) having a wide width, as described above, the absolute main building is used. Since the line 51 is limited to the auxiliary line 54, only the vicinity of the valley corner line 46 of the roof surface 14 (a) has a shape divided vertically at the position of the reference point 52. And in the part (left part in FIG. 32) which uses the corner ridge line 45 of the roof surface 14 (a) as a side, and the part above the absolute purlin line 51, the trapezoidal or triangular roof. Triangular and rectangular roof panels P (1) and P (2) are allocated in the same manner as the surface 14 (d).
[0085]
Further, a trapezoidal roof panel P (4) is allocated to a portion in contact with the lower corner line 46 on the absolute purlin line 51.
That is, in the pentagonal wide roof surface 14 (a), the triangular or trapezoidal roof surface 14 (d) except for the portion in contact with the lower corner line of the absolute purlin line 51, Similarly, rectangular and triangular roof panels P (1) and P (2) are assigned, and a trapezoidal roof panel P (3) is assigned to a portion along the valley corner line 46.
Accordingly, the roof panel P can be assigned in substantially the same manner as the trapezoidal roof surface 14 (d) except that the trapezoidal roof panel P (3) is assigned to the portion along the valley corner line 46. The roof panel can be easily assigned to the pentagonal roof surface 14 (a).
Further, in the wide roof surface 14 (a) in FIG. 32, the roof surface 14 (a) is completely divided into upper and lower parts by the absolute purlin line 51 as in the narrow roof surface 14 (a) in FIG. In this case, a large number of small roof panels P are arranged on the divided upper portion of the absolute purlin line 51. However, by limiting the absolute purlin line 51 to the auxiliary line 54 as described above, it is small. It can prevent that many roof panels P ... are arrange | positioned. Therefore, since the ratio of relatively small roof panels P can be reduced, the ratio of manufacturing large roof panels having high production efficiency in the factory increases, and large roof panels having high construction efficiency also in the construction site. The ratio will increase, and the manufacturing cost of the house can be reduced.
[0086]
The roof surface 14 (b) in FIG. 33 is a pentagonal shape having the intersection point of the ridge line 44b, the valley corner line 46, and the corner ridge line 45 described above as the reference point 52 and not having the valley corner line 46 as one side. It is.
Basically, the roof surface 14 (b) shown in FIG. 33 has a shape in which a trapezoidal roof surface and a triangular roof surface are combined, and therefore protrudes above the ridge line 44 b by the absolute purlin line 51. By separating the triangular portion S to be divided, the triangular portion S and the trapezoidal portion D can be vertically divided. Therefore, in the above, the absolute purlin line 51 is set to the intersection 59 with the extension line 44c of the ridge line 44a, but the line segment 51a in the roof surface 14 (b) is directly used as the absolute purlin line 51 and If the roof panels P are arranged in the trapezoidal portion D as described above, the roof panels can be easily arranged. Therefore, the absolute purlin line 51 need not be limited to the extension line 44c of the ridge line 44a on the roof surface 14 (b).
[0087]
However, when the absolute purlin line 51 is a line segment within the roof surface 14 (b) as described above, two small right-angled triangular roof panels (not shown) are arranged in the triangular portion S. As a result, the efficiency of the allocation of the roof panel P is lowered.
On the other hand, when the absolute purlin line 51 is limited to the extension line 44c of the ridge line 44a, a large triangular roof panel P (2) can be arranged in a portion ahead of the extension line 44c. That is, with the absolute purlin line, it is possible to easily arrange the roof panels P ... in the same manner as the trapezoidal and triangular roof surfaces 14 (d), and it is possible to arrange the large roof panels p ... The productivity of the roof panel P ... and the workability of the roof 10 can be improved.
[0088]
The roof surface 14 (C) of FIGS. 34 and 35 is a heptagon having the intersection point of the ridge line 44 b, the valley corner line 46, and the valley corner line 46 as a reference point 52.
