JP3621325B2 - 角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置 - Google Patents

角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検体に光ビームを照射し、その被検体の表面もしくは内部から反射した光を利用して、その被検体表面の平坦さもしくは内部の層構造の光画像計測を行う角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
物体の表面の平坦さ(または粗さ)を無接触で測定する方法として光干渉法によるプロフィロメトリー(profilometry)が知られている。
【0003】
図9にその測定原理を示す。
【0004】
この図において、101は光源、102,103はレンズ、104は半透明鏡、105は被検体、106は反射鏡(スキャン可能)、107は光検出器である。
【0005】
図9に示すように、例えばマイケルソン干渉計において、反射鏡106と被検体105から反射され、光検出器107に到達する光波を共に平面波とすると、光検出器107からはidc=(1/2)(E +E )の直流成分の他に、光路長差2Δl=2(l−l)を正弦関数の変数とする光干渉の項i=Ecos(2πΔl/λ)〔iは波形バー付き〕に比例する光電流が得られる。ただし、EとEはそれぞれ両光波の振幅、λは光波長である。従って、光干渉信号の位相を検出することによって、サブ波長オーダーの光路長差を測定することができる。
【0006】
図9の干渉計において、光源にコヒーレント長(可干渉距離)の長いレーザ光を使用する場合、反射鏡の位置をスキャンすれば光干渉信号は光路長差に応じて周期的に変化する。そこで、正弦関数の周期性から、絶対値測定での最大距離は光波長の半分、すなわちλ/2に等しいことが明白である。言いかえれば、測定範囲に光波長以上の起伏があれば、レーザ光を用いたプロフィロメトリーの測距量にλ/2の倍数に相当する曖昧さが存在する。この曖昧さを改善する方法として、2つの波長(λとλ)のレーザ光を用いた光ヘテロダインプロフィロメトリー法が報告されている〔例えば、A.F.Fercher、H.Z.Hu、U.Vry、“Applied Optics”、Vol.24、2181(1985)参照〕。これは光干渉における実効波長をΛ=λλ/|λ−λ|に伸ばす方法であり、距離の絶対値測定範囲を波長の十数倍程度に拡大することができる。
【0007】
一方、広帯域なスペクトル幅を持つ光源の時間領域の低コヒーレンス性(空間領域で短い可干渉距離とも表現する)に着目して、光干渉信号は信号光と参照光の光路長差が光源のコヒーレント長l以内である時にのみ得られるプロフィロメトリー法が提案されている〔例えば、B.S.Lee、T.C.Strand、“Applied Optics”、Vol.29、3784(1990)参照〕。例えば、市販品で中心波長λ=800nm、波長半値幅Δλ=30nmのスーパールミネセントダイオード(SLD)を例とすると、l≒λ/Δλ=21μmとなり、可干渉距離がレーザー光に比べて極めて短いことが分かる。
【0008】
互いの距離差(または段差)が波長以上である2つの測定点AとBに対して得られる低コヒーレント干渉信号のそれぞれを図10のグラフAとグラフBに示す。このように、低コヒーレント干渉法を用いたプロフィロメトリーは干渉縞の包絡線のピーク値を検出することによって絶対値の距離測定を行うことができる。
【0009】
他方、空間干渉の原理を低コヒーレント干渉法に応用して、参照光路上の反射鏡をスキャンすることなしに干渉縞が得られる軸外し干渉計が考案されている〔例えば、M.−L.Junttila、J.Kauppinen、E.Ikonen、“Journal of Optical Society of America A”、Vol.8、1457(1991)に参照〕。
【0010】
図11に示すように、平面波の信号光eと平面波の参照光eが検出面の中心位置Oに対しそれぞれ左側と右側から検出面へ入射するとすると、検出面におけるeとeは以下のように表される。
【0011】
【数1】
Figure 0003621325
【0012】
【数2】
Figure 0003621325
【0013】
但し、EとEはそれぞれ参照光と信号光の振幅、fは光周波数、φ(x)は位相である。そこで、検出面で検出される光強度は次のように計算される。
【0014】
【数3】
Figure 0003621325
【0015】
この式(3)より光干渉の項は、
【0016】
【数4】
Figure 0003621325
【0017】
と求められる。ただし、Δφは両光波間の光路長差ΔLによる位相差、cは光の速度である。
【0018】
図11から、検出面上のある検出点Cから参照光波の等位相面BB′までの距離CE(上バー付き)と、同C点から信号光波の等位相面AA′までの距離CD(上バー付き)との間の光路長差が次のように与えられる。
【0019】
【数5】
Figure 0003621325
【0020】
ただし、θは光の入射角である。そこで、参照光波が等位相面BB′までの伝搬距離と、信号光波が等位相面AA′までの伝搬距離との間の差をΔlとすると、任意の検出点における両光波間の光路長差ΔLは、上記式(5)から
【0021】
【数6】
Figure 0003621325
【0022】
と与えられる。この式(6)を前記式(4)に代入すると、
【0023】
【数7】
Figure 0003621325
【0024】
になる。スペクトル広がりをもつ光源の場合、この式(7)を光源の周波数分布について積分すればよく、ここでは計算の便宜上、光源の周波数分布関数を中心f、幅2δfの‘top−hat’型とする。
【0025】
【数8】
Figure 0003621325
【0026】
この式(8)は周期λ/(2sinθ)(λ=c/fは中心波長)の正弦関数で変調されたsinc関数を表わし、sinc関数のピーク(Δl−2xsinθ=0)が光路長差Δlに対応している。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
被検体表面の起伏は波長オーダーの場合、図9の同軸、または図11の軸外し低コヒーレント干渉法の何れも干渉縞の位相検出に難点がある。これを説明するために、互いの段差が約一波長に等しい測定点AとBに対して得られる低コヒーレント光干渉信号をそれぞれ図12のグラフAとグラフBに示す。これより察知できるように、光源のコヒーレント長は通常波長より十数倍以上長いため、干渉縞の位相検出には依然πの倍数に相当する曖昧さが残っていると考えられる。
【0028】
一方、干渉縞の位相検出ではなく、その包絡線のピーク値を精確に検出することにより絶対値の距離測定を行うことが可能である。しかしながら、検出した干渉縞からその包絡線を求めることは通常フーリェ変換などのデータ演算処理を要し、プロフィロメトリー計測の実用上煩瑣であると言える。
【0029】
さらに、従来の空間干渉法はプロフィロメトリー計測への応用に難点があると言える。空間干渉の縞間隔は上記した式(8)で与えられるようにλ/(2sinθ)であり、波長オーダーである。理論上、入射角θを小さくして干渉縞の間隔を広げることができるが、検出面上干渉縞の包絡線のピーク位置はx=Δl/(2sinθ)で与えられていることから、光ビーム及び光センサアレイのサイズによる制限がある。従って、干渉縞の間隔は通常光波長オーダーであると考えられる。それを検出するために、ナイキスト(Nyquist)のサンプリング原理から分解能(もしくは検出素子のサイズ)δx=λ/(4sinθ)以上のセンサアレイが必要である。例えば、λ=800nm、θ=30とすると、δx=400nmと算出され、極めて高い空間分解能が要求されることが明白である。
【0030】
本発明は、上記事情に鑑み、低コヒーレント空間干渉法によるプロフィロメトリー計測を、高速でかつ有効に行うことのできる角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置において、広いスペクトル幅をもつ光ビームを出射する光源と、この光源から出射された光ビームを、被検体が配置される被検体配置位置を経由する信号光と、前記被検体配置位置を経由する光路とは異なる光路を経由する参照光とに二分するとともに、戦記被検体配置位置を経由した後の信号光と、前記異なる光路を経由した参照光を空間的に交差させることにより、互いに重畳する面上において干渉光を生成する干渉光学系と、この干渉光学系が、前記干渉光を受光するために、信号光の周波数と前記参照光の周波数を相対的にシフトさせる周波数シフタを備え、さらに、前記信号光と前記参照光が重畳する面上に角分散素子を配置して、この角分散素子を透過もしくは反射する前記信号光および前記参照光を検出面上にて結像する光学結像系と、この光学結像系で結像した干渉光をヘテロダイン検出する光センサと、この光センサが、空間的に配列され、それぞれが独立に受光信号を得る複数の受光素子を有するものであり、前記光センサで得られた複数の受光信号を統合して前記被検体配置位置に配置された被検体の表面もしくは内部層の、前記信号光の伝搬経路上の各関心点に対応する信号を生成する信号処理系とを具備することを特徴とする。