Then, if the line segment 51a passing through the reference point 52 is defined as the absolute purlin line 51 and the roof surface 14 (c) is divided into two halves (as in the left part of FIG. 35), the trapezoidal part and the two parallel parts It can be divided into quadrilateral parts. Therefore, it can process similarly to the roof surface 14 (a) shown in the above-mentioned FIG. That is, for the trapezoidal portion D, the triangular roof panel P (2) and the rectangular roof panel P (1) can be assigned in the same manner as the trapezoidal or triangular roof surface 14 (d).
[0089]
Further, the two parallelogram portions hs (only one parallelogram portion H on the left side in FIG. 35) has a parallelogram-shaped roof panel as in the parallelogram-shaped roof surface 14 (e). P (4) can be assigned.
Further, the wide roof surface 14 (c) can be processed in the same manner as the roof surface 14 (a) shown in FIG.
That is, as shown in FIG. 34, the absolute purlin line 51 is limited to the auxiliary line 54, and only the vicinity of the valley corner lines 46, 46 of the roof surface 14 (c) is the position of the reference point 52. The shape is divided vertically. And in the part on the left and right which makes the corner ridge line 45, 45 of the roof surface 14 (c) the side, and the part on the absolute purlin line 51, the above-mentioned trapezoidal or triangular roof surface 14 (d) and Similarly, triangular and rectangular roof panels P (1) and P (2) are allocated.
In addition, a trapezoidal roof panel P (4) is allocated to a portion in contact with the lower valley line 46, 46 on the lower side of the absolute purlin line 51, 51.
Therefore, by limiting the absolute purlin line 51 to the auxiliary line 54, the roof panel P can be easily arranged as in the roof surface 14 (a) shown in FIG. .. Can be preferentially arranged, so that the productivity of the roof panel P and the workability of the roof 10 can be improved.
[0090]
Then, by assigning the roof panels P to the roof surface 24 as described above, the sizes of the roof panels P to be assigned to the roof 10 are all determined on the CAD system. From the stored data of the roof panel as a member, the product code No. for ordering the assigned roof panel. By searching for the unit price, it is possible to create an estimate for the roof 10 and a purchase order for the roof panel P.
In addition, although the said roof panel P was allocated on the top view, the actual roof panel P of a corresponding shape will be selected from the shape of the roof panel P on a top view, and the gradient of a roof.
[0091]
According to the reference line creating apparatus having the above-described configuration, the relative purlin line 29 and the candidate purlin line 30 serving as a reference when the roof panels P and the roof beams H are arranged on the roof 10 including the inclined roof surfaces 24. Can be created in consideration of the strength of the roof 10 and the relationship between the length of the roof 10 in the inclination direction and the length of the roof panel P on the plan view. And based on the created relative purlin line 29 and candidate purlin line 30, the roof panel P and the roof beam H can be allocated efficiently.
[0092]
Therefore, it is possible to efficiently allocate the roof panel P and the roof beam H on the plan view while guaranteeing the strength of the roof 10, which is compared with the case of considering the allocation of the roof panel P on the roof slope as in the past. Thus, the roof panel P and the roof beam H can be easily allocated.
In addition, even in the complex roof 10 having the shape having the valleys as described above, the absolute purlin line 51 is created and the roof panel 14 is assigned by dividing the whole or part of the roof surface 14 vertically. Thus, even in the complex roof surface 14 (a), 14 (b), 14 (c) of the roof 10, it can be easily reduced to the simple roof surface 14 by the absolute purlin line 51. You can assign roof panels.
[0093]
Further, by limiting the length of the absolute purlin line 51 by the extension line 44c or the auxiliary line 54 of the ridge line 44a, the roof panel P can be easily assigned and the relatively large roof panel P can be arranged. It becomes possible to assign with priority. Since a relatively large roof panel P ... is assigned to the roof surface 14, the production of the small roof panel P ... with low production efficiency is reduced at the production site of the roof panel P ..., and the large roof panel with good production efficiency is obtained. Since the ratio of P ... can be increased, the production efficiency of the roof panels P ... can be increased.