【0032】
〔2〕上記〔1〕記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置において、前記角分散素子が回折格子であり、この回折格子によって1次回折されて出射する前記信号光の中心波長成分と前記参照光の中心波長成分がともに零度に近い出射角をもつことを特徴とする。
【0033】
〔3〕上記〔1〕記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置において、前記信号処理系が、光ヘテロダイン信号の振幅のみを検出することを特徴とする。
【0034】
〔4〕上記〔1〕記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置において、前記信号処理系が、前記光ヘテロダイン信号振幅の最大値に対応する前記センサ上の検出位置を求めるために微分法を用いることを特徴とする。
【0035】
〔5〕上記〔1〕記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置において、前記干渉光学系が前記被検体へ入射する光ビームをこの光ビームの入射方向と垂直な横方向上線状に絞るために円柱レンズを用い、さらに、この円柱レンズを用いて前記被検体を経由した信号光を集光することを特徴とする。
【0036】
〔6〕上記〔5〕記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置において、前記光センサが、空間的に二次元配列され、それぞれが独立に受光信号を得る複数の受光素子を有するものであり、前記光センサの一方向上で得られた複数の受光信号を統合して前記信号光の伝搬方向上の各関心点に対応する信号を生成するとともに、前記光センサの他の一方向上で得られた複数の受光信号を総合して、前記信号光の伝搬方向と垂直な横方向上の各関心点に対応する信号を生成し、さらに、横方向上の各関心点に対応する信号間の相関関数を算出することにより各関心点間の距離差を求める信号処理部を具備することを特徴とする。
【0037】
〔7〕上記〔1〕記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置において、前記干渉光学系が、被検体への入射光の偏光方向を制御する偏光素子を備えることを特徴とする。
【0038】
〔8〕上記〔1〕記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置において、前記光源が、可干渉距離100μm以下のスーパールミネセントダイオードであることを特徴とする。
【0039】
〔9〕上記〔1〕記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置において、前記光源が、可干渉距離50μm以下の発光ダイオードであることを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0041】
本発明は、光ヘテロダイン検出法を用いることにより、上記光干渉縞の包絡線のみを検出する。さらに、本発明は空間干渉測定における光ヘテロダイン検出の効率を高めるために、角分散素子例えば回折格子による結像方法を用いている。
【0042】
図1は本発明の原理を示す角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置の構成図である。
【0043】
この図において、1は低コヒーレンス光源、2,3,6,12,14はレンズ、4は第1のビームスプリッタBS1、5は第2のビームスプリッタBS2、7は被検体、8は周波数シフタ、9は直角プリズム、10はミラー、11は回折格子、13は開口、15は光センサアレイである。
【0044】
図1に示すように、スペクトル幅をもつ低コヒーレンス光源1から出射した光ビームはレンズ2,3によってビーム径の拡大した平行ビームに変換される。その平行ビームを第1のビームスプリッタ4で信号光と参照光に二分する。参照光と分かれた信号光の一部は第2のビームスプリッタ5を通過して、レンズ6によって被検体7の表面へ収束されて入射する。その被検体7から反射してくる信号光は再びレンズ6によって集光され、第2のビームスプリッタ5へ伝送される。第2のビームスプリッタ5によって一部反射される信号光は入射角θで回折格子11へ入射する。