[0094]
Moreover, since the relatively large roof panels P are allocated as described above, it is possible to reduce the number of roof panels P allocated to the roof surface 14. Can save labor.
From the above, according to the reference line creation device for roof allocation of this embodiment, the production efficiency in the construction of the roof can be improved from the manufacture of the roof panel, so that the manufacturing cost of the house can be reduced.
[0095]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the reference line creation device for roof allocation according to claim 1, the shape storage means a stores the shape of the roof on the plan view, and the position of the roof panel and the roof A reference line for determining the position of the beam supporting the panel is created on the plan view. That is, the roof panel can be allocated on the plan view. And based on the 1st reference line which the 1st reference line preparation means b created, a roof panel and a roof beam can be easily allocated to a general trapezoid, a triangle, and a rectangular roof surface.
[0096]
In addition, in a roof having a complicated shape due to having a valley corner, the above-mentioned roof is obtained by creating a horizontal second reference line including the reference point with the intersection of the valley corner line and the building line as a reference point. The surface is divided into upper and lower parts by the second reference line, and roof panels are arranged in the respective divided parts, and a complex-shaped roof surface (pentagon or heptagon, etc.) is simply The roof panel can be easily allocated by dividing the roof surface into trapezoidal and parallelograms (triangle and trapezoid).
[0097]
According to the roof allocating reference line creating apparatus according to claim 2, the reference point recognition means recognizes an intersection of the two valley-corner lines and the ridge line as a reference point, and thereby an intersection serving as the reference point. It is possible to distinguish the shape of the roof surface on which the second reference line is to be created according to the type of line segments that intersect at.
Similarly, according to the roof allocating reference line creating device according to claim 3, the reference point recognizing means recognizes the intersection of the valley corner line, the ridge line, and the corner ridge line as a reference point, whereby the reference point The shape of the roof surface on which the second reference line should be created can be distinguished by the type of line segment that intersects at the intersection.
[0098]
According to the structure of the said Claim 4, by limiting the length of a 2nd reference line with an auxiliary line, a 2nd reference line is limited only to the part of the complicated shape of the trough corner part of a roof surface. The roof panel can be easily allocated by dividing the complicated shape portion into two parts in the vertical direction, and the roof panel can be allocated to the remaining part in the same manner as a normal roof surface. In addition, by making the part to be divided up and down only the complicated part of the roof surface shape, by dividing the roof surface up and down, it is possible to prevent a large number of small roof panels from being assigned to the divided part. it can.
Therefore, by having the valley corner, the roof panel can be easily assigned to the roof having a complicated shape, and a relatively large roof panel can be preferentially assigned. The improvement and the improvement of the workability of the roof can be achieved, and the manufacturing cost of the house can be reduced.
[0099]
According to the roof allocation reference line creating apparatus according to claim 5, when the roof surface divided by the second reference line is small, only the complicated portion of the roof surface is limited by limiting the second reference line. Since it is more efficient to divide the entire roof surface up and down than to divide the roof surface vertically, the length of the second reference line is compared with a predetermined comparison value. Only when the length of the second reference line is longer, the second reference line limiting means for the valley corners can limit the second reference line.
[0100]
According to the roof allocation reference line creation device according to claim 6, the second reference line limiting means for valley corners intersects the second reference line and the extension line of the ridge line indicating the roof ridge. By limiting the second reference line, the roof surface is divided into a part closer to the reference point than the extended line of the ridge line and a part opposite to the reference point, and the ridge having a complicated shape on the roof surface The roof panel is arranged by dividing the part on the reference point side of the extension line of the line vertically by the second reference line, and the part on the opposite side of the reference point is assigned to the roof panel as a normal roof surface. Can do.
Therefore, when the roof surface is divided into upper and lower parts by the second reference line, it is possible to prevent a plurality of small roof panels from being arranged in the upper part of the roof surface. In addition, the manufacturing cost of the house can be reduced.
[0101]
According to the reference line creation device for roof allocation according to claim 7, the values indicating the shape of the roof and the values indicating the positions of the lines created by the means on the plan view are the reference length units. Therefore, it is possible to easily standardize roof panels and beams and to easily assign roof panels.
According to the roof allocation reference line creation device according to claim 8, in the roof stored in the shape memory means, the inclination angle of each roof surface is substantially the same, in the roof of a complex shape, The roof panel can be easily assigned on the plan view, and the roof strength can be easily set.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram for explaining a basic configuration of a roof layout reference line creation device of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a roof beam for explaining a roof allocation reference line creating apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view showing a roof for explaining the reference line creating apparatus for roof allocation according to the embodiment.
FIG. 4 is a plan view showing a roof beam for explaining the roof allocation reference line creation device.
FIG. 5 is a side view of a roof beam for explaining the roof allocation reference line creation device of the embodiment.
FIG. 6 is a side view of a B beam for explaining the roof allocation reference line creation device.
FIG. 7 is a side view of a climbing beam for explaining the roof allocation reference line creation device.
FIG. 8 is a block diagram showing a basic configuration of the roof allocation reference line creation device.
FIG. 9 is a plan view showing a roof for explaining the roof allocation reference line creating apparatus.
FIG. 10 is a plan view showing a roof for explaining the roof allocation reference line creating apparatus.
FIG. 11 is a chart showing a data table for explaining the roof allocation reference line creating apparatus.
FIG. 12 is a cross-sectional view of a roof panel assigned to a roof for explaining the reference line creation device for roof assignment.
FIG. 13 is a plan view showing a roof for explaining the roof allocation reference line creating apparatus.
FIG. 14 is a plan view showing a roof for explaining the roof allocation reference line creating apparatus;
FIG. 15 is a cross-sectional view of the eaves of the roof for explaining the roof allocation reference line creation device.
FIG. 16 is a flowchart for explaining the roof allocation reference line creation apparatus;
FIG. 17 is a plan view showing a roof surface for explaining the reference line creation device for roof allocation.
FIG. 18 is a plan view showing a roof surface for explaining the roof allocation reference line creation device.
FIG. 19 is a flowchart for explaining the roof allocation reference line creation apparatus;
FIG. 20 is a plan view showing a roof for explaining the roof allocation reference line creation device.
FIG. 21 is a plan view showing a roof for explaining the roof allocation reference line creating apparatus;
FIG. 22 is a plan view showing a roof for explaining the roof allocation reference line creating apparatus.
FIG. 23 is a plan view showing a roof surface for explaining the roof allocation reference line creation device.
FIG. 24 is a plan view showing a roof surface for explaining the roof allocation reference line creation device.
FIG. 25 is a plan view showing a roof surface for explaining the roof allocation reference line creation device.
FIG. 26 is a plan view showing a roof surface for explaining the roof allocation reference line creation device.
FIG. 27 is a plan view showing a roof surface for explaining the roof allocation reference line creation device;
FIG. 28 is a chart showing a data table for explaining the roof allocation reference line creating apparatus.
FIG. 29 is a plan view showing a roof beam for explaining the roof allocation reference line creation device.
FIG. 30 is a plan view showing a roof for explaining the roof allocation reference line creating apparatus.
FIG. 31 is a plan view showing a roof surface for explaining the roof allocation reference line creation device.
FIG. 32 is a plan view showing a roof surface for explaining the roof allocation reference line creation device.
FIG. 33 is a plan view showing a roof surface for explaining the reference line creation device for roof allocation.
FIG. 34 is a plan view showing a roof surface for explaining the roof allocation reference line creation device.
FIG. 35 is a plan view showing a roof surface for explaining the roof allocation reference line creating apparatus.
FIG. 36 is a perspective view showing a roof for explaining a problem to be solved by the invention.