【0045】
一方、参照光は周波数シフタ8、例えば光音響変調器(AOM)からΔfの周波数シフトを受けて、直角プリズム9によって全反射され、ミラー10へ伝送される。ミラー10によって反射される参照光は、信号光とは反対の側から回折格子11へ入射する。ただし、その入射角度は信号光と同じく入射角θである。図1に示すように、参照光と信号光が回折格子11の面上において互いに重畳する。 周知のように、光ヘテロダイン検出効率は、参照光波と信号光波の波面不整合によって顕著に低下する。これはいわゆる光ヘテロダイン検出のアンテナ特性であり〔例えば、A.E.Siegman、“Applied Optics”、Vol.5、1588(1966)参照〕、検出器の面積分により空間周波数をもつ干渉光が平均されてしまうと理解できる。この観点から、上記のような高い空間周波数(狭い干渉縞間隔とも表現する)の干渉測定にヘテロダイン検出法を応用することは大変不利であると言える。従来の光ヘテロダイン干渉計では、図1に示す第2のビームスプリッタ5から反射される信号光とミラー10から反射される参照光を回折格子11を用いて合波させ、単一検出器で位相面を揃えた両光波をヘテロダイン検出する〔例えば、吉沢徹、瀬田勝男、“光ヘテロダイン技術”、新技術コミュニケーションズ出版(1994)参照〕。しかし、このような波面整合方法は同軸光学の原理に過ぎず、空間周波数の情報が失われることになる。
【0046】
そこで、本発明は、次のような機構を干渉計に備えることにより、従来の光ヘテロダイン干渉計と異なる特徴をもつ光空間干渉プロフィロメトリー装置を提供するようにしたものである。
【0047】
ここでは、回折格子によって回折されて出射する信号光及び参照光を結像レンズ系で検出面にて結像させる。
【0048】
さらに、本発明は検出面に配置される光センサとして、一次元ないし二次元に受光素子を配列される光センサレアイ15を使用し、その光センサアレイ15から得られる出力のうち、周波数Δfのヘテロダイン信号の振幅を検出することによって干渉光強度の空間分布を測定するようにしたものである。
【0049】
以下、本発明による光ヘテロダインプロフィロメトリー測定の原理を説明する。
【0050】
図2は、図1に角分散素子として例えば透過型回折格子を用いた場合、その回折光に起きる角分散を示すものである。格子定数dの回折格子がx軸上に配置され、その法線がy方向と平行するとすると、入射角θの光ビームに対して回折格子からの1次回折光の出射角βは、回折格子方程式より
【0051】
【数9】
Figure 0003621325
【0052】
と与えられ、その角分散をこの式(9)より次のように近似できる。
【0053】
【数10】
Figure 0003621325
【0054】
図2において、ある出射点Aから入射光波の等位相面OKまでの距離をAK(上バー付き)とし、また中心点Oから回折光波の等位相面LAまでの距離OL(上バー付き)をとすると、両者の間の距離差がAK−OL≒OA(sinβ+Δβ)〔AK,OL,OAともに上バー付き)であることから、回折格子の角分散による回折光の位相差Δφは次のように算出される。ただしβは中心波長λにおける回折角である。
【0055】
【数11】
Figure 0003621325
【0056】
そこで、本発明は図3に示す光学結像系を用いることを特徴とする。
【0057】
図3では、焦点距離fのレンズ12のフーリェ面に開口13を配置することにより、回折格子11からのゼロ次回折光並び2次以上の高次回折光を除去し、信号光及び参照光の1次回折光のみを光センサアレイ15の面上に結像する。
【0058】
さらに、信号光波eと参照光波eはそれぞれ左右の両側から回折格子11に入射することから、回折格子11の出射面における参照光の1次回折光と信号光の1次回折光との間の位相差Δφを次のように察知できる。ただし、Δω=2πΔfは両光波間の角周波数差である。
【0059】
【数12】
Figure 0003621325
【0060】
ここで、Δlは、参照光波が等位相面EDまでの伝搬距離と、信号光波が等位相面CDまでの伝搬距離との間の差であって、本発明では、例えば図1での直角プリズム9の配置位置を参照光波の入射方向上にスキャンすることにより、被検体7の表面のある基準点から反射してきた信号光に対してΔl=0になるように設置することが可能である。
【0061】
一方、図3に示す光学結像の倍率はM=f/fであり、回折格子11の出射面上、例えばA点(座標:x)から出射する光は光センサアレイ15が配置される検出面上のA′点(座標:−Mx)に結像される。従って、検出面に結像する参照光と信号光との間の位相差は上記した式(12)より次のように与えられる。
【0062】
【数13】
Figure 0003621325
【0063】
ただし、f=c/λである。前記式(3)と同様に、検出面で検出される光強度は次のように計算される。
【0064】
【数14】
Figure 0003621325
【0065】
上記した式(13)と式(14)より光干渉の項は、
【0066】
【数15】
Figure 0003621325
【0067】
と求められる。スペクトル広がりをもつ光源の場合、この式(15)を光源の周波数分布について積分すればよく、ここでは計算の便宜上光源の周波数分布関数を中心f、幅2δfの‘top−hat’型とすると、
【0068】
【数16】
Figure 0003621325
【0069】
この式(16)は周波数Δf=Δω/2πの正弦関数で変調されているsinc関数を表わし、前記式(8)と同様に光路長差Δlに対応して
【0070】
【数17】
Figure 0003621325
【0071】
の位置でsinc関数のそのピークが検出される。しかし、その正弦関数の位相は周期Mλ/(2sinβ)の空間分布をもち、上記した式(8)で与えられている周期〔=λ/(2sinθ)〕とは根本的に異なる。
【0072】
すなわち、本発明は従来の空間光干渉法で光波の入射角度で決められていた干渉縞の周期を、適切な回折角βを選ぶことにより自由に変化できる一方で、光路長差Δlに対応した干渉縞のピーク値を従来の空間光干渉法と同様に入射角度θで定められる位置で検出できることに特徴がある。
【0073】
この特徴により、本発明は空間干渉縞の周期を広げることで前記空間分解能の難点を解決することが可能である。ここで数値例として、λ=850nm、θ=30、またM=1とすると、本発明は、例えば600本/mm(d=1.67μm)の回折格子を用いてβ≒1°にすることにより、従来λ/(2sinθ)=0.85μmの干渉縞周期をMλ/(2sinβ)=47μmに広げることができる。また、光学倍率Mを上げることにより、干渉縞の周期をさらに広げることも容易である。
【0074】
さらに、本発明は干渉縞の周期を自由に広げることによって、光ヘテロダイン検出効率を改善することを特徴とする。以下にその原理を説明する。
【0075】
光ヘテロダイン検出の効率ζと波面整合の関係は次のようなsinc関数で表わされる〔例えば、A.Vanderlugt,“Optical Signal Processing”、John Wiley & Sons Inc.出版(1992)参照〕。
【0076】
【数18】
Figure 0003621325
【0077】
ただし、Dは検出器の大きさ(幅)、α=φ/λは空間周波数、φは参照光と信号光間の交差角度である。従来の空間干渉法ではφ=2θであるのに対して、本発明は上記の角分散結像原理からφ=2βとなる。従って、適切な回折格子条件を揃えてβをゼロもしくはゼロに近づけることによって、上記した式(18)で与えられるsinc関数の値を1もしくは1近くにすることは可能である。
【0078】
本発明によれば、光センサアレイ15の各検出素子から得られる光電流を例えばバンドパスフィルタと整流器などからなる信号処理系を通して中間周波数Δωのヘテロダイン信号成分の振幅のみを検出すると、上記した式(16)より
【0079】
【数19】
Figure 0003621325
【0080】
が得られる。この式(19)は干渉縞の包絡線に比例していることが明白である。
【0081】
従って、本発明は光ヘテロダイン法を用いて空間干渉縞の包絡線のみを検出し、その包絡線のピーク値を直接読み取ることにより、上記した式(17)の対応関係から信号光と参照光との間の光路長差を求めるができる。このことは、検出した光干渉の演算処理により干渉縞の包絡線を求める従来の空間干渉測定と根本的に異なる。
【0082】
【実施例1】
図4は、本発明による図1の光計測装置に低コヒーレンス光源として連続出力のSLDを用いた実施例を示す。
【0083】
この図において、21は低コヒーレンス光源、22,23,32,34はレンズ、24は第1のビームスプリッタBS1、25は第2のビームスプリッタBS2、26は円柱レンズ、27は被検体、28は周波数シフタ、29は直角プリズム、30はミラー、31は回折格子、33は開口、35は2次元光センサアレイである。