[Explanation of symbols]
H hut beam
P Roof panel
10 Roof on the floor plan
14 Roof surface
31 Arithmetic processor (first reference line creating means b, reference point recognizing means c, second reference line creating means d, auxiliary point recognizing means e, auxiliary line creating means f, valley corner second reference line limitation Means g, determination means h, second reference line limiting means for corner building i)
32 Auxiliary storage device (shape storage means a)
40 roof
41 Roof
43 Perimeter of roof
44a Building line
44b Building line
44c Building line extension
45 Corner Building Line
46 Tanisumi Line
49 Relative purlin line (first reference line)
50 candidate purlin line (first reference line)
51 Absolute Purlin Line (second reference line)
52 Reference point
53 Auxiliary points
54 Auxiliary line
55 Roof
56 Roof
57 roof

Claims (8)

複数の屋根パネルを敷き詰めることにより形成され、かつ、複数の傾斜した屋根面から形成される屋根を設計するに際し、設計すべき屋根の屋根面上に上記屋根パネルの位置や上記屋根パネルを支持する梁の位置を決める基準線を作成する屋根割付用基準線作成装置であって、
予め入力された平面図上の屋根の形状を記憶する形状記憶手段と、
上記形状記憶手段に記憶された平面図上の屋根の屋根面に、該屋根面の傾斜方向に沿って屋根パネルの強度に対応した間隔をあけるとともに上記傾斜方向に対して直角に配置され、かつ、少なくとも上記傾斜方向に直角な梁の位置を示す第１の基準線を作成する第１の基準線作成手段と、
上記形状記憶手段に記憶された平面図上の屋根において、二つの屋根面が谷状に接合された谷隅を示す谷隅線と、上記屋根の棟を示す棟線との交点がある場合に、該交点を基準点として認識する基準点認識手段と、
上記基準点認識手段により認識された基準点に接するとともに該基準点より上方の部分を有する屋根面において、該屋根面の傾斜方向と直角に配置されるとともに上記基準点を含み、かつ、屋根パネルの上下の接合部及び該接合部に配置される梁の位置を示す第２の基準線を作成する第２の基準線作成手段とを具備してなることを特徴とする屋根割付用基準線作成装置。When designing a roof formed by laying a plurality of roof panels and formed from a plurality of inclined roof surfaces, the position of the roof panel and the roof panel are supported on the roof surface of the roof to be designed. A reference line creation device for roof assignment that creates a reference line that determines the position of a beam,
Shape storage means for storing the roof shape on the plan view inputted in advance;
The roof surface of the roof on the plan view stored in the shape memory means is spaced apart from the roof surface along the inclination direction of the roof surface and corresponding to the strength of the roof panel, and is disposed perpendicular to the inclination direction; First reference line creating means for creating a first reference line indicating the position of the beam at least perpendicular to the tilt direction;
In the roof on the plan view stored in the shape memory means, when there is an intersection of a valley corner line indicating a valley corner where two roof surfaces are joined in a valley shape and a ridge line indicating the roof ridge. , A reference point recognition means for recognizing the intersection as a reference point;
A roof surface that is in contact with the reference point recognized by the reference point recognition means and has a portion above the reference point, is disposed perpendicular to the inclination direction of the roof surface, includes the reference point, and a roof panel And a second reference line creating means for creating a second reference line indicating the position of the beam arranged at the upper and lower joints and the beam arranged at the joint. apparatus. 上記基準点認識手段が、上記形状記憶手段に記憶された平面図上の屋根の二つの上記谷隅線と上記棟線との交点を基準点として認識することを特徴とする請求項１記載の屋根割付用基準線作成装置。The said reference point recognition means recognizes the intersection of the two said valley corner lines of the roof on the top view memorize | stored in the said shape memory means, and the said ridgeline as a reference point, The reference point of Claim 1 characterized by the above-mentioned. A reference line creation device for roof allocation. 上記基準点認識手段が、上記形状記憶手段に記憶された平面図上の屋根の上記谷隅線と上記棟線と二つの屋根面が勾配上で棟状に接合された隅棟を示す隅棟線との交点を基準点として認識することを特徴とする請求項１記載の屋根割付用基準線作成装置。A corner ridge showing the corner ridge of the roof on the plan view stored in the shape memory means, the ridge line of the roof, the ridge line, and the two roof surfaces joined in a ridge shape on the slope. The reference line creation device for roof allocation according to claim 1, wherein an intersection with the line is recognized as a reference point. 上記形状記憶手段に記憶された平面図上の屋根において、上記谷隅線と屋根の外周を示す外周線との交点もしくは上記谷隅線と上記第１の基準線のうちの上記梁の位置を示すとともに上記屋根パネルの上下の接合部の位置を示す第１の基準線との交点を補助点として認識する補助点認識手段と、