【0084】
市販されている近赤外域SLDの場合、コヒーレント長l≒30μm、また発光ダイオード(LED)の場合、l≒10μm程度である。
【0085】
さらに、図4の実施例は、本発明による図1の信号光の送信及び受信用レンズ6の代わりに円柱レンズ26を用いることにより、下記のような二次元光断層画像計測を可能にすることを特徴とする。
【0086】
参照光と分かれた信号光は円柱レンズ26によって、被検体27へ入射される。円柱レンズ26は光波を一方向だけに収束するので、被検体27へ入射する信号光は図4に示すように光伝搬方向(x)と垂直する横方向(y)上に線状に絞られる。被検体27から反射してくる信号光は再び円柱レンズ26によって集光される。その集光された光波は円柱レンズ26の一方向のみの発散性質により平行ビームに変換され、第2のビームスプリッタ25へ伝送される。
【0087】
検出面上に結像される干渉光は二次元光センサアレイ35によって検出される。そのx方向上で検出される光信号は本発明による測定原理から被検体27の起伏(または深さ)情報に対応していることが明白である。
【0088】
一方、図4に示すように2次元光センサアレイ35のy方向は信号光の横方向(y)に位置対応している。従って、本実施例は被検体27への入射光を線状に絞り、また干渉光を二次元光センサアレイ35で検出することにより、被検体27に関する深さ並びに横方向の情報を同時に取得することができる。すなわち、x−y面上の二次元プロフィールを実時間で計測できることになる。
【0089】
【実施例2】
図5に、図4の実施例で得られる2次元アレイ信号から被検体表面プロフィルーを求める方法の一例を示す。アレイ信号を相関関数演算器36に入力して各チャンネル間の相関関数を取ることにより、例えば上記した式(19)で与えられる信号の空間分布関数から2つの測定点間の距離差(または段差)を算出することが可能である。図4の実施例では、2次元測定が実時間で行われているため、干渉系の不安定やゆらぎなどによるアレイ信号間の相対的な安定性への影響は従来のy方向走査方式と比べて格段に改善され、アレイ信号の相関関数からサブ波長オーダーの光路長差を求めることが可能であると考えられる。
【0090】
また、各信号波形を微分することにより、各ピーク値を算出し、その差を計算して、同様にサブ波長オーダーの光路長差を測定できる。
【0091】
【実施例3】
図6は、本発明による図1の光計測装置にビームスプリッタBSとして広帯域偏光ビームスプリッタPBSを用いた実施例である。
【0092】
図6において、41は低コヒーレンス光源、42,43,47,53,55はレンズ、44は第1の広帯域偏光ビームスプリッタPBS1、45は第2の広帯域偏光ビームスプリッタPBS2、46は1/4波長板、48は被検体、49は周波数シフタ、50は直角プリズム、51はミラー、52は回折格子、54は開口、56は光センサアレイである。
【0093】
図6に示すように、低コヒーレンス光源41例えばSLDとLEDからの出力光は一般的に無偏光で、すなわち特定の偏光方向をもたないものである。図6では、第1の広帯域偏光ビームスプリッタ44が入射光のS偏光成分を90°反射して参照光とし、またその入射光のP偏光成分を通過させて信号光とする。参照光と分かれた信号光は1/4波長板46を通過して円偏光に変換され、さらにレンズ47によって収束されて被検体48へ入射する。被検体48から反射してきた円偏光の信号光は再び1/4波長板46を通過することによりS偏光の直線偏光に変換される。第2の広帯域偏光ビームスプリッタ45はS偏光の信号光を90°反射して回折格子52へ伝送する。このように、回折格子52の面上にて重畳される信号光および参照光はともにS偏光である。
【0094】
本実施例は、広帯域偏光ビームスプリッタ及び波長板を用いることにより、被検体への入射光の偏光方向を制御できることが特徴である。
【0095】
【実施例4】
本発明によれば、透過型の角分散素子のみならず、反射型の角分散素子も光画像計測に利用できることが明白である。
【0096】
図7は、反射型回折格子を用いた本発明の実施例である。
【0097】
この図において、61は反射型回折格子、62はレンズ、63は光センサアレイである。
【0098】
図7に示すように、反射型回折格子61によって一次回折される信号光及び参照光は、焦点距離fのレンズ62によって検出面上に結像される。その検出面には干渉光を検出する光センサアレイ63が配置されている。
【0099】
図7の実施例は、回折効率の高い反射型回折格子を利用できることが特徴である。
【0100】
【実施例5】
本発明は被検体の表面のみならず、その内部の層構造の測定に応用できることが明白である。図8にそのような応用例を示す。
【0101】
図8において、中央に被検体71があり、両側に第1の層72と第2の層73を有している。
【0102】
特に、各層72,73内屈折率の分布が均一、または均一に近い場合、本発明は波長オーダーの分解能で各層のプロフィールを計測することが可能である。
【0103】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0104】
【発明の効果】
以上、詳細に述べたように、本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。
【0105】
(A)低コヒーレント空間干渉法によるプロフィロメトリー計測を高速でかつ有効に行うことができる。
【0106】
(B)光ヘテロダイン検出法を用いることにより、光干渉縞の包絡線のみを検出できる。さらに、空間干渉測定における光ヘテロダイン検出の効率を高めるために、角分散素子例えば回折格子による結像方法を用いることができる。
【0107】
また、一次元ないし二次元に受光素子を配列される光センサレアイを使用し、その光センサアレイから得られる出力のうち、周波数Δfのヘテロダイン信号の振幅を検出することによって干渉光強度の空間分布を測定することができる。
【0108】
(C)被検体への入射光を線状に絞り、また干渉光を二次元光センサアレイで検出することにより、被検体に関する深さ並びに横方向の情報を同時に取得することができる。すなわち、x−y面上の二次元プロフィールを実時間で計測することができる。
【0109】
(D)干渉系の不安定やゆらぎなどによるアレイ信号間の相対的な安定性への影響は従来のy方向走査方式と比べて格段に改善され、アレイ信号の相関関数からサブ波長オーダーの光路長差を求めることが可能である。
【0110】
また、各信号波形を微分することにより、各ピーク値を算出し、その差を計算して、同様にサブ波長オーダーの光路長差を測定できる。
【0111】
(E)広帯域偏光ビームスプリッタ及び波長板を用いることにより、被検体への入射光の偏光方向を制御できる。
【0112】
(F)反射型回折格子によって回折効率の高い光センサアレイによる計測を行うことができる。
【0113】
(G)中央に被検体が位置し、両側に第1の層と第2の層が存在する場合、各層内屈折率の分布が均一、または均一に近い場合、波長オーダーの分解能で各層のプロフィールを計測することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置の構成図である。
【図2】図1に角分散素子として例えば透過型回折格子を用いた場合、その回折光に起きる角分散を示す図である。
【図3】本発明に係る光学結像系の説明図である。
【図4】本発明による図1の光計測装置に低コヒーレンス光源として連続出力のSLDを用いた実施例を示す図である。
【図5】図4の実施例で得られる2次元アレイ信号から被検体表面プロフィルーを求める方法の一例を示す図である。
【図6】本発明による図1の光計測装置にビームスプリッタBSとして広帯域偏光ビームスプリッタPBSを用いた実施例である。
【図7】反射型回折格子を用いた本発明の実施例を示す図である。
【図8】本発明の応用例を示す被検体の説明図である。
【図9】光干渉法によるプロフィロメトリーの測定原理を示す図である。
【図10】互いの距離差(または段差)が波長以上である2つの測定点に対して得られる低コヒーレント干渉信号の様子を示す図である。
【図11】平面波の信号光eと平面波の参照光eが検出面の中心位置Oに対しそれぞれ左側と右側から検出面へ入射する場合の説明図である。
【図12】互いの段差が約一波長に等しい測定点AとBに対して得られる低コヒーレント光干渉信号を示す図である。
【符号の説明】
1,21,41 低コヒーレンス光源
2,3,6,12,14,22,23,32,34,42,43,47,53,55,62 レンズ
4,24 第1のビームスプリッタ4(BS1)
5,25 第2のビームスプリッタ4(BS2)
7,27,48,71 被検体
8,28,49 周波数シフタ
9,29,50 直角プリズム
10,30,51 ミラー
11,31,52 回折格子