上記第２の基準線が作成された屋根面において、上記補助点の位置に対応して上記屋根面の傾斜方向に沿った補助線を作成する補助線作成手段と、
上記第２の基準線を上記基準点から上記補助線と第２の基準線との交点までに限定する谷隅用第２の基準線限定手段とを備えたことを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載の屋根割付用基準線作成装置。In the roof on the plan view stored in the shape storage means, the intersection of the valley corner line and the outer peripheral line indicating the outer periphery of the roof or the position of the beam of the valley corner line and the first reference line Auxiliary point recognizing means for recognizing as an auxiliary point an intersection with the first reference line indicating the position of the upper and lower joints of the roof panel;
In the roof surface on which the second reference line is created, auxiliary line creating means for creating an auxiliary line along the inclination direction of the roof surface corresponding to the position of the auxiliary point;
2. A second reference line limiting means for valley corners for limiting the second reference line from the reference point to the intersection of the auxiliary line and the second reference line. 4. The reference line creation device for roof allocation according to any one of 3. 上記第２の基準線の長さと予め決められた比較値とを比較して、上記屋根面内の第２の基準線の長さが比較値より長いかどうか判定する判定手段を有し、上記判定手段が、第２の基準線の長さが比較値より長いと判断した場合に、上記補助点認識手段が補助点を認識し、上記補助線作成手段が補助線を作成し、上記谷隅用第２の基準線限定手段が第２の基準線を限定することを特徴とする請求項４に記載の屋根割付用基準線作成装置。A determination unit that compares the length of the second reference line with a predetermined comparison value to determine whether the length of the second reference line in the roof surface is longer than the comparison value; When the determination unit determines that the length of the second reference line is longer than the comparison value, the auxiliary point recognition unit recognizes the auxiliary point, the auxiliary line generation unit generates the auxiliary line, and the valley corner The roof reference line creation device according to claim 4, wherein the second reference line limiting means limits the second reference line. 上記形状記憶手段に記憶された平面図上の屋根において、上記第２の基準線と上記屋根の棟を示す棟線の延長線が交差する場合に、上記第２の基準線を上記基準点から該第２の基準線と上記延長線との交点までに限定する隅棟用第２の基準線限定手段を備えたことを特徴とする請求項３記載の屋根割付用基準線作成装置。In the roof on the plan view stored in the shape memory means, when the second reference line and the extension line of the ridge line indicating the roof ridge intersect, the second reference line is taken from the reference point. 4. The roof allocating reference line creating apparatus according to claim 3, further comprising corner building second reference line limiting means for limiting to the intersection of the second reference line and the extension line. 上記形状記憶手段に記憶された平面図上の屋根は、該屋根の形状を示す各値が基準長さ単位の整数倍にされるとともに、各手段により平面図上に作成される線の位置を示す値は、上記基準長さ単位の整数倍とされていることを特徴とする請求項１ないし６のいずれかに記載の屋根割付用基準線作成装置。The roof on the plan view stored in the shape storage means is configured such that each value indicating the shape of the roof is an integral multiple of the reference length unit, and the position of the line created on the plan view by each means is determined. The roof allocation reference line creation device according to any one of claims 1 to 6, wherein the value shown is an integral multiple of the reference length unit. 形状記憶手段に記憶された屋根は、該屋根を構成する各屋根面の傾斜角度が略同一であることを特徴とする請求項１ないし７のいずれかに記載の屋根割付用基準線作成装置。8. The roof allocating reference line creating apparatus according to claim 1, wherein the roof stored in the shape memory means has substantially the same inclination angle of each roof surface constituting the roof.
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