13,33,54 開口
15,56,63 光センサアレイ
26 円柱レンズ
35 2次元光センサアレイ
36 相関関数演算器
44 第1の広帯域偏光ビームスプリッタ(PBS1)
45 第2の広帯域偏光ビームスプリッタ(PBS2)
46 1/4波長板
61 反射型回折格子
72 第1の層
73 第2の層

Claims (9)

  1. (a)広いスペクトル幅をもつ光ビームを出射する光源と、
    (b)該光源から出射された光ビームを、被検体が配置される被検体配置位置を経由する信号光と、該被検体配置位置を経由する光路とは異なる光路を経由する参照光とに二分するとともに、前記被検体配置位置を経由した後の信号光と、前記異なる光路を経由した参照光を空間的に交差させることにより、互いに重畳する面上において干渉光を生成する干渉光学系と、
    (c)該干渉光学系が、前記干渉光を受光するために、信号光の周波数と前記参照光の周波数を相対的にシフトさせる周波数シフタを備え、さらに、前記信号光と前記参照光が重畳する面上に角分散素子を配置して、該角分散素子を透過もしくは反射する前記信号光および前記参照光を検出面上にて結像する光学結像系と、
    (d)該光学結像系で結像した干渉光をヘテロダイン検出する光センサと、
    (e)該光センサが、空間的に配列され、それぞれが独立に受光信号を得る複数の受光素子を有するものであり、前記光センサで得られた複数の受光信号を統合して前記被検体配置位置に配置された被検体の表面もしくは内部層の、前記信号光の伝搬経路上の各関心点に対応する信号を生成する信号処理系とを具備することを特徴とする角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置。
  2. 前記角分散素子が回折格子であり、該回折格子によって1次回折されて出射する前記信号光の中心波長成分と前記参照光の中心波長成分がともに零度に近い出射角をもつことを特徴とする請求項1記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置。
  3. 前記信号処理系が、光ヘテロダイン信号の振幅のみを検出することを特徴とする請求項1記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置。
  4. 前記信号処理系が、前記光ヘテロダイン信号振幅の最大値に対応する前記センサ上の検出位置を求めるために微分法を用いることを特徴とする請求項1記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置。
  5. 前記干渉光学系が前記被検体へ入射する光ビームを該光ビームの入射方向と垂直な横方向上線状に絞るために円柱レンズを用い、さらに、該円柱レンズを用いて前記被検体を経由した信号光を集光することを特徴とする請求項1記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置。
  6. 前記光センサが、空間的に二次元配列され、それぞれが独立に受光信号を得る複数の受光素子を有するものであり、前記光センサの一方向上で得られた複数の受光信号を統合して前記信号光の伝搬方向上の各関心点に対応する信号を生成するとともに、前記光センサの他の一方向上で得られた複数の受光信号を総合して、前記信号光の伝搬方向と垂直な横方向上の各関心点に対応する信号を生成し、さらに、横方向上の各関心点に対応する信号間の相関関数を算出することにより各関心点間の距離差を求める信号処理部を具備することを特徴とする請求項5記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置。
  7. 前記干渉光学系が、被検体への入射光の偏光方向を制御する偏光素子を備えることを特徴とする請求項1記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置。
  8. 前記光源が、可干渉距離100μm以下のスーパールミネセントダイオードであることを特徴とする請求項1記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置。
  9. 前記光源が、可干渉距離50μm以下の発光ダイオードであることを特徴とする請求項1記載の角分散光ヘテロダインプロフィロメトリー装置。
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